(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記タッチ入力は、アイコンタッチ、動作入力、光学入力、赤外線入力、キー入力、及びペン入力のうちの少なくとも一つであることを特徴とする請求項1に記載の情報表示方法。
前記制御部は、前記情報が表示された状態で、前記タッチ入力として前記情報を表示する画面のエッジ領域で回転タッチジェスチャーが入力された場合、前記回転タッチジェスチャーによる前記フォールディングタッチが検出された位置を前記基準位置として設定し、前記基準位置を分割線で表示することを特徴とする請求項7に記載の情報表示装置。
前記制御部は、前記タッチ入力として回転タッチジェスチャーによる回転タッチを検出した場合、前記回転タッチジェスチャーによるタッチ位置が回転移動を開始すると、前記タッチ位置辺りに仮想線を設定し、前記回転タッチジェスチャーにより描かれる曲線により前記仮想線に2つの接点が生成されると、該2つの接点間に生成された前記仮想線に交差する他の仮想線を設定し、各仮想線上にそれぞれ2つの接点が検出されると、回転タッチの入力が発生したと判断することを特徴とする請求項7に記載の情報表示装置。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。図面において同一構成には同一符号を付す。
【0010】
また、以下の説明では、情報、分割基準線の設定及びスクロール方法などの具体的な特定事項を示しているが、これは本発明のより全般的な理解を助けるために提供するものであって、このような特定事項無しに本発明を実施することができることはこの技術分野で通常の知識を有する者には自明である。更に、本発明の説明において、関連する公知機能又は構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明確にする可能性がある場合には詳細な説明を省略する。
【0011】
本発明は、タッチパネルを備える電子装置(ユーザ装置)において、サイズが大きい情報アイテムを再編集して所望の情報オブジェクトを選択して一つの画面に表示する情報表示装置及び方法を提供する。このため、本発明の実施形態による電子装置は、表示画面を外れる情報アイテムを検索する場合、表示された画面で情報オブジェクトをフォールディングするための基準線(基準位置)を設定し、フォールディングスクロールによって情報オブジェクトの不必要な部分をフォールディングする。電子装置は、ユーザが選択する情報アイテムを一つの画面に表示するように制御する。従って、本発明の実施形態による電子装置は、複数の情報アイテムを一つの画面に表示することができない場合、情報アイテムのうちから表示しなくても良い情報オブジェクトをフォールディングし、所望の複数の情報アイテムを選択して一つの画面に表示する。
【0012】
以下の説明で、“フォールディング”(folding)という用語は、情報オブジェクトを隠したり、圧縮したり、除去したり、畳み込んだり、又は重畳して望まない情報オブジェクトの表示を最小限で行う行為を意味する用語として用いる。“基準線”という用語は、情報オブジェクトがフォールディングされる基準位置を意味する用語として用い、スクロールの時、情報オブジェクトはスクロール方向により基準線側にフォールディングされる。“フォールディングタッチ”という用語は、表示される画面の基準線を設定するためのタッチジェスチャーを意味する用語である。フォールディングタッチは、回転タッチ、マルチタッチ、予め設定されたオブジェクト(例えば、アイコン、ソフトボタンなど)タッチ又は特定タッチジェスチャー(例えば、水平又は垂直直線タッチなど)などを意味する。また、“フォールディングスクロール”という用語は、基準線が設定された状態で情報オブジェクトをフォールディングするタッチジェスチャーを意味する用語として用いる。フォールディングスクロールは、回転スクロール又は平面スクロールを意味する。平面スクロールは、垂直スクロール及び水平スクロールを含み、垂直スクロールは下側方向から上側方向へのスクロール(up scroll)及び上側方向から下側方向へのスクロール(down scroll)を含み、水平スクロールは左側から右側方向へのスクロール(right scroll)及び右側から左側方向へのスクロール(left scroll)を含む。また、タッチジェスチャーはモーションジェスチャーを含む。即ち、電子装置のタッチパネルは、タッチインタラクション以外にホバリング(hovering)のようにモーションジェスチャーを認識する。即ち、ホバリングはタッチパネルで所定距離離隔されてもモーションジェスチャーを認識する。従って、タッチジェスチャーは、モーション認識を通じたジェスチャーでも代替が可能である。即ち、本発明においてフォールディングタッチとして用いられる用語はタッチジェスチャーだけではないモーション認識を通じた入力も意味する。以下の説明で、タッチジェスチャーはタッチ入力と同様の意味として用いる。
【0013】
また、“情報オブジェクト”という用語は、電子装置において処理及び表示されるデータを意味し、電子文書、メッセンジャーデータ、電子ブック、電子メールデータ、リスト情報(通話、テキストメッセージ、電子メール、メッセンジャー、インターネット、写真、音楽、動画など)、インターネットデータなどが対象である。以下の説明では、情報オブジェクトがメッセンジャー(messenger、instant messenger)の場合を仮定して説明する。メッセンジャーとはインターネット網を用いてリアルタイムでメッセージとデータを交換する通信機能を意味する。メッセンジャー通信を行う多様なメッセンジャーソフトウェアがある。
【0014】
図1は、多様な実施形態によるタッチパネルを備えるユーザ装置における情報検索の仕組みを示す図である。
図1はメッセンジャー情報を検索する例を示している。
【0015】
図1を参照すると、メッセンジャー通信を行う場合、自分と相手の交換する情報オブジェクトが参照番号110のように表示部に表示される。この時、対話が長くなると対話内容を一つの画面に表示することができなくなり、この場合、対話内容はシフトされて一つの画面に表示することができるサイズの情報オブジェクトのみを表示することになる。メッセンジャー通信中又は通信を終了した後、所望の情報オブジェクトを表示しようとする場合、長い対話内容から所望の情報オブジェクトを検索するためにスクロール機能を用いる。ここで、ユーザが所望する情報オブジェクトを参照番号110の情報オブジェクト中から情報オブジェクト111及び113と仮定する。この場合、ユーザは、画面の情報オブジェクトをスクロールして参照番号120のように先ず所望の情報オブジェクト111を検索し、所望の情報オブジェクト111を確認した後に参照番号130のようにメッセンジャー内容をスクロールし、その後に参照番号140のように画面を表示して所望の情報オブジェクト113を確認する。
【0016】
従って、所望の情報オブジェクトを検索するために長い対話内容をスクロールしなければならず、更に所望の情報オブジェクト111を確認しようとする場合、ユーザは逆スクロール動作を行って所望の情報オブジェクト111を検索しなければならない。この場合、所望の情報オブジェクト111及び113を一つの画面に表示することができず、長い対話の内容をスクロールして所望の情報オブジェクトを検索しなければならない。従って、
図1に示したように、長い内容を有する情報オブジェクトを検索する場合、所望の情報オブジェクトを検索するために長い時間のスクロール動作を行わなければならない。また、
図1の参照番号110に示したように、所望の情報オブジェクト111及び113の間の距離が遠いために一つの画面で表示することができない場合、ユーザは所望の情報オブジェクトを交互に確認しながら比較分析をすることが難しい。
【0017】
上述したように、スクロール方法は、所望の情報オブジェクトが2つ以上の場合、情報オブジェクトの位置を一つのディスプレイウィンドウ上に同時に表示することが難しいという問題があった。即ち、タッチパネルを備える電子装置において複数の情報オブジェクトを検索しようとする場合、ユーザはスクロール機能を用いて電子文書を移動しながら検索する。この時、検索された情報オブジェクトを比較分析しようとする場合、従来の電子装置では一つの画面で2つ以上の情報オブジェクトを表示するのが難しかった。従って、複数の情報オブジェクトを比較分析するためにユーザは頻繁なスクロール動作を行いながら情報オブジェクトを検索することになる。これにより情報検索の時間が長くなり、更に検索された情報オブジェクトを一つの画面で比較分析することができないという問題点があった。
【0018】
図2は、多様な実施形態によるスクロール装置の情報検索の仕組みを示す図である。
図2で、情報オブジェクトはメッセンジャーデータの場合を仮定して表示している。
【0019】
図2を参照すると、参照番号210のようにメッセンジャー通信を行う場合、長い対話により情報オブジェクトが一つの画面に表示することができない状態になる。参照番号210のようにユーザが所望の情報オブジェクト211及び213の表示位置が遠く離れて一つの画面に表示することができない場合、本実施形態による電子装置は、表示された画面の情報オブジェクトを分割し、分割された情報オブジェクトのうちの不必要な(即ち、望まない)情報オブジェクトをフォールディングして所望の情報アイテムを一つの画面に表示する。即ち、
