特許第6262452号(P6262452)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6262452電気−光変換装置および電気−光変換方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6262452
(24)【登録日】2017年12月22日
(45)【発行日】2018年1月17日
(54)【発明の名称】電気−光変換装置および電気−光変換方法
(51)【国際特許分類】
   H04B 10/516 20130101AFI20180104BHJP
【FI】
   H04B10/516
【請求項の数】2
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2013-133851(P2013-133851)
(22)【出願日】2013年6月26日
(65)【公開番号】特開2015-12314(P2015-12314A)
(43)【公開日】2015年1月19日
【審査請求日】2016年5月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】000232254
【氏名又は名称】日本電気通信システム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【弁理士】
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100124154
【弁理士】
【氏名又は名称】下坂 直樹
(72)【発明者】
【氏名】野村 拓望
(72)【発明者】
【氏名】緒方 孝浩
(72)【発明者】
【氏名】浅田 順司
(72)【発明者】
【氏名】山下 幹治
【審査官】 後澤 瑞征
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−146966(JP,A)
【文献】 特開2011−029803(JP,A)
【文献】 国際公開第2007/135858(WO,A1)
【文献】 特開2011−151565(JP,A)
【文献】 特開2012−156785(JP,A)
【文献】 特開2007−28215(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B10/00−10/90
H04J14/00−14/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源ON符号により実際に使用される光源が発光を開始し始めてから該発光が安定するまでの時間長を示す光源発光安定化時間長値を記憶する記憶部と、
外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットの前に、前記光源発光安定化時間長値で示される時間長を有する前記光源ON符号、および、該光源ON符号に続けて同期符号、を付加する付加処理と、前記パケットを予め定めた符号化方法により符号化して符号化パケットに変換する符号化処理と、前記光源ON符号および前記符号化パケットを含む光変換対象パケットを電気信号の形で外部に出力する出力処理とを行うデータ成形部と、
前記データ成形部から電気信号の形で出力される前記光変換対象パケットを受け取り、受け取った前記光変換対象パケットを光信号に変換して、光パケット信号として外部に出力する前記光源を含む電気−光変換部と、
を備え、
前記光源は、前記光変換対象パケットの前記光源ON符号の先端部を受け取った時点から発光を開始する
ことを特徴とする電気−光変換装置。
【請求項2】
光源ON符号により実際に使用される光源が発光を開始し始めてから該発光が安定するまでの時間長を示す光源発光安定化時間長値を記憶部から読み出す時間長値読み出しステップと、
外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットの前に、前記読み出しステップで読み出された前記光源発光安定化時間長値で示される時間長を有する光源ON符号、および、該光源ON符号に続けて同期符号、を付加する付加ステップと、
前記パケットを予め定められた符号化方法により符号化して符号化パケットに変換する符号化ステップと、
前記光源ON符号および前記符号化パケットを含む光変換対象パケットを、前記光源を含む電気−光変換部により光信号に変換し、光パケット信号として送信先へ送出する光変換ステップと
を含み、
前記光変換ステップにおいて、前記光源は、前記光変換対象パケットの前記光源ON符号の先端部を受け取った時点から発光を開始する
ことを特徴とする電気−光変換方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気パケット信号を光パケット信号に変換する電気−光変換装置および電気−光変換方法に関する。
【背景技術】
【0002】
光パケット交換技術を使用した一般的な通信システムを図3Aに示す。
【0003】
図3Aを参照すると、本通信システムは、情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ)等の外部装置1〜nと、外部装置1〜nと一対一対応に接続されたONU(「Optical_Network_Unit」の略称。一般に、「光加入者装置」と翻訳される。)1〜nと、OLT(「Optical_Line_Terminal」の略称。一般に、「光終端装置」と翻訳される。)と、他の情報処理装置(例えば、サーバ)等の対向装置と、OLTと対向装置とを接続するインターネット等から構成される。なお、ONU1〜nは、電気−光変換装置の一種である。
