(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6254303
(24)【登録日】2017年12月8日
(45)【発行日】2017年12月27日
(54)【発明の名称】ユーザ識別モジュールプロトコルの切替
(51)【国際特許分類】
G06K 7/00 20060101AFI20171218BHJP
H04M 1/00 20060101ALI20171218BHJP
【FI】
G06K7/00 052
H04M1/00 R
【請求項の数】30
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2016-569660(P2016-569660)
(86)(22)【出願日】2015年4月8日
(65)【公表番号】特表2017-517973(P2017-517973A)
(43)【公表日】2017年6月29日
(86)【国際出願番号】US2015024987
(87)【国際公開番号】WO2015183417
(87)【国際公開日】20151203
【審査請求日】2016年11月25日
(31)【優先権主張番号】14/292,014
(32)【優先日】2014年5月30日
(33)【優先権主張国】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】サマタ・スダバットゥーラ
(72)【発明者】
【氏名】シャム・シン
(72)【発明者】
【氏名】ホセ・アルフレド・ルヴァルカバ
(72)【発明者】
【氏名】ジャイェシュ・シャルマ
【審査官】
甲斐 哲雄
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2013/0237286(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2010/0224684(US,A1)
【文献】
特開2013−125492(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06K 7/00
H04M 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユニバーサル集積回路カード(UICC)の動作モードをISO 7816-12 USB UICC伝送プロトコルモード(USBモード)に設定するように構成された第1のプロセッサと、
バッテリーの電力レベルに応じて、前記UICCが前記USBモードからISO 7816-3 T=0/T=1伝送プロトコルモード(ISOモード)にフォールバックできるように構成された第2のプロセッサと
を含む、モバイル通信デバイス。
【請求項2】
前記第2のプロセッサが、1つまたは複数の所定の条件に基づいて、前記UICCを前記USBモードから前記ISOモードにフォールバックさせるように構成される、請求項1に記載のモバイル通信デバイス。
【請求項3】
前記所定の条件が、最低バッテリー電力レベル、前記UICCが前記USBモードで通信できないこと、時刻、ネットワークサービスプロバイダ、およびモバイル通信デバイス位置のうちの1つまたは複数を含む、請求項2に記載のモバイル通信デバイス。
【請求項4】
ディスプレイデバイスをさらに含み、
前記所定の条件が、前記ディスプレイデバイス上に提示されるメニュー選択によりユーザが設定可能である、請求項3に記載のモバイル通信デバイス。
【請求項5】
前記第2のプロセッサが、1つまたは複数の所定の基準に応じてフォールバックを回避するように構成される、請求項2に記載のモバイル通信デバイス。
【請求項6】
前記所定の基準が、通話が進行中であること、およびアプリケーションプログラムが前記UICCにアクセスしていることのうちの1つまたは複数を含む、請求項5に記載のモバイル通信デバイス。
【請求項7】
前記バッテリーの前記電力レベルを監視し、前記バッテリーの前記電力レベルの表示を前記第2のプロセッサに提供するように構成されたシステム電力監視ユニット
をさらに含み、
前記バッテリーの前記表示された電力レベルが最低電力しきい値レベルを下回ると、前記第2のプロセッサが、前記UICCを前記USBモードから前記ISOモードにフォールバックさせるように構成される、請求項1に記載のモバイル通信デバイス。
【請求項8】
前記バッテリーの前記表示された電力レベルが前記最低電力しきい値レベルを下回った後に前記最低電力しきい値レベルを上回ると、前記第2のプロセッサが、前記UICCを前記ISOモードから前記USBモードにフォールバックさせるように構成される、請求項7に記載のモバイル通信デバイス。
【請求項9】
前記バッテリーの前記最低電力しきい値レベルが、ユーザが設定可能なレベルである、請求項7に記載のモバイル通信デバイス。
【請求項10】
前記バッテリーの前記最低電力しきい値レベルが、前記第2のプロセッサによる、前記第1のプロセッサおよび前記第2のプロセッサの電力要件の推定に少なくとも部分的に基づいて、前記第2のプロセッサによって決定される、請求項7に記載のモバイル通信デバイス。
【請求項11】
前記第1のプロセッサがモデムプロセッサであり、前記第2のプロセッサがアプリケーションプロセッサである、請求項1に記載のモバイル通信デバイス。
【請求項12】
前記第1のプロセッサおよび前記第2のプロセッサが、同じプロセッサである、請求項1に記載のモバイル通信デバイス。
【請求項13】
第1のプロセッサと、
ISO 7816-12 USB UICC伝送プロトコルモード(USBモード)およびISO 7816-3 T=0/T=1伝送プロトコルモード(ISOモード)で動作するように構成されたユニバーサル集積回路カード(UICC)と