図2の参照番号220に表示される画面で特定情報オブジェクトの位置にフォールディングタッチ221を行うと、電子装置は、これを検出して223のように情報オブジェクトを分割するための基準線223を設定し、その後ユーザがフォールディングスクロール動作231を行うと、望まない情報オブジェクトが基準線223で233のようにフォールディングされる。このような動作を行うと、電子装置は参照番号230のように一つの画面に所望の情報オブジェクト211及び213を共に表示する。即ち、本実施形態による電子装置は参照番号210のような情報オブジェクトを分割及びフォールディングして参照番号230のように所望の情報アイテムを一つの画面に表示する。
【0020】
本実施形態による電子装置は、情報オブジェクトを分割して情報オブジェクトをフォールディングする基準線223を設定し、基準線で望まない情報オブジェクトをフォールディングすることによって所望の複数の情報アイテムを一つの画面に表示する。従って、本発明は、電子装置のディスプレイウィンドウサイズを超える情報アイテムを検索する場合、情報オブジェクトを分割して望まない情報オブジェクトをディスプレイウィンドウから除去するか又は圧縮することによってウィンドウサイズより大きい情報アイテムの検索を容易に実施することができる。
【0021】
図3は、多様な実施形態によるユーザ装置の構成を示すブロック図である。
【0022】
図3を参照すると、通信部320は基地局又は他の装置と無線通信機能を行う。通信部320は、送信信号の周波数を上昇変換(frequency up converter)及び電力増幅する送信部と、受信信号を低雑音増幅及び周波数を下降変換(frequency down converter)する受信部などで構成される。また、通信部320は変調部及び復調部を備える。変調部は送信信号を変調して送信部に伝達し、復調部は受信部を通じて受信した信号を復調する。変復調部は、LTE、WCDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、WIFI、WIBRO、NFC、Bluetooth(登録商標)などに対応する。本実施形態では、通信部320がLTE、WIFI、Bluetooth(登録商標)通信部を備えると仮定する。
【0023】
制御部300は、電子装置の全般的な動作を制御し、本実施形態によってフォールディングタッチ検出時に表示される情報オブジェクトをフォールディングする基準線を設定し、フォールディングスクロール検出時の基準線で望まない情報オブジェクトをフォールディングして所望の複数の情報アイテムを一つの画面に表示されるように制御する。
【0024】
記憶部310は、電子装置の動作プログラム及び本実施形態によるプログラムを記憶するプログラムメモリーと、電子装置の動作のためのテーブル及びプログラム遂行中に発生するデータを記憶するデータメモリーを備える。
【0025】
表示部330は、制御部300の制御下で情報オブジェクトをフォールディングして表示する。表示部330はLCD又はOLEDである。タッチパネル340は、フォールディングタッチ及びフォールディングスクロール入力を発生する。タッチパネル340は、ユーザの指タッチジェスチャーを検出するパネル及び/又は電子ペンタッチを検出するパネルである。表示部330及びタッチパネル340はタッチスクリーン340とすることができる。
【0026】
入力部350は、電子装置の内部又は外部に位置してキー入力信号を発生する。また、光学装置又は赤外線センサー等を用いたモーション認識装置を通じた入力信号も可能である。
【0027】
上記の構成を有する電子装置において、制御部300は表示部330に情報オブジェクトを表示し、ユーザは表示部330に表示された情報オブジェクトを分割して所望の情報オブジェクトのみを一つの画面で表示する。この場合、ユーザがタッチパネル340にフォールディングタッチを行うと、制御部300はこれを検出して表示部330に情報オブジェクトを分割するための基準線を設定する。この時、制御部300は、基準線を設定して表示部330に分割線で表示する。或いは分割線は表示しないこともある。基準線が設定された状態でユーザがタッチパネル340を通じてフォールディングスクロールタッチを行うと、制御部300は、これを検出して表示部330を制御し、表示部330の情報オブジェクトを基準線側にフォールディングして表示する。更に、フォールディングスクロールを終了すると、制御部300はフォールディングされた情報オブジェクトの次に所望の情報オブジェクトを表示する。従って、表示部330の一つの画面に、遠く離れた2つの所望の情報アイテムを表示することができる。
【0028】
望まない情報オブジェクトをフォールディングして表示部330に2つの所望の情報オブジェクトを表示した状態でユーザが表示部330の他の位置にフォールディングタッチを行うと、制御部300は、タッチパネル340を通じてフォールディングタッチを検出し、検出された位置に他の基準線を設定する。その後、制御部300は、タッチパネル340を通じてフォールディングスクロール入力が検出されると、情報オブジェクトを新しく設定された基準線側にフォールディングして所望の新しい情報オブジェクトを選択する。従って、本実施形態による電子装置は、表示された情報オブジェクトを2つ以上の情報オブジェクトに分割し、分割された情報オブジェクトをフォールディングして所望の複数の情報アイテムを一つの画面に表示する。
【0029】
ここで、制御部300は、入力イベントを収集するイベント収集部(図示せず)、スクロールをプロセッシングするスクロールマネジャー(図示せず)、情報オブジェクトを分割する分割マネジャー(図示せず)を含む。イベント収集部は入力イベントを収集してスクロールマネジャーに伝達する。入力イベントはタッチパネル340を通じて検出されるタッチ入力としてフォールディングタッチ及びフォールディングスクロールタッチなどを含む。スクロールマネジャーは表示される情報オブジェクトのスクローリングを調節してユーザが所望のアイテムを検索するようにする。この時、スクロールマネジャーは、分割を望む入力が検出された場合、分割マネジャーに現在のスクローリング状態に対する情報と入力情報を通知する。分割マネジャーは、現在収集された情報に基づいて電子文書の分割を行う。スクロールマネジャーは、情報を分割検索領域に追加してユーザに見せることができる。ここで、スクロールマネジャーと分割マネジャーは一つのモジュールで構成することもできる。
【0030】
“検索”という用語は幅広く定義される。ここで“検索”という用語は一つのアプリケーションを行う場合に当該アプリケーションで情報アイテムを検索するために画面を操作する行為のいずれをも総称する。即ち、メニュー選択のためにメニューを移動すること、電子メール内容を確認するために画面を操作すること、インターネットブラウジングのために画面を操作すること、ファイルを選択するために画面を操作することなどの全ての画面を操作する行動を含む。
【0031】
図3の構成を有する電子装置が本発明の実施例によって情報オブジェクトの分割位置を決定した後、望まない情報オブジェクトをフォールディングして所望の情報アイテムを一つの画面に表示する具現方法は以下のようになる。
【0032】
先ず、制御部300は、タッチ制御部(図示せず)を通じてフォールディングタッチ検出時に表示部330に表示された情報オブジェクトを分割するための基準線を設定し、タッチ制御部を通じてフォールディングスクロールタッチ検出時の情報オブジェクトを移動(スクロール)させる。この時、フォールディングタッチジェスチャーは、回転タッチ、マルチタッチ、又は予め設定されたアイコンタッチジェスチャーで行い、フォールディングタッチ後のフォールディングスクロール動作は、回転タッチジェスチャー又は上下左右のスクロールジェスチャーで具現する。本実施形態で、フォールディングタッチ及びフォールディングスクロール動作は、回転タッチジェスチャーを用いて行うことを中心に説明する。回転タッチジェスチャーは回転を通じて巻き上げるという基本的な物理的現象に基づいた操作方法である。
【0033】
例えば、回転タッチの方向が左回りである場合、制御部300は、基準線の上側にある情報オブジェクトをスクロールダウンしながら、情報オブジェクトを分割線である基準線に近接した領域にフォールディングして表示する。また、回転タッチの方向が右回りである場合、制御部300は、基準線の下側にある情報オブジェクトを分割線方向に移動し、分割線に近接した領域にフォールディングして表示する。従って、制御部300は、基準線の周辺に望まない情報オブジェクトをフォールディングして表示することによって、表示部330に情報オブジェクトの他の部分をフォールディングした状態で追加して表示することができる。ここで回転タッチの方向(右回り、左回り)により移動される情報オブジェクトのフォールディング方向は上述した方向と反対に具現することもできる。また、回転タッチの方向に拘らず情報オブジェクトのフォールディング方向は全て一方向だけで具現することもできる。
【0034】
表示部330にフォールディングされて表示された状態で、回転タッチの方向を反対方向に行うと(即ち、右回りに回転タッチを行って情報オブジェクトをフォールディングした状態から左回りに回転タッチジェスチャーを行うか、又は左回りに回転タッチジェスチャーを行って情報オブジェクトをフォールディングした状態で右回りに回転タッチジェスチャーを行う場合)、制御部300はフォールディングされた情報オブジェクトをアンフォールディング(unfolding)して元の情報オブジェクトの形態で表示部330に表示する。即ち、フォールディング時の回転タッチと反対方向に回転タッチ動作を行うと、制御部300は反対の回転タッチの程度に応じて情報オブジェクトを引き出して分割線(基準線)の反対方向に移動させる。
