【実施例】
【0155】
式(I)の化合物および式(I)の化合物の製造に使用する中間体は、次の実施例および関連法に示す方法を使用して製造できる。これらの実施例で使用した方法および条件およびこれらの実施例で製造した実際の化合物は、限定を意図せず、どのように式(I)の化合物が製造できるかを示すことを意図する。これらの実施例で使用した出発物質および反応材は、ここに記載する方法により製造しないとき、一般に市販されているかまたは化学論文に報告されているかまたは化学論文に記載されている方法を使用して製造し得る。
【0156】
ここに示す実施例において、用語“濃縮乾固”は、一般に硫酸ナトリウムまたは硫酸マグネシウムでの有機溶媒溶液の乾燥、続く濾過および濾液からの溶媒の除去(一般に減圧下および製造する物質の安定性に適した温度で)をいう。カラムクロマトグラフィーは、Isco中速クロマトグラフィー装置(Teledyne Corporation)を使用する充填済シリカゲルカートリッジで行い、記載する溶媒または溶媒混合物で溶出した。分取高速液体クロマトグラフィー(HPLC)は、分離する物質の量に適したサイズの逆相カラム(Waters SunFire C18、Waters XBridge C18、PHENOMENEX(登録商標)Axia C18、YMC S5 ODSなど)を使用して行い、一般に0.05%または0.1%トリフルオロ酢酸または10mM 酢酸アンモニウムも含む水中のメタノールまたはアセトニトリルの濃度上昇勾配で、カラムサイズおよび達成すべき分離に適する速度で溶出した。化学名は、ChemDraw Ultra, version 9.0.5(CambridgeSoft)を使用して決定した。次の略語を使用する。
NaHCO
3(水性)=飽和重炭酸ナトリウム水溶液
塩水=飽和塩化ナトリウム水溶液
DCM=ジクロロメタン
DIEA=N,N−ジイソプロピルエチルアミン
DMAP=4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン
DMF=N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO=ジメチルスルホキシド
EDC=N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩
EtOAc=酢酸エチル
HOAT=1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール
HOBT=1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物
rt=周囲の室温(一般に約20〜25℃)
TEA=トリエチルアミン
TFA=トリフルオロ酢酸
THF=テトラヒドロフラン
【0157】
実施例化合物の特徴付けに使用した分析的HPLC方法
分析的HPLCを、次の方法を使用して、Shimadzu LC10AS液体クロマトグラフで行った。
【表13】
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【0158】
【表14】
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【0159】
【表15】
[この文献は図面を表示できません]
【0160】
【表16】
[この文献は図面を表示できません]
【0161】
【表17】
[この文献は図面を表示できません]
【0162】
【表18】
[この文献は図面を表示できません]
【0163】
【表19】
[この文献は図面を表示できません]
【0164】
【表20】
[この文献は図面を表示できません]
【0165】
【表21】
[この文献は図面を表示できません]
【0166】
【表22】
[この文献は図面を表示できません]
【0167】
【表23】
[この文献は図面を表示できません]
【0168】
【表24】
[この文献は図面を表示できません]
【0169】
【表25】
[この文献は図面を表示できません]
【0170】
【表26】
[この文献は図面を表示できません]
【0171】
【表27】
[この文献は図面を表示できません]
【0172】
【表28】
[この文献は図面を表示できません]
【0173】
製造例1
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
【0174】
工程1
4,6−ジクロロニコチン酸(60g、313mmol)を含む丸底フラスコに、クロロホルム(500mL)および一滴のN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)を添加した。反応物を0℃に冷却し、塩化オキサリル(82mL、938mmol)を5分かけて添加した。反応物を0℃で1時間維持し、減圧下濃縮した。反応容器にクロロホルムを再添加し、再濃縮し、この操作をさらに1回繰り返して、褐色油状物を得た。油状物をクロロホルム(500mL)に溶解し、0℃に冷却した。冷却した反応容器にメチルアミン(THF中2M、390mL、780mmol)を徐々に添加した。撹拌を0℃で1時間続け、水の添加により反応を停止させた。生成物をクロロホルムで抽出し、合わせた有機層を水および塩水(飽和塩化ナトリウム水溶液)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。粗製の生成物(52g)を他のバッチの粗製の物質(27g)と合わせ、40〜50%酢酸エチルの石油エーテル溶液で溶出するフラッシュクロマトグラフィーを使用して精製して、73gの生成中間体1を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6); δ 8.60 (bm, 1H), δ 8.47 (s, 1H), δ 7.89 (s, 1H), δ 2.78 (d, J = 4.6 Hz, 3H). LC保持時間1.25分[A]. マススペクトロメトリー(“MS”)(E+) m/z: 205(MH
+)
【0175】
工程2
中間体1(1.8g、8.78mmol)のテトラヒドロフラン(THF、68mL)溶液に、2−(メチルチオ)アニリン(1.83g、13.2mmol)、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液(NaHMDS、THF中1M、61mL、61mmol)を添加した。反応物を室温で30分撹拌し、水で反応停止させた。粗製の生成物を酢酸エチルで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮し、自動化クロマトグラフィー(0〜100%EtOAc/ヘキサン)で精製して、中間体2(2.16g、80%収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 10.34 (s, 1H), 8.77 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 8.51 (s, 1H), 7.44 - 7.22 (m, 4H), 6.51 (s, 1H), 2.80 (d, J = 4.6 Hz, 3H), 2.43 (s, 3H). LC保持時間0.86分[J]. MS(E
+) m/z: 308(MH
+)
【0176】
工程3
中間体2(900mg、2.92mmol)を酢酸(AcOH、9.7mL)に懸濁し、過酸化水素(30%水溶液、6.0mL、58.5mmol)およびタングステン酸ナトリウム二水和物(964mg、2.92mmol)を順次添加した。30分後に反応が完了し、水および酢酸エチルで希釈した。層を分離し、水層を1回酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を1回亜硫酸水素ナトリウム水溶液および1回水で洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下濃縮し、自動化シリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%EtOAc/ヘキサン)で精製して、スルホン生成物中間体3を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 10.76 (s, 1H), 8.79 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 7.96 (dd, J = 7.9, 1.5 Hz, 1H), 7.79 - 7.73 (m, 1H), 7.70 - 7.66 (m, 1H), 7.46 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 6.97 (s, 1H), 3.17 (s, 3H), 2.79 (d, J = 4.4 Hz, 3H). LC保持時間0.72分[J]. MS(E
+) m/z: 339(MH
+)
【0177】
実施例1
【化40】
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5−フルオロピリジン−2−アミン(40mg、0.35mmol)を中間体3(80mg、0.24mmol)と合わせた。容器にジメチルアセトアミド(DMA、1mL)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Pd
2dba
3、22mg、0.024mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(Xantphos、27mg、0.047mmol)および炭酸セシウム(153mg、0.47mmol)を添加した。容器を排気し、窒素を再充填する操作を3回反復し、145℃で2時間加熱した。粗製の生成物をDMFで希釈し、濾過し、分取HPLCを使用して精製して、50mg(51%収率)の1を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.82 (s, 1H), 9.82 (s, 1H), 8.57 - 8.48 (m, 2H), 8.09 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 7.93 (dd, J = 7.9, 1.5 Hz, 1H), 7.83 - 7.77 (m, 1H), 7.76 - 7.73 (m, 1H), 7.69 - 7.60 (m, 2H), 7.59 (s, 1H), 7.40 - 7.34 (m, 1H), 3.15 (s, 3H), 2.77 (d, J = 4.5 Hz, 3H). LC保持時間1.23分[E]. MS(E
+) m/z: 416(MH
+)
【0178】
実施例2〜61
次の実施例化合物を、実施例1に準じる方法で製造した。
【表29】
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【表30】
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【0179】
【表31】
[この文献は図面を表示できません]
【表32】
[この文献は図面を表示できません]
【0180】
【表33】
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【表34】
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【0181】
製造例2
【化41】
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中間体2(50mg、0.16mmol)の酢酸(0.9mL)溶液に過酸化水素(33%水溶液、18μL、0.20mmol)を添加し、反応を4時間行わせた。1滴の飽和亜硫酸水素ナトリウム水溶液を添加し、混合物を減圧下濃縮し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で中性にし、DCM(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、中間体4を無色粉末(55mg、100%)として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 10.38 (s, 1H), 8.81 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 8.53 (s, 1H), 7.87 (dd, J = 7.6, 1.7 Hz, 1H), 7.66 - 7.61 (m, 1H), 7.59 - 7.55 (m, 1H), 7.48 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 6.60 (s, 1H), 2.80 (d, J = 4.6 Hz, 3H), 2.70 (s, 3H). LC保持時間1.68[A]. MS(E
+) m/z: 324(MH
+)
【0182】
実施例62
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
5−フルオロピリジン−2−アミン(13.8mg、0.124mmol)を中間体3(20mg、0.062mmol)と合わせた。容器にジメチルアセトアミド(DMA、0.6mL)、Pd
2dba
3(5.7mg、0.0062mmol)、Xantphos(27mg、0.047mmol)および炭酸セシウム(80mg、0.247mmol)を添加した。容器の排気と窒素の再充填を3回反復し、145℃で2時間加熱した。粗製の生成物をDMFで希釈し、濾過し、分取HPLCを使用して精製して、5.2mg(21%収率)の62を得た。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d
4) δ 8.37 (s, 1H), 7.98 - 7.92 (m, 2H), 7.67 - 7.62 (m, 1H), 7.59 - 7.52 (m, 2H), 7.43 - 7.37 (m, 1H), 7.35 - 7.29 (m, 2H), 2.95 (s, 3H), 2.81 (s, 3H). LC保持時間1.13[E]. MS(E
+) m/z: 400(MH
+)
【0183】
製造例3
【化43】
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撹拌中の中間体1(800mg、3.90mmol)溶液に、2−アミノベンズアミド(1.59g、11.7mmol)、NaHMDS(THF中1M、23.4mL、23.4mmol)を0℃で添加した。反応物を室温に温め、2時間撹拌し、その時点でメタノールを添加して反応停止させた。溶媒を減圧下に除去し、粗製の物質をフラッシュクロマトグラフィー(5〜10%MeOH/クロロホルム)で精製して、中間体5(950mg、80%収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 10.90 (s, 1H), 8.62 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 8.41 (s, 1H), 7.95 (br. s., 1H), 7.62 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.53 - 7.38 (m, 3H), 7.29 - 7.15 (m, 1H), 6.92 (s, 1H), 2.78 (d, J = 4.4 Hz, 3H). LC保持時間0.64分[J]. MS(E
+) m/z: 305(MH
+)
【0184】
実施例63
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
5−フルオロピリジン−2−アミン(74mg、0.66mmol)を中間体5(100mg、0.328mmol)と合わせた。容器にジメチルアセトアミド(3mL)、Pd
2dba
3(30mg、0.033mmol)、Xantphos(38mg、0.066mmol)および炭酸セシウム(214mg、0.656mmol)を添加した。容器の排気と窒素の再充填を3回反復し、145℃で45分加熱した。粗製の生成物をDMFで希釈し、濾過し、分取HPLCを使用して精製して、16.4mg(12.5%収率)の63を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.89 (s, 1H), 9.73 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.33 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 8.08 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.67 - 7.62 (m, 1H), 7.62 - 7.59 (m, 1H), 7.57 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 7.52 - 7.45 (m, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.13 - 7.06 (m, 1H), 4.05 (s, 1H), 3.90 (s, 1H), 2.75 (d, J = 4.5 Hz, 3H). LC保持時間1.24分[E]. MS(E
+) m/z: 381(MH
+)
【0185】
実施例64〜183
次の実施例化合物を、実施例63に準じる方法で製造した。
【表35】
[この文献は図面を表示できません]
【表36】
[この文献は図面を表示できません]
【0186】
【表37】
[この文献は図面を表示できません]
【表38】
[この文献は図面を表示できません]
【0187】
【表39】
[この文献は図面を表示できません]
【表40】
[この文献は図面を表示できません]
【0188】
【表41】
[この文献は図面を表示できません]
【表42】
[この文献は図面を表示できません]
【0189】
【表43】
[この文献は図面を表示できません]
【表44】
[この文献は図面を表示できません]
【0190】
【表45】
[この文献は図面を表示できません]
【表46】
[この文献は図面を表示できません]
【0191】
製造例4
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
【0192】
工程1
4,6−ジクロロニコチン酸(4g、20.8mmol)のメタノール(8mL)およびテトラヒドロフラン(16mL)溶液に、水酸化リチウム一水和物(2.62g、62.5mmol)を添加し、反応物を室温で1時間撹拌した。反応物を減圧下濃縮し、12mLの水を添加し、溶液を0℃に冷却し、撹拌しながら1N塩酸(水性)を添加して沈殿を生じさせた。pH〜4となるまで(リトマス紙)、酸を少量ずつ添加し続けた。懸濁液を濾過し、固体を取得し、ジエチルエーテルで1時間摩砕した。固体を濾取し、乾燥し、回収して、中間体6(2.84g、73%)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 13.23 (br. s., 1H), 8.54 (s, 1H), 7.32 (s, 1H), 3.94 (s, 3H). LC保持時間0.55分[J]. MS(E
+) m/z: 188(MH
+)
【0193】
工程2
5−フルオロピリジン−2−アミン(1.195g、10.66mmol)を中間体6(1.00g、5.33mmol)と合わせた。容器にDMA(20mL)、Pd
2dba
3(488mg、0.533mmol)、Xantphos(617mg、1.07mmol)および炭酸セシウム(3.47g、107mmol)を添加した。容器の排気と窒素の再充填を3回反復し、145℃で30分加熱した。粗製の反応物をメタノールで希釈し、濾過した(メタノールで濯いだ)。濾液を油ポンプに接続したロータリーエバポレーターを使用して最小体積まで濃縮した。粘性油状物に1N HCl(水性)をpH〜2まで添加し、沈殿を得て、音波処理し、濾取し、冷水で濯いだ。固体を集め、乾燥し、ジエチルエーテルに懸濁した。スラリーを音波処理し、濾取し、ジエチルエーテルで濯いだ。固体を再び集め、1:1ジクロロメタン:エーテルに懸濁し、再び音波処理した。濾取、1:1ジクロロメタン:エーテル濯ぎおよびヘキサン濯ぎにより、中間体7(1.31g、94%)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.60 (s, 1H), 8.35 (d, J = 3.1 Hz, 1H), 7.86 (td, J = 8.6, 2.8 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 7.16 (s, 1H), 3.96 (s, 3H). LC保持時間0.50分[J]. MS(E
+) m/z: 264(MH
+)
【0194】
工程3
中間体7(1.53g、5.81mmol)の氷酢酸(50mL)懸濁液に、臭化水素酸(AcOH中48%、9.86mL、87mmol)を添加した。容器を密閉し、110℃で4時間加熱した。反応物を室温に冷却し、溶媒を減圧下に除去し、粗製の生成物をトルエンと共蒸発し、ジエチルエーテルに懸濁し、濾取し、エーテルで濯いだ。得られた赤色粉末(1.8g、100%)はさらに精製することなく用いた。LC保持時間0.55分[J]. MS(E
+) m/z: 250(MH
+)
【0195】
工程4
中間体8(1.1g、4.41mmol)をオキシ塩化リン(POCl
3、25mL、265mmol)に溶解し、これにトリエチルアミン(0.61mL、4.4mmol)を添加し、反応物を密閉し、110℃で2時間加熱した。反応物を減圧下濃縮し、テトラヒドロフラン(20mL)に溶解した。溶液を0℃に冷却し、メチルアミン(THF中2M、4.42mL、8.84mmol)を徐々に添加した。反応物を0℃で1時間撹拌し、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーを使用して精製して、中間体9(500mg、40%収率)を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 10.20 (s, 1H), 8.36 (m, 1H), 8.29 (m, 2H), 7.90 (s, 1H), 7.69 (m, 2H), 2.76 (d, J = 4.5 Hz, 3H). LC保持時間0.57分[J]. MS(E
+) m/z: 281(MH
+)
【0196】
実施例184
【化46】
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中間体9(20mg、0.071mmol)をアニリン(13mg、0.4mmol)のNMP(1mL)溶液と合わせ、これに塩酸(ジオキサン中4M、14μL、0.057mmol)を添加し、容器を密閉し、120℃で一夜加熱した。粗製の反応物を濾過し、分取HPLCを使用して精製して、8.7mg(36%収率)の184を得た。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d
4) δ 8.29 (s, 1H), 8.00 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.45 - 7.37 (m, 3H), 7.35 - 7.29 (m, 3H), 7.20 - 7.14 (m, 1H), 2.93 (s, 3H). LC保持時間1.62分[E]. MS(E
+) m/z: 338(MH
+)
【0197】
実施例185〜232
次の実施例化合物を、実施例184に準じる方法で製造した。
【表47】
[この文献は図面を表示できません]
【表48】
[この文献は図面を表示できません]
【0198】
【表49】
[この文献は図面を表示できません]
【表50】
[この文献は図面を表示できません]
【0199】
【表51】
[この文献は図面を表示できません]
【0200】
製造例5
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0201】
工程1
撹拌中の中間体1(1.00g、4.88mmol)のDMA(30mL)溶液に、4−アミノ−3−メトキシ安息香酸(1.22g、7.32mmol)、NaHMDS(THF中1M、36.6mL、36.6mmol)を添加した。反応物を2時間撹拌し、THFを減圧下に除去し、HCl(1M水性)を添加してpHを〜5に調節し、得られた不均一スラリーから濾取して、中間体10を得た。濾液をDCMで抽出し、水(3×)で洗浄し、乾燥し、濃縮し、自動化シリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%MeOH/DCM)で精製して、さらなる目的物質を得た。総収量=0.87g、53%。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 12.86 (br. s., 1H), 10.64 (s, 1H), 8.81 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 8.52 (s, 1H), 7.65 - 7.50 (m, 3H), 7.14 (s, 1H), 3.91 (s, 3H), 2.80 (d, J = 4.4 Hz, 3H). LC保持時間0.70[J]. MS(E
