(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記各種類の施設への訪問回数と、前記各地域の施設への訪問回数とを、ユーザの過去の行動履歴に基づいて記憶する訪問履歴記憶部をさらに含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
前記各種類の施設への訪問回数と、前記各地域の施設への訪問回数とを、ユーザの過去の行動履歴に基づいて当該行動の曜日又は時間に関連して記憶する訪問履歴記憶部をさらに含み、
前記第1の算出手段と前記第3の算出手段は、前記各比率を曜日又は時間帯毎で算出し、前記第5の算出手段は前記曜日又は前記時間帯に応じて補正された訪問頻度を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【発明を実施するための形態】
【0022】
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化乃至省略する。以下、本実施形態について説明するが、本実施形態は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。なお、以下に説明する実施形態は、スマートフォンに搭載されるアプリケーションプログラムを具体例に挙げて説明しているが、携帯され得る情報処理装置に搭載されるあらゆるアプリケーションプログラムに対して適用可能である。
【0023】
まず、本実施形態に係る情報処理装置のハードウェアブロック図の一例について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理装置のハードウェアブロック図の一例である。
【0024】
図1において、本実施形態に係る情報処理装置1は、ハードウェア構成として、情報処理装置1の装置全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)(制御部)101を備えている。また、各種データや各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)102やRAM(Random Access Memory)103等の主記憶部を備えている。さらに、書き換え可能な各種データや各種プログラムを記憶するFLASH ROM104等の補助記憶部を備えている。
【0025】
また、外部の他の装置と接続するための入出力インタフェース105を備えている。さらに、ユーザが操作して情報を入力すると共に、情報処理装置1の状態及びアプリケーションプログラムを実行した結果等を表示する操作・表示部106を備えている。また、基地局等との間の通信を行う無線通信部108、GPSとの間の通信を行うGPS通信部107を備えている。
【0026】
そして、CPU101、ROM102、RAM103、FLASH ROM104、入出力インタフェース105、操作・表示部106、無線通信部108、及びGPS通信部107は、バス109によって接続されている。そして、情報処理装置1における各種処理は、CPU101が、ROM102、RAM103、及びFLASH ROM104に記憶されている各種プログラムを実行することにより実現されるものである。なお、これに限らず、これらの機能を個別のハードウェア等の回路を用いて実現することも可能である。
【0027】
次に、本実施形態に係る情報処理装置の機能ブロック図の一例について説明する。
図2は、本実施形態に係る情報処理装置の機能ブロック図の一例である。
【0028】
図2において、本実施形態に係る情報処理装置1は、機能ブロックとして、特定範囲内施設記憶部201と、特定範囲内施設種別記憶部202と、訪問履歴記憶部203と、を有している。特定範囲内とは、例えば、ユーザが普段の生活において生活圏としている範囲(例えば、東京都区部に居住しているユーザであれば東京23区内等)を指すこととしているが、この特定範囲は、ユーザが情報処理装置1の操作・表示部106により任意に設定可能としても良い。
【0029】
特定範囲内施設記憶部201は、例えば、東京23区内に存在する施設名(例えば、a美術館、d飲食店、i書店等)を、その存在地域と共に記憶している。特定範囲内施設種別記憶部202は、例えば東京23区内に存在する施設の種別(例えば、美術館、飲食店、書店等)を、その存在地域と共に記憶している。訪問履歴記憶部203は、例えば、東京都区部に居住するユーザが、過去に訪問した施設名、施設種別、訪問回数、及び訪問日時を、その存在地域と共に記憶している。なお、訪問履歴として、どれくらい過去の訪問履歴を記憶するかは任意であり、情報処理装置1を購入した時点まで遡った過去であっても良いし、ユーザの趣味嗜好が変化し、訪問する施設の種別の変化が表れ始めた過去であっても良い。
【0030】
例えば、ユーザが、今までに訪れたことがないような北海道にあるX美術館を訪問したとき、X美術館を訪れたことを訪問履歴記憶部203に記憶すると共に、北海道内に存在する美術館を特定範囲内施設記憶部201に記憶し、北海道という地域に美術館という施設の種別がどれくらい存在するのかを計測し特定範囲内施設種別記憶部202に記憶するようにしても良い。また、特定範囲内施設記憶部202は、記憶効率から情報を生活圏範囲毎に分割し、訪問履歴に基づき追加しているものである。当然、分割せず、最初から全世界の情報を格納しても良い。
【0031】
