【実施例】
【0176】
<I.化学合成>
特に明記されない限り、試薬と溶媒を、商業供給者から受け取ったものとして使用した。無水の溶媒とオーブンで乾燥させたガラス器具を、湿気及び/又は酸素に感度の高い合成形質転換に使用した。収率を最適化しなかった。反応時間は近似であり、最適化しなかった。別段の定めのない限り、カラムクロマトグラフィーと薄層クロマトグラフィー(TLC)をシリカゲル上で行なった。スペクトルをppm(δ)で与え、結合定数Jをヘルツで報告した。陽子スペクトルについては、溶媒のピークを参照ピークとして用いた。
【0177】
1H NMRスペクトルを、400MHzを加えたBruker Avance IIIに記録し、TMSを内標準として使用した。
【0178】
Agilent LC/MSD 1200シリーズ(カラム:ES(+)又は(−)イオン化モードにおいて作用するWelchrom XB−C18(50×4.6mm、5μm);T=30℃;流量=1.5mL/分)。
【0179】
分取HPLCを以下の条件で実行した:(Flash:Welchrom C18、150×20mm);波長220nm;移動相:A MeCN(0.1%のTFA);B 水(0.1%のTFA);流量:25ml/分;注入量:2mL;ランタイム:30分;平衡:5分。
【0180】
調製物1A及び1B:3−ヨード−1−メチル−1H−インダゾール及び3−ヨード−2−メチル−2H−インダゾール
【0181】
【化29】
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【0182】
3−ヨード−インダゾール(2.0g、8.2mmol)を、N
2下で、0℃でTHF(20mL)中で撹拌した。NaH(60%、394mg、9.8mmol)を加え、反応物を30分撹拌した。ヨードメタン(1.4g、9.8mmol)を加え、室温に温まる間に反応物を一晩撹拌した。溶液を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機物をブラインで洗浄し、(Na
2SO
4で)乾燥し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(10%−40% EtOAc/ヘキサン)による精製によって、2つの異性体を得た:
3−ヨード−1−メチル−1H−インダゾール(1.2g、57%)を、第1の溶出する主要な異性体(major isomer eluting first)として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ4.10 (3H, s), 7.18−7.22 (1H, m), 7.35 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.42−7.46 (2H, m)。
3−ヨード−2−メチル−2H−インダゾール(300mg、14%)を、第2の溶出する小さな異性体(minor isomer eluting second)として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ4.26 (3H, s), 7.12 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.31 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.38 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.65 (1H, d, J = 8.8 Hz)。
【0183】
調製物1C:メチル3−[(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボキシラート
【0184】
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
【0185】
ジオキサン(10mL)中の化合物調製物1A(100mg、0.39mmol)、メチル−3−アミノイソニコチナート(83mg、0.54mmol)、Cs
2CO
3(176mg、0.54mmol)、及びキサントホス(68mg、0.12mmol)の懸濁液に、室温で、N
2下で、Pd
2(dba)
3(36mg、0.039mmol)を加えた。懸濁液を一晩、110℃で加熱した。反応物を濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(20%−60% EtOAc/ヘキサン)による精製により、黄色固形物として75mg(69%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ3.97 (3H, s), 4.00 (3H, s), 7.13 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.33 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.43 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.69 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.79 (1H, br s), 8.18 (1H, br s), 9.76 (1H, s), 10.16 (1H, s). [M+H] calc’d for C
15H
14N
4O
2, 283; found 283。
【0186】
実施例1:3−[(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0187】
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
【0188】
調製物1C(75mg、0.27mmol)を、30分間50℃で、2N NaOH(2mL)を伴うMeOH(2mL)中で撹拌した。溶液を冷却し、1N HClでpH5まで酸性化し、濾過することで、オレンジ色の固形物として50mg(69%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 4.00 (3H, s), 7.16 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.45−7.49 (1H, m), 7.59−7.63 (2H, m), 7.80 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.17 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.68 (1H, s), 10.54 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
14H
12N
4O
2, 269; found, 269。
【0189】
実施例2:3−[(2−メチル−2H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0190】
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
【0191】
表題化合物を、調製物1Cの手順に従い、調製物1Bとメチル3−アミノイソニコチナートから20%の収率で調製し、その後、実施例1に従い加水分解を行った。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ4.00 (3H, s), 6.97−7.01 (1H, m), 7.23−7.27 (1H, m), 7.32 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.59 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.72−7.75 (2H, m), 8.07 (1H, d, J = 7.2 Hz), 9.26 (1H, s), 13.90 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
14H
12N
4O
2, 268; found, 269。
【0192】
実施例3:3−(1,2−ベンズオキサゾール−3−イルアミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0193】
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
【0194】
表題化合物を、調製物1Cの手順に従い1,2−ベンズオキサゾール−3−アミンとメチル3−アミノイソニコチナートから2%の収率で調製し、その後、実施例1に従い加水分解を行った。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 7.49 (1H, s), 7.73−7.90 (4H, m), 8.38 (1H, s), 9.62 (1H, s), 11.32 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
13H
9N
3O
3, 256; found 256。
【0195】
調製4A及び4B:5−クロロ−3−ヨード−1−メチル−1H−インダゾール及び5−クロロ−3−ヨード−2−メチル−2H−インダゾール
【0196】
【化34】
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【0197】
5−クロロ−3−ヨード−インダゾール(1.0g、3.6mmol)を、N
2下で、0℃でDMF(8mL)中で撹拌した。NaH(60%、159mg、3.96mmol)を加え、反応物を45分撹拌した。ヨードメタン(260μL、4.14mmol)を加え、室温に温まる間に反応物を45分間撹拌した。溶液をMeOHでクエンチし、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィーによる精製(10%−40% EtOAc/ヘキサン)によって、2つの異性体を得た:
5−クロロ−3−ヨード−1−メチル−1H−インダゾール(740mg、70%)を、第1の溶出する主要な異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ4.09 (3H, s), 7.30 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.39 (1H, dd, J = 8.9, 1.6 Hz), 7.47 (1H, d, J = 1.6 Hz)。[M+H] calc’d for C
8H
6ClIN
2, 293, 295; found 293, 295。
5−クロロ−3−ヨード−2−メチル−2H−インダゾール(268mg、25%)を、第2の溶出する小さな異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ4.24 (3H, s), 7.24 (1H, dd, J = 9.1, 2.0 Hz), 7.38 (d, 1H, J = 1.9 Hz), 7.59 (1H, d, J = 9.1 Hz)。[M+H] calc’d for C
8H
6ClIN
2, 293, 295; found 293, 295。
【0198】
調製物4C:メチル3−[(5−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボキシラート
【0199】
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
【0200】
表題化合物を、調製物1Cの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物4Aから、25%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ4.00 (3H, s), 4.02 (3H, s), 7.26 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.37 (1H, dd, J = 8.8, 1.8 Hz), 7.67 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.80 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.18 (1H, d, J = 5.2 Hz), 9.74 (1H, s), 10.15 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
15H
13ClN
4O
2, 317, 319; found 317, 319。
【0201】
実施例4:3−[(5−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0202】
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
【0203】
表題化合物を、実施例1の手順に従い、調製物4Cから82%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ4.00 (3H, s), 7.47 (1H, dd, J = 8.9, 1.9 Hz), 7.63 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.67 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.78 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.17 (1H, d, J = 5.1 Hz), 9.56 (1H, s), 10.52 (1H, br s), 14.22 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
14H
11ClN
4O
2, 303, 305; found 303, 305。
【0204】
調製物5A及び5B:3−ヨード−1,6−ジメチル−1H−インダゾール及び3−ヨード−1,6−ジメチル−1H−インダゾール
【0205】
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【0206】
表題化合物を、調製物4Aと4Bの手順に従い、3−ヨード−6−メチル−インダゾールから調製した。
3−ヨード−1,6−ジメチル−1H−インダゾール(78%)を、第1の溶出する主要な異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ2.51 (3H, s), 4.05 (3H, s), 7.02 (1H, dd, J = 8.3, 0.8 Hz), 7.13 (1H, s), 7.33 (1H, d, J = 8.3 Hz)。[M+H] calc’d for C
9H
9IN
2, 273; found 273。
3−ヨード−1,6−ジメチル−1H−インダゾール(11%)を、第2の溶出する小さな異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ2.45 (3H, s), 4.21 (3H, s), 6.95 (1H, dd, J = 8.6, 0.9 Hz), 7.26 (d, 1H, J = 8.5 Hz), 7.39 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
9H
9IN
2, 273; found 273。
【0207】
実施例5:3−[(1,6−ジメチル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0208】
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
【0209】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物5Aから18%の収率で調製し、その後、実施例1に従い加水分解を行った。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ2.47 (3H, s), 3.95 (3H, s), 6.98 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.37 (1H, s), 7.49 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.78 (1H, d, J = 5.0 Hz), 8.15 (1H, d, J = 5.0 Hz), 9.67 (1H, s), 10.68 (1H, br s), 14.16 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
15H
14N
4O
2, 283; found 283。
【0210】
実施例6:3−[(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0211】
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
【0212】
ジオキサン(5mL)中のメチル3−ブロモイソニコチナート(220mg、1.02mmol)、3−アミノ−6−フルオロ−1−メチル−インダゾール(220mg、1.33mmol)、Cs
2CO
3(500mg、1.53mmol)、及びキサントホス(89mg、0.15mmol)の懸濁液に、室温で、N
2下で、Pd
2(dba)
3(47mg、0.051mmol)を加えた。懸濁液を90分間、電子レンジ中で、116℃で加熱した。反応物を濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(10%−40% EtOAc/DCM)による精製により、黄色固形物として228mg(75%)の中間のエステルを得た。
【0213】
1時間、35℃で、MeOH(5mL)中の1N NaOH(1mL)においてエステルを加水分解した。溶液をHOAcで中和し、濃縮した。残留物を水中で取り上げ、超音波で処理し、固形物を濾過によって集めた。固形物をMeOH中で取り上げ、濾過によって集めて、黄色固形物として148mg(71%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ3.96 (3H, s), 7.02 (1H, td, J = 8.9, 1.6 Hz), 7.50 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.63 (1H, dd, J = 8.7, 5.0 Hz), 7.79 (1H, d, J = 5.0 Hz), 8.18 (1H, d, J = 5.0 Hz), 9.67 (1H, s), 10.59 (1H, br s), 14.20 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
14H
11FN
4O
2, 287; found 287。
【0214】
実施例7:3−[(5−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0215】
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
【0216】
表題化合物を、実施例6の基本手順に従い、メチル3−ブロモイソニコチナートと3−アミノ−5−フルオロ−1−メチル−インダゾールから、23%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ4.01 (3H, s), 7.31−7.41 (2H, m), 7.67 (1H, dd, J = 9.1, 4.1 Hz), 7.78 (1H, d, J = 5.0 Hz), 8.16 (1H, d, J = 5.0 Hz), 9.49 (1H, s), 10.33 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
14H
11FN
4O
2, 287; found 287。
【0217】
調製物8A及び8B:3−ヨード−6−メトキシ−1−メチル−1H−インダゾール及び3−ヨード−6−メトキシ−2−メチル−2H−インダゾール
【0218】
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
【0219】
表題化合物を、調製物4Aと4Bの手順に従い、3−ヨード−6−メトキシ−インダゾールから調製した。
3−ヨード−6−メトキシ−1−メチル−1H−インダゾール(68%)を、第1の溶出する主要な異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ3.90 (3H, s), 4.03 (3H, s), 6.67 (1H, d, J = 2.0 Hz), 6.84 (1H, dd, J = 8.9, 2.0 Hz), 7.31 (1H, d, J = 8.9 Hz)。[M+H] calc’d for C
9H
9IN
2O, 289; found 289。
3−ヨード−6−メトキシ−2−メチル−2H−インダゾール(18%)を、第2の溶出する小さな異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ3.86 (3H, s), 4.18 (3H, s), 6.80 (1H, dd, J = 9.1, 2.0 Hz), 6.90 (d, 1H, J = 2.0 Hz), 7.23 (1H, d, J = 9.1 Hz)。[M+H] calc’d for C
9H
9IN
2O, 289; found 289。
【0220】
実施例8:3−[(6−メトキシ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0221】
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
【0222】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物8Aから21%の収率で調製し、その後、実施例1に従い加水分解を行った。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ3.86 (3H, s), 3.90 (3H, s), 6.71 (1H, dd, J = 8.7, 2.0 Hz), 6.99 (1H, d, J = 1.9 Hz), 7.46 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.75 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.02 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.60 (1H, s), 12.29 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
15H
14N
4O
3, 299; found 299。
【0223】
調製物9A:3−ヨード−1−プロピル−1H−インダゾール
【0224】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0225】
NaH(60%、197mg、4.92mmol)を、0℃で、THF(20mL)中の3−ヨードインダゾール(1.0g、4.1mmol)の溶液に加え、反応物を30分間更に撹拌した。ブロモプロパン(605mg、4.9mmol)を0℃で反応物に加えた。溶液を還流に加熱し、一晩撹拌した。その後、溶液を冷却し、水で希釈し、EtOAc(3×30mL)で流出して、有機物をブラインで洗浄し、乾燥して(Na
2SO
4)、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(10%−30% EtOAc/ヘキサン)による精製により、黄色固形物として650mg(56%)の表題化合物を得た。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 0.93 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.93−1.98 (2H, m), 4.35 (2H, t, J = 7.2 Hz), 7.20 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.36−7.49 (3H, m)。
【0226】
実施例9:3−[(1−プロピル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0227】
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0228】
ジオキサン(20mL)中の3−ヨード−1−プロピル−1H−インダゾール(500mg、1.8mmol)、メチル3−アミノイソニコチナート(372mg、2.5mmol)、Cs
2CO
3(1.14g、3.5mmol)、及びキサントホス(152mg、0.26mmol)の懸濁液に、室温で、N
2下で、Pd
2(dba)
3(80mg、0.088mmol)を加えた。懸濁液を一晩、110℃で加熱した。反応物を濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(30%−60% EtOAc/ヘキサン)によって精製して、半純粋なエステル中間体を得た。中間体を2N NaOH(5mL)に加え、30分間50℃で撹拌し、pH5になるまで1N HClで酸性化し、濾過によって集め、オレンジ色の固形物として200mg(39%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ0.86 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.83−1.90 (2H, m), 4.32 (2H, t, J = 6.6 Hz), 7.15 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.45 (1H, t, J = 7.5 Hz), 7.42−7.47 (2H, m), 7.79 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.16 (1H, d, J = 5.1 Hz), 9.69 (1H, s), 10.55 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
16H
16N
4O
2, 297; found 297。
【0229】
調製物9B:メチル3−[(1−プロピル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボキシラート
【0230】
【化45】
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【0231】
エーテル(2mL)中の化合物実施例9(50mg、0.17mmol)の懸濁液に、室温で、エーテル中の1N CH
2N
2(2mL)を加えた。反応物を10分間更に撹拌し、濾過し、濃縮して、黄色固形物として30mg(57%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 0.87 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.84−1.90 (2H, m), 3.96 (3H, s), 4.33 (2H, t, J = 6.8 Hz), 7.16 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.46 (1H, t, J = 6.8 Hz), 7.65−7.67 (2H, m), 7.77 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.17 (1H, d, J = 5.2 Hz), 9.64 (1H, s), 10.03 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
17H
18N
4O
2, 311; found, 311。
【0232】
調製物10A:3−ヨード−1−(3−メトキシ−エチル)−1H−インダゾール
【0233】
【化46】
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【0234】
炭酸カリウム(791mg、5.7mmol)を、室温で、ACN(20mL)中の3−ヨードインダゾール(700mg、2.9mmol)と2−クロロエチルメチル・エーテル(406mg、4.3mmol)の溶液に加えた。反応物を一晩、還流に加熱し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(15%−50% EtOAc/ヘキサン)によって精製して、淡黄色油として530mg(63%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 3.28 (3H, s), 3.82 (2H, t, J = 5.6 Hz), 4.55 (2H, t, J = 5.6 Hz), 7.19 (1H, td, J = 1.2, 7.6 Hz), 7.43−7.47 (3H, m)。
【0235】
実施例10:3−{[1−(2−メトキシエチル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0236】
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0237】
実施例9の調製物の基本手順における調製物10Aを使用して、37%の収率で表題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ3.17 (3H, s), 3.78 (2H, t, J = 5.1 Hz), 4.52 (2H, t, J = 5.4 Hz), 7.16 (1H, t, J = 7.2 Hz), 7.46 (1H, t, J = 7.5 Hz), 7.60−7.65 (2H, m), 7.79 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.17 (1H, d, J = 5.1 Hz), 9.71 (1H, s), 10.59 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
16H
16N
4O
3, 312; found, 313。
【0238】
調製物10B:メチル3−{[1−(2−メトキシエチル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0239】
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
【0240】
エーテル(5mL)中の化合物実施例10(100mg、0.32mmol)の懸濁液に、室温で、エーテル中の1N CH
2N
2(5mL)を加えた。反応物を10分間更に撹拌し、濾過し、濃縮して、黄色固形物として50mg(48%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 3.21 (3H, s), 3.78 (2H, t, J = 5.2 Hz), 3.96 (3H, s), 4.52 (2H, t, J = 5.2 Hz), 7.16 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.45 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.63−7.67 (2H, m), 7.77 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.18 (1H, d, J = 5.2 Hz), 9.66 (1H, s), 10.05 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
17H
18N
4O
3, 326; Found, 327。
【0241】
調製物11A:1−[2−(2−クロロエトキシ)エチル]−3−ヨード−1H−インダゾール
【0242】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0243】
炭酸カリウム(1.1g、8.2mmol)を、室温で、ACN(20mL)中の3−ヨードインダゾール(1.0g、4.1mmol)とビス(2−クロロエチル)エーテル(1.5g、10.3mmol)の溶液に加えた。反応物を一晩、還流に加熱し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、黄色油として800mg(56%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 3.47 (2H, t, J = 5.6 Hz), 3.60 (2H, t, J = 5.6 Hz), 3.94 (2H, t, J = 5.2 Hz), 4.58 (2H, t, J = 5.6 Hz), 7.20 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.41−7.49 (3H, m)。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
【0244】
調製物11B:2−[2−(3−ヨード−1H−インダゾール−1−イル)エトキシ]−N,N−ジメチルエタンアミン(dimethyethanamine)
【0245】
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0246】
炭酸カリウム(5.6g、40.6mmol)とヨウ化カリウム(1.3g、8.1mmol)を、室温で、THF(10mL)中の調製物11A(700mg、2.0mmol)とジメチルアミン塩酸塩(2.5g、30.5mmol)の溶液に加えた。反応物を密封した管の中で一晩、90℃に加熱し、そして室温に冷却した。反応物を濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィーによる精製によって、黄色油として650mg(89%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 2.17 (6H, s), 2.38 (2H, t, J = 6.0 Hz), 3.45 (2H, t, J = 5.6 Hz), 3.89 (2H, t, J = 5.6 Hz), 4.57 (2H, t, J = 5.6 Hz), 7.18 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.40−7.49 (3H, m)。
【0247】
実施例11:3−[(1−{2−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル}−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0248】
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0249】
