【実施例】
【0115】
(実施例1)
2−シクロプロピル−6−[5−(2−フルオロフェニル)−7−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン(1)
【0116】
【化24】
ステップ1. tert−ブチル2−エタンイミドイルヒドラジンカルボキシレート(C1)の合成。
水酸化ナトリウム(16.0g、400mmol)を無水エタノール(1L)に60℃で溶解した。溶液を0℃に冷却し、小分けにしてエチルエタンイミドエート塩酸塩(50g、400mmol)で処理し、10分後、tert−ブチルヒドラジンカルボキシレート(52.9g、400mmol)を一度に添加した。反応混合物を70℃で2.5時間撹拌し、次いで、20℃に冷却し、濾過した。濾液を真空で濃縮し、tert−ブチルメチルエーテル(500mL)およびエタノール(20mL)で処理した。播種した後、混合物を18時間撹拌させ、このとき、濾過を介して沈殿した固体を収集し、氷冷tert−ブチルメチルエーテル(500mL)で洗浄した。固体を2−メチルテトラヒドロフラン:メタノール(9:1混合物、300mL)に溶解し、溶液を濃縮乾固した。残留物をジエチルエーテル(3×200mL)で洗浄して、生成物を非常に淡い黄色の固体として生じさせた。収率;50.2g、290mmol、72%。LCMS m/z 174.3 [M+H]
+.
1H NMR (500MHz, CD
3OD)δ1.88 (s, 3H), 1.47 (s, 9H).
【0117】
ステップ2. tert−ブチル[4−(2−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−1−イル]カルバメート(C2)の合成。
化合物C1(11.4g、65.8mmol)、2−ブロモ−1−(2−フルオロフェニル)エタノン(13.0g、59.9mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(23.0mL、132mmol)を、アセトニトリル(100mL)および2−メチルテトラヒドロフラン(300mL)の混合物中で合わせ、18時間加熱還流した。冷却した後、反応混合物を真空で濃縮し、残留物を酢酸エチルと混合し、次いで、飽和塩化アンモニウム水溶液でおよび飽和重炭酸ナトリウム水溶液で順次洗浄した。合わせた水性層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物を淡褐色泡状物として提供した。収率:18.1g、推定定量的。LCMS m/z 292.4 [M+H]
+.
1H NMR (500MHz, CDCl
3),
回転異性体の混合物と推定される:δ8.15 (v br s,
1H), 8.03-8.07 (m, 1H), 7.30および7.31 (2 s, 1H), 7.13-7.20
(m, 2H), 7.02-7.08 (m, 1H), 2.31 (s, 3H), 1.49 (br s, 9H).
【0118】
ステップ3. 4−(2−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−1−アミン(C3)の合成。
ジクロロメタン(120mL)中の化合物C2(17.4g、59.7mmol)を、トリフルオロ酢酸(23.0mL、299mmol)で処理し、室温で18時間撹拌させた。過剰の1N水酸化ナトリウム水溶液を添加し、混合物を15分間激しく撹拌した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、生成物を褐色固体として生じさせた。収率:9.95g、52.0mmol、87%。LCMS m/z 192.3 [M+H]+.
【0119】
ステップ4. N−[4−(2−フルオロフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール−1−イル]イミドホルムアミド(C4)の合成。
化合物C3(9.95g、52.0mmol)および酢酸ホルムアミジン(予めトルエンと共沸させたもの、13.5g、130mmol)を、2−ブタノール(160mL)中で合わせ、3時間加熱還流した。反応混合物を冷却し、真空で濃縮した。残留物を、酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリウム水溶液とに分配し、水性層を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。残留物を、ヘプタンおよび酢酸エチルの混合物に懸濁し、濾過により、生成物を淡褐色粉末として提供した。収率:8.20g、37.6mmol、72%。LCMS m/z 219.3 [M+H]+. 1H NMR (500MHz, DMSO-d6), 回転異性体および/または互変異性体の混合物と推定される; 特徴的ピーク:δ7.99-8.07 (m, 1.6H), 7.51および7.52 (2 s [1:1の比], 0.6H), 7.30 (dd, J=9.8,
9.8Hz, 0.4H), 7.16-7.21 (m, 3.4H), 2.26および2.18 (2 s
[1.6:1の比], 3H).
【0120】
ステップ5. 5−(2−フルオロフェニル)−7−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(C5)の合成。
テトラヒドロフラン(187mL)中の化合物C4(8.16g、37.4mmol)を、55℃に加熱し、1,1’−カルボニルジ(1,2,4−トリアゾール)(7.36g、44.8mmol)で処理し、55℃で5時間撹拌した。次いで、反応物を冷却し、室温にて追加で3日間撹拌した。真空での溶媒の除去により固体を得、これを水(200mL)とともに1時間撹拌し、濾過して、淡褐色粉末を生じさせた。これを、ヘプタン(約35mL)および酢酸エチル(約35mL)中で24時間撹拌し、濾過して、生成物をオフホワイトの粉末(5.08g)として提供した。水性濾液を酢酸エチルで1回抽出し、この有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をヘプタン/酢酸エチルから再結晶させて、追加の生成物を白色粉末として提供した。全収率:5.33g、21.8mmol、58%。LCMS m/z 245.0 [M+H]+. 1H NMR (500MHz, CD3OD)δ7.73 (s, 1H), 7.62 (ddd, J=7.6, 7.3, 1.7Hz, 1H), 7.40-7.46 (m, 1H),
7.24 (ddd, J=7.6, 7.6, 1.0Hz, 1H), 7.18 (br dd, J=10, 8.5Hz, 1H), 2.63 (s, 3H).
【0121】
ステップ6. 5−(2−フルオロフェニル)−7−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン(C6)の合成。
アセトニトリル(220mL)中の1H−1,2,4−トリアゾール(15.1g、219mmol)を0℃に冷却し、オキシ塩化リン(5.99mL、65.4mmol)でゆっくり処理した。10分後、トリエチルアミン(36.5mL、262mmol)をゆっくり添加し、反応物を0℃にて追加で10分間撹拌し、次いで、室温に15分間かけてゆっくり加温した。C5(5.33g、21.8mmol)を反応混合物に添加し、撹拌を室温で2時間続けた。真空で濃縮後、残留物を酢酸エチル(約250mL)で希釈し、氷冷撹拌リン酸カリウム水溶液(25%、250mL)に注ぎ入れた。10分間撹拌した後、層を分離し、水性層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(シリカゲルの小型プラグを用いた;溶離液:2:1 ヘプタン/酢酸エチル)を介する精製により、生成物を鮮黄色固体として提供した。収率:6.50g、21.8mmol、100%。LCMS m/z 296.0 [M+H]+. 1H NMR (500MHz, CDCl3)δ9.06 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.74 (ddd, J=7.6, 7.4,
1.8Hz, 1H), 7.35-7.40 (m, 1H), 7.26 (ddd, J=7.6, 7.5, 1.2Hz, 1H), 6.88 (ddd,
J=10.2, 8.3, 1.1Hz, 1H), 2.87 (s, 3H).
【0122】
ステップ7. 2−シクロプロピル−6−[5−(2−フルオロフェニル)−7−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン(1)の合成。
C6(6.40g、21.7mmol)、2−シクロプロピル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン(3.84g、21.9mmol)および炭酸セシウム(7.06g、21.7mmol)の混合物を、N,N−ジメチルホルムアミド(45mL)中、室温で2時間撹拌した。反応混合物を真空で濃縮し、次いで、水(45mL)とともに18時間撹拌した。濾過により、生成物をオフホワイトの粉末として提供した。収率:6.68g、16.6mmol、76%。この材料を、2回の同様の実行からの生成物(総重量:20.37g)と合わせ、ヘプタン(100mL)および酢酸エチル(100mL)の混合物により、室温で3日間粉砕した。濾過により、生成物をオフホワイトの粉末(19.6g)として提供した。LCMS m/z 402.1 [M+H]+. 1H NMR (500MHz, CDCl3)δ7.97 (s, 1H), 7.92 (br s, 1H), 7.63 (ddd, J=7.6, 7.4, 1.8Hz, 1H),
7.36-7.41 (m, 1H), 7.27 (ddd, J=7.6, 7.6, 1.1Hz, 1H), 7.07 (br ddd, J=9, 9,
1Hz, 1H), 4.51 (s, 2H), 3.86-3.90 (m, 2H), 2.73 (s, 3H), 2.71-2.76 (m, 2H),
2.12-2.18 (m, 1H), 1.00-1.08 (m, 4H).
【0123】
(実施例2)
5−(2−フルオロフェニル)−7−メチル−4−(1−メチル−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン(2)
【0124】
【化25】
ステップ1. 3,5−ジブロモ−4−[(2−メチルヒドラジニリデン)メチル]ピリジン(C7)の合成。
メチルヒドラジン(1.06mL、19.3mmol)を、2−プロパノール(20mL)中の3,5−ジブロモピリジン−4−カルバルデヒド(3.4g、13mmol)の溶液に添加した。室温で3時間後、反応混合物を室温で濃縮し、酢酸エチルに溶解し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物を固体として生じさせた。収率:3.20g、10.9mmol、84%。
1H NMR (400MHz, DMSO-d
6)δ8.62 (s, 2H), 7.24-7.26 (m, 1H), 2.89-2.91 (m, 3H).
【0125】
ステップ2. 4−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン(C8)の合成。
水素化ナトリウム(鉱油中60%、0.524g、13.1mmol)を、テトラヒドロフラン(20mL)中のC7(3.20g、10.9mmol)の溶液に添加し、反応混合物を1.5時間加熱還流し、次いで、室温で90時間静置させた。追加の水素化ナトリウム(1当量)を添加し、反応混合物を3時間加熱還流した。室温に冷却した後、混合物を水でクエンチし、飽和塩化ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:ヘプタン中0%から100%酢酸エチル)を介する精製により、生成物を固体として生じさせた。収率:1.51g、7.12mmol、65%。
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ8.87 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 4.19 (s, 3H).
【0126】
ステップ3. 1−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン、臭化水素酸塩(C9)の合成。
酢酸(5mL)を、エタノール(30mL)中のC8(226mg、1.07mmol)の溶液に添加し、混合物を酸化白金(IV)一水和物(78.4mg、0.320mmol)で18時間水素化(30psi水素)した。反応混合物を珪藻土に通して濾過し、濾液を真空で濃縮して、生成物をガム状物として提供した。核オーバーハウザー効果(NOE)研究は、メチル基の指示されている位置化学を裏付けるものであった。
1H NMRにより、この材料は残存酢酸を含有していた。補正収率:146mg、0.67mmol、63%。LCMS m/z 138.1 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ7.33 (br s, 1H), 4.32 (br s, 2H), 3.79 (s, 3H), 3.31-3.39 (m, 2H),
2.87-2.94 (m, 2H).
