特許第6261336号(P6261336)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6261336
(24)【登録日】2017年12月22日
(45)【発行日】2018年1月17日
(54)【発明の名称】組替え式ベッド
(51)【国際特許分類】
   A47C 19/20 20060101AFI20180104BHJP
   A47C 19/02 20060101ALI20180104BHJP
【FI】
   A47C19/20
   A47C19/02 A
【請求項の数】1
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-271159(P2013-271159)
(22)【出願日】2013年12月27日
(65)【公開番号】特開2015-123294(P2015-123294A)
(43)【公開日】2015年7月6日
【審査請求日】2016年11月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】000125990
【氏名又は名称】株式会社くろがね工作所
(72)【発明者】
【氏名】平岡 博
【審査官】 大谷 謙仁
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭51−030006(JP,U)
【文献】 実開昭59−123461(JP,U)
【文献】 実公昭54−002164(JP,Y2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47C 19/00−19/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
頭部側に配したヘッド部材と、ヘッド部材より所定寸法高さの低い足元側に配したフット部材と、ヘッド部材とフット部材に着脱自在に連結される左右側枠部材と、ヘッド部材、フット部材及び左右側枠部材で囲まれた内部に支持される床部材からなり、ヘッド部材とフット部材は、上下に積重ねたときに上下に連続する上下連結部を、上端面と下端面に有し、フット部材は左右枠部材に対し、ヘッド部材と異なる高さ分、連結高さが2段階選択可能に構成されていることを特徴とする組替え式ベッド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用者の体格や好みに合わせて、同一仕様の二台のベッドの使用形態が変更可能な組替え式ベッドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の二段ベッドは、それぞれ一対の支持脚を有するヘッド枠体とフット枠体と、ヘッド枠体とフット枠体との左右両端部間に、左右側枠体を着脱自在に連結するとともに、ヘッド枠体とフット枠体と左右側枠体で囲まれた内部に床部材を支持し、更に左右側枠体の上位であってヘッド枠体とフット枠体の両支持脚間に落下防止用の側柵を着脱可能に取り付けた基本構造の下段ベッドと上段ベッドを、上下に分離可能に連結した構造のものが一般的に提供されている。(例えば、特許文献1)
【0003】
ここで、下段ベッドの使用空間が極端に狭くならないように、前記上段ベッドの床部材を十分に高い位置に設定するために、下段ベッドのヘッド枠体とフット枠体の支持脚が上方へ延長した長尺のものを用いている。それに対して、前記上段ベッドのヘッド枠体とフット枠体の支持脚は、高さが低く設定されている。
そして、下段ベッドの床部材の下方空間に移動式の引き出しを配したものも提供されている。
【0004】
したがって、成長した使用者がそれぞれの部屋で使用するようになると、上段ベッドと下段ベッドの形態、仕様が異なる(ヘッド枠体とフット枠体の高さ、引き出しの有無等)ので、それぞれの好みが一致した場合、いずれを使用するかでいさかいの元にもなっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−258684号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、簡単な構造で、好みに応じて選定された二つのベッドをそれぞれ単体のベッドとして使用することは勿論、二段ベッドとして使用することもができる組替えベッドを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決する為、本発明が第の手段として構成したところは、頭部側に配したヘッド部材と、ヘッド部材より所定寸法高さの低い足元側に配したフット部材と、ヘッド部材とフット部材に着脱自在に連結される左右側枠部材と、ヘッド部材、フット部材及び左右側枠部材で囲まれた内部に支持される床部材からなり、ヘッド部材とフット部材は、上下に積重ねたときに上下に連続する上下連結部を、上端面と下端面に有し、フット部材は左右枠部材に対し、ヘッド部材と異なる高さ分、連結高さが2段階選択可能に構成されているものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明の第の手段としての構成によると、ヘッド部材とヘッド部材、フット部材とフット部材を上下に積重ねたときに互いの上端面と下端面に、上下に連続する上下連結部を設けるとともに、フット部材は、左右枠部材に対し連結高さが少なくとも2段階選択可能に構成されているので、同一仕様のベッドをそれぞれの好み、性別、体格に関係なく2台購入しても、設置場所が狭いときには、上下に積み重ねて二段ベッドとして使用することができる。
