特許第6259158号(P6259158)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6259158スマートデバイス検出方法、装置、プログラム及び記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6259158
(24)【登録日】2017年12月15日
(45)【発行日】2018年1月10日
(54)【発明の名称】スマートデバイス検出方法、装置、プログラム及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20171227BHJP
【FI】
   G06F13/00 351N
   G06F13/00 358A
【請求項の数】16
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2017-501459(P2017-501459)
(86)(22)【出願日】2015年10月28日
(65)【公表番号】特表2017-516243(P2017-516243A)
(43)【公表日】2017年6月15日
(86)【国際出願番号】CN2015093055
(87)【国際公開番号】WO2016134600
(87)【国際公開日】20160901
【審査請求日】2015年12月28日
(31)【優先権主張番号】201510088938.8
(32)【優先日】2015年2月26日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513224180
【氏名又は名称】小米科技有限責任公司
【氏名又は名称原語表記】Xiaomi Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 彦路
(72)【発明者】
【氏名】孟 ▲徳▼国
(72)【発明者】
【氏名】侯 恩星
【審査官】 安藤 一道
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−109790(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に適用されるスマートデバイス検出方法であって、
前記スマートデバイスとポイント・ツー・ポイント接続を確立するステップと、
ユーザが指定した操作に基づいて、スマートデバイスに検出コマンドを送信することで、前記スマートデバイスが前記検出コマンドに基づいてネットワーク接続を試すようにするステップと、
スマートデバイスから返されるネットワーク接続結果情報を受信するステップと、
前記ネットワーク接続結果情報を表示するステップとを含むことを特徴とするスマートデバイス検出方法。
【請求項2】
前記スマートデバイスとポイント・ツー・ポイント接続を確立するステップは、
有線、Wi−Fi又はブルートゥース伝送方法を通じて前記スマートデバイスとポイント・ツー・ポイント接続を確立するステップを含むことを特徴とする請求項に記載のスマートデバイス検出方法。
【請求項3】
前記ネットワーク接続結果情報は、接続成功情報及び接続失敗情報を含み、
前記接続失敗情報は接続失敗原因情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のスマートデバイス検出方法。
【請求項4】
スマートデバイスに適用されるスマートデバイス検出方法であって、
端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立するステップと、
前記端末からユーザが指定した操作に基づいて送信される検出コマンドを受信するステップと、
前記検出コマンドに基づいてネットワーク接続を試すステップと、
ネットワーク接続結果情報を端末に返すことで、端末に前記ネットワーク接続結果情報を表示させるステップとを含むことを特徴とするスマートデバイス検出方法。
【請求項5】
前記端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立するステップは、
ユーザから入力される故障診断操作情報を受信するステップと、
スマートデバイスがインターネットにアクセスしている場合、インターネットとの接続を切断し、端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立するステップと、
スマートデバイスがインターネットにアクセスしていない場合、端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立するステップとを含むことを特徴とする請求項に記載のスマートデバイス検出方法。
【請求項6】
前記ネットワーク接続結果情報は、接続成功情報及び接続失敗情報を含み、
前記接続失敗情報は接続失敗原因情報を含むことを特徴とする請求項に記載のスマートデバイス検出方法。
【請求項7】
端末に適用されるスマートデバイス検出装置であって、
前記スマートデバイスとポイント・ツー・ポイント接続を確立する第1接続ユニットと、
ユーザが指定した操作に基づいて、スマートデバイスに検出コマンドを送信することで、前記スマートデバイスが前記検出コマンドに基づいてネットワーク接続を試すようにするコマンド送信ユニットと、
スマートデバイスから返されるネットワーク接続結果情報を受信する結果受信ユニットと、
前記ネットワーク接続結果情報を表示する結果表示ユニットとを備えることを特徴とするスマートデバイス検出装置。
【請求項8】
前記第1接続ユニットは、
有線、Wi−Fi又はブルートゥース伝送方法を通じて前記スマートデバイスとポイント・ツー・ポイント接続を確立する第1接続サブユニットを有することを特徴とする請求項に記載のスマートデバイス検出装置。
【請求項9】
前記ネットワーク接続結果情報は、接続成功情報及び接続失敗情報を含み、
前記接続失敗情報は接続失敗原因情報を含むことを特徴とする請求項に記載のスマートデバイス検出装置。
【請求項10】
スマートデバイスに適用されるスマートデバイス検出装置であって、
端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立する第2接続ユニットと、
