(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第2のダイオード(128)が、前記第2のビア(114)に結合されており、別の静電放電イベントに応答して前記基板(102)内に正極性を有する電流を提供するように構成されており、前記半導体材料が、n型半導体材料を含む、請求項8に記載のデバイス。
前記第2のダイオード(128)が、前記第2のビア(114)に結合された前記n型半導体材料と接触する再配線層(134)を介して形成されている、請求項12に記載のデバイス。
【発明を実施するための形態】
【0012】
基板の裏面に静電放電ダイオードを有するウェハおよび製造方法の特定の実施形態が、本開示で提示される。しかしながら、静電放電ダイオードの設計と、静電放電ダイオードを製造する方法とに関する特定の実施形態に適用される概念および見識は、様々な状況で具体化され得ることが理解されるべきである。提示されている特定の実施形態は、静電放電ダイオードを設計および作製する特定の方法の単なる例示であり、本開示の範囲を限定しない。
【0013】
本開示は、特定の状況での特定の実施形態を説明する。しかしながら、特定の実施形態に従って説明されている機能、方法、構造、または特徴は、また、1つまたは複数の他の実施形態を形成するために、適切な方法で組み合わされ得る。加えて、図面は、機能、方法、構造、または特徴間の相対的な関係を示すために使用され、したがって、縮尺通りに描かれていない可能性がある。「裏面」、「前面」などのような方向の用語は、説明されている図面の向きに関して使用される。本開示の構成要素は、多数の異なる向きに配置され得る。そのように、方向の用語は、例示の目的のために使用され、限定することを意図されていない。
【0014】
図1を参照すると、基板の裏面に静電放電ダイオードを含むスルーシリコンビア(TSV)ウェハの特定の例示的な実施形態が示されている。
図1は、静電ダイオードを含むTSVウェハの一部の断面図を示す。
【0015】
TSVウェハは、前面および裏面を含む。TSVウェハは、基板102を含む。基板102は、p型埋込み式基板であり得る。特定の実施形態では、基板102は、シリコン(Si)基板である。TSVウェハは、基板102を貫通して延在する第1のビア112と、基板102を貫通して延在する第2のビア114と、基板102を貫通して延在する第3のビア116と、基板102を貫通して延在する第4のビア118とを含むことができる。
図2〜
図3に関連して説明されているように、ビア112〜118は、基板102の裏面を薄くするエッチングプロセスの前に、基板102を部分的に貫通して延在してもよい。特定の実施形態では、ビア112〜118は、スルーシリコンビア(TSV)であり、ビア112〜118は、金属で充填され得る。特定の実施形態では、金属は、銅(Cu)、タングステン(W)、銀(Ag)、または金(Au)のうちの少なくとも1つを含む。
【0016】
TSVウェハの前面は、活性層104を含むことができる。活性層104は、第1のアルミニウム金属化部分106と、第2のアルミニウム金属化部分108とを含むことができる。特定の実施形態では、TSVウェハの入力および出力(I/O)は、第1および第2のアルミニウム金属化部分106、108に形成され得る。基板102へのコンタクト110も、活性層104に含まれ得る。第2のビア114の部分120は、活性層104内に延在することができる。コンタクト110は、第2のビア114の部分120に結合され得、コンタクト110は、活性層104内に延在する。以下に説明するように、コンタクト110は、正極性を有する静電荷を基板102内に放散することができる。
【0017】
TSVウェハの裏面は、基板102上に形成された分離層126を含むことができる。分離層126は、基板102の選択された部分を金属コンタクトから分離することができる。特定の実施形態では、分離層126は、二酸化シリコン(SiO
2)、窒化シリコン(Si
3N
4)、酸窒化シリコン(SiO
xN
y)、五酸化タンタル(Ta
2O
5)、酸化アルミニウム(Al
2O
3)、および窒化アルミニウム(AlN)、ならびに、ポリイミドのような高分子絶縁材料のうちの少なくとも1つを含む。
【0018】
TSVウェハの裏面は、分離層126上に形成された再配線層134も含むことができる。特定の実施形態では、再配線層134は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)、およびタングステン(W)のうちの少なくとも1つを含む。特定の実施形態では、再配線層134は、主金属の下にアンダーバンプメタライゼーション(UBM)層を有することができる。UBM層は、チタン(Ti)、チタンタングステン(TiW)、窒化タンタル(TaN)、または他のそのような金属およびそれらの多層のうちの少なくとも1つを含むことができる。