【0004】
図3Bは、図3Aに示す通信システムにおいて、各ONUからOLTに向う(上りの)光パケット信号の構成を説明するための図である。図3Bを参照すると、光パケット信号は、それぞれ同期符号および各ONUからの対応するパケットの組から成る。また、各光パケット信号の間は、無信号となっている。
【0005】
次に、各ONUの構成および動作について図4Aを参照して説明する。図4Aは、一般的なONUの構成を説明するためのブロック図である。
図4Aを参照すると、各ONU54は、データ成形部51と、電気−光変換部53とを含む。
【0006】
各ONU54内のデータ成形部51は、対応する外部装置から電気信号の形で送信されて来る各パケット6(プリアンブルや送信先アドレスや送信データ等を所定のフォーマットに従って一つにまとめた伝送単位。「電気パケット信号」とも言う。)を受け取ると、パケット6の前に所定の時間長の同期符号を付加するとともに、この同期符号の前に光源ON符号を、パケット6の後ろに光源OFF符号をそれぞれ付加し、こうして同期符号、光源ON符号および光源OFF符号を付加したパケットを同期符号付パケットとして電気−光変換部53へ渡す。
【0007】
電気−光変換部53は、この同期符号付パケットに対して所定の光変調を行い、こうして同期符号付パケットに対して所定の光変調を行ったものを、後述する光パケット信号13として光ファイバ32を介してOLT14に送信する。ここで、図4Bに示す信号例のように、光パケット信号13は、発光安定状態推移部20と、同期符号が光変調された光同期符号11と、パケット6が光変調された光パケット12と、発光停止状態推移部21とから構成される。図4Bは、一般的なONUにおける光パケット信号を説明するための図である。
【0008】
上述した発光安定状態推移部20の長さ(時間長)は、電気−光変換部53に設けられた図示していない光源(例えば、レーザーダイオード)に電力を供給してから該光源の発光が安定する迄の時間を考慮して所定の時間長に定められている。
【0009】
また、上述した発光停止状態推移部21の長さ(時間長)も、光源への電力の供給を停止してから該光源の発光が完全に停止する迄の時間を考慮して所定の時間長に定められている。
【0010】
なお、光同期符号11は、光パケット信号13を受信するOLT14が同期を確立するために使用される。
【0011】
また、発光安定状態推移部20および発光停止状態推移部21の長さ(時間長)は、例えば、電気電子技術者協会(「Institute_Of_Electrical_and_Electronic_Engineers」。「IEEE」とも略称される。)により規定された標準規格802.3(非特許文献1を参照)では、512ナノ秒(ns)、と定められており、また、光同期符号11の長さ(時間長)は、同標準規格では、400nsと定められている。
【0012】
尚、特許文献1には、光中継装置の状態を監視する監視情報を用いて隣接する光パケット信号の間にある無信号期間を埋めて光連続信号に変換し、そうすることで光源の発光を安定にする技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】特開2009−021874号公報
【非特許文献】
【0014】
【非特許文献1】IEEE_Std._802.3,“IEEE_Standard_for_Information_technology−Telecommunications_and_information_exchange_between_systems−Local_and_metropolitan_area_networks−Specific_requirements、Part_3:Carrier_Sense_Multiple_Access_with_Collision_Detection_(CSMA_CD)_Access_Method_and_Physical_Layer_Specifications、Amendment:Media_Access_Control_Parameters,Physical_Layers,and_Management_Parameters_for_Subscriber_Access_Networks、page314−315、60.7.13.1_Laser_On_Off_timing_measurement、“,24th_June,_2004
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
しかしながら、図4Bに示す信号例のように、光源の性能の向上により、光源に電力が供給されてから光源の発光が安定するまでの時間や光源への電力の供給を停止してから光源の発光が完全に停止するまでの時間が、上記標準規格802.3等に規定された所定の時間よりも短い場合がある。
【0016】
例えば、図4Bに示した信号例では、光源の発光が200nsという短時間で安定するにも関わらず、上記標準規格802.3に規定された512nsが経過する迄、312ns(待ち時間A)だけ無駄に待たなければならず、光パケット信号13の伝送効率が低下するという問題点が図4Aに示した通信システムにはある。
