特許第6263374号(P6263374)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6263374
(24)【登録日】2017年12月22日
(45)【発行日】2018年1月17日
(54)【発明の名称】デッキボードの把手構造
(51)【国際特許分類】
   B60R 5/04 20060101AFI20180104BHJP
【FI】
   B60R5/04 T
【請求項の数】1
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-249145(P2013-249145)
(22)【出願日】2013年12月2日
(65)【公開番号】特開2015-105058(P2015-105058A)
(43)【公開日】2015年6月8日
【審査請求日】2016年11月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】000133065
【氏名又は名称】株式会社タケヒロ
(74)【代理人】
【識別番号】100103207
【弁理士】
【氏名又は名称】尾崎 隆弘
(72)【発明者】
【氏名】国島 尚樹
【審査官】 三宅 龍平
(56)【参考文献】
【文献】 特開平10−119650(JP,A)
【文献】 特開平06−048240(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3138251(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
デッキボードに貫通孔が穿孔されることにより形成される孔部と、
前記孔部の貫通孔に対して装着される把手部と、
前記把手部の前記貫通孔からの抜けを防止する抜け止め部と、を備え、
前記抜け止め部が凹部を備え、
前記抜け止め部の凹部が前記孔部に嵌合することにより、前記孔部に固定され
前記把手部と抜け止め部とが一体成型された樹脂成形品であり、貫通孔に前記把手部を下方から挿通し、前記孔部に前記抜け止め部の凹部が弾性力によって固定され、
前記把手部は前記抜け止め部の上端部から斜めに延び出し、波形に形成され、指を入れるための貫通孔が形成されていることを特徴とするデッキボードの把手構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車の座席後方からバックドアまでの間の、荷物の載置部として通常利用される部分の床面上に配設されるデッキボードの把手(とって)構造に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車、特にワゴン、ハッチバックなどの、バックドアを有する形式の自動車では、通常、乗員が着座する座席の背後からバックドアに至るまでの間のデッキ部を荷物の載置部として利用している。
【0003】
乗用自動車の場合、デッキ部の床面上には、一般的に、比較的剛性のある、成形によって形成した、または非成形の板状体が配設されており、このような板状体をデッキボードと称される。デッキボードは、その上に荷物を載置し、また、その下に、荷物を収容する空間を設けるなどして、デッキ部を多様に利用可能とする働きをしている。
【0004】
デッキ部へバックドア側からアクセスできる自動車では、デッキボードは、デッキボードに取り付けられた把手部を持ち上げて開閉可能な構成とされ、それによって、デッキボードの下方の空間を好適に利用可能としている。
【0005】
従来、利用者がデッキボードの把手部を持ち上げる操作を容易にする構成として、デッキボードの端末に帯紐状の部材を取り付け、これを把手として利用可能とした構成が知られている。
【0006】
特許文献1に記載の発明は、図3図5に示す通り、ストラップテープの抜け止め構造が示され、その課題として蓋材を取り付けるための別部品が無くても自動車に設けた屈曲可能な内装材に蓋材を取り付けることが挙げられている。なお、同様な従来のストラップテープの取付構造を開示する発明は、特許文献2、特許文献3等、多数見受けられる。
【0007】
特許文献4記載の発明は、脚部31にフラップ部32とブレース部材33とを備え、これらが揺動して退避位置と伸張位置とをとることにより、引き抜きに対して固定可能とする発明である。
【0008】
特許文献5記載の発明は、掛け輪状の外部取付部30と係合部28とを備えるクリップ部材14を開示している。保持装置を対象とする点、クリップ部材14は溝22内でスライドまたは係合する点に特徴がある。
【0009】
特許文献6記載の発明は、トランクのための緩衝材プラグを開示し、中心貫通孔(4)を有するベース(3)は、弾性体の貫通孔(2)の下部の端部に、確実に配置される。緩衝材プラグが緩められるか、または、落ちるのを防止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2011-46348号公報
【特許文献2】特開2004-314839号公報
【特許文献3】特開平10-119650号公報
【特許文献4】特表2009-545711号公報
【特許文献5】特表2013-501676号公報
