(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記トリガー装置は、下方に位置する水底を検知する水底検知装置と、固体ロケット又は爆薬を着火するイグナイタである、ことを特徴とする請求項2に記載の水中ペネトレータ。
前記(C)において、前記発射管が水底に着底したとき、又は、その直前又は直後に前記発射装置を作動させる、ことを特徴とする請求項7に記載の水中ペネトレータの設置方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述した従来の手段は、潜水艇を用いると時間と費用が過大となり、コイルド・チュービングを用いると、深海への適用が困難であり、実質的に不可能である問題点があった。
また、深海では装置に作用する水圧が非常に高く、この水圧に耐えるため、装置が大重量化し、潜水艇や船舶での運搬や運用が困難となる問題点があった。
【0009】
また、地震計を積んで惑星表面に自由落下させてその内部に打ち込む探査用ペネトレータは、水中では水の抵抗により短時間に減速されるため、深海への転用はできなかった。
【0010】
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の目的は、潜水艇を用いることなく、水底(例えば海底)に測定機器を短時間に容易に埋設することができ、かつ軽量化が可能であり、運搬や運用が容易である水中ペネトレータとその設置方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明によれば、測定機器を搭載し水底に打ち込まれるペネトレータ本体と、
前記ペネトレータ本体を下向きに収容し内部が加圧ガスで満たされた発射管と、
前記発射管から前記ペネトレータ本体を下向きに発射させる発射装置と、を備え
る水中ペネトレータであって、
前記発射管は、上端が閉じ下端が開口し下端が膜で閉じられた中空筒形の発射室を有し、
さらに、内部に加圧ガスを内蔵する加圧タンクと、
前記水中ペネトレータが落下している時に、前記加圧タンクから加圧ガスを前記発射室に供給し、前記発射室の圧力を外部の水圧とバランスさせる圧力制御装置と、を備える、ことを特徴とする水中ペネトレータが提供される。
【0012】
さらに、前記発射管が水底に着底したとき、又は、その直前又は直後に前記発射装置を作動させるトリガー装置
を備える。
【0013】
前記発射管の上端部に連結された頭部ハウジングを備え、
前記頭部ハウジングは、前記発射管が水中を落下する際に水の抵抗により前記ペネトレータ本体を下向きに維持する逆円錐形下部と、前記発射の際に反力を水の抵抗で受ける水平上面と、を有する。
【0014】
前記発射装置は、前記ペネトレータ本体の上部に連結され下向き推力を発生させる固体ロケット、又は、前記発射管の上部に充填され爆圧でペネトレータ本体を発射させる爆薬である。
【0015】
前記トリガー装置は、下方に位置する水底を検知する水底検知装置と、固体ロケット又は爆薬を着火するイグナイタである。
【0016】
前記膜は、前記発射の際に発生する発射室の圧力により破断又は開放されるプラスチック又は金属製の薄板である。
【0017】
また本発明によれば、測定機器を搭載したペネトレータ本体を水底に打ち込む水中ペネトレータの設置方法であって、
(A)前記ペネトレータ本体を発射管内に下向きに収容し、
上端が閉じ下端が開口した中空筒形の発射室の下端を膜で閉じ、
(B)
加圧タンクから加圧ガスを前記発射室に供給し、前記発射室の圧力を外部の水圧とバランスさせ、前記発射管の内部を加圧ガスが満たした状態を維持しながら
前記水中ペネトレータを水中を落下させ、
(C)発射装置により、前記発射管から前記ペネトレータ本体を下向きに発射する、ことを特徴とする水中ペネトレータの設置方法が提供される。
【0018】
前記(A)において、上端が閉じ下端が開口した中空筒形の発射室の下端を膜で閉じ、
前記(B)において、水中を自重により落下しながら、加圧タンクから加圧ガスを前記発射室に供給し、発射室の圧力を外部の水圧とバランスさせ、
前記(C)において、前記発射管が水底に着底したとき、又は、その直前又は直後に前記発射装置を作動させる、ことが好ましい。
【発明の効果】
【0019】
上記本発明の装置と方法によれば、ペネトレータ本体を下向きに収容した発射管の内部を加圧ガスが満たした状態を維持しながら自重により水中を落下させ、前記発射管から前記ペネトレータ本体を下向きに発射することができる。
従って、この発射により、加圧ガスで満たされた発射室内でペネトレータ本体を高速まで加速でき、かつ水の抵抗による減速を大幅に低減できるので、ペネトレータ本体を効率よく水底に打ち込むことができる。
【0020】