図6に関連して説明されているように、分離層126は、再配線層134の一部が基板102と接触する(たとえば、直接接触する)ことを可能にする開口部を含むことができる。再配線層134が基板102に接触したとき、第1のダイオード132は、基板102内に静電荷を放散するように構成され得る。たとえば、再配線層134からの金属(たとえば、銅(Cu))をシリコン(たとえば、基板102)と直接接触して配置することは、ショットキーバリアダイオード(たとえば、第1のダイオード132)を形成することができる。第1のダイオード132は、低(たとえば、接地または負)電圧に応答して活性化することができる。たとえば、第1のダイオード132は、負極性を有する静電荷に応答して活性化し、静電荷を基板102内に放散することができる。
【0019】
TSVウェハの裏面は、正極性を有する静電荷を基板102内に放散するために、第2のダイオード128を含むこともできる。たとえば、n型半導体材料は、第2のビア114上に配置され得る。再配線層134がn型半導体材料と接触したとき、第2のダイオード128は、第2のビア114およびコンタクト110を介して基板102内に静電荷を放散するように形成され得る。たとえば、正極性を有する静電荷は、第2のダイオード128を活性化することができ、コンタクト110まで第2のビア114を通過することができる。コンタクト110は、静電荷を基板102に放散することができる。特定の実施形態では、n型半導体材料は、酸化インジウム(In
2O
3)またはインジウムスズ酸化物(ITO)のうちの少なくとも1つである。
【0020】
TSVウェハの裏面は、再配線層134上にパターン化されたマイクロバンプ138を含むことができる。マイクロバンプ138は、TSVウェハと別のTSVまたは非TSVウエハ(図示せず)との間の相互接続のために使用され得る。マイクロバンプ138は、TSVウェハの部分と別のウェハとの間の導電性を可能にすることができる。たとえば、導電性は、ビア112〜118と、再配線層134と、マイクロバンプ138とを備える導電性経路を介して、TSVウェハのアルミニウム金属化部分106、108から別のTSVウェハに流れることができる。特定の実施形態では、マイクロバンプ138は、TSVウェハが反転されたとき、TSVウェハを他のTSVウェハに接続させるために使用される。TSVウェハの裏面は、再配線層134を外部要素から電気的に分離するために再配線層134上にパターン化された誘電体層136を含むこともできる。
【0021】
図3に関連して説明されているように、TSVウェハは、反転され得、キャリアウェハ124上に配置され得る。接着層122は、TSVウェハを定位置に保持するために、キャリアウェハ124上に配置され得る。
【0022】
動作中、静電荷は、TSVウェハの相互接続中に作成され得る。たとえば、静電荷は、TSVウェハを他のTSVウェハに接続したときの温度および電圧変動に起因して、マイクロバンプ138およびビア112〜118で生成され得る。第1および第2のダイオード132、128は、静電荷を基板102内に放散することができる。たとえば、負極性を有する静電荷(たとえば、負電荷)に応答して、第1のダイオード132(すなわち、ショットキーバリアダイオード)は、活性化し、静電荷を基板102内に放散することができる。代替的には、またはそれに加えて、正極性を有する静電荷(たとえば、正電荷)に応答して、第2のダイオード128は、活性化し、静電荷を基板102内に放散することができる。たとえば、活性化の際に、第2のダイオード128は、静電荷を、コンタクト110まで第2のビア114を通過させることができ、コンタクト110は、静電荷を基板102内に放散することができる。
【0023】
静電荷を基板102内に放散するためにTSVウェハの裏面に第1および第2のダイオード132、128を形成することは、設計の柔軟性を改善し得ることが理解されるであろう。たとえば、TSVウェハの前面のダイ面積は、静電放電ダイオードのためではなく、能動回路のために使用され得る。再配線層134および基板102を使用して第1のダイオード132(すなわち、ショットキーバリアダイオード)を形成することは、TSVウェハの裏面に埋込み式P−N接合ダイオードを配置することによって他の方法では存在する可能性がある処理温度の制約を低減することができる。たとえば、TSVウェハの裏面にP−N接合ダイオードを埋め込むことは、接合の活性化のために高温を使用することを伴う可能性があり、これは、TSVウェハの前面の集積回路およびI/Oデバイス、ならびに、それが上に位置するTSVウェハとキャリアウェハ124との間の結合に影響を与える可能性がある。ショットキーバリアダイオードは、低温を使用して実現され得る。TSVウェハの裏面は、TSVウェハの前面よりも回路網の密度が低い可能性があるので、静電放電ダイオードとしてショットキーバリアダイオードを使用することにより、温度に対する制約が低減した大きい静電放電ダイオードの使用を可能にし得る。
【0024】
図2を参照すると、TSVウェハの基板102の裏面に静電放電ダイオードを形成する特定の段階を示す図が示されている。特定の実施形態では、
図2に示すTSVウェハの特定の段階は、TSVウェハの前面の製造が完了した後の段階に対応することができる。たとえば、TSVウェハは、基板102と活性層104とを含む。ビア112〜118は、基板102内に埋め込まれている。ビア112〜118の部分(たとえば、第2のビア114の部分120)は、活性層104内であり得る。アルミニウム金属化部分106、108は、活性層104内に実装されている。特定の実施形態では、活性層104の形成、および活性層内の構成要素は、バックエンドオブライン(BEOL)処理を介して形成される。コンタクト110は、活性層104内に延在する第2のビア114の部分120に結合され得、基板102に結合され得る。いくつかの実施形態では、アルミニウム金属化部分106、108の上部にはんだバンプ(図示せず)またはCuピラーバンプ(図示せず)が存在することができる。