を含み、
前記第1のプロセッサが、前記UICCを前記USBモードで始動させ、
前記UICCが前記USBモードで始動せず、フォールバックが有効にされている場合、バッテリーの電力レベルに応じて、前記UICCの動作モードを前記USBモードから前記ISOモードに切り替える
ように構成される、モバイル通信デバイス。
【請求項14】
前記UICCの動作を決定するための1つまたは複数のユーザが選択可能なオプションを表示するように構成されたディスプレイデバイスと、
前記1つまたは複数のユーザが選択可能なオプションのうちの少なくとも1つを選択するように構成された入力デバイスと
をさらに含み、
前記1つまたは複数のユーザが選択可能なオプションのうちの1つが、フォールバックを有効にする、請求項13に記載のモバイル通信デバイス。
【請求項15】
ユーザ入力に応答して、前記UICCが前記USBモードから前記ISOモードにフォールバックできるように構成された第2のプロセッサをさらに含む、請求項13に記載のモバイル通信デバイス。
【請求項16】
前記バッテリーの前記電力レベルを監視し、前記バッテリーの前記電力レベルの表示を前記第2のプロセッサに提供するように構成されたシステム電力監視ユニット
をさらに含み、
前記バッテリーの前記表示された電力レベルが最低電力しきい値レベルを下回ると、前記第2のプロセッサが、前記UICCを前記USBモードから前記ISOモードにフォールバックさせるように構成される、請求項15に記載のモバイル通信デバイス。
【請求項17】
前記バッテリーの前記表示された電力レベルが前記最低電力しきい値レベルを下回った後に前記最低電力しきい値レベルを上回ると、前記第2のプロセッサが、前記UICCを前記ISOモードから前記USBモードにフォールバックさせるように構成される、請求項16に記載のモバイル通信デバイス。
【請求項18】
前記バッテリーの前記最低電力しきい値レベルが、前記第2のプロセッサによる、前記第1のプロセッサおよび前記第2のプロセッサの電力要件の推定に少なくとも部分的に基づいて、前記第2のプロセッサによって決定される、請求項16に記載のモバイル通信デバイス。
【請求項19】
前記第1のプロセッサがモデムプロセッサであり、前記第2のプロセッサがアプリケーションプロセッサである、請求項15に記載のモバイル通信デバイス。
【請求項20】
前記第1のプロセッサおよび前記第2のプロセッサが、同じプロセッサである、請求項15に記載のモバイル通信デバイス。
【請求項21】
ユニバーサル集積回路カード(UICC)伝送プロトコルを切り替えるための方法であって、
前記UICCの動作モードをISO 7816-12 USB UICC伝送プロトコルモード(USBモード)に設定するステップと、
バッテリーの電力レベルに応じて、前記UICCが前記USBモードからISO 7816-3 T=0/T=1伝送プロトコルモード(ISOモード)にフォールバックできるようにするステップと
を含む、方法。
【請求項22】
1つまたは複数の所定の条件に基づいて、前記UICCを前記USBモードから前記ISOモードにフォールバックさせるステップをさらに含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記所定の条件が、最低バッテリー電力レベル、前記UICCが前記USBモードで通信できないこと、時刻、ネットワークサービスプロバイダ、およびモバイル通信デバイス位置のうちの1つまたは複数を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
ディスプレイデバイス上に提示されるメニュー選択により前記所定の条件を設定するステップをさらに含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
フォールバックが、1つまたは複数の所定の基準に応じて回避される、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
前記所定の基準が、通話が進行中であること、およびアプリケーションプログラムが前記UICCにアクセスしていることのうちの1つまたは複数を含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記バッテリーの前記電力レベルを監視するステップと、
前記バッテリーの前記電力レベルの表示を提供するステップと、
前記バッテリーの前記表示された電力レベルが最低電力しきい値レベルを下回ると、前記UICCを前記USBモードから前記ISOモードにフォールバックさせるステップと
をさらに含む、請求項21に記載の方法。
【請求項28】
前記バッテリーの前記表示された電力レベルが前記最低電力しきい値レベルを下回った後に前記最低電力しきい値レベルを上回ると、前記UICCを前記ISOモードから前記USBモードにフォールバックさせるステップをさらに含む、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
ユーザ入力に基づいて前記バッテリーの前記最低電力しきい値レベルを設定するステップをさらに含む、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
第1のプロセッサおよび第2のプロセッサの電力要件の推定に少なくとも部分的に基づいて、前記バッテリーの前記最低電力しきい値レベルを決定するステップをさらに含む、請求項27に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザ識別モジュールプロトコルの切替に関する。
