特許第6262145号(P6262145)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6262145吸収性製品の使用を監視するための方法およびコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6262145
(24)【登録日】2017年12月22日
(45)【発行日】2018年1月17日
(54)【発明の名称】吸収性製品の使用を監視するための方法およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   A61F 5/44 20060101AFI20180104BHJP
   A61F 13/42 20060101ALI20180104BHJP
【FI】
   A61F5/44 Z
   A61F5/44 S
   A61F13/42 Z
【請求項の数】17
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2014-548729(P2014-548729)
(86)(22)【出願日】2011年12月21日
(65)【公表番号】特表2015-506192(P2015-506192A)
(43)【公表日】2015年3月2日
(86)【国際出願番号】SE2011051566
(87)【国際公開番号】WO2013095231
(87)【国際公開日】20130627
【審査請求日】2014年8月13日
【審判番号】不服2016-10782(P2016-10782/J1)
【審判請求日】2016年7月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】506215320
【氏名又は名称】エスセーアー・ハイジーン・プロダクツ・アーベー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ジョシュア・カーニー
(72)【発明者】
【氏名】ヘンリク・カレン
【合議体】
【審判長】 高木 彰
【審判官】 関谷 一夫
【審判官】 根本 徳子
(56)【参考文献】
【文献】 特表2009−535130(JP,A)
【文献】 特表2005−509934(JP,A)
【文献】 特開2001−161732(JP,A)
【文献】 特開2002−73805(JP,A)
【文献】 特開2003−141256(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61F 5/44
A61F 13/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
着用者によって着用されている吸収性製品の使用を監視するための方法であって、前記方法が、
モバイルデバイス(1)によって、前記吸収性製品の容量に関する容量情報を取得するステップ(S2)と、
前記モバイルデバイス(1)によって、前記着用者による流動状および/または固形状の可食材の摂取を示す摂取情報を取得するステップ(S3)と、
前記モバイルデバイス(1)によって、前記着用者による尿および/または便の排泄を示す排泄情報を取得するステップと(S4)、
前記摂取情報と前記排泄情報とに基づいて、前記着用者による将来の排泄を予測するステップ(S5)と、
前記モバイルデバイス(1)によって、前記着用者による将来の排泄の前記予測と、前記容量情報との両方に基づいて製品関連情報を提供するステップ(S6)と
を少なくとも含み、前記製品関連情報が、現在着用されている製品よりも大容量または小容量の別の吸収性製品に前記製品を交換する提案を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記摂取情報が、前記着用者による流動状および/または固形状の可食材の1回または複数回の摂取に関する情報を含み、前記排泄情報が、前記着用者による尿および/または便の1回または複数回の漏らしに関する情報を含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記摂取情報および/または前記排泄情報の少なくとも一部が、前記モバイルデバイス(1)での情報の手動入力を通じて取得される請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記摂取情報および/または前記排泄情報の少なくとも一部が、前記モバイルデバイス(1)により、前記着用者に関する情報に基づいて、自動的に取得される請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記着用者に関する前記情報が、
前記着用者の通常の摂取慣例、
前記着用者の通常の排泄行動、
前記着用者の年齢、
前記着用者の性別、
前記着用者の健康状態、および/または
前記着用者による薬剤の使用