+) m/z: 336(MH
+)
【0202】
工程2
5−フルオロピリジン−2−アミン(217mg、1.94mmol)を中間体10(500mg、1.49mmol)と合わせた。容器にジメチルアセトアミド(10mL)、Pd
2dba
3(136mg、0.15mmol)、Xantphos(172mg、0.30mmol)および炭酸セシウム(0.970g、2.98mmol)を添加した。容器の排気と窒素の再充填を3回反復し、145℃で2時間加熱した。粗製の生成物を濾過し、油式真空ポンプに接続したロータリーエバポレーターで濃縮した。粗製の油状物をシリカゲルに吸着させ、乾燥し、自動化クロマトグラフィー(0〜100%MeOH/DCM)を使用して精製して、300mg(49%収率)の中間体11を得た。LC保持時間0.66[J]. MS(E
+) m/z: 412(MH
+)
【0203】
実施例233
【化48】
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中間体11(30mg、0.073mmol)、塩化アンモニウム(7.8mg、0.15mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(51μL、0.29mmol)を含むDMF(1mL)溶液に、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU、36mg、0.095mmol)を添加し、反応物を1時間撹拌した。反応物を濾過し、pHPLCで精製して、233(12mg、40%収率)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.66 (s, 1H), 9.86 (s, 1H), 8.56 - 8.44 (m, 2H), 8.20 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.72 - 7.62 (m, 2H), 7.61 - 7.55 (m, 3H), 7.31 (br. s., 1H), 3.91 (s, 3H), 2.77 (d, J = 4.5 Hz, 3H). LC保持時間1.09[E]. MS(E
+) m/z: 411(MH
+)
【0204】
実施例234〜253
次の実施例化合物を、実施例233に準じる方法で製造した。
【表52】
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【表53】
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【表54】
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【0205】
製造例6
【化49】
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【0206】
工程1
撹拌中の中間体1(0.25g、1.22mmol)のDMA(3mL)溶液に4−クロロ−2−メトキシアニリン(0.25g、1.58mmol)、NaHMDS(THF中1M、3.66mL、3.66mmol)を添加した。反応物を20分撹拌し、水を少しずつ添加して、生成物を析出させた。生成物を濾取し、さらなる水で洗浄し、減圧下に乾燥して、中間体12(361mg、91%収率)を得た。LC保持時間3.44分[A]
【0207】
工程2
メチル2−アミノイソニコチネート(70mg、0.46mmol)を中間体12(100mg、0.31mmol)と合わせた。容器にジメチルアセトアミド(0.6mL)、Pd
2dba
3(28mg、0.031mmol)、Xantphos(35mg、0.061mmol)および炭酸セシウム(0.25g、0.77mmol)を添加した。容器の排気と窒素の再充填を3回反復し、145℃で1時間加熱した。反応物を室温に冷却し、0.1mLの水酸化ナトリウム(水中1M、0.1mmol)を添加し、反応物を60℃に再加熱し、一夜撹拌した。反応物をMeOH(〜5mL)で希釈し、得られた固体を濾別し、MeOHで濯いで、中間体13(63mg、48%収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 10.43 (s, 1H), 9.51 (s, 1H), 8.51 - 8.38 (m, 2H), 8.04 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.54 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.20 - 7.12 (m, 2H), 7.08 (dd, J = 8.6, 2.2 Hz, 1H), 3.87 (s, 3H), 2.77 (d, J = 4.4 Hz, 3H). LC保持時間2.83分[A]
【0208】
実施例254
【化50】
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中間体13(20mg、0.047mmol)をDMF(0.2mL)に溶解し、メチルアミン塩酸塩(9.5mg、0.14mmol)ならびにN,N−ジイソプロピルエチルアミン(24μL、0.14mmol)を順次に反応容器に添加した。この容器に(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(BOP、31mg、0.070mmol)を添加し、反応物を室温で1時間撹拌した。溶液をさらにDMFで希釈し、濾過し、pHPLCで精製して、254(1.5mg、7.3%収率)を得た。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d
4) δ 8.32 (s, 1H), 8.28 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.51 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 5.0, 1.5 Hz, 1H), 7.03 - 6.96 (m, 2H), 3.92 (s, 3H), 2.96 (s, 3H), 2.94 (s, 3H). LC保持時間1.46[E]. MS(E
+) m/z: 441(MH
+)
【0209】
実施例255〜278
次の実施例化合物を、実施例254に準じる方法で製造した。
【表55】
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【表56】
[この文献は図面を表示できません]
【表57】
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【0210】
製造例7
【化51】
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中間体9(50mg、0.18mmol)に、ベンゼン−1,2−ジアミン(19mg、0.18mmol)のn−ブタノール(2mL)溶液を添加した。混合物をマイクロ波照射下、120℃で3時間加熱し、室温に冷却し、pHPLCを使用して精製して、中間体14(30mg、48%収率)を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 11.10 (bs, 1H), 10.15 (s, 1H), 8.86 (m, 1H), 8.35 (s, 1H), 8.32 (m, 1H), 7.85 (m, 1H), 7.15-7.06 (m, 3H), 6.86 (m, 1H), 6.67 (m, 1H), 2.82 (d, J = 4.5 Hz, 3H). LC保持時間1.84分[K]. MS(E
+) m/z: 352(MH
+)
【0211】
実施例279
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
中間体14(40mg、0.11mmol)をDCM(1.5mL)に溶解し、これにトリエチルアミン(47μL、0.34mmol)を添加した。容器を0℃に冷却し、メタンスルホニルクロライド(13mg、0.11mmol)を反応物に添加した。反応物を室温に温め、30分撹拌し、pHPLCを使用して精製して、279(5.2mg、10%収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 10.46 (bs, 1H), 9.38 (bs, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.26 (bs, 1H), 7.79 (m, 1H), 7.50 (m, 2H), 7.39 (m, 3H), 3.03 (s, 3 H), 2.82(d, J = 4.4 Hz, 3H). LC保持時間10.27分[F]. MS(E
+) m/z: 431(MH
+)
【0212】
実施例280および281
次の実施例化合物を実施例279に準じる方法で製造した。
【表58】
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【0213】
製造例8
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0214】
工程1
撹拌中の中間体1(0.33g、1.61mmol)のDMA(3mL)溶液に3−フルオロ−2−メトキシアニリン(0.27g、1.9mmol)、NaHMDS(THF中1M、4.83mL、4.83mmol)を添加した。反応物を30分撹拌し、水(〜30mL)を少しずつ添加して、生成物を析出させた。生成物を濾過により集め、さらなる水で洗浄し、減圧下に乾燥して、中間体15(476mg、95%収率)を得た。LC保持時間3.22分[A]. MS(E
+) m/z: 310(MH
+)
【0215】
工程2
中間体15(30mg、0.097mmol)を4−(メチルチオ)ピリジン−2−アミン(20.4mg、0.145mmol)ならびに二酢酸パラジウム(4.4mg、0.019mmol)、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−3,6−ジメトキシ−2’,4’,6’−トリ−i−プロピル−1,1’−ビフェニル(BrettPhos、10.4mg、0.019mmol)および炭酸カリウム(20mg、0.14mmol)と合わせ、バイアルを数分N
2で通気した。1,4−ジオキサン(0.3mL)を添加し、不均一混合物をN
2で通気し、密閉し、105℃で1時間加熱した。反応物を室温に冷却し、水を添加して、沈殿を形成させた。スラリーを室温で1時間撹拌し、固体を濾過により集め、水で洗浄し、一夜フィルター上で乾燥して、中間体16を黄色粉末(40mg、100%収率)として得た。LC保持時間2.89分[A]. MS(E
+) m/z: 414(MH
+)
【0216】
実施例282
【化54】
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中間体16(40mg、0.097mmol)にタングステン酸ナトリウム二水和物(32mg、0.097mmol)および氷酢酸(0.3mL)を添加した。これに過酸化水素(33%水性、59μL、0.63mmol)を添加し、30分かけて酸化をさせた。反応物を0℃に冷却することにより反応停止させ、25%チオ硫酸ナトリウム水溶液(〜1mL)を添加した。このスラリーを室温に温め、1時間撹拌し、この時点で固体を濾別し、空気乾燥した。得られた粉末をDMFに再溶解し、pHPLCで精製して、282(21mg、49%収率)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.75 (s, 1H), 10.25 (s, 1H), 8.59 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.47 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 8.33 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.38 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.34 (dd, J = 5.4, 1.5 Hz, 1H), 7.18 (td, J = 8.2, 5.9 Hz, 1H), 7.04 - 6.96 (m, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 2.79 (d, J = 4.5 Hz, 3H). LC保持時間1.54分[E]. MS(E
+) m/z: 446(MH
+)
【0217】
製造例9
【化55】
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中間体1(200mg、0.98mmol)のDMA(0.2mL)溶液に、シクロペンタンアミン(125mg、1.46mmol)およびiPr
2NEt(138mg、1.07mmol)を添加した。容器を密閉し、70℃で2時間加熱し、室温に冷却し、水に注加して、沈殿を形成させた。スラリーを室温で4時間撹拌し、濾過し、水で濯いだ。固体を集め、乾燥し、さらに精製はしなかった。
【0218】
実施例283
【化56】
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中間体17(25mg、0.099mmol)を、キノリン−2−アミン(28mg、0.20mmol)と反応容器内で合わせた。容器にDMA(0.5mL)、Pd
2dba
3(9.0mg、0.0098mmol)、Xantphos(11.4mg、0.020mmol)および炭酸セシウム(64mg、0.20mmol)を添加した。容器の排気と窒素の再充填を3回反復し、135℃で2時間加熱した。粗製の生成物をDMFで希釈し、濾過し、分取HPLCを使用して精製して、283(25.6mg、71%収率)を得た。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d
4) δ 8.20 (s, 1H), 8.13 - 8.02 (m, 2H), 7.78 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.75 - 7.71 (m, 1H), 7.65 (td, J = 7.7, 1.5 Hz, 1H), 7.42 - 7.36 (m, 1H), 7.20 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 4.01 (quin, J = 5.9 Hz, 1H), 2.90 (s, 3H), 2.30 - 2.16 (m, 2H), 1.92 - 1.62 (m, 6H). LC保持時間1.89分[E]. MS(E
+) m/z: 362(MH
+)
【0219】
実施例284〜293
次の実施例化合物を、実施例283に準じる方法で製造した。
【表59】
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【0220】
製造例10
【化57】
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【0221】
工程1
中間体1(150mg、0.73mmol)のDMA(0.5mL)溶液に、(±)−trans−2−アミノシクロペンタノール塩酸塩(111mg、0.80mmol)およびiPr
2NEt(0.286mL、1.61mmol)を添加し、反応容器を密閉し、80℃で一夜加熱した。反応物を酢酸エチルで希釈し、塩水で洗浄し、濃縮乾固して、中間体18を粗製の生成物として得た(収率は測定しなかった)。LC保持時間1.28分[L]. MS(E
+) m/z: 270(MH
+)
【0222】
工程2
塩化オキサリル(0.097mL、1.12mmol)のDCM(5mL)溶液に、DMSO(0.158mL、2.22mmol)を−78℃で添加した。混合物を−78℃で10分撹拌し、中間体18(100mg、0.37mmol)のDCM(1mL)溶液を滴下した。反応物を−78℃で5時間撹拌し、トリエチルアミン(0.31mL、2.22mmol)を添加し、反応物を一夜、室温まで温めた。水で反応停止させ、生成物をDCMで抽出し、合わせた有機層をMgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮し、さらに精製することなく使用した(100mg、〜50%pdt/sm)。中間体19 LC保持時間0.63分[J]. MS(E
+) m/z: 268(MH
+)
【0223】
工程3
工程1の粗製の生成物(中間体19)のDCM(5mL)溶液に、DAST(0.10mL、0.78mmol)を添加し、反応物を室温で一夜撹拌した。水の添加により反応停止させ、生成物をDCMで抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO
3水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮し、自動化クロマトグラフィー(20〜60%EtOAc/ヘキサン)を使用して精製して、中間体20(35mg、2工程で32%収率)を得た。LC保持時間2.34分[M]. MS(E
+) m/z: 290(MH
+)
【0224】
実施例294
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
中間体20(10mg、0.035mmol)を、キノリン−2−アミン(10mg、0.069mmol)と反応容器内で合わせた。容器にDMA(0.5mL)、Pd
2dba
3(3.2mg、0.0034mmol)、Xantphos(3.6mg、0.0069mmol)および炭酸セシウム(34mg、0.10mmol)を添加した。容器の排気と窒素の再充填を3回反復し、130℃で3時間加熱した。粗製の生成物をDMFで希釈し、濾過し、分取HPLCを使用して精製して、294(8.2mg、58%収率)を得た。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d
4) δ 8.27 (s, 1H), 8.17 (br. s., 1H), 8.06 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.81 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.76 - 7.71 (m, 1H), 7.68 - 7.60 (m, 1H), 7.43 - 7.35 (m, 1H), 7.23 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 4.23 - 4.10 (m, 1H), 2.96 - 2.85 (m, 3H), 2.55 (dtd, J = 12.3, 7.9, 3.7 Hz, 1H), 2.41 - 2.17 (m, 2H), 2.06 - 1.86 (m, 2H), 1.86 - 1.75 (m, 1H). LC保持時間1.76分[E]. MS(E
+) m/z: 398(MH
+)
【0225】
製造例11
【化59】
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【0226】
工程1
4,6−ジクロロニコチン酸のテトラヒドロフラン溶液(THF、0.1〜0.8M)に、対応するアニリン(1.5モル当量)、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液(THF中1M、8モル当量)を添加した。反応物を一定量のLCMSおよび/またはHPLC分析により出発物質の完全な消費が確認されるまで室温で反応物を撹拌した。1M塩酸(HCl)の水溶液で反応停止させ、粗製の反応物を濃縮した。粗製の生成物をシリカゲルに吸着させ、自動化シリカゲルクロマトグラフィー(0〜30%MeOH/DCM)を使用して精製して、中間体21(400mg、33%収率)を得た。LC保持時間0.83分[J]. MS(E
+) m/z: 292(MH
+)
【0227】
工程2
中間体21(380mg、1.30mmol)を、5−フルオロピリジン−2−アミン(219mg、1.95mmol)と、反応容器内で合わせた。容器にDMA(15mL)、Pd
2dba
3(119mg、0.13mmol)、Xantphos(151mg、0.26mmol)および炭酸セシウム(849mg、2.61mmol)を添加した。容器の排気と窒素の再充填を3回反復し、145℃で35分加熱した。反応混合物を濾過し、シリカゲルに吸着させ、自動化クロマトグラフィー(0〜100%MeOH/DCM)を使用して精製して、中間体22(350mg、73%収率)を得た。LC保持時間0.59分[J]. MS(E
+) m/z: 368(MH
+)
【0228】
実施例295
【化60】
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中間体22(20mg、0.054mmol)をDMF(1mL)に溶解し、エチルアミン塩酸塩(6.7mg、0.082mmol)ならびにN,N−ジイソプロピルエチルアミン(38μL、0.22mmol)と合わせた。これにHATU(27mg、0.071mmol)を添加し、反応物を1時間撹拌した。粗製の反応物を濾過し、pHPLCを使用して精製して、295(6.9mg、32%収率)を得た。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d
4) δ 8.26 (s, 1H), 8.18 (br. s., 1H), 7.73 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.58 - 7.50 (m, 2H), 7.43 - 7.29 (m, 1H), 7.02 (br. s., 1H), 3.42 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 1.27 - 1.20 (m, 3H). LC保持時間1.24分[E]. MS(E
+) m/z: 395(MH
+)
【0229】
実施例296
次の実施例化合物を、実施例295に準じる方法で製造した。
【表60】
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【0230】
製造例12
【化61】
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【0231】
工程1
4,6−ジクロロニコチン酸(2g、10.42mmol)および2−(メチルチオアニリン)(1.74g、12.5mmol)のDMA(30mL)溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(LiHMDS、THF中1M、25mL、25mmol)を添加して、穏やかな発熱が生じた。反応物を1時間、室温で撹拌し、減圧下濃縮してTHFを除去し、水を残存油状物(総体積〜80mL)に添加し、6M HClをpHが〜1〜2になるまで添加し、生成物を析出させた。生成物を濾過により集め、水で洗浄し、一夜乾燥して、中間体23を灰白色固体として得た(3.17g、〜100%)。LC保持時間3.20分[A]. MS(E
+) m/z: 295(MH
+)
【0232】
工程2
5−フルオロピリジン−2−アミン(57mg、0.51mmol)を、中間体23(100mg、0.34mmol)と合わせた。容器にジメチルアセトアミド(1mL)、Pd
2dba
3(31mg、0.034mmol)、Xantphos(39mg、0.068mmol)および炭酸セシウム(0.33g、1.0mmol)を添加した。容器の排気と窒素の再充填を3回反復し、145℃で1時間加熱した。反応物を室温に冷却し、水(〜3mL)および3N NaOH(1mL)で希釈した。得られたスラリーを濾過し、クロロホルムを受手側フラスコに添加し、フラスコを渦巻き状に撹拌し、クロロホルムをピペットを使用してデカントした。さらに2回クロロホルムを添加し、デカントして、その時点で水層を6N HCl(水性)で酸性にして、黄褐色沈殿を得た。沈殿を濾取し、水で洗浄し、乾燥して、中間体24(70mg、56%収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 9.97 (br. s., 1H), 8.65 (s, 1H), 8.11 (br. s., 1H), 7.67 (br. s., 1H), 7.49 - 7.35 (m, 3H), 7.36 - 7.27 (m, 2H), 2.44 (s, 3H). LC保持時間2.80[A]. MS(E
+) m/z: 371(MH
+)
【0233】
工程3
中間体24(85mg、0.23mmol)およびタングステン酸ナトリウム二水和物(76mg、0.23mmol)の酢酸(4mL)中のスラリーに、過酸化水素(30%水溶液、0.70mL、6.9mmol)を添加し、反応物を室温で1時間撹拌した。反応物を氷浴で冷却し、1mLのチオ硫酸ナトリウム(25%水溶液)を滴下した。混合物を室温に温め、総体積〜10mLまで水で希釈した。生成物を濾取し、水で洗浄し、一夜フィルター上で空気乾燥して、89mg(96%収率)の中間体25を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 10.54 (br. s., 1H), 8.72 (s, 1H), 8.18 (br. s., 1H), 8.00 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.91 - 7.84 (m, 1H), 7.83 - 7.78 (m, 1H), 7.72 (br. s., 1H), 7.51 (br. s., 2H), 3.16 (s, 3H). LC保持時間2.12[A]. MS(E
