特許第6259376号(P6259376)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6259376注文登録処理装置及び注文登録処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6259376
(24)【登録日】2017年12月15日
(45)【発行日】2018年1月10日
(54)【発明の名称】注文登録処理装置及び注文登録処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G07G 1/12 20060101AFI20171227BHJP
   G06Q 50/12 20120101ALI20171227BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20171227BHJP
【FI】
   G07G1/12 321N
   G07G1/12 361C
   G06Q50/12
   G06Q30/02 378
【請求項の数】6
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2014-169791(P2014-169791)
(22)【出願日】2014年8月22日
(65)【公開番号】特開2016-45731(P2016-45731A)
(43)【公開日】2016年4月4日
【審査請求日】2016年7月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000235
【氏名又は名称】特許業務法人 天城国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】久保田 卓秀
【審査官】 渡邉 洋
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−171397(JP,A)
【文献】 特開2010−102421(JP,A)
【文献】 特開2002−207907(JP,A)
【文献】 特開2014−115873(JP,A)
【文献】 特開2013−077230(JP,A)
【文献】 特開2012−113576(JP,A)
【文献】 特開2014−132412(JP,A)
【文献】 特表2010−525462(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07G 1/00− 1/14
G06Q30/02
G06Q50/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報を表示する入出力部と、
商品ごとに商品に関する情報を格納する商品マスタと、
顧客が有する顧客端末にクーポンサーバから配信されたクーポンを前記顧客端末から受信し、受信した前記クーポンを前記入出力部に表示させ、顧客の指示に従って前記クーポンの使用を登録し、登録された前記クーポンを注文情報とともに注文を処理するオーダーサーバに送信する制御部と、
を備え
前記制御部は、前記注文情報を前記クーポンサーバに送信し、前記クーポンサーバから前記注文情報に含まれる顧客の注文した商品と注文数の相関する推奨商品のクーポンを受信し、受信した前記推奨商品のクーポンを前記入出力部に表示する注文登録処理装置。
【請求項2】
情報を表示する入出力部と、
商品ごとに商品に関する情報を格納する商品マスタと、
顧客が有する顧客端末にクーポンサーバから配信されたクーポンを前記クーポンサーバから受信し、受信した前記クーポンを前記入出力部に表示させ、顧客の指示に従って前記クーポンの使用を登録し、登録された前記クーポンを注文情報とともに注文を処理するオーダーサーバに送信する制御部と、
を備え
前記制御部は、前記注文情報を前記クーポンサーバに送信し、前記クーポンサーバから前記注文情報に含まれる顧客の注文した商品と注文数の相関する推奨商品のクーポンを受信し、受信した前記推奨商品のクーポンを前記入出力部に表示する注文登録処理装置。
【請求項3】
情報を表示する入出力部と、
商品ごとに商品に関する情報を格納する商品マスタと、
クーポンサーバから配信されたクーポンを受信し、受信した前記クーポンを前記入出力部に表示させ、顧客の指示に従って前記クーポンの使用を登録し、登録された前記クーポンを注文情報とともに注文を処理するオーダーサーバに送信する制御部と、
を備え
前記制御部は、前記注文情報を前記クーポンサーバに送信し、前記クーポンサーバから前記注文情報に含まれる顧客の注文した商品と注文数の相関する推奨商品のクーポンを受信し、受信した前記推奨商品のクーポンを前記入出力部に表示する注文登録処理装置。
【請求項4】
情報を表示する入出力部と、
商品ごとに商品に関する情報を格納する商品マスタと、
を備えるコンピュータを、
顧客が有する顧客端末にクーポンサーバから配信されたクーポンを前記顧客端末から受信する第1のクーポン受信手段と、
受信した前記クーポンを前記入出力部に表示させるクーポン表示手段と、
顧客の指示に従って前記クーポンの使用を登録し、登録された前記クーポンを注文情報とともに注文を処理するオーダーサーバに送信する注文情報送信手段と、として機能させ
