特許第6254188号(P6254188)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6254188IMSベースのDASHサービスにおいて、プレゼンスサーバによりプレゼンス情報を供給する方法、および、プレゼンスサーバを介してプレゼンス情報を受信するユーザ機器(UE)
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6254188
(24)【登録日】2017年12月8日
(45)【発行日】2017年12月27日
(54)【発明の名称】IMSベースのDASHサービスにおいて、プレゼンスサーバによりプレゼンス情報を供給する方法、および、プレゼンスサーバを介してプレゼンス情報を受信するユーザ機器(UE)
(51)【国際特許分類】
   H04W 4/06 20090101AFI20171218BHJP
   H04M 3/42 20060101ALI20171218BHJP
   H04M 1/00 20060101ALI20171218BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20171218BHJP
   H04W 80/10 20090101ALI20171218BHJP
【FI】
   H04W4/06 150
   H04M3/42 U
   H04M1/00 R
   G06F13/00 540A
   H04W80/10
【請求項の数】18
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2015-549867(P2015-549867)
(86)(22)【出願日】2013年12月26日
(65)【公表番号】特表2016-511557(P2016-511557A)
(43)【公表日】2016年4月14日
(86)【国際出願番号】US2013077745
(87)【国際公開番号】WO2014113197
(87)【国際公開日】20140724
【審査請求日】2015年6月22日
(31)【優先権主張番号】61/753,914
(32)【優先日】2013年1月17日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515140897
【氏名又は名称】インテル アイピー コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】オイマン、オズガー
【審査官】 望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2011/0004942(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0110120(US,A1)
【文献】 国際公開第2012/138895(WO,A1)
【文献】 国際公開第2013/003793(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00−H04W99/00
H04B7/24−H04B7/26
H04M1/00
H04M3/42
G06F13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)ベースのハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)によるダイナミックアダプティブストリーミング(DASH)サービスにおいてプレゼンスサーバによりプレゼンス情報を供給する方法であって、
コンテンツスイッチの前に、前記プレゼンスサーバにおいて、プレゼンティティユーザ機器(UE)を含んだ複数のコンタクトのリストを含む登録メッセージをウォッチャーUEから受信する段階と、
コンテンツスイッチの後に、前記プレゼンスサーバにおいて、前記プレゼンティテEからプレゼンス情報を受信する段階であって、前記プレゼンス情報は、メディアプレゼンテーション記述(MPD)メタデータファイルを含むDASHコンテンツを含む、受信する段階と、
前記DASHコンテンツを発行すべく、前記プレゼンティティUEを認証する段階とを備える方法。
【請求項2】
前記プレゼンティティUEに肯定応答を送信して、前記プレゼンティティUEが前記DASHコンテンツを発行することを認証されたことを示す段階をさらに備える
請求項に記載の方法。
【請求項3】
前記DASHコンテンツは、少なくともDASH属性およびDASHセグメントのうち一つを更に含む
請求項またはに記載の方法。
【請求項4】
前記コンテンツスイッチは、
前記プレゼンティティUEのための、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ファイルフォーマットDASH(3GP−DASH)セッション開始手順、
前記プレゼンティティUEのための、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ダウンロードセッション開始手順、
前記プレゼンティティUEによる、チャネル変更による、3GP−DASHサービスからMBMSダウンロードサービスへのスイッチ、又は
前記プレゼンティティUEによる、チャネル変更による、MBMSダウンロードサービスから3GP−DASHサービスへのスイッチを含む
請求項からのいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記コンテンツスイッチは、
前記プレゼンティティUEによる、HTTP又はユニキャストベースのDASHコンテンツの間のスイッチ、
前記プレゼンティティUEによる、MBMS又は1方向トランスポートベース(FLUTEベース)のDASHコンテンツによるファイル配信の間のスイッチ、
前記プレゼンティティUEによる、HTTP又はユニキャストベースのコンテンツ配信からMBMS又はFLUTEベースのコンテンツ配信へのスイッチ、又は
前記プレゼンティティUEによる、MBMS又はFLUTEベースのコンテンツ配信からHTTP又はユニキャストベースのコンテンツ配信へのスイッチを含む
請求項からのいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記プレゼンス情報を受信する段階は、
セッション開始プロトコル(SIP)又はエクステンシブルマークアップランゲージ(XML)構成アクセスプロトコル(XCAP)を介してプレゼンス情報を受信する段階であって、前記プレゼンス情報は、ジオロケーション、複数のサービス機能、コンテンツ消費、複数のタグライン、又は複数のアバターを含む、受信する段階、
前記プレゼンス情報を格納する段階、
前記プレゼンス情報を発行する段階、又は
前記プレゼンス情報を供給する段階をさらに備える
請求項からのいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記DASHコンテンツを受信すべく、前記ウォッチャーUEを認証する段階と、
前記ウォッチャーUEに肯定応答を送信して、前記ウォッチャーUEが前記DASHコンテンツを受信することを認証されたことを示す段階とをさらに備える
請求項からのいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
通知メッセージをウォッチャーUEへ送信して、前記プレゼンティティUEの前記プレゼンス情報を示す段階、又は
前記ウォッチャーUEへのDASHコンテンツを含む、前記プレゼンス情報を前記ウォッチャーUEへ発行する段階をさらに備える
請求項からのいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記プレゼンス情報を受信する段階は、
前記プレゼンティティUEのパブリックユーザアイデンティティにセットされる送信側ヘッダ及び受信側ヘッダ、プレゼンスイベントパッケージにセットされるイベントヘッダ、アプリケーション/pidf+xmlにセットされるコンテンツタイプ、視聴されるライブテレビ(TV)チャネル又はイベント、ライブコンテンツ情報、現在のTV番組、又はオンデマンドコンテンツを含む発行メッセージを受信する段階をさらに備える
請求項からのいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記プレゼンティティUEは、アンテナ、カメラ、タッチセンシティブディスプレイ画面、スピーカ、マイク、グラフィックスプロセッサ、アプリケーションプロセッサ、内部メモリ、又は不揮発性メモリポートを含む、
