(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記関連するテキストは、ログ情報、インスタントメッセージソフトウェアのチャット記録及びメール情報のうちの一つ又は複数を含むことを特徴とする請求項4に記載のスマートホームデバイスの制御方法。
前記個人情報に基づいてスマートホームデバイスが作業を行う作業原料の情報を決定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のスマートホームデバイスの制御方法。
前記関連するテキストは、ログ情報、インスタントメッセージソフトウェアのチャット記録及びメール情報のうちの一つ又は複数を含むことを特徴とする請求項17に記載のスマートホームデバイスの制御装置。
前記個人情報に基づいてスマートホームデバイスが作業を行う作業原料の情報を決定するための原料決定ユニットをさらに備えることを特徴とする請求項14に記載のスマートホームデバイスの制御装置。
【発明の概要】
【0003】
本発明は、従来技術に存在する上記のような問題を解決するためになされたものであり、スマートホームデバイスの制御方法
、装置
、プログラム及び記録媒体を提供する。
【0004】
本発明の実施例に係る第1様態によれば、
参加者の個人情報を取得するステップと、
前記個人情報に基づいてスマートホームデバイスの動作モードを決定して、前記スマートホームデバイスが前記動作モードで作業を完成するようにするステップと
を含むスマートホームデバイスの制御方法を提供する。
【0005】
前記個人情報は、身元情報と業務嗜好情報を含み、
前記参加者の個人情報を取得するステップは、
ルータから現在ネットワークに接続されているデバイスリストを取得するステップと、
前記デバイスリストに基づいて参加者の身元情報を決定するステップと、
前記参加者の身元情報に基づいて前記参加者の業務嗜好情報を取得するステップと
を含んでもよい。
【0006】
前記個人情報は、身元情報と業務嗜好情報を含み、
前記参加者の個人情報を取得するステップは、
バインディングされているデバイスの位置情報を取得するステップと、
前記位置情報に基づいて参加者の身元情報を決定するステップと、
前記身元情報に基づいて前記参加者の業務嗜好情報を取得するステップと
を含んでもよい。
【0007】
前記参加者の個人情報を取得するステップは、
関連するテキストを分析して、参加者の個人情報を取得するステップを含んでもよい。
【0008】
前記関連するテキストは、ログ情報、インスタントメッセージソフトウェアのチャット記録及びメール情報のうちの一つ又は複数を含んでもよい。
【0009】
前記個人情報に基づいてスマートホームデバイスの動作モードを決定して、前記スマートホームデバイスが前記動作モードで作業を完成するようにするステップは、
当該デバイスがスマートホームデバイスを制御する制御デバイスである場合、前記動作モードを前記スマートホームデバイスに送信して、前記スマートホームデバイスが前記動作モードで作業を完成するようにするステップを含んでもよく、
当該デバイスが前記スマートホームデバイスである場合、前記動作モードで作業を完成するステップを含んでもよい。
【0010】
前記個人情報に基づいてスマートホームデバイスが作業を行う作業原料の情報を決定するステップをさらに含んでもよい。
【0011】
当該デバイスが前記スマートホームデバイスである場合、前記作業原料の情報に基づいて作業原料を自動的に添加し、前記動作モードで作業を完成するステップをさらに含んでもよく、
当該デバイスがスマートホームデバイスを制御する制御デバイスである場合、前記作業原料の情報を前記スマートホームデバイスに送信して、前記スマートホームデバイスが前記作業原料の情報に基づいて作業原料を自動的に添加し、前記動作モードで作業を完成するようにするステップをさらに含んでもよい。
【0012】
目標作業の完成時間を決定するステップと、
前記目標作業の完成時間に基づいて開始時間を算出するステップと
をさらに含んでもよい。
【0013】
当該デバイスが前記スマートホームデバイスである場合、前記開始時間に達した時に作業を開始するステップを含んでもよく、
当該デバイスがスマートホームデバイスを制御する制御デバイスである場合、前記開始時間を前記スマートホームデバイスに送信して、前記スマートホームデバイスが前記開始時間に達した時に作業を開始するようにするステップをさらに含んでもよい。
【0014】
前記目標作業の完成時間を決定するステップは、
参加者の位置情報に基づいて前記目標作業の完成時間を決定するステップを含んでもよい。
【0015】
前記目標作業の完成時間を決定するステップは、
参加者の位置情報と業務嗜好情報に基づいて前記目標作業の完成時間を決定するステップを含んでもよい。
【0016】
前記参加者は、食事をする人であり、
前記スマートホームデバイスは、スマート炊飯器であり、
前記動作モードは、一つ又は複数の調理パラメータの情報を含む調理モードであってもよい。
【0017】
本発明の実施例に係る第2様態によれば、
参加者の個人情報を取得するための情報取得ユニットと、
前記個人情報に基づいてスマートホームデバイスの動作モードを決定して、前記スマートホームデバイスが前記動作モードで作業を完成するようにするためのモード決定ユニットと
を備える。
【0018】
前記個人情報は、身元情報と業務嗜好情報を含み、
前記情報取得ユニットは、
ルータから現在ネットワークに接続されているデバイスリストを取得するための第1取得サブユニットと、
前記デバイスリストに基づいて参加者の身元情報を決定するための第1決定サブユニットと、
前記参加者の身元情報に基づいて前記参加者の業務嗜好情報を取得するための第2取得サブユニットと
を備えてもよい。
【0019】
前記個人情報は、身元情報と業務嗜好情報を含み、
前記情報取得ユニットは、
バインディングされているデバイスの位置情報を取得するための第3取得サブユニットと、
前記位置情報に基づいて参加者の身元情報を決定するための第2決定サブユニットと、
前記身元情報に基づいて前記参加者の業務嗜好情報を取得するための第4取得サブユニットと
を備えてもよい。
【0020】
前記情報取得ユニットは、