から選択された情報を含む請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記摂取情報が、1回または複数回の摂取の時点の指摘を含み、前記排泄情報が、尿および/または便の1回または複数回の漏らしの時点の指摘を含む請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記摂取情報が、流動状および/または固形状の可食材の1回または複数回の摂取の量の指摘を含む請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記排泄情報が、尿および/または便の1回または複数回の漏らしの量の指摘を含む請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記摂取情報が摂取のタイプの指摘を含み、および/または前記排泄情報が排泄のタイプの指摘を含む請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記容量情報が、
前記吸収性製品のタイプ、
前記吸収性製品の吸収性レベル、および/または
前記吸収性製品のサイズ
から選択された情報を含む請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記容量情報に基づいて、前記吸収性製品により吸収できる尿および/または便の量を示す第1のパラメータを判断するステップ(S6a)と、
前記着用者による将来の排泄の予測に基づいて、将来の時点で前記着用者により排泄される尿および/または便の予測量を示す第2のパラメータを判断するステップ(S6b)と、
前記第1のパラメータと前記第2のパラメータを比較するステップ(S6c)と、
前記比較に基づいて前記製品関連情報を提供するステップ(S6d)と
をさらに含む請求項1または10に記載の方法。
【請求項12】
前記製品関連情報が、尿および/または便の予測量が前記吸収性製品により吸収できる尿および/または便の量を超える将来の時点までに前記吸収性製品を交換する提案を含む請求項1または10から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記製品関連情報が、前記吸収性製品の使用に関する提案を含む請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記製品関連情報が、前記モバイルデバイス(1)での視覚的、可聴的、および/または振動的な信号を利用して提供される請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記吸収性製品が、男性用または女性用の失禁防具、衛生パッド、テープファスナ付きおむつ、パンツ型おむつ、またはベルト式おむつなどの吸収性の個人用衛生物品である、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
着用者によって着用されている吸収性製品の使用を監視するためのコンピュータプログラムであって、モバイルデバイス(1)のプロセッサ(3)によって実行されたときに、前記モバイルデバイスに請求項1から15のいずれか一項に記載の方法を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項17】
プロセッサ(3)と、前記プロセッサによって実行可能なコンピュータプログラムを格納するためのストレージメディア(4)とを含む、着用者によって着用された吸収性製品の使用を監視するためのモバイルデバイス(1)において、前記ストレージメディアが、請求項16に記載のコンピュータプログラムを格納することを特徴とするモバイルデバイス(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性物品の使用を監視するための方法と、前記方法を実行するためのモバイルデバイスと、モバイルデバイスに前記方法を実行させるコンピュータプログラムとに関する。
【背景技術】
【0002】
尿失禁および/または便失禁のため、多くの人は失禁用パッド、おむつ等のさまざまなタイプの吸収性製品を使用している。
【0003】
吸収性製品の監視と適時な交換とは、難しい場合がある。これは、おむつを付けた乳児だけでなく、排尿機能または排便機能を制御できないために排泄が行われた時期を知るのが難しく、よって吸収性製品を交換する時期を見極めるのが難しい大人にも当てはまる。また、この問題は身体的または精神的な障害を抱えている人にも関係し、吸収性製品の適切な監視および交換を妨げている。吸収性製品を適切に監視し、適時に交換するという問題は、多くの場合、製品の着用者が眠っている夜間に最も顕著となる。
【0004】
吸収性製品の監視および交換を適切に行わないと、尿および便が製品から漏れる可能性がある。失禁に悩まされている多くの人にとって、これは非常に大きな問題であり、恥ずかしさや屈辱を感じたり、場合によっては社会的な逃避や孤立につながったりすることもある。
【0005】
吸収性製品の使用の監視を改善するためのいくつかの解決策が従来技術より知られている。
【0006】