また、発射管の内部を加圧ガスが満たした状態を維持するだけで、水圧に耐える耐圧構造がほとんど不要であり、軽量化が可能であり、運搬や運用が容易となる。
【0021】
また、発射管の内部を加圧ガスが満たした状態を維持しながら自重により水中を落下させるので、発射後、水底までの水中距離を皆無又は短くでき、水の抵抗による減速を大幅に低減して水底に高速で打ち込むことができる。
また、水中を自重により落下して水底に着底するので、潜水艇を用いることなく、水底(例えば海底)に測定機器を短時間に容易に埋設することができる。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0024】
図1は、本発明による水中ペネトレータ10の第1実施形態図である。
この図において、本発明の水中ペネトレータ10は、ペネトレータ本体12、発射管14、加圧タンク16、圧力制御装置18、発射装置20、及びトリガー装置22を備える。
この図において、Z−Zは水中ペネトレータ10の中心軸である。
【0025】
ペネトレータ本体12は、測定機器13を内部に搭載し、発射管14から下向きに発射され、水底1(例えば海底)に打ち込まれるようになっている。
ペネトレータ本体12は、水底1に打ち込まれる際の衝撃に耐えるように頑丈な材料(例えば超鋼、チタン合金、CFRP)で形成されている。CFRPは、好ましくは、フィラメント・ワインディング法による炭素繊維で強化したエポキシ樹脂からなるのがよい。
測定機器13は、例えば地震計、熱流量計、電子回路、電池、水中通信装置、などである。これらの測定機器13は、水底1に打ち込まれる際の衝撃に耐える耐衝撃性を有している。
【0026】
発射管14は、ペネトレータ本体12を下向きに収容する中空筒形の発射室15を有する。また、発射室15の上端はペネトレータ本体12の発射の際の圧力を受けるように閉じており、下端はペネトレータ本体12を下向きに発射させるように開口している。
発射室15の長さは、加圧ガス2で満たされた発射室内でペネトレータ本体12を所望の高速(例えば秒速300m以上)まで加速できるように設定するのがよい。
発射管14の材質は、例えば上部はアルミ合金、下部は超鋼であり、上部は軽く下部は重くなっているのがよい。
【0027】
さらに、発射室15の下端は、ペネトレータ本体12の発射の際に抵抗とならない膜17で気密に閉じられている。
膜17は、例えばプラスチック又は金属製などの薄板であり、ペネトレータ本体12の発射の際に発生する発射室15の圧力により破断又は開放される。
膜17は、特に深海など水圧が高い場合においてガスの水への溶け込みを防ぎ、かつ一時的に姿勢が傾いた時のガス損失の防止する機能を有する。
なお、水深が浅い場合などでは、膜17は必ずしも必要ではない。
【0028】
加圧タンク16は、内部に加圧ガス2を内蔵する。加圧ガス2は、好ましくは不活性ガス(例えばアルゴン、ヘリウム)であるが、窒素ガス又は空気でもよく、その他のガスでも良い。
加圧タンク16は、後述する圧力に耐える圧力容器である。また、加圧タンク16は、軽量化のため、例えば上述したCFRP(炭素繊維で強化したエポキシ樹脂)からなるのがよい。
【0029】
圧力制御装置18は、ガスライン18a、流量制御弁18b、圧力検出器18c、及び制御器18dを有する。圧力制御装置18は、水中を自重により落下しながら、加圧タンク16から加圧ガス2を発射室15に供給し、発射室15の圧力を外部の水圧(すなわち発射管14の外部圧)とバランスさせるようになっている。
ガスライン18aは、加圧タンク16と発射室15とを連通するガス配管である。流量制御弁18bは、ガスライン18aに設けられ、加圧タンク16から発射室15に供給する加圧ガス2の流量を制御する。圧力検出器18cは、外部の水圧と発射室15の圧力を検出する。
制御器18dは、流量制御弁18bを制御して、加圧タンク16から加圧ガス2を発射室15に供給し、発射室15の圧力を外部の水圧とバランスさせる。
【0030】
地上(例えば船上)において加圧タンク16に予め充填する加圧ガス2の圧力と容量は、水底1の水深に応じて設定される。
例えば、水底1の水深が約1000mである場合、その水圧は約100気圧(約10MPa)となる。予め充填する加圧ガス2の圧力と容量は、水底1において、発射室15の圧力が外部の水圧と一致するように設定する。
すなわち、地上における発射室15の圧力は大気圧(すなわち1気圧)であり、水底1における水圧が約100気圧の場合、予め充填する加圧ガス2の圧力と容量は、発射室15と加圧タンク16の合計容量で約100気圧(約10MPa)を超えるように設定する。
【0031】
発射装置20は、本発明の水中ペネトレータ10が自重により水中を落下して水底1に着底したとき、又は、その直前又は直後に発射管14からペネトレータ本体12を下向きに発射させる。
