(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
塗布容器に収容される塗布液には多種多様なものがあり、その使用目的も様々である。例えば、日焼け止めオイルや虫除液、乳液等の化粧液といった塗布液を使用する場合には、塗布容器の性能として、ある領域に集中的に塗布することよりも、塗布液をより広い範囲に容易に塗布できることが求められる。
【0006】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、人の皮膚に対して容易かつ広範囲に塗布液を塗布できるようにした塗布容器および塗布部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するためのものであって、塗布液を収容可能な容器本体と、容器本体内の塗布液を吐出して塗布対象部位に塗布する塗布部材とを備える塗布容器であって、塗布部材は、容器本体内の塗布液を吐出する
吐出口が形成された吐出部と、
吐出口から吐出される塗布液を塗布対象部位に塗布する塗布面とを有し、塗布面は、所定の塗布方向に移動することで、塗布方向に沿って塗布対象部位に塗布液を塗布するように構成され、塗布面は、塗布方向に交差する方向に第1の幅寸法を有するとともに、この第1の幅寸法に沿う方向において、塗布対象部位に対して凹状の湾曲形状となるように構成され、塗布面は、塗布方向に沿う方向
に第2の幅寸法を有するとともに、この第2の幅寸法に沿う方向において、塗布対象部位に対して凸状の湾曲形状に構成され
、該凸状の湾曲形状は、所定の曲率半径を有し、前記吐出口が形成された第1湾曲部と、前記第2の幅寸法に沿う方向における第1湾曲部の両側に形成され、曲率半径が第1湾曲部の曲率半径よりも小さく形成された第2湾曲部と、によって構成されていることを特徴とする。
【0008】
かかる構成によれば、塗布面を塗布対象部位に接触させて塗布方向に移動させることで、吐出部から吐出される塗布液を容易かつ広範囲に塗布することが可能になる。塗布面は、第1の幅寸法に沿う方向において、凹状の湾曲形状に形成されているため、例えば、腕や脚等の塗布対象部位に塗布液を塗布する場合において、塗布対象部位の湾曲形状に対応するように、塗布面をこの塗布対象部位に接触させることができる。塗布面をこのように塗布対象部位に接触させるとともに、塗布方向に移動させることによって、吐出部から吐出される塗布液を腕や脚の長手方向に沿って塗布することが可能になる。
【0009】
さらに、塗布面は、第2の幅寸法に沿う方向において、凸状の湾曲形状に構成されていることから、例えば、塗布面を塗布方向に移動している場合に、塗布容器の姿勢が変わった場合であっても、塗布対象部位に対する塗布面の接触状態を一定に維持することが可能になる。これによって、塗布対象部位に対して塗布液を均一に塗布することができるようになる。
【0010】
本発明に係る塗布容器によれば、塗布面は、塗布部材の上端部に形成される第1塗布面と、塗布部材の側部に形成される第2塗布面とを有することが望ましい。
【0011】
かかる構成によれば、塗布面を第1塗布面と第2塗布面とによって構成することで、塗布面の面積を可及的に大きく確保することができる。塗布対象部位に対して広範囲に塗布液を塗布することができる。また、塗布部材の側部に形成される第2塗布面が塗布対象部位に接触することで、容器本体の一部が塗布対象部位に接触することを防止できるようになる。
【0012】
本発明に係る塗布容器によれば、塗布面は、吐出部から吐出された塗布液を所定の方向に案内する案内部を有することが望ましい。
【0013】
かかる構成によれば、案内部を介して吐出部から吐出される塗布液を所望の方向に案内することで、塗布対象部位に対して、より広範囲に効率よく塗布液を塗布することができる。
【0014】
本発明に係る塗布容器によれば、吐出部から塗布液が漏出しないように、吐出部を閉塞する閉塞手段を有することが望ましい。
【0015】
