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特許6262875スマート指標計算方法、装置、プログラム及び記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6262875
(24)【登録日】2017年12月22日
(45)【発行日】2018年1月17日
(54)【発明の名称】スマート指標計算方法、装置、プログラム及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20180104BHJP
【FI】
   G06Q50/10
【請求項の数】19
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2016-555897(P2016-555897)
(86)(22)【出願日】2015年3月24日
(65)【公表番号】特表2017-507433(P2017-507433A)
(43)【公表日】2017年3月16日
(86)【国際出願番号】CN2015074940
(87)【国際公開番号】WO2016065819
(87)【国際公開日】20160506
【審査請求日】2015年5月21日
(31)【優先権主張番号】201410602700.8
(32)【優先日】2014年10月31日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513309030
【氏名又は名称】シャオミ・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】ヤン ユン
(72)【発明者】
【氏名】ワン ヤン
(72)【発明者】
【氏名】リー フェイユン
【審査官】 梅岡 信幸
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2010/086968(WO,A1)
【文献】 津田 麻衣,居室内のセンシングによる独居高齢者の見守り支援システムとその評価,情報処理学会 研究報告 マルチメディア通信と分散処理(DPS) 2014−DPS−158 [online],日本,情報処理学会,2014年 3月 3日,pp.1-7
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
メモリに記憶された、プロセッサが実行可能な指令に基づいて、前記プロセッサが、スマート指標の関連情報を取得するステップと、
前記プロセッサが、取得した前記関連情報によって対応するスマート指標をそれぞれ計算するステップと、
前記プロセッサが、スマート指標及び設備の個数によって重み計算を行って、スマート指標を取得するステップと、を含み、
前記関連情報は、安全設備使用情報、スマートホームAPPのログイン情報、スマートシナリオ設定情報、及び設備の個数を含み、
前記スマート指標は、安全指標、活躍指標、及び連動指標を含むことを特徴とするスマート指標計算方法。
【請求項2】
前記プロセッサがスマート指標の関連情報を取得するステップは、
安全指標に対応する安全設備使用情報、活躍指標に対応するスマートホームAPPのログイン情報、連動指標に対応するスマートシナリオ設定情報を取得するステップを含み、
前記プロセッサが、取得した前記関連情報によって対応するスマート指標をそれぞれ計算するステップは、
安全設備使用情報によって安全指標を計算し、スマートホームAPPのログイン情報によって活躍指標を計算し、スマートシナリオ設定情報によって連動指標を計算するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載のスマート指標計算方法。
【請求項3】
前記プロセッサが前記安全指標に対応する安全設備使用情報を取得するステップは、
安全指標Aに対応する安全設備の種類総数n、及び第i類の安全設備の個数Nを取得するステップを含み、
前記プロセッサが前記安全設備使用情報によって安全指標を計算するステップは、安全指標Aの計算式である
によって安全指標Aを取得するステップを含み、上記式において、Aは安全指標を表し、nは安全設備の種類総数を表し、iは第i類の安全設備を表し、αは第i類の安全設備の重みを表し、ここで、
であり、Nは第i類の安全設備の個数を表すことを特徴とする請求項2に記載のスマート指標計算方法。
【請求項4】
前記第i類の安全設備の個数Nが安全設備の最大値Pmaxより大きい場合、Nの値はPmaxを取ることを特徴とする請求項3に記載のスマート指標計算方法。
【請求項5】
前記プロセッサが前記活躍指標に対応するスマートホームAPPのログイン情報を取得するステップは、
活躍指標Aに対応する活動周期T、及びユーザの前記活動周期T内での第j日のログイン回数Mを取得するとともに、第j日と現在の日との日数差Q計算するステップを含み、
前記プロセッサがスマートホームAPPのログイン情報によって活躍指標を計算するステップは、活躍指標Aの計算式である
によって活躍指標Aを取得するステップを含み、上記式において、Aは活躍指標を表し、Tは活動周期を表し、Mはユーザの活動周期T内での第j日のログイン回数を表し、jは活動周期内の第j日を表し、Qは活動周期T内での第j日と現在の日との日数差を表すことを特徴とする請求項2に記載のスマート指標計算方法。
【請求項6】
前記プロセッサが前記連動指標に対応するシナリオ設定情報を取得するステップは、
連動指標Aに対応するスマートシナリオの個数Lを取得するステップを含み、
前記プロセッサが前記スマートシナリオ設定情報によって連動指標を計算するステップは、連動指標Aの計算式である
=b*Log(L+1)
によって連動指標Aを取得するステップを含み、上記式において、Aは連動指標を表し、bはスマートシナリオの重みを表し、Lはスマートシナリオの個数を表すことを特徴とする請求項2に記載のスマート指標計算方法。