【0017】
また、待ち時間Aの期間分も光源に余計に電力が供給されるので、その分だけ消費電力が大きくなるという問題点も図4Aに示した通信システムにはある。
【0018】
さらに、図5A図5Bに示すように、OLT14に設けられた同期回路16の性能が高い場合には、同期を確立するまでの時間が上記標準規格802.3に規定された400nsよりも短くなる。図5Aは、一般的なOLTの構成を説明するためのブロック図である。また、図5Bは、一般的なOLTにおける光パケット信号を説明するための図である。
【0019】
例えば、図5Bに示す信号例のように、同期回路16は、100nsという短時間で同期を確立することができるにも関わらず、上記標準規格802.3に規定された400nsが経過するまでの残りの300ns(待ち時間B)の間だけ光パケット12の受信が無駄に待たされるため、受信効率が悪いという問題点が図5Aに示した通信システムにはある。
【0020】
また、上記待ち時間Bの期間も光源に電力が供給されるため、その分だけONU54の消費電力が大きくなるという問題点も図5Aに示した通信システムにはある。
【0021】
尚、特許文献1は、光連続信号を用いており、光源ON符号や光源OFF符号を使用することについては何ら開示していない。
【0022】
本発明の目的は、上述した問題点を解決する電気−光変換装置および電気−光変換方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0023】
本発明の電気−光変換装置は、
光源ON符号の時間長を示す光源発光安定化時間長値を記憶する記憶部と、
外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットの前に、前記光源発光安定化時間長値で示される時間長を有する前記光源ON符号、または、該光源ON符号に続けて同期符号、を付加する付加処理と、前記パケットを予め定めた符号化方法により符号化して符号化パケットに変換する符号化処理と、前記光源ON符号および前記符号化パケットを含む光変換対象パケットを電気信号の形で外部に出力する出力処理とを行うデータ成形部と、
前記データ成形部から電気信号の形で出力される前記光変換対象パケットを受け取り、受け取った前記光変換対象パケットを光信号に変換して、光パケット信号として外部に出力する光源を含む電気−光変換部と、
を備え、
前記光源は、前記光変換対象パケットの前記光源ON符号の先端部を受け取った時点から発光を開始する。
【0024】
また、本発明の他の電気−光変換装置は、
同期符号の時間長を示す同期時間長値を記憶する記憶部と、
外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットの前に、前記同期時間長値で示される時間長値を有する前記同期符号を付加する同期符号付加処理と、前記パケットを予め定めた符号化方法により符号化して符号化パケットに変換する符号化処理と、前記同期符号および前記符号化パケットを含む光変換対象パケットを電気信号の形で外部に出力する出力処理とを行うデータ成形部と、
前記データ成形部から電気信号の形で出力される前記光変換対象パケットを受け取り、受け取った前記光変換対象パケットを光信号に変換して、光パケット信号として外部に出力する電気−光変換部と
を備える。
【0025】
また、本発明の他の電気−光変換装置は、
光源ON符号の時間長を示す光源発光安定化時間長値を記憶する記憶部と、
外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットの前に、前記光源発光安定化時間長値で示される時間長を有する前記光源ON符号、または、該光源ON符号に続けて同期符号、を付加する付加処理と、前記光源ON符号、および前記パケットを含む光変換対象パケットを電気信号の形で外部に出力する出力処理とを行うデータ成形部と、
前記データ成形部から電気信号の形で出力される前記光変換対象パケットを受け取り、受け取った前記光変換対象パケットを光信号に変換して、光パケット信号として外部に出力する光源を含む電気−光変換部と
を備え、
前記光源は、前記光変換対象パケットの前記光源ON符号の先端部を受け取った時点から発光を開始する。
【0026】
また、本発明の他の電気−光変換装置は、
同期符号の時間長を示す同期時間長値を記憶する記憶部と、
外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットの前に、前記同期時間長値で示される時間長値を有する前記同期符号を付加する同期符号付加処理と、前記同期符号および前記パケットを含む光変換対象パケットを電気信号の形で外部に出力する出力処理とを行うデータ成形部と、
前記データ成形部から電気信号の形で出力される前記光変換対象パケットを受け取り、受け取った前記光変換対象パケットを光信号に変換して、光パケット信号として外部に出力する電気−光変換部と
を備える。
【0027】
また、本発明の他の電気−光変換装置は、
光源発光安定化時間長値を記憶する光源情報記憶部と、
外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットを予め定めた符号化方法により符号化して符号化パケットに変換する符号化処理と、前記符号化パケットを含む光変換対象パケットを電気信号の形で外部に出力する出力処理とを行うデータ成形部と、
