特許第6259097号(P6259097)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6259097決済代行システム、決済代行装置、実店舗装置、ユーザ装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6259097
(24)【登録日】2017年12月15日
(45)【発行日】2018年1月10日
(54)【発明の名称】決済代行システム、決済代行装置、実店舗装置、ユーザ装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 20/06 20120101AFI20171227BHJP
【FI】
   G06Q20/06 300
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-537637(P2016-537637)
(86)(22)【出願日】2014年7月29日
(86)【国際出願番号】JP2014069929
(87)【国際公開番号】WO2016016945
(87)【国際公開日】20160204
【審査請求日】2016年11月11日
(73)【特許権者】
【識別番号】509288585
【氏名又は名称】QUADRAC株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100097102
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 敬夫
(74)【代理人】
【識別番号】100119301
【弁理士】
【氏名又は名称】蟹田 昌之
(72)【発明者】
【氏名】日下部 進
【審査官】 塩田 徳彦
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−163559(JP,A)
【文献】 特開2002−334285(JP,A)
【文献】 特開2010−271889(JP,A)
【文献】 特開2007−148593(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0281692(US,A1)
【文献】 特開2008−041024(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ装置と、
実店舗に設置された実店舗装置と、
前記実店舗に設置され、前記ユーザ装置及び前記実店舗装置との間で通信を行う仲介装置と、
ネットワーク上に設置された決済代行装置と、を備え
前記実店舗装置は、前記仲介装置に対して要求を送信し、
前記仲介装置は、前記実店舗装置から要求を受信した場合に、前記受信した要求を前記決済代行装置に送信し、
前記決済代行装置は、前記仲介装置から要求を受信した場合に、前記仲介装置に対して決済手段の種類を確認する要求を送信し、
前記仲介装置は、前記決済代行装置から決済手段の種類を確認する要求を受信した場合に、前記受信した決済手段の種類を確認する要求を前記ユーザ装置に対して送信し、
前記ユーザ装置は、前記仲介装置から決済手段の種類を確認する要求を受信した場合に、前記仲介装置に対して決済手段の種類を示す情報を送信し、
前記仲介装置は、前記ユーザ装置から決済手段の種類を示す情報を受信した場合に、前記受信した決済手段の種類を示す情報を前記決済代行装置に対して送信し、
前記決済代行装置は、前記仲介装置から決済手段の種類を示す情報を受信した場合に、前記受信した決済手段の種類を示す情報に基づいて、前記ユーザ装置に代わって決済処理を行う決済代行システム。
【請求項2】
ネットワーク上に設置され、
ユーザ装置及び実店舗に設置された実店舗装置との間で通信を行う前記実店舗に設置された仲介装置から要求を受信した場合に、前記仲介装置に対して決済手段の種類を確認する要求を送信し、
前記仲介装置から決済手段の種類を示す情報を受信した場合に、前記受信した決済手段の種類を示す情報に基づいて、前記ユーザ装置に代わって決済処理を行う決済代行装置。
【請求項3】
実店舗に設置され、
ユーザ装置に代わって決済処理を行う決済代行装置に対し要求を送信するとともに、前記決済代行装置から決済手段の種類を確認する要求を受信した場合に、前記受信した決済手段の種類を確認する要求を前記ユーザ装置に対して送信し、前記ユーザ装置から決済手段の種類を示す情報を受信した場合に、前記受信した決済手段の種類を示す情報を前記決済代行装置に対して送信する前記実店舗に設置された仲介装置に対して、前記仲介装置から前記決済代行装置に対して送信される要求を送信する実店舗装置。