実施例9の調製物の基本手順における調製物11Bを使用して、30%の収率で表題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ2.58 (6H, s), 3.12 (2H, t, J = 4.8 Hz), 3.69 (2H, t, J = 5.2 Hz), 3.92 (2H, t, J = 4.8 Hz), 4.51 (2H, t, J = 5.2 Hz), 7.09 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.39 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.56−7.63 (2H, m), 7.75 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.03 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.63 (1H, s), 12.80 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
19H
23N
5O
3, 370; found, 370。
【0250】
調製物11C:メチル3−[(1−{2−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル}−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボキシラート
【0251】
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0252】
表題化合物を、調製物9Bの基本手順に従い、実施例11から19%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 2.69 (6H, s), 3.22 (2H, t, J = 4.8 Hz), 3.73 (2H, t, J = 5.2 Hz), 4.04 (2H, t, J = 4.8 Hz), 4.06 (3H, s), 4.61 (2H, t, J = 5.2 Hz), 7.21 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.49 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.58 (1H, d, J = 9.2 Hz), 7.71 (1H, d, J = 8.0 Hz), 8.07 (1H, d, J = 5.6 Hz), 8.19 (1H, d, J = 5.6 Hz), 9.78 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
20H
25N
5O
3, 384; found, 384。
【0253】
調製物12A及び12B:3−ヨード−1,5−ジメチル−1H−インダゾール及び3−ヨード−2,5−ジメチル−2H−インダゾール
【0254】
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0255】
表題化合物を、調製物4Aと4Bの手順に従い、3−ヨード−5−メチル−インダゾールから調製した。3−ヨード−1,5−ジメチル−1H−インダゾール(78%)を、第1の溶出する主要な異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ2.47 (3H, s), 4.05 (3H, s), 7.21−7.27 (3H, m)。[M+H] calc’d for C
9H
9IN
2, 273; found 273。
3−ヨード−2,5−ジメチル−2H−インダゾール(11%)を、第2の溶出する小さな異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ2.43 (3H, s), 4.22 (3H, s), 7.11−7.26 (2H, m), 7.55 (d, 1H, J = 8.8 Hz)。[M+H] calc’d for C
9H
9IN
2, 273; found 273。
【0256】
実施例12:3−[(1,5−ジメチル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0257】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0258】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物12Aから22%の収率で調製し、その後、実施例1に従い加水分解を行った。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ2.45 (3H, s), 3.97 (3H, s), 7.30 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.36 (1H, s), 7.50 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.78 (1H, d, J = 5.0 Hz), 8.15 (1H, d, J = 5.0 Hz), 9.61 (1H, s), 10.49 (1H, br s), 14.19 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
15H
14N
4O
2, 283; found 283。
【0259】
実施例13:3−[(4−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0260】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0261】
表題化合物を、実施例6の基本手順に従い、メチル3−ブロモイソニコチナートと3−アミノ−4−フルオロ−1−メチル−インダゾールから、34%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO− d6): δ4.00 (3H, s), 6.84−6.89 (1H, m), 7.39−7.42 (2H, m), 7.80 (1H, d, J = 5.0 Hz), 8.21 (1H, d, J = 5.0 Hz), 9.90 (1H, s), 10.88 (1H, br s), 14.22 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
14H
11FN
4O
2, 287; found 287。
【0262】
実施例14:3−[(5−トリフルオロメチル−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0263】
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0264】
表題化合物を、実施例6の基本手順に従い、メチル3−ブロモイソニコチナートと3−アミノ−5−トリフルオロメチル−1−メチル−インダゾールから、44%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ4.05 (3H, s), 7.72−7.83 (3H, m), 7.99 (1H, s), 8.21 (1H, d, J = 5.0 Hz), 9.64 (1H, s), 10.69 (1H, br s), 14.12 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
15H
11F
3N
4O
2, 337; found 337。
【0265】
調製物15A及び15B:5−フルオロ−3−ヨード−1−プロピル−1H−インダゾール及び5−フルオロ−3−ヨード−2−プロピル−2H−インダゾール
【0266】
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0267】
表題化合物を、調製物4Aと4Bの手順に従い、3−ヨード−5−フルオロ−インダゾールから調製した。
5−フルオロ−3−ヨード−1−プロピル−1H−インダゾール(62%)を、第1の溶出する主要な異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ0.91 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.91−1.99 (2H, m), 4.33 (2H, t, J = 7.1 Hz), 7.09−7.21 (2H, m), 7.30−7.35 (1H, m)。[M+H] calc’d for C
10H
10FIN
2, 305; found 305。
5−フルオロ−3−ヨード−2−プロピル−2H−インダゾール(11%)を、第2の溶出する小さな異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ0.95 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.95−2.05 (2H, m), 4.44 (2H, t, J = 7.1 Hz), 6.97−7.12 (2H, m), 7.62−7.67 (1H, m)。[M+H] calc’d for C
10H
10FIN
2, 305; found 305。
【0268】
調製物15C:メチル3−[(5−フルオロ−1−プロピル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボキシラート
【0269】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0270】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物15Aから、70%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ0.95 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.94−2.00 (2H, m), 4.00 (3H, s), 4.25 (2H, t, J = 7.0 Hz), 7.17−7.21 (1H, m), 7.29−7.33 (2H, m), 7.75 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.15 (1H, d, J = 5.1 Hz), 9.61 (1H, s), 10.00 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
17H
17FN
4O
2, 329; found 329。
【0271】
実施例15:3−[(5−フルオロ−1−プロピル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0272】
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0273】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物15Cから92%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ0.86 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.83−1.89 (2H, m), 4.32 (2H, t, J = 6.8 Hz), 7.32−7.39 (2H, m), 7.70−7.78 (2H, m), 8.15 (1H, d, J = 5.0 Hz), 9.48 (1H, s), 10.23 (1H, s), 14.10 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
16H
15FN
4O
2, 315; found 315。
【0274】
調製物16A及び16B:1−(シクロプロピルメチル)−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール及び2−(シクロプロピルメチル)−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール
【0275】
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
【0276】
表題化合物を、調製物4Aと4Bの手順に従い、3−ヨード−5−フルオロ−インダゾールから調製した。
1−(シクロプロピルメチル)−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール(47%)を、第1の溶出する主要な異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ0.60 (6H, m), 1.30−1.36 (1H, m), 4.25 (2H, d, J = 6.8 Hz), 7.09−7.22 (2H, m), 7.33−7.37 (1H, m)。[M+H] calc’d for C
11H
10FIN
2, 317; found 317。
2−(シクロプロピルメチル)−5−フルオロ−3−ヨード−2H−インダゾール(20%)を、第2の溶出する小さな異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ0.55−0.64 (6H, m), 1.46−1.49 (1H, m), 4.36 (2H, d, J = 7.2 Hz), 6.99−7.13 (2H, m), 7.64−7.68 (1H, m)。[M+H] calc’d for C
11H
10FIN
2, 317; found 317。
【0277】
調製物16C:メチル3−{[1−(シクロプロピルメチル)−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボキシラート
【0278】
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0279】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物16Aから、65%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ0.43−0.46 (2H, m), 0.57−0.61 (2H, m), 1.32−1.36 (1H, m), 3.99 (3H, s), 4.17 (2H, d, J = 6.8 Hz), 7.16−7.20 (1H, m), 7.28−7.33 (2H, m), 7.74 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.15 (1H, s, J = 5.1 Hz), 9.64 (1H, s), 10.01 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
18H
17FN
4O
2, 341; found 341。
【0280】
実施例16:3−{[1−(シクロプロピルメチル)−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0281】
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0282】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物16Cから81%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ0.42−0.52 (4H, m), 1.33−1.37 (1H, m), 4.26 (2H, d, J = 6.5 Hz), 7.32−7.38 (2H, m), 7.73−7.78 (2H, m), 8.16 (1H, s, J = 5.1 Hz), 9.53 (1H, s), 10.21 (1H, s), 14.16 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
17H
15FN
4O
2, 327; found 327。
【0283】
調製物17A及び17B:5−フルオロ−3−ヨード−1−(メトキシプロピル)−1H−インダゾール及び5−フルオロ−3−ヨード−2−(メトキシプロピル)−2H−インダゾール
【0284】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0285】
表題化合物を、調製物4Aと4Bの手順に従い、5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと1−ブロモ−3−メトキシプロパンから調製した。
5−フルオロ−3−ヨード−1−(メトキシプロピル)−1H−インダゾール(47%)を、第1の溶出する主要な異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ2.12−2.19 (2H, m), 3.23−3.33 (5H, m), 4.48 (2H, t, J = 6.6 Hz), 7.09 (1H, dd, J = 8.3, 2.3 Hz), 7.18 (1H, td, J = 8.9, 2.4 Hz), 7.38 (1H, dd, J = 9.1, 4.0 Hz)。[M+H] calc’d for C
11H
12FIN
2O, 335; found 335。
5−フルオロ−3−ヨード−2−(メトキシプロピル)−2H−インダゾール(17%)を、第2の溶出する小さな異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ2.21−2.28 (2H, m), 3.34−3.39 (5H, m), 4.60 (2H, t, J = 7.0 Hz), 7.00 (1H, dd, J = 8.7, 2.4 Hz), 7.10 (1H, td, J = 9.1, 2.4 Hz), 7.64 (1H, dd, J = 9.2, 4.5 Hz)。[M+H] calc’d for C
11H
12FIN
2O, 335; found 335。
【0286】
調製物17C:メチル3−{[5−フルオロ−1−(メトキシプロピル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボキシラート
【0287】
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0288】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物17Aから、38%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C
18H
19FN
4O
3, 359; found 359。
【0289】
実施例17:3−{[5−フルオロ−1−(メトキシプロピル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0290】
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0291】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物17Cから78%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ2.06 (2H, m), 3.25 (3H, s), 3.28 (2H, t, J = 6.1 Hz), 4.40 (2H, d, J = 6.7 Hz), 7.32−7.40 (2H, m), 7.65 (1H, dd, J = 9.1, 4.0 Hz), 7.78 (1H, d, J = 5.0 Hz), 8.16 (1H, d, J = 5.0 Hz), 9.51 (1H, s), 10.44 (1H, s), 14.19 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
17H
17FN
4O
3, 345; found 345。
【0292】
調製物18A及び18B:5−フルオロ−3−ヨード−1−ペンチル−1H−インダゾール及び5−フルオロ−3−ヨード−2−ペンチル−2H−インダゾール
【0293】
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0294】
表題化合物を、調製物4Aと4Bの手順に従い、5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと1−ブロモペンタンから調製した。
5−フルオロ−3−ヨード−1−ペンチル−1H−インダゾール(54%)を、第1の溶出する主要な異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ0.88 (3H, t, J = 6.9 Hz), 1.27−1.38 (4H, m), 1.87−1.95 (2H, m), 4.36 (2H, d, J = 7.2 Hz), 7.11 (1H, dd, J = 8.4, 2.3 Hz), 7.19 (1H, td, J = 8.9, 2.4 Hz), 7.32 (1H, dd, J = 9.1, 4.0 Hz)。[M+H] calc’d for C
12H
14FIN
2, 333; found 333。
5−フルオロ−3−ヨード−2−ペンチル−2H−インダゾール(15%)を、第2の溶出する小さな異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ0.92 (3H, t, J = 6.8 Hz), 1.32−1.42 (4H, m), 1.94−2.01 (2H, m), 4.47 (2H, d, J = 7.4 Hz), 7.00 (1H, dd, J = 8.7, 2.3 Hz), 7.09 (1H, td, J = 9.2, 2.4 Hz), 7.64 (1H, dd, J = 9.3, 4.5 Hz)。[M+H] calc’d for C
12H
14FIN
2, 333; found 333。
【0295】
調製物18C:メチル3−[(5−フルオロ−1−ペンチル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボキシラート
【0296】
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0297】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物18Aから、56%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C
19H
21FN
4O
2, 357; found 357。
【0298】
実施例18:3−[(5−フルオロ−1−ペンチル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0299】
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0300】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物18Cから84%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ0.84 (3H, t, J = 6.8 Hz), 1.21−1.34 (4H, m), 1.80−1.91 (2H, m), 4.36 (2H, d, J = 6.8 Hz), 7.32−7.39 (2H, m), 7.72 (1H, dd, J = 9.0, 4.1 Hz), 7.78 (1H, d, J = 5.0 Hz), 8.15 (1H, d, J = 5.0 Hz), 9.48 (1H, s), 10.30 (1H, s), 14.15 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
18H
19FN
4O
2, 343; found 343。
【0301】
調製物19A及び19B:5−フルオロ−3−ヨード−1−(2−フェネチル)−1H−インダゾール及び5−フルオロ−3−ヨード−2−(2−フェネチル)−2H−インダゾール
【0302】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0303】
表題化合物を、調製物4Aと4Bの手順に従い、5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと(2−ブロモエチル)ベンゼンから調製した。
5−フルオロ−3−ヨード−1−(2−フェネチル)−1H−インダゾール(61%)を、第1の溶出する主要な異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ3.18(2H, m, J = 7.4 Hz), 4.55 (2H, t, J = 7.4 Hz), 6.97−7.07 (5H, m), 7.17−7.24 (3H, m)。[M+H] calc’d for C
15H
12FIN
2, 367; found 367。
5−フルオロ−3−ヨード−2−(2−フェネチル)−2H−インダゾール(17%)を、第2の溶出する小さな異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ3.27(2H, m, J = 7.7 Hz), 4.70 (2H, t, J = 7.7 Hz), 6.99 (1H, dd, J = 9.6, 2.4 Hz), 7.10−7.17 (3H, m), 7.24−7.32 (3H, m), 7.67 (1H, dd, J = 9.3, 4.5 Hz)。[M+H] calc’d for C
15H
12FIN
2, 367; found 367。
【0304】
調製物19C:メチル3−{[5−フルオロ−1−(2−フェネチル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボキシラート
【0305】
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0306】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物19Aから、82%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C
22H
19FN
4O
2, 391; found 391。
【0307】
実施例19:3−{[5−フルオロ−1−(2−フェネチル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0308】
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
【0309】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物19Cから78%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ3.16 (2H, t, J = 6.9 Hz), 4.60 (2H, t, J = 6.9 Hz), 7.14−7.56 (7H, m), 7.55 (1H, dd, J = 8.8, 3.9 Hz), 7.77 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.16 (1H, s, J = 5.1 Hz), 9.44 (1H, s), 10.24 (1H, s), 14.09 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
21H
17FN
4O
2, 377; found 377。
【0310】
調製物20A及び20B:7−フルオロ−3−ヨード−1−プロピル−1H−インダゾール及び7−フルオロ−3−ヨード−2−プロピル−2H−インダゾール
【0311】
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0312】
表題化合物を、調製物4Aと4Bの手順に従い、7−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと1−ブロモプロパンから調製した。
7−フルオロ−3−ヨード−1−プロピル−1H−インダゾール(57%)を、第1の溶出する主要な異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ0.91 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.89−1.95 (2H, m), 4.49 (2H, t, J = 7.1 Hz), 7.04−7.09 (2H, m), 7.20−7.23 (1H, m)。[M+H] calc’d for C
10H
10FIN
2, 305; found 305。
7−フルオロ−3−ヨード−2−プロピル−2H−インダゾール(18%)を、第2の溶出する小さな異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ0.99 (3H, t, J = 7.4 Hz), 2.01−2.07 (2H, m), 4.51 (2H, t, J = 7.1 Hz), 6.94−7.06 (2H, m), 7.20 (1H, d, J = 8.3 Hz)。[M+H] calc’d for C
10H
10FIN
2, 305; found 305。
【0313】
調製物20C:メチル3−[(7−フルオロ−1−プロピル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボキシラート
【0314】
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0315】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物20Aから、67%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ0.95 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.93−1.99 (2H, m), 4.00 (3H, s), 4.43 (2H, t, J = 7.0 Hz), 6.98−7.09 (2H, m), 7.45 (1H, d, J = 7.9 Hz), 7.76 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.17 (1H, d, J = 5.1 Hz), 9.78 (1H, s), 10.18 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
17H
17FN
4O
2, 329; found 329。
【0316】
実施例20:3−[(7−フルオロ−1−プロピル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0317】
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0318】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物20Cから89%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ0.87 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.84−1.90 (2H, m), 4.39 (2H, t, J = 6.8 Hz), 7.13 (1H, dd, J = 7.9, 4.2 Hz), 7.28−7.33 (1H, m), 7.45 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.80 (1H, d, J = 5.0 Hz) , 8.18 (1H, d, J = 5.0 Hz), 9.66 (1H, s), 10.29 (1H, s), 14.12 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
16H
15FN
4O
2, 315; found 315。
【0319】
調製物21A及び21B:5−フルオロ−3−ヨード−1−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)−1H−インダゾール及び5−フルオロ−3−ヨード−2−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)−2H−インダゾール
【0320】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0321】
表題化合物を、調製物4Aと4Bの手順に従い、5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと臭化テトラヒドロフルフリルから調製した。
5−フルオロ−3−ヨード−1−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)−1H−インダゾール(55%)を、第1の溶出する主要な異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ1.67−1.87 (3H, m), 1.98−2.05 (1H, m), 3.70−3.76 (2H, m), 4.30−4.53 (3H, m), 7.08 (1H, dd, J = 8.3, 2.3 Hz), 7.19 (1H, td, J = 9.0, 2.4 Hz), 7.48 (1H, dd, J = 9.1, 4.0 Hz)。[M+H] calc’d for C
12H
12FIN
2O, 347; found 347。
5−フルオロ−3−ヨード−2−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)−2H−インダゾール(19%)を、第2の溶出する小さな異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ1,78−2.07 (4H, m), 3.75−3.96 (2H, m), 4.49−4.59 (3H, m), 7.00 (1H, dd, J = 8.3, 2.3 Hz), 7.10 (1H, td, J = 9.2, 2.4 Hz), 7.66 (1H, dd, J = 9.3, 4.2 Hz)。[M+H] calc’d for C
12H
12FIN
2O, 347; found 347。
【0322】
調製物21C:メチル3−{[5−フルオロ−1−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボキシラート
【0323】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0324】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物21Aから、60%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C
19H
19FN
4O
3, 371; found 371。
【0325】
