(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6260885
(24)【登録日】2017年12月22日
(45)【発行日】2018年1月17日
(54)【発明の名称】愛玩動物遊戯用保護手袋
(51)【国際特許分類】
A41D 19/00 20060101AFI20180104BHJP
【FI】
A41D19/00 Q
【請求項の数】5
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2017-98256(P2017-98256)
(22)【出願日】2017年5月17日
【審査請求日】2017年6月14日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】509209753
【氏名又は名称】杉本 尚美
(72)【発明者】
【氏名】杉本 尚美
【審査官】
米村 耕一
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭56−146716(JP,U)
【文献】
登録実用新案第3002671(JP,U)
【文献】
登録実用新案第3138629(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A41D 19/00−19/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面に遊戯用起毛部を有する第一の繊維シートの裏面に、動物の牙又は爪の貫通を防 止し手及び前腕を保護する第二の繊維シートを重ね、前記起毛部を有する第一の繊維シートの生地がボア生地、フェイクファー生地、マイヤー生地、フリース生地よりなり、前記第二の繊維シートの生地がフリースよりなり、前記第一の繊維シートより第二の繊維シートの繊維の密度が高いことを特徴とする愛玩動物遊戯用保護手袋。
【請求項2】
表面に遊戯用起毛部を有する第一の繊維シートの裏面に、動物の牙又は爪の貫通を防 止し手及び前腕を保護する第二の繊維シートを重ね、前記起毛部を有する第一の繊維シートの生地がボア生地、フェイクファー生地、マイヤー生地、フリース生地、トルネードファ薄手生地よりなり、前記第二の繊維シートの生地がキルティングよりなり、前記第一の繊維シートより第二の繊維シートの繊維の密度が高いことを特徴とする愛玩動物遊戯用保護手袋。
【請求項3】
第一繊維シートと第二繊維シートの間に空間部が形成され、前記両シートが摺動することを特徴とする請求項1又は2に記載の愛玩動物遊戯用保護手袋。
【請求項4】
5本指部、掌部、手の甲部が両シートで覆われていることを特徴とする請求項1又は2記載の愛玩動物遊戯用保護手袋。
【請求項5】
手の先端部又は甲に遊戯用飾りを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の愛玩動物遊戯用保護手袋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は愛玩動物と遊ぶ際に愛玩動物の牙や爪から人間の手や腕を保護する愛玩動物遊戯用保護手袋に関する。
【背景技術】
【0002】
ペット、小型動物と遊ぶ時、接触をする時に爪のひっかけ傷や噛まれた時の歯型の傷跡がつく。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実登第3138629号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の文献には、愛玩動物の牙や爪から人間の手や腕を保護する作業性の良い手袋が記載され、この手袋はアラミド繊維又はこの上にゴムをコーティングした構造が示されている。しかしながら、この文献の手袋は、動物病院やトリミング、ペットショップでの動物の対応作業用であって、ペットの遊戯用途は考慮されていない。