【背景技術】
【0002】
ユニバーサル集積回路カード(UICC:Universal Integrated Circuit Card)は、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)、および符号分割多元接続(CDMA)ネットワークにおいてモバイル通信デバイスで使用されるスマートカードである。UMTSは、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))無線アクセス技術を使用する。
【0003】
UICCは、同じスマートカードが異なるネットワークへのアクセスを提供することを可能にする、いくつかのアプリケーションを含むことができる。GSM(登録商標)またはUMTSネットワークでは、UICC上の加入者識別モジュール(SIM)アプリケーションまたはユニバーサルSIM(USIM)アプリケーションをプロビジョニングする(provision)ことができ、CDMAネットワークでは、CDMA SIM(CSIM)アプリケーションまたはリムーバブルユーザ識別モジュール(R-UIM)をプロビジョニングすることができる。UICCは、CDMA、GSM(登録商標)、またはUMTSモバイル通信デバイスに挿入することができる。UICCと、ISO 7816-12 USB UICC伝送プロトコルを使用するモバイル通信デバイスのメインチップセットとの間の接続には、ユニバーサルシリアルバス(USB)インターフェースが使用される。
【0004】
ロングタームエボリューション(LTE)対応のモバイル通信デバイスを含むモバイル通信デバイスには、ISO 7816-12 USB UICC伝送プロトコルに加えて、ISO 7816-3 T=0/T=1伝送プロトコルがサポートされる。USB UICC伝送プロトコルがモバイル通信デバイスによってサポートされ、UIMがISO 7816-12 USB UICC伝送プロトコルモード(USBモード)で始動する(power up)とき、レガシーISO 7816-3 T=0/T=1伝送プロトコルモード(ISOモード)に比べて電力消費が増える。
【0005】
しかしながら、バッテリー寿命を節約することがモバイル通信デバイスには必要条件になっているので、モバイル通信デバイスをISOプロトコルモードで動作することが、時として、USBモードでの動作よりも好ましいことがある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
モバイル通信デバイスにISO 7816-12 USB UICC伝送プロトコルモードからISO 7816-3 T=0/T=1伝送プロトコルモードへのフォールバックを提供するための装置および方法が提供される。
【0007】
様々な実施形態により、モバイル通信デバイスが提供される。このモバイル通信デバイスは、ユニバーサル集積回路カード(UICC)の動作モードをISO 7816-12 USB UICC伝送プロトコルモード(USBモード)に設定するように構成された第1のプロセッサと、ユーザ入力に応答して、UICCがUSBモードからISO 7816-3 T=0/T=1伝送プロトコルモード(ISOモード)にフォールバックできるように構成された第2のプロセッサとを含むことができる。
【0008】
様々な実施形態により、モバイル通信デバイスが提供される。このモバイル通信デバイスは、ISO 7816-12 USB UICC伝送プロトコルモード(USBモード)およびISO 7816-3 T=0/T=1伝送プロトコルモード(ISOモード)で動作するように構成されたユニバーサル集積回路カード(UICC)を含むことができる。第1のプロセッサは、UICCをUSBモードで始動させる、およびUICCがUSBモードで始動せず、フォールバックが有効にされる場合、UICCの動作モードをUSBモードからISOモードに切り替えるように構成されてよい。
【0009】
様々な実施形態により、ユニバーサル集積回路カード(UICC)通信プロトコルを切り替えるための方法が提供される。この方法は、ユニバーサル集積回路カード(UICC)の動作モードをISO 7816-12 USB UICC伝送プロトコルモード(USBモード)に設定するステップと、ユーザ入力に応答して、UICCがUSBモードからISO 7816-3 T=0/T=1伝送プロトコルモード(ISOモード)にフォールバックできるようにするステップとを含むことができる。
【0010】
様々な実施形態により、ユニバーサル集積回路カード(UICC)伝送プロトコルを切り替えるための方法をプロセッサに実行させるためのプログラムを記憶した非一時的コンピュータ可読媒体が提供される。プログラムは、UICCをISO 7816-12 USB UICC伝送プロトコルモード(USBモード)で始動させることと、UICCがUSBモードで始動せず、フォールバックが有効にされる場合、UICCの動作モードをUSBモードからISO 7816-3 T=0/T=1伝送プロトコルモード(ISOモード)に切り替えることとを含む動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令を含むことができる。
【0011】
本発明の概念の他の特徴および利点は、本発明の概念の態様を例として説明する以下の記載から明らかとなるであろう。
【0012】
本発明の概念の態様および特徴は、添付の図面を参照しながら例示的な実施形態を述べることによってさらに明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】様々な実施形態によるモバイル通信デバイスの部分を示すブロック図である。