【0127】
ステップ4. 5−(2−フルオロフェニル)−7−メチル−4−(1−メチル−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン(2)の合成。
トリエチルアミン(0.510mL、3.66mmol)およびC9(0.333g、1.58mmol)を、ジクロロメタン(10mL)中のC6(0.360g、1.22mmol)の溶液に添加し、反応混合物を40℃で18時間加熱した。次いで、混合物を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。精製を、最初にシリカゲルクロマトグラフィー(勾配:ヘプタン中0%から100%酢酸エチル)を介して、次いで、逆相HPLC(カラム:PhenomenexジェミニC18、5μm;移動相A:水中0.1%水酸化アンモニウム;移動相B:メタノール中0.1%水酸化アンモニウム;勾配:5%から100%B)によって達成した。生成物が固体として取得された。収率:202mg、0.556mmol、46%。LCMS m/z 364.2 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CD
3OD)δ7.98 (s, 1H), 7.63 (ddd, J=7.6, 7.5, 1.8Hz, 1H), 7.52 (dddd, J=8.3,
7.5, 5.2, 1.8Hz, 1H), 7.35 (ddd, J=7.6, 7.5, 1.1Hz, 1H), 7.22 (br ddd, J=10.0,
8.3, 1.0Hz, 1H), 7.16 (br s, 1H), 4.45 (br s, 2H), 3.76-3.84 (m, 2H), 3.43 (s,
3H), 2.67 (s, 3H), 2.35-2.41 (m, 2H).
【0128】
(実施例3)
7−{7−メチル−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,7−ナフチリジン(3)
【0129】
【化26】
ステップ1. エチル2−アミノ−3−オキソ−3−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパノエート、塩酸塩(C11)の合成。
リチウムビス(トリメチルシリル(trimethysilyl))アミド(テトラヒドロフラン中1M溶液、288mL、0.288mol)を、テトラヒドロフラン(1L)の中エチル(2E)−[(ジフェニルメチル)イミノ]エタノエート(70g、0.26mol)の溶液に、−70℃で滴下添加した。反応混合物を30分間撹拌し、得られた懸濁液を、テトラヒドロフラン(200mL)中のテトラヒドロフラン−3−カルボニルクロリド(35.7g、0.26mol)の溶液に、−70℃でカニューレを介して移した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、この時点で塩酸水溶液(2M、260mL)を添加した。反応混合物を15分間撹拌した後、テトラヒドロフランを真空で除去し、水性残留物を酢酸エチル(4×200mL)で洗浄した。水性層をフリーズドライして、生成物を薄黄色固体として生じさせた。収率:40g、0.20mol、77%。
【0130】
ステップ2. メチルおよびエチル2−メチル−4−(テトラヒドロフラン−3−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート(C12)の合成。
室温のメタノール(1.5L)中のメチルエタンイミドエート、塩酸塩(216g、1.97mol)の溶液に、トリエチルアミン(289mL、2.07mol)を添加した。メタノール(2L)中のC11(200g、0.84mol)の懸濁液を、反応温度が30℃未満に維持される速度で、小分けにして添加した。反応混合物を室温で18時間撹拌し、次いで、真空で濃縮して、薄黄色固体を提供し、これを、酢酸エチルで洗浄した。固体を水(1L)に溶解し、酢酸エチル(4×500mL)で抽出し、これらの抽出物を酢酸エチル洗浄液と合わせ、真空で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(溶離液:1:2 酢酸エチル/石油エーテル)により、生成物を薄黄色液体として生じさせた。
1H NMR分析により、この材料は、エチルおよびメチルエステルの混合物であった。収率:48g、約0.22mol、約26%。
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ4.34 (q, J=7.0Hz, <2H), 3.97-4.20 (m, 3H), 3.87 (s, <3H),
3.78-3.97 (m, 2H), 2.43および2.43 (2 s, 3H), 2.26-2.38 (m,
1H), 2.13-2.26 (m, 1H), 1.37 (t, J=7.0Hz, <3H).
【0131】
ステップ3. エチルおよびメチル1−アミノ−2−メチル−4−(テトラヒドロフラン−3−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート(C13)の合成。
N,N−ジメチルホルムアミド(500mL)中のC12(前ステップから、48g、約0.22mol)の撹拌−20℃溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(テトラヒドロフラン中1M溶液、257mL、0.257mol)を添加した。15分後、N,N−ジメチルホルムアミド(500mL)中の(アミノオキシ)(ジフェニル)ホスフィンオキシド(E.W.Colvinら、Tetrahedron Letters 1982、23、3835〜3836によって記述されている通りに調製したもの;60g、0.26mol;注意:(アミノオキシ)(ジフェニル)ホスフィンオキシドは、周囲条件下で爆発的に分解する能力を示した高エネルギー物質である。その使用は慎重にモニターしなくてはならない)の懸濁液を小分けにして添加し、温度を0℃未満に維持しながら、反応混合物を1時間撹拌した。水(1.5L)を添加し、混合物を酢酸エチル(20×500mL)で抽出した。合わせた抽出物を真空で濃縮して、生成物を薄黄色液体として生じさせた。
1H NMR分析により、この材料は、エチルおよびメチルエステルの混合物であった。収率:40g、約0.17mol、約80%。
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ5.21-5.28 (br m, 2H), 4.31-4.39 (m, <2H), 4.01-4.11 (m, 2H), 3.88
(s, <3H), 3.87-3.98 (m, 2H), 3.72-3.80 (m, 1H), 2.42 (s, 3H), 2.28-2.39 (m,
1H), 2.14-2.24 (m, 1H), 1.38 (t, J=7.2Hz, <3H).
【0132】
ステップ4. 7−メチル−5−(テトラヒドロフラン−3−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(C14)の合成。
ホルムアミド(600mL)中のC13(77g、約0.33mol)の溶液を、170〜180℃で3時間加熱した。次いで、反応混合物を室温に冷却し、過剰のホルムアミドを、減圧下、110〜120℃で除去した。残留物を室温に冷却し、メタノールから再結晶させて、生成物をオフホワイトの固体として提供した。収率:18.62g、84.55mmol、約26%。LCMS m/z 221.0 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, DMSO-d
6)δ7.80 (s, 1H), 3.99 (dd, J=7.7, 7.7Hz, 1H), 3.84-3.94 (m, 2H),
3.76-3.84 (m, 1H), 3.66 (dd, J=7.7, 7.7Hz, 1H), 2.46 (s, 3H), 2.14-2.22 (m,
2H).
【0133】
ステップ5. 7−メチル−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(C15)の単離。
ラセミC14(13.5g、61.3mmol)を、超臨界流体クロマトグラフィー(カラム:Chiral Technologies、キラルパックAD−H、5μm;溶離液:88:12 二酸化炭素/0.2%イソプロピルアミンを含有するメタノール)に供した。第二の溶離鏡像異性体は、固体として取得された化合物C15であり、指示されている絶対立体化学を、化合物3について取得されたX線結晶構造に基づいて割り当てた(下記参照)。収率:6.5g、29.5mmol、48%。保持時間10.48分(カラム:Chiral Technologies、キラルパックAD−H、4.6×250mm、5μm;溶離液:88:12 二酸化炭素/0.2%イソプロピルアミンを含有するメタノール;流速:2.5mL/分)。
【0134】
第一の溶離鏡像異性体、7−メチル−5−[(3R)−テトラヒドロフラン−3−イル]イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(C16)も単離され、これは固体として取得された。収率:6.5g、29.5mmol、48%。保持時間7.86分(上記のC15に使用したものと同一の分析的HPLC条件)。
【0135】
ステップ6. 7−メチル−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン(C17)の合成。
ピリジン(70mL)中のC15(5.00g、22.7mmol)の溶液を0℃に冷却し、オキシ塩化リン(6.24mL、68.1mmol)で処理した。15分後、1H−1,2,4−トリアゾール(7.84g、114mmol)を添加し、反応混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで、18時間かけて室温に加温させた。減圧下での揮発物の除去後、残留物をジクロロメタンと混合し、激しく撹拌し、シリカゲルの薄層を通して濾過した。濾液を真空で濃縮し、ジクロロメタンと混合し、もう一度濾過した。得られた濾液を減圧下で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:酢酸エチル中0%から10%メタノール)を介して精製して、生成物を黄色固体として生じさせた。収率:4.86g、17.9mmol、79%。LCMS m/z 272.2 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ9.27 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 4.58-4.66 (m, 1H), 4.20
(dd, J=8.0, 7.8Hz, 1H), 4.11-4.18 (m, 1H), 3.95-4.02 (m, 1H), 3.92 (dd, J=8.1,
7.2Hz, 1H), 2.78 (s, 3H), 2.42-2.52 (m, 1H), 2.26-2.35 (m, 1H).
【0136】
ステップ7. 7−{7−メチル−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,7−ナフチリジン(3)の合成。
ジクロロメタン(5mL)中のC17(150mg、0.553mmol)、5,6,7,8−テトラヒドロ−1,7−ナフチリジン、二塩酸塩(126mg、0.608mmol)およびトリエチルアミン(0.308mL、2.21mmol)の溶液を、室温で3日間撹拌した。反応混合物を追加のジクロロメタンで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液、水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:酢酸エチル中5%から10%メタノール)により、生成物を黄色固体として提供した。収率:181mg、0.538mmol、97%。LCMS m/z 337.3 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ8.42-8.45 (m, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.48-7.52 (m, 1H), 7.16 (dd, J=7.7,
4.8Hz, 1H), 4.95 (br s, 2H), 4.21 (dd, J=7.9, 7.8Hz, 1H), 4.14-4.20 (m, 1H),
4.05-4.12 (m, 1H), 3.92-4.04 (m, 3H), 3.72-3.81 (m, 1H), 3.12-3.21 (m, 1H),
3.02-3.11 (m, 1H), 2.65 (s, 3H), 2.40-2.50 (m, 2H).
【0137】
酢酸エチル/ジクロロメタンからの3の再結晶により、X線構造解析用の結晶を生じさせ、これにより、絶対立体化学を確立した。
【0138】
単結晶X線解析
データ収集は、Bruker APEX回折計で、室温にて実施した。データ収集は、低角度で3回および高角度で3回、それぞれ0.5ステップでのオメガスキャンからなるものであった。加えて、2回のファイスキャンを収集して、吸収補正の質を改善した。
【0139】
空間群P2(1)においてSHELXソフトウェア一式を使用する直接的方法によって、構造を解明した。その後、完全行列最小二乗法によって構造を精密化した。すべての非水素原子を見つけ、異方性変位パラメーターを使用して精密化した。
【0140】
すべての水素原子を算出された位置に置き、その担体原子に乗せた。最終精密化は、すべての水素原子についての異方性変位パラメーターを包含するものであった。
【0141】
尤度方法(Hooft2008)を使用する絶対構造の解析を、PLATON(Spek2010)を使用して実施した。結果は、絶対構造が正確に割り当てられたことを示す。方法は、構造が正確である可能性が100.0%であることを算出する。Hooftパラメーターは0.04として報告され、esdは0.13であり、エナンチオピュアな試料を前提とした絶対配置の範囲内であった。
【0142】
最終R指数は3.8%であった。最終差フーリエは、欠落も間違った位置の電子密度もないことを明らかにした。
【0143】
適正な結晶、データ収集および精密化を、表1にまとめる。原子座標、結合距離、結合角、ねじれ角および変位パラメーターを、表2〜5に収載する。
ソフトウェアおよび参考文献
SHELXTL、バージョン5.1、Bruker AXS、1997。
PLATON、A.L Spek、J.Appl.Cryst.2003、36、7〜13。
MERCURY,C.F.Macrae,P.R.Edington,P.McCabe,E.Pidcock,G.P.Shields,R.Taylor,M.TowlerおよびJ.van de Streek,J.Appl.Cryst.2006、39、453〜457。
R.W.Hooftら、J.Appl.Cryst.2008、41、96〜103。
H.D.Flack、Acta Cryst.1983、A39、867〜881。
【0144】
【表1】
【0145】
【表2-1】
【0146】
【表2-2】
【0147】
【表3-1】
【0148】
【表3-2】
【0149】
【表3-3】
【0150】
【表3-4】
【0151】
【表3-5】
【0152】
【表4-1】
【0153】
【表4-2】
【0154】
【表5-1】
【0155】
【表5-2】
【0156】
(実施例4)
8−(2−フルオロエトキシ)−7−メトキシ−2−{7−メチル−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(4)
【0157】
【化27】
ステップ1. N−{2−[5−(ベンジルオキシ)−2−ブロモ−4−メトキシフェニル]エチル}アセトアミド(C18)の合成。
クロロホルム(100mL)中の臭素(16mL、0.31mol)の溶液を、クロロホルム(1L)中のN−{2−[3−(ベンジルオキシ)−4−メトキシフェニル]エチル}アセトアミド(M.P.Leeseら、ACS Med.Chem.Lett.2012、3、5〜9を参照)(80g、0.27mol)の溶液に、10〜15℃で滴下添加した。反応混合物を12℃で10分間撹拌し、次いで、冷却した飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×500mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(400mL)で順次洗浄し、乾燥させ、真空で濃縮した。酢酸エチルからの残留物の結晶化により、生成物を黄色固体として生じさせた。収率:90g、0.24mol、88%。
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ7.41-7.46 (m, 2H), 7.37 (br dd, J=7.5, 7.0Hz, 2H), 7.28-7.33 (m,
1H), 7.03 (s, 1H), 6.81 (s, 1H), 5.13 (s, 2H), 3.86 (s, 3H), 3.44-3.52 (m, 2H),
2.89 (t, J=7.0Hz, 2H), 2.02 (s, 3H).