請求項1から9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
請求項から10のいずれか1項に記載の方法を実行するように適応されたコンピュータプログラムコード手段を備えるコンピュータプログラム。
【請求項12】
インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)ベースのハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)によるダイナミックアダプティブストリーミング(DASH)サービスにおいてプレゼンスサーバを介してプレゼンス情報を受信するユーザ機器(UE)であって、
コンテンツスイッチの前に、プレゼンティティUEを含んだ複数のコンタクトのリストを含む登録メッセージを前記プレゼンスサーバへ送信し、前記プレゼンティティUEによるコンテンツスイッチの後に前記プレゼンティティUEの前記プレゼンス情報を示す、プレゼンスサーバからの通知メッセージを受信するためのトランシーバと、
前記プレゼンスサーバを介して前記プレゼンティティUEからDASHコンテンツを見るためのプロセッサとを備え、
前記プレゼンス情報は、メディアプレゼンテーション記述(MPD)メタデータファイルを含む前記DASHコンテンツを含む
UE。
【請求項13】
前記DASHコンテンツは、少なくともDASH属性およびDASHセグメントのうち一つを更に含む
請求項12に記載のUE。
【請求項14】
前記コンテンツスイッチは、
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ファイルフォーマットDASH(3GP−DASH)セッション開始手順を開始すること、
マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ダウンロードセッション開始手順を開始すること、
チャネル変更により、3GP−DASHサービスからMBMSダウンロードサービスへスイッチすること、又は
チャネル変更により、MBMSダウンロードサービスから3GP−DASHサービスへスイッチすることを含む
請求項12または13に記載のUE。
【請求項15】
前記コンテンツスイッチは、
HTTP又はユニキャストベースのDASHコンテンツの間でのスイッチ、
MBMS又は1方向トランスポートベース(FLUTEベース)のDASHコンテンツによるファイル配信の間でのスイッチ、
HTTP又はユニキャストベースのコンテンツ配信からMBMS又はFLUTEベースのコンテンツ配信へのスイッチ、又は
MBMS又はFLUTEベースのコンテンツ配信からHTTP又はユニキャストベースのコンテンツ配信へのスイッチを含む
請求項12から14のいずれか1項に記載のUE。
【請求項16】
前記UEはプレゼンティティとして構成され、
前記プロセッサは、DASHセッションの間にコンテンツスイッチを実行するようにさらに構成され、
前記トランシーバは、前記プレゼンスサーバに消費されるコンテンツを含むプレゼンス情報を発行するようにさらに構成され、
前記発行されるコンテンツはDASHコンテンツを含む
請求項12から15のいずれか1項に記載のUE。
【請求項17】
前記UEはプレゼンティティとして構成され、
前記トランシーバは、セッション開始プロトコル(SIP)又はエクステンシブルマークアップランゲージ(XML)構成アクセスプロトコル(XCAP)を介して前記プレゼンス情報を前記プレゼンスサーバへ送信するようにさらに構成され、
前記プレゼンス情報は、ジオロケーション、複数のサービス機能、コンテンツ消費、複数のタグライン、又は複数のアバターを含む
請求項12から16のいずれか1項に記載のUE。
【請求項18】
前記UEは、アンテナ、カメラ、タッチセンシティブディスプレイ画面、スピーカ、マイク、グラフィックスプロセッサ、アプリケーションプロセッサ、内部メモリ、又は不揮発性メモリポートを含む
請求項12から17のいずれか1項に記載のUE。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願本願は、代理人整理番号P53504Zで、2013年1月17日に出願された、米国仮特許出願シリアルNo.61/753,914を参照により、利益を請求し、組み込む。
【背景技術】
【0002】
無線移動通信技術は、ノード(例えば、送信局)と無線デバイス(例えば、モバイルデバイス)との間でデータを送信するために複数の様々な規格およびプロトコルを使用する。いくつかの無線デバイスは、ダウンリンク(DL)送信での直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)およびアップリンク(UL)送信での単一キャリア周波数分割多重アクセス(SC−FDMA)を用いることで通信する。信号送信のために直交周波数分割多重(OFDM)を使用する複数の規格および複数のプロトコルは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)、WiMAX(マイクロ波アクセスのための世界的相互運用)として業界団体に一般に知られている電気電子技術者協会(IEEE)802.16規格(例えば、802.16e、802.16m)、およびWiFiとして業界団体に一般に知られているIEEE802.11規格を含む。
【0003】
複数の3GPP無線アクセスネットワーク(RAN)LTEシステムにおいて、ノードは、Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network(E−UTRAN)ノードB(進化型ノードB、改良型ノードB、eNodeB、またはeNBとしても一般に示される)と、ユーザ機器(UE)として知られる無線デバイスと通信する無線ネットワークコントローラ(RNC)との組み合わせであり得る。ダウンリンク(DL)送信は、ノード(例えば、eNodeB)から無線デバイス(例えば、UE)への通信であり得る。アップリンク(UL)送信は、無線デバイスからノードへの通信であり得る。
【0004】
無線デバイスは、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)ストリーミングのような様々なプロトコルを用いるインターネットビデオのマルチメディア配信を受信するべく用いられることができる。ビデオストリーミングのHTTPベースの配信を提供するためのプロトコルは、HTTP(DASH)によるダイナミックアダプティブストリーミングを含みうる。
【図面の簡単な説明】
【0005】
本開示の複数の特徴および複数の利点は、本開示の複数の特徴を、例示の方法で、共に図示される添付の複数の図面と併用して、以下に示す詳細な説明から明らかになるであろう。
図1】例による、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)によるダイナミックアダプティブストリーミング(DASH)のためのクライアント及び複数のサーバにおけるブロック図を示す。
図2】例による、メディアプレゼンテーション記述(MPD)メタデータファイル構成のブロック図を示す。
図3】例による、プレゼンスサーバを有する、インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)ベースのパケット交換ストリーミングサービス(PSS)及びマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)関数型アーキテクチャのブロック図を示す。
図4】例による、インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)ベースのハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)によるダイナミックアダプティブストリーミング(DASH)サービスにおいて用いられるプレゼンスサーバのメッセージフローチャートの例を示す。