前記端末からユーザが指定した操作に基づいて送信される検出コマンドを受信するコマンド受信ユニットと、
前記検出コマンドに基づいてネットワーク接続を試すネットワーク接続ユニットと、
ネットワーク接続結果情報を端末に返すことで、端末に前記ネットワーク接続結果情報を表示させる結果返しユニットとを備えることを特徴とするスマートデバイス検出装置。
【請求項11】
前記第2接続ユニットは、
ユーザから入力される故障診断操作情報を受信する操作受信サブユニットと、
スマートデバイスがインターネットにアクセスしている場合、インターネットとの接続を切断し、端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立する第2接続サブユニットと、
スマートデバイスがインターネットにアクセスしていない場合、端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立する第3接続サブユニットとを有することを特徴とする請求項10に記載のスマートデバイス検出装置。
【請求項12】
前記ネットワーク接続結果情報は、接続成功情報及び接続失敗情報を含み、
前記接続失敗情報は、接続失敗原因情報を含むことを特徴とする請求項10に記載のスマートデバイス検出装置。
【請求項13】
プロセッサと、
プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するためのメモリとを備え、
前記プロセッサは、
前記スマートデバイスとポイント・ツー・ポイント接続を確立し、
ユーザが指定した操作に基づいて、スマートデバイスに検出コマンドを送信することで、前記スマートデバイスが前記検出コマンドに基づいてネットワーク接続を行うようにし、
スマートデバイスから返されるネットワーク接続結果情報を受信し、
前記ネットワーク接続結果情報を表示するように構成されることを特徴とするスマートデバイス検出装置。
【請求項14】
プロセッサと、
プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するためのメモリとを備え、
前記プロセッサは、
端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立し、
前記端末からユーザが指定した操作に基づいて送信される検出コマンドを受信し、
前記検出コマンドに基づいてネットワーク接続を行い、
ネットワーク接続結果情報を端末に返すことで、端末に前記ネットワーク接続結果情報を表示させるように構成されることを特徴とするスマートデバイス検出装置
【請求項15】
プロセッサに実行されることにより、請求項1から請求項のいずれかに記載のスマートデバイス検出方法を実現する記録媒体に記録されたプログラム。
【請求項16】
請求項15に記載のプログラムが記録された記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は出願番号が201510088938.8であって、出願日が2015年2月26日である中国特許出願に基づき、優先権を主張し、当該中国特許出願の全ての内容を本願に援用する。
【0002】
本発明は通信技術分野に関し、特にスマートデバイス検出方法装置、プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
インターネット技術の発展に伴い、スマートデバイスは高速発展の段階に入った。スマートデバイスとは、例えばスマートライト、スマートプラグ、スマートカムのような、インターネットにアクセスできる各種電子デバイスのことを指す。ユーザはインターネットを介してスマートデバイスを制御することができる。例えばスマートデバイスのオンとオフを制御するとか、スマートデバイスにおける情報を調べるなどがある。しかしながら、一旦スマートデバイスがインターネットにアクセスできなくなると、ユーザはスマートデバイスを制御できなくなり、同時に、スマートデバイスも故障情報をサーバに送信できず、さらにはユーザに通知できなくなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
関連技術に存在する問題を解決するために、本発明はスマートデバイス検出方法装置、プログラム及び記録媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例の第1の態様によれば、端末に適用されるスマートデバイス検出方法を提供し、
スマートデバイスに検出コマンドを送信することで、前記スマートデバイスが前記検出コマンドに基づいてネットワーク接続を試すようにするステップと、
スマートデバイスから返されるネットワーク接続結果情報を受信するステップと、
前記ネットワーク接続結果情報を表示するステップとを含む。
【0006】
好ましくは、更に、スマートデバイスに検出コマンドを送信する前に、前記スマートデバイスとポイント・ツー・ポイント接続を確立するステップを含む。
【0007】
好ましくは、前記スマートデバイスとポイント・ツー・ポイント接続を確立するステップは、
有線、Wi−Fi又はブルートゥース伝送方法を通じて前記スマートデバイスとポイント・ツー・ポイント接続を確立するステップを含む。
【0008】
好ましくは、前記ネットワーク接続結果情報は、接続成功情報及び接続失敗情報を含み、
前記接続失敗情報は接続失敗原因情報を含む。
【0009】
本発明の実施例の第2の態様によれば、スマートデバイスに適用されるスマートデバイス検出方法を提供し、
端末から送信される検出コマンドを受信するステップと、
前記検出コマンドに基づいてネットワーク接続を試すステップと、
ネットワーク接続結果情報を端末に返すことで、端末に前記ネットワーク接続結果情報を表示させるステップとを含む。
【0010】
好ましくは、更に、端末から送信される検出コマンドを受信する前に、前記端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立するステップ含む。
【0011】
