特許第6263385号(P6263385)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6263385
(24)【登録日】2017年12月22日
(45)【発行日】2018年1月17日
(54)【発明の名称】発酵豆乳飲料及びその製造法
(51)【国際特許分類】
   A23C 11/10 20060101AFI20180104BHJP
   A23L 11/00 20160101ALI20180104BHJP
   A23L 11/20 20160101ALI20180104BHJP
【FI】
   A23C11/10
   A23L11/00 Z
   A23L11/20
【請求項の数】5
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2013-271226(P2013-271226)
(22)【出願日】2013年12月27日
(65)【公開番号】特開2015-123049(P2015-123049A)
(43)【公開日】2015年7月6日
【審査請求日】2016年10月7日
【微生物の受託番号】NPMD  NITE P-01783
(73)【特許権者】
【識別番号】309008354
【氏名又は名称】木曽町
(74)【代理人】
【識別番号】110000084
【氏名又は名称】特許業務法人アルガ特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100077562
【弁理士】
【氏名又は名称】高野 登志雄
(74)【代理人】
【識別番号】100096736
【弁理士】
【氏名又は名称】中嶋 俊夫
(74)【代理人】
【識別番号】100117156
【弁理士】
【氏名又は名称】村田 正樹
(74)【代理人】
【識別番号】100111028
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 博人
(72)【発明者】
【氏名】保井 久子
【審査官】 西村 亜希子
(56)【参考文献】
【文献】 特開平10−210947(JP,A)
【文献】 特開2012−050392(JP,A)
【文献】 特開2009−195251(JP,A)
【文献】 特開2012−196191(JP,A)
【文献】 特開2010−124720(JP,A)
【文献】 特開2007−070249(JP,A)
【文献】 特開2007−308419(JP,A)
【文献】 特開平01−013958(JP,A)
【文献】 日本食品科学工学会誌,2013年10月31日,Vol.60,pp.480-489
【文献】 Japanese Journal of Lactic Acid Bacteria,2010年,Vol.21,pp.42-49
【文献】 Biosci. Biotechnol. Biochem.,2010年,Vol.74,pp.329-335
【文献】 日本農業新聞,2011年 9月21日,p.41,G-search[online][2017年11月17日検索]
【文献】 朝日新聞,2011年 8月 9日,東京地方版/長野,p.27,G-search[online][2017年11月17日検索]
【文献】 日本食糧新聞,2010年 8月12日,G-search[online][2017年11月17日検索]
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A23C
A23L
JSTPlus/JST7580(JDreamIII)
CA/MEDLINE/WPIDS/BIOSIS/FSTA(STN)
G−Search
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペディオコッカス・ペントサセウス Sn26(NITE P−01783)を用いて、糖を添加することなく、豆乳を発酵させることを特徴とする発酵豆乳の製造法。
【請求項2】
得られる発酵豆乳のpHが6〜7である請求項記載の発酵豆乳の製造法。
【請求項3】
ペディオコッカス・ペントサセウス Sn26(NITE P−01783)の生菌数が1×108CFU/ml以上である請求項1又は2記載の発酵豆乳の製造法。
【請求項4】
糖無添加豆乳を基質としたペディオコッカス・ペントサセウス Sn26(NITE P−01783)による発酵豆乳。
【請求項5】
pHが6〜7である請求項4記載の発酵豆乳。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、味が良好で酸味の弱い発酵豆乳飲料及びその製造法に関する。
【背景技術】
【0002】
豆乳は、骨代謝機能、脂質代謝機能、肝機能等の改善効果を有することから健康食品として注目されている。しかし豆乳には、大豆由来の青臭みが強く、継続飲用されない傾向にある。
【0003】