図5】例による、インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)ベースのハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)によるダイナミックアダプティブストリーミング(DASH)サービスにおける、プレゼンティティとして機能するように動作可能なユーザ機器(UE)のコンピュータ回路の機能を示す。
図6】例による、インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)ベースのハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)によるダイナミックアダプティブストリーミング(DASH)サービスにおいてプレゼンスサーバによりプレゼンス情報を供給する方法のフローチャートを示す。
図7】例による、プレゼンスサーバ、ノード(例えばeNB)、及びユーザ機器(UE)の図を示す。
図8】例による、無線デバイス(例えばUE)の図を示す。参照は、複数の例示的な実施形態をこれから説明するのに用いられ、特定の言語は、本仕様書で、同一の説明をするのに用いられるであろう。それでもなお、それにより発明の範囲を限定するのを意図していないことは理解されるであろう。
【発明を実施するための形態】
【0006】
本願発明が開示および記載される前に、この発明は、本願明細書で開示されている特定の複数の構造、複数の処理工程、または複数の材料に限定されないことは理解される。しかし、当業者により認識される等価のものまで拡張される。本開示で使用される技術用語が複数の特定の例のみについて説明することを目的として用いられ、限定されることを意図したものでないことも理解されるであろう。異なる図面での同一の参照符号が同一要素を表す。複数のフローチャートおよび複数の処理で提供される数は、複数の工程および複数の操作を説明する際の明確性のために提供され、必ずしも特定の順序またはシーケンスを示さない。
【0007】
例示的な実施形態
【0008】
複数の技術的な実施形態の初見の外観は、下記に提供され、次に、複数の特定の技術的な実施形態が、後でさらに詳細に記載される。この最初の要約は、複数の読み手がその技術をより速く理解するのを助けることを意図しているが、その技術の複数の重要な特徴または複数の本質的な特徴を特定することを意図しておらず、請求される主題の範囲を限定することも意図していない。
【0009】
複数のプレゼンスサービスは、インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)による複数のマルチメディアサービスをサポートするために、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM(登録商標))アソシエーション(GSMA)により開発されたリッチ通信サービス(RCS)プロファイルの一部でありうる。複数のプレゼンスサービスは、ユーザが、ジオロケーション、複数のサービス機能、コンテンツ消費、複数のタグライン、及び複数のアバターのようなプレゼンス情報を共有することを可能にできる。ユーザのクライアントアプリケーションは、プレゼンスサービスへ(例えばプレゼンスサーバを介して)プレゼンス情報(例えばプレゼンス状態)を提供し、プレゼンス情報が、個人用の利用可能な記録(プレゼンティティと称される)に格納され、プレゼンティティユーザの通信のための可用性を伝達するべく、他の複数のユーザ(複数のウォッチャーと称される)への供給のために利用できるようにされることができる。プレゼンスサーバは、プレゼンス情報を受け取り、格納し、発行し、及び供給することができる。IMSプレゼンスは、オープンモバイルアライアンス(OMA)によって定義される複数の論理ネットワーク要素とともに、インターネットエンジニアリングタスクフォース(IETF)及び3GPPにより定義されるような、セッション開始プロトコル(SIP)及びエクステンシブルマークアップランゲージ(XML)構成アクセスプロトコル(XCAP)を用いて実装されうる。3GPPコンテキストにおいて、複数のプレゼンスサービスのアーキテクチャ及び機能記述は、3GPP技術仕様書(TS)24.141V11.0.0(2012−09)において特定されうる。エンドユーザアプリケーションを含む、複数のプレゼンスサービスのためのプロトコルは、プレゼンスSIPインスタントメッセージ及びプレゼンスレバレッジエクステンション(SIMPLE)仕様書バージョン1.0(25 Jul 2006 OMA−TS−Presence_SIMPLE−V1_0−20060725−A)においてOMAによって特定されうる。
【0010】
ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)ストリーミングは、インターネットビデオのマルチメディア配信の形態として用いられうる。HTTPストリーミングにおいて、マルチメディアファイルは、1または複数のセグメントに分割され、HTTPプロトコルを用いてクライアントに配信されうる。HTTPベースの配信は、HTTPと、送信制御プロトコル(TCP)/インターネットプロトコル(IP)を含む、HTTPの基礎をなす複数のプロトコルとの両方の幅広い採用による信頼性及びデプロイメントの単純性を提供できる。HTTPベースの配信は、ネットワークアドレス変換(NAT)及びファイアウォールトラバーサル問題を回避することによって、容易で楽なストリーミングサービスを可能にできる。HTTPベースの配信またはストリーミングは、また、複数の特殊なストリーミングサーバの代わりに、複数の規格HTTPサーバ及びキャッシュを利用する能力を提供できる。HTTPベースの配信は、サーバ側での最小限のまたは減じられた状態情報によるスケーラビリティを提供できる。複数のHTTPストリーミング技術の例は、マイクロソフトIISスムースストリーミング、アップルHTTPライブストリーミング、及びAdobe HTTPダイナミックストリーミングを含みうる。
【0011】
HTTPによるダイナミックアダプティブストリーミング(DASH)は、標準化されたHTTPストリーミングプロトコルでありうる。例において、DASHは、3GPP技術仕様書(TS)26.247V11.1.0(2012−12)において標準化されうる。DASHにおいて、メディアプレゼンテーション記述(MPD)メタデータファイルは、異なるビットレート、フレームレート、解像度、またはコーデックタイプを含む、サーバに格納されたメディアコンテンツ表示の構造及び様々なバージョンの情報を提供できる。加えて、DASHは、また、複数のセグメントフォーマットを指定できる。MPDメタデータファイルは、他のリプレゼンテーションとのスイッチ及び同時表示のための、メディアプレゼンテーションタイムラインへの複数のセグメントのマッピングを保証すべく、メディアプレーヤのための初期化及びメディアセグメントの情報(例えば、メディアプレーヤが、コンテナフォーマット及びメディアタイミング情報を決定すべく、初期化セグメントを検査することができる)を含むことができる。メディアプレゼンテーションの形成において複数のセグメントの関係を記述する、このMPDメタデータ情報に基づいて、複数のクライアント(または複数のクライアントデバイス)は、HTTP GET又は部分GETの複数の方法を用いて複数のセグメントを要求できる。クライアントは、完全にストリーミングセッションを制御できる。例えば、クライアントは、オンタイム要求及び複数のセグメントのシーケンスのなめらかなプレイアウトを管理し、潜在的に、(例えば、デバイス状態またはユーザの嗜好の複数の変化に反応すべく)複数のビットレートまたは他の複数の属性を調節できる。DASH技術は、また、ムービングピクチャーエクスパーツグループ(MPEG)、Open IPTVフォーラム(OIPF)、及びハイブリッドブロードキャストブロードバンドTV(HbbTV)のような、他の複数の団体により標準化された。
【0012】
DASHクライアントは、一連のHTTP要求−応答トランザクションを通じて複数のセグメントをダウンロードすることにより、マルチメディアコンテンツを受信できる。DASHは、利用できる帯域幅が変化するため、メディアコンテンツの複数の異なるビットレート表示の間での動的なスイッチをする能力を提供できる。このため、DASHは、ネットワークと無線リンクの複数の状態、ディスプレイ解像度のような複数のユーザの嗜好とデバイスの機能、使用される中央プロセッシングユニット(CPU)のタイプ、または利用できるメモリリソース等を変化させることに速く適応することを可能にできる。