+) m/z: 403(MH
+)
【0234】
実施例297
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
中間体25(30mg、0.075mmol)をDMF(0.3mL)に溶解した。この容器にわずかに過剰のエチルアミン(70%水溶液、数滴〜0.02、〜0.2mmol)をBOP(50mg、0.11mmol)と共に添加し、反応物を室温で2時間撹拌した。溶液をDMSOで希釈し、濾過し、pHPLCで精製して、297(9.2mg、29%収率)を得た。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d
4) δ 8.40 (s, 1H), 8.03 (dd, J = 8.4, 1.5 Hz, 1H), 7.98 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 7.82 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.73 - 7.68 (m, 1H), 7.45 - 7.38 (m, 1H), 7.36 - 7.29 (m, 2H), 3.44 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 3.14 (s, 3H), 1.25 (t, J = 7.2 Hz, 3H). LC保持時間1.48[E]. MS(E
+) m/z: 430(MH
+)
【0235】
実施例298〜301
次の実施例化合物を、実施例297に準じる方法で製造した。
【表61】
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【0236】
製造例13
【化63】
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【0237】
工程1
撹拌子を備えたマイクロ波容器に、中間体1(50mg、0.24mmol)および2−アミノ−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド(68mg、0.34mmol)を添加した。固体をジオキサン(0.7mL)に溶解し、容器を密閉し、窒素を通気し、NaHMDS(THF中1M、0.24mL、0.24mmol)をシリンジを用いて添加した。容器をマイクロ波中、150℃で1時間加熱し、濃縮し、自動化クロマトグラフィで精製して、中間体26(3.4mg、3.4%収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 10.61 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 7.99 (dd, J = 7.9, 1.3 Hz, 1H), 7.63 - 7.56 (m, 1H), 7.56 - 7.50 (m, 1H), 7.34 - 7.28 (m, 1H), 7.05 (s, 1H), 6.22 (br. s., 1H), 3.04 (d, J = 4.8 Hz, 3H), 2.76 (s, 6H). LC保持時間1.37[A]. MS(E
+) m/z: 369(MH
+)
【0238】
実施例302
【化64】
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中間体26(10mg、0.027mmol)を、5−フルオロピリジン−2−アミン(6.1mg、0.054mmol)と、反応容器内で合わせた。容器にDMA(0.4mL)、Pd
2dba
3(2.4mg、0.0027mmol)、Xantphos(3.1mg、0.0054mmol)および炭酸セシウム(22mg、0.068mmol)を添加した。容器の排気と窒素の再充填を3回反復し、145℃で1.5時間加熱した。粗製の生成物をDMFで希釈し、濾過し、分取HPLCを使用して精製して、302(1mg、8%収率)を得た。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d
4) δ 8.34 (br. s., 1H), 7.98 (br. s., 1H), 7.94 (dd, J = 8.2, 1.2 Hz, 1H), 7.78 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.70 (br. s., 1H), 7.64 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.42 (br. s., 1H), 7.37 - 7.23 (m, 2H), 2.93 (s, 3H), 2.75 (s, 6H). LC保持時間0.68 [J]. MS(E
+) m/z: 445 (MH
+)
【0239】
製造例14
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0240】
工程1
撹拌中の中間体1(2.00g、9.75mmol)のDMA(70mL)溶液に、4−アミノ−3−(メチルチオ)安息香酸(2.68g、14.6mmol)、NaHMDS(THF中1M、68mL、68mmol)を添加した。反応物を1時間撹拌し、この時点でHCl(1M水性)を添加してpHを〜5に調節し、得られた溶液を濃縮し、シリカに吸着させ、自動化クロマトグラフィー(0〜100%MeOH/DCM)を使用して精製して、中間体27(900mg、26%)を得た。LC保持時間0.76[J]. MS(E
+) m/z: 352(MH
+)
【0241】
工程2
中間体27(850mg、2.42mmol)およびタングステン酸ナトリウム二水和物(797mg、2.42mmol)の酢酸(5mL)中のスラリーに過酸化水素(30%水溶液、7.4mL、72mmol)を添加し、反応物を室温で1時間撹拌した。水を添加し、生成物を酢酸エチル(×3)で抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して、中間体28(700mg、75%収率)を得て、これをさらに精製することなく用いた。LC保持時間0.65[J]. MS(E
+) m/z: 384(MH
+)
【0242】
工程3
5−フルオロピリジン−2−アミン(169mg、1.51mmol)を、中間体28(290mg、0.76mmol)と合わせた。容器にジメチルアセトアミド(1mL)、Pd
2dba
3(69mg、0.076mmol)、Xantphos(87mg、0.15mmol)および炭酸セシウム(0.49g、1.5mmol)を添加した。容器の排気と窒素の再充填を3回反復し、145℃で4時間加熱した。粗製の生成物を濾過し、油式真空ポンプに接続したロータリーエバポレーターで濃縮した。粗製の油状物をシリカゲルに吸着させ、乾燥し、自動化クロマトグラフィー(0〜100%MeOH/DCM)を使用して精製して、236mg(68%収率)の中間体29を得た。この物質の一部を分取HPLCによりさらに精製した。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d
4) δ 8.75 (br. s., 1H), 8.46 (s, 1H), 8.38 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 8.23 (br. s., 1H), 7.86 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.64 - 7.60 (m, 1H), 7.22 - 7.05 (m, 2H), 3.23 (s, 3H), 2.97 (s, 3H). LC保持時間0.88[E]. MS(E
+) m/z: 460(MH
+)
【0243】
実施例303
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
中間体29(20mg、0.044mmol)、塩化アンモニウム(3.5mg、0.065mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(30μL、0.17mmol)を含むDMF(1mL)溶液にHATU(19.9mg、0.052mmol)を添加し、反応物を30分撹拌した。反応物を濾過し、pHPLCで精製して、303(5mg、24%収率)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 11.04 (s, 1H), 8.54 (s, 1H), 8.44 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.25 - 8.14 (m, 3H), 7.84 (dd, J = 8.7, 1.2 Hz, 1H), 7.75 (br. s., 1H), 7.69 - 7.57 (m, 2H), 3.21 (s, 3H), 2.81 - 2.75 (m, 3H). LC保持時間1.05[E]. MS(E
+) m/z: 459(MH
+)
【0244】
実施例304〜309
次の実施例化合物を、実施例303に準じる方法で製造した。
【表62】
[この文献は図面を表示できません]
【0245】
実施例310
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
化合物303(30mg、0.065mmol)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU、59μL、0.39mmol)およびメチルホスホロジクロリデート(39mg、0.26mmol)をDCM(1mL)中で合わせ、反応物を室温で72時間撹拌した。粗製の物質をDMFで希釈し、濾過し、分取HPLCを使用して精製して、310(1.6mg、5%収率)を得た。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d
4) δ 8.46 (s, 1H), 8.32 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.07 - 7.98 (m, 3H), 7.93 (dd, J = 8.9, 2.0 Hz, 1H), 7.45 (td, J = 8.4, 3.0 Hz, 1H), 7.35 (dd, J = 8.9, 3.5 Hz, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.93 (s, 3H). LC保持時間1.38[E]. MS(E
+) m/z: 441(MH
+)
【0246】
製造例15
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
中間体29(54mg、0.118mmol)、2,2−ジメトキシエタナミン(24.7mg、0.235mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(82μL、0.47mmol)を含むDMF(1mL)溶液にHATU(53.6mg、0.141mmol)を添加し、反応物を60分撹拌した。反応物を濃縮し、自動化クロマトグラフィー(0〜25%MeOH/DCM)で精製して、中間体30(40mg、62%収率)を得た。LC保持時間0.65[J]. MS(E
+) m/z: 547(MH
+)
【0247】
実施例311
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
中間体30(60mg、0.11mmol)をイートン試薬(五酸化リン、メタンスルホン酸中7.7wt%、0.7mL、4.4mmol)に添加し、反応物を135℃で3.5時間加熱した。反応物を室温に冷却し、1N NaOHで中和した。粗製の生成物ををDCMで抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮し、分取HPLCで精製して、311(9.4mg、17%収率)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 11.10 (s, 1H), 8.66 (br. s., 1H), 8.55 (s, 1H), 8.49 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.35 - 8.27 (m, 2H), 8.19 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 7.97 - 7.90 (m, 1H), 7.75 - 7.65 (m, 1H), 7.58 (br. s., 1H), 7.45 (s, 1H), 3.28 (s, 3H), 2.79 (d, J = 4.5 Hz, 3H). LC保持時間1.42[E]. MS(E
+) m/z: 483(MH
+)
【0248】
製造例16
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0249】
工程1
中間体29(60mg、0.131mmol)、tert−ブチルヒドラジンカルボキシレート(34.5mg、0.26mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(91μL、0.52mmol)を含むDMF(1mL)溶液に、HATU(60mg、0.157mmol)を添加し、反応物を60分撹拌した。反応物を濃縮し、自動化クロマトグラフィー(0〜100%EtOAc/ヘキサン)で精製して、中間体31(45mg、60%収率)を得た。LC保持時間0.71[J]. MS(E
+) m/z: 574(MH
+)
【0250】
工程2
中間体31(45mg、0.078mmol)のDCM(0.5mL)溶液に、TFA(0.30mL、3.92mmol)を添加し、5分反応させ、その時点で溶媒を減圧下に除去し、残留物をDCMに再溶解し、再濃縮した(2回)。ジエチルエーテルを添加し、容器を音波処理して、不均一スラリーを得て、沈殿を濾別し、ジエチルエーテルで濯ぎ、集めて、中間体32(40mg、87%収率)をおそらくTFA塩として得た。LC保持時間0.55[J]. MS(E
+) m/z: 474(MH
+)
【0251】
実施例312
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
中間体塩である中間体32(43mg、0.084mmol)を、トリメトキシメタン(179mg、1.69mmol)と密閉容器中で合わせた。容器を105℃で45分加熱し、室温に冷却した。溶液を濃縮し、DMFに再溶解し、分取HPLCを使用して精製して、312(12.3mg、30%収率)を得た。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d
4) δ 8.95 (s, 1H), 8.67 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.35 (dd, J = 8.9, 2.0 Hz, 1H), 8.11 - 8.01 (m, 3H), 7.49 - 7.40 (m, 1H), 7.34 (dd, J = 8.9, 3.5 Hz, 1H), 3.24 (s, 3H), 2.94 (s, 3H). LC保持時間1.22[E]. MS(E
+) m/z: 484(MH
+)
【0252】
次の反応材は市販されておらず、その製造を下に示す。
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0253】
中間体33
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
参考文献:Xu, R. et al., J. Med. Chem., 53: 7035-7047 (2010)。
【0254】
2−アミノ−5−フルオロフェノール(300mg、2.36mmol)、炭酸セシウム(1.54g、4.72mmol)およびDMF(10mL)を含む冷却した(−70℃)30mL耐圧管を、クロロフルオロメタンガスでバブリングした(バブリング時間14分、〜0.6gガス重量、〜9mmol)。チューブを密閉し、室温に徐々に温め、5日間撹拌した。窒素ガスを過剰なクロロフルオロメタンガスを除去するために溶液に通気し、反応物をEtOAc(250mL)および水(50mL)に分配し、層を分離し、水層を再びEtOAcで抽出した。合わせた有機層を水(2×)、10%LiCl水溶液、水および塩水で順次に洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮し、中間体33を褐色固体(298mg、79%)として得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 6.88 - 6.80 (m, 1H), 6.72 - 6.63 (m, 2H), 5.83 - 5.62 (m, 2H)
【0255】
中間体34
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
バイアルに5−ヨードピリジン−2−アミン(817mg、3.71mmol)、5−フルオロピリジン−2(1H)−オン(350mg、3.09mmol)、ヨウ化銅(I)(118mg、0.619mmol)、炭酸カリウム(855mg、6.19mmol)、N1,N2−ジメチルエタン−1,2−ジアミン(0.13mL、1.2mmol)およびジオキサン(6.2mL)を仕込み、窒素を通気し、105℃で一夜加熱した。反応物を室温に冷却し、メタノール(20mL)で希釈し、濾過し、温メタノールを使用して濯いだ。濾液を濃縮し、自動化クロマトグラフィー(0%〜12%MeOH/EtOAc)を使用して精製して、中間体34を褐色固体(212mg、33%収率)として得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.96 (br. s., 1H), 7.70 (ddd, J = 4.1, 3.4, 0.7 Hz, 1H), 7.64 (ddd, J = 10.1, 7.0, 3.3 Hz, 1H), 7.51 (dd, J = 8.8, 2.6 Hz, 1H), 6.67 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.61 (ddd, J = 10.1, 5.3, 0.7 Hz, 1H)
【0256】
中間体35
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
バイアルに5−ブロモピリジン−2−アミン(400mg、2.3mmol)、5−メチルモルホリン−3−オン(532mg、4.62mmol)、ヨウ化銅(I)(88mg、0.46mmol)、炭酸カリウム(1.28g、9.25mmol)、N1,N2−ジメチルエタン−1,2−ジアミン(0.10mL、0.92mmol)およびジオキサン(5mL)を仕込み、窒素を通気し、105℃で一夜加熱した。反応物を室温に冷却し、10%MeOH/DCMに注加し、セライト(登録商標)パッドで濾過した。濾液を濃縮し、自動化クロマトグラフィー(0〜20%MeOH/EtOAc)を使用して精製して、中間体35を黄褐色油状物(265mg、55%収率)として得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.82 (br. s., 1H), 7.35 (dd, J = 8.7, 2.1 Hz, 1H), 6.65 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.36 - 4.15 (m, 2H), 4.07 (dd, J = 11.8, 3.4 Hz, 1H), 3.88 (dt, J = 6.6, 3.5 Hz, 1H), 3.79 (dd, J = 11.8, 4.1 Hz, 1H), 1.18 (d, J = 6.4 Hz, 3H). LC保持時間0.2分[A]. MS(E
+) m/z: 208 (MH
+)
【0257】
中間体36
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
滴下漏斗を使用して、塩化カルボベンズオキシ(38mL、266mmol)を、急速に撹拌している2−アミノ−1−メチルシクロペンタノール(27.85g、242mmol)の水:THF(1:1、計600mL)懸濁液に、内部温度を5〜10℃に氷浴で維持しながら滴下した。反応物を室温に温め、5時間撹拌し、その時点でEtOAcを添加し、層を分離した。有機層を乾燥し、濾過し、自動化クロマトグラフィー(0〜60%EtOAc/ヘキサン)で精製して、中間体37を白色固体(23.53g、39%)として得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.29 - 7.40 (5 H, m), 5.11 (2 H, s), 4.80 (1 H, br. s.), 3.86 (1 H, ddd, J = 9.68, 8.25, 6.05 Hz), 3.73 (1 H, s), 2.06 - 2.19 (1 H, m, J = 12.41, 8.32, 8.32, 3.74 Hz), 1.82 - 1.94 (1 H, m), 1.69 - 1.82 (2 H, m), 1.55 - 1.69 (1 H, m), 1.27 - 1.39 (1 H, m), 1.16 (3 H, s)
【0258】
中間体37(8.48g、34mmol)のDCM(340mL)懸濁液に、−78℃でDAST(9.0mL、68mmol)を滴下した。反応物を−78℃で4時間撹拌し、イソプロパノール(40mL)で反応停止させた。粗製物を濃縮し、並行して実施していたさらなる2バッチと合わせた(中間体37の総質量=23.48g、94mmol)。合わせた物質を自動化クロマトグラフィー(0〜30%EtOAc/ヘキサン)を使用して精製して、中間体38を白色固体(17.26g、73%収率)として得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.29 - 7.40 (5 H, m), 5.12 (2 H, d, J = 0.88 Hz), 4.97 (1 H, d, J = 8.80 Hz), 3.75 - 3.91 (1 H, m), 1.94 - 2.16 (2 H, m), 1.72 - 1.88 (2 H, m), 1.56 - 1.67 (2 H, m), 1.40 (3 H, d, J = 21.80 Hz)
【0259】
中間体38(6.38g、25.4mmol)、水酸化パラジウム/炭素(20重量%、3.6g、5.13mmol)およびHCl(2M水溶液、15.2mL、30.5mmol)のMeOH(85mL)溶液を、一夜、50psiの水素下、室温で撹拌した。反応物を減圧し、さらなる水酸化パラジウム(0.5g、0.71mmol)を添加し、水素化(50psi、H
2)をさらに4時間続けた。固体を濾去し、濾液を濃縮して、中間体36(3.79g、97%収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 3.49 - 3.37 (m, 1H), 2.30 - 2.02 (m, 2H), 2.02 - 1.67 (m, 4H), 1.59 - 1.49 (m, 3H)
【0260】
製造例17
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0261】
工程1
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
濃(30〜35%)水酸化アンモニウム水溶液(100mL)を、メチル2−ヒドロキシ−3−ニトロベンゾエート(12g、60.9mmol)に添加し、得られた橙色部分的スラリーを室温で一夜撹拌した。反応物を減圧下の濃縮により後処理し、赤色−橙色半固体を得て、それに水(〜200mL)および酢酸(〜15mL)を添加し、スラリーを1〜2時間撹拌し、濾過して固体を集め、これを水で濯ぎ、乾燥して、精製生成物9.42g(85%)を淡黄色固体として得た。
【0262】
工程2
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
2−ヒドロキシ−3−ニトロベンズアミド(1g、5.49mmol)のDMF(10mL)溶液に炭酸カリウム(2.276g、16.47mmol)を添加し、混合物を室温で5分撹拌して、橙色スラリーを得た。2−クロロ−2,2−ジフルオロ酢酸(0.603mL、7.14mmol)をゆっくり添加すると、僅かに発泡した。室温でさらに5分撹拌し、100℃で約1時間加熱した。反応物を室温に冷却し、水(〜25mL)で希釈し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出し、合わせた抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して、粗製の生成物を褐色液体として得た。粗製の生成物を最少量のジクロロメタンに溶解し、自動化クロマトグラフィーを使用して精製した。0.58g(46%)の黄色固体を得た。
