【課題を解決するための手段】
【0008】
超流体とは、極低温下で流体抵抗が全くない状態で、永久に流体が流れる超流動の巨視的なボーズ−アインシュタイン凝縮による量子状態において表れる状態として知られている。
混相電磁流体にマイクロ波を照射したことによる、超流体エネルギーは、強磁性、フェリ磁性の微粒子と金属微粒子のマグネトプラズモン効果によって、ボーズ・アインシュタイン凝縮が生じ、量子渦の生じる超流体現象によって発生する。超流体エネルギーは、半導体顔料とポリフェノールの液体と界面活性剤の接触界面において、酸化還元反応によって荷電物質を生成し、半導体顔料の界面の荷電物質と半導体顔料の電子と正孔が再結合し励起子を形成することによって、光増感度が生じ、マグネトプラズモン共鳴が生じ、電磁場が増強される、光及び電磁波と半導体顔料の固体表面電子との相互作用が生じる。マグネトプラズモン共鳴の波長の位相関係による干渉効果によって、コヒーレントな状態となり量子効果が生じることによって、アルフヴェーン波による量子ソリトン運動及び量子カオスが生じることによる量子乱流現象が生じ、超流体のエネルギーが増幅する方法を発明した。
超流体現象には、強磁性、フェリ磁性の微粒子に異なる元素又は酸化物、化合物、合金の金属微粒子を複数混合し、赤ワイン、カシス酒、ブルーベリー酒、グレープジュース、カシスジュース、ブルーベリージュース、すなわちポリフェノールを多く含有することを特徴とする水溶液、又はリンゴ酸、クエン酸の水溶液の耐熱容器に入れ、分散を安定化させるために界面活性剤を入れ、光増感度を高めた。耐熱容器の外部からマイクロ波を照射すると常磁性体のTi,V、Pt、Sn、W,Al、Zr、Nd、Mo、Pd、反磁性体のCu、Zn、Si、Ag、Cd、Se、Sn、Au、Hg、In、Bi、Pの元素並びに、その酸化物、その元素が主成分となっている化合物並びにその合金の微粒子、MnO
4,CrO
7,Fe
2O
3,CoO,NiO微粒子は、磁化反応を示す。
これらの構造は、金属の結晶バンドに空孔又は格子の欠陥による不対電子が磁性共鳴によって励起されることによって自発磁化を示し、金属微粒子だけではなく、無機物のケイ素、炭化ケイ素、酸化ケイ素、炭素繊維、活性炭も磁化反応をしめした。
図1は銅微粒子が磁化反応を示し永久磁石に付いている写真である。
図6はチタン微粒子が磁化反応を示し永久磁石に付いている写真である。
図7はジルコニア微粒子が磁化反応を示し永久磁石に付いている写真である。
図8−1は炭化ケイ素が磁化を示し永久磁石に付いている写真である。
図8−2は酸化ケイ素が磁化を示し永久磁石に付いている写真である。
図8−4は炭素繊維が磁化を示し永久磁石に付いている写真である。
非磁性(強磁性を示さない)元素、またはその化合物が磁性を示す例としては、銅錯体が有機ポリフェノール中で、光を照射することによって磁性スピンが励起し、超交換相互作用によって、磁性が生じることは非特許文献1に示されている。
ポリフェノールの中に、Mn−Znフェライトのミクロン微粒子及びS電子配置以外の常磁性体、反磁性体のミクロン金属微粒子を一定の比率で入れ、反磁性又は常磁性の金属微粒子の表面活性を改善するために、微量の界面活性剤を添加し、マイクロ波を2.45GHz,500Wで照射すると常磁性体、反磁性体は超交換相互作用によって強磁性体に転換する。
この現象は、ポリフェノールの遊離電子の陰イオンと、マイクロ波によるMn−Znフェライトの微粒子の電子スピンの励起反応で、常磁性体、反磁性体等のミクロン金属微粒子のd電子、p電子、f電子の電子配置の電子対がポリフェノール及びMn−Znフェライトの微粒子において、酸化還元反応が誘導され、超交換相互作用が生じ、反磁性(Cu,Zn,Si,Ag,Cd,Se,Sn,Au,Hg,Sb,In,Bi,P,C)、並びに常磁性(Ti,V,Pt,Sn,W,Al,Zr,Nd,Mo,Pd)は、強磁性を示す。
界面活性剤を添加することによって、反磁性又は常磁性の金属微粒子の表面電子の反応及びポリフェノールの遊離電子による陰イオンとMn−Zn磁性微粒子表面のマイクロ波照射による電子スピンの反応はさらに活性化され、超交換相互作用による磁化は大きくなる。
超交換相互作用によって強磁性示す電子配置はp電子配置、d−p電子配置、f−p電子配置s−p電子配置である。s電子配列だけの元素(Ca、K、Na、Mg、Ba)は単独では強磁性に転換できない。
マイクロ波のスピン励起による反磁性又は常磁性の金属微粒子の強磁性転換は、Mn−Zn磁性流体、反磁性又は常磁性の金属微粒子、ポリフェノールによって、金属原子間の電子的、磁気的相互作用が協同的に働き、ゼーマン効果並びに磁性共鳴によって、基底状態から相転移現象を起こし、マイクロ波励起状態、準安定状態となることによって生じる。
強磁性体、フェリ磁性の微粒子及び常磁性体のTi,V、Pt、Sn、W,Al、Zr、Nd、Mo、Pd、反磁性体のCu、Zn、Si、Ag、Cd、Se、Sn、Au、Hg、In、Bi、Pの元素並びに、その酸化物、その元素が主成分となっている化合物並びにその合金の微粒子、半導体顔料、MnO
4,CrO
7,Fe
2O
3,CoO,NiO微粒子の粒度はnmサイズからμmサイズにおいて、粒子のサイズに依存してマグネトプラズモンによる量子効果が大きくなる。これらの物質を含む磁性流体は、粒子のサイズに依存してエネルギーが変化し、大きなエネルギーの超流体現象を起こす。
磁性流体にマイクロ波帯を照射するにおいて、半導体顔料との混相電磁流体を量子力学的に超流体の状態にし、量子カオスの発生から、量子乱流現象によって、超流体のエネルギーを増幅させる理論を説明する。
マイクロ波を強磁性又はフェリ磁性の微粒子、強磁性転換された常磁性、反磁性の微粒子からなる混相電磁流体に照射すると、磁性共鳴が生じ、強磁性構造に転換された反磁性、常磁性の元素並びに、その酸化物、その元素が主成分となっている化合物並びにその合金の微粒子にはスピンサイクロトロン共鳴及び微粒子の表面電子によるプラズモン共鳴の相互作用の結果、マグネトプラズモン共鳴が生じ、ボーズ−アインシュタイン凝縮の状態によって、極低温下の超伝導、超流動と同様に、常温、常圧下でマイクロ波によって量子渦の生じる超流体現象が生じる。炭素素材と強磁性又はフェリ磁性の微粒子、強磁性転換された常磁性、反磁性の微粒子を混相させ、マイクロ波を照射すると、炭素素材の微粒子の表面電子の放出によって非平衡な電磁場が形成され、カーボン繊維、活性炭の素材であることを特徴とする炭素素材の微粒子の表面にプラズマが形成され、強磁性構造に転換された炭素繊維のスピンサイクロトロン共鳴との相互作用によってマグネトプラズモン共鳴が生じ、極低温下の超伝導、超流動と同様に、常温、常圧下でマイクロ波によってボーズ−アインシュタイン凝縮の状態による量子渦が生じる超流体現象が生じる。マイクロ波によって生じた超流体にエキシトン(励起子)によって光励起する半導体顔料の微粒子を混相した混相電磁流体において、半導体顔料とポリフェノールの液体及び界面活性剤の接触界面に、酸化還元反応によって荷電物質が生成され、半導体顔料の界面の荷電物質と半導体顔料の電子と正孔が再結合し励起子を形成することによって、光増感度が生じ、マグネトプラズモン共鳴が生じ、電磁場が増強される。その結果、光及び電磁波と半導体顔料の固体表面電子との相互作用にあって、マグネトプラズモン共鳴の波長の位相関係による干渉効果によって、コヒーレントな状態となり、量子効果が生じることから、アルフヴェーン波による量子ソリトン運動及び量子カオスが生じることによる量子乱流現象が生じ、超流体のエネルギーが増幅する。
室温においてマイクロ波を磁性体に、照射し、パラレルポンピングが生じると、超伝導、超流動
と同じ、巨視的な量子効果を示す、ボーズ−アインシュタイン凝縮を示すことは非特許文献4に示されている。
室温においてマイクロ波を磁性体に照射し、パラレルポンピングが生じるとソリトン波動が増幅されて生じることは非特許文献5に示されている。
低温プラズマの磁気流体モデルが磁界に垂直に伝搬するとき、アルフヴェーン波が生じソリトン波動が生じることは非特許文献9において示されている。
半導体顔料のCdS及びCdSeは電子と正孔が再結合し励起子によってプラズマが生じる機構から光学的に励起され発光が生じることは非特許文献11に示されている。
磁場を印加した半導体にマイクロ波を照射すると固体プラズマによって、アルフヴェーン波及びヘリコン波が励起することは、非特許文献12に示されている
磁性流体、磁化を持った金属粒子、半導体顔料による流体に外部から磁場を印加し、マイクロ波を照射すると磁界に垂直に磁力線にそって、アルフヴェーン波が生じ量子ソリトン運動が生じる。
磁性流体に外部から磁場を印加しながらマイクロ波を照射し、磁性流体に量子スピンによるボーズ−アインシュタイン凝縮によって、微視的なスピンの量子効果が磁性流体の多数の粒子による巨視的量子効果に増幅され、磁性流体のスピンによる共鳴、すなわち、磁性共鳴によって磁性流体のエネルギーがマイクロ波の入射エネルギーより増幅する。増幅した磁性流体のエネルギーは数式1によって表される。
【数1】
B;印加されたすべての磁場エネルギー H;印加された静磁場 h;マイクロ波入射エネルギー P;磁性流体のエネルギー π;円周率 γ;ジャイロ磁気定数 g;g因数 μ