関連するテキストを分析して、参加者の個人情報を取得するための分析取得サブユニットを備えてもよい。
【0021】
前記関連するテキストは、ログ情報、インスタントメッセージソフトウェアのチャット記録及びメール情報のうちの一つ又は複数を含んでもよい。
【0022】
前記モード決定ユニットは、
当該デバイスがスマートホームデバイスを制御する制御デバイスである場合、前記動作モードを前記スマートホームデバイスに送信して、前記スマートホームデバイスが前記動作モードで作業を完成するようにするためのモード送信サブユニットと、
当該デバイスが前記スマートホームデバイスである場合、前記動作モードで作業を完成するための作業完成サブユニットと
を備えてもよい。
【0023】
前記個人情報に基づいてスマートホームデバイスが作業を行う作業原料の情報を決定するための原料決定ユニットをさらに備えてもよい。
【0024】
当該デバイスが前記スマートホームデバイスである場合、前記作業原料の情報に基づいて作業原料を自動的に添加し、前記動作モードで作業を完成するための第1添加ユニットと、
当該デバイスがスマートホームデバイスを制御する制御デバイスである場合、前記作業原料の情報を前記スマートホームデバイスに送信して、前記スマートホームデバイスが前記作業原料の情報に基づいて作業原料を自動的に添加し、前記動作モードで作業を完成するようにするための第2添加ユニットと
をさらに備えてもよい。
【0025】
目標作業の完成時間を決定するための時間決定ユニットと、
前記目標作業の完成時間に基づいて開始時間を算出するための時間算出ユニットと
をさらに備えてもよい。
【0026】
当該デバイスが前記スマートホームデバイスである場合、前記開始時間に達した時に作業を開始するための第1作業ユニットと、
当該デバイスがスマートホームデバイスを制御する制御デバイスである場合、前記開始時間を前記スマートホームデバイスに送信して、前記スマートホームデバイスが前記開始時間に達した時に作業を開始するようにするための第2作業ユニットと
をさらに備えてもよい。
【0027】
前記時間決定ユニットは、
参加者の位置情報に基づいて前記目標作業の完成時間を決定するための第3決定サブユニットを備えてもよい。
【0028】
前記時間決定ユニットは、
参加者の位置情報と業務嗜好情報に基づいて前記目標作業の完成時間を決定するための第4決定サブユニットを備えてもよい。
【0029】
前記参加者は、食事をする人であり、
前記スマートホームデバイスは、スマート炊飯器であり、
前記動作モードは、一つ又は複数の調理パラメータの情報を含む調理モードであってもよい。
【0030】
本発明の実施例に係る第3様態によれば、
プロセッサと、
前記プロセッサにより実行可能なインストラクションを記憶するためのメモリと、
を備え、
前記プロセッサは、
参加者の個人情報を取得し、
前記個人情報に基づいてスマートホームデバイスの動作モードを決定して、前記スマートホームデバイスが前記動作モードで作業を完成する
ように構成されるスマートホームデバイスの制御装置を提供する。
【0031】
本発明の実施例に係る第4態様によれば、
プロセッサに実行されることにより、第1態様による前記スマートホームデバイスの制御方法を実現するプログラムを提供する。
【0032】
本発明の実施例に係る第5態様によれば、
第4態様による前記プログラムが記録されている記録媒体を提供する。
【0033】
本発明の実施例により提供された技術案によれば、以下のような有益な効果が得られる。即ち、本発明によれば、参加者の個人情報を取得し、前記個人情報に基づいてスマートホームデバイスの動作モードを決定して、前記スマートホームデバイスが前記動作モードで作業を完成するようにすることができる。本発明において、スマートホームデバイスは、参加者の個人情報に基づいて異なる動作モードで作業を完成することができ、それにより知能化の操作を実現し、ユーザのニーズを満足し、ユーザの使用体験を向上させる。
【0034】
なお、上述の一般的な記載及び後述の詳細な記載は、単なる例示的で解釈であり、本発明に対する限定として見なしてはいけない。
【発明を実施するための形態】
【0051】
以下、図面に示されている例示的な実施例をより詳しく説明するようにする。以下の図面に関する説明において、別途の説明がない限り、異なる図面中の同一の符号は、同一又は類似する要素を示すこととする。以下の例示的実施例において説明する複数の実施形態は、本発明に係る全ての実施形態を代表するわけではない。逆に、それらは、添付された特許請求の範囲に記載の本発明の一部の態様に係る装置及び方法の例に過ぎない。
【0052】
図1は、一つの例示的な実施例に係るスマートホームデバイスの制御方法のフローチャートである。
【0053】
図1を参照すると、前記スマートホームデバイスの制御方法は、スマートホームデバイス、スマート端末デバイス等のスマートデバイスに適用することができ、以下のステップを含む。即ち、
ステップS101において、参加者の個人情報を取得する。
【0054】
本実施例において、前記個人情報は、参加者の身元情報と業務嗜好情報を含んでもよい。本ステップにおいて、参加者の個人情報を取得するには、以下のいずれか一つの方法を採用してもよい。即ち、
一つ目の方法は、ルータから現在ネットワークに接続されているデバイスリストを取得し、前記デバイスリストに基づいて参加者の身元情報を決定し、前記参加者の身元情報に基づいて前記参加者の業務嗜好情報を取得する方法である。
【0055】
二つ目の方法は、バインディングされているデバイスの位置情報を取得し、前記位置情報に基づいて参加者の身元情報を決定し、前記身元情報に基づいて前記参加者の業務嗜好情報を取得する方法である。
【0056】
三つ目の方法は、関連するテキストを分析して、参加者の個人情報を取得する方法である。ここで、前記関連するテキストは、ログ情報、インスタントメッセージソフトウェアのチャット記録及びメール情報のうちの一つ又は複数を含む。
【0057】
ステップS102において、前記個人情報に基づいてスマートホームデバイスの動作モードを決定して、前記スマートホームデバイスが前記動作モードで作業を完成するようにする。
【0058】