【0263】
工程3
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
2−(ジフルオロメトキシ)−3−ニトロベンズアミド(0.58g、2.498mmol)のエタノール(20mL)溶液を窒素で数分通気し、その時点でパラジウム/炭素(10重量%、0.266g、0.125mmol)を添加し、フラスコをバルーンを使用して水素で通気し、混合物を室温で〜2時間、水素下に撹拌した。混合物に窒素を通気して水素を除去し、混合物をセライト(登録商標)で濾過し、得られた透明のほぼ無色の濾液を減圧下に一夜濃縮した。生成物503mgを明灰色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.13 - 7.02 (m, 1H), 6.94 (dd, J = 8.0, 1.7 Hz, 1H), 6.90 - 6.84 (m, 1H)
【0264】
製造例18
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
【0265】
工程1
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
メチル2−ヒドロキシ−3−ニトロベンゾエート(10g、50.7mmol)のジメチルホルムアミド(100mL)溶液に、室温で炭酸カリウム(14.02g、101mmol)を添加し、ヨウ化メチル(6.34mL、101mmol)を添加し、得られた橙色混合物を60℃で1時間加熱した。反応物を室温に冷却し、破砕氷(〜100mL)に添加し、さらに水で希釈して総体積を〜400mLとし、微細な黄色固体を結晶化させた。固体を吸引濾過により集め、得られた当初は黄色の固体を、黄色が全て濾液に洗い流され、漏斗にほぼ白色の固体が残るまで水(〜100mL)でさらに濯いだ。漏斗上で空気により半乾燥させた固体を丸底フラスコに移し、さらに減圧下で一夜乾燥して、所望の生成物10.5g(98%)を黄色固体として得た。LCMS MH
+ 212
【0266】
工程2
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
メチル2−メトキシ−3−ニトロベンゾエート(11g、52.1mmol)を冷アンモニアのメタノール溶液(7N、250mL)に溶解し、濃水酸化アンモニウム水溶液(100mL)を添加した。フラスコを密閉し、得られた溶液を室温で一夜穏やかに撹拌した。反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮して、生成物の水性スラリーを得た。このスラリーをさらなる水(〜300mL)で希釈し、短く音波処理し、固体を吸引濾過により集め、得られた黄色固体をさらなる水(〜100mL)で濯いだ。固体を数時間漏斗で空気乾燥し、次いで減圧下に乾燥して、精製生成物2−メトキシ−3−ニトロベンズアミド7.12gを黄色固体として得た。生成物の2回目の収穫を濾液を酢酸エチル(3×100mL)で抽出し、抽出物を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、傾捨し、減圧下に濃縮して、さらなる生成物1.67gを黄色固体として得た(全体収率86%)。LCMS測定MH
+ 197
【0267】
工程3
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
2−メトキシ−3−ニトロベンズアミド(7.1g、36.2mmol)をN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(DMF−DMA、48.5mL、362mmol)中でスラリー化し、混合物を95℃で加熱して、透明な淡黄色溶液を得た。〜30分、この温度で加熱後、反応物を室温に冷却し、濃縮した。得られた黄色油状物を1,2−ジクロロエタン(40mLずつ)と2回共沸させて、残ったDMF−DMAの完全な除去した。こうして得た粗製の油状物を直ちに35mLのエタノールに溶解し、次工程で使用した。
【0268】
別のフラスコに、エタノール(150mL)および酢酸(35mL)の混合物を調製し、得られた溶液を氷浴で冷却した。冷えたら、ヒドラジン水和物(17.59mL、362mmol)を添加した。上記で製造した粗製の基質のDMF−DMA付加物を含む溶液を、予め調製した十分に撹拌されたヒドラジンを含む氷冷混合物に〜15分かけてカニューレから滴下した。添加中、淡黄色固体が溶液中に形成された。添加完了後、得られた濁った黄色混合物を室温に温め、〜4時間撹拌した。反応混合物を濃縮してエタノールを幾分除去し、さらなる水で希釈し、濾過して固体を集めた。固体をさらに水で洗浄し、漏斗上で減圧下空気乾燥して、所望の生成物5.5g(69%)を淡黄色固体として得た。LC保持時間0.62[J]. MS(E
+) m/z: 221(MH
+)
【0269】
工程4
【化85】
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3−(2−メトキシ−3−ニトロフェニル)−4H−1,2,4−トリアゾール(1.76g、7.99mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(1.954mL、11.19mmol)およびN,N’−ジメチルアミノピリジン(DMAP、0.098g、0.799mmol)のジクロロメタン(25mL)溶液に、室温で2−(トリメチルシリル)エトキシメチルクロライド(1.701mL、9.59mmol)を添加し、反応混合物を室温で3時間撹拌した。混合物を濃縮して溶媒を除去し、水を添加し、混合物を酢酸エチル(100mL×4)で抽出した。合わせた抽出物を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して、黄褐色半固体を粗製の生成物として得た。この物質をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル;40gカラム)で精製して、主生成物を含むフラクションを得た。これらのフラクションを濃縮して、所望の生成物(製造例18)(1.26g、3.60mmol、45%収率)の透明油状物を明らかな位置異性体2:3混合物として得た。HPLC RT = 3.44および3.53分. LCMS(m+1) = 351。主異性体:
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.34 (s, 2H), 8.25 (dd, J = 7.8, 1.7 Hz, 2H), 7.82 (dd, J = 8.0, 1.7 Hz, 2H), 7.31 (t, J = 8.0 Hz, 2H), 5.59 (s, 4H), 3.96 (s, 7H), 3.76 - 3.71 (m, 5H), 1.02 - 0.92 (m, 4H), 0.01 (s, 9H)
【0270】
工程5
【化86】
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3−(2−メトキシ−3−ニトロフェニル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−1,2,4−トリアゾール(1.26g、3.60mmol)のエタノール(50mL)中のスラリーに、パラジウム/炭素(炭素上10%)(0.115g、0.108mmol)を添加した。フラスコを排気し、バルーンから水素ガスを4時間供給した。バルーンを除去し、反応物を窒素で通気し、セライト(登録商標)パッドで濾過して触媒を除去し、得られた透明無色濾液を濃縮して、1.12g(97%)の生成物である製造例18を透明油状物として得て、これは静置により固化した。HPLCおよびLCMS分析は位置異性体の〜2:3混合物を示した。HPLCピークRT = 2.70分(主)および3.01分(副). 両異性体でLCMS(m+1) = 321
【0271】
製造例19
工程1
【化87】
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製造例18の工程3からの3−(2−メトキシ−3−ニトロフェニル)−4H−1,2,4−トリアゾール(2.23g、10.13mmol)をDMF(20mL)中に調製し、炭酸カリウム(4.20g、30.4mmol)を添加した。得られた混合物を氷浴で冷却後、ヨードメタン(0.855mL、13.67mmol)のDMF(5mL)溶液を2分にわたりシリンジを用いてゆっくり滴下した。添加完了後、氷浴を除去し、反応混合物を室温に温めた。室温で〜4時間撹拌後、反応物を氷浴で冷却し、水(〜50mL)で希釈し、溶液を酢酸エチル(3×40mL)で抽出し、合わせた抽出物を10%LiCl水溶液(2×20mL)、水(20mL)、塩水で洗浄して、濃縮して、2.17g(91%)の黄色油状物を粗製の生成物として得て、これは静置により黄色固体に固化した。この粗製の物質を、先の類似反応のさらなる粗製の生成物の他のバッチ(〜0.45g)と合わせ、物質SFCクロマトグラフィーで精製して、異性体(条件:カラム=キラルIC 3×25cm、5μm;カラム温度=35℃;流速=200mL/分;移動相=CO
2/メタノール=80/20;注入プログラム=スタック(2.3分/サイクル)、2.5ml/注入;サンプラー濃度(mg/mL):60mg/mL;検出器波長=220nm)で分離して、1.87g(65%)の主異性体を淡黄色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.50 (s, 1H), 8.11 (dd, J = 7.9, 1.8 Hz, 1H), 7.85 (dd, J = 8.1, 1.8 Hz, 1H), 7.38 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 4.03 (s, 3H), 3.83 (s, 3H)。LC保持時間0.74[J]. MS(E
+) m/z: 235(MH
+)
【0272】
工程2
【化88】
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3−(2−メトキシ−3−ニトロフェニル)−1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール(1.87g、7.98mmol)のエタノール(50mL)溶液に窒素を数分通気し、5%Pd−C(0.850g、0.399mmol)を添加し、数分バルーンから水素を通気し、混合物を水素バルーン下、1.5時間、室温で撹拌した。混合物を窒素で通気して、触媒を不活化し、混合物をセライト(登録商標)パッドで濾過して、さらなる量のエタノールで洗浄し、得られた生成物を含む透明な無色濾液を減圧下に濃縮して、無色油状物を得た。この物質を乾燥トルエン(各〜25mL)と2回共沸して、灰白色固体を得て、これをさらに減圧下で乾燥して、精製生成物1.5g(92%)を自由に流動する白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.09 (s, 1H), 7.35 (dd, J = 7.8, 1.7 Hz, 1H), 7.00 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 6.82 (dd, J = 7.8, 1.7 Hz, 1H), 4.00 (s, 3H), 3.94 (br. s., 2H), 3.78 (s, 3H). LC保持時間0.44[J]. MS(E
+) m/z: 205(MH
+)
【0273】
製造例20
【化89】
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【0274】
工程1
実施例314の製造例の工程3で先に記載した方法を使用して、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタールを1,1−ジメトキシ−N,N−ジメチルエタナミンに置き換えて、1.32g(74%)の生成物、3−(2−メトキシ−3−ニトロフェニル)−5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾールをワイン色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.45 (dd, J = 7.9, 1.5 Hz, 1H), 7.93 (dd, J = 8.1, 1.8 Hz, 1H), 7.42 - 7.33 (m, 1H), 3.97 (s, 3H), 2.53 (s, 3H)。LC保持時間1.58[A]. MS(E
+) m/z: 235(MH
+)
【0275】
工程2
【化90】
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実施例314の製造の工程5で先に記載した方法を使用して、0.97g(86%)の生成物を透明油状物として得て、これは静置により固化した。HPLC RT = 0.44分. LCMS(m+1) = 205
【0276】
製造例21
【化91】
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【0277】
工程1
【化92】
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1−(2−ヒドロキシ−3−ニトロフェニル)エタノン(1.00g、5.52mmol)および炭酸カリウム(3.05g、22.08mmol)のDMF(20mL)中のスラリーを室温で30分撹拌し、ヨードメタン(1.338mL、16.56mmol)を滴下し、得られた混合物を室温で一夜撹拌した。LCMSで未反応出発物質が幾分残っていることが示され、それゆえにさらなるヨードメタン(1.338mL、16.56mmol)を添加し、混合物を50℃で2日間温めた。水の添加により反応停止させて、溶液を得て、1N HClでpHを〜7に調節した。得られた溶液を酢酸エチル(80mL×3)で抽出し、合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して、生成物、1−(2−メトキシ−3−ニトロフェニル)エタノン(1.05g、5.38mmol、97%収率)を黄褐色油状物として得た。HPLC(方法N) RT = 1.86分
【0278】
工程2
【化93】
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1−(2−メトキシ−3−ニトロフェニル)エタノン(450mg、2.306mmol)のN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(DMF−DMA、8.148g、68.4mmol)中のスラリーを80℃に加熱して、透明溶液を得た。この温度で〜30分撹拌後反応物を冷却し、100mLの酢酸エチルで希釈し、水(3×)、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、黄褐色油状物として粗製の中間体を得た(432mg)。この物質にエタノール(4.0mL)を添加して均一黄褐色溶液を得て、氷浴で冷却した。ヒドラジン水和物(0.217mL、6.92mmol)を、激しく撹拌しながらシリンジを用いてゆっくり滴下した。添加完了後、反応物を室温に温め、80℃で1時間温め、室温に冷却し、室温で一夜撹拌した。得られた混合物を濃縮してエタノールを除去し、100mLの酢酸エチルで希釈し、水で3回、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して、粗製のピラゾール中間体を黄褐色半固体として得た。この中間体に4mLのアセトンおよび炭酸カリウム(956mg、6.92mmol)を添加し、得られた混合物を室温で10分撹拌して、ヨードメタン(0.577mL、9.22mmol)を添加した。室温で一夜撹拌後、反応混合物を濃縮し、酢酸エチルおよび水に分配した。層を分離し、有機部分を水(3×)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮して、黄褐色油状物を粗製の生成物として得た。この物質を溶離剤としてヘキサン/酢酸エチル混合物を使用するフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーで精製した。主成分含有フラクションを合わせ、減圧下に濃縮して、155mg(29%全体収率)の黄褐色油状物を得て、これは位置異性体混合物(〜4−5:1)としての所望の生成物と決定された。HPLC(方法N) RT = 2.50分(位置異性体非分解). LCMS(m+1) = 235.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.07 (dd, J = 7.9, 1.5 Hz, 1H), 7.76 (dd, J = 8.0, 1.7 Hz, 1H), 7.72 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.36 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 6.80 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 4.01 (s, 3H), 3.77 (s, 3H)
【0279】
工程3
【化94】
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工程2の生成物(0.15g、0.643mmol)のエタノール(10mL)中の透明溶液にPd/C(炭素上10%)(0.021g、0.019mmol)を添加した。フラスコを排気し、水素ガスをバルーンから3時間供給した。水素バルーンを除去し、反応物に窒素を通気し、50mLのエタノールを添加し、反応混合物を濾過し、濾液を濃縮して、2−メトキシ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)アニリン(120mg、0.590mmol、92%収率)を得て、これは〜20%の副位置異性体を含んだ。HPLC(方法N) RT = 0.96分. (主)および1.12分(副). LCMS(m+1) = 204
【0280】
製造例22
【化95】
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【0281】
工程1
2−アミノ−6−ブロモフェノール(4.00g、21.27mmol)のメタノール(2.152mL、53.2mmol)およびTHF(10mL)中のスラリーに、室温でトリフェニルホスフィン(11.16g、42.5mmol)を添加した。数分撹拌後、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(DIAD、12.41mL、63.8mmol)をシリンジから〜5分かけて滴下した。添加完了後、反応物を室温で〜1時間撹拌した。得られた混合物を濃縮して揮発物を除去し、得られた残渣を溶離剤としてヘキサン/酢酸エチルを使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製した。主UV活性生物含有フラクションを合わせ、減圧下に濃縮して、2.35g(55%)の暗褐色油状物を所望の生成物を得た。HPLC(方法N) RT = 1.33分. LCMS MH
+ 202/204(ブロマイド同位体パターンで観察)
【0282】
製造例23
【化96】
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4,6−ジクロロニコチン酸(3g、15.63mmol)のジクロロメタン(90mL)中のスラリーに、室温で塩化オキサリル(1.778mL、20.31mmol)、3滴のDMFを添加し、少し発泡させた。混合物を室温で〜1.5時間撹拌し、その時点で混合物はほぼ透明の溶液となった。反応物を濃縮し、残渣をジクロロエタン(〜20mL)に溶解し、再濃縮し、過剰の塩化オキサリルを完全に除去するためこの工程を繰り返した。得られた粗製の酸クロライドをジクロロメタン(〜100mL)に溶解し、メチル−d3−アンモニウムクロライド(1.433g、20.31mmol)を添加し、混合物を氷浴で冷却し、そこでジイソプロピルエチルアミン(ヒューニッヒ塩基、8.19mL、46.9mmol)をシリンジから滴下した。添加完了後、氷浴を除去し、得られた混合物を室温に温め、一夜撹拌した。混合物をジクロロメタン(〜100mL)で希釈し、1N HCl水溶液(3×100mL)、塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、傾捨し、減圧下に濃縮した。これにより2.7gの灰白色固体を得て、これを溶離剤として酢酸エチル/ヘキサンを使用する分取シリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製した。主UV活性生物含有フラクションを集め、減圧下に濃縮して、精製生成物2.42g(74%)を白色固体として得た。LCMS MH
+ 209.2
【0283】
工程2
【化97】
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3−ブロモ−2−メトキシアニリン(1.12g、5.54mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(1.499g、7.21mmol)のジオキサン(6mL)溶液を仕込んだ反応バイアルに、リン酸カリウム水溶液(2.0M)(5.54ml、11.09mmol)を添加した。得られた混合物を〜5分アルゴンでバブリングすることにより脱酸素した。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(PdCl
2(dppf)、0.122g、0.166mmol)を添加し、混合物を110℃で2時間加熱した。反応物を冷却し、酢酸エチル(200mL)で希釈し、水、塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して、黄褐色油状物として粗製の生成物混合物を得た。この物質を、溶離剤としてヘキサン/酢酸エチル混合物を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製した。所望の生成物を含むフラクションを集め、合わせ、減圧下に濃縮して、0.87g(77%)の所望の生成物を油状物として得て、これは静置により固化した。HPLC(方法N) = 0.89分. LCMS MH
+ 204.1
【0284】
実施例313
【化98】
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【0285】
工程1
【化99】
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工程1を、中間体1および市販3−アミノ−2−メトキシピリジンを使用して、実施例1の工程2に記載したものに準じる条件を使用して行った。これにより70%収率で所望の生成物、6−クロロ−4−((2−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−N−メチルニコチンアミドを黄褐色固体として得た。HPLC RT(方法A) = 2.60分. LCMS MH
+ 293/295(〜3:1クロライド同位体パターン)。
【0286】
工程2
【化100】
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反応バイアルに6−クロロ−4−((2−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−N−メチルニコチンアミド(15mg、0.051mmol)、5−フルオロピリジン−2−アミン(8.04mg、0.072mmol)、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)3,6−ジメトキシ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル(BrettPhos、4.13mg、7.69μmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Pd
2dba
3、4.69mg、5.12μmol)を仕込んだ。内容物を窒素で通気した後、ジオキサン(0.3mL)を添加し、LiHMDS(THF中1M)(0.113mL、0.113mmol)を添加して、暗コハク色溶液を得た。この溶液を予熱した加熱ブロックで110℃で1.5時間加熱し、室温に冷却した。反応混合物を0.1mLのメタノールで反応停止させ、濃縮して残存溶媒を除去し、DMFで希釈し、Milliporeフィルターで濾過し、粗製の物質を分取LC/MSで精製した。所望の生成物を含むフラクションを合わせ、遠心蒸発により乾燥して、18.9mg(97%)の実施例313の化合物を得た。LCMS(方法E) RT = 1.39分; LCMS(方法G) R = 0.97分. LCMS測定MH