米国特許第2007/0252713号では、患者によって着用される吸収性センサパッドを開示している。排尿パラメータを測定する1または複数のセンサがパッドに一体に成形されている。センサは、患者によって排泄された尿の湿気、体積、温度、pH、および内容に加えて、患者の姿勢および行動を測定するインピーダンスセンサ、歪みゲージ、温度センサ、加速度計、pHセンサ、および化学センサを含みうる。センサによって検知された排泄データは、センサに接続された外部デバイスに送信されうる排泄ログに格納されうる。
【0007】
米国特許第2009/0062758号は、おむつ等の湿気監視システムに関する。このシステムは、個々の漏らしの回数を数えることができる湿気センサと、漏らしが臨界数に達した後または製品を最後に交換してから一定時間が経過したときに引き起こされるアラームとを含む。
【0008】
米国特許第2011/0263952号は、吸収性製品の湿気を監視するための失禁管理システムを開示している。このシステムは、吸収性製品に湿気が存在することを示すセンサ信号を受信するための入力装置と、システムの利用者とやり取りするためのユーザインターフェイスとを含む。
【0009】
しかし、吸収性物品の使用を監視する既知の解決策は、一般大衆が簡単に利用することのできない複雑で高価な製品および/または監視システムをしばしば含んでいる。さらに、既知の監視システムは、行動的で社交的な人が日常生活で使用できるだけの十分な分離性を備えていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、上述した問題の1または複数を解決または少なくとも緩和することである。
【0011】
詳細には、本発明の目的は、吸収性製品の使用を監視するための費用効率に優れた利用しやすい方法を提供することである。
【0012】
本発明の別の目的は、吸収性製品の交換の遅れを防ぐことを補助できる方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
これらの目的や他の目的は、着用者によって着用されている失禁用パッドやおむつ等の吸収性製品の使用を監視するための方法によって実現される。この方法は、
- モバイルデバイスを利用して、着用者による流動状および/または固形状の可食材の摂取を示す摂取情報を取得するステップと、
- モバイルデバイスを利用して、着用者による尿および/または便の排泄を示す排泄情報を取得するステップと、
- 摂取情報と排泄情報とに基づいて、着用者による将来の排泄を予測するステップと、
- モバイルデバイスを利用して、前記予測に基づいて着用者または着用者の介護者に製品関連情報を提供するステップと
を含む。
【0014】
したがって本発明は、少なくとも摂取情報と排泄情報とに基づいて将来の排泄行動を予測する機能と、前記予測に基づいて吸収性製品の使用に関する提案を提供する機能とに依存する。本発明は、利用者の毎日の流動状および固形状の可食材の摂取と排尿および排便の行動とを使用して将来の排泄行動を予測できるという発見を利用している。着用者の毎日の摂取および排泄の行動に関する情報を登録またはその他の手段で取得することにより、吸収性製品の使用を容易にする製品関連情報を導き出し、着用者または着用者の介護者に提供することができる。たとえば、製品関連情報は、特定の時刻までに吸収性製品を交換する提案を含み、この提案がモバイルデバイスまたはモバイルデバイスが通信できる別の通信デバイスに表示されうる。
【0015】
携帯電話、個人用情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、その他の任意のハンドヘルドコンピューティングデバイス等のモバイルデバイスを使用することで、方法は、そのようなモバイルデバイスを所有している人なら誰でも簡単に利用できるものとなっている。方法は、モバイルデバイスにより、コンピュータプログラムの実行を通じて実行される。コンピュータプログラムは、好ましい実施形態では、モバイルデバイスのストレージメディアにダウンロードできるアプリ(App)の形式で実現される。既存のモバイルデバイスにダウンロードされうるアプリの実行を通じて方法を実行できるようにすることにより、方法が本当に誰でも簡単に利用できるようになる。
【0016】
本明細書での製品関連情報とは、吸収性製品の使用に関する情報を意味する。製品関連情報は、
- 製品の交換が不要であることの指摘、
- 製品を交換する提案、
- 特定の時刻までに製品を交換する提案、
- 現在着用されている製品よりも大容量または小容量の別の吸収性製品に製品を交換する提案
のいずれかまたは任意の組み合わせを含みうる。
【0017】
製品関連情報の内容と、さらに追加的には製品関連情報を利用者に提供する方法とは、モバイルデバイスにより、将来の排泄の予測に基づいて判断される。
【0018】
将来の排泄の予測の基になる摂取情報は、製品着用者による流動状および/または固形状の可食材の少なくとも1回の、好ましくは複数回の摂取に関する情報を含みうる。
【0019】
