特許第6262355号(P6262355)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 6262355-消去可能PROM用の3次元アドレス指定 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6262355
(24)【登録日】2017年12月22日
(45)【発行日】2018年1月17日
(54)【発明の名称】消去可能PROM用の3次元アドレス指定
(51)【国際特許分類】
   G06F 12/02 20060101AFI20180104BHJP
【FI】
   G06F12/02 550A
【請求項の数】12
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2016-545345(P2016-545345)
(86)(22)【出願日】2014年1月31日
(65)【公表番号】特表2017-507404(P2017-507404A)
(43)【公表日】2017年3月16日
(86)【国際出願番号】US2014014014
(87)【国際公開番号】WO2015116129
(87)【国際公開日】20150806
【審査請求日】2016年7月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】511076424
【氏名又は名称】ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.
【氏名又は名称原語表記】Hewlett‐Packard Development Company, L.P.
(74)【代理人】
【識別番号】100087642
【弁理士】
【氏名又は名称】古谷 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100082946
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 昭広
(74)【代理人】
【識別番号】100121061
【弁理士】
【氏名又は名称】西山 清春
(74)【代理人】
【識別番号】100195693
【弁理士】
【氏名又は名称】細井 玲
(72)【発明者】
【氏名】ング,ブーン・ビン
(72)【発明者】
【氏名】ゴイ,ハン・ル
【審査官】 塚田 肇
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2010/0328405(US,A1)
【文献】 特開2012−248265(JP,A)
【文献】 米国特許第06198667(US,B1)
【文献】 特開平06−236680(JP,A)
【文献】 特開2000−349163(JP,A)
【文献】 特開平03−126560(JP,A)
【文献】 特開昭56−041574(JP,A)
【文献】 特開昭63−136397(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0291560(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 12/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一体化プリントヘッドにおける複数の消去可能なプログラム可能読取り専用メモリ(EPROM)バンクであって、各EPROMバンクがEPROMメモリアレイを構成する、複数のEPROMバンクと、
複数のシフトレジスタであって、各シフトレジスタが、3次元EPROMアドレスを生成するために前記複数のEPROMバンクに接続される、複数のシフトレジスタ
とを備えるプリントヘッド記憶装置であって、
前記3次元EPROMアドレスは、
前記3次元EPROMアドレスの行部分を指定する行選択データ信号と、
前記3次元EPROMアドレスの列部分を指定する列選択データ信号と、
前記複数のEPROMバンクのうちのあるEPROMバンクを指定するバンク選択データ信号であって、前記行選択データ信号及び前記列選択データ信号に関連するバンク選択データ信号
を含み、
前記行選択データ信号は、前記複数のシフトレジスタのうちの第1のシフトレジスタによって生成され、前記列選択データ信号は、前記複数のシフトレジスタのうちの前記第1のシフトレジスタによって生成され、前記バンク選択データ信号は、前記複数のシフトレジスタのうちの第2のシフトレジスタによって生成されることからなる、プリントヘッド記憶装置。
【請求項2】
前記バンク選択データ信号は、並列3次元EPROMアドレスを生成するために、前記行選択データ及び前記列選択データに関連する前記複数のEPROMバンクのうちの2以上のEPROMバンクを指定することからなる、請求項1の装置。
【請求項3】
前記複数のシフトレジスタの各々が、対応するデータ信号及び複数の対応する選択信号を含む複数の入力を受け入れることからなる、請求項1または2の装置。
【請求項4】
前記対応するデータ信号は、対応するシフトレジスタを作動させ、及び、前記3次元EPROMアドレスの行部分及び列部分を指定することからなる、請求項の装置。
【請求項5】