また、本実施形態に係る情報処理装置1は、地域別訪問比率算出部204と、施設種別別訪問比率算出部207とを有している。地域別訪問比率算出部204は、訪問履歴記憶部203に記憶された訪問履歴の中から、所定の地域に存在する施設への総訪問回数に対する各種類の施設への訪問回数の比率を複数の地域毎にそれぞれ算出するものである。施設種別別訪問比率算出部207は、訪問履歴記憶部203に記憶された訪問履歴の中から、所定の種類の施設への総訪問回数に対する各地域の施設への訪問回数の比率を施設の種類毎にそれぞれ算出するものである。
【0032】
さらに、本実施形態に係る情報処理装置1は、地域別施設数比率算出部205と、施設種別別施設数比率算出部208とを有している。地域別施設数比率算出部205は、特定範囲内施設記憶部201に記憶された施設の中から、所定の地域に存在する総施設数に対する各種類の施設の施設数の比率を複数の地域毎にそれぞれ算出するものである。施設種別別施設数比率算出部208は、特定範囲内施設種別記憶部202に記憶された施設種別の中から、所定の種類の施設の総施設数に対する各地域に存在する施設の施設数の比率を施設の種類毎にそれぞれ算出するものである。
【0033】
また、本実施形態に係る情報処理装置1は、特定範囲内施設記憶部201内に地域別の施設を予め記憶し、特定範囲内施設種別記憶部202内に地域別の施設種別別を予め記憶している。
【0034】
そして、本実施形態に係る情報処理装置1は、地域別施設数比率補正部206と、施設種別別施設数比率補正部209とを有している。地域別施設数比率補正部206は、訪問履歴記憶部203から取得された所定の施設への訪問回数を、地域別訪問比率算出部204により算出された所定の地域に存在する所定の施設への訪問回数の比率と、地域別施設数比率算出部205により算出された所定の地域に存在する所定の施設の施設数の比率で補正するものである。施設種別別施設数比率補正部209は、訪問履歴記憶部203から取得された所定の施設への訪問回数を、施設種別別訪問比率算出部207により算出された、所定の種類の施設への訪問回数の比率と、施設種別別施設数比率算出部208により算出された所定の種類の施設の施設数の比率で補正するものである。
【0035】
また、本実施形態に係る情報処理装置1は、訪問回数算出部210を有している。訪問回数算出部210は、地域別施設数比率補正部206で補正された所定の施設の訪問回数と、施設種別別施設数比率補正部209で補正された所定の施設種別の訪問回数との加算平均により、所定の種類の所定の施設への補正された訪問頻度を算出するものである。
【0036】
なお、本実施形態に係る情報処理装置1では、地域別施設数比率補正部206で補正された所定の施設の訪問回数と、施設種別別施設数比率補正部209で補正された所定の施設種別の訪問回数とに基づいて、所定の種類の所定の施設への補正された訪問頻度を算出することとしているが、地域別施設数比率補正部206で補正された所定の施設の訪問回数、又は施設種別別施設数比率補正部209で補正された所定の施設種別の訪問回数の何れか一方を用いて、所定の種類の所定の施設への補正された訪問頻度を算出するようにしても良い。
【0037】
また、訪問履歴記憶部203に記憶されている各施設への訪問日時の情報を用いて、各比率を各施設へ訪問した曜日や時間帯毎で算出し、その曜日や時間帯に応じて補正された訪問頻度を算出するようにすることもできる。
【0038】
なお、特定範囲内施設記憶部201、特定範囲内施設種別記憶部202は、例えば、RAM103で実現され、訪問履歴記憶部203は、例えば、FLASH ROM104で実現される。また、地域別訪問比率算出部204、施設種別別訪問比率算出部207、地域別施設数比率算出部205、施設種別別施設数比率算出部208は、地域別施設数比率補正部206、施設種別別施設数比率補正部209、訪問回数算出部210は、例えば、CPU101で実現される。なお、特定範囲内施設記憶部201、特定範囲内施設種別記憶部202、及び訪問履歴記憶部203を、情報処理装置1の外部に設けられたサーバに格納し、当該サーバから各種データを取得するようにしても良い。また、地域別訪問比率算出部204、施設種別別訪問比率算出部207、地域別施設数比率算出部205、施設種別別施設数比率算出部208は、地域別施設数比率補正部206、施設種別別施設数比率補正部209、訪問回数算出部210において行われる算出・補正機能を、すべて情報処理装置1の外部に設けられたサーバで行い、算出・補正結果のみを当該サーバから情報処理装置1が受信するようにしても良い。
【0039】
次に、本実施形態に係る情報処理装置に記憶された特定範囲内に存在する施設及び施設種別に対する訪問回数と訪問率とについて説明する。
図3は、本実施形態に係る情報処理装置に記憶された特定範囲内に存在する施設及び施設種別に対する訪問回数と訪問率とについて説明する図である。
【0040】
図2で説明した訪問履歴記憶部203には、
図3に示すようなテーブルが記憶されている。テーブル縦軸の上野、新宿、銀座は、それぞれユーザが過去に訪問した施設が存在する地域名である。テーブル横軸の美術館、飲食店、書店は、それぞれユーザが過去に訪問した施設の種別である。テーブル横軸の2段目のアルファベットは、それぞれA美術館、B美術館、・・・、D飲食店、E飲食店、・・・、I書店、J書店、・・・といった施設の固有名称である。なお、銀座には、A美術館、B美術館、C美術館以外の他の美術館も存在するが、このユーザは、銀座にある美術館を過去に訪問したことがないので、
図3からは省略されている。これは、飲食店、書店においても同様である。
【0041】
テーブル縦軸の施設数は、それぞれ当該地域に存在する施設の数であり、例えば、上野には美術館が3個存在し、新宿には飲食店が10個存在し、銀座には書店が2個存在することを示している。そして、テーブルの縦軸と横軸との交点は、それぞれ訪問回数を示している。例えば、ユーザは、上野に存在するA美術館に過去5回訪問しており、新宿に存在するF飲食店に過去10回訪問しており、銀座のL書店に過去3回訪問していることを示している。