【請求項7】
前記プロセッサが前記スマート指標によって重み計算を行ってスマート指標を取得するステップは、スマート指標Sの計算式である
S=c+c+c+cLog(R+1)
によって、スマート指標Sを取得するステップを含み、上記式において、Sはスマート指標を表し、Aは安全指標を表し、cは安全指標Aの重みを表し、Aは活躍指標を表し、cは活躍指標Aの重みを表し、Aは連動指標を表し、cは連動指標Aの重みを表し、Rは設備の個数を表し、cは設備の個数Rの重みを表し、ここで、
k=1、2、3、4であることを特徴とする請求項1に記載のスマート指標計算方法。
【請求項8】
前記プロセッサが前記安全指標、活躍指標、連動指標、及び前記スマート指標を表示するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のスマート指標計算方法。
【請求項9】
プロセッサと、
プロセッサが実行可能な指令を記憶するためのメモリと、を有し、
前記プロセッサが、前記指令に基づいて、
スマート指標の関連情報を取得する取得モジュールと、
取得モジュールによって取得した前記関連情報によって対応するスマート指標をそれぞれ計算する第1の計算モジュールと、
第1の計算モジュールが算出されたスマート指標、及び設備の個数によって重み計算を行ってスマート指標を取得する第2の計算モジュールと、を実現し
前記関連情報は、安全設備使用情報、スマートホームAPPのログイン情報、スマートシナリオ設定情報、及び設備の個数を含み、
前記スマート指標は、安全指標、活躍指標、及び連動指標を含むことを特徴とするスマート指標を計算する装置。
【請求項10】
前記取得モジュールは、安全指標に対応する安全設備使用情報、活躍指標に対応するスマートホームAPPのログイン情報、連動指標に対応するスマートシナリオ設定情報を取得し、
前記第1の計算モジュールは、安全設備使用情報によって安全指標を計算し、スマートホームAPPのログイン情報によって活躍指標を計算し、スマートシナリオ設定情報によって連動指標を計算することを特徴とする請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記取得モジュールは、安全指標Aに対応する安全設備の種類総数n、及び第i類の安全設備の個数Nを取得し、
第1の計算モジュールは、安全指標Aの計算式である
によって安全指標Aを取得し、上記式において、Aは安全指標を表し、nは安全設備の種類総数を表し、iは第i類の安全設備を表し、αは第i類の安全設備の重みを表し、ここで、
であり、Nは第i類の安全設備の個数を表すことを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記第i類の安全設備の個数Nが安全設備の最大値Pmaxより大きい場合、Nの値はPmaxを取ることを特徴とする請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記取得モジュールは、活躍指標Aに対応する活動周期T、及びユーザの前記活動周期T内での第j日のログイン回数Mを取得するとともに、第j日と現在の日との日数差Q計算し、
前記第1の計算モジュールは、活躍指標Aの計算式である
によって活躍指標Aを取得し、上記式において、Aは活躍指標を表し、Tは活動周期を表し、Mはユーザの活動周期T内での第j日のログイン回数を表し、jは活動周期内の第j日を表し、Qは活動周期T内での第j日と現在の日との日数差を表すことを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項14】
前記取得モジュールは、連動指標Aに対応するスマートシナリオの個数Lを取得し、
前記第1の計算モジュールは、連動指標Aの計算式である
=b*Log(L+1)
によって連動指標Aを取得し、上記式において、Aは連動指標を表し、bはスマートシナリオの重みを表し、Lはスマートシナリオの個数を表すことを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項15】
前記第2の計算モジュールは、スマート指標Sの計算式である
S=c+c+c+cLog(R+1)
によってスマート指標Sを取得し、上記式において、Sはスマート指標を表し、Aは安全指標を表し、cは安全指標Aの重みを表し、Aは活躍指標を表し、cは活躍指標Aの重みを表し、Aは連動指標を表し、cは連動指標Aの重みを表し、Rは設備の個数を表し、cは設備の個数Rの重みを表し、ここで、
k=1、2、3、4であることを特徴とする請求項9に記載の装置。
【請求項16】
前記安全指標、活躍指標、連動指標、及びスマート指標を表示する表示モジューをさらに有することを特徴とする請求項9乃至請求項15のいずれか1項に記載の装置。
【請求項17】
自分のハウスの知能化程度を取得するようにスマート指標を算出するためのスマート指標計算装置であって、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能な指令を記憶するためのメモリと、を有し、
前記指令に基づいて、前記プロセッサは、スマート指標の関連情報を取得し、取得した前記関連情報によって対応するスマート指標をそれぞれ計算し、スマート指標及び設備の個数によって重み計算を行ってスマート指標を取得し、
前記関連情報は、安全設備使用情報、スマートホームAPPのログイン情報、スマートシナリオ設定情報、及び設備の個数を含むことを特徴とするスマート指標計算装置。

【請求項18】
プロセッサに実行されることにより、請求項1から請求項8のいずれかに記載のスマート指標計算方法を実現することを特徴とするプログラム。
【請求項19】
