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特許6261777音声プロンプト方法、装置、プログラム及び記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6261777
(24)【登録日】2017年12月22日
(45)【発行日】2018年1月17日
(54)【発明の名称】音声プロンプト方法、装置、プログラム及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/00 20060101AFI20180104BHJP
【FI】
   H04M1/00 B
   H04M1/00 S
【請求項の数】11
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2016-571464(P2016-571464)
(86)(22)【出願日】2015年10月28日
(65)【公表番号】特表2017-512046(P2017-512046A)
(43)【公表日】2017年4月27日
(86)【国際出願番号】CN2015093071
(87)【国際公開番号】WO2016119495
(87)【国際公開日】20160804
【審査請求日】2015年12月24日
(31)【優先権主張番号】201510038410.X
(32)【優先日】2015年1月26日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513224180
【氏名又は名称】小米科技有限責任公司
【氏名又は名称原語表記】Xiaomi Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】文 振威
(72)【発明者】
【氏名】▲許▼ 瑞▲軍▼
(72)【発明者】
【氏名】▲呉▼ 晶
【審査官】 山田 倍司
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2007/074596(WO,A1)
【文献】 特開2005−341187(JP,A)
【文献】 特開2003−016012(JP,A)
【文献】 特開2006−128783(JP,A)
【文献】 特開2008−124959(JP,A)
【文献】 国際公開第2007/004352(WO,A1)
【文献】 特開2013−187622(JP,A)
【文献】 国際公開第2004/107789(WO,A1)
【文献】 特開2008−167424(JP,A)
【文献】 中国特許出願公開第104104801(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/16
13/00
H04M 1/00
1/24−1/82
99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器に適用され、
未読通信メッセージを受信したか否かを検出することと、
前記未読通信メッセージを受信したことが検出された場合、前記電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度を取得することと、
前記信号強度に対応するプロンプト方式によって、前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことと、を含み、
前記信号強度に対応するプロンプト方式によって、前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことは、
前記信号強度が第1強度閾値より小さい時に、少なくとも前記未読通信メッセージの送信元及びメッセージ内容を含むプライバシー情報をマスキングするプロンプト方式で前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行い、又は前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことを禁止することと、
前記信号強度が前記第1強度閾値より大きく、且つ第2強度閾値より小さい時に、少なくとも前記未読通信メッセージの送信元を含む簡略な情報をプロンプトするプロンプト方式で前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことと、
前記信号強度が前記第2強度閾値より大きい時に、完備な情報をプロンプトするプロンプト方式で前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことと、を含むことを特徴とする音声プロンプト方法。
【請求項2】
前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行う時に、前記電子機器に接続している前記ウェアラブルデバイスの信号強度が前記第1強度閾値より小さいまで低減されたか否かをリアルタイムに検出することと、
前記電子機器に接続している前記ウェアラブルデバイスの信号強度が前記第1強度閾値より小さいまで低減されたことが検出された場合、前記未読通信メッセージに対する音声プロンプトを中断することと、をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項3】
前記電子機器に未読通信メッセージが存在しているか否かを検出することと、
前記電子機器に前記未読通信メッセージが存在していることが検出された場合、前記電子機器に接続している前記ウェアラブルデバイスの信号強度が前記第1強度閾値より大きいまで上昇されたか否かをリアルタイムに検出することと、
前記電子機器に接続している前記ウェアラブルデバイスの信号強度が前記第1強度閾値より大きいまで上昇されたことが検出された場合、前記信号強度に対応するプロンプト方式によって前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことと、をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度を取得することは、
前記電子機器に接続している前記ウェアラブルデバイスによりブロードキャスト送信された信号を取得し、前記信号の信号強度を得て、得られた前記信号強度を前記ウェアラブルデバイスの信号強度として確定し、又は、
前記電子機器に接続している前記ウェアラブルデバイスによりブロードキャスト送信された少なくとも2つの信号を取得し、取得された少なくとも2つの信号の信号強度の平均値を算出し、取得された前記平均値を前記ウェアラブルデバイスの信号強度として確定することを含むことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の方法。
【請求項5】
電子機器に適用され、
未読通信メッセージを受信したか否かを検出するように配置されている第1検出モジュールと、
前記未読通信メッセージを受信したことが前記第1検出モジュールにより検出された時に、前記電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度を取得するように配置されている取得モジュールと、
前記取得モジュールにより取得された前記信号強度に対応するプロンプト方式によって、前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように配置されている第1プロンプトモジュールと、を含み、
前記第1プロンプトモジュールは、
前記信号強度が第1強度閾値より小さい時に、少なくとも前記未読通信メッセージの送信元及びメッセージ内容を含むプライバシー情報をマスキングするプロンプト方式で前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行い、又は前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことを禁止するように配置されている第1プロンプトサブモジュールと、
前記信号強度が前記第1強度閾値より大きく、且つ第2強度閾値より小さい時に、少なくとも前記未読通信メッセージの送信元を含む簡略な情報をプロンプトするプロンプト方式で前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように配置されている第2プロンプトサブモジュールと、
前記信号強度が前記第2強度閾値より大きい時に、完備な情報をプロンプトするプロンプト方式で前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように配置されている第3プロンプトサブモジュールと、を含むことを特徴とする音声プロンプト装置。
【請求項6】
前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行う時に、前記電子機器に接続している前記ウェアラブルデバイスの信号強度が前記第1強度閾値より小さいまで低減されたか否かをリアルタイムに検出するように配置されている第2検出モジュールと、