前記クーポン表示手段は、前記注文情報を前記クーポンサーバに送信し、前記クーポンサーバから前記注文情報に含まれる顧客の注文した商品と注文数の相関する推奨商品のクーポンを受信し、受信した前記推奨商品のクーポンを前記入出力部に表示させる注文登録処理プログラム。
【請求項5】
情報を表示する入出力部と、
商品ごとに商品に関する情報を格納する商品マスタと、
を備えるコンピュータを、
顧客が有する顧客端末にクーポンサーバから配信されたクーポンを前記クーポンサーバから受信する第2のクーポン受信手段と、
受信した前記クーポンを前記入出力部に表示させるクーポン表示手段と、
顧客の指示に従って前記クーポンの使用を登録し、登録された前記クーポンを注文情報とともに注文を処理するオーダーサーバに送信する注文情報送信手段と、
として機能させ
前記クーポン表示手段は、前記注文情報を前記クーポンサーバに送信し、前記クーポンサーバから前記注文情報に含まれる顧客の注文した商品と注文数の相関する推奨商品のクーポンを受信し、受信した前記推奨商品のクーポンを前記入出力部に表示させる注文登録処理プログラム。
【請求項6】
情報を表示する入出力部と、
商品ごとに商品に関する情報を格納する商品マスタと、
を備えるコンピュータを、
クーポンサーバから配信されたクーポンを受信する第3のクーポン受信手段と、
受信した前記クーポンを前記入出力部に表示させるクーポン表示手段と、
顧客の指示に従って前記クーポンの使用を登録し、登録された前記クーポンを注文情報とともに注文を処理するオーダーサーバに送信する注文情報送信手段と、
として機能させ
前記クーポン表示手段は、前記注文情報を前記クーポンサーバに送信し、前記クーポンサーバから前記注文情報に含まれる顧客の注文した商品と注文数の相関する推奨商品のクーポンを受信し、受信した前記推奨商品のクーポンを前記入出力部に表示させる注文登録処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、注文登録処理装置及び注文登録処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年では例えば飲食店においてタブレット型の端末を用いて顧客が自ら商品を注文するシステムが導入されている。
【0003】
このタブレット型端末は、タッチパネルなどの表示装置にメニューを表示し、顧客からの指示に従って注文を入力し、入力された注文をオーダーエントリーシステムに送信する。
【0004】
オーダーエントリーシステムは受信したオーダーを調理場にあるキッチン端末に表示し、調理担当者に注文された商品の調理を指示する。
【0005】
一方、従来顧客にクーポンを配布し、会計時にこのクーポンを使用することによって合計金額から値引きする実務が行われている。
【0006】
しかし、クーポンを配布しても顧客が配布されたクーポンを持参していなかったり、持参していても会計時に提示することを忘れたりすることにより、顧客が値引きを受けられない場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2012−137907号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、顧客がより簡便にクーポンを利用できる注文登録処理装置及び注文登録処理プログラムが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本発明の一実施形態は、情報を表示する入出力部と、商品ごとに商品に関する情報を格納する商品マスタと、顧客が有する顧客端末にクーポンサーバから配信されたクーポンを顧客端末から受信し、受信したクーポンを入出力部に表示させ、顧客の指示に従ってクーポンの使用を登録し、登録されたクーポンを注文情報とともに注文を処理するオーダーサーバに送信する制御部と、を備え、制御部は、注文情報をクーポンサーバに送信し、クーポンサーバから注文情報に含まれる顧客の注文した商品と注文数の相関する推奨商品のクーポンを受信し、受信した推奨商品のクーポンを入出力部に表示する注文登録処理装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】注文登録処理装置を含む注文処理システムの構成を示すブロック図である。
図2】POS端末の構成を示すブロック図である。
図3】管理端末の構成を示すブロック図である。
図4】オーダー端末の構成を示すブロック図である。
図5】ハンディーターミナルの構成を示すブロック図である。
図6】オーダーサーバの構成を示すブロック図である。
図7】キッチン端末の構成を示すブロック図である。
図8】クーポンサーバの構成を示すブロック図である。
図9】商品マスタのデータ構成を示す図である。
図10】トランザクションファイルのデータ構成を示す図である。
図11】オーダーファイルのデータ構成を示す図である。
図12】クーポンファイルのデータ構成を示す図である。
図13】注文処理システムの動作を示すフローチャートである。
図14】第1の実施形態に係るオーダー端末の注文動作を示すフローチャートである。
図15】第2の実施形態に係るオーダー端末の注文動作を示すフローチャートである。
図16】第3の実施形態に係るオーダー端末の注文動作を示すフローチャートである。
図17】注文画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、注文登録処理装置及び注文登録処理プログラムの一実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0012】
