【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、特に請求項1による保持装置によってこの問題を解決する。好適な主題は、特に従属請求項の主題である。
【0007】
本発明の利点は、第1配置で保持装置に配置された物品の容易な移動が可能だということである。これは、第1配置において、第1にユーザにより動かされないときには物品が第1力により実際位置に保持され、第2に特に支承要素の位置に影響することなくこの位置でユーザにより軸線平行位置へ移動され得るように、締結機構が設計されるためである。第1配置に保持された物品を手で移動させる間にも軸線平行位置を維持することにより、移動後に、支承軸線に垂直な方向にユーザが物品を再調節する必要がないので、高度な生産性が得られる。特に、保持装置はこうして片手を使用して操作されうる。
【0008】
また、物品は所望の目標位置に容易に固定されうる。加えて、ユーザは締結機構の第1配置及び第2配置を任意で設定できる。このようにして、保持装置は確実かつ快適に操作されうる。第1に、毛細管ホルダの手での移動が径方向トルクを伴わずに軸線のみに沿って手で行われ、第2に毛細管ホルダが所望の端部位置に固着されうる、特に軸方向連続可変の端部位置に正確に固定されうるという効率的かつ人間工学的な作業手順が達成される。
【0009】
保持装置は好ましくは、電動構成要素を伴わない機械的装置である。こうして柔軟に使用されうる。しかし、電動構成要素を有することも可能であり、これは、電源、特にバッテリ又はパワーパック、及び/又はエネルギー供給及び/又は電気制御のためのケーブル機構を用意することを必要とする。
【0010】
保持装置は好ましくは小型であり、実験用品への配置、特に取り付けに適している。実験用品は好ましくは顕微鏡、特に光学顕微鏡である。実験用品と保持装置との間には、好ましくは保持装置が移動可能に取り付けられる移動装置などの固定装置及び/又は支持装置が保持装置に設けられる。実験用品は、別の実験器具、実験設備、又は機械でもありうる。実験用品は、台、好ましくは実験作業台又は机でもありうる。
【0011】
保持装置の質量は、好ましくは500グラム未満、好ましくは250グラム未満、好ましくは150グラム未満、好ましくは100グラム未満である。保持装置の体積は好ましくは600cm3未満、好ましくは300cm3未満、好ましくは150cm3未満であり、体積は、保持装置が完全に収まる最小の立方体として想定される。これらの手段により、保持装置は容易かつ効率的に、特に実験作業ステーションの補助機構として操作され、多くの空間を占めることなく周囲に溶け込む。
【0012】
本体は、支承要素が移動可能又は移動不能に固定される構成要素である。支承要素は、単体として鋳造又はフライス加工される構成要素などとして、本体と一体的にも設計されうる。本体は好ましくは、移動機構のキャリッジなど実験用品に固定されうる固定手段を有する。固定手段は、固定の目的を果たす本体の一区分であって、内ネジなどを備える本体の少なくとも一つの凹部又は開口部、少なくとも一つの突出区分又は凹凸エリアであるか、ネジ、シャフトなどを備えるボルトやピンなどのように、本体に取り付けられる独立した構成要素でありうる。
【0013】
本体は好ましくは支持要素を有し、少なくとも一つの軸線Rを中心に回転可能である、好ましくは正確に一つの軸線を中心に回転可能であるように、支承要素がこれに固定される。本体は、回転軸線Rを中心とする支持要素及び支承要素の相対回転を調節するための調節機構を有しうる。調節機構は好ましくはピンやボルトなどの回転軸要素を有し、これによって、回転軸要素の軸線Rを中心として支持要素及び回転要素が回転可能である。調節機構は固着機構、特にクランプ機構も有するため、支持要素に対して回転する支承要素は、所望の、好ましくは連続可変の相対位置に固着され、再び解除されうる。代替的に、回転角度を規定するため、別の固着機構が用意されうる。固着機構は好ましくは回転ホイールなどの作動要素を有し、これによりユーザは固着/解除を行うことができる。加えて、又は代替的に、特に機械的又は電気機械的に少なくとも一つの回転角度が変更されるための角度調節器も用意されうる。角度調節器は、例えば歯車、摩擦ギア、又はベルトギアを備える機械部品を有しうる。