実施例21:3−{[5−フルオロ−1−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0326】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0327】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物21Cから78%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ1.67−2.00 (4H, m), 3.58−3.71 (2H, m), 4.25−4.29 (1H, m), 4.41 (2H, d, J = 5.0 Hz), 7.31−7.38 (2H, m), 7.70 (1H, dd, J = 9.2, 4.2 Hz), 7.78 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.16 (1H, d, J = 5.1 Hz), 9.52 (1H, s), 10.33 (1H, s), 14.16 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
18H
17FN
4O
3, 357; found 357。
【0328】
調製物22A及び22B:1−(5−ブロモペンチル)−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール及び2−(5−ブロモペンチル)−5−フルオロ−3−ヨード−2H−インダゾール
【0329】
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
【0330】
表題化合物を、調製物11Aの基本手順に従い、5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと1,5−ジブロモペンタンから調製した。
1−(5−ブロモペンチル)−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール(57%)を、第1の溶出する主要な異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ1.45−1.51 (2H, m), 1.84−1.99 (4H, m), 3.37 (2H, t, J = 6.7 Hz), 4.38 (2H, t, J = 7.1 Hz), 7.12 (1H, dd, J = 8.3, 2.3 Hz), 7.21 (1H, td, J = 8.9, 2.4 Hz), 7.33 (1H, dd, J = 9.2, 4.0 Hz)。[M+H] calc’d for C
12H
13BrFIN
2, 412; found 412。
2−(5−ブロモペンチル)−5−フルオロ−3−ヨード−2H−インダゾール(14%)を、第2の溶出する小さな異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ1.48−1.56 (2H, m), 1.88−2.06 (4H, m), 3.40 (2H, t, J = 6.7 Hz), 4.51 (2H, t, J = 7.2 Hz), 7.00 (1H, dd, J = 8.6, 2.4 Hz), 7.11 (1H, td, J = 9.2, 2.4 Hz), 7.64 (1H, dd, J = 9.2, 4.5 Hz)。[M+H] calc’d for C
12H
13BrFIN
2, 412; found 412。
【0331】
調製物22C:5−(5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール−1−イル)−N,N−ジメチルペンタン−1−アミン
【0332】
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
【0333】
炭酸カリウム(4.84g、35mmol)を、室温で、THF(60mL)中の調製物22A(900mg、2.19mmol)とジメチルアミン塩酸塩(1.79g、21.9mmol)の溶液に加えた。反応物を密封した管の中で5時間、90℃に加熱し、そして室温に冷却した。反応物を濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(5%乃至15% MeOH/DCM)による精製により、透明な油として750mg(91%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 1.30−1.37 (2H, m), 1.46−1.54 (2H, m), 1.91−1.97 (2H, m), 2.20−2.26 (8H, m), 4.36 (2H, t, J = 7.1 Hz), 7.09 (1H, dd, J = 8.3, 2.3 Hz), 7.18 (1H, td, J = 8.9, 2.4 Hz), 7.32 (1H, dd, J = 9.1, 4.0 Hz)。[M+H] calc’d for C
14H
19FIN
3, 376; found 376。
【0334】
調製物22D:メチル3−({1−[2−(ジメチルアミノ)ペンチル]−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル}アミノ}ピリジン−4−カルボキシラート
【0335】
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
【0336】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物22Cから、64%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ1.34−1.40 (2H, m), 1.52−1.60 (2H, m), 1.93−2.00 (2H, m), 2.22−2.32 (8H, m), 4.00 (3H, s), 4.28 (2H, t, J = 7.0 Hz), 7.17 (1H, td, J = 8.8, 2.3 Hz), 7.28−7.32 (2H, m), 7.74 (1H, dd, J = 5.1 Hz), 8.15 (1H, d, J = 5.1 Hz), 9.61 (1H, s), 10.01 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
21H
26FN
5O
2, 400; found 400。
【0337】
実施例22:3−({1−[2−(ジメチルアミノ)ペンチル]−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル}アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0338】
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
【0339】
調製物22D(220mg、0.55mmol)の加水分解を、2分間40℃で、1N NaOH(1.5mL)でMeOH(5mL)の中で行った。溶液をHOAcで中和し、濃縮した。残留物を5% EtOH/DCMの中で溶解し、濾過することで任意の無機塩類を除去して、溶液を濃縮した。残留物をMeOHから沈殿させ、固形物を濾過によって集めて、淡黄色固形物として128mg(60%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ1.23−1.31 (2H, m), 1.62−1.70 (2H, m), 1.83−1.87 (2H, m), 2.70 (6H, s), 2.94 (2H, t, J = 7.9 Hz), 4.29 (2H, t, J = 6.6 Hz), 7.18−7.25 (2H, m), 7.56 (1H, dd, J = 9.0, 4.0 Hz), 7.73 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.00 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.48 (1H, s), 10.25 (1H, br s), 12.93 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
20H
24FN
5O
2, 386; found, 386。
【0340】
調製物23A:5−フルオロ−3−ヨード−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−インダゾール
【0341】
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【0342】
表題化合物を、調製物10Aの基本手順に従い、5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタンから、46%の収率で調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 4.91−4.97 (2H, m), 7.17 (1H, dd, J = 2.0, 8.0 Hz), 7.30 (1H, td, J = 2.0, 8.4 Hz), 7.38 (1H, dd, J = 3.6, 9.2 Hz)
【0343】
実施例23:3−{[5−フルオロ−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0344】
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0345】
表題化合物を、実施例9の基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物23Aから、22%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 5.37−5.43 (2H, m), 7.41−7.51 (2H, m), 7.82−7.86 (2H, m), 8.22 (1H, d, J = 5.1 Hz), 9.64 (1H, s), 10.49 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
15H
10F
4N
4O
2, 355; found, 355。
【0346】
調製物24A:1−ベンジル−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール
【0347】
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
【0348】
表題化合物を、調製物10Aの基本手順に従い、5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと臭化ベンジルから、75%の収率で調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 5.59 (2H, s), 7.11−7.21 (5H, m), 7.23−7.31 (3H, m)。
【0349】
実施例24:3−[(1−ベンジル−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0350】
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0351】
表題化合物を、実施例9の基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物24Aから、45%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 5.62 (2H, s), 7.25−7.41 (7H, m), 7.76−7.82 (2H, m), 8.17 (1H, d, J = 5.1 Hz), 9.53 (1H, s), 10.39 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
20H
15FN
4O
2, 363; found, 363。
【0352】
調製物25A:5−フルオロ−3−ヨード−1−(2−メチルプロピル)−1H−インダゾール
【0353】
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
【0354】
表題化合物を、調製物10Aの基本手順に従い、5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと1−ブロモ−2−メチルプロパンから、70%の収率で調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 0.92 (6H, d, J = 6.8 Hz), 2.30−2.37 (1H, m), 4.16 (2H, d, J = 7.2 Hz), 7.11 (1H, dd, J = 2.4, 8.8 Hz), 7.19 (1H, td, J = 2.4, 8.8 Hz), 7.32 (1H, dd, J = 4.0, 8.8 Hz)。
【0355】
実施例25:3−{[5−フルオロ−1−(2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0356】
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【0357】
表題化合物を、実施例9の基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物25Aから、34%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 0.88 (6H, d, J = 6.6 Hz), 2.20−2.30 (1H, m), 4.18 (2H, d, J = 7.2 Hz), 7.32−7.39 (2H, m), 7.70−7.78 (2H, m), 8.15 (1H, d, J = 5.1 Hz), 9.48 (1H, s), 10.30 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
17H
17FN
4O
2, 329; found, 329。
【0358】
調製物26A:5−フルオロ−3−ヨード−1−(ブタノ−2−イル)−1H−インダゾール
【0359】
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
【0360】
表題化合物を、調製物10Aの基本手順に従い、5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと2−ブロモブタンから、41%の収率で調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 0.79 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.57 (3H, d, J = 6.9 Hz) , 1.88−1.95 (1H, m), 2.06−2.13 (1H, m), 4.48−4.55 (1H, m), 7.13 (1H, dd, J = 2.1, 8.4 Hz), 7.20 (1H, dd, J = 2.4, 9.0 Hz), 7.36 (1H, dd, J = 3.9, 9.0 Hz)。
【0361】
実施例26:3−{[5−フルオロ−1−(ブタン−2−イル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0362】
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
【0363】
表題化合物を、実施例9の基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物26Aから、8%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 0.72 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.47 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.81−1.98 (2H, m), 4.69−4.73 (1H, m), 7.32−7.38 (2H, m), 7.74−7.80 (2H, m), 8.15 (1H, d, J = 5.1 Hz), 9.45 (1H, s), 10.30 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
17H
17FN
4O
2, 329; found, 329。
【0364】
調製物27A及び27B:1−{2−(2−クロロエトキシ)エチル}−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール及び2−{2−(2−クロロエトキシ)エチル}−5−フルオロ−3−ヨード−2H−インダゾール
【0365】
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【0366】
表題化合物を、調製物11Aの基本手順に従い、5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールとビス(2−クロロエチル)エーテルから調製した。
1−{2−(2−クロロエトキシ)エチル}−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール(69%)を、第1の溶出する主要な異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ3.47 (2H, t, J = 5.8 Hz), 3.60 (2H, t, J = 5.2 Hz), 3.92 (2H, t, J = 5.2 Hz), 4.56 (2H, t, J = 5.2 Hz), 7.09 (1H, dd, J = 8.3, 2.4 Hz), 7.21 (1H, td, J = 9.0, 2.4 Hz), 7.47 (1H, dd, J = 9.2, 4.0 Hz)。[M+H] calc’d for C
11H
11ClFIN
2O, 369, 371; found 369, 371。
2−{2−(2−クロロエトキシ)エチル}−5−フルオロ−3−ヨード−2H−インダゾール(16%)を、第2の溶出する小さな異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ3.53 (2H, t, J = 5.8 Hz), 3.66 (2H, t, J = 5.6 Hz), 4.05 (2H, t, J = 5.8 Hz), 4.69 (2H, t, J = 5.8 Hz), 7.01 (1H, dd, J = 8.7, 2.4 Hz), 7.12 (1H, td, J = 9.2, 2.4 Hz), 7.64 (1H, dd, J = 9.3, 4.5 Hz)。[M+H] calc’d for C
11H
11ClFIN
2O, 369, 371; found 369, 371。
【0367】
調製物27C:2−{2−(5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール−1−イル)エトキシ}−N,N−ジメチルエタンアミン
【0368】
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
【0369】
表題化合物を、調製物11Bの基本手順に従い、調製物27Aから89%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 2.73 (6H, s), 3.23 (2H, t, J = 4.7 Hz), 3.91 (2H, t, J = 4.7 Hz), 4.00 (2H, t, J = 5.1 Hz), 4.66 (2H, t, J = 5.1 Hz), 7.11 (1H, dd, J = 8.2, 2.3 Hz), 7.25 (1H, td, J = 8.9, 2.4 Hz), 7.58 (1H, dd, J = 9.1, 4.0 Hz)。[M+H] calc’d for C
13H
17FIN
3O, 378; found 378。
【0370】
調製物27D:メチル3−[(1−{2−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル}−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボキシラート
【0371】
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
【0372】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物27Cから、67%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ2.21 (6H, s), 2.44 (2H, t, J = 5.6 Hz), 3.50 (2H, t, J = 5.5 Hz), 3.91 (2H, t, J = 5.5 Hz), 4.00 (3H, s), 4.47 (2H, t, J = 5.6 Hz), 7.17 (1H, td, J = 9.0, 2.3 Hz), 7.28 (1H, dd, J = 8.3, 2.3 Hz), 7.40 (1H, dd, J = 9.1, 4.0 Hz), 7.75 (1H, dd, J = 5.2 Hz), 8.16 (1H, d, J = 5.2 Hz), 9.61 (1H, s), 10.01 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
20H
24FN
5O
3, 402; found 402。
【0373】
実施例27:3−[(1−{2−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル}−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸、酢酸塩
【0374】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0375】
調製物27D(200mg、0.50mmol)の加水分解を、1時間40℃で、1N NaOH(1mL)でMeOH(5mL)の中で行った。溶液を冷却し、HOAcで中和し、濃縮した。残留物を5% EtOH/DCMの中で取り上げ、濾過することで任意の無機塩類を除去した。溶液を濃縮し、50%のDCM/ヘキサンから沈殿させた。液体をデカントし、残りの粘着性のオレンジ色の固形物を真空下で乾燥して、そのHOAc塩として100mg(46%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, MeOD): δ1.94 (3H, s), 2.67 (6H, s), 3.17 (2H, t, J = 4.9 Hz), 3.70 (2H, t, J = 4.9 Hz), 3.99 (2H, t, J = 5.0 Hz), 4.47 (2H, t, J = 5.0 Hz), 7.15 (1H, td, J = 9.0, 2.4 Hz), 7.31 (1H, dd, J = 8.5, 2.2 Hz), 7.43 (1H, dd, J = 9.1, 3.8 Hz), 7.90 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.02 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.57 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
19H
22FN
5O
3, 388; found, 388。
【0376】
調製物28A及び28B:1−(シクロブチルメチル)−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール及び2−(シクロブチルメチル)−5−フルオロ−3−ヨード−2H−インダゾール
【0377】
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0378】
表題化合物を、調製物4Aと4Bの手順に従い、5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと(ブロモメチル)シクロブタンから調製した。
1−(シクロブチルメチル)−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール(71%)を、第1の溶出する主要な異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ1.78−1.93(4H, m), 1.98−2.06 (2H, m), 2.85−2.93 (1H, m), 4.36 (2H, d, J = 7.2 Hz), 7.09 (1H, dd, J = 8.3, 2.3 Hz), 7.18 (1H, J = 8.9, 2.4 Hz), 7.33 (1H, dd, J = 9.1, 4.0 Hz)。[M+H] calc’d for C
12H
12FIN
2, 331; found 331。
2−(シクロブチルメチル)−5−フルオロ−3−ヨード−2H−インダゾール(18%)を、第2の溶出する小さな異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ1.88−1.96(4H, m), 2.02−2.10 (2H, m), 2.98−3.06 (1H, m), 4.51 (2H, d, J = 7.3 Hz), 7.00 (1H, dd, J = 8.7, 2.3 Hz), 7.10 (1H, J = 9.2, 2.4 Hz), 7.65 (1H, dd, J = 9.3, 4.5 Hz)。[M+H] calc’d for C
12H
12FIN
2, 331; found 331。
【0379】
調製物28C:メチル3−{[1−(シクロブチルメチル)−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボキシラート
【0380】
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0381】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物28Aから、74%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ1.87−1.94(4H, m), 2.04−2.10 (2H, m), 2.90−2.98 (1H, m), 4.00 (3H, s), 4.29 (2H, d, J = 7.2 Hz), 7.17 (1H, td, J = 8.9, 2.3 Hz), 7.29−7.33 (2H, m), 7.77 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.15 (1H, d, J = 5.1 Hz), 9.63 (1H, s), 10.02 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
19H
19FN
4O
2, 355; found 355。
【0382】
実施例28:3−{[1−(シクロブチルメチル)−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0383】
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
【0384】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物28Cから70%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ1.83−1.89 (4H, m), 1.96−2.01 (2H, m), 2.80−2.89 (1H, m), 4.38 (2H, d, J = 7.1 Hz), 7.31−7.38 (2H, m), 7.73−7.79 (2H, m), 8.15 (1H, d, J = 5.1 Hz), 9.51 (1H, s), 10.32 (1H, s), 14.11 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
18H
17FN
4O
2, 341; found 341。
【0385】
調製物29A:1−シクロペンチル−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール
【0386】
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
【0387】
表題化合物を、調製物11Aの手順に従い、5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールとブロモシクロペンタンから、71%の収率で調製した。小さな異性体はきれいに分離されなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ1.69−1.76(2H, m), 1.92−1.98 (2H, m), 2.12−2.18 (4H, m), 4.87−4.95 (1H, m), 7.08 (1H, dd, J = 8.2, 2.3 Hz), 7.17 (1H, td, J = 8.9, 2.4 Hz), 7.35 (1H, dd, J = 9.1, 4.0 Hz)。[M+H] calc’d for C
12H
12FIN
2, 331; found 331。
【0388】
調製物29B:メチル3−[(1−シクロペンチル−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボキシラート
【0389】
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
【0390】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物29Aから、50%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ1.71−1.77(2H, m), 1.98−2.03 (2H, m), 2.12−2.21 (4H, m), 4.00 (3H, s), 4.86−4.94 (1H, m), 7.17 (1H, td, J = 8.9, 2.4 Hz), 7.29−7.38 (2H, m), 7.75 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.14 (1H, d, J = 5.1 Hz), 9.67 (1H, s), 10.06 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
19H
19FN
4O
2, 355; found 355。
【0391】
実施例29:3−[(1−シクロペンチル−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0392】
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
【0393】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物29Bから75%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ1.69−1.73 (2H, m), 1.89−2.17 (6H, m), 5.11−5.19 (1H, m), 7.31−7.38 (2H, m), 7.72−7.79 (2H, m), 8.15 (1H, d, J = 5.0 Hz), 9.49 (1H, s), 10.34 (1H, s), 14.08 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
18H
17FN
4O
2, 341; found 341。
【0394】
調製物30A及び30B:1−(シクロペンチルメチル)−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール及び2−(シクロペンチルメチル)−5−フルオロ−3−ヨード−2H−インダゾール
【0395】
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
【0396】
表題化合物を、調製物10Aの手順に従い、5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと(ブロモメチル)シクロペンタンから調製した。
1−(シクロペンチルメチル)−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール(72%)を、第1の溶出する主要な異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ1.25−1.32 (2H, m), 1.50−1.65 (6H, m), 2.48−2.56 (1H, m), 4.27 (2H, d, J = 7.5 Hz), 7.09 (1H, dd, J = 8.3, 2.3 Hz), 7.18 (1H, td, J = 8.9, 2.4 Hz), 7.32 (1H, dd, J = 9.1, 4.0 Hz)。[M+H] calc’d for C
13H
14FIN
2, 345; found 345。
2−(シクロペンチルメチル)−5−フルオロ−3−ヨード−2H−インダゾール(18%)を、第2の溶出する小さな異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ1.33−1.42 (2H, m), 1.56−1.73 (6H, m), 2.62−2.70 (1H, m), 4.41 (2H, d, J = 7.6 Hz), 7.00 (1H, dd, J = 8.8, 2.4 Hz), 7.09 (1H, td, J = 9.2, 2.4 Hz), 7.65 (1H, dd, J = 9.3, 4.5 Hz)。[M+H] calc’d for C
13H
14FIN
2, 345; found 345。
【0397】
調製物30C:メチル3−{[1−(シクロペンチルメチル)−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボキシラート
【0398】
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
【0399】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物30Aから、67%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C
20H
21FN
4O
2, 369; found 369。
【0400】
実施例30:3−{[1−(シクロペンチルメチル)−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0401】
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
【0402】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物30Cから71%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ1.26−1.33 (2H, m), 1.49−1.64 (6H, m), 2.45−2.49 (1H, m), 4.29 (2H, d, J = 7.4 Hz), 7.32−7.38 (2H, m), 7.72−7.79 (2H, m), 8.15 (1H, d, J = 5.0 Hz), 9.50 (1H, s), 10.32 (1H, s), 14.08 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