【請求項4】
決済処理を行う決済代行装置に対し要求を送信するとともに、前記決済代行装置から決済手段の種類を確認する要求を受信した場合に、前記受信した決済手段の種類を確認する要求を送信し、決済手段の種類を示す情報を受信した場合に、前記受信した決済手段の種類を示す情報を前記決済代行装置に対して送信する実店舗に設置された仲介装置から、前記決済手段の種類を確認する要求を受信した場合に、前記仲介装置に対して前記決済手段の種類を示す情報を送信するユーザ装置。
【請求項5】
実店舗に設置され、
ユーザ装置及び前記実店舗に設置された実店舗装置との間で通信を行い、
前記実店舗装置から要求を受信した場合に、前記受信した要求を前記ユーザ装置に代わって決済処理を行う決済代行装置に送信し、
前記決済代行装置から決済手段の種類を確認する要求を受信した場合に、前記受信した決済手段の種類を確認する要求を前記ユーザ装置に対して送信し、
前記ユーザ装置から決済手段の種類を示す情報を受信した場合に、前記受信した決済手段の種類を示す情報を前記決済代行装置に対して送信する仲介装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
決済代行システム、決済代行装置、実店舗装置、及びユーザ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年は、現金に代わる決済手段として、電子マネーやクレジットカードなどの電子的な決済手段が広く利用されている(非特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」、電子マネー、[平成26年7月23日検索]、インターネット<URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/電子マネー>
【非特許文献2】フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」、クレジットカード、[平成26年7月23日検索]、インターネット<URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/クレジットカード>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、これらの電子的な決済手段は、ユーザと実店舗の双方が同一のプロトコルで動作するハードウェア装置やソフトウェアを備えていない場合、まったく利用することができないという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題は、次の手段により解決される。
【0006】
ユーザ装置と、実店舗に設置された実店舗装置と、前記実店舗に設置され、前記ユーザ装置及び前記実店舗装置との間で通信を行う仲介装置と、ネットワーク上に設置され、前記ネットワークを介した仲介装置からの要求に応じて、前記ユーザ装置に代わって前記実店舗装置に対する決済処理を行う決済代行装置と、を備えた決済代行システム。
【0007】
ネットワーク上に設置され、ユーザ装置及び実店舗に設置された実店舗装置との間で通信を行う前記実店舗に設置された仲介装置からの前記ネットワークを介した要求に応じて、前記ユーザ装置に代わって前記実店舗装置に対する決済処理を行う決済代行装置。
【0008】
実店舗に設置され、ユーザ装置に代わって決済処理を行う決済代行装置に対してネットワークを介して要求を送信する仲介装置と前記実店舗において通信する実店舗装置。
【0009】
実店舗装置に対する決済処理を行う決済代行装置に対してネットワークを介して要求を送信する仲介装置と実店舗において通信する通信するユーザ装置。
【発明の効果】
【0010】
上記の決済代行システム、決済代行装置、実店舗装置、ユーザ装置によれば、ユーザと実店舗の双方が同一のプロトコルで動作するハードウェア装置やソフトウェアを備えていない場合であっても、電子的な決済手段を利用することが可能となる。したがって、ユーザ及び実店舗は、ユーザ装置や実店舗装置を買い替えることなく、現在使用中のユーザ装置や実店舗装置を用いて、今までは互換性がないため利用することができなかった様々な電子的な決済手段を様々な場面で利用できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】実施形態に係る決済代行システムを説明する模式図である。
