【実施例1】
【0028】
図1は、本発明の一態様である実施例1に係るLEDランプ駆動システム1000の構成の一例を示す図である。
【0029】
LEDランプ駆動システム1000は、LEDランプ装置Xと、LEDランプ装置Xを駆動するLEDランプレギュレータ100と、LEDランプレギュレータ100に電力を供給するバッテリBと、を備える。
【0030】
そして、LEDランプ装置Xは、カソード側が第1のLED端子TL1に接続される第1のLEDランプLC1と、第1のLEDランプLC1と直列に接続され且つアノード側が接地FGに接続される第2のLEDランプLC2と、第1のLEDランプLC1又は第2のLEDランプLC2の一方のみと並列に接続され且つユーザにより導通状態又は遮断状態に操作されるスイッチ回路SWと、を備える。
【0031】
なお、
図1の例では、スイッチ回路SWは、第2のLEDランプLC2と並列に接続されている。
【0032】
例えば、スイッチ回路SWが導通状態になるとスイッチ回路SWに並列に接続された第2のLEDランプLC2のカソードとアノードとの間が短絡される。一方、スイッチ回路SWが遮断状態になるとスイッチ回路SWに並列に接続された第2のLEDランプLC2に電流が流れる状態になる。
【0033】
このLEDランプ装置Xは、例えば、2輪車のヘッドランプであり、ユーザの操作によるスイッチ回路SWの導通状態と遮断状態に切り換えにより、ヘッドランプのハイビームとロービームが切り換えられる。
【0034】
ここで、LEDランプレギュレータ100は、バッテリBの正極が接続される第1のバッテリ端子TB1と、バッテリBの負極および接地FGに接続される第2のバッテリ端子TB2と、接地FGとの間にLEDランプ装置X(第1のLEDランプLC1のカソードカソード側)が接続される第1のLED端子TL1と、を備える。
【0035】
また、LEDランプレギュレータ100は、一端(ソース)が第1のバッテリ端子TB1に接続されたスイッチ素子Q1と、一端がスイッチ素子Q1の他端(ドレイン)に接続された結合コンデンサC2と、結合コンデンサC2の他端と第1のLED端子TL1との間に接続され、カップルドインダクタを構成する第1のインダクタL1と、一端が結合コンデンサC2の一端に接続され、既述のカップルドインダクタを構成する第2のインダクタL2と、を備える。
【0036】
なお、スイッチ素子Q1は、例えば、
図1に示すように、第1のバッテリ端子TB1と結合コンデンサC2の一端との間に接続され、定電流PWM制御回路PCによりゲート電圧が制御されるMOSトランジスタである。
【0037】
また、LEDランプレギュレータ100は、第1のバッテリ端子TB1と第2のバッテリ端子TB2との間に接続された入力平滑化コンデンサC1を備える。
【0038】
これにより、第1のバッテリ端子TB1と第2のバッテリ端子TB2との間の電圧が平滑化される。
【0039】
また、LEDランプレギュレータ100は、カソードが結合コンデンサC2の他端に接続され、アノードが第2のインダクタL2の他端に接続されたダイオードD1と、第2のインダクタL2の他端と第2のバッテリ端子TB2との間に接続された検出抵抗R1と、を備える。
【0040】
ここで、第2のインダクタL2は、第1のインダクタL1に流れる励磁電流に対応して、第1のインダクタL1と第2のインダクタL2との巻数比により決まる励磁電流が流れる。
【0041】
これにより、検出抵抗R1は、第1のインダクタL1に流れる励磁電流に応じた電流が流れることとなる。
【0042】
なお、第2のインダクタL2の巻数は、例えば、第1のインダクタL1の巻数よりも、小さくなるように設定されている。
【0043】
また、LEDランプレギュレータ100は、検出抵抗R1に流れる検出電流に基づいて、第1のLED端子TL1に流れるLED電流が目標値になるように、スイッチ素子Q1をPWM制御する定電流PWM制御回路PCを備える。
【0044】
ここで、定電流PWM制御回路PCは、検出抵抗R1に流れる検出電流に基づいて、第1のLED端子TL1に流れるLED電流が予め設定された出力上限値以下になるように、スイッチ素子Q1をPWM制御するようになっている。これにより、LEDランプに流れる電流が出力上限値以下に制御される。
【0045】
言い換えれば、定電流PWM制御回路PCは、検出抵抗R1に流れる検出電流が予め設定された検出上限値以下になるように、スイッチ素子Q1をPWM制御するようにしてもよい。例えば、定電流PWM制御回路PCは、検出抵抗R1に流れる検出電流が検出上限値に達したらスイッチ素子Q1をオンからオフに制御する。
【0046】
これにより、検出抵抗R1に流れる電流が検出上限値以下に制御される。
【0047】
次に、以上のような構成を有するLEDランプ駆動システム1000におけるLEDランプレギュレータ100の動作の一例について、説明する。
【0048】
LEDランプレギュレータ100の定電流PWM制御回路PCは、検出抵抗R1に流れる検出電流に基づいて、第1のLED端子TL1に流れるLED電流が目標値になるように、スイッチ素子Q1をPWM制御する。
【0049】
ここで、例えば、スイッチ回路SWが導通状態になるとスイッチ回路SWに並列に接続された第2のLEDランプLC2のカソードとアノードとの間が短絡される。このとき、既述のように、出力平滑化コンデンサが無いため、ラッシュ電流は抑制される。
【0050】
そして、定電流PWM制御回路PCは、検出抵抗R1に流れる検出電流に基づいて、第1のLED端子TL1に流れるLED電流が予め設定された出力上限値以下になるように、スイッチ素子Q1をPWM制御する。
