【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的は、本発明の請求項1に記載されている非接触式光学的距離測定のための装置により達成される。発明の有利な実施形態及び展開が、従属請求項の主題である。
【0009】
少なくとも1つの実施形態によれば、前記非接触式光学的距離測定のための装置は、光源と、光分析ユニットと、測定ヘッドとを備える。前記光源及び前記光分析ユニットは、例えば、光ファイバにより前記測定ヘッドに接続され得る。前記光源及び前記光分析ユニットは、共に前記装置の制御ユニットを形成することが可能であり、また、例えば、前記測定ヘッドに光ファイバを介して接続されたジョイントハウジング内に組み込まれ得る。
【0010】
前記装置の前記光源は、連続スペクトル光を前記測定ヘッド内に放射するのに適した多色光源である。前記光源は、好ましくは、白色光源、例えば、白色発光LED、ハロゲンランプ、又は、キセノンランプである。特に小型の寸法を実現するためには、白色発光LEDの使用が特に有利である。多色光源は、例えば、可視スペクトル範囲(具体的には、450nm〜700nmの範囲の波長を含む)で発光できる。
【0011】
前記装置の前記光分析ユニットは、前記測定ヘッドからの受光を受け且つスペクトル分析するのに適している。これは、測定対象物により前記測定ヘッド内に反射又は散乱された光をスペクトル分析することを可能にするので、前記対象物の、前記分析されたスペクトルにおいて測定される距離を決定できる。
【0012】
前記測定ヘッドは、前記光源の光が前記測定ヘッド内に入射するための、及び、前記受光(詳細には、測定対象物により反射又は散乱された光)が前記測定ヘッドから前記光分析ユニットに出射するためのアパーチャ開口を有する。このアパーチャ開口は、前記測定ヘッドのための光入射アパーチャ及び出光射アパーチャの両方として機能する。アパーチャ開口は、好ましくは円形であり、半径r
PHを有する。
【0013】
さらに、前記測定ヘッドは光学レンズ系を有し、この光学レンズ系は、長手(縦)方向色収差を有する。すなわち、前記レンズ系の光軸上の焦点位置が波長に依存する。前記光源の、前記アパーチャ開口にて前記測定ヘッドに入射する光が光点を構成し、これが、前記光学レンズ系により、測定点(その軸方向位置は波長に依存)で結像される。多色光源が用いられるため、前記アパーチャ開口の前記光点は、前記光学レンズ系の長手方向色収差に基づいて、前記光軸上の異なる位置にある測定点の領域で結像される。具体的には、色収差により、より短い波長に対する焦点は、より長い波長に対する焦点よりも、前記光学レンズ系の近くに位置することになる。
【0014】
次いで、対象物により後方反射又は後方散乱された光は、測定対象物が特定の波長の焦点に合致しているならば、逆光路において前記測定ヘッドのアパーチャ開口上でシャープに結像される。アパーチャ開口内に後方反射又は後方散乱された光のスペクトル分析において、その焦点に対象物が位置する波長の最大強度が示される。こうして、前記測定ヘッドからの対象物の距離を、最大強度が生じている波長から測定できる。
【0015】
前記測定ヘッドの測定領域は、前記光源の利用可能な最短波長による焦点と、前記光源の利用可能な最長波長による焦点との間に位置する。従って、大きい測定領域を得るためには、広帯域光源を用いること、さらに、大きい色収差を有する光学レンズ系を用いることが有利である。
【0016】
本明細書に記載されている装置において、前記測定ヘッドの前記光学レンズ系は、有利には、第1の屈折レンズ及び第2の屈折レンズから成り、前記屈折レンズの少なくとも一方が、少なくとも1つの非球面湾曲レンズ面を有する。前記非球面湾曲レンズ面は、凸状湾曲状又は凹状湾曲状であり得る。前記2つの屈折レンズの残りのレンズ面は、平坦、又は、球面凸状若しくは球面凹状であり得る。好ましくは、前記屈折レンズの少なくとも一方が平坦なレンズ面を有する。なぜなら、これが、製造労力及び公差感度を低減するからである。
