(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の照明装置では、基板支持体の背面部分に取付部材が設けられており、さらに、所定間隔で取付ボルトが設けられている。したがって、背面部分のスペースは狭く、照明装置用の配線を行う空間を得ることしかできなかった。
【0007】
特許文献2の二重構造の天井では、内側天井板の上部空間が大きいので、導風ダクト以外にも、車両に付随する電気配線や配管などを設けることができるものの、内側天井板を設けたことで荷物室の高さ寸法が小さくなり積載量が減少してしまう問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、荷物の積載量の減少を最小限に抑制しつつ、車両に付随する電気配線や空調流路などの設置スペースを形成できる運搬車両ボデー構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するための請求項1に係る発明は、運搬車両の荷物室の側壁と天井とで構成される入隅角部に、当該入隅角部を覆うカバー板が車長方向に延在して設けられており、前記カバー板は、前記側壁と前記天井の表面に対して傾斜する傾斜板部と、前記傾斜板部の幅方向一端に設けられた側壁固定板部と、前記傾斜板部の幅方向他端に設けられた天井固定板部とを備えており、前記傾斜板部と前記側壁と前記天井とで囲まれた空間を、電気配線、空調配管および空調流路の少なくとも一つの設置スペースとして
おり、前記カバー板は、車長方向に複数に分割されて構成されており、分割された前記カバー板の少なくとも一つには、照明装置、送風ファン、ガラリのいずれかが設けられており、前記照明装置、前記送風ファンまたは前記ガラリが設けられた前記カバー板は、前記入隅角部に着脱可能に設けられ、その設置場所が変更可能に構成されていることを特徴とする運搬車両ボデー構造である。
【0010】
このような構成によれば、車両に付随する電気配線や空調流路などの設置スペースを、側壁と天井とで構成される入隅角部に設けているので、天井全体の高さが下がることはない。したがって、荷物の積載量の減少を最小限に抑制できる。さらに、設置スペースは天井の下側に設けられるので、天井を掘り込む必要はない。
【0011】
請求項2に係る発明は、
分割された前記カバー板は、車長方向の長さが短い短尺カバー板と、車長方向の長さが前記短尺カバー板の2倍である長尺カバー板とを備えていることを特徴とす
る。
【0012】
請求項3に係る発明は、前記荷物室内には、当該荷物室を前後に区画する区画壁が設けられており、前記区画壁の上端角部には、傾斜面が形成されており、前記傾斜面は、前記傾斜板部の表面に当接していることを特徴とする。このような構成によれば、空調流路を区画壁よりも後方に延在して設けることができるので、任意の室に空調空気を供給できる。
【0013】
請求項4に係る発明は、前記傾斜板部には、LED照明装置が設置されており、前記LED照明装置の電気配線は、前記空間に設置されていることを特徴とする。このような構成によれば、照明装置を車長方向の任意の場所に設置できる。また、LED照明を用いているので、低温環境で点灯できるため、断熱材を用いなくてもよい。さらに、照明装置の裏側を空調流路とすれば、電気配線と空調流路の設置スペースを兼用できる。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る運搬車両ボデー構造によれば、荷物の積載量の減少を最小限に抑制しつつ、車両に付随する電気配線や空調流路などの設置スペースを形成することができる。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を実施するための形態を、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る運搬車両ボデー構造1は、運搬車両の荷物室2の側壁3と天井4とで構成される入隅角部5を利用して、車両に付随する電気配線や空調流路などの設置スペースを形成したものである。
【0017】