かかる構成によれば、閉塞手段によって吐出部を閉塞することにより、塗布容器の不使用時に、塗布液が容器本体から不測に漏出することを防止できる。
【0016】
また、本発明
に係る塗布部材は、容器本体内の塗布液を吐出する
吐出口が形成された吐出部と、
吐出口から吐出される塗布液を塗布対象部位に塗布する塗布面とを有する塗布部材であって、塗布面は、所定の塗布方向に移動することで、塗布方向に沿って塗布対象部位に塗布液を塗布するように構成され、塗布面は、塗布方向に交差する方向に第1の幅寸法を有するとともに、この第1の幅寸法に沿う方向において、塗布対象部位に対して凹状の湾曲形状となるように構成され、塗布面は、塗布方向に沿う方向
に第2の幅寸法を有するとともに、この第2の幅寸法に沿う方向において、塗布対象部位に対して凸状の湾曲形状に構成され
、該凸状の湾曲形状は、所定の曲率半径を有し、前記吐出口が形成された第1湾曲部と、前記第2の幅寸法に沿う方向における第1湾曲部の両側に形成され、曲率半径が第1湾曲部の曲率半径よりも小さく形成された第2湾曲部と、によって構成されていることを特徴とする。
【0017】
かかる構成によれば、塗布面を塗布対象部位に接触させて移動させることで、吐出部から吐出される塗布液を容易かつ広範囲に塗布対象部位に塗布することが可能になる。塗布面は、第1の幅寸法に沿う方向において、凹状の湾曲形状に形成されているため、例えば、腕や脚等の塗布対象部位に塗布液を塗布する場合において、塗布対象部位の湾曲形状に対応するように、塗布面をこの塗布対象部位に接触させることができる。塗布面をこのように塗布対象部位に接触させるとともに、塗布方向に移動させることによって、吐出部から吐出される塗布液を腕や脚の長手方向に沿って塗布することが可能になる。
【0018】
さらに、塗布面は、第2の幅寸法に沿う方向において、凸状の湾曲形状に構成されていることから、例えば、塗布面を塗布方向に移動している場合に、塗布部材の姿勢が変わった場合であっても、塗布対象部位に対する塗布面の接触状態を一定に維持することが可能になる。これによって、塗布対象部位に対して塗布液を均一に塗布することができるようになる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、人の皮膚に対して容易かつ広範囲に塗布液を塗布できる。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明を実施するための形態を、図面に基づき説明する。
図1〜
図3は本発明に係る塗布容器の第1実施形態を示す。
【0022】
図1、
図2に示すように、塗布容器1は、人の皮膚(塗布対象部位)に塗布する塗布液を収容可能な容器本体2と、容器本体2内の塗布液を吐出して塗布対象部位に塗布する塗布部材3と、塗布部材3に被せられる蓋体4とを備える。
【0023】
容器本体2は、例えば合成樹脂によって成形される。容器本体2は、側部が弾性変形可能に構成されている。これにより、容器本体2は、側部を押圧して圧縮することにより、容器本体2内の塗布液を、塗布部材3を介して吐出させることができる。
【0024】
容器本体2は、塗布液を収容する収容部5と、塗布部材3が取り付けられる取付部(以下「第1取付部」という)6とを有する。収容部5は、その側部の外面が押圧されることによって収縮できるように構成される。
【0025】
第1取付部6は、容器本体2の上部に形成されている。第1取付部6は、その上端部が開放される筒形状に構成される。第1取付部6は、その側部外面に、塗布部材3を係止するための係止突起部7を有する。
【0026】
塗布部材3は、容器本体2内の塗布液を吐出する吐出部8と、塗布対象部位に接触することにより吐出部8から吐出される塗布液を塗布対象部位に塗布する塗布面9と、容器本体2に取り付けられる取付部(以下「第2取付部」という)10と、容器本体2の上部を被覆する被覆部11とを有する。
【0027】
吐出部8は、