前記ステップS101に基づいて、参加者の個人情報を取得した後、前記個人情報に基づいてスマートホームデバイスの動作モードを決定する。本ステップにおいて、当該デバイスが、スマートホームデバイスを制御する制御デバイスである場合、前記動作モードを前記スマートホームデバイスに送信して、前記スマートホームデバイスが前記動作モードで作業を完成するようにする。当該デバイスが前記スマートホームデバイスである場合、前記動作モードで作業を完成する。
【0059】
以上の記載から分かるように、本発明によれば、参加者の個人情報を取得し、前記個人情報に基づいてスマートホームデバイスの動作モードを決定することにより、前記スマートホームデバイスが前記動作モードで作業を完成するようにすることができる。本発明において、スマートホームデバイスは、参加者の個人情報に基づいて異なる動作モードで作業を完成することができ、それにより知能化の操作を実現し、ユーザのニーズを満足し、ユーザの使用体験を向上させる。
【0060】
図2は、一つの例示的な実施例に係るスマートホームデバイスの制御方法のフローチャートである。
【0061】
図2を参照すると、前記スマートホームデバイスの制御方法は、スマートデバイスに適用することができ、前記スマートデバイスは、スマート端末、スマートホームデバイス等を含んでもよい。ここで、前記スマートホームデバイスの制御方法が、スマート端末に適用される場合、前記スマート端末は、ネットワークを通じてスマートホームデバイスを制御することができ、前記スマート端末は、前記スマートホームデバイスの制御デバイスである。前記スマートホームデバイスの制御方法が、スマートホームデバイスに適用される場合、前記スマートホームデバイスは、本発明の実施例により提供される各種の制御方法に従って作業を完成することができる。
図2に示す実施例では、前記スマートホームデバイスの制御方法は、以下のステップを含む。即ち、
ステップS201において、参加者の個人情報を取得する。
【0062】
本実施例において、前記個人情報は、参加者の身元情報と業務嗜好情報を含んでもよい。本ステップにおいて、スマートデバイスは、所定の時間に達した時に参加者の個人情報を取得してもよく、ユーザからの命令を受信した後に参加者の個人情報を取得してもよい。本発明は、これについて特に限定しない。
【0063】
前記参加者の個人情報を取得するには、以下のいずれか一つの方法を採用してもよい。即ち、
一つ目の方法は、ルータから現在ネットワークに接続されているデバイスリストを取得し、前記デバイスリストに基づいて参加者の身元情報を決定し、前記参加者の身元情報に基づいて前記参加者の業務嗜好情報を取得する方法である。
【0064】
本実施例のスマートホームデバイスが作業しているシーンにおいて、一般的にはネットワークに接続するためのスマートルータ(本発明では、ルータと略称する)を有する。前記ルータにはそれを介してネットワークに接続するデバイス全てのデバイスリストが記憶されている。前記デバイスリストは、デバイス識別子、接続時間等の情報を含んでもよい。本方法では、本実施例の実行主体としてのスマートデバイスは、前記ルータから現在ネットワークに接続されているデバイスリストを取得し、前記デバイスリストに基づいて参加者の身元情報を決定することができる。例えば、スマートデバイスは、前記デバイスリストから現在ネットワークに接続されているデバイス識別子を取得し、前記デバイス識別子に基づいてクラウド又はローカルで当該デバイスを持っている参加者の身元情報を照会し、参加者の身元情報を決定した後に、前記身元情報に基づいてクラウド又はローカルで前記参加者の業務嗜好情報を照会することができる。
【0065】
スマート炊飯器でご飯を作るシーンを例にして説明する。前記参加者は食事をする人であり、前記参加者の身元情報は食事をする人の身元情報であり、前記参加者の業務嗜好情報は食事をする人の味覚嗜好情報である。例えば、家庭での応用シーンにおいて、スマートデバイスは、自宅のルータから現在ネットワークに接続されているデバイスリストを取得でき、現在ネットワークに接続されているデバイスは、例えば、携帯電話Aと携帯電話Bを含む。スマートデバイスは、携帯電話Aと携帯電話Bの識別子に基づいてクラウド又はローカルから当該デバイスを持っている参加者の身元情報を照会することができる。例えば、祖母が携帯電話Aを持ち、母親が携帯電話Bを持っている場合、食事をする人は祖母と母親であると決定してもよい。次に、スマートデバイスは、クラウドから祖母と母親の味覚嗜好情報、例えば、祖母と母親の両方はいずれも柔らかいご飯が好きという味覚嗜好情報を取得できる。当然、実際の実現において、クラウドは、デバイス識別子に対応する身元情報をルータに送り出して記憶させてもよい。本方法によれば、スマートデバイスは、直接ルータから現在ネットワークに接続されている食事をする人の身元情報を取得できる。本発明は、これについて特に限定しない。
【0066】
二つ目の方法は、バインディングされているデバイスの位置情報を取得し、前記位置情報に基づいて参加者の身元情報を決定し、前記身元情報に基づいて前記参加者の業務嗜好情報を取得する方法である。
【0067】
本方法では、予めスマートデバイスで参加可能な人の使うデバイスをバインディングしてもよい。スマートデバイスは、バインディングされた各デバイスの位置情報を取得し、前記位置情報に基づいて参加者の身元情報を決定する。例えば、スマートデバイスは、前記位置情報に基づいて参加者の使用しているデバイスのデバイス識別子を決定し、前記デバイス識別子に基づいて参加者の身元情報を決定し、さらに前記身元情報に基づいて前記参加者の業務嗜好情報を取得してもよい。
【0068】
スマート炊飯器でご飯を作るシーンを例にして説明する。ユーザは、予めスマートデバイスで食事する可能性のある食事をする人のデバイス、例えば、祖母の持っている携帯電話A、母親の持っている携帯電話B及び父親の持っている携帯電話Cをバインディングすることができる。スマートデバイスは、携帯電話A、携帯電話B及び携帯電話Cの位置情報を取得し、その後、この三つの携帯電話の位置に基づいて家に帰って食事できる食事をする人を決定することができる。例えば、祖母と母親の持っている携帯電話Aと携帯電話Bは、いずれも家にあるが、父親の持っている携帯電話Cは上海にある場合、スマートデバイスは、北京の家で食事できる食事をする人の身元情報は、祖母と母親であると決定して、クラウドから祖母と母親の味覚嗜好情報を取得することができる。ここで、その説明を省略することにする。