運搬車両ボデー構造1は、入隅角部5を覆うカバー板10を備えている。カバー板10は、車長方向に延在して設けられている。本実施形態のカバー板10は、荷物室2の前端部から後端部に亘って連続して形成されている(
図5参照)。カバー板10は、アルミニウム合金やステンレス合金などの金属製板材、あるいは樹脂製板材にて構成されている。カバー板10は、傾斜板部11と側壁固定板部21と天井固定板部22とを備えている。なお、
図1のカバー板10は、照明装置を備えている。他の構成のカバー板10として、送風ファンやガラリを備えたものもある(
図3参照)。
【0018】
入隅角部5には、カバー板10とは別体の補強プレート6が取り付けられている。補強プレート6は断面L字状のチャンネル材にて構成されており、一片が側壁3に当接し、他片が天井4と当接している。補強プレート6は、側壁3および天井4にブラインドリベットやビスなどの連結用部品によって固定されている。
【0019】
図2にも示すように、傾斜板部11は、側壁3と天井4の表面に対して45度の角度で傾斜している。傾斜板部11は、車長方向に長い矩形形状を呈している。傾斜板部11には、照明装置や送風ファンやガラリなどの設備が取り付けられる。これらの設備と傾斜板部11との取合いについては、後述する。
【0020】
側壁固定板部21は、側壁3に固定される部分であって、側壁3の表面に当接する。側壁固定板部21は、傾斜板部11の幅方向一端に設けられている。側壁固定板部21は、傾斜板部11と45度で交差しており、傾斜板部11の端部から延在している。側壁固定板部21の長手方向寸法は、傾斜板部11の長手方向寸法と同じである。側壁固定板部21には、カバー板10を側壁3に固定するためのブラインドリベットやビスなどの連結用部品9(
図1ではブラインドリベットを図示している)が挿通する貫通孔23(
図2参照)が形成されている。貫通孔23は、側壁固定板部21の長手方向両端部に形成されている。なお、貫通孔23は、カバー板10の長さに応じて、中間部に形成される場合もある。連結用部品9は、荷物室2の室内側から、貫通孔23に挿通され、その軸部が側壁3に螺合されることで、側壁固定板部21が側壁3に固定される。
【0021】
天井固定板部22は、天井4に固定される部分であって、天井4の表面に当接する。天井固定板部22は、傾斜板部11の幅方向他端に設けられており、側壁固定板部21と対称形状となる。天井固定板部22は、傾斜板部11と45度で交差しており、傾斜板部11の端部から延在している。天井固定板部22には、連結用部品9(
図1ではブラインドリベットを図示している)が挿通する貫通孔24(
図2参照)が形成されている。貫通孔24は、貫通孔23の対称位置に形成されている。
【0022】
次に、傾斜板部11に照明装置を取り付けた場合の構成を説明する。照明装置用の傾斜板部11には、長方形形状の開口部12(
図2参照)が形成されている。傾斜板部11には、照明回路基板13とレンズ15が固定された基板支持体14が取り付けられている。傾斜板部11には、貫通孔16が形成されている。貫通孔16には、傾斜板部11と基板支持体14を接続するための連結用部品9が挿通される。貫通孔16は、傾斜板部11の四隅部分に形成されている。なお、貫通孔16の個数および形成位置は本実施形態のものに限定されるものではない。傾斜板部11の長手寸法が長い場合には、貫通孔16は傾斜板部11の長手方向中間部にも形成される。
【0023】
照明回路基板13は、開口部12と同等の長方形形状を呈している。照明回路基板13の表面には複数のLED光源13aは配列されている。照明回路基板13は、傾斜板部11の裏面側(入隅角部5側)に設置されており、LED光源13aは、開口部12を介して荷物室2に対向している。
【0024】
基板支持体14は、基板収容部14aとフランジ部14bとを備えている。基板収容部14aは、照明回路基板13の外形と同等の内形を備えた四角筒形状に形成されている。フランジ部14bは、基板収容部14aの幅方向両端部にそれぞれ形成されており、幅方向端部から外側に広がっている。フランジ部14bには、連結用部品9が挿通される貫通孔17(
