(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6264786
(24)【登録日】2018年1月5日
(45)【発行日】2018年1月24日
(54)【発明の名称】キャップ付き容器
(51)【国際特許分類】
B65D 41/17 20060101AFI20180115BHJP
【FI】
B65D41/17
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-180671(P2013-180671)
(22)【出願日】2013年8月30日
(65)【公開番号】特開2015-48122(P2015-48122A)
(43)【公開日】2015年3月16日
【審査請求日】2016年7月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】313005282
【氏名又は名称】東洋製罐株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000626
【氏名又は名称】特許業務法人 英知国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100118898
【弁理士】
【氏名又は名称】小橋 立昌
(72)【発明者】
【氏名】三浦 正樹
(72)【発明者】
【氏名】植田 浩光
【審査官】
加藤 信秀
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭56−000645(JP,U)
【文献】
英国特許出願公開第02290535(GB,A)
【文献】
米国特許第03430798(US,A)
【文献】
実開昭62−134803(JP,U)
【文献】
国際公開第2013/087488(WO,A1)
【文献】
特開平10−258858(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 41/17
B65D 1/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
口部と肩部を備えた容器と、天板部と側壁部を備え前記口部に被せられるキャップとを備えたキャップ付き容器であって、
前記容器の肩部には、山部と谷部を有する波形の段部が設けられ、
前記キャップの側壁部下端には、波形の前記段部に嵌め合い可能な波形突片が設けられ、
前記容器の肩部における前記山部の上方表面に、弧状隆起部を設け、
前記弧状隆起部は、縦断面の輪郭の曲率中心が、前記山部の頂上と前記谷部の底の間の高さに位置することを特徴とするキャップ付き容器。
【請求項2】
前記容器の肩部における前記谷部の上方に容器側係合部が設けられ、
前記キャップの側壁部内面であって前記波形突片の上方に前記容器側係合部と係合するキャップ側係合部が設けられることを特徴とする請求項1に記載のキャップ付き容器。
【請求項3】
前記キャップの側壁部内面には、前記波形突片の頂部位置にリブが設けられることを特徴とする請求項1又は2記載のキャップ付き容器。
【請求項4】
前記リブは、前記波形突片の頂部から上方に向けて線状に形成され、
前記リブの高さは上方側で高く下方側で低くなっていることを特徴とする請求項3記載のキャップ付き容器。
【請求項5】
前記容器の肩部における前記谷部の上方に容器側係合部が設けられ、
前記キャップの側壁部内面であって前記波形突片の上方に前記容器側係合部と係合するキャップ側係合部が設けられ、
前記キャップの側壁部内面には、前記波形突片の頂部から上方に向けて線状に形成されたリブが設けられ、
前記リブの下方側に前記キャップ側係合部が設けられることを特徴とする請求項1に記載のキャップ付き容器。
【請求項6】
前記弧状隆起部は、前記容器の切断断面の輪郭と前記容器の縦軸との距離が、前記山部の頂上位置の方向にて極大になることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のキャップ付き容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キャップと容器を備えたキャップ付き容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
容器に対してキャップを着脱自在に装着したキャップ付き容器としては、容器の縦軸周りにキャップを回動することでキャップと容器の係合が外れてキャップの取り外しが可能になるものが知られている。例えば、キャップの側壁下端に連続波形を形成し、キャップの側壁下端が面接触する容器の段部にキャップの側壁下端に形成された連続波形と嵌め合い状態になる連続波形を形成しており、容器段部の連続波形における谷部内に面する側壁部分に係合突子を設け、キャップ側壁の連続波形における下凸部の内面と容器の表面にそれぞれ係合突子を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開昭56−645号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述した従来技術は、容器段部の波形にキャップ側壁下端の波形が嵌め合った状態でキャップと容器が係合し、この係合状態から容器の縦軸周りにキャップを回動させることで、容器段部の波形の斜辺部上をキャップ側壁下端の波形の斜辺部が摺動してキャップが容器に対して昇動して、キャップと容器の係合が外れるものである。