19H
19FN
4O
2, 355; found 355。
【0403】
調製物31A及び31B:1−(シクロプロピルエチル)−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール及び2−(シクロプロピルエチル)−5−フルオロ−3−ヨード−2H−インダゾール
【0404】
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
【0405】
5−フルオロ−3−ヨード−インダゾール(524mg、2.0mmol)、2−シクロプロピルエタノール(344mg、4.0mmol)、及びトリフェニルフォスフィン(1.05g、4.0mmol)を、乾燥したTHF(40mL)中で組み合わせた。ジ−tert−ブチルアゾジカルボキシラート(921mg、4.0mmol)を加え、反応物を室温で16時間撹拌した。溶液を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(0%乃至20% EtOAc/ヘキサン)によって精製して、2つの生成物異性体を得た:
1−(シクロプロピルエチル)−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール(390mg、59%)を、第1の溶出する主要な異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ0.03−0.01 (2H, m), 0.29−0.41 (2H, m), 0.55−0.62 (1H, m), 1.76−1.82 (2H, m), 4.45 (2H, t, J = 7.0 Hz), 7.09 (1H, dd, J = 8.4, 2.3 Hz), 7.19 (1H, td, J = 8.9, 2.4 Hz), 7.35 (1H, dd, J = 9.1, 4.0 Hz)。[M+H] calc’d for C
12H
12FIN
2, 331; found 331。
2−(シクロプロピルエチル)−5−フルオロ−3−ヨード−2H−インダゾール(216mg、33%)を、第2の溶出する小さな異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ0.03−0.01 (2H, m), 0.29−0.42 (2H, m), 0.61−0.69 (1H, m), 1.79−1.85 (2H, m), 4.53 (2H, t, J = 7.2 Hz), 6.95 (1H, dd, J = 8.7, 2.4 Hz), 7.06 (1H, td, J = 9.2, 2.4 Hz), 7.59 (1H, dd, J = 9.3, 4.55 Hz)。[M+H] calc’d for C
12H
12FIN
2, 331; found 331。
【0406】
調製物31C:メチル3−{[1−(シクロプロピルエチル)−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボキシラート
【0407】
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
【0408】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物31Aから、71%の収率で調製した。[M+H] calc’d for C
19H
19FN
4O
2, 355; found 355。
【0409】
実施例31:3−{[1−(シクロプロピルエチル)−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0410】
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
【0411】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物31Cから74%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ0.04−0.01 (2H, m), 0.26−0.30 (2H, m), 0.57−0.63 (1H, m), 1.70−1.76 (2H, m), 4.43 (2H, t, J = 6.6 Hz), 7.31−7.38 (2H, m), 7.72−7.79 (2H, m), 8.15 (1H, d, J = 5.0 Hz), 9.48 (1H, s), 10.30 (1H, s), 14.13 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
18H
17FN
4O
2, 341; found 341。
【0412】
調製物32A:5−フルオロ−3−ヨード−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−インダゾール
【0413】
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
【0414】
表題化合物を、調製物10Aの基本手順に従い、5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと1,1,1−トリフルオロ−3−ヨードプロパンから、46%の収率で調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 2.75−2.83 (2H, m), 4.60 (2H, t, J = 7.2 Hz), 7.14 (1H, dd, J = 2.0, 8.0 Hz), 7.26 (1H, td, J = 2.4, 9.2 Hz), 7.34 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz)。
【0415】
実施例32:3−{[5−フルオロ−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0416】
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
【0417】
表題化合物を、実施例9の基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物32Aから、32%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 2.91−2.99 (2H, m), 4.67 (2H, t, J = 6.4 Hz), 7.41−7.46 (2H, m), 7.79 (1H, dd, J = 3.6, 9.2 Hz), 8.03 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.29 (1H, d, J = 5.6 Hz), 9.56 (1H, s), 10.52 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
16H
12F
4N
4O
2, 369; found, 369。
【0418】
調製物33A:5−クロロ−3−ヨード−1−プロピル−1H−インダゾール
【0419】
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
【0420】
表題化合物を、調製物10Aの基本手順に従い、5−クロロ−3−ヨード−インダゾールと1−ブロモプロパンから、75%の収率で調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 0.92 (3H, t, J = 7.6 Hz), 1.91−1.97 (2H, m), 4.33 (2H, t, J = 7.2 Hz), 7.31 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.37 (1H, dd, J = 2.0, 8.8 Hz), 7.46 (1H, d, J = 1.2 Hz)。
【0421】
実施例33:3−[(5−クロロ−1−プロピル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0422】
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0423】
表題化合物を、実施例9の基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物33Aから、23%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 0.85 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.82−1.90 (2H, m), 4.33 (2H, t, J = 6.8 Hz), 7.46 (1H, dd, J = 2.0, 9.2 Hz), 7.63 (1H, d, J = 1.6 Hz), 7.73 (1H, d, J = 9.2 Hz), 7.80 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.17 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.56 (1H, s), 10.41 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
16H
15ClN
4O
2, 331; found, 331。
【0424】
調製物34A:5−クロロ−1−(シクロプロピルメチル−3−ヨード−1−H−インダゾール
【0425】
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
【0426】
表題化合物を、調製物10Aの基本手順に従い、5−クロロ−3−ヨード−インダゾールと(ブロモメチル)シクロプロパンから、69%の収率で調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 0.39−0.42 (2H, m), 0.57−0.62 (2H, m), 1.31−1.33 (1H, m), 4.25 (2H, d, J = 7.2 Hz), 7.32−7.39 (2H, m), 7.47 (1H, d, J = 2.0 Hz)。
【0427】
実施例34:3−{[5−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0428】
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
【0429】
表題化合物を、実施例9の基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物34Aから、24%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 0.40−0.44 (2H, m), 0.49−0.53 (2H, m), 1.26−1.32 (1H, m), 4.27 (2H, d, J = 6.8 Hz), 7.45 (1H, dd, J = 1.6, 9.2 Hz), 7.64 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.74 (1H, d, J = 9.2 Hz), 7.80 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.18 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.60 (1H, s), 10.44 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
17H
15ClN
4O
2, 343; found, 343。
【0430】
調製物35A:5−クロロ−3−ヨード−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−インダゾール
【0431】
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
【0432】
表題化合物を、調製物10Aの基本手順に従い、5−クロロ−3−ヨード−インダゾールと1,1,1−トリフルオロ−3−ヨードプロパンから、39%の収率で調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 2.73−2.85 (2H, m), 4.59 (2H, t, J = 7.2 Hz), 7.31 (1H, d, J = 9.2 Hz), 7.43 (1H, dd, J = 1.6, 8.4 Hz), 7.48 (1H, d, J = 1.2 Hz)。
【0433】
実施例35:3−{[5−クロロ−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0434】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0435】
表題化合物を、実施例9の基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物35Aから、37%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 2.87−2.99 (2H, m), 4.65 (2H, d, J = 5.6 Hz), 7.50 (1H, dd, J = 2.0, 8.8 Hz), 7.66 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.74 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.80 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.20 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.59 (1H, s), 10.45 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
16H
12ClF
3N
4O
2, 385; found, 385。
【0436】
調製物36A及び36B:1−エチル−3−ヨード−5−メチル−1H−インダゾール及び2−エチル−3−ヨード−5−メチル−2H−インダゾール
【0437】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
【0438】
表題化合物を、調製物4Aと4Bの基本手順に従い、3−ヨード−5−メチル−インダゾールとブロモエタンから調製した。1−エチル−3−ヨード−5−メチル−1H−インダゾール(73%)を、第1の溶出する主要な異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 1.49 (3H, t, J = 7.2 Hz), 2.47 (3H, s), 4.40 (2H, q, J = 7.2 Hz), 7.22−7.26 (3H, m)。[M+H] calc’d for C
10H11IN
2, 287; found 287。2−エチル−3−ヨード−5−メチル−2H−インダゾール(17%)を、第2の溶出する小さな異性体として分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 1.55 (3H, t, J = 7.2 Hz), 2.44 (3H, s), 4.54 (2H, q, J = 7.2 Hz), 7.13−7.17 (2H, m), 7.56 (1H, dd, J = 8.3, 3.3 Hz)。[M+H] calc’d for C
10H
11IN
2, 287; found 287。
【0439】
調製物36C:メチル3−[(1−エチル−5−メチル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボキシラート
【0440】
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0441】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物36Aから、82%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 1.50 (3H, t, J = 7.2 Hz), 2.46 (3H, s), 4.00 (3H, s), 4.33 (2H, q, J = 7.0 Hz), 7.24−7.27 (2H, m), 7.44 (1H, s), 7.74 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.14 (1H, d, J = 5.1 Hz), 9.70 (1H, s), 10.03 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
17H
18N
4O
2, 311; found 311。
【0442】
実施例36:3−[(1−エチル−5−メチル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0443】
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
【0444】
実施例9の調製物の基本手順において調製物36Cを使用して、63%の収率で表題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 1.39 (3H, t, J = 7.2 Hz), 2.43 (3H, s), 4.36 (2H, q, J = 7.2 Hz), 7.28 (1H, dd, J = 7.7, 1.0 Hz), 7.37 (1H, s), 7.54 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.79 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.15 (1H, d, J = 5.1 Hz), 9.63 (1H, s), 10.50 (1H, br s), 14.13 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
16H
16N
4O
2, 297; found, 297。
【0445】
調製物37A:1−(シクロプロピルメチル)−3−ヨード−5−メチル−1H−インダゾール
【0446】
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【0447】
表題化合物を、調製物10Aの基本手順に従い、3−ヨード−5−メチル−インダゾールと(ブロモメチル)シクロプロパンから、66%の収率で調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 0.38−0.41 (2H, m), 0.54−0.59 (2H, m), 1.31−1.34 (1H, s), 2.48 (3 H, s), 4.24 (2H, d, J = 7.2 Hz), 7.23−7.29 (3H, m)。
【0448】
実施例37:3−{[1−(シクロプロピルメチル)−5−メチル−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0449】
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
【0450】
実施例9の調製物の基本手順において調製物37Aを使用して、24%の収率で表題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 0.39−0.42 (2H, m), 0.47−0.51 (2H, m), 1.25−1.29 (1H, m), 2.43 (3H, s), 4.23 (2H, d, J = 6.8 Hz), 7.28 (1H, dd, J = 1.2, 8.4 Hz), 7.37 (1H, s), 7.57 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.80 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.16 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.66 (1H, s), 10.49 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
18H
18N
4O
2, 323; found, 323。
【0451】
調製物38A:3−ヨード−5−メチル−1−プロピル−1H−インダゾール
【0452】
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
【0453】
表題化合物を、調製物10Aの基本手順に従い、3−ヨード−5−メチル−インダゾールと1−ブロモプロパンから、60%の収率で調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 0.92 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.90−1.96 (2H, m), 4.32 (2H, t, J = 7.2 Hz), 7.22−7.28 (3H, m)。
【0454】
実施例38:3−[(5−メチル−1−プロピル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0455】
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
【0456】
実施例9の調製物の基本手順において調製物38Aを使用して、28%の収率で表題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 0.85 (3H, t, J = 7.6 Hz), 1.83−1.88 (2H, m), 2.43 (3H, s), 4.30 (2H, t, J = 6.8 Hz), 7.26 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.38 (1H, s), 7.56 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.89 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.20 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.64 (1H, s), 10.52 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
17H
18N
4O
2, 311; found, 311。
【0457】
調製物39A:3−ヨード−5−メチル−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−インダゾール
【0458】
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
【0459】
表題化合物を、調製物10Aの基本手順に従い、3−ヨード−5−メチル−インダゾールと1,1,1−トリフルオロ−3−ヨードプロパンから、29%の収率で調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 2.49 (3H, s), 2.72−2.83 (2H, m), 4.59 (2H, t, J = 7.2 Hz), 7.25− 7.32 (3H, m)。
【0460】
実施例39:3−{[5−メチル−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0461】
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
【0462】
実施例9の調製物の基本手順において調製物39Aを使用して、2%の収率で表題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 2.43 (3H, s), 2.87−2.95 (2H, m), 4.61 (2H, d, J = 5.6 Hz), 7.32 (1H, d, J = 9.2 Hz), 7.39 (1H, s), 7.57 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.84 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.19 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.65 (1H, s), 10.55 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
17H
15F
3N
4O
2, 365; found, 365。
【0463】
調製物40A:1−{2−(2−クロロエトキシ)エチル}−5−クロロ−3−ヨード−1H−インダゾール
【0464】
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【0465】
表題化合物を、調製物11Aの基本手順に従い、54%の収率で5−クロロ−3−ヨード−インダゾールとビス(2−クロロエチル)エーテルから調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 3.47 (2H, t, J = 5.2 Hz), 3.60 (2H, t, J = 5.2 Hz), 3.92 (2H, t, J = 5.2 Hz), 4.56 (2H, t, J = 5.2 Hz), 7.37 (1H, dd, J = 2.0, 9.2 Hz), 7.44−7.46 (2H, m)。
【0466】
調製物40B:2−{2−(5−クロロ−3−ヨード−1H−インダゾール−1−イル)エトキシ}−N,N−ジメチルエタンアミン
【0467】
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
【0468】
表題化合物を、調製物11Bの基本手順に従い、調製物40Aから92%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 2.19 (6H, s), 2.39 (2H, t, J =5.6 Hz), 3.45 (2H, t, J =5.6 Hz), 3.87 (2H, t, J =5.2 Hz), 4.55 (2H, t, J =5.2 Hz), 7.36 (1H, dd, J = 2.0, 9.2 Hz), 7.44−7.46 (2H, m)。
【0469】
調製物40C:メチル3−[(1−{2−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル}−5−クロロ−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボキシラート、トリフルオロ酢酸塩
【0470】
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
【0471】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物68Bから調製した。分取HPLC精製を使用して、生成物を22%の収率でTFA塩として分離した。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ 2.74 (6H, s), 3.24 (2H, t, J =4.8 Hz), 3.75 (2H, t, J =4.8 Hz), 4.04 (2H, t, J =4.8 Hz), 4.09 (3H, s), 4.61 (2H, t, J =4.8 Hz), 7.45 (1H, dd, J = 1.6, 9.2 Hz), 7.61 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.71 (1H, d, J = 1.6 Hz), 8.09 (1H, d, J = 5.6 Hz), 8.22 (1H, d, J = 5.2 Hz), 9.74 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
20H
24ClN
5O
3, 418; found, 418。
【0472】
実施例40:3−[(1−{2−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル}−5−クロロ−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸、トリフルオロ酢酸塩
【0473】
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
【0474】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物40Cから調製した。分取HPLC精製を使用して、生成物を69%の収率でTFA塩として分離した。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ 2.76 (6H, s), 3.26 (2H, t, J =4.8 Hz), 3.77 (2H, t, J =4.8 Hz), 4.07 (2H, t, J =4.8 Hz), 4.62 (2H, t, J =4.8 Hz), 7.45 (1H, dd, J = 1.6, 9.2 Hz), 7.60 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.69 (1H, d, J = 1.6 Hz), 8.27 (2H, d, J = 1.6 Hz), 9.86 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
19H
22ClN
5O
3, 404; found, 404。
【0475】
調製物41A:5−フルオロ−3−ヨード−1−[2−(4−メチルピペリジン−1−イル)エチル]−1H−インダゾール
【0476】
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
【0477】
表題化合物を、調製物31Aの基本手順に従い、30%の収率で5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと1−メチル−4−(ヒドロキシエチル)ピペリジンから調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3): δ 1.23−1.42 (3H, m), 1.72−1.76 (2H, m), 1.84−1.91 (4H, m), 2.56 (3H, s), 2.82−2.86 (2H, m), 4.41 (2H, t, J =7.8 Hz), 7.13 (1H, dd, J = 2.4, 8.4 Hz), 7.22 (1H, td, J =2.4, 8.7 Hz), 7.33 (1H, dd, J = 3.9, 9.0 Hz)。
【0478】
調製物41B:メチル3−({5−フルオロ−1−{2−(1−メチルピペリジン−4−イル)エチル]−1H−インダゾール−3−イル]アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート、トリフルオロ酢酸塩
【0479】
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
【0480】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物41Aから調製した。分取HPLC精製を使用して、生成物を59%の収率でTFA塩として分離した。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ 1.46−1.62 (3H, m), 1.95−2.00 (2H, m), 2.09−2.13 (2H, m), 2.84 (3H, s), 2.90−2.97 (2H, m), 3.50−3.53 (2H, m), 4.09 (3H, s), 4.49 (2H, t, J =7.2 Hz), 7.33 (1H, td, J = 2.0, 8.8 Hz), 7.38 (1H, dd, J =2.0, 8.0 Hz), 7.61 (1H, dd, J = 4.0, 8.8 Hz), 8.10 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.20 (1H, d, J = 5.2 Hz), 9.72 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
22H
26FN
5O
2, 412; found, 412。
【0481】
実施例41:3−({5−フルオロ−1−{2−(1−メチルピペリジン−4−イル)エチル]−1H−インダゾール−3−イル]アミノ)ピリジン−4−カルボン酸、トリフルオロ酢酸塩
【0482】
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
【0483】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物41Cから調製した。分取HPLC精製を使用して、生成物を76%の収率でTFA塩として分離した。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ 1.46−1.62 (3H, m), 1.95−2.00 (2H, m), 2.09−2.13 (2H, m), 2.84 (3H, s), 2.90−2.97 (2H, m), 3.50−3.53 (2H, m), 4.09 (3H, s), 4.49 (2H, t, J =7.2 Hz), 7.33 (1H, td, J = 2.0, 8.8 Hz), 7.38 (1H, dd, J =2.0, 8.0 Hz), 7.61 (1H, dd, J = 4.0, 8.8 Hz), 8.10 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.20 (1H, d, J = 5.2 Hz), 9.72 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
21H
24FN
5O
2, 398; found, 398。
【0484】
調製物42A:1−(3−tert−ブチルジメチルシロキシプロピル)−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール
【0485】
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
【0486】
表題化合物を、調製物31Aの基本手順に従い、79%の収率で5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと(3−クロロプロポキシ)tert−ブチルジメチルシラン(Org. Lett., 2000, 3473)から調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 0.06 (6H, s), 0.89 (9H, s), 2.07−2.13 (2H, m), 3.55 (2H, t, J = 6.0 Hz), 4.49 (2H, t, J = 6.0 Hz), 7.10 (1H, dd, J = 2.4, 8.4 Hz), 7.18 (1H, td, J = 2.4, 8.8 Hz), 7.40 (1H, dd, J = 4.0, 8.8 Hz)。