【特許文献6】中国実用新案第201457237号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、特許文献1〜6に示す発明では、簡単な構造ではないこと、ベルトやストラップテープ等の取り付けや操作に手間がかかること、デッキボードからベルトやストラップテープが外れやすいこと、デザイン性が劣ること、コストがかかること等の問題があり、未だ十分ではなかった。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題に鑑み、本発明は、デッキボードに貫通孔が穿孔されることにより形成される孔部と、前記孔部の貫通孔に対して装着される把手部と、前記把手部の前記貫通孔からの抜けを防止する抜け止め部と、を備え、前記抜け止め部が凹部を備え、前記抜け止め部の凹部が前記孔部に嵌合することにより、前記孔部に固定され、前記把手部と抜け止め部とが一体成型された樹脂成形品であり、貫通孔に前記把手部を下方から挿通し、前記孔部に前記抜け止め部の凹部が弾性力によって固定され、前記把手部は前記抜け止め部の上端部から斜めに延び出し、波形に形成され、指を入れるための貫通孔が形成されていることを特徴とするデッキボードの把手構造である。
【発明の効果】
【0015】
本発明によるデッキボードの把手構造によって、簡単な構造で、デッキボードから外れ難く、操作が簡単で、デザイン性が優れ、コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】(a)は本発明の実施例1のデッキボードの把手構造1の平面図、(b)は(a)のC−C断面図である。
図2】(a)(b)は本発明の実施例1のデッキボードの把手構造のA−A断面図であり、(a)は抜け止め部が孔部に固定された後、この抜け止め部の貫設穴に把手部が挿入される状態を示し、(b)は、把手部の挿入動作が進み、その後、抜け止め部の貫設穴に把手部が固定された状態を示すものである。
図3】実施例1の抜け止め部に把手部が挿通された状態を示す斜視図である。
図4】実施例1の抜け止め部に把手部の変形例が挿通された状態を示す斜視図である。
図5】(a)(b)は、異なる角度から見た、実施例1の抜け止め部の斜視図である。
図6】(a)は識別標識の例、(b)は識別標識を把手部に形成した例を示す斜視図である。
図7】(a)(b)は本発明の実施例2のデッキボードの把手構造101の部分断面図であり、(a)は把手部が孔部の貫通孔に挿入され状態を示し、(b)は、(a)の挿入動作が進み、その後、孔部に抜け止め部が固定された状態を示すものである。
図8】(a)〜(d)は、本発明実施例2の孔部以外の把手部と抜け止め部の外観を示すものであり、(a)は平面図、(b)は斜視図、(c)は正面図、(d)は右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の実施例1によるデッキボードの把手構造1について、図1図5を参照して説明する。デッキボード2に貫通孔3が穿孔されることにより形成される孔部4と、孔部4の貫通孔3に対して、挿脱可能に装着される把手部5と、把手部5が貫通孔3から抜けることを防止する抜け止め部6と、を備え、抜け止め部6が凹部6cを備え、抜け止め部6の凹部6cが貫通孔3に嵌合し、貫通孔3に把手部5を下方から挿通することにより、孔部4に固定されることを特徴とする。
【0018】
把手部5がストラップテープであり、抜け止め部6に貫設穴7が形成され、この貫設穴7にストラップテープを挿通し、その下部が抜け止め部6の弾性力によって固定される。貫設穴7に把手部5が抜き取り困難な状態で固定されている構造である。
【0019】
デッキボード2の把手構造1の形状、構造等の詳細について、図面を参照して、より具体的に説明する。
【0020】
デッキボード2は、ポリプロピレン樹脂、ナイロン樹脂などの熱可塑性樹脂から公知のブロー成形法によって形成するか、又は、木質ボード等により形成することができる。デッキボード2の表側外壁の表面に、所望の意匠を有する不織布などの表皮材を貼着し、意匠性を高めるのが好ましい。
【0021】
デッキボード2は、自動車の座席の後方からバックドアに至る、荷物の載置部として通常利用される部分の床面を覆う大きさを有している。デッキボード2は、このように床面を覆うように配設されている。
【0022】
孔部4の貫通孔3は、略方形(図では略長方形)に形成されている。孔部4は貫通孔3とこれを取り囲むデッキボード2の壁部分とから構成されたものである。
【0023】
把手部5は、ストラップテープの両端部が紐又は固定部材で結合されループ状に形成されたものである。このストラップテープとしては、帯状の形状の、厚手に組繊したナイロン布製ベルトを用いるのが好ましい。この把手部5は、種々の構造が考えられる。例えば、図1図2図3に示す通り、上端部5a,下端部5bの厚みが大きくなっている構造であり、ストラップテープを長手方向に2つに折り返し、その端部を内側に折り曲げて4層に重ねて、結束させたものが例示される。この場合、上端部5aの厚み(2枚重ねの部分)は貫設穴7の幅よりも狭く通過可能となっており、下端部5bの厚み(4枚重ねの部分)は、貫設穴7の幅よりも広くなっている。また、図4に示す通り、ストラップテープの両端部が折り返されて結束されて、両端部5a,5bが形成され、下端部5bの厚みの方が上端部5aの厚みよりも厚くなっている。