【0042】
さらに、テーブル横軸の最下段にある訪問率は、ユーザの総訪問回数である54回に対し、上野に存在するA美術館に過去5回訪問しているので5/54*100≒9.3%として算出したものである。
【0043】
次に、本発明の実施形態に係る情報処理装置に記憶された各種の施設に対する訪問頻度を地域別に表したもの、各地域に存在する各種別の施設数を地域別に表したもの、各種の施設に対する訪問頻度を地域別に表したものを各地域に存在する各種別の施設数の比率で補正したものについて説明する。
図4は、本発明の実施形態に係る情報処理装置に記憶された(a)各種の施設に対する訪問頻度を地域別に表した図、(b)各地域に存在する各種別の施設数を地域別に表した図、(c)各種の施設に対する訪問頻度を地域別に表したものを各地域に存在する各種別の施設数の比率で補正した図((a)を(b)で補正した訪問頻度を表した図)である。
【0044】
図3で説明したように、ユーザは、上野に存在するA美術館に過去5回、B美術館に過去2回訪問している。したがって、上野に存在する施設種別である美術館には、過去合計7回訪問している。そして、
図3のテーブル横軸の「上野」に示すように、ユーザは、上野という地域には過去合計12回訪問している。したがって、
図4(a)に示すように、上野という地域における美術館の訪問頻度(地域別比率)は、7/12*100≒58%となる。
【0045】
同様に、新宿に存在するF飲食店に過去10回、G飲食店に過去8回訪問している。そして、ユーザは、新宿という地域には過去36回訪問しているので、新宿という地域における飲食店の訪問頻度(地域別比率)は、18/36*100=50%となる。同様に、銀座に存在するL書店に過去3回訪問している。そして、ユーザは、銀座という地域には過去6回訪問しているので、銀座という地域における書店の訪問頻度(地域別比率)は、3/6*100=50%となる。この
図4(a)に示したテーブルは、
図2で説明した地域別訪問比率算出部204で算出される。
【0046】
次に、
図3で説明したように、上野という地域には美術館という施設が3個存在し、上野という地域には、美術館以外に飲食店が10個、書店が2個の合計15個の施設が存在する。したがって、
図4(b)に示すように、上野には美術館が3個存在し、美術館という施設種別が上野という地域において存在する比率は、3/15*100=20%となる。同様に、新宿という地域には飲食店が10個存在し、新宿という地域には、飲食店以外に美術館が1個、書店が4個の合計15個の施設が存在する。したがって、
図4(b)に示すように、新宿には飲食店が10個存在し、飲食店という施設種別が新宿という地域において存在する比率は、10/15*100≒67%となる。
【0047】
同様に、銀座という地域には書店が2個存在し、銀座という地域には、書店以外に美術館が2個、飲食店が5個の合計9個の施設が存在する。したがって、
図4(b)に示すように、銀座には書店が2個存在し、書店という施設種別が銀座という地域において存在する比率は、2/9*100≒22%となる。この
図4(b)に示したテーブルは、
図2で説明した地域別施設数比率算出部205で算出される。
【0048】
そして、本実施形態では、地域別訪問比率算出部204で算出された所定の地域に存在する所定の施設の訪問回数を、所定の地域に存在する所定の施設の訪問回数の比率と、地域別施設数比率算出部205で算出された所定の地域に存在する所定の施設の施設数の比率で補正することとしている。すなわち、
図4(a)に示す美術館という施設種別に対する訪問頻度を地域別(例えば、上野)に表した訪問回数(7回)を、
図4(b)に示す地域別(例えば、上野)に存在する施設数の比率(美術館の20%)で補正するのである。そうすると、
図4(c)に示すように、地域別(上野)施設数(美術館)比率補正の訪問回数は、(7/12)/(3/15)*7≒20.42回となる。
【0049】
同様に、
図4(a)に示す美術館という施設種別に対する訪問頻度を地域別(例えば、新宿)に表した訪問回数(3回)を、
図4(b)に示す地域別(例えば、新宿)に存在する施設数の比率(美術館の7%)で補正すると、
図4(c)に示すように、地域別(新宿)施設数(美術館)比率補正の訪問回数は、(3/36)/(1/15)*3=3.75回となる。
【0050】
また、
図4(a)に示す飲食店という施設種別に対する訪問頻度を地域別(例えば、上野)に表した訪問回数(4回)を、
図4(b)に示す地域別(例えば、上野)に存在する施設数の比率(飲食店の67%)で補正すると、
図4(c)に示すように、地域別(上野)施設数(飲食店)比率補正の訪問回数は、(4/12)/(10/15)*4=2.00回となる。さらに、
図4(a)に示す書店という施設種別に対する訪問頻度を地域別(例えば、上野)に表した訪問回数(1回)を、
図4(b)に示す地域別(例えば、上野)に存在する施設数の比率(書店の13%)で補正すると、
図4(c)に示すように、地域別(上野)施設数(飲食店)比率補正の訪問回数は、(1/12)/(2/15)*1≒0.63回となる。
【0051】
また、
図4(a)に示す飲食店という施設種別に対する訪問頻度を地域別(例えば、新宿)に表した訪問回数(18回)を、
図4(b)に示す地域別(例えば、新宿)に存在する施設数の比率(飲食店の67%)で補正すると、
図4(c)に示すように、地域別(新宿)施設数(飲食店)比率補正の訪問回数は、(18/36)/(10/15)*18=13.50回となる。そして、
