(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記端末が、バインド要求を前記サーバに送信するステップであって、前記バインド要求は、ユーザ標識と、装置標識と、認証情報と、を含み、前記バインド要求は、前記サーバに対して、前記認証情報に対する認証が成功した後に、前記ユーザ標識と前記装置標識との間のバインド関係を確立させる、ステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
サーバが、インテリジェント装置の装置標識を含む照会要求を端末から受信するステップであって、前記装置標識は、前記インテリジェント装置から前記端末によって取得されたものである、ステップと、
前記サーバが、照会応答を前記端末に送信するステップであって、前記照会応答は、前記装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループを含む、ステップと、
前記サーバが、制御命令を前記端末から受信するステップであって、前記制御命令は、前記トリガ条件グループ及び前記実行条件グループに基づいてユーザによって選択された第1トリガ条件及び第1実行条件を含むステップと、
前記サーバが、前記第1トリガ条件の成立を検出した場合に、前記第1実行条件を前記インテリジェント装置に実行させるように制御するステップと、
前記サーバが、配置命令を前記端末から受信するステップであって、前記配置命令は、前記端末のユーザによって入力された第2トリガ条件に基づいて送信されたものであり、前記配置命令は、前記装置標識と、前記第2トリガ条件と、を含む、ステップと、
前記サーバが、前記第2トリガ条件を、前記装置標識に対応するトリガ条件グループに加えるステップと、を含む、
ことを特徴とするインテリジェント装置の制御方法。
ログイン要求を前記サーバに送信するように構成された第4送信モジュールであって、前記ログイン要求は、ユーザのユーザ標識及び認証情報を含み、前記ログイン要求は、前記サーバに対して、前記ログイン要求に基づいて前記ユーザに対するID認証を行わせるように構成されている、第4送信モジュールと、
前記サーバから返送されたログイン成功の応答を受信するように構成された第2受信モジュールと、をさらに含み、
前記取得モジュールは、前記第2受信モジュールが前記ログイン成功の応答を受信した後に、前記インテリジェント装置から前記装置標識を取得するように構成されている、
ことを特徴とする請求項14〜19の何れか一項に記載の端末。
インテリジェント装置の装置標識を含む照会要求を端末から受信するように構成された第1受信モジュールであって、前記装置標識は、前記インテリジェント装置から前記端末によって取得されたものである、第1受信モジュールと、
照会応答を前記端末に送信するように構成された送信モジュールであって、前記照会応答は、前記装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループを含む送信モジュールと、
第1処理モジュールと、を含み、
前記第1受信モジュールは、制御命令を前記端末から受信するようにさらに構成されており、前記制御命令は、前記トリガ条件グループ及び前記実行条件グループに基づいてユーザによって選択された第1トリガ条件及び第1実行条件を含み、
前記第1処理モジュールは、前記第1トリガ条件の成立を検出した場合に、前記第1実行条件を前記インテリジェント装置に実行させるように制御するように構成されており、
配置命令を前記端末から受信するように構成された第3受信モジュールであって、前記配置命令は、前記端末のユーザによって入力された第2トリガ条件に基づいて送信されたものであり、前記配置命令は、前記装置標識と、前記第2トリガ条件と、を含む、第3受信モジュールと、
前記第2トリガ条件を、前記装置標識に対応するトリガ条件グループに加えるように構成された第3処理モジュールと、をさらに含む、
ことを特徴とするサーバ。
バインド要求を前記端末から受信するように構成された第2受信モジュールであって、前記バインド要求は、ユーザ標識と、装置標識と、認証情報と、を含む、第2受信モジュールと、
前記認証情報に対する認証が成功した後に、前記ユーザ標識と前記装置標識との間のバインド関係を確立するように構成された第2処理モジュールと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項24に記載のサーバ。
前記第1受信モジュールが、前記インテリジェント装置の装置標識を含む照会要求を前記端末から受信する前に、ログイン要求を前記端末から受信するように構成された第4受信モジュールであって、前記ログイン要求は、ユーザのユーザ標識及び認証情報を含む、第4受信モジュールと、
前記ログイン要求に基づいて前記ユーザに対するID認証を行うように構成された認証モジュールと、をさらに含み、
前記送信モジュールは、前記認証モジュールの認証が成功した後に、前記端末にログイン成功の応答を前記端末に返送するようにさらに構成されており、前記ログイン成功の応答は、前記端末に対して、前記ログイン成功の応答を受信した後に、前記インテリジェント装置から前記装置標識を取得させるように構成されている、
ことを特徴とする請求項23〜25の何れか一項に記載のサーバ。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、例示の実施形態、添付の図面に示されている例を参照して詳細に説明する。以下の説明は、添付の図面を参照する。添付図面において、特に説明がない限り、異なる図面における同一の符号は、同一の要素又は類似の要素を示している。例示的な実施形態として以下で説明されている実施例は、本発明と一致する全ての実施例を示したものではない。逆に、それらは、添付の特許請求の範囲に記載される本発明に関連するいくつかの態様に一致する装置及び方法の単なる例示である。
【0021】
先ず、本発明の実施形態で用いられているいくつかの用語を説明する。
【0022】
端末:端末とは、携帯機器に用いられる電子デバイスであり、ユーザとの間でキーボード、タッチパッド又は音声制御装置を介してヒューマンコンピュータインターアクションを行う如何なる電子製品(例えば、携帯電話、スマートフォン、PAD、ノートパソコン、タブレットPC、POS機器及び車載PC等)を含むが、これらに限られない。当業者が理解すべきことは、他の携帯端末が本発明に適用される場合には、本発明の保護範囲内に含まれることである。
【0023】
インテリジェント装置:インテリジェント装置とは、マイクロプロセッサやセンサ技術、ネットワーク通信技術が家電装置に利用された後に製造された家電製品であり、居住空間の状況及び家電装置自体の状況を自動的に検知し、家屋内又は遠隔の制御命令に対して自動的に制御・受信することができ、相応する操作を実行することができる。
【0024】
サーバ:サーバとは、端末がネットワーを介して接続可能なデータ記憶及びコンピューティングエンティティであり、汎用コンピュータや特殊目的のコンピューティングデバイス、仮想コンピューティングデバイス等を含むが、これらに限定されない。一つのサーバは、複数の端末に対してサービスを提供することができる。
【0025】
図1は、本開示の例示的な実施形態に係るインテリジェント装置の制御方法を示すフローチャートである。
図1に示すように、本実施形態では、当該インテリジェント装置の制御方法が端末に使用されることを例として説明する。当該インテリジェント装置の制御方法は、以下のステップを含み得る。
【0026】
ステップ101において、端末は、インテリジェント装置の装置標識をインテリジェント装置から取得し、この装置標識を含む照会要求をサーバに送信する。
【0027】
ここで、装置標識は、インテリジェント装置を表すために用いられる。例えば、前記装置標識は、インテリジェント装置の媒体アクセス制御(Media Access Control、MACと称する)アドレスであってもよい。
【0028】
実際の応用シーンを例として説明する。当該シーンは、インテリジェントホームのシーンに関し、多くのインテリジェント装置に利用されるシーンである。
【0029】
インテリジェントホームにおいて、各インテリジェント装置のトリガ条件及び実行条件を含む制御情報をサーバに予め配置することができ、相応に、サーバが当該トリガ条件の成立を検出した場合(例えば、当該トリガ条件は、ユーザがボタンを押下する場合、インテリジェントセンサによって検出されたデータが閾値を超える場合、又は、他のインテリジェント装置の動作状態が予め設定された状態を満足する場合等である)、実行条件を相応のインテリジェント装置に実行させるように制御し(例えば、オン又はオフ等)、これによって、インテリジェントホームを制御する技術案を実現し、ユーザ体験を効果的に向上させる。
【0030】
具体的には、インテリジェントホームの技術案において、先ず、インテリジェント装置の制御情報を配置する。すなわち、サーバは、インテリジェント装置のトリガ条件及び実行条件を予め取得する必要がある。本実施形態において、端末は、インテリジェント装置の装置標識を当該インテリジェント装置から容易に取得し、この装置標識を含む照会要求をサーバに送信して後続の技術案を実行する。
【0031】
ステップ102において、端末は、サーバから返送された照会応答を受信してユーザにプッシュする。この照会応答は、装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループを含む。
【0032】
以下、上述した実際の応用シーンを例として説明する。
【0033】
端末が照会要求をサーバに送信した後に、サーバは、照会要求に含まれる装置標識に基づいて、各インテリジェント装置の装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループを検索し、装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループ(すなわち、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループ及び実行条件グループ)を取得する。サーバは、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループ及び実行条件グループを含む照会応答を端末に返送する。端末は、照会応答を受信した後に、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループ及び実行条件グループをユーザにプッシュして、後続の技術案を実行する。
【0034】
ここで、トリガ条件グループ及び実行条件グループに含まれるトリガ条件及び実行条件の数は、少なくとも一つである。
【0035】
具体的には、インテリジェント装置によってサポートされた実行条件グループは、インテリジェント装置自身の特性によって決まり得る。例えば、インテリジェント照明装置については、この装置によってサポートされた実行条件グループは、照明をオンにすること及び照明をオフにすること等を含み得る。
【0036】
より具体的には、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループは、予め設定されてもよく、ユーザニーズに応じて設定されてもよい。依然としてインテリジェント照明装置を例として説明する。この装置によってサポートされたトリガ条件グループは、ユーザがボタンを一回押下することや、ユーザがボタンを続けて二回押下すること等を含み得る。
【0037】
ステップ103において、端末は、制御命令をサーバに送信する。制御命令は、トリガ条件グループ及び実行条件グループに基づいてユーザによって選択された第1トリガ条件及び第1実行条件を含む。制御命令は、サーバが第1トリガ条件の成立を検出した場合に、第1実行条件をインテリジェント装置に実行させるように制御することに用いられる。
【0038】
以下、依然として上述した実際の応用シーンを例として説明する。
【0039】
端末が、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループ及び実行条件グループをユーザにプッシュした後に、ユーザは、これらから配置する必要のある第1トリガ条件及び第1実行条件を制御命令にカプセル化して、サーバに送信する。サーバは、この制御命令に基づいて、第1トリガ条件の成立を検出した場合に、第1実行条件をインテリジェント装置に実行させるように制御し、これによって、インテリジェントホームを実現する。