【0025】
図3を参照すると、TSVウェハの基板102の裏面に静電放電ダイオードを形成するための別の特定の段階を示す図が示されている。
図3に示す特定の段階中、TSVウェハは、反転され、キャリアウェハ124上に配置される。たとえば、接着層122は、TSVウェハを定位置に保持する(たとえば、接着層122と接触して活性層104とアルミニウム金属化部分106、108とを定位置に保持する)ために、キャリアウェハ124の上部に配置される。
【0026】
図3に示す特定の段階中、基板102の裏面(たとえば、TSVウェハの裏面)は、基板102内に形成されるビア112〜118の部分を露出させるために薄くされ得る。たとえば、基板102の裏面は、エッチングプロセスを使用して薄くされ得る。
【0027】
図4を参照すると、TSVウェハの基板102の裏面に静電放電ダイオードを形成する別の特定の段階を示す図が示されている。
図4に示す特定の段階中、分離層126は、TSVウェハの裏面で基板102上に堆積される。分離層126が基板102上に堆積された後、分離層126は、平坦化され得る。特定の実施形態では、分離層126は、化学機械研磨(CMP)技術を使用して平坦化される。分離層126は、再配線層134(
図1に示す)を基板102から分離することができる。
【0028】
図5を参照すると、TSVウェハの基板102の裏面に静電放電ダイオードを形成するための別の特定の段階を示す図が示されている。
図5に示す特定の段階中、n型半導体材料は、TSVウェハの裏面に堆積され得る。n型半導体材料は、TSVウェハの裏面の特定の領域を覆うようにパターン化され得る。たとえば、n型半導体材料は、第2のビア114の上の領域と第4のビア118の上の領域とを覆うようにパターン化され得る。
図1に関連して説明されているように、n型半導体は、金属化再配線層134によって接触されたとき、第2のダイオード128を形成することができる。
【0029】
図6を参照すると、TSVウェハの基板102の裏面に静電放電ダイオードを形成するための別の特定の段階を示す図が示されている。
図6に示す特定の段階中、開口部130は、分離層126に選択的にパターン化される。開口部130は、基板102の一部を露出させることができる。
【0030】
図7を参照すると、TSVウェハの基板102の裏面に静電放電ダイオードを形成するための別の特定の段階を示す図が示されている。
図7に示す特定の段階中、再配線層134は、第1および第2のダイオード132、128を、それぞれ、形成するために、開口部130内およびn型半導体材料上に堆積され、パターン化される。
【0031】
特定の実施形態では、第1のダイオード132および第2のダイオード128は、実質的に反対の極性を有する。たとえば、第1のダイオード132は、p型ダイオードであり得、第2のダイオード128は、n型ダイオードであり得る。再配線層134が、開口部130を介して基板102と接触したとき、第1のダイオード132は、静電荷を基板102内に放散するように形成され得る。シリコン(たとえば、基板102)と直接接触して再配線層134からの金属(たとえば、銅(Cu)またはアンダーバンプメタライゼーション(UBM))を配置することは、ショットキーバリアを形成することができる。第1のダイオード132は、低(たとえば、接地または負)電圧に応答して活性化することができる。たとえば、負極性を有する静電荷は、第1のダイオード132を活性化することができ、第1のダイオード132は、静電荷を基板102内に放散することができる。再配線層134がn型半導体材料と接触したとき、第2のダイオード128は、第2のビア114およびコンタクト110を介して、静電荷を基板102内に放散するように形成され得る。たとえば、正極性を有する静電荷は、第2のダイオード128を活性化することができ、コンタクト110まで第2のビア114を通過することができる。
【0032】
第1のビア112は、負および正の極性を有する静電荷から保護され得ることが理解されるであろう。たとえば、第1のビア112は、再配線層134に電気的に結合され得る。再配線層134と接触する負極性を有する静電荷は、第1のダイオード132を活性化することができる。活性化の際、静電荷は、基板102内に放電され得る。再配線層134と接触する正極性を有する静電荷は、第2のダイオード128を活性化することができる。活性化の際、静電荷は、第2のビア114およびコンタクト110を介して基板102内に放電され得る。特定の実施形態では、アルミニウム金属化部分106、108内のI/OのようなI/O(図示せず)は、第1のビア112に電気的に結合され得る。I/Oからもたらされる静電放電は、第1のビア112および再配線層134の導電性を使用してTSVの裏面の第1および第2のダイオード132、128を介して基板内に蓄積され得る。
【0033】