請求項18に記載のプログラムが記録された記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スマートホーム分野に関し、特に、スマート指標計算方法装置、プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
スマートホームは、住宅をプラットホームとして、自動制御システム、コンピュータネットワークシステム、及びネットワーク通信技術を一体化したネットワーク化且つスマート化されたハウス制御システムであり、ハウスの安全性、便宜性、快適性、及び芸術性が向上され、省エネの住まい環境が実現される。
【0003】
関連技術において、スマートホームは、タッチパネルや、音声認識制御や、ワイヤレスリモコン等を追加することによって、スマートホームシステムに接続され、家電設備を設定し、シナリオ操作を実行することで、複数の設備を連動させることができ、スマートホームにおける家電設備間の通信を実現することができる。
【0004】
しかし、上記の操作では、ユーザが自己家電設備の安全性、ユーザの活躍度及び設備間の連動等のスマート指標を獲得できない問題が存在する。
【発明の概要】
【0005】
関連技術の問題を解決するために、本発明は、スマート指標計算方法装置、プログラム及び記録媒体を提供する。
【0006】
本発明の実施例の第1の態様は、スマート指標の関連情報を取得するステップと、取得した前記スマート指標の関連情報によって対応するスマート指標をそれぞれ計算するステップと、スマート指標及び設備の個数によって重み計算を行ってスマート指標を取得するステップと、を含み、前記関連情報は、安全設備使用情報、スマートホームAPPのログイン情報、スマートシナリオ設定情報、及び設備の個数を含み、前記スマート指標は、安全指標、活躍指標、及び連動指標を含むことを特徴とするスマート指標計算方法を提供する。
【0007】
好ましくは、前記スマート指標の関連情報を取得するステップは、安全指標に対応する安全設備使用情報、活躍指標に対応するスマートホームAPPのログイン情報、連動指標に対応するスマートシナリオ設定情報を取得するステップを含み、前記取得した前記スマート指標の関連情報によって対応するスマート指標をそれぞれ計算するステップは、安全設備使用情報によって安全指標を計算し、スマートホームAPPのログイン情報によって活躍指標を計算し、スマートシナリオ設定情報によって連動指標を計算するステップを含む。
【0008】
好ましくは、前記安全指標に対応する安全設備使用情報を取得するステップは、安全指標Aに対応する安全設備の種類総数n、及び第i類の安全設備の個数Nを取得するステップを含み、前記安全設備使用情報によって安全指標を計算するステップは、安全指標Aの計算式である
によって安全指標Aを取得するステップを含み、上記式において、Aは安全指標を表し、nは安全設備の種類総数を表し、iは第i類の安全設備を表し、αは第i類の安全設備の重みを表し、ここで、
であり、Nは第i類の安全設備の個数を表す。
【0009】
好ましくは、前記第i類の安全設備の個数Nが安全設備の最大値Pmaxより大きい場合、Nの値はPmaxを取る。
【0010】
好ましくは、前記活躍指標に対応するスマートホームAPPのログイン情報を取得するステップは、活躍指標Aに対応する活動周期T、及びユーザの前記活動周期T内での第j日のログイン回数Mを取得するとともに、第j日と現在の日との日数差Q計算するステップを含み、スマートホームAPPのログイン情報によって活躍指標を計算するステップは、活躍指標Aの計算式である
によって活躍指標Aを取得し、上記式において、Aは活躍指標を表し、Tは活動周期を表し、Mはユーザの活動周期T内での第j日のログイン回数を表し、jは活動周期内の第j日を表し、Qは活動周期T内での第j日と現在の日との日数差を表す。
好ましくは、前記連動指標に対応するシナリオ設定情報を取得するステップは、連動指標Aに対応するスマートシナリオの個数Lを取得するステップを含み、前記スマートシナリオ設定情報によって連動指標を計算するステップは、連動指標Aの計算式である
=b*Log(L+1)
によって連動指標Aを取得するステップを含み、上記式において、Aは連動指標を表し、bはスマートシナリオの重みを表し、Lはスマートシナリオの個数を表す。
【0011】
好ましくは、前記スマート指標によって重み計算を行ってスマート指標を取得するステップは、スマート指標Sの計算式である
S=c+c+c+cLog(R+1)
によって、スマート指標Sを取得し、上記式において、Sはスマート指標を表し、Aは安全指標を表し、cは安全指標Aの重みを表し、Aは活躍指標を表し、cは活躍指標Aの重みを表し、Aは連動指標を表し、cは連動指標Aの重みを表し、Rは設備の個数を表し、cは設備の個数Rの重みを表し、ここで、
k=1、2、3、4である。
【0012】
好ましくは、前記安全指標、活躍指標、連動指標、及びスマート指標を表示するステップを含むことを特徴とする。
【0013】
本発明の実施例の第2の態様は、スマート指標の関連情報を取得する取得モジュールと、取得モジュールによって取得した前記スマート指標の関連情報によって対応するスマート指標をそれぞれ計算する第1の計算モジュールと、第1の計算モジュールが算出されたスマート指標、及び設備の個数によって重み計算を行ってスマート指標を取得する第2の計算モジュールと、を有し、前記関連情報は、安全設備使用情報、スマートホームAPPのログイン情報、スマートシナリオ設定情報、及び設備の個数を含み、前記スマート指標は、安全指標、活躍指標、及び連動指標を含むことを特徴とするスマート指標を計算する装置を提供する。
【0014】