+ = 369.1.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.50 (s, 1H), 9.80 (s, 1H), 8.50 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 8.46 (s, 1H)), 8.16 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.86 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.74 - 7.57 (m, 3H), 7.09 (dd, J = 7.3, 5.5 Hz, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.77 (d, J = 4.3 Hz, 3H)
【0287】
実施例314
【化101】
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実施例314の化合物を、実施例313の製造に記載したものに準じる条件を使用して製造した。これらの条件により、20.4mg(93%)の実施例314の化合物を得た。LCMS(方法E) RT = 1.16分; LCMS(方法G) R = 0.75分. LCMS測定MH
+ = 380.1.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.53 (s, 1H), 10.02 (s, 1H), 8.55 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.08 (br. s., 1H), 7.92 - 7.83 (m, 2H), 7.14 - 6.97 (m, 2H), 3.93 (s, 3H), 2.78 (d, J = 4.3 Hz, 3H), 2.37 (s, 3H), 2.27 (s, 3H)
【0288】
実施例315
【化102】
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【0289】
工程1
【化103】
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メチル2−ヒドロキシ−3−ニトロベンゾエート(10g、50.7mmol)のDMF(100mL)溶液に、室温で炭酸カリウム(14.02g、101mmol)を添加し、ヨウ化メチル(6.34mL、101mmol)を添加し、得られた橙色混合物を60℃で1時間加熱した。反応物を室温に冷却し、破砕氷(〜100mL)を添加し、総体積〜400mLまで水で希釈して、黄色固体を溶液から結晶化させた。スラリーを数分撹拌し、吸引濾過により固体を集め、得られた最初は黄色の固体を、黄色が全て濾液に洗い流され、漏斗にほぼ白色の固体が残るまで水(〜100mL)でさらに濯いだ。漏斗中で空気により半乾燥させた固体を丸底フラスコに移し、さらに減圧下で一夜乾燥して、10.5g(98%)の黄色固体としてメチル2−ヒドロキシ−3−ニトロベンゾエートを得た。LCMS MH
+ 212
【0290】
工程2
【化104】
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メチル2−ヒドロキシ−3−ニトロベンゾエート(2.85g、13.50mmol)を熱メタノール(10mL)に75℃で溶解して、透明溶液を得て、1N 水酸化ナトリウム水溶液(28.3mL、28.3mmol)を添加した。混合物を15分加熱還流し、室温に冷却し、濃縮してメタノールを除去し、氷浴で冷却した。溶液1M(水性)HClをpHが〜1になるまで滴下することにより酸性化し、生成物を溶液から析出させた。固体を濾過により集め、水で濯ぎ、濾紙上で乾燥して、生成物2−メトキシ−3−ニトロ安息香酸(2.48g、12.58mmol、93%収率)を白色固体として得た。HPLC(方法N) RT = 1.57分
【0291】
工程3
【化105】
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工程3を、中間体1および工程2からの2−メトキシ−3−ニトロ安息香酸を使用し、実施例1の工程2の記載に準じる条件を使用して行って、64%収率で所望の生成物、3−((2−クロロ−5−(メチルカルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)−2−メトキシ安息香酸を黄褐色固体として得た。HPLC RT(方法N) = 2.57分. LCMS MH
+ 336.1
【0292】
工程4
【化106】
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反応バイアルに3−((2−クロロ−5−(メチルカルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)−2−メトキシ安息香酸(600mg、1.787mmol)、5−フルオロ−4−メチルピリジン−2−アミン(316mg、2.502mmol)、BrettPhos(38.4mg、0.071mmol)およびPd
2(dba)
3(32.7mg、0.036mmol)を仕込み、内容物を窒素で通気し、ジオキサン(2mL)およびDMA(1mL)を添加した。得られたスラリーをさらに窒素で〜1分通気し、LiHMDS(THF中1M)(3.93mL、3.93mmol)を添加し、得られた暗コハク色溶液を予熱した加熱ブロックで110℃で2時間加熱し、室温に冷却した。反応混合物を水(80mL)に添加し、1N HCl水溶液でpHを〜3に調節して、固体を溶液から沈殿させた。スラリーを室温で〜4時間撹拌後、固体を吸引濾過により集め、水で濯ぎ、濾紙上で乾燥して、3−((2−((5−フルオロ−4−メチルピリジン−2−イル)アミノ)−5−(メチルカルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)−2−メトキシ安息香酸(736mg、1.730mmol、97%収率)をベージュ色固体として得た。HPLC(方法N) RT = 2.45分. LCMS(m+1) = 426
【0293】
工程5
【化107】
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3−((2−((5−フルオロ−4−メチルピリジン−2−イル)アミノ)−5−(メチルカルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)−2−メトキシ安息香酸(15mg、0.036mmol)、ヒューニッヒ塩基(0.019mL、0.109mmol)および塩化アンモニウム(3.90mg、0.073mmol)を、DMF中、室温で数分撹拌し、BOP(20.96mg、0.047mmol)を得られたスラリーに添加し、混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を0.1mLのメタノールで反応停止させ、DMFで希釈し、Milliporeフィルターで濾過し、次の条件を使用する逆相分取LCMSでの精製に付した:カラム:Waters XBridge C18、19×200mm、5μm粒子;移動相A:5:95アセトニトリル:10mM 酢酸アンモニウム含有水;移動相B:95:5アセトニトリル:10mM 酢酸アンモニウム含有水;勾配:20分かけて5〜100%B、100%Bに5分維持;流速:25mL/分。所望の生成物を含むフラクションを合わせ、遠心式蒸発により乾燥して、7.6mg(47%)の所望の生成物(実施例315)を得た。HPLC(方法E) RT = 1.23分. HPLC(方法G) RT = 0.96分. LCMS測定MH
+ = 411.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.64 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.75 (br. s., 1H), 7.63 (dd, J = 7.6, 1.5 Hz, 4H), 7.56 (br. s., 1H), 7.38 - 7.21 (m, 2H), 3.73 (s, 3H), 2.78 (d, J = 4.3 Hz, 3H)
【0294】
次の実施例化合物を、市販の反応材を使用して実施例315に準じる方法で製造した。
【表63】
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【表64】
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【0295】
【表65】
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【表66】
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【0296】
実施例357
【化108】
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4−((3−カルバモイル−2−メトキシフェニル)アミノ)−6−((5−フルオロピリジン−2−イル)アミノ)−N−メチルニコチンアミド(実施例315、21mg、0.051mmol)のジクロロメタン(0.2mL)およびTHF(0.2mL)中の懸濁液に、バージェス試薬(24.39mg、0.102mmol)を窒素下に一度に添加し、得られた混合物を一夜、室温で撹拌した。HPLCおよびLCMSは、出発物質が所望の生成物にわずか〜15%しか変換していないことを示した(393のMH
+で観察)。それゆえに、反応物を濃縮してTHFおよびジクロロメタンを除去し、アセトニトリル(0.3mL)、さらなるバージェス試薬(24.39mg、0.102mmol)を添加した。4時間、室温に維持することにより、反応混合物は透明溶液となり、HPLCは、出発物質から所望の生成物への完全な変換を示した。反応物を濃縮し、DMFで希釈し、濾過し、次の条件を用いる逆相分取LCMSで精製した:カラム:Waters XBridge C18、19×200mm、5μm粒子;移動相A:5:95アセトニトリル:10mM 酢酸アンモニウム含有水;移動相B:95:5アセトニトリル:10mM 酢酸アンモニウム含有水;勾配:20分かけて15〜100%B、100%Bに5分維持;流速:25mL/分。所望の生成物を含むフラクションを合わせ、遠心式蒸発により乾燥した。生成物の収量は7.2mg(35%)であった。HPLC(方法E) RT = 1.53分; HPLC(方法G) RT = 1.08分. LCMS測定MH
+ = 393.1.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.79 (s, 1H), 9.87 (br. s., 1H), 8.58 (br. s., 1H), 8.50 (s, 1H), 8.17 (d, J = 3.1 Hz, 1H), 7.87 (d, J = 6.7 Hz, 1H), 7.66 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 7.50 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.44 - 7.35 (m, 1H), 3.92 (s, 3H), 2.79 (d, J = 4.9 Hz, 3H)
【0297】
実施例358
【化109】
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【0298】
工程1
【化110】
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工程1を実施例315の工程4に準じる方法で行って、97%収率で所望の生成物を得た。HPLC(方法N) RT = 2.45分. LCMS(m+1) = 426
【0299】
工程2
【化111】
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先の工程1の生成物(60mg、0.141mmol)、ヒューニッヒ塩基(0.074mL、0.423mmol)およびtert−ブチルヒドラジンカルボキシレート(22.37mg、0.169mmol)をDMF(0.6mL)中で数分、室温で撹拌し、(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(BOP、81mg、0.183mmol)を得られたスラリーに添加した。スラリーを室温で1時間撹拌した。反応混合物を水(〜3mL)でゆっくり希釈し、得られた懸濁液を短く音波処理し、沈殿した固体を吸引濾過により集め、漏斗上で空気乾燥して、明黄褐色固体として生成物tert−ブチル2−(3−((2−((5−フルオロ−4−メチルピリジン−2−イル)アミノ)−5−(メチルカルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)−2−メトキシベンゾイル)ヒドラジンカルボキシレート(64mg、0.119mmol、84%収率)を得た。HPLC(方法N) RT = 2.74分. LCMS(m+1) = 540
【0300】
工程3
【化112】
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先の工程2の生成物(64mg、0.119mmol)のジクロロメタン(0.5mL)中のスラリーに、トリフルオロ酢酸(TFA、0.183mL、2.372mmol)を添加して透明溶液を得て、この溶液を室温で1時間撹拌した。混合物を濃縮し、ジクロロメタン(10mL)から2回再濃縮した。得られた物質をエーテル(5mL×2)で摩砕して、油状物を得て、これは泡状物であり、高真空下に固化して、生成物6−((5−フルオロ−4−メチルピリジン−2−イル)アミノ)−4−((3−(ヒドラジンカルボニル)−2−メトキシフェニル)アミノ)−N−メチルニコチンアミドをそのTFA塩として得た(55mg、0.099mmol、84%収率)。HPLC(方法N) RT = 2.02分. LCMS(m+1) = 440.1
【0301】
工程4
【化113】
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先の工程3の生成物(15mg、0.027mmol)のトリメトキシメタン(144mg、1.355mmol)溶液を、加熱ブロックで105℃で加熱した。2時間後、HPLCおよびLCMSは、所望の生成物と一致する主生成物への完全な変換を示した(450のMH
+で観察)。反応混合物を濃縮して過剰のトリメトキシメタンを除去し、DMFで希釈し、Milliporeフィルターで濾過し、次の条件を用いて分取逆相LCMSで精製した:カラム:Waters XBridge C18、19×200mm、5μm粒子;移動相A:5:95アセトニトリル:10mM 酢酸アンモニウム含有水;移動相B:95:5アセトニトリル:10mM 酢酸アンモニウム含有水;勾配:20分かけて15〜100%B、100%Bに5分維持;流速:25mL/分。所望の生成物を含むフラクションを合わせ、遠心式蒸発により乾燥した。
【0302】
生成物(実施例358)の収量は7.2mg(59%)であった。HPLC(方法E) RT = 1.40分; HPLC(方法G) RT = 1.06分. LCMS MH
+ = 450.2。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.82 (s, 1H), 9.75 (br. s., 1H), 9.41 (s, 1H), 8.55 (br. s., 1H), 8.50 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.87 - 7.78 (m, 1H), 7.72 (br. s., 1H), 7.63 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.56 (br. s., 1H), 7.43 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.16 (s, 3H), 2.79 (d, J = 4.3 Hz, 3H), 2.24 (s, 3H)
【0303】
実施例359
【化114】
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実施例359の化合物は、実施例358における工程3の生成物から、実施例358の工程4に記載した条件を使用し、トリメトキシオルトホルメートをトリメトキシオルトアセテートに置き換えて製造して、60%収率で実施例359の化合物を得た。HPLC(方法E) RT = 1.46分; HPLC(方法G) RT = 1.11分. LCMS(m+1) = 464.2。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.82 (s, 1H), 9.73 (s, 1H), 8.53 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.82 - 7.77 (m, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.61 - 7.53 (m, 2H), 7.41 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.16 (d, J = 4.9 Hz, 3H), 2.79 (d, J = 4.3 Hz, 3H), 2.24 (s, 3H)
【0304】
実施例360
【化115】
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実施例319の化合物(25mg、0.059mmol)のDMF−DMA(1.5mL、11.20mmol)中のスラリーを110℃で加熱して、最初は透明な溶液が、最終的に不均一スラリーとなった。この温度で30分撹拌し、わずかに冷却し、濃縮してDMF−DMAを除去して、さらに高減圧下に濃縮して固体を得た。この残渣に酢酸(0.12mL)およびエタノール(0.6mL)を添加して透明溶液を得て、即座に得られたスラリーを塩水/氷浴で−10℃に冷却し、60μL(〜10当量)のヒドラジン水和物を徹底的に撹拌しながらシリンジを用いて滴下して、明ピンク色スラリーを得た。添加完了後、反応物を60℃にゆっくり加熱し、撹拌を2時間続けた。反応混合物を室温に冷却し、一夜撹拌した。反応混合物を〜2mLのDMSOで希釈し、次の条件での逆相分取LCMS精製に付した:カラム:Waters XBridge C18、19×200mm、5μm粒子;移動相A:5:95アセトニトリル:10mM 酢酸アンモニウム含有水;移動相B:95:5アセトニトリル:10mM 酢酸アンモニウム含有水;勾配:25分かけて10〜100%B、100%Bに5分維持;流速:25mL/分。所望の生成物を含むフラクションを合わせ、遠心式蒸発により乾燥した。生成物の収量は8.6mg(33%)であった。HPLC(方法E) RT = 1.25分; HPLC(方法G) RT = 0.99分. LCMS(m+1) = 448.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.76 (s, 1H), 9.72 (br. s., 1H), 8.58 - 8.40 (m, 2H), 8.06 (d, J = 19.5 Hz, 1H), 7.77 - 7.63 (m, 2H), 7.63 - 7.53 (m, 2H), 7.44 - 7.22 (m, 1H), 3.81 - 3.61 (m, 3H), 2.79 (br. s., 3H), 2.24 (s, 3H)
【0305】
実施例361
【化116】
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【0306】
工程1
【化117】
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実施例315の工程3の生成物(300mg、0.894mmol)、tert−ブチルヒドラジンカルボキシレート(142mg、1.072mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(DIPEA、0.187mL、1.072mmol)をDMF(3mL)に溶解し、数分撹拌し、BOP試薬(435mg、0.983mmol)を添加した。室温で〜30分撹拌後、冷水を添加して固体を沈殿させた。スラリーを短く音波処理し、固体を濾過により集め、濾紙上で乾燥して、生成物であるtert−ブチル2−(3−((2−クロロ−5−(メチルカルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)−2−メトキシベンゾイル)ヒドラジンカルボキシレート(356mg、0.791mmol、89%収率)を得た。HPLC(方法N) RT = 2.81分. LCMS(m+1) = 450/452
【0307】
工程2
【化118】
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先の工程からの生成物(356mg、0.791mmol)のジクロロメタン(2mL)中のスラリーにTFA(0.610mL、7.91mmol)を添加して透明溶液を得て、室温で1時間撹拌した。得られた混合物を濃縮してジクロロメタンおよびTFAを除去し、ジクロロメタン(10mL)を添加し、混合物を再び濃縮乾固して、この工程をさらに1回繰り返した。得られた淡黄色油状物エーテル(30mL×2)で摩砕して、ほぼ白色の固体として、6−クロロ−4−((3−(ヒドラジンカルボニル)−2−メトキシフェニル)アミノ)−N−メチルニコチンアミドのTFA塩と推定される最終生成物(356mg、0.768mmol、97%収率)を得た。HPLC(方法N) RT = 1.81分. LCMS(m+1) = 350
【0308】
工程3
【化119】
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先の工程からの生成物(356mg、0.768mmol)の1,1,1−トリメトキシエタン(1844mg、15.35mmol)溶液を90℃で4時間加熱し、冷却し、濃縮して過剰の1,1,1−トリメトキシエタンを除去した。残渣を氷浴で冷却後、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(4mL)を添加し、混合物を音波処理して、スラリーを得て、固体を吸引濾過により集め、水で濯ぎ、濾紙上で乾燥して、生成物を黄褐色固体として得た(186mg、0.498mmol、64.8%収率)。HPLC(方法N) RT = 2.81分. LCMS(m+1) = 375
【0309】
工程4
【化120】
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工程4を実施例315の工程4に準じる方法で行って、60%収率で実施例361の化合物を得た。HPLC(方法E) RT = 1.17分; HPLC(方法G) RT = 0.81分. LCMS(m+1) = 461.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.86 (s, 1H), 8.67 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 7.81 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.64 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.40 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 3.79 (s, 3H), 2.81 (d, J = 4.9 Hz, 3H), 2.60 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.35 (s, 3H)。
【0310】
実施例362
【化121】
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【0311】
工程1
【化122】
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実施例315の工程3の生成物(1.09g、3.25mmol)、ヒューニッヒ塩基(1.701mL、9.74mmol)および塩化アンモニウム(0.347g、6.49mmol)をDMF(4mL)中、室温で数分撹拌し、BOP(1.867g、4.22mmol)を得られたスラリーに添加した。スラリーを室温で1時間撹拌し、破砕氷を反応混合物に添加し、得られた懸濁液を短く音波処理し、沈殿した固体を吸引濾過により集め、漏斗で空気乾燥して、生成物、4−((3−カルバモイル−2−メトキシフェニル)アミノ)−6−クロロ−N−メチルニコチンアミド(1.07g、3.20mmol、98%収率)を明黄褐色固体として得た。HPLC(方法N) RT = 2.24分. LCMS(m+1) = 335
【0312】
工程2
【化123】
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工程2を実施例360の製造の記載に準じる方法で行い、87%収率で所望の生成物を得た。HPLC(方法N) RT = 2.51分. LCMS(m+1) = 359/361.