図8を参照すると、基板の裏面に静電放電ダイオードを含むTSVウェハの別の特定の例示的な実施形態が示されている。
図8に示すTSVウェハは、TSVウェハの裏面にトレンチ800を含むことができる。
【0034】
たとえば、
図7中の再配線層134を堆積する前に、トレンチ800は、基板102内に作成され得る。トレンチ800を作成することで、基板102と第1のダイオード132との間の直列抵抗を低減することができる。たとえば、トレンチ800の側壁は、再配線層134と基板102との間の接触面積を増大させることができ、これは、より大きい第1のダイオード132を生成することができる。トレンチ800は、静電荷を基板102により近づけさせることもでき、これは、第1のダイオード132の寄生抵抗を低減することができる。
【0035】
図9を参照すると、基板の裏面に静電放電ダイオードを含むTSVウェハの別の特定の例示的な実施形態が示されている。
図9に示すTSVウェハは、TSVウェハの前面にトレンチ900を含むことができる。トレンチ900を作成することで、基板102と第2のダイオード128との間の直列抵抗を低減することもできる。
【0036】
図10を参照すると、基板の裏面に静電放電ダイオードを含むTSVウェハの別の特定の例示的な実施形態が示されている。
図10に示すTSVウェハは、TSVウェハの裏面の静電放電ダイオードと基板102との間の抵抗を低減するために、TSVウェハの裏面に基板コンタクト1000を含むことができる。
【0037】
図11を参照すると、TSVウェハの基板の裏面に静電放電ダイオードを形成する方法の特定の例示的な実施形態が示されている。
図11の方法は、
図1〜
図10に示すTSVウェハの実施形態を製造する、またはそれらを参照して製造するために実行され得る。
【0038】
方法は、1102で、基板に形成された第1のビアの部分を露出させるために、基板の裏面を薄くするステップを含むことができる。たとえば、
図3では、基板102の裏面(たとえば、TSVウェハの裏面)は、基板102内に形成された第1のビア112の部分を露出させるために薄くされ得る。基板102の裏面は、エッチングプロセスを使用して薄くされ得る。
【0039】
1104で、第1のダイオードは、基板の裏面に形成され得る。たとえば、
図7では、再配線層134は、第1および第2のダイオード132、128を、それぞれ形成するために、開口部130内およびn型半導体材料上に堆積され、パターン化され得る。第1のダイオード132は、再配線層134を介して第1のビア112に結合され得、第2のダイオード128は、再配線層134を介して第2のビア114に結合され得る。
【0040】
図11の方法は、静電荷を基板102内に放散するためにTSVウェハの裏面に第1および第2のダイオード132、128を形成することによって、設計の柔軟性を改善することができることが理解されるであろう。たとえば、TSVウェハの前面のダイ面積は、静電放電ダイオードのためではなく、能動回路のために潜在的に使用され得る。再配線層134および基板102を使用して第1のダイオード132(すなわち、ショットキーバリアダイオード)を形成することによって、TSVウェハの裏面に埋込み式P−N接合ダイオードを配置することによって他の方法では存在する可能性がある温度の制約を低減することができる。たとえば、TSVウェハの裏面にP−N接合ダイオードを埋め込むことは、高温の使用を伴う可能性があり、これは、TSVウェハの前面の集積回路およびI/Oに影響を与える可能性がある。ショットキーバリアダイオードは、低温を使用して実現され得る。TSVウェハの裏面は、TSVウェハの前面よりも回路網の密度が低い可能性があるので、静電放電ダイオードとしてショットキーバリアダイオードを使用することは、温度に対する制約が低減した大きい静電放電ダイオードの使用を可能にすることができる。
【0041】
図12を参照すると、TSVウェハの基板の裏面に静電放電ダイオードを形成するための方法の別の特定の例示的な実施形態が示されている。
図12の方法は、
図1〜
図10に示すTSVウェハの実施形態を製造する、またはそれらを参照して製造するために実行され得る。
【0042】
方法は、1202で、基板に形成された第1のビアの部分を露出させ、基板に形成された第2のビアの部分を露出させるために、基板の裏面を薄くするステップを含むことができる。たとえば、
図3では、基板102の裏面(たとえば、TSVウェハの裏面)は、基板102内に形成された第1のビア112の部分と、基板102内に形成された第2のビア114の部分とを露出させるために薄くされ得る。基板102の裏面は、エッチング処理を使用して薄くされ得る。
【0043】
1204で、分離層は、基板の裏面上に堆積され得、平坦化され得る。たとえば、
図4では、分離層126は、TSVウェハの裏面で、基板102上に堆積される。分離層126が基板102上に堆積された後、分離層126は、平坦化され得る。特定の実施形態では、分離層126は、化学機械研磨(CMP)技術を使用して平坦化される。分離層126は、再配線層134(
図1に示すような)を基板102から分離することができる。
【0044】
1206で、n型半導体材料は、第2のビア上に堆積され得る。たとえば、