【0013】
DASHにおいて、図1に示されるように、メディアプレゼンテーション記述(MPD)メタデータファイルは、及びウェブおよび/またはメディアサーバ212に格納されたメディアコンテンツ表示の構造及び様々なバージョンの情報を提供できる。様々なバージョンのメディアコンテンツ表示は、異なるビットレート、フレームレート、解像度、コーデックタイプまたは他の同様のタイプの情報を含むことができる。加えて、DASHは、また、複数の他の表示とのスイッチ及び同時表示のための複数のセグメントのメディアプレゼンテーションタイムラインへのマッピングを保証すべく、メディアエンジンのための初期化及び複数のメディアセグメントの情報を含むことができる、複数のセグメントフォーマットを指定できる。複数のセグメントの関係及び複数のセグメントがメディアプレゼンテーションを形成する方法を記述する、MPDメタデータ情報に基づいて、クライアント220は、HTTP GET240メッセージまたは一連の部分的GETメッセージを用いて複数のセグメントを要求できる。クライアントは、オンタイム要求及び複数のセグメントのシーケンスのなめらかなプレイアウトを管理するような、または、デバイス状態またはユーザの嗜好の複数の変化に反応すべく、複数のビットレートまたは他の複数の属性を潜在的に調節するような、ストリーミングセッションを制御できる。
【0014】
図1は、DASHベースのストリーミングフレームワークを示す。ウェブ/メディアサーバ212におけるメディアエンコーダ214は、オーディオ/ビデオ入力210からの入力メディアを、ストレージまたはストリーミングのためのフォーマットへエンコードできる。メディアセグメンタ216は、ウェブサーバ218へ提供されることができる、シリアルのフラグメントまたはチャンクへ、入力メディアを分割するべく用いられうる232。クライアント220は、ウェブサーバ(例えばHTTPサーバ)へ送信される複数のHTTP GETメッセージを用いて複数のチャンク内の新たなデータを要求できる234。
【0015】
例えば、クライアント220のウェブブラウザ222は、HTTP GETメッセージ240を用いてマルチメディアコンテンツを要求できる。ウェブサーバ218は、クライアントに、マルチメディアコンテンツのためのMPD242を提供できる。MPDは、関連するメタデータ情報に示されるように、各セグメントのインデックス及びセグメントの対応する場所を伝達すべく用いられることができる252。ウェブブラウザは、236で示されるようなMPD242に従ったセグメントによって、サーバセグメントからメディアを引き出すことができる。例えば、ウェブブラウザは、HTTP GET URL(frag1req)244を用いて第1のフラグメントを要求できる。ユニフォームリソースロケータ(URL)またはユニバーサルリソースロケータは、ウェブサーバに、クライアントがどのセグメントを要求しているかを教えるべく用いられることができる254。ウェブサーバは、第1のフラグメント(例えばフラグメント1 246)を提供できる。その後の複数のフラグメントのために、ウェブブラウザは、HTTP GET URL(frag i req)248を用いてフラグメントiを要求でき、ここで、iは、フラグメントの整数インデックスである。結果として、ウェブサーバは、フラグメントi 250を提供できる。複数のフラグメントは、メディアデコーダおよび/またはプレイヤー224を介してクライアントに提示されうる。
【0016】
図2に示されるように、DASHは、複数のセグメントフォーマット(または複数のフラグメントフォーマット)と同様に、サーバに格納される、複数のメディアコンテンツ表示の構造及び様々なバージョンの情報を提供するメディアプレゼンテーション記述(MPD)メタデータファイル402のための複数の異なるフォーマットを指定できる。DASHにおいて、メディアプレゼンテーション記述(MPD)メタデータ402は、ウェブおよび/またはメディアサーバに格納された複数のメディアコンテンツ表示の構造及び様々なバージョンに関する情報を提供できる。図2に示された例において、MPDメタデータは、本例では60秒のような予め定められた長さを有する複数の期間404に時間的に分割されうる。各期間は、複数のアダプテーションセット406を含むことができる。各アダプテーションセットは、1または複数のメディアコンポーネントについての情報に多くのエンコードされた代替例を提供できる。例えば、本例のアダプテーションセット0は、異なるビットレート、モノ、ステレオ、及びサラウンドサウンド等のような、異なるようにエンコードされた様々なオーディオの代替例を含みうる。期間IDにわたるマルチメディアプレゼンテーションのための異なる質のオーディオを提供することに加えて、アダプテーションセットはまた、複数の異なる言語でのオーディオを含みうる。アダプテーションセットにおいて提供された複数の異なる代替例は、複数のリプレゼンテーション408と称されうる。
【0017】
図2において、アダプテーションセット1は、5メガビット/秒(Mbps)、2Mbps、500キロビット/秒(kbps)、またはトリックモードのような、複数の異なるビットレートでビデオを提供するように示される。トリックモードは、マルチメディアストリーミングファイルにおける場所における、シーク、早送り、巻き戻しまたは他の変化を行うために用いられうる。加えて、ビデオは、また、2次元(2D)または3次元(3D)ビデオ、またはポートレイトまたはランドスケープ向きのビデオのような、複数の異なるフォーマットで利用できる。各リプレゼンテーション408は、セグメント情報410を含んでよい。セグメント情報は、初期化情報412と、実際のメディアセグメントデータ414とを含んでよい。本例では、MPEG−4(MP4)ファイルが、サーバからモバイルデバイスへストリーミングされる。本例ではMP4が用いられている一方で、多種多様な異なるコーデックが用いられてもよい。コーデックは、デジタルデータストリームまたは信号をエンコードまたはデコードすることが可能なデバイス、アプリケーション、エレメント、またはコンピュータプログラムである。
【0018】
アダプテーションセット中のマルチメディアは、さらに、より小さな複数のセグメントに分割されてよい。図2の例では、アダプテーションセット1の60秒ビデオセグメントが、それぞれ15秒の4つのサブセグメント414へさらに分割される。これらの例は、限定することを意図したものではない。アダプテーションセット及び各メディアセグメントまたはサブセグメントの実際の長さは、メディアのタイプ、複数のシステム要件、及び干渉の潜在的なタイプ等に依存する。複数の実際のメディアセグメントまたは複数のサブセグメントは、1秒から数分の長さ未満の長さを有しうる。
【0019】
DASHコンテンツは、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を用いて供給されうる。MBMSは、コアネットワーク内とセル内の両方で、ブロードキャスト及びマルチキャストサービスの効率的な配信を提供することができる、複数の携帯電話ネットワークのためのポイントツーマルチポイントインターフェース仕様書である。拡張マルチメディアブロードキャスト及びマルチキャストサービス(eMBMS)は、複数のLTEネットワーク上にデプロイされうる、MBMSのLTEバージョンとすることができる。LTEのeMBMSは、セル内の全てのユーザへ(すなわちブロードキャスト)またはセル内のユーザの一定のセット(複数の契約者)へ(すなわちマルチキャスト)、複数の利用可能な無線リソースのサブセットを用いて同じコンテンツ情報を送信するための複数の転送機能を提供できる一方で、残りの利用可能な無線リソースは、特定のユーザに向けて(例えば複数のユニキャストサービス)の送信をサポートすべく用いられることができる。
【0020】
eMBMSの複数のデプロイメントは、複数のコアMBMSユーザサービス機能のパフォーマンスとユーザビリティを向上させることができる。MBMSダウンロード配信は、HTTPベースのユニキャストダウンロード配信のオフロードに対して代替的なサービスでありうる。複数の利益は、複数の非リアルタイムサービスタイプ、複数のMBMSストリーミングサービスを補足する複数のコンテンツのプロビジョニング、及び複数のデバイス(例えば複数のサーバ)のストレージ容量の増加のレバレッジへのサポートを可能にすることを含みうる。HTTPによるユニキャスト転送にも利用されうるDASHセグメントフォーマットは、配信環境がユニキャストまたはマルチキャストであるかあいまいでありうる。MBMSユーザサービス仕様書(例えば3GPP TS 26.346 V11.3.0 (2012−12))は、DASHフォーマットコンテンツが、FLUTEプロトコルによりMBMSダウンロード配信を用いて送信されることを可能にしうる。