図2(a)(b)に示すように、塗布部材3の上部内面から下方に突出する筒部として構成される。吐出部8は、収容部5に収容される塗布液が流入する流入口12と、流入口12から流入した塗布液を外部に吐出するための吐出口13とを有する。
【0028】
流入口12は吐出部8の下端部に形成されている。流入口12の口径は、吐出口13の口径よりも小さく設定されている。吐出口13は、吐出部8の上端部に形成されている。吐出口13は、塗布面9と面一となるように形成されている。
【0029】
塗布面9は、塗布部材3の上端部(上端面)に形成されている。塗布面9は、塗布対象部位に接触した状態で、所定の塗布方向Yに移動することで、塗布対象部位に塗布液を塗布することができる。例えば、塗布対象部位が人の腕である場合には、
図3に示すように、腕の長手方向(
図3において符号Yで示す)に沿う直線方向が塗布方向(Y)となる。
【0030】
塗布面9は、塗布方向Yに交差する方向、例えば塗布方向Yに直交する方向において、第1の幅寸法X1を有する(
図2(a)参照)。また、塗布面9は、塗布方向Yに沿う方向において、第1の幅寸法よりも狭い第2の幅寸法X2を有する(
図2(b)参照)。
【0031】
塗布面9は、
図2(a)に示すように、第1の幅寸法X1に沿う方向において、塗布対象部位に対して凹状の湾曲形状(凹部)16を有する。また、塗布面9は、
図2(b)に示すように、第2の幅寸法X2に沿う方向において、塗布対象部位に対して凸状の湾曲形状(凸部)17を有する。
【0032】
塗布面9は、
図2(a)に示すように、第1の幅寸法X1に沿う方向における各端部において、外方に突出するように湾曲形成される凸部18を有する。各凸部18は、塗布面9における凹状の湾曲形状16の終端部に形成されている。換言すれば、塗布面9における凹状の湾曲形状16は、2つの凸部18の間に形成されている。
【0033】
塗布面9の凸状の湾曲形状17は、第2の幅寸法X2に沿う方向(幅方向)の中心位置が凸形状の最頂部となっている。この中心位置には、吐出部8の吐出口13が形成されている。凸状の湾曲形状17は、吐出口13が形成される第1湾曲部17aと、第1湾曲部17aよりも外側に形成される第2湾曲部17bとを有する。第1湾曲部17aの曲率半径は、第2湾曲部17bの曲率半径よりも大きくなっている。
【0034】
塗布面9の凹状の湾曲形状16は、塗布対象部位となる人の腕や脚の湾曲形状に対応して塗布対象部位に接触できるようにするためのものである。また、塗布面9の凸状の湾曲形状17は、塗布方向Yに沿って塗布容器1を移動させる場合において、塗布対象部位に対する塗布面9の接触状態を一定に維持するためのものである。より具体的には、例えば
図3に示すように、塗布面9を腕に接触させて塗布液を塗布するような場合において、一方の手で塗布容器1を把持するとともに、塗布対象となる腕の長手方向に往復動させると、塗布容器1の姿勢が変化することになる。このような場合において、塗布面9は、凸状の湾曲形状17に構成されていることから、塗布容器1が直立の場合や、鉛直方向に対して傾斜したとしても、その接触面積が大きく変化することもなく、塗布液の均一な塗布が可能になる。
【0035】
第2取付部10は、第1取付部6の外面に接触する筒部(以下「第1筒部」という)21と、第1取付部6の内面に接触する筒部(以下「第2筒部」という)22とを有する。第1筒部21の内径は、第2筒部22の内径よりも大きく設定されている。第1筒部21と第2筒部22とは同心状に形成されている。第1筒部21は、第1取付部6の係止突起部7が嵌る係止凹部24が形成されている。係止凹部24は、第1筒部21の内面に形成されている。
【0036】
第2筒部22は、その外面が第1取付部6の内面に接触している。第2筒部22の内側には、吐出部8が配置されている。
【0037】
被覆部11は、塗布部材3の側部に形成されている。被覆部11は、容器本体2の第1取付部6、塗布部材3の吐出部8、及び第2取付部10を被覆している。
【0038】