各摂取について、摂取情報は、摂取がいつ行われたかを示す時刻指摘を含みうる。時刻指摘は、摂取の実際の時刻の指摘であるか、または摂取が朝食時、昼食時、夕食時等のいずれで行われたかの指摘でありうる。さらに、各摂取について、摂取情報は、摂取のタイプを示すタイプ指摘を含みうる。摂取は任意のタイプの摂取である可能性があり、これには液体、(固形状の)食品、または液体もしくは固形状の薬剤の摂取が含まれるが、これらに限定されない。さらに、各摂取について、摂取情報は摂取の量またはサイズを示す量指摘を含みうる。量指摘は、摂取の実際の体積もしくは重量の指摘でありうり、または摂取のサイズが小、平均、大のいずれであったかの指摘でありうる。
【0020】
同様に、将来の排泄の予測の基になる排泄情報は、尿および/または便の少なくとも1回の、好ましくは複数回の漏らしに関する情報を含みうる。
【0021】
各漏らしについて、排泄情報は、漏らしがいつ発生したかを示す時刻指摘を少なくとも含みうる。時刻指摘は、好ましくは、漏らしの実際の時刻を示すパラメータである。さらに、各漏らしについて、排泄情報は、好ましくは、漏らしのタイプ、たとえば漏らしが尿の漏らしであったか便の漏らしであったかを示すタイプ指摘を含みうる。さらに、各漏らしについて、排泄情報は、排泄された尿または便の量を示す量指摘を含みうる。量指摘は、排泄された尿もしくは便の推定もしくは測定された体積および/もしくは重量を示すパラメータ、または漏らしのサイズが小、平均、大のいずれであったかを示すパラメータでありうる。
【0022】
摂取情報と排泄情報とは、好ましくは、モバイルデバイスによって、製品着用者またはその介護者に情報をモバイルデバイスに手動入力させることによって取得される。本発明の好ましい実施形態では、摂取情報と排泄情報とは、製品着用者による実際の摂取および排泄に関する情報のモバイルデバイスへの手動入力から取得される。好ましくは、この情報は、製品着用者にモバイルデバイスで毎日のデジタルログをとらせることにより取得される。ここで、毎日の流動状および/または固形状の可食材の摂取と、毎日の尿および/または便の漏らしとが、製品着用者によって記録され、携帯電話によって将来の排泄を予測するために使用される。
【0023】
好ましくは、方法は、吸収性製品の容量に関する容量情報を取得するステップをさらに含む。これにより、製品関連情報は、着用者による将来の排泄の予測と、前記容量情報との両方に基づいて提供されうる。予測と容量情報との両方に基づいて製品関連情報を提供することにより、製品関連情報は、製品着用者の将来の尿および/または便の排泄と、製品の容量との間の関係に基づきうる。それにより、製品を交換する必要性に関する十分な根拠に基づいた提案を製品関連情報に含めることができる。
【0024】
好ましくは、方法は、
- 前記容量情報に基づいて、吸収性製品により吸収できる尿および/または便の量を示す第1のパラメータを判断するステップと、
- 予測される将来の排泄に基づいて、将来の時点で着用者により排泄される尿および/または便の予測量を示す第2のパラメータを判断するステップと、
- 前記第1のパラメータと前記第2のパラメータを比較するステップと、
- 前記比較に基づいて製品関連情報を提供するステップと
を含む。
【0025】
これにより、着用者による排泄の予測量が製品により吸収できる量を超える将来の時点を確立し、前記時点までに吸収性製品を交換する提案を含む製品関連情報を着用者に提供することができる。
【0026】
本発明の一実施形態によると、モバイルデバイスは、容量情報に基づいて、吸収性製品により吸収および/または保持できる尿および/または便の漏らしの最大回数を判断するように構成される。この実施形態では、将来の排泄の予測は、着用者による尿および/または便の将来の個々の漏らしの予測を含む。着用者に提供される製品関連情報は、モバイルデバイスにより、漏らしの前記最大回数と、着用者による将来の漏らしの予測回数との間の比較に基づいて選択されうる。
【0027】
上述したように、方法は、モバイルデバイスによりコンピュータプログラムの実行を通じて実行されるコンピュータ実装方法でありうる。したがって、本発明の別の態様によると、着用者によって着用されている吸収性製品の使用を監視するためのコンピュータプログラムが提供される。このコンピュータプログラムは、モバイルデバイスのプロセッサによって実行されたときに、そのモバイルデバイスに方法を実行させるように構成される。
【0028】
本発明はさらに、コンピュータ可読命令を格納するための不揮発性メモリを含み、前記不揮発性メモリで上述したコンピュータプログラムが符号化されるコンピュータプログラム製品を提供する。
【0029】
さらに、本発明は、着用者によって着用された吸収性製品の使用を監視するためのモバイルデバイスを提供する。モバイルデバイスは、プロセッサと、前記プロセッサによって実行可能なコンピュータプログラムを格納するためのストレージメディアとを含み、ストレージメディアが上述したコンピュータプログラムを格納する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】コンピュータプログラムの実行を通じて本発明の方法を実行するように動作可能なモバイルデバイスの図である。