図4(a)に示す飲食店という施設種別に対する訪問頻度を地域別(例えば、銀座)に表した訪問回数(3回)を、
図4(b)に示す地域別(例えば、銀座)に存在する施設数の比率(飲食店の56%)で補正すると、
図4(c)に示すように、地域別(銀座)施設数(飲食店)比率補正の訪問回数は、(3/6)/(5/9)*3=2.70回となる。
【0052】
また、
図4(a)に示す書店という施設種別に対する訪問頻度を地域別(例えば、新宿)に表した訪問回数(15回)を、
図4(b)に示す地域別(例えば、新宿)に存在する施設数の比率(書店の27%)で補正すると、
図4(c)に示すように、地域別(新宿)施設数(書店)比率補正の訪問回数は、(15/36)/(4/15)*15≒23.44回となる。さらに、
図4(a)に示す書店という施設種別に対する訪問頻度を地域別(例えば、銀座)に表した訪問回数(3回)を、
図4(b)に示す地域別(例えば、銀座)に存在する施設数の比率(書店の22%)で補正すると、
図4(c)に示すように、地域別(銀座)施設数(書店)比率補正の訪問回数は、(3/6)/(2/9)*3=6.75回となる。
【0053】
そうすると、
図4(c)に示す地域別施設数比率補正の訪問頻度によれば、上野を訪問したときの美術館、飲食店、書店の訪問回数は、それぞれ20.42回、2.00回、0.63回となり、合計23.05回となる。したがって、上野において、美術館、飲食店、書店を訪問する割合は89%、9%、3%となる。また、新宿を訪問したときの美術館、飲食店、書店の訪問回数は、それぞれ3.75回、13.50回、23.44回となり、合計40.69回となる。したがって、新宿において、美術館、飲食店、書店を訪問する割合は9%、33%、58%となる。さらに、銀座を訪問したときの美術館、飲食店、書店の訪問回数は、それぞれ0.00回、2.70回、6.75回となり、合計9.45回となる。したがって、銀座において、美術館、飲食店、書店を訪問する割合は0%、29%、71%となる。
【0054】
これにより、例えば、
図4(b)において上野という地域における美術館の割合は20%であるにもかかわらず、
図4(a)に示すように上野の美術館の訪問頻度は58%であるため、上野を訪問した場合、美術館に行く比率は、美術館、飲食店、書店の数が何れも同数であったとすると、
図4(c)に示すように89%と高い確率に補正されることが分かる。また、
図4(a)に示すように、上野の飲食店を訪問する比率は33%であるので、比較的多めに訪問しているように見える。これは、
図4(b)に示すように、飲食店が上野に存在する比率が67%と高いために比較多めに訪問しているように見えるのであって、実際は
図4(c)に示すように、上野の飲食店を訪問する比率は9%と低い確率に補正されることが分かる。
【0055】
さらに、
図4(b)に示すように、新宿と銀座において書店が存在する割合は略同程度であるが、
図4(a)に示すように、新宿の書店と比較して銀座の書店の訪問頻度が若干高いので、
図4(c)においては、新宿の書店の訪問頻度と銀座の書店の訪問頻度との差が大きくなるよう補正されていると共に、上野の書店の訪問頻度がさらに小さくなるよう補正されている。
【0056】
また、
図4(b)に示すように、上野の飲食店と新宿の飲食店の施設数比率は同じであるが、
図4(a)に示すように、上野の飲食店と比較して新宿の飲食店を訪問する頻度が若干高いので、
図4(c)においては、上野の飲食店を訪問する頻度が小さくなるよう補正されていると共に、新宿の飲食店の訪問頻度と銀座の飲食店の訪問頻度との差分が小さくなるよう補正されている。
【0057】
なお、
図4(c)において、上野の美術館の訪問頻度を58%から89%に補正しているが、この89%の訪問頻度を算出する際に、曜日や時間帯を考慮しても良い。例えば、仮に、各美術館の開館時間を参照することとなると膨大な量のデータを検証する必要があり、一般的に、夜間に美術館を訪問することは稀であり、夜間に開館している美術館を当該ユーザが訪問したことがないのであれば、その情報を考慮する必要はなくなる。ただし、有名な絵画展や話題になっているイベント等が開催され、夜間も美術館に入場できる等の特別な情報が存在する場合には、他の系統(例えば、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)等)から入手された情報を混合しても良い。
【0058】
次に、本発明の実施形態における情報処理装置に記憶された各地域に対する訪問頻度を施設種別別に表したもの、各地域に存在する施設数を施設種別別に表したもの、各地域に対する訪問頻度を施設種別別に表したものを各地域に存在する施設種別別の施設数の比率で補正したものについて説明する。
図5は、本発明の実施形態における情報処理装置に記憶された(a)各地域に対する訪問頻度を施設種別別に表した図、(b)各地域に存在する施設数を施設種別別に表した図、(c)各地域に対する訪問頻度を施設種別別に表したものを各地域に存在する施設種別別の施設数の比率で補正した図((a)を(b)で補正した訪問頻度を表した図)である。
【0059】
図3で説明したように、ユーザは、上野に存在するA美術館に過去5回、B美術館に過去2回訪問している。したがって、上野に存在する施設種別である美術館には、過去合計7回訪問している。そして、
図3のテーブル縦軸の「美術館」に示すように、ユーザは、美術館という施設種別には過去合計10回訪問している。したがって、
図5(a)に示すように、美術館という施設種別における上野の訪問頻度(施設種別別比率)は、7/10*100=70%となる。