前記対応する選択信号は、対応するシフトレジスタをプリチャージして進めることからなる、請求項3または4の装置。
【請求項6】
前記対応するシフトレジスタは、4つの前記対応する選択信号が一巡すると1段だけ進められる、請求項の装置。
【請求項7】
印刷装置における複数の消去可能なプログラム可能読取り専用メモリ(EPROM)バンクであって、各EPROMバンクはEPROMメモリアレイを構成する、複数のEPROMバンクと、
直列データ入力及び複数の並列出力を有する複数のシフトレジスタであって、各シフトレジスタが前記複数のEPROMバンクに接続される、複数のシフトレジスタと、
3次元EPROMアドレスの行部分を指定するための行選択データ信号であって、前記複数のシフトレジスタのうちの第1のシフトレジスタによって生成される行選択データ信号と、
3次元EPROMアドレスの列部分を指定するための列選択データ信号であって、前記第1のシフトレジスタによって生成される列選択データ信号と、
前記3次元EPROMアドレスの一部である、前記複数のEPROMバンクのうちのあるEPROMバンクを指定するためのバンク選択データ信号であって、前記複数のシフトレジスタのうちの第のシフトレジスタによって生成されるバンク選択データ信号
を有するシステム。
【請求項8】
前記複数のシフトレジスタの各シフトレジスタは、対応するシフトレジスタに関連する複数のクロックサイクルのうちの1つのクロックサイクルを累積的に表す対応する1組の4つの繰り返し選択信号に同期させられる、請求項のシステム。
【請求項9】
前記EPROMバンクの数は、対応するシフトレジスタに関連する前記クロックサイクルの数によって決まる、請求項のシステム。
【請求項10】
前記複数のEPROMバンクの各々のEPROMアレイのメモリユニットの行及び列の数は、対応するシフトレジスタに関連する前記クロックサイクルの数によって決まる、請求項8または9のシステム。
【請求項11】
一体化プリントヘッドの消去可能なプログラム可能読取り専用メモリ(EPROM)メモリユニットを3次元アドレス指定するための方法であって、
複数のシフトレジスタにおいて複数の入力信号を受け取るステップであって、該複数の入力信号は、データ信号と、前記複数のシフトレジスタのうちのあるシフトレジスタをプリチャージして進めるための選択信号とを含む、ステップと、
前記複数のシフトレジスタのうちの第1のシフトレジスタにおいて、3次元EPROMアドレスの行部分を指定する行選択データ信号を生成するステップと、
前記第1のシフトレジスタにおいて、3次元EPROMアドレスの列部分を指定する列選択データ信号を生成するステップと、
前記複数のシフトレジスタのうちの第2のシフトレジスタにおいて、複数のEPROMバンクのうちのあるEPROMバンクを指定するバンク選択信号を生成するステップであって、該バンク選択信号は、前記行選択データ信号及び前記列選択データ信号に関連することからなる、ステップと、
前記行選択データ信号、前記列選択データ信号、及び前記バンク選択信号に基づいて、個々のEPROMメモリユニットを三次元でアドレス指定するステップ
を含む方法。
【請求項12】
前記複数のシフトレジスタのそれぞれのシフトレジスタは、前記複数のEPROMバンクのそれぞれのEPROMバンクに接続される、請求項11の方法。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
メモリ(記憶装置)は、システムに情報を記憶するための重要な要素である。メモリを、「0」及び「1」などの複数の異なる状態を生成して保持することによって実現することができる。消去可能なプログラム可能読取り専用メモリ(EPROM:消去可能PROM)は、ストレージ(記憶)トランジスタの導電率によって符号化されたメモリユニット(記憶単位。たとえばビット)を記憶する個々にプログラムされたフローティングゲートトランジスタの配列からなる1つのタイプの不揮発性メモリである。
【0002】
一体化されたプリントヘッド(IPH)はメモリを備えることができる。IPHメモリを用いて、ペンID、一意のID、アナログシリアルナンバー(ASN)、セキュリティ情報、及びその他のIPH特徴エンハンスメント情報のような情報を記憶することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】(補充可能性あり)
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1】本開示にしたがうプリントヘッド記憶装置の1例のブロック図である。
図2A】本開示にしたがうEPROM用の3次元アドレス指定方式の1例を示す表である。
図2B】本開示にしたがうEPROM用の3次元並列アドレス指定方式の1例を示す表である。
図3】一体化プリントヘッドのEPROMメモリユニットの3次元アドレス指定の方法の1例のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0005】