図2】本発明の方法の基本的な原理を示すフローチャートである。
図3】本発明の方法の改良された実施形態を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0031】
図1は、本発明の方法を実行するためのモバイルデバイス1を示す。図1のモバイルデバイス1は、俗にスマートフォンと呼ばれる形式の携帯電話であるが、本発明のモバイルデバイスは、後述するように工夫および構成された個人用情報端末(PDA)やタブレットコンピュータ等の任意のタイプのハンドヘルドコンピューティングデバイスでよいことを認識する必要がある。
【0032】
モバイルデバイス1は、データを処理するためのプロセッサ3を含む。データは、モバイルデバイス1がネットワークを介して通信可能に接続できる通信デバイスから受信することができ、またはプロセッサ3によってアクセス可能なモバイルデバイスのデジタルストレージメディア4に格納することができる。
【0033】
さらにモバイルデバイス1は、利用者に情報を表示するためのディスプレイ5を含むように示されており、タッチディスプレイの形式で実現される場合は、利用者から情報を利用者入力の形式で受け取るためのものでもある。モバイルデバイス1は、ボタン、マイクなど、利用者入力を受け取るための他の手段も含みうる。さらに、モバイルデバイス1は、音声信号を利用者に出力するためのスピーカ6を含む。
【0034】
モバイルデバイス1は、ストレージメディア4に格納されたコンピュータプログラムの実行を通じて、本発明の方法の以下に詳述するすべての方法ステップを実行するように動作可能である。
【0035】
好ましくは、コンピュータプログラムは、スタンドアロンのアプリケーションの形式で、すなわちモバイルデバイス1からネットワークに接続し、ネットワークに存在するアプリケーションサーバからデータを受信する必要がない形式で実現される。ただし、コンピュータプログラムは、モバイルデバイスが通信可能に接続できるアプリケーションサーバに存在するサーバ側アプリケーションをさらに含む分散型ソフトウェアソリューションのクライアントアプリケーションであってもよい。この場合、後述する方法ステップの一部は、アプリケーションサーバにより、サーバ側アプリケーションの実行を通じて実行されうる。
【0036】
本発明の好ましい実施形態では、モバイルデバイス1に格納されるコンピュータプログラムは、アプリの形式で実現される。モバイルアプリまたはモバイルアプリケーションとも呼ばれるアプリは、スマートフォンやタブレットコンピュータなどのモバイルデバイスで実行するように特別に設計されたソフトウェアアプリケーションである。アプリは、モバイルデバイス1が接続できるダウンロードサーバからストレージメディア4にダウンロードできる。アプリは、Apple iOS、Google Android、Blackberry OS等の特定のモバイルオペレーティングシステムに適合し、既知のアプリケーション配布プラットフォームを通じて配布されうる。
【0037】
したがって、以下の「アプリ」は、モバイルデバイス1のストレージメディア4に格納されたコンピュータプログラムを意味することを認識する必要がある。アプリは、モバイルデバイス1のディスプレイ5に表示された特定のアイコンにタッチすることで実行されうる。
【0038】
本発明で言及される吸収性製品は、吸収性の個人用衛生物品であり、男性用または女性用の失禁防具、衛生パッド、テープファスナ付きおむつ、パンツ型おむつ、およびベルト式おむつを含むが、これらに限定されない。吸収性製品を着用している人を、本明細書では着用者または製品着用者と呼ぶ。
【0039】
図2および図3は、吸収性製品の使用を監視するための本発明の方法のさまざまな態様を示すフローチャートである。これらのフローチャートの説明では、図1のモバイルデバイス1も同時に参照される。
【0040】
図2から図3のフローチャートでは、破線で描かれたボックスはアプリの利用者、たとえば製品着用者によって実行される方法ステップを示し、実線で描かれたボックスはモバイルデバイス1によってアプリの実行を通じて実行される方法ステップを示す。
【0041】
図2は、本発明の方法の基本的な原理を示す。
【0042】
ステップS1で、前記方法を実行できるように、アプリが開かれる。
【0043】
ステップS3で、着用者による流動状および/または固形状の可食材の摂取を示す摂取情報が、モバイルデバイス1を利用して取得される。摂取情報は、製品着用者による流動状および/もしくは固形状の可食材の1回もしくは複数回の実際の摂取に関する情報、ならびに/または製品着用者に関する既知の情報に基づいてモバイルデバイス1により統計的に導き出された情報を含みうる。
【0044】