【0040】
以下、依然として上述したインテリジェント照明装置を例として説明する。ユーザによって選択された第1トリガ条件は、ユーザがボタンを続けて二回押下することであり、第1実行条件はオンにすることである、と仮定すると、サーバは、ボタンが続けて二回押下されたのを検出した後に、相応の命令をインテリジェント照明装置に送信して、この装置のオンを制御することによって、インテリジェント照明装置のインテリジェント制御を達成することができる。
【0041】
本実施形態において、ユーザが、あるインテリジェント装置を制御しようとする場合には、端末を利用して当該インテリジェント装置から当該インテリジェント装置の装置標識を直接取得し、端末がサーバに照会要求を送信することによって、当該インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループ及び実行条件グループを取得して、ユーザに選択させるように提供し、ユーザが端末によって自ら選択した第1トリガ条件及び第1実行条件をサーバに送信する。これによって、インテリジェント装置に対するインテリジェント制御を実現する。
【0042】
実際の応用において、多くのインテリジェント装置があるシーンにおいては、ユーザが、多くのインテリジェント装置の装置標識リストから自ら制御しようとするインテリジェント装置の装置標識を識別する技術案を利用する場合には、効率が低いだけでなく、誤った識別が容易に発生する。
【0043】
本実施形態の技術案によれば、多くのインテリジェント装置があるシーンにおいては、ユーザは、多くの装置標識リストから制御しようとするインテリジェント装置の装置標識を人為的に識別する必要がなく、制御しようとするインテリジェント装置から相応の装置標識を容易且つ正確に取得することができる。これにより、インテリジェント装置を制御する利便性及び信頼性を向上させることができる。また、本実施形態の技術案によれば、各インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループ及び実行条件グループをサーバに記憶することができ、端末の記憶リソースをさらに効果的に節約することができる。
【0044】
本実施形態において、サーバに関する方法については、後述の各実施形態に関する内容を参照することができ、ここでの説明を省略する。
【0045】
上述したように、本実施形態によって提供されたインテリジェント装置の制御方法によれば、ユーザは、端末によって制御する必要のあるインテリジェント装置から当該インテリジェント装置の装置標識を取得することができ、端末は、装置標識に基づいて、当該インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループ及び実行条件グループをサーバから取得し、ユーザは、これらの中から自ら所望のトリガ条件及び実行条件を選択して、端末によってサーバに送信し、サーバは、ユーザによって選択されたトリガ条件及び実行条件に基づいて、当該インテリジェント装置を制御する。多くのインテリジェント装置がある場合には、ユーザは、制御する必要のあるインテリジェント装置の装置標識を、端末を利用して容易且つ正確に識別することができ、これによって、インテリジェントホームに対する制御を容易且つ正確に実現することができる。
【0046】
図2Aは、別の例示的な実施形態に係るインテリジェント装置の制御方法を示すフローチャートである。
図2Aに示すように、本実施形態では、当該インテリジェント装置の制御方法が端末に応用されることを例として説明し、当該インテリジェント装置の制御方法は、以下のステップを含み得る。
【0047】
ステップ201において、端末は、インテリジェント装置と近距離無線通信を行うことによって装置標識を取得し、装置標識を含む照合要求をサーバに送信する。
【0048】
ステップ202において、端末は、サーバから返送された照会応答を受信してユーザにプッシュする。照会応答は、装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループを含む。
【0049】
ステップ203において、端末は、制御命令をサーバに送信する。制御命令は、トリガ条件グループ及び実行条件グループに基づいてユーザによって選択された第1トリガ条件及び第1実行条件を含む。制御命令は、サーバが第1トリガ条件の成立を検出した場合に、第1実行条件をインテリジェント装置に実行させるように制御する。
【0050】
ここで、端末がインテリジェント装置と近距離無線通信を行う方法は、複数あってもよい。
【0051】
任意に、近距離通信(Near Field Communication,NFCと称する)を利用して、近距離無線通信を実現することができる。これに対応して、
図2Bは、別の例示的な実施形態に係るインテリジェント装置の制御方法を示すフローチャートである。
図2Aに示す実施形態に基づいて、ステップ201は、具体的には、以下のステップを含むことができる。
【0052】
ステップ204において、端末は、近距離通信NFC接続要求をインテリジェント装置に送信して、インテリジェント装置との間のNFC接続を確立する。
【0053】
ステップ205において、端末は、NFC接続によって、第1取得要求をインテリジェント装置に送信する。
【0054】
ステップ206において、端末は、NFC接続によってインテリジェント装置から返送された、装置標識を含む第1取得応答を受信し、装置標識を含む照会要求をサーバに送信する。
【0055】
実際の応用では、インテリジェント装置にNFCタグを設置でき、ユーザは、NFCチップを備えた端末を持ってインテリジェント装置のNFCタグに近づき、NFCチップがNFCタグにNFC接続要求を送信することによって、両者間のNFC接続を確立することができる。当該NFC接続に基づいて、両者間のデータ通信を実現する。具体的には、端末のNFCチップは、NFC接続によって、取得要求をインテリジェント装置のNFCタグに送信し、インテリジェント装置は、取得要求に基づいて、自身が記憶した装置標識を、NFCタグによって端末のNFCチップに送信する。これにより、インテリジェント装置の装置標識を、容易且つ正確に端末に取得させる。
【0056】
さらに任意に、無線周波数識別(Radio Frequency Identification,RFIDと称する)を利用して、近距離無線通信を実現することができる。これに対応して、
図2Cを参照する。
図2Cは、別の例示的な実施形態に係るインテリジェント装置の制御方法を示すフローチャートである。
図2Aに示す実施形態に基づいて、ステップ201は、具体的には、以下のステップを含むことができる。
【0057】
ステップ207において、端末は、無線周波数信号をインテリジェント装置の無線周波数識別RFIDタグに送信する。このRFIDタグには、インテリジェント装置の装置標識が記憶されている。
【0058】
ステップ208において、端末は、RFIDタグの無線周波数信号に基づいて返送された装置標識を受信し、装置標識を含む照合要求をサーバに送信する。
【0059】
実際の応用では、インテリジェント装置にRFIDタグを設置でき、ユーザは、端末を持ってインテリジェント装置のRFIDタグに近づき、端末が無線周波数信号をRFIDタグに送信し、インテリジェント装置のRFIDタグは、無線周波数信号に基づいて、自身が記憶した装置標識を端末に送信する。これにより、インテリジェント装置の装置標識を、容易且つ正確に端末に取得させる。
【0060】
さらに任意に、ブルートゥース(登録商標)接続を利用して、近距離無線通信を実現することができる。これに対応して、
図2Dを参照する。
図2Dは、別の例示的な実施形態に係るインテリジェント装置の制御方法を示すフローチャートである。
図2Aに示す実施形態に基づいて、ステップ201は、具体的には、以下のステップを含むことができる。
【0061】
ステップ209において、端末は、ペアリング要求をインテリジェント装置に送信し、インテリジェント装置から返送されたペアリング応答に基づいて、インテリジェント装置とのブルートゥース(登録商標)接続を確立する。
【0062】
ステップ210において、端末は、ブルートゥース(登録商標)接続によって、第2取得要求をインテリジェント装置に送信する。
【0063】
ステップ220において、端末は、ブルートゥース(登録商標)接続によってインテリジェント装置から返送された、装置標識を含む第2取得応答を受信し、装置標識を含む照会要求をサーバに送信する。
【0064】
実際の応用では、インテリジェント装置にブルートゥース(登録商標)モジュールを設置でき、ユーザは、ブルートゥース(登録商標)機能対応の端末を持ってインテリジェント装置に近づく。端末は、ペアリング要求をインテリジェント装置に送信し、インテリジェント装置から返送されたペアリング応答に基づいて、両者間のブルートゥース(登録商標)接続を確立する。ブルートゥース(登録商標)接続に基づいて両者間のデータ通信を実現する。具体的には、端末は、ブルートゥース(登録商標)接続によって、取得要求をインテリジェント装置に送信し、インテリジェント装置は、取得要求に基づいて、自身が記憶した装置標識を、ブルートゥース(登録商標)接続によって端末に送信する。これにより、インテリジェント装置の装置標識を、容易且つ正確に端末に取得させる。
【0065】
本実施形態において、サーバに関する方法については、後述の各実施形態に関する内容を参照することができ、ここでの説明を省略する。
【0066】
上述したように、本実施形態によって提供されたインテリジェント装置の制御方法において、ユーザは、制御しようとするインテリジェント装置の装置標識を、端末を利用して、近距離無線通信の方法によって判定できる(すなわち、ユーザがインテリジェント装置の付近に位置するだけ、インテリジェント装置の標識を、端末を利用して取得することができる)。これにより、インテリジェント装置に対する制御を容易且つ正確に実現することができる。
【0067】
図3は、別の例示的な実施形態に係るインテリジェント装置の制御方法を示すフローチャートである。
図3に示すように、本実施形態では、インテリジェント装置の制御方法が端末に使用されることを例として説明する。インテリジェント装置の制御方法は、以下のステップを含み得る。
【0068】
ステップ301において、端末は、インテリジェント装置の二次元コードをスキャンすることによって装置標識を取得し、装置標識を含む照会要求を送信する。
【0069】
ステップ302において、端末は、サーバから返送された照会応答を受信してユーザにプッシュする。照会応答は、装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループを含む。
【0070】
ステップ303において、端末は、制御命令をサーバに送信する。制御命令は、トリガ条件グループ及び実行条件グループに基づいてユーザによって選択された第1トリガ条件及び第1実行条件を含む。制御命令は、サーバが第1トリガ条件の成立を検出した場合に、第1実行条件をインテリジェント装置に実行させるように制御する。
【0071】
実際の応用では、インテリジェント装置の装置標識を二次元コードに書き込み、二次元コードをインテリジェント装置に設置する。これに応じて、ユーザが、端末を利用してインテリジェント装置の二次元コードをスキャンするだけで、インテリジェント装置の装置標識を読み取ることができる。
【0072】
本実施形態において、サーバに関する方法については、後述の各実施形態の関する内容を参照することができ、ここでの説明を省略する。
【0073】
上述したように、本実施形態によって提供されたインテリジェント装置の制御方法において、ユーザは、端末を利用してインテリジェント装置の二次元コードをスキャンすることによって、インテリジェント装置の装置標識を取得することができる。これにより、インテリジェント装置に対する制御を容易且つ正確に実現することができる。
【0074】
図4Aは、別の例示的な実施形態に係るインテリジェント装置の制御方法を示すフローチャートである。