【0005】
このような従来技術は、容器段部の波形斜辺部上をキャップ側壁下端の波形斜辺部が摺動することによるカム作用によって、キャップと容器の係合を簡易に外すことができる利点がある。しかしながら、容器にキャップを機械的に被せる際に、容器段部の波形の上凸部分とキャップ側壁下端の波形の下凸部分が互いに突き合った状態で止まることがあり、この状態で止まるとキャップを容器に対して回動させる動作を加えないと、容器段部の波形にキャップ側壁下端の波形を嵌め合わせることができない。このため従来技術では、容器段部の波形にキャップ側壁下端の波形を確実に嵌め合わせようとすると、機械的なキャップ供給工程にキャップの方向合わせが伴って煩雑になる問題が生じる。
【0006】
また、前述した従来技術では、容器の縦軸周りにキャップを回動させてキャップと容器の係合を外す際に、係合部相互が斜めにスライドしながら乗り越えて外されることになり、係合部相互の乗り越えによって係合が外れたことを意識させるクリック感が得にくくなる問題があった。
【0007】
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、容器段部の波形にキャップ側壁下端の波形を嵌め合わせるキャップ付き容器において、容器段部の上凸部分とキャップ側壁下端の下凸部分が突き合った状態で止まるのを抑止すること、キャップと容器の係合が外れたことを意識させるクリック感を得やすくすること、等が本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような目的を達成するために、本発明によるキャップ付き容器は、以下の構成を少なくとも具備するものである。
口部と肩部を備えた容器と、天板部と側壁部を備え前記口部に被せられるキャップとを備えたキャップ付き容器であって、前記容器の肩部には、山部と谷部を有する波形の段部が設けられ、前記キャップの側壁部下端には、波形の前記段部に嵌め合い可能な波形突片が設けられ、前記容器の肩部における前記山部の上方表面に、弧状隆起部を設け
、前記弧状隆起部は、縦断面の輪郭の曲率中心が、前記山部の頂上と前記谷部の底の間の高さに位置することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
このような特徴を有する本発明は、容器の肩部に山部と谷部を有する波形の段部を設け、キャップの側壁部下端に波形の容器段部に嵌め合い可能な波形突片を設け、容器段部の波形にキャップ側壁下端の波形を嵌め合わせるキャップ付き容器において、容器段部の山部(上凸部分)とキャップ側壁下端の波形突片(下凸部分)が突き合った状態で止まるのを抑止することができる。また、キャップと容器を係合する係合部を設けることで、キャップと容器の係合が外れたことを意識させるクリック感を得やすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の一実施形態に係るキャップ付き容器を示した説明図である。
【
図2】本発明の実施形態に係るキャップ付き容器における容器の平面図(a)と側面図(b)を示している。
【
図3】(a)が
図2(a)におけるA−A切断端面図及びB−B切断端面図を示しており、(b)が
図2(b)におけるC−C断面図である。
【
図4】本発明の実施形態に係るキャップ付き容器におけるキャップの構成例を示した説明図であり、(a)が(b)におけるX−X断面図、(b)が下面図を示している。
【
図5】本発明の実施形態に係るキャップ付き容器の具体的な構成例を示した説明図(断面図)である。(a)が容器にキャップを被せる途中の状態を示しており、(b)が容器にキャップを被せた状態を示している。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。各図においては、共通する構成部位には同一符号を付して重複説明を一部省略する。
図1は本発明の一実施形態に係るキャップ付き容器を示した説明図である。キャップ付き容器1は、容器10とキャップ20を備える。容器10は口部11と肩部12を備えており、キャップ20は天板部21と側壁部22を備えている。キャップ20は容器10の口部11に被せられ、口部11の開口を覆う構造になっている。また、図示の容器10は胴部13を有しており、胴部13の上方に肩部12が形成され、肩部12の上方に口部11が形成されている。
【0012】
容器10の肩部12には、山部14Aと谷部14Bを有する波形の段部14が設けられており、キャップ20の側壁部22の下端22Aには、波形の段部14に嵌め合い可能な波形突片23が設けられている。図示のように、容器10の肩部12における波形の段部14とキャップ20の側壁部22における波形の下端22Aが嵌まり合った状態では、キャップ20の側壁部22は容器10の肩部12を覆っており、キャップ20の下端22Aが容器10の段部14上に当接している。