前記データ成形部から電気信号の形で出力される前記光変換対象パケットを受け取り、受け取った前記光変換対象パケットを光信号に変換して、光パケット信号として外部に出力する光源を含む電気−光変換部と、
を備え、
前記光源は、前記光変換対象パケットの前記光パケット信号への変換の開始時点よりも前記光源発光安定化時間長値分だけ前の時点から発光を開始する。
【0028】
また、本発明の他の電気−光変換装置は、
光源発光安定化時間長値を記憶する光源情報記憶部と、
外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットを含む光変換対象パケットを電気信号の形で外部に出力する出力処理を行うデータ成形部と、
前記データ成形部から電気信号の形で出力される前記光変換対象パケットを受け取り、受け取った前記光変換対象パケットを光信号に変換して、光パケット信号として外部に出力する光源を含む電気−光変換部と、
を備え、
前記光源は、前記光変換対象パケットの前記光パケット信号への変換の開始時点よりも前記光源発光安定化時間長値分だけ前の時点から発光を開始する。
【0029】
また、本発明の電気−光変換方法は、
光源ON符号の時間長を示す光源発光安定化時間長値を記憶部から読み出す時間長値読み出しステップと、
外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットの前に、前記読み出しステップで読み出された前記光源発光安定化時間長値で示される時間長を有する光源ON符号、または、該光源ON符号に続けて同期符号、を付加する付加ステップと、
前記パケットを予め定められた符号化方法により符号化して符号化パケットに変換する符号化ステップと、
前記光源ON符号および前記符号化パケットを含む光変換対象パケットを、光源を含む電気−光変換部により光信号に変換し、光パケット信号として送信先へ送出する光変換ステップと
を含み、
前記光変換ステップにおいて、前記光源は、前記光変換対象パケットの前記光源ON符号の先端部を受け取った時点から発光を開始する。
また、本発明の他の電気−光変換方法は、
光源ON符号の時間長を示す光源発光安定化時間長値を記憶部から読み出す時間長値読み出しステップと、
外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットの前に、前記読み出しステップで読み出された前記光源発光安定化時間長値で示される時間長を有する前記光源ON符号、または、該光源ON符号に続けて同期符号、を付加する付加ステップと、
前記光源ON符号、および前記パケットを含む光変換対象パケットを、光源を含む電気−光変換部により光信号に変換し、光パケット信号として送信先に送出する光変換ステップと
を含み、
前記光変換ステップにおいて、前記光源は、前記光変換対象パケットの前記光源ON符号の先端部を受け取った時点から発光を開始する。
【発明の効果】
【0030】
本発明には、光パケット信号の伝送効率の向上および光源等での消費電力の低減を達成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1A】本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。
図1B】本発明の第1の実施形態におけるONUから光ファイバを介してOLTに向う光パケット信号を説明するための図である。
図2A】本発明の第2の実施形態を示すブロック図である。
図2B】本発明の第2の実施形態におけるONUから光ファイバを介してOLTに向う光パケット信号を説明するための図である。
図3A】光パケット交換技術を使用した一般的な通信システムを示す図である。
図3B】光パケット交換技術を使用した一般的な通信システムにおいて各ONUからOLTに向う(上りの)光パケット信号の構成を説明するための図である。
図4A】一般的なONUの構成を説明するためのブロック図である。
図4B】一般的なONUにおける光パケット信号を説明するための図である。
図5A】一般的なOLTの構成を説明するためのブロック図である。
図5B】一般的なOLTにおける光パケット信号を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0033】
<第1の実施形態>
図1Aは、本発明の第1の実施形態を表すブロック図である。
【0034】
図1Aを参照すると、本実施形態に係る通信システムは、ONU4と、OLT14と、対向装置15とを含む。
【0035】
ONU4は、データ成形部1と、電気−光変換部3と、記憶部30とを含む。さらに、電気−光変換部3は、光源35を含む。記憶部30は、後述する同期時間長値、光源発光安定化時間長値および光源発光停止時間長値を予め記憶する。
【0036】
OLT14は、同期回路16を含む。
【0037】
対向装置15は、例えば、サーバ装置等の情報処理装置である。
【0038】
また、図1Bには、ONU4から光ファイバ32を介してOLT14に向う光パケット信号13の構成を示す。
【0039】
光パケット信号13は、発光安定状態推移部20と、光同期符号11と、光パケット12と、発光停止状態推移部21とから構成される。
【0040】