さらに、ヘッド部材の上端面と、フット部材の下端面に、上下連結部を設けているので、上段ベッドと下段ベッドを上下で入れ替えることが容易に行える。そのため、どちらを上段ベッドあるいは下段ベッドとして使用するのかあらかじめ決めておく必要がないので、2台のベッドは、それぞれ好みの色や形態のものを自由に選択することができる。
そして、二段ベッドとして使用していたベッドを単独で使用するときは、左右側枠部材に対してフット部材を上げた位置で連結し、二段ベッドの時、下段ベッドの床部材下方に配して使用していた引き出しを適宜個数に互いに分けることで、最初に購入したときのそれぞれの好みのベッドを選択して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の第1実施例の正面概略図である。
図2】本発明の第1実施例の左側面概略図である。
図3】本発明の第1実施例の第2の使用例を示す左側面概略図である。
図4図1のA−A線断面図である。
図5図2のB−B線断面図である。
図6図3のC−C線断面図である。
図7】フット部材(ヘッド部材)の拡大裏面概略図である。
図8】本発明の第2実施例の正面概略図である。
図9】本発明の第2実施例の左側面概略図である。
図10図8のC−C線断面図である。
図11図9の上段のベッドを単独で使用した状態を示す左側面概略図である。
図12】本発明の第2実施例のヘッド部材の拡大裏面概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
頭部側に配したヘッド部材と、ヘッド部材と足元側に配したフット部材と、ヘッド部材とフット部材に着脱自在に連結される左右側枠部材と、ヘッド部材、フット部材及び左右側枠部材で囲まれた内部に支持される床部材からなり、ヘッド部材とフット部材は、上下に積重ねたときに上下に連続する上下連結部を、上端面と下端面に有し、左右側枠部材は、少なくともフット部材に対し連結高さが少なくとも2段階選択可能に構成されると共に、ヘッド部材とフット部材は同一形態、同一仕様に構成されているものである。
【実施例】
【0015】
以下、第1実施例を図1図7に基づいて詳述する。
図1図2において、同一仕様、同一形態で、色違いの2台のベッド(上段のベッドとなる一方のベッドの床部分を高い位置に取付け、下段のベッドとなる他方のベッドの床部分を低い位置に取り付けた状態。)を上下に積重ねて連結した2段ベッドを示している。
図3において、同一仕様、同一形態で、色違いの2台のベッドを、上段と下段のベッドの床部分を同じ高さ位置に(低い高さ位置)に取付けて、上下に積重ねて連結した2段ベッドを示している。
すなわち、上段のベッドも下段のベッドも、床部分の高さ位置が異なって使用される場合と、同じ高さで使用される場合を除き、その他の構成は全く同じである。
したがって、特に断りの無い限り、2台のベッド(上段のベッド、下段のベッド)に共通することとして、単にベッド1として説明する。
【0016】
ベッド1は、頭部側に配したヘッド部材2と、ヘッド部材と同一高さで足元側に配したフット部材3と、ヘッド部材2とフット部材3に着脱自在に連結される左右側枠部材4,4と、ヘッド部材2、フット部材3及び左右側枠部材4,4で囲まれた内部に支持される床部材5,5から構成されている。
【0017】
第1実施例では、ヘッド部材2とフット部材3は、同一形態、同一仕様に構成されているので、ヘッド部材2についてのみ説明する。
ヘッド部材2(図7に示す。)は、左右端部に配された左右脚体21、21と、左右脚体21,21間に配設された幕板22と、左右脚体21、21の上端間に配設された上連結補強枠23と、幕板22と上連結補強枠23間の左右方向中央部に配設された中央上下連結枠24より構成されている。
【0018】
そして、左右脚体21、21の上下端面には、ベッド1、1を上下に積重ねたとき、上下方向に連続するように、上端面と下端面に上下連結部211、211、212、212が形成され、裏面側上部には所定間隔(左右側枠部材4、4の選択された連結高さの寸法差、第1実施例では、120ミリメートル)を有して、上下上がり止め用連結螺孔213、213、214、214が形成され、裏面側上下方向中央部よりの下部には、左右側枠部材4、4の連結用縦溝215、215が形成され、連結用縦溝215、215の内部には上下2本で一組とされ、上下に所定間隔(第1実施例では、120ミリメートル)を有して、左右側枠部材4、4の上下連結用係止ピン216、216、217,217が設けられている。
【0019】