図5では、n型半導体材料は、TSVウェハの裏面上に堆積され得る。n型半導体材料は、TSVウェハの裏面の特定の領域を覆うようにパターン化され得る。たとえば、n型半導体材料は、第2のビア114の上の領域を覆うようにパターン化され得る。1208で、開口部は、第1のビアと第2のビアとの間の分離層に選択的にパターン化され得る。たとえば、
図6では、開口部130は、第1および第2のビア112、114の間の分離層126に選択的にパターン化されている。開口部130は、基板102と接触することができる。
【0045】
1210で、再配線層は、n型半導体材料上と、分離層上と、第1のビア上と、開口部内とに堆積され得る。たとえば、
図7では、再配線層134は、第1および第2のダイオード132、128を、それぞれ形成するために、開口部130内およびn型半導体材料上に堆積され得、パターン化され得る。再配線層134が、開口部130を介して基板102に接触したとき、第1のダイオード132は、静電荷を基板102内に放散するように形成され得る。シリコン(たとえば、基板102)と直接接触して再配線層134からの金属(たとえば、銅(Cu)またはアンダーバンプメタライゼーション(UBM))を配置することで、ショットキーバリアを形成することができる。第1のダイオード132は、低(たとえば、接地または負)電圧に応答して活性化することができる。たとえば、負極性を有する静電荷は、第1のダイオード132を活性化することができ、第1のダイオード132は、静電荷を基板102内に放散することができる。再配線層134がn型半導体材料と接触したとき、第2のダイオード128は、第2のビア114とコンタクト110とを介して静電荷を基板102内に放散するように形成され得る。たとえば、正極性を有する静電荷は、第2のダイオード128を活性化することができ、コンタクト110まで第2のビア114を通過することができる。
【0046】
図13を参照すると、ワイヤレス通信デバイスの特定の例示的な実施形態のブロック図が示されており、全体が1300と表される。デバイス1300は、メモリ1332(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD−ROM)、または当技術分野で知られている任意の他の形態の非一時的記憶媒体)に結合されたデジタル信号プロセッサ(DSP)などのプロセッサ1310を含む。メモリ1332は、プロセッサ1310によって実行可能な命令1362を記憶することができる。メモリ1332は、プロセッサ1310にアクセス可能なデータ1366を記憶することができる。
【0047】
デバイス1300は、基板の裏面に静電放電ダイオードを含むTSVウェハ1348を含む。例示的な実施形態では、TSVウェハ1348は、
図1〜
図10に示すTSVウェハに対応することができる。
図13は、プロセッサ1310とディスプレイ1328とに結合されたディスプレイコントローラ1326も示す。コーダ/デコーダ(コーデック)1334も、プロセッサ1310に結合することができる。スピーカ1336およびマイクロフォン1338は、コーデック1334に結合され得る。
図13は、ワイヤレスコントローラ1340がプロセッサ1310に結合され得、さらに、RFインターフェース1352を介してアンテナ1342に結合され得ることも示す。
【0048】
特定の実施形態では、プロセッサ1310、ディスプレイコントローラ1326、メモリ1332、コーデック1334、およびワイヤレスコントローラ1340は、システムインパッケージまたはシステムオンチップデバイス1322に含まれる。特定の実施形態では、入力デバイス1330および電源1344は、システムオンチップデバイス1322に結合されている。さらに、特定の実施形態では、
図13に示すように、ディスプレイ1328、入力デバイス1330、スピーカ1336、マイクロフォン1338、アンテナ1342、および電源1344は、システムオンチップデバイス1322の外部にある。しかしながら、ディスプレイ1328、入力デバイス1330、スピーカ1336、マイクロフォン1338、ワイヤレスアンテナ1342、および電源1344の各々は、インターフェースまたはコントローラのようなシステムオンチップデバイス1322の構成要素に結合され得る。
【0049】
前述の開示されているデバイスおよび機能は、コンピュータ可読媒体に記憶されたコンピュータファイル(たとえば、RTL、GDSII、GERBER、など)内に設計および構成され得る。いくつかまたはすべてのそのようなファイルは、そのようなファイルに基づいてデバイスを製造する製造取扱者に提供され得る。もたらされる生成物は、半導体ウェハを含み、半導体ウェハは、次いで、半導体ダイに切断され、半導体チップにパッケージ化される。
図14をさらに参照しながら説明するように、半導体チップは、次いで電子デバイスに組み込まれる。
【0050】
図14を参照すると、電子デバイス製造プロセスの特定の例示的な実施形態が示され、全体が1400と表される。
図14で、物理デバイス情報1402が、製造プロセス1400において、調査コンピュータ1406などにおいて受け取られる。物理デバイス情報1402は、基板の裏面に静電放電ダイオードを含むTSVウェハ(たとえば、
図1〜
図10に示すTSVウェハ、および/または
図11〜