図4A図4Bおよび図5A図5Bに関連して上述したように、データ成形部1は、例えば、図1Aに示したようなパーソナルコンピュータ等の外部装置からLAN(「Local_Area_Network」の略称)等の電気通信回線を介して電気信号の形で送信されて来るパケット(「電気パケット信号」とも言う。)6を受け取ると、受け取ったそのパケット6の前に所定の時間長を有する同期符号9を付加するとともに、パケット6を所定の符号化方法により符号化して符合化パケット10に変換する。なお、本実施形態ではパケット6を符号化しているが、通信規格によってはこのような符号化を行わない場合もあることは言うまでもない。また、本実施形態では同期符号9を付加しているが、通信規格によってはこのような付加を行わない場合もあることは言うまでもない。
【0041】
なお、同期符号9およびパケット10は、複数の論理「1」(例えば、電圧(または電流)レベルが0以上の所定のレベル)信号および複数の論理「0」(例えば、電圧(または電流)レベルが0)信号からなるデジタル信号である。
【0042】
さらに、データ成形部1は、同期符号9の前に光源ON符号18を、符合化パケット10の後ろに光源OFF符号19をそれぞれ付加してなる光変換対象パケット7を生成して、電気−光変換部3に送る。尚、光変換対象パケット7の前後は有意な信号が何も無い無信号状態8である。
【0043】
光源ON符号18は一つの論理「1」信号のみからなるデジタル信号であり、また、光源OFF符号19は一つの論理「0」信号のみからなるデジタル信号である。
【0044】
ここで、光変換対象パケット7における同期符号9、光源ON符号18および光源OFF符号19の時間長は、記憶部30に予め記憶されている同期時間長値、光源発光安定化時間長値および光源発光停止時間長値と同じ値に設定される。これらの値は、OLT14内の同期回路16において同期に要する実際の時間、電気−光変換部3内の光源35が発光を開始し始めてから発光が安定するまでの実際の時間、および、光源35の発光が停止し始めてから完全に発光が停止するまでの実際の時間と等しい値である。
【0045】
すなわち、使用する同期回路16および光源35の性能に応じて最適な同期時間長値、光源発光安定化時間長値および光源発光停止時間長値が記憶部30に記憶されている。
【0046】
電気−光変換部3は、受信した電気信号を直接、または、必要に応じて所定の光変調方法で変調して、光信号に変換する機能を有する。
【0047】
すなわち、電気−光変換部3は、データ成形部1から電気信号の形で受信した光変換対象パケット7を、発光安定状態推移部20、光同期符号11、光パケット12および発光停止状態推移部21から成る光パケット信号13(図1Bに示した信号例を参照。)に変換し、該光パケット信号13を光ファイバ32を介してOLT14に送信する。
【0048】
具体的には、電気−光変換部3内の光源35は、データ成形部1から電気信号の形で送られてくる光変換対象パケット7の先頭にある光源ON符号18の先端部を受け取った時点から発光を開始し、その発光開始時点から光源ON符号18の時間長だけ経過した時点で、光源35の発光は安定状態に達する(図1Bに示した信号例の発光安定状態推移部20を参照。)。その後、光源35は同期符号9および符号化パケット10を受け取り、これらを光同期符号11および光パケット12に光変換する。その後、光源OFF符号19の先端部を受け取った時点から光源35の発光停止が開始し、その発光停止開始時点から光源OFF符号19の時間長だけ経過した瞬間に光源35の発光は停止する(図1Bに示した信号例の発光停止状態推移部21を参照。)。
【0049】
なお、データ成形部1から電気信号の形で送られてくる光変換対象パケット7を構成する論理「1」信号および論理「0」信号のレベル(電圧(または電流)レベル)は、光源35に送られる前に、必要に応じて、光源35の駆動に適したレベルに変換される。さらに、データ成形部1から電気信号の形で送られてくる光変換対象パケット7は、光源35に送られる前に、必要に応じて所定の光変調方法で変調される。
【0050】
上述したように、本実施形態では、記憶部30に予め記憶された、使用する同期回路16および光源35の性能に応じた最適な同期時間長値、光源発光安定化時間長値および光源発光停止時間長値に従って同期符号9、光源ON符号18および光源OFF符号19の時間長を決定しているため、図4Bに関連して説明した「待ち時間A」および図5Bに関連して説明した「待ち時間B」がなくなる(図1Bに示した信号例を参照。)。
【0051】
なお、使用する同期回路16または光源35を交換等した場合には、交換した同期回路16または光源35の性能に応じて、記憶部30に記憶する同期時間長値、光源発光安定化時間長値または光源発光停止時間長値を最適値に変更すればよいことは言うまでもない。
【0052】
以上、本実施形態には、光パケット信号の伝送効率の向上および光源等での消費電力の低減を達成できるという効果がある。
【0053】
その理由は、IEEE802.3標準規格等の標準規格で規定された時間より短い時間長を有する同期符号、光源ON符号および光源OFF符号を使用した光パケット信号を生成できるからである。
【0054】
<第2の実施形態>
図2Aは、本発明の第2の実施形態を表すブロック図である。
【0055】
図2Aを参照すると、本実施形態の構成は、第1の実施形態のそれとほぼ同じであるが、第1の実施形態では、データ成形部1内の記憶部30に同期時間値、光源発光安定化時間長値および光源発光停止時間長値を記憶しているのに対して、本実施形態では、該同期時間値をデータ成形成部100内の同期情報記憶部33に記憶するとともに、該光源発光安定化時間長値を電気−光変換部300内の光源情報記憶部34に記憶する。