【0017】
前記光学レンズ系の前記第1屈折レンズ及び/又は前記第2屈折レンズは、有利には、アッベ数が20≦ν
d≦41の光学材料を有する。前記アッベ数は、光学材料の分散の測定値である。前記分散値、すなわち、屈折率の波長依存性がより大きいと、アッベ数は、より小さくなる。前記第1屈折レンズ及び/又は前記第2屈折レンズに関し、比較的小さいアッベ数20≦ν
d≦41の光学材料が用いられ、前記光学レンズ系は、有利に、高い分散値(及び、従って、高い長手方向色収差)により特徴付けられる。
【0018】
前記光学レンズ系は長手方向色収差を有し、この長手方向色収差は、波長450nm〜波長700nmにおける前記測定ヘッドの軸方向焦点移動に相当する測定領域(MR)が0.2mmから10mmであるような長手方向色収差である。すなわち、前記光学レンズ系において、450nmの波長のための焦点は、700nmの波長のための焦点から、少なくとも0.2mm、最大で10mmの距離にある。450nm〜700nmの範囲の可視スペクトルの使用が有利である。なぜなら、費用効果が高い光源を利用できることに加え、分散値がより大きい光学材料も利用可能だからである。しかし、前記測定領域を、波長450nm〜700nmにおける焦点移動として定義しても、それは、前記装置がその他の波長で使用される可能性を排除するものではない。
【0019】
前記測定ヘッドの前記光学レンズ系が2つの屈折レンズのみから成るという事実から、前記測定ヘッドは利点として簡単な構造であり、より多数のレンズを有する光学レンズ系と比較して、軽量及び短い構造長さにより特徴付けられる。本明細書に記載される装置において、2つのレンズのみから成る光学レンズ系の構造は、前記2つの屈折レンズの少なくとも一方が少なくとも1つの非球面湾曲レンズ面を有することより可能となる。少なくとも1つの非球面湾曲レンズ面を用いることで、分解能(及び、従って測定精度)を低減させるような光学結像誤差を、球面レンズを用いる場合よりも良好に補正できる。
【0020】
測定ヘッドの光学レンズ系を設計する際に、レンズ系が所望の高色収差を有してもなお直面する課題は、特に、その他の関連する結像誤差を最小化する課題である。具体的には、様々な波長のための球面収差、いわゆる、球面色収差である。高測定分解能を達成するための球面色収差の良好な補正を、2つのみの屈折レンズから成るレンズ系においても、前記屈折レンズのレンズ面の少なくとも1つが非球面湾曲レンズ面であるならば達成できることが明らかになった。非球面湾曲レンズ面は、光軸に対して半径方向に対称の曲率を好適に有する。
【0021】
光学レンズ系、特には、球面レンズの曲率半径、非球面レンズ面の形状、レンズ間の距離、アパーチャ開口、及び測定領域を設計するために、シミュレーションプログラムを使用できる。光学系の設計のための適切なシミュレーションプログラム自体は当業者に公知である。
【0022】
前記光学レンズ系の好ましい実施形態において、前記第1屈折レンズ及び前記第2屈折レンズの両方が、アッベ数20≦ν
d≦41の光学材料を有する。この実施形態において、前記測定ヘッドの前記光学レンズ系の両方のレンズが、有利には、非常に高分散性の光学材料から構成される。こうして、特に大きい色収差が有利に可能にされ、従って、比較的大きい測定領域を得ることができる。高分散性の光学材料として、重フリントガラスが特に適しており、前記重フリントガラスは、一般的に、20〜30の範囲のアッベ数ν
dを有する。
【0023】