好ましくは、前記端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立するステップは、
ユーザから入力される故障診断操作情報を受信するステップと、
スマートデバイスがインターネットにアクセスしている場合、インターネットとの接続を切断し、端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立するステップと、
スマートデバイスがインターネットにアクセスしていない場合、端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立するステップとを含む。
【0012】
好ましくは、前記ネットワーク接続結果情報は、接続成功情報及び接続失敗情報を含み、
前記接続失敗情報は接続失敗原因情報を含む。
【0013】
本発明の実施例の第3の態様によれば、端末に適用されるスマートデバイス検出装置を提供し、
スマートデバイスに検出コマンドを送信することで、前記スマートデバイスが前記検出コマンドに基づいてネットワーク接続を試すようにするコマンド送信ユニットと、
スマートデバイスから返されるネットワーク接続結果情報を受信する結果受信ユニットと、
前記ネットワーク接続結果情報を表示する結果表示ユニットとを備える。
【0014】
好ましくは、更に、スマートデバイスに検出コマンドを送信する前に、前記スマートデバイスとポイント・ツー・ポイント接続を確立する第1接続ユニットを備える。
【0015】
好ましくは、前記第1接続ユニットは、
有線、Wi−Fi又はブルートゥース伝送方法を通じて前記スマートデバイスとポイント・ツー・ポイント接続を確立する第1接続サブユニットを有する。
【0016】
好ましくは、前記ネットワーク接続結果情報は、接続成功情報及び接続失敗情報を含み、
前記接続失敗情報は接続失敗原因情報を含む。
【0017】
本発明の実施例の第4の態様によれば、スマートデバイスに適用されるスマートデバイス検出装置を提供し、
端末から送信される検出コマンドを受信するコマンド受信ユニットと、
前記検出コマンドに基づいてネットワーク接続を試すネットワーク接続ユニットと、
ネットワーク接続結果情報を端末に返すことで、端末に前記ネットワーク接続結果情報を表示させる結果返しユニットとを備える。
【0018】
好ましくは、更に、端末から送信される検出コマンドを受信する前に、前記端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立する第2接続ユニットを備える。
【0019】
好ましくは、前記第2接続ユニットは、
ユーザから入力される故障診断操作情報を受信する操作受信サブユニットと、
スマートデバイスがインターネットにアクセスしている場合、インターネットとの接続を切断し、端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立する第2接続サブユニットと、
スマートデバイスがインターネットにアクセスしていない場合、端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立する第3接続サブユニットとを有する。
【0020】
好ましくは、前記ネットワーク接続結果情報は、接続成功情報及び接続失敗情報を含み、
前記接続失敗情報は、接続失敗原因情報を含む。
【0021】
本発明の実施例の第5の態様によれば、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するためのメモリとを備え、
前記プロセッサは、
スマートデバイスに検出コマンドを送信することで、前記スマートデバイスが前記検出コマンドに基づいてネットワーク接続を行うようにし、
スマートデバイスから返されるネットワーク接続結果情報を受信し、
前記ネットワーク接続結果情報を表示するように構成されるスマートデバイス検出装置を提供する。
【0022】
本発明の実施例の第6の態様によれば、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するためのメモリとを備え、
前記プロセッサは、
端末から送信される検出コマンドを受信し、
前記検出コマンドに基づいてネットワーク接続を行い、
ネットワーク接続結果情報を端末に返すことで、端末に前記ネットワーク接続結果情報を表示させるように構成されるスマートデバイス検出装置を提供する。
【0023】
本発明の実施例の第7の態様によれば、プロセッサに実行されることにより、前記スマートデバイス検出方法を実現する記録媒体に記録されたプログラムを提供する。
【0024】
本発明の実施例の第8の態様によれば、前記プログラムが記録された記録媒体を提供する。
【発明の効果】
【0025】
本発明の実施例が提供する技術方案は下記のような有益な効果を含むことができる。
【0026】
本発明のスマートデバイスは、端末から送信される検出コマンドを受信した後ネットワーク接続を試すことができ、且つネットワーク接続結果情報を端末に返す。端末は前記ネットワーク接続情報をユーザに表示して、ユーザがスマートデバイスのネットワーク接接続状況を検出できるようにし、ユーザの体験を向上できる。
【0027】
本発明のスマートデバイスはインターネットにアクセスできない場合、インターネットにアクセスできない原因を端末に返すことができ、これによりユーザは前記原因に基づいて対応する処理を行うことができ、ユーザの体験を向上できる。
【0028】
また、一般的な説明及び以下の詳細な説明は単なる例示及び解釈に過ぎず、本発明を限定するものではないことを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0029】
本願の図面は明細書に取り込まれ明細書の一部を構成し、本発明に合致する実施例を示し、また、明細書と共に本発明の原理の解釈に用いられる。
図1】一つの例示的な実施例にかかるスマートデバイス検出方法のフローチャートである。
図2】一つの例示的な実施例にかかる他のスマートデバイス検出方法のフローチャートである。
図3】一つの例示的な実施例にかかる他のスマートデバイス検出方法のフローチャートである。