B;ボーア磁気定数 nk;励起し遷移した磁性流体のスピンの数、M
s;印加された磁場エネルギーBによる磁性流体の自発磁化
常磁性体のTi、V、Pt、Sn、W、Al、Zr、Nd、Mo、Pd、反磁性体のCu、Zn、Si、Ag、Cd、Se、Sn、Au、Hg、Sb、In、Bi、Pの元素並びに、その酸化物、その元素が主成分となっている化合物並びにその合金の微粒子、強磁性のNi,Mn,Fe,Co,Crの磁性を示さない酸化化合物の微粒子が強磁性に転換したときのスピンサイクロトロン周波数ω
cは数式2で示される。
【数2】
ω
c;スピンサイクロトロン周波数 e;電荷 B;印加されたすべての磁場エネルギー m;自由電子の質量 c;光の速度
常磁性体のTi、V、Pt、Sn、W、Al、Zr、Nd、Mo、Pd、反磁性体のCu、Zn、Si、Ag、Cd、Se、Sn、Au、Hg、Sb、In、Bi、Pの元素並びに、その酸化物、その元素が主成分となっている化合物並びにその合金の微粒子、強磁性のNi、Mn,Fe,Co、Crの磁性を示さない酸化化合物の微粒子のプラズモン周波数ω
pは数式3で示される。
【数3】
ω
pプラズモン周波数π;円周率 n;微粒子の自由電子の密度 m;自由電子の質量
数式2のスピンサイクロトロン周波数ω
cと数式3のプラズモン周波数ω
pを用いて、常磁性体のTi、V、Pt、Sn、W、Al、Zr、Nd、Mo、Pd、反磁性体のCu、Zn、Si、Ag、Cd、Se、Sn、Au、Hg、Sb、In、Bi、Pの元素並びに、その酸化物、その元素が主成分となっている化合物並びにその合金の微粒子、強磁性のNi、Mn,Fe,Co、Crの磁性を示さない酸化化合物の微粒子のマグネトプラズモン周波数ωは数式4の解で表される。
【数4】
ω
p;プラズモン周波数 i;虚数
マグネトプラズモンの励起によるエネルギーWは次の数式5で表される。
【数5】
W;マグネトプラズモン励起によるエネルギー n;マグネトプラズモン励起数
CdSe化合物微粒子などの半導体顔料のマグネトプラズモン振動数も数式4で表される。ポリフォノールの液体と界面活性剤を含有した半導体顔料の光電効果において、半導体顔料とポリフェノールの液体と界面活性剤の接触界面において、酸化還元反応によって荷電物質を生成し、半導体顔料の界面の荷電物質と半導体顔料の電子と正孔が再結合しエキシトン(励起子)を形成することによって、光増感度が生じる。エキシトン(励起子)によって生じた光増感度はマグネトプラズモンの電界によって増幅される。その場合の半導体顔料の光増感度のスペクトルは数式6で表される。
【数6】
モン周波数 E
g;半導体顔料のバンドギャップ f
e;半導体顔料の電子分布 f
h;半導体顔料の正孔の分布 m
h;半導体顔料の正孔の質量 me;半導体顔料の電子質量
強磁性転換された反磁性又は常磁性の金属微粒子、CdSe化合物微粒子などの半導体顔料の微粒子のマグネトプラズモンの励起による電場のエネルギーは次の数式7で表される。
【数7】
E(y,z,t);マグネトプラズモン励起による電場のエネルギー(y方向、z方向、t時間),
E
y;y方向の電場 E
z;z方向の電場 i;虚数単位 k;マグネトプラズモン振動の波数 ω;マグネトプラズモン振動の周波数
L;マグネトプラズモンによって励起したy方向の電場の伝搬距離
Mn−Zn磁性流体の磁性共鳴によるエネルギーは数式1によって表される。
数式1を(x,y,z)による3次元形式で表示する。
B(x.y.z)=H(x.y.z)+h(sin ω
ht)
P(x.y.z)=2πγ(M
s+H(x.y.z))hgμ
Bn
k=2πγ(M
s+B(x.y.z)−h(sinω
ht))hgμ
Bn
k
B(x,y,z);x軸方向,y軸方向,z軸方向に印加されたすべての電磁場エネルギー
H(x,y,z);x軸方向,y軸方向,z軸方向に印加された静磁場
P(x,y,z);x軸方向,y軸方向,z軸方向のMn−Znフェライト微粒子の励起エネルギー
Mn−Zn磁性流体の磁性共鳴によるエネルギーと強磁性転換された反磁性又は常磁性の金属微粒子、半導体顔料の微粒子のマグネトプラズモンの励起による電場が相互作用したときの量子力学的波動関数
は次の数式8で表される。
【数8】
量子力学的波動関数によるエネルギーの方程式は次の数式9で表される。
【数9】
p;量子力学的波動関数による運動量 m;量子力学的波動関数による質量 i;虚数
強磁性粒子のスピンの対称性の破れによって、磁性流体の現象は生じる。スピンの軌道空間が電場によって破れることから液晶の現象は生じる。
超流体現象は、強磁性流体のスピンの対称性の破れと電場によるスピンの軌道空間の破れが同時に生じた場合観察されることは、非特許文献7で既に知られている。
マイクロ波超流体はMn−Zn磁性微粒子の数式1の磁性共鳴による強磁性粒子のスピンの対称性の破れと数式7の強磁性転換された反磁性又は常磁性の金属微粒子、半導体顔料の微粒子のマグネトプラズモンの励起による電場が相互作用し、強磁性粒子のスピンの対称性の破れと、強磁性転換された反磁性又は常磁性の金属微粒子、半導体顔料微粒子によるマグネトプラズモン効果の電場による、スピンの軌道空間の対称性の破れが同時に生じることは数式8によって表される。その結果マイクロ波超流体現象が生じ、マイクロ波超流体の量子エネルギーは数式9で表される。
量子力学的波動関数のエネルギー方程式によって、半導体材料をモデルとして、磁場が印加されている状態で、量子カオスの発生によるプラズモンのゲージ場(電磁場)において、量子流体による量子渦が生じることから、量子乱流状態となり、量子流体のエネルギーが増幅される理論的考察は非特許文献16に示されている。
数式9の量子力学的波動関数のエネルギー方程式から、Mn−Zn磁性流体の磁性共鳴によるエネルギーと強磁性転換された反磁性又は常磁性の金属微粒子に半導体顔料の微粒子を混相した混相電磁流体の超流体状態において、量子カオスが発生し、量子乱流現象において、超流体のエネルギーが増幅されることが導出される。
マイクロ波超流体現象のエネルギーは、周波数の異なる電磁波、マイクロ波及び可視光の波長の電磁波並びに光を同時又は交互に強磁性粒子、強磁性転換された反磁性又は常磁性の金属微粒子、半導体顔料の微粒子による磁性流体に照射するとエネルギーは大きくなる。マイクロ波超流体のエネルギーはマイクロ波が、外部から磁場を印加されることによるマグネトプラズモン効果のボーズ−アインシュタイン凝縮によりエネルギー(質量)を獲得する法則によって決定される。マグネトプラズモン効果によってエネルギー(質量)を獲得する関係式を数式10に示す。
【数10】
m;金属微粒子の質量 r;金属微粒子の半径 B;印加されたすべての電磁場エネルギー Q;電荷 ▽;gradient微分係数 e;自然対数の定数
L;マグネトプラズモンによって励起したy方向の電場 λD;Debyeの長さ
ω;マグネトプラズモン振動の周波数
数式10の右辺第2項は、マグネトプラズモン効果によって獲得された電磁場エネルギーのポテンシャル(湯川ポテンシャル)である。数式10によって金属の微粒子の半径rを決定することによって、マイクロ波超流体現象における最適の粒子サイズは導かれる。
マイクロ波超流体現象は、アルフヴェーン波による量子ソリトン運動及び量子カオスが生じることによる量子乱流現象が生じ、超流体のエネルギーが増幅する。電磁流体にアルフヴェーン波が生じる原理は非特許文献10に記載されている。
非特許文献10によれば、圧縮性流体中の電磁流体には縦波が生じ、もし粒子の速度と波の電波方向が磁界に平行だと、通常の平面音波が起きる。それは磁界に並行な流体粒子のどのような運動も磁力線を乱さないからである。そのような波は流体中を通常の音の速度C
0で進行してゆく、しかし、粒子の速度が伝搬方向へは並行だが磁界に垂直であると、磁圧の静圧と流体の通常の静圧が加わりあって、アルフヴェーンによって発見された第二の形の縦波の圧縮波が生じる。この場合波の速度は(C
0+μH
02/ρ)
1/2となる。
C
0;音の速度 μ;透磁率、H
0;磁界、ρ、密度
実験1〜実験18の超流体の量子渦において、磁性微粒子、強磁性転換された金属微粒子、半導体顔料において外部から磁場を加え、マイクロ波を照射した場合、磁性微粒子、強磁性転換された金属微粒子は電子スピンの量子効果によるアルフヴェーン波が生じる。半導体顔料は半導体顔料の界面の荷電物質と半導体顔料の電子と正孔が再結合しエキシトン(励起子)を形成し、エキシトン(励起子)によって生じた光増感度がマグネトプラズモン振動によってアルフヴェーン波が生じる。アルフヴェーン波によって、量子ソリトン運動が生じる。磁場を永久磁石において、下部と側部、2カ所から印加した場合。2カ所の磁石による磁界に垂直に2種類のアルフヴェーン波とそのソリトン運動が磁力線にそって生じる。2種類のアルフヴェーン波とそのソリトン運動が衝突することから、衝撃波が生じる状態が観察される。
磁性微粒子、強磁性転換された金属微粒子のアルフヴェーン波の速度は数式11に示される。
【数11】
V
da;磁化をもつ微粒子のアルフヴェーン波の速度 B;印加されたすべての電磁場エネルギー μ
B;ボーア磁気定数 m
b;磁化をもつ微粒子の質量 n
b;磁化をもつ微粒子の密度
.