幕板22の内面左右方向中央には、床部材5の頭部側を支持するための床支持部材6を連結するための、左右で一対の床支持部材上下連結用螺孔221、222が上下方向に所定間隔(第1実施例では、120ミリメートル)を有して設けられている。
【0020】
左右側枠部材4、4は同一形態、同一仕様であるので、一方側についてのみ説明する。
右側枠部材4は、内側に突出して前記床部材5の右端部下面を前後方向で支持する支持突部411を内面側に有する右側枠体41と、右側枠体41の上面に取付けられた右手摺枠体42より構成されている。
そして、右側枠体41の前後端部には、ヘッド部材2の前記連結用縦溝215に嵌入し、先端に形成されたフックを上下連結用係止ピン216、216、217,217のどちらかに係止するための連結板(公知技術であり図示せず。)が設けられ、右手摺枠体42の前後端部には、ヘッド部材2の前記上下上がり止め用連結螺孔213、214のどちらかと連結するための連結用金具(公知技術であり図示せず。)が設けられている。
【0021】
床部材5は、前後2つの同形のスノコ状の部材よりなり、左右端部下面と、頭部側最端部下面が、左右側枠部材4、4の前記支持突部411、411と、床支持部材6に載置される、前後方向に所定間隔を有する複数本の下部補強桟51・・・と、下部補強桟51・・・の上面で、左右方向に所定間隔を有する複数本の床面板材52・・・より構成されている。
【0022】
第1実施例は上記のごとく構成され、一般的には下段のベッド1として使用される場合は、ヘッド部材2の内面の床支持部材下連結用螺孔222に床支持部材6を取り付け、次に、左右側枠体41、41の連結板をヘッド部材2、フット部材3の下連結用係止ピン217、217に係止連結し、下上がり止め用連結螺孔214、214に左右右手摺枠体42の連結用金具を連結し、左右側枠部体4、4とヘッド部材2、フット部材3を強固に連結する。
【0023】
そして、使用者が二人とも幼児期(4歳未満)であれば、上段のベッド1も下段のベッド1と同様に組み立て、一方のベッド1の上連結部211、211に上下連結金具(公知技術であるから図示せず。)を差し込んで、抜け止めを行い、上下連結金具の上方に突出した部分に他方のベッド1の下連結部212、212を差し込んで、上段のベッド1と上下連結金具の抜け止めを行い、下段のベッド1と上段のベッド1を連結した後、床部材5、5を取付ける。この時、上段のベッド1の床部材5の上面は、床面から1080ミリメートルの高さで、下側のベッド1の床部材5の上面と上段のベッド1の床部材5の上面間の寸法は780ミリメートルで、保護者が十分に目の届く高さである。
尚、使用者の一人が学童期である程度の体格になれば、はしごの上り下りが容易になるので、上段のベッド1を使用して、下段のベッドを幼児期の使用者が使用するようにすればよい。
【0024】
そして、使用者が二人とも、学童期である程度の体格になれば、上段のベッド1を取り外して、床部材5、5を取り除いた状態で、左右側枠部材4、4とヘッド部材2フット部材3の連結をはずし、ヘッド部材2の内面の床支持部材上連結用螺孔221に床支持部材6を取り付け直し、次に、左右側枠部体4、4をヘッド部材2、フット部材3の上連結用係止ピン216、216に係止連結し、上上がり止め用連結螺孔213、213に左右右手摺枠体42の連結用金具を連結し、左右側枠部体4、4とヘッド部材2、フット部材3を強固に連結する
次に、前記と同様にして、下段のベッド1の上方に上記ベッド1を連結する。この状態で、
下側の床部材5の上面と上側の床部材5の上面間の寸法は900ミリメートルとなる。
【0025】
次に、二段ベッドとして使用していた二台のベッドを並置したり、あるいは、それぞれ別の部屋で使用する場合は、仕様は同じであるが、当初それぞれの好み(色、形態の相違等、性別の違いによる好みの差)で購入したベッド1、1を各自使用することとなる。
このとき、一般的に、2段ベッドとして使用しているときは、下段のベッド1の床部材5の下方空間に、前後左右2つずつ(計4つ)の移動可能な引き出し(箱体)10・・・(図1、2に仮想線として示す。)を配しているので、二つずつに分けて使用するようにすればよい。
【0026】
次に第2実施例を図8図11に基づいて説明する。
図8図9において、同一仕様、同一形態の2台のベッドを、上段のベッドとなる一方のベッドの床部分を高い位置に取付け、下段のベッドとなる他方のベッドの床部分を低い位置に取付て、上下に積重ねて連結した2段ベッドを示している。
図11において図9の上段のベッド1を下段のベッド1として使用した状態を示している。すなわち、上段のベッド1も下段のベッド1も、床部分の高さ位置が異なって使用される場合と、同じ高さで仕様される場合を除き、その他の構成は全く同じであるから、特に断りの無い限り、2台のベッドの両方に共通することとして、単にベッド1として説明する。
【0027】
ベッド1は、頭部側に配したヘッド部材20と、ヘッド部材20より所定寸法(120ミリメートル)高さの低い足元側に配したフット部材3と、ヘッド部材20とフット部材3に着脱自在に連結される左右側枠部材4,4と、ヘッド部材2、フット部材3及び左右側枠部材4,4で囲まれた内部に支持される床部材5,5から構成されている。