(第1の実施形態)
図1は、注文登録処理装置を含む注文処理システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、注文処理システムは、POS(point of sales)端末10と、管理端末20と、注文登録処理装置であるオーダー端末30と、ハンディーターミナル40と、オーダーサーバ50と、キッチン端末60と、クーポンサーバ70と、顧客端末80と、を備える。注文処理システムは例えばレストランなどの飲食店において使用される。
【0013】
POS端末10、オーダーサーバ50、キッチン端末60、及びクーポンサーバ70は、LAN(local area network)1などの通信回線を介して互いに接続する。さらに管理端末20、オーダー端末30、及びハンディーターミナル40はLAN1に接続された無線ルータ2を介して互いに接続する。
【0014】
顧客端末80は、インターネットなどの公衆通信回線網3を介してクーポンサーバ70と接続する。顧客端末80はさらに、オーダー端末30と、オーダー端末30が有する無線タグリーダライタなどの無線通信手段によって接続する。
【0015】
POS端末10は、販売情報を登録、処理し、一取引ずつ会計処理を行う。販売情報には、顧客ごとの商品の売り上げ明細の情報が含まれる。
【0016】
管理端末20は、店舗の管理者によって使用され、調理の進行状況や人員配置、顧客の着席状況などを表示する。
【0017】
オーダー端末30は、顧客の各テーブルに配置され、メニューを表示するとともに顧客からの注文の入力を受け付ける。オーダー端末30は入力した注文情報をオーダーサーバ50に送信する。
【0018】
ハンディーターミナル40は店員用の端末である。ハンディーターミナル40は、注文の入力を行うほか、顧客の来店の登録であるチェックインと、顧客によって注文された商品の配膳完了の入力を行う。
【0019】
ハンディーターミナル40は入力された情報をオーダーサーバ50に送信する。
【0020】
オーダーサーバ50は、受信した注文情報に基づいてキッチン端末60に調理指示を送信する。また、配膳完了をハンディーターミナルから受信した場合、注文情報を売り上げ情報としてPOS端末10に送信する。
【0021】
キッチン端末60は、オーダーサーバ50から受信した注文情報に基づいて、調理指示を出力する。
【0022】
クーポンサーバ70は、顧客端末80又はオーダー端末30に対してクーポンを送信する。また、クーポンサーバ70は、オーダーサーバ50から顧客の注文内容を受信し、受信した注文内容を分析し、分析結果に基づいて顧客端末80又はオーダー端末30にクーポン乃至推奨品情報を送信する。
【0023】
オーダー端末30は注文履歴の中から指定された商品の注文をオーダーサーバ50に送信する。
【0024】
顧客端末80は、例えばスマートフォン、タブレット端末などの通信可能な携帯情報端末を用いることができる。
【0025】
顧客端末80は、演算装置を含む顧客端末制御部と、記憶装置を含む顧客端末記憶部と、情報を表示する顧客端末表示部と、オーダー端末30と通信する顧客端末通信部と、を備える。
【0026】
図2は、POS端末10の構成を示すブロック図である。図2に示すように、POS端末10は、POS制御部101と、POS記憶部102と、POS入出力部103と、POS通信部104と、を備える。
【0027】
POS制御部101は演算装置であるCPU(central processing unit)を含む。
【0028】
POS記憶部102はメモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置を含む。POS記憶部102は、商品マスタ102Aと、トランザクションファイル102Bと、を格納する。
【0029】
POS記憶部102は、注文登録処理プログラムを格納し、POS制御部101はPOS記憶部102から注文登録処理プログラムを順次読み出して実行する。
【0030】
商品マスタ102Aは、商品に固有に割り当てられる商品IDごとに、商品名、単価を含む商品情報を格納する。
【0031】
トランザクションファイル102Bは、オーダーサーバ50から受信した売り上げ情報を一取引ごとに格納する。
【0032】
POS入出力部103は、ディスプレイ、キーボード、マウスなどの入出力装置を含む。
【0033】
POS通信部104は、LAN1に接続し、通信を行う。
【0034】
図3は、管理端末20の構成を示すブロック図である。図3に示すように、管理端末20は、管理端末制御部201と、管理端末記憶部202と、管理端末入出力部203と、管理端末通信部204と、を備える。
【0035】
管理端末制御部201は、演算装置であるCPUを含む。
【0036】
管理端末記憶部202はメモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置を含む。管理端末記憶部202は、注文登録処理プログラムを格納し、管理端末制御部201は管理端末記憶部202から注文登録処理プログラムを順次読み出して実行する。
【0037】
管理端末入出力部203は、ディスプレイ、キーボード、マウスなどの入出力装置を含む。