図4Aに示すように、本実施形態では、インテリジェント装置の制御方法が端末に使用されることを例として説明する。インテリジェント装置の制御方法は、以下のステップを含み得る。
【0075】
ステップ401において、端末は、インテリジェント装置の装置標識をインテリジェント装置から取得し、装置標識及びユーザのユーザ標識を含む照会要求をサーバに送信する。
【0076】
ステップ402において、端末は、サーバから返送された照会応答を受信してユーザにプッシュする。照会応答は、装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループを含む。照会応答は、サーバが、現在の各ユーザ標識とバインドされた装置標識に基づいて、ユーザ標識と装置標識とがバインド関係に適合すると検出した場合に、返送されるものである。
【0077】
ステップ403において、端末は、制御命令をサーバに送信する。制御命令は、トリガ条件グループ及び実行条件グループに基づいてユーザによって選択された第1トリガ条件及び第1実行条件を含む。制御命令は、サーバが第1トリガ条件の成立を検出した場合に、第1実行条件をインテリジェント装置に実行させるように制御する。
【0078】
ここで、ユーザ標識とは、ユーザIDを表す標識であり、例えば、ユーザのIDコードやユーザのユーザ名等である。具体的には、端末は、予め記憶されたユーザ標識を直接取得してもよく、インタフェースを介してユーザによって入力されたユーザ標識を受信してもよい。
【0079】
実際のシーンを例とすると、端末は、インテリジェント装置の装置標識を当該インテリジェント装置から取得した後に、装置標識及びユーザ標識を含む照会要求をサーバに送信し、サーバは、受信した照会要求に基づいて、現在の各ユーザ標識とバインドされた装置標識とを照会する。ここで、ユーザ標識と装置標識とのバインド関係は、インテリジェント装置とユーザとの間に属する関係を表すために用いられる。サーバは、装置標識が、ユーザ標識とバインドされた装置標識に属すると判定した後に、照会応答を端末に返送する。
【0080】
各ユーザ標識と各装置標識との間のバインド関係をサーバにおいて確立するために、
図4Bを参照する。
図4Bは、別の例示的な実施形態に係るインテリジェント装置の制御方法を示すフローチャートである。
図4Aに示す実施形態に基づいて、インテリジェント装置の制御方法は、更に以下のステップを含み得る。
【0081】
ステップ404において、端末は、バインド要求をサーバに送信する。バインド要求は、ユーザ標識と、装置標識と、認証情報と、を含む。バインド要求は、サーバが、認証情報に対する認証が成功した後に、ユーザ標識と装置標識との間のバインド関係を確立するようにさせる。
【0082】
実際の応用では、認証情報は、ユーザとインテリジェント装置との間に属する関係を証明することに用いられる。実際の応用シーンを例にすると、工場出荷時に、インテリジェント装置に対して、各インテリジェント装置に一意の認証情報(例えば一連の数字又はアルファベット等の認証コード)を配置することができ、サーバに記憶される。ユーザは、あるインテリジェント装置を購入した後に、当該インテリジェント装置に対応する認証情報を取得することができ、これに応じて、ユーザは、端末によって、インテリジェント装置の装置標識と、ユーザのユーザ標識と、当該インテリジェント装置に対応する認証情報と、を含むバインド要求をサーバに送信し、サーバは、現在記憶された各インテリジェント装置の認証情報に基づいて、当該インテリジェント装置の装置標識を認証し、認証が成功した場合に当該インテリジェント装置が当該ユーザに属すると判定して、ユーザ標識と装置標識との間のバインド関係を確立する。
【0083】
本実施形態は、上述した
図1〜
図3に示す何れか一つの実施形態を組合わせて実施され得る。以下に、例を挙げて具体的に説明する。端末は、上述した何れか一つの実施形態に記載の方法に基づいてインテリジェント装置の装置標識を取得し、装置標識及びユーザ標識を含む照会要求をサーバに送信する。サーバは、照会要求に基づいて、ユーザとインテリジェント装置とに属する関係を認証し、認証が成功した場合に照会要求を端末に返送する。
【0084】
本実施形態において、サーバに関する方法については、後述の各実施形態に関する内容を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0085】
上述したように、本実施形態によって提供されたインテリジェント装置の制御方法において、バインド要求に含まれる認証情報に基づいて、インテリジェント装置とユーザとに属する関係を認証し、認証が成功した後に両者のバインド関係を確立し、その後、サーバが、端末から送信された照会要求を受信した後に、各ユーザ標識と各装置標識との間のバインド関係に基づいて、現在制御する必要のあるインテリジェント装置が当該ユーザに属すると判定した後にのみ、後続のインテリジェント装置を制御する技術案を実行する。これにより、インテリジェントホームの安全性が向上する。
【0086】
図5は、別の例示的な実施形態に係るインテリジェント装置の制御方法を示すフローチャートである。
図5に示すように、本実施形態は、インテリジェント装置の制御方法が端末に応用されることを例として説明し、当該インテリジェント装置の制御方法は、以下のステップを含み得る。
【0087】
ステップ501において、端末は、インテリジェント装置の装置標識をインテリジェント装置から取得し、装置標識を含む照会要求をサーバに送信する。
【0088】
ステップ502において、端末は、サーバから返送された照会応答を受信してユーザにプッシュする。照会応答は、装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループを含む。
【0089】
ステップ503において、端末は、制御命令をサーバに送信する。制御命令は、トリガ条件グループ及び実行条件グループに基づいてユーザによって選択された第1トリガ条件及び第1実行条件を含む。制御命令は、サーバが第1トリガ条件の成立を検出した場合に、第1実行条件をインテリジェント装置に実行させるように制御することに用いられる。
【0090】
ステップ504において、端末は、ユーザによって入力された第2トリガ条件に基づいて、配置命令をサーバに送信する。配置命令は、装置標識と、第2トリガ条件とを含む。配置命令は、サーバに対して、第2トリガ条件を、装置標識に対応するトリガ条件グループに加えさせることに用いられる。
【0091】
ここで、ステップ504は、ステップ501において、端末がインテリジェント装置の装置標識をインテリジェント装置から取得した後の任意のタイミングに実行されることが可能であり、本実施例では、そのタイミングを限定していない。
【0092】
実際のシーンを例にすると、ユーザが、あるインテリジェント装置のトリガ条件を設定する必要がある場合には、端末を利用して、インテリジェント装置の装置標識をインテリジェント装置から取得することができる。ユーザは、端末のインタフェースを介して第2トリガ条件を入力し、端末は、装置標識と、ユーザによって設定された第2トリガ条件と、を含む配置命令をサーバに送信し、サーバは、配置命令に基づいて、ユーザによって設定された第2トリガ条件を、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループに加える。
【0093】
本実施形態は、上述した
図1〜
図4に示す何れか一つの実施形態を組合わせて実施され得る。以下に、例を挙げて具体的に説明する。端末は、上述した何れか一つの実施形態に記載の方法に基づいて、インテリジェント装置の装置標識を取得し、装置標識及び第2トリガ条件を含む配置命令をサーバに送信する。サーバは、配置命令に基づいて、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループを更新する。
【0094】
本実施形態において、サーバに関する方法については、後述の各実施形態に関する内容を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0095】
上述したように、本実施形態によって提供されたインテリジェント装置の制御方法において、端末は、インテリジェント装置の装置標識と、ユーザによって設定された第2トリガ条件と、を含む配置命令をサーバに送信し、サーバは、配置命令に基づいて、ユーザによって設定された第2トリガ条件を、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループに加える。これにより、ユーザニーズに応じて、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループを配置して、インテリジェントホームの個人化及び柔軟性を高める。
【0096】
図6は、別の例示的な実施形態に係るインテリジェント装置の制御方法を示すフローチャートである。
図6に示すように、本実施形態では、インテリジェント装置の制御方法が端末に応用されることを例として説明し、インテリジェント装置の制御方法は、以下のステップを含み得る。
【0097】
ステップ601において、サーバにログイン要求を送信する。ログイン要求は、ユーザのユーザ標識及び認証情報を含む。ログイン要求は、サーバに対して、ログイン要求に基づきユーザに対するID認証を行わせることに用いられる。
【0098】
ステップ602において、端末は、サーバから返送されたログイン成功の応答を受信した後に、装置標識をインテリジェント装置から取得して、装置標識を含む照会要求をサーバに送信する。
【0099】
ステップ603において、端末は、サーバから返送された照会応答を受信してユーザにプッシュする。照会応答は、装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループを含む。
【0100】
ステップ604において、端末は、制御命令をサーバに送信する。制御命令は、トリガ条件グループ及び実行条件グループに基づいてユーザによって選択された第1トリガ条件及び第1実行条件を含む。制御命令は、サーバが第1トリガ条件の成立を検出した場合に、第1実行条件をインテリジェント装置に実行させるように制御することに用いられる。
【0101】
実際のシーンを例にすると、ユーザは、装置標識を取得する前に、端末によって、ログイン要求をサーバに送信する。ログイン要求は、サーバに対して、ログイン要求に基づきユーザに対するID認証を行わせる。具体的には、ログイン要求は、ユーザ標識及び認証情報を含み得る。ここで、ユーザ標識は、上述した実施形態におけるユーザ標識と同じであってもよく、認証情報は、ユーザが登録する場合に設定したログインパスワード等であってもよい。サーバは、ログイン要求に基づいてユーザに対するID認証を行い、認証が成功した後にログイン成功の応答を端末に返送する。端末は、ログイン成功の応答を受信した後に、装置標識をインテリジェント装置から取得して、後続のインテリジェント装置の制御方法を実行する。
【0102】
本実施形態は、上述した
図1〜
図5に示す何れか一つの実施形態を組合わせて実施され得る。以下に、例を挙げて具体的に説明する。端末は、ユーザのID認証に用いられるログイン要求をサーバに送信し、ログインが成功した後に、上述した何れか一つの実施形態に記載の方法に基づいてインテリジェント装置の装置標識を取得し、後続のインテリジェント装置の制御方法を実行する。
【0103】
本実施形態において、サーバに関する方法については、後述の各実施形態に関する内容を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0104】
上述したように、本実施形態によって提供されたインテリジェント装置の制御方法において、端末は、ユーザ標識及び認証情報を含むログイン要求をサーバに送信し、サーバは、ログイン要求に基づいてユーザに対するID認証を行い、ログインが成功した後に、対応するインテリジェント装置の制御方法を実行する。これにより、インテリジェント装置を制御する前にユーザに対するID認証を行うことにより、インテリジェントホームの安全性をさらに向上させる。
【0105】
図7は、一つの例示的な実施形態に係るインテリジェント装置の制御方法を示すフローチャートである。