図4】本発明の一つの例示的な実施例にかかる家庭適用場面の模式図である。
図5】一つの例示的な実施例にかかるスマートデバイス検出装置のブロック図である。
図6】一つの例示的な実施例にかかる他のスマートデバイス検出装置のブロック図である。
図7】一つの例示的な実施例にかかる他のスマートデバイス検出装置のブロック図である。
図8】一つの例示的な実施例にかかる他のスマートデバイス検出装置のブロック図である。
図9】一つの例示的な実施例にかかる他のスマートデバイス検出装置のブロック図である。
図10】一つの例示的な実施例にかかる他のスマートデバイス検出装置のブロック図である。
図11】一つの例示的な実施例にかかるスマートデバイス検出装置に適用される構造の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
ここで例示的な実施例について詳細に説明を行うが、その例示は図面において示されている。以下の説明が図面に関する場合、特に示さない限り、異なる図面の中の同一の数字は同一又は類似の要素を表す。また、以下の例示的な実施例で説明する実施形態は、本発明と一致する全ての実施形態を代表するものではなく、これらは特許請求の範囲において詳述した、本発明の一部の態様と一致する装置及び方法の例に過ぎない。
【0031】
図1は一つの例示的な実施例にかかるスマートデバイス検出方法のフローチャートである。
【0032】
図1に示すように、前記スマートデバイス検出方法は端末に使うことができ、下記のステップを含む。
【0033】
ステップS101において、スマートデバイスに検出コマンドを送信することで、前記スマートデバイスが前記検出コマンドに基づいてネットワーク接続を試すようにする。
【0034】
本実施例において、端末は先にスマートデバイスとポイント・ツー・ポイント接続を確立して、ユーザが指定した操作に基づいて前記ポイント・ツー・ポイント接続を介して検出コマンドをスマートデバイスに送信することができ、スマートデバイスは前記検出コマンドを受信した後ネットワーク接続を試すことができる。
【0035】
ステップS102において、スマートデバイスから返したネットワーク接続結果情報を受信する。
【0036】
本実施例において、スマートデバイスはネットワーク接続結果を端末に返す。前記ネットワーク接続結果情報は、接続成功情報及び接続失敗情報を含む。ここで、前記接続失敗情報には、接続に失敗した具体的な原因の情報が含まれる。
【0037】
ステップS103において、前記ネットワーク接続結果情報を表示する。
【0038】
前記ステップS102に基づき、端末はスマートデバイスから返したネットワーク接続結果情報を受信した後、前記ネットワーク接続結果情報を表示することで、ユーザが調べられるようにする。
【0039】
上記説明から分かるように、本発明のスマートデバイスは、端末から送信される検出コマンドを受信した後ネットワーク接続を試すことができ、且つネットワーク接続結果情報を端末に返す。端末は前記ネットワーク接続情報をユーザに表示して、ユーザがスマートデバイスのネットワーク接接続状況を検出できるようにし、ユーザの体験を向上できる。
【0040】
図2は一つの例示的な実施例にかかる他のスマートデバイス検出方法のフローチャートである。
【0041】
図2に示すように、前記スマートデバイス検出方法はスマートデバイスに使うことができ、下記のステップを含む。
【0042】
ステップS201において、端末から送信される検出コマンドを受信する。
【0043】
本実施例において、スマートデバイスは先に端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立して、前記ポイント・ツー・ポイント接続を介して端末から送信される検出コマンドを受信することができる。
【0044】
ステップS202において、前記検出コマンドに基づいてネットワーク接続を試す。
【0045】
ステップS203において、ネットワーク接続結果情報を端末に返し、端末に前記ネットワーク接続結果情報が表示されるようにする。
【0046】
本実施例において、スマートデバイスが成功的にインターネットにアクセスした場合、端末への接続成功を表示するネットワーク接続結果情報を返す。スマートデバイスがインターネットにアクセスできなかった場合、端末への接続失敗を表示するネットワーク接続結果情報を返し、スマートデバイスはインターネットにアクセスできない原因情報も一緒に端末に返すことができる。
【0047】
上記説明から分かるように、本発明のスマートデバイスは、端末から送信される検出コマンドを受信した後ネットワーク接続を試すことができ、且つネットワーク接続結果情報を端末に返す。端末は前記ネットワーク接続情報をユーザに表示して、ユーザがスマートデバイスのネットワーク接接続状況を検出できるようにし、ユーザの体験を向上できる。
【0048】
図3は一つの例示的な実施例にかかる他のスマートデバイス検出方法のフローチャートである。
【0049】
図3に示すように、前記スマートデバイス検出方法は下記のステップを含むことができる。
【0050】
ステップS301において、スマートデバイスはユーザから入力される故障診断操作情報を受信する。
【0051】
本実施例において、ユーザがスマートデバイスのネットワーク接続状況を検出しようとする場合、ユーザはスマートデバイスに故障診断操作情報を入力することができ、例えば、ユーザはスマートデバイスにおける指定ボタンを通じて故障診断操作の入力を実現することができ、また例えば指定ボタンを連続して二回長押しするような所定のボタン組み合わせを通じて故障診断操作の入力を実現することもできる。本発明はこれに対し特別な限定をしない。
【0052】
ステップS302において、スマートデバイスは端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立する。
【0053】