【0014】
軸線に沿って延在すると共に保持装置によって保持されうる物品は、特に、長さLを持つ長形の物品であり、この物品は、少なくとも一つの方向、好ましくは軸線から垂直方向に離れて径方向と表される全ての方向において、軸線方向のものより小さい大きさSを有し、この大きさSは特に、軸線Aに対して垂直に延びてこれと交差しない直径S=D、エッジ長さS=aである。好ましくはL<c*Dであり、cは例えば2から100の範囲の数である。軸線方向の少なくともいくつかのエリアでは、又は実質上はその全長にわたって、物品は好ましくは、軸線に垂直な一定の断面を有する。物品は好ましくは円筒形、特に中空の円筒の形であり、少なくともその一区分で、好ましくは長さLの大部分にわたって保持される。しかし、異なる形状の断面、特に矩形、正方形、方形、多角形、又は楕円形も有しうる。
【0015】
物品は、金属やプラスチック製など実質上は変形不能であるか、弾性材料製など変形可能でありうる。
【0016】
物品は好ましくはツールホルダ、特に金属又はプラスチックの毛細管ホルダであり、その一端部はツール、特に毛細管を軸線方向に固定するための固定区分を有しうる、及び/又は、その他端部は管のための接続区分を有しうる。ツールホルダは好ましくは、例えば圧電素子を有することにより、ツールを移動させるように設計されたマイクロマニピュレータである。マイクロマニピュレータは好ましくは、ドイツ、ハンブルグのEppendorf AGによりPiezoXpert(登録商標)として市販されているPiezoXpert(登録商標)アクチュエータである。
【0017】
締結機構の第1配置において、物品が軸線平行位置で支承要素に圧力嵌めで固定されて、軸線に平行な方向の第1力F1により軸線平行位置で支承要素に保持されるようにユーザにより少なくとも第1又は第2配置に任意で設定されるように締結機構が設計され、第1力F1が超えられたときに、物品は特にユーザの手によってこの軸線平行位置で移動可能である。軸線に平行な方向の第1力F1は、圧力嵌め接続を解除するためにユーザが印加しなければならない分断力に相当する。この力は、ここでは圧力嵌め接続を行う静止摩擦力F1Rに相当する。
【0018】
圧力嵌めとは、相互に接続される表面に垂直力が加えられるため、反力FR、ここでは静止摩擦により生じるF1R及びF2Rが超えられない限りはその相互移動が妨げられることを意味する。圧力嵌めの語は、摩擦嵌めの語と同義的に使用される。摩擦により装着される表面は、この事例では好ましくは物品及び支承要素の表面であり、特に圧力要素の表面でもある。
【0019】
締結機構の第2配置では、物品が軸線平行位置で支承要素に固着される。これは好ましくは圧力嵌め接続により達成され、軸線に平行な方向の第2力F2によって物品が軸線平行位置に保持され、この第2力F2は第1力より大きく、この第2力F2では、固定された物品は軸線平行位置で特にユーザの手により移動されることができない。固定機構のこの第2配置では、第1力も発生させる同じ接続要素を介して、物品及び保持装置の圧力嵌め接続が好ましくは達成される。F2はF1より大きく、好ましくは少なくとも25%、少なくとも50%、又は少なくとも100%大きい。F1は好ましくは0.3Nと15Nとの間、好ましくは0.5ニュートン(N)と10Nとの間、特に好ましくは0.5Nと5.0Nとの間である。F1の下限は、少なくとも、保持された物品が重力により保持装置から脱落しないように選択されるべきである。