図7に示すように、本実施形態では、インテリジェント装置の制御方法がサーバに使用されることを例として説明する。インテリジェント装置の制御方法は、以下のステップを含み得る。
【0106】
ステップ701において、サーバは、インテリジェント装置の装置標識を含む照会要求を端末から受信する。装置標識は、インテリジェント装置から端末によって取得されたものである。
【0107】
ステップ702において、サーバは、照会応答を端末に送信する。照会応答は、装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループを含む。
【0108】
ステップ703において、サーバは、制御命令を端末から受信する。制御命令は、トリガ条件グループ及び実行条件グループに基づいてユーザによって選択された第1トリガ条件及び第2実行条件を含む。
【0109】
ステップ704において、サーバは、第1トリガ条件の成立を検出した場合に、第1実行条件をインテリジェント装置に実行させるように制御する。
【0110】
ここで、装置標識は、インテリジェント装置を表すために用いられる。例えば、装置標識は、インテリジェント装置の媒体アクセス制御(Media Access Control、MACと称する)アドレスであってもよい。トリガ条件グループ及び実行条件グループに含まれるトリガ条件又は実行条件の数は、少なくとも一つであってもよい。
【0111】
実際の応用シーンを例として説明する。このシーンは、インテリジェントホームのシーンに関し、多くのインテリジェント装置に利用されるシーンである。
【0112】
端末は、インテリジェント装置の装置標識をインテリジェント装置から取得し、装置標識を含む照会要求をサーバに送信する。サーバは、照会要求に含まれる装置標識に基づいて、各インテリジェント装置の装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループを検索し、装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループを取得して端末に返送する。端末は、照会要求を受信した後に、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループ及び実行条件グループをユーザにプッシュする。ユーザは、これらの中から配置する必要のある第1トリガ条件及び第2実行条件を選択することができる。端末は、ユーザによって選択された第1トリガ条件及び第1実行条件を制御命令にカプセル化してサーバに送信する。サーバは、制御命令に基づいて、第1トリガ条件のが成立を検出した場合に、インテリジェント装置に第1実行条件を実行させるように制御する。これにより、インテリジェント装置を実現する。
【0113】
具体的には、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループは、インテリジェント装置自身の特性によって決められ得る。インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループは、予め設定されてもよく、ユーザニーズに応じて設定されてもよい。
【0114】
本実施形態において、ユーザは、あるインテリジェント装置を制御しようとする場合に、端末を利用して、インテリジェント装置の装置標識をインテリジェント装置から直接取得し、端末は、照会要求をサーバに送信することによって、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループ及び実行条件グループを取得してユーザに選択させるように提供する。ユーザは、端末によって、自ら選択した第1トリガ条件及び第1実行条件をサーバに送信する。これにより、インテリジェント装置に対するインテリジェント制御を実現する。
【0115】
本実施形態の技術案に基づいて、多くのインテリジェント装置があるシーンにおいて、ユーザは、多くの装置標識リストから制御しようとするインテリジェント装置の装置標識を人為的に識別する必要がなく、制御しようとするインテリジェント装置から容易且つ正確に対応する装置標識を取得することができる。これにより、インテリジェント装置を制御する利便性及び信頼性を向上させることができる。また、本実施形態の技術案に基づいて、各インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループ及び実行条件グループをサーバに記憶して、端末の記憶資源をさらに効果的に節約することができる。
【0116】
ここで、端末がインテリジェント装置から装置標識を取得する具体的な方法は、複数あってもよい。具体的な方法については、上述の各実施形態を参照する。本実施形態において、端末に関する方法については、上述した各実施形態に関する内容を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0117】
上述したように、本実施形態によって提供されたインテリジェント装置の制御方法によれば、ユーザは、端末によって、制御する必要のあるインテリジェント装置からインテリジェント装置の装置標識を取得することができ、端末は、装置標識に基づいて、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループ及び実行条件グループをサーバから取得し、ユーザは、これらの中から自ら所望のトリガ条件及び実行条件を選択して、端末によってサーバに送信し、サーバは、ユーザによって選択されたトリガ条件及び実行条件に基づいて、インテリジェント装置を制御する。多くのインテリジェント装置がある場合には、ユーザは、端末を利用して、制御する必要のあるインテリジェント装置の装置標識を容易且つ正確に識別することができ、これにより、インテリジェント装置に対する制御を容易且つ正確に実現することができる。
【0118】
図8Aは、別の例示的な実施形態に係るインテリジェント装置の制御方法を示すフローチャートである。
図8Aに示すように、本実施形態では、インテリジェント装置の制御方法がサーバに使用されることを例として説明する。インテリジェント装置の制御方法は、以下のステップを含み得る。
【0119】
ステップ801において、サーバは、インテリジェント装置の装置標識及びユーザのユーザ標識を含む照会要求を端末から受信する。装置標識は、インテリジェント装置から端末によって取得されたものである。
【0120】
ステップ802において、サーバは、現在の各ユーザ標識とバインドされた装置標識に基づいて、ユーザ標識と装置標識とがバインド関係に適合すると検出した後に、装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループを含む照会応答を端末に送信する。
【0121】
ステップ803において、サーバは、制御命令を端末から受信する。制御命令は、トリガ条件グループ及び実行条件グループに基づいてユーザによって選択された第1トリガ条件及び第1実行条件を含む。
【0122】
ステップ804において、サーバは、第1トリガ条件の成立を検出した場合に、第1実行条件をインテリジェント装置に実行させるように制御する。
【0123】
ここで、ユーザ標識とは、ユーザIDを表す標識であり、例えば、ユーザのIDコードやユーザのユーザ名等である。具体的には、端末は、予め記憶されたユーザ標識を直接取得してもよく、インタフェースを介してユーザによって入力されたユーザ標識を受信してもよい。
【0124】
実際のシーンを例にすると、端末は、インテリジェント装置の装置標識をインテリジェント装置から取得した後に、装置標識及びユーザ標識を含む照会要求をサーバに送信する。サーバは、受信した照会要求に基づいて、現在の各ユーザ標識とバインドされた装置標識を照会する。ここで、ユーザ標識と装置標識とのバインド関係は、インテリジェント装置とユーザとの間に属する関係を表すために用いられる。サーバは、装置標識が、ユーザ標識とバインドされた装置標識に属すると判定した後に、照会応答を端末に返送する。
【0125】
サーバにおいて各ユーザ標識と各装置標識との間のバインド関係を確立するために、
図8Bを参照する。
図8Bは、別の例示的な実施形態に係るインテリジェント装置の制御方法を示すフローチャートである。
図8Aに示す実施形態に基づいて、インテリジェント装置の制御方法は、更に以下のステップを含み得る。
【0126】
ステップ805において、サーバは、ユーザ標識と、装置標識と、認証情報と、を含むバインド要求を端末から受信する。
【0127】
ステップ806において、サーバは、認証情報に対する認証が成功した後に、ユーザ標識と装置標識との間のバインド関係を確立する。
【0128】
実際の応用では、認証情報は、ユーザとインテリジェント装置との間に属する関係を証明することに用いられる。
【0129】
本実施形態は、上述した
図7に示す実施形態を組合わせて実施され得る。以下に、例を挙げて具体的に説明する。端末は、上述した何れか一つの実施形態に記載の方法に基づいて、インテリジェント装置の装置標識を取得し、装置標識及びユーザ標識を含む照会要求をサーバに送信する。サーバは、照会要求に基づいて、ユーザとインテリジェント装置とに属する関係を認証し、認証が成功した場合に、照会要求を端末に返送する。
【0130】
本実施形態において、端末に関する方法については、後述の各実施形態に関する内容を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0131】
上述したように、本実施形態によって提供されたインテリジェント装置の制御方法では、バインド要求に含まれる認証情報に基づいて、インテリジェント装置とユーザとに属する関係を認証し、認証が成功した後に、両者のバインド関係を確立し、その後、サーバは、端末から送信された照会要求を受信した後に、各ユーザ標識と各装置標識との間のバインド関係に基づいて、現在制御する必要のあるインテリジェント装置がユーザに属すると判定した後にのみ、後続のインテリジェント装置を制御する技術案を実行する。これにより、インテリジェントホームの安全性が向上する。
【0132】
図9は、別の例示的な実施形態に係るインテリジェント装置の制御方法を示すフローチャートである。
図9に示すように、本実施形態では、インテリジェント装置の制御方法がサーバに応用されることを例として説明し、インテリジェント装置の制御方法は、以下のステップを含み得る。
【0133】
ステップ901において、サーバは、インテリジェント装置の装置標識を含む照会要求を端末から受信する。装置標識は、インテリジェント装置から端末によって取得されたものである。
【0134】
ステップ902において、サーバは、配置命令を端末から受信する。配置命令は、端末のユーザによって入力された第2トリガ条件に基づいて送信されたものであって、装置標識と、第2トリガ条件と、を含む。
【0135】
ステップ903において、サーバは、第2トリガ条件を、装置標識に対応するトリガ条件グループに加える。
【0136】
ステップ904において、サーバは、照会応答を端末に送信する。照会応答は、装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループを含む。
【0137】
ステップ905において、サーバは、制御命令を端末から受信する。制御命令は、トリガ条件グループ及び実行条件グループに基づいてユーザによって選択された第1トリガ条件及び第1実行条件を含む。
【0138】
ステップ906において、サーバは、第1トリガ条件の成立を検出した場合に、第1実行条件をインテリジェント装置に実行させるように制御する。
【0139】
ここで、ステップ902及びステップ903は、端末がインテリジェント装置の装置標識をインテリジェント装置から取得した後の任意のタイミングに実行されることができ、本実施例では、このタイミングを限定していない。
【0140】
実際のシーンを例にすると、ユーザが、あるインテリジェント装置のトリガ条件を設定する必要がある場合には、端末を利用して、インテリジェント装置の装置標識をインテリジェント装置から取得することができ、ユーザは、端末のインタフェースを介して第2トリガ条件を入力する。端末は、装置標識及びユーザによって設定された第2トリガ条件を含む配置命令をサーバに送信し、サーバは、配置命令に基づいて、ユーザによって設定された第2トリガ条件を、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループに加える。