半導体顔料のアルフヴェーン波の速度は数式12に示される。
【数12】
V
a;半導体顔料のアルフヴェーン波の速度 B;印加されたすべての電磁場エネルギー n
0;半導体顔料の密度
請求項1の超流体の状態に希ガスを加え、磁場を印加し、マイクロ波を照射することによって、希ガスからプラズマが形成され亜臨界流体の状態となり、超流体のエネルギーがプラズマによる、量子プラズマ効果による量子渦の量子乱流現象によって大きく増幅される。強磁性体又はフェリ磁性体の微粒子に常磁性体のTi、V、Pt、Sn、W、Al、Zr、Nd、Mo、Pd、反磁性体のCu、Zn、Si、Ag、Cd、Se、Sn、Au、Hg、In、Bi、Pの元素並びに、その酸化物、その元素が主成分となっている化合物並びにその合金の微粒子、強磁性のMn、Ni、Cr、Fe、Coの磁性を示さない酸化化合物の微粒子に半導体顔料の微粒子を加えたことによるマグネトプラズモン効果の量子現象から生じる超流体状態の電磁流体に、希ガスを注入すると、希ガスが電離しプラズマが生じる。超流体状態の電磁流体と電離したプラズマとの混相電磁流体による亜臨界流体の状態から生じるマグネトプラズモン効果及び希ガスが電離した量子プラズマ効果による電界の相互作用により、ローレンツ起電力が生じることによって、混相磁性流体のエネルギーが増幅する。
混相磁性流体の超流体状態において、希ガスが注入され電離し、プラズマ状態となり、量子プラズマ効果が生じ、量子渦による量子乱流現象が生じたときのローレンツ起電力Sは次の数式13であらわされる。
【数13】
果による量子力学的力 Re 超流体のプラズマ B;印加されたすべての磁場エネルギー e;電荷 n;電子密度
mi;イオンの質量 Cs;イオンの速度 n
e;電子密度 Te;電子温度
たすべての磁場エネルギー
e;電荷密度,n;密度,η;プラズマの抵抗損失,me;電子質量,νei;電子−イオン衝突周波数
J
p;プラズマ密度, qs;プラズマの電荷(s=e電子,s=iイオン)ns,プラズマの密度
(s=e電子,s=iイオン)vs;プラズマの速度(s=e電子,s=iイオン)
磁性流体に外部から磁場を印加しながらマイクロ波を照射し、磁性流体に量子スピンによるボーズ−アインシュタイン凝縮によって、微視的なスピンの量子効果が巨視的量子効果に増幅されると、磁性流体のスピンによる共鳴、すなわち、磁性共鳴によって磁性流体のエネルギーがマイクロ波の入射エネルギーより増幅する。磁性体又はフェリ磁性体の微粒子に常磁性体のTi、V、Pt、Sn、W、Al、Zr、Nd、Mo、Pd、反磁性体のCu、Zn、Si、Ag、Cd、Se、Sn、Au、Hg、In、Bi、Pの元素並びに、その酸化物、その元素が主成分となっている化合物並びにその合金の微粒子、強磁性のMn、Ni、Cr、Fe、Coの磁性を示さない酸化化合物の微粒子に半導体顔料の微粒子によるマグネトプラズモン効果及び希ガスが電離した量子プラズマ効果による電界の相互作用によって、入射したマイクロ波の電磁波エネルギーは、外部から磁場を印加していることによって、質量すなわちエネルギーを獲得し、ローレンツ起電力が生じる。
マイクロ波帯における金属微粒子の超流体現象を起こす光増感度と金属微粒子が有する可視光領域に関する反応性について実験によって証明した。
実験4、実験5、実験6において半導体顔料の銅元素の化合物において色素の違いによってボーズ・アインスュタイン凝縮による量子渦の紋様の挙動の確認を行った。その結果、量子渦の挙動は大きな違いが生じており、電子レンジの、2.45GHzのマイクロ波周波数と銅微粒子の吸収波長、色素の相違による吸収反射による差がエネルギーの格差になっている。
実験4のMn−Znフェライト微粒子、銅微粒子、ブルーの色調のアズライト(Cu3(Co3)OH2)微粒子の実験では、
図4−1に示すように、ブルーの可視光340nm〜470nmの波長領域では、スピン励起せず、マグネトプラズモン効果が少ないことを示している。反対に実験3の半導体顔料のCdS・CdSeの赤い色は可視光における波長は600nm〜740nmにあり、
図9−2に示すように、吸収波長は300nm〜650nmに存在する。2.45GHzのマイクロ波の波長は励起によって激しくマグネトプラズモン効果があることを示している。CdS・CdSe半導体顔料とポリフェノールの液体と界面活性剤の接触界面において、酸化還元反応によって荷電物質を生成し、半導体顔料の界面の荷電物質と半導体顔料の電子と正孔が再結合し励起子を形成することによって、光増感度が生じ、マグネトプラズモン共鳴が生じ、電磁場が増強される、光及び電磁波と半導体顔料の固体表面電子との相互作用が生じる。マグネトプラズモン共鳴の波長の位相関係による干渉効果によって、コヒーレントな状態となり量子効果が生じることによって、量子渦が生じ、アルフヴェーン波による量子ソリトン運動及び量子カオスが生じることによって量子乱流現象が発生し、超
流体状態のエネルギーが大きく増幅している。
実験5の、Mn−Znフェライト微粒子、銅微粒子、グリーンの色調のマラカイト(Cu2(Co2)OH2)微粒子による実験において、グリーンの色は可視光では450nm〜520nmの領域である。この領域においてもマイクロ波はマグネトプラズモン効果を示す。
実験6において、Mn−Znフェライト微粒子に、銅微粒子、ブルーの色調のアズライト(Cu3(Co3)OH2)微粒子、グリーンの色調のマラカイト(Cu2(Co2)OH2)微粒子の3種類の微粒子を混合した実験を行うと、
図4−2に示すように、激しいボーズ・アインシュタイン凝縮による量子渦の紋様が確認できる。
図4−2の激しい量子渦の挙動からマイクロ波における超流体エネルギーは光の干渉効果によって増幅することが説明できる。実験4、実験5、実験6、においても、
図10が示すように、外部の磁石の垂直方向に磁力線にそって、アルフヴェーン波が生じ、量子ソリトン運動によるアルフヴェーン波の周期運動が継続している。
実験1と実験2において、激しい量子渦が生じた銅、金、量子渦が生じなかった銀の違いは、可視光線流域における波長の領域において、吸収及び反射率の違いである。
図9−1に示すように、銅元素は波長370nm〜570nmに約50%の吸収率があり、金元素は波長300nm〜550nmに50%の吸収率がある。銀元素の吸収率のある波長は320nm〜330nmの狭い領域で反射率は10%〜20%である。マイクロ波帯2.45GHzにおいて、磁場が存在するとき、銅元素、金元素のマイクロ波帯の吸収と反射によってマグネトプラズモン効果が生じ、量子渦が生じる。2.45GHzのマイクロ波を照射した場合の銅微粒子、金微粒子、銀微粒子の吸収波長による領域と吸収率及び反射率による差がマグネトプラズモン効果による量子渦が生じるエネルギー格差になっている。銀粒子の場合は、2.45GH以上の高い周波数において、吸収波長の領域と同調したとき、マグネトプラズモン効果による量子渦が生じる。電磁波であるマイクロ波は、磁場を印加し、金属、半導体の顔料、磁性体及びその化合物の微粒子に照射した場合、吸収と反射によって、界面に沿って進む電磁波と、金属、半導体の顔料、磁性体とその化合物の微粒子の表面自由電子との結合によって振動現象が起こり、量子励起であるマグネトプラズモン効果が生じる。マグネトプラズモン効果によって金属、半導体、磁性体及びその化合物の微粒子の界面の電磁場が増強される。その場合、磁場を印加した場合の吸収率、反射率が30%〜70%程度において量子励起が生じる。金属微粒子が全吸収、又は全反射に近い条件の場合、マグネトプラズモン効果は生じない。マグネトプラズモン効果による電磁場の増強は、粒子の形状や粒径、粒子大きさに存在する周囲の溶媒の媒質によって異なる。
実験7は、実験1の銅微粒子に金微粒子を混合した実験である。