前記装置の好ましい実施形態において、前記測定領域MRと、前記測定領域側の前記光学レンズ系の数値アパーチャNA
MRの二乗との積が、100μm〜450μmである。従って、100μm≦MR
*NA
2MR≦450μmが妥当する。先に述べたように、前記測定領域MRは、具体的に、波長450nm〜700nmにおける前記レンズ系の軸方向焦点移動に等しい。前記測定領域側の前記光学レンズ系の前記数値アパーチャは、NA
MR=nsinα
MRであり、nは、前記測定領域の周囲媒体の屈折率であり、空気中ではほぼ1に等しい。角度α
MRは、前記光軸と、前記測定領域を(例えば、測定対象物上での反射後に)出発して前記光学レンズ系の前記第2レンズに衝突する光束のエッジビームとが成す角度である。測定領域側数値アパーチャNA
MRが増大すると分解能が高まることが理解されよう。示されている好ましい値範囲100μm≦MR*NA
2MR≦450μmは、測定領域の寸法と、数値アパーチャに依存するシステム分解能との間の良好な妥協が存在する範囲を示す。大きい測定領域は、例えば、焦点距離が非常に長いレンズ系を用いることにより達成できる。しかしこれはまた、数値アパーチャの低減(及び、従って分解能の低減)も伴う。従って、レンズ系の光学設計において、測定領域の寸法と数値アパーチャとの間の妥協案が選択されることが好ましく、これは、積NA
2MR*MRのための特定の値範囲で示される。特定の値範囲において、高分解能と、比較的大きい測定領域との両方が有利に実現される。
【0024】
前記装置のさらなる有利な実施形態において、前記アパーチャ開口の半径r
PHと、前記アパーチャ開口側の数値アパーチャNA
PHとの積は、1.0μm〜5.5μmである。従って1.0μm≦r
PH*NA
PH≦5.5μmが妥当する。アパーチャ開口側の数値アパーチャは、NA
PH=nsinα
PHであり、nは、周囲媒体の屈折率であり、空気中では、ほぼ1に等しい。角度α
PHは、前記光軸と、前記測定領域を出発して前記光学レンズ系の前記第1レンズに衝突する光束のエッジビームとが成す角度である。用語「数値アパーチャ」は、本明細書以下、有効な数値アパーチャとして理解されよう。すなわち、前記エッジビームの角度α
PHが、前記アパーチャ開口から出射する光束の開き角度によってのみ限定可能なのではなく、次なる1以上のアパーチャによっても、又は、直径レンズ(diameter lens)の1つによっても限定可能であることを考慮している。
【0025】
積「r
PH*NA
PH」を、本明細書以下、「ビームパラメータ積」と称する。大きいビームパラメータ積、すなわち、比較的大きいアパーチャ開口r
PH、及び、大きい数値アパーチャNA
PHは、例えば、高光出力が利用可能な場合に大きい信号対ノイズ比を得ようとするときに有利である。一方、ビームパラメータ積r
PH*NA
PHが増大すると分解能が低減することは明らかになっており、これは、測定対象物により反射された光の分析において、拡大されたスペクトルピーク幅により示される。従って、測定領域側の数値アパーチャNA
MR(高分解能の実現のために可能な限り大きくあるべき)とは反対に、アパーチャ開口側の小さい数値アパーチャNA
PH、及び、より小さいアパーチャ半径r
PHが、分解能のために有利である。ビームパラメータ積r
PH*NA
PHのための特定の好ましい値範囲において、良好な妥協が、システムの光伝送と、その結果の測定時間及び分解能並びに得られる測定精度との間に得られる。より長い測定時間での高分解能測定には、下限値1.0μmの範囲のビームパラメータ積の値が適しており、一方、比較的迅速な測定で幾分より低い分解能のためには、上限値5.5μmが適している。
【0026】