蓋体4は、容器本体2の上部と容器本体2に取り付けられた塗布部材3とを被覆できるように構成される。蓋体4は、吐出部8から塗布液が漏出しないように、吐出部8を閉塞する閉塞手段26を有する。本実施形態において、閉塞手段26は、蓋体4の内面から突出する突起部として構成される。閉塞手段26は、
図2(a)(b)に示すように、蓋体4が容器本体2に装着されているときに、吐出部8の吐出口13を塞ぐことによって、塗布容器1の不使用時の塗布液の漏出を防止する。
【0039】
以上説明した塗布容器1(塗布部材3)によれば、塗布面9を塗布対象部位に接触させて移動させることで、吐出部8から吐出される塗布液を容易かつ広範囲に塗布対象部位に塗布することが可能になる。塗布面9は、第1の幅寸法X1に沿う方向において、凹状の湾曲形状16に形成されているため、例えば、腕や脚等の塗布対象部位に塗布液を塗布する場合において、塗布対象部位の湾曲形状に対応するように、塗布面9をこの塗布対象部位に接触させることができる。塗布面9をこのように塗布対象部位に接触させるとともに、塗布方向Yに移動させることによって、吐出部8から吐出される塗布液を腕や脚の長手方向に沿って塗布することが可能になる。
【0040】
さらに、塗布面9は、第2の幅寸法X2に沿う方向において、凸状の湾曲形状17に構成されていることから、例えば、塗布面9を塗布方向Yに移動している場合に、塗布容器1の姿勢が変わった場合であっても、塗布対象部位に対する塗布面9の接触状態を一定に維持することが可能になる。これによって、塗布対象部位に対して塗布液を均一に塗布することができるようになる。
【0041】
図4は、塗布容器1の第2実施形態を示す。本実施形態では、塗布部材3における塗布面9の構成が第1実施形態と異なる。本実施形態では、塗布面9は、第2の幅寸法X2に沿う方向において、傾斜状に構成されている。本実施形態におけるその他の構成は、第1実施形態と同じである。本実施形態において、第1実施形態と同じ構成要素には、同じ符号を付している(以降の実施形態においても同じ)。本実施形態においても、第1実施形態と同様な作用効果を奏する。
【0042】
図5は、塗布容器1の第3実施形態を示す。本実施形態では、塗布部材3における塗布面9の形状が第1実施形態と異なる。本実施形態では、塗布面9は、塗布部材3の上端部に形成される第1塗布面9aと、塗布部材3の側部に形成される第2塗布面9bとを有する。第1塗布面9aは、第1実施形態と同じ構成である。すなわち、第1塗布面9aは、塗布方向Yに交差する方向、例えば塗布方向Yに直交する方向において、第1の幅寸法X1を有する。また、塗布面9は、塗布方向Yに沿う方向において、第1の幅寸法X1よりも狭い第2の幅寸法X2を有する。
【0043】
塗布面9は、
図5(a)に示すように、第1の幅寸法X1に沿う方向において、塗布対象部位に対して凹状の湾曲形状(凹部)16を有する。また、塗布面9は、
図5(b)に示すように、第2の幅寸法X2に沿う方向において、塗布対象部位に対して凸状の湾曲形状(凸部)17を有する。
【0044】
第2塗布面9bは、
図5(b)に示すように、下方に向かうにつれて末広がりとなるように傾斜する傾斜面となっている。換言すれば、塗布部材3の側部には、側方に突出する突出部が形成されている。第2塗布面9bは、この突出部の外面に形成される。この突出部には、蓋体4を係止するための係止部27が形成されている。この係止部27は、蓋体4の内面に形成される突起部と係止する突起部である。
【0045】
本実施形態によれば、塗布面9を第1塗布面9aと第2塗布面9bとによって構成することによって、塗布面9の面積を可及的に大きく確保することができる。塗布対象部位に対して広範囲に塗布液を塗布することができる。また、塗布部材3の側部に形成される第2塗布面9bが塗布対象部位に接触することで、容器本体2の一部が塗布対象部位に接触することを防止できるようになる。すなわち、塗布容器1を塗布方向Yに移動させる過程で、容器本体2が大きく傾いた状態になったとしても、第2塗布面9bが塗布対象部位に接触することによって、容器本体2が塗布対象部位に接触することを防止できる。
【0046】