【0487】
調製物42B:メチル3−{[5−フルオロ−1−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0488】
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
【0489】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物42Aから調製し、その後、3時間、50℃で10% 3N HCl/MeOH中でアルコール脱保護を行った。生成物を58%の収率で、分取HPLC精製から分離した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 1.96−2.00 (2H, m), 3.41−3.42 (2H, m), 3.95 (3H, s), 4.41 (2H, t, J = 6.4 Hz), 4.62 (1H, t, J = 4.4 Hz), 7.35−7.39 (2H, m), 7.67−7.54 (2H, m), 8.16 (1H, d, J = 4.4 Hz), 9.42 (1H, s), 9.76 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
17H
17FN
4O
3, 345; found, 345。
【0490】
実施例42:3−{[5−フルオロ−1−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0491】
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
【0492】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物42Bから70%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 1.96−2.02 (2H, m), 3.41 (2H, t, J = 6.0 Hz), 4.42 (2H, t, J = 6.4 Hz), 7.33−7.40 (2H, m), 7.69 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz), 7.79 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.16 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.50 (1H, s), 10.33 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
16H
15FN
4O
3, 331; found, 331。
【0493】
調製物43A:1−(4−ブロモブチル)−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール
【0494】
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
【0495】
表題化合物を、調製物11Aの基本手順に従い、74%の収率で5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと1−ブロモ−4−クロロブタンから調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 1.76−1.80 (2H, m), 2.07−2.11 (2H, m), 3.55 (2H, t, J = 6.4 Hz), 4.42 (2H, t, J = 6.8 Hz), 7.11 (1H, dd, J = 2.0, 8.4 Hz), 7.22 (1H, td, J = 2.4, 8.8 Hz), 7.33 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz)。
【0496】
調製物43B:4−(5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール−1−イル)−N,N−ジメチルブタン−1−アミン
【0497】
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【0498】
表題化合物を、調製物11Bの基本手順に従い、調製物43Aから98%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 1.49−1.57 (2H, m), 1.92−1.99 (2H, m), 2.26 (6H, s), 2.38 (2H, t, J = 7.2 Hz), 4.40 (2H, t, J = 7.2 Hz), 7.11 (1H, dd, J = 2.4, 8.0 Hz), 7.21 (1H, td, J = 2.4, 8.8 Hz), 7.35 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz)。
【0499】
調製物43C:メチル3−({1−[4−(ジメチルアミノ)ブチル]−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル}アミノ}ピリジン−4−カルボキシラート、トリフルオロ酢酸塩
【0500】
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
【0501】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物43Bから調製した。分取HPLC精製を使用して、生成物を35%の収率でTFA塩として分離した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 1.60−1.68 (2H, m), 1.83−1.90 (2H, m), 2.73 (3H, s), 2.74 (3H, s), 3.07−3.12 (2H, m), 3.95 (3H, s), 4.41 (2H, t, J = 6.4 Hz), 7.38−7.43 (2H, m), 7.74−7.79 (2H, m), 8.19 (1H, d, J = 5.2 Hz), 9.39 (1H, br s), 9.46 (1H, s), 9.80 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
20H
24FN
5O
2, 386; found, 386。
【0502】
実施例43:3−({1−[4−(ジメチルアミノ)ブチル]−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル}アミノ}ピリジン−4−カルボン酸、トリフルオロ酢酸塩
【0503】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0504】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物43Cから調製した。分取HPLC精製を使用して、生成物を71%の収率でTFA塩として分離した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 1.60−1.68 (2H, m), 1.84−1.91 (2H, m), 2.73 (3H, s), 2.74 (3H, s), 3.07−3.12 (2H, m), 4.42 (2H, t, J = 6.4 Hz), 7.37−7.43 (2H, m), 7.75 (1H, dd, J = 4.0, 8.8 Hz), 7.85 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.20 (1H, d, J = 5.2 Hz), 9.40 (1H, br s), 9.55 (1H, s), 10.39 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
19H
22FN
5O
2, 372; found, 372。
【0505】
調製物44A:1−(5−tert−ブチルジメチルシロキシペンチル)−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール
【0506】
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
【0507】
表題化合物を、調製物31Aの基本手順に従い、79%の収率で5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと(5−クロロペントキシ)tert−ブチルジメチルシランから調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 0.06 (6H, s), 0.90 (9H, s), 1.34−1.37 (2H, m), 1.50−1.55 (2H, m), 1.90−1.94 (2H, m), 3.55 (2H, t, J = 6.4 Hz), 4.37 (2H, t, J = 7.2 Hz) , 7.10 (1H, dd, J = 2.0, 8.0 Hz), 7.19 (1H, td, J = 2.4, 8.8 Hz), 7.432 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz)。
【0508】
調製物44B:メチル3−{[5−フルオロ−1−(5−ヒドロキシペンチル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボキシラート
【0509】
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
【0510】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物44Aから調製し、その後、3時間、50℃で10% 3N HCl/MeOH中でアルコール脱保護を行った。生成物を39%の収率で、分取HPLC精製から分離した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 1.26−1.32 (2H, m), 1.41−1.46 (2H, m), 1.81−1.86 (2H, m), 3.35 (2H, t, J = 6.4 Hz), 3.96 (3H, s), 4.36 (2H, t, J = 6.4 Hz), 7.34−7.41 (2H, m), 7.73 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz), 7.83 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.20 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.42 (1H, s), 9.81 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
19H
21FN
4O
3, 373; found, 373。
【0511】
実施例44:3−{[5−フルオロ−1−(5−ヒドロキシペンチル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0512】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0513】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物44Bから70%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 1.26−1.32 (2H, m), 1.41−1.46 (2H, m), 1.81−1.88 (2H, m), 3.35 (2H, t, J = 6.4 Hz), 4.36 (2H, t, J = 6.4 Hz), 7.34−7.39 (2H, m), 7.72 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz), 7.83 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.17 (1H, d, J = 5.2 Hz), 9.50 (1H, s), 10.38 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
18H
19FN
4O
3, 359; found, 359。
【0514】
調製物45A:3−ヨード−7−メチル−1−プロピル−1H−インダゾール
【0515】
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0516】
表題化合物を、調製物4Aの基本手順に従い、3−ヨード−7−メチル−インダゾールと1−ブロモプロパンから、62%の収率で調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 0.94 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.84−1.90 (2H, m), 2.66 (3H, s), 4.50 (2H, t, J = 7.4 Hz), 7.01 (1H, t, J = 7.1 Hz), 7.11 (1H, d, J = 6.9 Hz), 7.28 (1H, d, J = 8.0 Hz)。[M+H] calc’d for C
11H
13IN
2, 301; found 301。
【0517】
調製物45B:メチル3−[(7−メチル−1−プロピル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボキシラート
【0518】
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0519】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物45Aから、60%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 0.98 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.89−1.95 (2H, m), 2.71 (3H, s), 4.00 (3H, s), 4.47 (2H, t, J = 7.4 Hz), 7.01 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.12 (1H, d, J = 6.9 Hz), 7.53 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.75 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.14 (1H, d, J = 5.2 Hz), 9.78 (1H, s), 10.11 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
18H
20N
4O
2, 325; found 325。
【0520】
実施例45:3−[(5−メチル−1−プロピル−1H−インダゾール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0521】
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0522】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物45Bから70%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 0.91 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.80−1.87 (2H, m), 2.69 (3H, s), 4.46 (2H, t, J = 7.2 Hz), 7.05 (1H, t, J = 7.2 Hz), 7.20 (1H, d, J = 7.0 Hz), 7.44 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.79 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.16 (1H, d, J = 5.1 Hz), 9.70 (1H, s), 10.57 (1H, br s), 14.14 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
17H
18N
4O
2, 311; found, 311。
【0523】
調製物46A:5−(5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール−1−イル)−N−メチルペンタン−1−アミン
【0524】
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0525】
表題化合物を、調製物11Bの基本手順に従い、調製物22Aとメチルアミン塩酸塩から定量的な収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 1.31−1.38 (2H, m), 1.47−1.55 (2H, m), 1.90−1.97 (2H, m), 2.40 (3H, s), 2.54 (2H, t, J = 7.2 Hz), 4.37 (2H, t, J = 7.2 Hz), 7.11 (1H, dd, J = 2.0, 8.4 Hz), 7.20 (1H, td, J = 2.0, 8.8 Hz), 7.33 (1H, dd, J = 4.0, 8.8 Hz)。
【0526】
調製物46B:tert−ブチルN−[5−(5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール−1−イル)−ペンチル−N−カルバミン酸メチル
【0527】
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【0528】
BOC
2O(651mg、3.0mmol)を、室温で、DCM(30mL)中の調製物46A(900mg、2.5mmol)とトリエチルアミン(0.7mL、5.0mmol)の溶液に加えて、反応物を一晩撹拌した。溶液を濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、黄色油として850mg(74%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 1.24−1.32 (2H, m), 1.43 (9H, s), 1.49−1.56 (2H, m), 1.91−1.98 (2H, m), 2.80 (3H, s), 3.17 (2H, s), 4.37 (2H, t, J = 7.2 Hz), 7.12 (1H, dd, J = 1.6, 8.4 Hz), 7.20 (1H, td, J = 2.4, 8.8 Hz), 7.33 (1H, s)。
【0529】
調製物46C:メチル3−({5−フルオロ−1−[5−(メチルアミノ)ペンチル]−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート、トリフルオロ酢酸塩
【0530】
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0531】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物46Bから調製し、その後、3時間、50℃で10% 3N HCl/MeOH中でBOC脱保護を行った。分取HPLC精製を使用して、生成物を48%の収率でTFA塩として分離した。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ 1.40−1.45 (2H, m), 1.68−1.74 (2H, m), 1.99−2.03 (2H, m), 2.65 (3H, s), 2.94 (2H, t, J = 7.6 Hz), 4.12 (3H, s), 4.42 (2H, t, J = 6.8 Hz), 7.31 (1H, td, J = 2.0, 9.2 Hz), 7.40 (1H, dd, J = 2.4, 8.8 Hz), 7.61 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz), 8.23−8.27 (2H, m), 9.79 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
20H
24FN
5O
2, 386; found, 386。
【0532】
実施例46:3−({5−フルオロ−1−[5−(メチルアミノ)ペンチル]−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸、トリフルオロ酢酸塩
【0533】
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0534】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物46Cから調製した。分取HPLC精製を使用して、生成物を69%の収率でTFA塩として分離した。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ 1.39−1.45 (2H, m), 1.67−1.73 (2H, m), 1.99−2.03 (2H, m), 2.65 (3H, s), 2.94 (2H, t, J = 7.6 Hz), 4.41 (2H, t, J = 6.8 Hz), 7.26−7.35 (2H, m), 7.56 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz), 8.24 (1H, d, J = 5.6 Hz), 8.32 (1H, d, J = 6.0 Hz), 9.84 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
19H
22FN
5O
2, 372; found, 372。
【0535】
調製物47A:tert−ブチル3−[2−(5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール−1−イル)エチル]ピペリジン−1−カルボキシラート
【0536】
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【0537】
表題化合物を、調製物10Aの基本手順に従い、5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールとtert−ブチル3−(2−ブロモエチル)ピペリジン−1−カルボキシラートから、56%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 1.16−1.32 (2H, m), 1.37−1.62 (11H, m), 1.78−1.87 (3H, m), 2.70−2.76 (1H, m), 2.90−2.93 (1H, m), 3.75−3.88 (2H, m), 4.42 (2H, t, J = 2.0, 7.2 Hz), 7.11 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.21 (1H, td, J = 2.0, 8.8 Hz), 7.38 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz)。
【0538】
調製物47B:メチル3−({5−フルオロ−1−[2−(ピペリジン−3−イル)エチル]−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート、トリフルオロ酢酸塩
【0539】
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0540】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物47Aから調製し、その後、3時間、室温で10% 3N HCl/MeOH中でBOC脱保護を行った。分取HPLC精製を使用して、生成物を41%の収率でTFA塩として分離した。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ 1.30−1.40 (1H, m), 1.65−1.80 (2H, m), 1.91−2.11 (4H, m), 2.74 (1H, t, J = 12.0 Hz), 2.91 (1H, td, J = 2.8, 12.8 Hz), 3.31−3.38 (2H, m), 4.10 (3H, s), 4.50 (2H, t, J =6.8 Hz), 7.32−7.41 (2H, m), 7.62 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz), 8.12 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.21 (1H, d, J = 5.2 Hz), 9.75 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
21H
24FN
5O
2, 398; found, 398。
【0541】
実施例47:3−({5−フルオロ−1−[2−(ピペリジン−3−イル)エチル]−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸、トリフルオロ酢酸塩
【0542】
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
【0543】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物47Bから74%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 1.17−1.27 (1H, m), 1.48−1.64 (2H, m), 1.72−1.96 (4H, m), 2.57−2.77 (2H, m), 3.17−3.22 (2H, m), 4.44 (2H, t, J =6.0 Hz), 7.37−7.43 (2H, m), 7.77 (1H, dd, J = 4.0, 8.8 Hz), 7.83 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.19−8.24 (2H, m), 8.53−8.57 (1H, m), 9.55 (1H, s), 10.38 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
20H
22FN
5O
2, 384; found, 384。
【0544】
調製物48A:3−ヨード−1−[(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチル]−5−フルオロ−1H−インダゾール
【0545】
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【0546】
表題化合物を、調製物31Aの基本手順に従い、52%の収率で5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと1,2−イソプロピリデングリセロールから調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3): δ 1.27 (3H, s), 1.31 (3H, s), 3.83−3.87 (1H, m), 4.07−4.11 (1H, m), 4.48−4.55 (3H, m), 7.10 (1H, dd, J = 8.3, 2.3 Hz), 7.22 (1H, td, J = 8.9, 2.3 Hz), 7.45 (1H, dd, J = 9.1, 4.0 Hz)。[M+H] calc’d for C
13H
14FN
2O
2, 377; found, 377。
【0547】
調製物48B:メチル3−{[1−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボキシラート
【0548】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0549】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物48Aから調製し、その後、一晩、20% 3N HCl/MeOH中でジオール脱保護を行った。シリカゲルクロマトグラフィー(10% MeOH/DCM)によって、生成物を52%の収率で分離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 3.67−3.81 (2H, m), 4.03 (3H, s), 4.31 (1H, t, J = 5.0 Hz), 4.41 (2H, br s), 7.19−7.29 (2H, m), 7.38 (1H, dd, J = 8.7, 3.4 Hz), 7.78 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.03 (1H, d, J = 5.2 Hz), 9.67 (1H, s), 10.16 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
17H
17FN
4O
4, 361; found, 361。
【0550】
実施例48:3−{[1−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0551】
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0552】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、82%の収率で調製物48Bから調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 3.40 (2H, d, J = 5.4 Hz), 3.95 (1H, br s), 4.23−4.44 (2H, m), 4.76 (1H, br s), 4.95 (1H, br s), 7.30−7.37 (2H, m), 7.65 (1H, dd, J = 9.1, 4.1 Hz), 7.78 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.15 (1H, d, J = 5.1 Hz), 9.51 (1H, s), 10.35 (1H, br s), 14.11 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
16H
15FN
4O
4, 347; found, 347。
【0553】
調製物49A:1−(4−クロロブト−2−イン−1−イル)5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール
【0554】
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
【0555】
表題化合物を、調製物31Aの基本手順に従い、58%の収率で5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと4−クロロ−2−ブチン(butyn)−1−オルから調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
【0556】
調製物49B:4−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール−1−イル)−N,N−ジメチルブト−2−イン−1−アミン
【0557】
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
【0558】
表題化合物を、調製物11Bの基本手順に従い、調製物49Aから85%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 2.29 (6H, s), 3.30 (2H, s), 5.23 (2H, t, J = 2.0 Hz), 7.14 (1H, dd, J = 2.0, 8.0 Hz), 7.25 (1H, td, J = 2.4, 9.2 Hz), 7.51 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz)。
【0559】
調製物49C:3−({1−[4−(ジメチルアミノ)ブト−2−イン−1−イル]−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル}アミノ}ピリジン−4−カルボン酸、トリフルオロ酢酸塩
【0560】
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【0561】
ジオキサン(20mL)中の調製物49B(450mg、1.3mmol)、メチル3−アミノイソニコチナート(230mg、1.5mmol)、Cs
2CO
3(821mg、2.5mmol)、キサントホス(109mg、0.19mmol)の懸濁液に、室温で、N
2下で、Pd
2(dba)
3(58mg、0.063mmol)を加えた。懸濁液を一晩、100℃で加熱した。反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物を1時間、1N NaOH/MeOH中で撹拌し、その後、濃縮し、分取HPLCによって精製して、オレンジ色の固形物として5mg(1%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ 2.91 (6H, s), 4.12 (2H,s), 5.40 (2H,s), 7.37 (1H, td, J = 2.0, 8.8 Hz), 7.41 (1H, dd, J = 2.0, 8.0 Hz), 7.66 (1H, dd, J = 3.6, 8.8 Hz), 8.22−8.27 (2H, m), 9.87 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
19H
18FN
5O
2, 368; found, 368。
【0562】
調製物50A:5−フルオロ−3−ヨード−1−[2−(ピロリジン−1−イル)エチル]−1H−インダゾール
【0563】
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0564】