【0038】
管理端末通信部204は、無線ルータ2を介してLAN1に接続し、通信を行う。
【0039】
図4は、オーダー端末30の構成を示すブロック図である。図4に示すように、オーダー端末30は、オーダー端末制御部301と、オーダー端末記憶部302と、オーダー端末入出力部303と、オーダー端末通信部304と、を備える。
【0040】
オーダー端末制御部301は、演算装置であるCPUを含む。
【0041】
オーダー端末記憶部302はメモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置を含む。オーダー端末記憶部302は、商品マスタ102Aと同じ内容を格納する商品マスタ302Aと、注文情報を格納するオーダー入力ファイル302Bと、を記憶する。
【0042】
オーダー端末記憶部302は、注文登録処理プログラムを格納し、オーダー端末制御部301はオーダー端末記憶部302から注文登録処理プログラムを順次読み出して実行する。
【0043】
オーダー端末入出力部303は、例えばタッチパネルなどの入出力装置を含む。
【0044】
オーダー端末通信部304は、無線ルータ2を介してLAN1に接続し、通信を行う。
【0045】
オーダー端末30は、コンピュータ、特にタブレット端末を用いることができる。
【0046】
図5は、ハンディーターミナル40の構成を示すブロック図である。図5に示すように、ハンディーターミナル40は、ハンディー端末制御部401と、ハンディー端末記憶部402と、ハンディー端末入出力部403と、ハンディー端末通信部404と、を備える。
【0047】
ハンディー端末制御部401は、演算装置であるCPUを含む。
【0048】
ハンディー端末記憶部402はメモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置を含む。ハンディー端末記憶部402は、商品マスタ102Aと同じ内容を格納する商品マスタ402Aと、注文情報を格納するオーダー入力ファイル402Bと、を記憶する。
【0049】
ハンディー端末記憶部402は、注文登録処理プログラムを格納し、ハンディー端末制御部401はハンディー端末記憶部402から注文登録処理プログラムを順次読み出して実行する。
【0050】
ハンディー端末入出力部403は、タッチパネル、ディスプレイ、キーボードなどの入出力装置を含む。
【0051】
ハンディー端末通信部404は、無線ルータ2を介してLAN1に接続し、通信を行う。
【0052】
図6は、オーダーサーバ50の構成を示すブロック図である。図6に示すように、オーダーサーバ50は、オーダーサーバ制御部501と、オーダーサーバ記憶部502と、オーダーサーバ入出力部503と、オーダーサーバ通信部504と、を備える。
【0053】
オーダーサーバ制御部501は、演算装置であるCPUを含む。
【0054】
オーダーサーバ記憶部502はメモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置を含む。オーダーサーバ記憶部502は、注文情報を格納するオーダーファイル502Aを記憶する。
【0055】
オーダーサーバ記憶部502は、注文登録処理プログラムを格納し、オーダーサーバ制御部501はオーダーサーバ記憶部502から注文登録処理プログラムを順次読み出して実行する。
【0056】
オーダーサーバ入出力部503は、ディスプレイ、キーボード、マウスなどの入出力装置を含む。
【0057】
オーダーサーバ通信部504はLAN1に接続し、通信を行う。
【0058】
図7は、キッチン端末60の構成を示すブロック図である。図7に示すように、キッチン端末60は、キッチン端末制御部601と、キッチン端末記憶部602と、キッチン端末入出力部603と、キッチン端末通信部604と、を備える。
【0059】
キッチン端末制御部601は、演算装置であるCPUを含む。
【0060】
キッチン端末記憶部602はメモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置を含む。キッチン端末記憶部602は、注文情報を格納するオーダーファイル602Aを記憶する。
【0061】
キッチン端末記憶部602は、注文登録処理プログラムを格納し、キッチン端末制御部601はキッチン端末記憶部602から注文登録処理プログラムを順次読み出して実行する。
【0062】
キッチン端末入出力部603は、ディスプレイ、キーボード、マウスなどの入出力装置を含む。
【0063】
キッチン端末通信部604はLAN1に接続し、通信を行う。
【0064】
図8は、クーポンサーバ70の構成を示すブロック図である。図8に示すように、クーポンサーバ70は、クーポンサーバ制御部701と、クーポンサーバ記憶部702と、クーポンサーバ入出力部703と、クーポンサーバ通信部704と、を備える。
【0065】
クーポンサーバ制御部701は、演算装置であるCPUを含む。
【0066】
クーポンサーバ記憶部702はメモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置を含む。クーポンサーバ記憶部702は、個別のクーポンの内容を格納するクーポンファイル702Aを記憶する。
【0067】