好ましくは、前記取得モジュールは、安全指標に対応する安全設備使用情報、活躍指標に対応するスマートホームAPPのログイン情報、連動指標に対応するスマートシナリオ設定情報を取得し、前記第1の計算モジュールは、安全設備使用情報によって安全指標を計算し、スマートホームAPPのログイン情報によって活躍指標を計算し、スマートシナリオ設定情報によって連動指標を計算する。
【0015】
好ましくは、前記取得モジュールは、安全指標Aに対応する安全設備の種類総数n、及び第i類の安全設備の個数Nを取得し、第1の計算モジュールは、安全指標Aの計算式である
によって安全指標Aを取得し、上記式において、Aは安全指標を表し、nは安全設備の種類総数を表し、iは第i類の安全設備を表し、αは第i類の安全設備の重みを表し、ここで、
であり、Nは第i類の安全設備の個数を表す。
【0016】
好ましくは、前記第i類の安全設備の個数Nが安全設備の最大値Pmaxより大きい場合、Nの値はPmaxを取る。
【0017】
好ましくは、前記取得モジュールは、活躍指標Aに対応する活動周期T、及びユーザの前記活動周期T内での第j日のログイン回数Mを取得するとともに、第j日と現在の日との日数差Q計算し、前記第1の計算モジュールは、活躍指標Aの計算式である
によって活躍指標Aを取得し、上記式において、Aは活躍指標を表し、Tは活動周期を表し、Mはユーザの活動周期T内での第j日のログイン回数を表し、jは活動周期内の第j日を表し、Qは活動周期T内での第j日と現在の日との日数差を表す。
【0018】
好ましくは、前記取得モジュールは、連動指標Aに対応するスマートシナリオの個数Lを取得し、前記第1の計算モジュールは、連動指標Aの計算式である
=b*Log(L+1)
によって連動指標Aを取得し、上記式において、Aは連動指標を表し、bはスマートシナリオの重みを表し、Lはスマートシナリオの個数を表す。
【0019】
好ましくは、前記第2の計算モジュールは、スマート指標Sの計算式である
S=c+c+c+cLog(R+1)
によって、スマート指標Sを取得し、上記式において、Sはスマート指標を表し、Aは安全指標を表し、cは安全指標Aの重みを表し、Aは活躍指標を表し、cは活躍指標Aの重みを表し、Aは連動指標を表し、cは連動指標Aの重みを表し、Rは設備の個数を表し、cは設備の個数Rの重みを表し、ここで、
k=1、2、3、4である。
【0020】
好ましくは、前記安全指標、活躍指標、連動指標、及びスマート指標を表示する表示モジューをさらに有する。
【0021】
本発明の実施例の第3の態様は、プロセッサと、プロセッサが実行可能な指令を記憶するためのメモリと、を有し、前記プロセッサは、スマート指標の関連情報を取得し、取得した前記スマート指標の関連情報によって対応するスマート指標をそれぞれ計算し、スマート指標と設備の個数によって重み計算を行ってスマート指標を取得するように配置される。
本発明の実施例の第4の態様は、プロセッサに実行されることにより、上記のスマート指標計算方法を実現するプログラムを提供する。
本発明の実施例の第5の態様は、上記プログラムが記録された記録媒体を提供する。
【0022】
本発明の実施例の技術方案は以下の有益な効果を有する。
【0023】
スマート指標の関連情報を取得し、取得した関連情報によって対応するスマート指標をそれぞれ計算し、スマート指標と設備の個数によって重み計算を行ってスマート指標を取得する。これによって、ユーザは、自分のハウスの知能化程度を取得でき、ユーザの参加感を高め、ユーザの積極性を向上できるので、ハウスの知能化程度を向上できる。
【0024】
以上の一般な説明と後の詳細な説明は例示的なものであり、本発明を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0025】
ここでの図面は、明細書の一部として明細書全体を構成し、本発明に合致する実施例を例示するとともに、本発明の原理を理解するためのものである。
図1】例示的な実施例に係るスマート指標計算方法のフローチャートである。
図2】例示的な他の実施例に係るスマート指標計算方法のフローチャートである。
図3】例示的な実施例に係るスマート指標の表示画面の模式図である。
図4】例示的な実施例に係るスマート指標計算装置のブロック図である。
図5】例示的な他の実施例に係るスマート指標計算装置のブロック図である。
図6】例示的な実施例に係るスマート指標計算装置に用いられるブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、例示的実施例に対して詳しく説明し、その例示を図面に示す。以下の説明において図面に言及する時、特に説明しない限り、それぞれの図面における同一の符号は、同一又は類似する要素を表する。以下の例示的実施例において説明する実施形態は、本発明に該当する全ての実施形態ではない。逆に、それらは、特許請求の範囲に記載の本発明の一部の態様に一致する装置及び方法の例示に過ぎない。
【0027】
図1は、例示的な実施例に係るスマート指標計算方法のフローチャートであり、当該スマート指標計算方法は端末に応用できる。図1に示すように、当該スマート指標計算方法は、以下のステップを含む。
【0028】
ステップ101:スマート指標の関連情報を取得する。
【0029】
スマート指標の関連情報は、安全設備の使用情報、スマートホームAPPのログイン情報、スマートシナリオの設定情報、及び設備の個数を含む。
【0030】
ステップ102:取得した前記スマート指標の関連情報によって、対応するスマート指標をそれぞれ計算する。前記スマート指標は、安全指標、活躍指標、及び連動指標を含む。
【0031】
ステップ103:スマート指標及び設備の個数によって重み計算を行ってスマート指標を取得する。
【0032】