【0024】
このストラップテープを柔らかい素材から形成することによって、操作しやすくすることができる。柔軟性は適宜、設計できる。比較的硬い材質では、ベルトが安定して立ち上がった状態になるようにすることもできるし、寝た状態とすることもできる。また、把手部5を抜け止め部6の貫設穴7に挿入するだけ固定でき、抜け止め部6に取り付ける構造ではないため、ねじ等の取付部材が不要となり、簡素な構成とすることができるし、取付部材のがたつきや強度低下の心配も生じない。
【0025】
このストラップテープには、デッキボード2を持ち上げる際に比較的大きな応力が加わるが、下端部5bと貫設穴7の内面の間で引き起こされる摩擦力や下端部5bの厚みが抵抗力となって、ストラップテープの下端部5bが貫設穴7から上方には抜けることができない。
【0026】
抜け止め部6は、樹脂成形品であり、図1図2図5に示す通り、把手部5を挿通させる略方形の中央部に縦長に形成される貫設穴7と、上部の板部6aと、板部6aから下方に二股状に延び出すとともに下端部が自由端部を構成する一対の対向する板形状の弾性拘止部6bとを備えている。弾性拘止部6bは、その基部の外側に左右対称に一対が設けられる凹部6cと、凹部6cと連続する左右一対の下部6dと、を備えている。板部6aと、弾性拘止部6bとが一体に形成された1つの樹脂成形品をなすものである。
【0027】
一対の弾性拘止部6bは弾性変形可能な一対の爪形状であり、互いの距離が変化できるようになっている。このため、抜け止め部6を孔部4に固定する際には、抜け止め部6の弾性拘止部6bを貫通孔3に上方から差し込み、下方に押し続けると、弾性拘止部6bの相互の距離が近づき、弾性拘止部6bが貫通孔3の下端から下方に抜け出すと、その弾性力で拡開する。孔部4により弾性拘止部6bが規制されることで、凹部6cが貫通孔3に嵌め込まれる。孔部4に対して、上下方向から、それぞれ、板部6aと、弾性拘止部6bにより弾性的に挟持され、抜け止め部6が孔部4に固定される。
【0028】
板部6aの面積は貫通孔3の断面積より大きく設定されている。一対の凹部6cの外側面同士の距離は、貫通孔3の孔径よりも小さく設定されている。弾性拘止部6bの外面の頂点同士の距離は、単体の状態では、貫通孔3の孔径よりも大きく設定されている。
【0029】
貫設穴7の断面積は、貫通孔3の断面積よりも小さく設定されている。貫設穴7の横幅はストラップテープの下端部5bの厚みよりも小さく設定され、取り付けられた状態では、把手部5を貫設穴7から上方へは抜くことができないようになっている。
【0030】
把手部5と抜け止め部6を孔部4に固定する際には、まず、図3に示す通り、把手部5を抜け止め部6の貫設穴7に挿通する。つぎに、抜け止め部6を上方から孔部4に押し込んで弾性変形させて固定する。最後に、把手部5を上方に引っ張ると、弾性拘止部6bが弾性的に拡開し、下端部5bを貫設穴7にしっかりと係合させることができる。また、貫設穴7の内壁から把手部5の下端部5bに左右から圧縮力が加わり、把手部5が左右から緊締されることにより、また、摩擦力によっても、把手部5の下端部5bが抜け止め部6に固定される。
【0031】
一旦、抜け止め部6を貫通孔3に固定し、把部5を抜け止め部6に係合させると、摩擦力や弾性拘止部6bの弾性力等よる逆止的な緊締作用が働き、固定を解除することは困難である。
【0032】
図6(a)(b)に示す通り、把手部5の表面に標章8を設けることができる。例えば、把部5の表面に刺繍、印刷、塗布等により、車種名、会社名、所有者名等の標章8を形成できる。これにより、車両の所有者にステータスを提供し、満足感を与えることができ、装飾効果も高めることができる。
【0033】
以上説明した本実施例1のデッキボード2の把手構造1の作用・効果について説明すると、簡単な構造で、デッキボード2に簡単な操作で固定された抜け止め部6から把手部5が外れ難い。摩擦力や弾性力でしっかりと固定されるので、一旦固定された後は、把手部5が簡単に戻らず、外れ難い。把手部5を孔部4に挿入し引っ張るだけで固定されるので、取付構造が不要となり、コストが低減される。デザイン性が優れ、着色、例えば、黒色または銀色等にすると見栄えもさらによくなる。孔部4も抜け止め部6に塞がれて、見えないので、美観が向上する。
【0034】
つぎに本発明の実施例2のデッキボード102の把手構造101について、図7図8を参照して説明する。実施形態1と相違する点は、実施例1では、把手部5がストラップテープであり、抜け止め部6に貫設穴7が形成され、貫設穴7に把手部5が抜き取り困難に挿通されている構造であるが、実施例2では、把手部105と、抜け止め部106とが合体して、全体が合成樹脂の一体成形品であることである。その他は、部品番号を100番台として番号を整合させている。
【0035】