【0313】
工程3
【化124】
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反応バイアルに先の工程2からの生成物(20mg、0.056mmol)、2,6−ジメチルピリミジン−4−アミン(10.30mg、0.084mmol)およびBrettPhosリガンド(3.59mg、6.69μmol)を仕込み、内容物を窒素で通気し、DMA(0.100mL)およびジオキサン(0.20mL)を添加した。得られたスラリーを窒素でさらに1分通気し、Pd
2(dba)
3(5.10mg、5.57μmol)、LiHMDS(THF中1M)(0.139mL、0.139mmol)を添加し、反応バイアルを窒素下に蓋し、予熱した110℃加熱ブロックに入れ、混合物をその温度で1.5時間撹拌した。反応物を冷却し、濃縮してTHFを除去し、メタノールで希釈し、残渣を逆相分取HPLCで精製して、9.8mg(38%)の実施例362の化合物を黄褐色固体として得た。HPLC(方法N) RT = 1.84分. LCMS(m+1) = 446.3.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.86 (s, 1H), 8.67 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 7.81 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.64 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.40 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 3.79 (s, 3H), 2.81 (d, J = 4.9 Hz, 3H), 2.60 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.35 (s, 3H)
【0314】
実施例363
【化125】
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実施例363の化合物を、実施例362における工程2の生成物から、実施例362における工程3の記載に準じる条件を使用して、25%収率で実施例363の化合物を白色固体として得た。HPLC(方法N) RT = 2.26分. LCMS(m+1) = 434.2.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.73 (br. s., 1H), 8.37 (s, 1H), 8.37 - 8.36 (m, 1H), 7.96 (dd, J = 7.9, 1.5 Hz, 1H), 7.71 - 7.58 (m, 1H), 7.44 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 6.48 (s, 1H), 5.79 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.79 (s, 3H), 3.08 - 2.92 (m, 3H), 2.32 (s, 3H)
【0315】
実施例364
【化126】
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実施例319の化合物(30mg、0.071mmol)の1,1−ジメトキシ−N,N−ジメチルエタナミン(94mg、0.707mmol)中のスラリーを110℃で加熱して、透明溶液を得た。反応物をこの温度で1時間撹拌し、室温に冷却し、濃縮して、半固体として得た。この残渣にエタノール(0.1mL)および酢酸(0.500mL)を添加し、透明溶液を得て、これを即座に0℃に冷却し、ヒドラジン水和物(0.022mL、0.707mmol)を、激しく撹拌しながらシリンジを用いてゆっくり滴下して、明黄褐色スラリーを得て、これを室温に温め、一夜撹拌した。混合物を濃縮してエタノールおよび酢酸を除去し、メタノールで希釈し、次の条件を使用する逆相分取HPLCで精製した:カラム:C18 PHENOMENEX(登録商標)Luna Axia、21×250mm、移動相A:5:95アセトニトリル:10mM 酢酸アンモニウム含有水;移動相B:95:5アセトニトリル:10mM 酢酸アンモニウム含有水;勾配:15分かけて20〜100%B。流速:20mL/分。所望の生成物を含むフラクションを合わせ、遠心式蒸発により乾燥した。これにより生成物、6−((5−フルオロ−4−メチルピリジン−2−イル)アミノ)−4−((2−メトキシ−3−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)アミノ)−N−メチルニコチンアミド(12.3mg、0.024mmol、34.2%収率)を白色固体として得た。HPLC(方法N) RT = 2.48分. LCMS(m+1) = 463.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.43 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.74 (d, J = 7.7 Hz, 2H), 7.64 (br. s., 1H), 7.44 - 7.31 (m, 2H), 3.79 (s, 3H), 3.00 (s, 3H), 2.54 (s, 3H), 2.34 (s, 3H)
【0316】
実施例365
【化127】
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【0317】
工程1
【化128】
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中間体1(200mg、0.975mmol)および2−メトキシ−3−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)アニリン(製造例20、219mg、1.073mmol)をN,N−ジメチルアセトアミド(DMA、2mL)に溶解し、これにLiHMDS(THF中1M)(2.439mL、2.439mmol)を、室温で〜5分かけてシリンジを用いて滴下した。反応物を室温で30分撹拌し、さらなるLiHMDS(THF中1M)(1mL、1.0mmol)を添加し、僅かに固体を沈殿させた。HPLCは出発物質の完全な変換を示した。反応物を氷浴で冷却し、水を添加して透明溶液を形成し、飽和塩化アンモニウム水溶液を添加して、固体を沈殿させた。さらなる水(40mL)で希釈後、得られたスラリーを1時間撹拌し、固体を吸引濾過により集め、水で濯ぎ、乾燥して、287mg(79%)の所望の生成物を黄褐色固体として得た。HPLC(方法N) RT = 2.42分. LCMS(m+1) = 373
【0318】
工程2
【化129】
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工程1の生成物(30mg、0.080mmol)、2,6−ジメチルピリミジン−4−アミン(14.87mg、0.121mmol)、炭酸セシウム(52.4mg、0.161mmol)およびBrettPhos(6.48mg、0.012mmol)のジオキサン(0.5mL)中のスラリーを窒素で5分通気し、Pd
2(dba)
3(11.05mg、0.012mmol)を添加し、反応物を予熱した105℃加熱ブロックに1時間入れた。反応物を室温に冷却し、DMSOで希釈し、Milliporeフィルターで濾過し、逆相分取LCMSで精製した。所望の生成物を含むフラクションを合わせ、遠心式蒸発により乾燥した。生成物である実施例365の化合物の収量は11.2mg(30%)であった。HPLC(方法E) RT = 1.07分; HPLC(方法G) RT = 0.67分. LCMS MH
+ = 460.2. HPLC(E) RT = 1.07分. LCMS(m+1) = 460.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.78 (br. s., 1H), 10.11 (br. s., 1H), 8.67 - 8.47 (m, 2H), 8.11 (br. s., 1H), 7.78 - 7.52 (m, 2H), 7.26 (br. s., 1H), 7.10 (br. s., 1H), 3.71 (br. s., 3H), 2.80 (d, J = 4.3 Hz, 3H), 2.48 - 2.31 (m, 6H), 2.28 (s, 3H)
【0319】
実施例366および実施例367
【化130】
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実施例365の化合物(40mg、0.061mmol)および炭酸カリウム(25.3mg、0.183mmol)のDMF(0.5mL)中のスラリーに、室温でヨードメタン(4.57μl、0.073mmol)のDMF(0.3mL)溶液を添加した。室温で3時間撹拌後、MeOHで反応停止させ、DMSOで希釈し、Millipore(0.45μ)で濾過し、次の条件の逆相分取LCMSによる精製に付した:カラム:Waters XBridge C18、19×200mm、5μm粒子;移動相A:5:95アセトニトリル:10mM 酢酸アンモニウム含有水;移動相B:95:5アセトニトリル:10mM 酢酸アンモニウム含有水;勾配:25分かけて5〜45%B、45%Bで10分維持;流速:20mL/分。所望の生成物を含むフラクションを合わせ、遠心式蒸発により乾燥した。
【0320】
生成物である実施例366の化合物の収量は4.2mg(14%)であった。HPLC(方法E) RT = 1.15分; HPLC(方法G) RT = 0.77分. LCMS MH
+ = 474.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.82 (s, 1H), 10.09 (br. s., 1H), 8.59 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.15 (br. s., 1H), 7.78 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.33 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.10 (br. s., 1H), 3.64 (s, 3H), 3.47 (s, 3H), 2.79 (d, J = 3.7 Hz, 3H), 2.40 (s, 3H), 2.29 (d, J = 3.1 Hz, 6H)
【0321】
異性生成物である実施例55の化合物の収量は5.4mg(15%)であった。HPLC(方法E) RT = 1.11分; HPLC(方法G) RT = 0.77分.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 11.38 (br. s., 1H), 10.77 (br. s., 1H), 8.75 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 8.60 (s, 1H), 7.59 (dd, J = 19.8, 7.6 Hz, 2H), 7.33 - 7.21 (m, 1H), 3.84 (s, 3H), 3.73 (s, 3H), 2.82 (d, J = 4.3 Hz, 3H), 2.54 (s, 3H), 2.46 (s, 6H)
【0322】
実施例368
【化131】
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実施例368の化合物を実施例365の化合物から、実施例366および実施例367の製造について記載した方法に準じて、ヨードメタンをアルキル化剤としての2−フルオロメチルブロマイドに置き換えて製造した。これにより実施例368の化合物を主生成物位置異性生成物と共に分離不可能なそれぞれ5:2混合物として、40%全体収率で得た。HPLC(方法E) RT = 1.21分; HPLC(方法G) RT = 0.85分. LCMS MH
+ 506.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.85 - 10.68 (m, 1H), 8.70 - 8.39 (m, 2H), 8.22 - 8.10 (m, 1H), 7.70 - 7.47 (m, 1H), 7.40 - 7.21 (m, 1H), 7.19 - 7.01 (m, 1H), 4.92 - 4.70 (m, 2H), 4.59 - 4.43 (m, 1H), 3.97 - 3.66 (m, 1H), 2.79 (d, J = 4.0 Hz, 3H), 2.44 - 2.36 (m, 3H), 2.35 - 2.22 (m, 3H)
【0323】
実施例369
【化132】
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実施例369の化合物を実施例365の化合物から、実施例366および実施例367の製造についての記載に準じて、ヨードメタンをアルキル化剤としての2,2−ジフルオロメチルブロマイドに置き換えて製造した。これにより実施例369の化合物を、分離不可能なそれぞれ5:2混合物として、40%全体収率で得た。HPLC(方法E) RT = 1.28分; HPLC(方法G) RT = 0.92分.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.86 - 10.72 (m, 1H), 10.14 - 9.97 (m, 1H), 8.65 - 8.47 (m, 2H), 8.24 - 8.09 (m, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.71 - 7.51 (m, 2H), 7.41 - 7.23 (m, 1H), 7.07 (br. s., 1H), 4.74 (td, J = 15.3, 3.1 Hz, 2H), 3.73 (s, 3H), 2.80 (d, J = 4.3 Hz, 3H), 2.44 - 2.35 (m, 3H), 2.32 - 2.23 (m, 3H)
【0324】
実施例370
【化133】
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実施例370の化合物を実施例365から、実施例366および実施例367の製造についての記載に準じて、ヨードメタンをアルキル化剤としての2,2,2−トリフルオロメチルブロマイドに置き換えて製造した。これにより実施例370の化合物を主生成物として25%単離収率で得た。HPLC(方法E) RT = 1.41分; HPLC(方法G) RT = 0.99分.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.84 - 10.71 (m, 1H), 10.16 - 9.94 (m, 1H), 8.68 - 8.37 (m, 2H), 8.25 - 8.08 (m, 1H), 7.67 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.27 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.07 (br. s., 1H), 5.30 (q, J = 9.0 Hz, 2H), 2.79 (d, J = 4.0 Hz, 3H), 2.54 (s, 3H), 2.42 - 2.32 (m, 3H), 2.31 - 2.24 (m, 3H)。
【0325】
実施例371
工程1
【化134】
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実施例362の工程2の生成物(80mg、0.223mmol)および炭酸カリウム(61.6mg、0.446mmol)のDMF(0.5mL)中のスラリーに、室温で0.3mL溶液のヨードメタン(2mLのアセトニトリル中240mg)を添加した。得られた混合物を室温で30分撹拌し、冷水で反応停止させた。得られたスラリーの短い音波処理および吸引濾過により、固体を得て、これを水で濯ぎ、乾燥して、39mg(47%)の生成物を灰白色固体として得た。HPLC(方法N) RT = 2.61分. LCMS(m+1) = 373
【0326】
工程2
【化135】
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工程1の生成物(35mg、0.094mmol)、5−フルオロ−4−メチルピリジン−2−アミン(17.76mg、0.141mmol)、BrettPhos(7.56mg、0.014mmol)、4Å粉末モレキュラー・シーブ(20mg)および炭酸セシウム(61.2mg、0.188mmol)のジオキサン(0.5mL)中の混合物を窒素で5分通気し、Pd
2(dba)
3(17.19mg、0.019mmol)を添加し、反応物を予熱した90℃加熱ブロックに入れた。この温度で4時間撹拌後、反応物を室温に冷却し、水を添加し、溶液から沈殿した得られた固体を吸引濾過により集め、水で濯ぎ、乾燥して、粗製の生成物混合物を黄褐色固体として得た。モレキュラー・シーブを除去するために、この物質を0.5mLのDMSOおよび5mLのMeOHにスラリー化し、セライト(登録商標)で濾過し、得られた濾液を濃縮し、逆相分取LCMSで精製した。生成物の収量は6.9mg(35%)であった。HPLC(方法E) RT = 1.32分; HPLC(方法G) RT = 1.07分.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.75 (br. s., 1H), 8.55 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.21 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.87 (dd, J = 7.8, 1.7 Hz, 1H), 7.60 (dd, J = 7.9, 1.5 Hz, 1H), 7.47 - 7.36 (m, 1H), 6.92 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 6.50 (s, 1H), 4.07 (s, 3H), 3.77 (s, 3H), 3.03 - 2.97 (m, 3H), 2.38 (s, 3H)。
【0327】
次の実施例化合物は、市販の反応材および実施例362における工程3の記載に準じる条件を使用して、実施例362の工程2の生成物から製造した。
【表67】
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【0328】
実施例377
【化136】
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【0329】
工程1
【化137】
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実施例377の工程1を、実施例365の工程1の記載に準じて行い、所望の生成物(98%収率)を黄褐色固体として得た。HPLC(方法N) RT = 3.67分. LCMS MH
+ 489
【0330】
工程2
【化138】
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工程1の生成物(495mg、0.859mmol)のジクロロメタン(3mL)溶液に、室温でトリフルオロ酢酸(TFA、1.324mL、17.18mmol)を添加し、得られた混合物を室温で2時間撹拌し、混合物を濃縮し、得られた残渣をさらなるジクロロメタン(15mL)と2回共蒸発して、黄褐色油状物として得た。エーテル(30mL)での摩砕により、固体を得て、透明エーテル層を傾捨し、さらなるエーテルで摩砕を2回繰り返した。残った固体を10mLの飽和NaHCO
3水溶液にスラリー化し、短く音波処理して、吸引濾過により得られた固体を集めた。固体を水で濯ぎ、濾紙上で乾燥して、生成物(実施例362、320mg、0.718mmol、84%収率)を黄褐色固体として得た。HPLC(方法N) RT = 1.86分. LCMS MH
+ 446.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.47 (s, 1H), 8.26 (br. s., 1H), 8.20 (s, 1H), 7.85 - 7.74 (m, 2H), 7.41 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.00 (s, 1H), 3.78 (s, 3H), 2.98 (s, 3H), 2.44 (s, 3H), 2.39 (s, 3H)
【0331】
工程3
【化139】
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実施例377を実施例362の化合物(工程2から製造)から、実施例366および実施例367の記載に準じる方法を使用し、ヨードメタンをアルキル化剤として2−フルオロエチルブロマイドに置き換えて製造した。これにより実施例377の化合物を分離不可能な位置異性混合物(3:1)として44%単離収率で得た。HPLC(方法E) RT = 1.18分; HPLC(方法G) RT = 0.82分. LCMS MH
+ 492.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.86 - 10.67 (m, 1H), 10.12 - 9.88 (m, 1H), 8.69 - 8.37 (m, 3H), 8.15 (d, J = 9.8 Hz, 1H), 7.86 - 7.53 (m, 2H), 7.42 - 7.22 (m, 1H), 7.19 - 6.95 (m, 1H), 4.99 - 4.73 (m, 2H), 4.71 - 4.45 (m, 2H), 4.43 - 4.25 (m, 1H), 2.79 (d, J = 4.0 Hz, 2H), 2.44 - 2.32 (m, 3H), 2.31 - 2.20 (m, 3H)
【0332】
実施例378および実施例379
【化140】
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実施例378および実施例379の化合物を実施例362の化合物の化合物(実施例377の工程2から製造)から、実施例366および実施例367の記載に準じる方法を使用し、ヨードメタンをアルキル化剤として2,2−ジフルオロエチルブロマイドに置き換えて製造した。これにより実施例378の化合物を主生成物として35%収率および実施例379の化合物を副生成物として10%収率で得た。
【0333】
実施例378(主生成物):HPLC(方法E) RT = 1.24分; HPLC(方法G) RT = 0.88分. LCMS MH
+ 510.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.74 (s, 1H), 10.01 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.56 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 8.49 (s, 1H), 8.14 (br. s., 1H), 7.67 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.28 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.05 (s, 1H), 6.64 - 6.29 (m, 1H), 4.82 (td, J = 15.3, 3.4 Hz, 3H), 2.79 (d, J = 4.4 Hz, 3H), 2.37 (s, 3H), 2.27 (s, 4H)
【0334】
実施例379(副生成物):HPLC(方法E) RT = 1.25分; HPLC(方法G) RT = 0.89分. LCMS MH
+ 510.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.79 (s, 1H), 10.05 (s, 1H), 8.60 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 8.52 (s, 1H), 8.19 (d, J = 17.2 Hz, 2H), 7.82 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.37 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.07 (br. s., 1H), 6.55 - 6.17 (m, 1H), 4.64 - 4.46 (m, 2H), 3.89 (s, 3H), 2.79 (d, J = 4.0 Hz, 3H), 2.39 (s, 3H), 2.28 (s, 3H)
【0335】
実施例380および実施例381
【化141】
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実施例380および実施例381の化合物を、実施例362の化合物(実施例377の工程2から製造)から、実施例366および実施例367の製造に準じる方法を使用し、ヨードメタンをアルキル化剤として2,2,2−トリフルオロエチルブロマイドに置き換えて製造した。これにより実施例380の化合物を主生成物として31%収率および実施例381の化合物を副生成物として8%収率で得た。
【0336】
実施例380(主生成物):HPLC(方法E) RT = 1.37分; HPLC(方法G) RT = 1.00分. LCMS MH
+ 528.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.78 (s, 1H), 10.04 (s, 1H), 8.78 (s, 1H), 8.62 - 8.49 (m, 2H), 8.15 (br. s., 1H), 7.70 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.65 - 7.51 (m, 1H), 7.30 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.07 (s, 1H), 5.38 (q, J = 9.2 Hz, 2H), 3.73 (s, 3H), 2.80 (d, J = 4.9 Hz, 3H), 2.38 (s, 3H), 2.27 (s, 3H)
【0337】
実施例381(副生成物):HPLC(方法E) RT = 1.38分; HPLC(方法G) RT = 1.01分. LCMS MH
+ 528.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.81 (s, 1H), 10.17 - 9.98 (m, 1H), 8.60 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 8.55 - 8.46 (m, 1H), 8.27 (s, 1H), 8.18 (br. s., 1H), 7.95 (s, 1H), 7.84 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.38 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 6.7 Hz, 1H), 7.09 (br. s., 1H), 5.10 (q, J = 9.0 Hz, 2H), 3.48 (s, 3H), 2.79 (d, J = 4.9 Hz, 3H), 2.40 (s, 3H), 2.29 (s, 3H)
【0338】
実施例382および実施例383
【化142】
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実施例382および実施例383の化合物を実施例362(実施例377の工程2から製造)から、実施例366および実施例367の記載に準じる方法を使用し、ヨードメタンをアルキル化剤としてヨードエタンに置き換えて製造した。これにより実施例382の化合物を主生成物として18%収率および実施例383の化合物を副生成物として9%収率で得た。
【0339】
実施例382(主生成物):HPLC(方法E) RT = 1.23分; HPLC(方法G) RT = 0.97分. LCMS MH
+ 474.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.67 (s, 1H), 9.97 (s, 1H), 8.56 (s, 2H), 8.47 (s, 1H), 8.13 (br. s., 1H), 7.63 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.27 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.02 (br. s., 1H), 4.25 (q, J = 6.9 Hz, 2H), 2.78 (d, J = 4.3 Hz, 3H), 2.35 (s, 3H), 2.26 (s, 3H), 1.43 (t, J = 7.3 Hz, 3H)
【0340】
実施例383(副生成物): HPLC(方法E) RT = 1.24分; HPLC(方法G) RT = 0.98分. LCMS MH
+ 474.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.72 (s, 1H), 10.01 (s, 1H), 8.58 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 8.49 (s, 1H), 8.14 (br. s., 1H), 8.08 (s, 1H), 7.78 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.35 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.04 (s, 1H), 3.98 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 3.44 (s, 3H), 2.78 (d, J = 4.3 Hz, 3H), 2.37 (s, 3H), 2.27 (s, 3H), 1.27 (t, J = 7.3 Hz, 3H)
【0341】
実施例384
【化143】
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実施例362の化合物(15mg、0.034mmol)、2,2−ジメチルオキシラン(12.14mg、0.168mmol)および1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7エン(DBU、0.015mL、0.101mmol)のアセトニトリル(0.2mL)中のスラリーを50℃で一夜(〜16時間)加熱した。得られた反応混合物を室温に冷却し、DMSOで希釈し、逆相分取LCMSで精製した:10mM 酢酸アンモニウム;移動相B:95:5アセトニトリル:10mM 酢酸アンモニウム含有水;勾配:20分かけて0〜100%B、100%Bに0分維持;流速:20mL/分。所望の生成物を含むフラクションを合わせ、遠心式蒸発により乾燥した。生成物である実施例384の化合物の収量は1.5mg(8%)であった。HPLC(方法E) RT = 1.13分; HPLC(方法G) RT = 0.81分. LCMS MH
+ 518.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.76 (s, 1H), 10.03 (s, 1H), 8.56 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.16 (br. s., 1H), 7.66 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.27 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.07 (s, 1H), 4.87 (br. s., 1H), 4.15 (s, 2H), 3.73 (s, 3H), 2.79 (d, J = 4.3 Hz, 3H), 2.27 (s, 3H), 1.88 (s, 3H), 1.14 (s, 6H)
【0342】
実施例385
【化144】
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実施例319の化合物(30mg、0.071mmol)の1,1−ジメトキシ−N,N−ジメチルメタンアミン(84mg、0.707mmol)中のスラリーを110℃で加熱して、透明溶液を得た。この温度で1時間撹拌し、得られた溶液を濃縮してDMF−DMAを除去し、得られた半固体残渣をエタノール(1.0mL)に溶解し、酢酸(5.00mL)を添加して透明溶液を得て、得られた混合物を氷浴で0℃に冷却した。その時点で、メチルヒドラジン(16.28mg、0.353mmol)を、徹底的に撹拌しながらシリンジを介してゆっくり滴下して、明ピンク色スラリーを得て、これを室温に温め、一夜(〜16時間)撹拌した。得られたスラリーのHPLCおよびLCMS分析は、予測される463のMH