図12の方法1100〜1200に従って形成されたTSVウェハ)のような半導体デバイスの少なくとも1つの物理的特性を表す設計情報を含むことができる。たとえば、物理デバイス情報1402は、調査コンピュータ1406に結合されたユーザーインターフェース1404を介して入力された、物理的パラメータと、材料特性と、構造情報とを含むことができる。調査コンピュータ1406は、メモリ1410のようなコンピュータ可読媒体に結合された1つまたは複数の処理コアのようなプロセッサ1408を含む。メモリ1410は、プロセッサ1408に、ファイルフォーマットに準拠するように物理デバイス情報1402を変換させ、ライブラリファイル1412を生成させるために実行可能なコンピュータ可読命令を記憶することができる。
【0051】
特定の実施形態では、ライブラリファイル1412は、変換された設計情報を含む少なくとも1つのデータを含む。たとえば、ライブラリファイル1412は、電子設計自動化(EDA)ツール1420と共に使用するために提供された、基板の裏面に静電放電ダイオードを含むTSVウェハ(たとえば、
図1〜
図10に示すTSVウェハ、および/または
図11〜
図12の方法1100〜1200に従って形成されたTSVウェハ)のようなデバイスのライブラリを含むことができる。
【0052】
ライブラリファイル1412は、メモリ1418に結合された1つまたは複数の処理コアのようなプロセッサ1416を含む設計コンピュータ1414で、EDAツール1420と共に使用され得る。EDAツール1420は、設計コンピュータ1414のユーザーが、ライブラリファイル1412を使用して基板の裏面に静電放電ダイオードを含むTSVウェハ(たとえば、
図1〜
図10に示すTSVウェハ、および/または
図11〜
図12の方法1100〜1200に従って形成されたTSVウェハ)を設計することを可能にするために、プロセッサ実行可能命令としてメモリ1418に記憶され得る。たとえば、設計コンピュータ1414のユーザーは、設計コンピュータ1414に結合されたユーザーインターフェース1424を介して回路設計情報1422を入力することができる。回路設計情報1422は、基板の裏面に静電放電ダイオードを含むTSVウェハ(たとえば、
図1〜
図10に示すTSVウェハ、および/または
図11〜
図12の方法1100〜1200に従って形成されたTSVウェハ)の少なくとも1つの物理的特性を表す設計情報を含むことができる。説明するために、回路設計特性は、回路設計内の特定の回路の識別および他の要素との関係、位置決め情報、特徴サイズ情報、相互接続情報、または、半導体デバイスの物理的特性を表す他の情報を含むことができる。
【0053】
設計コンピュータ1414は、回路設計情報1422を含む設計情報を、ファイルフォーマットに準拠するように変換するように設計され得る。説明するために、ファイル構成は、平面幾何学的形状、テキストラベル、および、グラフィックデータシステム(GDSII)ファイルフォーマットのような階層的フォーマットでの回路レイアウトについての他の情報を表すデータベースバイナリファイルフォーマットを含むことができる。設計コンピュータ1414は、他の回路または情報に加えて、基板の裏面に静電放電ダイオードを含むTSVウェハ(たとえば、
図1〜
図10に示すTSVウェハ、および/または
図11〜
図12の方法1100〜1200に従って形成されたTSVウェハ)を記述する情報を含むGDSIIファイル1426のような、変換された設計情報を含むデータファイルを生成するように構成され得る。説明するために、データファイルは、基板の裏面に静電放電ダイオードを含むTSVウェハ(たとえば、
図1〜
図10に示すTSVウェハ、および/または
図11〜
図12の方法1100〜1200に従って形成されたTSVウェハ)を含み、また、SOC内の追加の電子回路および構成要素を含む、システムオンチップ(SOC)に対応する情報を含むことができる。
【0054】
GDSIIファイル1426は、GDSIIファイル1426内の変換された情報に従って基板の裏面に静電放電ダイオードを含むTSVウェハ(たとえば、
図1〜
図10に示すTSVウェハ、および/または
図11〜
図12の方法1100〜1200に従って形成されたTSVウェハ)を製造するために、製造プロセス1428で受信され得る。たとえば、デバイス製造プロセスは、代表的なマスク1432として示されている、フォトリソグラフィプロセスで使用されるマスクのような、1つまたは複数のマスクを作成するために、GDSIIファイル1426をマスク製造業者1430に提供することを含むことができる。マスク1432は、試験され得、代表的なダイ1436のようなダイに分離され得る、1つまたは複数のウェハ1434を生成するために、製造プロセス中に使用され得る。ダイ1436は、基板の裏面に静電放電ダイオードを含むTSVウェハ(たとえば、
図1〜
図10に示すTSVウェハ、および/または
図11〜
図12の方法1100〜1200に従って形成されたTSVウェハ)を含む。
【0055】
説明した実施形態に関連して、非一時的なコンピュータ可読媒体は、
図11の方法1100、
図12の方法1200、またはそれらの任意の組み合わせを実行するためにコンピュータによって実行可能な命令を記憶する。たとえば、半導体製造工場の設備は、コンピュータとメモリとを含むことができ、