以上を総合すると、本発明のスマート指標計算方法は、スマート指標の関連情報を取得し、取得した関連情報によって対応するスマート指標をそれぞれ計算し、スマート指標及び設備の個数によって重み計算を行ってスマート指標を取得する。これによって、ユーザは、自分のハウスの知能化程度を取得し、ユーザの参加感を高め、ユーザの積極性を向上させることができ、ハウスの知能化程度を向上できる。
【0033】
図2は、例示的な他の実施例に係るスマート指標計算方法のフローチャートであり、当該スマート指標計算方法が端末に応用できる。図2に示すように、当該スマート指標計算方法は、以下のステップを含む。
【0034】
ステップ201:安全指標に対応する安全設備使用情報、活躍指標に対応するスマートホームAPPのログイン情報、及び連動指標に対応するスマートシナリオ設定情報を取得する。
【0035】
安全指標は、スマート装置の安全性を表す指標である。安全設備使用情報は、スマートホームに潜む潜在的リスクを監視するための装置の使用状況を表すもので、主としてこれらの装置の使用数や使用されている装置の種類を含む。ここで、安全指標に相当する安全設備使用情報は、安全設備の種類及び各種類の安全設備の個数を含む。例えば、取得対象である安全設備は、安全カメラ、磁気ドアアラーム、音光アラーム(audible visual alarm)、ガスセンサ、及び煙センサを含むが、上記の例示された安全設備に限定されない。
【0036】
活躍指標は、スマート装置のAPP使用活動を表す指標である。スマートホームAPPのログイン情報は、ユーザのスマートホームAPPに対する再訪率を計算するための主な指標であり、主としてユーザのログイン回数及びログイン時間により確定できる。ここで、活躍指標に対応するスマートホームAPPのログイン情報は、活動周期、及びユーザの活動周期T内のそれぞれの日のログイン回数と締め日である現在の日との日数差を含む。活動周期は、予め設定されるものである。例えば、予め設定される活動周期が15日である場合、15日間のそれぞれの日のスマートホームAPPにログインする回数を取得する。例えば、計算のため、現在の日が2014年10月31日で締め日であるとすると、2014年10月16日から2014年10月31日までのそれぞれの日のスマートホームAPPにログインする回数が取得され、それぞれのログイン日と締め日との日数差が計算される。なお、ログイン日と、締め日である現在の日と、の日数差が大きければ大きいほど、そのログイン日のユーザの活動により及ぼされる影響は小さくなる。このため、活動周期と、ログイン日と締め日との日数差と、の差分の値が小さければ小さいほど、そのログイン日のユーザの活動により及ぼされる影響は小さくなる。
【0037】
連動指標は、スマート装置間の関連関係を表す指標であり、シナリオ設定情報は、予め設定される動作と、対応する操作の実行との間の対応情報である。ここで、連動指標に対応するシナリオ設定情報は、スマートシナリオの個数を含む。スマートシナリオは、ユーザが予め設定した、検出又は入力を介した後、対応する操作をトリガーして実行する動作である。例えば、ユーザの携帯電話がハウスにおけるwifiに接続されたか否かを検出し、携帯電話がハウスにおけるwifiに接続されたと検出される時、自動的にドアを開ける。また、例えば、ユーザは、スマートフォンにインストールされたスマートホームAPPによってカメラの監視機能を起動して、ハウスカメラで撮影されたシナリオを観察する。
【0038】
ステップ202:安全設備使用情報によって安全指標を計算する。
安全指標Aの計算式である
によって、安全指標Aを算出する。上記式において、Aは安全指標を表し、nは安全設備の種類個数を表し、iは第i類の安全設備を表し、αは第i類の安全設備の重みを表し、ここで、
であり、Nは第i類の安全設備の個数を表す。
【0039】
例えば、5つの種類の安全設備を有し、取得した5種類の安全設備の個数は、第1の類の安全カメラが2つ、第2の類の磁気ドアアラームが1つ、第3の類の音光アラームが5つ、第4類のガスセンサが3つ、第5類の煙センサが2つであり、また5つの種類の安全設備の重みは、それぞれ30、20、20、15、15であり、これらの数値を安全指標の計算式に代入すると、
=30*Log(2+1)+20*Log(1+1)+20*Log(5+1)+15*Log(3+1)+15*Log(2+1)=52
になる。
【0040】
ただし、前記第i類の安全設備の個数Nが安全設備の最大値Pmaxより大きい場合、Nの値はPmaxになる。
【0041】
例えば、Pmax=4である場合、上記の数値を安全指標の計算式に代入すると、
=30*Log(2+1)+20*Log(1+1)+20*Log(4+1)+15*Log(3+1)+15*Log(2+1)=50
になる。
【0042】
なお、算出された安全指標が予め設定される最大閾値より大きい場合、最大閾値を取る。
【0043】
ステップ203:スマートホームAPPのログイン情報によって、活躍指標を計算する。
活躍指標Aの計算式である
によって、活躍指標Aを算出する。
【0044】
上記式において、Aは活躍指標を表し、Tは活動周期を表し、Mはユーザの活動周期T内での第j日のログイン回数を表し、jは活動周期内の第j日を表し、Qは活動周期T内での第j日と締め日である現在の日との日数差を表す。例えば、活動周期が5日であり、5日間の活動周期において、第1の日、即ち締め日である現在の日との日数差が4日である日に、15回ログインし、第2の日、即ち締め日である現在の日との日数差が3日である日に、20回ログインし、第3の日、即ち締め日である現在の日との日数差が2日である日に、50回ログインし、第4日、即ち締め日である現在の日との日数差が1日である日に、21回ログインし、第5日、即ち締め日である現在の日との日数差が0日である日に、24回ログインする場合、これらの数値を上記の活躍指標の計算式に代入すると、