図5に示すように、激しい量子渦が生じた。
図9−1に示すように、銅元素は波長370nm〜570nmに約50%の吸収率があり、金元素は波長300nm〜550nmに50%の吸収率がある、同位相関係にある銅及び金のマグネトプラズモン周波数どうしが相互干渉し、マグネトプラズモン効果による電磁場が相互干渉によってボーズ・アインシュタイン凝縮を示すことによって増幅したことが証明された。
実験8は、実験1の銅微粒子にビスマス微粒子を混合した実験である。量子渦の紋様が生じた。
図9−3に示すように、ビスマスは波長450nm〜550nmに約50%の吸収率があり、磁場が存在するとき、2.45GHzのマイクロ波でマグネトプラズモン効果が生じ量子渦が観察される。
実験9は、耐熱ガラスに赤ワイン50ccを入れ、Mn−Znフェライト(平均粒度20μm)5g、チタン微粒子(平均粒度10μm)5g、界面活性剤5ccを入れ攪拌し電子レンジ(2.45GHz)500Wで30秒間照射後に取り出した実験である。
図6に示すように、量子渦の紋様が生じた。
図9−3に示すように、チタンは波長350nm〜430nmに約50%の吸収率があり、磁場が存在するとき、2.45GHzのマイクロ波でマグネトプラズモン効果が生じ量子渦が観察される。
実験10は、耐熱ガラスに赤ワイン50ccを入れ、Mn−Znフェライト(平均粒度20μm)5g、バナジウム微粒子(平均粒度10μm)5g、界面活性剤5ccを入れ攪拌し電子レンジ(2.45GHz)500Wで30秒間照射後に取り出した実験である。量子渦の紋様が生じた。バナジウムは波長350nm〜450nmに約50%の吸収率があり、磁場が存在するとき、2.45GHzのマイクロ波でマグネトプラズモン効果が生じ量子渦が観察される。
実験11は、耐熱ガラスに赤ワイン50ccを入れ、Mn−Znフェライト(平均粒度20μm)5g、ジルコニア微粒子(平均粒度10μm)5g、界面活性剤5ccを入れ攪拌し電子レンジ(2.45GHz)500Wで30秒間照射後に取り出した実験である。
図7に示すように、量子渦の紋様が生じた。ジルコニアは波長350nm〜450nmに約50%の吸収率があり、磁場が存在するとき、2.45GHzのマイクロ波でマグネトプラズモン効果が生じ量子渦が観察される。
光のエネルギーは波長によって、エネルギーは異なり、常磁性体のTi,V、Pt、Sn、W,Al、Zr、Nd、Mo、Pd、反磁性体のCu、Zn、Si、Ag、Cd、Se、Sn、Au、Sb、Hg、In、Bi、Pの元素並びに、その酸化物、その元素が主成分となっている化合物並びにその合金の微粒子、MnO
4,CrO
7,Fe
2O
3,CoO,NiO微粒子はそれぞれ固有の波長吸収率を有している。吸収波長の領域は可視光線の波長380nm〜780nmであり、黒色は全電磁波吸収である。可視光線の青紫色は380nmの近傍にあり、赤色が780nmの近傍にある。光のエネルギーボルトは紫が2,755V、赤色は1,650V、約1.7倍のエネルギー格差がある。超流体エネルギーを生成するためには、強磁性体、フェリ磁性の微粒子及び常磁性体のTi,V、Pt、Sn、W,Al、Zr、Nd、Mo、Pd、反磁性体のCu、Zn、Si、Ag、Cd、Se、Sn、Au、Sb、Hg、In、Bi、Pの元素並びに、その酸化物、その元素が主成分となっている化合物並びにその合金の微粒子、MnO
4,CrO,Fe
2O
3,CoO,NiO微粒子の混相磁性流体に外部から磁場を印加し、マイクロ波を照射する。数式1による磁性流体の磁性共鳴による磁場の増強及び、常磁性体のTi、V、Pt、Sn、W、Al、Zr、Nd、Mo、Pd、反磁性体のCu、Zn、Si、Ag、Cd、Se、Sn、Au、Hg、Sb、In、Bi、Pの元素並びに、その酸化物、その元素が主成分となっている化合物並びにその合金の微粒子、強磁性のNi、Mn,Fe,Co、Crの磁性を示さない酸化化合物の微粒子が、強磁性に転換したときに、数式2によるスピンサイクロトロン共鳴による磁場の増強。数式3による常磁性体のTi、V、Pt、Sn、W、Al、Zr、Nd、Mo、Pd、反磁性体のCu、Zn、Si、Ag、Cd、Se、Sn、Au、Hg、Sb、In、Bi、Pの元素並びに、その酸化物、その元素が主成分となっている化合物並びにその合金の微粒子、強磁性のNi,Mn,Fe,Co,Crの磁性を示さない酸化化合物の微粒子のプラズモン共鳴によって電場は増強される。数式4によるマイクロ波の周波数並びに、外部磁場との同調による数式4によって導かれるマグネトプラズモン共鳴の周波数によって電磁場は増強され相互干渉作用が生じ、赤色が主成分の微粒子による混相磁性流体は2.45GHzのマイクロ波によって、ボーズ−アインシュタイン凝縮による量子渦が生じ、超流体の状態が生成され、青紫色が主成分の混相磁性流体は2.45GHzより高い周波数に同調したときに、例えば19GHz、23GHzのマイクロ波によってボーズ−アインシュタイン凝縮による量子渦が生じ、超流体の状態が生成される。青紫色が主成分の混相磁性流体の方が赤色よりも主成分の微粒子による混相磁性流体より数式4の方程式によってマグネトプラズモン共鳴の周波数が大きく、超流体に生成されたエネルギーは数式5の方程式によって青紫色が主成分の混相磁性流体の方が赤色よりも主成分の微粒子による混相磁性流体より大きい
半導体顔料及び顔料は粒子の大きさによって色調が変化する。同じ元素による顔料においても、銅は、銅フタロシアニン、アズライトはブルー色、マラカイトはグリーン色で、銅色ではない。Cdにおいてもイエローからオレンジ、紅いろと幅広く顔料として存在する。マイクロ波照射によって、生じるバンドギャップは色によって異なり、エネルギーボルトも同じ元素であっても色調によって異なる。
マイクロ波帯における超流体エネルギーは光増感度によってエネルギーが増幅する。光の干渉効果は、液体の色調、配合する常磁性体微粒子又は常磁性体微粒子の色調及び半導体顔料の微粒子の色調によってことなる。
Ag、Zn、Al、Snは、マイクロ波の波長2.45GHzにおいては、ボーズ・アインシュタイン凝縮による量子渦の紋様を示さないが、数式2、数式3、数式4に示すように、マイクロ波の周波数と印加された磁場によって、同調すればボーズ・アインシュタイン凝縮による
量子渦の紋様を示す。
W及び炭素、及び活性炭、炭素繊維は黒色であり、光は全吸収である。実験12において、耐熱ガラスに赤ワインを50cc入れMn−Znフェライトを5g入れW及び炭素、及び活性炭、炭素繊維を各5g入れ界面活性剤を入れ電子レンジで30秒間照射し取り出した。耐熱容器の下からネオジウム磁石で磁化を印加すると、光が全吸収である黒色のWは量子渦による紋様は見られなかった。炭素及び活性炭、炭素繊維は電子レンジ照射中、プラズマ反応が観察され、電子レンジから取り出した後、耐熱容器の下からネオジウム磁石で磁化を印加するとボーズ・アインシュタイン凝縮による量子渦が観察された。炭素及び活性炭、炭素繊維は電子レンジ照射によって、表面に非平衡な電磁場が生じプラズマ反応が観察され、ボーズ・アインシュタイン凝縮による量子渦が観察された。