図2】実施形態に係る決済代行システムの動作例を説明するシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[実施形態に係る決済代行システム]
図1は実施形態に係る決済代行システムを説明する模式図である。図1に示すように、実施形態に係る決済代行システム1は、ユーザ装置10と、実店舗Sに設置された実店舗装置20と、実店舗Sに設置され、ユーザ装置10及び実店舗装置20との間で通信を行う仲介装置30と、ネットワークNW上に設置され、ネットワークNWを介した仲介装置30からの要求に応じて、ユーザ装置10に代わって実店舗装置20に対する決済処理を行う決済代行装置40と、を備えた決済代行システムである。実施形態に係る決済代行システム1によれば、決済代行装置40がユーザ装置10の実店舗装置20に対する決済を代行するため、ユーザと実店舗の双方が同一のプロトコルで動作するハードウェア装置やソフトウェアを備えていない場合であっても、電子的な決済手段を利用することが可能となる。以下、詳細に説明する。
【0013】
(ユーザ装置10)
ユーザ装置10は実店舗Sにてユーザに用いられる装置である。ユーザ装置10としては、例えば、携帯電話やスマートフォンなどのユーザに携帯される装置が用いられる。
【0014】
(実店舗装置20)
実店舗装置20は実店舗Sに設置される装置である。実店舗Sには、例えば、コンビニエンスストア、レストラン、駅の改札階、または駅のホーム階などにおける所定の空間のほか、自動販売機や携帯型決済装置などが設置された屋外における所定の空間が含まれる。実店舗装置20としては、例えば、既存の電子的な決済手段(例:電子マネー、クレジットカード)で利用される装置が用いられる。
【0015】
(仲介装置30)
仲介装置30は、実店舗Sに設置され、ユーザ装置10及び実店舗装置20との間で通信を行う。仲介装置30とユーザ装置10との間における通信方式や仲介装置30と実店舗装置20との間における通信方式は、特に限定されない。例えば、仲介装置30は、ユーザ装置10との間では近距離無線通信により通信を行い、実店舗装置20との間では近距離無線通信や有線通信などで通信を行う。仲介装置30とユーザ装置10との間における通信方式と仲介装置30と実店舗装置20との間における通信方式とは同じであってもよいが、本実施形態は、両通信方式が異なっている場合に特に好ましく適用することができる。なお、近距離無線通信とは、例えば、NFC(Near field communication)や赤外線通信などをいう。
【0016】
仲介装置30は、ユーザ装置10と実店舗装置20とが同じプロコトルで動作するハードウェア装置やソフトウェアを備えている場合、両者間で決済処理が直接行なわれるように(すなわち、仲介装置30が存在しないかのように)、ユーザ装置10や実店舗装置20から受信したデータをバイパスし、決済代行装置40に送信することなく、直接、ユーザ装置10や実店舗装置20に送信する。
【0017】
仲介装置30は、例えば、カードサイズ程度の薄い平板状であることが好ましい。このようにすれば、仲介装置30を実店舗装置20の上面に載置して利用することが可能となるため、仲介装置30を簡単に利用することができるようになる。なお、この場合、仲介装置30は、例えば、ユーザ装置10及び実店舗装置20の双方と近距離無線通信で通信する。
【0018】
仲介装置30は、1つの装置で構成されている必要はなく、例えば、ワイヤーで相互に接続された複数の装置から構成されてもよい。このようにすれば、例えば、仲介装置30の本体部を実店舗装置20(例:スーパーのレジ)が設置されている作業台の下などのユーザには見えないところに配置しておき、本体部にワイヤーで接続されたインタフェース部だけを当該作業台の上などのユーザに見えるところに配置して仲介装置30を利用することが可能となり、仲介装置30を簡単に利用することができるようになる。
【0019】
仲介装置30は、例えば切替装置を介して、複数台の実店舗装置20(例:スーパーのレジ)に接続されてもよいい。このようにすれば、1台の仲介装置30を設置するだけで、複数のユーザがほぼ同時に本実施形態に係る決済代行システム1を利用することが可能となる。
【0020】
(決済代行装置40)