一体化されたプリントヘッド(IPH。以下、一体化プリントヘッドともいう)は、さまざまな異なるメモリ技術を利用することができる。たとえば、IPHは、情報を格納するためにメタル(金属)ヒューズメモリ技術を使用することができる。しかしながら、消去可能PROM(EPROM)は、EPROMセレクタトランジスタ用に必要なサイズが比較的小さいこと、EPROMをプログラムする際にダメージを与える可能性がある機械力を必要としないこと、及び、EPROMの目視検査では状態を認識できないという点でメタルヒューズ技術よりも有利である。
【0006】
機能を実施するIPHプラットフォームの能力は、該プラットフォームが有するメモリの量(たとえば、該メモリが記憶するアドレス指定可能なメモリユニットの数)によって制限されうる。すなわち、IPHに記憶できる情報が多くなると、IPHに実装できる機能(特徴)は多くなる。IPHにおけるアドレス指定可能なメモリユニット(記憶単位。たとえばビット)の数は多くの要因によって制限されうる。
【0007】
従来のIPH EPROMアドレス指定は、直接アドレス指定(ダイレクトアドレッシング)を用いて行われている。直接アドレス指定は、EPROMの1つのバンク毎に独立したデータ信号を利用する。その結果、直接アドレス指定は、対応するEPROMバンクのEPROMメモリユニットをアドレス指定するために、1つのEPROMバンク毎に1つのレジスタ(たとえばシフトレジスタ)を必要とする。
【0008】
所与のレジスタ及び関連するEPROM用に使用できるシリコン(Si)面積の大きさは多くの要因によって制限されうる。たとえば、IPHのサイズ及び/または機能によって課されるサイズの制約は、使用できるSi面積を制限するように作用しうる。さらに、所与のIPHを製造することに関連するコストの制約は、そのレジスタ及び対応するEPROMバンク用に使用できる利用可能なSi面積の大きさを制限しうる。IPHのSi面積の制限は、IPHレジスタ及びEPROMバンクの制限につながり、したがって、アドレス指定可能なメモリユニットの制約につながる。
【0009】
本開示の例は、EPROM用の3次元アドレス指定方式を利用するプリントヘッド記憶装置、並びに、EPROMメモリユニットを3次元アドレス指定するためのシステム及び方法を含む。プリントヘッド記憶装置、システム、及び方法は、3次元EPROMアドレスを生成するために複数のシフトレジスタを使用することができる(それぞれのシフトレジスタは複数のEPROMバンクに接続されている)。3次元EPROMアドレスは、行選択データ信号、列選択データ信号、及びバンク選択データ信号を含むことができる。行選択データ信号は、個々のEPROMメモリユニットアドレスの行部分を指定することができ、列選択データ信号は、個々のEPROMアドレスの列部分を指定することができ、バンク選択データ信号は、第1及び第2のシフトレジスタによって指定される個々のEPROMメモリユニットアドレスに関連する複数のEPROMバンクのうちのある(1つの)EPROMバンクを指定することができる。その結果、3次元EPROMアドレスを利用する本開示の例は、より多くのEPROMバンク内のEPROMメモリユニットをアドレス指定することができる一方で、従来の方法よりも使用するSi面積は小さい(たとえば、各EPROMバンクは各バンクをアドレス指定するために対応するシフトレジスタを必要としないのでシフトレジスタの数が少ない)。
【0010】
図1は、本開示にしたがうプリントヘッド記憶装置110の1例を示している。プリントヘッド記憶装置110を任意のIPH構成に組み込むことができる。たとえば、プリントヘッド記憶装置110を、インクカートリッジに一体化されたプリントヘッドを有するインクジェットIPHの一部とすることができる。プリントヘッド記憶装置110に関連するIPHは、たとえば、ハウジング(筐体)、インク室、該インク室と流体連絡する複数の入口及び出口、複数の噴射抵抗器、種々の電気接点、及びコントローラを備えることができる。該コントローラは、プリントヘッド記憶装置110を備えることができる。
【0011】
プリントヘッド記憶装置110は、複数のシフトレジスタ112−1、…、112−Nを備えることができる。図1には、3つのシフトレジスタ112−1、…、112−Nが示されているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、シフトレジスタ112−1、…、112−Nの数を、利用できるSi面積の制約の範囲内で任意の数とすることができる。
【0012】
いくつかの例では、複数のシフトレジスタ112−1、…、112−Nの各々は、共通のタイム(時間)クロックを共有する、2つの安定な状態を有するフリップフロップ回路のカスケードを備えることができる。カスケードをなすように、各フリップフロップ回路を次のフリップフロップのデータ入力に接続することによって、クロック入力のそれぞれの遷移時に入力で受け取ったデータをシフトインし、及び、記憶されているビット配列内の最後のビットをシフトアウトすることによって、該ビット配列をシフトする回路を生成することができる。シフトレジスタのそれぞれのフリップフロック回路を段(ステージ)と呼ぶことができる。該複数のシフトレジスタ112−1、…、112−Nは任意の数の段を有することができる。たとえば、それらのシフトレジスタは、図1に示されているように8個の段を含むことができる。