【0069】
三つ目の方法は、関連するテキストを分析して、参加者の個人情報を取得する方法である。
【0070】
本方法では、スマートデバイスに対し、関連するテキストの権限を付与することができ、スマートデバイスは、前記関連するテキストにアクセスして、関連するテキストに記載されている情報に対して分析を行うことにより、参加者の個人情報を取得することができる。ここで、前記関連するテキストは、ログ情報、インスタントメッセージソフトウェアのチャット記録及びメール情報のうちの一つ又は複数を含む。
【0071】
スマートホームデバイスがスマート炊飯器である場合を例にして説明する。スマートデバイスは、ユーザのログ情報を分析し、前記ログ情報の中から食事をする人の身元情報を決定し、前記身元情報に基づいてクラウド又はローカルから食事をする人の味覚嗜好情報を取得することができる。
【0072】
当然、本実施例において、参加者の個人情報を取得する方法は、以上の三つの方法に限定されない。実際の応用において、ユーザが参加者の身元情報を入力し、スマートデバイスは、前記身元情報に基づいてクラウド又はローカルから参加者の業務嗜好情報を取得してもよい。本発明は、これについて特に限定しない。
【0073】
ステップS202において、前記個人情報に基づいてスマートホームデバイスの動作モードを決定する。
【0074】
前記ステップS201に基づいて、参加者の個人情報を取得した後、前記個人情報に基づいてスマートホームデバイスの動作モードを決定できる。例えば、参加者が一人だけである場合、当該参加者の業務嗜好情報に基づいて前記業務嗜好にマッチングする動作モードを決定する。参加者が複数人いる場合、大多数の参加者の業務嗜好情報に基づいて当該大部分の参加者の業務嗜好にマッチングする動作モードを決定してもよく、参加者の中の優先順位1番目の参加者の業務嗜好情報に基づいて優先順位1番目の参加者にマッチングした動作モードを決定してもよい。
【0075】
スマート炊飯器でご飯を作る応用シーンを例にして説明する。前記スマートホームデバイスの動作モードは、スマート炊飯器の調理モードであり、一つ又は複数の調理パラメータの情報、例えば、調理時の温度情報等を含む。仮に、スマートデバイスが、食事をする人は祖母だけであるという情報を取得し、祖母は柔らかい食感のご飯が好きである場合、本ステップにおいてスマート炊飯器の調理モードを柔らかくご飯を作る調理モードに決定できる。仮に、スマートデバイスが、食事をする人は祖母、母親と父親であるという情報を取得し、そのうちの祖母と母親は柔らかい食感のご飯が好きだが、父親は硬い食感のご飯が好きである場合、大多数の人の食感を基準にして、本ステップにおいてスマート炊飯器の調理モードを柔らかくご飯を作る調理モードに決定できる。当然、実際の応用において、予めそれぞれの食事をする人の好みに合う調理モードを決定し、その後、前記調理モードにおける各パラメータ情報の平均値を算出し、前記各パラメータ情報の平均値を本ステップで決定した調理モードとしてもよい。本発明の別の選択可能な実施例において、前記食事をする人の個人情報は、前記食事をする人の優先順位の情報をさらに含んでもよく、仮に、祖母、母親と父親の中で、祖母の優先順位を1番目とすれば、本ステップにおいて祖母の味覚嗜好情報に基づいて、スマート炊飯器の調理モードを柔らかくご飯を作る調理モードに決定することができる。
【0076】
ステップS203において、当該デバイスが前記スマートホームデバイスである場合、前記動作モードで作業を完成する。
【0077】
本実施例において、スマートホームデバイスの制御方法の実行主体がスマートホームデバイスである場合、スマートホームデバイスは、前記動作モードを決定した後、前記動作モードで作業を完成する。例えば、スマート炊飯器は、調理モードを決定した後、前記調理モードで調理する。
【0078】
ステップS204において、当該デバイスがスマートホームデバイスを制御する端末デバイスである場合、前記動作モードを前記スマートホームデバイスに送信して、前記スマートホームデバイスが前記動作モードで作業を完成するようにする。
【0079】
本実施例において、スマートホームデバイスの制御方法の実行主体がスマート端末である場合、前記スマート端末は、前記動作モードをスマートホームデバイスに送信し、スマートホームデバイスは、前記動作モードを受信した後、前記動作モードで作業を完成することができる。
【0080】
以上の記載から分かるように、本発明によれば、参加者の個人情報を取得し、前記個人情報に基づいてスマートホームデバイスの動作モードを決定して、前記スマートホームデバイスが前記動作モードで作業を完成するようにすることができる。本発明において、スマートホームデバイスは、参加者の個人情報に基づいて異なる動作モードで作業を完成することができ、それにより知能化の操作を実現し、ユーザのニーズを満足し、ユーザの使用体験を向上させる。
【0081】
本発明の別の一つの選択可能な実施例において、前記スマートデバイスは、前記個人情報に基づいてスマートホームデバイスが作業を行う作業原料の情報を決定してもよい。スマート炊飯器でご飯を作る応用シーンを例にして説明する。スマートデバイスは、食事をする人の身元情報に基づいて米の使用量を決定し、その後、前記米の使用量をユーザにプロンプトして、ユーザが適量の米を添加してご飯を作るようにすることができる。本実施例において、スマートホームデバイスの制御方法の実行主体がスマート端末である場合、スマート端末は、決定された米の使用量をスマート炊飯器に送信し、スマート炊飯器は、接続されている給米口又はマニピュレータ(manipulator)を通じて米、及び適量の水を自動的に加えて、前記調理モードでご飯を仕上げることができる。本実施例において、スマートホームデバイスの制御方法の実行主体がスマート炊飯器である場合、スマート炊飯器は、前記米の使用量に基づいて、米と水を自動的に入れ、前記調理モードでご飯を仕上げることができる。本発明は、その説明を省略することにする。
【0082】