【0035】
この時、制御部300は、表示部330の基準線(分割線になる)にフォールディングさせて表示される情報オブジェクトを、揉みくちゃのイメージ、重畳されたイメージ、又は圧縮されたイメージ形態などで表示し、情報オブジェクトがフォールディングされたことを表示するアイコンを位置させてディスプレイの変化がある位置であることを視覚効果で表示する。また上記のフォールディングイメージは、巻き込まれた方向や回転された形態等で表示される。基準線の位置周辺のフォールディングされた情報オブジェクトを表示するフォールディングイメージ又はアイコンなどをタッチすると、制御部300は、フォールディングされた情報オブジェクトをアンフォールディングしてディスプレイ変化及び分割された画面を元の状態に復帰させる。
【0036】
制御部300は、フォールディングスクロールを行う回転タッチ速度によって情報オブジェクトの移動速度を制御する。例えば、情報オブジェクトのフォールディング及びアンフォールディング速度は、回転タッチを行う円運動の速度に比例するように設定される。また、回転タッチを行う円のサイズが大きい場合、加重値を付加してより早く情報のフォールディング又はアンフォールディング動作を行うこともできる。
【0037】
図4は、多様な実施形態によるユーザ装置の情報検索及び表示方法を示すフローチャートである。
【0038】
図4を参照すると、411段階で制御部300は現在実行されているアプリケーションの情報オブジェクトを表示するように表示部330を制御する。ここで情報オブジェクトはインターネット、メッセンジャー通信、電子メール、電子ブック等の情報オブジェクトであり、また特定アプリケーションのリスト情報(通話リスト、テキストメッセージリスト、電子メール通信リスト、インターネットブラウジングリスト、動画リスト、写真リスト、メッセンジャー通信リストなど)オブジェクトである。この時、411段階で表示される情報オブジェクトは表示部330の一画面で表示することができないサイズを持つことがある。このような場合、ユーザは情報オブジェクトをページ単位又はライン単位にスクロールしながら検索する。本実施形態で、情報検索時に表示される画面の情報オブジェクトを分割するための基準線を設定した後、情報オブジェクトのうちから望まない情報オブジェクトを表示された画面から除去して所望の情報オブジェクトのみを表示するように情報オブジェクトを移動させる。
【0039】
制御部300は、情報オブジェクトが表示された状態で、413段階でユーザがフォールディングタッチを行うと、タッチパネル340を通じてフォールディングタッチが発生した位置を検出する。制御部300は、フォールディングタッチされた位置を、415段階で情報オブジェクトを分割する基準線として設定する。この時、基準線は表示部330に分割線で表示される。或いは分割線は表示されないこともある。ここでフォールディングタッチは、上述したように回転タッチ、マルチタッチ又は予め設定されたオブジェクト(例えば、アイコン、ソフトボタンなど)タッチ、及び/又は分割のために設定された直線型タッチなどになる。
【0040】
制御部300は、基準線を設定した後、417段階でフォールディングスクロールが発生すると、これを検出する。制御部300は、419段階でフォールディングスクロール方向を確認する。制御部300は、表示された情報オブジェクトを421段階でスクロール及びフォールディングする。フォールディングスクロールは回転又は水平及び/又は垂直スクロールである。
【0041】
ここで、フォールディングスクロールは、回転タッチによるスクロール又はタッチジェスチャーを行なった状態で、上下又は左右方向のドラッグジェスチャーによるスクロールなどである。本実施形態で、基準線を回転タッチで行なった場合、フォールディングスクロールも回転タッチで行ない、回転タッチ以外の方法で基準線を設定した場合には上下左右スクロールジェスチャーを通じてフォールディングスクロールを行うこととして説明する。しかし、回転タッチ以外の方法で基準線を設定した後、回転タッチでフォールディングスクロールを行うことができ、また、回転タッチで基準線を設定した後の上下左右スクロールジェスチャーでフォールディングスクロールを行うこともできる。例えば、マルチタッチジェスチャーで基準線を設定した後、回転タッチによってフォールディングスクロール機能を行う。
【0042】
回転スクロールは、回転方向により情報オブジェクトのフォールディング方向を設定し、平面スクロールは、タッチ及びドラッグ(scroll)の方向により情報オブジェクトのフォールディング方向を設定する。従って、スクロール方向を検出すると、制御部300はスクロール入力によって表示部330に表示された情報オブジェクトを基準線方向に移動させてフォールディングする。そして、フォールディングタッチ及びフォールディングスクロールを行って、表示部330に表示された情報オブジェクトがフォールディングされた状態でフォールディングスクロールが終了すると、制御部300は423段階で情報オブジェクトのフォールディング手順を終了する。従って、基準線が設定された状態でユーザがフォールディングスクロールを行うと、制御部300は表示部330を制御して情報オブジェクトをフォールディングして表示する。この時、フォールディングされる情報オブジェクトはユーザの望まない情報オブジェクトとなる。その後、ユーザがフォールディングスクロールを終了すると、制御部300は情報オブジェクトのフォールディング段階を終了する。この時、ユーザが所望する情報オブジェクトが表示された時点でフォールディングスクロールを終了すると、表示部330にはユーザが所望する情報アイテムが一つの画面に表示される。
【0043】
制御部300は421段階で基準線に情報オブジェクトがフォールディングされた状態でスクロールが基準線から他の方向(例えば、情報フォールディング時のスクロールと反対方向)に行われると、制御部300は基準線にフォールディングされた情報オブジェクトをアンフォールディングする動作を更に行う。即ち、制御部300は情報オブジェクトをフォールディングして表示した状態でフォールディングスクロールと反対方向のスクロールを検出すると、基準線にフォールディングされている情報オブジェクトをアンフォールディングする。また、制御部300は、421段階で基準線に情報がフォールディングされた状態でフォールディングされた領域に特定アクション又はタッチが検出されると、制御部300は基準線にフォールディングされた情報オブジェクトを全てアンフォールディングして元の情報オブジェクトの表示状態に復帰させる。例えば、情報オブジェクトのフォールディング位置のダブルタッチをアンフォールディングコマンドに設定した場合、ユーザがフォールディングされた情報オブジェクトをダブルタッチ(double touch)すると制御部300はタッチパネル340を通じてダブルタッチ及びタッチされた位置を検出し、これによって表示部330に表示されるフォールディングされた情報オブジェクトを全てアンフォールディングして元の表示画面に復帰させる。
【0044】
また、情報オブジェクトをフォールディングする動作を行う途中(又は終了)の状態で他のフォールディングタッチが検出されると、制御部300は413段階〜423段階を繰り返し行う。即ち、情報オブジェクトをフォールディングして表示した状態で、ユーザが表示部330の他の位置でフォールディングタッチ入力を発生させると、制御部300は他の位置でフォールディングタッチが発生したことを検出して当該位置を基準線として設定し、その後にフォールディングスクロールが発生すると、新しく設定された基準線に情報オブジェクトをフォールディングする。従って、本実施形態による電子装置は、表示部330に一つの画面で表示することができない情報オブジェクトを表示する場合、ユーザが所望する情報オブジェクトを選択して一つの画面に表示する。この時、所望する2つ以上の情報オブジェクトを表示部330の一つの画面に表示する。
【0045】
図5は、多様な実施形態による図の基準線設定段階の詳細を示すフローチャートであり、
図6A及び
図6Bは、多様な実施形態による
図5の手順における基準線設定のためのフォールディングタッチ生成の仕組みを示す図である。
【0046】
図5〜
図6Bを参照すると、制御部300は、表示部330に情報オブジェクトが表示された状態でタッチパネル340を通じて予め設定されたタッチ又はアクションが検出されると、これをフォールディングタッチとして検出する。ここでフォールディングタッチは上述したように回転タッチジェスチャー及び/又は予め設定された形態のタッチ(以下の説明ではマルチタッチと仮定する)ジェスチャーである。本実施形態で、フォールディングタッチとして回転タッチジェスチャー、マルチタッチジェスチャー、又は回転タッチジェスチャー及びマルチタッチジェスチャーをいずれも用いることができる。従って、回転タッチジェスチャーを用いてフォールディングタッチを行う場合に、
図5は、511段階〜515段階のみで構成される。そしてマルチタッチジェスチャーを用いてフォールディングタッチを行う場合に、
図5は521段階〜525段階のみで構成される。また、
図5に示したように回転タッチジェスチャー及びマルチタッチジェスチャーをいずれも用いてフォールディングタッチを行うこともできる。
【0047】
ここで、回転タッチは表示部330の表示領域の一部領域を回転タッチ領域として設定する。例えば、