【0013】
シフトレジスタ112−1、…、112−Nを任意のタイプのシフトレジスタとすることができる。たとえば、シフトレジスタ112−1、…、112−Nの各々を、直列入力並列出力シフトレジスタ(シリアル入力/パラレル出力シフトレジスタ)とすることができる。
【0014】
シフトレジスタ112−1、…、112−Nは、任意の数の入力線を介して、複数の入力信号(たとえば、選択信号S1−1、…、S4−N、データ信号D1、…、D−Nなど)を受け入れることができる。選択信号S1−1、…、S4−Nを用いて、選択信号S1−1、…、S4−Nを受け取るシフトレジスタ112−1、…、112−Nをプリチャージして進めることができる。たとえば、選択信号S1−1、…、S4−Nを繰り返しパルス入力することによってシフトレジスタ112−1を進める(たとえば1段ずつデータを出力側にシフトする)ことができ、この場合、4つの選択信号S1−1、…、S4−1を周期的に繰り返す各サイクルは、シフトレジスタ112−1を1段だけ進める。選択信号S1−1、…、S4−Nを、互いに独立した信号または共通の信号とすることができる。たとえば、選択信号S1−1、S1−2、S1−Nを異なる信号ではなく共通の信号とすることができる。選択信号S2−1、S2−2、S2−N、選択信号S3−1、S3−2、S3−N、及び選択信号S4−1、S4−2、S4−Nについても同様とすることができる。
【0015】
データ信号D1、…、D−Nは、開始信号として機能することができ、及び、EPROMメモリユニットの行アドレス及び列アドレスを伝えることができる。信号D1、…、D−Nによって入力されるデータを、シフトレジスタ112−1、…、112−Nの任意のものに任意に割り当てることができ、これによって、シフトレジスタ112−1、…、112−Nのうちの特定のものが、特定のタイプのデータ入力を受け取ることに限定されないようにすることができる。
【0016】
複数のシフトレジスタ112−1、…、112−Nの各々を複数のメモリバンク114−1、…、114−Nに接続することができる。任意の数のメモリバンク114−1、…、114−Nが可能である。しかしながら、プリントヘッド記憶装置110の複数のメモリバンク114−1、…、114−Nは、シフトレジスタ112−1、…、112−Nの数、並びに、シフトレジスタ112−1、…、112−Nの各々の段及びサイクルの数によって制限されうる。なぜなら、複数のメモリバンク114−1、…、114−Nをアドレス指定することは、複数のメモリバンク114−1、…、114−Nのメモリユニット同士を区別するために十分な数のシフトレジスタ/シフトレジスタ段/シフトレジスタサイクルを有することを含むからである。
【0017】
各メモリバンク114−1、…、114−Nを、アドレス指定可能なEPROMメモリユニット(記憶単位。たとえばビットなど)の配列とすることができる。メモリバンク114−1、…、114−Nを、任意の数の個々のEPROMメモリユニットアドレスを有する任意のサイズのEPROMアレイ(EPROM配列)とすることができる。たとえば、各メモリバンク114−1、…、114−Nを、論理的には、アドレス指定可能な64個の個別のEPROMメモリユニットを形成する8行×8列のEPROMアレイとすることができる。該論理的な構成及びアドレス指定可能なビットの数は、シフトレジスタ112−1、…、112−Nの各々の段及びサイクルの数によって制限されうる。なぜなら、複数の個別のアドレス指定可能なEPROMメモリユニットをアドレス指定することは、それらを識別するために十分な数のシフトレジスタ段/シフトレジスタサイクルを有することを含むからである。
【0018】
シフトレジスタ112−1、…、112−Nの各々は、複数の出力(たとえば、行選択信号(RS)118、列選択信号(CS)120、バンク選択信号(BS)122)を生成することができる。図1では、RS118、CS 120、及びBS 122信号は、別個のシフトレジスタ112−1、…、112−Nから生成されるものとして示されているが、本開示はこれには限定されない。2以上の信号を、該複数のシフトレジスタ112−1、…、112−Nの個々のシフトレジスタから生成することができる。たとえば、メモリバンク114−1、…、114−Nの各々が、64個の個々にアドレス指定可能なEPROMメモリユニットを形成する8行×8列から論理的に構成されるEPROMアレイを含み、かつ、シフトレジスタ112−1、…、112−Nの各々が16段シフトレジスタである場合には、特定のシフトレジスタ(たとえばシフトレジスタ112−1)は、BS122信号と組にされる(組み合わせられる)と、それらのアレイのうちの任意のアレイのアドレス指定可能なEPROMメモリユニットの行及び列をアドレス指定するのに足りるRS118信号とCS 120信号の両方を生成することができる。シフトレジスタ112−1、…、112−Nの段の数と個別にアドレス指定可能なEPROMメモリユニットの数との関係によって、該特定のシフトレジスタ(たとえばシフトレジスタ112−1)がどれだけの数の信号を生成することができるかが決まりうる。該特定のシフトレジスタ(たとえばシフトレジスタ112−1)が、BS122信号と組にされた(組み合わせられた)場合に、複数のメモリバンク114−1、…、114−NのEPROMアレイのうちの任意のアレイのEPROMメモリユニットアドレスの列部分と行部分の両方をアドレス指定するのに十分な段を有している限り、該特定のシフトレジスタ(たとえばシフトレジスタ112−1)は、RS118信号とCS 120信号の両方を生成することができる。