本発明の別の一つの選択可能な実施例において、前記スマートデバイスは、目標作業の完成時間を決定し、前記目標作業の完成時間に基づいて作業開始時間を算出してもよい。スマート炊飯器でご飯を作る応用シーンを例にして説明する。前記目標作業の完成時間は調理が完了された時間であり、前記作業開始時間は調理を開始する時間である。スマートデバイスは、前記食事の時間に基づいて調理を開始する時間を算出してもよい。仮に決定された食事の時間が19時であり、スマート炊飯器でご飯を作る時間が45分であるとすれば、調理の開始時間は18時15分となる。
【0083】
前記調理の開始時間を決定した後、本実施例において、スマートホームデバイスの制御方法の実行主体がスマート端末である場合、スマート端末は、18時15分前に前記調理の開始時間をスマート炊飯器に送信して、スマート炊飯器が18時15分に調理を開始するようにしてもよい。本実施例において、スマートホームデバイスの制御方法の実行主体がスマート炊飯器である場合、スマート炊飯器は18時15分に調理を開始する。
【0084】
本実施例において、スマートデバイスは、目標作業の完成時間を決定するには、以下の二つの方法を採用してもよい。即ち、
一つ目の方法は、スマートデバイスが、参加者の位置情報に基づいて前記目標作業の完成時間を決定する方法である。本方法では、スマートデバイスは、食事をする人の個人情報を取得した後、バインディングされている食事をする人の使用しているデバイスを通じて食事をする人の現在の位置情報を取得し、その後、それぞれの食事をする人の現在位置から帰宅までの所要時間を算出し、一番最後に帰宅する食事をする人の帰宅時間を前記食事の時間、即ち、前記目標作業の完成時間とすることができる。
【0085】
二つ目の方法は、スマートデバイスが、参加者の位置情報と業務嗜好情報に基づいて前記目標作業の完成時間を決定する方法である。前記業務嗜好情報は、食事をする人の好きなご飯温度をさらに含んでもよい。例えば、食事をする人は、炊き立てのご飯を40度程度までに置いてから食べるのが好きで、炊き立てご飯が40度になるまで30分かかる場合、前記調理開始時間は、食事の時間から調理時間を引いてからさらに放置時間を引くことになる。仮に、食事をする人の位置情報に基づいて決定された食事の時間は、19時であり、放置所要時間が30分であるとすれば、前記調理の終了時間は18時30分、調理の開始時間は17時45分となる。
【0086】
以下、具体的な実施例を組み合わせて本発明の具体的な実現過程を説明する。
【0087】
図3は、一つの例示的な実施例に係るスマート炊飯器の応用シーンを示す模式図である。
図3を参照すると、スマート炊飯器32はユーザの家にあり、ユーザが使用している携帯電話は携帯電話31であり、ユーザは、父親、母親と祖母の使用しているスマートデバイスを自分のアカウントにバインディングしている。ユーザが北京の家で携帯電話31を使用してアカウントにログインした後、携帯電話31は、家族全員の使用しているスマートデバイスの位置情報を取得することができる。仮に、祖母の使用しているタブレットPCは家にあり、父親の使用している携帯電話は家から3キロメートル離れた場所にあり、母親の使用している携帯電話は上海にあるとすれば、携帯電話31は、家で食事できる人が父親、祖母とユーザ本人であると決定することができる。携帯電話31はさらに、クラウドのサーバー33から父親、祖母とユーザ本人の好きなご飯に対する食感情報を取得できる。仮に、携帯電話31は、父親とユーザ本人は硬い食感のご飯が好きだが、祖母は柔らかい食感のご飯が好きで、食事する三人の中で、祖母の優先順位が1番目であるという情報を取得した場合、携帯電話31は、スマート炊飯器の調理モードを柔らかくご飯を作る調理モードに決定できる。そのほか、携帯電話31は、クラウドからそれぞれの食事をする人の普段の食事量に関する情報、例えば、祖母とユーザ本人の食事量はそれぞれ100グラムであり、父親の食事量は200グラムであるという情報を取得した場合、この一食には400グラムのご飯が必要となる。携帯電話31は、前述の調理モードと所要の米の量を、ネットワークを通じてスマート炊飯器32に送信し、スマート炊飯器32は、400グラムの米と適量の水を自動的に入れ、その後、前記調理モードで調理を開始する。
【0088】
図3に示す応用シーンにおいて、携帯電話31は、前述の
図1又は
図2に示す方法の実施例で前記スマート炊飯器32に対して制御を行ってもよい。ここでは、その説明を省略することにする。
【0089】
前述のスマートホームデバイスの制御方法の実施例に対応して、本発明は、スマートホームデバイスの制御装置の実施例をさらに提供する。
【0090】
図4は、一つの例示的な実施例に係るスマートホームデバイスの制御装置のブロック図である。
【0091】
図4を参照すると、前記スマートホームデバイスの制御装置400は、スマートデバイスに適用でき、情報取得ユニット401及びモード決定ユニット402を備える。
【0092】
ここで、前記情報取得ユニット401は、参加者の個人情報を取得するように構成される。
【0093】
前記モード決定ユニット402は、前記個人情報に基づいてスマートホームデバイスの動作モードを決定して、前記スマートホームデバイスが前記動作モードで作業を完成するように構成される。
【0094】
上述実施例において、参加者の個人情報を取得し、前記個人情報に基づいてスマートホームデバイスの動作モードを決定して、前記スマートホームデバイスが前記動作モードで作業を完成するようにすることができる。本発明において、スマートホームデバイスは、参加者の個人情報に基づいて異なる動作モードで作業を完成することができ、それにより知能化の操作を実現し、ユーザのニーズを満足し、ユーザの使用体験を向上させる。
【0095】
図5は、一つの例示的な実施例に係る別のスマートホームデバイスの制御装置のブロック図である。
【0096】
図5を参照すると、当該実施例において、前述の
図4に示す実施例を基に、前記個人情報は、身元情報と業務嗜好情報を備え、前記情報取得ユニット401は、第1取得サブユニット4011、第1決定サブユニット4012及び第2取得サブユニット4013を備えてもよい。
【0097】