【0060】
同様に、新宿に存在するF飲食店に過去10回、G飲食店に過去8回訪問している。そして、ユーザは、飲食店という施設種別には過去25回訪問しているので、飲食店という施設種別における新宿の訪問頻度(施設種別別比率)は、18/25*100=72%となる。同様に、銀座に存在するL書店に過去3回訪問している。そして、ユーザは、書店という施設種別には過去19回訪問しているので、書店という施設種別における銀座の訪問頻度(施設種別別比率)は、3/19*100≒16%となる。この
図5(a)に示したテーブルは、
図2で説明した施設種別訪問比率算出部207で算出される。
【0061】
次に、
図3で説明したように、美術館という施設種別は、上野という地域に3個存在し、新宿という地域には1個存在し、銀座という地域には2個存在する。したがって、
図5(b)に示すように、美術館という施設種別が、上野という地域に存在する比率は3/6*100=50%、新宿という地域に存在する比率は1/6*100≒17%、銀座という地域に存在する比率は2/6*100≒33%となる。同様に、飲食店という施設種別は、上野という地域に10個存在し、新宿という地域に10個存在し、銀座という地域に5個存在する。したがって、
図5(b)に示すように、飲食店という施設種別が、上野という地域に存在する比率は10/25*100=40%、新宿という地域に存在する比率は10/25*100=40%、銀座という地域に存在する比率は5/25*100=20%となる。
【0062】
同様に、書店という施設種別は、上野という地域に2個存在し、新宿という地域に4個存在し、銀座という地域に2個存在する。したがって、
図5(b)に示すように、書店という施設種別が、上野という地域に存在する比率は2/8*100=25%、新宿という地域に存在する比率は4/8*100=50%、銀座という地域に存在する比率は2/8*100=25%となる。この
図5(b)に示したテーブルは、
図2で説明した施設種別別施設数比率算出部208で算出される。
【0063】
そして、本実施形態では、施設種別別訪問比率算出部207で算出された所定の地域に存在する所定の施設種別の訪問回数を、所定の地域に存在する所定の施設種別の訪問回数の比率と、施設種別別施設数比率算出部208で算出された所定の地域に存在する所定の施設種別の施設数の比率で補正することとしている。すなわち、
図5(a)に示す施設種別(例えば、美術館)に対する訪問頻度を、
図5(b)に示す施設種別別(例えば、美術館)が存在する地域の施設数の比率(上野の50%)で補正するのである。そうすると、
図5(c)に示すように、施設別(美術館)施設数(美術館)比率補正の訪問回数は、(7/10)/(3/6)*7=9.8回となる。
【0064】
同様に、
図5(a)に示す施設種別(例えば、美術館)に対する訪問頻度を施設種別(例えば、美術館)が存在する地域の施設数の比率(新宿の17%)で補正すると、
図5(c)に示すように、施設別(美術館)施設数(美術館)比率補正の訪問回数は、(3/10)/(1/6)*3=5.4回となる。
【0065】
また、
図5(a)に示す施設種別(例えば、飲食店)に対する訪問頻度を施設種別(例えば、飲食店)が存在する地域の施設数の比率(上野の40%)で補正すると、
図5(c)に示すように、施設別(飲食店)施設数(飲食店)比率補正の訪問回数は、(4/25)/(10/25)*4=1.60回となる。さらに、
図5(a)に示す施設種別(例えば、書店)に対する訪問頻度を施設種別(例えば、書店)が存在する地域の施設数の比率(上野の25%)で補正すると、
図5(c)に示すように、施設別(書店)施設数(書店)比率補正の訪問回数は、(1/19)/(2/8)*1≒0.21回となる。
【0066】
また、
図5(a)に示す施設種別(例えば、飲食店)に対する訪問頻度を施設種別(例えば、飲食店)が存在する地域の施設数の比率(新宿の40%)で補正すると、
図5(c)に示すように、施設別(飲食店)施設数(飲食店)比率補正の訪問回数は、(18/25)/(10/25)*18=32.40回となる。そして、
図5(a)に示す施設種別(例えば、飲食店)に対する訪問頻度を施設種別(例えば、飲食店)が存在する地域の施設数の比率(銀座の20%)で補正すると、
図5(c)に示すように、施設別(飲食店)施設数(飲食店)比率補正の訪問回数は、(3/25)/(5/25)*3=1.80回となる。
【0067】
また、
図5(a)に示す施設種別(例えば、書店)に対する訪問頻度を施設種別(例えば、書店)が存在する地域の施設数の比率(新宿の50%)で補正すると、
図5(c)に示すように、施設別(書店)施設数(書店)比率補正の訪問回数は、(15/19)/(4/8)*15=23.68回となる。さらに、
図5(a)に示す施設種別(例えば、書店)に対する訪問頻度を施設種別(例えば、書店)が存在する地域の施設数の比率(銀座の25%)で補正すると、
図5(c)に示すように、施設別(書店)施設数(書店)比率補正の訪問回数度は、(3/19)/(2/8)*3=1.89回となる。
【0068】
そうすると、
図5(c)に示す施設種別別施設数比率補正の訪問頻度によれば、美術館を訪問したときの上野、新宿、銀座の訪問回数は、それぞれ9.80回、5.40回、0.00回となり、合計15.2回となる。したがって、美術館として、上野、新宿、銀座を訪問する割合は64%、36%、0%となる。また、飲食店を訪問したときの上野、新宿、銀座の訪問回数は、それぞれ1.60回、32.40回、1.80回となり、合計35.8回となる。したがって、飲食店として、上野、新宿、銀座を訪問する割合は4%、91%、5%となる。さらに、書店を訪問したときの上野、新宿、銀座の訪問回数は、それぞれ0.21回、23.68回、1.89回となり、合計25.78回となる。したがって、書店として、上野、新宿、銀座を訪問する割合は1%、92%、7%となる。