【0019】
データ信号D1を用いてRS信号118を生成することができる。RS信号118は、メモリバンク114−1、…、114−NのEPROMアレイのうちの任意のアレイ内の個別にアドレス指定可能なEPROMメモリユニットのアドレスの論理行部分を識別ないし特定することができる。特定の選択信号S1−1、…、S4−Nの特定のサイクル中にデータ信号D1を加えることによって、RS信号118を生成することができる。
【0020】
データ信号D2を用いてCS信号120を生成することができる。CS信号120は、メモリバンク114−1、…、114−NのEPROMアレイのうちの任意のアレイ内の個別にアドレス指定可能なEPROMメモリユニットのアドレスの論理列部分を識別ないし特定することができる。特定のシフトレジスタ112−2における特定の選択信号S1−1、…、S4−Nの特定のサイクル中にデータ信号D2を加えることによって、CS信号120を生成することができる。
【0021】
データ信号D−Nを用いてBS信号122を生成することができる。BS信号122は、複数のメモリバンク114−1、…、114−N(これらのメモリバンク内に、個別にアドレス指定可能なEPROMメモリユニットが論理的または物理的に存在する)のうちの特定のメモリバンクを識別ないし特定することができる。BS信号122がRS信号118及びCS信号120と組にされる(組み合わされる)と、3次元EPROMメモリユニットアドレスが指定される。すなわち、RS信号118とCS信号120は、EPROMメモリバンク114−1、…、114−Nのうちの任意のバンク内のEPROMメモリユニットをアドレス指定する際に適用できる論理行(たとえばRS信号118)及び論理列(たとえばCS信号120)を指定する2次元EPROMアドレスを表す。BS信号122は、RS信号118とCS信号120が、EPROMメモリバンク114−1、…、114−Nのうちのどのメモリバンクをアドレス指定しているかを指定する第3の次元をEPROMアドレスにもたらす。いくつかの実施形態では、BS信号122は、複数のメモリバンク114−1、…、114−Nのうちの1つのメモリバンクを指定することができる。
【0022】
代替的には、BS信号122は、複数のメモリバンク114−1、…、114−Nのうちの2以上のメモリバンクを指定することができ、これによって、並列3次元EPROMアドレス指定を可能する。たとえば、選択信号S1、…、S4の複数のサイクル中にD−Nを与えて、複数のメモリバンク114−1、…、114−Nのうちの2以上のメモリバンクの指定された行及び列を並列(ないし同時)にアドレス指定することができる。
【0023】
RS信号118、CS信号120、及びBS信号122を、対応するトランジスタによって入力することができる。たとえば、RS信号118をRSトランジスタによって、CS信号120をCSトランジスタによって、BS信号122をBSトランジスタによって、それぞれ入力することができる。RSトランジスタ、CSトランジスタ、及びBSトランジスタをNMOSトランジスタとすることができる。RSトランジスタ、CSトランジスタ、及びBSトランジスタを、3次元EPROMアドレスの生成を可能にする任意のやり方で配列することができる。たとえば、BSトランジスタを、CSトランジスタ及びRSトランジスタにカスケード/直列に接続することができる。別の例では、BSトランジスタを、RSトランジスタ及びCSトランジスタのゲートに接続することができる。さらに別の例では、BSトランジスタを、追加のデコーダーを介してCSトランジスタ及びRSトランジスタに接続することができる。
【0024】
図1の例示的なプリントヘッド記憶装置110は、従来の方法に比べて、より少ないシフトレジスタ112−1、…、112−Nが、より少ないアドレス指定サイクルでより多くのアドレス指定可能なEPROMメモリユニットをアドレス指定するのを可能にする3次元メモリアドレス指定方式を表している。たとえば、4つの16段シフトレジスタを用いる従来の直接アドレス指定方法を使用すると、8×8メモリユニットからなるEPROMメモリアレイの4つの対応するメモリバンクだけをアドレス指定することができる。すなわち、従来の直接アドレス指定方法は、256のメモリユニットをアドレス指定するために4つの16段シフトレジスタを必要とする。従来の方法と対比して、本開示のいくつかの例は、3つの8段シフトレジスタ112−1、…、112−Nで、8×8メモリユニットからなるEPROMメモリアレイの8個のメモリバンク114−1、…、114−Nに対する3次元EPROMメモリユニットアドレスを生成することを可能にする。すなわち、本開示のいくつかの例は、3つの8段シフトレジスタ112−1、…、112−Nが512のメモリユニットをアドレス指定することを可能にする。本開示は、より少ない及び/またはより小さいシフトレジスタの使用を可能にすることができる。上記の例では、4つのシフトレジスタではなく3つのシフトレジスタがあり、それら3つのシフトレジスタは16段ではなく8段であり、これによって、シフトレジスタの数及びサイズの両方の点でスペースを節約する。