前記電子機器に接続している前記ウェアラブルデバイスの信号強度が前記第1強度閾値より小さいまで低減されたことが第2検出モジュールにより検出された時に、前記未読通信メッセージに対する音声プロンプトを中断するように配置されている中断モジュールと、をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の装置。
【請求項7】
前記電子機器に未読通信メッセージが存在しているか否かを検出するように配置されている第3検出モジュールと、
前記電子機器に前記未読通信メッセージが存在していることが前記第3検出モジュールにより検出された時に、前記電子機器に接続している前記ウェアラブルデバイスの信号強度が前記第1強度閾値より大きいまで上昇されたか否かをリアルタイムに検出するように配置されている第4検出モジュールと、
前記電子機器に接続している前記ウェアラブルデバイスの信号強度が前記第1強度閾値より大きいまで上昇されたことが前記第4検出モジュールにより検出された時に、前記信号強度に対応するプロンプト方式によって前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように配置されている第2プロンプトモジュールと、をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の装置。
【請求項8】
前記取得モジュールは、
前記電子機器に接続している前記ウェアラブルデバイスによりブロードキャスト送信された信号を取得し、前記信号の信号強度を得て、得られた前記信号強度を前記ウェアラブルデバイスの信号強度として確定するように配置されている第1取得サブモジュール、又は、
前記電子機器に接続している前記ウェアラブルデバイスによりブロードキャスト送信された少なくとも2つの信号を取得し、取得された少なくとも2つの信号の信号強度の平均値を算出し、取得された前記平均値を前記ウェアラブルデバイスの信号強度として確定するように配置されている第2取得サブモジュールを含むことを特徴とする請求項の何れかに記載の装置。
【請求項9】
電子機器に適用され、
プロセッサと、
前記プロセッサにより実行可能な指令を記憶するためのメモリとを含み、
前記プロセッサが、
未読通信メッセージを受信したか否かを検出し、
前記未読通信メッセージを受信したことが検出された場合、前記電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度を取得し、
前記信号強度に対応するプロンプト方式によって、前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように配置され
前記信号強度に対応するプロンプト方式によって、前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことは、
前記信号強度が第1強度閾値より小さい時に、少なくとも前記未読通信メッセージの送信元及びメッセージ内容を含むプライバシー情報をマスキングするプロンプト方式で前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行い、又は前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことを禁止することと、
前記信号強度が前記第1強度閾値より大きく、且つ第2強度閾値より小さい時に、少なくとも前記未読通信メッセージの送信元を含む簡略な情報をプロンプトするプロンプト方式で前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことと、
前記信号強度が前記第2強度閾値より大きい時に、完備な情報をプロンプトするプロンプト方式で前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことと、を含むことを特徴とする音声プロンプト装置。
【請求項10】
プロセッサに実行されることにより、請求項1〜のいずれかに記載の音声プロンプト方法を実現することを特徴とするプログラム。
【請求項11】
請求項10に記載のプログラムが記録された記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【相互参照】
【0001】
本願は、出願番号がCN201510038410.Xで、出願日が2015年1月26日である中国特許出願に基づき優先権を主張し、該中国特許出願のすべての内容を本願に援用する。
【技術分野】
【0002】
本開示は、コンピュータ技術分野に関し、特に音声プロンプト方法装置、プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
音声プロンプト機能は、関連情報を直接に音声で読み上げることが可能であるため、ユーザーがスマートフォンに対して手動で確認することが省略されたので、スマートフォンにおける1つの標準な機能になる。
【0004】
音声プロンプト機能を利用して未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行う時に、ユーザーが先ずスマートフォンの音声プロンプト機能をオンにするとともに、プロンプト方式を設置する必要がある。スマートフォンが未読通信メッセージを受信した時に、全て設置された該プロンプト方式に基づいて、受信された未読通信メッセージの詳細内容に対して音声プロンプトを行うことができ、このようにして、ユーザーがスマートフォンのスクリーンを見ることができない時にも、音声プロンプトによって未読通信メッセージの詳細内容を取得することができる。
【発明の概要】
【0005】
係る技術における課題を解決するために、本開示が音声プロンプト方法装置、プログラム及び記録媒体を提供する。その技術方案は、下記のようである。
【0006】
本開示の実施例における第1方面によると、電子機器に適用される音声プロンプト方法が提供され、前記方法は、
未読通信メッセージを受信したか否かを検出することと、
前記未読通信メッセージを受信したことが検出された場合、前記電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度を取得することと、
前記信号強度に対応するプロンプト方式によって、前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことと、を含む。
【0007】
本開示の実施例における第2方面によると、電子機器に適用される音声プロンプト装置が提供され、前記装置は、
未読通信メッセージを受信したか否かを検出するように配置されている第1検出モジュールと、
前記未読通信メッセージを受信したことが前記第1検出モジュールにより検出された時に、前記電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度を取得するように配置されている取得モジュールと、
前記取得モジュールに取得された前記信号強度に対応するプロンプト方式によって、前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように配置されている第1プロンプトモジュールと、を含む。
【0008】
本開示の実施例における第3方面によると、電子機器に適用される音声プロンプト装置が提供され、前記装置は、
プロセッサと、
前記プロセッサにより実行可能な指令を記憶するためのメモリとを含み、
前記プロセッサが、
未読通信メッセージを受信したか否かを検出し、
前記未読通信メッセージを受信したことが検出された場合、前記電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度を取得し、
前記信号強度に対応するプロンプト方式によって、前記未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように配置されている。
本開示の実施例における第4方面によると、
プロセッサに実行されることにより、前記の音声プロンプト方法を実現することを特徴とするプログラムが提供される。
本開示の実施例における第5方面によると、前記のプログラムが記録された記録媒体が提供される。
【0009】
本開示の実施例に提供された技術方案は、下記の有益な効果を含む。
【0010】
未読通信メッセージを受信した時に、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度を取得するとともに、該信号強度に対応するプロンプト方式によって、該未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことによって、未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行う時のプロンプト方式がウェアラブルデバイスの信号強度によって限定可能であり、ウェアラブルデバイスの信号強度が通常にユーザーと電子機器との距離を表明するものであるため、ユーザーが電子機器から離れた時に、より安全な音声プロンプト方式で音声プロンプトを行うことが可能であるので、係る技術において同じプロンプト方式で未読通信メッセージの詳細内容を音声プロンプトを行う時に、ユーザーが離れている位置にいるため、プライバシーが漏れやすくなる問題を解決し、ユーザー情報のセキュリティーを向上する効果を達した。
【0011】