図2参照)が形成されている。貫通孔17は、貫通孔16に対応する位置に形成されている。
【0025】
レンズ15は、照明回路基板13の表面側(荷物室2室内側)に設置されている。レンズ15は、照明回路基板13を覆って、光を拡散させるとともに、荷物が照明回路基板13に衝突するのを防止している。レンズ15は、透明の樹脂板またはガラス板からなり、照明回路基板13と同等の矩形形状を呈している。レンズ15は、連結用部品(図示せず)によって、基板支持体14に固定される。レンズ15は、傾斜板部11の開口部12内に配置されており、レンズ15の表面と傾斜板部11の表面とは面一になっている(
図1参照)。
【0026】
次に、
図3の(a)を参照しながら、傾斜板部11に送風ファン30を取り付けた場合の構成を説明する。送風ファン30は、入隅角部5とカバー板10とで囲まれた空間の空気を荷物室2内に送り出すものである。本実施形態の送風ファン30は、正方形の枠体と、枠体内に取り付けられたファン本体部とを備えてなる。枠体の内側には円形の開口部が形成されており、その内部でファン本体部が回転する。枠体には、連結用部品挿通部が形成されている。この連結用部品挿通部には、送風ファン30を傾斜板部11に固定するための連結用部品が挿通される。連結用部品挿通部は、枠体の四隅部分にそれぞれ配置されている。なお、送風ファン30の形状は一例であって、これに限定されるものではない。送風ファン30は、傾斜板部11の裏面側(入隅角部5側)に取り付けられている。
【0027】
図3の(a)の傾斜板部11には、送風ファン30の枠体の内側の開口部と略同形状の円形の開口部(図示せず)が形成されている。傾斜板部11の開口部の周縁部に、連結用部品(図示せず)が挿通される。
【0028】
傾斜板部11の表面側(荷物室2室内側)には、ファン本体部を覆う保護部材31が取り付けられている。保護部材31は、荷物がファン本体部に衝突するのを防止している。保護部材31は、線状部材を円形に組み付けてなり、傾斜板部11の開口部を覆いつつ、空気を通過可能になっている。保護部材31には、固定部材32が接続されている。固定部材32は、連結用部品挿通部を備えている。この連結用部品挿通部に挿通した連結用部品によって、固定部32が傾斜板部11および送風ファン30に固定される。なお、保護部材31の形状は一例であって、これに限定されるものではない。
【0029】
図3の(b)を参照しながら、傾斜板部11にガラリ35を取り付けた場合の構成を説明する。ガラリ35は、金属製または樹脂製材料からなる。ガラリ35は、矩形の枠体36と、枠体36内に取り付けられた羽板37とを備えてなる。ガラリ35は、送風ファン30が入隅角部5とカバー板10とで囲まれた空間の空気を荷物室2内に送り出す際に、吸気口の役目を果たす。なお、送風ファン30が停止している場合あるいは送風ファン30が設けられていない場合には、入隅角部5とカバー板10とで囲まれた空間と、荷物室2内とを連通させる換気口の役目を果たす場合もある。枠体37は、鍔状の固定板部38と、その内側に位置する筒状部39とを備えている。筒状部39の内側部分は、換気用の開口部を構成している。筒状部39の内側に複数の羽板37が平行に取り付けられている。なお、ガラリ35の形状は一例であって、これに限定されるものではない。さらに、ガラリ35に代えて保護部材31と同形状のものを設けてもよい。
【0030】
図3の(b)の傾斜板部11には、ガラリ35の筒状部39が挿通可能な開口部(図示せず)が形成されている。傾斜板部11の開口部の周縁部には、ガラリ35を固定するための連結用部品(図示せず)が挿通される。ガラリ35は、傾斜板部11の表面側(荷物室2室内側)から取り付けられており、固定板部38が傾斜板部11の表面に当接している。荷物室2側から固定板部38と傾斜板部11に連結用部品を挿通して、ガラリ35を傾斜板部11に固定している。
【0031】
図3の(c)および(d)は、傾斜板部11に照明装置を取り付けたものを示す。
図3の(c)の長尺のカバー板10の長さ寸法は、
図3の(d)の短尺のカバー板10の長さ寸法の2倍である。