前記ステップS301に基づき、スマートデバイスはユーザから入力される故障診断操作情報を検出した後、自身のネットワーク接続状況に基づいて下記の二つの状況に分けることができる。スマートデバイスが既にインターネットにアクセスしている場合、インターネットとの接続を切断して、端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立し、スマートデバイスがインターネットにアクセスしていない場合は、直接端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立することができる。
【0054】
ここで、スマートデバイスは有線、Wi−Fi又はブルートゥース伝送方法を通じて端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立することができる。例えば、ユーザはケーブルを通じて端末とスマートデバイスを接続でき、スマートデバイスはユーザから入力される故障診断操作情報を検出した後、前記ケーブルを介して端末と有線のポイント・ツー・ポイント接続を確立する。例えば、スマートデバイスはユーザから入力される故障診断操作を検出した後、ブルートゥース機能をオンにすることができ、ブルートゥース伝送方法でブルートゥース機能がオンになる端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立する。当然ながら、当業者は関連技術に基づいて、スマートデバイスと端末がポイント・ツー・ポイント接続を確立するように他の伝送方法を設置することもでき、本発明はこれに対し特別に限定をしない。
【0055】
ステップS303において、端末は前記ポイント・ツー・ポイント接続を介してスマートデバイスに検出コマンドを送信する。
【0056】
前記ステップS302に基づき、スマートデバイスが端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立した後、ユーザは端末を通じてスマートデバイスに検出コマンドを送信することができる。例えば、ユーザは端末にインストールされたスマートデバイスを制御できるAPP(Application、アプリケーションソフトウエア)を通じて、前記検出コマンドをスマートデバイスに送信することができる。
【0057】
本発明の一つの好ましい実施例において、スマートデバイスが端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立した後、端末はスマートデバイスと既に接続を確立したとの通知をユーザに表示でき、前記通知に基づき、ユーザは端末に検出コマンドを送信する操作を入力できる。例えば、所定のボタンをクリックしたり、又は音声入力等の方法で前記検出コマンドを送信する操作を入力する。端末は前記検出コマンドを送信する操作を検出した後、前記ポイント・ツー・ポイント接続を介してスマートデバイスに検出コマンドを送信する。
【0058】
ステップS304において、スマートデバイスは前記検出コマンドに基づいてネットワーク接続を試す。
【0059】
前記ステップS302から分かるように、スマートデバイスが現在インターネットにアクセスしていない場合、本ステップにおいて、スマートデバイスは端末から送信される検出コマンドを受信した後、前記検出コマンドに基づいてネットワーク接続を試す。
【0060】
ステップS305において、スマートデバイスはネットワーク接続結果を端末に返す。
【0061】
本実施例において、スマートデバイスはネットワーク接続を試した後、ネットワーク接続結果を端末に返す。前記ネットワーク接続結果情報は、接続成功情報及び接続失敗情報を含む。スマートデバイスが成功的にインターネットにアクセスした場合、端末への接続成功を表示するネットワーク接続結果情報を返す。スマートデバイスがインターネットにアクセスできなかった場合、端末への接続失敗を表示するネットワーク接続結果情報を返す。ここで、スマートデバイスはインターネットにアクセスできない場合、インターネットアクセスを再び試すことができ、所定の接続回数に達しても、インターネットにアクセスできない場合は、端末への接続失敗を表示するネットワーク接続結果情報を返す。同時に、スマートデバイスはさらにインターネットにアクセスできない原因情報を一緒に端末に返すことができる。前記インターネットにアクセスできない原因情報には、IPアドレス取得失敗、ルータへの接続失敗、DNS(Domain Name System)解析失敗、インターネットサーバへの接続失敗等が含まれる。
【0062】
ステップS306において、端末は前記ネットワーク接続結果情報を表示する。
【0063】
前記ステップS305に基づき、端末はスマートデバイスから返されるネットワーク接続結果情報を受信した後、前記ネットワーク接続結果情報を表示する。前記ネットワーク接続結果情報が接続失敗情報である場合、ユーザは前記ネットワーク接続結果情報に基づいて対応する処理を行うことができる。例えば、スマートデバイスがインターネットにアクセスできない原因情報がルータへの接続失敗である場合、ユーザはルータのホワイトリストの再配置を試すことができる。スマートデバイスがインターネットにアクセスできない原因情報がIPアドレス取得失敗である場合、ユーザはルータの再起動を試し、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サービスを再起動させる。
【0064】
本実施例において、スマートデバイスはインターネットにアクセスできない場合、インターネットにアクセスできない原因を端末に返すことができ、これによりユーザは前記原因に基づいて対応する処理を行うことができ、ユーザの体験を向上できる。
【0065】
上記説明から分かるように、本発明のスマートデバイスは、端末から送信される検出コマンドを受信した後ネットワーク接続を試すことができ、且つネットワーク接続結果情報を端末に返す。端末は前記ネットワーク接続情報をユーザに表示して、ユーザがスマートデバイスのネットワーク接接続状況を検出できるようにし、ユーザの体験を向上できる。
【0066】
下記において具体的な実施例に結合して本発明の具体的な実現を説明する。
【0067】