本実施形態におけるその他の構成は、第1実施形態と同じであり、本実施形態においても第1実施形態と同様な作用効果を奏する。
【0047】
図6は、塗布容器1の第4実施形態を示す。本実施形態では、塗布部材3における閉塞手段26の構成が第1実施形態と異なる。第1実施形態では、閉塞手段26が蓋体4に設けられていたが、本実施形態では、塗布部材3に閉塞手段26が設けられている。
【0048】
本実施形態において、閉塞手段26は、塗布対象部位に接触可能な接触部31と、吐出部8の吐出口13を閉塞する閉塞部32と、閉塞部32を付勢する付勢部33と、付勢部33を支持する支持部34とを一体に有する閉塞部材によって構成される。この閉塞部材は、筒状に構成される吐出部8の内側に配置されている。
【0049】
接触部31は三角柱状の三つ叉形状に構成される。
図6(a)(b)に示すように、接触部31の一端部は、吐出部8の吐出口13から外部に突出している。接触部31の他端部は、閉塞部32と一体に構成される。
【0050】
閉塞部32は、吐出部8の内部において、吐出部8の中途部を閉塞することにより、吐出部8の流入口12から流入した塗布液が吐出口13から漏出することを防止する。
【0051】
付勢部33は、支持部34と閉塞部32との間に配置されている。付勢部33は、閉塞部32が吐出部8を閉塞する状態を維持するように、閉塞部32を付勢している。付勢部33としては、弾性変形可能なバネ状に構成される。
【0052】
支持部34は、筒状に構成される。支持部34は、吐出部8の下部の内側に固定されている。この支持部34の一端部は、吐出部8の流入口12とほぼ同じ位置にある。支持部34材の他端部は、付勢部33の一端部と一体に構成されている。
【0053】
本実施形態の塗布容器1を使用する場合には、塗布面9を塗布対象部位に接触させようとすると、閉塞部材の接触部31が先に塗布対象部位に接触する。このとき、付勢部33の付勢力よりも大きな力が作用するように塗布容器1を塗布対象部位に押しつけると、接触部31は、塗布対象部位に押されて後退する。これと同時に、閉塞部32も後退し、吐出部8の閉塞を解除する。これにより、容器本体2内の塗布液は、吐出部8の吐出口13を通じて外部に吐出され、吐出対象部位に塗布される。
【0054】
本実施形態におけるその他の構成は、第1実施形態と同じであり、本実施形態においても第1実施形態と同様な作用効果を奏する。
【0055】
図7、
図8は、塗布容器1の第5実施形態を示す。本実施形態では、容器本体2の構成及び閉塞手段26の構成が他の実施形態と異なる。容器本体2は、収容部5を構成する第1構成部材2aと、第1構成部材2aの上部に着脱自在に取り付けられる第2構成部材2bとを有する。なお、
図7、
図8においては、蓋体4を省略した塗布容器1を示す。
【0056】
第1構成部材2aは、塗布液を収容する収容部5と、第2構成部材2bが着脱自在に固定される固定部(以下「第1固定部」という)36とを有する。第1固定部36は、その外面に、第2構成部材2bを係止する突起部37を有する。また、第1構成部材2aは、その上部において開口部を有する。
【0057】
第2構成部材2bは、第1構成部材2aの第1固定部36に着脱自在に固定される固定部(以下「第2固定部」という)38と、塗布部材3の吐出部8を閉塞可能な閉塞手段26とを有する。
【0058】
第2固定部38は、第1の筒部39と第2の筒部40とを有する。第1の筒部39の内径は、第2の筒部40の外径よりも大きく設定される。第1の筒部39の内面には、第1固定部36の突起部37を係止する突起部41が形成されている。第1の筒部39と第2の筒部40は同心状に設けられている。
【0059】
第1の筒部39と第2の筒部40との間に第1固定部36が挿入され、第1の筒部39における突起部37によって第1固定部36の突起部41が掛止されることで、第1固定部36は、第2固定部38に固定される。
【0060】
閉塞手段26は、第2構成部材2bに一体に設けられている。閉塞手段26は、塗布部材3の一部に係合する係合筒部(以下「第1係合筒部」という)45と、筒部内に設けられる閉塞部46とを有する。