この構造の手袋は本発明者が実験したところアラミド繊維のみでは動物の牙や爪が貫通することが判明した。また、ゴムをコーティングしたものは、ペット(猫)が嫌がり警戒して近寄らないことも分かった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、この構造の手袋はペットや小型動物と遊ぶ時にペットが好むとともに、ペットの爪による引っかき傷や歯又は牙(以下歯又は牙を総称して牙と記す)で噛まれた時の怪我を防止することを目的とする。すなわち本発明は、人の痛みや怪我を防止しかつペットのストレスを緩和でき、動物も人も楽しく、快適に安全に動物との遊び方を広げ、接することが可能とし、前述の欠点を解決しようとするものである。本発明は、指や手、腕を保護する為に指先から肘あたりまである長さで牙や爪が貫通しにくい二重構造の生地を使用し、動物も楽しく遊べるように起毛タイプの生地を用い、望ましくは動物の興味を引く為に飾りを設けた5本指の手袋で、動物側のストレスと人に怪我や傷痕がつく問題点を解決している。本発明は、表面に遊戯用起毛部を有する第一の繊維シートの裏面に、動物の牙又は爪の貫通を防止し手及び前腕を保護する第2の繊維シートを重ねたことを特徴とする愛玩動物遊戯用保護手袋を提供するものである。本発明は、前記手袋において、第一繊維シートと第二繊維シートの間に空間部が形成され、前記両シートが摺動する愛玩動物遊戯用保護手袋を提供するものである。本発明は、前記手袋において、5本指部、掌部、手の甲部が両シートで覆われている愛玩動物遊戯用保護手袋を提供するものである。
本発明の起毛部を有する第一の繊維シートの生地は、ボア、フェイクファー、マイヤー、フリース、トルネードファ又はフェルトを用いる愛玩動物遊戯用保護手袋を提供するものである。
本発明の第二の繊維シートの生地はフリース又はキルティングを用いる愛玩動物遊戯用保護手袋を提供するものである。本発明は、前記手袋において、第一の繊維シートより第二の繊維シートの繊維密度が高い愛玩動物遊戯用保護手袋を提供するものである。
本発明は、前記手袋において手の先端部又は甲に遊戯用飾りを設けた愛玩動物遊戯用保護手袋を提供するものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明の保護具はペットと遊ぶ際、手や腕に怪我や傷痕がつきにくく、病原菌が傷から感染しにくくするのは勿論、動物と人との遊び方を広げ人と動物両方のストレスを解放するのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明の愛玩動物遊戯用保護手袋の右手甲側全体図
【
図2】本発明の愛玩動物遊戯用保護手袋の右手掌側全体図
【
図3】本発明に使用するボア生地とフリース生地又はキルティング生地2層タイプの生地断面図
【
図4】本発明に使用するフリース生地又はキルティング生地2層タイプ生地断面図
【
図5】
図1の愛玩動物遊戯用保護手袋のA-A’線の断面図
【
図6】愛玩動物遊戯用保護手袋の良い例(爪又は牙が貫通しない例)の断面図
【
図9】愛玩動物遊戯用保護手袋の悪い例(爪又は牙が貫通した例)の断面図
【
図12】第一繊維シートと第二繊維シートの間に接着芯が有る良い例の断面図
【
図13】第一繊維シートと第二繊維シートの間に接着芯が有る良い例の断面図
【
図14】本発明の愛玩動物遊戯用保護手袋の使用状態図
【
図15】本発明の愛玩動物遊戯用保護手袋の使用状態図
【
図16】本発明の愛玩動物遊戯用保護手袋の使用状態図
【
図17】本発明の愛玩動物遊戯用保護手袋の使用状態図
【
図18】本発明の愛玩動物遊戯用保護手袋の他の例の外観図