図4に示すように、図4は本発明の一つの例示的な実施例にかかる家庭適用場面の模式図である。ユーザがスマートカム41のネットワーク接続状況を検出しようとする場合、ユーザはスマートカム41の検出ボタンを長押しすることで、スマートカム41の現在のネットワーク接続を切断させて、ブルートゥース機能を起動させて、端末42とブルートゥース接続を確立する。ユーザは端末42を通じてスマートカム41に検出コマンドを送信することができ、スマートカム41はさらにネットワーク接続を試す。且つネットワーク接続結果情報を端末42に返し、端末42は前記ネットワーク接続結果情報を表示して、ユーザが調べられるようにする。
【0068】
図4に示された適用場面において、端末は前述した図1又は図3に示す方法実施例が提供した方法を採用してスマートカムに対する検出を実現することができ、スマートカムは前述した図2又は図3に示す方法実施例が提供した方法でネットワーク接続状況に対する検出を実現することができ、ここでは繰り返し説明しない。
【0069】
前述したスマートデバイス検出方法の実施例に対応して、本発明は更にスマートデバイス検出装置の実施例を提供した。
【0070】
図5は一つの例示的な実施例にかかるスマートデバイス検出装置のブロック図である。
【0071】
図5に示すように、前記スマートデバイス検出装置500は端末に使うことができ、コマンド送信ユニット501、結果受信ユニット502及び結果表示ユニット503を備える。
【0072】
ここで、前記コマンド送信ユニット501は、スマートデバイスに検出コマンドを送信することで、前記スマートデバイスが前記検出コマンドに基づいてネットワーク接続を試すようにする。
【0073】
前記結果受信ユニット502は、スマートデバイスから返されるネットワーク接続結果情報を受信する。
【0074】
前記結果表示ユニット503は、前記ネットワーク接続結果情報を表示する。
【0075】
上述した実施例において、スマートデバイスは、端末から送信される検出コマンドを受信した後ネットワーク接続を試すことができ、且つネットワーク接続結果情報を端末に返す。端末は前記ネットワーク接続情報をユーザに表示して、ユーザがスマートデバイスのネットワーク接接続状況を検出できるようにし、ユーザの体験を向上できる。
【0076】
図6は一つの例示的な実施例にかかる他のスマートデバイス検出装置のブロック図である。
【0077】
図6に示すように、該実施例は前述した図5に示された実施例を基にしており、前記スマートデバイス検出装置500は更に、第1接続ユニット504を備えることができる。
【0078】
前記第1接続ユニット504は、スマートデバイスに検出コマンドを送信する前に、前記スマートデバイスとポイント・ツー・ポイント接続を確立する。
【0079】
図7は一つの例示的な実施例にかかる他のスマートデバイス検出装置のブロック図である。
【0080】
図7に示すように、該実施例は前述した図6に示された実施例を基にしており、前記第1接続ユニット504は、第1接続サブユニット5041を有することができる。
【0081】
ここで、前記第1接続サブユニット5041は、有線、Wi−Fi又はブルートゥース伝送方法を通じて前記スマートデバイスとポイント・ツー・ポイント接続を確立する。
【0082】
好ましくは、前記ネットワーク接続結果情報は、接続成功情報及び接続失敗情報を含む。
【0083】
ここで、前記接続失敗情報は接続失敗原因情報を含む。
【0084】
図8は一つの例示的な実施例にかかるスマートデバイス検出装置のブロック図である。
【0085】
図8に示すように、前記スマートデバイス検出装置800はスマートデバイスに使うことができ、コマンド受信ユニット801、ネットワーク接続ユニット802及び結果返しユニット803を備える。
【0086】
ここで、前記コマンド受信ユニット801は、端末から送信される検出コマンドを受信する。
【0087】
前記ネットワーク接続ユニット802は、前記検出コマンドに基づいてネットワーク接続を試す。
【0088】
前記結果返しユニット803は、ネットワーク接続結果情報を端末に返して、端末に前記ネットワーク接続結果情報を表示させる。
【0089】
上述した実施例において、スマートデバイスは、端末から送信される検出コマンドを受信した後ネットワーク接続を試すことができ、且つネットワーク接続結果情報を端末に返す。端末は前記ネットワーク接続情報をユーザに表示して、ユーザがスマートデバイスのネットワーク接接続状況を検出できるようにし、ユーザの体験を向上できる。
【0090】
図9は一つの例示的な実施例にかかる他のスマートデバイス検出装置のブロック図である。
【0091】
図9に示すように、該実施例は前述した図8に示された実施例を基にしており、前記スマートデバイス検出装置800は更に、第2接続ユニット804を備えることができる。
【0092】
ここで、前記第2接続ユニット804は、端末から送信される検出コマンドを受信する前に、前記端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立する。
【0093】
図10は一つの例示的な実施例にかかる他のスマートデバイス検出装置のブロック図である。
【0094】
図10に示すように、該実施例は前述した図9に示された実施例を基にしており、前記第2接続ユニット804は更に、操作受信サブユニット8041、第2接続サブユニット8042及び第3接続サブユニット8043を有することができる。
【0095】
ここで、前記操作受信サブユニット8041は、ユーザから入力される故障診断操作情報を受信する。
【0096】
前記第2接続サブユニット8042は、スマートデバイスがインターネットにアクセスしている場合、インターネットとの接続を切断し、端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立する。
【0097】
前記第3接続サブユニット8043は、スマートデバイスがインターネットにアクセスしていない場合、端末とポイント・ツー・ポイント接続を確立する。
【0098】
好ましくは、前記ネットワーク接続結果情報は、接続成功情報及び接続失敗情報を含む。
【0099】
ここで、前記接続失敗情報は接続失敗原因情報を含む。
【0100】