炭酸カリウム(950mg、6.9mmol)とヨウ化カリウム(380mg、2.3mmol)を室温で、DMF(15mL)中の5−フルオロ−3−ヨード−インダゾール(600mg、2.3mmol)と1−(2−クロロエチル)ピロリジン塩酸塩(779mg、4.6mmol)の溶液に加えた。反応物を3時間、68℃に加熱し、そして室温に冷却した。反応物を濾過し、MeOHで洗浄し、溶液を濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(10% MeOH/DCM)による精製により、透明な油として720mg(88%)の表題化合物を得た。この材料は、僅かな(小さな異性体)不純物を含んでいた。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 1.76−1.81 (4H, m), 2.58−2.64 (4H, m), 3.05 (2H, t, J = 7.3 Hz), 4.56 (2H, t, J = 7.3 Hz), 7.10 (1H, dd, J = 8.2, 4.7 Hz), 7.21 (1H, td, J = 8.9, 2.3 Hz), 7.42 (1H, dd, J = 9.1, 4.0 Hz)。[M+H] calc’d for C
13H
15FIN
3, 360; found, 360。
【0565】
調製物50B:メチル3−({5−フルオロ−1−[2−(ピロリジン−1−イル)エチル]−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【0566】
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
【0567】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物50Aから調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 1.75−1.80 (4H, m), 2.56−2.61 (4H, m), 3.02 (2H, t, J = 7.3 Hz), 3.99 (3H, s), 4.43 (2H, t, J = 7.1 Hz), 7.17 (1H, td, J = 8.9, 2.4 Hz), 7.27−7.35 (2H, m), 7.74 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.15 (1H, d, J = 5.1 Hz), 9.66 (s, 1H), 10.04 (s, 1H)。[M+H] calc’d for C
20H
22FN
5O
2, 384; found, 384。
【0568】
実施例50:3−({5−フルオロ−1−[2−(ピロリジン−1−イル)エチル]−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0569】
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
【0570】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、52%の収率で調製物50Bから調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 1.97−2.01 (4H, m), 3.10−3.30 (4H, br s), 3.71−3.75 (2H, br s), 4.67 (2H, t, J = 5.5 Hz), 6.64 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.03 (1H, dd, J = 9.1, 2.2 Hz), 7.35 (1H, d, J = 4.8 Hz), 7.45 (1H, dd, J = 9.1, 4.0 Hz), 7.88 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.59 (1H, s), 12.01 (1H, s)。
[M+H] calc’d for C
19H
20FN
5O
2, 370; found, 370。
【0571】
調製物51A:1−(2−tert−ブチルジメチルシロキシプロピル)−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール
【0572】
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
【0573】
表題化合物を、調製物11Aの基本手順に従い、5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと1−ブロモ−2−プロパノールから31%の収率で調製し、その後、DCM中でTBDMS塩化物(1.1eq)とDMAP(1.1eq)を使用してアルコール保護を行った。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 0.06 (6H, s), 0.89 (9H, s), 2.07−2.13 (2H, m), 3.55 (2H, t, J = 6.0 Hz), 4.49 (2H, t, J = 6.0 Hz), 7.10 (1H, dd, J = 2.4, 8.4 Hz), 7.18 (1H, td, J = 2.4, 8.8 Hz), 7.40 (1H, dd, J = 4.0, 8.8 Hz)。
【0574】
調製物51B:メチル3−{[5−フルオロ−1−(2−ヒドロキシプロピル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0575】
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
【0576】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物51Aから調製し、その後、3時間、50℃で10% 3N HCl/MeOH中でアルコール脱保護を行った。生成物を52%の収率で、シリカゲルクロマトグラフィー(10% MeOH/DCM)から分離した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 1.96−2.00 (2H, m), 3.41−3.42 (2H, m), 3.95 (3H, s), 4.41 (2H, t, J = 6.4 Hz), 4.62 (1H, t, J = 4.4 Hz), 7.35−7.39 (2H, m), 7.67−7.54 (2H, m), 8.16 (1H, d, J = 4.4 Hz), 9.42 (1H, s), 9.76 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
17H
17FN
4O
3, 345; found, 345。
【0577】
実施例51:3−{[5−フルオロ−1−(2−ヒドロキシプロピル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0578】
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
【0579】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物51Bから68%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 1.96−2.02 (2H, m), 3.41 (2H, t, J = 6.0 Hz), 4.42 (2H, t, J = 6.4 Hz), 7.33−7.40 (2H, m), 7.69 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz), 7.79 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.16 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.50 (1H, s), 10.33 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
16H
15FN
4O
3, 331; found, 331。
【0580】
調製物52A:1−メチル−3−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
【0581】
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
【0582】
水素化ナトリウム(236mg、60%、5.9mmol)を0℃で、THF(20mL)とDMF(10mL)の中の化合物3−ニトロ−7−アザインドール(azaidole)(800mg、4.9mmol)の溶液に加えた。30分の撹拌後、ヨードメタン(837mg、5.9mmol)を加え、反応物を室温で一晩撹拌した。反応物を水(40mL)で希釈し、沈殿物を濾過によって集めて、白色固形物として600mg(69%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 3.94 (3H, s), 7.48 (1H, dd, J = 4.4, 8.4 Hz), 8.46 (1H, dd, J = 2.4, 8.0 Hz), 8.50 (1H, dd, J = 2.0, 4.8 Hz), 8.94 (1H, s)。
【0583】
調製物52B:1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−アミン
【0584】
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
【0585】
10%のPd/C(50mg)を、N
2の下、室温でMeOH(10mL)中の調製物52A(241mg、1.4mmol)とトリエチルアミン(137mg、1.4mmol)の溶液に加えた。反応物を一晩、室温で、H
2の下で撹拌した。混合物をセライトに通して濾過し、黄色の油として208mgの表題化合物を得て、それを更に精製することなく次の工程に直接使用した。
【0586】
調製物52C:3−[(1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボキシラート
【0587】
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
【0588】
ジオキサン(20mL)中の調製物52B(208mg、1.4mmol)、メチル3−ブロモ−イソニコチナート(350mg、1.6mmol)、Cs
2CO
3(887mg、2.7mmol)、及びキサントホス(118mg、0.20mmol)の懸濁液に、室温で、N
2下で、Pd
2(dba)
3(62mg、0.068mmol)を加えた。懸濁液を一晩、100℃で加熱した。固形物を濾過することで除去し、溶液を濃縮して、分取HPLCによって精製して、黄色の固形物として80mg(15%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 3.97 (3H, s), 4.09 (3H, s), 7.22 (1H, dd, J = 4.8, 7.6 Hz), 7.60 (1H, s), 7.91 (1H, d, J = 8.0 Hz), 8.03 (1H, d, J = 9.2 Hz), 8.14 (1H, s), 8.22 (1H, d, J = 5.6 Hz), 8.39 (1H, d, J = 5.2 Hz)。
【0589】
実施例52:3−[(1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0590】
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
【0591】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、47%の収率で調製物52Cから調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 3.56 (3H, s), 7.12 (1H, dd, J = 4.8, 8.0 Hz), 7.71 (1H, s), 7.77 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.81 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.98 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.12 (1H, s), 8.34 (1H, d, J = 3.6 Hz), 9.10 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
14H
12N
4O
2, 269; found, 269。
【0592】
調製物53A:1H−インダゾール−5−カルボニトリル
【0593】
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
【0594】
DMF(10mL)と水(0.1mL)の中の5−ブロモ−インダゾール(2.0g、10.2mmol)、Zn(CN)
2(1.4g、12.2mmol)、及びキサントホス(0.9g、1.5mmol)の懸濁液に、室温で、N
2下で、Pd
2(dba)
3(417mg、0.51mmol)を加えた。懸濁液を電子レンジ中で1.5時間、150℃で加熱した。溶液を濾過して濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(10−20% MeOH/DCM)によって精製して、白色固形物として350mg(24%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 7.62 (2H, s), 8.20 (2H, d, J = 8.0 Hz), 10.56 (1H, br s)。
【0595】
調製物53B:3−ヨード−1H−インダゾール−5−カルボニトリル
【0596】
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
【0597】
DMF(20mL)中の調製物53A(350mg、2.4mmol)とI2(1.2g、4.7mmol)の溶液に、KOH(493mg、8.8mmol)を加え、反応物を室温で一晩撹拌した。溶液を水(50mL)で希釈し、EtOAc(40mL×3)で抽出し、ブライン(40mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濃縮して、黄色固形物として500mg(77%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ 7.61 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.67 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.95 (1H, s), 10.87 (1H, br s)。
【0598】
調製物53C:3−ヨード−1−プロピル−1H−インダゾール−5−カルボニトリル
【0599】
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
【0600】
表題化合物を、調製物11Aの基本手順に従い、72%の収率で調製物53Bと1−ブロモ−プロパンから調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ 0.94 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.95−2.00 (2H, m), 4.38 (2H, t, J = 7.2 Hz), 7.46 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.61 (1H, dd, J = 0.9, 8.8 Hz), 7.89 (1H, s)。
【0601】
調製物53D:メチル3−[(5−シアノ−1H−インドール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボキシラート
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
【0602】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物53Cから、58%の収率で調製した。
1H NMR (300 MHz, DMSO−d
6): δ 0.85 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.83−1.90 (2H, m), 3.95 (3H, s), 4.35 (2H, t, J = 6.9 Hz), 7.74−7.77 (2H, m), 7.84 (1H, d, J = 9.0 Hz), 8.24 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.28 (1H, s), 9.59 (1H, s), 9.97 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
18H
17N
5O
2, 336; found, 336。
【0603】
実施例53:3−[(5−シアノ−1H−インドール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0604】
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
【0605】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物53Dから78%の収率で調製した。
1H NMR (300 MHz, DMSO−d
6): δ 0.85 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.84−1.91 (2H, m), 4.38 (2H, t, J = 5.4 Hz), 7.76−7.78 (1H, m), 7.85−7.88 (1H, m), 7.95 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.27 (1H, s), 8.28 (1H, d, J = 6.8 Hz), 9.66 (1H, s), 10.66 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
17H
15N
5O
2, 322; found, 322。
【0606】
調製物54A:5−フルオロ−3−ヨード−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)−1H−インダゾール
【0607】
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
【0608】
表題化合物を、調製物31Aの基本手順に従い、56%の収率で5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと3−ヒドロキシテトラヒドロフランから調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 2.47−2.52 (2H, m), 3.95−4.00 (1H, m), 4.12−4.19 (2H, m), 4.19−4.28 (1H, m), 5.24−5.30 (1H, m), 7.12 (1H, dd, J = 2.0, 8.4 Hz), 7.21 (1H, td, J = 1.6, 8.8 Hz), 7.45 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz)。
【0609】
調製物54B:メチル3−{[5−フルオロ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボキシラート
【0610】
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
【0611】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物54Aから、35%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 2.30−2.45 (2H, m), 3.88−3.95 (5H, m), 4.08−4.13 (2H, m), 5.49−5.50 (1H, m), 7.38−7.43 (2H, m), 7.77−7.83 (2H, m), 8.21 (1H, d, J = 5.2 Hz), 9.45 (1H, s), 9.84 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
18H
17FN
4O
3, 357; found, 357。
【0612】
実施例54:3−{[5−フルオロ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0613】
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
【0614】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物54Bから73%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 2.29−2.45 (2H, m), 3.91−3.92 (2H, m), 4.01−4.13 (2H, m), 5.48−5.49 (1H, m), 7.35−7.41 (2H, m), 7.77−7.79 (2H, m), 8.17 (1H, d, J = 4.0 Hz), 9.52 (1H, s), 10.37 (1H, br s), 14.05 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
17H
15FN
4O
3, 343; found, 343。
【0615】
調製物55A:3−(5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール−1−イル)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オル
【0616】
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
【0617】
表題化合物を、調製物11Aの基本手順に従い、5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと3−ブロモ−1,1,1−トリフルオロ−2−プロパノールから、70%の収率で調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 3.47 (1H, d, J = 4.0 Hz), 4.51−4.57 (2H, m), 4.64−4.68 (1H, m), 7.14 (1H, dd, J = 2.4, 8.4 Hz), 7.27 (1H, td, J = 2.4, 8.8 Hz), 7.40 (1H, dd, J = 3.6, 9.2 Hz)。
【0618】
調製物55B:メチル3−{[5−フルオロ−1−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボキシラート
【0619】
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
【0620】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物55Aから、36%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ 4.09 (3H, s), 4.52−4.61 (3H, m), 7.29−7.39 (2H, m), 7.62 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz), 8.17−8.22 (2H, m), 9.82 (1H, s)。[M+H] calc’d for C
17H
14F
4N
4O
3, 399; found, 399。
【0621】
実施例55:3−{[5−フルオロ−1−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0622】
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
【0623】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物55Bから70%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 4.49−4.57 (3H, m), 6.61−6.64 (1H, m), 7.35−7.41 (2H, m), 7.72 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz), 7.79 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.18 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.55 (1H, s), 10.38 (1H, br s), 14.17 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
16H
12F
4N
4O
3, 385; found, 385。
【0624】
調製物56A:5−フルオロ−3−ヨード−1−[2−(モルホリン−1−イル)エチル]−1H−インダゾール
【0625】
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0626】
表題化合物を、調製物50Aの基本手順に従い、5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと4−(2−クロロエチル)モルホリンから、70%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 2.46−2.52 (4H, m), 2.82−2.89 (2H, m), 3.57−3.67 (4H, m), 4.49 (2H, t, J = 6.7 Hz), 7.11 (1H, dd, J = 8.2, 2.3 Hz), 7.21 (1H, td, J = 8.9, 2.3 Hz), 7.36 (1H, dd, J = 9.0, 3.9 Hz)。[M+H] calc’d for C
13H
15FIN
3O, 376; found, 376。
【0627】
調製物56B:メチル3−({5−フルオロ−1−[2−(モルホリン−1−イル)エチル]−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【0628】
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
【0629】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、72%の収率でメチル3−アミノイソニコチナートと調製物56Aから調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 2.48−2.54 (4H, m), 2.89 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.63−3.69 (4H, m), 4.01 (3H, s), 4.41 (2H, t, J = 6.8 Hz), 7.18 (1H, td, J = 8.9, 2.3 Hz), 7.26−7.34 (2H, m), 7.75 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.16 (1H, d, J = 5.1 Hz), 9.66 (s, 1H), 10.05 (s, 1H)。[M+H] calc’d for C
20H
22FN
5O
2, 400; found, 400。
【0630】
実施例56:3−({5−フルオロ−1−[2−(モルホリン−1−イル)エチル]−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0631】
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【0632】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、68%の収率で調製物56Bから調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 2.79 (4H, br s), 3.05 (2H, br s), 3.63 (4H, br s), 4.57 (2H, t, J = 6.1 Hz), 7.13 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.26 (1H, dd, J = 9.0, 2.3 Hz), 7.63−7.68 (2H, m), 8.05 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.52 (1H, s), 11.16 (1H, br s), 12.98 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
19H
20FN
5O
3, 386; found, 386。
【0633】
調製物57A:5−フルオロ−3−ニトロ−1−プロピル−1H−インドール
【0634】
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
【0635】
炭酸カリウム(1.5g、11.1mmol)を、室温で、ACN(20mL)中の5−フルオロ−3−ニトロ−インドール(1.0g、5.6mmol)と1−ブロモ−プロパン(820mg、6.7mmol)の溶液に加えた。反応物を80℃に加熱し、一晩撹拌した。溶液を濾過して濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、茶色の固形物として520mg(42%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 0.86 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.81−1.87 (2H, m), 4.30 (2H, t, J = 7.2 Hz), 7.28 (1H, td, J = 2.4, 9.2 Hz), 7.77−7.86 (2H, m), 8.84 (1H, s)。
【0636】
調製物57B:5−フルオロ−1−プロピル−1H−インドール−3−アミン
【0637】
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【0638】
10%のPd/C(20mg)を、MeOH(10mL)中の調製物57A(200mg、1.2mmol)とトリエチルアミン(142mg、1.4mmol)の溶液に加えた。反応物を一晩、室温で、H
2のバルーンの下で撹拌した。反応物をセライトに通して濾過し、濃縮して、未精製の表題化合物を得て、それを更に精製することなく次の工程に使用した。
【0639】
調製物57C:メチル3−[(5−フルオロ−1−プロピル−1H−インドール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボキシラート
【0640】
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
【0641】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−ブロモイソニコチナートと調製物57Bから、23%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ 0.98 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.90−1.96 (2H, m), 4.08 (3H, s), 4.23 (2H, t, J = 6.8 Hz), 7.03−7.06 (2H, m), 7.50−7.56 (2H, m), 7.99−8.02 (2H, m), 8.20(1H, d, J = 5.2 Hz)。[M+H] calc’d for C
18H
18FN
3O
2, 328; found, 328。
【0642】
実施例57:3−[(5−フルオロ−1−プロピル−1H−インドール−3−イル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸
【0643】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0644】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物57Cから79%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 0.85 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.78−1.83 (2H, m), 4.18 (2H, t, J = 7.2 Hz), 6.99−7.07 (2H, m), 7.58−7.66 (3H, m), 7.91 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.02 (1H, s), 8.89 (1H, s), 13.68 (1H, br s)。[M+H] calc’d for C
17H
16FN
3O
2, 314; found, 314。
【0645】
調製物58A:3−ヨード−5−フルオロ−1−[2−(4−メチルモルホリン−2−イル)エチル]−1H−インダゾール
【0646】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0647】
表題化合物を、調製物31Aの基本手順に従い、80%の収率で5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと2−(4−メチルモルホリン−2−イル)エタノールから調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
【0648】
調製物58B:エチル3−({5−フルオロ−1−[2−(4−メチルモルホリン−2−イル)エチル]−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート、TFA塩
【0649】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0650】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物58Aから、38%の収率で調製した。分取HPLCによる精製後、TFA塩をオレンジ色の固形物として分離した。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ 2.04−2.07 (1H, m), 2.23−2.25 (1H, m), 2.87 (3H, s), 2.88−2.95 (1H, m), 3.11−3.13 (1H, m), 3.40−3.45 (2H, m), 3.51−3.61 (2H, m), 4.11 (3H, s), 4.14−4.19 (1H, m), 4.50−4.55 (1H, m), 4.61−4.66 (1H, m), 7.32−7.42 (2H, m), 7.60 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz), 8.17 (1H, d, J = 6.0 Hz), 8.24 (1H, d, J = 5.6 Hz), 9.79 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