【0069】
これにより、例えば、
図5(a)において、美術館を訪問する際に上野を訪問する頻度は70%と偏っており、
図5(b)に示すように美術館という施設種別は、33%が銀座にも存在しているが、
図5(a)に示すように、ユーザは銀座の美術館を過去1度も訪問したことがない。また、1か所しか存在しない新宿の美術館に当該ユーザは過去3度も訪問しているので、本来の訪問頻度はもう少し高いはずである。したがって、
図5(c)では、上野の美術館の訪問頻度を補正して64%とし、新宿を訪問したときの美術館を訪問する頻度を30%から36%に補正している。
【0070】
また、
図5(b)に示すように、上野と銀座において飲食店が存在する比率は同じであるが、
図5(a)に示すように、飲食店を訪問する際に新宿を訪問する訪問頻度が圧倒的に高いので、
図5(c)においては、飲食店を訪問する際に新宿を訪問する頻度は91%とかなり高めに補正されていると共に、上野の訪問頻度がかなり小さくなるよう補正されている。
【0071】
さらに、
図5(b)に示すように、書店を訪問する際、新宿と、上野又は銀座において書店が存在する比率は2対1であるが、
図5(a)に示すように、書店を訪問する際に新宿を訪問する訪問頻度が圧倒的に高いので、
図5(c)においては、書店を訪問する際に新宿を訪問する頻度は92%とかなり高めに補正されていると共に、上野又は銀座の訪問頻度がかなり小さくなるよう補正されている。
【0072】
次に、本発明の実施形態における情報処理装置に記憶された施設種別に対する訪問頻度を地域別に表したものを地域別に存在する施設数の比率で補正したものと地域に対する訪問頻度を施設種別別に表したものを施設種別別に存在する施設数の比率で補正したものとを併合したものについて説明する。
図6は、施設種別に対する訪問頻度を地域別に表したものを地域別に存在する施設数の比率で補正したものと地域に対する訪問頻度を施設種別別に表したものを施設種別別に存在する施設数の比率で補正したものとを併合した図(
図4(c)と
図5(c)との加算平均を取った図)である。
【0073】
図4(c)及び
図5(c)の結果に基づいて、上野を訪問し、かつ美術館を訪問する最終的な訪問頻度について検討する。
図3に示すように上野には12回訪問し、美術館には10回訪問している。そして、
図4(c)では、施設種別(美術館)に対する訪問頻度を地域別(上野)に表したものを地域別(上野)に存在する施設数の比率で補正した89%という訪問頻度が算出され、
図5(c)では、施設種別(美術館)に対する訪問頻度を施設種別(美術館)別に存在する地域の比率で補正した64%という訪問頻度が算出されている。したがって、両者の加算平均を取ると、12*89%(20.42/23.05)+10*64%(9.8/15.2)≒17.08回という訪問回数が求められる。
【0074】
同様に、上野には12回訪問し、飲食店には25回訪問している。そして、
図4(c)では、施設種別(飲食店)に対する訪問頻度を地域別(上野)に表したものを地域別(上野)に存在する施設数の比率で補正した9%という訪問頻度が算出され、
図5(c)では、施設種別(飲食店)に対する訪問頻度を施設種別(飲食店)別に存在する地域の比率で補正した4%という訪問頻度が算出されている。したがって、両者の加算平均を取ると、12*9%(2/23.05)+25*4%(1.6/35.8)≒2.16回という訪問回数が求められる。
【0075】
さらに、上野には12回訪問し、書店には19回訪問している。そして、
図4(c)では、施設種別(書店)に対する訪問頻度を地域別(上野)に表したものを地域別(上野)に存在する施設数の比率で補正した3%という訪問頻度が算出され、
図5(c)では、施設種別(書店)に対する訪問頻度を施設種別(書店)別に存在する地域の比率で補正した1%という訪問頻度が算出されている。したがって、両者の加算平均を取ると、12*3%(0.63/23.05)+19*1%(0.21/25.78)≒0.48回という訪問回数が求められる。
【0076】
そうすると、上野を訪問する総回数は、17.08+2.16+0.48=19.72回となり、上野において美術館、飲食店、書店を訪問する比率は、それぞれ、87%、11%、2%となる。これは、19.72回上野を訪問して、そのうち、17.08回美術館を訪問しているということを意味している。また、
図4(c)では、上野において美術館を訪問する比率は89%であったが、
図5(c)において、美術館のうち上野を訪問する比率は64%であったため、87%と若干下がったが、
図4(b)に示した施設数比率よりも
図4(a)に示した訪問頻度が多い傾向が考慮された訪問頻度に補正されている。
【0077】
次に、新宿には36回訪問し、美術館には10回訪問している。そして、
図4(c)では、施設種別(美術館)に対する訪問頻度を地域別(新宿)に表したものを地域別(新宿)に存在する施設数の比率で補正した9%という訪問頻度が算出され、
図5(c)では、施設種別(美術館)に対する訪問頻度を施設種別(美術館)別に存在する地域の比率で補正した36%という訪問頻度が算出されている。したがって、両者の加算平均を取ると、36*9%(3.75/40.69)+10*36%(5.4/15.2)≒6.87回という訪問回数が求められる。
【0078】
また、新宿には36回訪問し、飲食店には25回訪問している。そして、