すなわち、実施例2のデッキボード102の把手構造101は、デッキボード102に貫通孔103が穿孔されることにより形成される孔部104と、孔部104の貫通孔103に対して装着可能な把手部105と、把手部105の貫通孔103からの抜けを防止する抜け止め部106と、を備え、把手部105と抜け止め部106とが一体化された合成樹脂成形品となっている。デッキボード102の貫通孔103に把手部105を下方から差し込み、抜け止め部106が孔部104に係合することにより、把手部105が固定状態となることを特徴とする。
【0036】
デッキボード102の把手構造101の形状、構造等の詳細について、図7図8を参照して、より具体的に説明する。
【0037】
孔部104の貫通孔103は、方形または方形の角部が丸く形成されたもの、小判形状、楕円形状等の適宜形状に形成されている。孔部104は貫通孔103とこれを取り囲むデッキボード102の部分とから構成されたものである。
【0038】
把手部105は、抜け止め部106の上端部から斜めに延び出し、波型に形成される板材である。つまり、把手部105を寝かせた形状とすることで、邪魔にならないようにしている。把部105は貫通孔103を通過できるような大きさになっている。この把手部105には、貫通穴109が形成されている。貫通穴109に指を入れて把手部105を操作しやすくするためである。貫通109に代えて凹み部であってもよい。
【0039】
抜け止め部106は、図7図8に示す通り、上部にある半球状体106aと、半球状体106aの下部に設ける凹部106cと、凹部106cと接続する板状の下部106dと、を備えている。半球状体106aの外周から縮径し凹部106cが形成され、凹部106cの外周から拡径し下部106dが形成されている。半球状体106aの外径よりも、下部106dの外径が大きくなっている。
【0040】
抜け止め部106を孔部104に固定する場合、把部105を下方から上方に向かって貫通孔103に挿通し、把手部105の半球状106aを上端部から貫通孔103に下方から差し込み、上方に引張り続けると半球状体106aが弾性変形して貫通孔103を滑るようにして抜けた後、弾性力で拡開して、凹部106cが貫通孔103に嵌め込まれ、下部106dが貫通孔103を通過できないので、孔部104が上下方向から半球状106aと下部106dにより弾性的に挟持される。
【0041】
一旦、抜け止め部106を孔部104を固定すると、半球状106aの縁部や下部106dの上面による逆止作用が働き、固定を解除することは困難である。
【0042】
以上説明した本実施形態2のデッキボード102の把手構造101の作用・効果について説明すると、簡単な構造で、デッキボード102の孔部104に簡単な操作で抜け止め部106が固定され、また、把手部105と抜け止め部106とが一体成型され、抜け止め部106の弾性力で孔部104に拘束されているので、外れ難い。抜け止め部106の弾性力でしっかりと固定されるので、一旦、固定された後は、抜け止め部106が簡単には外れない。把手部105を孔部104に挿入し引っ張るだけで固定されるので、取付構造が不要となり、コストが低減される。デザイン性が優れ、着色、例えば、黒色、銀色等にすると見栄えもさらによくなる。孔部104は抜け止め部106に塞がれて、見えないので、美観が向上する。
【0043】
なお、前記実施例1,2において、把手部5、抜け止め部6、把手部105、抜け止め部106の材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、アクリル、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリアミド、ポリカーボネイト、ポリアセタール等の熱可塑性樹脂や、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂や、ガラス繊機強化プラスチック、炭素繊維強化プラスチック等の複合材料を用いることができる。
【0044】
以上、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得るものである。また、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において、改変等を加えることができるものであり、それらの改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれることとなる。
【符号の説明】
【0045】
1・・・デッキボードの把手構造
2・・・デッキボード
3・・・貫通孔
4・・・孔部
5・・・把手部
5a・・・上端部
5b・・・下端部
6・・・抜け止め部
6a・・・板部
6b・・・弾性拘止部
6c・・・凹部
6d・・・下部
7・・・貫設穴
8・・・標章
101・・・デッキボードの把手構造
103・・・貫通孔
104・・・孔部
105・・・把手部
106・・・抜け止め部
106a・・・半球状体
106c・・・凹部
106d・・・下部
109・・・貫通穴
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8