【0032】
この例において、発射装置20は、固体ロケット20aである。
固体ロケット20aは、ペネトレータ本体12の上部に連結され、下向き推力を発生させる。
【0033】
トリガー装置22は、水底検知装置22aと、固体ロケット20aを着火するイグナイタ22bを有する。
水底検知装置22aは、例えばソナーであり、下方に位置する水底1を検知する。
【0034】
図1において、本発明の水中ペネトレータ10は、さらに、頭部ハウジング24を備える。
【0035】
頭部ハウジング24は、発射管14の上端部に連結され、加圧タンク16、圧力制御装置18、及び水底検知装置22aを内部に収容する。
【0036】
この例において、頭部ハウジング24は、逆円錐形下部24aと水平上面24bとを有する。
逆円錐形下部24aは、逆円錐形のハウジング外壁であり、発射管14が水中を自重により落下する際に水の抵抗(すなわち非圧縮流体の粘性抵抗)によりペネトレータ本体12を下向きに維持する。なお、本発明はこの構成に限定されず、例えば、固定又は可変の操舵翼を設けて、ペネトレータ本体12を下向きに維持してもよい。
【0037】
また、水中ペネトレータ10は、全体として重心がペネトレータ本体12より下方に位置し、重心が中心よりも下方に(浮力中心が中心よりも上方に)位置するように設定されている。
この構成により、自重により落下せずに水中に漂っている際にも、浮力によりペネトレータ本体12を安定して下向きに維持するようになっている。
【0038】
また、
図1において、水平上面24bは、ほぼ水平なハウジング外壁であり、ペネトレータ本体12の発射の際に頭部ハウジング24が受ける反力を水の抵抗で受けるようになっている。
すなわち、水平上面24bの大きな面で爆発の反力を受けることで発射力を高めるようになっている。
【0039】
頭部ハウジング24は、発射時の反動に耐えるように頑丈な材料(例えばアルミ合金、チタン合金、CFRP)で形成されている。
また、水圧を受けないように、頭部ハウジング24は外部と連通する貫通孔を有し、外部から水が流入して圧力がバランスするようになっている。
なお、この構成は必須ではなく、例えば内部の隙間をエポキシ樹脂や液体などで隙間なく埋めてもよい。
また内部機器も同様の方法または別の方法で必要な耐圧性を持たせるのがよい。
【0040】
図2は、本発明による水中ペネトレータ10の第2実施形態図である。
この例において、発射装置20は、爆薬20bである。また、イグナイタ22bは、爆薬20bを着火する。
爆薬20bは、発射管14の上部に充填され爆圧でペネトレータ本体12を発射させるようになっている。
この構成により、爆薬20bをイグナイタ22bで着火することにより、爆圧により発射管14の上部の圧力を急激に上昇させることができ、ペネトレータ本体12を高速で下方に打ち出すことができる。
なお、爆薬20bを用いる火薬方式の場合、周囲にガスが存在することで、本来の爆発力が得られる。すなわち、火薬の爆発力は、化学反応で発生した熱で周囲のガス圧力が増加し、体積膨張することで大きな力が得られる。
【0041】
なお、本発明の水中ペネトレータ10は、上述した実施形態に限定されない。
例えば、水底1は、海底に限定されず、湖などの水底であってもよい。
また、水深は、1000mを超えることに限定されず、100m以下の浅瀬でも、6000mを超える深海であってもよい。
また、浅瀬の場合、上述した加圧タンク16は必須ではなく、これを省略し、水上からフレキシブルホースを介して発射管14に加圧ガス2を供給してもよい。
また、加圧タンク16の代わりに、加圧ガス2を満たした風船またはベローズなどを用いてもよい。風船またはベローズなどの場合、圧力調整は自然に行われるため、圧力調整機能は不要である。
さらに、上述した頭部ハウジング24を、発射管14と分離して設け、発射装置20の作動の直前又は直後に分離して回収できるように構成してもよい。また、頭部ハウジング24だけでなく、発射装置全体を回収するように構成してもよい。
【0042】
また、本発明は、地球上または他の天体に存在する水または水以外の液体にも適用可能である。例えば油田、木星の衛星エウロパの海(水)、土星の衛星タイタンの海(液体メタン)などにも適用可能である。
【0043】
さらに、ペネトレータ本体12は、内部に測定機器13を搭載しない杭のようなものでもよい。この場合、単一の発射装置20で複数の杭を発射できるように構成されており、ワイヤーなどを発射装置20に取り付けて、1発目の打ち込み→少し引き上げ→船移動→落下、2発目の打ち込み・・・を繰り返すのがよい。
【0044】
図3は、本発明による水中ペネトレータ10の設置方法の説明図である。この図において、水中ペネトレータ10は、