【0158】
ステップ2. 1−[8−(ベンジルオキシ)−5−ブロモ−7−メトキシ−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]エタノン(C19)の合成。
この反応を32回行った。クロロホルム(20mL)中のC18(2.0g、5.3mmol)および1,3,5−トリオキサン(2.38g、26.4mmol)の混合物を、トリフルオロ酢酸(10mL)で処理し、反応混合物を50℃で50分間加熱した。反応混合物を冷却した飽和重炭酸ナトリウム水溶液(500mL)に注ぎ入れ、ジクロロメタン(2×300mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(400mL)で洗浄し、乾燥させ、真空で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:石油エーテル中20%から33%酢酸エチル)を介する精製により、生成物を黄色固体として提供した。
1H NMR分析から、この化合物は、2つの回転異性体の混合物として存在すると推定された。合わせたバッチの収率:28g、72mmol、42%。
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ7.29-7.42および7.44-7.49 (m, 5H), 7.07および7.11 (2 s, 計1H), 5.04および5.08 (2 s, 計2H), 4.30および4.66 (2 s, 計2H), 3.88および3.92 (2 s, 計3H), 3.57-3.63および3.67-3.73 (2 m, 計2H), 2.69-2.75および2.79-2.84 (2 m, 計2H), 1.95および2.17 (2 s, 計3H).
【0159】
ステップ3. 8−(ベンジルオキシ)−5−ブロモ−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(C20)の合成。
エタノール(100mL)中のC19(23g、59mmol)の溶液に、水酸化カリウム水溶液(4M、90mL)を添加し、反応混合物を100〜110℃で16時間撹拌した。混合物を濃縮してエタノールを除去し、水性残留物をジクロロメタン(2×300mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(300mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、生成物を黄色固体として得た。収率:17.3g、49.7mmol、84%。tert−ブトキシカルボニル基の導入を介してさらなる精製を行って、クロマトグラフィーを容易にした(下記の2ステップを参照)。
【0160】
ステップ4. tert−ブチル8−(ベンジルオキシ)−5−ブロモ−7−メトキシ−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−カルボキシレート(C21)の合成。
ジクロロメタン(150mL)中のC20(15g、43mmol)および二炭酸ジ−tert−ブチル(23g、105mmol)の溶液に、トリエチルアミン(19mL、140mmol)を添加し、反応混合物を室温で4時間撹拌した。溶媒を真空で除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(勾配:石油エーテル中5%から10%酢酸エチル)によって精製して、生成物(25g)を無色固体として生じさせた。この材料を、後続のステップにおいて直接使用した。
【0161】
ステップ5. 8−(ベンジルオキシ)−5−ブロモ−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(C20)の合成。
メタノール(200mL)中のC21(前ステップから、25g、43mmol以下)の溶液に、メタノール中塩化水素の溶液(50mL)を添加した。反応混合物を室温で18時間撹拌し、次いで、2N水酸化ナトリウム水溶液でpH8〜9に調整した。混合物をジクロロメタン(2×500mL)で抽出し、合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(3×300mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮して、生成物を白色固体として提供した。収率:2ステップにわたって10.3g、29.6mmol、69%。
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ7.41-7.46 (m, 2H), 7.30-7.41 (m, 3H), 7.06 (s, 1H), 4.98 (s, 2H),
3.91 (s, 2H), 3.87 (s, 3H), 3.02-3.09 (m, 2H), 2.61-2.68 (m, 2H).
【0162】
ステップ6. 7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−オール、臭化水素酸塩(C22)の合成。
メタノール(300mL)中のC20(9.3g、27mmol)の溶液に、10%パラジウム炭素(2g)を添加し、反応混合物を、50psi、40℃で24時間水素化した。混合物を濾過し、濾液を真空で濃縮して、生成物を白色固体として生じさせた。収率:7.0g、27mmol、100%。LCMS m/z 180.1 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CD
3OD)δ6.91 (d, J=8.4Hz, 1H), 6.70 (d, J=8.3Hz, 1H), 4.25 (s, 2H), 3.85 (s,
3H), 3.40-3.46 (m, 2H), 3.00-3.05 (m, 2H).
【0163】
ステップ7. 7−メトキシ−2−{7−メチル−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−オール(C23)の合成。
ジクロロメタン(20mL)中の、C17(2.00g、7.37mmol)、C22(1.75g、8.12mmol)およびトリエチルアミン(3.08mL、22.1mmol)の溶液を、40℃で18時間加熱し、次いで、追加のジクロロメタンで希釈し、水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。冷エタノールでの粉砕により、生成物を白色固体として生じさせた。収率:2.44g、6.40mmol、87%。LCMS m/z 382.2 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ7.86 (s, 1H), 6.72 (AB四重線, J
AB=8.3Hz,
Δν
AB=34.2Hz, 2H),
5.79 (s, 1H), 4.90 (AB四重線, J
AB=16.5Hz, Δν
AB=11.3Hz, 2H), 4.32 (dd, J=7.9,
7.8Hz, 1H), 4.19 (ddd, J=8.4, 8.4, 5.1Hz, 1H), 3.94-4.05 (m, 4H), 3.87 (s, 3H),
3.77-3.86 (m, 1H), 3.00-3.06 (m, 2H), 2.65 (s, 3H), 2.37-2.55 (m, 2H).
【0164】
ステップ8. 8−(2−フルオロエトキシ)−7−メトキシ−2−{7−メチル−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(4)の合成。
2−フルオロエチル4−メチルベンゼンスルホネート(126mg、0.577mmol)および1,4,7,10,13,16−ヘキサオキサシクロオクタデカン(18−クラウン−6、97%、28.6mg、0.105mmol)を、アセトニトリル(7mL)中のC23(200mg、0.524mmol)および炭酸カリウム(99%、146mg、1.06mmol)の混合物に添加した。反応混合物を50℃で2時間、次いで、75℃で18時間加熱した。室温に冷却した後、これをジクロロメタンで希釈し、水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。シリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル中5%メタノール)を介する精製により、生成物を生じさせた。これを、2倍の規模で実行した同一反応からの材料(400mgのC23)と合わせ、冷エタノールでの粉砕により、生成物を白色固体として生じさせた。収率:553mg、1.29mmol、82%。LCMS m/z 428.2 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ7.85 (s, 1H), 6.85 (AB四重線, J
AB=8.4Hz,
Δν
AB=22.9Hz, 2H),
4.90-5.00 (m, 2H), 4.55-4.76 (m, J
HF=47.7Hz, 2H), 4.26-4.44 (m, J
HF=30Hz,
2H), 4.26 (dd, J=7.8, 7.8Hz, 1H), 4.13-4.20 (m, 1H), 3.92-4.04 (m, 4H), 3.84
(s, 3H), 3.78-3.88 (m, 1H), 2.96-3.09 (m, 2H), 2.64 (s, 3H), 2.40-2.48 (m, 2H).
【0165】
(実施例5)
4−(1−シクロプロピル−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−イル)−7−メチル−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン(5)
【0166】
【化28】
ステップ1. 1−シクロプロピル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン(C24)の合成。
酸化銅(II)(3.02g、15.1mmol)、2,2’−ビピリジン(2.36g、15.1mmol)および炭酸ナトリウム(3.20g、30.2mmol)を、1,2−ジクロロエタン(50mL)中の1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン(1.80g、15.1mmol)およびシクロプロピルボロン酸(2.60g、30.3mmol)の溶液に添加し、反応混合物を、大気にさらしながら70℃で3時間撹拌した。反応混合物を、酢酸エチル(300mL)と飽和塩化アンモニウム水溶液とに分配した。得られた水性層をジクロロメタン(2×100mL)で抽出し、合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:酢酸エチル中0%から30%メタノール)により、生成物を黄色油として生じさせた。収率:1.20g、7.54mmol、50%。
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ9.17 (dd, J=1, 1Hz, 1H), 8.34 (d, J=5.7Hz, 1H), 8.01 (d, J=0.8Hz,
1H), 7.63 (dd, J=5.7, 1.3Hz, 1H), 3.70-3.76 (m, 1H), 1.21-1.32 (m, 4H).
【0167】
ステップ2. 1−シクロプロピル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン、酢酸塩(C25)の合成。
酸化白金(IV)(100mg、0.44mmol)を、酢酸(10mL)中のC24(1.20g、7.54mmol)の溶液に添加し、混合物を、Parrシェーカーで40psiにて3時間水素化した。次いで、混合物を珪藻土に通して濾過し、フィルターパッドをメタノールで洗浄した後、合わせた濾液を真空で濃縮し、メタノールに溶かし、もう一度珪藻土に通して濾過した。得られた濾液を減圧下で濃縮し、後続のステップで直接使用した。LCMS m/z 164.2 [M+H]
+.
【0168】
ステップ3. tert−ブチル1−シクロプロピル−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−カルボキシレート(C26)の合成。
トリエチルアミン(4.21mL、30.2mmol)および二炭酸ジ−tert−ブチル(3.30g、15.1mmol)を、ジクロロメタン(15mL)中のC25(前ステップから、7.54mmol以下)の溶液に添加した。反応混合物を室温で18時間撹拌し、次いで、ジクロロメタンおよび水で希釈し、有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。超臨界流体クロマトグラフィー(カラム:Chiral Technologies、キラルセルOD−H、5μm;溶離液:85:15 二酸化炭素/メタノール)を介する精製により、生成物を油として生じさせた。収率:2ステップにわたって910mg、3.44mmol、46%。
1H NMR (400MHz, CD
3OD)δ7.22 (s, 1H), 4.62 (s, 2H), 3.59-3.64 (m, 2H), 3.35-3.42 (m, 1H),
2.53-2.58 (m, 2H), 1.49 (s, 9H), 1.03-1.08 (m, 4H).