実験18において、耐熱ガラスに赤ワイン50ccを入れ、Mn−Znフェライト(平均粒度20μm)5g、カーボン繊維、活性炭の素材であることを特徴とする炭素素材の微粒子(平均粒度20μm)5g、銅微粒子及びCdS.CdSe微粒子(平均粒度10μm)5g界面活性剤5ccを入れ攪拌し電子レンジ(2.45GHz)500Wで30秒間照射後に取り出した。電子レンジによる30秒間のマイクロ波照射中、混相磁性流体中にカーボン繊維、活性炭の素材であることを特徴とする炭素素材の微粒子の表面に非平衡な電磁場が生じ、プラズマの発光が確認できた。電子レンジから取り出した後、耐熱容器の下からネオジウム磁石で磁化を印加するとボーズ・アインシュタイン凝縮の量子渦の紋様が湧き上がり、激しい流体現象が確認できた。混相磁性流体の超流体状態において、カーボン繊維、活性炭の素材であることを特徴とする炭素素材の微粒子を混合させた混合磁性流体に磁場を外部から加え、マイクロ波によって照射すると、カーボン繊維、活性炭の素材であることを特徴とする炭素素材の微粒子は強磁性の構造に転換され、強磁性の構造を持つ、カーボン繊維、活性炭の素材であることを特徴とする炭素素材の微粒子によって誘導されるスピンサイクロトロン共鳴及び、磁性流体の液体中に、カーボン繊維、活性炭の素材であることを特徴とする炭素素材の微粒子の表面電子の放出によって非平衡な電磁場が形成され、カーボン繊維、活性炭の素材であることを特徴とする炭素素材の微粒子の表面にプラズマが形成され電磁場が増強され混相磁性流体のエネルギーが増幅される。その混相磁性流体の中に常磁性体のTi、V、Pt、Sn、W、Al、Zr、Nd、Mo、Pd、反磁性体のCu、Zn、Si、Ag、Cd、Se、Sn、Au、Hg、Sb、In、Bi、Pの元素並びに、その酸化物、その元素が主成分となっている化合物並びにその合金の微粒子、強磁性のNi、Mn,Fe,Co、Crの磁性を示さない酸化化合物の微粒子を配合し、マグネトプラズモン共鳴が生じ電磁場が増強され、カーボン繊維、活性炭の素材であることを特徴とする炭素素材の微粒子の表面のプラズマ効果による非平衡な電場の増強作用との相乗効果によって混相磁性流体のエネルギーが増幅し、ボーズ−アインシュタイン凝縮の状態の量子渦が生じ、超流体の状態が生じる。
赤ワイン、赤ブドウジュース、ブルーベリー発酵酒、ブルーベリージュウス、カシスジュウス、カシス醗酵酒に含まれるポリフェノールは醗酵するとポリフェノール含有量は約1.5倍からそれ以上に増加する。常磁性体のTi,V、Pt、Sn、W,Al、Zr、Nd、Mo、Pd、反磁性体のCu、Zn、Si、Ag、Cd、Se、Sn、Au、Sb、Hg、In、Bi、Pの元素並びに、その酸化物、その元素が主成分となっている化合物並びにその合金の微粒子、MnO
4,CrO,Fe
2O
3,CoO,NiO微粒子をジュースに入れる場合と醗酵したワイン、ブルーベリー発酵酒、カシス酒に入れフェリ磁性体粉末と混合しマイクロ波照射したあとの磁化の変化は醗酵した液体に入れる方に磁化が強く、またボーズ・アインシュタイン凝縮による量子渦の紋様と駆動するスピードにおいても強い活動を示す、この現象から超流体に利用する液体はポリフェノールの総量が多いほど超流体エネルギーは高くなる。赤ワイン、カシス酒、ブルーベリー酒に共通したフラボノイドの種類はカテキン、アントシアニンとされている。
これらの実験結果から、マイクロ波帯における超流体エネルギーは光増感度によってエネルギーは増幅することが説明でき、実験16,実験17においても証明することが出来る。マイクロ波帯における超流体現象は、光増感度よって、エネルギーは光の干渉効果によって、増幅する。
超流体現象は、常温常圧下において、数種類の反磁性又は常磁性の金属微粒子に強磁性微粒子及び半導体顔料を配合し、ポリフォノールの液体に界面活性剤を含有した磁性流体に低出力のマイクロ波(2.45GHz,500W)を40秒間照射すると、ポリフェノールの液体と界面活性剤の接触界面において、反磁性又は常磁性の金属微粒子の表面の光電子反応が活性化される。その結果、反磁性又は常磁性の金属微粒子は強磁性転換された。強磁性転換された反磁性又は常磁性の金属微粒子及び強磁性微粒子、半導体顔料のプラズモン及びマグノンの励起によって、それぞれ異なる周波数のプラズモン振動、スピンサイクロトロン振動の相互作用が強磁性転換された金属微粒子、強磁性微粒子、半導体顔料の量子励起によって生じ、量子乱流現象が観察される。ポリフォノールの液体と界面活性剤を含有した半導体顔料の光電効果において、半導体顔料とポリフェノールの液体と界面活性剤の接触界面において、酸化還元反応によって荷電物質を生成し、半導体顔料の界面の荷電物質と半導体顔料の電子と正孔が再結合しエキシトン(励起子)を形成することによって、光増感度が生じる。エキシトン(励起子)によって生じた光増感度はマグネトプラズモン振動の励起による電磁場のエネルギーによって増幅される。その結果、磁性微粒子、強磁性転換された金属微粒子に半導体願料を加えた磁性流体では、金属表面の光学的干渉効果の結果、さらに大きな量子乱流現象が観察された。磁性微粒子、強磁性転換された金属微粒子、半導体顔料において外部から磁場を加え、マイクロ波を照射した場合、磁性微粒子、強磁性転換された金属微粒子は電子スピンの量子効果によるアルフヴェーン波が生じる。半導体顔料の界面の荷電物質と半導体顔料の電子と正孔が再結合しエキシトン(励起子)を形成し、エキシトン(励起子)によって生じた光増感度がマグネトプラズモン振動によってアルフヴェーン波が生じる。
その結果、磁性微粒子、強磁性転換された金属微粒子、半導体顔料の混相電磁流体の超流体現象において、量子カオスが生じ、量子乱流が生じることによって、超流体のエネルギーは増幅する。
一般的に、超流体のエネルギーを磁性微粒子、強磁性転換された金属微粒子、半導体顔料の混相電磁流体の超流体現象において、量子カオスが生じ、量子乱流が生じることによって、増幅するために、使用される半導体顔料の材料はエキシトン(励起子)によって光増感度及び発光の生じる半導体材料である。
半導体材料の例としては、(B,Al,Ga,In)(N,P,As,Sb)などの元素からなるIII−V族化合物半導体、(Mg,Zn,Cd,Hg)(O,S,Se,Te)などの元素からなるII−IV族化合物半導体、(Sn,Pb)(S,Se,Te)
などの元素からなるIV−VI族化合物半導体である。
請求項1の超流体の状態に希ガスを加え、磁場を印加し、マイクロ波を照射することによって、希ガスからプラズマが形成され亜臨界流体の状態となる。
液体金属、電離プラズマによる電磁流体によるMHD発電装置において、流路の形状によって、圧縮性電磁流体となり、亜音速流、超音速流となることによって同じ、入り口速度、電界強度、及び磁束密度で動作する非圧縮性流体による発電装置と較べ40%ほど増幅することは、非特許文献8に示されている。
非特許文献9において、低温プラズマの磁気流体モデルが磁界に垂直に伝搬するとき、アルフヴェーン波が生じソリトン波動が生じることは示されている。
亜臨界流体である超流体状態の混相磁性流体の流路の構造によって非線形構造を作成し、印加磁場に勾配を加え、電磁場を非一様な状態にすることによって、超流体の圧縮性及び拡散性を高めると、圧縮性電磁流体の性質から、プラズマの縦波及び縦波の圧縮波であるアルフヴェーン波が生じ、マイクロ波による超流体状態におけるボーズ−アインシュタイン凝縮による量子スピンの量子渦、量子トンネル効果などの巨視的量子効果による増幅との相互作用によって電磁場のエネルギーは増幅し、エネルギーの増幅効率は高まる。また、強磁性共鳴による超流体及び、プラズマによるアルフヴェーン波において量子スピンの巨視的量子トンネル効果などの巨視的量子効果によってソリトン波動によってショック波が生じる。
ネルギー、発生起電力は磁気ノズルによって拡散する経路によっても増幅し、亜アルフヴェーン速度から超アルフヴェーン速度に加速される。
多相状態における化学物質が反応、拡散することによって、紋状の多相流体現象のソリトン運動と同一の永続的周期運動をすることは、非特許文献14によって、ベルーソフ・ザボチンスキー反応として既に知られている。
希ガスのプラズマ効果によって、亜臨界流体の状態となった超流体は、数式13の方程式によって、電気伝導度、粘度、熱伝導度、密度、拡散速度が劇的に変化し、外部から印加する磁場及び流路の構造によって圧縮し拡散させることによって、周期的に変化するソリトン運動のエネルギーを大きく増幅させる。