ステップS4で、着用者の尿および/または便の排泄を示す排泄情報が、モバイルデバイス1を利用して取得される。排泄情報は、製品着用者による尿および/もしくは便の1回もしくは複数回の実際の漏らしに関する情報、ならびに/または製品着用者に関する既知の情報に基づいてモバイルデバイス1により統計的に導き出された情報を含みうる。
【0045】
ステップS5で、着用者の将来の排泄が、ステップS3とステップS4とで取得された摂取情報と排泄情報とに基づいて予測される。この予測は、尿および/または便の将来の漏らしの時刻の予測を含みうる。また、将来の漏らしのタイプ、すなわち将来の漏らしが尿の漏らしと便の漏らしのどちらでありそうなのかについての予測を含みうる。さらに、将来の漏らしの尿および/または便の量の予測を含みうる。
【0046】
6番目のステップS6で、吸収性製品の使用に関する製品関連情報が、前記予測に基づいて提供される。製品関連情報が予測に基づいて提供されるということは、少なくとも製品関連情報の内容が予測に基づくことを意味する。好ましくは、製品関連情報を着用者または介護者に提供する方法も予測に基づく。製品関連情報は、好ましくは、モバイルデバイス1での視覚的、可聴的、および/または振動的な信号を通じて製品着用者に提供される。代わりに、または追加的に、製品関連情報は、モバイルデバイスが通信できる別のモバイルデバイスやコンピュータ等の通信デバイス、たとえば製品着用者の介護者の通信デバイスで提供されうる。後者のシナリオでは、製品関連情報が、たとえばテキストメッセージ(sms)または電子メールの形式で通信デバイスに提供されうる。
【0047】
好ましくは、摂取情報と排泄情報とは、モバイルデバイス1によって、製品着用者にモバイルデバイスで毎日のデジタルログをとらせることにより取得される。ここで、毎日の流動状および/または固形状の可食材の摂取と、毎日の尿および/または便の漏らしとが、製品着用者によって記録される。このために、アプリは、好ましくは、製品着用者が摂取情報と排泄情報とを入力できる情報収集手段を備えたユーザインターフェイスを含む。情報収集手段は、テキストフィールド、ドロップダウンメニュー、オプションボタン等を含みうる。好ましくは、情報収集手段は、製品着用者が摂取の時刻、摂取のサイズ(たとえば、体積または重量)、および摂取のタイプ(たとえば、流動状または固形状)に関する情報を含む摂取情報を入力できるように構成される。同様に、情報収集手段は、好ましくは、製品着用者が尿および/または便の漏らしの時刻、漏らしのサイズ(たとえば、排泄された尿および/または便の体積または重量)、ならびに漏らしのタイプ(たとえば、尿の漏らしまたは便の漏らし)に関する情報を含む排泄情報を入力できるように構成される。アプリは、好ましくは、摂取情報と排泄情報とをモバイルデバイス1のデータベースに格納するように構成される。
【0048】
他の実施形態では、摂取情報および/または排泄情報は、モバイルデバイス1により、製品着用者に関する情報に基づいて、少なくともある程度まで自動的に取得されうる。この場合、方法は、モバイルデバイスで製品着用者に関する1または複数の質問を提示するステップと、前記質問への回答に基づいて摂取情報および/または排泄情報を導き出すステップとを含みうる。製品着用者に関する情報に加えて、摂取行動および/または排泄行動についての既知の統計的データが摂取情報および/または排泄情報を導き出すために使用されうる。質問は、製品着用者の通常の摂取慣例および/または製品着用者の通常の排泄行動に関連しうる。また質問は、製品着用者自身および/または製品着用者の健康に関連しうる。たとえば、質問は、製品着用者が通常はいつ食事をし、飲み物を飲み、排尿し、排便するかに関する質問、および/または製品着用者の年齢、性別、薬剤の使用等に関する質問を含みうる。製品着用者の失禁治療のための薬の潜在的な使用(たとえば、薬のタイプおよび/または服用量)に関する情報は特に重要であり、アプリによって関連する排泄情報を取得するために使用されうる。取得された製品着用者に関する情報は、摂取情報および/または排泄情報を推定するために使用されうる。
【0049】
他の実施形態では、摂取情報および/または排泄情報は、モバイルデバイス1によって自動的に取得されうる。たとえば、モバイルデバイスは、モバイルデバイスのカメラと適切な画像認識ソフトウェア、RFIDリーダ、またはバーコードスキャナを利用して食品または液体状の製品を自動的に識別し、モバイルデバイス1またはモバイルデバイスが通信できるアプリケーションサーバに格納された製品データベースから摂取情報の少なくとも一部を自動的に取得するように構成されうる。このために、吸収性製品にバーコード(QRコード(登録商標)等)やRFIDタグなど、吸収性製品の自動認識を容易にするための手段が提供されうる。排泄情報も、モバイルデバイス1により、外部の漏らし監視デバイスとの通信を通じて自動的に取得されうる。そのような漏らし監視デバイスの例として、吸収性製品に配置され、尿および/または便の漏らしの検出をモバイルデバイスに伝えるように構成された湿気センサがある。もう1つの例は、気体成分の分析を通じて尿および/または便の漏らしを検出し、漏らしの検出をモバイルデバイスに伝えるように構成された匂いセンサである。