図7(a)(b)に示すように、閉塞部46は、筒部の筒心方向に沿って突出する突起部である。
【0061】
塗布部材3は、第1実施形態の場合と同様な吐出部8と、容器本体2の第2構成部材2bに形成される筒部に係合する係合筒部(以下「第2係合筒部」という)47とを備える。第2係合筒部47の内径は第1係合筒部45の外径と略同じに設定されている。第2係合筒部47内には、第1係合筒部45が挿入されている。
【0062】
また、塗布部材3は、その下端部が容器本体2の第2構成部材2bの側部に係合するように構成される。
【0063】
塗布部材3は、第1係合筒部45と第2係合筒部47との係合、及び、塗布部材3の下端部と容器本体2の第2構成部材2bの側部との係合により、容器本体2に対して上下方向に移動可能に取り付けられている。この構成により、塗布容器1は、容器本体2側に形成されている閉塞部46に対して塗布部材3の吐出部8を接近・離反させることができる。すなわち、塗布容器1は、容器本体2に対して塗布部材3を移動させることにより、閉塞部46が吐出部8を閉塞する閉塞状態と、この閉塞状態を解除する閉塞解除状態とに状態を変更できる。
【0064】
図7(a)、
図8(a)に示すように、閉塞状態では、閉塞部46の先端部が吐出部8の流入口12を閉塞することにより、容器本体2内の塗布液が吐出口13から漏出しないようになっている。
【0065】
この閉塞状態から、
図7(b)、
図8(b)に示すように塗布部材3を上方に移動させると、吐出部8が閉塞部46から離反し、閉塞状態が解除される。この閉塞解除状態において、塗布面9を塗布対象部位に接触させ、塗布方向Yに移動させることにより、塗布液を塗布することができる。塗布が完了し、
図7(b)の状態から塗布部材3を再び下方に押し下げることによって、吐出部8が閉塞部46に接近し、閉塞部46は、吐出部8の流入口12を閉塞することになる。
【0066】
本実施形態におけるその他の構成は、他の実施形態と同じであり、本実施形態においても他の実施形態と同様な作用効果を奏する。
【0067】
図9、
図10は、塗布容器1の第6実施形態を示す。本実施形態では、吐出部8を閉塞する閉塞手段26の構成が第5実施形態と異なる。上述した第5実施形態では、閉塞状態にある塗布部材3を上方に移動させて、閉塞解除状態に状態を変更する例であったが、第6実施形態に係る塗布容器1は、閉塞状態にある塗布部材3を下方に移動させることによって、閉塞状態から閉塞解除状態へと変更することができる。
【0068】
上述した第5実施形態では、容器本体2は、第1構成部材2aに形成される収容部5と第2構成部材2bに形成される第1係合筒部45とが別体に構成されていたが、本実施形態では、収容部5と第1係合筒部45とが一体に構成されている。
【0069】
第1係合筒部45の上部には、塗布部材3の吐出部8を閉塞する閉塞手段26が設けられている。本実施形態において、閉塞手段26は、第1係合筒部45の内側に挿入される第1の筒部51と、第1係合筒部45の上端部に当接する当接部52と、吐出部8が挿入される第2の筒部53と、第2の筒部53の内部に設けられるとともに、塗布部材3の吐出部8を閉塞可能な閉塞部46とを有する閉塞部材である。
【0070】
閉塞手段26は、第1の筒部51が第1係合筒部45内に挿入され、当接部52が第1係合筒部45の上端部に当接することによって、第1係合筒部45の上部に取り付けられる。
【0071】
閉塞手段26における第2の筒部53は、第1の筒部51の内側に形成されている。すなわち、第2の筒部53の外径は、第1の筒部51の内径よりも小さくなっている。また、第2の筒部53の内径は、吐出部8の外径よりも大きく構成されている。
【0072】
閉塞手段26における閉塞部46は、第2の筒部53の内側に形成されている。この閉塞部46は、第2の筒部53の一端部(下端部)から上方に突出する突起部である。閉塞部46の先端部には、その中途部の外径よりも大きな直径を有する円板部54が形成されている。