図3の(c)のカバー板10の開口部12の長さ寸法は、
図3の(d)のカバー板10の開口部12の長さ寸法の2倍である。
図3の(c)のカバー板10の開口部12には、2つの照明回路基板13とレンズ15が設置される。
図3の(c)の長尺のカバー板10は、
図3の(a)のカバー板10と同じ長さ寸法である。
図3の(d)の短尺のカバー板10は、
図3の(b)のカバー板10と同じ長さ寸法である。なお、カバー板10の長さ寸法は、
図3のものに限定されるものではなく、送風ファン30を取り付けたカバー板10が短尺であってもよいし、ガラリ35を取り付けたカバー板10が長尺であってもよい。
【0032】
図5に示すように、カバー板10と側壁3と天井4とで囲まれた空間7には、照明装置の配線13b(
図2参照)が配置される。また、前記空間7は、荷物室2の前端に設けられた空調機60からの空調空気(冷却空気)が流れる空調流路として利用されている。さらに、荷物室2の前後両方に空調機が設けられる場合には、冷媒を流す空調配管40(
図1参照)が前記空間7に配置される。空調配管40は、取付部材41を介して側壁3に取り付けられている。取付部材41は、空調配管40を覆う囲繞部41aと、囲繞部41aの両端から外側に広がる固定部41bとを備えている。取付部材41は、空調配管40の長手方向に沿って所定間隔で設けられている。固定部41bは、側壁3の表面に当接して、連結用部品(図示せず)で固定される。本実施形態では、取付部材41は、側壁3の表面に固定されているが、補強プレート6の表面や天井4の表面に固定してもよい。
【0033】
図4の(a)に示すように、カバー板10の端部には、側壁3と天井4とカバー板10とで区画された空間7の端部開口を塞ぐ蓋部材50が設けられている。蓋部材50は、蓋部51aと取付板部51bとを備えている。蓋部51aは、空間7の断面形状と同等の三角形形状を呈している。蓋部51aの先端角部には、補強プレート6の断面と同等の断面形状の切欠部52が形成されている。
【0034】
取付板部51bは、蓋部51aの基端部から直角に折曲されて構成されている(
図4の(b)参照)。取付板部51bは、傾斜板部11の端部に当接し、連結用部品(図示せず)、両面テープまたは接着剤などで、傾斜板部11に接合されている。
【0035】
図5乃至
図7に示すように、荷物室2内には、当該荷物室2を前後に区画する区画壁55が設けられている。区画壁55は、断熱層を内部に備えた断熱壁にて構成されている。区画壁55の側端は側壁3に当接し、上端が天井に当接している。また、区画壁55の下端は床面8に当接している。区画壁55の上端角部は、空間7に相当する部分が切り欠かれている。すなわち、区画壁55の上端角部には、傾斜面56が形成されている。傾斜面56は、傾斜板部11の表面に当接している。これによって、区画壁55の周縁部全体が荷物室2の内周面に当接することとなるので、区画壁55は、荷物室2の前側室2aと後側室2bとを気密状態で区画可能となる。区画壁55は、照明装置を覆う位置に形成されていてもよく、区画壁55の設置位置は、荷物室2内の前後方向に移動可能である。なお、床面8にレールが敷設されている場合には、レール間の隙間には断熱材を充填するのが好ましい。
【0036】
カバー板10の裏側の空間7(
図1参照)は、区画壁55の前後に跨って形成されているので、前側室2aと後側室2bの両方に空調空気を供給できる。ここで、前側室2aと後側室2bとで供給する空調空気の量を調整すれば、前側室2aと後側室2bとで温度が異なる室温管理が可能となる。
【0037】
なお、
図5に示すように、前側室2aは、側壁3に形成された扉62によって出入り可能となり、後側室2bは、後壁に形成された扉61によって出入り可能となる。
【0038】
以上のような構成の運搬車両ボデー構造1によれば、照明装置が設けられた傾斜板部11の裏面側のデッドスペース(空間7)を、車両に付随する電気配線13bや空調配管40の設置スペースとして有効利用することができる。さらに、空調流路としても兼用することによって、より一層の有効利用を達成している。
【0039】