保持装置が物品を垂直方向に支承要素へ押圧する際の垂直力は、第1力が0.5Nと5.0Nの間であるときにはおよそ2.0Nから10.0Nである。ここで、固着とは、軸線に平行な移動のために加えられる力がこの第2力より小さいときには、保持装置に固着された物品がユーザにより片手で解除されないことを意味する。F2は好ましくは25Nより大きく、好ましくは50Nより大きく、好ましくは100Nより大きい。保持装置又は物品を破損しないように、F2は好ましくは200N未満である。固定機構の第2配置での固着は、第2配置では保持装置への物品の接続が形状嵌めにより少なくとも部分的又は完全に得られるという事実によっても達成されうる。
【0020】
パラメータ、特にF1及びF2についてこの説明で記載される全ての制限範囲の事例において、0.5N<=F1<=5.0Nなど、既に説明されていない場合には、制限範囲も記載の範囲に含まれるべきであるように好ましくは用意される。
【0021】
力F1及び/又はF2は特に、軸線に平行な方向の引張力を測定する力センサにより測定されうる。代替的に、力F1及び/又はF2は特に、軸線に平行な方向の圧力を測定する力センサにより測定されうる。圧力センサは、引張力又は圧力が測定されうるばねばかりでありうる。
【0022】
保持装置は好ましくは、少なくとも締結機構の第3配置において、支承軸線Aに対して垂直な方向の移動により、物品が保持装置へ挿入されてこれから取り出されるように設計される。この移動は、支承軸線Aに平行な成分も有しうる。この設計は、例えば一方の側と反対の側が保持装置を支持するための支持装置又は固定機構などの構成要素により塞がれているためにこの側のみからアクセス可能である時でも、保持装置の快適な操作を可能にする。しかし、支承軸線Aに平行な方向の移動について、軸線平行位置に連続して設けられる軸線平行エリアのみが利用可能であるときには特に、少なくとも締結機構の第3配置において、物品がこの移動により保持装置へ挿入されてこれから取り出されることも可能かつ好適である。
【0023】
物品が少なくとも締結機構の第3配置において、支承軸線に対して垂直な方向の移動により保持装置へ挿入されてこれから取り出されるように、保持装置が設計される。締結機構の第1配置で、支承軸線に対して垂直な方向の移動により物品が保持装置へ挿入されてこれから取り出されることも可能かつ好適である。この事例では、取り出しの間に、ユーザは特に、保持装置が物品を垂直に支承要素へ押圧する際の垂直力を超える。こうして、物品が軸方向の開口部から軸方向に嵌合する必要が特にないので、保持装置の扱いは容易かつ快適であるが、代替的実施形態でもこのように用意されうる。保持装置は好ましくは、支承軸線に垂直な実質上U字形又はつめ形の断面を有するため、挿入中には常に支承軸線に平行に配置されたままである場合でも、支承軸線に対する方向、特に径方向に物品が挿入されうる。
【0024】
締結機構は好ましくは、保持機構に移動可能に取り付けられる圧力要素を有し、締結機構の第1配置及び第2配置において、物品は圧力要素により支承要素に押圧され、結果的に締結機構の圧力嵌め締結が得られる。圧力要素は好ましくはプレート形状の要素であり、好ましくはピン又はネジ付きボルトを収容するための一つ以上の開口部又は凹部を有する。
【0025】
好ましくは連続可変の軸線位置に物品を手で保持するため、締結機構は好ましくはクランプ機構として設計される。締結機構は、好ましくはネジ付き機構又は偏心機構を有する。ネジ付き機構は、ネジ付き区分を備える回転ホイール要素の形で設けられ、ネジ付き区分は内ネジを備える円筒形の凹部又は外ネジを備えるボルト区分でありうる。ネジは好ましくは一条又は多条ネジ、好ましくは螺旋ネジである。しかし、締結機構は、少なくとも一つのバヨネット突起の限定的案内のための少なくとも一つのバヨネット溝を備えるバヨネット接続でもあり、これらは回転ホイールと、支承要素と回転ホイールとの間の接続要素とに相互整合状態で配置されうる。回転ホイール要素の手動回転により、第1及び/又は第2力が印加されうる。偏心機構は、偏心ディスクなどの偏心要素を有し、これらの手動回転により第1及び/又は第2力が印加されうる。