=Log(15+1)*(5-4)+Log(20+1)*(5-3)+Log(50+1)*(5-2)+Log(21+1)*(5-1)+Log(24+1)*(5-0)=9
になる。
【0045】
ステップ204:スマートシナリオ設定情報によって、連動指標を計算する。
連動指標Aの計算式である
=b*Log(L+1)
によって、連動指標Aを算出する。
【0046】
上記式において、Aは連動指標を表し、bはスマートシナリオの重みを表し、Lはスマートシナリオの個数を表す。
【0047】
例えば、スマートシーンの重みが20であり、スマートシナリオの個数が9999個である場合、これらの数値を連動指標の計算式に代入すると、
=20*Log(9999+1)=60
になる。
【0048】
なお、ステップ202からステップ204まで、ステップが任意の順序で実行できる。
【0049】
ステップ205:スマート指標及び設備の個数によって重み計算を行ってスマート指標を取得する。
【0050】
スマート指標Sの計算式である
S=c+c+c+cLog(R+1)
によって、スマート指標Sを取得する。
【0051】
上記式において、Sはスマート指標を表し、Aは安全指標を表し、cは安全指標Aの重みを表し、Aは活躍指標を表し、cは活躍指標Aの重みを表し、Aは連動指標を表し、cは連動指標Aの重みを表し、Rは設備の個数を表し、cは設備の個数Rの重みを表し、ここで、
k=1、2、3、4である。
【0052】
例えば、安全指標A=50、安全指標の重みc=0.5、活躍指標A=9、活躍指標の重みc=0.3、連動指標A=60、連動指標の重みc=0.3、設備の個数R=99、設備の個数重みc=0.1である場合、これらの数値をスマート指標の計算式に代入すると、S=38になる。
【0053】
ステップ206:前記安全指標、活躍指標、連動指標、スマート指標を表示する。
【0054】
図3に示すように、スマート指標、安全指標、活躍指標、及び連動指標を表示する。
【0055】
また、上記の実施形態に加え、クラウドデータベースから他のユーザのスマート指標を取得して、ユーザの現在のスマートランキングを計算することで、ユーザの参加感をさらに向上できる。
【0056】
以上を総合すると、本発明のスマート指標計算方法は、安全指標に対応する安全設備使用情報、活躍指標に対応するスマートホームAPPのログイン情報、及び連動指標に対応するスマートシナリオ設定情報を取得し、安全設備使用情報によって安全指標を計算し、スマートホームAPPのログイン情報によって活躍指標を計算し、スマートシナリオ設定情報によって連動指標を計算し、スマート指標と設備の個数によって重み計算を行ってスマート指標を取得し、スマート指標及び設備の個数によって重み計算を行ってスマート指標を取得する。これによって、ユーザは、自分のハウスの知能化程度を取得でき、ユーザの参加感を高め、ユーザの積極性を向上させ、ハウスの知能化程度を向上できる。
【0057】
図4は、例示的な実施例に係るスマート設備接続装置のブロック図であり、図4に示すように、当該スマート設備接続装置は、スマート指標の、安全設備使用情報、スマートホームAPPのログイン情報、スマートシナリオ設定情報及び設備の個数を含む関連情報を取得するための取得モジュール401と、取得モジュールによって取得した前記スマート指標の関連情報に基づき、対応する、安全指標、活躍指標及び連動指標を含むスマート指標をそれぞれ計算するための第1の計算モジュール402と、第1の計算モジュールが算出されたスマート指標及び設備の個数によって重み計算を行ってスマート指標を取得するための第2の計算モジュール403と、を備える。
【0058】
ここで、前記取得モジュール401は、安全指標に対応する安全設備使用情報、活躍指標に対応するスマートホームAPPのログイン情報、及び連動指標に対応するスマートシナリオ設定情報を取得する。前記第1の計算モジュール402は、安全設備使用情報によって安全指標を計算し、スマートホームAPPのログイン情報によって活躍指標を計算し、スマートシナリオ設定情報によって連動指標を計算する。
【0059】
安全指標を計算する時、前記取得モジュール401は、具体的に、安全指標Aに対応する安全設備の種類総数n、及び第i類の安全設備の個数Nを取得する。第1の計算モジュール402は、具体的に、安全指標Aの計算式である
によって安全指標Aを取得する。上記式において、Aは安全指標を表し、nは安全設備の種類総数を表し、iは第i類の安全設備を表し、αは第i類の安全設備の重みを表し、ここで、
であり、Nは第i類の安全設備の個数を表す。
【0060】
ここで、前記第i類の安全設備の個数Nが安全設備の最大値Pmaxより大きい場合、Nの値はPmaxを取る。
【0061】
活躍指標を計算する時、前記取得モジュール401は、具体的に、活躍指標Aに対応する活動周期T、及びユーザの活動周期T内での第j日のログイン回数Mを取得し、また第j日と締め日である現在の日との日数差Qを計算する。前記第1の計算モジュール402は、具体的に、活躍指標Aの計算式である
によって活躍指標Aを取得する。上記式において、Aは活躍指標を表し、Tは活動周期を表し、Mはユーザの活動周期T内での第j日のログイン回数を表し、jは活動周期内の第j日を表し、Qは活動周期T内での第j日と締め日である現在の日との日数差を表す。
【0062】
連動指標を計算する時、前記取得モジュール401は、具体的に、連動指標Aに対応するスマートシナリオの個数Lを取得する。前記第1の計算モジュール402は、具体的に、連動指標Aの計算式である
=b*Log(L+1)
によって連動指標Aを取得する。上記式において、Aは連動指標を表し、bはスマートシナリオの重みを表し、Lはスマートシナリオの個数を表す。
【0063】
前記第2の計算モジュール403は、スマート指標Sの計算式である
S=c+c+c+cLog(R+1)