理解すべきのは、上記の一般的説明及び下記の詳細な説明は、例示のためのものだけであり、本開示を限定するためのものではない。
【図面の簡単な説明】
【0012】
ここの図面は、明細書に組み入れて本明細書の一部分を構成し、本発明に該当する実施例を例示するとともに、明細書とともに本発明の原理を解釈するために用いられる。
【0013】
図1】一部の例示的な実施例に係る音声プロンプト方法の実施環境の概略図である。
図2】1つの例示的な実施例に係る音声プロンプト方法のフローチャートである。
図3A】他の1つの例示的な実施例に係る音声プロンプト方法のフローチャートである。
図3B】1つの例示的な実施例に係る音声プロンプトの概略図である。
図3C】他の1つの例示的な実施例に係る音声プロンプトの概略図である。
図3D】さらに他の1つの例示的な実施例に係る音声プロンプトの概略図である。
図3E】1つの例示的な実施例に係る、音声プロンプトを中断する方法フローチャートである。
図3F】1つの例示的な実施例に係る、音声プロンプトを改めて行う方法フローチャートである。
図4】1つの例示的な実施例に係る音声プロンプト装置のブロック図である。
図5】他の1つの例示的な実施例に係る音声プロンプト装置のブロック図である。
図6】1つの例示的な実施例に係る音声プロンプトのための装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
ここで、図面に示される例示的な実施例について詳細に説明する。以下、図面に関連して説明する際に、特別な説明がない限り、異なる図面での同一符号は、同一または類似な要素を示す。以下の例示的な実施例で記載する実施例は、本発明に一致する全ての実施例を代表するわけではない。かえって、それらは、添付される特許請求の範囲で詳細に記載される本発明の一部の態様に一致する装置、及び方法の例に過ぎない。
【0015】
図1は、一部の例示的な実施例に係る音声プロンプト方法の実施環境の概略図であり、図1に示すように、該実施環境は、電子機器120とウェアラブルデバイス140とを含むことが可能である。
【0016】
電子機器120は、音声プロンプト機能を有する電子機器にされてよく、該電子機器がスマートフォン、タブレットPC、スマートテレビ、電子ブックリーダー、マルチメディアプレーヤー、ラップトップパソコン及びデスクトップパソコン等にされてよい。
【0017】
電子機器120とウェアラブルデバイス140との間は、無線ネットワークで接続されることが可能であり、該無線ネットワークがロー・パワー・ブルートゥース、Wi−Fi(Wireless−Fidelity)等にされてよい。
【0018】
ウェアラブルデバイス140が信号を放送可能なウェアラブルデバイスにされてよい。ここで言うウェアラブルデバイス140がスマートブレスレット、スマートウォッチ、スマートグラス等にされてよい。
【0019】
図2は、1つの例示的な実施例に係る音声プロンプト方法のフローチャートであり、図2に示すように、該音声プロンプト方法が図1に示された実施環境における電子機器120に適用され、ステップ201〜ステップ203を含む。
【0020】
ステップ201において、未読通信メッセージを受信したか否かを検出する。
【0021】
ステップ202において、未読通信メッセージを受信したことが検出された場合、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度を検出する。
【0022】
ステップ203において、信号強度に対応するプロンプト方式によって、未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行う。
【0023】
上記のように、本開示の実施例に提供された音声プロンプト方法は、未読通信メッセージを受信した時に、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度を取得するとともに、該信号強度に対応するプロンプト方式によって、該未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことによって、未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行う時のプロンプト方式がウェアラブルデバイスの信号強度によって限定可能であり、ウェアラブルデバイスの信号強度が通常にユーザーと電子機器との距離を表明するものであるため、ユーザーが電子機器から離れた時に、より安全な音声プロンプト方式で音声プロンプトを行うことが可能であるので、係る技術において同じプロンプト方式で未読通信メッセージの詳細内容に対して音声プロンプトを行う時に、ユーザーが離れている位置にいるため、プライバシーが漏れやすくなる問題を解決し、ユーザー情報のセキュリティーを向上する効果を達した。
【0024】
図3Aは、他の1つの例示的な実施例に係る音声プロンプト方法のフローチャートであり、図3Aに示すように、該音声プロンプト方法が図1に示された実施環境における電子機器120に適用され、ステップ301〜ステップ305を含む。
【0025】
ステップ301において、未読通信メッセージを受信したか否かを検出する。
【0026】
ここでの未読通信メッセージは、ユーザーに読まれていない、又は確認されていないSMS、音声通信メッセージ、リアルタイム通信メッセージ、MMS、プッシュ通知、警告メッセージ、マルチメディア通信メッセージ又は電子メール等にされてよい。
【0027】
実際の適用において、ユーザーは、音声プロンプトされようとする未読通信メッセージの特定類型を設置することができ、電子機器がユーザーの設置によって、特定類型の未読通信メッセージを受信したか否かを検出することができるが、ここで、特定類型の未読通信メッセージがSMS、音声通信メッセージ、リアルタイム通信メッセージ、MMS、プッシュ通知、警告メッセージ、マルチメディア通信メッセージ又は電子メール等のメッセージ類型のうちの1種、2種、複数種又は全部にされてよい。
【0028】
例えば、ユーザーがSMSのみを音声プロンプトを行う未読通信メッセージの類型として設置することができるが、電子機器がSMSを受信したか否かだけを検出することができ、又は、ユーザーがSMS及び音声通信メッセージを音声プロンプトを行う未読通信メッセージの類型として設置することができるが、電子機器がSMS又は音声通信メッセージを受信したか否かを検出することができ、又は、ユーザーがSMS及びリアルタイム通信メッセージを音声プロンプトを行う未読通信メッセージの類型として設置することができるが、電子機器がSMS又はリアルタイム通信メッセージを受信したか否かを検出することができ、又は、ユーザーがSMS、音声通信メッセージ及びリアルタイム通信メッセージを音声プロンプトを行う未読通信メッセージの類型として設置することができるが、電子機器がSMS、音声通信メッセージ又はリアルタイム通信メッセージを受信したか否かを検出することができる。
【0029】
ステップ302において、未読通信メッセージを受信したことが検出された場合、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度を取得する。
【0030】
電子機器は、未読通信メッセージを受信したことを検出した時に、受信された該電子機器に接続しているウェアラブルデバイスによりブロードキャスト送信された信号によって、該ウェアラブルデバイスの信号強度を確定することができる。電子機器は、該ウェアラブルデバイスの信号強度を確定する時に、下記の2種の方式で確定することができる。
【0031】
1種の方式において、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスによりブロードキャスト送信された信号を取得して、該信号の信号強度を得て、得られた信号強度を該ウェアラブルデバイスの信号強度として確定する。
【0032】
電子機器は、該電子機器に接続しているウェアラブルデバイスによりブロードキャスト送信された信号を取得した後、直接に該信号の信号強度を該電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度として確定し、このようにして、電子機器により取得されたウェアラブルデバイスの信号強度のリアルタイム性が高い。
【0033】
他の1種の方式において、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスによりブロードキャスト送信された少なくとも2つの信号を取得し、取得された少なくとも2つの信号の信号強度の平均値を算出し、取得された平均値を該ウェアラブルデバイスの信号強度として確定する。
【0034】
電子機器が該電子機器に接続しているウェアラブルデバイスによりブロードキャスト送信された複数の信号を取得した後、これらの信号の信号強度の平均値を算出し、算出して得られた平均値を該ウェアラブルデバイスの信号強度として確定し、このようにして、電子機器により取得されたウェアラブルデバイスの信号強度の正確性が高い。
【0035】