【0169】
ステップ4. 1−シクロプロピル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン、塩酸塩(C27)の合成。
化合物C26(910mg、3.44mmol)を、酢酸エチルおよびメタノールの混合物(1:1、5mL)に溶解し、濃塩酸(5滴)で処理した。3時間後、反応混合物を真空で濃縮して、生成物を固体として生じさせた。収率:700mg、定量的。
1H NMR (500MHz, CD
3OD)δ8.09 (s, 1H), 4.69 (s, 2H), 3.73-3.78 (m, 1H), 3.54-3.60 (m, 2H),
3.00-3.06 (m, 2H), 1.26-1.36 (m, 4H).
【0170】
ステップ5. 4−(1−シクロプロピル−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−イル)−7−メチル−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン(5)の合成。
トリエチルアミン(387μL、2.78mmol)およびC27(345mg、1.72mmol)を、ジクロロメタン(10mL)中のC17(466mg、1.72mmol)の溶液に添加した。反応混合物を40℃で18時間撹拌し、次いで、ジクロロメタン(10mL)で希釈し、水(20mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、真空で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:酢酸エチル中0%から30%メタノール)を介する精製により、生成物を黄色泡状物として生じさせた。収率:625mg、1.71mmol、99%。LCMS m/z 366.3 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CD
3OD)δ7.90 (s, 1H), 7.28 (s, 1H), 4.86-4.96 (m, 2H), 4.12-4.21 (m, 2H),
3.80-4.03 (m, 5H), 3.40-3.46 (m, 1H), 2.79-2.92 (m, 2H), 2.60 (s, 3H),
2.28-2.47 (m, 2H), 1.03-1.13 (m, 4H).
【0171】
(実施例6)
4−(3−シクロプロピル−6,7−ジヒドロ[1,2]オキサゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−イル)−7−メチル−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン(6)
【0172】
【化29】
ステップ1. tert−ブチル3−(シクロプロピルカルボニル)−4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(C28)の合成。
N,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.14mL、23.8mmol)を、1,4−ジオキサン(10mL)中のtert−ブチル4−ピロリジン−1−イル−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(5.00g、19.8mmol)の溶液に添加した。反応混合物を氷浴中で冷却し、1,4−ジオキサン(3mL)中のシクロプロパンカルボニルクロリド(2.18mL、23.8mmol)の溶液で滴下処理した。混合物を室温で16時間撹拌させ、水(10mL)を添加し、溶液を30分間加熱還流した。冷却した後、反応物を追加の水(10mL)で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した。合わせた有機層を、水で、5%クエン酸水溶液で、および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:ヘプタン中0%から100%酢酸エチル)を使用する精製により、生成物を黄色油として提供した。収率:4.23g、15.8mmol、80%。
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ4.39 (br s, 2H), 3.59 (br dd, J=5.9, 5.9Hz, 2H), 2.43 (br dd, J=5.7,
5.9Hz, 2H), 1.74-1.85 (br m, 1H), 1.50 (s, 9H), 1.17-1.22 (m, 2H), 0.96-1.02
(m, 2H).
【0173】
ステップ2. tert−ブチル3−シクロプロピル−6,7−ジヒドロイソオキサゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−カルボキシレート(C29)の合成。
水酸化ナトリウム(590mg、14.8mmol)を、エタノール(30mL)中のC28(3.95g、14.8mmol)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(98%、1.05g、14.8mmol)の溶液に添加し、反応混合物を16時間加熱還流した。冷却した後、反応物を真空で濃縮した。残留物をジエチルエーテルに溶解し、水、5%クエン酸水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で連続的に洗浄し、次いで、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物を生じさせた。収率:3.90g、14.8mmol、定量的。LCMS m/z 265.1 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ4.44 (br s, 2H), 3.61-3.70 (br m, 2H), 2.78 (br dd, J=5.8, 5.8Hz,
2H), 1.84-1.91 (m, 1H), 1.49 (s, 9H), 1.01-1.08 (m, 4H).
【0174】
ステップ3. 3−シクロプロピル−4,5,6,7−テトラヒドロイソオキサゾロ[4,3−c]ピリジン、塩酸塩(C30)の合成。
2−プロパノール(74mL)中のC29(3.90g、14.8mmol)の溶液を、1,4−ジオキサン中塩化水素の溶液(4M、18.4mL、73.6mmol)で処理した。18時間撹拌した後、反応混合物を真空で濃縮し、残留物をジエチルエーテルで粉砕して、生成物を固体として提供した。収率:2.55g、12.7mmol、86%。
1H NMR (400MHz, CD
3OD)δ4.31 (br s, 2H), 3.53 (dd, J=6.4, 6.4Hz, 2H), 3.08 (dd, J=6.4,
6.3Hz, 2H), 2.06-2.13 (m, 1H), 1.10-1.16 (m, 2H), 1.02-1.08 (m, 2H).
【0175】
ステップ4. 4−(3−シクロプロピル−6,7−ジヒドロ[1,2]オキサゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−イル)−7−メチル−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン(6)の合成。
化合物C17(4.89g、18.0mmol)を、ジクロロメタン(50mL)中のC30(4.34g、21.6mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(9.71mL、54.1mmol)の混合物に添加し、反応混合物を40℃に18時間加熱した。室温に冷却した後、これを飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー[勾配:(エタノール中0.1%トリエチルアミン)中0%から20%メタノール]、続いて超臨界流体クロマトグラフィー(カラム:Chiral Technologies、キラルセルOJ−H、5μm;溶離液:3:1 二酸化炭素/メタノール)を介して、精製を達成した。生成物が固体として取得された。収率:3.49g、9.52mmol、53%。LCMS m/z 367.2 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CD
3OD)δ7.91 (s, 1H), 4.76 (AB四重線, J
AB=15.3Hz,
Δν
AB=8.4Hz, 2H),
4.18 (dd, J=7.9, 7.8Hz, 1H), 4.11-4.17 (m, 1H), 3.89-4.05 (m, 4H), 3.77-3.86
(m, 1H), 2.98-3.11 (m, 2H), 2.60 (s, 3H), 2.37-2.46 (m, 1H), 2.27-2.37 (m, 1H),
1.98-2.06 (m, 1H), 1.05-1.12 (m, 2H), 0.98-1.05 (m, 2H).
【0176】
(実施例7)
6−[5−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イル]−2−シクロプロピル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン(7)
【0177】
【化30】
ステップ1. メチル2−メチル−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート(C31)の合成。
無水メタノール(2L)中のN’−ヒドロキシエタンイミドアミド(65g、880mmol)の溶液を、メチルプロピオレート(100g、1.19mol)で処理し、反応物を4時間加熱還流した。反応混合物を真空で濃縮し、残留物をジフェニルエーテル(1L)で希釈し、4時間加熱還流した。熱溶液を濾過し、濾液を室温に冷却し、ヘキサン(2L)で希釈した。得られた固体をジエチルエーテル(1L)で洗浄して、生成物を褐色固体として生じさせた。収率:60g、430mmol、49%。
【0178】
ステップ2. メチル4−ブロモ−2−メチル−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート(C32)の合成。
N−ブロモコハク酸イミド(92g、520mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド中のC31(60g、430mmol)の冷溶液に添加した。得られた混合物を1時間撹拌し、真空で濃縮し、水(1L)で希釈し、1:1 ジクロロメタン/ジエチルエーテル(1L)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、次いで、減圧下で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン中50%酢酸エチル)を介する精製により、生成物を黄色固体として生じさせた。収率:45g、200mmol、47%。LCMS m/z 219.0, 221.1 [M+H]
+.
【0179】
ステップ3. メチル1−アミノ−4−ブロモ−2−メチル−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート(C33)の合成。
N,N−ジメチルホルムアミド(2L)中のC32(37.6g、172mmol)の溶液を、実施例3におけるC13の合成について記述した一般的手順を使用して生成物に変換した。この場合、最終反応混合物を濾過し、濾液を真空で濃縮して、粗生成物を褐色固体(68.5g)として提供し、この材料を後続のステップで直接使用した。LCMS m/z 234.0および236.1 [M+H]
+.
【0180】
ステップ4. 5−ブロモ−7−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(C34)の合成。
酢酸ホルムアミジン(178.7g、1.716mol)を、エタノール(1.2L)中のC33(68.5g、172mmol以下)の溶液に添加し、反応物を18時間加熱還流した。室温に冷却した後、混合物を減圧下で濃縮し、残留物を水に懸濁した。得られた固体を濾過によって収集して、生成物を褐色固体として生じさせた。収率:9.5g、41mmol、C32の24%。LCMS m/z 228.9, 231.0 [M+H]
+.
1H NMR (300MHz,
DMSO-d
6)δ7.86 (s, 1H), 2.46 (s, 3H).
【0181】
ステップ5. 5−ブロモ−7−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン(C35)の合成。
化合物C35は、C34から、実施例1におけるC6の合成のための一般的手順に従って調製した。生成物が鮮黄色固体として取得された。収率:1.85g、6.63mmol、43%。
【0182】
ステップ6. 6−(5−ブロモ−7−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イル)−2−シクロプロピル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン(C36)の合成。
化合物C35(335mg、1.20mmol)、2−シクロプロピル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン(266mg、1.26mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(97%、319mg、2.39mmol)を、アセトニトリルに溶解し、反応物を室温で18時間撹拌した。溶媒を真空で除去し、残留物を酢酸エチルに溶解し、次いで、水で洗浄し、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をジエチルエーテル中でスラリー化し、得られた固体を収集して、生成物を生じさせた。収率:445mg、1.15mmol、96%。LCMS m/z 386.0 [M+H]
+.
1H NMR (500MHz, CDCl
3)δ8.38 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 4.88 (br s, 2H), 4.15 (dd, J=6.0, 6.0Hz,
2H), 3.23 (dd, J=6.0, 6.0Hz, 2H), 2.66 (s, 3H), 2.19-2.25 (m, 1H), 1.11-1.15
(m, 2H), 1.04-1.10 (m, 2H).
【0183】
ステップ7. 6−[5−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イル]−2−シクロプロピル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン(7)の合成。
化合物C36(45mg、0.12mmol)、(2−クロロ−4−フルオロフェニル)ボロン酸(50mg、0.29mmol)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(7.0mg、10μmol)およびリン酸カリウム(95%、68.5mg、0.31mmol)を合わせ、脱気した。1,2−ジメトキシエタン(0.3mL)および水(0.3mL)を添加し、反応物を80℃で18時間撹拌した。反応物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、次いで、シリンジフィルターに通して濾過した。逆相HPLC(移動相A:水中0.1%水酸化アンモニウム;移動相B:アセトニトリル中0.1%水酸化アンモニウム;勾配:20%から80%B)によって精製を行って、生成物をガラスとして生じさせた。収率:13.3mg、30.5μmol、25%。LCMS m/z 436.6, 438.6 [M+H]
+.
1H NMR (500MHz,
CDCl
3),δ7.99 (br s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.53
(dd, J=8.5, 6.0Hz, 1H), 7.24 (dd, J=8.4, 2.6Hz, 1H), 7.11 (ddd, J=8.3, 8.0,
2.6Hz, 1H), 4.34-4.55 (m, 2H), 3.85 (dd, J=5.9, 5.7Hz, 2H), 2.73 (s, 3H),
2.65-2.80 (br m, 2H), 2.13-2.19 (m, 1H), 1.01-1.10 (m, 4H).