によって、スマート指標Sを取得する。上記式において、Sはスマート指標を表し、Aは安全指標を表し、cは安全指標Aの重みを表し、Aは活躍指標を表し、cは活躍指標Aの重みを表し、Aは連動指標を表し、cは連動指標Aの重みを表し、Rは設備の個数を表し、cは設備の個数Rの重みを表し、ここで、
k=1、2、3、4である。
【0064】
本発明のスマート指標計算装置は、スマート指標の関連情報を取得し、取得した関連情報によって対応するスマート指標をそれぞれ計算し、スマート指標及び設備の個数によって重み計算を行ってスマート指標を取得する。これによって、ユーザは、自分のハウスの知能化程度を取得でき、ユーザの参加感を高め、ユーザの積極性を向上させることができるので、ハウスの知能化程度を向上できる。
【0065】
上記装置に加え、図5は、例示的な実施例に係るスマート設備接続装置のブロック図であり、図5に示すように、当該スマート設備装置は、スマート指標の、安全設備使用情報、スマートホームAPPのログイン情報、スマートシナリオ設定情報及び設備の個数を含む関連情報を取得するための取得モジュール501と、取得モジュールによって取得した前記スマート指標の関連情報に基づき、対応する、安全指標、活躍指標及び連動指標を含むスマート指標をそれぞれ計算するための第1の計算モジュール502と、第1の計算モジュールが算出されたスマート指標及び設備の個数によって重み計算を行ってスマート指標を取得するための第2の計算モジュール503と、前記安全指標、活躍指標、連動指標、及びスマート指標を表示する表示モジュール504と、を有する。
【0066】
本発明のスマート指標計算方法は、スマート指標の関連情報を取得し、取得した関連情報によって対応するスマート指標をそれぞれ計算し、スマート指標及び設備の個数によって重み計算を行ってスマート指標を取得し、前記安全指標、活躍指標、連動指標、及びスマート指標を表示させる。これによって、ユーザは、自分のハウスの知能化程度を取得でき、ユーザの参加感を高め、ユーザの積極性を向上させることができるので、ハウスの知能化程度を向上できる。
【0067】
上記実施例における装置に対して、それぞれのモジュールが実行する操作の具体的な実施形態は、既に該当方法の実施例において詳しく説明したので、ここで省略する。
【0068】
図6は、例示的な実施例に係る電話番号名付けの装置600のブロック図である。例えば、装置600は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信設備、ゲームコントロール、タブレットデバイス、医療設備、フィットネス設備、PADなどであってもよい。
【0069】
図6に示すように、装置600は、処理ユニット602、メモリ604、電源ユニット606、マルチメディアユニット608、オーディオユニット610、入力/出力(I/O)インターフェース612、センサユニット614、及び通信ユニット616の構成要素を1つ又は複数を含んでもよい。
【0070】
処理ユニット602は、通常、装置600全体の操作を制御するものであり、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作と関連する操作を制御する。処理ユニット602は、1つ又は複数のプロセッサ618を含んで指令を実行することにより、上記方法の全部又は一部のステップを実現するように構成されてもよい。また、処理ユニット602は、他のユニットとのインタラクションを容易にできるように、1つ又は複数のモジュールを含んでもよい。例えば、処理ユニット602は、マルチメディアユニット608と処理ユニット602との間のインタラクションを容易にできるように、マルチメディアモジュールを含んでもよい。
【0071】
メモリ604は、装置600での操作をサポートできるように、各種のデータを記憶するように配置される。これらのデータは、例えば、装置600で操作するための何れのアプリケーションプログラム又は方法の指令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を備える。メモリ604は、何れの種類の揮発性又は不揮発性メモリ、或いはそれらの組み合わせ、例えば、静的随時読み出し書き込みメモリ(SRAM)、電気的に消去可能なプログラム可能読取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラム可能読取り専用メモリ(EPROM)、プログラム可能読取り専用メモリ(PROM)、読取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又はコンパクトディスクにより実現することができる。
【0072】
電源ユニット606は、装置600の各種のユニットに電力を供給する。電源ユニット606は、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び装置600への電力生成、管理及び分配に関わる他のユニットを備えてもよい。
【0073】
マルチメディアユニット608は、前記装置600とユーザとの間に出力インターフェースを提供するスクリーンを備える。ある実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)及びタッチパネル(TP)を備えてもよい。スクリーンは、タッチパネルを備えると、ユーザからの入力信号を受信するために、タッチスクリーンとすることができる。タッチパネルは、タッチ、スライド又はタッチパネル上の手振りを感知するように1つ又は複数のタッチセンサを有する。前記タッチセンサは、タッチ又はスライド動作の境界を感知できるだけでなく、前記タッチ又はスライド操作に関わる持続時間及び圧力も感知できる。ある実施例では、マルチメディアユニット608は、1つのフロントカメラ及び/又はバックカメラを有する。装置600が操作モード、例えば、撮影モード又はビデオモードにある時、フロントカメラ及び/又はバックカメラが外部のマルチメディアデータを受信できる。各フロントカメラ及びバックカメラは、固定の光学レンズ系であってもよいし、焦点距離及び光学ズーム能力を有するものであってもよい。