また、電気配線13bや空調流路などの設置スペースを、側壁3と天井4とで構成される入隅角部5に設けたことによって、天井全体の高さが下がることはない。したがって、荷物の積載量の減少を最小限に抑制できる。特に、空調流路となるダクトを天井面に取り付けていた従来の構成(区画壁の上部に設けられる場合があった)と比較すると、荷物室2の使い勝手が大幅に向上している。
【0040】
さらに、設置スペースは、側壁3と天井4とカバー板10とで囲まれた空間7であって、天井の下側に設けられるので、天井を掘り込む必要はない。これによって、天井の断熱材を部分的に削除しなくて済むので、冷却効率の低下も防止できる。
【0041】
また、荷物室2の前端部から後端部まで延在する空間7を、空調流路として利用するとともに、傾斜板部11に送風ファン30を設けているので、荷物室2の前方に設けた空調機60からの空調空気を、荷物室2の後方に供給できる。さらに、送風ファン30の設置位置を適宜設定しているので、空調空気を所望の場所に送風することができる。
【0042】
カバー板10には、照明装置や送風ファン30やガラリ35が設けられているが、各カバー板10において傾斜板部11の幅寸法や側壁固定板部21と天井固定板部22の構成は同じであるので、空間7の形状を統一することができる。さらに、各種機能を備えたカバー板10を適宜所望の位置に設置することができるとともに、カバー板10の場所の変更も容易に行うことができる。
【0043】
本実施形態では、各種配管等は、空間7に収容されてカバー板10で隠されるので荷物室2室内に露出されず、美観を向上することができる。
【0044】
区画壁55の上端角部には、傾斜板部11の表面に当接する傾斜面56が形成されているので、荷物室2を前後に区画するとともに、空間7を区画壁55の前後に跨って形成することができる。したがって、空調空気を前側室2aと後側室2bの両方に空調空気を供給できる。
【0045】
傾斜板部11にLED照明装置が設置されているので、低温環境で点灯できる。これによって、照明装置と荷物室2との間、つまり傾斜板部11に断熱材を用いなくてもよい。
【0046】
また、本実施形態に係る運搬車両ボデー構造1のカバー板10は、既存のトラックやトレーラにも設置可能であるので、照明装置の増設や、空調機および空調流路などの新設に容易に対応することができる。
【0047】
ところで、空調機が2つのエバポレータを備えた形式の場合、従来は、エバポレータを荷物室の前端と後端に設置するとともに、コンデンサを荷物室の前端に設置しており、前端のコンデンサが共用されていた。この場合、後端のエバポレータへの配管は、床下を通過して後方まで敷設されるとともに、側壁の内部の断熱材を掘り込んで上方まで敷設されていた。そのため、荷物室の断熱性と美観を悪化させていた。本実施形態の運搬車両ボデー構造1によれば、荷物室2の前端上部のコンデンサと、側壁3と天井4とカバー板10とで囲まれた空間7との距離を短くできる。これによって、効率的な配管を行うことができるので、荷物室の断熱性と美観の悪化を防止できる。
【0048】
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は前記実施の形態に限定する趣旨ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。たとえば、前記実施形態では、傾斜板部11は、側壁3と天井4の表面に対して45度の角度で傾斜しているが、傾斜板部11の傾斜角度は45度に限定されるものではなく、用途に応じて適宜設定することができる。たとえば、傾斜板部11を45度よりも寝かせると、側壁3際の有効高さ寸法を大きくできる。傾斜板部11を45度よりも立てると、天井4際の有効幅寸法を大きくできる。
【0049】
前記実施形態では、照明装置付きのカバー板10と、送風ファン30付きのカバー板10と、ガラリ35付きのカバー板10が同じ列に設けられているが、これに限定されるものではない。たとえば、全てのカバー板10を照明装置付きのものとしてもよいし、送風ファン30付きのカバー板10とガラリ35付きのカバー板10のみで列を構成してもよい。