そこで、大豆由来の青臭さを改善するため、乳酸菌やビフィズス菌で豆乳を発酵させた発酵豆乳が開発され、さらにその風味を改善する方法も提案されている(特許文献1〜5)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開昭61−141840号公報
【特許文献2】特開平8−6616号公報
【特許文献3】特開平6−276979号公報
【特許文献4】特開平10−201416号公報
【特許文献5】特開2002−51720号公報
【特許文献6】特開2007−70249号公報
【特許文献7】特開2007−308419号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、豆乳を乳酸菌で発酵させた発酵豆乳は、乳酸発酵により生成する乳酸に基づく酸味が強く、また青臭さの低減効果も十分でないという問題がある。さらには、豆乳を乳酸菌で発酵させると凝固してしまい、飲料とするには急速攪拌工程が必須であるという問題もあった。
従って、本発明の課題は、味が良好で酸味の弱い発酵豆乳飲料及びその製造法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで本発明者は、種々の乳酸菌を用いて豆乳を発酵させ、得られる発酵豆乳の特性を検討してきたところ、ペディオコッカス・ペントサセウスに属する植物由来乳酸菌を用いて豆乳を発酵させたところ、凝固することなく、pHが6〜7と高く、かつ酸味がなく、種々の味付けが可能で飲用しやすい発酵豆乳飲料が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明は、次の〔1〕〜〔7〕を提供するものである。
【0008】
〔1〕ペディオコッカス・ペントサセウスに属する植物由来乳酸菌を用いて豆乳を発酵させることを特徴とする発酵豆乳飲料の製造法。
〔2〕ペディオコッカス・ペントサセウスに属する植物由来乳酸菌が、ペディオコッカス・ペントサセウス Sn26(NITE P−01783)である〔1〕記載の発酵豆乳飲料の製造法。
〔3〕糖を添加することなく発酵させるものである〔1〕又は〔2〕記載の発酵豆乳飲料の製造法。
〔4〕得られる発酵豆乳飲料のpHが6〜7である〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の発酵豆乳飲料の製造法。
〔5〕前記植物由来乳酸菌の生菌数が1×108CFU/ml以上である〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の発酵豆乳飲料の製造法。
〔6〕糖を添加して発酵させた後、急速攪拌する〔2〕又は〔5〕記載の発酵豆乳飲料の製造法。
〔7〕〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の製造法により得られる発酵豆乳飲料。
【発明の効果】
【0009】
本発明により得られる発酵豆乳飲料は、生菌数が高く、pHが6〜7の範囲にあるため、酸味がなく、飲用しやすいだけでなく、植物由来乳酸菌由来の種々の生理活性、例えば優れた抗アレルギー作用を有する。また、糖を添加することなく発酵させて得られる発酵物は、凝固しないため、そのまま飲料として用いることができる。
一方、糖を添加して発酵させた場合には凝固した発酵物であって、pHの低いものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実験スケジュールを示す図である。
図2】Sn26によるアレルギー性下痢症抑制効果を示す図である。
図3】Sn26による血中卵白アルブミン(OVA)特異的産生抑制効果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の発酵豆乳飲料は、ペディオコッカス・ペントサセウスに属する植物由来乳酸菌を用いて豆乳を発酵させることにより得られる。
【0012】
発酵に用いられる乳酸菌は、ペディオコッカス・ペントサセウスに属する植物由来乳酸菌であるが、木曽地方の漬物であるすんき漬から単離された乳酸菌が好ましく、特にペディオコッカス・ペントサセウス Sn26(NITE P−01783)が好ましい。Sn26株は、免疫調節作用、抗アレルギー作用、腸管免疫活性化作用を有することが知られている(特許文献6、7)が、豆乳の発酵原料として使用することについては全く知られていない。
【0013】
発酵の基質となる豆乳は、大豆を蒸煮又は煮た後に摩砕した後濾過するか、又は大豆に水を加えて摩砕した後煮て、濾過することにより得られる乳状液である。豆乳には、大豆たんぱく質の他、イソフラボンなどが多量に含まれている。
【0014】
豆乳を乳酸菌で発酵させるには、通常発酵助剤となる糖を添加するが、本発明においては糖を添加することなく発酵させるのが、非凝固形状でpHが6〜7の中性発酵豆乳飲料が得られる点で好ましい。なお、糖を添加して発酵させた場合には、凝固形状でpH4〜5の酸性発酵豆乳が得られる。