前記装置の好ましい構造において、前記光源及び前記光分析ユニットは、前記測定ヘッドに光ファイバを介して接続されている。詳細には、前記光源により放射された光が前記測定ヘッドに前記光ファイバを介して伝送され得、また、前記対象物により逆ビーム方向に反射された光が前記光分析ユニットに、同一の光ファイバにより導かれ得る。例えば、後方反射光は、前記光ファイバを通過した後に、ビームスプリッタを用いて前記光分析ユニットに伝送され得る。前記光源及び前記光分析ユニットの、柔軟な光ファイバによる接続は、前記測定ヘッド(本明細書に記載される装置において、最小寸法及び軽量を特徴とする)が、測定対象物付近に省スペースで配置されることを有利に可能にする。このような場合、前記光源と前記光分析ユニットとは、前記光ファイバの対向端の領域に配置される。光ファイバとして好適に用いられるのは、9μm〜50μmのファイバコア径、及び、0、07〜0.22の有効数値アパーチャNA
PHを有する光ファイバである。有効数値アパーチャは、光ファイバにより、若しくはレンズ直径により、又は、おそらく、それに続く1以上のアパーチャにより制限され得る。
【0027】
前記光源及び前記光分析ユニットが前記測定ヘッドに光ファイバを用いて接続される場合、前記測定ヘッドの前記アパーチャ開口は、前記光ファイバのファイバ端面であり得る。このような場合、前記アパーチャ開口の半径r
PHは前記光ファイバの半径に等しい。
【0028】
一実施形態において、光学素子が、前記光学レンズ系に面したファイバ端面上に配置される。前記光学素子は、有利には前記ファイバ端面に堅固に接続され、詳細には、前記ファイバ端面に接着され又は前記ファイバ端面上に押着され得る。前記光学素子は、好ましくは、前記ファイバの屈折率に合わせて調節される屈折率を有し、従って、前記ファイバ端面上への後方反射光はいずれも低減される。
【0029】
前記ファイバ端面に接続された前記光学素子は、様々な実施形態を有し得る。一実施形態において、前記光学素子は光学窓である。この文脈において、このような光学窓が、透明な材料からつくられた素子であり、レンズ機能を有さず、例えば、前記光学レンズ系に面した端面が平坦な設計であることが特に理解されよう。
【0030】
さらなる有利な実施形態において、前記光学素子はレンズ機能を有する。例えば、前記光学素子は、屈折発散レンズである。この場合、前記光学素子の、前記光学レンズ系に面した端面が、例えば、凹状に構成される。屈折発散レンズは、前記光ファイバから出射する光円錐の発散が有利に拡大されることを可能にする。これは、前記測定ヘッドのより短い構造形状を有利に可能にする。
【0031】
さらなる有利な実施形態において、前記光学素子は、屈折率分布型発散レンズである。屈折率分布型発散レンズは、上記の屈折発散レンズと同様に、前記光ファイバから出射する光束の発散を拡大するために有利に機能して、前記測定ヘッドの構造長さを縮小する利点を有する。屈折率分布型レンズは、特に、光軸上での屈折率が最小で且つ外側に向かって増大する放射状(ラジアル)屈折率プロファイルを有する。放射状屈折率プロファイルは、詳細には、ほぼ放物線状であり得る。この文脈において、「ほぼ放物線状」とは、屈折率の半径方向の勾配を、光軸からの半径方向距離の二乗に依存した少なくとも1つの加数を有する多項式関数として示すことができることを意味し得る。また、多項式関数は、結像誤差を補正するためのさらなる加数も含み得る。屈折率分布型レンズは、有利に、平坦な光学端面を有し、費用効果的に大量生産できる。
【0032】