【
図2】様々な実施形態によるUICCのための始動方法を示すフローチャートである。
【
図3】様々な実施形態によるフォールバック条件を適用するための方法を示すフロー図である。
【
図4】様々な実施形態によるバッテリー最低電力レベルしきい値に基づいてフォールバック条件を適用するための方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
いくつかの実施形態について説明するが、これらの実施形態は、単に例として提示するものであり、保護の範囲を制限するものではない。本明細書で説明する装置、方法、およびシステムは、様々な他の方法で具現化される場合がある。さらに、本明細書で説明する例示的な方法およびシステムの形態における様々な省略、置換、および変更が、保護の範囲から逸脱することなく行われる場合がある。
【0015】
様々な実施形態は、ISO 7816-12 USB UICC伝送プロトコルとISO 7816-3 T=0/T=1伝送プロトコルとの間でUICCの動作を切り替えるための方法を提供する。ISO 7816-12 USB UICC伝送プロトコル(USBモード)からISO 7816-3 T=0/T=1伝送プロトコル(ISOモード)に切り替えるためのユーザオプション、ならびにいくつかの基準が満たされる指定された条件下でのUSBモードからISOモードへの自動的なフォールバックを提供することによって、電力を節約することができる。本開示で定義するフォールバックは、本明細書ではUSBモードと呼ぶ、ISO 7816-12 USB UICC伝送プロトコルを使用することから、本明細書ではISOモードと呼ぶ、ISO 7816-3 T=0/T=1伝送プロトコルを使用することへの、UICC120の動作モードの変化である。
【0016】
図1は、様々な実施形態によるモバイル通信デバイス100の関連部分を示すブロック図である。
図1に示すように、モバイル通信デバイス100は、モデムプロセッサ110(本明細書では第1のプロセッサとも呼ぶ)と、UICC120と、システム電力監視ユニット130と、バッテリー140と、ストレージ150と、ユーザインターフェースユニット160と、アプリケーションプロセッサ170(本明細書では第2のプロセッサとも呼ぶ)とを含むことができる。モバイル通信デバイス100は、1つまたは複数のワイヤレスネットワークとの通信が可能である、たとえば、限定はしないが、携帯電話、スマートフォン、タブレット、コンピュータなどであってよい。
【0017】
モデムプロセッサ110は、たとえば、限定はしないが、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、または他のプログラマブルデバイスであってよい。様々な例示的な実施形態では、モデムプロセッサ110は、アプリケーションプロセッサ170に統合されてよい。様々な例示的な実施形態では、モデムプロセッサ110は、アプリケーションプロセッサ170とは別であってよい。モデムプロセッサ110は、モデム動作を制御し、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)、たとえば、限定はしないが、CDMA、WCDMA(登録商標)、TDMA、GSM(登録商標)などのために信号処理を提供するように構成されてよい。モバイル通信デバイス100は、同じまたは異なる無線アクセス技術で動作するように構成された2つ以上のモデムを含む場合があることは、当業者には諒解されよう。
【0018】
UICC120は、アプリケーション122、たとえば、限定はしないが、SIMアプリケーション、USIMアプリケーション、CSIMアプリケーション、および/またはR-UIMアプリケーションを含むことができる。UICC120は、ISO 7816-12 USB UICC伝送プロトコルおよび/またはISO 7816-3伝送プロトコルを使用して、モバイル通信デバイス100のモデムプロセッサ110およびアプリケーションプロセッサ170と通信することができる。
【0019】
システム電力監視ユニット130は、バッテリー140の電圧レベルおよび/またはバッテリー140から供給される電流を監視することによって、バッテリー140電力を監視し、アプリケーションプロセッサ170および/またはモデムプロセッサ110に電圧レベルおよび/または供給電流を示す信号を提供するように構成されてよい。
【0020】
ユーザインターフェースユニット160は、入力デバイス162、たとえば、限定はしないが、キーボード、タッチパネル、または他のヒューマンインターフェースデバイスと、ディスプレイデバイス164、たとえば、限定はしないが、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、または他のビデオディスプレイを含むことができる。本発明の概念の範囲から逸脱することなく、他の入力デバイスおよびディスプレイデバイスが使用されてよいことは、当業者には諒解されよう。
【0021】
アプリケーションプロセッサ170は、プログラマブルデバイス、たとえば、限定はしないが、マイクロプロセッサまたはマイクロコントローラであってよく、様々なソフトウェアアプリケーションおよびプログラムの実行を含めた、モバイル通信デバイス100の全体的な動作を制御することができる。
【0022】
アプリケーションプロセッサ170は、USBモードとISOモードとの間でのUICC120動作モードの切替えを制御することができる。代替または追加として、USBモードとISOモードとの間でUICC120動作モードを切り替えることの制御は、モバイル通信デバイス100において別のプロセッサ、たとえば、限定はしないが、モデムプロセッサ110によって実行されてよい。