【0141】
本実施形態は、上述した
図7、
図8A、
図8Bに示す何れか一つの実施形態を組合わせて実施され得る。以下に、例を挙げて具体的に説明する。端末は、インテリジェント装置の装置標識を取得した後に、装置標識及び第2トリガ条件を含む配置命令をサーバに送信する。サーバは、配置命令に基づいて、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループを更新する。
【0142】
本実施形態において、端末に関する方法については、後述の各実施形態に関する内容を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0143】
上述したように、本実施形態によって提供されたインテリジェント装置の制御方法では、端末は、インテリジェント装置の装置標識及びユーザによって設定された第2トリガ条件を含む配置命令をサーバに送信し、サーバは、配置命令に基づいて、ユーザによって設定された第2トリガ条件を、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループに加える。これにより、ユーザニーズに応じて、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループを配置して、インテリジェントホームの個人化及び柔軟性を高める。
【0144】
図10は、別の例示的な実施形態に係るインテリジェント装置の制御方法を示すフローチャートである。
図10に示すように、本実施形態では、インテリジェント装置の制御方法がサーバに応用されることを例として説明し、インテリジェント装置の制御方法は、以下のステップを含み得る。
【0145】
ステップ1001において、サーバは、ログイン要求を端末から受信する。ログイン要求は、ユーザのユーザ標識及び認証情報を含む。
【0146】
ステップ1002において、サーバは、ログイン要求に基づいてユーザに対するID認証を行い、認証が成功した後に、ログイン成功の応答を端末に返送する。ログイン成功の応答は、端末に対して、ログイン成功の応答を受信した後にインテリジェント装置から装置標識を取得させる。
【0147】
ステップ1003において、サーバは、インテリジェント装置の装置標識を含む照会要求を端末から受信する。装置標識は、インテリジェント装置から端末によって取得されたものである。
【0148】
ステップ1004において、サーバは、照会応答を端末に送信する。照会応答は、装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループを含む。
【0149】
ステップ1005において、サーバは、制御命令を端末から受信する。制御命令は、トリガ条件グループ及び実行条件グループに基づいてユーザによって選択された第1トリガ条件及び第2実行条件を含む。
【0150】
ステップ1006において、サーバは、第1トリガ条件の成立を検出した場合に、第1実行条件をインテリジェント装置に実行させるように制御する。
【0151】
実際のシーンを例にすると、ユーザは、装置標識を取得する前に、端末によって、ログイン要求をサーバに送信する。ログイン要求は、サーバに対して、ログイン要求に基づいてユーザに対するID認証を行わせる。具体的には、ログイン要求は、ユーザ標識及び認証情報を含むことができる。ここで、ユーザ標識は、上述した実施形態におけるユーザ標識と同じであってもよく、認証情報は、ユーザが登録する場合に設定したログインパスワード等であってもよい。サーバは、ログイン要求に基づいてユーザに対するID認証を行い、認証が成功した後にログイン成功の応答を端末に返送する。端末は、ログイン成功の応答を受信した後に、インテリジェント装置から装置標識を取得して、後続のインテリジェント装置の制御方法を実行する。
【0152】
本実施形態は、上述した
図7〜
図9に示す何れか一つの実施形態を組合わせて実施され得る。以下に、例を挙げて具体的に説明する。サーバは、端末からのログイン要求であって、ユーザのID認証に用いられるログイン要求に基づいて、ユーザに対するID認証を行い、認証が成功した後にインテリジェント装置の装置標識を端末が取得するように指示し、後続のインテリジェント装置を制御する方法を実行する。
【0153】
本実施形態において、端末に関する方法については、後述の各実施形態に関する内容を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0154】
上述したように、本実施形態によって提供されたインテリジェント装置の制御方法では、端末は、ユーザ標識及び認証情報を含むログイン要求をサーバに送信し、サーバは、ログイン要求に基づいてユーザに対するID認証を行い、端末がログインに成功した後に、対応するインテリジェント装置の制御方法を実行する。これにより、インテリジェント装置を制御する前にユーザに対するID認証を行って、インテリジェントホームの安全性を更に向上させる。
【0155】
図11は、一つの例示的な実施形態に係るインテリジェント装置の制御方法を示すフローチャートである。
図11に示すように、本実施形態では、インテリジェント装置の制御方法が端末及びサーバに使用されることを例として説明する。インテリジェント装置の制御方法は、以下のステップを含み得る。
【0156】
ステップ1101において、端末は、インテリジェント装置の装置標識をインテリジェント装置から取得し、装置標識を含む照会要求をサーバに送信する。
【0157】
ステップ1102において、サーバは、照会応答を端末に送信する。照会応答は、装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループを含む。
【0158】
ステップ1103において、端末は、照会応答をユーザにプッシュする。
【0159】
ステップ1104において、端末は、制御命令をサーバに送信する。制御命令は、トリガ条件グループ及び実行条件グループに基づいてユーザによって選択された第1トリガ条件及び第1実行条件を含む。
【0160】
ステップ1105において、サーバは、第1トリガ条件の成立を検出した場合に、第1実行条件をインテリジェント装置に実行させるように制御する。
【0161】
上述したように、本実施形態によって提供されたインテリジェント装置の制御方法では、ユーザは、端末によって、制御する必要のあるインテリジェント装置からインテリジェント装置の装置標識を取得することができ、端末は、装置標識に基づいて、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループ及び実行条件グループをサーバから取得し、ユーザは、それらの中から所望のトリガ条件及び実行条件を選択して、端末によってサーバに送信し、サーバは、ユーザによって選択されたトリガ条件及び実行条件に基づいて、インテリジェント装置を制御する。多くのインテリジェント装置がある場合には、ユーザは、端末を利用して、制御する必要のあるインテリジェント装置の装置標識を容易且つ正確に識別することができ、これにより、インテリジェントホームに対する制御を容易且つ正確に実現することができる。
【0162】
上記の内容は、インテリジェント装置を制御する方法の実現プロセスを説明している。このプロセスは、端末及びサーバによって実現することができる。以下、端末及びサーバの内部機能及び構造を説明する。
【0163】
図12は、一つの例示的な実施形態に係る端末を示す概略図である。
図12に示すように、端末は、インテリジェント装置の装置標識をインテリジェント装置から取得するように構成された取得モジュール121と、装置標識を含む照会要求をサーバに送信するように構成された第1送信モジュール122と、サーバから返送された照会応答を受信するように構成された第1受信モジュール123であって、照会応答が、装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループを含む、第1受信モジュール123と、照会応答をユーザにプッシュするように構成されたプッシュモジュール124と、を含む。第1送信モジュール122は、さらに、制御命令をサーバに送信するように構成されている。制御命令は、トリガ条件グループ及び実行条件グループに基づいてユーザによって選択された第1トリガ条件及び第1実行条件を含む。制御命令は、サーバが第1トリガ条件の成立を検出した場合に、第1実行条件をインテリジェント装置に実行させるように制御するように構成されている。
【0164】
ここで、装置標識は、インテリジェント装置を表すために用いられる。例えば、装置標識は、インテリジェント装置の媒体アクセス制御(Media Access Control、MACと称する)アドレスであってもよい。
【0165】
実際の応用シーンを例として説明する。このシーンは、インテリジェントホームのシーンに関し、多くのインテリジェント装置に利用されるシーンである。
【0166】
本実施形態において、取得モジュール121は、インテリジェント装置の装置標識をインテリジェント装置から取得し、第1送信モジュール122は、装置標識を含む照会要求をサーバに送信し、サーバは、照会要求に含まれる装置標識に基づいて、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループ及び実行条件グループを検索する。サーバは、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループ及び実行条件グループを含む照会応答を端末に返送する。第1受信モジュール123が照会応答を受信した後に、プッシュモジュール124は、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループ及び実行条件グループをユーザにプッシュする。ユーザは、それらの中から、配置する必要のある第1トリガ条件及び第1実行条件を選択する。第1送信モジュール122は、ユーザによって選択された第1トリガ条件及び第1実行条件を制御命令にカプセル化して、サーバに送信する。サーバは、制御命令に基づいて、第1トリガ条件の成立を検出した場合に、第1実行条件をインテリジェント装置に実行させるように制御する。これにより、インテリジェント装置が実現される。
【0167】
実際の応用において、多くのインテリジェント装置があるシーンでは、ユーザが、多くのインテリジェント装置の装置標識リストから自身が制御しようとするインテリジェント装置の装置標識を識別する技術案を利用する場合には、効率が低いだけでなく、誤った識別が容易に発生する。
【0168】
本実施形態の技術案によれば、多くのインテリジェント装置があるシーンにおいて、ユーザは、多くの装置標識リストから制御しようとするインテリジェント装置の装置標識を人為的に識別する必要がなく、制御しようとするインテリジェント装置から容易且つ正確に対応する装置標識を取得することができ、これにより、インテリジェント装置を制御する利便性及び信頼性を向上させることができる。また、本実施形態の技術案によれば、各インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループ及び実行条件グループをサーバに記憶して、端末の記憶リソースをさらに効果的に節約することができる。
【0169】
上述したように、本実施形態によって提供された端末では、ユーザは、制御する必要のあるインテリジェント装置からインテリジェント装置の装置標識を取得し、端末は、装置標識に基づいて、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループ及び実行条件グループをサーバから取得し、ユーザは、それらの中から所望のトリガ条件及び実行条件を選択して、端末によってサーバに送信し、サーバは、ユーザによって選択されたトリガ条件及び実行条件に基づいて、インテリジェント装置を制御する。多くのインテリジェント装置がある場合には、ユーザは、端末を利用して、制御する必要のあるインテリジェント装置の装置標識を容易且つ正確に識別することができ、これにより、インテリジェントホームに対する制御を容易且つ正確に実現することができる。
【0170】