【0184】
(実施例8)
7−メチル−4−(1−メチル−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−イル)−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン(8)
【0185】
【化31】
トリエチルアミン(2.8mL、20mmol)を、ジクロロメタン(14mL)中のC17(2.0g、7.4mmol)およびC9(1.78g、8.16mmol)の混合物に添加し、反応混合物を40℃で24時間撹拌し、次いで、室温に冷却した。反応混合物を水(3×10mL)で洗浄し、プロパン−2−イルアセテート(15mL)で希釈し、真空で濃縮した。残留物(2.33g)をプロパン−2−イルアセテート(10mL)から結晶化して、生成物をベージュ色の固体として生じさせた。収率:1.03g、3.03mmol、41%。第二の結晶化を行った:熱プロパン−2−イルアセテート(4体積)への溶解、続いて室温への冷却およびヘプタン(4体積)による不均一混合物の処理、続いて加熱還流。混合物を室温に冷却し、16時間撹拌した後、生成物、ベージュ色の固体を濾過によって収集し、プロパン−2−イルアセテートおよびヘプタンの1:2混合物ですすいだ。LCMS m/z 340.2 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, DMSO-d
6)δ7.96 (s, 1H), 7.25 (s, 1H), 4.74-4.84 (s, 2H), 4.09 (dd, J=7.8,
7.7Hz, 1H), 3.98 (ddd, J=8.0, 7.9, 5.6Hz, 1H), 3.71 (s, 3H), 3.67-3.91 (m, 5H),
2.75-2.81 (m, 2H), 2.53 (s, 3H), 2.17-2.34 (m, 2H).
【0186】
(実施例9)
4−(2−シクロプロピル−6,7−ジヒドロ[1,3]オキサゾロ[5,4−c]ピリジン−5(4H)−イル)−7−メチル−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン(9)
【0187】
【化32】
ステップ1. tert−ブチルtrans−4−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(C37)の合成。
トリエチルアミン(4.85mL、34.8mmol)およびシクロプロパンカルボニルクロリド(3.18mL、35.0mmol)を、テトラヒドロフラン(100mL)中のtert−ブチルtrans−4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(7.52g、34.8mmol)の0℃溶液に添加し、反応物を室温に加温させ、18時間撹拌させた。真空で濃縮後、粗生成物を酢酸エチルで希釈し、不溶性材料を濾過によって除去し、固体を酢酸エチル(3×50mL)で洗浄した。合わせた濾液を減圧下で濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(勾配:酢酸エチル中0%から5%メタノール)によって精製して、生成物を固体として生じさせた。収率:1.30g、4.57mmol、13%。LCMS m/z 285.6 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CDCl
3),
観測ピーク:δ5.79 (br d, J=5Hz, 1H),
4.21-4.34 (br m, 1H), 4.03-4.21 (br m, 1H), 3.70-3.79 (m, 1H), 3.34-3.42 (m,
1H), 2.66-2.79 (br m, 1H), 2.59 (br dd, J=12, 11Hz, 1H), 1.88-1.96 (m, 1H),
1.46 (s, 9H), 1.37-1.44 (m, 1H), 1.01-1.05 (m, 2H), 0.77-0.87 (m, 2H).
【0188】
ステップ2. tert−ブチル4−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]−3−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(C38)の合成。
デス・マーチンペルヨージナン[1,1,1−トリス(アセチルオキシ)−1,1−ジヒドロ−1,2−ベンズヨードキソール−3−(1H)−オン](3.88g、9.15mmol)を、ジクロロメタン(200mL)中のC37(1.30g、4.57mmol)の溶液に添加し、反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応物をチオ硫酸ナトリウム水溶液(20%、20mL)および飽和重炭酸ナトリウム水溶液(80mL)でクエンチし、混合物を水性層が透明になるまで撹拌した。水性層をジクロロメタン(3×50mL)で抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、生成物を黄色油として提供した。収率:1.25g、4.43mmol、97%。LCMS m/z 283.6 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ6.42-6.55 (br s, 1H), 4.58-4.65 (m, 1H), 4.32 (br d, J=17Hz, 1H),
3.81-4.12 (br m, 2H), 3.40-3.57 (br m, 1H), 2.63-2.71 (m, 1H), 1.59-1.69 (m,
1H, 推定; 水のピークにより一部不明確), 1.47
(s, 9H), 1.42-1.47 (m, 1H, 推定; tert-ブチルのシグナルにより一部不明確), 0.94-1.02 (m, 2H), 0.76-0.82 (m, 2H).
【0189】
ステップ3. tert−ブチル2−シクロプロピル−6,7−ジヒドロ[1,3]オキサゾロ[5,4−c]ピリジン−5(4H)−カルボキシレート(C39)の合成。
テトラヒドロフラン(50mL)中のC38(3.50g、12.4mmol)およびバージェス試薬[(メトキシカルボニルスルファモイル)トリエチルアンモニウムヒドロキシド、内塩](97%、6.09g、24.8mmol)の混合物を、18時間撹拌還流した。テトラヒドロフラン相を油性残留物からデカントして除き、真空で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン中10%から30%酢酸エチル)に供して、生成物を提供した。収率:1.02g、3.86mmol、31%。
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ4.40-4.46 (br m, 2H), 3.62-3.71 (br m, 2H), 2.54-2.60 (br m, 2H),
1.99-2.06 (m, 1H), 1.48 (s, 9H), 1.00-1.05 (m, 4H).
【0190】
ステップ4. 2−シクロプロピル−4,5,6,7−テトラヒドロ[1,3]オキサゾロ[5,4−c]ピリジン、塩酸塩(C40)の合成。
化合物C39(1.02g、3.86mmol)を、テトラヒドロフラン(20mL)および濃塩酸(12M、0.662mL、7.9mmol)の混合物に添加し、反応物を室温で18時間撹拌した。層を分離し、下部層、濃厚油を1N水酸化ナトリウム水溶液で塩基性化し、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、生成物の遊離塩基を油として提供した。収率:214mg、1.30mmol、34%。メタノール(3mL)および塩化アセチル(93μL、1.30mmol)の混合物を、15分間撹拌させた。この混合物に、生成物の遊離塩基(214mg、1.30mmol)を添加し、撹拌を追加で15分間続けた。溶媒を減圧下で除去し、残留物を最小分量のメタノールに溶解し、次いで、ジエチルエーテルの添加によって再結晶させて、生成物を黄褐色固体として生じさせた。塩酸塩の形成の収率:250mg、1.25mmol、96%。
1H NMR (400MHz, CD
3OD)δ4.25 (dd, J=2.0, 2.0Hz, 2H), 3.46 (dd, J=6.0, 6.0Hz, 2H), 2.77-2.82
(m, 2H), 2.07-2.14 (m, 1H), 1.06-1.13 (m, 2H), 1.00-1.05 (m, 2H).
【0191】
ステップ5. 4−(2−シクロプロピル−6,7−ジヒドロ[1,3]オキサゾロ[5,4−c]ピリジン−5(4H)−イル)−7−メチル−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン(9)の合成。
化合物C17(300mg、1.11mmol)を、ジクロロメタン(10mL)中のC40(244mg、1.22mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(97%、0.605mL、3.31mmol)の混合物に添加し、反応混合物を40℃で18時間加熱した。次いで、これを真空で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:酢酸エチル中0%から20%メタノール)を使用して精製して、生成物を固体として生じさせた。収率:168mg、0.458mmol、41%。LCMS m/z 367.3 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, DMSO-d
6)δ7.97 (s, 1H), 4.70 (br s, 2H), 4.06 (dd, J=7.8, 7.6Hz, 1H),
3.81-4.00 (m, 4H), 3.78 (dd, J=7.8, 7.6Hz, 1H), 3.63-3.72 (m, 1H), 2.70-2.76
(m, 2H), 2.52 (s, 3H), 2.15-2.32 (m, 2H), 2.03-2.11 (m, 1H), 0.86-1.03 (m, 4H).
【0192】
(実施例10)
4−(3−イソプロピル−1−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−イル)−7−メチル−5−(2−メチルフェニル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン(10)
【0193】
【化33】
ステップ1. エチルN−アセチル−2−メチル−β−オキソフェニルアラニネート(C41)の合成。
ジクロロメタン(100mL)中のエチルN−アセチルグリシネート(98%、7.41g、50.0mmol)および1−メチル−1H−イミダゾール(99%、4.81mL、60.0mmol)の溶液を、−45℃に冷却し、2−メチルベンゾイルクロリド(99%、6.59mL、50.0mmol)で処理した。反応物を−45℃で10分間撹拌した。塩化チタン(IV)(19.2mL、175mmol)、続いてトリ−n−ブチルアミン(98%、48.6mL、200mmol)を添加し、撹拌を同じ温度で30分間続けた。反応物を水でクエンチし、ジエチルエーテルで抽出し、合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(溶離液:1:5 酢酸エチル/ヘプタン、続いて1:2 酢酸エチル/ヘプタン)により、生成物を生じさせた。収率:6.00g、22.8mmol、46%。APCI m/z 264.1 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ7.93 (dd, J=7.8, 1.2Hz, 1H), 7.44 (ddd, J=7.6, 7.5, 1.4Hz, 1H),
7.26-7.34 (m, 2H), 6.89 (br d, J=7Hz, 1H), 6.05 (d, J=7.2Hz, 1H), 4.04-4.19 (m,
2H), 2.45 (br s, 3H), 2.11 (s, 3H), 1.06 (t, J=7.1Hz, 3H).
【0194】
ステップ2. エチル2−メチル−4−(2−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート(C42)の合成。
酢酸(30mL)中のC41(6.00g、22.8mmol)および酢酸アンモニウム(8.78g、114mmol)の混合物を、16時間撹拌還流した。真空での反応混合物の濃縮後、残留物を酢酸エチルに溶解し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:ヘプタン中25%から75%酢酸エチル)により、生成物を提供した。収率:3.00g、12.3mmol、54%。LCMS m/z 245.2 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ7.12-7.26 (m, 4H), 4.15 (q, J=7.1Hz, 2H), 2.27 (s, 3H), 2.18 (s,
3H), 1.13 (t, J=7.1Hz, 3H).
【0195】
ステップ3. エチル1−アミノ−2−メチル−4−(2−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート(C43)の合成。
化合物C43は、C42から、実施例3におけるC13の合成のための手順に従って調製した。収率:2.30g、8.87mmol、72%。APCI m/z 260.1 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ7.12-7.26 (m, 4H), 5.37 (br s, 2H), 4.08 (q, J=7.1Hz, 2H), 2.47 (s,
3H), 2.19 (s, 3H), 0.98 (t, J=7.1Hz, 3H).
【0196】
ステップ4. 7−メチル−5−(2−メチルフェニル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(C44)の合成。
C43(2.20g、8.48mmol)およびホルムアミド(7.0mL)の混合物を、2時間加熱還流した。反応混合物を室温に冷却し、水で希釈し、濾過した。得られた固体を水で洗浄して、生成物を提供した。収率:1.25g、5.20mmol、61%。LCMS m/z 241.1 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, DMSO-d
6)δ11.69 (br s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.13-7.40 (m, 4H), 2.55 (s, 3H),
2.28 (s, 3H).
【0197】
ステップ5. 7−メチル−5−(2−メチルフェニル)−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン(C45)の合成。
ピリジン(9mL)中のC44(1.01g、4.22mmol)の溶液を0℃に冷却し、オキシ塩化リン(1.16mL、12.7mmol)で処理した。30分後、1H−1,2,4−トリアゾール(1.49g、21.6mmol)を冷反応混合物に添加し、氷浴を除去した。反応物を室温で18時間撹拌し、次いで、真空で濃縮した。残留物をジクロロメタンに懸濁し、濾過した。減圧下での濾液からの溶媒の除去により、残留物を提供し、シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:ヘプタン中0%から100%酢酸エチル)による精製によって、生成物を黄色固体として生じさせた。収率:435mg、1.49mmol、35%。LCMS m/z 292.0 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ8.65 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.31 (ddd, J=7.5, 7.5,
1.6Hz, 1H), 7.22 (br d, J=7.7Hz, 1H), 7.13 (br dd, J=7.6, 7.3Hz, 1H), 7.07 (dd,
J=7.6, 1.6Hz, 1H), 2.88 (s, 3H), 2.09 (br s, 3H).