図4(c)では、施設種別(飲食店)に対する訪問頻度を地域別(新宿)に表したものを地域別(新宿)に存在する施設数の比率で補正した33%という訪問頻度が算出され、
図5(c)では、施設種別(飲食店)に対する訪問頻度を施設種別(飲食店)別に存在する地域の比率で補正した91%という訪問頻度が算出されている。したがって、両者の加算平均を取ると、36*33%(13.5/40.69)+25*91%(32.4/35.8)≒34.57回という訪問回数が求められる。
【0079】
そして、新宿には36回訪問し、書店には19回訪問している。そして、
図4(c)では、施設種別(書店)に対する訪問頻度を地域別(新宿)に表したものを地域別(新宿)に存在する施設数の比率で補正した58%という訪問頻度が算出され、
図5(c)では、施設種別(書店)に対する訪問頻度を施設種別(書店)別に存在する地域の比率で補正した92%という訪問頻度が算出されている。したがって、両者の加算平均を取ると、36*58%(23.44/40.69)+19*92%(23.68/25.78)≒38.19回という訪問回数が求められる。
【0080】
そうすると、新宿を訪問する総回数は、6.87+34.57+38.19=79.63回となり、新宿において美術館、飲食店、書店を訪問する比率は、それぞれ、9%、43%、48%となる。そして、
図5(c)では、美術館のうち新宿を訪問する比率は36%であったが、
図4(c)において新宿において美術館を訪問する比率は9%であったため、9%と大幅に低く補正されている。また、
図5(c)では、書店のうち新宿を訪問する比率は92%であったが、
図4(c)において新宿において書店を訪問する比率が58%と低いため、48%と低く補正された。
【0081】
次に、銀座には6回訪問し、飲食店には25回訪問している。そして、
図4(c)では、施設種別(飲食店)に対する訪問頻度を地域別(銀座)に表したものを地域別(銀座)に存在する施設数の比率で補正した29%という訪問頻度が算出され、
図5(c)では、施設種別(飲食店)に対する訪問頻度を施設種別(飲食店)別に存在する地域の比率で補正した5%という訪問頻度が算出されている。したがって、両者の加算平均を取ると、6*29%(2.7/9.45)+25*29%(1.8/35.8)≒2.97回という訪問回数が求められる。
【0082】
また、銀座には6回訪問し、書店には19回訪問している。そして、
図4(c)では、施設種別(書店)に対する訪問頻度を地域別(銀座)に表したものを地域別(銀座)に存在する施設数の比率で補正した71%という訪問頻度が算出され、
図5(c)では、施設種別(書店)に対する訪問頻度を施設種別(書店)別に存在する地域の比率で補正した7%という訪問頻度が算出されている。したがって、両者の加算平均を取ると、6*71%(6.74/9.45)+19*7%(1.89/25.78)≒5.68回という訪問回数が求められる。
【0083】
そうすると、銀座を訪問する総回数は、2.97+5.68=8.65回となり、銀座において飲食店、書店を訪問する比率は、それぞれ、34%、66%となる。そして、
図5(c)において飲食店のうち銀座を訪問する比率は5%であったが、
図4(c)において銀座において飲食店を訪問する比率が29%であったため、34%と若干高めに補正されている。また、
図5(c)では、書店のうち銀座を訪問する比率は7%であったが、
図4(c)において銀座において書店を訪問する比率が71%と高いため、66%と高く補正された。
【0084】
このように、
図6では、ユーザの過去の訪問履歴を、同じ施設種別のものが同じ数だけ存在していた場合にどう補正するかといった観点で訪問頻度の補正を行っており、
図6に表された訪問頻度の高い施設に関する情報から選択的にユーザに対して出力することとしている。具体的には、訪問回数算出部210により算出された
図6に示す訪問頻度を有する所定の施設種別の所定の施設の情報をユーザに対してレコメンドする。訪問履歴記憶部203に記憶されている各施設への訪問日時の情報を用いて、各比率を各施設へ訪問した曜日や時間帯毎で算出し、その曜日や時間帯に応じて補正された訪問頻度を算出するようにした場合には、現在の曜日や時間に応じて選択的に、所定の施設の情報をユーザに対してレコメンドすることもできる。
【0085】
なお、本実施形態では、
図4(c)の結果と
図5(c)の結果とを1対1でマージすることとして説明を行っているが、両者に如何なる重みをつけてマージするかは、
図4(c)の訪問頻度と、
図5(c)の訪問頻度との何れの訪問頻度がユーザに整合するのかを学習することにより定めるようにしても良い。例えば、学習した割合に応じて重みづけを変える場合、補正された訪問頻度に応じて提示した情報が、ユーザが望む情報であったか否かに応じて、
図4(c)と
図5(c)との何れの補正を優位にしたら良いのかを決定する。そして、学習が進行するにつれて当該ユーザが望む情報に適合するよう、当該ユーザにレコメンドする情報を提示するようにする。これは、ユーザにより、又は訪問施設により異なるものとなる。
【0086】
ユーザに情報をレコメンドするにあたり、上記説明した当該ユーザの行動履歴、場所(施設)情報に加え、付加情報を加味するようにしても良い。例えば、美術館に関する情報を提示する際に、当該美術館の休館情報、現在開催されている展示内容、割引情報等の付加情報を併せてレコメンドするようにしても良い。そして、普段の生活ではあまり美術館を訪問することがないユーザであってもこのようなレコメンド情報にアクセスしたと仮定する。例えば、新しい美術館がオープンする際に広告主が告知を行う場合、そもそも美術館を訪問したことがないユーザに対して広告を出しても意味がなく、もう既に当該新しい美術館を訪問したユーザに対して広告を出しても意味がない。広告主は、新しい美術館を訪れてくれそうな上記レコメンド情報にアクセスしたユーザに対して広告を集中的に出すことができる。