図13Aは、別の例示的な実施形態に係る端末を示す概略図である。
図13Aに示すように、
図12に示す実施形態に基づいて、取得モジュール121は、インテリジェント装置と近距離無線通信を行うことによって、装置標識を取得するように構成された近距離無線通信部材131を含む。
【0171】
ここで、端末がインテリジェント装置と近距離無線通信を行う方法は、複数あってもよい。
【0172】
任意に、NFCを利用して、近距離無線通信を実現することができる。これに応じて、
図13Bに示すように、
図13Bは、別の例示的な実施形態に係る端末を示す概略図である。
図13Aに示す実施形態に基づいて、近距離無線通信部材131は、近距離通信NFC接続要求をインテリジェント装置に送信して、インテリジェント装置との間のNFC接続を確立するように構成された第1送信ユニット132と、NFC接続によってインテリジェント装置が返送した、装置標識を含む第1取得応答を受信するように構成された第1受信ユニット133と、を含む。第1送信ユニット132は、さらに、NFC接続によって、第1取得要求をインテリジェント装置に送信するように構成されている。
【0173】
実際の応用において、第1送信ユニット132は、NFC接続要求をインテリジェント装置のNFCタグに送信して、両者間のNFC接続を確立することができる。NFC接続に基づいて、両者間のデータ通信が実現する。具体的には、第1送信ユニット132は、NFC接続によって、取得要求をインテリジェント装置のNFCタグに送信し、インテリジェント装置は、取得要求に基づいて、自身が記憶した装置標識を、NFCタグによって第1受信ユニット133に送信する。これにより、インテリジェント装置の装置標識を容易且つ正確に端末に取得させる。
【0174】
さらに任意に、無線周波数識別(Radio Frequency Identification,RFIDと称する)を利用して、近距離無線通信を実現することができる。これに応じて、
図13Cを参照する。
図13Cは、別の例示的な実施形態に係る端末を示す概略図である。
図13Aに示す実施形態に基づいて、近距離無線通信部材131は、無線周波数信号をインテリジェント装置の無線周波数識別RFIDタグに送信するように構成された第2送信ユニット134であって、RFIDタグにはインテリジェント装置の装置標識が記憶されている、第2送信ユニット134と、無線周波数信号に基づいてRFIDタグが返送した装置標識を受信するように構成された第2受信ユニット135と、を含む。
【0175】
実際の応用では、第2送信ユニット134は、無線周波数信号をインテリジェント装置のRFIDタグに送信し、インテリジェント装置のRFIDタグは、無線周波数信号に基づいて、自身が記憶した装置標識を第2受信ユニット135に送信する。これにより、インテリジェント装置の装置標識を容易且つ正確に端末に取得させる。
【0176】
さらに任意に、ブルートゥース(登録商標)接続を利用して、近距離無線通信を実現することができる。これに応じて、
図13Dを参照する。
図13Dは、別の例示的な実施形態に係る端末を示す概略図である。
図13Aに示す実施形態に基づいて、近距離無線通信部材131は、ユーザがペアリング要求をインテリジェント装置に送信し、インテリジェント装置から返送されたペアリング応答に基づいてインテリジェント装置とのブルートゥース(登録商標)接続を確立するように構成された第3送信ユニット136と、インテリジェント装置がブルートゥース(登録商標)接続によって返送した、装置標識を含む第2取得応答を受信するように構成された第3受信ユニット137と、を含む。第3送信ユニット136は、さらに、ブルートゥース(登録商標)接続によって、第2取得要求をインテリジェント装置に送信するように構成されている。
【0177】
実際の応用では、第3送信ユニット136は、ペアリング要求をインテリジェント装置に送信し、インテリジェント装置から返送されたペアリング応答に基づいて、両者間のブルートゥース(登録商標)接続を確立する。ブルートゥース(登録商標)接続に基づいて両者間のデータ通信を実現する。具体的には、第3送信ユニット136は、ブルートゥース(登録商標)接続によって、取得要求をインテリジェント装置に送信し、インテリジェント装置は、取得要求に基づいて、自身が記憶した装置標識を、ブルートゥース(登録商標)接続によって第3受信ユニット137に送信する。これにより、インテリジェント装置の装置標識を容易且つ正確に端末に取得させる。
【0178】
上述したように、本実施形態によって提供された端末によれば、近距離無線通信の方法によって、ユーザは、制御しようとするインテリジェント装置の装置標識を取得し(すなわち、ユーザは、インテリジェント装置の付近に位置するだけ、端末を利用してインテリジェント装置の標識を取得することができ)、これにより、インテリジェント装置に対する制御を容易且つ正確に実現することができる。
【0179】
図14は、別の例示的な実施形態に係る端末を示す概略図である。
図14に示すように、
図12に示す実施形態に基づいて、取得モジュール121は、インテリジェント装置の二次元コードをスキャンすることによって装置標識を取得するように構成されたスキャン部材141を含む。
【0180】
実際の応用では、インテリジェント装置の装置標識を二次元コードに書き込み、二次元コードをインテリジェント装置に設置する。これに応じて、ユーザが、端末のスキャン部材141を利用してインテリジェント装置の二次元コードをスキャンするだけで、インテリジェント装置の装置標識を読み取ることができる。
【0181】
上述したように、本実施形態によって提供された端末によれば、インテリジェント装置の二次元コードをスキャンすることによって、インテリジェント装置の装置標識を取得することができ、これにより、インテリジェント装置に対する制御を容易且つ正確に実現することができる。
【0182】
図15は、別の例示的な実施形態に係る端末を示す概略図である。
図15に示すように、
図12〜14に示す何れかの実施形態に基づいて、照会要求は、さらに、ユーザのユーザ標識を含む。照会応答は、サーバが、現在の各ユーザ標識とバインドされた装置標識に基づいて、ユーザ標識と装置標識とがバインド関係に適合すると検出した場合に返送されたものである。端末は、バインド要求をサーバに送信するように構成された第2送信モジュール151をさらに含む。バインド要求は、ユーザ標識と、装置標識と、認証情報と、を含む。バインド要求は、サーバに対して、認証情報に対する認証が成功した後に、ユーザ標識と装置標識との間のバインド関係を確立させるように構成されている。
【0183】
ここで、ユーザ標識とは、ユーザIDを表す標識である。具体的には、端末は、予め記憶されたユーザ標識を直接取得してもよいし、インタフェースを介してユーザによって入力されたユーザ標識を受信してもよい。
【0184】
実際の応用では、認証情報は、ユーザとインテリジェント装置との間に属する関係を証明することに用いられる。実際の応用シーンを例にすると、取得モジュール121が、インテリジェント装置の装置標識をインテリジェント装置から取得した後に、第1送信モジュール122は、装置標識及びユーザ標識を含む照会要求をサーバに送信し、サーバは、受信した照会要求に基づいて、現在の各ユーザ標識とバインドされた装置標識を照会する。ここで、ユーザ標識と装置標識とのバインド関係は、インテリジェント装置とユーザとの間に属する関係を表すために用いられる。サーバは、装置標識が、ユーザ標識とバインドされた装置標識に属すると判定した後に、照会応答を端末に返送する。
【0185】
上述したように、本実施形態によって提供された端末は、ユーザ標識、認証情報及び装置標識を含むバインド要求をサーバに送信し、サーバは、バインド要求に含まれる認証情報に基づいて、インテリジェント装置とユーザとに属する関係を認証し、認証が成功した後に両者のバインド関係を確立する。その後、サーバは、端末から送信された照会要求を受信した後に、各ユーザ標識と各装置標識との間のバインド関係に基づいて、現在制御する必要のあるインテリジェント装置がユーザに属すると判定した後にのみ、後続のインテリジェント装置を制御する技術案を実行する。これにより、インテリジェントホームの安全性が向上する。
【0186】
図16は、別の例示的な実施形態に係る端末を示す概略図である。
図16に示すように、
図12〜15に示す何れかの実施形態に基づいて、端末は、取得モジュールがインテリジェント装置の装置標識をインテリジェント装置から取得した後に、ユーザによって入力された第2トリガ条件を受信するように構成されたインタラクティブモジュール161と、第2トリガ条件に基づいて、配置命令をサーバに送信するように構成された第3送信モジュール162と、をさらに含む。配置命令は、装置標識と第2トリガ条件とを含む。配置命令は、サーバに対して、第2トリガ条件を、装置標識に対応するトリガ条件グループに加えるように構成されている。
【0187】
実際のシーンを例にすると、ユーザは、あるインテリジェント装置のトリガ条件を設定する必要のある場合に、端末を利用してインテリジェント装置の装置標識をインテリジェント装置から取得することができ、ユーザは、インタラクティブモジュール161を介して第2トリガ条件を入力し、第3送信モジュール162は、装置標識及びユーザによって設定された第2トリガ条件を含む配置命令をサーバに送信し、サーバは、配置命令に基づいて、ユーザによって設定された第2トリガ条件を、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループに加える。
【0188】
上述したように、本実施形態によって提供された端末は、インテリジェント装置の装置標識及びユーザによって設定された第2トリガ条件を含む配置命令をサーバに送信し、サーバは、配置命令に基づいて、ユーザによって設定された第2トリガ条件を、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループに加える。これにより、ユーザニーズに応じて、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループを配置して、インテリジェントホームの個人化及び柔軟性を高める。
【0189】
図17は、別の例示的な実施形態に係る端末を示す概略図である。
図17に示すように、
図12〜16に示す何れかの実施形態に基づいて、端末は、ログイン要求をサーバに送信するように構成された第4送信モジュール171であって、ログイン要求は、ユーザのユーザ標識及び認証情報を含み、ログイン要求は、サーバに対して、ログイン要求に基づいてユーザに対するID認証を行わせるように構成されている、第4送信モジュール171と、サーバから返送されたログイン成功の応答を受信するように構成された第2受信モジュール172と、をさらに含む。取得モジュール121は、第2受信モジュール172がログイン成功の応答を受信した後に、インテリジェント装置から装置標識を取得するように構成されている。
【0190】
実際のシーンを例にすると、装置標識を取得する前に、第4送信モジュール171は、ログイン要求をサーバに送信する。ログイン要求は、サーバに対して、ログイン要求に基づいてユーザに対するID認証を行わせるために用いられる。サーバは、ログイン要求に基づいて、ユーザに対するID認証を行い、認証が成功した後にログイン成功の応答を返送する。第2受信モジュール172がログイン成功の応答を受信した後に、取得モジュール121がインテリジェント装置から装置標識を取得して、後続のインテリジェント装置の制御方法を実行する。
【0191】
上述したように、本実施形態によって提供された端末は、ユーザ標識及び認証情報を含むログイン要求をサーバに送信し、サーバは、ログイン要求に基づいて、ユーザに対するID認証を行い、端末がログインに成功した後に、対応するインテリジェント装置の制御方法を実行する。これにより、インテリジェント装置を制御する前にユーザに対するID認証を行って、インテリジェントホームの安全性をさらに向上させる。
【0192】
図18は、別の例示的な実施形態に係るサーバを示す概略図である。