+を有する明瞭なトリアゾール生成物での約2.46分での変換を示した。濃縮してエタノールおよび酢酸を除去し、MeOHで希釈し、混合物を逆相分取HPLC[条件=カラム:C18 PHENOMENEX(登録商標)Luna Axia、21×250mm、移動相A:5:95アセトニトリル:10mM 酢酸アンモニウム含有水;移動相B:95:5アセトニトリル:10mM 酢酸アンモニウム含有水;勾配:15分かけて20〜100%B。流速:20mL/分]で精製した。所望の生成物を含むフラクションを合わせ、遠心式蒸発により乾燥して、実施例385の化合物(15mg、0.030mmol、42.2%収率)を灰白色固体として得た。HPLC RT(方法N) = 2.48分. LCMS(m+1) = 463.2.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.43 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.03 (br. s., 1H), 8.01 (s, 1H), 7.88 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.43 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.29 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.59 (s, 3H), 2.97 (s, 3H), 2.35 (s, 3H)。
【0343】
実施例386
【化145】
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実施例386を実施例319から、実施例385の製造について記載したものに準じる方法を使用し、1,1−ジメトキシ−N,N−ジメチルメタンアミンを反応材としての1,1−ジメトキシ−N,N−ジメチルエタナミンに置き換えて製造した。これにより実施例386の化合物を10%収率で灰白色固体として得た。HPLC RT(方法N) = 2.52分. LCMS(m+1) = 477.4.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.40 (s, 1H), 7.99 (d, J = 1.1 Hz, 1H), 7.84 (dd, J = 8.1, 1.6 Hz, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.40 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.31 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.26 (dd, J = 7.7, 1.6 Hz, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.58 (s, 3H), 2.94 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.33 (s, 3H)
【0344】
実施例387
【化146】
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【0345】
工程1
【化147】
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3−アミノ−2−(ジフルオロメトキシ)ベンズアミド(製造例17、155mg、0.768mmol)および4,6−ジクロロ−N−メチルニコチンアミド(中間体1、150mg、0.732mmol)をテトラヒドロフラン(THF、3mL)に室温で溶解し、コハク色溶液を氷浴で冷却し、そこでLiHMDS(THF中1M)(1.829mL、1.829mmol)を〜1分かけてシリンジを介して滴下した。添加完了後、氷浴を除去し、反応物を室温で〜15分撹拌した。フラスコの側面に付着した暗褐色半固体残渣を含む反応混合物のLCMS分析は、所望のカップリング生成物への変換がわずか〜60%であることを示した。それゆえに、その時点で、さらなる量のLiHMDS(THF中1M)(1.829mL、1.829mmol)を、室温で撹拌しながら滴下した。これによりさらなる固体を溶液から沈殿させた。混合物を音波処理して、分散した不均一スラリーを得て、これを室温でさらに15分撹拌した。反応物を氷浴で冷却し、1N HClを滴下し、回転蒸発器でTHFを除去して、濃い油状物の不均一スラリーを得て、さらに1M HCl水溶液を溶液が酸性になるまで添加した。生成物を酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた抽出物を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮して、315mgの黄色褐色固体を粗製の生成物として得た。この物質を〜10mLのジクロロメタンにスラリー化し、セライト(登録商標)を添加し、濃縮し、溶離剤としてジクロロメタン/メタノール混合物を使用して12gシリカゲルカートリッジに乾燥充填した。主生成物含有フラクションを合わせ、濃縮して、155mg(75%)の所望の生成物を得た。LCMS MH
+ 371.3
【0346】
工程2
【化148】
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工程1からの4−((3−カルバモイル−2−(ジフルオロメトキシ)フェニル)アミノ)−6−クロロ−N−メチルニコチンアミド(155mg、0.418mmol)、5−フルオロ−4−メチルピリジン−2−アミン(79mg、0.627mmol)、BrettPhos(33.7mg、0.063mmol)および炭酸セシウム(272mg、0.836mmol)のジオキサン(3mL)中の混合物を窒素で数分通気し、Pd
2(dba)
3(57.4mg、0.063mmol)を添加し、予熱した115℃油浴で加熱還流した。1.5時間後、反応混合物を冷却し、濃縮し、得られた固体を水(〜10mL)にスラリー化し、1N HCl水溶液をpHが〜3になるまでゆっくり添加した。得られたさび色−褐色固体を吸引濾過により集め、空気乾燥し、ジクロロメタン中でスラリー化し、セライト(登録商標)を添加し、濃縮した。この物質を4gシリカゲルカラムに乾燥充填し、ジクロロメタン/メタノールのジクロロメタン中の混合物で溶出した。主生成物含有フラクションを濃縮して、135mg(70%)を得た。LCMS MH
+ 461.2
【0347】
工程3
【化149】
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工程2の生成物(135mg、0.293mmol)およびN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(2mL、14.94mmol)を110℃で〜1時間還流し、得られた混合物を冷却し、減圧下に濃縮して、褐色半固体を得て、これにエタノール(1.5mL)および酢酸(0.3mL)を添加し、ヒドラジン(一水和物)(0.091mL、2.93mmol)をゆっくり滴下した。得られた混合物を室温で〜2時間撹拌して、暗褐色混合物を得た。反応物を室温に冷却し、水(〜6mL)を添加した。〜5分撹拌後、沈殿した固体を吸引濾過により集め、漏斗で空気乾燥して、146mgの褐色固体を粗製の生成物として得た。約40mgのこの物質をDMSOに溶解し、逆相分取LCMSで精製した。所望の生成物を含むフラクションを合わせ、遠心式蒸発により乾燥した。生成物である実施例387の化合物の収量は2.4mgであった。LCMS(m+1) = 484.2. HPLC(方法E) RT = 1.34分; HPLC(方法G) RT = 1.11分.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.66 (br. s., 1H), 8.61 - 8.36 (m, 2H), 7.84 - 7.35 (m, 5H), 7.19 - 6.81 (m, 1H), 2.78 (d, J = 4.4 Hz, 3H), 2.23 (s, 3H)
【0348】
実施例388および実施例389
【化150】
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実施例388および実施例389の化合物を、実施例387から、実施例366および実施例367の製造に準ずる方法を使用して製造した。これにより実施例388の化合物を主生成物として16%収率および実施例389の化合物を副生成物として5%収率で得た。実施例388(主):HPLC(方法E) RT = 1.48分; HPLC(方法G) RT = 1.22分. LCMS MH
+ 498.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.65 (s, 1H), 9.68 (s, 1H), 8.60 (s, 1H), 8.51 - 8.41 (m, 2H), 8.02 (s, 1H), 7.76 - 7.65 (m, 2H), 7.63 - 7.52 (m, 2H), 7.48 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.28 - 6.81 (m, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.78 (d, J = 4.3 Hz, 3H), 2.23 (s, 3H)
【0349】
実施例389(副):HPLC(方法E) RT = 1.46分; HPLC(方法G) RT = 1.18分. LCMS MH
+ 498.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.74 (s, 1H), 9.73 (s, 1H), 8.50 (s, 2H), 8.06 (d, J = 4.3 Hz, 2H), 7.83 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.61 - 7.52 (m, 2H), 7.34 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.04 - 6.62 (m, 1H), 3.76 (s, 3H), 2.77 (d, J = 4.3 Hz, 3H), 2.24 (s, 3H)
【0350】
実施例390
【化151】
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【0351】
工程1
【化152】
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実施例319の化合物(75mg、0.177mmol)のDMF溶液に、2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジン(98mg、0.530mmol)を添加し、得られた混合物を3時間撹拌して、水を添加し、固体を沈殿させた。スラリーを室温で数時間撹拌し、固体を集め、水で濯ぎ、濾紙上で乾燥して、所望の生成物を輝黄色固体として得た(60mg、0.148mmol、84%収率)。HPLC RT(方法N) = 2.56分. LCMS(m+1) = 407.
【0352】
工程2
【化153】
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工程1の生成物(20mg、0.049mmol)、塩化アンモニウム(13.16mg、0.246mmol)およびナトリウムアジド(16.00mg、0.246mmol)のNMP中のスラリーを、120℃で16時間、150℃で3日間加熱した。室温に冷却後、反応混合物を濃縮し、〜2mLのDMSOで希釈し、得られた溶液を逆相LCMS精製に付した。所望の生成物を含むフラクションを合わせ、遠心式蒸発により乾燥した。生成物である実施例390の化合物の収量は2.0mg(7%)であった。HPLC(方法E) RT = 1.68分; HPLC(方法G) RT = 1.17分. LCMS MH
+ 450.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.59 (s, 1H), 9.95 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.16 (br. s., 1H), 7.79 (br. s., 1H), 7.59 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.18 (t, J = 7.9 Hz, 2H), 4.49 (s, 3H), 2.82 (d, J = 4.9 Hz, 3H), 2.28 (s, 3H)
【0353】
実施例391および実施例392
【化154】
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【0354】
工程1
【化155】
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4,6−ジクロロ−N−メチルニコチンアミド(中間体1、110mg、0.536mmol)および2−メトキシ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)アニリン(製造例21、120mg、0.590mmol)のDMA(1mL)溶液に、LiHMDS(THF中1M)(1.341mL、1.341mmol)を、室温で〜5分かけてシリンジを介して滴下した。30分、室温の後、さらにLiHMDS(THF中1M)(0.6mL、0.6mmol)を添加し、混合物をさらに30分撹拌した。水を添加し、得られた混合物を濃縮して揮発物を除去した。得られた水溶液を、撹拌しながら1N HCl水溶液をゆっくり滴下して〜4のpHに酸性化し、固体を溶液から沈殿させた。得られたスラリーを室温で〜1時間撹拌し、固体を吸引濾過により集め、水で濯ぎ、乾燥して、黄褐色固体の所望の生成物(155mg、0.417mmol、78%収率)を得て、これは〜20%の副位置異性体を含んだ。HPLC RT(方法N) = 3.04(主)および3.12分(副). LCMS(m+1) = 両位置異性体について372.2.
【0355】
工程2
【化156】
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工程1の生成物(25mg、0.067mmol)、5−フルオロ−4−メチルピリジン−2−アミン(12.72mg、0.101mmol)、炭酸セシウム(43.8mg、0.134mmol)および2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)3,6−ジメトキシ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル(BrettPhos、5.41mg、10.09μmol)のジオキサン(0.5mL)中の混合物を窒素で5分通気し、Pd
2(dba)
3(9.24mg、10.09μmol)を添加し、反応物を予熱した110℃加熱ブロックに1時間入れた。反応物を室温に冷却し、DMSOで希釈し、Millipore(0.45μ)で濾過し、逆相分取LCMSによる精製に付した。主生成物である実施例391の化合物の収量は13.2mg(40%)であり、副生成物である実施例392の化合物の収量は3.0mg(9%)であった。
【0356】
実施例391(主生成物):HPLC(方法E) RT = 1.66分; HPLC(方法G) RT = 1.35分. LCMS MH
+ 462.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.79 - 10.59 (m, 1H), 9.68 (s, 1H), 8.49 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 8.48 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.77 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.63 - 7.55 (m, 2H), 7.49 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.23 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 6.73 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 3.91 (s, 3H), 3.64 - 3.58 (m, 3H), 2.79 (d, J = 4.3 Hz, 3H), 2.24 (s, 3H)
【0357】
実施例392(副生成物):HPLC(方法E) RT = 1.65分; HPLC(方法G) RT = 1.26分. LCMS MH
+ 462.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.76 (s, 1H), 9.85 (br. s., 1H), 8.56 (br. s., 1H), 8.47 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.67 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.51 (s, 2H), 7.32 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.07 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 6.38 (s, 1H), 3.69 (s, 3H), 3.47 (br. s., 3H), 2.78 (d, J = 3.7 Hz, 3H), 2.25 (s, 3H)。
【0358】
実施例393および実施例394
【化157】
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実施例393および実施例394を、実施例391および実施例392における工程1の生成物から、実施例391および実施例392の製造に準じる方法を使用して製造した。これにより実施例393主生成物として31%収率および実施例394を副生成物として12%収率で得た。
【0359】
実施例393(主生成物):HPLC(方法E) RT = 1.30分; HPLC(方法G) RT = 0.92分. LCMS MH
+ 459.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.75 (s, 1H), 10.07 (br. s., 1H), 8.57 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 8.51 (s, 1H), 8.14 (br. s., 1H), 7.77 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.61 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.21 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.08 (br. s., 1H), 6.73 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 3.91 (s, 3H), 3.61 (s, 3H), 2.80 (d, J = 4.3 Hz, 3H), 2.38 (s, 3H), 2.28 (s, 3H)
【0360】
実施例394(副生成物):HPLC(方法E) RT = 1.36分; HPLC(方法G) RT = 0.94分. LCMS MH
+ 459.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.82 (s, 1H), 10.16 (br. s., 1H), 8.59 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 8.52 (s, 1H), 8.14 (br. s., 1H), 7.72 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.29 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.16 - 7.05 (m, 2H), 6.38 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 3.69 (s, 3H), 3.30 (s, 3H, 水ピークと重複), 2.79 (d, J = 4.3 Hz, 3H), 2.42 (s, 3H), 2.30 (s, 3H)
【0361】
実施例395
【化158】
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【0362】
工程1
【化159】
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4,6−ジクロロ−N−メチルニコチンアミド(中間体1、75mg、0.366mmol)および2−メトキシ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アニリン(製造例22、(82mg、0.402mmol)のDMA(1mL)溶液に、LiHMDS(THF中1M)(1.280mL、1.280mmol)を、室温で〜5分かけてシリンジを介して滴下した。反応物を室温で30分撹拌し、混合物を氷浴で冷却し、水を添加して、透明溶液を得た。THFを減圧下に除去し、1N HCl水溶液を添加して、水性部分のpHを〜3に調節して、固体を溶液から沈殿させた。混合物を水で総体積〜40mLまで希釈し、懸濁液を室温で〜1時間撹拌した。固体を吸引濾過により集め、水で濯ぎ、乾燥して、黄褐色固体として所望の生成物(112mg、0.301mmol、82%収率)を得た。HPLC RT(方法N) = 3.04分. LCMS(m+1) = 372
【0363】
工程2
【化160】
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実施例395の化合物を、実施例391および実施例392の製造に準じる方法を使用して製造して、実施例395の化合物を65%収率で得た. HPLC(方法E) RT = 1.31分; HPLC(方法G) RT = 0.94分. LCMS MH
+ 459.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.73 (s, 1H), 10.03 (s, 1H), 8.56 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 8.13 (br. s., 1H), 7.91 (s, 1H), 7.44 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.36 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.18 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.06 (s, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.60 (s, 3H), 2.80 (d, J = 4.3 Hz, 3H), 2.37 (s, 3H), 2.27 (s, 3H)
【0364】
実施例396
【化161】
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実施例396の化合物を、実施例391および実施例392の製造に準じる方法を使用して製造して、実施例396の化合物を62%収率で得た。HPLC(方法E) RT = 1.63分; HPLC(方法G) RT = 1.31分. LCMS MH
+ 461.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.67 (s, 1H), 9.67 (s, 1H), 8.49 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.57 (d, J = 6.1 Hz, 1H), 7.39 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.23 - 7.15 (m, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.60 (s, 3H), 2.79 (d, J = 4.9 Hz, 3H), 2.23 (s, 3H)
【0365】
実施例397
【化162】
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【0366】
工程1
【化163】
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4,6−ジクロロ−N−トリジュウテロ−メチルピリダジン−3−カルボキサミド(製造例22、250mg、1.230mmol)に、2−メトキシ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アニリン(製造例23、244mg、1.171mmol)のTHF(3mL)溶液を室温で添加し、得られた溶液を氷浴で冷却し、そこでLiHMDS(THF中1M)(2.93mL、2.93mmol)を〜1分かけてシリンジを用いて滴下した。添加完了後、氷浴を除去し、反応物を室温で〜15分撹拌した。数滴のメタノールで反応停止させ、溶液を室温で一夜撹拌した。反応物を濃縮し、得られた固体を最少量のジクロロメタン(〜5mL)に溶解し、自動化クロマトグラフィーを使用して精製した。生成物含有フラクションを濃縮し、減圧下濃縮して、356mg(81%)の淡黄色固体を所望の生成物として得た。LCMS MH
+ 375
【0367】
工程2
【化164】
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実施例397の化合物を先の工程1の生成物から、実施例391および実施例392の製造に準じる方法を使用して製造して、実施例397の化合物を65%収率で得た。HPLC(方法E) RT = 1.32分; HPLC(方法G) RT = 0.92分. LCMS MH
+ 462.3.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.73 (s, 1H), 10.02 (s, 1H), 8.60 - 8.45 (m, 2H), 8.20 - 8.05 (m, 2H), 7.91 (s, 1H), 7.49 - 7.31 (m, 2H), 7.18 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.05 (br. s., 1H), 3.89 (s, 3H), 3.60 (s, 3H), 2.37 (s, 3H), 2.27 (s, 3H)
【0368】
実施例398
【化165】
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実施例398を実施例397の工程1の生成物から、実施例391および実施例392の製造に準じる方法を使用して製造して、実施例398の化合物を69%収率で得た。HPLC(方法E) RT = 1.41分; HPLC(方法G) RT = 1.23分. LCMS MH
+ 433.4.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.65 (s, 1H), 9.66 (br. s., 1H), 8.47 (d, J = 11.0 Hz, 2H), 8.14 (s, 2H), 7.92 (d, J = 16.5 Hz, 2H), 7.67 - 7.57 (m, 1H), 7.52 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.31 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.24 - 7.13 (m, 1H), 6.85 (t, J = 5.5 Hz, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.60 (s, 3H)
【0369】
実施例399
【化166】
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実施例399を実施例397の化合物の工程1の生成物から、実施例391および実施例392の製造に準じる方法を使用して製造して、実施例399の化合物を58%収率で得た。HPLC(方法E) RT = 1.63分; HPLC(方法G) RT = 1.32分. LCMS MH
+ 465.3.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.65 (s, 1H), 9.65 (s, 1H), 8.46 (d, J = 3.1 Hz, 2H), 8.15 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.55 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.39 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.25 - 7.14 (m, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.59 (s, 3H), 2.23 (s, 3H)
【0370】
実施例400
【化167】
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【0371】
工程1
【化168】
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4,6−ジクロロ−N−メチルニコチンアミド(中間体1、100mg、0.488mmol)および3−メトキシピリジン−2−アミン(72.7mg、0.585mmol)のDMA(1.5mL)溶液に、NaHMDS(THF中1.0M)(1.463mL、1.463mmol)を、室温で〜5分かけてシリンジを介して滴下した。反応物を4.5時間行い、〜20mLの水でゆっくり反応停止させて、生成物を沈殿させた。固体を吸引濾過により集め、さらに水で濯いだ。乾燥して、灰白色固体として最終生成物(35mg、0.120mmol、24%収率)を得た。HPLC RT(方法N) = 3.14分. LCMS(m+1) = 293/295(3: 1)
【0372】
工程2
【化169】
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実施例400の化合物を工程1の生成物から、実施例391および実施例392の製造に準じる方法を使用、炭酸セシウムを塩基として炭酸カリウムに置き換えて製造して、実施例400の化合物を23%収率で得た。HPLC(方法E) RT = 1.20分; HPLC(方法G) RT = 0.94分. LCMS MH
+ 406.1.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 11.63 (s, 1H), 10.29 (s, 1H), 9.15 (s, 1H), 8.64 - 8.50 (m, 2H), 8.48 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 8.24 (s, 1H), 7.91 (dd, J = 5.0, 1.0 Hz, 1H), 7.35 (dd, J = 7.9, 1.0 Hz, 1H), 7.28 (dd, J = 5.2, 1.2 Hz, 1H), 6.96 (dd, J = 7.9, 5.0 Hz, 1H), 3.91 (s, 3H), 2.80 (d, J = 4.5 Hz, 3H)
【0373】
実施例401
【化170】
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【0374】
工程1
【化171】
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中間体1と4−アミノ−3−エチルベンゾニトリルのカップリングを、実施例391および実施例392の製造の工程1に準じて行った。これにより所望の生成物を67%収率で灰白色固体として得た。LCMS MH