【0015】
糖を添加しないで発酵させる場合には、豆乳に前記植物由来乳酸菌を接種して、25〜40℃で24〜72時間培養すればよい。植物由来乳酸菌の接種量は、豆乳中に0.5〜2%で十分である。培養方法としては、静置培養、攪拌培養、振盪培養、通気培養等が挙げられる。
【0016】
培養に際して、糖以外の成分、例えば甘味料、乳化剤、増粘剤、各種ビタミン類、ミネラル類、フレーバー等を添加することもできる。甘味料としては、スクラロース、アセスルファムK等の高甘味度甘味料、マルチトール、パラチニット、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、マンニトール等の糖アルコール類を例示することができる。その他の成分としては、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン糖脂肪酸エステル、レシチン等の乳化剤、寒天、グルコマンナン(コンニャク)、ゼラチン、カラギーナン、グァーガム、キサンタンガム、ペクチン、ローカストビーンガム等の増粘(安定)剤、ビタミンA、B1、B2、B6、アイアシン、パントテン酸、葉酸、B12等のビタミンB類、ビタミンC、ビタミンE等の各種ビタミン類やカルシウム、マグネシウム、マンガン、ナトリウム、カリウム等の各種ミネラル類、ハーブエキス等を配合することができる。
【0017】
糖を添加することなく発酵させて得られた発酵豆乳は、凝固せず、そのまま発酵豆乳飲料とすることができる。また、この発酵豆乳には、1×108CFU/ml以上、好ましくは1×108〜5×109CFU/mlの前記植物由来乳酸菌(生菌)が生存している。従って、本発明の発酵豆乳飲料は、前記植物由来乳酸菌が有する抗アレルギー作用等の生理活性に優れている。さらに、得られた発酵豆乳は、pHが6〜7の範囲であり、酸味がほとんどなく、味が良好であるとともに、青臭さもない。
【0018】
糖を添加して発酵する場合について説明する。豆乳に添加される糖としては、グルコース、フルクトース、果糖ブドウ糖液糖、ブドウ糖果糖液糖等が挙げられる。糖の添加量は、豆乳100質量部に対して0.5〜10質量部が好ましい。糖の添加以外は、前記糖無添加の場合と同様の条件で、また必要により他の成分を添加して発酵させればよい。
【0019】
糖を添加して発酵させて得られる発酵豆乳は、凝固形状であり、pHが4〜5の範囲まで低下する。ただし、前記植物由来乳酸菌(生菌)は、1×108CFU/ml以上生存しており、好ましくは1×108〜5×109CFU/ml生存している。得られた酸味を有する発酵豆乳であり、急速攪拌により飲料とすることができる。
【0020】
本発明で用いる前記植物由来乳酸菌は、糖を添加せずに豆乳を発酵させた場合の乳酸生成量は極めて少なく、一方、糖を添加して豆乳を発酵させた場合には通常の乳酸菌と同様に多量の乳酸を生成するという特殊な性質を有するものと考えられる。
【実施例】
【0021】
次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明は何らこれら実施例に限定されるものではない。
【0022】
実施例1(各種豆乳及び糖添加によるSn26の発酵の違い)
(1)使用菌株
すんき漬から分離されたPediococcus pentosaceus Sn26(NITE P−01783)を用いた。
【0023】
(2)使用豆乳
以下の4種類を用いた。
・芝霧(S社)
・ナカセンナリ+カナダ産ホクト(1:1)(S社)
・タチナガハ(T社)
・中国産(市販 A社)
(3)実験方法
豆乳培地の作製:市販A社の豆乳は滅菌済みのため、Sn26を用いた発酵豆乳の作製にはそのまま使用した。S社およびT社の豆乳は、オートクレーブ(121℃、10min)滅菌を行い使用した。また、蒸留水に20%のグルコースを添加し、オートクレーブ(121℃、15min)滅菌して20%グルコース液を作製した。
乳酸菌の培養には、2%グルコース添加豆乳培地とグルコース無添加豆乳培地を使用した。2%グルコース添加豆乳培地は、滅菌済みの豆乳900mlに20%グルコース液100mlを混合(豆乳:2%グルコース液=9:1)した。また、グルコース無添加培地は、グルコース液の代わりに滅菌水を使用した。
【0024】
培養法および測定法:スキムミルク培地で−80℃にて保存しているSn26の凍結菌液をMRSブイヨン(OXOID製)液体培地に1%接種し、30℃で24時間静置培養した(前培養)。その前培養液を各豆乳培地に全量の1%を接種し、30℃で24時間〜48時間静置培養した(本培養)。24時間または48時間のpHおよび発酵豆乳中の生菌数をMRS寒天培地を用いたコロニーカウント法で測定した。MRS寒天培地は下記に示すようにMRSブイヨンに寒天と炭酸カルシウムを添加した培地で、コロニー数測定は30℃、48時間培養後に行った。発酵豆乳の乳酸量はF−キット(J.K.INTERNATIONAL製)を用いて測定した。