【0023】
ストレージ150は、アプリケーションプロセッサ170および/またはモデムプロセッサ110によって実行される、モバイルデバイス100の動作に必要なアプリケーションおよび/またはプログラム、ならびにアプリケーションデータおよびユーザデータを記憶してよい。
【0024】
様々な実施形態では、いくつかの条件下で、たとえば、限定はしないが、ホストがUSBモードのUICC120をエニュメレートすることができない、ホストがUSBモードのUICC120をエニュメレートすることができるが、USBリセット手順を正常に完了することができない、ホストがAnswer-to-Reset(ATR)を受信しない、もしくはUSBモードのUICC120から破損したATRを受信するとき、またはホストが、USB動作モード中に最大数の復元試行(recovery attempt)を超えるUICC120トランザクション失敗(たとえば、エラーもしくはタイムアウト)に遭遇し続け、復元することができないとき、USBモードからISOモードへのUICC120フォールバックが、自動的に行われてよい。
【0025】
モデムプロセッサ110は、UICC120がISOモードで始動するか、USBモードで始動するかを制御することができる。
図2は、様々な実施形態によるUICC(たとえば、
図1中の120)のための始動方法200を示すフローチャートである。
図1および
図2に関して、モデムプロセッサ110は、UICC120を最低UICC電圧で始動させるために、リセットコマンドを送ることができる(205)。UICC120には、3つの動作電圧、すなわち5V、3V、および1.8V(それぞれISO/IEC 7816-3クラスA、B、およびC)がある。モデムプロセッサ110とUICC120との間の初期通信には、ISO 7816-3 T=0/T=1伝送プロトコルモード(すなわち、ISOモード)がアクティブ化されて(activated)よい(210)。
【0026】
モデムプロセッサ110は、Answer-To-Reset(ATR)を待つことができる(215)。UICC120がATRを返す場合(215-Y)、ATRは、ISO 7816-12 USB UICC伝送プロトコル(すなわち、USBモード)がサポートされるかどうかを示すことになる(220)。UICC120がUSBモードをサポートしない場合(220-N)、モデムプロセッサ110は、UICC120に対してISO動作モードをアクティブ化することができる(270)。UICC120がUSBモードをサポートする場合(220-Y)、モデムプロセッサ110は、USBモードからISOモードへのフォールバックが有効にされているかどうかを決定することができる(225)。
【0027】
USBモードからISOモードへのフォールバックが有効にされていない場合(225-N)、モデムプロセッサ110は、UICC120にUSBプロトコルおよびパラメータ選択(PPS:Protocol and Parameter Selection)コマンドを送り、UICC120からPPS応答を受信する(230)、データ線、リセット線、およびクロック線を非アクティブ化する(deactivating)(235)、D+およびD-線上のプルダウン抵抗を有効にする(240)、ならびにUSBリセットを送り、UICC120へのコマンドをアドレス指定する(addressing)(245)ことによって、USBモードのUICC120をエニュメレートすることができる。UICC120が20mS以内に接続する場合(250-Y)、UICC120はUSBモードで動作することができる(255)。
【0028】
UICC120が20mS以内に接続しない場合(250-N)、ISOモードをアクティブ化することができ(210)、ATRが受信されない場合(215-N)、モデムプロセッサ110は、UICC120を始動させるために最高動作電圧(すなわち、5V)が印加されたかどうかを決定することができる(260)。UICC120を始動させるために、これまでに最高動作電圧が印加されていなかった場合(260-N)、UICC120動作電圧を上げることができ、UICCは上げた動作電圧で始動することができる(275)。ISOモードを再びアクティブ化することができ(210)、ATRが受信されず(215-N)、UICC120を始動させるために最高動作電圧が印加された場合(260-Y)、UICC120の電源を切ることができる(265)。
【0029】
様々な実施形態では、USBモードからISOモードへ、またはISOモードからUSBモードへのフォールバックのための追加の条件は、ユーザ制御、モデムプロセッサ110制御、および/またはアプリケーションプロセッサ170制御とすることができる。
【0030】
ユーザ制御の下で、ユーザインターフェースユニット160は、ディスプレイデバイス164上にUICC120の動作を決定するためのオプションの1つまたは複数のメニュー163を提示することができる。入力デバイス162による1つまたは複数のメニュー163からのオプションの選択は、たとえば、限定はしないが、フォールバックオプションを有効/無効にする、および/またはUICC120の動作モードを設定することを含むことができる。フォールバックオプションは、デフォルトとして有効および/もしくは無効にされてよい、またはフォールバックオプションは、1つもしくは複数のメニュー163からのオプションの選択により、任意の他の時に変更されてよい。追加または代替として、USBモード専用またはISOモード専用としてUICC120の動作を選択することができる。USB専用モードまたはISO専用モードは、ユーザによってデフォルトモードとして設定されてよい、またはメニュー選択により任意の他の時に変更されてよい。