【0013】
このようなキャップ付き容器1において、キャップ20の側壁部22で覆われる容器10の肩部12には、波形の段部14における山部14Aの上方表面に弧状隆起部15が設けられている。弧状隆起部15は、肩部12の湾曲表面に対して部分的に表面が隆起した部位であり、その表面が円弧状を含む弧状に湾曲している部位である。更に、
図1に示した例では、任意の構成として、容器10は容器側係合部16を備えており、また、キャップ20は、リブ25、インナーリング26、キャップ側係合部(図示省略)を備えている。
【0014】
図2において、図示の例では、容器10は縦軸10Pに軸対称な形状を有している。段部14の波形は、縦軸10Pを中心にして45°毎に山部14Aの頂上が出現するように形成されている。そして、形成された山部14Aの毎に、山部14Aの上方表面における肩部12に弧状隆起部15が形成されている。
【0015】
容器10に形成される容器側係合部16は、肩部において段部14の谷部14B上方に形成されている突起部である。この容器側係合部16は、谷部14B毎、すなわち縦軸10Pを中心にして45°毎に形成されている。容器側係合部16と弧状隆起部15の位置関係は、隣接する弧状隆起部15の外縁が互いに近接する部分で容器側係合部16と重なるように形成されている。
【0016】
図3において、前述した弧状隆起部15は、容器10内の設定位置に曲率中心15Sを有する弧状(例えば、円弧状又は楕円弧状)の表面を有している。
図3(a)のB−B切断端面では、弧状隆起部15は、縦断面の輪郭15Pの曲率中心15Sが、山部14Aの頂上位置14A1と谷部14Bの底位置14B1の間の高さ、すなわち図示した高さの差Hの間に位置している。また、
図3(b)のC−C断面図では、弧状隆起部15は、容器10の切断端面の輪郭15Qと縦軸10Pとの距離Lが、山部14Aの頂上位置14A1の方向にて極大になるように形成されている。
【0017】
図4において、キャップ20は、前述したように天板部21と側壁部22を備えており、天板部21の内面には、天板部21と同芯状のインナーリング26が形成され、側壁部22の内面には、キャップ20の中心に向いて突出するリブ25が形成されている。リブ25は、キャップ20の下端22Aにおける波形突片23に対応するように形成されており、波形突片23の頂部から上方に向けて線状に形成されている。また、リブ25は、キャップ20の上方側(天板部21側)で中心方向の高さが高く、下方側(下端22A側)でその高さが低く形成されている。
【0018】
リブ25の下方には、前述した容器側係合部16と係合するキャップ側係合部24が形成されている。容器側係合部16とキャップ側係合部24は、キャップ20の下端22Aの波形と容器10の段部14の波形が嵌まり合った状態でキャップ20の天板部21を押し下げ、容器側係合部16の突起をキャップ側係合部24の突起が乗り越えることで容器10とキャップ20が係合されるように形成されている。
【0019】
このような構成を有するキャップ付き容器1は、容器10の口部11にキャップ20を被せる際に、キャップ20の波形突片23と容器10における段部14の山部14Aが突き合った状態になると、波形突片23の内面のキャップ側係合部24は容器10における弧状隆起部15の表面に当たることになるので、弧状隆起部15の表面の曲面が案内作用をなして波形突片23を隣接する弧状隆起部15の間に導く。このような弧状隆起部15の案内作用によって、容器10の口部11に機械的にキャップ20を被せる際に、僅かな振動を加えるだけでキャップ20の波形突片23が容器10の段部14における谷部14Bに嵌まり合う状態になる。
【0020】
このような弧状隆起部15の案内作用は、キャップ20の波形突片23の頂上位置に対応して前述したリブ25を設けることでより効果的になる。リブ25を設けた場合には、キャップ20の波形突片23と容器10における段部14の山部14Aが突き合った状態になると、キャップ20内面のリブ25のみが弧状隆起部15の表面に接することになって不安定な状態になる。これによって僅かな振動が加えられても、弧状隆起部15の表面に接するリブ25は弧状隆起部15の曲面を滑って隣接する弧状隆起部15の間に落ち込み安定した状態になる。リブ25が隣接する弧状隆起部15の間に落ち込むということは、リブ25が形成されているキャップ20の波形突片23が容器10の段部14における谷部14Bに嵌まり合った状態になる。
【0021】
このような弧状隆起部15の案内作用は、弧状隆起部15の表面形状を適正化することでより効果的になる。例えば、弧状隆起部15の表面形状を、容器10の縦軸10Pに垂直な断面(水平断面)の輪郭15Qと縦軸10Pとの距離Lが山部14Aの頂上位置にて極大になるようにすることで、リブ25の位置が僅かに山部14Aの頂上位置から外れると、リブ25は弧状隆起部15の曲面に沿って谷部14Bの位置に落ち込むことになる。また、弧状隆起部15の表面形状を、縦断面の輪郭15Pの曲率中心15Sが山部14Aの頂上と谷部14Bの底の間の高さに位置するように形成することで、リブ25が接する弧状隆起部15の表面が適度に傾斜した曲面になり、リブ25が安定した位置(隣接する弧状隆起部15の間の位置)に落ち込みやすくなる。