ここで、前記第1取得サブユニット4011は、ルータから現在ネットワークに接続されているデバイスリストを取得するように構成され、
前記第1決定サブユニット4012は、前記デバイスリストに基づいて参加者の身元情報を決定するように構成され、
前記第2取得サブユニット4013は、前記参加者の身元情報に基づいて前記参加者の業務嗜好情報を取得するように構成される。
【0098】
図6は、一つの例示的な実施例に係る別のスマートホームデバイスの制御装置のブロック図である。
【0099】
図6を参照すると、当該実施例において、前述の
図4に示す実施例を基に、前記個人情報は、身元情報と業務嗜好情報を備え、前記情報取得ユニット401は、第3取得サブユニット4014、第2決定サブユニット4015及び第4取得サブユニット4016を備えてもよい。
【0100】
ここで、前記第3取得サブユニット4014は、バインディングされているデバイスの位置情報を取得するように構成され、
前記第2決定サブユニット4015は、前記位置情報に基づいて参加者の身元情報を決定するように構成され、
前記第4取得サブユニット4016は、前記身元情報に基づいて前記参加者の業務嗜好情報を取得するように構成される。
【0101】
図7は、一つの例示的な実施例に係る別のスマートホームデバイスの制御装置のブロック図である。
【0102】
図7を参照すると、当該実施例において、前述の
図4に示す実施例を基に、前記情報取得ユニット401が、分析取得サブユニット4017を備えてもよい。
【0103】
前記分析取得サブユニット4017は、関連するテキストを分析して、参加者の個人情報を取得するように構成される。
【0104】
前記関連するテキストは、ログ情報、インスタントメッセージソフトウェアのチャット記録及びメール情報のうちの一つ又は複数を含んでもよい。
【0105】
図8は、一つの例示的な実施例に係る別のスマートホームデバイスの制御装置のブロック図である。
【0106】
図8を参照すると、当該実施例において、前述の
図4に示す実施例を基に、前記モード決定ユニット402が、モード送信サブユニット4021及び作業完成サブユニット4022を備えてもよい。
【0107】
ここで、前記モード送信サブユニット4021は、当該デバイスがスマートホームデバイスを制御する制御デバイスである場合、前記動作モードを前記スマートホームデバイスに送信して、前記スマートホームデバイスが前記動作モードで作業を完成するように構成される。
【0108】
前記作業完成サブユニット4022は、当該デバイスが前記スマートホームデバイスである場合、前記動作モードで作業を完成するように構成される。
【0109】
ここで説明すべき点は、上述の
図8に示す実施例に含まれるモード送信サブユニット4021及び作業完成サブユニット4022は、前述の
図5乃至
図7に示す装置の実施例に含まれてもよい。本発明は、これについて特に限定しない。
【0110】
図9は、一つの例示的な実施例に係る別のスマートホームデバイスの制御装置のブロック図である。
【0111】
図9を参照すると、当該実施例において、前述の
図4に示す実施例を基に、前記スマートホームデバイスの制御装置400が、原料決定ユニット403をさらに備えてもよい。
【0112】
前記原料決定ユニット403は、前記個人情報に基づいてスマートホームデバイスが作業を行う作業原料の情報を決定するように構成される。
【0113】
図10は、一つの例示的な実施例に係る別のスマートホームデバイスの制御装置のブロック図である。
【0114】
図10を参照すると、当該実施例において、前述の
図9に示す実施例を基に、前記スマートホームデバイスの制御装置400が、第1添加ユニット404及び第2添加ユニット405をさらに備えてもよい。
【0115】
ここで、前記第1添加ユニット404は、当該デバイスが前記スマートホームデバイスである場合、前記作業原料の情報に基づいて作業原料を自動的に添加し、且つ前記動作モードで作業を完成するように構成される。
【0116】
前記第2添加ユニット405は、当該デバイスが、スマートホームデバイスを制御する制御デバイスである場合、前記作業原料の情報を前記スマートホームデバイスに送信して、前記スマートホームデバイスが、前記作業原料の情報に基づいて作業原料を自動的に添加し、前記動作モードで作業を完成するように構成される。
【0117】
図11は、一つの例示的な実施例に係る別のスマートホームデバイスの制御装置のブロック図である。
【0118】
図11を参照すると、当該実施例において、前述の
図4に示す実施例を基に、前記スマートホームデバイスの制御装置400が、時間決定ユニット406及び時間算出ユニット407をさらに備えてもよい。
【0119】
ここで、前記時間決定ユニット406は、目標作業の完成時間を決定するように構成される。
【0120】
前記時間算出ユニット407は、前記目標作業の完成時間に基づいて開始時間を算出するように構成される。
【0121】
図12は、一つの例示的な実施例に係る別のスマートホームデバイスの制御装置のブロック図である。
【0122】
図12を参照すると、当該実施例において、前述の
図11に示す実施例を基に、前記スマートホームデバイスの制御装置400が、第1作業ユニット408及び第2作業ユニット409をさらに備えてもよい。
【0123】
ここで、前記第1作業ユニット408は、当該デバイスが前記スマートホームデバイスである場合、前記開始時間に達した時に作業を開始するように構成される。
【0124】
前記第2作業ユニット409は、当該デバイスがスマートホームデバイスを制御する制御デバイスである場合、前記開始時間を前記スマートホームデバイスに送信して、前記スマートホームデバイスが前記開始時間に達した時に作業を開始するように構成される。
【0125】
図13は、一つの例示的な実施例に係る別のスマートホームデバイスの制御装置のブロック図である。
【0126】
図13を参照すると、当該実施例において、前述の
図11に示す実施例を基に、前記時間決定ユニット406が、第3決定サブユニット4061をさらに備えてもよい。
【0127】
前記第3決定サブユニット4061は、参加者の位置情報に基づいて前記目標作業の完成時間を決定するように構成される。
【0128】