好ましくは、信号を取得するためにかかる時間が長いため音声プロンプトの適時性が悪い問題を回避するように、電子機器が短い時間内に該電子機器に接続しているウェアラブルデバイスによりブロードキャスト送信された複数の信号を取得してよく、例えば、1秒又は2秒内に複数の信号を取得する。
【0036】
例を挙げれば、電子機器が未読通信メッセージを受信した後の2秒内に、該電子機器に接続しているウェアラブルデバイスによりブロードキャスト送信された3つの信号を取得するとともに、これらの3つの信号に対応する信号強度がそれぞれ55%、62%、57%であることを取得し、計算で得られた平均値が58%であるが、58%を該ウェアラブルデバイスの信号強度として確定する。説明する必要があるのは、ここでパーセンテージを採用して信号強度を表したが、実際の適用の時に、RSSI(Received Signal Strength Indication)等を採用して信号強度を表してもよく、本実施例において信号強度の表し方式に対して限定しない。
【0037】
通常にウェアラブルデバイスがユーザーの身に装着されるので、ウェアラブルデバイスと電子機器との間の距離がユーザーと電子機器との間の距離を表明するために用いられることが可能であるが、電子機器が受信されたウェアラブルデバイスの情報によって確定したウェアラブルデバイスの信号強度が、通常にウェアラブルデバイスと電子機器との間の距離と正の相関関係になるため、ウェアラブルデバイスの信号強度がユーザーと電子機器との間の距離を指し示すために用いられることが可能である。この時に、ウェアラブルデバイスの信号強度を利用して電子機器における未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行う時のプロンプト方式を確定することが可能である。実際の適用において、電子機器がウェアラブルデバイスの信号強度を取得した後、取得された信号強度の大きさによって未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことが可能であり、下記のステップ303〜305を参照する。
【0038】
ステップ303において、信号強度が第1強度閾値より小さい時に、少なくとも未読通信メッセージの送信元及びメッセージ内容を含むプライバシー情報をマスキングするプロンプト方式で未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行い、又は、未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことを禁止する。
【0039】
電子機器がウェアラブルデバイスの信号強度を取得した後、該信号強度が第1強度閾値より小さいか否かを判断する。該信号強度が第1強度閾値より小さい時に、ユーザーが電子機器から離れて、又はユーザーと電子機器との間の遮断物が多いことを表明し、ユーザーのプライバシーを守って、未読通信メッセージに対する音声プロンプトによるプライバシーの漏れを回避するために、電子機器がプライバシー情報をマスキングするプロンプト方式で未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことが可能であり、例えば音声プロンプトの内容に未読通信メッセージの送信元及びメッセージ内容が含まれなく、該未読通信メッセージを受信したことだけが含まれる。好ましくは、該信号強度が第1強度閾値より小さい時に、ユーザーのプライバシーをよりよく守って、未読通信メッセージに対する音声プロンプトによるプライバシーの漏れを回避するために、電子機器が未読通信メッセージに対して音声プロンプトしなくてもよい。
【0040】
例を挙げれば、図3Bは、1つの例示的な実施例に係る音声プロンプトの概略図である。図3Bに示すように、第1強度閾値が30%であり、電子機器がSMSを受信した後、該電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度が27%であることを取得し、この時に検出された該ウェアラブルデバイスの信号強度が第1強度閾値30%より小さいため、ユーザーが電子機器から離れたことを表明し、この時に、電子機器がプライバシー情報をマスキングするプロンプト方式で該SMSに対して「貴方が1通のSMSを受信した」と音声プロンプトを行うことができる。この音声プロンプトに該SMSの送信元及びSMSの内容が含まれない。1通のSMSがあったことだけをユーザーに通知することにより、未読通信メッセージに対してプロンプトする目的を達するだけではなく、ユーザーの通信プライバシーを守ることも実現した。
【0041】
ステップ304において、信号強度が第1強度閾値より大きく、且つ第2強度閾値より小さい時に、少なくとも未読通信メッセージの送信元を含む簡略な情報をプロンプトするプロンプト方式で未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行う。
【0042】
電子機器がウェアラブルデバイスの信号強度を取得するとともに、該信号強度が第1強度閾値より大きい時に、該信号強度が第2強度閾値より小さいか否かを判断する。該信号強度が第1強度閾値より大きく、且つ第2強度閾値より小さい時に、電子機器が簡略な情報をプロンプトするプロンプト方式で未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行い、例えば、該未読通信メッセージの送信元だけをプロンプトし、該送信元が送信元の番号、ペットネーム、名前等にされてよい。例を挙げれば、受信された未読通信メッセージがSMS又は音声通信メッセージである時に、電子機器が送信元の番号によって該電子機器のアドレス帳において該送信元の番号に対応する名前が存在するか否かを検索することが可能であり、存在する場合、検索された名前を該未読通信メッセージの送信元として確定するとともに、確定された送信元によって音声プロンプトを行うようになり、存在しない場合、該送信元の番号を該未読通信メッセージの送信元として確定するとともに、確定された送信元によって音声プロンプトを行うようになる。さらに例を挙げれば、受信された未読通信メッセージがリアルタイム通信メッセージである時に、電子機器が送信元の番号によって該電子機器にオンされたリアルタイム通信プログラムのアドレス帳において該送信元の番号に対応する名前又はペットネームが存在するか否かを検索する調べることができ、存在する場合、検索された名前又はペットネームを該未読通信メッセージの送信元として確定するとともに、確定された送信元によって音声プロンプトを行うようになり、存在しない場合、該送信元の番号を該未読通信メッセージの送信元として確定するとともに、確定された送信元によって音声プロンプトを行うようになる。
【0043】
例を挙げれば、図3Cは、他の1つの例示的な実施例に係る音声プロンプトの概略図である。図3Cに示すように、第1強度閾値が30%であり、第2強度閾値が60%であり、電子機器がSMSを受信した後、該電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度が55%であることを取得し、この時に検出された該ウェアラブルデバイスの信号強度が第1強度閾値30%より大きく、且つ第2強度閾値60%より小さく、この時に、電子機器が簡略な情報をプロンプトするプロンプト方式で未読通信メッセージに対して「王くんが貴方に1通のSMSを送信した」と音声プロンプトを行うことができる。この音声プロンプトにおいて送信元及び未読通信メッセージの類型だけが含まれ、ユーザーに該未読通信メッセージの関連情報を概略に了解させ、ユーザーが取得された関連情報によって該未読通信メッセージを直ちに見るか否かを便利に確定できる。
【0044】
ステップ305において、信号強度が第2強度閾値より大きい時に、完備な情報をプロンプトするプロンプト方式で未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行う。
【0045】
電子機器がウェアラブルデバイスの信号強度を取得するとともに、該信号強度が第2強度閾値より大きい時に、電子機器が完備な情報をプロンプトするプロンプト方式で未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことができ、即ち、電子機器が該未読通信メッセージの送信元及びメッセージ内容等を音声で通知することができる。
【0046】
例を挙げれば、図3Dは、更に他の1つの例示的な実施例に係る音声プロンプトの概略図である。図3Dに示すように、第2強度閾値が60%であり、電子機器がSMSを受信した後、該電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度が88%であることを取得し、この時に検出された該ウェアラブルデバイスの信号強度が第2強度閾値60%より大きく、この時に、電子機器が完備な情報をプロンプトするプロンプト方式で未読通信メッセージに対して「王くんが貴方に「私が食事をおごるから、来ないか。」という1通のSMSを送信した」と音声プロンプトを行うことができる。この音声プロンプトにおいて未読通信メッセージの全部内容が含まれ、この時に、ユーザーが何れの操作もする必要がなく該未読通信メッセージの全部内容を取得することができ、ユーザーが電子機器のスクリーンを見ることができない時に未読通信メッセージを取得する効率を向上した。