【0198】
ステップ6. 4−(3−イソプロピル−1−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−イル)−7−メチル−5−(2−メチルフェニル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン(10)の合成。
テトラヒドロフラン(1.0mL)および水(0.4mL)中のC45(43.3mg、0.149mmol)および3−イソプロピル−1−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン(W.T.Ashtonら、Bioorg.Med.Chem.Lett.2005、15、2253〜2258の方法によって調製され得る;49.5mg、0.196mmol)の溶液を、重炭酸ナトリウム(252mg、3.00mmol)で処理し、室温で18時間反応させた。溶媒を真空で除去し、シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:ヘプタン中30%から100%酢酸エチル)を介する精製により、生成物をガラス状白色泡状物として提供した。収率:35.6mg、88.7μmol、60%。APCI m/z 402.1 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ7.93 (s, 1H), 7.29-7.38 (m, 4H), 3.75-4.16 (br m, 4H), 3.60 (s, 3H),
2.73 (s, 3H), 2.45-2.66 (br m, 3H), 2.36 (s, 3H), 1.02 (br d, J=7Hz, 6H).
【0199】
(実施例11)
4−(2−シクロプロピル−2,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−イル)−7−メチル−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン(11)
【0200】
【化34】
ステップ1. tert−ブチル2−シクロプロピル−2,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(C46)の合成。
tert−ブチル1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(4.0g、18mmol)およびシクロプロピルボロン酸(3.08g、35.8mmol)を、ジクロロエタン(200mL)中で合わせた。炭酸ナトリウム(3.80g、35.8mmol)、酸化銅(II)(3.58g、17.9mmol)および2,2’−ビピリジン(2.80g、17.9mmol)の順次添加後、反応混合物を、大気にさらしながら60℃で18時間撹拌した。次いで、反応混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、珪藻土に通して濾過し、濾液を飽和塩化アンモニウム溶液で洗浄し、真空で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:ヘプタン中0%から100%酢酸エチル)、続いて超臨界流体クロマトグラフィー(カラム:Chiral Technologies、キラルパックAD−H、5μm;溶離液:85:15 二酸化炭素/メタノール)を介する精製によって、主位置異性体を取得し、これが第一溶離ピークであった。C46に対して行ったNOE研究に基づき、指示されている位置化学を割り当てた。収率:1.7g、6.5mmol、36%。LCMS m/z 264.5 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CD
3OD)δ7.43 (br s, 1H), 4.42 (br s, 2H), 3.65-3.70 (m, 2H), 3.52-3.58 (m,
1H), 2.64-2.69 (m, 2H), 1.47 (s, 9H), 0.98-1.03 (m, 4H).
【0201】
ステップ2. 2−シクロプロピル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン、トリフルオロ酢酸塩(C48)の合成。
トリフルオロ酢酸(1mL)を、ジクロロメタン(5mL)中のC46(169mg、0.642mmol)の溶液に添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。真空での溶媒の除去により、粗生成物を生じさせ、これを追加で精製することなく使用した。LCMS m/z 164.0 [M+H]
+.
【0202】
ステップ3. 4−(2−シクロプロピル−2,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−イル)−7−メチル−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン(11)の合成。
N,N−ジイソプロピルエチルアミン(97%、0.318mL、1.74mmol)およびC48(前ステップから、0.642mmol以下)を、ジクロロメタン(5mL)中のC17(158mg、0.582mmol)の溶液に添加し、反応混合物を40℃で18時間撹拌した。追加のジクロロメタンを添加し、混合物を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:ヘプタン中0%から20%酢酸エチル)を介する精製により、生成物を固体として生じさせた。収率:2ステップにわたって154mg、0.421mmol、72%。LCMS m/z 366.2 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CD
3OD)δ7.87 (s, 1H), 7.52 (br s, 1H), 4.73 (br AB四重線, J
AB=15.5Hz, Δν
AB=5.6Hz, 2H), 4.10-4.18 (m, 2H), 3.92-4.07 (m, 3H), 3.90 (dd, J=8.2,
8.1Hz, 1H), 3.74-3.83 (m, 1H), 3.54-3.61 (m, 1H), 2.95-3.01 (m, 2H), 2.59 (s,
3H), 2.25-2.43 (m, 2H), 0.99-1.04 (m, 4H).
【0203】
(実施例12)
4−(3−シクロプロピル−1−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−イル)−7−メチル−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン(12)
【0204】
【化35】
ステップ1. tert−ブチル3−シクロプロピル−1−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(C49)の合成。
メタノール(1.2L)中のC28(100g、0.374mol)の溶液に、メチルヒドラジン(水中40%溶液、47.4g、0.411mol)を添加した。反応混合物を2時間加熱還流し、次いで、濃縮乾固した。シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:石油エーテル中5%から9%酢酸エチル)を介する精製により、生成物C49およびtert−ブチル3−シクロプロピル−2−メチル−2,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(C50)の混合物を提供した。LCMS m/z 278.0 [M+H]
+. 超臨界流体クロマトグラフィー(カラム:Chiral Technologies、キラルセルOJ−H、5um;溶離液:97:3 二酸化炭素/メタノール)を介する分離により、生成物C49を、固体として単離された第二の溶離異性体として生じさせた。NOE研究は、指示されている位置化学割り当てを裏付けるものであった。収率:33g、120mmol、32%。
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ4.40 (br s, 2H), 3.65-3.73 (br m, 2H), 3.65 (s, 3H), 2.57-2.64 (m,
2H), 1.68-1.76 (m, 1H), 1.49 (s, 9H), 0.77-0.89 (m, 4H).
第一の溶離異性体、C50は、ガム状物として取得された。収率:24g、86mmol、23%。
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ4.39 (br s, 2H), 3.83 (s, 3H), 3.60-3.67 (m, 2H), 2.65-2.72 (m, 2H),
1.59-1.68 (m, 1H), 1.47 (s, 9H), 0.89-0.98 (m, 2H), 0.63-0.69 (m, 2H).
【0205】
ステップ2. 3−シクロプロピル−1−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン、塩酸塩(C51)の合成。
C49(15.0g、54.1mmol)および塩化水素(1,4−ジオキサン中4M溶液、100mL)の混合物を、室温で2時間撹拌させ、このときこれを真空で濃縮した。固体として取得された粗生成物を、追加で精製することなく使用した。収率:10.4g、48.8mmol、90%。LCMS m/z 178.3 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, DMSO-d
6)δ9.86 (br s, 2H), 4.02-4.08 (m, 2H), 3.64 (s, 3H), 3.26-3.34 (m, 2H),
2.86-2.93 (m, 2H), 1.75-1.84 (m, 1H), 0.81-0.87 (m, 2H), 0.71-0.77 (m, 2H).
【0206】
ステップ3. 4−(3−シクロプロピル−1−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−イル)−7−メチル−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン(12)の合成。
N,N−ジイソプロピルエチルアミン(6.7mL、37mmol)を、ジクロロメタン(60mL)中のC51(4.94g、23.1mmol)の溶液に添加し、反応物質を数分間撹拌させた。次いで、化合物C17(4.93g、18.2mmol)を添加し、反応混合物を40℃に18時間加熱した。室温に冷却した後、これを飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。超臨界流体クロマトグラフィー(カラム:Chiral Technologies、キラルパックAD−H、5μm;溶離液:4:1 二酸化炭素/メタノール)を介して精製を達成して、生成物を固体として生じさせた。収率:4.18g、11.0mmol、60%。LCMS m/z 380.3 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CD
3OD)δ7.85 (s, 1H), 4.72 (br AB四重線, J
AB=15Hz,
Δν
AB=8.3Hz, 2H),
4.12-4.22 (m, 2H), 3.89-4.11 (m, 4H), 3.79-3.88 (m, 1H), 3.65 (s, 3H),
2.89-3.03 (m, 2H), 2.58 (s, 3H), 2.38-2.48 (m, 1H), 2.26-2.37 (m, 1H),
1.68-1.76 (m, 1H), 0.82-0.89 (m, 2H), 0.69-0.75 (m, 2H).
【0207】
(実施例13)
7−メチル−4−(1−メチル−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−イル)−5−[(2R)−テトラヒドロフラン−2−イル]イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン(13)
【0208】
【化36】
ステップ1. 7−メチル−5−(テトラヒドロフラン−2−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(C54)の合成。
エチル2−メチル−4−(テトラヒドロフラン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート(C52)[テトラヒドロフラン−2−カルボニルクロリドを出発材料として用いることにより、調製P2におけるC63に類似の方式で調製したもの](0.4mol)を、調製P2におけるC64の合成のための一般的方法を使用して、エチル1−アミノ−2−メチル−4−(テトラヒドロフラン−2−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート(C53)に変換した。この場合、強化された水溶性により、抽出は、酢酸エチルおよびテトラヒドロフランの混合物を用いて行った。単離された材料は、プロトンNMR分析により、C53およびその位置異性体エチル1−アミノ−2−メチル−5−(テトラヒドロフラン−2−イル)−1H−イミダゾール−4−カルボキシレートの3:1混合物であると判断された。混合物を、調製P2においてP2の合成について記述されている通り、ホルムアミドおよび酢酸ホルムアミジンとの反応に供した。反応物を室温に冷却した後、これを、水と酢酸エチルおよびテトラヒドロフランの混合物とに分配した。抽出物を真空で濃縮し、小体積の酢酸エチルに溶解し、生成物を炭酸カリウム水溶液中に抽出した。水性層の弱酸性pHへの調整は、生成物の沈殿をもたらした。水性層を蒸発乾固させ、残留物をメタノールで粉砕し、濾過することによって、追加の生成物が取得された。濾液を少量の水で処理し、メタノールを真空で除去した。追加の生成物が水性残留物から沈殿した。合わせた収率:13.5g、61mmol、15%。LCMS m/z 221.1 [M+H]
+.
1H NMR (500MHz, DMSO-d
6)δ11.71 (br s, 1H), 7.81 (s, 1H), 5.33 (dd, J=6.8, 6.8Hz, 1H),
3.87-3.93 (m, 1H), 3.70-3.76 (m, 1H), 2.46 (s, 3H), 2.04-2.18 (m, 3H),
1.85-1.96 (m, 1H).
【0209】
ステップ2. 7−メチル−5−[(2R)−テトラヒドロフラン−2−イル]イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(C55)および7−メチル−5−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イル]イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(C56)の分離。
化合物C54(3g)を、超臨界流体クロマトグラフィー(カラム:Chiral Technologies、キラルセルOD−H、5um;溶離液:4:1 二酸化炭素/メタノール)に供した。(−)旋光度を呈した第一の溶離鏡像異性体(1g)を、(2R)−鏡像異性体C55として任意に割り当てた。
1H NMR (400MHz, CD
3OD)δ7.68 (s, 1H), 5.46 (dd, J=7.5, 6.9Hz, 1H), 4.09-4.15 (m, 1H),
3.87-3.93 (m, 1H), 2.57 (s, 3H), 2.12-2.30 (m, 3H), 1.99-2.10 (m, 1H).