【0031】
フォールバックオプションが有効にされるとき、USBモードからISOモードへのUICC120フォールバックは、アプリケーションプロセッサ170および/またはモデムプロセッサ110によって決定されるバッテリー140電力しきい値レベルに基づいて、アプリケーションプロセッサ170によって開始されてよい。バッテリー140電力がバッテリー140電力しきい値レベルを下回るとき、USBモードからISOモードへのフォールバックが開始されてよい。同様に、バッテリー140電力がその後に、バッテリー140電力しきい値レベルを超える、たとえば、モバイル通信デバイス100動作電力要件が下がるとき、ISOモードからUSBモードへのフォールバックが開始されてよい。
【0032】
バッテリー140電力レベルは、システム電力監視ユニット130によって監視されてよい。電力監視のためのデバイスおよび方法は、当技術分野では知られており、さらに説明する必要はないことは、当業者には諒解されよう。システム電力監視ユニット130は、電力インジケータ信号132をアプリケーションプロセッサ170および/またはモデムプロセッサ110に提供することができる。バッテリー140最低電力しきい値レベルは、たとえば、完全に充電されたバッテリー140と比べたバッテリー140電圧の残りパーセンテージおよびモバイル通信デバイス100の動作のための必要とされる電流の推定に基づいて決定されてよい。
【0033】
必要とされる電流の推定は、現在の供給電流、およびアプリケーションプロセッサ170の動作要件、たとえば、限定はしないが、実行されているアプリケーションの数、および/またはモデムプロセッサ110の動作要件、たとえば、限定はしないが、アクティブな無線アクセス技術の信号処理要件に基づくことができる。必要とされる電流は、アプリケーションプロセッサ170および/またはモデムプロセッサ110によって推定されてよい。
【0034】
モデムプロセッサ110動作要件に基づいてバッテリー140最低電力しきい値レベルに達する場合、モデムプロセッサ110は、アプリケーションプロセッサ170に、USBモードからISOモードへのUICC120フォールバックを開始させることができる。アプリケーションプロセッサ170動作要件に基づいてバッテリー140最低電力しきい値レベルに達する場合、アプリケーションプロセッサ170は、USBモードからISOモードへのUICC120フォールバックを開始することができる。
【0035】
モデムプロセッサ110動作要件が下げられて、バッテリー140レベル電力がバッテリー140最低電力しきい値レベルを超える場合、アプリケーションプロセッサ170は、ISOモードからUSBモードへのUICC120フォールバックを開始することができる。同様に、アプリケーションプロセッサ170動作要件が下げられて、バッテリー140電力レベルがバッテリー140最低電力しきい値レベルを超える場合、アプリケーションプロセッサ170は、ISOモードからUSBモードへのUICC120フォールバックを開始することができる。
【0036】
追加または代替として、USBモードからISOモードへのUICC120フォールバックのためのバッテリー140最低電力しきい値レベルは、たとえば、モバイル通信デバイス100の初期セットアップ中に、ユーザによってあらかじめ設定されてよい。様々な実施形態では、ユーザインターフェースユニット160は、アプリケーションプロセッサ170がUICC120をUSBモードからISOモードに切り替えさせるバッテリー140最低電力しきい値レベルを、入力デバイス162によりユーザが設定できるように、ディスプレイデバイス164上に1つまたは複数のメニュー163を提示することができる。
【0037】
フォールバックが有効にされるとき、USBパフォーマンスが低下する、すなわちUICCがUSBモードで通信できないとき、たとえば、限定はしないが、バッテリー140電力が非常に低いが、バッテリー140電力レベルしきい値が設定されていないとき、USBモードからISOモードへのUICC120フォールバックが行われてもよい。USBモードからISOモードへのUICC120フォールバックを開始することができる他の条件は、限定はしないが、時刻、ネットワークサービスプロバイダ(すなわち、キャリア)、モバイル通信デバイス100の位置などを含む。フォールバック条件のうちの1つまたは複数が満たされるとき、第1のプロセッサ110または第2のプロセッサ170は、UICC120がUSBモードからISOモードにフォールバックできるように構成されてよい。
【0038】
図3は、様々な実施形態によるフォールバック条件を適用するための方法300を示すフロー図である。
図1〜
図3を参照すると、ユーザインターフェースユニット160は、ディスプレイデバイス164上に1つまたは複数のメニュー163を提示し、たとえば、限定はしないが、USBモード専用もしくはISOモード専用の選択、フォールバックを有効にする、および/またはUSBモードからISOモードへのフォールバックの後にもとのUSBモードへ切り替えるためのユーザオプションを提供することができる。フォールバックが有効にされる場合、メニューオプションは、USBモードからISOモードへのフォールバックがいつ行われてよいか、たとえば、限定はしないが、バッテリー140最低電力レベルしきい値、USBパフォーマンス、時刻、ネットワークサービスプロバイダ(すなわち、キャリア)、モバイル通信デバイス100の位置などを決定するためのユーザが設定可能な条件を含むことができる(310)。