【0087】
次に、本発明の実施形態における情報処理装置の動作フローについて説明する。
図7は、本発明の実施形態における情報処理装置の動作フローについて説明する図である。
【0088】
情報処理装置1の入出力インタフェース105を用いた情報の検索が開始されると、ステップS701の処理において、訪問履歴記憶部203に記憶された訪問履歴の中から、地域別訪問比率算出部204は、所定の地域に存在する施設への総訪問回数に対する各種類の施設への訪問回数の比率を複数の地域毎にそれぞれ算出する。そして、ステップS702の処理において、特定範囲内施設記憶部201に記憶された施設の中から、地域別施設数比率算出部205は、所定の地域に存在する総施設数に対する各種類の施設の施設数の比率を複数の地域毎にそれぞれ算出する。さらに、ステップS703の処理において、地域別施設数比率補正部206は、ステップS701の処理で算出された地域別の訪問回数を、ステップS702の処理で算出された地域別施設数比率で補正を行う。
【0089】
また、ステップS704の処理において、訪問履歴記憶部203に記憶された訪問履歴の中から、施設種別別訪問比率算出部207は、所定の種類の施設への総訪問回数に対する各地域の施設への訪問回数の比率を施設の種類毎にそれぞれ算出する。そして、ステップ705の処理において、特定範囲内施設種別記憶部202に記憶された施設種別の中から、施設種別別施設数比率算出部208は、所定の種類の施設の総施設数に対する各地域に存在する施設の施設数の比率を施設の種類毎にそれぞれ算出する。さらに、ステップS706の処理において、施設種別別施設数比率補正部209は、ステップS704の処理で算出された施設別別の訪問回数を、ステップS705の処理で算出された施設種別別施設数比率で補正を行う。
【0090】
ステップS707の処理において、訪問回数算出部210は、ステップS703の処理で算出された地域別の訪問回数を地域別施設数比率で補正したものと、ステップS706の処理で算出された施設別別の訪問回数を施設種別別施設数比率で補正したものとを併合して、補正された訪問頻度を算出する。そして、ステップS708の処理において、得られた結果に基づいてユーザが望む情報を選択的に操作・表示部106に表示する。
【0091】
なお、上記したように、ステップS707の処理において、ステップS703の処理で算出された地域別の訪問回数を地域別施設数比率で補正したもの、又はステップS706の処理で算出された施設別別の訪問回数を施設種別別施設数比率で補正したものの何れかを用いて補正された訪問頻度を算出し、ステップS708の処理において、得られた結果に基づいてユーザが望む情報を選択的に操作・表示部106に表示するようにしても良い。
【0092】
なお、
図7に示した本実施形態に係る情報処理装置の動作フローは、コンピュータ上のプログラムに実行させることもできる。すなわち、情報処理装置1を構成するCPU(制御部)101が、ROM102に格納されたプログラムをロードする。そして、プログラムの各処理ステップが順次実行されることによって行われる。
【0093】
以上説明したように、本実施形態では、訪問履歴、地域別の施設、地域別の施設種別別を予め記憶しておき、訪問履歴から、施設が存在する地域の地域毎に施設の訪問回数の比率を施設の種別毎に算出し、施設が存在する地域の地域毎に存在する施設数の比率で補正し、施設の施設種別毎に施設種別の訪問回数の比率を施設が存在する地域毎に算出し、施設の施設種別毎に存在する施設数の比率で補正することとしている。
【0094】
また、施設の収容人数を加味しても良い。美術館のような収容人数が多い施設は、施設の数は少なく、特定の施設に集中して訪問することが多くなる。これに比べ、飲食店のような施設の場合、施設数が多く、相対的に特定の施設に集中し難い。具体的には、施設種別毎の収容人数を基準にしてもよい。
図4(b)の例では、施設数として美術館3・飲食店10としたが、施設種別毎の収容人数合計として美術館300・飲食店100のように基準を変えても良い。さらに、個々の施設の収容人数を用いても良いが、種別の平均的な収容人数での代用でも良い。そして、本実施形態では、単純な比率を用いて補正を行っているが、頻度が大きく違う場合の補正を際立たせるためにn乗値を用いることや、穏やかにするために比率の対数値を用いること等を行っても良い。
【0095】
そして、地域別の訪問頻度を地域別施設数比率で補正したものと、施設種別別の訪問頻度を施設種別別施設数比率で補正したものとの何れか一方、又は双方を用いることしている。これにより、ユーザが何処を訪問しそうなのか、何処に訪問し得るのかといった行動予測を行い、比較的高確率で推定することとしている。
【0096】
このように、本発明によれば、ユーザの行先をより高い精度で予測することが可能な情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムを得ることができるのである。
【0097】
以上、これまで本発明の実施形態について説明してきたが、本発明の実施形態は上述した実施形態に限定されるものではない。すなわち、他の実施形態、追加、変更、削除等、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、何れの態様においても本発明の作用効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。