実験の詳細を説明する。
実験1
耐熱ガラス(直径75mm 底直径45mm 高さ55mm)に赤ワイン50ccを入れ、Mn−Znフェライト(平均粒度20μm)5g、銅微粒子(平均粒度10μm)5g、界面活性剤5ccを入れ攪拌し電子レンジ(2.45GHz)500Wで30秒間照射後に取り出した。
液体内の温度は、初期温度は18℃、電子レンジ照射後は54℃。
図1に示すように、耐熱容器の下からネオジウム磁石で磁化を印加すると、銅が自発磁化を示し、流体現象を起こしており、ボーズ・アインシュタイン凝縮の量子渦の紋様が湧き上がり、上下に描くその挙動は連続し、9分間続いた。その構造を
図10に示す。外部の磁石の垂直方向に磁力線にそって、アルフヴェーン波が生じ、量子ソリトン運動によるアルフヴェーン波の周期運動が継続している。
図1の量子渦の紋様は10秒間に平均し5回計測できた。
図1は銅微粒子の量子渦の紋様の写真である。
以下の実験では、全て同じ電子レンジ(2.45GHz)500Wの出力を利用し、界面活性剤は商品名リパール860K、ジ2エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム/灯油/水のアニオン性液体を利用した。ネオジウム磁石は市販の直径5mm 厚さ5mmの円柱形磁石を利用した。
実験2
耐熱ガラス(直径75mm 底直径45mm 高さ55mm)に赤ワイン50ccを入れ、Mn−Znフェライト(平均粒度20μm)5g、金微粒子(平均粒度10μm)5g、界面活性剤5ccを入れ攪拌し電子レンジ(2.45GHz)500Wで30秒間照射後に取り出した。
液体内の温度は、初期温度は18℃、電子レンジ照射後は57℃。
図2に示すように耐熱容器の下からネオジウム磁石で磁化を印加するとボーズ・アインシュタイン凝縮の量子渦の紋様が湧き上がり、上下に描くその挙動は連続し、9分間続いた。紋様は10秒間に平均し6回計測できた。その構造を
図10に示す。外部の磁石の垂直方向に磁力線にそって、アルフヴェーン波が生じ、量子ソリトン運動によるアルフヴェーン波の周期運動が継続している。
図2は金微粒子の量子渦の紋様の写真である
実験3
実験1と同じ耐熱容器(直径75mm 底直径45mm 高さ55mm)に赤ワイン50ccを入れ、Mn−Znフェライト(平均粒度20μm)5g、銅微粒子(平均粒度10μm)5g、界面活性剤5ccを入れた溶液の中に半導体顔料のCdS・CdSe微粒子、色調は赤(平均粒度20μm)5gを入れ、攪拌し電子レンジ500Wで30秒間照射後に取り出した。
液体内の温度は、初期温度は18℃、電子レンジ照射後は53℃。
耐熱ガラス(直径75mm 底直径45mm 高さ55mm)の下から実験1と同じネオジウム磁石による配置で磁場の印加を行った。
図3が示すように、ボーズ・アインシュタイン凝縮の量子渦の紋様は実験1並びに実験2よりも激しい。
量子渦は10秒間に平均10回以上の運動を計測できた。その構造を
図10に示す。外部の磁石の垂直方向に磁力線にそって、アルフヴェーン波が生じ、量子ソリトン運動によるアルフヴェーン波の周期運動が継続している。
量子渦の紋様は量子カオスの発生から量子乱流現象が生じ、周期的に15分間以上継続した。
図3は3秒間5枚ずつを1セットとした量子渦の連続写真である。Cu微粒子、CdS・CdSe微粒子による大きな渦流の対流現象が生じている。外部から写真の上方と容器の底から、静止状態で磁場を印加している。写真の上方に存在する磁石の垂直方向にそって周期運動するアルフヴェーン波と写真の底に存在する磁石の垂直方向にそって周期運動するアルフヴェーン波が衝突し、衝撃波によるによる断層が生じている。
写真1から写真60は3秒間5枚ずつを1セットとした連続写真である。写真1〜写真5,写真6〜写真10,写真11〜写真15,写真16〜写真20,写真31〜写真35,写真36〜写真40,写真41〜写真45,写真56〜写真60,がそれぞれ5枚ずつ1セットである。写真撮影時間は約5分間である。
連続写真1〜10において容器の底の磁場印加部分を中心に黒いMn−Zn微粒子による大きな断層と上方の磁場印加部分によって量子渦による渦流と対流現象が生じている。実験1と比較して、大きなエネルギーの超流体が生じている。
連続写真11〜20において、断層と量子渦による渦流は中心部を渦流の吸引点として、右下に回転している。その結果、量子カオスが発生する。
連続写真11〜20の1分間後の、連続写真31〜40において容器の底から渦流による量子対流現象が生じ、容器の全体にまたがって、量子カオスの発生による量子乱流現象による大きな渦流が生じている。
連続写真41〜45において大きな紋様の、量子カオスの発生による量子乱流現象の大きな渦流状帯を経過し、連続写真56〜60を経過し、初期の大きさの渦流の状態に戻る。量子カオスの発生による量子乱流現象は周期的に繰り返す。連続写真31〜45において、超流体のエネルギーは量子カオスの発生による量子乱流現象によって大きく増幅し、量子カオス現象として、周期的に継続する。
実験4
実験1と同じ耐熱容器(直径75mm 底直径45mm 高さ55mm)に赤ワイン50ccを入れ、Mn−Znフェライト(平均粒度20μm)5g、銅微粒子(平均粒度10μm)5g、界面活性剤5ccを入れた溶液の中に銅微粒子と同じ元素である、半導体顔料の銅化合物のブルーの色調のアズライト(Cu3(Co3)OH2)微粒子5gを入れ、攪拌し、電子レンジに入れ30秒間照射し、取り出し、耐熱ガラスの底からネオジウム磁石で磁場を印加し、紋様の挙動を観察した。
液体内の温度は、初期温度は18℃、電子レンジ照射後は53℃。
その結果は実験1の状態よりも紋様の活動は小さく、上下の運動も10秒間に2回であった。
実験結果を
図4−1に示す。
その構造を
図10に示す。外部の磁石の垂直方向に磁力線にそって、アルフヴェーン波が生じ、量子ソリトン運動によるアルフヴェーン波の周期運動が継続している。
実験5
実験1と同じ耐熱容器(直径75mm 底直径45mm 高さ55mm)に赤ワイン50ccを入れ、Mn−Znフェライト(平均粒度20μm)5g、銅微粒子(平均粒度10μm)5g、界面活性剤5ccを入れた溶液の中に、銅と同じ元素である、半導体顔料の銅化合物のグリーンの色調のマラカイト(Cu2(Co2)OH2)微粒子を5g入れ、攪拌し、電子レンジに入れ30秒間照射し、取り出し、耐熱ガラスの底からネオジウム磁石で磁場を印加し紋様の挙動を観察した。
液体内の温度は、初期温度は18℃、電子レンジ照射後は53℃。
その結果は実験1の状態よりも紋様の活動派激しく、10秒間に6回の上下の運動を計測した。その構造を
図10に示す。外部の磁石の垂直方向に磁力線にそって、アルフヴェーン波が生じ、量子ソリトン運動によるアルフヴェーン波の周期運動が継続している。
実験6
実験1の耐熱ガラス(直径75mm 底直径45mm 高さ55mm)に赤ワイン50ccを入れ、Mn−Znフェライト(平均粒度20μm)5g、銅微粒子(平均粒度10μm)5g、界面活性剤5ccを入れた溶液の中に、半導体顔料のアズライト微粒子、マラカイト微粒子を各5gずつ入れ、攪拌し、電子レンジに入れ、30秒間マイクロ波を照射し、取り出し、耐熱ガラスの底からネオジウム磁石によって磁場を印加すると、
図4−2に示すように量子渦の紋様の挙動を観察した。液体内の温度は、初期温度は18℃、電子レンジ照射後は53℃。
その結果は実験1,実験4の状態よりも紋様の挙動は激しく上下に運動を繰り返し、10秒間に9回を計測した。異なる色素を持つ化合物を入れることで、干渉による効果である。はボーズ−アインシュタイン凝縮による量子渦の紋様の写真である。その構造を