クーポンサーバ記憶部702は、注文登録処理プログラムを格納し、クーポンサーバ制御部701はクーポンサーバ記憶部702から注文登録処理プログラムを順次読み出して実行する。
【0068】
クーポンサーバ入出力部703は、ディスプレイ、キーボード、マウスなどの入出力装置を含む。
【0069】
クーポンサーバ通信部704はLAN1に接続し、通信を行う。
【0070】
図9は、商品マスタ102Aのデータ構成を示す図である。図9に示すように、商品マスタ102Aは、商品に固有に割り当てられる識別子である「商品ID」と、取扱い部門を示す「部門」と、商品の名称を示す「商品名」と、商品の1単位量当たりの価格を示す「単価」と、を格納する。
【0071】
各データの例は、商品IDが「20123」、部門が「02」、商品名が「商品A」、単価が「580」である。
【0072】
図10は、トランザクションファイル102Bのデータ構成を示す図である。図10に示すように、トランザクションファイル102Bは、「テーブルNo.」と、「伝票No.」と、「商品ID」と、「部門」と、「商品名」と、「単価」と、「数量」と、を格納する。
【0073】
「テーブルNo.」はテーブルに固有に割り当てられる識別子である。「伝票No.」は一取引に固有に割り当てられる識別子である。「数量」は売り上げが立った数量を示す。
【0074】
各データの例は、テーブルNo.が「08」、伝票No.が「102」、商品IDが「20123」、部門が「02」、商品名が「商品A」、単価が「580」、数量が「2」である。
【0075】
オーダー入力ファイル402Bのデータ構成はトランザクションファイル102Bのデータ構成と同様である。
【0076】
図11は、オーダーファイル502A及び602Aのデータ構成を示す図である。図11に示すように、オーダーファイル502A及び602Aは、「テーブルNo.」と、「伝票No.」と、「商品ID」と、「部門」と、「商品名」と、「単価」と、「数量」と、「注文時間」と、「ステータス」と、「調理担当」と、を格納する。
【0077】
「数量」は注文された商品の数量を示す。「注文時間」は当該商品が注文された時間である。「ステータス」は進行状況を示す識別子である。「調理担当」は当該商品の調理担当者の識別子である。
【0078】
各データの例は、テーブルNo.が「08」、伝票No.が「102」、商品IDが「20123」、部門が「02」、商品名が「商品A」、単価が「580」、数量が「2」、注文時間が「18:40」、ステータスが「配膳完了」、調理担当が「11」である。
【0079】
図12は、クーポンファイル702Aのデータ構成を示す図である。図12に示すように、クーポンファイル702Aは、クーポンに固有に割り当てられる「クーポンID」と、「商品ID」と、「部門」と、「商品名」と、「単価」と、クーポンの説明を示す「コメント」と、を格納する。
【0080】
各データの例は、クーポンIDが「KP0012」、商品IDが「20125」、部門が「03」、商品名が「商品B」、単価が「△100」、コメントが「商品Aをご注文の方限定」である。
【0081】
図13は、注文処理システムの動作を示すフローチャートである。図13に示すように、ステップ1301において、ハンディーターミナル40のハンディー端末制御部401は、オペレータの指示に基づいて顧客が入店して着席したことを示すデータであるチェックインをオーダーサーバ50に送信する。
【0082】
ステップ1302において、オーダーサーバ50のオーダーサーバ制御部501はハンディーターミナル40からチェックインを受信する。オーダーサーバ制御部501はテーブルNo.に伝票No.を割り当てて以降の受注をハンディーターミナル40及びオーダー端末30に許可する。
【0083】
ステップ1303において、オーダー端末30のオーダー端末制御部301はオーダー端末入出力部303のタッチパネルに注文画面1701を表示する。顧客の指示に従って、オーダー端末制御部301は入力された注文を注文情報としてオーダーサーバ50に送信する。
【0084】
ステップ1304において、オーダーサーバ制御部501は注文情報を受信する。オーダーサーバ制御部501は受信した注文情報を、キッチン端末60に送信する。
【0085】
ステップ1305において、キッチン端末60のキッチン端末制御部601はキッチン端末入出力部603のディスプレイに注文情報に基づいて調理指示を含むオーダー画面を表示する。
【0086】
ステップ1306において、キッチン端末制御部601は調理担当者の指示に基づいて調理開始を示すデータを入力し、調理を開始した旨の情報をオーダーサーバ50に送信する。
【0087】
ステップ1307において、オーダーサーバ制御部501は調理を開始した旨の情報と、を受信する。オーダーサーバ制御部501は受信した調理を開始した旨の情報をオーダーファイル502Aに格納する。
【0088】
ステップ1308において、キッチン端末制御部601は調理が終了した商品について調理終了を示すデータを調理担当者の指示に基づいて入力し、テーブルNo.及び伝票No.とともに商品IDごとに調理終了を示すデータをオーダーサーバ50に送信する。
【0089】
ステップ1309において、オーダーサーバ制御部501は調理終了を示すデータを受信する。オーダーサーバ制御部501は、受信したテーブルNo.、伝票No.、及び商品IDに基づいてオーダーファイル502Aを検索し、該当するデータのステータスに調理終了を示すデータを格納する。