【0056】
以下では、本実施形態における特徴的な部分を中心に説明し、上述した第1の実施形態の構成要素と同一の本実施形態の構成要素には、同一の参照番号を付与し、それらの構成要素についての重複する説明は省略する。また、本実施形態の各構成要素の動作については、第1の実施形態のそれと異なる点を中心に説明する。
【0057】
データ成形部100は、外部装置から電気信号の形で送信されて来るパケット6を受け取ると、受け取ったそのパケット6の前に所定の時間長を有する同期符号9を付加するとともに、パケット6を所定の符号化方法により符号化して符合化パケット10に変換し、同期符号9および符合化パケット10からなる光変換対象パケット17を生成し、電気−光変換部3に送る。なお、本実施形態ではパケット6を符号化しているが、通信規格によってはこのような符号化を行わない場合もあることは言うまでもない。また、本実施形態では同期符号9を付加しているが、通信規格によってはこのような付加を行わない場合もあることは言うまでもない。
【0058】
その際、光変換対象パケット17における同期符号9の時間長は、同期情報記憶部33に予め記憶された同期時間長値と同じ値に設定される。すなわち、使用する同期回路16の性能に応じて最適な同期時間長値が、同期情報記憶部33に記憶されている。
【0059】
電気−光変換部3は、データ成形部1から電気信号の形で受け取った光変換対象パケット17を受け取ると、光源情報記憶部34に予め記憶された光源発光安定化時間長値を読み出し、光源35に所定の信号(例えば、論理「1」の信号)を供給して、発光を開始させる。
【0060】
光源35の発光が開始してから上記光源発光安定化時間長値に相当する時間が経過した時点(すなわち、光源35の発光が安定した時点)で、電気−光変換部3は、光変換対象パケット17を光源35に供給し、光変換する。
【0061】
この結果、発光安定状態推移部20、光同期符号11、光パケット12および発光停止状態推移部21からなる光パケット信号13が光ファイバ32に光源35から出力される。(図2Bに示す信号例を参照。)。図2Bは、第2の実施形態におけるONU4から光ファイバ32を介してOLT14に向う光パケット信号13を説明するための図である。
【0062】
ここで、図2Bに示す信号例において、発光安定状態推移部20は、光源35が発光してからその発光が安定するまでの様子を示し、その時間長は上記光源発光安定化時間長値に対応する。また、発光停止状態推移部21は、光パケット12の出力が終了し、光源35の発光の停止が開始してから発光が完全に停止するまでの様子を示している。
【0063】
以上、本実施形態には、第1の実施形態が有する効果と同様に、光パケット信号の伝送効率の向上および光源等での消費電力の低減を達成できるという効果がある。
【0064】
その理由は、IEEE802.3標準規格等の標準規格で規定された時間より短い時間長を有する同期符号および光源発光安定化時間を使用して光パケット信号を生成できるからである。
【0065】
尚、上述した各実施形態およびその変形例の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。しかしながら、上述した実施形態及びその実施例により例示的に説明した本発明は、以下には限らない。即ち、
(付記1)
光源ON符号の時間長を示す光源発光安定化時間長値を記憶する記憶部と、
外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットの前に、前記光源発光安定化時間長値で示される時間長を有する前記光源ON符号、または、該光源ON符号に続けて同期符号、を付加する付加処理と、前記パケットを予め定めた符号化方法により符号化して符号化パケットに変換する符号化処理と、前記光源ON符号および前記符号化パケットを含む光変換対象パケットを電気信号の形で外部に出力する出力処理とを行うデータ成形部と、
前記データ成形部から電気信号の形で出力される前記光変換対象パケットを受け取り、受け取った前記光変換対象パケットを光信号に変換して、光パケット信号として外部に出力する光源を含む電気−光変換部と、
を備え、
前記光源は、前記光変換対象パケットの前記光源ON符号の先端部を受け取った時点から発光を開始する
ことを特徴とする電気−光変換装置。
(付記2)
光源ON符号の時間長を示す光源発光安定化時間長値を記憶する記憶部と、
外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットの前に、前記光源発光安定化時間長値で示される時間長を有する前記光源ON符号、または、該光源ON符号に続けて同期符号、を付加する付加処理と、前記光源ON符号、および前記パケットを含む光変換対象パケットを電気信号の形で外部に出力する出力処理とを行うデータ成形部と、
前記データ成形部から電気信号の形で出力される前記光変換対象パケットを受け取り、受け取った前記光変換対象パケットを光信号に変換して、光パケット信号として外部に出力する光源を含む電気−光変換部と
を備え、
前記光源は、前記光変換対象パケットの前記光源ON符号の先端部を受け取った時点から発光を開始する
ことを特徴とする電気−光変換装置。
(付記3)