【0074】
オーディオユニット610は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように配置される。例えば、オーディオユニット610は、1つのマイクロフォン(MIC)を有し、装置600が、例えば、呼び出しモード、記録モード、またはビデオ認識モード等の操作モードにあるとき、マイクロフォンは、外部のオーディオ信号を受信するように配置される。受信したオーディオ信号は、メモリ604に記憶されてもよいし、通信ユニット616を介して送信されてもよい。ある実施例では、オーディオユニット610は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに備えてもよい。
【0075】
I/Oインターフェース614は、処理ユニット602と外部のインターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供する。上記外部のインターフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン及びロックボタンを備えてもよいが、それらに限るものではない。
【0076】
センサユニット614は、装置600の各方面の状態を評価するための1つ又は複数のセンサを備える。センサユニット614は、装置600のオン/オフ状態、ユニットの相対的な位置を検出することが可能である。センサユニット614は、例えば、前記ユニットが装置600のディスプレイ及びキーパッドである。センサユニット614は、装置600又は装置600の1つのユニットの位置変化、ユーザが装置600に接触しているか否か、装置600の方向又は加速/減速、及び装置600の温度変化を検出することができる。センサユニット614は、何れの物理的な接触もない場合に付近の物体を検出するように配置される近接センサを有してもよい。センサユニット614は、例えば、CMOS又はCCD画像センサ等の撮像アプリケーションに用いるための光センサを有してもよい。ある実施例では、当該センサユニット614は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ又は温度センサをさらに備えてもよい。
【0077】
通信ユニット616は、装置600と他の設備との無線又は有線通信を便利にさせるように配置される。装置600は、通信標準に基づく無線ネットワーク、例えば、WiFi、2Gや3G、又はそれらの組み合わせにアクセスできる。1つの例示的な実施例では、通信ユニット616は、放送チャンネルを介して外部の放送管理システムの放送信号又は放送に関する情報を受信する。1つの例示的な実施例では、前記通信ユニット616は、近距離通信を促進するために近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに備える。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識装置(RFID)技術、アイアールディーエイ(IrDA)技術、超広帯域無線(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術及び他の技術によって実現されてもよい。
【0078】
例示的な実施例では、装置600は、上述した方法を実行するために、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、数字信号処理デバイス(DSPD)、プログラム可能論理デバイス(PLD)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサー又は他の電子機器によって実現されてもよい。
例示的な実施例では、指令を有する非一時性のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、指令を有するメモリ604をさらに提供する。前記指令は、上述した方法を実現するために、装置600のプロセッサ620により実行されてもよい。例えば、前記非一時性コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM、読取り書込みメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、ソフトディスク及び光データ記憶装置等であってもよい。
【0079】
当業者は、明細書に開示された発明の詳細を考慮して本発明を実施することにより、本発明の他の実施形態を容易に想定することができる。本願は、本発明の任意の変形、用途又は適応を含む。これらの変形、用途又は適当は、本発明の一般的な原理に基づくものであり、本発明に開示されていない本技術分野の公知常識又は慣用の技術的手段を含む。明細書及び実施例は、例示的なものに過ぎない。本発明の保護範囲及び趣旨は特許請求の範囲に基づく。
【0080】
なお、本発明は、上述の説明及び図面に示した構造に限らず、その範囲から逸脱しない範囲で様々な補正及び変化を実施することができる。本発明の範囲は、特許請求の範囲のみに制限される。
【0081】
本願は、出願番号がCN201410602700.8であって、出願日が2014年10月31日である中国特許出願に基づき優先権を主張し、当該中国特許出願の内容のすべてを本願に援用する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6