【0021】
FLUTEは、特に複数のマルチキャストネットワーク向けでありうる、インターネットによる複数のファイルの一方向配信のためのプロトコルでありうる。FLUTEは、非同期レイヤード符号化(ALC)を基に、大規模スケーラブルマルチキャスト供給向けのベースプロトコルを作ることができる。FLUTEは、レイヤード符号化転送(LCT)構成ブロックのインスタンシエイションを提供できる。ALCプロトコルは、LCT構成ブロック、輻輳制御(CC)構成ブロック及び前方誤り訂正(FEC)構成ブロックを組み合わせて、輻輳制御された信頼性のある非同期配信を提供できる。LCTは、信頼性のあるコンテンツ配信及びストリーム配信プロトコルに対する転送レベルサポートを提供できる。ストリーミングデータまたはダウンロードは、リアルタイム転送プロトコル(RTP)においてカプセル化され、複数のMBMSベアラにより配信する際にFLUTEプロトコルを用いて転送されることができる。RTPは、テレフォニー、ビデオ遠隔会議アプリケーション、テレビサービス、及びウェブベースのプッシュツートーク機能のような、ストリーミングメディアを含む、通信及びエンターテインメントシステムにおいて利用されることができる。
【0022】
IMSベースのDASHサービスのためのプレゼンスサーバ130は、図3に示されるように、IMSベースのパケット交換ストリーミングサービス(PSS)及びMBMSユーザサービス関数型アーキテクチャにおいて実装されうる。様々な機能ブロックまたはモジュールが、複数のDASHサービスのために(例えばユニキャスト/HTTP及びMBMS/FLUTE転送方法により)利用されることができる。
【0023】
例えば、IMSコアネットワークサブシステム(IM CNサブシステム)120は、ユーザ登録及び認証、モビリティ及びローミング、複数のマルチメディアセッションの制御、サービスの質(QoS)制御、ポリシー制御、チャージング、及び回路交換ネットワークとのインターワークをサポートできる。IM CNサブシステムの複数の機能は、3GPP TS 23.228 V11.7.0 (2012−12)にさらに記述されうる。
【0024】
ユーザ機器(UE)110(例えばプレゼンティティまたはウォッチャーUE)は、サービスディスカバリー及び選択を実行でき、サービス開始、変更、及び終了を処理でき、および/またはユーザに対するコンテンツを受信して提示することができる、ジェネリックブーストラッピングアーキテクチャ(GBA)、IMS、PSS、および/またはMBMSクライアントを含むことができる。
【0025】
SCF132は、サービス論理の実行をサポートすべく、サービス論理及び機能を提供できる。例えば、SCFは、サービスへのアクセスを許可または拒否するためにPSS及びMBMSユーザのサービス契約をチェックすることを含みうる、セッション開始及びセッション変更の間のサービス認証を提供できる。SCFは、関連するPSS及びMBMSメディア機能を選択できる。HTTPベースの配信について、SCFは、プロキシまたはバックツーバックユーザエージェント(B2BUA)として機能できる。MBMSについて、SCFは、終了ユーザエージェント(UA)として機能できる。
【0026】
HTTP/SIPアダプタ150の機能は、SIPセッションを複数のHTTP入力要求と関係づけることができる。HTTP/SIPアダプタは、IM CNサブシステム120、SCF132、HTTPサーバ160、及びプレゼンスサーバ130とインターフェースで接続できる。HTTPサーバは、HTTPベースの配信のためのDASHフォーマットコンテンツを提供できる。HTTPサーバの複数の機能は、3GPP TS 26.247にさらに記述されうる。前述のように、プレゼンスサーバは、プレゼンス情報を、受け取り、格納、発行、及び供給できる。例において、プレゼンスサーバは、SCFと同一の複数のインターフェースを有することができる。
【0027】
BMSC.UPF140は、ブロードキャストマルチキャストサービスセンター(BMSC)ユーザプレーン副機能(UPF)を含むことができる。BMSC.UPFは、MBMSダウンロードのためのDASHフォーマットコンテンツを提供できる。BMSC.UPF(またはBM−SC.UPF)は、コンテンツプロバイダ/マルチキャストブロードキャストソースと通信でき、および/または制御できる。BMSCまたはBMSC.UPFの複数の機能は、3GPP TS 26.246 V11.3.0 (2012−12)においてさらに記述されうる。
【0028】
ポリシー及びチャージングルール機能(PCRF)170は、RAN及びパケット交換(PS)コアネットワーク180における複数のリソースのチャージング及び設定を制御できる。PCRFの複数の機能は、3GPP TS 23.203 V11.8.0 (2012−12)においてさらに記述されうる。
【0029】
サービス選択機能(SSF)190は、利用できるPSS(HTTPベースのDASHを含む)及び複数のMBMSユーザサービスのリスト、及び関連するユーザサービス記述情報を提供できる。SSFモジュールは、クライアントのアイデンティティに向けて個別化されうる。
【0030】
IMSベースのパケット交換ストリーミングサービス(PSS)及びMBMSユーザサービス関数型アーキテクチャ内のIMSベースのDASHサービスのためのプレゼンスサーバは、IMSベースのプレゼンス及び複数のDASHサービスを組み合わせることができる。図4は、複数のDASHサービスのコンテキストにおいて用いられるIMSベースのプレゼンスサービスのための呼び出しフローを示す。本例では、UE1 112は、ウォッチャーであってよく、UE2 114は、プレゼンティティであってよい。UE1は、IM CNサブシステム122を介してプレゼンスサーバ130と通信でき、UE2は、IM CNサブシステム124を介してプレゼンスサーバと通信できる。例において、UE2は、UE1の複数のコンタクトのリスト内にありうる。UE2は、UE2のユーザが現在視聴しているコンテンツを発行するように要求できる。
【0031】
UE1 112は、UE2 114を含むことができる複数のコンタクトのリストを含むプレゼンス情報を、SIP登録メッセージ302をプレゼンスサーバ130に送信することによって申し込むことができる。プレゼンスサーバは、ウォッチャー認証304を提供でき、SIP200OKメッセージ306で返信できる。
【0032】
DASH配信を開始した後またはDASHによるコンテンツスイッチの後のような、トリガーイベントの後に、UE2 114は、消費されるコンテンツを発行するように決定できる。UE2は、SIP発行メッセージ308をプレゼンスサーバ130へ送信できる。発行メッセージは、消費されるDASHコンテンツ、及びDASHメディアプレゼンテーション記述(MPD)のような、DASHに特有の追加の複数の属性を含むことができる。プレゼンスサーバは、パブリッシャー認証310を提供でき、SIP200OKメッセージ312で返信できる。
【0033】
SIP発行メッセージ308の受信時および/またはパブリッシャー認証310の後、プレゼンスサーバ130は、SIP通知メッセージ314を送信することにより、UE2 114により消費される(または見られるまたは発行される)コンテンツをUE1 112に通知できる。SIP通知メッセージの受信が成功した場合には、UE1は、SIP200OKメッセージ316で応答できる。
【0034】