光源発光安定化時間長値を記憶する光源情報記憶部と、
外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットを予め定めた符号化方法により符号化して符号化パケットに変換する符号化処理と、前記符号化パケットを含む光変換対象パケットを電気信号の形で外部に出力する出力処理とを行うデータ成形部と、
前記データ成形部から電気信号の形で出力される前記光変換対象パケットを受け取り、受け取った前記光変換対象パケットを光信号に変換して、光パケット信号として外部に出力する光源を含む電気−光変換部と、
を備え、
前記光源は、前記光変換対象パケットの前記光パケット信号への変換の開始時点よりも前記光源発光安定化時間長値分だけ前の時点から発光を開始する
ことを特徴とする電気−光変換装置。
(付記4)
光源発光安定化時間長値を記憶する光源情報記憶部と、
外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットを含む光変換対象パケットを電気信号の形で外部に出力する出力処理を行うデータ成形部と、
前記データ成形部から電気信号の形で出力される前記光変換対象パケットを受け取り、受け取った前記光変換対象パケットを光信号に変換して、光パケット信号として外部に出力する光源を含む電気−光変換部と、
を備え、
前記光源は、前記光変換対象パケットの前記光パケット信号への変換の開始時点よりも前記光源発光安定化時間長値分だけ前の時点から発光を開始する
ことを特徴とする電気−光変換装置。
(付記5)
前記光源発光安定化時間長値は、実際に使用される前記光源が発光を開始し始めてから発光が安定するまでの時間に等しい値である
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の電気−光変換装置。
(付記6)
前記記憶部は、光源OFF符号の時間長を示す光源発光停止時間長値を記憶し、
前記電気−光変換部は、前記外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットの後に前記光源発光停止時間長値で示される時間長を有する前記光源OFF符号を付加する光源OFF符号付加処理を行い、前記出力処理おいて、前記符号化パケットおよび前記光源OFF符号を含む光変換対象パケットを電気信号の形で外部に出力し、
前記光源は、前記光変換対象パケットの前記光源OFF符号の先端部を受け取った時点から発光の停止を開始する
ことを特徴とする付記1または2記載の電気−光変換装置。
(付記7)
前記光源発光停止時間長値は、実際に使用される前記光源の発光が停止し始めてから完全に発光が停止するまでの時間と等しい値である
ことを特徴とする付記6記載の電気−光変換装置。
(付記8)
同期符号の時間長を示す同期時間長値を記憶する記憶部と、
外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットの前に、前記同期時間長値で示される時間長値を有する前記同期符号を付加する同期符号付加処理と、前記パケットを予め定めた符号化方法により符号化して符号化パケットに変換する符号化処理と、前記同期符号および前記符号化パケットを含む光変換対象パケットを電気信号の形で外部に出力する出力処理とを行うデータ成形部と、
前記データ成形部から電気信号の形で出力される前記光変換対象パケットを受け取り、受け取った前記光変換対象パケットを光信号に変換して、光パケット信号として外部に出力する電気−光変換部と
を備えたことを特徴とする電気−光変換装置。
(付記9)
同期符号の時間長を示す同期時間長値を記憶する記憶部と、
外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットの前に、前記同期時間長値で示される時間長値を有する前記同期符号を付加する同期符号付加処理と、前記同期符号および前記パケットを含む光変換対象パケットを電気信号の形で外部に出力する出力処理とを行うデータ成形部と、
前記データ成形部から電気信号の形で出力される前記光変換対象パケットを受け取り、受け取った前記光変換対象パケットを光信号に変換して、光パケット信号として外部に出力する電気−光変換部と
を備えたことを特徴とする電気−光変換装置。
(付記10)
前記同期時間長値は、前記光パケットを受信する装置で実際に使用される同期回路での同期の確立に要する実際の時間に等しい値である
ことを特徴とする付記8または9に記載の電気−光変換装置。
(付記11)
光源ON符号の時間長を示す光源発光安定化時間長値を記憶部から読み出す時間長値読み出しステップと、
外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットの前に、前記読み出しステップで読み出された前記光源発光安定化時間長値で示される時間長を有する光源ON符号、または、該光源ON符号に続けて同期符号、を付加する付加ステップと、
前記パケットを予め定められた符号化方法により符号化して符号化パケットに変換する符号化ステップと、
前記光源ON符号および前記符号化パケットを含む光変換対象パケットを、光源を含む電気−光変換部により光信号に変換し、光パケット信号として送信先へ送出する光変換ステップと
を含み、
前記光変換ステップにおいて、前記光源は、前記光変換対象パケットの前記光源ON符号の先端部を受け取った時点から発光を開始する
ことを特徴とする電気−光変換方法。