【0025】
図2A及び図2Bは、EPROM用の3次元アドレス指定方式の例を示す図である。図2Aは、本開示のEPROM用の3次元アドレス指定方式の1例を表す表230を示している。表230は、いくつかの信号とそれらの信号の印加タイミングにそれぞれ対応する複数の行と列で構成されている。表230において、信号は、表230のマトリックスにおいて「0」ではなく「1」が現れているときに加えられるものとして示されている。
【0026】
表230の行S1、S2、S3、及びS4は、各シフトレジスタをプリチャージして進めるために各シフトレジスタに加えることができる選択信号S1、S2、S3、及びS4を表している。表230において、選択信号S1、S2、S3、及びS4は、必ずしも1つのシフトレジスタの選択信号である必要はない。すなわち、選択信号S1、S2、S3、及びS4は、データ信号を受け入れる任意のシフトレジスタに加えられる任意の選択信号を記号で表したものでありうる。さらに明確にするために、図1を再度参照すると、表230のS1は、選択信号S1−1、S1−2、S1−3、及び/またはS1−Nを表すことができる。さらに、表230のS2、S3、及びS4は、それぞれ、S2−1、S2−2、S2−3、及び/またはS2−N;S3−1、S3−2、S3−3、及び/またはS3−N;S4−1、S4−2、S4−3、及び/またはS4−Nを表すことができる。したがって、表230は、複数の異なるシフトレジスタをプリチャージして進めるために加えられる類似の選択信号S1、S2、S3、及びS4を示すことができる。
【0027】
表230の各列はシフトレジスタサイクル(たとえば、サイクル1、サイクル2、サイクル3、サイクル4、サイクル5、サイクル6、サイクル7、サイクル8)を表しており、サイクル1はシフトインするための最初のサイクルである。1つのサイクルを、選択信号S1〜S4の印加に対応付けることができるので、表230の各サイクルは、選択信号S1、S2、S3、及びS4の4つの印加に対応する。したがって、各サイクルは、行S1、S2、S3、及びS4の選択信号が加えられる8個の同様に番号付けされたサイクル列に対応する。
【0028】
表230はさらに、行D1(RS)、D2(CS)、及びD3(BS)のデータ信号を示している。行D1(RS)のデータ信号をEPROMの3次元アドレスの行を指定するデータ信号D1に対応付けることができ、行D2(CS)のデータ信号をEPROMの3次元アドレスの列を指定するデータ信号D2に対応付けることができ、行D3(BS)のデータ信号をEPROMの3次元アドレスのバンクに対応するデータ信号D3に対応付けることができる。上記したように、行D1(RS)、D2(CS)、及びD3(BS)に示されているデータ信号D1、データ信号D2、及びデータ信号D3を、異なるシフトレジスタに加えられるデータ信号とすることができる。
【0029】
全体として、表230は、EPROMの3次元アドレス(たとえば、表230のアドレス行における出力としてのRS2、CS3、BS1)を説明するための上記の信号の印加のタイミングを示している。たとえば、表230は、8段シフトレジスタのS2に対応する選択信号の7番目のサイクル中にデータ信号D1を印加できることを示している。D1は、この時刻に(すなわちこのタイミングで)加えられると、行選択2(RS2)を表す行選択(RS)信号232を生成する。表230にさらに示されているように、列選択3(CS3)を表す列選択(CS)信号234を生成するために、あるシフトレジスタの選択信号S2の6番目のサイクル中にデータ信号D2を印加することができる。表230はまた、バンク選択1(BS1)を表すバンク選択(BS)信号236を生成するために、あるシフトレジスタの選択信号S2の8番目のサイクル中にデータ信号D3を印加できることを示している。RS信号、CS信号、及びBS信号は、組にされる(組み合わせられる)と、EPROMメモリユニットの3次元アドレスを指定する。図2Aの例では、3次元アドレスは、第1のEPROMメモリバンクの3番目の列の2番目の行のメモリユニットをアドレス指定する、RS2、CS3、BS1である。
【0030】
図2Bは、本開示のEPROM用の3次元並列アドレス指定方式の1例を表す表240を示している。表240は、いくつかの信号とそれらの信号の印加タイミングにそれぞれ対応する複数の行と列で構成されている。表230と同様に、信号は、表240のマトリックスにおいて「0」ではなく「1」が現れているときに加えられるものとして示されている。表240の行と列は、並列アドレス指定方式で実施されることを除いて、表230と同じ基本原理を示している。表240の並列アドレス指定方式を、データ信号D3をさらに印加することによって実現することができる。データ信号D3を追加の時刻に印加することによって、RS信号242とCS信号244を、2つのBS信号246−1、246−2によって指定された2つのEPROMバンクに並列(ないし同時)に加えることができる。