他の例では、プレゼンティティとして機能するUE(例えばUE2)は、HTTP/ユニキャストベースまたはMBMS/FLUTEベースのDASHセッション開始手順に関する最後のSIP200OKの受信時にSIP発行を送信しうる(例えばDASHコンテンツ(すなわち映画A)を視聴することを開始する)。他の例では、DASHセッションの間、UE(例えばUE2)は、また、コンテンツスイッチ(例えば1つのDASHコンテンツ(すなわちDASHを用いる映画A)から他のDASHコンテンツ(すなわちDASHを用いる映画B)へのスイッチ)が実行された後に、発行要求を送信しうる。コンテンツを発行またはSIP発行メッセージを送信するべく用いられることができる複数のトリガーイベントメッセージ(または複数トリガーイベント)は、HTTP/ユニキャストベースのDASHコンテンツスイッチ、MBMS/FLUTEベースのDASHコンテンツスイッチ、HTTP/ユニキャストベースからMBMS/FLUTEベースへのコンテンツ配信のスイッチ、またはMBMS/FLUTEベースからHTTP/ユニキャストベースへのコンテンツ配信のスイッチを含むことができる。
【0035】
他の例では、プレゼンティティとして機能するUEは、PSSストリーミングセッション開始手順(またはSIP)に関する最後のSIP200OKの受信時、MBMSストリーミングセッション開始手順に関する最後のSIP200OKの受信時、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ファイルフォーマットDASH(3GP−DASH)セッション開始手順に関する最後のSIP200OKの受信時、またはMBMSダウンロードセッション開始手順に関する最後のSIP200OKの受信時に、SIP発行を送信しうる。
【0036】
(DASHフォーマットコンテンツ配信を含む)ストリーミングセッションの間に、UEはまた、(PSSストリーミング及び3GP−DASHサービスの両方についての)PSSコンテンツスイッチ、(MBMSストリーミング及びMBMSダウンロードサービスの両方についての)MBMSコンテンツスイッチ、チャネル変更によるPSSからMBMSストリーミングへのスイッチ(例えば異なるDASHコンテンツ)、チャネル変更によるMBMSからPSSストリーミングへのスイッチ、チャネル変更による3GP−DASHからMBMSダウンロードサービスへのスイッチ、または、チャネル変更によるMBMSダウンロードから3GP−DASHサービスへのスイッチを含むことができる、コンテンツスイッチが実行された後に、発行要求を送信しうる。
【0037】
発行のコンテンツは以下のようにセットされうる。要求−URI、To(例えば受信側)ヘッダ及びFrom(例えば送信側)ヘッダが、ユーザのパブリックユーザアイデンティティにセットされうる。イベントヘッダが、「プレゼンス」イベントパッケージにセットされうる。コンテンツタイプが、「アプリケーション/pidf+xml」にセットされうる。ユニフォームリソースアイデンティファイア(URI)は、URLまたはユニフォームリソースネーム(URN)を含みうる。
【0038】
複数のDASHサービスに特有の複数の追加の要素はまた、SIP発行メッセージに含まれうる。例えば、(HTTP/ユニキャストまたはMBMS/FLUTEに基づく)ライブDASHサービスの場合、複数の特有の追加の要素は、現在視聴されているライブテレビ(TV)チャネルおよび/またはイベント、及びライブコンテンツまたは現在のTV番組の情報を含みうる。オンデマンドサービスの場合、特有の追加の要素は、オンデマンドコンテンツを含みうる。例において、XMLスキーマは、複数のプレゼンスドキュメントまたはプレゼンス情報がUEによって発行されたときに用いられうる。
【0039】
ウォッチャーとして機能するUE(例えばUE1)は、その後、どのコンテンツがDASH MPDファイルを含みうるかという、プレゼンティティとして機能するUE(例えばUE2)により消費されるコンテンツの情報を含む、SIP通知メッセージを受信しうる。
【0040】
他の例は、図5のフローチャートに示されるように、インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)ベースのハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)によるダイナミックアダプティブストリーミング(DASH)サービスにおけるプレゼンティティとして機能するように動作可能なユーザ機器(UE)のコンピュータ回路の機能500を提供する。機能は、方法として実装されてよく、または、機能は、機械上で複数の命令として実行されてよく、この場合、複数の命令は、少なくとも1つのコンピュータ可読媒体または1つの非一時的機械可読記憶媒体上に含まれる。コンピュータ回路は、ブロック510におけるように、DASHセッションの間、トリガーイベントを生成するように構成されうる。ブロック520におけるように、コンピュータ回路は、プレゼンスサーバに消費されるコンテンツを含むプレゼンス情報を発行するようにさらに構成されることができ、発行されたコンテンツは、DASHコンテンツを含む。
【0041】
DASHコンテンツは、DASH属性、メディアプレゼンテーション記述(MPD)メタデータファイル、またはDASHセグメントを含みうる。例では、トリガーイベントは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ファイルフォーマットDASH(3GP−DASH)セッション開始手順、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ダウンロードセッション開始手順、チャネル変更による3GP−DASHサービスからMBMSダウンロードサービスへのスイッチ、またはチャネル変更によるMBMSダウンロードサービスから3GP−DASHサービスへのスイッチを含むことができる。他の例では、トリガーイベントは、HTTPまたはユニキャストベースのDASHコンテンツの間でのスイッチ、MBMSまたは1方向トランスポートベース(FLUTEベース)のDASHコンテンツによるファイル配信の間のスイッチ、HTTPまたはユニキャストベースのコンテンツ配信から、MBMSまたはFLUTEベースのコンテンツ配信へのスイッチ、またはMBMSまたはFLUTEベースのコンテンツ配信から、HTTPまたはユニキャストベースのコンテンツ配信へのスイッチを含むことができる。
【0042】
他の構成では、プレゼンス情報を発行するように構成されたコンピュータ回路は、セッション開始プロトコル(SIP)発行メッセージを、DASHコンテンツを有するプレゼンスサーバに送信するようにさらに構成されることができる。他の例では、コンピュータ回路は、DASHサービスを介してDASHコンテンツを受信し、UEがDASHコンテンツを発行することを認証するプレゼンスサーバから肯定応答を受信するようにさらに構成されることができる。肯定応答は、セッション開始プロトコル(SIP)200OKメッセージを含みうる。他の構成では、プレゼンス情報を発行するように構成されたコンピュータ回路は、セッション開始プロトコル(SIP)またはエクステンシブルマークアップランゲージ(XML)構成アクセスプロトコル(XCAP)を介して、プレゼンスサーバにプレゼンス情報を送信するようにさらに構成されうる。プレゼンス情報は、ジオロケーション、複数のサービス機能、コンテンツ消費、複数のタグライン、または複数のアバターを含みうる。UEは、アンテナ、カメラ、タッチセンシティブディスプレイ画面、スピーカ、マイク、グラフィックスプロセッサ、アプリケーションプロセッサ、内部メモリ、または不揮発性メモリポートを含みうる。
【0043】
他の例は、図6のフローチャートに示されるように、インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)ベースのハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)によるダイナミックアダプティブストリーミング(DASH)サービスにおいてプレゼンスサーバによりプレゼンス情報を供給する方法600を提供する。方法は、機械又はコンピュータ回路における複数の命令として実行されてよい。複数の命令は、少なくとも1つのコンピュータ可読媒体、又は、1つの非一時的機械可読記憶媒体に含まれる。方法は、ブロック610におけるように、コンテンツスイッチ後に、プレゼンティティユーザ機器(UE)から、プレゼンスサーバにおいてプレゼンス情報を受信する操作を含み、プレゼンス情報は、DASHコンテンツを含む。方法の次の操作は、ブロック620におけるように、DASHコンテンツを発行するべく、プレゼンティティUEを認証することでありうる。
【0044】
