【実施例1】
【0011】
本発明の筋交い連結装置は、
図1及び
図2に示すように、例えば、矩形筒状の本体フレーム1の一方の側壁1aと、該一方の側壁1aに対向する他方の側壁1bにそれぞれ形成された、上記本体フレーム1の一側面から他側面に貫通して設けられた一方及び他方の貫通孔4a、4bを、上記本体フレーム1の他側面から一側面に貫通して設けられる固定用ボルト5と、後端部6bに、該後端部6bの後端面から軸方向に延びる、上記固定用ボルト5の先端部5aに螺合する雌ネジ部7を有すると共に、先端部6aに、該先端部6aの先端面から軸方向に延びる雌ネジ部8を有する、筋交い挿入用の円柱状の取付杆6と、該取付杆6の先端部6aの雌ネジ部8に螺合される雄ネジボルト9と、該雄ネジボルト9に固定された、上記取付杆6に挿入されて、装着された筋交い2を、上記本体フレーム1との間で挟み込む押え部材10とよりなる。
【0012】
また、
図1〜
図3に示すように、上記取付杆6の後端部6bの外周面には、鍔部11が形成されている。なお、該鍔部11は省略してもよい。
【0013】
また、上記取付杆6の後端部6bの後端面には、外方に突出して設けられた位置決め用の突起部12が形成され、該突起部12には、上記雌ネジ部7に連続する雌ネジ部7aが形成されている。
【0014】
なお、上記突起部12の形状は、
図3に示すように、上記本体フレーム1の一方の側壁1aに形成された貫通孔4aに合致する形状に形成される。そして、上記突起部12及び上記本体フレーム1の貫通孔4aの形状は、上記固定用ボルト5を上記取付杆6に螺合するために回転させた時に、上記取付杆6が供回りしないように、円以外の形状、例えば、楕円、長円形、多角形状に形成されるのが好ましい。
【0015】
また、上記押え部材10は、例えば、
図4に示すように、上記雄ネジボルト9のボルト部13の基部13aに、例えば、溶接により固定される円板状の固定部10aと、該固定部10aの周縁部から、上記ボルト部13の軸方向に沿って先端方向に延びる、上記雄ネジボルト9のボルト部13と、その内周面とが所望の距離離間した円筒状の押え片10bとよりなる。
【0016】
なお、上記所望の距離は、上記取付杆6に上記雄ネジボルト9のボルト部13の先端部13bを螺合した時に、上記円筒状の押え片10b内に、上記取付杆6を挿入できるだけの空間があるように形成される。
【0017】
即ち、上記円筒状の押え片10bの内径は、上記取付杆6の外径よりも大きく形成されている。
【0018】
なお、9aは、上記雄ネジボルト9の頭部であり、14は、上記ボルト部13と上記固定部10aとに形成された溶接部である。
【0019】
なお、上記雄ネジボルト9と上記押え部材10とは、例えば、
図5に示すように、上記押え部材10の円板状の固定部10aの中央に貫通したネジ孔15を設け、該ネジ孔15に、上記雄ネジボルト9を螺合して、
図4に示すように、上記雄ネジボルト9のボルト部13の基部13aと上記押え部材10の固定部10aとを溶接して、固定するようにしてもよい。
【0020】
次に、本発明の筋交い連結装置が固定された本体フレームの製造方法を説明する。
【0021】
まず、貫通孔4a、4bを有する本体フレーム1のみをメッキし、その後に、該本体フレーム1の貫通孔4aに、上記取付杆6の突起部12を嵌合して位置決めし、上記固定用ボルト5を上記本体フレーム1の他方の側壁1bの他方の貫通孔4b側から挿入し、そして、該固定用ボルト5の先端部5aを、上記取付杆6の雌ネジ孔部7a、7に螺合して締め付け、上記取付杆6を上記本体フレーム1に固定するようにする。
【0022】
これにより、本体フレーム1のメッキ後に、取付杆6を本体フレーム1に固定できるので、取付杆6の雌ネジ部内にメッキが侵入しないようになる。
【0023】
そして、
図2に示すように、上記取付杆6に、1又は複数の筋交い2の端部2aの開口部16を挿入して、上記取付杆6に上記筋交い2を装着し、そして、上記取付杆6の雌ネジ部8に、上記押え部材10が固定された雄ネジボルト9を所望の範囲まで螺合し、上記筋交い2の端部2aが上記本体フレーム1と上記押え部材10の押え片10b間に位置されるようにし、これにより、上記筋交い2が上記本体フレーム1に連結されるようなる。
【0024】
なお、上記押え片10aにより上記筋交い2の端部2aを押圧するまで、上記雄ネジボルト9を螺合してもよく、或いは、押圧することなく、所望の間隔離間して、上記本体フレーム1と上記押え片10aの先端部間に位置されるようにしてもよい。
【0025】
本発明の筋交い連結装置を用いれば、筋交い2を装着する際でも、ネジ山を潰すことがない。
【0026】
また、筋交い連結装置の取付杆6の本体フレーム1への固定に、固定用ボルト5を用いるので、本体フレーム1に取付杆6を固定する前に、本体フレーム1をメッキで被覆できるので、雌ネジ部内のネジ溝が詰まるようなことがない。
【0027】
また、筋交い連結装置が故障した場合でも、固定用ボルト5の取り外しのみで、取付杆6の取り換えが可能となるので、再度、本体フレーム1をメッキすることが不要となる。