図10に示す。外部の磁石の垂直方向に磁力線にそって、アルフヴェーン波が生じ、量子ソリトン運動によるアルフヴェーン波の周期運動が継続している。
実験7
実験1と同じ耐熱容器(直径75mm 底直径45mm 高さ55mm)に赤ワイン50ccを入れ、Mn−Znフェライト(平均粒度20μm)5g、銅微粒子(平均粒度10μm)5g、界面活性剤5ccを入れた溶液の中に金微粒子を2g入れ攪拌し電子レンジ(2.45GHz)500Wで30秒間照射後に取り出した。
液体内の温度は、初期温度は18℃、電子レンジ照射後は54℃。耐熱ガラスの下から実験1と同じネオジウム磁石による磁場の印加を行った。
図5はボーズ・アインシュタイン凝縮の量子渦の紋様の写真である。
図5に示すように、ボーズ・アインシュタイン凝縮の量子渦の紋様は実験1よりも激しく上下の紋様は15分続き、10秒間に平均9回の運動を計測できた。
その構造を
図10に示す、外部の磁石の垂直方向に磁力線にそって、アルフヴェーン波が生じ、量子ソリトン運動によるアルフヴェーン波の周期運動が継続している。
実験8
実験1と同じ耐熱容器(直径75mm 底直径45mm 高さ55mm)に赤ワイン50ccを入れ、Mn−Znフェライト(平均粒度20μm)5g、銅微粒子(平均粒度10μm)5g、界面活性剤5ccを入れた溶液の中にビスマス微粒子を2g入れ攪拌し電子レンジ(2.45GHz)500Wで30秒間照射後に取り出した。電子レンジ(2.45GHz)500Wで30秒間照射後に取り出した。耐熱ガラスの底からネオジウム磁石で磁場を印加した。液体内の温度は、初期温度は18℃、電子レンジ照射後は53℃。
ボーズ・アインシュタイン凝縮の量子渦の紋様が観察された。
ボーズ・アインシュタイン凝縮の量子渦の紋様は10秒間に平均6回の運動を計測できた。
その構造を
図10に示す。外部の磁石の垂直方向に磁力線にそって、アルフヴェーン波が生じ、量子ソリトン運動によるアルフヴェーン波の周期運動が継続している。
実験9
耐熱ガラス(直径75mm 底直径45mm 高さ55mm)に赤ワイン50ccを入れ、Mn−Znフェライト(平均粒度20μm)5g、チタン微粒子(平均粒度10μm)5g、界面活性剤5ccを入れ攪拌し電子レンジ(2.45GHz)500Wで30秒間照射後に取り出した。
液体内の温度は、初期温度は、18℃電子レンジ照射後は54℃
耐熱容器の下からネオジウム磁石で磁化を印加するとボーズ・アインシュタイン凝縮の量子渦の紋様が湧き上がり、上下に描くその挙動は連続し、9分間続いた。
紋様は10秒間に平均し4回計測できた。
図6はボーズ・アインシュタイン凝縮の量子渦の紋様
その構造を
図10に示す。外部の磁石の垂直方向に磁力線にそって、アルフヴェーン波が生じ、量子ソリトン運動によるアルフヴェーン波の周期運動が継続している。
実験10
耐熱ガラス(直径75mm 底直径45mm 高さ55mm)に赤ワイン50ccを入れ、Mn−Znフェライト(平均粒度20μm)5g、バナジウム微粒子(平均粒度10μm)5g、界面活性剤5ccを入れ攪拌し電子レンジ(2.45GHz)500Wで30秒間照射後に取り出した。
液体内の温度は、初期温度は18℃、電子レンジ照射後は54℃。
耐熱容器の下からネオジウム磁石で磁化を印加するとボーズ・アインシュタイン凝縮の量子渦の紋様が湧き上がり、上下に描くその挙動は連続し、9分間続いた。
紋様は10秒間に平均し3回計測できた。
その構造を
図10に示す。外部の磁石の垂直方向に磁力線にそって、アルフヴェーン波が生じ、量子ソリトン運動によるアルフヴェーン波の周期運動が継続している。
実験11
耐熱ガラスに赤ワイン50ccを入れ、Mn−Znフェライト(平均粒度20μm)5g、ジルコニア微粒子(平均粒度10μm)5g、界面活性剤5ccを入れ攪拌し電子レンジ(2.45GHz)500Wで30秒間照射後に取り出した。
液体内の温度は、初期温度は18℃、電子レンジ照射後は54℃。
図7に示すように、耐熱容器の下からネオジウム磁石で磁化を印加するとボーズ・アインシュタイン凝縮の量子渦の紋様が湧き上がり、上下に描くその挙動は連続し、9分間続いた。
紋様は10秒間に平均し3回計測できた。
図7はボーズ・アインシュタイン凝縮の量子渦の紋様
その構造を
図10が示す。外部の磁石の垂直方向に磁力線にそって、アルフヴェーン波が生じ、量子ソリトン運動によるアルフヴェーン波の周期運動が継続している。
実験12
耐熱ガラス(直径75mm 底直径45mm 高さ55mm)に赤ワインを50cc入れMn−Znフェライトを5g入れW及び炭素、及び活性炭、炭素繊維を各5g入れ界面活性剤を入れ電子レンジで30秒間照射し取り出した。耐熱容器の下からネオジウム磁石で磁化を印加するとWは量子渦による紋様は見られなかった。炭素及び活性炭、炭素繊維は電子レンジ照射中、プラズマ反応が観察され、電子レンジから取り出した後、耐熱容器の下からネオジウム磁石で磁化を印加するとボーズ・アインシュタイン凝縮による量子渦が観察された。W、炭素、及び活性炭、炭素繊維は黒色であり、全吸収である。Wは量子渦による紋様は見られなかったが、炭素及び活性炭、炭素繊維は電子レンジ照射によって、表面に非平衡な電磁場が生じプラズマ反応が観察され、ボーズ・アインシュタイン凝縮による量子渦が観察された。
その構造を
図10に示す。外部の磁石の垂直方向に磁力線にそって、アルフヴェーン波が生じ、量子ソリトン運動によるアルフヴェーン波の周期運動が継続している。
実験13
耐熱ガラス(直径75mm 底直径45mm 高さ55mm)に赤ワインを50ccMn−Znフェライトを5g入れ、銀、アルミニウム、亜鉛、スズのそれぞれの微粒子を各別に5g入れ、界面活性剤を入れ、電子レンジ500Wで30秒間照射し取り出した。銀、アルミニウム、亜鉛、スズは外部からの永久磁石を印加すると磁化反応を示すが、耐熱容器の下からネオジウム磁石で磁化を印加すると銀、アルミニウム、亜鉛、スズは量子渦による紋様は
見られなかった。
実験14
赤ワイン、葡萄ジュース、カシス酒、カシスジュース、ブルーベリー酒、ブルーベリージュース、トマトジュウス、人参ジュース、リンゴジュース、リンゴ酸水溶液、クエン酸水溶液をそれぞれ耐熱グラス(直径75mm 底直径45mm 高さ55mm)に50cc入れ、Mn−Znフェライト5g、銅微粒子5gを入れ、界面活性剤において微粒子の分散を行い、電子レンジに入れ、500Wで、それぞれ30秒間照射しネオジウム磁石による磁化を印加しボーズ・アインシュタイン凝縮の紋様を観察した。液体内の温度は、初期温度は18℃、電子レンジ照射後は53℃。
強い挙動は赤ワイン、カシス酒、ブルーベリー酒は強い反応を示す、次には葡萄ジュース、カシスジュース、ブルーベリージュース、次がリンゴ酸水溶液、リンゴジュース、反応は少ないが次はクエン酸水溶液、トマトジュース、人参ジュースは全く反応を示さない。
ネオジウム磁石に50gの鉄を付け、それぞれの耐熱グラスの下から、ぶら下げて磁力強度の対比を行った。赤ワイン、カシス酒、ブルーベリー酒は50gの鉄板は落下せずにぶら下がっている。リンゴジュース、カシスジュース、ブルーベリージュースは40gの鉄板は落下した。次に30gの鉄板に入れ替えると落下せずにぶら下がっていた。リンゴジュース、リンゴ酸水溶液、クエン酸は共に20gの鉄は落下した。10gの鉄ではリンゴジュース、リンゴ酸水溶液は落下せずに留まったがクエン酸は10gにおいても落下した。トマトジュース、人参ジュースはネオジウム磁石がMn−Znフェライトに磁化を感じる程度で、耐熱ガラスに水を入れMn−Zn粉末を入れた状態よりも磁化は低下している。トマトジュウスや人参ジュースは磁化が劣化することが判断でき、ポリフェノールの多い赤ワイン、カシス酒、ブルーベリー酒は磁化が増加する。