図14は、一つの例示的な実施例に係る別のスマートホームデバイスの制御装置のブロック図である。
【0129】
図14を参照すると、当該実施例において、前述の
図11に示す実施例を基に、前記時間決定ユニット406が、第4決定サブユニット4062をさらに備えてもよい。
【0130】
前記第4決定サブユニット4062は、参加者の位置情報と業務嗜好情報に基づいて前記目標作業の完成時間を決定するように構成される。
【0131】
前記参加者は、食事をする人であり、
前記スマートホームデバイスは、スマート炊飯器であり、
前記動作モードは、一つ又は複数の調理パラメータの情報を含む調理モードであってもよい。
【0132】
上述の装置において、各ユニットの機能と作用の実現過程については、具体的に上述の方法における対応するステップの実現過程を参照し、ここではその説明を省略することにする。
【0133】
装置の実施例は、基本的に方法の実施例に対応するため、関連する部分については方法の実施例の内容を参照すればよい。以上に記載された装置の実施例は、ただ例示的なものにすぎず、前記分離部品として説明されたユニットは、物理的に離れてもよいし離れなくてもよい。ユニットとして表示された部品は、物理的なユニットであってもよいし物理的なユニットではなくてもよい。即ち、一箇所に位置されてもよいし、複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際のニーズに応じてその中の一部又は全部のモジュールを選択して本発明の目的を実現することができる。当業者は創造的な労働を払わなくても、理解且つ実施することができる。
【0134】
相応に、本発明は、プロセッサと、プロセッサにより実行可能なインストラクションを記憶するためのメモリとを備え、前記プロセッサは、参加者の個人情報を取得し、前記個人情報に基づいてスマートホームデバイスの動作モードを決定して、前記スマートホームデバイスが前記動作モードで作業を完成するように構成されるスマートホームデバイスの制御装置を提供する。
【0135】
相応に、本発明によれば、
コンピュータに読み取り可能な不揮発性の記録媒体をさらに提供する。スマートデバイスのプロセッサが前記記録媒体中のインストラクションを実行することにより、スマートデバイスにスマートホームデバイスの制御方法を実行させ、前記方法は、参加者の個人情報を取得するステップと、前記個人情報に基づいてスマートホームデバイスの動作モードを決定して、前記スマートホームデバイスが前記動作モードで作業を完成するようにするステップとを含む。
【0136】
図15は、一つの例示的な実施例に係るスマートホームデバイスの制御装置1500のブロック図である。例えば、装置1500は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信機、ゲーム機、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス設備、PDA(Personal Digital Assistant)等であってもよい。
【0137】
図15を参照すると、装置1500は、処理アセンブリ1502、メモリ1504、電源アセンブリ1506、マルチメディアアセンブリ1508、オーディオアセンブリ1510、入力/出力(I/O)インターフェース1512、センサアセンブリ1514及び通信アセンブリ1516からなる群から選ばれる少なくとも1つを備えてもよい。
【0138】
処理アセンブリ1502は、一般的には、装置1500の全体の操作、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関連する操作を制御する。処理アセンブリ1502は、上述の方法におけるステップの一部又は全部を実現できるように、インストラクションを実行する少なくとも1つのプロセッサ15
80を備えてもよい。なお、処理アセンブリ1502は、他のアセンブリとのインタラクションの便宜上、少なくとも1つのモジュールを備えてもよい。例えば、処理アセンブリ1502は、マルチメディアアセンブリ1508とのインタラクションの便宜を図るために、マルチメディアモジュールを備えてもよい。
【0139】
メモリ1504は、装置1500における操作を支援するための、各種のデータを記憶するように構成される。これらのデータの例として、装置1500において操作される何れのアプリケーション又は方法に関するインストラクション、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ
1504は、何れの種類の揮発性又は不揮発性メモリ、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、ROM(Read Only Memory)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、又は光ディスク、又はこれらの組み合わせにより実現することができる。
【0140】
電源アセンブリ1506は、装置1500の各種アセンブリに電力を供給するためのものであり、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び装置1500のために電力を生成、管理及び分配することに関連のある他のアセンブリを備えてもよい。
【0141】
マルチメディアアセンブリ1508は、装置1500とユーザとの間に出力インターフェースを提供するためのスクリーンを備えてもよい。何れかの実施例において、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)やタッチパネル(TP)を備えてもよい。スクリーンは、タッチパネルを備える場合、ユーザからの入力信号を受信できるタッチスクリーンとして実現される。また、タッチパネルは、少なくとも1つのタッチセンサを備えることにより、タッチ、スライド、タッチパネル上でのジェスチャーを感知することができる。前記タッチセンサは、タッチやスライド動作の境界を感知できるだけではなく、タッチやスライド操作と関連する持続時間や圧力も感知できる。何れかの実施例において、マルチメディアアセンブリ1508は、フロントカメラ及び/又はバックカメラを備えてもよい。装置1500が、例えば撮影モードやビデオモードのような操作モードにある場合、フロントカメラ及び/又はバックカメラは外部からのマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラ及びバックカメラのそれぞれは、固定の光学レンズ系であってもよいし、可変の焦点距離及び光学ズーム機能を有するものであってもよい。