【0210】
よって、(+)旋光度を呈した第二の溶離鏡像異性体(1g)を、(2S)−鏡像異性体C56として割り当てた。
1H NMR (400MHz, CD
3OD)δ7.68 (s, 1H), 5.46 (dd, J=7.3, 7.0Hz, 1H), 4.09-4.15 (m, 1H),
3.87-3.93 (m, 1H), 2.57 (s, 3H), 2.12-2.30 (m, 3H), 1.99-2.10 (m, 1H).
【0211】
ステップ3. 7−メチル−5−[(2R)−テトラヒドロフラン−2−イル]−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン(C57)の合成。
化合物C55を、実施例1においてC6の合成について記述されている一般的方法を使用して、生成物に変換した。この場合、反応が完了に達したら、10℃に冷却した30mMのリン酸カリウム水溶液で該生成物をクエンチした。水性層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:ヘプタン中30%から100%酢酸エチル)により、生成物をガム状物として生じさせた。収率:1.39g、5.12mmol、86%。LCMS m/z 272.1 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ9.28 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 5.99 (dd, J=7.0, 6.9Hz,
1H), 4.13-4.19 (m, 1H), 3.92 (ddd, J=8.0, 7.8, 5.8Hz, 1H), 2.80 (s, 3H),
2.33-2.43 (m, 1H), 2.13-2.32 (m, 2H), 1.98-2.11 (m, 1H).
【0212】
ステップ4. 7−メチル−4−(1−メチル−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−イル)−5−[(2R)−テトラヒドロフラン−2−イル]イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン(13)の合成。
化合物C57を、実施例9において9の合成について記述されている一般的方法を使用して、C9の塩酸塩と反応させた。この場合、精製は、逆相HPLC(カラム:WatersクロスブリッジC18、5μm;移動相A:水中0.03%水酸化アンモニウム(v/v);移動相B:アセトニトリル中0.03%水酸化アンモニウム(v/v);勾配:5%から50%B)を介して行い、生成物を固体として生じさせた。収率:20.2mg、59.5μmol、33%。LCMS m/z 340.4 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CD
3OD)δ7.92 (s, 1H), 7.29 (s, 1H), 5.20 (dd, J=8.1, 6.5Hz, 1H), 5.09 (d,
J=16.1Hz, 1H), 4.81 (br d, J=16.1Hz, 1H), 4.45 (ddd, J=13, 4, 4Hz, 1H),
4.09-4.17 (m, 1H), 3.94 (ddd, J=7.9, 7.8, 5.5Hz, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.61 (ddd,
J=13.4, 9.5, 4.3Hz, 1H), 2.94 (ddd, J=16, 9, 5Hz, 1H), 2.71 (ddd, J=15, 4, 4Hz,
1H), 2.61 (s, 3H), 2.47-2.57 (m, 1H), 2.23-2.32 (m, 1H), 2.05-2.23 (m, 2H).
【0213】
調製P1
3−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(P1)
【0214】
【化37】
ステップ1. ベンジル3−(トリフルオロメチル)−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5(4H)−カルボキシレート(C60)の合成。
5−[(ベンジルオキシ)カルボニル]−4,5,6,7−テトラヒドロ[1,2,3]オキサジアゾロ[3,4−a]ピラジン−8−イウム−3−オレート(C58、4−[(ベンジルオキシ)カルボニル]ピペラジン−2−カルボン酸から、T.S.Mansourら、2006、PCT国際出願第WO2006/130588号によって記述されている一般的手順を使用して調製したもの)(65g、0.24mol)を、o−キシレン(250mL)に溶解し、高圧反応器内で−78℃に冷却した。3,3,3−トリフルオロプロパ−1−イン(25g、0.27mol)を反応混合物に注射し、ボンベを270℃に24時間加熱した。室温に冷却した後、反応物を真空で濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、C60を白色結晶として提供した。収率:7.5g、23mmol、10%。[主位置異性体、ベンジル2−(トリフルオロメチル)−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5(4H)−カルボキシレート(C59)も、61%収率で単離された。]
【0215】
ステップ2. 3−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン(P1)の合成。
化合物C60(7.5g、23mmol)をメタノール(300mL)に溶解し、10%パラジウム炭素(2g)で処理した。反応混合物を、Parr装置内、室温および40psi水素で、水素の取り込みがやむまで水素化した。混合物を濾過し、濾液を真空で濃縮し、ヘキサンから再結晶させて、生成物を白色固体として提供した。収率:2.9g、15mmol、65%。LCMS m/z 192.1 [M+H]
+.
1H NMR (500MHz, DMSO-d
6)δ7.80 (s, 1H), 4.01 (dd, J=5.6, 5.4Hz, 2H), 3.96 (s, 2H), 3.12 (dd,
J=5.6, 5.4Hz, 2H), 2.72 (br s, 1H).
【0216】
調製P2
7−メチル−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(P2)
【0217】
【化38】
ステップ1. エチル2−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート(C63)の合成。
エチル2−アミノ−3−オキソ−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)プロパノエート、塩酸塩[C61、実施例3におけるエチル2−アミノ−3−オキソ−3−(テトラヒドロフラン−3−イル)プロパノエート、塩酸塩(C11)の合成のための一般的手順に従い、テトラヒドロフラン−3−カルボニルクロリドの代わりにテトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボニルクロリドを使用して調製され得る](200g、0.56mol以下)を、メタノール(200mL)中でオルト酢酸トリエチル(200mL、1.1mol)と合わせ、反応物を室温で2日間撹拌した。真空での濃縮により、粗中間体、エチル2−メチル−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1,3−オキサゾール−4−カルボキシレート(C62)を生じさせた。これを酢酸(500mL)と混合し、酢酸アンモニウム(600g、7.8mol)で処理し、99℃に2日間加熱した。この時点で、追加の酢酸アンモニウム(100g、1.3mol)を添加し、加熱を24時間続けた。次いで、反応混合物を酢酸エチル(4L)および水(2L)で希釈し、pHを水酸化アンモニウム水溶液で約9に調整した。水性層を酢酸エチル(1L)で抽出し、合わせた有機層をシクロヘキサン(1L)で希釈し、飽和重炭酸カリウム水溶液(1L)で洗浄し、飽和塩化ナトリウム水溶液(1L)で洗浄し、減圧下で濃縮した。残留物をジエチルエーテル(1L)に溶解し、播種し、得られた結晶を濾過によって単離して、生成物を固体として生じさせた。収率:テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸から、75g、0.31mol、55%。
【0218】
ステップ2. エチル1−アミノ−2−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート(C64)の合成。
テトラヒドロフラン(200mL)中のカリウムtert−ブトキシド(36.1g、0.32mol)の溶液を、−18℃のN,N−ジメチルホルムアミド(175mL)中のC63(70g、0.29mol)の溶液に、温度を−10℃未満に保ちながら、15分間かけて添加した。混合物を−15℃にて追加で25分間撹拌し、次いで、−25℃に冷却し、その時点で、N,N−ジメチルホルムアミド(100mL)中のO−(4−メトキシベンゾイル)ヒドロキシルアミン(L.Parlantiら、Org.Lett 2007、9、3821〜3824)(58.5g、0.35mol)の溶液を5分間かけて添加し、その間、反応温度を−15℃未満に維持した。{注意:この作業の過程で、未希釈試薬または濃溶液と鋭利な物品(sharp items)との接触によって潜在的に誘発されるガス発生から明らかなように、アミノ化試薬の緩徐分解の兆候があった。}次いで、反応物を室温に加温させ、3時間撹拌させた。水(150mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(250mL)を添加し、混合物を酢酸エチル(2×300mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(3×200mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。合わせた水性層を酢酸エチル(2×300mL)でさらに抽出し、これらの合わせた有機層を濃縮し、tert−ブチルメチルエーテル(500mL)に再懸濁し、飽和塩化ナトリウム水溶液(2×200mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。合わせた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(勾配:酢酸エチル中0%から4%メタノール)によって精製して、生成物を淡黄色油として提供し、これを静置して凝固させた。収率:60g、0.24mol、83%。
【0219】
ステップ3. 7−メチル−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(P2)の合成。
化合物C64(57g、0.23mol)、ホルムアミド(57mL)および酢酸ホルムアミジン(57g)を合わせ、95℃に24時間加熱した。混合物を室温に冷却した後、これを重炭酸カリウムの水溶液(300mLの水中60g)で粉砕し、濾過した。収集した固体を最初に水(3×80mL)で、次いでtert−ブチルメチルエーテル(2×100mL)で洗浄して、生成物を白色粉末として生じさせた。収率:45.7g、0.195mol、85%。LCMS m/z 235.1 [M+H]
+.
1H NMR (500MHz, DMSO-d
6)δ11.55 (br s, 1H), 7.74 (s, 1H), 3.89 (br dd, J=11, 3Hz, 2H),
3.27-3.42 (m, 3H), 2.43 (s, 3H), 1.77-1.88 (m, 2H), 1.62 (br d, J=12.7Hz, 2H).
【0220】
調製P3
5−イソブチル−7−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(P3)
【0221】
【化39】
ステップ1. メチル5−メチル−2−ニトロ−3−オキソヘキサノエート(C65)の合成。
水(560mL)中の亜硝酸ナトリウム(232g、3.36mol)の溶液を、氷酢酸(510mL)中のメチル5−メチル−3−オキソヘキサノエート(400g、2.53mol)の溶液に、20から25℃で1.5時間かけて滴下添加した。撹拌を室温で2時間続けた。水(1.3L)を添加し、反応混合物を追加で18時間撹拌した。次いで、混合物を酢酸エチル(3×2.5L)で抽出し、合わせた有機層を、水(2.5L)で、重炭酸ナトリウム水溶液(2.5L)で、および飽和塩化ナトリウム水溶液(1.0L)で順次洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥させた後、有機抽出物を真空で濃縮して、生成物を黄色液体として生じさせ、これを次のステップで直接使用した。収率:456g、2.24mol、89%。
【0222】
ステップ2. メチル2−アミノ−5−メチル−3−オキソヘキサノエート、塩酸塩(C66)の合成。
10℃のメタノール(500mL)中のC65(151g、0.743mol)の溶液に、塩化アセチル(105.5mL、1.48mol)を滴下方式で添加した。添加完了後、反応物を10℃で30分間維持し、次いで、10%パラジウム炭素(15g)を慎重に添加した。混合物を、50psiの水素下、室温で24時間水素化し、次いで、珪藻土のパッドに通して濾過した。濾液を真空で濃縮し、残留物をジエチルエーテル(1L)に懸濁し、濾過し、追加のジエチルエーテルで洗浄して、生成物を白色固体として提供した。収率:138g、0.658mol、89%。
1H NMR (400MHz, DMSO-d
6)δ8.98 (br s, 3H), 5.26 (br s, 1H), 3.80 (s, 3H), 2.66 (d, J=6.8Hz,
2H), 1.99-2.13 (m, 1H), 0.90 (d, J=6.5Hz, 3H), 0.85 (d, J=6.5Hz, 3H).