【0031】
たとえば、表240は、EPROM用の並列3次元アドレス(たとえば、表240のアドレス行における出力としてのRS2、CS3、BS1、及びRS2、CS3、BS2)を説明するための上記の信号の印加のタイミングを示している。たとえば、表240は、8段シフトレジスタのS2に対応する選択信号の7番目のサイクル中にデータ信号D1を印加できることを示している。D1は、この時刻に(すなわちこのタイミングで)加えられると、行選択2(RS2)を表す行選択(RS)信号242を生成する。表240にさらに示されているように、列選択3(CS3)を表す列選択(CS)信号244を生成するために、あるシフトレジスタの選択信号S2の6番目のサイクル中にデータ信号D2を印加することができる。表240はまた、バンク選択1(BS1)及びバンク選択2(BS2)を表す2つのBS信号246−1、246−2をそれぞれ生成するために、シフトレジスタ240の選択信号S2の7番目と8番目のサイクル中にデータ信号D3を印加できることを示している。RS信号、CS信号、及びBS信号は、組にされる(組み合わせられる)と、EPROM用の並列3次元メモリユニットアドレスを指定する。図2Bの例では、3次元アドレスは、RS2、CS3、BS1、及びRS2、CS3、BS2である。RS2、CS3、BS1は、第1のEPROMメモリバンクの3番目の列の2番目の行のメモリユニットをアドレス指定している。RS2、CS3、BS2は、第2のEPROMメモリバンクの3番目の列の2番目の行のメモリユニットをアドレス指定している。表240に示されているEPROM用の3次元並列アドレス指定方式は、バンク間並列読み出し方式である。すなわち、表240に示されているEPROM用の3次元並列アドレス指定方式は、別個のEPROMメモリバンク間の行及び列を同時にアドレス指定する。別の選択肢(不図示)は、バンク内並列アドレス指定方式である。バンク内並列アドレス指定方式では、複数のRS信号及び/またはCS信号を生成するために、D1信号及び/またはD2信号を複数回印加することができる。したがって、バンク内並列アドレス指定方式は、同じEPROMメモリバンクの複数の行及び/または複数の列を同時にアドレス指定することができる。
【0032】
本開示のいくつかの例は、印刷装置のEPROMの3次元アドレス指定用のシステムを含むことができる。かかるシステムは、複数のEPROMバンクを有することができる。EPROMバンクを印刷装置に配置することができる。たとえば、それらのEPROMバンクを一体化プリントヘッドに配置することができる。それらのEPROMバンクの各々をEPROMメモリアレイとすることができる。EPROMメモリアレイを、行と列をなすように配置されたEPROMメモリユニットのアレイ(配列)とすることができる。
【0033】
該システムは、複数のシフトレジスタを備えることができる。該複数のシフトレジスタを直列入力並列出力シフトレジスタ(シリアル入力/パラレル出力シフトレジスタ)とすることができる。すなわち、データ列を、シフトレジスタに直列に入力して、複数の出力に並列形式で出力することができる。たとえば、1つの物理的入力部(たとえば電線)を介して受け取られた直列に入力されたデータを、複数の物理的出力部(たとえば電線)を介して出力して、該シフトレジスタが接続されている複数のEPROMバンクを同時にアドレス指定することができる。
【0034】
該システムのシフトレジスタの各々をそれらに対応する選択信号に同期させることができる。すなわち、シフトレジスタをプリチャージし、及び該シフトレジスタを進めるために該シフトレジスタに入力される選択信号は、該シフトレジスタの各シフトがいつ起こるかを決定するクロックパルスを含むことができる。たとえば、クロックパルスとして機能する4つの繰り返し選択信号(たとえば、S1、S2、S3、及びS4)が存在しうる。一連の該4つの選択信号(該4つの選択信号からなる1組の信号)(の1サイクル)をシフトレジスタの1クロックサイクルとすることができる。本開示のいくつかの例では、シフトレジスタは、RS信号、CS信号、及びBS信号を生成するためにデータをシフトインする際に(1以上の)クロックサイクルを利用することができる。シフトレジスタに関連するクロックサイクルの数によって、EPROMメモリバンクの数及び各EPROMバンクのEPROMメモリユニットの数が決まりうる。たとえば、EPROMメモリバンクの数を、BS信号を生成するシフトレジスタに関連するクロックサイクルの数と同じにすることができる。なぜなら、各クロックサイクルを該複数のEPROMバンクのうちの1つに対応付けることができるからである。さらに、各EPROMメモリアレイ内のEPROMメモリユニットの行の数及び列の数を、CS信号及び/またはRS信号を指定するシフトレジスタに関連するクロックサイクルの数と同じにすることができる。なぜなら、各クロックサイクルを、EPROMメモリアレイの(1以上の)行指定及び/または列指定のうちの1つに対応付けることができるからである。
【0035】