【0047】
説明する必要があるのは、電子機器に取得されたウェアラブルデバイスの信号強度に対応するプロンプト方式が必ずしも上記のステップ303〜ステップ305の記載によるものであるわけではなく、信号強度に対応するプロンプト方式がユーザーにより自体のニーズに基いて設置することができる。例えば、各信号強度に対応するプロンプト方式を全て、完備な情報をプロンプトするプロンプト方式で未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように設置してもよく、又は、全て簡略な情報をプロンプトするプロンプト方式で未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように設置してもよく、又は、全てプライバシー情報をマスキングするプロンプト方式で未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように設置してもよく、又は、全て未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことを禁止するように設置してくよい。第2強度閾値より小さい信号強度に対応するプロンプト方式をプライバシー情報をマスキングするプロンプト方式で未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように設置するとともに、第2強度閾値より大きい信号強度に対応するプロンプト方式を完備な情報をプロンプトするプロンプト方式で未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように設置してもよく、第1強度閾値より小さい信号強度に対応するプロンプト方式を未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことを禁止するように設置するとともに、第1強度閾値より大きい信号強度に対応するプロンプト方式を簡略な情報をプロンプトするプロンプト方式で未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように設置してもよい。
【0048】
好ましくは、異なる類型の未読通信メッセージに対して異なるプロンプト方式を設置して音声プロンプトを行うことが可能であり、例えば、SMSに対して、第2強度閾値より小さい信号強度に対応するプロンプト方式をプライバシー情報をマスキングするプロンプト方式で未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように設置するとともに、第2強度閾値より大きい信号強度に対応するプロンプト方式を完備な情報をプロンプトするプロンプト方式で未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように設置することができ、音声通信メッセージに対して、第1強度閾値より小さい信号強度に対応するプロンプト方式を未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことを禁止するように設置するとともに、第1強度閾値より大きい信号強度に対応するプロンプト方式を簡略な情報をプロンプトするプロンプト方式で未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように設置することができ、リアルタイム通信メッセージに対して、第1強度閾値より小さい信号強度に対応するプロンプト方式をプライバシー情報をマスキングするプロンプト方式で未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように設置するとともに、第1強度閾値より大きい信号強度に対応するプロンプト方式を簡略な情報をプロンプトするプロンプト方式で未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように設置することができる。
【0049】
上記のように、本開示の実施例に提供された音声プロンプト方法は、未読通信メッセージを受信した時に、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度を取得するとともに、該信号強度に対応するプロンプト方式によって、該未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことによって、未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行う時のプロンプト方式がウェアラブルデバイスの信号強度によって限定可能であり、ウェアラブルデバイスの信号強度が通常にユーザーと電子機器との距離を表明するものであるため、ユーザーが電子機器から離れた時に、より安全な音声プロンプト方式で音声プロンプトを行うことが可能であるので、係る技術において同じプロンプト方式で未読通信メッセージの詳細内容に対して音声プロンプトを行う時に、ユーザーが離れている位置にいるため、プライバシーが漏れやすくなる問題を解決し、ユーザー情報のセキュリティーを向上する効果を達した。
【0050】
また、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスによりブロードキャスト送信された少なくとも2つの信号を取得し、取得された少なくとも2つの信号の信号強度の平均値を算出し、得られた平均値をウェアラブルデバイスの信号強度として確定することによって、複数に取得された電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度の平均値を該ウェアラブルデバイスの信号強度とすることができるので、ウェアラブルデバイスの信号強度を1回だけ取得することにより、取得された信号強度の正確性が低い問題を解決して、取得された信号強度の正確性を向上する効果を達した。
【0051】
1種の可能な実施例において、電子機器が未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行う時に、ユーザーが歩いている状態にあるとともに、ユーザーが該電子機器を身に付けていない可能性があり、即ち、ユーザーに装着されたウェアラブルデバイスと電子機器との間の距離が変化し、この時に、該電子機器が該電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度をリアルタイムに検出する必要があり、ユーザーが電子機器から離れた時に電子機器が依然として音声プロンプトを行うことによりユーザー情報が漏れてしまう問題を防止するように、該信号強度が小さすぎる時に未読通信メッセージに対する音声プロンプトを中断するようになる。下記のステップ306〜ステップ307を参照する。
【0052】
図3Eは、1つの例示的な実施例に係る、音声プロンプトを中断する方法フローチャートである。
【0053】
ステップ306において、未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行う時に、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度が第1強度閾値より小さいまで低減されたか否かをリアルタイムに検出する。
【0054】
電子機器が未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行う時に、該電子機器に接続しているウェアラブルデバイスによりブロードキャスト送信された信号をリアルタイムに受信するとともに、該電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度を確定し、該信号強度が第1強度閾値より小さいまで低減されたか否かを検出する。
【0055】
ステップ307において、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度が第1強度閾値より小さいまで低減されたことが検出された場合、未読通信メッセージに対する音声プロンプトを中断する。
【0056】
電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度が第1強度閾値より小さいまで低減されたことが検出された時に、ユーザーが既に該電子機器から離れたことを表明し、この時に、ユーザー情報の漏れを防止するように電子機器が未読通信メッセージに対する音声プロンプトを中断することができる。
【0057】
本実施例において、未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行う時に、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度が第1強度閾値より小さいまで低減されたことが検出された時に、未読通信メッセージに対する音声プロンプトを中断することによって、ユーザーが電子機器から離れた時に未読通信メッセージに対する音声プロンプトを中断することができるため、ユーザーが電子機器から離れた時に、電子機器が未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行い続くことにより、ユーザー情報が漏れてしまう問題を解決し、ユーザー情報のセキュリティーを向上する効果を達した。