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の愛玩動物遊戯用保護手袋は指先から肘あたりまでの長さと5本指を有するものが望ましく、素材は牙や爪が簡単に貫通しないよう第一繊維シートと第二繊維シートからなり、ペットも心地よい素材で興味を引き出すため第一繊維シートは起毛生地よりなり、好ましくは飾りを施すことで身近にペットと接することが自由自在となる。第二繊維シートは牙や爪が貫通しにくい生地を用いる。本発明をするにいたった経緯を説明する。先ず、本発明者は子猫を飼うことになり世話をしていく中で、子猫と一緒に遊ぶ時、家族の者や、親しい方の腕や手が引っかき傷や噛み跡により痛々しい様子を見て肘あたりまで覆う長い手袋があれば良いと考えた。一般的な猫との遊び道具は、よく市販されている猫じゃらしなどで猫の興味を引き出し猫じゃらしを追いかけさせたりジャンプさせたり、少し猫との距離を置く遊びが主流である。身近で遊ぼうとするとクッションや毛布などの物陰の下に指先を動かしその動きを猫が狙い飛びかかったりする遊び方となり、その時に傷を受けたりする。また、遊びの際、肘から下の腕に猫が前足と後ろ足で腕に絡みつき抱きかかえる姿勢(クリンチ)で蹴りを入れてくる動きに加え、噛みつくことは猫がよくする遊びである。このとき、皮膚に引っかき傷や噛み跡を受ける。このような傷を受けないために最初はキッチンにあるゴム手袋で猫の遊び相手をしてみたところ猫はゴムの感触を警戒して嫌がり近寄らなかった。そこで軍手(前述したアラミド繊維使用も含む)を使用し相手したところ警戒しつつ手に絡んでくるが軍手の生地は目が荒く簡単に牙や爪が皮膚に刺さった。次に市販のフリース生地素材の手袋で遊んだが生地は薄く軍手の時と同じく牙や爪が貫通した。そこで次に厚手の生地である道着の袖にゴムを通し腕につけて使用した。これも綿の厚手であるが目が荒く簡単に牙や爪が貫通し皮膚を傷つけた。
【0009】
猫はよく腕に抱きつき爪を立てて噛みつく動きが好きである。この動きに対応するため肘を覆うまでの長さがある手袋が必要になりミシンと数種類の生地を用意した(数字は厚みを示す)。用意した生地は綿薄手生地、ボァ生地(毛足1cm)、フェルト生地(2mm)、フリース生地(2mm)、トルネードファ生地(毛足1cm)、ビロード生地、マイヤー生地(7mm)、フェイクファー生地(毛足2cm)、キルティング生地(2mm)ほか起毛生地2種である。前記の生地よりなる第一繊維シートは起毛タイプを使用した。なぜなら、動物は毛足のある起毛タイプのものやウール素材を好む。始めに起毛薄手生地の一枚もので指先から肘あたりまでの手袋を製作し猫と遊んでみたが牙や爪が貫通した。この時猫の反応も良かったので第二繊維シートを重ねることで皮膚を保護できるかと思い組み合わせを研究することになった。行き着いたのが第二繊維シートはフリース生地とキルティング生地が肌触り指の動き製作過程がよく猫の牙や爪の貫通がなかった。第一繊維シートは毛足のある起毛生地を用いることで猫は警戒することなくリラックスし遊ぶ。第一繊維シートと第二繊維シートを重ねることで間に空間部ができることにより、カーブした動物の爪の角度と繊維シートが動物の動きによってずれ動く(摺動)ことで第二繊維シートに貫通しにくくなる。牙に対しても同じ状況になり皮膚までとどきにくい形態となる。前記の形態状況で家庭で飼育する愛玩動物に小型犬や鳥やリス、鋭い牙や爪がある動物にも対応できる。また第一繊維シートの指先に羽根や目玉や小さなボンボリをとり付け物陰から猫にチラッと見せたところとても楽しそうに遊び満足し、飼い主に親しみを感じるのか良く甘えてきた。小型犬のジャックラッセルテリアと愛玩動物遊戯用保護手袋を付けロープの引っ張り合いをして遊んだ。以前はロープを掴んでいる指先まで牙が迫って時には牙が指の極まできて傷つくこともあったがそんな心配もなく楽しく遊べた。
【0010】