【0050】
アプリは、摂取情報と排泄情報とに基づいて着用者による将来の排泄を予測するためのロジックをさらに含む。このロジックは、典型的には、将来の排泄を予測するための1または複数の予測アルゴリズムを含み、摂取情報と排泄情報とがアプリによって前記予測アルゴリズムへの入力パラメータとして使用される。
【0051】
本発明の基本的な実装では、アプリは、以前に登録された摂取と以前に登録された漏らしとの間の時間を使用して、新たに登録された摂取から将来の漏らしまでの時間を予測するように構成される。好ましくは、アプリは、以前に登録された複数の摂取と以前に登録された複数の漏らしとの間の経過時間を使用して、将来の漏らしの時刻を予測するように構成される。
【0052】
ただし、予測は新たに登録された摂取の時刻から将来の漏らしまでの時間の予測とは限らないことを認識する必要がある。アプリは、以前に登録された摂取情報に基づいて流動状および/または固形状の可食材の将来の摂取をも予測し、予測された将来の摂取にも基づいて着用者による将来の排泄を予測するように構成される。たとえば、製品着用者が通常は食品と液体とを午後7時頃に摂取している場合、アプリは、午後7時以降に発生する可能性がある排泄を予測するときに、この摂取を考慮するように構成されうる。たとえば、アプリは、既に午後5時の時点で、午後7時の将来の摂取により午後8時頃に将来の排泄が行われることを予測し、吸収性製品を午後8時までに交換すべきであるという提案をモバイルデバイス1に表示しうる。
【0053】
予測の精度を向上させるため、アプリは、好ましくは、製品着用者の将来の排泄を予測するときに、登録された摂取のサイズを考慮するように構成される。当業者によって理解されるように、搾取情報と排泄情報とに数理統計学を多数の異なる方法で適用して、製品着用者の将来の排泄行動を予測することができる。
【0054】
予測は、アプリによってさまざまな方法で使用されうる。たとえば、ある提案が製品着用者および/または製品着用者の介護者に提案される時刻は、次回の漏らしの予測時刻に基づいて調整されうる。さらに、予測は、アプリによって、将来的に製品の交換が必要になる時期についての提案を含む製品関連情報を提供するために使用されうる。製品関連情報は、製品着用者の将来の漏らしの予測によっては、製品の交換が不要であることの指摘、製品を交換する提案、特定の時刻までに製品を交換する提案、または現在着用されている製品よりも大容量もしくは小容量の別の吸収性製品に製品を交換する提案のいずれかを含みうる。
【0055】
図3は、本発明の方法の改良された実施形態を示すフローチャートである。以下では、図2のフローチャートを参照して説明しなかったステップについてのみ説明する。
【0056】
ステップS2で、吸収性製品の容量に関する容量情報が取得される。
【0057】
容量情報は、吸収性製品のタイプ、吸収性製品の吸収性レベル、および吸収性製品のサイズのいずれかまたは任意の組み合わせを含みうる。容量情報は、利用者入力から取得され、および/またはモバイルデバイス1が通信できるアプリケーションサーバ上に存在するサーバ側アプリケーションから受信されうる。
【0058】
好ましい実施形態では、容量情報を取得するステップS2は、吸収性製品のタイプに関する情報、すなわち吸収性製品が失禁用パッド、おむつ等のいずれであるかをアプリに伝える情報を取得する第1のステップを含む。このため、アプリは、好ましくは、複数の製品タイプの一覧をモバイルデバイス1のディスプレイに表示し、製品着用者に製品タイプの一覧から適切な選択肢を指定させることにより製品タイプ情報を取得するように構成される。さらに、ステップS2は、アプリが吸収性製品の吸収性レベルに関する情報を取得する第2のステップを含みうる。失禁用パッドなど、多くのタイプの吸収性製品は、広範な吸収性レベルで提供されており、製品が液体および/または便を吸収および保持する容量は、吸収性レベルによって大きく異なりうる。典型的には、吸収性レベルは、所定の尺度における製品の吸収容量のレベルであり、このレベルおよび尺度は吸収性製品のパッケージに示されている。好ましくは、アプリは、吸収性製品のパッケージに表示された吸収性レベルの尺度に対応する吸収性レベルの尺度を表示し、表示された尺度で製品着用者に適切な吸収性レベルを指定させることにより吸収性レベルを取得するように構成される。
【0059】
アプリは、吸収性製品の自動識別を通じて容量情報を自動的に取得するようにも構成されうる。アプリは、モバイルデバイス1のカメラ(および画像認識ソフトウェア)、RFIDリーダ、またはバーコードスキャナを利用して製品を自動的に識別し、モバイルデバイス1にローカルに格納された製品データベースまたは上述したアプリケーションサーバに格納された製品データベースから容量情報を自動的に取得するように構成されうる。
【0060】
図2の6番目のステップS6は、ここではS6aからS6dの4つのステップを含むように示されている。
【0061】