21H
24FN
5O
3, 414; Found, 414。
【0651】
実施例58:3−({5−フルオロ−1−[2−(4−メチルモルホリン−2−イル)エチル]−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸、TFA塩
【0652】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0653】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物58Bから90%の収率で調製した。分取HPLCによる精製後、TFA塩をオレンジ色の固形物として分離した。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ 2.04−2.07 (1H, m), 2.23−2.25 (1H, m), 2.86 (3H, s), 2.87−2.97 (1H, m), 3.11−3.16 (1H, m), 3.41−3.48 (2H, m), 3.58−3.71 (2H, m), 4.18−22 (1H, m), 4.47−4.53 (1H, m), 4.61−4.68 (1H, m), 7.20 (1H, d, J = 6.8 Hz), 7.28 (1H, td, J = 2.0, 8.8 Hz), 7.56 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz), 8.18−8.22 (2H, m), 9.83 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
20H
22FN
5O
3, 400; Found, 400。
【0654】
調製物59A:5−クロロ−3−ニトロ−インドール
【0655】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0656】
ACN(30mL)中の5−クロロインドール(2.2g、14.8mmol)とAgNO3(2.8g、16.3mmol)の溶液に、0℃でPhCOCl(1.9 mL、16.3mmol)を加え、混合物を2時間撹拌した。混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、濾過し、濾液を飽和Na
2CO
3で洗浄した。有機物をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮し、残留物をヘキサン/EtOAc(10mL、1/1)で洗浄して、茶色の固形物として1.5g(50%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 7.38 (1H, dd, J = 2.0, 8.4 Hz), 7.60 (1H, d, J = 8.8 Hz), 8.05 (1H, d, J = 2.0 Hz), 8.73 (1H, s), 12.85 (1H, br s)。
【0657】
調製物59B:5−クロロ−3−ニトロ−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−インドール
【0658】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0659】
炭酸カリウム(1.5g、11.1mmol)を、室温で、ACN(20mL)中の5−クロロ−3−ニトロ−インドール(1.1g、5.6mmol)と3−ブロモ−1,1,1−トリフルオロプロパン(1.2g、6.7mmol)の溶液に加えた。混合物を80℃に加熱し、一晩撹拌した。反応混合物を濾過し、濃縮して、茶色の固形物として1.6g(100%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 2.69−2.76 (2H, m), 4.47 (2H, t, J = 7.2 Hz), 7.31 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.38 (1H, dd, J = 2.0, 8.8 Hz), 8.11 (1H, s), 8.30 (1H, d, J = 2.0 Hz)。
【0660】
調製物59C:5−クロロ−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−インドール−3−アミン
【0661】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【0662】
10%のPd/C(20mg)を、N
2の下、室温でMeOH(10mL)中の調製物59B(350mg、1.2mmol)とトリエチルアミン(142mg、1.4mmol)の溶液に加えた。反応物をH
2で負荷し(charged)、一晩撹拌した。反応混合物をセライトに通して濾過し、濃縮して、未精製の表題化合物を得て、それを更に精製することなく次の工程に使用した。
【0663】
実施例59:3−{[5−クロロ−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−インドール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0664】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【0665】
表題化合物を、調製物6の基本手順に従い、メチル3−ブロモ−イソニコチナートと調製物59Cから調製した。分取HPLCによる精製によって、黄色固形物として9%の収率で表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 2.86−2.93 (2H, m), 4.50 (2H, t, J = 6.8 Hz), 7.23 (1H, dd, J = 1.6, 8.8 Hz), 7.31 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.64−7.69 (2H, m), 7.72 (1H, s), 7.94 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.07 (1H, s), 8.96 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
17H
13ClF
3N
3O
2, 384; Found, 384。
【0666】
調製物60A:BOC−(R)−3−ピロリジノール
【0667】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
【0668】
ジ−tert−ブチル重炭酸塩(1.6g、7.3mmol)を0℃で、MeOH(20mL)中の(R)−3−ピロリジノール塩酸塩(1.0g、8.1mmol)とトリエチルアミン(3.4mL、24.3mmol)の溶液に加えた。反応物を一晩撹拌し、その間に室温に温めた。溶媒を真空内で除去した。残留物をEtOAc(50mL)で希釈し、水(40mL×3)で抽出し、ブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濃縮して、白色固形物として950mg(70%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 1.37 (9H, s), 1.60−1.90 (2H, m), 3.00−3.30 (4H, m), 4.19 (1H, m), 4.87 (1H, d, J = 2.8 Hz)。
【0669】
調製物60B:tert−ブチル(3S)−3−(5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボキシラート
【0670】
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
【0671】
表題化合物を、調製物31Aの基本手順に従い、32%の収率で5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールとBOC−(R)−3−ピロリジノールから調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 1.43 (9H, s), 2.38−2.40 (1H, m), 2.56−2.66 (1H, m), 3.51−3.57 (1H, m), 3.74−3.78 (2H, m), 3.85−3.94 (1H, m), 5.12−5.15 (1H, m), 7.13 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.23−7.27 (1H, m), 7.35−7.37 (1H, m)。
【0672】
調製物60C:エチル3−({5−フルオロ−1−[(3S)−ピロリジン−3−イル]−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート、TFA塩
【0673】
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
【0674】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物60Bから13%の収率で調製し、その後、3時間、50℃で10% 3N HCl/MeOH中でBOC脱保護を行った。分取HPLCによる精製後、TFA塩を分離した。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ = 2.49−2.55 (1H, m), 2.59−2.66 (1H, m), 3.57−3.63 (1H, m), 3.78−3.83(1H, m), 3.86−3.87 (2H, m), 4.11 (3H, s), 5.67−5.68 (1H, m), 7.38−7.47 (2H, m), 7.70 (1H, dd, J = 4.0/9.2 Hz), 8.16 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.27 (1H, d, J = 5.6 Hz), 9.82 (1H, s) ppm。[M+H] Calc’d for C
17H
15F
3N
4O
2, 356; Found, 356。ee%: >99%。
【0675】
実施例60:3−({5−フルオロ−1−[(3S)−ピロリジン−3−イル]−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸、TFA塩
【0676】
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
【0677】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物60Cから86%の収率で調製した。分取HPLCによる精製後、TFA塩を黄色固形物として分離した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 2.32−2.40 (1H, m), 2.42− 2.50(1H, m), 3.43−3.47 (1H, m), 3.55−3.61 (2H, m), 3.73−3.75 (1H, m), 5.60−5.63 (1H, m), 7.38−7.48 (2H, m), 7.76−7.80 (2H, m), 8.19 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.11−9.22 (2H, m), 9.49 (1H, s), 10.47 (1H, br s)。[M+H] Calc’d for C
17H
16FN
5O
2, 342; Found, 342。
【0678】
調製物61A:BOC−(S)−3−ピロリジノール
【0679】
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
【0680】
表題化合物を、調製物88Aについて概説した手順に従い、(S)−ピロリジノールから、70%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 1.37 (9H, s), 1.60−1.90 (2H, m), 3.00−3.30 (4H, m), 4.19 (1H, m), 4.87 (1H, d, J = 2.8 Hz)。
【0681】
調製物61B:tert−ブチル(3R)−3−(5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボキシラート
【0682】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
【0683】
表題化合物を、調製物31Aの基本手順に従い、32%の収率で5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールとBOC−(S)−3−ピロリジノールから調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 1.43 (9H, s), 2.38−2.40 (1H, m), 2.56−2.66 (1H, m), 3.51−3.57 (1H, m), 3.74−3.78 (2H, m), 3.85−3.94 (1H, m), 5.12−5.15 (1H, m), 7.13 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.23−7.27 (1H, m), 7.35−7.37 (1H, m)。
【0684】
調製物61C:エチル3−({5−フルオロ−1−[(3S)−ピロリジン−3−イル]−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート、TFA塩
【0685】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
【0686】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物61Bから12%の収率で調製し、その後、3時間、50℃で10% 3N HCl/MeOH中でBOC脱保護を行った。分取HPLCによる精製後、TFA塩を分離した。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ = 2.39−2.40 (1H, m) 2.48−2.52 (1H, m), 3.46−3.51 (1H, m), 3.65−3.70 (1H, m) 3.72−3.74 (2H, m), 3.97 (3H, s), 5.52−5.55 (1H, m), 7.24−7.33 (2H, m), 7.55−7.58 (1H, m), 7.99 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.13 (1H, d, J = 5.6 Hz), 9.65 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
17H
15F
3N
4O
2, 356; Found, 356。ee%: >99%。
【0687】
実施例61:3−({5−フルオロ−1−[(3S)−ピロリジン−3−イル]−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸、TFA塩
【0688】
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
【0689】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、調製物61Cから84%の収率で調製した。分取HPLCによる精製後、TFA塩を黄色固形物として分離した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 2.32−2.40 (1H, m), 2.42− 2.50 (1H, m), 3.43−3.47 (1H, m), 3.55−3.61 (2H, m), 3.73−3.75 (1H, m), 5.60−5.63 (1H, m), 7.38−7.48 (2H, m), 7.76−7.80 (2H, m), 8.19 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.11−9.22 (2H, m), 9.49 (1H, s), 10.47 (1H, br s)。[M+H] Calc’d for C
17H
16FN
5O
2, 342; Found, 342。
【0690】
調製物62A:5−フルオロ−3−ヨード−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−インダゾール
【0691】
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
【0692】
表題化合物を、調製物31Aの基本手順に従い、56%の収率で5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールとテトラヒドロ−4−ピラノールから調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
【0693】
実施例62:3−{[5−フルオロ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0694】
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
【0695】
表題化合物を、実施例9の基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物62Aから調製した。分取HPLCによる精製によって、黄色固形物として14%の収率で表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 1.87−1.93 (2H, m), 2.08−2.18 (2H, m), 3.52−3.60 (2H, m), 4.02−4.07 (2H, m), 4.83−4.91 (1H, m), 7.34−7.40 (2H, m), 7.79−7.82 (2H, m), 8.17 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.54 (1H, s), 10.35 (1H, br s)。[M+H] Calc’d for C
18H
17FN
4O
3, 357; Found, 357。
【0696】
調製物63A:5−フルオロ−3−ヨード−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−1H−インダゾール
【0697】
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
【0698】
表題化合物を、調製物31Aの基本手順に従い、23%の収率で5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールとテトラヒドロ−3−ピラノールから調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 1.86−1.93 (2H, m), 2.20−2.23 (1H, m), 2.34−2.41 (1H, m), 3.48−3.55 (1H, m), 3.80 (1H, t, J = 10.4 Hz), 4.00−4.07 (2H, m), 4.50−4.58 (1H, m), 7.12 (1H, dd, J = 2.4, 8.0 Hz), 7.21 (1H, td, J = 2.4, 8.8 Hz), 7.39 (1H, dd, J = 4.0, 8.8 Hz)。
【0699】
実施例63:3−{[5−フルオロ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0700】
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
【0701】
表題化合物を、実施例9の基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物63Aから調製した。分取HPLCによる精製によって、黄色固形物として16%の収率で表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 1.80−1.87 (2H, m), 2.16−2.22 (2H, m), 3.43−3.47 (1H, m), 3.68 (1H, t, J = 10.0 Hz), 3.90−4.00 (2H, m), 4.71−4.73 (1H, m), 7.34−7.40 (2H, m), 7.78−7.84 (2H, m), 8.17 (1H, d, J = 4.4 Hz), 9.48 (1H, s), 10.34 (1H, br s)。[M+H] Calc’d for C
18H
17FN
4O
3, 357; Found, 357。
【0702】
調製物64A:1−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール
【0703】
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
【0704】
表題化合物を、調製物31Aの基本手順に従い、17%の収率で5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと4,4−ジフルオロシクロヘキサノールから調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 1.94−2.17 (4H, m), 2.34−2.52 (4H, m), 4.67−4.73 (1H, m), 7.02 (1H, dd, J = 2.4, 8.4 Hz), 7.11 (1H, td, J = 2.4, 9.2 Hz), 7.67 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz)。
【0705】
実施例64:3−{[1−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0706】
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
【0707】
表題化合物を、実施例9の基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物64Aから調製した。分取HPLCによる精製によって、オレンジ色の固形物として10%の収率で表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 2.06−2.33 (8H, m), 4.84−4.89 (1H, m), 7.10−7.13 (1H, m), 7.22−7.29 (1H, m), 7.70 (1H, s), 7.79−7.83 (2H, m), 8.15 (1H, d, J = 3.6 Hz), 9.28 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
19H
17F
3N
4O
3, 391; Found, 391。
【0708】
調製物65A:3−ヨード−1−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール
【0709】
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
【0710】
DMF(20mL)中の4,5,6,7−テトラヒドロインダゾール(700mg、5.7mmol)とKOH(1.2g、21.5mmol)の懸濁液に、0℃でI
2(2.9g、11.5mmol)を加え、反応物を一晩撹拌し、その間に室温に温めた。反応混合物を飽和Na
2S
2O
3で希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出し、ブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濃縮して、黄色の油として1.2g(83%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 1.73−1.84 (4H, m), 2.40 (2H, t, J = 5.6 Hz), 2.54 (2H, t, J = 6.0 Hz)。
【0711】
調製物65B:3−ヨード−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール
【0712】
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
【0713】
表題化合物を、調製物31Aの基本手順に従い、40%の収率で調製物65Aと3−ヒドロキシテトラヒドロフランから調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 1.72−1.85 (4H, m), 2.29−2.39 (3H, m), 2.41−2.58 (2H, m), 2.64 (1H, t, J = 6.0 Hz), 3.92−3.98 (2H, m), 4.07−4.20 (2H, m), 4.72−4.76 (1H, m)。
【0714】
実施例65:3−{[1−(テトラヒドロフラン−3−イル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0715】
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
【0716】
表題化合物を、実施例9の基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物65Bから調製した。分取HPLCによる精製によって、オレンジ色の固形物として10%の収率で表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 1.68−1.77 (4H, m), 2.23−2.33 (4H, m), 2.50 (1H, m), 2.61−2.64 (1H, m), 3.79−3.89 (2H, m), 4.00−4.06 (2H, m), 4.88−4.91 (1H, m), 7.82 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.10 (1H, d, J = 5.2 Hz), 9.50 (1H, s), 9.87 (1H, br s)。[M+H] Calc’d for C
17H
20N
4O
3, 329; Found, 329。
【0717】
調製物66A:5−フルオロ−3−ヨード−1−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]−1H−インダゾール
【0718】
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
【0719】
表題化合物を、調製物31Aの基本手順に従い、56%の収率で5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと(R)−3−ヒドロキシテトラヒドロフランから調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 2.47−2.52 (2H, m), 3.95−4.00 (1H, m), 4.12−4.19 (2H, m), 4.19−4.28 (1H, m), 5.24−5.30 (1H, m), 7.12 (1H, dd, J = 2.0, 8.4 Hz), 7.21 (1H, td, J = 1.6, 8.8 Hz), 7.45 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz)。
【0720】
実施例66:3−({5−フルオロ−1−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸、
【0721】
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
【0722】
表題化合物を、実施例9の基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物66Aから調製した。分取HPLCによる精製によって、黄色固形物として19%の収率で表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 2.29−2.45 (2H, m), 3.91−3.92 (2H, m), 4.01−4.13 (2H, m), 5.48−5.49 (1H, m), 7.35−7.41 (2H, m), 7.77−7.79 (2H, m), 8.17 (1H, d, J = 4.0 Hz), 9.52 (1H, s), 10.37 (1H, br s), 14.05 (1H, br s)。[M+H] Calc’d for C
17H
15FN
4O
3, 343; Found, 343。
【0723】
調製物67A:5−フルオロ−3−ヨード−1−[(3R)−テトラヒドロフラン−3−イル]−1H−インダゾール
【0724】
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
【0725】
表題化合物を、調製物31Aの基本手順に従い、56%の収率で5−フルオロ−3−ヨード−インダゾールと(S)−3−ヒドロキシテトラヒドロフランから調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 2.47−2.52 (2H, m), 3.95−4.00 (1H, m), 4.12−4.19 (2H, m), 4.19−4.28 (1H, m), 5.24−5.30 (1H, m), 7.12 (1H, dd, J = 2.0, 8.4 Hz), 7.21 (1H, td, J = 1.6, 8.8 Hz), 7.45 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz)。
【0726】
実施例67:3−({5−フルオロ−1−[(3R)−テトラヒドロフラン−3−イル]−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0727】
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
【0728】
表題化合物を、実施例9の基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物67Aから調製した。分取HPLCによる精製によって、黄色固形物として19%の収率で表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 2.29−2.45 (2H, m), 3.91−3.92 (2H, m), 4.01−4.13 (2H, m), 5.48−5.49 (1H, m), 7.35−7.41 (2H, m), 7.77−7.79 (2H, m), 8.17 (1H, d, J = 4.0 Hz), 9.52 (1H, s), 10.37 (1H, br s), 14.05 (1H, br s)。[M+H] Calc’d for C
17H
15FN
4O
3, 343; Found, 343。
【0729】
調製物68A:5−フルオロ−3−ニトロ−インドール
【0730】
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
【0731】
ACN(30mL)中の5−フルオロインドール(2.0g、14.8mmol)とAgNO
3(2.8g、16.3mmol)の溶液に、0℃でPhCOCl(1.9mL、16.3mmol)を加え、反応混合物を0℃で2時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、濾過した。濾液を飽和Na
2CO
3で洗浄し、(Na
2SO
4で)乾燥し、濃縮した。結果として生じる固形物をヘキサン/EtOAc(10mL、1/1)で洗浄して、茶色の固形物として表題化合物(1.2g、45%)を得た。
【0732】
調製物68B:5−フルオロ−3−ニトロ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)−1H−インドール
【0733】
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
【0734】
表題化合物を、調製物31Aの基本手順に従い、18%の収率で5−フルオロ−3−ニトロ−インドールと3−ヒドロキシテトラヒドロフランから調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 2.21−2.27 (1H, m), 2.60−2.69 (1H, m), 3.95−4.01 (1H, m), 4.05−4.09 (1H, m), 4.20−4.25(2H, m), 5.07−5.10 (1H, m), 7.13 (1H, td, J = 2.4, 8.8 Hz), 7.44 (1H, dd, J = 4.0, 8.8 Hz), 7.98 (1H, dd, J = 2.4, 9.2 Hz), 8.28 (1H, s)。
【0735】
調製物68C:5−フルオロ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)−1H−インドール−3−アミン
【0736】
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
【0737】
表題化合物を、実施例59Cに係る基本のニトロ基の還元手順に従い、調製物68Bから調製した。生成物を、精製することなく次の工程で使用した。
【0738】
実施例68:3−{[5−フルオロ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)−1H−インドール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0739】
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
【0740】
表題化合物を、調製物6の基本手順に従い、メチル3−ブロモ−イソニコチナートと調製物68Cから調製した。分取HPLCによる精製によって、黄色固形物として17%の収率で表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 2.12−2.18 (1H, m), 2.50−2.55 (1H, m), 3.80−3.85 (1H, m), 3.91−4.01 (2H, m), 4.04−4.12 (1H, m), 5.29−5.31 (1H, m), 6.97−7.11 (2H, m), 7.62−7.69 (3H, M), 7.90−7.93 (1H, m), 8.02 (1H, d, J = 6.8 Hz), 8.91 (1H, s), 13.71 (1H, br s)。[M+H] Calc’d for C
18H
16FN
3O
3, 342; Found, 342。
【0741】