【0073】
吐出部8は、その下端部の流入口12の口径が他の部分の内径よりも小さくなっている。この流入口12は、閉塞手段26の閉塞部46に形成される円板部54が接触することによって閉塞されるように構成される。
【0074】
塗布部材3は、第5実施形態と同様に、容器本体2における第1係合筒部45に係合する第2係合筒部47と、第2係合筒部47の内側に形成される吐出部8とを有する。
【0075】
塗布部材3は、容器本体2の第1係合筒部45と塗布部材3の第2係合筒部47とが互いに係合することによって、容器本体2に対して上下方向に移動可能に取り付けられている。この構成により、塗布容器1は、容器本体2側に設けられている閉塞部46に対して塗布部材3の吐出部8、特に流入口12を接近・離反させることができる。すなわち、塗布容器1は、容器本体2に対して塗布部材3を移動させることにより、閉塞部46が吐出部8を閉塞する閉塞状態と、この閉塞状態を解除する閉塞解除状態とに状態を変更できる。
【0076】
図9(a)、
図10(a)に示すように、閉塞状態では、塗布部材3が上方に移動させられた状態で、閉塞部46における円板部54が吐出部8の流入口12を閉塞している。
図9(b)、
図10(b)に示すように、閉塞状態から塗布部材3を下方に移動させると、吐出部8の流入口12も下方に移動し、閉塞部46の円板部54から離反することになる。これによって、閉塞状態が解除される(閉塞解除状態)。塗布部材3は、閉塞解除状態に変更されたときに、塗布対象部位に塗布液を塗布することができるようになる。
なお、塗布面9には、第1の幅寸法X1に沿う方向に直線状に形成された溝部(凹部)50が形成されている。この溝部50は、吐出口13と連通するように構成されており、塗布容器1は、吐出口13から吐出された一定量の塗布液をこの溝部50に溜めた状態で、塗布対象部位への塗布液の塗布を行うことができる。
【0077】
本実施形態におけるその他の構成は、他の実施形態と同じであり、本実施形態においても他の実施形態と同様な作用効果を奏する。
【0078】
図11は、塗布容器1の他の例を示す。上述した実施形態では、塗布部材3における塗布面9には、吐出部8から吐出された塗布液を所定の方向に案内する案内部55を設けてもよい。案内部55を塗布面9に形成することによって、吐出部8から吐出された塗布液を所定の方向に案内することができ、塗布対象部位に対して広範囲に塗布液を塗布できるようになる。
【0079】
案内部55は、例えば、塗布面9から突出する突起部である。案内部55は、例えば、
図11(a)に示すように、塗布面9における第1の幅寸法X1に沿う方向に直線状に設けられた突起部55aと、塗布面9における第2の幅寸法X2に沿う方向に直線状に設けられた突起部55bとによって平面視四角形状に構成される。
【0080】
また、案内部55は、例えば、
図11(b)に示すように、
図11(a)と同様な四角形を構成する突起部55a、55bと、その対角線の方向に沿って直線状に構成される突起部55cとの組み合わせによって構成される。
【0081】
また、案内部55は、例えば、
図11(c)に示すように、曲率半径の異なる複数の円弧状の突起部55dを塗布面9における第1の幅寸法X1に沿う方向に並設することによって構成される。
【0082】
なお、本発明に係る塗布容器および塗布部材は、上記実施形態の構成に限定されるものではない。また、本発明に係る塗布容器および塗布部材は、上記した作用効果に限定されるものでもない。本発明に係る塗布容器および塗布部材は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0083】
上記の実施形態では、塗布部材3に1つの吐出部8が形成された例を示したが、これに限定されず、塗布部材3に複数の吐出部8を形成してもよい。
【0084】
図11において、案内部55を突起部で構成した例を示したが、これに限らず、案内部55を溝部で構成してもよい。