【0223】
ステップ3. メチル4−イソブチル−2−メチル−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート(C67)の合成。
トリエチルアミン(140mL、1.00mol)を、メタノール(520mL)中のメチルエタンイミドエート、塩酸塩(88g、0.80mol)の溶液に滴下添加した。次いで、メタノール(200mL)中のC66(42g、0.20mol)の溶液を滴下方式で添加し、反応混合物を室温で60時間撹拌した。真空で濃縮後、残留物を、酢酸エチル(800mL)と水(500mL)とに分配し、水性相を酢酸エチル(3×200mL)で抽出した。合わせた有機層を、水(300mL)でおよび飽和塩化ナトリウム水溶液(300mL)で洗浄し、次いで、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を酢酸エチル/石油エーテル(1:5)から再結晶させて、生成物を薄黄色固体として得た。収率:16.2g、82.5mmol、41%。
1H NMR (400MHz, DMSO-d
6)δ12.2 (v br s, 1H), 3.70 (s, 3H), 2.64 (d, J=7.0Hz, 2H), 2.23 (s,
3H), 1.85-1.96 (m, 1H), 0.84 (d, J=6.6Hz, 6H).
【0224】
ステップ4. メチル1−アミノ−4−イソブチル−2−メチル−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート(C68)の合成。
N,N−ジメチルホルムアミド(1L)中のC67(51g、0.26mol)の溶液を、−10から−20℃に冷却した。リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(テトラヒドロフラン中1.0M溶液、286mL、0.286mol)を滴下添加し、反応物を10分間撹拌した。N,N−ジメチルホルムアミド(1L)中の(アミノオキシ)(ジフェニル)ホスフィンオキシド(72.7g、0.312mol;注意:(アミノオキシ)(ジフェニル)ホスフィンオキシドは、周囲条件下で爆発的に分解する能力を示した高エネルギー物質である。その使用は慎重にモニターしなくてはならない)の懸濁液を小分けにして添加し、添加完了後、混合物を−10から−20℃で1時間撹拌した。水をスラリーが透明になるまで添加し、混合物をジエチルエーテル(3×1L)で抽出した。合わせた有機層を、水(1L)でおよび飽和塩化ナトリウム水溶液(1L)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮して、生成物を黄色液体として生じさせた。収率:37g、0.175mol、67%。
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ5.22 (br s, 2H), 3.86 (s, 3H), 2.66 (d, J=7.2Hz, 2H), 2.42 (s, 3H),
1.94-2.05 (m, 1H), 0.91 (d, J=6.6Hz, 6H).
【0225】
ステップ5. 5−イソブチル−7−メチルイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン(P3)の合成。
ホルムアミド(800mL)中のC68(137g、0.648mol)の混合物を、170℃に2時間加熱した。室温に冷却した後、反応混合物を水(2L)に注ぎ入れ、得られた混合物を酢酸エチル(4×600mL)で抽出した。合わせた有機層を、水(1L)でおよび飽和塩化ナトリウム水溶液(1L)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮した。残留物を酢酸エチルから再結晶させて、生成物を白色固体として提供した。収率:54g、0.26mol、40%。LCMS m/z 207.3 [M+H]
+.
1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ10.2 (br s, 1H), 7.49 (s, 1H), 2.88 (d, J=7.3Hz, 2H), 2.63 (s, 3H),
2.10-2.21 (m, 1H), 0.97 (d, J=6.6Hz, 6H).
【0226】
方法A
クロロ中間体を介するイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン核への4−アミノ置換基の導入
【0227】
【化40】
ステップ1. 4−クロロ−イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジンC70の合成。
適切に置換されたイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オンC69(1当量)を、オキシ塩化リン(およそ20当量)と混合し、混合物を100℃で3時間加熱した。揮発物を真空で除去し、粗生成物を次のステップで直接使用した。
【0228】
ステップ2. 4−アミノ−置換イミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジンC71の合成。
アミン試薬(およそ0.1mmol)を、アセトニトリル(250μL)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(250μL)に溶解し、アセトニトリル(0.5mL)中の塩化物C70(およそ0.125mmol)の溶液で処理した。反応混合物を、MS分析によって反応が完了したと判断されるまで振とうし、次いで、メタノール(1mL)で希釈し、濾過し、真空で濃縮した。精製は、逆相HPLC(カラム:WatersクロスブリッジC
18;移動相A:水中0.03%水酸化アンモニウム(v/v);移動相B:アセトニトリル中0.03%水酸化アンモニウム(v/v);勾配:5%から100%B)を介して行って、生成物を生じさせた。
【0229】
方法B
トリアゾール置換を介するイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン核への4−アミノ置換基の導入
【0230】
【化41】
アミン試薬(およそ0.11mmol)を、1,2−ジクロロエタン(250μL)に溶解し、1,2−ジクロロエタン(0.25mL)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(28μL)中の適切なトリアゾールC72(およそ0.1mmol)の溶液で処理した。反応混合物を50℃で44時間振とうし、次いで、水(1.5mL)と酢酸エチル(2.5mL)とに分配した。有機層を、硫酸ナトリウム(およそ1g)を充填した6mLの固相抽出カートリッジに通して溶離した。この抽出を2回繰り返し、カートリッジからの合わせた溶離物を真空で濃縮し、逆相HPLC(カラム:WatersクロスブリッジC
18;移動相A:水中0.03%水酸化アンモニウム(v/v);移動相B:アセトニトリル中0.03%水酸化アンモニウム(v/v)、適切な勾配を使用する)を介して精製して、生成物を生じさせた。
【0231】
方法C
トリアゾール置換を介するイミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン核への4−アミノ置換基の代替的導入
【0232】
【化42】
アミン試薬(82.5μmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(0.3mL)中の適切なトリアゾールC72(75μmol)の溶液で処理した。炭酸セシウム(およそ25mg、約75μmol)を添加し、反応混合物を室温で18時間振とうし、次いで、水(1.5mL)と酢酸エチル(2.5mL)とに分配した。有機層を、硫酸ナトリウム(およそ1g)を充填した6mLの固相抽出カートリッジに通して溶離した。この抽出を2回繰り返し、カートリッジからの合わせた溶離物を真空で濃縮し、逆相HPLC(カラム:WatersクロスブリッジC
18;移動相A:水中0.03%水酸化アンモニウム(v/v);移動相B:アセトニトリル中0.03%水酸化アンモニウム(v/v)、適切な勾配を使用する)を介して精製して、生成物を生じさせた。
【0233】
【表6-1】
【0234】
【表6-2】
【0235】
【表6-3】
【0236】
【表6-4】
【0237】
【表6-5】
【0238】
【表6-6】
【0239】
【表6-7】
【0240】
【表6-8】
【0241】
【表6-9】
【0242】
【表6-10】
【0243】
【表6-11】
【0244】
【表6-12】
【0245】
【表6-13】
【0246】
【表7-1】
【0247】
【表7-2】
【0248】
【表7-3】
【0249】
【表7-4】
【0250】
【表7-5】
【0251】
【表7-6】
【0252】
【表7-7】
【0253】
【表7-8】
【0254】
【表7-9】
【0255】
【表7-10】
【0256】
【表7-11】
【0257】
【表7-12】
【0258】
【表7-13】
【0259】
【表7-14】
【0260】
【表7-15】
【0261】
【表7-16】
【0262】
【表7-17】
【0263】
【表7-18】
【0264】
【表7-19】
【0265】
【表7-20】
【0266】
【表7-21】
【0267】
【表7-22】
【0268】
(実施例176)
PDE10酵素活性の阻害
PDE10酵素活性を阻害する化合物の能力は、当技術分野において公知である任意の数のアッセイによって実証することができる。実施例1〜175の生成物を、後述するアッセイにおいて試験した。
【0269】
PDE10活性は、Seeger,T.F.ら、Brain Research 985(2003)113〜126によって先に記述されているものと同様のシンチレーションアッセイ(SPAベースの方法)を使用して測定した。PDE10阻害剤としての化合物の相対活性は、試験化合物の存在下、IC
50を決定できるような低基質濃度(cAMP)で固定量の酵素をアッセイすることによって調査した。より具体的には、このアッセイでは、インビトロでの化合物によるラット
1およびヒト組換え
2PDE10酵素活性の阻害を測定するために、シンチレーション近接アッセイ(SPA)を使用する(酵素の調製は後述する)。アッセイは、384ウェルフォーマットで、20nM
3H−cAMPの約20%を変換するのに十分なPDE10および幅広い阻害剤を含有する50μLのアッセイ緩衝液(50mMのTRIS pH7.5;1.3mM MgCl
2;0.01%Brij)を用いて実施する。反応物を、25℃で30分間インキュベートする。20μLの8mg/mlケイ酸イットリウムSPAビーズ(PerkinElmer)の添加により、反応を中止させる。プレートを密閉(トップシール、PerkinElmer)し、ビーズを8時間定着させ、その後、ビーズをTriluxマイクロベータで終夜読み取る。
【0270】
1ラット酵素調製:
ラットPDE10コード配列(受託番号NM_022236.1を持つ配列からのアミノ酸24から794)は、全ラット脳RNAから増幅し、Seeger,T.F.ら、Brain Research 985(2003)113〜126において記述されている通り、精製を補助するためのC末端His6親和性タグを包含するように操作されたバキュロウイルス発現ベクターpFastBac(Invitrogen)中にクローン化した。組換えBacmidを単離し、sf9昆虫細胞をトランスフェクトして、ウイルスストックを生成するために使用した。精製用の細胞ペーストを生成するために、sf21細胞をウイルスストックに感染させ、Seeger,T.F.ら、Brain Research 985(2003)113〜126において記述されている通り、感染72時間後に細胞を収穫した。昆虫細胞ペーストを溶解し、遠心分離後、上清を、Ni−NTAアガロース(Qiagen)、続いてモノQ(GE Healthcare Life Sciences)上で、Seeger,T.F.ら、Brain Research 985(2003)113〜126において記述されている通りにクロマトグラフィーにかけた。
【0271】
2ヒト酵素調製:
ヒトPDE10Aコード配列(受託番号NP_001124162.1を持つ配列からのアミノ酸21から797)は、昆虫発現のためのコドン最適化を使用して合成し、Seeger,T.F.ら、Brain Research 985(2003)113〜126において記述されている通り、精製を補助するためのN末端His6親和性タグを包含するように操作されたバキュロウイルス発現ベクターpFastBac(Invitrogen)中にクローン化した。組換えBacmidを単離し、sf9昆虫細胞をトランスフェクトして、ウイルスストックを生成するために使用した。精製用の細胞ペーストを生成するために、sf21細胞をウイルスストックに感染させ、Seeger,T.F.ら、Brain Research 985(2003)113〜126において記述されている通り、感染72時間後に細胞を収穫した。昆虫細胞ペーストを溶解し、遠心分離後、上清を、Ni−NTAアガロース(Qiagen)上で、Seeger,T.F.ら、Brain Research 985(2003)113〜126において記述されている通りにクロマトグラフィーにかけた。PDE10Aを含有するNi−NTAアガロース溶離画分を、スーパーデックス200(GE Healthcare Life Sciences)上で、50mMのトリスHCl pH7.5、150mMのNaCl、1mMのEDTA、10%グリセロール、2mMのTCEP、1.5mMのベンズアミジン、EDTAを含まないプロテアーゼ阻害剤(Roche)および5μMのE−64中、クロマトグラフィーにかけた。
【0272】
下記の結果が取得された:
【0273】
【表8-1】
【0274】
【表8-2】
【0275】
【表8-3】
【0276】
【表8-4】
【0277】
【表8-5】
【0278】
【表8-6】
【0279】
【表8-7】
【0280】
【表8-8】
【0281】
【表8-9】
【0282】
【表8-10】
【0283】
【表8-11】
【0284】
【表8-12】
【0285】
【表8-13】
【0286】
【表8-14】
【0287】
【表8-15】
【0288】
【表8-16】