図6Aの610のように表示部330のエッジ領域611〜617領域をフォールディングタッチ領域として設定する。従って、制御部300は、情報が表示された状態で参照番号611〜617のような領域で回転タッチジェスチャーが検出されると、制御部300は、511段階で回転タッチによるフォールディングタッチであることを検出し、513段階で回転タッチが発生した位置を検出した後、515段階で情報をフォールディングするための基準線を設定する。
【0048】
例えば、
図6Aの611領域又は613領域で621のように回転タッチジェスチャーが検出された場合、制御部300は回転タッチが発生した位置を検出して623のように情報オブジェクトをフォールディングするための基準線を設定する。更に、
図6Aの615領域又は617領域で631のように回転タッチジェスチャーが検出された場合、制御部300は回転タッチが発生した位置を検出して633のように情報オブジェクトをフォールディングするための基準線を設定する。この時、基準線は623又は633のように分割線で表示される。或いは表示しないこともある。また、
図6Aの620及び630のように基準線を設定する場合、回転タッチ621又は631の回転方向は考慮しない。即ち、フォールディングタッチ時に回転タッチの方向に拘らず、制御部300は回転タッチが発生した位置のみを考慮して基準線を設定する。
図6Aは表示部630の特定領域(611〜617のエッジ領域)で回転タッチを行う場合を例に挙げて表示しているが、情報が表示された状態で表示部330の予め設定された領域又は任意領域で回転タッチが検出された場合にも基準線を設定することができる。
【0049】
また、マルチタッチは表示部330の画面の情報表示領域で発生する。例えば、
図6Bの650のように表示部330でマルチタッチが発生すると、制御部300は、521段階でこれを検出し、523段階で2つ以上のマルチタッチジェスチャーが検出されると、525段階で、検出された位置に接する基準線を設定する。
【0050】
例えば、
図6Bの650は、情報オブジェクトを表示する表示部330の表示領域を表わし、660の表示領域に661のようにマルチタッチが発生すと、制御部300はマルチタッチされた位置を接続して663のようにこれを基準線に設定する。また、670の表示領域に671のようにマルチタッチが発生した場合、制御部300は673のようにこれを基準線に設定する。この時、基準線は663又は673のように分割線で表示する。或いは表示しないこともある。基準線を設定した後、電子装置はフォールディングスクロールにより情報オブジェクトを移動させてフォールディングさせる。
【0051】
図7は、多様な実施形態による情報表示方法においてスクロール方向に応答して情報オブジェクトをフォールディング又はアンフォールディングする手順を示すフローチャートであり、
図8A〜
図8Eは、多様な実施形態による
図7のフォールディング/アンフォールディング手順を説明するための図である。
【0052】
図7〜
図8Eを参照すると、
図5に示したように本実施形態ではフォールディングタッチとして回転タッチジェスチャー、マルチタッチジェスチャー、又は回転タッチジェスチャー及びマルチタッチジェスチャーをいずれも用いることができる。従って、回転タッチを用いてフォールディングタッチを行なった場合、フォールディングスクロールを行う動作は、
図7の711段階〜719段階のみで構成される。またマルチタッチジェスチャーを用いてフォールディングタッチを行った場合、フォールディングスクロールを行う動作は、
図7の721段階〜727段階のみで構成される。また、
図7に示したように、回転タッチジェスチャー及びマルチタッチジェスチャーをいずれも用いる場合には回転スクロール及び平面スクロールによりフォールディングスクロール動作を行うことができる。
【0053】
基準線が設定された状態で回転タッチが発生すると、制御部300は711段階でタッチパネルを通じてこれをフォールディングスクロールとして検出する。この時、基準線が設定された状態で回転タッチが検出されると、制御部300は検出された回転タッチを回転スクロールとして処理する。回転スクロールを検出すると、制御部300は713段階で回転方向を検出し、715段階で回転方向が基準線方向に向かっているのか、それとも基準線から他の方向に向かっているのかを判定する。回転タッチの方向が基準線に向かうと、制御部300は715段階でこれを検出して717段階で基準線方向に表示される情報オブジェクトをスクロールしてフォールディングする。一方、回転タッチの方向が基準線から他の方向に向かうと、制御部300は715段階でこれを検出して719段階で基準線に接してフォールディングされた情報オブジェクトをスクロールしてスクロールされる方向にアンフォールディングする。
【0054】
フォールディングスクロールにより情報オブジェクトをフォールディングする方法は多様な形態で具現される。
図8A〜
図8Cは多様な実施形態による情報をフォールディングする例を示している。即ち、
図8Aは基準線に情報オブジェクトを重畳する方法でフォールディングする例を示し、
図8Bは基準線に情報オブジェクトが圧縮されるイメージ形態で表示してフォールディングする例を示し、
図8Cは基準線に情報オブジェクトが省略(又は除去)されたことを示すイメージ形態で表示してフォールディングする例を示している。上記のようなフォールディング方法以外に多様なフォールディングイメージを用いて情報オブジェクトがフォールディングされたことを示すことができる。
【0055】
図8Dは回転タッチによるフォールディングスクロールの例を説明するための図である。回転スクロールを検出すると、制御部300は713段階で回転方向を検出する。この時、回転タッチの方向が
図8Dの813のように基準線811の下側端部位置から基準線811方向に検出されると、制御部300は715段階でこれを検出して717段階で情報オブジェクトを基準線側に移動(情報オブジェクトを基準線が設定された上側方向に移動)させて815のようにフォールディングする。また、回転タッチの方向が
図8Dの833のように基準線831の上側端部位置で基準線831方向に検出されると、制御部300は715段階でこれを検出して717段階で情報オブジェクトを基準線側に移動(情報オブジェクトを基準線が設定された下側方向に移動)させて835のようにフォールディングする。
【0056】
また、
図8Dの810又は830のように、表示部330にフォールディングされた情報オブジェクトを表示した状態で回転スクロールが発生すると、制御部300は713段階で回転方向を検出する。この時、回転タッチの方向が
図8Dの823のように基準線821に対して下側端部位置で基準線821の反対方向に検出されると、制御部300は715段階でこれを検出して719段階で基準線にフォールディングされた情報オブジェクト(即ち、参照番号810の815のようにフォールディングされた情報オブジェクト)を基準線の反対方向に移動(フォールディングされた情報オブジェクトを基準線から下側方向に移動)させて825のようにアンフォールディングする。また、回転タッチの方向が
図8Dの843のように基準線841に対して上側端部位置で基準線841の反対方向に検出されると、制御部300は715段階でこれを検出して719段階で情報オブジェクトを基準線から反対方向に移動(例えば、835のようにフォールディングされた情報オブジェクトを基準線から上側方向に移動)させて845のようにアンフォールディングする。
【0057】
また、基準線が設定された状態で平面スクロールを検出すると、制御部300は711段階でこれを検出して721段階でスクロール方向を検出する。ここで平面スクロールは、上述したように水平スクロール又は垂直スクロールである。水平スクロールは左側から右側に又は右側から左側に移動されるスクロールであり、垂直スクロールは上側から下側に又は下側から上側に移動されるスクロールである。平面スクロールのスクロール方向を検出すると、制御部300は723段階でスクロール方向が基準線方向に向かっているのか、それとも基準線から他の方向に向かっているのかを判断する。この時、スクロール方向が基準線に向かうと、制御部300は723段階でこれを検出して725段階で基準線方向に表示される情報オブジェクトをスクロールしてフォールディングする。一方、回転タッチの方向が基準線から他の方向に向かうと、制御部300は723段階でこれを検出して727段階で基準線に接してフォールディングされた情報オブジェクトをスクロールしてスクロールされる方向にアンフォールディングする。この時、フォールディングスクロールにより情報オブジェクトをフォールディングする方法は、
図8A〜
図8Cのように多様な方法で具現される。
【0058】
図8Eは平面スクロールによるフォールディングスクロールの例を説明するための図である。
図8Eは基準線が水平スクロールによって設定された例を示している。水平スクロールを検出すると、制御部300は721段階でスクロール方向を検出する。この時、水平スクロールの方向が
図8Eの853のように基準線851の下側位置から基準線851方向に検出されると、制御部300は723段階でこれを検出して725段階で情報オブジェクトを基準線側に移動(情報オブジェクトを基準線が設定された上側方向に移動)させて855のようにフォールディングする。また、水平スクロールの方向が
図8Eの873のように基準線871の上側位置から基準線871方向に検出されると、制御部300は723段階でこれを検出して725段階で情報オブジェクトを基準線側に移動(情報オブジェクトを基準線が設定された下側方向に移動)させて875のようにフォールディングする。
【0059】
また、