ステップS6aで、製品により吸収できる尿および/または便の量を示す第1のパラメータが、前記容量情報に基づいて判断される。
【0062】
一部の実施形態では、モバイルデバイス1は、前記第1のパラメータを、吸収性製品により吸収できる尿および/または便の漏らしの最大回数として判断するように構成されうる。第1のパラメータは、たとえば、吸収性製品のタイプおよび吸収性レベルを示す利用者入力に基づいて判断される、吸収性製品が吸収できる尿の漏らしの最大回数として判断されうる。たとえば、利用者が、吸収性製品が特定のタイプの失禁用パッドであって吸収性レベルが1〜8の尺度における5であることを示した場合、アプリは、この情報を使用して、製品が尿の漏らしを3回分吸収できることを判断しうる。
【0063】
他の実施形態では、モバイルデバイス1は、前記第1のパラメータを、吸収性製品により吸収できる尿および/または便の最大体積または最大重量として判断するように構成されうる。
【0064】
さらに別の実施形態では、モバイルデバイス2は、アプリ自体のデータベースまたはアプリが通信できるサーバ側アプリケーションのデータベースから前記第1のパラメータを取得するように構成される。このとき、モバイルデバイス2は、製品タイプ、製品の吸収性レベル、および/または製品のサイズを識別する1または複数のパラメータを、データベース要求の入力パラメータとして使用する。
【0065】
ステップS6bで、将来の時点で着用者により排泄される尿および/または便の予測量を示す第2のパラメータが、予測される将来の排泄に基づいて判断される。
【0066】
一部の実施形態では、アプリは、前記第2のパラメータを、前記将来の時点で発生している可能性がある尿および/または便の個々の漏らしの回数として判断するように構成されうる。
【0067】
他の実施形態では、モバイルデバイス1は、前記第2のパラメータを、前記将来の時点で排泄されている可能性がある尿および/または便の体積または重量として判断するように構成されうる。
【0068】
ステップS6cで、第1のパラメータと第2のパラメータが比較される。
【0069】
したがってこの比較は、将来の時点で製品着用者により排泄される尿および/または便の予測量と、製品が尿および/または便を吸収する容量との間の比較を含む。たとえば、将来の時点で予測される尿の漏らしの回数と、吸収性製品が吸収できる尿の漏らしの最大回数との間の比較を含みうる。
【0070】
ステップS6dで、製品関連情報がステップS6cの比較の結果に基づいて提供される。つまり、少なくとも製品関連情報の情報内容と、好ましくは製品関連情報を提供する方法とが、アプリによって比較の結果に基づいて選択される。
【0071】
ステップS6cの比較が、将来の時点で着用者により排泄される量が製品の容量に近いことを示している場合、製品関連情報は、その時点までに製品を交換する提案を含みうる。しかし、着用者による排泄の予測量が製品の容量を十分に下回る場合、製品関連情報は、その時点までに製品を交換する必要はないという指摘を含みうる。
【0072】
また、比較により、着用者による排泄の予測量が製品により吸収できる量を超える実際の時点をアプリで確立することが可能となる。それにより、アプリは、前記時点までに吸収性製品を交換する提案を含む製品関連情報を、その時点よりもかなり前に、製品着用者または介護者に提供できる。
【0073】
一部の吸収性製品では、製品着用者による尿の漏らしと便の漏らしとを区別することが望ましい場合がある。吸収性製品がおむつ等の尿と便の両方を吸収するための製品である場合、アプリは、製品が尿および便をそれぞれ吸収および/または保持する容量を示す容量情報を取得するように構成されうる。そのような構成では、アプリは、製品着用者により排泄された尿の量と、製品着用者により排泄された便の量との両方を示す排泄情報を受け取り、以降の時点で着用者により排泄される尿の量と、以降の時点で着用者により排泄される便の量とを予測するように構成されうる。予測された尿の量は、製品が尿を吸収できる容量と比較されうり、予測された便の量は、製品が便を吸収および/または保持できる容量と比較されうる。これにより、アプリは、前記比較のいずれかまたは両方に基づいて製品関連情報を提供するように構成されうる。
【0074】
将来の排泄の予測の精度をさらに向上させるために、アプリは、アプリによって提供された製品関連情報、たとえば製品を交換する時期の提案について、利用者がフィードバックを与えることができるように構成されうる。利用者のフィードバックを取得する手順は、アプリを使用後に閉じる前に利用者に1または複数の質問に回答させるステップを含みうる。たとえば、アプリは、「製品の交換を提案する時期はどうでしたか?」等の質問と、「早すぎた」、「ちょうどよかった」、「遅すぎた」の各回答選択肢とを一緒に表示し、利用者のフィードバックを使用して製品着用者による将来の排泄を予測するための予測アルゴリズムを適応させるように構成されうる。
【符号の説明】
【0075】
1 モバイルデバイス
3 プロセッサ
4 ストレージメディア
5 ディスプレイ
6 スピーカ
図1
図2
図3