【0090】
ステップ1310において、ハンディー端末制御部401はオペレータの指示に基づいて配膳を完了した旨のデータをテーブルNo.、伝票No.、及び商品IDとともにオーダーサーバ50に送信する。
【0091】
ステップ1311において、オーダーサーバ制御部501は配膳完了を示すデータを受信する。オーダーサーバ制御部501は、受信したテーブルNo.、伝票No.、及び商品IDに基づいてオーダーファイル502Aを検索し、該当するデータのステータスに配膳完了を示すデータを格納する。
【0092】
ステップ1312において、管理端末20の管理端末制御部201は、管理者の指示に基づいて進行状況の確認を指示するデータをオーダーサーバ50に送信する。
【0093】
ステップ1313において、オーダーサーバ制御部501は、現在チェックイン中の伝票No.のデータを進行状況データとしてオーダーファイル502Aから読み出し、応答として管理端末20に送信する。
【0094】
管理端末制御部201は、受信した進行状況データに基づいて管理画面を管理端末入出力部203のディスプレイ乃至タッチパネルに表示する。管理端末制御部201は管理画面にフロアの状況及び注文の処理状況を表示する。
【0095】
図14は、第1の実施形態に係るオーダー端末30の注文動作を示すフローチャートである。図14に示すように、ステップ1401において、クーポンサーバ制御部701は顧客が所有する顧客端末80にクーポンを配信する。
【0096】
クーポンサーバ制御部701は、クーポンを予めクーポンサーバ70に登録されているメールアドレスに電子メールにより配信する。
【0097】
ステップ1402において、顧客端末制御部801はオーダー端末30にクーポンを登録する。具体的には、顧客端末制御部801は配信されたクーポンをバーコードなどの光学的に読み取り可能なコードによって顧客端末80の顧客端末表示部に表示させる。
【0098】
或いは、顧客端末制御部801は顧客端末通信部が有する無線タグにクーポンを書き込む。
【0099】
ステップ1403において、オーダー端末制御部301は、オーダー端末30がオーダー端末入出力部303に備えるカメラなどの画像入力装置によって、顧客端末表示部に表示されたクーポンのバーコードを読み取ることによりクーポンを受信する。
【0100】
或いは、オーダー端末制御部301は、オーダー端末通信部304の無線タグリーダライタによって顧客端末80の無線タグからクーポンを受信する。
【0101】
オーダー端末制御部301は、クーポンを受信によって登録すると、このクーポンを注文情報の一部としてオーダー入力ファイル302Bに格納する。
【0102】
ステップ1404において、オーダー端末制御部301はオーダー端末入出力部303に商品マスタ302Aから読み出したメニューを表示させ、顧客の指示に従ってオーダー端末入出力部303を介して注文を入力する。
【0103】
ステップ1405において、オーダー端末制御部301は、入力された注文を注文情報としてオーダーサーバ50及びクーポンサーバ70に送信する。
【0104】
ステップ1406において、オーダーサーバ制御部501は受信した注文情報をオーダーファイル502Aに格納し、さらに注文情報をキッチン端末60に送信する。
【0105】
ステップ1407において、クーポンサーバ70は受信した注文情報を注文履歴として蓄積して格納し、注文履歴を分析することにより配信すべきクーポンを判定する。
【0106】
具体的には、商品間の注文数の相関係数を算出し、受信した注文情報に含まれる商品と相関が高い商品のクーポンを配信すべきクーポンとして選択する。
【0107】
ステップ1408において、クーポンサーバ70はクーポンを顧客端末80に配信する。ここで、クーポンサーバ制御部701はクーポンの配信先を既に使用されたクーポンのクーポンIDに基づいて配信履歴を検索することによってメールアドレスを読み出して決定するように構成することができる。
【0108】
ステップ1409において、オーダー端末制御部301は顧客の指示によってオーダー端末入出力部303を介して一取引の合計を表示させる旨の合計表示指示を入力する。
【0109】
ステップ1410において、オーダー端末制御部301は、一取引の合計をオーダーサーバ50に問い合わせ、オーダーサーバ50から返信された一取引の合計をオーダー端末入出力部303に表示する。
【0110】
ステップ1411において、オーダー端末制御部301はオーダー端末入出力部303を介して会計指示を入力する。オーダー端末制御部301は入力された会計指示をオーダーサーバ50に送信する。
【0111】
ステップ1412において、オーダーサーバ制御部501はクーポンを含む注文情報をPOS端末10に送信する。
【0112】
以上のべたように、本実施形態のオーダー端末30によれば、顧客端末80に配信されたクーポンをオーダー端末30に登録することができる。
【0113】
従って、顧客がより簡便にクーポンを利用できるという効果がある。
【0114】
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る注文処理システムの構成は、注文動作以外は第1の実施形態に係る注文処理システムの構成と同様である。
【0115】