例において、方法は、プレゼンティティUEに肯定応答を送信して、プレゼンティティUEがDASHコンテンツを発行することを認証されたことを示すことをさらに含むことができる。DASHコンテンツは、DASH属性、メディアプレゼンテーション記述(MPD)メタデータファイル、またはDASHセグメントを含みうる。例では、コンテンツスイッチは、プレゼンティティUEのための、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ファイルフォーマットDASH(3GP−DASH)セッション開始手順、プレゼンティティUEのための、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ダウンロードセッション開始手順、プレゼンティティUEによる、チャネル変更による3GP−DASHサービスからMBMSダウンロードサービスへのスイッチ、またはプレゼンティティUEによる、チャネル変更によるMBMSダウンロードサービスから3GP−DASHサービスへのスイッチを含むことができる。他の構成では、コンテンツスイッチは、プレゼンティティUEによる、HTTP又はユニキャストベースのDASHコンテンツの間のスイッチ、プレゼンティティUEによる、MBMS又は1方向トランスポートベース(FLUTEベース)のDASHコンテンツによるファイル配信の間のスイッチ、プレゼンティティUEによる、HTTP又はユニキャストベースのコンテンツ配信からMBMS又はFLUTEベースのコンテンツ配信へのスイッチ、又はプレゼンティティUEによる、MBMS又はFLUTEベースのコンテンツ配信からHTTP又はユニキャストベースのコンテンツ配信へのスイッチを含むことができる。
【0045】
他の例では、プレゼンス情報を受信する操作は、セッション開始プロトコル(SIP)またはエクステンシブルマークアップランゲージ(XML)構成アクセスプロトコル(XCAP)を介してプレゼンス情報を受信すること、プレゼンス情報を格納すること、プレゼンス情報を発行すること、またはプレゼンス情報を供給することをさらに含むことができる。プレゼンス情報は、ジオロケーション、複数のサービス機能、コンテンツ消費、複数のタグライン、または複数のアバターを含みうる。他の構成では、方法は、ウォッチャーUEから登録メッセージを受信することと、DASHコンテンツを受信すべく、ウォッチャーUEを認証することと、ウォッチャーUEに肯定応答を送信して、ウォッチャーUEがDASHコンテンツを受信することを認証されたことを示すこととをさらに含む。他の例では、方法は、通知メッセージをウォッチャーUEへ送信して、プレゼンティティUEのプレゼンス情報を示すこと、又はウォッチャーUEへのDASHコンテンツを含むプレゼンス情報を、ウォッチャーUEへ発行することをさらに含むことができる。他の構成では、プレゼンス情報を受信する操作は、プレゼンティティUEのパブリックユーザアイデンティティにセットされる送信側ヘッダ及び受信側ヘッダ、プレゼンスイベントパッケージへセットされるイベントヘッダ、アプリケーション/pidf+xmlへセットされるコンテンツタイプ、視聴されるライブテレビ(TV)チャネル又はイベント、ライブコンテンツ情報、現在のTV番組、又はオンデマンドコンテンツを含む発行メッセージを受信することをさらに含むことができる。
【0046】
図7は、例のユーザ機器(UE)720、IMSコア、EPC、PSコア、および/またはRAN780におけるノード710、及びIMSベースのDASHサービスにおいてプレゼンス情報を供給するためのプレゼンスサーバ730を示す。UEは、ウォッチャーまたはプレゼンティティとして動作することができる。例えば、UEは、図5の500において記載されるように、IMSベースのDASHサービスにおけるプレゼンティティとして機能するように動作可能でありうる。他の構成では、プレゼンスサーバは、図6の600において記載されるように、IMSベースのDASHサービスにおいてプレゼンス情報を供給するために構成されうる。例において、UEは、ノードを介してプレゼンスサーバと通信できる。ノード710は、基地局(BS)、ノードB(NB)、進化型ノードB(eNB)、ベースバンドユニット(BBU)、遠隔無線ヘッド(RRH)、遠隔無線機器(RRE)、遠隔無線ユニット(RRU)、又は中央処理モジュール(CPM)を含むことができる。
【0047】
クライアントデバイス720は、プロセッサ722及びトランシーバ724を含むことができる。UEは、IMSベースのDASHサービスにおいてプレゼンスサーバ730を介してプレゼンス情報(例えばウォッチャー)を受信するために構成されることができる。トランシーバは、プレゼンティティUEによるコンテンツスイッチ後にプレゼンティティUEのプレゼンス情報を示す通知メッセージを、プレゼンスサーバから受信するように構成されうる。プレゼンス情報は、DASHコンテンツを含むことができる。プロセッサは、プレゼンスサーバを介してプレゼンティティUEからのDASHコンテンツを調べるまたは処理するように構成されうる。DASHコンテンツは、DASH属性、メディアプレゼンテーション記述(MPD)メタデータファイルまたはDASHセグメントを含むことができる。例では、コンテンツスイッチは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ファイルフォーマットDASH(3GP−DASH)セッション開始手順を開始すること、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ダウンロードセッション開始手順を開始すること、チャネル変更による3GP−DASHサービスからMBMSダウンロードサービスへのスイッチ、またはチャネル変更によるMBMSダウンロードサービスから3GP−DASHサービスへのスイッチを含むことができる。他の例では、コンテンツスイッチは、HTTP又はユニキャストベースのDASHコンテンツの間でのスイッチ、MBMS又は1方向トランスポートベース(FLUTEベース)のDASHコンテンツによるファイル配信の間でのスイッチ、HTTP又はユニキャストベースのコンテンツ配信からMBMS又はFLUTEベースのコンテンツ配信へのスイッチ、又はMBMS又はFLUTEベースのコンテンツ配信からHTTP又はユニキャストベースのコンテンツ配信へのスイッチを含むことができる。
【0048】
他の構成では、UEは、プレゼンティティとして構成されうる。プロセッサは、DASHセッションの間にコンテンツスイッチを実行するようにさらに構成されうる。トランシーバは、プレゼンスサーバに消費されるコンテンツを含むプレゼンス情報を発行するようにさらに構成されることができる。発行されたコンテンツは、DASHコンテンツを含みうる。他の例では、トランシーバは、プレゼンス情報を、セッション開始プロトコル(SIP)またはエクステンシブルマークアップランゲージ(XML)構成アクセスプロトコル(XCAP)を介して、プレゼンスサーバに送信するようにさらに構成されうる。プレゼンス情報は、ジオロケーション、複数のサービス機能、コンテンツ消費、複数のタグライン、または複数のアバターを含みうる。
【0049】
図8は、モバイル端末(MT)、モバイルノード、クライアントデバイス、移動局(MS)、移動無線デバイス、モバイルコミュニケーションデバイス、タブレット、ハンドセット、または他のタイプの無線デバイスのような、ユーザ機器(UE)の例の図を提供する。UEは、基地局(BS)、進化型ノードB(eNB)、ベースバンドユニット(BBU)、遠隔無線ヘッド(RRH)、遠隔無線機器(RRE)、中継局(RS)、無線機器(RE)、遠隔無線ユニット(RRU)、中央処理モジュール(CPM)、又は他のタイプの無線ワイドエリアネットワーク(WWAN)アクセスポイントのような、ノード、マクロノード、低電力ノード(LPN)又は送信局と通信するように構成される1または複数のアンテナを含むことができる。無線デバイスは、3GPP LTE、WiMAX、高速パケットアクセス(HSPA)、ブルートゥース(登録商標)およびWiFiを含む少なくとも1つの無線通信規格を使用して通信するよう構成されることができる。無線デバイスは、それぞれの無線通信規格に対して別個の複数のアンテナ、または複数の無線通信規格に対して共通の複数のアンテナを使用して通信できる。無線デバイスは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)、および/またはWWANにおいて通信できる。