【0039】
方法300に関して、フォールバックが有効にされておらず(315-N)、UICC120がISOモードである(320-Y)場合、UICC120はUSBモードに切り替えられる(325)。フォールバックが有効にされている(315-Y)、またはUICC120がISOモードではない(320-N)場合、UICC120は、フォールバック条件が満たされたかどうかを決定するためにアプリケーションプロセッサ170によって監視される(330)。フォールバック条件は、上述のように、システム電力監視ユニット130(335)、アプリケーションプロセッサ170電力要件(340)、およびモデムプロセッサ110電力要件(345)からの入力を含む。アプリケーションプロセッサ170およびモデムプロセッサ110の電力要件は、たとえば、限定はしないが、アプリケーションプログラム実行の数、オペレーティングシステム条件、信号処理要件などによって決定されてよい。バッテリー140最低電力レベルしきい値がユーザによって設定されない場合、バッテリー140最低電力レベルしきい値は、上述のように、アプリケーションプロセッサ170またはモデムプロセッサ110によって、それらの推定動作要件に基づいて設定されてよい。
【0040】
様々な実施形態では、USBモードからISOモードへのフォールバックを有効にすることができる前に、1つまたは複数の所定の基準を満たすことが、必要とされる場合もある。たとえば、データまたは音声通話が処理中であるとき、USBモードからISOモードへのフォールバックが許可されない場合がある。モバイル通信デバイス100がアイドルモードであるとき、USBモードからISOモードへのフォールバックが許可される場合がある。USBモードからISOモードへのフォールバックが、外部モジュールからの入力で条件付けられる場合がある。たとえば、マルチメディアアプリケーションモジュールが現在USBモードのUICC120にアクセスしていると、USBモードからISOモードへのフォールバックを回避する場合がある。
【0041】
フォールバック条件が満たされていない(350-N)またはUICC120がUSBモードではない(355-N)場合、UICC120の監視が続く(330)。フォールバック条件が満たされており(350-Y)、UICC120がUSBモードである(355-Y)場合、UICCはISOモードにフォールバックすることができる(360)。
【0042】
図4は、様々な実施形態によるバッテリー(たとえば、
図1中の140)最低電力レベルしきい値に基づいてフォールバック条件を適用するための方法400を示すフローチャートである。
図1〜
図4に関して、バッテリー140電力レベルは、システム電力監視ユニット130によって監視されてよい(410)。モデムプロセッサ110動作要件に基づいてバッテリー140最低電力しきい値レベルに達する場合(420-Y)、モデムプロセッサ110は、アプリケーションプロセッサ170に、USBモードからISOモードへのUICC120フォールバックを開始させることができる(440)。
【0043】
モデムプロセッサ110動作要件に基づいてバッテリー140最低電力しきい値レベルに達しておらず(420-N)、アプリケーションプロセッサ170動作要件に基づいてバッテリー140最低電力しきい値レベルに達していない(430-N)場合、バッテリー140電力レベルの監視が続く(410)。アプリケーションプロセッサ170動作要件に基づいてバッテリー140最低電力しきい値レベルに達する場合(430-Y)、アプリケーションプロセッサ170は、USBモードからISOモードへのUICC120フォールバックを開始することができる(440)。
【0044】
USBモードからISOモードへのフォールバック(440)の後、バッテリー140電力レベル監視は続く(450)。バッテリー140電力レベルがバッテリー140最低電力しきい値レベルを下回ったままである場合(460-N)、バッテリー140電力レベルの監視が続く(450)。しかしながら、バッテリー140電力レベルがバッテリー140最低電力しきい値レベルを超える場合(460-Y)、アプリケーションプロセッサ170は、ISOモードからUSBモードへのUICC120フォールバックを開始することができる。
【0045】
添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物は、保護の範囲および趣旨内に入る形または変更形態を含むものとする。たとえば、本明細書で開示する例示的な装置、方法、およびシステムは、複数の通信ネットワークおよび/または通信技術に加入するマルチSIMワイヤレスデバイスに適用されることが可能である。図に示した様々な構成要素は、たとえば、限定はしないが、プロセッサ、ASIC/FPGA/DSP、または専用ハードウェア上にソフトウェアおよび/またはファームウェアとして実装されてよい。また、上記に開示する特定の実施形態例の特徴および特質は、さらなる実施形態を形成するために異なる方法で組み合わされてもよく、その実施形態のすべてが、本開示の範囲内に入る。
【0046】
前述の方法の説明およびプロセスフロー図は、例示的な例として提供されるにすぎず、様々な実施形態のステップが、提示された順序で実施されなければならないことを要求または暗示するものではない。当業者によって諒解されるように、前述の実施形態におけるステップの順序は、任意の順序で実行されてよい。「その後」、「次いで」、「次に」などの単語は、ステップの順序を限定するものではなく、これらの単語は方法の説明を通して読者を導くために使用されるにすぎない。さらに、たとえば、冠詞「a」、「an」、または「the」を使用する単数形での請求項の要素へのいかなる参照も、要素を単数形に限定するものとして解釈すべきではない。