上述した装置におけるそれぞれのユニットの機能、及び作用の実現過程の詳細は、上述した方法における対応するステップの実現過程を参照すればよい。ここで、繰り返し説明しない。
【0101】
装置実施例において、基本的に方法の実施例に対応するため、関連する部分は方法の実施例の一部説明を参照すればよい。以上に説明した装置実施例は例示的なものに過ぎず、分離部品として説明されるユニットは物理的に分離できるものであってもなくてもよい。ユニットとして表示される部品は物理的なユニットであってもなくてもよい。即ち、一箇所に位置することが可能で、または複数のネットワークユニットに分布されていてもよい。実際のニーズに基づいて、その中の一部または全部のモジュールを選択して本発明の技術案の目的を実現することができる。当業者は創造的な労働を経ずに、理解し実施することができる。
【0102】
上記に対応して、本発明は更にスマートデバイス検出装置を提供し、前記装置はプロセッサと、プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するためのメモリとを備え、ここで、前記プロセッサは、スマートデバイスに検出コマンドを送信することで、前記スマートデバイスが前記検出コマンドに基づいてネットワーク接続を行うようにし、スマートデバイスから返されるネットワーク接続結果情報を受信し、前記ネットワーク接続結果情報を表示するように構成される。
【0103】
上記に対応して、本発明は更にコンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体を提供し、前記記憶媒体の指令が端末のプロセッサによって実行されるとき、端末がスマートデバイス検出方法を実行できるようにする。前記方法は、スマートデバイスに検出コマンドを送信することで、前記スマートデバイスが前記検出コマンドに基づいてネットワーク接続を試すようにするステップと、スマートデバイスから返されるネットワーク接続結果情報を受信するステップと、前記ネットワーク接続結果情報を表示するステップとを含む。
【0104】
上記に対応して、本発明は更にスマートデバイス検出装置を提供し、前記装置はプロセッサと、プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するためのメモリとを備え、ここで、前記プロセッサは、端末から送信される検出コマンドを受信し、前記検出コマンドに基づいてネットワーク接続を行い、ネットワーク接続結果情報を端末に返すことで、端末に前記ネットワーク接続結果情報を表示させるように構成される。
【0105】
上記に対応して、本発明は更にコンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体を提供し、前記記憶媒体の指令がスマートデバイスのプロセッサによって実行されるとき、スマートデバイスがスマートデバイス検出方法を実行できるようにする。前記方法は、端末から送信される検出コマンドを受信するステップと、前記検出コマンドに基づいてネットワーク接続を試すステップと、ネットワーク接続結果情報を端末に返すことで、端末に前記ネットワーク接続結果情報を表示させるステップとを含む。
【0106】
図11は一つの例示的な実施例にかかるスマートデバイス検出用装置1100のブロック図である。例えば、装置1100は、携帯電話、コンピューター、デジタル放送端末、メッセージ送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療デバイス、フィットネス設備、パーソナルデジタルアシスタント等であってもよい。
【0107】
図11を参照して、装置1100は、プロセス部材1102、メモリ1104、電源部材1106、マルチメディア部材1108、オーディオ部材1100、入出力(I/O)インターフェイス1112、センサ部材1114、及び通信部材1116のような一つ以上の部材を含んでよい。
【0108】
プロセス部材1102は、一般的には装置1100の全体の操作を制御するものであり、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作と関連する操作を制御する。プロセス部材1102は、一つ以上のプロセッサ1120を含み、これらによって命令を実行することにより、上記の方法の全部、或いは一部のステップを実現するようにしてもよい。なお、プロセス部材1102は、一つ以上のモジュールを含み、これらによってプロセス部材1102と他の部材の間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。例えば、プロセス部材1102は、マルチメディアモジュールを含み、これらによってマルチメディア部材1108とプロセス部材1102の間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。
【0109】
メモリ1104は、各種類のデータを記憶することにより装置1100の操作を支援するように構成される。これらのデータの例は、装置1100において操作されるいずれのアプリケーションプログラム又は方法の命令、連絡対象データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ1104は、いずれの種類の揮発性、不揮発性記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよく、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、PROM(Programmable ROM)、ROM、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクである。
【0110】
電源部材1106は、装置1100の多様な部材に電力を供給する。電源部材1106は、電源管理システム、一つ以上の電源、及び装置1100のための電力の生成、管理及び割り当てに関連する他の部材を含んでもよい。
【0111】