図8Eの850又は870のように表示部330にフォールディングされた情報オブジェクトを表示した状態で水平スクロールが発生すると、制御部300は721段階でスクロール方向を検出する。この時、スクロール方向が
図8Eの863のように基準線861の下側位置から基準線821の反対方向に検出されると(即ち、基準線から下側方向にスクロールされると)、制御部300は723段階でこれを検出して727段階で基準線にフォールディングされた情報オブジェクト(即ち、参照番号850の855のようにフォールディングされた情報オブジェクト)を基準線の反対方向に移動(フォールディングされた情報オブジェクトを基準線から下側方向に移動)させて865のようにアンフォールディングする。また、スクロール方向が
図8Eの883のように基準線881の上側位置から基準線841の反対方向(即ち、基準線から上側方向にスクロール)に検出されると、制御部300は723段階でこれを検出して727段階で情報オブジェクトを基準線から反対方向に移動(例えば、875のようにフォールディングされた情報オブジェクトを基準線から上側方向に移動)させて885のようにアンフォールディングする。
【0060】
図9は、多様な実施形態による情報表示方法において回転タッチによって情報オブジェクトを縮小する手順を示すフローチャートである。
【0061】
図9を参照すると、電子装置は911段階で現在実行中のアプリケーションで処理される情報オブジェクトを表示部330に表示する。この時、アプリケーションは表示部330の画面サイズより大きい情報オブジェクトを有する。以下の説明で、アプリケーションはメッセンジャー通信アプリケーションの場合を仮定する。上記のように情報オブジェクトを表示した状態で回転タッチが検出されると、制御部300は915段階で回転及び回転タッチ位置を検出する手順を行う。本実施形態で、表示部330に表示される情報オブジェクトのうちの所望の情報アイテムを一つの画面に表示しようとする場合、ユーザは表示部330に回転タッチを行って情報オブジェクトをフォールディングするための基準線を設定する。この時、ユーザは表示部330の任意の位置で回転タッチを行い、
図6Aの610のような表示部330の予め設定された位置で回転タッチを行うと、制御部300はタッチパネル340を通じて回転タッチを検出して情報オブジェクトをフォールディングする基準線を設定する。
【0062】
図10は、多様な実施形態による
図9の回転タッチ検出段階の詳細を示すフローチャートであり、
図11A〜
図11Gは、多様な実施形態による
図10の手順における回転タッチ生成の動作を示す図である。
【0063】
図10〜
図11Fを参照すると、本実施形態による回転タッチ検出方法は、初めにタッチポイントの辺りに仮想線を生成し、所定時間内に仮想線に接する曲線が描かれ2つの接点が生成されると、2つの接点間に交差する仮想線を引き、タッチ移動によって所定個数の接点が発生すると、これを回転タッチと判定する。ユーザが
図11Aのようにタッチを発生し、
図11Bのように移動すると、制御部300は1011段階で方向性を有するタッチジェスチャーの発生を検出する。この時、
図11Aのような点状の第1のタッチは表示部330の予め設定された領域(例えば、
図6Aの611〜617のような領域)で行われる。その後、制御部300は、1013段階で仮想線を生成する。仮想線を生成する方法は、
図11Cの参照番号1111のように初めに点の上又は辺りに
図11Cの参照番号1113のような直線又は参照番号1115のような曲線状の仮想線を生成する。この時、仮想線は、
図11Cの参照番号1111のように1番目の点を経て1番目の方向に直交する直線である時に判断することが最も容易である。その後、制御部300は1015段階で所定時間内に仮想線に2つの接点が発生するか否かを判定する。即ち、ユーザが回転タッチをすると、
図11Dの参照番号1121〜1125に示したように仮想線に2度接する回転曲線の軌跡は所定時間(interval time)内に2つの接点を生成する。
【0064】
この時、
図11Dのように所定時間内に仮想線に2度接する曲線の軌跡により2つの接点が生成されると、制御部300は1017段階で
図11Eの1131〜1135のように2つの接点の中央又は中央辺りを通って交差する他の仮想線を生成する。その後、制御部300は1019段階で仮想線と円の軌跡(回転)により発生する接点数が予め設定された基準個数以上である場合、制御部300は1019段階でこれを検出して1021段階でタッチ入力を回転タッチ入力と判定する。即ち、制御部300は
図11Eのように2つ以上の仮想線を生成し、タッチされる軌跡(即ち、回転軌跡)により仮想線に生成される接点数が
図11Fの1141〜1145のようになると(ここでは接点個数の基準が4つ以上に設定された場合である)、制御部300はこれを回転タッチと判定する。
【0065】
上述したように、本実施形態で、任意の領域又は予め設定された領域で移動されるタッチが発生すると、タッチされた位置又は辺り位置で交差する2つ以上の仮想線を生成し、タッチされた軌跡がこれらの仮想線にそれぞれ2つ以上の接点を生成した場合、制御部300はこれを回転タッチと判定する。即ち、制御部300は、タッチジェスチャー発生時に2つ以上の仮想線を生成し、仮想線にタッチされた接点数が予め設定された接点数以上生成されると、これを回転タッチと判定する。この時、
図11Gの1151〜1155のようにタッチ位置又は辺りを通る仮想線が多くなり、検出される接点数が多くなるように設定することで回転タッチの正確度を向上させることができる。
【0066】
回転タッチを検出及び判定するために、記憶部310は
図11Aのような1番目のタッチ位置(即ち、1番目の点)の入力座標、ジェスチャーの第1移動の方向、タッチの軌跡、接点の座標、仮想線の座標を記憶し、タッチパネル340は表示部330でタッチされて移動される軌跡を検出してその位置情報を制御部300に伝達し、制御部300は仮想線を生成してタッチされる軌跡の位置情報を管理し、仮想線と軌跡との間に接点が生成されるか否かを判断して回転タッチされたか否かを判定する。
【0067】
記憶部310に記憶された軌跡と仮想線は、所定条件により部分的に削除される。これは軌跡データと仮想線の累積によるメモリー浪費と不必要な接点計算を省略し、最新のデータを用いて回転を精緻且つダイナミックに検出するためである。ここで、所定条件は、仮想線を生成した後に2つの接点を検出するための時間区間、接点の最大数、接点の最大数の超過である。本実施形態で生成可能な最大接点数を3つと仮定した場合、4つの接点が生成された時に最も古い軌跡データは削除される(即ち、1番目に生成された接点)。この時、削除される軌跡データの選定は時間の経過や特定接点の前のデータなどが設定される。また、本実施形態で生成可能な仮想線を最大2つと仮定した場合、4番目の接点が生成された時点で新しい仮想線を引くと、最大数値を超過するため、古い仮想線(即ち、1番目に生成された仮想線)を削除する。
【0068】
回転タッチ時に発生する円運動の速度は以下のように求めることができる。
【0069】
円運動速度=n番目の接点とk番目の接点との間の距離/k番目の接点が生成された時間とn番目の接点が生成された時間との差
【0070】
図10に示したように、本実施形態によるフォールディングタッチを回転タッチジェスチャーで具現する場合、フォールディングタッチの判断は、初めにタッチポイント(又は辺り位置)に仮想線を生成し、曲線が描かれて仮想線に2つの接点が生成されると接点(又は辺り位置)間に生成された前の仮想線に交差する他の仮想線を生成し、仮想線と曲線によって生成される接点数が予め設定された個数以上検出されると、制御部300はこれを回転タッチジェスチャーによるフォールディングタッチと判定する。
【0071】
図12A〜
図12Dは、多様な実施形態による
図10の手順を通して回転タッチジェスチャーによって基準線を設定した後にフォールディング及びアンフォールディングする動作を説明するための情報オブジェクトを示す図である。
【0072】
図9、10、12A〜12Dを参照すると、
図10の手順に従って回転タッチジェスチャーを検出した場合、制御部300は、
図9の913段階でこれを検出し、915段階及び917段階で回転タッチ位置を検出して情報オブジェクトをフォールディングする基準線を設定する。例えば、
図12Aの1205のように情報オブジェクトが大きくなり表示部330に全ての情報オブジェクトを一つの画面で表示することができない場合、制御部300は911段階で表示部330に情報オブジェクトを1200のように表示する。1200のように情報オブジェクトを表示した状態で1211のようにタッチが発生すると、制御部300は
図10のような手順を通して情報オブジェクトをフォールディングするための回転タッチジェスチャー(即ち、フォールディングタッチ)か否かを判断し、1213のようにフォールディングのための回転タッチジェスチャーと判断した場合、制御部300は、913段階でこれを検出し、915段階で回転タッチの位置を確認した後、917段階で当該位置を基準線に設定する。この時、制御部300は1215のように表示部330に基準線を示す分割線を表示する。
【0073】
図12Aに示したように、本実施形態で、表示部330のエッジ領域で円運動入力イベントが発生すると、制御部300は、タッチパネル340を通じてこれを検出して円運動の求心点を基準に情報オブジェクトをフォールディングするための基準線(分割線)を生成する。基準線を生成した後、制御部300は、回転タッチジェスチャーが発生すると、これをフォールディングスクロール入力と判定する。この時、制御部300は、回転タッチの方向(右回り又は左回り)によって基準線方向に情報オブジェクトをフォールディングスクロールする。