【0058】
1種の可能な実施例において、電子機器が未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行った後、ユーザーが電子機器から離れているため該音声プロンプトを聞こえない可能性があり、ユーザーが電子機器に近づいた時に、電子機器が改めて未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことができる。下記のステップ308〜ステップ310を参照する。
【0059】
図3Fは、1つの例示的な実施例に係る、音声プロンプトを改めて行う方法フローチャートである。
【0060】
ステップ308において、電子機器に未読通信メッセージが存在しているか否かを検出する。
【0061】
ここでの未読通信メッセージがユーザーに未だ読まれていない、又は確認されていないSMS、音声通信メッセージ又はリアルタイム通信メッセージ等にされてよい。
【0062】
該未読通信メッセージが電子機器に音声プロンプトされた後、ユーザーに読まれていない未読通信メッセージにされてよく、電子機器がユーザーから離れた時に受信した、音声プロンプトを行わないとともに、ユーザーに読まれていない未読通信メッセージにされても良く、電子機器に音声プロンプトされる時に、ユーザーが該電子機器から離れたことにより音声プロンプトが中断されるとともに、ユーザーに読まれていない未読通信メッセージにされてもよい。
【0063】
ステップ309において、電子機器に未読通信メッセージが存在していることが検出された場合、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度が第1強度閾値より大きいまで上昇されたか否かをリアルタイムに検出する。
【0064】
電子機器が未読通信メッセージが存在していることを検出した後、該電子機器に接続しているウェアラブルデバイスによりブロードキャスト送信された信号をリアルタイムに受信するとともに、該電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度を確定し、該信号強度が第1強度閾値より大きいまで上昇されたか否かを検出する。
【0065】
好ましくは、同じ未読通信メッセージに対して複数回音声プロンプトを行うことによりユーザーに迷惑をかけてしまう問題を回避するために、ユーザーが予定プロンプト回数閾値を設置することによって同じ未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行う回数をコントロールすることができる。電子機器が未読通信メッセージが存在していることを検出した後、該未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行った回数が予定プロンプト回数閾値に達したか否かを検出可能であり、該未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行った回数が予定プロンプト回数閾値に達したことを検出した場合、該未読通信メッセージに対して再び音声プロンプトを行うことを停止することができる。例を挙げれば、予定プロンプト回数閾値を3回に設置することができ、同じ未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行った回数が3回に達したことが検出された後、複数回の音声プロンプトによりユーザーに迷惑をかけてしまうことを回避するように、電子機器が該未読通信メッセージに対して再び音声プロンプトを行うことを停止することができる。好ましくは、ユーザーの相応的なニーズを満たすように、ユーザーが異なる類型の未読通信メッセージに対して異なる予定プロンプト回数閾値を設置することもできる。
【0066】
好ましくは、該未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行った回数が予定プロンプト回数閾値に達していないことが検出された時に、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度が第1強度閾値より大きいまで上昇されたか否かをリアルタイムに検出するステップを実行する。
【0067】
ステップ310において、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度が第1強度閾値より大きいまで上昇されたことが検出された場合、該信号強度に対応するプロンプト方式によって未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行う。
【0068】
電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度が第1強度閾値より大きいまで上昇されたことが検出された時に、ユーザーが該電子機器に近づいていることを表明し、この時に、ユーザーが未だ未読通信メッセージを読んでいなく、重要なメッセージを逃がさないようにユーザーが直ちに読むことを保証するために、電子機器が検出された信号強度に対応するプロンプト方式によって未読通信メッセージに対して再び音声プロンプトを行うこともできる。
【0069】
本実施例において、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度が第1強度閾値より大きいまで上昇されたことが検出された時に、存在している未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことによって、ユーザーが電子機器に近づいている時に存在している未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことができるため、未読通信メッセージに対して1回だけ音声プロンプトを行うことにより、ユーザーが電子機器の周辺にいない時にユーザーが未読通信メッセージを逃がしてしまうことが発生し易い問題を解決し、音声プロンプトのプロンプト効果を向上する効果を達した。
【0070】
下記は、本開示の装置実施例であり、本開示の方法実施例を実行するために用いられるものである。本開示の装置実施例において説明しなかった細かい点について、本開示の方法実施例を参照する。
【0071】
図4は、1つの例示的な実施例に係る音声プロンプト装置のブロック図であり、図4に示すように、該音声プロンプト装置が図1に示された実施環境における電子機器120に適用され、該音声プロンプト装置が第1検出モジュール401、取得モジュール402及び第1プロンプトモジュール403を含むが、これに限らない。
【0072】
該第1検出モジュール401は、未読通信メッセージを受信したか否かを検出するように配置されている。
【0073】
該取得モジュール402は、未読通信メッセージを受信したことが第1検出モジュール401により検出された時に、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度を取得するように配置されている。
【0074】
該第1プロンプトモジュール403は、取得モジュール402により取得された信号強度に対応するプロンプト方式によって、未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように配置されている。
【0075】
上記のように、本開示の実施例により提供された音声プロンプト装置は、未読通信メッセージを受信した時に、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度を取得するとともに、該信号強度に対応するプロンプト方式に基いて、該未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことによって、未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行う時のプロンプト方式がウェアラブルデバイスの信号強度によって限定可能であり、ウェアラブルデバイスの信号強度が通常にユーザーと電子機器との距離を表明するものであるため、ユーザーが電子機器から離れた時に、より安全な音声プロンプト方式で音声プロンプトを行うことが可能であるので、係る技術において同じプロンプト方式で未読通信メッセージの詳細内容を音声プロンプトを行う時に、ユーザーが離れた位置にいるため、プライバシーが漏れやすい問題を解決し、ユーザー情報のセキュリティーを向上する効果を達した。
【0076】
図5は、他の1つの例示的な実施例に係る音声プロンプト装置のブロック図であり、図5に示すように、該音声プロンプト装置が図1に示された実施環境における電子機器120に適用され、該音声プロンプト装置が第1検出モジュール501、取得モジュール502及び第1プロンプトモジュール503を含むが、これに限らない。
【0077】
該第1検出モジュール501は、未読通信メッセージを受信したか否かを検出するように配置されている。
【0078】