【0026】
回転ホイール要素は好ましくは、接触面を介して第1及び/又は第2力を伝達するため、この面を介して物品又は圧力要素と接触するための接触区分を有する。好ましくは、内ネジが配置された第1収容空間を回転ホイールが有し、これは特に、ネジ機構に割り当てられる。第1収容空間は好ましくは、支承要素と回転ホイールとの間の接続要素、好ましくは、ネジにより支承要素に一端部で接続されると共に回転ホイールの内ネジのための外ネジを他端部に有するネジ付きピンを収容するのに役立つ。好ましくは、回転ホイールはバネ機構のバネ要素を収容する少なくとも一つの第2収容空間を有する。収容空間は、好ましくは接触面を有する側で回転ホイールの回転軸線に対して同軸に回転ホイールに設けられる円筒形の凹部又は開口部であると好ましい。第1及び第2収容空間は、特に回転軸線に対して回転対称で、相互に同軸に、また一体化するように設計されうる。接触面はまた、好ましくは回転軸線に対しても回転対称である。こうして軸線方向の力が発生され、その結果、接触面を介した力の印加は均一である。しかし、第1及び第2収容空間が分割壁により分離されてもよい。
【0027】
バネ要素は好ましくは圧縮バネ、好ましくは螺旋バネであるが、寸法的な弾性及び/又は材料による弾性を備える別の要素でもありうる。
【0028】
第1配置において、圧力要素は好ましくはバネ機構により弾性的に物品へ押圧されるため、圧力要素はバネ力の作用と反対に撓曲可能なままである。
【0029】
好ましくは、圧力要素が第2配置では非弾性的に物品に押圧されるためバネ力の方向と反対に圧力要素が撓曲可能ではないようにも締結機構が設計される。圧力要素が第1配置では第1力F1により物品に弾性的に押圧されると共に、第2配置では第2力F2により物品に弾性的に押圧されて、F1<F2であることも可能かつ好適である。
【0030】
締結機構は好ましくは、締結機構の第1又は第2配置をユーザが任意で設定できるようにする作動要素を有し、作動要素は回転ノブ軸線を中心に回転可能な回転ノブである。回転ノブは好ましくは支承要素に取り付けられ、締結機構の第1配置で第1力を圧力要素に、ゆえに物品に伝達するバネ機構のための当接部として特に機能し、好ましくは締結機構の第2配置では、回転ノブの接触区分及びバネ機構により回転ノブが第2力F2を圧力要素に伝達して、この第2力F2が第1力F1より大きくて支承要素に物品を固着するように、回転ノブの接触区分がこの圧力要素と付加的に接触して圧力要素に押圧される。
【0031】
締結機構は好ましくは、急速動作クランプ機構として設計され、ユーザは、回転ノブ軸線を中心として回転ノブを所定の回転角度α1だけ回すことにより、第1及び第2配置の間で変更を行うことができ、αはそれぞれ好適な角度範囲{(5°<=α1<=360°);(5°<=α1<=270°);(5°<=α1<=45°);(5°<=α1<=90°);(90°<=α1<=135°);(135°<=α1<=165°);(145°<=α1<=195°);(165°<=α1<=195°)}である。値α=0度が割り当てられる締結機構の第2配置の角度設定に続いて、0.5°<=α1<=90°の範囲又は上述の範囲の一つで回転ノブを回すことにより第1配置と第2配置との間の記載の変更が行われるように好ましくは用意される。ユーザは好ましくは、設定α1、特に回転ノブの半回転未満だけ回転ノブを回すことによりこの変更を行い、こうして急速動作手順を可能にする。締結機構の第2配置に続いて、物品が取り出し可能である第3配置が形成され、ゼロ設定に続いて好ましくは180°と360°との間にある角度α2まで回転ノブが順方向に回されるように、保持装置が好ましくは設計される。