【0074】
上記の状態で回転スクロールが発生すると、制御部300は919段階でこれを検出し、921段階で回転方向及び回転速度を検出し、923段階で回転タッチジェスチャー(即ち、フォールディングスクロール)の方向が基準線方向か否かを判定する。この時、回転方向が基準線方向である場合、制御部300は、923段階でこれを検出して925段階で、検出された速度で情報オブジェクトを基準線側にスクロールして情報オブジェクトをフォールディングする。一方、回転方向が基準線と異なる方向(即ち、反対方向)である場合、制御部300は、923段階でこれを検出して927段階で、検出された速度で情報を基準線と反対方向にスクロールしてアンフォールディングする。
【0075】
例えば、
図12Bのように分割線(基準線)の下端で参照番号1223のように右回りに回転タッチジェスチャーが発生すると、制御部300は、921段階で回転方向を検出し、923段階で回転方向が基準線方向か否かを確認した後、925段階で情報オブジェクトを基準線方向にアップスクロールし、スクロールされた情報オブジェクトを分割線125の辺りでフォールディングする。従って、
図12Bの1223のように右回りに回転タッチジェスチャーが検出されると、制御部300は、参照番号1217の情報オブジェクトをアップスクロールし、
図12Bの1217のように分割線1215の辺りで参照番号1217の情報オブジェクトをフォールディングする。上記の状態で引き続き回転タッチジェスチャーが検出されると、制御部300は、
図12Cのように情報オブジェクトを基準線方向にアップスクロールし、
図12Cの1200の情報オブジェクトを参照番号1411のようにフォールディングして表示部330に表示する。
図12C及び
図12Dは1218の情報オブジェクトまでフォールディングされたことを表示している。
【0076】
この時、
図12Dの参照番号1241のように回転タッチの方向が左回りに変更されると(即ち、基準線に対して回転タッチジェスチャーの方向が反対方向に変更されると)、制御部300は、923段階でこれを検出し、927段階で基準線1215に1243のようにフォールディングされた情報を基準線の反対方向にダウンスクロールしてアンフォールディングする。
【0077】
図12B〜
図12Dは、分割線1215の下側端部から右回りにフォールディングスクロールが発生して情報オブジェクトをフォールディングする動作及び左回りにアンフォールディングスクロールが発生してフォールディングされた情報オブジェクトをアンフォールディングする例を示している。
図12Bで分割線1215の右回りに回転タッチジェスチャー1223が発生すると、制御部300は分割線1215を基準に回転タッチジェスチャー1223の回転速度に比例して表示部330に表示される情報オブジェクトの分割線1215に最も近い情報1217をアップスクロール(基準線側に移動)してフォールディングする。この時、移動される情報オブジェクトは
図12Cのようにフォールディングイメージで表示され、リストタイプの電子文書のフォールディングイメージは重畳されたアイテムとして表示を変形する。一方、
図12Cのように情報オブジェクトをフォールディングした状態で
図12Dのようにフォールディングスクロールと反対方向の回転タッチジェスチャー1241が発生すると、制御部300はフォールディングされた情報オブジェクトを反対方向に移動させ、これによりフォールディングされた情報オブジェクトは回転タッチジェスチャーの回転速度に比例してアンフォールディングされる。
【0078】
上述したように、本実施形態による情報オブジェクトのスクロール制御方法は、回転タッチジェスチャーが検出された位置を、情報オブジェクトを分割する位置に決定し、決定された位置に情報オブジェクトを移動させる動作も回転タッチジェスチャーにより行われる。この時、回転タッチジェスチャーを行う位置は予め設定される。或いは設定されないこともある。前者の場合、情報オブジェクトが表示される状態で設定された位置(例えば、表示部130のエッジ領域)で回転タッチジェスチャーが検出されると、制御部300は、回転タッチジェスチャーが検出された位置を、情報オブジェクトを分割する基準線に設定する。更に、後者の場合、情報オブジェクトが表示された状態で回転タッチジェスチャーが検出されると、制御部300は、回転タッチジェスチャーが検出された位置を、情報オブジェクトを分割する基準線に設定する。更に、本実施形態で、回転タッチジェスチャーが検出された位置を基準線に設定し、回転タッチ検出時の表示部330の特定位置を分割基準線に設定することもできる。
【0079】
また、本発明の多様な実施形態によるフォールディングスクロール方法は、基準線(即ち、分割線上又は分割線の下側端部位置)で左回りに回転タッチジェスチャーが発生すると、基準線の下側に位置する情報オブジェクトが基準線方向にアップスクロールされて基準線の下側辺りでフォールディングされ、基準線(即ち、分割線上又は分割線の上側端部位置)で右回りに回転タッチジェスチャーが発生すると、基準線の上側に位置する情報オブジェクトが基準線方向にダウンスクロールされて基準線の上側辺りでフォールディングされる。この時、フォールディングされる情報オブジェクトは基準線に近接する情報オブジェクトから順次にスクロールされてフォールディングされる。また、情報オブジェクトがフォールディングされた状態でフォールディングスクロールと反対方向に回転タッチジェスチャーが発生すると、基準線辺りでフォールディングされた情報オブジェクトがアンフォールディングされる。即ち、左回りにフォールディングスクロールを行う途中又は行なった後の右回りに回転タッチジェスチャーを行うと、基準線の下側辺りにフォールディングされた情報オブジェクトがアンフォールディングされる。そして、右回りにフォールディングスクロールを行なう途中又は行なった後の左回りに回転タッチジェスチャーを行うと、基準線の上側辺りにフォールディングされた情報オブジェクトがアンフォールディングされる。この時、アンフォールディングされる情報オブジェクトは基準線又は辺りにフォールディングされた情報オブジェクトのうち、最終的にフォールディングされた情報オブジェクトから順次に基準線から反対方向にアンフォールディングされる。そして、フォールディングされた情報オブジェクトは、揉みくちゃのイメージ、重畳されたイメージ、又は圧縮された状態を表示するアイコンなどで表示されて情報オブジェクトがフォールディングされた状態であることを表示する。また、情報オブジェクトのフォールディング及びアンフォールディング速度は、回転タッチジェスチャーの大きさ及び回転速度によって決定される。即ち、回転される円の大きさ及び/又は回転タッチの円の回転速度に比例して情報オブジェクトのスクロール速度が設定される。
【0080】
図13は、多様な実施形態による情報表示方法においてマルチタッチジェスチャーに応答して情報アイテムをフォールディングする手順を示すフローチャートである。
【0081】
ここで、マルチタッチジェスチャーは、
図6Bに示したように、2つ以上の指がタッチされた場合である。そして、
図14A〜
図14Dは、多様な実施形態による
図13の手順においてフォールディング及びアンフォールディングする動作を説明するための情報オブジェクトを示す図である。
【0082】
図13〜
図14Dを参照すると、制御部300は1311段階で表示部330に情報オブジェクトを表示する。上記の状態でマルチタッチが発生すると、制御部300は1313段階でタッチパネル340を通じてこれを検出し、1315段階及び1317段階でマルチタッチ位置を検出して情報オブジェクトをフォールディングする基準線を設定する。例えば、
図14Aの参照番号1400に示したように情報オブジェクトが大きくなり表示部330に全ての情報オブジェクトを一つの画面で表示することができない場合、制御部300は1311段階で表示部330に情報オブジェクトを1402のように表示する。1402のように情報オブジェクトを表示した状態で1413のようにダブルタッチが発生すると、制御部300は1313段階でこれをフォールディングのためのマルチタッチジェスチャーと判断し、1315段階でマルチタッチされた位置を確認した後、1317段階で当該位置に接する基準線を設定する。この時、制御部300は1411のように表示部330に基準線を示す分割線を表示する。
【0083】
図14Aに示したように、本実施形態で、表示部330に情報オブジェクトが表示された画面でタッチポイントが少なくとも2つ以上発生すると、制御部300はタッチ入力に基づいて情報オブジェクトをフォールディングするための基準線(分割線)を生成する。基準線を生成した後、制御部300は、スクロール入力が発生すると、これをフォールディングスクロール入力と判定する。この時、スクロール入力は平面スクロールジェスチャーであり、スクロール方向は上下又は左右方向である。即ち、基準線(分割線)が水平に生成されると、スクロールジェスチャーは上下方向に行われ、基準線(分割線)が垂直に生成されると、スクロールは左右方向に行われる。制御部300はスクロールジェスチャーの方向により基準線方向に情報オブジェクトをフォールディングスクロールする。
図14Aはマルチタッチが1411のように表示部330に水平に発生して基準線(分割線)が表示部300上に水平に設定された場合の例を示している。
【0084】