該取得モジュール502は、未読通信メッセージを受信したことが第1検出モジュール501により検出された時に、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度を取得するように配置されている。
【0079】
該第1プロンプトモジュール503は、取得モジュール502に取得された信号強度に対応するプロンプト方式によって、未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように配置されている。
【0080】
1種の可能な実施例において、該第1プロンプトモジュール503が第1プロンプトサブモジュール503a、第2プロンプトサブモジュール503b又は第3プロンプトサブモジュール503cを含むことが可能である。
【0081】
該第1プロンプトサブモジュール503aは、信号強度が第1強度閾値より小さい時に、少なくとも未読通信メッセージの送信元及びメッセージ内容を含むプライバシー情報をマスキングするプロンプト方式で未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行い、又は未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことを禁止するように配置されている。
【0082】
該第2プロンプトサブモジュール503bは、信号強度が第1強度閾値より大きく、且つ第2強度閾値より小さい時に、少なくとも未読通信メッセージの送信元を含む簡略な情報をプロンプトするプロンプト方式で未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように配置されている。
【0083】
該第3プロンプトサブモジュール503cは、信号強度が第2強度閾値より大きい時に、完備な情報をプロンプトするプロンプト方式で未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように配置されている。
【0084】
1種の可能な実施例において、該音声プロンプト装置は、第2検出モジュール504及び中断モジュール505をさらに含むことが可能である。
【0085】
該第2検出モジュール504は、未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行う時に、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度が第1強度閾値より小さいまで低減されたか否かをリアルタイムに検出するように配置されている。
【0086】
該中断モジュール505は、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度が第1強度閾値より小さいまで低減されたことが第2検出モジュール504により検出された時に、未読通信メッセージに対する音声プロンプトを中断するように配置されている。
【0087】
1種の可能な実施例において、該音声プロンプト装置は、第3検出モジュール506、第4検出モジュール507及び第2プロンプトモジュール508をさらに含むことが可能である。
【0088】
該第3検出モジュール506は、電子機器に未読通信メッセージが存在しているか否かを検出するように配置されている。
【0089】
該第4検出モジュール507は、電子機器に未読通信メッセージが存在していることが第3検出モジュール506により検出された時に、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度が第1強度閾値より大きいまで上昇されたか否かをリアルタイムに検出するように配置されている。
【0090】
該第2プロンプトモジュール508は、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度が第1強度閾値より大きいまで上昇されたことが第4検出モジュール507により検出された時に、該信号強度に対応するプロンプト方式によって未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように配置されている。
【0091】
1種の可能な実施例において、該取得モジュール502は、第1取得サブモジュール502a又は第2取得サブモジュール502bを含むことが可能である。
【0092】
該第1取得サブモジュール502aは、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスによりブロードキャスト送信された信号を取得して、該信号の信号強度を得て、得られた信号強度を該ウェアラブルデバイスの信号強度として確定するように配置され、又は
該第2取得サブモジュール502bは、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスによりブロードキャスト送信された少なくとも2つの信号を取得して、取得された少なくとも2つの信号の信号強度の平均値を算出し、得られた平均値を該ウェアラブルデバイスの信号強度として確定するように配置されている。
【0093】
上記のように、本開示の実施例により提供された音声プロンプト装置は、未読通信メッセージを受信した時に、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度を取得するとともに、該信号強度に対応するプロンプト方式によって、該未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことによって、未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行う時のプロンプト方式がウェアラブルデバイスの信号強度によって限定可能であり、ウェアラブルデバイスの信号強度が通常にユーザーと電子機器との距離を表明するものであるため、ユーザーが電子機器から離れた時に、より安全な音声プロンプト方式で音声プロンプトを行うことが可能であるので、係る技術において同じプロンプト方式で未読通信メッセージの詳細内容に対して音声プロンプトを行う時に、ユーザーが離れている位置にいるため、プライバシーが漏れやすい問題を解決し、ユーザー情報のセキュリティーを向上する効果を達した。
【0094】
また、未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行う時に、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度が第1強度閾値より小さいまで低減されたことが検出された時に、未読通信メッセージに対する音声プロンプトを中断することによって、ユーザーが電子機器から離れた時に未読通信メッセージに対する音声プロンプトを中断できるため、ユーザーが電子機器から離れた時に、電子機器が未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行い続くことにより、ユーザー情報が漏れてしまう問題を解決し、ユーザー情報のセキュリティーを向上する効果を達した。
【0095】
また、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスによりブロードキャスト送信された少なくとも2つの信号を取得し、取得された少なくとも2つの信号の信号強度の平均値を算出し、得られた平均値をウェアラブルデバイスの信号強度として確定することによって、複数回に取得された電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度の平均値を該ウェアラブルデバイスの信号強度とすることができるので、ウェアラブルデバイスの信号強度を1回だけ取得することにより、取得された信号強度の正確性が低い問題を解決して、取得された信号強度の正確性を向上する効果を達した。
【0096】
また、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度が第1強度閾値より大きいまで上昇されたことが検出された時に、存在している未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことによって、ユーザーが電子機器に近づいている時に存在している未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うことができるため、未読通信メッセージに対して1回だけ音声プロンプトを行うことにより、ユーザーが電子機器の周辺にいない時にユーザーが未読通信メッセージを逃がしてしまうことが発生し易い問題を解決し、音声プロンプトのプロンプト効果を向上する効果を達した。
【0097】
上記の実施例における装置に関し、その中に、各モジュールが操作を実行する具体的な方式は、該方法に関する実施例において既に詳細に説明され、ここで詳細に説明しない。
【0098】
本開示の例示的な実施例は、音声プロンプト装置が提供され、該音声プロンプト装置が電子機器に適用され、本開示により提供された音声プロンプト方法が実現されることが可能であり、該音声プロンプト装置は、プロセッサと、プロセッサにより実行可能な指令を記憶するためのメモリとを含み、
前記プロセッサが、
未読通信メッセージを受信したか否かを検出し、