図18に示すように、サーバは、インテリジェント装置の装置標識を含む照会要求を端末から受信するように構成された第1受信モジュール181であって、装置標識は、インテリジェント装置から端末によって取得されたものである、第1受信モジュール181と、照会応答を端末に送信するように構成された送信モジュール182であって、照会応答は、装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループを含む、送信モジュール182と、第1処理モジュール183と、を含む。第1受信モジュール181は、さらに、制御命令を端末から受信するように構成されており、制御命令は、トリガ条件グループ及び実行条件グループに基づいてユーザによって選択された第1トリガ条件及び第1実行条件を含む。第1処理モジュール183は、第1トリガ条件の成立を検出した場合に、第1実行条件をインテリジェント装置に実行させるように制御するように構成されている。
【0193】
ここで、装置標識は、インテリジェント装置を表すために用いられる。例えば、装置標識は、インテリジェント装置の媒体アクセス制御(Media Access Control、MACと称する)アドレスであってもよい。
【0194】
本実施形態の技術案によれば、多くのインテリジェント装置があるシーンにおいて、ユーザは、多くの装置標識リストから制御しようとするインテリジェント装置の装置標識を人為的に識別する必要がなく、制御しようとするインテリジェント装置から対応する装置標識を容易且つ正確に取得することができ、これにより、インテリジェント装置を制御する利便性及び信頼性を向上させることができる。また、本実施形態の技術案によれば、各インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループ及び実行条件グループをサーバに記憶して、端末の記憶リソースをさらに効果的に節約することができる。
【0195】
ここで、端末がインテリジェント装置から装置標識を取得する具体的な方法は、複数あってもよい。具体的な方法は、上述した各実施形態を参照する。
【0196】
上述したように、本実施形態によって提供されたサーバは、制御する必要のあるインテリジェント装置から端末によって取得された装置標識を取得し、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループ及び実行条件グループを端末に返送し、ユーザは、それらの中から所望のトリガ条件及び実行条件を選択して、端末によってサーバに送信し、サーバは、ユーザによって選択されたトリガ条件及び実行条件に基づいて、インテリジェント装置を制御する。多くのインテリジェント装置がある場合には、ユーザが、端末を利用して、制御する必要のあるインテリジェント装置の装置標識を容易且つ正確に識別することができ、これにより、インテリジェントホームに対する制御を容易且つ正確に実現することができる。
【0197】
図19Aは、別の例示的な実施形態に係るサーバを示す概略図である。
図19Aに示すように、
図18に示す何れかの実施形態に基づいて、照会要求は、更に、ユーザのユーザ標識を含み、サーバは、現在の各ユーザ標識とバインドされた装置標識に基づいて、ユーザ標識と装置標識とがバインド関係に適合するか否かを検出するように構成された検出部材191を更に含む。送信モジュール182は、検出部材によって検出されたユーザ標識と装置標識とがバインド関係に適合すると検出した後に、照会応答を端末に送信するように構成されている。
【0198】
ここで、ユーザ標識とは、ユーザIDを表す標識である。
【0199】
実際のシーンを例にすると、端末は、インテリジェント装置の装置標識をインテリジェント装置から取得した後に、装置標識及びユーザ標識を含む照会要求をサーバに送信し、第1受信モジュール181が受信した照会要求に基づいて、検出部材191は、現在の各ユーザ標識とバインドされた装置標識を照会する。ここで、ユーザ標識と装置標識とのバインド関係は、インテリジェント装置とユーザとの間に属する関係を表すために用いられる。装置標識が、ユーザ標識とバインドされた装置標識に属すると検出部材191が判定した後に、送信モジュール182は、照会応答を端末に返送する。
【0200】
サーバが各ユーザ標識と各装置標識との間のバインド関係を確立するために、
図19Bを参照する。
図19Bは、別の例示的な実施形態に係るサーバを示す概略図である。
図19Aに示す実施形態に基づいて、サーバは、バインド要求を端末から受信するように構成された第2受信モジュール192であって、バインド要求は、ユーザ標識と、装置標識と、認証情報と、を含む、第2受信モジュール192と、認証情報に対する認証が成功した後に、ユーザ標識と装置標識との間のバインド関係を確立するように構成された第2処理モジュール193と、を更に含む。
【0201】
実際の応用では、認証情報は、ユーザとインテリジェント装置との間に属する関係を証明することに用いられる。
【0202】
上述したように、本実施形態によって提供されサーバは、バインド要求に含まれる認証情報に基づいて、インテリジェント装置とユーザとに属する関係を認証し、認証が成功した後に両者のバインド関係を確立する。その後、サーバは、端末から送信された照会要求を受信した後に、各ユーザ標識と各装置標識との間のバインド関係に基づいて、現在制御する必要のあるインテリジェント装置がユーザに属すると判定した後にのみ、後続のインテリジェント装置を制御する技術案を実行する。これにより、インテリジェントホームの安全性が向上する。
【0203】
図20は、別の例示的な実施形態に係るサーバを示す概略図である。
図20に示すように、
図18、
図19A又は
図19Bに示す実施形態に基づいて、サーバは、配置命令を端末から受信するように構成された第3受信モジュール211であって、配置命令は、端末のユーザによって入力された第2トリガ条件に基づいて送信されたものであり、配置命令は、装置標識と第2トリガ条件とを含む、第3受信モジュール211と、第2トリガ条件を装置標識に対応するトリガ条件グループに加えるように構成された第3処理モジュール212と、を更に含む。
【0204】
実際のシーンを例にすると、ユーザが、あるインテリジェント装置のトリガ条件を設定する必要がある場合には、端末を利用して、インテリジェント装置の装置標識をインテリジェント装置から取得することができ、ユーザは、端末のインタフェースを介して第2トリガ条件を入力する。第3受信モジュール211は、端末によって送信された、装置標識及びユーザによって設定された第2トリガ条件を含む配置命令を受信し、第3処理モジュール212は、ユーザによって設定された第2トリガ条件を、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループに加える。
【0205】
上述したように、本実施形態によって提供されたサーバによれば、端末は、インテリジェント装置の装置標識及びユーザによって設定された第2トリガ条件を含む配置命令をサーバに送信し、サーバは、配置命令に基づいて、ユーザによって設定された第2トリガ条件を、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループに加える。これにより、ユーザニーズに応じて、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループを配置して、インテリジェントホームの個人化及び柔軟性を高める。
【0206】
図21は、別の例示的な実施形態に係るサーバを示す概略図である。
図21に示すように、
図18〜
図20に示す実施形態に基づいて、サーバは、第1受信モジュール181がインテリジェント装置の装置標識を含む照会要求を端末から受信する前に、ログイン要求を端末から受信するように構成された第4受信モジュール213であって、ログイン要求は、ユーザのユーザ標識及び認証情報を含む、第4受信モジュール213と、ログイン要求に基づいてユーザに対するID認証を行うように構成された認証モジュール214と、を更に含む。送信モジュール182は、更に、認証モジュール214の認証が成功した後に、ログイン成功の応答を端末に返送するように構成されており、ログイン成功の応答は、端末に対して、ログイン成功の応答を受信した後にインテリジェント装置から装置標識を取得させるように構成されている。
【0207】
実際のシーンを例にすると、第4受信モジュール213が、ログイン要求を端末から受信し、認証モジュール214が、ログイン要求に基づいてユーザに対するID認証を行い、認証が成功した後に、送信モジュール182がログイン成功の応答を端末に返送する。端末は、ログイン成功の応答を受信した後に、インテリジェント装置から装置標識を取得して、後続のインテリジェント装置の制御方法を実行する。
【0208】
上述したように、本実施形態によって提供されたサーバは、端末から送信されたユーザ標識及び認証情報を含むログイン要求に基づいてユーザに対するID認証を行い、ログインが成功した後に、対応するインテリジェント装置の制御方法を実行する。これにより、インテリジェント装置を制御する前にユーザに対するID認証を行って、インテリジェントホームの安全性を更に向上させる。
【0209】
上記の内容は、メールサーバ及びメールクライアントの内部機能と構造を説明している。
【0210】
図22を参照すると、
図22は、一つの例示的な実施形態に係る端末を示すブロック図である。
図22に示すように、端末は、プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するように構成されたメモリと、を備える。プロセッサは、インテリジェント装置の装置標識をインテリジェント装置から取得し、装置標識を含む照会要求をサーバに送信し、サーバから返送された、装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループを含む照会応答を受信してユーザにプッシュし、制御命令をサーバに送信する。制御命令は、トリガ条件グループ及び実行条件グループに基づいてユーザによって選択された第1トリガ条件及び第1実行条件を含む。制御命令は、サーバが第1トリガー条件の成立を検出した場合に、第1実行条件をインテリジェント装置に実行させるように制御するように構成されている。
【0211】
本実施形態によって提供された端末は、ユーザが、制御する必要のあるインテリジェント装置からインテリジェント装置の装置標識を取得し、端末が、装置標識に基づいて、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループ及び実行条件グループをサーバから取得し、ユーザが、それらの中から所望のトリガ条件及び実行条件を選択して、端末によってサーバに送信し、サーバは、ユーザによって選択されたトリガ条件及び実行条件に基づいてインテリジェント装置を制御する。多くのインテリジェント装置がある場合には、ユーザが、端末を利用して、制御する必要のあるインテリジェント装置の装置標識を容易且つ正確に識別することができる。これにより、インテリジェントホームに対する制御を容易且つ正確に実現することができる。
【0212】
図23を参照すると、
図23は、一つの例示的な実施形態に係るサーバを示すブロック図である。
図23に示すように、サーバは、プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するように構成されたメモリと、を備える。プロセッサは、インテリジェント装置から端末によって取得されたインテリジェント装置の装置標識を含む照会要求を端末から受信し、装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループを含む照会応答を端末に送信し、制御命令を端末から受信する。制御命令は、トリガ条件グループ及び実行条件グループに基づいてユーザによって選択された第1トリガ条件及び第1実行条件を含む。プロセッサは、第1トリガ条件の成立を検出した場合に、第1実行条件をインテリジェント装置に実行させるように制御するように構成されている。
【0213】
本実施形態によって提供されたサーバは、制御する必要のあるインテリジェント装置から端末によって取得された装置標識を受信し、インテリジェント装置によってサポートされたトリガ条件グループ及び実行条件グループを端末に返送する。ユーザが、それらの中から所望のトリガ条件及び実行条件を選択して、端末によってサーバに送信し、サーバは、ユーザによって選択されたトリガ条件及び実行条件に基づいてインテリジェント装置を制御する。多くのインテリジェント装置がある場合には、ユーザが、端末を利用して、制御する必要のあるインテリジェント装置の装置標識を容易且つ正確に識別することができる。これにより、インテリジェントホームに対する制御を容易且つ正確に実現することができる。