【0142】
オーディオアセンブリ1510は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように構成される。例えば、オーディオアセンブリ1510は、マイクロフォン(MIC)を有してもよい。装置1500が、例えば呼び出しモード、記録モード又は音声認識モードのような操作モードにある場合、マイクロフォンは外部のオーディオ信号を受信するように構成される。受信されたオーディオ信号は、メモリ1504に記憶されてもよく、通信アセンブリ1516を介して送信されてもよい。何れかの実施例において、オーディオアセンブリ1510は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに備えてもよい。
【0143】
I/Oインターフェース1512は、処理アセンブリ1502と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供するためのものである。前記周辺インターフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、ロックボタンであってもよいが、それらに限らない。
【0144】
センサアセンブリ1514は、装置1500のために各方面の状態評価を提供するための少なくとも1つのセンサを備えてもよい。例えば、センサアセンブリ1514は、装置1500のオン/オフ状態や、アセンブリの相対的な位置を検出することができる。例えば、前記アセンブリが装置1500のディスプレイ及びキーパッドである場合、センサアセンブリ1514は、装置1500又は装置1500の1つのアセンブリの位置の変化や、ユーザと装置1500との接触の有無や、装置1500の方位又は加速/減速や、装置1500の温度変化を検出することができる。センサアセンブリ1514は、何れの物理的接触もない状況にて付近の物体の有無を検出できるように構成される近接センサを含んでもよい。センサアセンブリ1514は、さらに、画像表示技術分野に用いられる光センサ、例えばCMOS又はCCD画像センサを含んでもよい。何れかの実施例において、当該センサアセンブリ1514は、さらに、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ又は温度センサを含んでもよい。
【0145】
通信アセンブリ1516は、装置1500と他の設備との間の無線又は有線通信が便利になるように構成される。装置1500は、通信標準に基づく無線ネットワーク、例えばWiFi、2G又は3G、又はそれらの組み合わせにアクセスできる。1つの例示的な実施例において、通信アセンブリ1516は、ブロードキャストチャンネルを介して外部のブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号又はブロードキャストに関する情報を受信することができる。1つの例示的な実施例において、前記通信アセンブリ1516は、さらに、近距離通信を促進するために近距離無線通信(NFC)モジュールを含んでもよい。NFCモジュールは、例えば、無線周波数識別(RFID:Radio Frequency IDentification)技術、赤外線データ協会(IrDA:Infrared Data Association)技術、超広帯域無線(UWB:Ultra Wide Band)技術、ブルートゥース(BT:Bluetooth(登録商標))技術及び他の技術により実現されてもよい。
【0146】
例示的な実施例において、装置1500は、上述の方法を実行するために、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、数字信号処理デバイス(DSPD:Digital Signal Processing Device)、プログラム可能論理デバイス(PLD:Programmable Logic Device)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA:Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、又は他の電子機器により実現されてもよい。
【0147】
例示的な実施例において、さらに、装置1500のプロセッサ15
80により実行されることにより上述の方法を実現可能なインストラクションが記憶され、且つコンピュータに読み取り可能な不揮発性の記録媒体、例えばインストラクションが記憶されているメモリ1504を提供する。前記コンピュータに読み取り可能な不揮発性の記録媒体は、例えばROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク及び光データメモリ等であってもよい。
【0148】
当業者であれば、本願明細書を参照し、本願明細書に開示された発明を実施することにより、本発明の他の実施形態を容易に取得することができる。本願は、本発明の一般的な原理を遵守し且つ本願明細書に開示されていない当該技術分野の公知知識又は通常の技術手段を含む本発明に対する任意の変形、用途又は適応的な変更を含むことを趣旨とする。明細書及び実施例は、単に例示的なものに過ぎず、本発明の本当の範囲及び趣旨は添付される特許請求の範囲により示される。
【0149】
なお、本発明は、上述の説明及び図面により示された特定の構成に限定されず、その範囲を離脱しない範囲で、様々な補正及び変更を実施してもよい。本発明の範囲は、添付される特許請求の範囲のみにより限定される。
【0150】
本発明は、出願番号がCN201510204825.Xであって、出願日が2015年4月27日である中国特許出願に基づき優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容を本願に援用する。