【0047】
本明細書で開示する実施形態に関して説明する様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはその両方の組合せとして実装される場合がある。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップを、一般にそれらの機能に関して上述した。そのような機能がハードウェアとして実現されるか、ソフトウェアとして実現されるかは、特定の用途およびシステム全体に課せられる設計制約によって決まる。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装してもよいが、そのような実装の決定は、本発明の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきではない。
【0048】
本明細書で開示する態様に関して説明する様々な例示的なロジック、論理ブロック、モジュール、および回路を実装するために使用されるハードウェアは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア構成要素、または本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行される場合がある。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、代替では、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラまたは状態マシンであってもよい。プロセッサは、たとえばDSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連結した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のこのような構成など、受信機デバイスの組合せとしても実装されてよい。代替的には、いくつかのステップまたは方法は、所与の機能に固有の回路によって実行されてもよい。
【0049】
1つまたは複数の例示的な態様では、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装することができる。ソフトウェアで実装される場合、機能は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体または非一時的プロセッサ可読記憶媒体上に1つまたは複数の命令またはコードとして記憶されてもよい。本明細書で開示された方法またはアルゴリズムのステップは、非一時的コンピュータ可読またはプロセッサ可読記憶媒体上に常駐することができるプロセッサ実行可能命令において具体化されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体またはプロセッサ可読記憶媒体は、コンピュータまたはプロセッサによってアクセスされる場合がある任意の記憶媒体であってよい。例として、限定はしないが、そのような非一時的コンピュータ可読またはプロセッサ可読記憶媒体は、RAM、EOM、EEPROM、フラッシュメモリ、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気記憶デバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態において所望のプログラムコードを記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を含んでもよい。本明細書で使用される場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピーディスク、およびブルーレイディスクを含み、ディスク(disk)は、通常、磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザーで光学的にデータを再生する。上記の組合せも、非一時的コンピュータ可読媒体およびプロセッサ可読媒体の範囲内に含まれる。さらに、方法またはアルゴリズムの動作は、コードおよび/または命令の1つまたは任意の組合せまたはセットとして非一時的プロセッサ可読記憶媒体および/またはコンピュータ可読記憶媒体上に常駐してよく、非一時的プロセッサ可読記憶媒体および/またはコンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラム製品に組み込まれてもよい。
【0050】
本開示は、いくつかの例示的な実施形態および適用例を提供するが、本明細書に記載する特徴および利点のすべてを提供するとは限らない実施形態など、当業者には明らかである他の実施形態もまた、本開示の範囲内である。したがって、本教示の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ定義されるものとする。
【符号の説明】
【0051】
100 モバイル通信デバイス
110 モデムプロセッサ
120 ユニバーサル集積回路カード(UICC)
122 アプリケーション
130 システム電力監視ユニット
140 バッテリー
150 ストレージ
160 ユーザインターフェース
162 入力デバイス
163 メニュー
164 ディスプレイデバイス
170 アプリケーションプロセッサ