【0028】
第2実施例のフット部材3は、第1実施例のヘッド部材2、フット部材3と同じ構成であるから説明は省略する。
第2実施例のヘッド部材20は、図12に示すように、左右端部に配された左右板体201、201と、左右板体201,201間の上下方向略中央部に配設された中間板体202と、左右板体201、201の上端間に配された上端板体203と、左右板体201,201間と、中間板体202と上端板体203間の外面側に配された外面板体204と、左右板体201,201間と中間板体202の内面側下方に配された内面板体205より構成され、外側と内側から使用可能な上下収納空間206、207を有している。
【0029】
そして、左右板体201、201の上下端面には、ベッド1、1を上下に積重ねたとき、一方の上端面と他方の下端面に連続するように形成された第1実施例と同様の上下連結部211、211、212、212が形成され、裏面側上下方向略中央部には左右側枠部材4、4の上がり止め用連結螺孔210、210が形成され、裏面側下部には、左右側枠部材4、4の連結用縦溝220、220が形成され、連結用縦溝220、220の内部には上下2本で一組とされた左右側枠部材4、4の連結用係止ピン230、230が設けられている。
【0030】
又、内面板体205幕板22の内面左右方向中央には、床部材5の頭部側を支持するための床支持部材6を連結するための、左右で一対の床支持部材連結用螺孔240、240が設けられている。
すなわち、第2実施例のヘッド部材20は、フット部材3に形成された上下連結用係止ピン216、216、217,217、及び、上下上がり止め用連結螺孔213、213、214,214、床支持部材上下連結用螺孔221、222の下側と同じものである。
【0031】
左右側枠部材4、4、床部材5は第1実施例と同一形態、同一仕様であるので説明は省略する。
第2実施例は上記のごとく構成され、一般的には下段のベッド1として使用される場合は、ヘッド部材20の内面の床支持部材連結用螺孔240に床支持部材6を取り付け、次に、左右側枠部体4、4をヘッド部材20の連結用係止ピン230、230、フット部材3の下連結用係止ピン217、217に係止連結し、ヘッド部材20の上がり止め用連結螺孔210、フット部材3の下上がり止め用連結螺孔214、214に左右手摺枠体42、42の連結用金具を連結し、左右側枠部体4、4とヘッド部材20、フット部材3を強固に連結し、次に床部材5、5を取付ける。このとき床部材5の床面からの高さは300ミリメートルとなる。(図11に示す状態。)
【0032】
次ぎに2段ベッドをして使用するときは、上段に位置するベッド1となる方のフット部材3と、左右枠部材4、4の連結状態を分解し、フット部材3の内面の床支持部材上連結用螺孔に床支持部材6を取り付け、次に、左右側枠部体4、4をフット部材3の上連結用係止ピンに係止連結し、上上がり止め用連結螺孔に左右右手摺枠体42の連結用金具を連結し、左右側枠部体4、4とフット部材3を強固に連結する
この状態では、フット部材3の下端がヘッド部材20の下方に所定寸法(120ミリメートル)突出した状態となっている。
【0033】
そして、他方のベッド1(下段に位置するベッド1)のフット部材3の上面は、ヘッド部材20の上面より、120ミリメートル低く位置しているので、下段のベッド1の上連結部211、211に上下連結金具(公知技術であるから図示せず。)を差し込んで、抜け止めを行い、上下連結金具の上方に突出した部分に他方のベッド1の下連結部212、212を差し込んで、上段のベッド1と上下連結金具の抜け止めを行い、下段のベッド1と上段のベッド1を連結し、次に床部材5、5を取付ける。
この状態で、下側の床部材5の上面と上側の床部材5の上面間の寸法は900ミリメートルとなる。
【0034】
実施例1、実施例2ともに、2台のベッドは、製作が容易で安価に製作できる同一の仕様、形態とされているが、需要者の好みに応じる場合、上下連結に支障の無い範囲で、それぞれのデザインが変わっていてもよい。たとえば、左右脚体21、21が水平断面で角型状のものと円形状ものでも、高さ方向の寸法連結位置が合っていれば2段ベッドとして使用できる。当然のごとく、左右側枠部材も上下連結に支障の無い範囲で、それぞれのデザインが変わっていてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0035】
以上のように、本発明は、組替え式ベッドに関し、簡単な構造で、単独のベッドとしても、2段ベッドとしても、又、使用者の発育、好みに応じて、使用可能なので、長期間にわたって、家庭、寮等で広く利用することができる。
【符号の説明】
【0036】
1 ベッド
2(20) ヘッド部材
211 上連結部
212 下連結部
216 上連結用係止ピン
217 下連結用係止ピン
221 床支持部材上連結用螺孔
222 床支持部材下連結用螺孔
3 フット部材
4、4 左右側枠部材
5 床部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12