図11の方法1100、
図12の方法1200、または、製造プロセス1428に関連し、GSDIIファイル1426を使用するような、それらの任意の組み合わせを実行することができる。説明するために、コンピュータは、
図11を参照して説明されているように、基板に形成された第1のビアの部分を露出させるように基板の裏面を薄くするステップを開始する命令と、基板の裏面に第1のダイオードを形成するステップを開始する命令とを実行することができる。
【0056】
ダイ1436は、ダイ1436が代表的なパッケージ1440に組み込まれるパッケージ化プロセス1438に提供され得る。たとえば、パッケージ1440は、システムインパッケージ(SiP)配置のような、単一のダイ1436または複数のダイを含むことができる。パッケージ1440は、電子デバイス技術合同協議会(JEDEC: Joint Electron Device Engineering Council)規格のような、1つまたは複数の規格または仕様に従うように構成され得る。
【0057】
パッケージ1440に関連する情報は、コンピュータ1446に記憶された構成要素ライブラリを介すなどして、様々な製品設計者に配布され得る。コンピュータ1446は、メモリ1450に結合された1つまたは複数の処理コアのようなプロセッサ1448を含むことができる。プリント回路基板(PCB)ツールは、ユーザーインターフェース1444を介してコンピュータ1446のユーザーから受信されたPCB設計情報1442を処理するために、メモリ1450にプロセッサ実行可能命令として記憶され得る。PCB設計情報1442は、回路基板上のパッケージ化された半導体デバイスの物理的な位置決め情報を含むことができ、パッケージ化された半導体デバイスは、基板の裏面に静電放電ダイオードを含むTSVウェハ(たとえば、
図1〜
図10に示すTSVウェハ、および/または
図11〜
図12の方法1100〜1200に従って形成されたTSVウェハ)を含むパッケージ1440に対応する。
【0058】
コンピュータ1446は、回路基板上のパッケージ化された半導体デバイスの物理的な位置決め情報、ならびに、トレースおよびビアのような電気的接続のレイアウトを含むデータを有する、GERBERファイル1452のようなデータファイルを生成するために、PCB設計情報1442を変換するように構成され得、ここで、パッケージ化された半導体デバイスは、基板の裏面に静電放電ダイオードを含むTSVウェハ(たとえば、
図1〜
図10に示すTSVウェハ、および/または
図11〜
図12の方法1100〜1200に従って形成されたTSVウェハ)を含むパッケージ1440に対応する。他の実施形態では、変換されたPCB設計情報によって生成されたデータファイルは、GERBERフォーマット以外のフォーマットを有することができる。
【0059】
GERBERファイル1452は、基板組み立てプロセス1454で受信され得、GERBERファイル1452内に記憶された設計情報に従って製造された代表的なPCB1456のようなPCBを作成するために使用され得る。たとえば、GERBERファイル1452は、PCB製造プロセスの様々なステップを実行するために、1つまたは複数のマシンにアップロードされ得る。PCB1456は、代表的なプリント回路基板アセンブリ(PCA)1458を形成するために、パッケージ1440を含む電子構成要素が配置され得る。
【0060】
PCA1458は、生成物製造プロセス1460で受信され得、第1の代表的な電子デバイス1462および第2の代表的な電子デバイス1464のような1つまたは複数の電子デバイスに組み込まれ得る。例示的な非限定的な例として、第1の代表的な電子デバイス1462、第2の代表的な電子デバイス1464、または両方は、携帯電話、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(LAN)デバイス、セットトップボックス、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、娯楽ユニット、ナビゲーションデバイス、通信デバイス、携帯情報端末(PDA)、固定位置データユニット、およびコンピュータのグループから選択され得、これらの中に、基板の裏面に静電放電ダイオードを含むTSVウェハ(たとえば、
図1〜
図10に示すTSVウェハ、および/または
図11〜
図12の方法1100〜1200に従って形成されたTSVウェハ)が組み込まれている。別の例示的な非限定的な例として、1つまたは複数の電子デバイス1462および1464は、携帯電話のようなリモートユニット、ハンドヘルドパーソナル通信システム(PCS)ユニット、携帯情報端末のようなポータブルデータユニット、全地球測位システム(GPS)対応デバイス、ナビゲーションデバイス、メータ検針機器のような固定位置データユニット、または、データもしくはコンピュータ命令を記憶もしくは受信する任意の他のデバイス、またはそれらの組み合わせであり得る。
図13は、本開示の教示によるリモートユニットを示しているが、本開示は、これらの例示されているユニットに限定されない。本開示の実施形態は、好ましくは、メモリとオンチップ回路網とを含む能動集積回路網を含む任意のデバイスで用いられ得る。