【0025】
【表1】
【0026】
(4)結果
a.糖添加豆乳培地でのSn26生菌数は、大豆固形成分が13.0%以上のもので高値を示した。また、すべての豆乳で凝固形状を示した。(表2)
b.糖無添加豆乳培地ではすべての豆乳で非凝固形状をとり、すべて中性pHであった。しかし、Sn26生菌数は、S社豆乳がもっとも多かった。(表3)。
c.糖添加では乳酸を多量に産生し、糖無添加では乳酸が10分の1に減少するので、糖の存在有無でSn26の代謝系が変わると考えられた。(表2、表3)
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】
実施例2
原料に用いた豆乳と、Sn26株による発酵豆乳(糖無添加)中の、イソフラボン組成を測定した。イソフラボン組成は、高速液体クロマトグラフィー(質量分析装置付属)により測定した。
その結果を表4に示す。
【0030】
【表4】
【0031】
表4から明らかなように、Sn26株による発酵により、グリコシド型の配糖体のみが選択的にアグリコンに代謝されていることがわかる。これにより、Sn26株のβ−グルコシダーゼにより、イソフラボン中のグリコシド配糖体のみが選択的に分解されることが判明した。
【0032】
実施例3(豆乳における各種乳酸菌の発酵の違い)
(1)使用乳酸菌:
P. pentosaceus Sn26 (NITE P−01783)
L. plantarum 4659 (すんき由来乳酸菌)
L.fermentum 4660 (すんき由来乳酸菌)
(2)使用豆乳
芝霧(pH7.2)(S社)
(3)実験方法
実施例1と同じ方法を用いた。
(4)結果
a.芝霧(S社)豆乳では、すべての乳酸菌株で糖添加および無添加で同等に増殖した。しかし、pHが下がらず非凝固になるのはSn26の糖無添加のみであり、これはSn26特有の機能であった。(表5,表6)
b.糖添加と糖無添加でpHに違いが見られたSn26の乳酸量は、糖無添加では糖添加の約10分の1まで低下していた。L.fermentum 4660はヘテロ発酵のため、他の菌株に比べて乳酸量は少なかった。他の乳酸菌の乳酸量は糖添加と無添加の間で乳酸量の変化はなかった。これらのことから、Sn26株は他の菌株とは違い、糖無添加のときは解糖系のピルビン酸→乳酸の系を使わず、他の代謝系でエネルギーを得ていると考えられた。(表5,表6)
【0033】
【表5】
【0034】
【表6】
【0035】
実施例4(発酵豆乳の官能評価)
(1)使用豆乳
芝霧(S社)
(2)試験者
成人男性10名、成人女性2名 計12名
(3)試験方法:
豆乳、発酵豆乳(グルコース添加)および発酵豆乳(グルコース無添加)を作製し、各試験者に上記3サンプルを飲食してもらい、「おいしさ」と「豆臭さの低減」を評価してもらった。
【0036】
(4)結果
a.Sn26はグルコース無添加で培養すると豆臭さを低減し、おいしくすることがわかった。(表7,表8)
【0037】
【表7】
【0038】
【表8】
【0039】
実施例5(Pediococcus pentosaceus Sn26の抗アレルギー作用(卵白アルブミン(OVA)による下痢発症抑制))
(1)使用菌株
すんき漬から分離されたPediococcus pentosaceus Sn26(Sn26)を使用した。
(2)使用動物
BALB/cマウスの雌、6〜8週齢(日本SLC)を用いた。
(3)実験方法
実験開始から1mg/日(Sn26群)またはリン酸緩衝液(control群)を週5日間、実験終了まで(8週間)投与した。OVA誘引性下痢症モデルマウス(OVA下痢症モデルマウス)はKweonらの方法を一部改変して作製した。実験開始2週後から1mgOVA(GradeIII:SIGMA)を完全Freundアジュバント(CFA:SIGMA)と混合しマウス皮下に免疫した。その1週後から10mgOVAを週3回の間隔で胃ゾンデにて経口投与した。経口投与1時間後、下痢発症の有無を観察した。また、経時的に採血し、血中のOVA特異的IgE量をELISAにて測定した(図1)。
OVA特異的IgE抗体はサンドイッチELISA法にて測定した。一次抗体としてAnti−IgE(EIU:LO-ME-2 purified)、二次抗体にBiotinylated OVA(10μg/ml)、スタンダードには過免疫血清を用いた。過免疫血清は完全フロイントアジュバント(CFA)と混合したOVAをBALB/cマウスの腹腔に3回免疫を行うことにより作製した。この血清の抗体価は100unit/mlとした。また、Biotinylated OVAはECLタンパク質ビオチン化キット(AMERSHAM,BUCKINGHAMSHIRE)を用いて作製した。
【0040】
(4)結果
a.マウスを用いた実験により、Sn26の経口投与は、下痢発症を軽減し、血中OVA特異的IgE産生を抑制することが明らかになった(図2図3)。
図1
図2
図3