決済代行装置40は、ネットワークNW上に設置され、ネットワークNWを介した仲介装置30からの要求に応じて、ユーザ装置10に代わって実店舗装置20に対する決済処理を行う。決済代行装置40としては、例えば、サーバコンピュータなどが用いられる。
【0021】
(ネットワークNW)
ネットワークNWとしては、例えば、WAN(例:インターネット)やLANなどを用いることができる。
【0022】
[実施形態に係る決済代行システムの動作例]
図2は、実施形態に係る決済代行システムの動作例を説明するシーケンス図である。以下、図2を参照しつつ、実施形態に係る決済代行システム1の動作例を説明する。
【0023】
なお、以下の動作例において、ユーザ装置10は第2電子マネーEM2のプロトコルで動作するICカード及びこれを読み書きするハードウェア装置やソフトウェアを備えているものとし、ユーザ装置10のICカードには1,000円分のバリューがチャージされているものとする。また、実店舗装置20は、第1電子マネーEM1のプロトコルで動作するものとする。また、決済代行装置40は、第1電子マネーEM1のプロトコルで動作するICカード及びこれを読み書きするハードウェア装置やソフトウェアと、第2電子マネーEM2のプロトコルで動作するICカード及びこれを読み書きするハードウェア装置やソフトウェアと、を備えているものとし、これらのICカードには、10,000円分のバリューがそれぞれチャージされているものとする。また、第1電子マネーEM1のプロトコルと第2電子マネーEM2のプロトコルとの間には互換性がなく、両者間で直接的に決済を行うことはできないものとする。ICカードとしては、例えば、既存の電子的な決済手段で用いられているICカード(例:Suica(登録商標)やEdy(登録商標)で用いられているICカード)を用いることができる。
【0024】
(ステップS101)
ユーザが実店舗Sにて500円分の買い物をしたとすると、図2に示すように、まず、実店舗装置20が、第1電子マネーEM1のプロトコルに従った500円分のバリューの支払要求を仲介装置30に対して送信する。
【0025】
(ステップS102)
次に、仲介装置30が、実店舗装置20から受信した第1電子マネーEM1のプロトコルに従う500円分のバリューの支払要求を決済代行装置40に送信し、決済代行装置40が当該支払要求を受信する。
【0026】
(ステップS103)
次に、決済代行装置40が、仲介装置30に対して、ユーザ装置10にて処理することができる決済手段の種類を確認する要求を送信する。
【0027】
(ステップS104)
次に、仲介装置30が、ユーザ装置10に対して、決済代行装置40から受信した決済手段の種類を確認する要求を送信する。
【0028】
(ステップS105)
次に、ユーザ装置10が、仲介装置30に対して、ユーザ装置10が有している決済手段の種類を示す情報を送信する。ここでは、第2電子マネーEM2を示す情報が送信されるものとする。
【0029】
(ステップS106)
次に、仲介装置30が、決済代行装置40に対して、ユーザ装置10から受信した第2電子マネーEM2を示す情報を送信し、決済代行装置40が当該情報を受信する。
【0030】
(ステップS107)
次に、決済代行装置40が、仲介装置30に対して、第2電子マネーEM2のプロトコルに従う500円分のバリューの支払要求を送信する。
【0031】
(ステップS108)
次に、仲介装置30が、ユーザ装置10に対して、決済代行装置40から受信した第2電子マネーEM2のプロトコルに従う500円分のバリューの支払要求を送信する。
【0032】
(ステップS109)
次に、ユーザ装置10が、仲介装置30に対して、第2電子マネーEM2のプロトコルに従い500円分のバリューを送信する。これにより、ユーザ装置10のICカードに記憶されているバリューが、第2電子マネーEM2のプロトコルに従い1,000円から500円に書き換えられる。
【0033】
(ステップS110)
次に、仲介装置30が、決済代行装置40に対して、ユーザ装置10から受信した第2電子マネーEM2のプロトコルに従う500円分のバリューを送信し、決済代行装置40がこれを受信する。これにより、決済代行装置40において、第2電子マネーEM2のプロトコルに従い動作するICカード上のバリューが、第2電子マネーEM2のプロトコルに従い10,000円から10,500円に書き換えられる。
【0034】
(ステップS111)