(付記12)
光源ON符号の時間長を示す光源発光安定化時間長値を記憶部から読み出す時間長値読み出しステップと、
外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットの前に、前記読み出しステップで読み出された前記光源発光安定化時間長値で示される時間長を有する前記光源ON符号、または、該光源ON符号に続けて同期符号、を付加する付加ステップと、
前記光源ON符号、および前記パケットを含む光変換対象パケットを、光源を含む電気−光変換部により光信号に変換し、光パケット信号として送信先に送出する光変換ステップと
を含み、
前記光変換ステップにおいて、前記光源は、前記光変換対象パケットの前記光源ON符号の先端部を受け取った時点から発光を開始する
ことを特徴とする電気−光変換方法。
(付記13)
外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットを予め定められた符号化方法により符号化して符号化パケットに変換する符号化ステップと、
前記符号化パケットを含む光変換対象パケットを光源を含む電気−光変換部により光信号に変換し、光パケット信号として送信先に送出する光変換ステップと
を含み、
前記光変換ステップにおいて、光源発光安定化時間長値が光源情報記憶部から読み出され、前記光源は、前記光変換対象パケットの前記光パケット信号への変換の開始時点よりも前記光源発光安定化時間長値分だけ前の時点から発光を開始する
ことを特徴とする電気−光変換方法。
(付記14)
外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットを含む光変換対象パケットを光信号に変換し、光パケット信号として送信先に送出する光変換ステップと
を含み、
前記光変換ステップにおいて、光源発光安定化時間長値が光源情報記憶部から読み出され、前記光源は、前記光変換対象パケットの前記光パケット信号への変換の開始時点よりも前記光源発光安定化時間長値分だけ前の時点から発光を開始する
ことを特徴とする電気−光変換方法。
(付記15)
前記光源発光安定化時間長値は、実際に使用される前記光源が発光を開始し始めてから発光が安定するまでの時間に等しい値である
ことを特徴とする付記11乃至14のいずれかに記載の電気−光変換方法。
(付記16)
前記記憶部には、光源OFF符号の時間長を示す光源発光停止時間長値が記憶され、
前記外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットの後に、前記光源発光停止時間長値で示される時間長を有する前記光源OFF符号を付加する光源OFF符号付加ステップを含み、
前記光変換ステップにおいて、前記光源ON符号、前記同期符号、前記符号化パケットおよび前記光源OFF符号を含む光変換対象パケットを光信号に変換し、
前記光源は、前記光変換対象パケットの前記光源OFF符号の先端部を受け取った時点から発光の停止を開始する
ことを特徴とする付記11または12記載の電気−光変換方法。
(付記17)
前記光源発光停止時間長値は、実際に使用される前記光源の発光が停止し始めてから完全に発光が停止するまでの時間と等しい値である
ことを特徴とする付記16記載の電気−光変換方法。
(付記18)
同期符号の時間長を示す同期時間長値を記憶部から読み出す時間長値読み出しステップと、
外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットの前に、前記同期時間長値で示される時間長値を有する前記同期符号を付加する同期符号付加ステップと、
前記パケットを予め定められた符号化方法により符号化して符号化パケットに変換する符号化ステップと、
前記同期符号および前記符号化パケットを含む光変換対象パケットを光信号に変換し、光パケット信号として送信先へ送出する光変換ステップと
を含むことを特徴とする電気−光変換方法。
(付記19)
同期符号の時間長を示す同期時間長値を記憶部から前読み出す時間長値読み出しステップと、
外部装置から電気信号の形で受け取ったパケットの前に、前記同期時間長値で示される時間長値を有する前記同期符号を付加する同期符号付加ステップと、
前記同期符号および前記パケットを含む光変換対象パケットを光信号に変換し、光パケットとを含む光パケット信号として送信先に送出する光変換ステップと
を含むことを特徴とする電気−光変換方法。
(付記20)
前記同期時間長値は、前記光パケットを受信する装置で実際に使用される同期回路での同期の確立に要する実際の時間に等しい値である
ことを特徴とする付記18または19に記載の電気−光変換方法。
【符号の説明】
【0066】
1 データ成形部
3 電気−光変換部
4 ONU
6 パケット
7 光変換対象パケット
8 無信号状態
9 同期符号
10 符合化パケット
11 光同期符号
12 光パケット
13 光パケット信号
14 OLT
15 対向装置
16 同期回路
17 光変換対象パケット
18 光源ON符号
19 光源OFF符号
20 発光安定状態推移部
21 発光停止状態推移部
30 記憶部
32 光ファイバ
33 同期情報記憶部
34 光源情報記憶部
35 光源
51 データ成形部
53 電気−光変換部
54 ONU
100 データ成形部
300 電気−光変換部
図1A
図1B
図2A
図2B
図3A
図3B
図4A
図4B
図5A
図5B