【0050】
図8はまた、UEからのオーディオ入力および出力のために利用できるマイクおよび1または複数のスピーカの実例を提供する。ディスプレイ画面は、液晶ディスプレイ(LCD)画面、または有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの他のタイプのディスプレイ画面でよい。ディスプレイ画面は、タッチスクリーンとして構成され得る。タッチスクリーンは、容量性、抵抗性、または他のタイプのタッチスクリーン技術を使用してよい。アプリケーションプロセッサおよびグラフィックスプロセッサは、処理および複数の表示能力を提供するための内部メモリに連結されることができる。不揮発性メモリポートは、ユーザにデータの入出力の複数のオプションを提供するために使用されることもできる。不揮発性メモリポートは、無線デバイスのメモリ容量を拡張するのにも使用されてよい。キーボードは、追加のユーザ入力を提供すべく、無線デバイスに統合され、または無線デバイスに無線接続されてよい。仮想キーボードがタッチスクリーンを使用することで提供されてもよい。
【0051】
様々な技術、いくつかの態様またはそのオプションは、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD−ROM)、ハードドライブ、非一時的コンピュータ可読記憶媒体、または任意の他の機械読取可能記憶媒体などの有形媒体に実装されるプログラムコード(例えば、複数の命令)の形態で具現化してよい。プログラムコードがコンピュータなどの機械によりロードされ、実行されると、機械がその様々な技術を実施する装置になる。回路は、ハードウェア、ファームウェア、プログラムコード、実行可能なコード、複数のコンピュータ命令、および/またはソフトウェアを含むことができる。非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、信号を含まないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であり得る。複数のプログラマブルコンピュータ上でプログラムコードが実行される場合、コンピューティングデバイスは、プロセッサ、プロセッサにより読取可能な記憶媒体(揮発性および不揮発性メモリおよび/または複数の記憶要素を含む)、少なくとも1つの入力デバイス、および少なくとも1つの出力デバイスを含んでよい。揮発性および不揮発性メモリおよび/または複数の記憶要素は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM)、フラッシュドライブ、光学ドライブ、磁気ハードドライブ、ソリッドステートドライブ、または電子データを格納するための他の媒体でよい。ノードおよび無線デバイスは、トランシーバモジュール(すなわち、トランシーバ)、カウンタモジュール(すなわち、カウンタ)、処理モジュール(すなわち、プロセッサ)、および/またはクロックモジュール(すなわち、クロック)またはタイマモジュール(すなわち、タイマ)も含んでよい。本明細書で記載される様々な技術を実装または利用してよい1または複数のプログラムは、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)、及び再利用可能な制御装置等を使用してよい。そのような複数のプログラムは、コンピュータシステムと通信すべく、ハイレベル手続き型またはオブジェクト指向のプログラミング言語において実装されてよい。しかし、プログラムは、望ましい場合は、アセンブリまたは機械言語において実装されてよい。いずれの場合でも、言語は、コンパイラ型、またはインタプリンタ言語でよく、複数のハードウェア実装と組み合わせられてよい。
【0052】
本明細書で記載されている複数の機能ユニットの多くは、それらの独立実装を特に強調するために、複数のモジュールとして名前付けされていることを理解すべきである。例えば、モジュールは、複数のカスタム超大規模集積(VLSI)回路または複数のゲートアレイ、複数の論理チップ、複数のトランジスタ、または複数の他の個別コンポーネントなどの既製の半導体を含むハードウェア回路として実装されてよい。モジュールは、複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ、プログラマブルアレイロジック、複数のプログラマブルロジックデバイス、または同種のものなどの複数のプログラマブルハードウェアデバイスにも実装されてよい。
【0053】
複数のモジュールは、様々なタイプのプロセッサによる実行のためにソフトウェアにおいて実装されてもよい。実行可能なコードの識別されたモジュールは、例えば、オブジェクト、手順、または機能として編成されてよい、例えば複数のコンピュータ命令の1または複数の物理または論理ブロックを含んでよい。それでもなお、識別されたモジュールの実行ファイルは、物理的に一緒に位置づけられる必要はなく、論理的に共に連結する場合、モジュールを含み、モジュールに対して上述の目的を達成するように、異なる位置に格納された異なる複数の命令を含んでよい。
【0054】
実際には、実行可能なコードのモジュールは、単一の命令、または多くの命令であってよく、異なるプログラム間、およびいつくかのメモリデバイスを横断して、いくつかの異なるコードセグメントに分散されてさえよい。同様に、処理データは、識別され、本明細書で図示されているように複数のモジュール内にあってよく、任意の適切な形態で実装され、任意の適切なタイプのデータ構造体内に編成されてよい。処理データは、単一のデータセットとしてまとめられてよく、または異なる複数のストレージデバイスを含む異なる複数の位置に分散されてよく、及びシステムまたはネットワーク上の単に電子信号として、少なくとも部分的に存在してよい。複数のモジュールは、複数の望ましい機能を実行するように動作可能な複数のエージェントを含み、受動的または能動的であってよい。
【0055】
本明細書を通じて言及される「例えば」または「例」は、例に関連して述べられる特定の特徴、構造、または特性が、本願発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書を通じて様々な箇所の「例において」という用語、「例」という言葉の出現は、必ずしも全て同一の実施形態を参照するというものではない。
【0056】
本明細書で使用されているように、複数の項目、構造的要素、合成要素、および/または材料は、便宜のために共通のリストで提示されてよい。しかしながら、これらのリストは、リストのそれぞれの部材が別個の固有の部材として個々に識別されるように解釈されるべきである。したがって、そのようなリストの個々の部材は、反対の兆候なしに、単独で共通のグループでのそれらの提示に基づいて、同じリストの任意の他の部材の事実上の同等なものとして解釈されるものではない。さらに、本願発明の様々な実施形態および例は、様々なコンポーネントにする代替例と併せて、本明細書において参照されてよい。そのような複数の実施形態、複数の例、および代替例は、お互いの事実上同等なものとして解釈されず、本願発明の別個の独立した表現として考慮されるものと理解される。
【0057】
さらに、記載された複数の特徴、構造、特性は、1または複数の実施形態において任意の適切な方法で組み合わされてよい。次に述べるように、多数の具体的な説明は、発明の複数の実施形態の完全な理解を提供するために、複数の配置、距離、ネットワーク例などの例示のように提供される。しかし、当業者は、発明が1または複数の特定の詳細なしに、または他の複数の方法、コンポーネント、配置などで実現されることができることを認識するであろう。他の複数の例において、複数の周知の構造、材料、または操作は、発明の複数の態様を曖昧にすることを避けるために、詳細には示されまたは記載されていない。
【0058】
上述の複数の例は、1または複数の特定の適用において本願発明の原理を図示している一方で、実装の形態、使用、および詳細における様々な変更が、発明の才の使用なしに、及び発明の原理および概念から逸脱しないで、実現されうることは、当業者にとって明らかであろう。したがって、発明が、以下に示す特許請求の範囲よる場合を除いて、限定されることを意図していない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8