【0032】
締結機構は、クランプのための力が磁性により発生される磁性クランプ機構としても設計されうる。磁石要素と磁性要素との間に作用する磁力は特に、その距離と、これらを分離する材料の性質、特にその透磁性とに左右される。磁力を可変クランプ力として使用するために、磁石要素と磁性要素との間の距離が変更されるためのスペーサ機構が好ましくは用意される。磁石要素は例えば支承要素であり、磁性要素は圧力要素又は回転ホイールであり、これは第1及び第2配置で保持される物品と好ましくは接触する。このときに回転ホイールはスペーサ機構の構成部品であるため、これを回しても距離が変化する。こうして第2力より大きい距離で第1力が発生される。距離を連続的に変化させるため、スペーサ機構はネジ機構を有しうる。磁性又は着磁性要素(毛細管ホルダなど)を保持する二つの磁石要素を使用することも可能である。これら二つの第1磁石要素は、相互に磁界を増すように対応設計の保持装置で相互に対して移動され、その結果、第2配置が達成されるか、完全に(第3配置など)又は部分的に(第1配置など)相互に打ち消される。
【0033】
保持される物品が保持エリアで磁性を備えるか磁石を有する場合には、これにより、非磁性である場合よりも他の設計可能性が得られる。この事例では、支承要素は永久磁石であるか、永久磁石を有する磁石要素を少なくとも有する。保持磁性要素又は磁石を有する要素はこの時、物品と接触するための支承要素の接触面と反対に位置する支承要素の側などで、物品が支承要素に押圧されず、代わりに誘引されるように、支承要素に配置されうる。この事例では、支承要素から保持要素までの距離が変更されるように、スペーサ機構が設計される。
【0034】
好ましくは締結機構の第1及び第2配置で物品と接触する区分では少なくとも、支承要素、好ましくは圧力要素も、実質上は変形不能な材料、好ましくは金属又はプラスチック又はセラミックで製作される。こうして、これらの区分の間に保持されるときに物品の正確なポジショニングを可能にする。材料は磁性、特に強磁性を持つか、永久磁石でありうる。
【0035】
支承要素は、好ましくは第1及び第2配置で、保持装置への物品の形状嵌め接続のために好ましくは部分的に設計される。支承要素は好ましくは、円筒形の物品との圧力要素の個別接触点が締結機構の第1配置及び第2配置に影響するのに充分であるように設計される。すなわち、支承要素は好ましくは、少なくとも三つの点、好ましくは四つの点で円筒形の物品を支持するように設計される。支承要素は好ましくは、軸線上に固着された状態で物品が保持されるための挿入溝や挿入通路、又はいくつかの溝区分、又はつめ区分を有する。このときに支承軸線は、溝方向に平行な溝又は通路の収容エリアに延びる。
【0036】
非弾性材料で製作された挿入溝によるポジショニングを通して、このような材料で製作されてユーザにより挿入される物品が挿入溝により形成される明確規定の支承位置へ摺動するときに、特にバネ機構のバネ力によって支承位置へ押圧される場合に、音響信号つまりクリック音が発生される。音響フィードバックは同様に、保持装置の快適な操作を可能にする。
【0037】
支承要素は好ましくは、物品の挿入のための軸線平行挿入溝を有し、圧力要素はこの事例ではプレート形状であって二つの両側プレート面を有し、第1及び第2配置では、一つのプレート面の接触エリアが物品と接触してこれを挿入溝へ押圧する。
【0038】
本発明による操作装置と本発明による方法のさらに好適な構成は、図とその記載に関する例示的実施形態についての以下の説明から明らかになるだろう。例示的実施形態の同一の構成要素は、他に記される場合を除いて、又は文脈から他の意味が明らかである場合を除いて、原則として同一の参照符号により特定される。