この現象からポリフェノールを多く含む場合は銅の表面電子を不対電子に転換していることが証明できる。赤ワイン、カシス酒、ブルーベリー酒に共通していることは、共にフラボノイドの中でもカテキン、アントシアニンの含有量が多いことが示されている。
次に赤ワインに界面活性剤のリパールを3cc入れ攪拌し磁化の変化を見た、その結果始めの実験よりも5g多い重量55gまでたえることがわかり、界面活性剤にも表面電子を不対にする効果がみられた。
以下の実験における磁化の強度の判断では、古典的な垂直加重に耐える重量の比較で行った。ネオジウム磁石は、直径5mm重量5gの円柱形磁石に各5g、10gの厚さ1cm鉄板を10枚用意し、耐熱ガラスの底に沈殿している磁性と耐熱ガラスの外から底にネオジウム磁石を付けその下に各重量の鉄板を付けぶら下げ、重量の格差で判断した。
実験15
実験1と同じ耐熱ガラスとMn−Znフェライトを利用し液体は赤ワインによる産地別品質格差が生じないかをスペイン産赤ワイン、フランス産赤ワイン、イタリヤ産赤ワイン、日本産赤ワインを利用し磁化変化の性生じていないかを銅微粒子によって行った。
各赤ワインは50gに5gずつのMn−Znフェライト、銅微粒子を入れ界面活性剤を入れ、攪拌し電子レンジで30秒間照射し取り出し、実験14で行ったように磁化の違いがあるかを確かめた。液体内の温度は、初期温度は18℃、電子レンジ照射後は53℃。
その結果産地別の格差は見られなかった。以後の実験でスペイン産赤ワインを利用した。
実験16
スペイン産赤ワインを耐熱ガラス(直径75mm 底直径45mm 高さ55mm)に入れMn−Znフェライト5gを入れ以下の各元素又はその化合物、又は酸化物、合金の磁化反応並びにボーズ・アインシュタイン凝縮の紋様実験を行った。
実験では電子レンジ(2.45GHz)500wにおいて、界面活性剤によって拡散させ、行った。
液体内の温度は、初期温度は18℃、電子レンジ照射後は53℃。
常磁性体のTi、V、Pt、Sn、W、Al、Zr、Nd、Mo、Pd、反磁性体のCu、Zn、Si、Ag、Cd、Se、Sn、Au、Hg、In、Bi、Pの元素並びに、TiO
2、Al
2O
3、V
2O
5、Pb
2O
4,PbO、SiO
2、SiC、HgS、Sb
2S
3、Fe
2O
3、CoO MnO
4,CrO
7,NiOの微粒子(5μm〜30μm)これらの元素微粒子、酸化物微粒子は全て、磁化反応を示し、磁性転換していることが示した。磁性の強さは、実験12で行った方法を用い、磁石と鉄板のぶら下がり重量で判断した。強い磁性反応には一定した電子配列がみられ、d電子配置を持つ元素Ti、V、Cu、Zn、Nb、Mo、Pd、Ag、Cd、Ta、W、Pt、Au、Hgで、弱い磁性反応は、p電子、s電子配置のC、Al、Si、P、Sn、Pd、Sb、Biである。
S電子配置のみの元素は磁性反応を示さない。
ボーズ・アインシュタイン凝縮の量子渦の紋様を示すことはなく、限られた元素のみ紋様を描く、強い紋様を描く元素はマイクロ波2.45GHzの周波数に対して、Cu、Auで次にTi、Bi、Ptである。酸化物のTiO
2、Al
2O
3、Fe
2O
3、CoO、V
2O
5、Pd
2O
4,PdO,MnO
4,CrO
7,NiO化合物のHgS、Sb
2S
3 実験1,実験2,実験3,実験4,実験5の結果とボーズ・アインシュタイン凝縮の紋様が起きない物質との間に明確な根拠が見られた。
ボーズ・アインシュタイン凝縮の量子渦の紋様が起きる物質は全て可視光線赤からグリーンの色調に位置しており、吸収波長及び反射波長は、450nm〜780nmの範囲である。
図9−1に示されているように、強い挙動と紋様を描く銅、金のこの光領域に対する吸収と反射の割合は約50%である。全く挙動を示さない、物質の共通した内容はTa、W、Cが黒色であり、全吸収又は銀色光沢を持つV、Pt、Sn、Nb、Mo、Ag、Hg、Alは反射の性格を持つ元素である。
実験の結果、光の吸収と反射の比率がボーズ・アインシュタイン凝縮の量子渦の紋様と密接な関係が解る。
図9−1、に示されているように金、銅は波長300nm〜570nmの吸収と反射の比率は30%〜70%である。この事例から2.45GHzの周波数では金又は銅と類似した吸収と反射の比率が最適とみられ、可視光線の領域340nm〜780nmにおいて吸収と反射の比率が10%〜90%の比率においてボーズ・アインシュタイン凝縮の量子渦の紋様が生じる物質である。マイクロ波の周波数によって、
図9−1に示されているように、銀の反射と吸収範囲は、波長300nm〜380nmである。銀色光沢を持つV、Pt、Sn、Nb、Mo、Hgはほぼ同様の吸収波長を有している。マイクロ波の波長を2.45GHzよりも、もう少し大きい波長例えば19GHzにすることで吸収波長は整合し、この場合は金属元素の色調もブルーを選択し、液体もブルーベリー酒を選択すると光の干渉効果によって、2.45GHzの波長を利用したエネルギーよりも全体のエネルギーは大きくなる。
実験17
実験1,2及び3で使用した、銅微粒子及び半導体顔料のCdS.CdSe微粒子の配合比率によるボーズ・アインシュタイン凝縮の量子渦の紋様が生じる内容を実験した。
Mn−Znフェライトが100%と赤ワインにおいては、ボーズ・アインシュタイン凝縮の量子渦の紋様は生じない。Mn−Znフェライトの比率を80%銅微粒子20%では、紋様は小さく、上下運動は微小である。Mn−Znフェライト70%銅微粒子30%にして、上下の運動が激しく観察できる。反対にMn−Znフェライト20%銅微粒子80%においては上下の運動は生じるが紋様は小さくなる。Mn−Znフェライトと銅微粒子との比率は50%の時が最も激しい紋様が描かれる。
次にMn−Znフェライトに銅微粒子と半導体顔料のCdS.CdSe微粒子の比率をMn−Znフェライト1/3、銅微粒子1/3、半導体顔料のCdS.CdSe微粒子1/3とするとMn−Znフェライトと銅微粒子との比率は50%の時よりもさらに激しい紋様が描かれた。3種類の微粒子による異なったマグネトプラズモン共鳴の周波数の位相関係による光学的干渉効果によって最も激しい、ボーズ・アインシュタイン凝縮の量子渦の紋様が生じた。
その構造を
図10に示す。外部の磁石の垂直方向に磁力線にそって、アルフヴェーン波が生じ、量子ソリトン運動によるアルフヴェーン波の周期運動が継続している。
実験18
耐熱ガラスに赤ワイン50ccを入れ、Mn−Znフェライト(平均粒度20μm)5g、カーボン繊維、活性炭の素材であることを特徴とする炭素素材の微粒子(平均粒度20μm)5g、銅微粒子及びCdS.CdSe微粒子(平均粒度10μm)5g界面活性剤5ccを入れ攪拌し電子レンジ(2.45GHz)500Wで30秒間照射後に取り出した。電子レンジによる30秒間のマイクロ波照射中、混相磁性流体中にカーボン繊維、活性炭の素材であることを特徴とする炭素素材の微粒子によるプラズマの発光が確認できた。
耐熱容器の下からネオジウム磁石で磁化を印加するとボーズ・アインシュタイン凝縮の量子渦の紋様が湧き上がり、激しい流体現象が確認できた。
その構造を
図10に示す。外部の磁石の垂直方向に磁力線にそって、アルフヴェーン波が生じ、量子ソリトン運動によるアルフヴェーン波の周期運動が継続している。
実験19
耐熱ガラスに赤ワイン50ccを入れ、Mn−Znフェライト(平均粒度20μm)5g、カーボン繊維、活性炭の素材であることを特徴とする炭素素材の繊維を入れ電子レンジ(2.45GHz)500Wで30秒間照射後に取り出した。炭素素材の繊維とMn−Znフェライトの微粒子を分離した後、
炭素素材を磁石に近寄せると磁石に吸着し、炭素素材は強磁性の構造に転換していることが確認できた。その写真を
図8−4に示す