上記の状態でスクロールジェスチャーが発生すると、制御部300は、1319段階でこれを検出し、1321段階でスクロール方向及び速度を検出し、1323段階でスクロールジェスチャー(即ち、フォールディングスクロール)の方向が基準線方向であるか否かを判定する。スクロールジェスチャーの方向が基準線方向である場合、制御部300は、1323段階でこれを検出して1325段階で、検出された速度で情報を基準線側にスクロールして情報オブジェクトをフォールディングする。一方、スクロールジェスチャーの方向が基準線から離れる方向(即ち、反対方向)である場合、制御部300は、1323段階でこれを検出して1327段階で、検出された速度で情報を基準線の反対方向にスクロールしてアンフォールディングする。
【0085】
例えば、
図14Aで基準線(分割線)が表示部330の画面に水平に設定された場合、分割線(基準線)1411の下側で
図14Bの参照番号1415のように基準線の下側から基準線側にアップスクロールジェスチャーが発生すると、制御部300は、1321段階でスクロール方向及び速度を検出し、1323段階でスクロールジェスチャーが基準線方向であることを確認した後、1325段階で情報オブジェクト1417を基準線方向にアップスクロールし、これによりスクロールされた情報オブジェクトは分割線1411辺りでフォールディングされる。
図14Bに示したように情報オブジェクトを分割線の方向に押すと、分割線辺りの情報アイテム1417の所定領域がフォールディング(表示方法を変更)され、当該領域に該当するサイズの情報アイテムが分割線方向に移動する。上記の状態で引き続きアップスクロールジェスチャーが発生すると、制御部300は
図14Cの1406のように情報オブジェクトを基準線方向にアップスクロールし、これにより、制御部300は継続して情報アイテムを基準線側に移動させてフォールディングする。
【0086】
上記の情報オブジェクトをフォールディングする途中又はフォールディングを行なった後、
図14Cの参照番号1421のようにスクロールジェスチャーが反対方向に変更されると(即ち、基準線に向かうアップスクロールジェスチャーが反対方向であるダウンスクロールジェスチャーに変更されると)、制御部300は1323段階でこれを検出し、1327段階で基準線1411にフォールディングされた情報アイテムを基準線の反対方向にダウンスクロールしてアンフォールディングする。
【0087】
上述したように、
図14B〜
図14Cは分割線1411でアップスクロールジェスチャーが発生して情報アイテムをフォールディングする動作及びダウンスクロールジェスチャーが発生してフォールディングされた情報アイテムをアンフォールディングする例を示している。詳しく説明すると、
図14Bで分割線1411の下側で基準線方向にスクロールジェスチャーが発生すると、制御部300は、分割線1411を基準にスクロールジェスチャーに比例して、表示部330に表示される情報アイテムを分割線1411の最も近い情報オブジェクトから順次にアップスクロール(基準線側に移動)してフォールディングする。この時、移動される情報アイテムは上述したようにフォールディングイメージで表示される。
図14Cの1406のように情報アイテムをフォールディングした状態で
図14Cの1408のようにフォールディングスクロールと反対方向のダウンスクロールジェスチャーが発生すると、制御部300はフォールディングされた情報アイテムを反対方向に移動させ、これによりフォールディングされた情報アイテムはダウンスクロールジェスチャーに比例してアンフォールディングされる。
【0088】
図14Dは、マルチタッチジェスチャー時の基準線を設定する例を説明するための図である。マルチタッチジェスチャーが発生した場合、基準線(分割線)は指によるタッチ位置によって1450のように斜線方向、1460のように垂直方向、1480のように水平方向に設定され、1470のようにマルチタッチが3つ以上(即ち、3つの指以上)発生した場合にはタッチ位置を連結して分割線を設定することもできる。
【0089】
図15は、多様な実施形態によるユーザ装置において直線型ジェスチャーに応答して情報オブジェクトをフォールディングする手順を示すフローチャートである。ここで直線型ジェスチャーは情報オブジェクトが表示された表示部330上の特定位置(例えば、下側位置又は上側位置)で直線型オブジェクトを生成して所望位置に直線型オブジェクトを移動して分割線(基準線)として設定する方法である。そして、
図16は、多様な実施形態による
図15の手順を通して基準線設定の動作を説明するための画面イメージを示す図である。
【0090】
図15及び
図16を参照すると、情報オブジェクトが表示された表示部330上でユーザが直線を描く直線型ジェスチャーを発生すると、制御部300は1511段階で直線型ジェスチャーの発生を検出して直線型オブジェクトを生成し、ユーザが直線型オブジェクトを表示部330の任意の位置に移動させると、制御部300は、1513段階で、表示された情報オブジェクト上に直線型オブジェクトが位置する場合に直線型オブジェクトを分割線入力であると判断する。即ち、表示された情報アイテム上の任意の位置に直線型オブジェクトが移動されると、制御部300はこれを分割線入力と判断し、当該位置に分割線を生成(即ち、基準線に設定)する。制御部300は、1513段階で直線型ジェスチャーが分割線入力でないと判断した場合には、1521段階に分岐して入力に該当するイベントを発生させる。
【0091】
その後、制御部300は、フォールディングスクロール入力が検出されるか否かを監視し、フォールディングスクロール入力が検出されると、1515段階でフォールディングスクロール入力が分割線方向か否かを判断する。スクロールジェスチャーが分割線方向である場合、制御部300は、1515段階でこれを検出し、1517段階で情報オブジェクトをスクロールして分割線辺りの情報アイテムを分割線方向に移動してフォールディングする。また、スクロールジェスチャーが分割線の反対方向である場合、制御部300は、1515段階でこれを検出し、1519段階で情報オブジェクトをスクロールして分割線辺りの情報アイテムを分割線の反対方向に引き伸ばしてアンフォールディングする。
【0092】
図15の手順を通して情報をフォールディング及びアンフォールディングする場合、分割線は直線型ジェスチャーを用いて生成される。
図16に示したように、ユーザが表示部330上に少なくとも一つ以上の分割線生成のための直線型オブジェクト1611を発生させた場合、制御部300は1511段階でこれを検出し、生成された直線型オブジェクト1611が1613のように移動されて表示部330の任意の位置で静止すると、制御部300は1513段階で1615の様にこれを分割線(基準線)に設定する。直線型オブジェクト1611が表示部330のエッジではない領域(例えば、情報が表示される領域)に移動された場合に、制御部300は直線型オブジェクト1611が静止された位置に分割線(基準線)を生成する。
【0093】
その後、フォールディングスクロール入力によって情報オブジェクトをフォールディング又はアンフォールディングする。
図16の1615のように水平方向に生成される場合、フォールディングスクロールは上下スクロールジェスチャーを用い、また回転タッチジェスチャーを用いることもできる。上下スクロールジェスチャーを用いる場合、制御部300は1515段階〜1519段階で
図13の1319段階〜1327段階と同様な方法で情報オブジェクトをフォールディング又はアンフォールディングする。また回転タッチジェスチャーを用いる場合、制御部300は1515段階〜1519段階で
図9の919段階〜927段階と同様な方法で情報オブジェクトをフォールディング又はアンフォールディングする。上述したように、本実施形態による電子装置において、フォールディングタッチによって分割線を生成し、フォールディングスクロールによって情報をフォールディング及びアンフォールディングする場合、フォールディングタッチ及び/又はフォールディングスクロールをそれぞれ異なるタッチジェスチャーを混用して行うことができる。
【0094】
図17は、多様な実施形態によるユーザ装置において平面スクロール又は回転タッチジェスチャーを用いて情報オブジェクトをフォールディング及びアンフォールディングする手順を説明するための画面イメージを示す図である。
【0095】
図17を参照すると、参照番号1711のように情報オブジェクトが分割されて基準線周辺にフォールディングされた状態で、ユーザは参照番号1713のように上下スクロールジェスチャーを発生して情報オブジェクトをフォールディング又はアンフォールディングさせる。また、ユーザは参照番号1715のように、前の分割線が生成された位置と同じ位置で回転タッチジェスチャーを発生して他の基準線(分割線)を生成する。参照番号1711のように情報オブジェクトをフォールディングするための基準線は、上述の
図9に示した回転タッチジェスチャー、
図13に示したマルチタッチジェスチャー、又は
図15に示した直線型ジェスチャーなどで生成される。
【0096】
上述の方法によって基準線を設定した後、参照番号1711のように情報オブジェクトの一部でフォールディングを維持して情報オブジェクトをスクロールすることができる。1711のようにフォールディング状態でフォールディングスクロール入力が発生すると、1711のようにフォールディング状態を維持しながら情報オブジェクト全体がスクロールされる。即ち、制御部300は、回転タッチジェスチャーに応答して参照番号1711の分割線を設定し、1713のように上下スクロールジェスチャーに応答して情報オブジェクトをフォールディング又はアンフォールディングするか、或いはマルチタッチジェスチャーに応答して参照番号1711の分割線を設定し、1713のようにスクロールジェスチャーに応答して情報オブジェクトをフォールディング又はアンフォールディングする。また、参照番号1715のように上下スクロールジェスチャーの代りに回転タッチジェスチャーを発生する場合にも同一の動作を行う。