【0022】
弧状隆起部15は、前述した案内作用に加えて、キャップ20を回動して容器10から外す際に、キャップ20を上方へ移動させるタイミングを早め、簡易にキャップ20を外すことができる作用を有する。すなわち、容器10における波形の段部14にキャップ20下端の波形突片23が嵌まり合った状態で容器10の縦軸10P周りにキャップ20を回動させると、キャップ20の回動における初期段階でキャップ20下端の波形突片23が容器10の波形の段部14に沿って移動し、ほぼ同タイミングで、リブ25に形成されているキャップ側係合部24が弧状隆起部15の表面に乗り上げることで、キャップ20は容器10に対して上方に移動して離れる。このとき、容器10にキャップ20を被せた状態で、キャップ20と容器10の周囲にシュリンクフィルムを被せた場合には、キャップ20の回動によってシュリンクフィルムの切れ目(ミシン目など)を簡易に切断することができる。
【0023】
容器10が容器側係合部16を備え、キャップ20がキャップ側係合部24を備える場合には、弧状隆起部15を設けることで、容器10の縦軸10P周りにキャップ20を回動して容器側係合部16とキャップ側係合部24の係合を外す際のクリック感が得やすくなる。すなわち、容器側係合部16とキャップ側係合部24とが係合した状態で容器10の縦軸10P周りにキャップ20を回動させると、リブ25の形成されているキャップ側係合部24が容器側係合部16を乗り越える抵抗と、波形突片23が波形の段部14に沿って移動する際の抵抗に加え、キャップ20の下端22A及びキャップ側係合部24が弧状隆起部15の表面に乗り上げる抵抗がかかった後、キャップ20の回動における初期段階でキャップ20は容器10に対して上方に移動して、抵抗が少なくなった状態で離れることになる。この際、キャップ側係合部24が容器側係合部16を乗り越える移動軌跡が従来技術と比べて急峻に立ち上がることになり、また、キャップ20が容器10から離れる際の抵抗も急激に少なくなるため、キャップ側係合部24が容器側係合部16を乗り越えるときに感じるクリック感が得られやすくなる。
【0024】
図5は、本発明の実施形態に係るキャップ付き容器の具体的な構成例を示した説明図(断面図)である。この実施例においては、キャップ付き容器は、前述した形態の容器10と、プルリング式などの中栓30と、前述した形態のキャップ20を備えている。ここでの容器10は、ポリエチレンテレフタラート(PET)などの樹脂材料をブロー成形することで形成することができ、中栓30とキャップ20は、ポリエチレン,ポリプロピレンなどの樹脂材料を射出成型することで形成することができる。
【0025】
この実施例では、容器10の口部11に中栓30が装着されている。そして、キャップ20には前述したインナーリング26が中栓30の注ぎ口を塞ぐように形成されている。中栓30は容器10の口部11の外側に張り出すフランジ部31を備えており、フランジ部31の外径は口部11の最大外径よりも大きく形成されている。キャップ20における側壁部22の内面に形成されるリブ25は、その上方側における内縁に接する仮想円の径がフランジ部31の外径と略同径になるように形成されている。
【0026】
このような実施例においては、
図5(a)に示すように、キャップ20を容器10の口部11に被せる途中でリブ25の上方側内縁がフランジ部31に当たりながら被せられることでキャップ20の傾斜が真っ直ぐに矯正され、キャップ20が過剰に傾斜して被せられるのを抑止している。これによって、キャップ20のインナーリング26が中栓30の注ぎ口を傷付けることなく中栓30の中に挿入されることになる。また、
図1のように中栓を省く場合は、インナーリング26を容器10の口部11まで延在させたり、天板部21が容器10の口部11の天面に接触させたりして、キャップ20単体で容器10の口部11を塞いだり口部11の密封性を確保させてもよい。
【0027】
また、このリブ25は、キャップ20を成形する際、キャップ側係合部24がキャップ金型から離型し易くするための作用も要する。加えて、容器使用時にキャップを繰り返し開閉するためキャップ側係合部24は削れていってしまう可能性があるが、リブ25がキャップ側係合部24を保護する役割をし、キャップ側係合部24の削れ防止効果も要する。
【0028】
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
【符号の説明】
【0029】
1:キャップ付き容器,
10:容器,10P:縦軸,11:口部,12:肩部,13:胴部,
14:段部,14A:山部,14A1:頂上位置,
14B:谷部,14B1:底位置,
15:弧状隆起部,15P,15Q:輪郭,15S:曲率中心,
16:容器側係合部,
20:キャップ,21:天板部,22:側壁部,22A:下端,
23:波形突片,24:キャップ側係合部,25:リブ,
26:インナーリング,
30:中栓,31:フランジ部