さらなる有利な実施形態において、前記光学素子は、屈折率分布型収束レンズである。このような屈折率分布型レンズは、好ましくは、光軸上での屈折率が最大で且つ外側に向かって低減する放射状屈折率プロファイルを有する。放射状屈折率プロファイルは、詳細には、ほぼ放物線状であり得る。屈折率分布型収束レンズは、上記の屈折率分布型発散レンズと同様に、有利に、平坦な光学端面を有し、費用効果的に大量生産できる。屈折率分布型収束レンズは、前記光ファイバから出射する光束の発散を拡大するために使用され得る。なぜなら、ビームが、屈折率分布型収束レンズ内又はその付近にまだ位置する焦点で集束され、従って、焦点より後ろのビームが再び発散するからである。
【0033】
さらなる有利な実施形態において、前記光学素子は屈折率分布型レンズであり、屈折率分布型レンズは、前記ファイバ端面により形成された前記光源の光点を1以上の中間像に結像する。この実施形態において、屈折率分布型レンズは、有利には、屈折率分布型収束レンズであり、放射状の、好ましくはほぼ放物線状の、光軸上で最大屈折率を有する屈折率プロファイルを有する。このような放射状屈折率プロファイルは、連続した共正弦波ビーム路を屈折率分布型収束レンズ内に生成する。この共正弦波の期間(長さ)を、本明細書以下、「ピッチ長」と称する。
【0034】
ピッチ長に等しい長さを有する屈折率分布型収束レンズは、入射面を出射面の正しい側(correct side)で結像する。ピッチ長の半分に等しい長さの場合、倒立像が形成される。従って、ピッチ長の半分よりも大きい長さを有する屈折率分布型収束レンズは、少なくとも1つの入射面の中間像を形成する。本明細書に記載する実施形態において、屈折率分布型レンズは、ピッチ長の半分以上の長さ、好ましくは、ピッチ長以上の長さを有し、従って、入射面は、好ましくは、1つの、又は、好ましくはそれより多数の中間像に結像される。屈折率分布型レンズのピッチ長の、典型的な波長依存性(波長が長くなるとピッチ長が増大する)に基づいて、1以上の中間像において、色による焦点移動(chromatic focus shift)が既に生じている。前記色焦点移動は、前記測定ヘッドの全体色収差を強化し、それにより、測定領域を有利に拡大させる。
【0035】
上記の有利な実施形態(それぞれの場合に、光学素子が前記ファイバ端面の、前記光学レンズ系に面した一方に配置される)において、前記光学素子の、前記測定ヘッドの前記光学レンズ系に面した端面に、好ましくは、反射低減コーティングが施される。これは、前記光源の光を前記光学素子との接続から外したときの、及び、前記後方反射光を前記光学素子に接続するときの反射損失を有利に低減する。
【0036】
さらなる有利な実施形態において、距離要素が、前記光ファイバの前記ファイバ端面と前記光学素子との間に配置される。従って、この実施形態においては、前記光学素子は、前記光ファイバ端面に直接隣接せずに、前記距離要素(例えば、光学窓)により、前記ファイバ端面から離隔される。
【0037】
さらなる有利な実施形態において、前記光ファイバの前記ファイバ端面、及び、前記ファイバ端面に面した、前記光学素子の又は前記距離要素の面が、前記光軸に対して斜めに構成される。これは、前記ファイバ端面と前記光学素子又は前記距離要素との間の境界面での後方反射光のいずれもが有利にさらに低減されることを可能にする。
【0038】
さらなる有利な実施形態において、ビーム偏向素子が前記測定ヘッドに配置される。この実施形態は、光を前記測定ヘッドから測定対象物に向かって横方向に出射させることを意図する場合に有利である。そしてこれは、例えば、平坦な中間空間における空隙又は物体を測定しようとする場合に好都合である。ビーム偏向素子は、例えば、プリズム又はミラーであり得る。詳細には、90度のビーム偏向を提供できる。ビーム偏向素子は、前記ビーム方向における前記光学レンズ系の下流に、又は、前記2つの屈折レンズの間に、若しくは、前記アパーチャ開口と前記光学レンズ系との間に配置され得る。
【0039】
以下に、本発明を、
図1〜
図11を参照しつつ、例示的な実施形態に基づいて、より詳細に説明する。