【0097】
情報オブジェクトをフォールディング又はアンフォールディングした後、他の所望の情報アイテムを検索するために、ユーザは表示部330の画面に追加的に他の基準線(分割線)を設定する。この場合、ユーザは1715のように回転タッチジェスチャーを発生するか又はマルチタッチジェスチャーを発生する。すると、制御部300はタッチパネル340を通じてこれを検出して当該位置に基準線を設定する。
【0098】
図18A及び
図18Bは、多様な実施形態によるユーザ装置において情報オブジェクトのフォールディングされた部分を表示する視覚効果を説明するための画面イメージを示す図である。
【0099】
図18A及び
図18Bを参照すると、参照番号1810のフォールディングイメージ表示方法は、複数の情報アイテムからなる情報オブジェクトを1810の画面で基準線を中心に2つの部分に分割する。この場合、情報オブジェクトが1810のように第1の部分と第2の部分に分けられると、制御部300は、フォールディングスクロール入力に応答して、第2の部分を第1の部分の下側に詰め込む形態でフォールディングする。また、フォールディングされた情報アイテムは基準線周辺に重畳されて表示される。
【0100】
参照番号1820のフォールディングイメージ表示方法は、基準線を中心に情報オブジェクトを第1の部分と第2の部分に分け、第2の部分の情報アイテムを第1の部分の下側に詰め込む形態でフォールディングする。この場合、参照番号1820のように基準線周辺に揉みくちゃの文書のような形態でフォールディングイメージが表現される。1820の画面では基準線が2つ生成されて3つの画像が表示されている。
【0101】
参照番号1830のフォールディングイメージ表示方法は、画面に表示された一つの電子文書を、分割線(不可視)を基準に第1の部分と第2の部分に分け、第2の部分を第1の部分の下側に挟み込み、分割線周辺の一部分で透明になりながら情報オブジェクトの第1の部分が第2の部分に部分的に重なる視覚効果で第2の部分の一部が表示部330の画面から隠れるようにフォールディングイメージが表される。
【0102】
図18Bの参照番号1840のフォールディングイメージ表示方法は、一つの電子文書を、画面を横切る分割線(不可視)で第1の部分と第2の部分に分け、第2の部分を第1の部分の下側に挟み込み、分割線周辺の情報アイテムの一部分が表示部330の画面から隠れ、1841のように分割線があることを示すフォールディングイメージがアイコンによる視覚効果で表される。
【0103】
参照番号1850のフォールディングイメージ表示方法は、一つの電子文書を、画面を横切る分割線で第1の部分と第2の部分に分け、第2の部分を第1の部分の下側に挟み込み、分割線周辺の情報アイテムの一部分が表示部330の画面から隠れ、1851のように分割線があることを示すフォールディングイメージで表される。
【0104】
参照番号1860のフォールディングイメージ表示方法は、一つの電子文書を、画面を横切って描かれた分割線で第1の部分と第2の部分に分け、第2の部分を第1の部分の下側に挟み込み、分割線周辺の情報アイテムの一部分が表示部330の画面から隠れ、1861のように第2の部分が第1の部分の下側に入るフォールディングイメージで表される。
【0105】
図9、
図13及び
図15のように、情報オブジェクトをフォールディング及びアンフォールディングする方法は、基準線(分割線)を設定し、スクロールジェスチャーに応答して基準線方向に情報オブジェクトを移動させてフォールディングするか、又は反対方向に情報オブジェクトを移動させてアンフォールディングすることで行われる。しかし、情報アイテムに割り当てられた特定の識別子を用いて情報アイテムを検索することもできる。
【0106】
図19は、多様な実施形態によるユーザ装置において識別子に該当する情報アイテムを検索及び表示するために情報アイテム及び情報オブジェクトに識別子情報を割り当てる手順を示すフローチャートである。
【0107】
図19を参照すると、制御部300は1911段階で表示部330に情報オブジェクトを表示する。上述したように、表示される情報オブジェクトは、電子装置において処理及び表示されるデータを意味し、電子文書、メッセンジャーデータ、電子ブック、電子メールデータ、リスト情報(通話、テキストメッセージ、電子メール、メッセンジャー、インターネット、写真、音楽、動画など)、インターネットデータなどである。ここで、メッセンジャー、電子メールなどのような情報は加入者情報を有している。この場合、ユーザの加入者情報を設定して情報をフォールディング及びアンフォールディングすることができる。即ち、ユーザが特定加入者として所望の情報アイテムを検索しようとする場合、他の加入者の情報アイテムをフォールディングして特定加入者の情報アイテムを検索する。この場合、フォールディングタッチジェスチャーが検出されると、制御部300は、情報オブジェクトをフォールディングする基準線を設定し、フォールディングスクロール機能のための加入者識別子を含むスクロール情報を設定する。その後、スクロールジェスチャーに応答して加入者識別子が設定された情報アイテムを検索する。
【0108】
1911段階で情報オブジェクトが表示された状態でユーザがフォールディングタッチ入力を発生すると、制御部300は、1913段階でこれを検出し、1915段階及び1917段階でフォールディングタッチ位置を検出してフォールディングタッチ位置に基準線を設定する。この時、フォールディングタッチは、回転タッチ入力、マルチタッチ入力、又は直線型入力などで行われる。加入者識別子を含むスクロール情報が設定されない場合、制御部300は、1919段階でこれを検出し、1921段階でフォールディングスクロール入力によって情報オブジェクトをフォールディング又はアンフォールディングする。情報のフォールディング及びアンフォールディングは、
図9、
図13及び
図15のような手順で行われる。
【0109】
加入者識別子を含むスクロール情報が設定されると、制御部300は1919段階でこれを検出して1931段階で加入者識別子を含むスクロール情報を記憶する。この時、スクロール情報は加入者識別情報(例えば、加入者電話番号、電子メールアドレス、SNSの加入者識別情報、電子文書(電子ブック、文書ファイルなど)のキーワードである。スクロール情報を記憶した後、ユーザが表示部330でフォールディングスクロール入力を発生すると、制御部300は、1933段階でこれを検出し、1935段階でスクロール方向を判定する。スクロールジェスチャーが基準線に向かう方向である場合、制御部300は、1937段階でこれを検出して1939段階で情報オブジェクトをスクロールし、加入者識別子が設定されたスクロール情報を除く残りの情報アイテムをフォールディングする。
【0110】
即ち、制御部300は、スクロール情報に加入者識別子が設定された識別子の情報アイテムを除く残りの情報アイテムをフォールディングし、表示部330の画面に加入者識別子が設定された情報アイテムだけが表示される。例えば、特定のメッセンジャーサービスの加入者識別子がスクロール情報に設定された場合、制御部300は、情報オブジェクトをスクロールして加入者識別子が設定された識別子を除く他の識別子の情報アイテムを基準線側に移動させてフォールディングし、加入者識別子により識別されたメッセンジャーのメッセージアイテムのみを表示部300の画面に表示する。フォールディングスクロール入力が基準線に向かう方向ではない場合(即ち、基準線から反対方向にスクロールジェスチャーが生成されると)、制御部300は、1937段階でこれを検出し、1941段階で基準線周辺にフォールディングされた情報をアンフォールディングして表示する。また、制御部300は、1933段階でフォールディングスクロール入力を検出しない場合、1951段階に分岐して手順が終了したかを判断する。
【0111】
上述したように、本発明の多様な実施形態による電子装置は表示部300の任意の位置又は予め設定された特定領域(例えば、表示部の画面のエッジ領域)に分割線入力のための領域を設定し、特定領域に分割線を設定するための入力があった場合、表示された情報オブジェクトを、分割線を基準に分け、スクロール入力によって、表示された情報オブジェクトを分割線方向に向かうか又は分割線から離れるようにフォールディング又はアンフォールディングする。この時、情報オブジェクトが分割された状態でスクロール入力(即ち、情報オブジェクトを移動させる入力)が検出されると、スクロールジェスチャー(速度など)に比例する情報オブジェクトを分割線方向にスクロールさせる。従って、一つの画面に一度に表示することができない大きな情報オブジェクトを有する場合、本発明の多様な実施形態による電子装置は、設定された基準線周辺に望まない情報アイテムをフォールディングし、これにより情報アイテムを検索して複数の所望の情報アイテムを一つの画面に表示することができる。
【0112】
本明細書及び図面に開示した本発明の多様な実施形態は、本発明の技術内容を容易に説明して本発明の理解を助けるために特定例を提示したものであって、本発明の範囲を限定しようとするものではない。ここに開示した実施形態以外にも本発明の技術的思想に基づいて他の変形形態が実施可能であるということは本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に自明なものである。