未読通信メッセージを受信したことが検出された場合、電子機器に接続しているウェアラブルデバイスの信号強度を取得し、
信号強度に対応するプロンプト方式によって、未読通信メッセージに対して音声プロンプトを行うように配置されている。
【0099】
図6は、1つの例示的な実施例に係る音声プロンプトのための装置のブロック図である。例えば、装置600は、音声通知機能を有する携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信装置、ゲームコンソール、タブレット装置、医療設備、フィットネス装置、PDAなどである。
【0100】
図6を参照すると、装置600は、プロセスアセンブリ602、メモリ604、電源アセンブリ606、マルチメディアアセンブリ608、オーディオアセンブリ610、入出力(I/O)インタフェース612、センサアセンブリ614、及び通信アセンブリ616のような1つ又は複数のアセンブリを含んでもよい。
【0101】
プロセスアセンブリ602は、一般的には装置600の全体の動作を制御するものであり、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作と関連する操作を制御する。プロセスアセンブリ602は、1つ以上のプロセッサ618を含み、これらによって命令を実行することにより、上記の方法の全部、又は一部のステップを実現するようにしてもよい。なお、プロセスアセンブリ602は、1つ以上のモジュールを含んでプロセスアセンブリ602と他のアセンブリの間のインタラクションを容易にしてもよい。例えば、プロセスアセンブリ602は、マルチメディアモジュールを含んでマルチメディアアセンブリ608とプロセスアセンブリ602の間のインタラクションを容易にしてもよい。
【0102】
メモリ604は、各種類のデータを記憶することにより装置600の動作を支援するように構成される。これらのデータの例は、装置600において操作されるいずれのアプリケーションプログラム又は方法の命令、連絡対象データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ604は、いずれかの種類の揮発性メモリ、不揮発性メモリ記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよく、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、ROM(Read Only Member)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、又は光ディスクである。
【0103】
電源アセンブリ606は、装置600の各アセンブリに電力を供給する。電源アセンブリ606は、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び装置600のための電力の生成、管理、及び割り当てに関連する他のアセンブリを含んでもよい。
【0104】
マルチメディアアセンブリ608は、上記装置600とユーザの間に1つの出力インタフェースを提供するスクリーンを含む。部分実施例において、スクリーンは、液晶モニター(LCD)とタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンがタッチパネルを含むことにより、スクリーンはタッチスクリーンを実現することができ、ユーザからの入力信号を受信することができる。タッチパネルは、1つ以上のタッチセンサを含み、タッチ、スライド、及びタッチパネル上のジェスチャを検出することができる。上記タッチセンサは、タッチ、又はスライド動作の境界だけでなく、上記タッチ、又はスライド操作に係る継続時間、及び圧力も検出できる。部分実施例において、マルチメディアアセンブリ608は、1つのフロントカメラ、及び/又はリアカメラを含む。装置600が、例えば撮影モード、又はビデオモード等の操作モードにある場合、フロントカメラ、及び/又はリアカメラは外部からマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラとリアカメラのそれぞれは、1つの固定型の光レンズ系、又は可変焦点距離と光学ズーム機能を有するものであってもよい。
【0105】
オーディオアセンブリ610は、オーディオ信号を入出力するように構成される。例えば、オーディオアセンブリ610は、1つのマイク(MIC)を含み、装置600が、例えば呼出しモード、記録モード、及び音声認識モード等の操作モードにある場合、マイクは外部のオーディオ信号を受信することができる。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ604に記憶されたり、通信アセンブリ616を介して送信されたりする。部分実施例において、オーディオアセンブリ610は、オーディオ信号を出力するための1つのスピーカーをさらに含む。
【0106】
I/Oインタフェース612は、プロセスアセンブリ602と周辺インタフェースモジュールの間にインタフェースを提供するものであり、上記周辺インタフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、ボリュームボタン、起動ボタン、ロッキングボタンを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0107】
センサアセンブリ614は、装置600に各方面の状態に対する評価を提供するための1つ以上のセンサを含む。例えば、センサアセンブリ614は、装置600のON/OFF状態、装置600のディスプレイとキーパッドのようなアセンブリの相対的な位置決めを検出できる。また、センサアセンブリ614は、装置600、又は装置600の1つのアセンブリの位置変更、ユーザと装置600とが接触しているか否か、装置600の方位、又は加速/減速、装置600の温度の変化を検出できる。センサアセンブリ614は、何れの物理的接触がない状態にて付近の物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサアセンブリ614は、撮影アプリケーションに適用するため、CMOS、又はCCD画像センサのような光センサを含んでもよい。部分実施例において、当該センサアセンブリ614は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、及び温度センサをさらに含んでもよい。
【0108】
通信アセンブリ616は、装置600と他の機器の間に有線、又は無線形態の通信を提供する。装置600は、例えばWiFi、2G、3G、又はこれらの組み合わせのような、通信規格に基づいた無線ネットワークに接続されてもよい。1つの例示的な実施例において、通信アセンブリ616は、放送チャンネルを介して外部の放送管理システムからの放送信号、又は放送に関連する情報を受信する。1つの例示的な実施例において、上記通信アセンブリ616は、近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含むことにより、近距離通信をプッシュする。例えば、NFCモジュールは、RFID(Radio Frequency IDentification)技術、IrDA(Infrared Data Association)技術、UWB(Ultra Wide Band)技術、BT(Bluetooth)技術、及び他の技術に基づいて実現できる。
【0109】
例示的な実施例において、装置600は、1つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、DSPD(Digital Signal Processing Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されるものであり、上記方法を実行する。
【0110】
例示的な実施例において、命令を含むコンピュータ読取り可能な不揮発性の記録媒体、例えば命令を含むメモリ604をさらに提供し、装置600のプロセッサ618により上記命令を実行して上記方法を実現する。例えば、上記コンピュータ読取り可能な不揮発性の記録媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶デバイス等である。
【0111】
当業者は、明細書に対する理解、及び明細書に記載された発明に対する実施を通じて、本発明の他の実施形態を容易に得ることができる。本発明は、本発明に対する任意の変形、用途、または適応的な変化を含み、このような変形、用途、または適応的な変化は、本発明の一般的な原理に従い、本発明では開示していない本技術分野の公知の知識、または通常の技術手段を含む。明細書と実施例は、ただ例示的なものであって、本発明の本当の範囲と主旨は、以下の特許請求の範囲によって示される。
【0112】
本発明は、上記で記述し、図面で図示した特定の構成に限定されず、その範囲を離脱しない状況で、様様な修正と変更を実現できる。本発明の範囲は、添付される特許請求の範囲のみにより限定される。
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図3E
図3F
図4
図5
図6