【0061】
基板の裏面に静電放電ダイオードを含むTSVウェハ(たとえば、
図1〜
図10に示すTSVウェハ、および/または
図11〜
図12の方法1100〜1200に従って形成されたTSVウェハ)を含むデバイスは、例示的なプロセス1400で説明されているように、製造され得、処理され得、電子デバイスに組み込まれ得る。
図1〜
図10を参照して開示されている実施形態の1つまたは複数の態様は、ライブラリファイル1412内、GDSIIファイル1426内、およびGERBERファイル1452内のような、様々な処理段階で含まれ得、同時に、調査コンピュータ1406のメモリ1410、設計コンピュータ1414のメモリ1418、コンピュータ1446のメモリ1450、基板アセンブリプロセス1454のような様々な段階で使用される1つまたは複数の他のコンピュータまたはプロセッサ(図示せず)のメモリに記憶され得、また、マスク1432、ダイ1436、パッケージ1440、PCA1458、またはプロトタイプの回路もしくはデバイスのような他の製品(図示せず)、またはそれらの組み合わせのような1つまたは複数の他の物理的実施形態に組み込まれ得る。TSVウェハの裏面に静電放電ダイオードを形成するために様々な代表的な段階が
図1〜
図12を参照して示されているが、他の実施形態では、より少ない段階が使用され得、または、追加の段階が含まれ得る。同様に、
図14のプロセス1400は、プロセス1400の様々な段階を実行する、単一のエンティティによって、または1つもしくは複数のエンティティによって実行され得る。
【0062】
説明されている実施形態に関連して、負極性を有する静電荷をスルーシリコンビア(TSV)ウェハの基板内に放散するための手段を含む装置が開示される。負極性を有する静電荷を放散するための手段は、基板の裏面に配置され得る。たとえば、負極性を有する静電荷を放散するための手段は、
図1〜
図10に示すTSVウェハの第1のダイオード132を含むことができる。
【0063】
装置は、正極性を有する静電荷を基板内に放散するための手段も含む。正極性を有する静電荷を放散するための手段は、基板の裏面に配置され得る。正極性を有する静電荷を放散するための手段は、
図1〜
図10に示すTSVウェハの第2のダイオード128を含むことができる。
【0064】
当業者は、本明細書に開示されている実施形態に関連して説明されている様々な例示的な論理ブロック、構成、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェアとして、プロセッサによって実行されるコンピュータソフトウェアとして、または両方の組み合わせとして実現され得ることをさらに理解するであろう。様々な例示的な構成要素、ブロック、構成、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能の観点から一般的に上記で説明されている。そのような機能がハードウェアまたはプロセッサ実行可能命令のいずれとして実現されるのかは、システム全体に課される特定の用途および設計制約に依存する。当業者は、説明されている機能を、各々の特定の用途のために様々な方法で実現することができるが、そのような実現の決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすと解釈されるべきではない。
【0065】
本明細書に開示されている実施形態に関連して説明されている方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、または2つの組み合わせで具体化され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラム可能読み出し専用メモリ(PROM)、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)、または、当該技術分野で公知の任意の他の形態の非一時的記憶媒体内に存在することができる。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体は、プロセッサと一体であり得る。プロセッサおよび記憶媒体は、特定用途向け集積回路(ASIC)内に存在することができる。ASICは、コンピューティングデバイスまたはユーザー端末内に存在することができる。代替的に、プロセッサおよび記憶媒体は、コンピューティングデバイスまたはユーザー端末内の別個の構成要素として存在することができる。
【0066】
開示されている実施形態の前述の説明は、当業者が開示されている実施形態を作製または使用することを可能にするために提供されている。これらの実施形態に対する様々な修正は、当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義されている原理は、本開示の範囲から逸脱することなく、他の実施形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書に示されている実施形態に限定されることを意図されておらず、以下の特許請求の範囲によって定義される原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。