【0051】
これにより、LEDランプに流れる電流が出力上限値以下に制御される。
【0052】
以上のように、本実施例1に係るLEDランプレギュレータ100は、一端が第1のバッテリ端子TB1に接続されたスイッチ素子Q1と、一端がスイッチ素子Q1の他端に接続された結合コンデンサC2と、結合コンデンサC2の他端と第1のLED端子TL1との間に接続され、カップルドインダクタを構成する第1のインダクタL1と、一端が結合コンデンサC2の一端に接続され、カップルドインダクタを構成する第2のインダクタL2と、カソードが結合コンデンサC2の他端に接続され、アノードが第2のインダクタL2の他端に接続されたダイオードD1と、第2のインダクタL2の他端と第2のバッテリ端子TB2との間に接続された検出抵抗R1と、検出抵抗R1に流れる検出電流に基づいて、第1のLED端子TL1に流れるLED電流が目標値になるように、スイッチ素子Q1をPWM制御する定電流PWM制御回路PCと、を備える。
【0053】
そして、定電流PWM制御回路PCは、検出抵抗R1に流れる検出電流に基づいて、第1のLED端子TL1に流れるLED電流が予め設定された出力上限値以下になるように、スイッチ素子Q1をPWM制御する。
【0054】
そして、第2のインダクタL2は、第1のインダクタL2に流れる励磁電流に対応して、第1のインダクタL1と第2のインダクタL2との巻数比により決まる励磁電流が流れる。
【0055】
これにより、第1、第2のインダクタL1、L2が電流連続動作となっているので出力平滑化用のコンデンサが不要になるとともに、ローサイドで検出抵抗R1による電流検出できる。
【0056】
さらに、第1のインダクタL1の励磁電流に応じた励磁電流が第2のインダクタL2に流れるので、間接的に第1のインダクタL1の励磁方向の電流を、検出抵抗R1を用いて観測できる。
【0057】
また、第1のインダクタL1のフライホイール電流もダイオードD1を通るので、検出抵抗R1を用いて観測できる。すなわち、より簡易な回路でLED電流を検出できる。
【0058】
このように、本発明に係るLEDランプレギュレータ100は、回路を簡易化して、製造コストを低減することができる。
【実施例2】
【0059】
図2は、本発明の一態様である実施例2に係るLEDランプ駆動システム2000の構成の一例を示す図である。なお、この
図2において、
図1と同じ符号は、実施例1と同様の構成を示す。
【0060】
図2に示すように、LEDランプ駆動システム2000は、LEDランプ装置Xと、LEDランプ装置Xを駆動するLEDランプレギュレータ200と、LEDランプレギュレータ200に電力を供給するバッテリBと、を備える。
ここで、LEDランプレギュレータ200は、バッテリBの正極が接続される第1のバッテリ端子TB1と、バッテリBの負極および接地FGに接続される第2のバッテリ端子TB2と、第1のLED端子TL1と、第1のLED端子との間にLEDランプ装置Xが接続される第2のLED端子TL2と、を備える。
【0061】
また、LEDランプレギュレータ200は、一端(ソース)が第1のバッテリ端子TB1に接続されたスイッチ素子Q1と、一端がスイッチ素子Q1の他端(ドレイン)に接続された結合コンデンサC2と、結合コンデンサC2の他端と第1のLED端子TL1との間に接続され、カップルドインダクタを構成する第1のインダクタL1と、一端が結合コンデンサC2の一端に接続され、既述のカップルドインダクタを構成する第2のインダクタL2と、を備える。
【0062】
また、LEDランプレギュレータ200は、第1のバッテリ端子TB1と第2のバッテリ端子TB2との間に接続された入力平滑化コンデンサC1を備える。
【0063】
また、LEDランプレギュレータ100は、カソードが結合コンデンサC2の他端に接続され、アノードが第2のインダクタL2の他端および第2のバッテリ端子TB2に接続されたダイオードD1と、第2のインダクタL2の他端と第2のLED端子TL2との間に接続された検出抵抗R1と、を備える。
【0064】
また、LEDランプレギュレータ100は、検出抵抗R1に流れる検出電流に基づいて、第1のLED端子TL1に流れるLED電流が目標値になるように、スイッチ素子Q1をPWM制御する定電流PWM制御回路PCを備える。
【0065】
このように、LEDランプレギュレータ200は、実施例1と比較して、第2のバッテリ端子TL2をさらに備え、検出抵抗R1が接続されている位置が異なる。
【0066】
この検出抵抗R1には、LEDランプ装置X(第1、第2のLED端子TL1、L2)に流れる電流が流れる
ここで、実施例1と同様に、定電流PWM制御回路PCは、検出抵抗R1に流れる検出電流に基づいて、第1、第2のLED端子TL1、TL2に流れるLED電流が予め設定された出力上限値以下になるように、スイッチ素子Q1をPWM制御するようになっている。これにより、LEDランプに流れる電流が出力上限値以下に制御される。
【0067】
これにより、検出抵抗R1に流れる電流が検出上限値以下に制御される。
【0068】
このLEDランプレギュレータ200のその他の構成は、
図1に示す実施例1に係るLEDランプレギュレータ100と同様である。
【0069】
また、以上のような構成を有するLEDランプレギュレータ200の動作は、実施例1と同様である。
【0070】
すなわち、実施例1と同様に、LEDランプレギュレータ200は、回路を簡易化して、製造コストを低減することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。