図1の実施形態であり、(A)は水中を自重により落下する状態、(B)は水底1に着底した状態、(C)はペネトレータ本体12の発射直後、(D)は設置後を示している。
【0045】
本発明の水中ペネトレータ10の設置方法は、S1〜S3の各ステップ(工程)からなる。
第1ステップS1では、ペネトレータ本体12を発射管14内に下向きに収容する。
第2ステップS2では、発射管14の内部を加圧ガス2が満たした状態を維持しながら自重により水中を落下させる。
第3ステップS3では、発射装置20により、発射管14からペネトレータ本体12を下向きに発射する。
【0046】
第1ステップS1において、上端が閉じ下端が開口し下端が膜17で閉じられた発射管14の中空筒形の発射室15にペネトレータ本体12を下向きに収容する。
またこれと並行して、加圧タンク16に水底1の水深に応じて設定された圧力の加圧ガス2を充填する。
次いで、本発明の水中ペネトレータ10を水面から自重により落下させる。水中ペネトレータ10を落下させる位置(緯度及び経度)は任意であり、予め設定しておく。
【0047】
図3(A)は、水中ペネトレータ10が水中を自重により落下する状態を示している。
この状態において、頭部ハウジング24の逆円錐形下部24aにより、発射管14が水中を自重により落下する際に水の抵抗(非圧縮流体の粘性抵抗)によりペネトレータ本体12はほぼ下向き(すなわち鉛直)に維持される。
なおこの際、水中ペネトレータ10の浮力中心が中心よりも上方に位置するように設定されているので、ペネトレータ本体12は安定して下向きに維持される。
【0048】
第2ステップS2において、
図3(A)のように水中を自重により落下しながら、加圧タンク16から加圧ガス2を発射室15に供給し、発射室15の圧力を外部の水圧とバランスさせる。
【0049】
第3ステップS3において、発射管14が水底1に着底したとき(
図3(B))、又は、その直前又は直後に発射装置20を作動させ、発射管14からペネトレータ本体12を下向きに発射させる。
この発射の際に発生する発射室15の圧力により膜17が破断又は開放され、ペネトレータ本体12は、固体ロケット20aの推力(又は爆薬20bの爆圧)で下向きに加速され、水底1に高速で打ち込まれる(
図3(C))。
また、ペネトレータ本体12の発射の際に頭部ハウジング24が受ける反力は、頭部ハウジング24の水平上面24bによる水の抵抗で受けるので、頭部ハウジング24の上方への飛び上がりを低減することができ、ペネトレータ本体12の下向きの加速を促進することができる。
さらに、
図3(D)に示すように、ペネトレータ本体12の発射による反力により、頭部ハウジング24は上方へ飛び上がった後、設置位置から離れた水底1に沈む。従ってこの状態で、水底1(例えば海底)への測定機器13の埋設が完了する。
以降、測定機器13が作動を開始し、例えば地震計、熱流量計、電子回路、電池、水中通信装置による計測と通信を開始することができる。
【0050】
上述した本発明の装置と方法によれば、ペネトレータ本体12を下向きに収容した発射管14の内部を加圧ガス2が満たした状態を維持しながら自重により水中を落下させ、発射管14からペネトレータ本体12を下向きに発射することができる。
従って、この発射により、加圧ガス2で満たされた発射室15内でペネトレータ本体12を高速まで加速でき、かつ水の抵抗による減速を大幅に低減できるので、ペネトレータ本体12を効率よく水底1に打ち込むことができる。
【0051】
また、水中を自重により落下しながら、加圧タンク16から加圧ガス2を発射管14の発射室15に供給し、発射室15の圧力を外部の水圧とバランスさせる。従って、膜17に作用する差圧が発生せず、発射の際に抵抗とならない膜17(例えば、プラスチック又は金属製などの薄板)で発射室15の下端の開口を気密に閉じることができる。
【0052】
また、発射管14の内部を加圧ガス2が満たした状態を維持するだけで、加圧タンク16以外には水圧が作用しないので、水圧に耐える耐圧構造がほとんど不要であり、軽量化が可能であり、運搬や運用が容易となる。
【0053】
また、発射管14の内部を加圧ガス2が満たした状態を維持しながら自重により水中を落下させるので、発射後、水底1までの水中距離が皆無又は短いので、水の抵抗による減速を大幅に低減して水底1に高速で打ち込むことができる。
また、水中を自重により落下して水底1に着底するので、潜水艇を用いることなく、水底1(例えば海底)に測定機器13を短時間に容易に埋設することができる。
【0054】
なお本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、発射装置は、自重による落下方式のみではなく、推進動力やカメラを備え、斜面への設置も可能にしてもよい。また、上述した発射装置を省略し、火薬やロケットにより発射する方式であってもよい。