調製物69A:5−クロロ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)−1H−インダゾール−3−アミン
【0742】
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
【0743】
表題化合物を、調製物31Aの基本手順に従い、55%の収率で5−クロロ−3−ヨード−インダゾールと3−ヒドロキシテトラヒドロフランから調製した。小さな異性体は分離されず、特徴付けられなかった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 2.46−2.52 (2H, m), 3.97−4.01 (1H, m), 4.14−4.17 (2H, m), 4.23−4.26 (1H, m), 5.24−5.28 (1H, m), 7.37−7.45 (2H, m), 7.47 (1H, s)。
【0744】
実施例69:3−{[5−クロロ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボン酸
【0745】
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
【0746】
表題化合物を、実施例9の基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物69Aから調製した。分取HPLCによる精製によって、黄色固形物として18%の収率で表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 2.30−2.45 (2H, m), 3.89−3.94 (2H, m), 4.08−4.14 (2H, m), 5.46−5.26 (1H, m), 7.49 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.65 (1H, s), 7.76−7.82 (2H, m), 8.19 (1H, d, J = 5.2 Hz), 9.58 (1H, s), 10.47 (1H, br s)。[M+H] Calc’d for C
17H
15ClN
4O
3, 359; Found, 359。
【0747】
調製物70A
【0748】
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
【0749】
DCM(5mL)中の実施例66(100mg、0.29mmol)の懸濁液に、0℃で塩化オキサリル(74mg、0.58mmol)を加えた。溶液を室温で2時間撹拌した。溶媒を真空下で除去して、未精製の表題化合物を得て、それを更に精製することなく次の工程に使用した。
【0750】
実施例70:N−シアノ−3−({5−フルオロ−1−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボキサミド
【0751】
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
【0752】
THF(5mL)中の調製物70A(0.29mmol)の懸濁液に、室温でシアナミド(122mg、2.9mmol)とt−BuONa(278mg、2.9mmol)を加え、反応物を一晩撹拌した。反応物を濃縮して、分取HPLCによって精製して、オレンジ色の固形物として40mg(38%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 2.28−2.50 (2H, m), 3.94−3.95 (2H, m), 4.11−4.15 (2H, m), 5.49−5.52 (1H, m), 7.30 (1H, d, J = 7.2 Hz), 7.41−7.45 (1H, m), 7.79−7.81 (1H, m), 8.32 (1H, d, J = 5.6 Hz), 8.40 (1H, d, J = 5.6 Hz), 9.67 (1H, s), 12.80 (1H, br s)。[M+H] Calc’d for C
18H
15FN
6O
2, 367; Found, 367。
【0753】
調製物71A:1−(2−クロロエチル)−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール
【0754】
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
【0755】
ACN(50mL)中の5−フルオロ−3−ヨード−インダゾール(3.0g、11.5mmol)と1,2−ジクロロエタン(5.7g、57.3mmol)の溶液に、室温でK2CO3(3.2g、22.9mmol)を加えた。反応物を還流で一晩中撹拌した。反応混合物を濾過し、真空下で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(30:1:5 ヘキサン/EtOAc/DCM)による精製により、黄色固形物として2.5g(67%)の表題化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3): δ 3.97 (2H, t, J = 6.0 Hz), 4.69 (2H, t, J = 6.0 Hz), 7.13 (1H, dd, J = 1.8, 7.8 Hz), 7.22−7.29 (1H, m), 7.42 (1H, dd, J = 3.9, 9.3 Hz)。
【0756】
調製物71B:1−[2−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)エチル]−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール
【0757】
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
【0758】
ACN(30mL)中の調製物71A(904mg、2.8mmol)と3,3−ジフルオロピロリジン塩酸塩(1.0g、7.0mmol)の溶液に、室温でK
2CO
3(2.1g、15.4mmol)を加えた。反応物を還流で一晩中撹拌した。反応混合物を濾過し、真空下で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(5%−10% MeOH/DCM)による精製により、黄色の油として250mg(23%)の表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 2.16−2.27 (2H, m), 2.75 (2H, t, J = 7.2 Hz), 2.91 (2H, t, J = 13.2 Hz), 3.01 (2H, t, J = 6.8 Hz), 4.47 (2H, t, J = 6.8 Hz), 7.11 (1H, dd, J = 2.0, 8.0 Hz), 7.22 (1H, td, J = 2.0, 8.8 Hz), 7.35 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz)。
【0759】
実施例71:3−({1−[2−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)エチル]−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸、TFA塩
【0760】
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
【0761】
表題化合物を、実施例9の基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物71Bから調製した。分取HPLCによる精製によって、黄色固形物として55%の収率で表題化合物(TFA塩)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 2.38−2.48 (2H, m), 3.27−3.31 (2H, m), 3.39−3.60 (4H, m), 4.63 (2H, t, J = 6.0 Hz), 7.36−7.45 (2H, m), 7.76−7.82 (2H, m), 8.19 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.57 (1H, s), 10.42 (1H, br s)。[M+H] Calc’d for C
19H
18F
3N
5O
2, 406; Found, 406。
【0762】
実施例72:N−シアノ−3−({1−[2−(3,3−ジフルオロピロリジン−1イル)エチル]−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボキサミド、TFA塩
【0763】
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
【0764】
表題化合物を、調製物70Aと実施例70の基本手順に従い、実施例71から27%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 2.41−2.50 (2H, m), 3.35−3.37 (2H, m), 3.53−3.68 (4H, m), 4.65 (2H, t, J = 6.0 Hz), 7.33 (1H, dd, J = 2.0, 8.4 Hz), 7.46 (1H, td, J = 2.4, 9.2 Hz), 7.80 (1H, dd, J = 4.0, 8.8 Hz), 8.29 (2H, dd, J = 5.6, 8.0 Hz), 9.62 (1H, s), 12.70 (1H, br s)。[M+H] Calc’d for C
20H
18F
3N7O, 430; Found, 430。
【0765】
調製物73A:1−[2−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)エチル]−5−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール
【0766】
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
【0767】
表題化合物を、調製物71Bの手順に従い、調製物71Aと4,4−ジフルオロピペリジンから45%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 1.86−1.95 (4H, m), 2.58 (4H, t, J = 5.2 Hz), 2.90 (2H, t, J = 6.8 Hz), 4.47 (2H, t, J = 6.4 Hz), 7.11 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.21 (1H, t, J = 8.4 Hz), 7.35 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz)。
【0768】
実施例73:3−({1−[2−(4,4−ジフルオロピペリジン−1イル)エチル]−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸、TFA塩
【0769】
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
【0770】
表題化合物を、実施例9の基本手順に従い、メチル3−アミノイソニコチナートと調製物73Aから調製した。分取HPLCによる精製によって、黄色固形物として49%の収率で表題化合物(TFA塩)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 2.27−2.30 (4H, m), 3.40−3.44 (4H, m), 3.60−3.64 (2H, m), 4.76 (2H, t, J = 5.6 Hz), 7.33 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.43 (1H, td, J = 2.0, 8.8 Hz), 7.76−7.79 (2H, m), 8.20 (1H, d, J = 5.2 Hz), 9.59 (1H, s), 10.53 (1H, br s)。[M+H] Calc’d for C
20H
20F
3N
5O
2, 420; Found, 420。
【0771】
実施例74:N−シアノ−3−({1−[2−(4,4−ジフルオロピペリジン−1イル)エチル]−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボキサミド、TFA塩
【0772】
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
【0773】
表題化合物を、調製物70Aと実施例70の基本手順に従い、実施例73から24%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 2.2−2.33 (4H, m), 3.17−3.71 (6H, m), 4.77 (2H, t, J = 5.6 Hz), 7.34 (1H, dd, J = 2.0, 8.4 Hz), 7.49 (1H, td, J = 2.0, 8.8 Hz), 7.79 (1H, dd, J = 4.0, 9.2 Hz), 8.17 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.22 (1H, d, J = 5.2 Hz), 9.60 (1H, s), 10.63 (1H, br s)。[M+H] Calc’d for C
21H
20F
3N
7O, 444; Found, 444。
【0774】
実施例75:N−シアノ−3−{[5−フルオロ−1−(2−メチルプロピル)−1H−インダゾール−3−イル]アミノ}ピリジン−4−カルボキサミド
【0775】
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
【0776】
表題化合物を、調製物70Aと実施例70の基本手順に従い、実施例25から13%の収率で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 0.89 (6H, d, J = 6.7 Hz), 2.25−2.32 (1H, m), 4.17 (2H, d, J = 7.1 Hz), 7.27 (1H, dd, J = 2.3, 8.5 Hz), 7.36 (1H, td, J = 2.4, 9.1 Hz), 7.73 (1H, dd, J = 4.1, 9.2 Hz), 8.20−8.24 (2H, m), 9.61 (1H, s), 12.55 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
18H
17FN
6O, 353; Found, 353。
【0777】
実施例76:N−シアノ−3−({1−[4−(ジメチルアミノ)ブチル]−5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボキサミド、ギ酸塩
【0778】
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
【0779】
表題化合物を、調製物70Aと実施例70の基本手順に従い、実施例43から13%の収率で調製した。分取HPLCによる精製の後、生成物をギ酸塩として分離した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 1.59−1.65 (2H, m), 1.83−1.89 (2H, m), 2.65 (6H, s), 3.00 (2H, t, J = 7.9 Hz), 4.37 (2H, t, J = 6.5 Hz), 7.26 (1H, dd, J = 2.0, 8.5 Hz), 7.46 (1H, td, J = 2.1, 9.1 Hz), 7.68 (1H, dd, J = 4.0, 9.1 Hz), 7.86 (1H, br s), 8.04 (1H, br s), 8.17 (1H, br s), 9.58 (1H, br s), 12.21 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
20H
22FN
7O, 396; Found, 396。
【0780】
実施例77:N−シアノ−3−({5−フルオロ−1−[2−(ピロリジン−1−イル)エチル]−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボキサミド、ギ酸塩
【0781】
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
【0782】
表題化合物を、調製物70Aと実施例70の基本手順に従い、実施例50から66%の収率で調製した。分取HPLCによる精製の後、生成物をギ酸塩として分離した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 1.77−1.90 (2H, m), 1.91−2.06 (2H, m), 3.09−3.19 (2H, m), 3.55−3.61 (2H, m), 3.69−3.73 (2H, m), 4.69 (2H, t, J = 6.0 Hz), 7.30 (1H, dd, J = 2.3, 8.4 Hz), 7.44 (1H, td, J = 2.3, 9.1 Hz), 7.73 (1H, dd, J = 4.1, 9.2 Hz), 7.86 (1H, d, J = 5.0 Hz), 8.06 (1H, d, J = 5.0 Hz), 8.69 (1H, br s), 9.39 (1H, s), 9.59 (1H, s), 12.38 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
20H
20FN
7O, 394; Found, 394。
【0783】
調製物78A:5−クロロ−3−ヨード−1−[2−(ピロリジン−1−イル)エチル]−1H−インダゾール
【0784】
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
【0785】
表題化合物を、調製物50Aの手順に従い、60%の収率で5−クロロ−3−ヨード−インダゾールと1−(2−クロロエチル)ピロリジン塩酸塩から調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 1.75−1.80 (4H, m), 2.54−2.59 (4H, m), 2.99 (2H, t, J = 7.3 Hz), 4.52 (2H, t, J = 7.1 Hz), 7.35−7.39 (2H, m), 7.45 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
13H
15ClIN
3, 376; Found, 376。
【0786】
調製物78B:メチル3−({5−クロロ−1−[2−(ピロリジン−1−イル)エチル]−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボキシラート
【0787】
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
【0788】
表題化合物を、調製物1Aの基本手順に従い、71%の収率でメチル3−アミノイソニコチナートと調製物78Aから調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 1.75−1.81 (4H, m), 2.56−2.61 (4H, m), 3.03 (2H, t, J = 7.2 Hz), 4.00 (3H, s), 4.43 (2H, t, J = 7.0 Hz), 7.29−7.37 (2H, m), 7.66 (1H, s), 7.75 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.17 (1H, d, J = 5.1 Hz), 9.76 (1H, s), 10.14 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
20H
22ClN
5O
2, 400; Found, 400。
【0789】
実施例78:3−({5−クロロ−1−[2−(ピロリジン−1−イル)エチル]−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボン酸
【0790】
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
【0791】
表題化合物を、実施例1の基本加水分解手順に従い、47%の収率で調製物78Bから調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 1.90−2.01 (4H, m), 3.37−3.49 (4H, m), 3.60−3.71 (2H, m), 4.63−4.469 (2H, m), 7.00 (1H, s), 7.12 (1H, d, J = 9.0 Hz), 7.36 (1H, d, J = 4.2 Hz), 7.45 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.91 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.57 (1H, s), 12.31 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
19H
20ClN
5O
2, 386; Found, 386。
【0792】
実施例79:N−シアノ−3−({5−クロロ−1−[2−(ピロリジン−1−イル)エチル]−1H−インダゾール−3−イル}アミノ)ピリジン−4−カルボキサミド、ギ酸塩
【0793】
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
【0794】
表題化合物を、調製物70Aと実施例70の基本手順に従い、実施例78から47%の収率で調製した。分取HPLCによる精製の後、生成物をギ酸塩として分離した。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 1.78−1.90 (2H, m), 1.92−2.07 (2H, m), 3.10−3.20 (2H, m), 3.54−3.61 (2H, m), 3.69−3.73 (2H, m), 4.69 (2H, t, J = 5.9 Hz), 7.54 (1H, dd, J = 1.9, 8.9 Hz), 7.61 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.73 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.86 (1H, d, J = 4.9 Hz), 8.07 (1H, d, J = 4.9 Hz), 8.68 (1H, br s), 9.39 (1H, s), 9.62 (1H, s), 12.51 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
20H
20ClN
7O, 410; Found, 410。
【0795】
<II.生物的評価>
<実施例1:インビトロの酵素阻害アッセイ>
このアッセイは、試験化合物がJarid1A、Jarid1B、及びJMJD2Cのデメチラーゼ活性を阻害する能力を判定する。バキュロウィルス発現(Baculovirus expressed)Jarid1A(GenBank Accession #NM_001042603, AA1−1090)を、BPS Bioscience (Cat#50110)から購入した。バキュロウィルス発現Jarid1B(GenBank Accession #NM_006618, AA 2−751)をBPS Bioscience (Cat # 50121)から購入し、MolecularThroughputによってカスタムメイドした。バキュロウィルス発現JMJD2C(GenBank Accession #BC143571, AA 2−372)を、BPS Bioscience (Cat#50105)から購入した。
【0796】
<Jarid1Aアッセイ>
Jarid1A活性の酵素アッセイは、時間分解蛍光共鳴エネルギー転移(TR−FRET)の検出に基づく。試験化合物がJarid1Aの活性を阻害する能力を、以下の反応条件下で384のウェルプレートのフォーマットで判定した:1nM Jarid1A、300nM H3K4me3−ビオチン標識化ペプチド(Anaspec cat # 64357)、50mM HEPES、pH7.3、0.005% Brij35、0.5mM TCEP、0.2mg/ml BSA、50μM L−アスコルビン酸ナトリウム、及び2μMの硫酸鉄(II)アンモニウムのアッセイ・バッファー中の2μMのα−ケトグルタル酸。25nMと1nMの終末濃度でのLANCE検出バッファー(PerkinElmer)における5mMのEDTAの存在下で、検出試薬であるPhycolink ストレプトアビジン−アロフィコシアニン (Prozyme)とユーロピウム−抗−モノメチル化又はジメチル化ヒストンH3リジン4(H3K4me1−2)抗体(PerkinElmer)それぞれの追加後、反応生成物をTR−FRETによって定量的に判定した。
【0797】
アッセイ反応を、以下のものにより生じさせた:3%のDMSO中の11点連続希釈した阻害剤を伴う、900nMのH3K4me3−ビオチン標識化ペプチドと6μMのα−ケトグルタル酸の2μlの混合物を、プレートの各ウェルに加え、続いて、2μlの3nM Jarid1Aを加えて、反応を生じさせた。反応混合物を30分間室温でインキュベートし、50nMのPhycolink ストレプトアビジン−アロフィコシアニンと2nMのユーロピウム−抗−H3K4me1−2抗体を含有するLANCE検出バッファー中に6μlの5mM EDTAを加えることで、終わらせた。室温でのインキュベーションの1時間後、TR−FRETモード(320nmにて励起、615nm及び665nmにて発光)のEnVisionMultilabel Readerにより、プレートを読み取った。各ウェルについて比率を計算し(665/615)、阻害定数(IC
50)を判定するために適合させた。
【0798】
<Jarid1Bアッセイ>
試験化合物がJarid1Bの活性を阻害する能力を、以下の反応条件下で384ウェルプレートのフォーマットにおいて判定した:0.8nM Jarid1B、300nM H3K4me3−ビオチン標識化ペプチド(Anaspec cat # 64357)、50mM HEPES、pH7.3、0.005% Brij35、0.5mM TCEP、0.2mg/ml BSA、50μM L−アスコルビン酸ナトリウム、及び2μMの硫酸鉄(II)アンモニウムのアッセイ・バッファー中の2μMのα−ケトグルタル酸。25nMと1nMの終末濃度でのLANCE検出バッファー(PerkinElmer)における5mMのEDTAの存在下で、検出試薬であるPhycolink ストレプトアビジン−アロフィコシアニン (Prozyme)とユーロピウム−抗−モノメチル化又はジメチル化ヒストンH3リジン4(H3K4me1−2)抗体(PerkinElmer)それぞれの追加後、反応生成物をTR−FRETによって定量的に判定した。
【0799】
アッセイ反応を、以下のものにより生じさせた:3%のDMSO中の11点連続希釈した阻害剤を伴う、900nMのH3K4me3−ビオチン標識化ペプチドと6μMのα−ケトグルタル酸の2μlの混合物を、プレートの各ウェルに加え、続いて、2μlの2.4nM Jarid1Bを加えて、反応を生じさせた。反応混合物を30分間室温でインキュベートし、50nMのPhycolink ストレプトアビジン−アロフィコシアニンと2nMのユーロピウム−抗−H3K4me1−2抗体を含有するLANCE検出バッファー中に6μlの5mM EDTAを加えることで、終わらせた。室温でのインキュベーションの1時間後、TR−FRETモード(320nmにて励起、615nm及び665nmにて発光)のEnVisionMultilabel Readerにより、プレートを読み取った。各ウェルについて比率を計算し(665/615)、阻害定数(IC
50)を判定するために適合させた。
【0800】
<JMJD2Cアッセイ>
試験化合物がJMJD2Cの活性を阻害する能力を、以下の反応条件下で384ウェルプレートのフォーマットにおいて判定した:0.3nM JMJD2C、300nM H3K9me3−ビオチン標識化ペプチド(Anaspec cat # 64360)、50mM HEPES、pH7.3、0.005% Brij35、0.5mM TCEP、0.2mg/ml BSA、50μM L−アスコルビン酸ナトリウム、及び2μMの硫酸鉄(II)アンモニウムのアッセイ・バッファー中の2μMのα−ケトグルタル酸。50nMと1nMの終末濃度でのLANCE検出バッファー(PerkinElmer)における5mMのEDTAの存在下で、検出試薬であるPhycolink ストレプトアビジン−アロフィコシアニン(Prozyme)とユーロピウム−抗−モノメチル化又はジメチル化ヒストンH3リジン9(H3K9me2)抗体(PerkinElmer)それぞれの追加後、反応生成物をTR−FRETによって定量的に判定した。
【0801】
アッセイ反応を、以下のものにより生じさせた:3%のDMSO中の11点連続希釈した阻害剤を伴う、900nMのH3K9me3−ビオチン標識化ペプチドと6μMのα−ケトグルタル酸の2μlの混合物を、プレートの各ウェルに加え、続いて、2μlの0.9nM JMJD2Cを加えて、反応を生じさせた。反応混合物を30分間室温でインキュベートし、100nMのPhycolink ストレプトアビジン−アロフィコシアニンと2nMのユーロピウム−抗−H3K9me2抗体を含有するLANCE検出バッファー中に6μlの5mM EDTAを加えることで、終わらせた。室温でのインキュベーションの1時間後、TR−FRETモード(320nmにて励起、615nm及び665nmにて発光)のEnVisionMultilabel Readerにより、プレートを読み取った。各ウェルについて比率を計算し(665/615)、阻害定数(IC
50)を判定するために適合させた。
【0802】
本明細書に開示される化合物がデメチラーゼ活性を阻害する能力を定量化し、それぞれのIC
50値を判定した。表3は、本明細書に開示される各種化合物のIC
50値を提供する。
【0803】
【表3-1】
[この文献は図面を表示できません]
【0804】
【表3-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0805】
【表3-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0806】
【表3-4】
[この文献は図面を表示できません]
【0807】
【表3-5】
[この文献は図面を表示できません]
【0808】
【表3-6】
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【0809】
【表3-7】
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【0810】
【表3-8】
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【0811】
【表3-9】
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【0812】
<実施例2:インビトロの細胞ベースのアッセイ>
KDM5Aと5Bの細胞阻害の程度を測定するアッセイを開発した。この定量的なイムノ−ブロッティングアッセイは、アミノ酸リジン番号4でのトリメチル化したヒストンH3の量、ZR−75−1乳癌細胞株の抽出物からのヒストンデメチラーゼKDM5AとKDM5Bの直接の酵素活性の特異的基質と生成物を測定する。分析後、生化学分析におけるこれら酵素の阻害と、癌細胞株内のこれら酵素の阻害の程度の間で、相関性を観察した。
【0813】
<アッセイの原則>
このアッセイは、試験化合物で処置した細胞から抽出したトリ−メチルH3K4の定量化のための蛍光測定によるイムノアッセイであり、且つ、KDM5A/Bの細胞阻害の尺度(measure)として使用される。
【0814】
<アッセイ方法>
50,000(ATCC)を番号付けするZR−75−1(PTEN ゼロ、ER+)乳癌細胞を、96ウェルの組織培養処置したプレートに蒔き、続いて、2000μM乃至10nMの範囲の試験化合物の終末濃度範囲を持つ試験化合物の11点希釈に曝した。細胞を72時間、試験化合物の存在下で放置した(left)。洗浄剤ベースのリシスと超音波処理方法を使用して、細胞のヒストン物質を全て含む抽出物を調製した。続いて、測色ビシンコニン酸アッセイ(MicroBCA Pierce/Thermo Scientific)を使用して、総タンパク量含有量のためにこれら溶解物を標準化した。その後、NuPage試薬(Life Technologies)を使用して、標準化した細胞抽出物を典型的なイムノ−ブロッティング手順に曝した。その後、ポリビニリデン・ジフルオリド膜(Immobilon−FL Millipore)を使用して、電気泳動的に分離したヒストンを転移させ、固定した。トリメチル化状態に特異的な抗体(Cell Signaling Technologies)を使用してヒストンH3のトリメチル化リジン4の量を検出し、デンシトメトリー・ソフトウェア・パッケージ(Odyssey CLx, Image Studio, Li−Cor)を使用して赤外線画像装置上で定量化した。デンシトメトリー値を控除したこのバックグラウンドを、そのサンプルに関するGAPDHの割当量として報告し、その後、1%のDMSOで処置したサンプルとして計算した。その後、ソフトウェア・パッケージXL−fit(IDBS)を使用し、次の方程式に応じて与えられた試験化合物の希釈系列に関する相対的なIC
50値を計算した:
fit=(D+((Vmax*(x^n))/((x^n)+(Km^n))))。
【0815】
表4は、本明細書に開示される各種化合物の細胞IC
50値を提供する。
【0816】
【表4-1】
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【0817】
【表4-2】
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【0818】
<実施例3:インビトロの異種移植研究>
0.72mgの17−βエストラジオールを含む時間放出ペレット剤を、nu/nuマウスに皮下注入する。MCF−7細胞を、5%のCO
2、37℃で、10%のFBSを含むRPMI中で成長させる。細胞を沈降し、1×10
7細胞/mLで50%のRPMI(無血清)及び50%のマトリゲルにおいて再懸濁する。ペレット移植の2−3日後、MCF−7細胞を右歯面に皮下注射し(100μL/動物)、腫瘍容積(長さ×幅
2/2)を隔週毎にモニターする。腫瘍が200mm
3までの平均量に達すると、動物を無作為化し、処置を始める。動物を4週間、ビヒクル又は化合物により毎日処置する。腫瘍容積と体重を、研究の全体にわたって隔週毎にモニターする。処置期間の終わりに、血漿と腫瘍のサンプルを、薬物動態学的及び薬理学的な解析のためにそれぞれ採取する。
【0819】
<III.製薬剤形の調製>
<実施例1:経口錠剤>
48重量%の式(I)の化合物又はその薬学的に許容可能な塩、45重量%の微結晶性セルロース、5重量%の低置換ヒドロキシプロピルセルロース、及び2重量%のステアリン酸マグネシウムを混合することによって、錠剤を調製する。直接圧縮によって錠剤を調製する。圧縮錠剤の全重量を、250−500mgで維持する。