マルチメディア部材1108は、前記装置1100とユーザの間に一つの出力インターフェイスを提供するスクリーンを含む。上記の実施例において、スクリーンは液晶モニター(LCD)とタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンがタッチパネルを含むことにより、スクリーンはタッチスクリーンを実現することができ、ユーザからの入力信号を受信することができる。タッチパネルは一つ以上のタッチセンサを含んでおり、タッチ、スライド、及びタッチパネル上のジェスチャを検出することができる。前記タッチセンサは、タッチ、或いはスライドの動作の境界だけでなく、前記のタッチ、或いはスライド操作に係る継続時間及び圧力も検出できる。上記の実施例において、マルチメディア部材1108は、一つのフロントカメラ、及び/又はリアカメラを含む。装置1100が、例えば撮影モード、或いはビデオモード等の操作モードにある場合、フロントカメラ、及び/又はリアカメラは外部からマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラとリアカメラのそれぞれは、一つの固定型の光レンズ系、或いは可変焦点距離と光学ズーム機能を有するものであってもよい。
【0112】
オーディオ部材1100は、オーディオ信号を入出力するように構成されてもよい。例えば、オーディオ部材1100は、一つのマイク(MIC)を含み、装置1100が、例えば呼出しモード、記録モード、及び音声認識モード等の操作モードにある場合、マイクは外部のオーディオ信号を受信することができる。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ1104に記憶されたり、通信部材1116を介して送信されたりされる。上記の実施例において、オーディオ部材1100は、オーディオ信号を出力するための一つのスピーカーをさらに含む。
【0113】
I/Oインターフェイス1112は、プロセス部材1102と周辺インターフェイスモジュールの間にインターフェイスを提供するものであり、上記周辺インターフェイスモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームページボタン、ボリュームボタン、起動ボタン、ロッキングボタンを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0114】
センサ部材1114は、装置1100に各方面の状態に対する評価を提供するための一つ以上のセンサを含む。例えば、センサ部材1114は、装置1100のON/OFF状態、装置1100のディスプレイと小さなキーパッドのような部材の相対的な位置決めを検出できる。また、例えば、センサ部材1114は、装置1100、或いは装置1100の一つの部材の位置変更、ユーザと装置1100とが接触しているか否か、装置1100の方位、又は加速/減速、装置1100の温度の変化を検出できる。センサ部材1114は、何れの物理的接触がない状態にて付近の物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサ部材1114は、撮影アプリケーションに適用するため、CMOS、又はCCDイメージセンサのような光センサを含んでもよい。上記の実施例において、当該センサ部材1114は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、及び温度センサをさらに含んでもよい。
【0115】
通信部材1116は、装置1100と他の機器の間に有線、又は無線形態の通信を提供する。装置1100は、例えばWiFi(登録商標)、2G、3G、或いはこれらの組み合わせのような、通信規格に基づいた無線ネットワークに接続されてもよい。一つの例示的な実施例において、通信部材1116は、放送チャンネルを介して外部の放送管理システムからの放送信号、又は放送に関連する情報を受信する。一つの例示的な実施例において、前記通信部材1116は、近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含むことにより、近距離通信を推進するようにする。例えば、NFCモジュールは、RFID(Radio Frequency Identification)技術、IrDA(Infrared Data Association)技術、UWB(Ultra WideBand)技術、BT(Bluetooth(登録商標))技術、他の技術に基づいて実現できる。
【0116】
例示的な実施例において、装置1100は、一つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、DSPD(Digital Signal Processing Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されるものであり、上記方法を実行する。
【0117】
例示的な実施例において、さらに、命令を含むコンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体、例えば命令を含むメモリ1104を提供しており、装置1100のプロセッサ1120により上記命令を実行して上記方法を実現する。例えば、前記コンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶デバイス等である。
【0118】
当業者は明細書を検討し、ここで開示した発明を実践した後、本発明のその他の実施方案を容易に思いつくことができる。本願は本発明の全ての変更、用途又は適応性の変化を含む。これらの変更、用途又は適応性の変化は本発明の一般的な原理に従っており、本発明に未開示の本技術分野における周知技術又は慣用技術手段を含む。明細書及び実施例は例示的なものに過ぎず、本発明の真の範囲及び主旨は以下の特許請求の範囲によって示される。
【0119】
本発明は、上記で説明した、また図面において示した寸分違わぬ構成に限定されず、その範囲を逸脱しない前提のもとで種々の変更及び修正を行うことができることを理解すべきである。本発明の範囲は付された特許請求の範囲によってのみ限定される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11