以下、図15を参照して第2の実施形態に係るオーダー端末30の注文動作を説明する。
【0116】
図15は、第2の実施形態に係るオーダー端末30の注文動作を示すフローチャートである。図15に示すように、ステップ1501において、クーポンサーバ制御部701は顧客が所有する顧客端末80にクーポンを配信する。
【0117】
クーポンサーバ制御部701は、クーポンを予めクーポンサーバ70に登録されているメールアドレスに電子メールにより配信する。
【0118】
ステップ1502において、顧客端末制御部801はオーダー端末30にクーポンを登録する。具体的には、顧客端末制御部801は配信されたクーポンをバーコードなどの光学的に読み取り可能なコードによって顧客端末80の顧客端末表示部に表示させる。
【0119】
或いは、顧客端末制御部801は顧客端末通信部が有する無線タグにクーポンを書き込む。
【0120】
ステップ1503において、オーダー端末制御部301は、オーダー端末30がオーダー端末入出力部303に備えるカメラなどの画像入力装置によって、顧客端末表示部に表示されたクーポンのバーコードを読み取ることによりクーポンを受信する。
【0121】
或いは、オーダー端末制御部301は、オーダー端末通信部304の無線タグリーダライタによって顧客端末80の無線タグからクーポンを受信する。
【0122】
オーダー端末制御部301は、クーポンを受信によって登録すると、このクーポンを注文情報の一部としてオーダー入力ファイル302Bに格納する。
【0123】
ステップ1504において、オーダー端末制御部301はオーダー端末入出力部303に商品マスタ302Aから読み出したメニューを表示させ、顧客の指示に従ってオーダー端末入出力部303を介して注文を入力する。
【0124】
ステップ1505において、オーダー端末制御部301は、入力された注文を注文情報としてオーダーサーバ50及びクーポンサーバ70に送信する。
【0125】
ステップ1506において、オーダーサーバ制御部501は受信した注文情報をオーダーファイル502Aに格納し、さらに注文情報をキッチン端末60に送信する。
【0126】
ステップ1507において、クーポンサーバ70は受信した注文情報を注文履歴として蓄積して格納し、注文履歴を分析することにより配信すべきクーポンを判定する。
【0127】
具体的には、商品間の注文数の相関係数を算出し、受信した注文情報に含まれる商品と相関が高い商品のクーポンを配信すべきクーポンとして選択し、或いは当該商品を推奨商品として選択する。
【0128】
ステップ1508において、クーポンサーバ70はクーポンをオーダー端末30に配信する。ここで、クーポンサーバ制御部701は、オーダー端末30から注文情報を受信した際に受信データに含まれる送信元IPアドレスを読み出し、この送信元IPアドレスに選択したクーポン乃至推奨商品の情報を送信する。
【0129】
オーダー端末制御部301は、受信したクーポン乃至推奨商品をオーダー端末入出力部303に表示させる、従って、顧客は配信されたクーポン乃至推奨商品の情報を即座にオーダー端末30によって知ることができる。この配信されたクーポンは、当該取引において利用することができる。
【0130】
ステップ1509において、オーダー端末制御部301は顧客の指示によってオーダー端末入出力部303を介して一取引の合計を表示させる旨の合計表示指示を入力する。
【0131】
ステップ1510において、オーダー端末制御部301は、一取引の合計をオーダーサーバ50に問い合わせ、オーダーサーバ50から返信された一取引の合計をオーダー端末入出力部303に表示する。
【0132】
ステップ1511において、オーダー端末制御部301はオーダー端末入出力部303を介して会計指示を入力する。オーダー端末制御部301は入力された会計指示をオーダーサーバ50に送信する。
【0133】
ステップ1512において、オーダーサーバ制御部501はクーポンを含む注文情報をPOS端末10に送信する。
【0134】
以上のべたように、本実施形態のオーダー端末30によれば、顧客端末80に配信されたクーポンをオーダー端末入出力部303に配信後即座に表示させることができ、さらにこのクーポンを当該取引の中において使用することができる。
【0135】
従って、顧客がタイムリーにクーポンの配信を知ることができるとともに、より簡便にクーポンを利用できるという効果がある。
【0136】
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る注文処理システムの構成は、注文動作以外は第1の実施形態に係る注文処理システムの構成と同様である。
【0137】
以下、図16を参照して第3の実施形態に係るオーダー端末30の注文動作を説明する。
【0138】
図16は、第3の実施形態に係るオーダー端末30の注文動作を示すフローチャートである。図16に示すように、ステップ1601において、クーポンサーバ制御部701はオーダー端末30にクーポンを配信する。
【0139】
具体的には、チェックインの際にオーダー端末制御部301は自機のIPアドレスをクーポンサーバ70に送信し、クーポンサーバ制御部701は受信したIPアドレスに当日のおすすめ商品のクーポンを配信する。
【0140】
ステップ1602において、オーダー端末制御部301はクーポンをクーポンサーバ70から受信する。
【0141】