+ 436/438(3: 1)
【0375】
工程2
【化172】
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工程2を、実施例315の工程4に準じて行い、53%収率で実施例401の化合物を得た。HPLC(方法E) RT = 1.47分; HPLC(方法G) RT = 1.05分. LCMS(m+1) = 401.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.93 (br. s., 1H), 8.80 (br. s., 1H), 8.64 (s, 1H), 7.85 - 7.72 (m, 2H), 7.63 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 2.81 (d, J = 4.4 Hz, 3H), 2.66 (d, J = 7.7 Hz, 2H), 2.54 (s, 3H), 2.45 (br. s., 3H), 1.19 (t, J = 7.4 Hz, 3H)
【0376】
実施例402
【化173】
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【0377】
工程1
【化174】
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イソプロパノール(4mL)およびトリエチルアミン(0.211mL、1.514mmol)に溶解した2−クロロ−3−ニトロピリジン(0.20g、1.261mmol)、カリウムトリフルオロ(ビニル)ボレート(0.203g、1.514mmol)およびPdCl
2(dppf)(0.018g、0.025mmol)の溶液を、窒素気流で数分通気し、100℃で4時間加熱した。反応物を冷却し、セライト(登録商標)で濾過し、溶媒を減圧下に除去した。得られた残渣を自動化フラッシュクロマトグラフィー(40gシリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル)で精製した。所望の生成物を含むフラクションを集め、合わせ、減圧下蒸発して、黄褐色油状物を最終生成物である3−ニトロ−2−ビニルピリジン(100mg、0.666mmol、52.8%収率)を得た。HPLC RT(方法N) = 1.75分
【0378】
工程2
【化175】
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工程1からの3−ニトロ−2−ビニルピリジン(100mg、0.666mmol)のメタノール(5ml)溶液に、30mgの10%パラジウム/炭を添加した。フラスコを排気し、混合物を撹拌しながらバルーンから水素ガスを供給した。4時間、室温の後、水素バルーンを除去し、反応物を窒素で通気して、触媒を不活化し、混合物をセライト(登録商標)で濾過し、濃縮して溶媒を除去して、所望の生成物(46mg、0.377mmol、56.5%収率)を灰白色固体として得た。
【0379】
工程3
【化176】
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4,6−ジクロロ−N−メチルニコチンアミド(中間体1、70mg、0.341mmol)および工程2からの2−エチルピリジン−3−アミン(45.9mg、0.376mmol)のDMA(1mL)溶液に、LiHMDS(THF中1M)(0.853mL、0.853mmol)を、室温で〜5分かけてシリンジを介して滴下した。反応物を室温で2時間撹拌し、破砕氷を添加し、スラリーを30分撹拌し、1N HCl水溶液でpHを〜1に調節した。得られた溶液を濃縮してTHFを除去し、0℃で2時間撹拌して、ベージュ色固体を沈殿させた。固体を吸引濾過により集め、水で濯ぎ、濾紙上で乾燥して、黄褐色固体として所望の生成物(75mg、0.258mmol、76%収率)を得た。HPLC RT(方法N) = 1.38分. LCMS(m+1) = 291.1
【0380】
工程4
【化177】
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反応バイアルに工程3からの生成物(15mg、0.052mmol)、2,6−ジメチルピリミジン−4−アミン(8.90mg、0.072mmol)、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)3,6−ジメトキシ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル(BrettPhos、4.15mg、7.74μmol)およびPd
2(dba)
3(4.72mg、5.16μmol)を仕込み、内容物を窒素で通気し、ジオキサン(0.3mL)を添加した。得られたスラリーをさらに窒素で〜1分通気し、LiHMDS(THF中1M)(0.114mL、0.114mmol)を添加し、得られた暗コハク色溶液を予熱した加熱ブロックで110℃で1時間加熱し、室温に冷却した。反応混合物を0.1mLのMeOHで反応停止させ、濃縮してTHFを除去し、DMFで希釈し、Milliporeフィルターで濾過し、逆相分取LCMSで精製した。所望の生成物を含むフラクションを合わせ、遠心式蒸発により乾燥した。生成物の収量は17.9mg(88%)であった。HPLC(方法E) RT = 1.20分; HPLC(方法G) RT = 0.64分. LCMS(m+1) = 378.2.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.51 (s, 1H), 9.99 (br. s., 1H), 8.65 - 8.50 (m, 2H), 8.37 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 7.79 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.69 (br. s., 1H), 7.33 (dd, J = 8.1, 4.7 Hz, 1H), 7.02 (br. s., 1H), 2.82 - 2.70 (m, 5H), 2.26 (s, 6H), 1.20 (t, J = 7.6 Hz, 3H)。
【0381】
実施例403
【化178】
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【0382】
【化179】
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工程1
100mL反応チューブに実施例313の工程1からの6−クロロ−4−((2−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−N−メチルニコチンアミド(260mg、0.888mmol)、2−メチル−6−(メチルチオ)ピリミジン−4−アミン(207mg、1.332mmol)、Pd
2(dba)
3(81mg、0.089mmol)および2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)3,6−ジメトキシ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル(BrettPhos、95mg、0.178mmol)を仕込み、得られた混合物をジオキサン(10mL)に溶解し、窒素で〜10分通気した。反応混合物にLiHMDS(446mg、2.66mmol)を添加し、反応物を110℃で5時間加熱した。室温に冷却後、粗製の反応混合物をセライト(登録商標)上に被覆し、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して、所望の生成物を含むフラクション(210mg、0.510mmol、57.5%収率)を灰白色固体として得た。LCMS MH
+ 412.0
【0383】
工程2
【化180】
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工程1の生成物(210mg、0.510mmol)の酢酸(5mL)溶液に、室温でタングステン酸ナトリウム二水和物(168mg、0.510mmol)、過酸化水素溶液(0.313mL、10.21mmol)を添加した。得られた反応混合物を室温で1時間撹拌し、水で反応停止させ、酢酸エチルで抽出した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮して、所望の生成物(200mg、0.451mmol、88%収率)を黄色固体として得た。LCMS MH
+ 444.2
【0384】
工程3
【化181】
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密閉チューブで、工程2の生成物(50mg、0.113mmol)およびメチルアミン(10.50mg、0.338mmol)のTHF(2mL)を100℃で24時間加熱した。室温に冷却後、溶媒を減圧下蒸発し、生成物を水およびクロロホルムに分配した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮し、逆相分取HPLCで精製して、生成物である実施例403の化合物(3.5mg、8.87μmol、7.87%収率)を得た。LC保持時間8.98[O]. MS(E
+) m/z: 395(MH
+).
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 10.54 (s, 1H), 9.54 (s., 1H), 8.50 (bs, 1H), 8.46 (s, 1H), 7.92 (br. s, 1H), 7.86 (m, 2H), 7.03 (dd, J = 7.6, 4.8 Hz, 1H), 6.87 (br. s., 1H), 6.36 (br. s., 1H), 3.95 (s, 3H), 2.78 (d, J = 4.4 Hz, 3H), 2.72 (d, J = 4.8 Hz, 3H), 2.23 (s, 3H)
【0385】
実施例404
【化182】
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【化183】
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【0386】
工程1
2−ブロモ−6−ニトロフェノール(5.0g、22.9mmol)をDMF(3mL)に溶解し、炭酸カリウム(4.75g、34.4mmol)を添加し、反応物を30分撹拌した。ヨードメタン(2.15mL、34.4mmol)を添加し、反応物を一夜撹拌した。粗製の反応物を濾過し、酢酸エチルで希釈し、塩水(2回)および水(2回)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して、1−ブロモ−2−メトキシ−3−ニトロベンゼン(5.12g、96%)を得た。LC保持時間0.92[J]
【0387】
工程2
1−ブロモ−2−メトキシ−3−ニトロベンゼン(5.12g、22.1mmol)をエチルアルコール(150mL)および水(50mL)に溶解した。これに亜鉛(5.77g、88mmol)および塩化アンモニウム(2.36g、44.1mmol)を添加した。反応物を1時間撹拌し、濾過し、濃縮した。粗製の物質を酢酸エチルに溶解し、水で3回洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して得た(4.3g、96%)。LC保持時間0.75[J]. m/z: 201.8(MH
+)
【0388】
工程3
3−ブロモ−2−メトキシアニリン(2.0g、9.9mmol)をジオキサン(40mL)に溶解し、容器を窒素で5分通気した。ビス(ピナコラト)ジボロン(3.77g、14.85mmol)、ジクロロメタンと複合体化した[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(404mg、0.49mmol)および酢酸カリウム(2.91g、29.7mmol)を添加した。フラスコを排気し、窒素を再充填し、100℃で15時間加熱した。水を添加して反応停止させ、生成物をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を塩水(×3)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮し、自動化クロマトグラフィー(〜40%酢酸エチルで溶出)を使用して精製して、2−メトキシ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(2.0g、81%)を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.12 (dd, J = 7.3, 1.8 Hz, 1H), 6.96 - 6.89 (m, 1H), 6.88 - 6.83 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 1.37 (s, 12H). LC保持時間0.65[J]. m/z: 250(MH
+)
【0389】
工程4
撹拌中の4−ブロモ−2−メチルチアゾール(128mg、0.719mmol)、2−メトキシ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(197mg、0.791mmol)および1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセンパラジウムジクロライド(14.06mg、0.022mmol)のジオキサン(4mL)中の混合物を、窒素を混合物を通して5分バブリングすることにより脱気した。これにリン酸カリウム水溶液(K
3PO
4、2M、1.078mL、2.157mmol)を添加し、反応混合物を100℃で1時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチル(75mL)で希釈した。この溶液を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮し、0〜100%EtOAcのヘキサン溶液で溶出するフラッシュクロマトグラフィーで精製した。2−メトキシ−3−(2−メチルチアゾール−4−イル)アニリン(122mg、0.543mmol、75%収率)を黄色油状物として得た。LC保持時間0.60[J]. m/z: 221(MH
+)
【0390】
工程5
【化184】
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4,6−ジクロロ−N−トリジュウテロメチルピリダジン−3−カルボキサミド(80mg、0.385mmol)および2−メトキシ−3−(2−メチルチアゾール−4−イル)アニリン(89mg、0.404mmol)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1M、0.961mL、0.961mmol)を、シリンジと注射針を使用して滴下し(<2分)、10分反応させ、HCl(1M水性)(0.577mL、0.577mmol)を添加して、残留塩基を消費させた。反応物を酢酸エチルおよび水に分配した。水層を酢酸エチルで1回抽出し、合わせた有機層を飽和塩化アンモニウムおよび塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して、粗製の生成物を黄褐色固体として得た。粗製の生成物を自動化クロマトグラフィーを使用して精製して、6−クロロ−4−((2−メトキシ−3−(2−メチルチアゾール−4−イル)フェニル)アミノ)−N−トリジュウテロメチルニコチンアミド(119mg、0.298mmol、77%収率)を灰白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 10.24 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 7.95 (dd, J = 7.8, 1.7 Hz, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.32 - 7.29 (m, 1H), 7.25 - 7.20 (m, 1H), 7.03 (s, 1H), 6.30 (br. s., 1H), 3.69 (s, 3H), 2.79 (s, 3H)
【0391】
工程6
【化185】
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6−クロロ−4−((2−メトキシ−3−(2−メチルチアゾール−4−イル)フェニル)アミノ)−N−トリジュウテロメチルニコチンアミド(16mg、0.041mmol)、Xantphos(4.72mg、8.17μmol)および2,6−ジメチルピリミジン−4−アミン(10.06mg、0.082mmol)のジオキサン(1mL)溶液を、窒素を溶液を通して5分バブリングすることにより脱気した。炭酸セシウム(53.2mg、0.163mmol)およびPd
2(dba)
3(3.74mg、4.08μmol)を添加し、容器を密閉し、反応物を125℃で75分撹拌した。反応物をジクロロメタンで希釈し、濾過し、濃縮した。物質をDMFに再溶解し、分取LC/MSで精製した。所望の生成物を含むフラクションを合わせ、遠心式蒸発により乾燥して、6−((2,6−ジメチルピリミジン−4−イル)アミノ)−4−((2−メトキシ−3−(2−メチルチアゾール−4−イル)フェニル)アミノ)−N−トリジュウテロメチルニコチンアミド(6.1mg、0.013mmol、30.9%収率)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 10.78 (s, 1H), 10.05 (s, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.14 (br. s., 1H), 7.99 (s, 1H), 7.82 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.28 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.08 (br. s., 1H), 3.66 (s, 3H), 2.74 (s, 3H), 2.38 (s, 3H), 2.28 (s, 3H). LC保持時間1.50[E]. MS(E
+) m/z: 479(MH
+)
【0392】
実施例405
【化186】
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6−((4−(ヒドロキシメチル)ピリジン−2−イル)アミノ)−4−((2−メトキシ−3−(チアゾール−4−イル)フェニル)アミノ)−N−トリジュウテロメチルニコチンアミド(2.6mg)を、2,6−ジメチルピリミジン−4−アミンを(2−アミノピリジン−4−イル)メタノールに置き換えた以外、実施例404と同じ方法で製造および精製した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 11.17 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 10.77 (s, 1H), 8.91 (br. s., 1H), 8.49 (s, 1H), 8.26 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 8.00 (s, 2H), 7.49 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.38 - 7.33 (m, 1H), 7.10 (d, J = 16.8 Hz, 2H), 6.77 (br. s., 1H), 4.58 (s, 2H), 3.68 (s, 3H), 3.45 (br. s., 1H), 2.74 (s, 3H). LC保持時間1.47[E]. MS(E
+) m/z: 480(MH
+)
【0393】
次の実施例化合物を、実施例63に準じる方法で製造した。
【表68】
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【0394】
次の実施例化合物を、実施例303の製造に準じる方法で製造した。
【表69】
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【0395】
次の実施例化合物を、実施例1に準じる方法で製造した。
【表70】
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【表71】
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【0396】
中間体39
【化187】
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【0397】
工程1
冷却した(0℃)2−ニトロアニリン(1g、7.25mmol)のジメチルホルムアミド(DMF、10mL)溶液に、水素化ナトリウム(608mg、25mmol)を添加した。添加完了後、メタンスルホニルクロライド(1.69mL、21.8mmol)を添加し、反応物を室温に温め、1時間撹拌した。反応物を水で希釈し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を濃縮し、クロマトグラフィーで精製して、N−(メチルスルホニル)−N−(2−ニトロフェニル)メタンスルホンアミド(1.5g、70%収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.17 (s, 1H), 7.89 (m, 1H), 7.80 (m, 2H), 3.58 (s, 6H)
【0398】
工程2
N−(メチルスルホニル)−N−(2−ニトロフェニル)メタンスルホンアミド(1.5g、5.1mmol)を3N水酸化ナトリウム水溶液(10mL)に溶解し、90℃で一夜撹拌した。粗製の反応物を、塩酸水溶液を使用してpH〜2に酸性化し、生成物を析出させた。固体を濾過により集め、続けて使用した。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 9.79 (s, 1H), 8.03 (dd, J = 8.4, 1.6 Hz, 1H), 7.75 (m, 1H), 7.65 (dd, J = 8.4, 1.2 Hz, 1H), 7.42 (m, 1H), 3.15 (s, 3H)
【0399】
工程3
冷却した(0℃)N−(2−ニトロフェニル)メタンスルホンアミド(50mg、0.231mmol)のDMF(2mL)溶液に、水素化ナトリウム(11mg、0.46mmol)を添加し、反応物を室温に温め、20分撹拌した。反応物を0℃に再冷却し、ヨードメタン(0.029mL、0.46mmol)を添加した。反応物を室温に温め、3時間撹拌した。粗製の反応物を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーで精製して、N−メチル−N−(2−ニトロフェニル)メタンスルホンアミド(20mg、38%収率)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.91 (m, 1H), 7.70 - 7.50 (m, 3H), 3.34 (s, 3H), 3.01 (s, 3H)
【0400】
工程4
N−メチル−N−(2−ニトロフェニル)メタンスルホンアミド(900mg、3.91mmol)のメタノール(5mL)溶液に、パラジウム/炭素(10重量%、416mg、0.39mmol)を添加した。溶液を水素を通気し、4時間、1atmの水素下に撹拌した。粗製の反応物を濾過し、濃縮し、クロマトグラフィーで精製して、N−(2−アミノフェニル)−N−メチルメタンスルホンアミド(540mg、60%収率)を得た。生成物は特徴付けしなかった。
【0401】
中間体40
【化188】
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N−(2−ニトロフェニル)メタンスルホンアミド(800mg、3.70mmol)のメタノール(20mL)溶液に、パラジウム/炭素(10重量%、394mg、0.37mmol)を添加した。容器を水素を通気し、4時間、1atmの水素下に撹拌した。反応物を濾過し、濃縮し、クロマトグラフィーで精製して、N−(2−アミノフェニル)メタンスルホンアミド(600mg、87%収率)を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 8.67 (bs, 1H), 7.05 (dd, J = 7.8, 1.5 Hz, 1H), 6.98 (m, 1H), 6.73 (dd, J = 7.8, 1.5 Hz, 1H), 6.54 (m, 1H), 5.11 (bs, 2H), 2.90 (s, 3H)
【0402】
次の実施例化合物を、中間体39および40を使用して、実施例184の方法で製造した。
【表72】
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【0403】
次の実施例化合物を、実施例1に準じる方法で、中間体1の代わりに4,6−ジクロロ−N−トリジュウテロ−メチルピリダジン−3−カルボキサミド(製造例22)を用いて製造した。
【表73】
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【表74】
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【0404】
次の実施例化合物を、実施例404の方法で製造した。
【表75】
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【0405】
【表76】
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【表77】
[この文献は図面を表示できません]
【0406】
【表78】
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【表79】
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【0407】
【表80】
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【表81】
[この文献は図面を表示できません]
【0408】
【表82】
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【表83】
[この文献は図面を表示できません]
【0409】
【表84】
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【表85】
[この文献は図面を表示できません]
【0410】
【表86】
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【表87】
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【0411】
【表88】
[この文献は図面を表示できません]
【表89】
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【0412】
【表90】
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【表91】
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【0413】
【表92】
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【表93】
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【0414】
【表94】
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【表95】
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【0415】
【表96】
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【表97】
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【0416】
【表98】
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【表99】
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【0417】
【表100】
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【表101】
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【0418】
【表102】
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【表103】
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【0419】
【表104】
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【表105】
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【0420】
【表106】
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【表107】
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【0421】
【表108】
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【表109】
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【0422】
【表110】
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【表111】
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【0423】
【表112】
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【表113】
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【0424】
【表114】
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【表115】
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【0425】
【表116】
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【表117】
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【0426】
【表118】
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【表119】
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【0427】
【表120】
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【表121】
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【0428】
【表122】
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【表123】
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【0429】
【表124】
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【表125】
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【0430】
【表126】
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【表127】
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【0431】
【表128】
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【表129】
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【表130】
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