【0214】
図24は、一つの例示的な実施形態に係る端末2400を示すブロック図である。例えば、端末2400は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信装置、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、運動機器、携帯情報端末(PDA)等であってもよい。
【0215】
図24を参照すると、端末2400は、処理ユニット2402と、メモリ2404と、電源ユニット2406と、マルチメディアユニット2408と、オーディオユニット2410と、入力/出力(I/O)インタフェース2412と、センサユニット2414と、通信ユニット2416と、のうち1つ以上の構成要素を備えてもよい。
【0216】
処理ユニット2402は、一般的に、表示、電話、データ通信、カメラ動作及びレコーディング動作に関連する動作等の端末2400の全体の動作を制御するように構成されている。処理ユニット2402は、上述した方法の全てのステップ又は一部のステップを実行するために、命令を実行するための1つ以上のプロセッサ2420を備えてもよい。また、処理ユニット2402は、1つ以上のモジュールを備え、これにより処理ユニット2402と他のユニットとの間で相互に通信できるようにしてもよい、例えば、処理ユニット2402は、マルチメディアモジュールを備え、これによりマルチメディアユニット2408と処理ユニット2402との間でインタラクションを行うことができるようにしてもよい。
【0217】
メモリ2404は、端末2400の動作をサポートするために様々な種類のデータを記憶するように構成されている。かかるデータの例としては、端末2400上で動作する幾つかのアプリケーション又は幾つかの方法のための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、写真、ビデオ等が含まれる。メモリ2404は、任意のタイプの揮発性若しくは不揮発性メモリ装置、又は、これらの組合わせを用いて構成されてもよく、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SPRAM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、リードオンリーメモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光学ディスク等を用いて構成されてもよい。
【0218】
電源ユニット2406は、端末2400の様々なユニットに電力を供給するように構成されている。電源ユニット2406は、電源管理システム、1つ以上の電源、並びに、端末2400のための電力の生成、管理及び分配に関連する他のユニットを備えてもよい。
【0219】
マルチメディアユニット2408は、端末2400とユーザとの間に出力インタフェースを提供するように構成されたスクリーンを備えてもよい。幾つかの実施形態では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)及びタッチパネル(TP)を備えてもよい。スクリーンがタッチパネルを備える場合には、スクリーンは、ユーザから入力信号を受信するタッチスクリーンとして実現することができる。タッチパネルは、1つ以上のタッチセンサを含み、タッチパネル上でのタッチ、スワイプ及びジェスチャーを検知する。タッチセンサは、タッチ又はスワイプ動作の境界を検知するだけでなく、タッチ又はスワイプ動作を行っている時間、及び、タッチ又はスワイプ動作に関連する圧力を検知してもよい。幾つかの実施形態において、マルチメディアユニット2408は、フロントカメラ及び/又はリアカメラを備える。フロントカメラ及び/又はリアカメラは、端末2400が撮影モード又はビデオモード等の動作モードになっている場合に、外部のマルチメディアデータムを受信してもよい。フロントカメラ及びリアカメラの各々は、固定光学レンズシステムであってもよいし、フォーカス及び光学ズーム機能を有していてもよい。
【0220】
オーディオユニット2410は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように構成されている。例えば、オーディオユニット2410は、端末2400が通話モード、レコーディングモード及び音声認識モード等の動作モードになっている場合に外部のオーディオ信号を受信するように構成されたマイクロフォン(「MIC」)を備える。更に、受信したオーディオ信号は、メモリ2404に記憶されてもよいし、通信ユニット2416を介して送信されてもよい。ある実施形態において、オーディオユニット2410は、更に、オーディオ信号を出力するラウドスピーカーを備える。
【0221】
I/Oインタフェース2412は、処理ユニット2402と周辺インタフェースモジュールとの間を接続するインタフェースを提供するように構成されている。周辺インタフェースモジュールとしては、キーボード、クリックホイール、ボタン等がある。ボタンは、限定されるものではないが、ホームボタン、ボリュームボタン、スタートボタン及びロックボタンを備えてもよい。
【0222】
センサユニット2414は、1つ以上のセンサを備え、端末2400の様々な態様の状態評価を提供する。例えば、センサユニット2414は、装置のオン/オフ状態、端末2400のユニット(例えば、表示スクリーン及びキーパッド)の相対位置、端末2400又は端末2400のユニット位置の変化、端末2400に接触するユーザの有無、端末2400の方向又は加速/減速、及び、端末2400の温度の変化を検知してもよい。センサユニット2414は、いかなる物理的接触をすることなく、近くの物体の存在を検知するように構成された近接センサを備えてもよい。更に、センサユニット2414は、画像アプリケーションで使用されるために、CMOS又はCCDイメージセンサ等の光センサを備えてもよい。ある実施形態において、センサユニット2414は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ又は温度センサを備えてもよい。
【0223】
通信ユニット2416は、端末2400と他の装置との間の有線通信又は無線通信を可能にするように構成されている。端末2400は、WiFi(登録商標)、2G若しくは3G、又は、これらの組合わせ等の標準規格に基づく無線ネットワークにアクセスすることができる。例示的な一実施形態において、通信ユニット2416は、放送チャネルを介して外部の放送管理システムから放送信号又は放送関連情報を受信する。別の例示的な一実施形態において、通信ユニット2416は、更に、近距離無線通信(NFC)モジュールを備え、短距離通信を可能にしている。例えば、NFCモジュールは、無線自動識別(RFID)技術、赤外線通信協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT)技術、又は、他の技術などに基づいて実現されてもよい。
【0224】
例示的な実施形態において、上述した方法を実施するために、端末2400は、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル(プログラムで制御可能な)論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、又は、他の電子部品等の1つ以上の電子的要素を用いて実現されてもよい。
【0225】
例示の実施形態において、更に、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、命令を含むメモリ2404等である。命令は、上述した方法を実施するために、端末2400のプロセッサ2420によって実行可能である。例えば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク(登録商標)、光データ記憶装置等であってもよい。
【0226】
非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体における命令が携帯端末のプロセッサによって実行されると、携帯端末は、インテリジェント装置を制御する方法を実行することができる。この方法は、インテリジェント装置の装置標識をインテリジェント装置から取得し、装置標識を含む照会要求をサーバに送信するステップと、サーバから返送された照会応答を受信してユーザにプッシュするステップであって、照会応答が、装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループを含む、ステップと、制御命令をサーバに送信するステップであって、制御命令が、トリガ条件グループ及び実行条件グループに基づいてユーザによって選択された第1トリガ条件及び第1実行条件を含み、制御命令が、サーバが第1トリガ条件の成立を検出した場合に、第1実行条件をインテリジェント装置に実行させるように制御する、ステップと、を含む。
【0227】
図25は、一つの例示的な実施形態に係るサーバ2500を示すブロック図である。
図25を参照して、サーバ2500は、処理ユニット2522を備え、更に、1つ以上のプロセッサを備え、メモリ2532に代表されるメモリリソースは、処理ユニット2522によって実行された命令(例えばアプリケーション)を記憶するように用いられる。また、メモリ2532に記憶されたアプリケーションは、それぞれ1つのグループ命令に対応する一つ以上のモジュールを含む。また、以下の方法を実行するように、処理ユニット2522は、命令を実行するように配置されている。この方法は、インテリジェント装置の装置標識を含む照会要求を端末から受信するステップであって、装置標識が、インテリジェント装置から端末によって取得されたものである、ステップと、照会応答を端末に送信するステップであって、照会応答が、装置標識に対応するトリガ条件グループ及び実行条件グループを含む、ステップと、制御命令を端末から受信するステップであって、制御命令が、トリガ条件グループ及び実行条件グループに基づいてユーザによって選択された第1トリガ条件及び第1実行条件を含むステップと、第1トリガ条件の成立を検出した場合に、第1実行条件をインテリジェント装置に実行させるように制御するステップと、を含む。
【0228】
サーバ2500は、更に、サーバ2500の電力管理を実行するように構成された電力ユニット2526と、サーバ2500をネットワークに接続するように構成された有線又は無線ネットワークインタフェース2550と、入力/出力(I/O)インタフェース2558と、を含む。サーバ2500は、メモリ2532に記憶された、例えばWindows Server(登録商標)、Mac OS X(登録商標)、Unix(登録商標)、Linux(登録商標)、FreeBSD(登録商標)又は類似するオペレーティングシステム等のオペレーティングシステムを動作させることができる。
【0229】
当業者が明確に理解できるように、便利且つ簡潔に説明するために、上述した端末及びサーバの具体的な作業プロセスは、上述した方法の実施形態に対応するプロセスを参照することができる。
【0230】
当業者にとって、本発明の他の実施形態は、ここで開示された本発明の明細書及び実施態様から明らかである。本願は、本発明の一般的原則に従い、且つ、当該技術分野において知られ又は慣行的に実施されている範囲内での本発明からの逸脱を含む、本開示の変形、使用又は適用をカバーすることを意図している。明細書及び実施例は、例示的なもののみが考慮されているが、本発明の真の範囲及び趣旨は、添付の特許請求の範囲によって示されることが意図されている。
【0231】
本発明は、上述され、且つ、添付の図面に示された厳密な構成に限定されるものではなく、本発明の範囲から逸脱することなく様々な修正及び変更が可能であることは明らかである。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定されることが意図されている。