なお、生地によっては第一繊維シートと第二繊維シートの間に接着芯を合わせて空間部が無い状態でも牙又は爪の貫通が無く製作しやすく手の動きもスムーズであることが判明した。本発明の愛玩動物遊戯用保護手袋は装着することでペットの猫や犬、鳥など家庭で一緒に過ごす小型の動物との遊びの幅を広げることができる。この手袋を用いることで遊ぶ時に牙又は爪によって人の手や腕に痛みや傷がつくことのストレスをなくすことと、室内で過ごすことでできるストレスともっと遊びたい気持ちを我慢するペット側のストレスを緩和し、発散することができる。愛玩動物遊戯用保護手袋の素材は動物の興味をそそる起毛を有するファー生地やボア生地、マイヤー生地、フリース生地、ウール生地の素材で目の詰まった生地を重ねて作ることで簡単に牙又は爪が貫通するのを防ぐように作ることができる。さらに手袋先端にペットの好奇心をそそる飾りのビーズ、羽根、ボンボリで目のようなビーズ2個と耳のように見える飾り、尻尾を施すことで遊び方が増えて楽しく遊ぶことができる。
【実施例】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図において、4は第一繊維シート、4a〜4eはシート4の具体生地を示し、6は第二繊維シート、6a〜6dはシート6の具体生地を示す。4a はフェイクファー生地毛足2cm、4bはマイヤー生地7mm、4cはフリース生地2mm、4dはボァ生地毛足1cm、4eはトルネードファ薄手生地1cm、4fはビロード薄手生地、4gはフェルト生地2mm、4hは綿薄手生地、4i は綿厚手生地、6a はフリース生地2mm、6bはキルティング薄手生地、6cマイヤー生地7mm、6dはビロード薄手生地、6e は綿薄手生地を示す。
【0012】
図1において、1aは5本指部を有する愛玩動物遊戯用保護手袋1の右手甲側本体で、愛玩動物の牙や爪が貫通して怪我や傷が手や腕につきにくくすることができる。2は滑り止め部で愛玩動物遊戯用保護手袋1の本体が肘で止まるようゴムで縮めて滑り止めのためである。
図2において、1bは愛玩動物遊戯用保護手袋の右手掌側本体であり、その親指、人差し指、中指の先に導電部材3を施しタッチパネルの操作が愛玩動物遊戯用保護手袋の脱着をしなくても安易にできるために取り付けられている。
図3は生地4dと生地6aのものを重ね合わせた愛玩動物遊戯用保護手袋を作った場合の断面図である。
図4はフリース生地(4cと6a)のものを重ね合わせた愛玩動物遊戯用保護手袋1を作った場合の断面図である。
【0013】
図5は
図1のA-A’の断面図であり、第一繊維シート4と第二繊維シート6の間には空間部5が設けられている構造となっている。
図6、
図7、
図8に示す各実施例において第一繊維シート4(4c、4d、4e)と第二繊維シート6(6a、6b)の間には空間部5を設けてあり、第一繊維シート4の生地がある事で牙又は爪7が引っかかり第一繊維シートを貫いても空間部5があるため牙又は爪7が引っかかった第一繊維シートがずれ動く(X方向に摺動する)ので牙又は爪7の角度が変わる。その結果、第二繊維シートまで牙又は爪7が届いても腕まで届きにくい。生地と生地との接合部8の縫目部分も厚みがあるため手・腕11まで牙又は爪7が届きにくい(表の19、20、23)。
図9に示すように、第一繊維シート4eとして1cmの毛足を有するものであっても起毛の毛が細く繊維の密度のない生地4eは、第二繊維シート6aにも牙又は爪7が届き貫通しやすく手・腕11に怪我や傷がつきやすい。Zは傷ついた部分を示す。この状態を表で表すと9番である。
図10は、厚みのあるボア生地4dからなる第一繊維シートだけの一枚シートで成形すると牙又は爪7が手・腕11に貫通し直接皮膚に届き傷つき易い。
図11は生地4dと薄手生地6d、又は6eを使用した図である。ボァ生地4d自体牙又は爪7が貫通しやすく第二繊維シートに薄手生地6d、6eを合わせても牙又は爪7が貫通することを防ぐことができない(表の7、8に示す)。
【0014】
図12、
図13においては第一繊維シート4e、4bと第二繊維シート6b、6aの間に接着芯21を介してアイロン等で圧接して生地と生地を合わせた使用状態(良い例)の断面図である。空間部が無い状態でも牙又は爪7が貫通はなく製作時生地と生地がY方向にずれることがないので製作しやすく指の動きもスムーズである(表の26、27に示す)。なお、27番のケースにおいては接着芯21での接着時、圧接(プレス)力をかけすぎるとフリース生地6aが薄くなる事があり、プレスをかけすぎない事が望ましい。