該システムは、EPROM用の3次元アドレスの行部分を指定するための行選択データ信号を含むことができる。たとえば、行選択データ信号は、EPROM用の3次元アドレスによってアドレス指定されるEPROMメモリアレイ内のEPROMメモリユニットの行の指示ないし指標を含むことができる。行選択データ信号を、該複数のシフトレジスタのうちの第1のシフトレジスタに対応付けることができる。たとえば、該行選択信号を、データ信号として該第1のシフトレジスタに入力することができ、該行選択信号は、該データ信号が複数の選択信号に関していつ印加されるかに基づいて、EPROM用の3次元アドレスの行部分を指定することができる。
【0036】
該システムはまた、EPROM用の3次元アドレスの列部分を指定するための列選択データ信号を含むことができる。たとえば、列選択データ信号は、EPROM用の3次元アドレスによってアドレス指定されるEPROMメモリアレイ内のEPROMメモリユニットの列の指示ないし指標を含むことができる。列選択データ信号を、該複数のシフトレジスタのうちの第2のシフトレジスタに対応付けることができる。たとえば、該列選択信号を、データ信号として該第2のシフトレジスタに入力することができ、該列選択信号は、該データ信号が複数の選択信号に関していつ印加されるかに基づいて、EPROM用の3次元アドレスの列部分を指定することができる。
【0037】
EPROM用の3次元アドレスのEPROMバンク部分を指定するバンク選択データ信号を該システムに含めることができる。たとえば、バンク選択データ信号は、列選択信号の列及び行選択信号の行によってアドレス指定される、複数のEPROMバンクのうちの該EPROMバンクの指示ないし指標を含むことができる。バンク選択データ信号を、該複数のシフトレジスタのうちの第3のシフトレジスタに対応付けることができる。たとえば、該バンク選択信号を、データ信号として該第3のシフトレジスタに入力することができ、該バンク選択信号は、該データ信号が複数の選択信号に関していつ印加されるかに基づいて、EPROM用の3次元アドレスの行部分を指定することができる。
【0038】
図3は、一体化プリントヘッドのEPROMメモリユニットの3次元アドレス指定のための例示的な方法370のフローチャートを示している。方法370は、372において、複数のシフトレジスタで複数の入力信号を受け取ることを含むことができ、この場合、該複数の入力信号は、該複数のシフトレジスタのうちのある(1つの)シフトレジスタをプリチャージして進めるための選択信号とデータ信号とを含む。これらのシフトレジスタのそれぞれを、複数のEPROMバンクのそれぞれのEPROMバンクに接続することができる。たとえば、各シフトレジスタは、該複数のEPROMメモリバンクの各々にデータを送り、及び/または該複数のEPROMメモリバンクの各々からデータを受け取ることができるように、該複数のEPROMメモリバンクの各EPROMバンクと通信可能である。
【0039】
方法370は、374において、該複数のシフトレジスタのうちの第1のシフトレジスタにおいて、3次元EPROMアドレスの行部分を指定する行選択データ信号を生成することを含むことができる。
【0040】
方法370は、376において、該複数のシフトレジスタのうちの第2のシフトレジスタにおいて、3次元EPROMアドレスの列部分を指定する列選択データ信号を生成することを含むことができる。
【0041】
方法370は、378において、該複数のシフトレジスタのうちのある(1つの)シフトレジスタにおいて、複数のEPROMバンクのうちのある(1つの)EPROMバンクを指定するバンク選択信号であって、該行選択データ信号及び該列選択データ信号に関連するバンク選択信号を生成することを含むことができる。
【0042】
方法370は、380において、該行選択データ信号、該列選択データ信号、及び該バンク選択信号に基づいて、個々のEPROMメモリユニットを3次元でアドレス指定することを含むことができる。該3次元EPROMメモリユニットアドレスを、該複数のシフトレジスタの8サイクル内で生成することができる。たとえば、該複数のシフトレジスタは、データ信号を受け取るシフトレジスタの8サイクル内で、行選択信号、列選択信号、及びバンク選択信号を生成することができる。
【0043】
本開示の詳細な説明において、本開示の一部を構成する添付の図面を参照したが、それらの図面には、本開示のいくつかの例をどのようにして実施できるかが例示されている。それらの例は、当業者が本開示のそれらの例を実施できるように十分詳しく説明されている。さらに、その他の例を使用できること、及び、本開示の範囲から逸脱することなく、プロセスの変更、電気的な変更、及び/または構造上の変更を行うことができることが理解されるべきである。
【0044】
さらに、図示されている要素(のサイズ)の比率及び相対的な大きさは、本開示のいくつかの例を説明することを目的としたものであって、限定的に解釈すべきではない。本明細書で使用されている(特に図面の参照番号に関して使用されている)「N」という表記は、指示されている複数の特定の特徴を本開示の複数の例に含めることができることを示している。本明細書で使用されている「ある」物や「複数の」物という表現は、1以上の該物を指すことができる。
図1
図2A
図2B
図3