ステップ1603において、オーダー端末制御部301は、オーダー端末入出力部303を介してクーポンを登録する。この登録によりクーポンは使用可能状態となる。
【0142】
オーダー端末制御部301は、クーポンを登録すると、このクーポンを注文情報の一部としてオーダー入力ファイル302Bに格納する。
【0143】
ステップ1604において、オーダー端末制御部301はオーダー端末入出力部303に商品マスタ302Aから読み出したメニューを表示させ、顧客の指示に従ってオーダー端末入出力部303を介して注文を入力する。
【0144】
ステップ1605において、オーダー端末制御部301は、入力された注文を注文情報としてオーダーサーバ50及びクーポンサーバ70に送信する。
【0145】
ステップ1606において、オーダーサーバ制御部501は受信した注文情報をオーダーファイル502Aに格納し、さらに注文情報をキッチン端末60に送信する。
【0146】
ステップ1607において、クーポンサーバ70は受信した注文情報を注文履歴として蓄積して格納し、注文履歴を分析することにより配信すべきクーポンを判定する。
【0147】
具体的には、商品間の注文数の相関係数を算出し、受信した注文情報に含まれる商品と相関が高い商品のクーポンを配信すべきクーポンとして選択し、或いは当該商品を推奨商品として選択する。
【0148】
ステップ1608において、クーポンサーバ70はクーポンをオーダー端末30に配信する。ここで、クーポンサーバ制御部701は、オーダー端末30から注文情報を受信した際に受信データに含まれる送信元IPアドレスを読み出し、この送信元IPアドレスに選択したクーポン乃至推奨商品の情報を送信する。
【0149】
オーダー端末制御部301は、受信したクーポン乃至推奨商品をオーダー端末入出力部303に表示させる、従って、顧客は配信されたクーポン乃至推奨商品の情報を即座にオーダー端末30によって知ることができる。この配信されたクーポンは、当該取引において利用することができる。
【0150】
ステップ1609において、オーダー端末制御部301は顧客の指示によってオーダー端末入出力部303を介して一取引の合計を表示させる旨の合計表示指示を入力する。
【0151】
ステップ1610において、オーダー端末制御部301は、一取引の合計をオーダーサーバ50に問い合わせ、オーダーサーバ50から返信された一取引の合計をオーダー端末入出力部303に表示する。
【0152】
ステップ1611において、オーダー端末制御部301はオーダー端末入出力部303を介して会計指示を入力する。オーダー端末制御部301は入力された会計指示をオーダーサーバ50に送信する。
【0153】
ステップ1612において、オーダーサーバ制御部501はクーポンを含む注文情報をPOS端末10に送信する。
【0154】
以上のべたように、本実施形態のオーダー端末30によれば、顧客端末80を所有しない顧客であっても、配信されたクーポンをオーダー端末入出力部303に配信後即座に表示させることができ、さらにこのクーポンを当該取引の中において使用することができる。
【0155】
従って、顧客端末80を所有しない顧客であっても、顧客がタイムリーにクーポンの配信を知ることができるとともに、より簡便にクーポンを利用できるという効果がある。
【0156】
図17は、注文画面1701の例を示す図である。注文画面1701はオーダー端末入出力部303に顧客が注文する際にオーダー端末制御部301によって表示される。図17に示すように、注文画面1701は、商品のカテゴリーを示すカテゴリーボタン1702と、メニューの詳細を示すメニュー表示欄1704と、を含む。
【0157】
メニュー表示欄1704は、「商品の写真」、「商品名」、「値段」、及び当該商品の注文を指示する「注文する」ボタンを含む。また、クーポンは商品名にクーポンである旨が表示される。
【0158】
メニュー表示欄1704は、さらに、初期画面に戻ることを指示する「TOP」ボタン1705と、注文を追加する旨を指示する「注文する」ボタン1706と、当日既に注文した注文履歴を表示させるための「注文履歴」ボタン1707と、を表示する。メニュー表示欄1704は、加えて、注文した商品のステータスの表示を指示する「調理状況」ボタン1708と、店員の呼び出しを指示する「店員呼出」ボタン1709と、一取引を終了して会計を指示する「お会計」ボタン1710と、を表示する。
【0159】
オーダー端末制御部301は、「注文履歴」ボタン1706の押下によって注文履歴を表示した場合、キャンセルボタンをさらに表示し、顧客の指示により指定された商品のキャンセル受け付けることもできる。
【0160】
以上のべたように、本実施形態のオーダー端末30によれば、顧客端末80に配信されたクーポンをオーダー端末30に適時に登録することができる。
【0161】
従って、顧客がより簡便にクーポンを利用できるという効果がある。
【0162】
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0163】
20:管理端末
30:オーダー端末
50:オーダーサーバ
70:クーポンサーバ
80:顧客端末
301:オーダー端末制御部
302A:商品マスタ
702A:クーポンファイル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17