【0015】
図14は、本発明の愛玩動物遊戯用保護手袋1を装着し猫18が手腕にしがみついて遊んでいる時の使用状態である。
【0016】
図15は、本発明の愛玩動物遊戯用保護手袋1を装着しロープ12を持って犬20と引っ張って遊んでいる時の使用状態である。
【0017】
図16、
図17は、本発明の愛玩動物遊戯用保護手袋1を装着し物(イスの背もたれ22、クッション19)の陰から指先を動かし猫の好奇心を誘う飾りのビーズ13と羽根14を狙って猫が指に飛びつき遊んでいる時の使用状態である。
【0018】
図18は、本発明の愛玩動物遊戯用保護手袋1に、愛玩動物が興味を持つ飾りのビーズ13と羽根14とボンボリ15と甲側に目のようなビーズ2個13と模写した耳17と模写した尻尾16を施した拡大図である。
【0019】
表1は、本発明者が作成した27種類の手袋を用いて、猫の牙又は爪7の貫通状況をテスト(実験)した表である。
【0020】
実験の結果ナンバー17からの27までの例が牙又は爪7の貫通が発生せず実使用には好ましい。ナンバー1〜16は牙又は爪7の貫通が生じた。
表1において、有は牙又は爪7の貫通が有ることをを示す。無は牙又は爪7の貫通が無い事を示す。ナンバー17〜27は第一繊維シートより第二繊維シートの方が繊維密度が高いものを使用している。表の※は生地4eと6b、4bと6aを接着芯21(商品名:くものすシート)で全面接着したものを示す。
【表1】
【0021】
尚、第一繊維シートに用いる起毛生地としては、表に記載した以外のベァウォーム生地、コーディロイ生地、プードルファ生地、アクリルファイバー生地、トイクロス生地、T/C起毛生地、ベロアバンビファ生地、ブライトハイパイル生地、ウール生地ほか起毛素材が使用可能である。また、第二繊維シートもフリース生地やキルティング生地以外に厚みや、生地の密度の高く牙又は爪7が貫通しにくい素材で手腕がしなやかに動く素材があれば使用可能である。尚、本発明の愛玩動物遊戯用保護手袋は、第1図に示す5本指部を有しないミトンタイプ(親指以外の4本指全体が包まれている構造)も用いることができる。
【符号の説明】
【0022】
1 愛玩動物遊戯用保護手袋
1a 愛玩動物遊戯用保護手袋の右手甲側
1b 愛玩動物遊戯用保護手袋の右手掌側
2 滑り止め部
3 導電部材
4 第一繊維シート
4a フェイクファー生地毛足2cm
4b マイヤー生地毛足7mm
4c フリース生地2mm
4d ボァ生地毛足1cm
4e トルネードファ薄手生地1cm
5 空間部
6 第二繊維シート
6a フリース生地2mm
6b キルティング薄手生地
7 爪
8 第一繊維シートと第二繊維シートの接合部の縫目
9 キルティング生地の表裏の生地
10 キルティング生地の中綿
11 手・腕
12 ロープ
13 ビーズ
14 羽根
15 ボンボリ
16 尻尾
17 耳
18 猫
19 クッション
20 犬
21 接着芯
22 イスの背もたれ
【要約】
【課題】
本発明は、この構造の手袋はペットや小型動物と遊ぶ時にペットが好むとともに、ペットの爪による引っかき傷や歯又は牙(以下歯又は牙を総称して牙と記す)で噛まれた時の怪我を防止することを目的とする。すなわち本発明は、人の痛みや怪我を防止しかつペットのストレスを緩和でき、動物も人も楽しく、快適に安全に動物との遊び方を広げ、接することが可能になり前述の欠点を解決しようとするものである。
【解決手段】
本発明は、指や手、腕を保護する長さで牙又は爪が貫通しにくい二重構造の生地を使用し、動物も楽しく遊べるように起毛タイプの生地を用い、望ましくは動物の興味を引く為に飾りを設けた5本指の手袋で、動物側のストレスと人に怪我や傷痕がつく問題点を解決している。
【選択図】
図6