次に、決済代行装置40が、仲介装置30に対して、第1電子マネーEM1のプロトコルに従い、500円分のバリューを送信する。これにより、決済代行装置40において、第1電子マネーEM1のプロトコルに従い動作するICカード上のバリューが、第1電子マネーEM1のプロトコルに従い10,000円から9,500円に書き換えられる。
【0035】
(ステップS112)
次に、仲介装置30が、実店舗装置20に対して、決済代行装置40から受信した第1電子マネーEM1のプロトコルに従う500円分のバリューを送信し、実店舗装置20がこれを受信する。これにより、実店舗Sは、ユーザによる500円分の買い物に対する対価を得る。
【0036】
以上説明したように、実施形態に係る決済代行システム1によれば、決済代行装置40がユーザ装置10の実店舗装置20に対する決済を代行する。したがって、ユーザと実店舗の双方が同一のプロトコルで動作するハードウェア装置やソフトウェアを備えていない場合であっても、電子的な決済手段を利用することが可能となる。したがって、ユーザ及び実店舗は、ユーザ装置や実店舗装置を買い替えることなく、現在使用中のユーザ装置や実店舗装置を用いて、今までは互換性がないため利用することができなかった様々な電子的な決済手段を様々な場面で利用できるようになる。
【0037】
なお、上記の説明では、決済代行装置40が、買い物の代金である500円分のバリューをユーザ装置10から受けるものとしたが、決済代行装置40は、買い物の代金である500円分のバリューに決済代行の手数料をプラスして、ユーザ装置10から500円分のバリューを超える支払いを受けてもよい。
【0038】
また、上記の説明では、決済代行装置40が、第1電子マネーEM1のプロトコルに従い動作するICカードと第2電子マネーEM2のプロトコルに従い動作するICカードを備えているものとしたが、これらのICカードは、ネットワークNW上に設置された決済代行装置40以外の装置が備えていてもよい。この場合、決済代行装置40は、ネットワークNWを介して当該装置との間で通信を行うことにより、当該装置の各ICカードに記憶されているバリューを読み書きする。
【0039】
また、上記の説明では、ユーザ装置10と決済代行装置40が、ICカード及びこれを読み書きするハードウェア装置やソフトウェアを備えているものとしたが、ユーザ装置10と決済代行装置40は、これらをエミュレートするソフトウェアを備えていてもよい。この場合、バリューは、第1電子マネーEM1のプロトコルと第2電子マネーEM2のプロトコルに従い、ユーザ装置10それ自体の記憶領域や決済代行装置40それ自体の記憶領域に記憶される。
【0040】
また、上記の説明では、ユーザのICカードがユーザ装置10それ自体に備わっているものとしたが、ユーザのICカードは、ネットワークNW上に設けられていてもよい。この場合、決済代行装置40は、仲介装置30を介してユーザ装置10と通信を行いつつ、ユーザ装置10の所有であると識別されるネットワークNW上のICカードを読み書きすることにより決済を代行する。
【0041】
また、上記の説明では、ユーザ装置10が電子マネーで決済を行うものとしたが、電子的な決済手段(プロトコル)は電子マネーには限られない。例えば、ユーザ装置10はクレジットカードで決済を行うこともでき、この場合、決済代行装置40は、ネットワークNW上に設置された決済代行装置40以外の装置であって、クレジットカードのプロトコルで動作する装置と通信して、決済処理を代行する。また、ユーザ装置10は、銀行口座からの直接の引き落しにより決済を行うこともできる。この場合、決済代行装置40は、当該引き落しのプロトコルで動作する装置と通信して、ユーザの銀行口座から相当の代金を即時に引き落とす。いずれの場合においても、決済代行装置40は、ネットワークNWを介した仲介装置30からの要求に応じて動作する。
【0042】
なお、バリューは電子的なデータにより構成される。バリューの対象は、通貨それ自体に限られず、通貨に両替できるものであってもよい。例えば、1,000円や1,000円分のドルなどの通貨それ自体のほか、通貨に両替できる1,000円分のポイントや1,000円分の仮想通貨などもバリューの対象となる。
【0043】
以上、実施形態について説明したが、これらの説明は一例に関するものであり、請求の範囲に記載された構成は、これらの説明によって何ら限定されるものではない。
【符号の説明】
【0044】
1 決済代行システム
10 ユーザ装置
20 実店舗装置
30 仲介装置
40 決済代行装置
S 実店舗
NW ネットワーク
図1
図2