特許第6265504号(P6265504)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6265504複数の基地局と関係する通信デバイスに使用される同時通信の開放操作の方法と装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6265504
(24)【登録日】2018年1月5日
(45)【発行日】2018年1月24日
(54)【発明の名称】複数の基地局と関係する通信デバイスに使用される同時通信の開放操作の方法と装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/30 20180101AFI20180115BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20180115BHJP
   H04W 16/32 20090101ALI20180115BHJP
【FI】
   H04W76/06
   H04W72/04 111
   H04W16/32
【請求項の数】12
【外国語出願】
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2015-196881(P2015-196881)
(22)【出願日】2015年10月2日
(65)【公開番号】特開2016-76930(P2016-76930A)
(43)【公開日】2016年5月12日
【審査請求日】2015年11月20日
(31)【優先権主張番号】62/058,676
(32)【優先日】2014年10月2日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502160992
【氏名又は名称】宏達國際電子股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清
(74)【代理人】
【識別番号】100155745
【弁理士】
【氏名又は名称】水尻 勝久
(74)【代理人】
【識別番号】100143465
【弁理士】
【氏名又は名称】竹尾 由重
(74)【代理人】
【識別番号】100155756
【弁理士】
【氏名又は名称】坂口 武
(74)【代理人】
【識別番号】100161883
【弁理士】
【氏名又は名称】北出 英敏
(74)【代理人】
【識別番号】100167830
【弁理士】
【氏名又は名称】仲石 晴樹
(74)【代理人】
【識別番号】100136696
【弁理士】
【氏名又は名称】時岡 恭平
(74)【代理人】
【識別番号】100162248
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 豊
(72)【発明者】
【氏名】呉 志祥
【審査官】 ▲高▼橋 真之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2001−275168(JP,A)
【文献】 特開2014−022895(JP,A)
【文献】 特表2014−510462(JP,A)
【文献】 特開2007−312393(JP,A)
【文献】 Ericsson,Inter-node RRC messages for dual connectivity[online],3GPP TSG-RAN WG2 #86 R2-142405,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_86/Docs/R2-142405.zip>,2014年 5月 9日
【文献】 NTT DOCOMO, INC. NEC (Rapporteurs),Introduction of Dual Connectivity[online],3GPP TSG-RAN WG3 Meeting #85bis R3-142122,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_85bis/Docs/R3-142122.zip>,2014年 9月30日
【文献】 ZTE,Discussion on user inactivity of ProSe UE[online],3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #87 R2-143600,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_87/Docs/R2-143600.zip>,2014年 8月 9日
【文献】 LG Electronics Inc.,Stage 2 issues on Dual Connectivity Procedures[online],3GPP TSG-RAN WG3 Meeting #83bis R3-140698,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_83bis/Docs/R3-140698.zip>,2014年 3月22日
【文献】 Qualcomm Incorporated,Secondary Carrier Activation vs Configuration[online],3GPP TSG-RAN WG4 AH#3 R4-102399,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG4_Radio/TSGR4_AHs/R4_AH#03_Bratislava_June_2010/Documents/R4-102399.zip>,2010年 6月25日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線リソース制御接続、およびマスタセルグループのベアラタイプを使用する1つ以上の第1無線ベアラによって通信デバイスと通信するために構成される通信インターフェースユニットと、
前記通信インターフェースユニットに電気的に接続されるプロセッサと、
を備え、
前記プロセッサは、
前記通信デバイスと補助ネットワークノードとの間にセカンダリセルグループのベアラタイプを使用する1つ以上の第2無線ベアラを確立するために前記通信インターフェースユニットを制御する機能と、
第1状態である補助ネットワークノードからの開始信号を受信する機能と、
前記開始信号に基づいて第1期間に前記第1状態が継続していることを特定されたとき、前記1つ以上の第2無線ベアラの1つを開放する機能と
を実行することができ、
前記第1状態は、前記1つ以上の第2無線ベアラの1つに対応する1つ以上の全てのダウンリンクバッファの全てのダウンリンクデータが正常に送信された状態、または前記1つ以上の第2無線ベアラの1つに対応する前記1つ以上のダウンリンクバッファの全てが空の状態であり、
かつ前記補助ネットワークノードがアップリンクグラントアロケーションのためのリクエストを前記通信デバイスから1つも受信していない状態である
ことを特徴とするネットワークノード。
【請求項2】
前記第1状態が継続していることを特定されたとき、前記1つ以上の第2無線ベアラの1つを開放する機能は、
前記第1状態であることが特定されたとき、前記第1期間に使用するタイマの動作を開始する機能と、
前記タイマの動作が終了するとき、前記1つ以上の第2無線ベアラの1つを開放する機能とを有する
ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークノード。
【請求項3】
前記プロセッサは、さらに
前記1つ以上の第2無線ベアラの1つに対応する前記1つ以上のダウンリンクバッファに新しいダウンリンクデータが入力されるとき、前記タイマの動作を停止または再スタートさせることができる
ことを特徴とする請求項2に記載のネットワークノード。
【請求項4】
前記プロセッサは、さらに
前記補助ネットワークノードがアップリンクグラントアロケーションのためのリクエストを受信するときタイマの動作を停止または再スタートさせることができる
ことを特徴とする請求項2または3に記載のネットワークノード。
【請求項5】
前記プロセッサは、さらに
第2期間に第2状態が継続していることを前記プロセッサが特定したとき、前記1つ以上の第1無線ベアラの1つを開放し、
前記第2状態は、前記1つ以上の第1無線ベアラの1つに対応する1つ以上のダウンリンクバッファのダウンリンクデータの全てが正常に送信された状態、または前記1つ以上の第1無線ベアラの1つに対応する前記1つ以上のダウンリンクバッファが空の状態であり、
かつ前記ネットワークノードがアップリンクグラントアロケーションのためのリクエストを前記通信デバイスから1つも受信していない状態である
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のネットワークノード。
【請求項6】
前記プロセッサは、さらに、
前記通信デバイスと前記補助ネットワークノードとの間に1つも第2無線ベアラが構成されず、
かつ第3期間に、前記1つ以上の全ての第1無線ベアラに対応する1つ以上の全てのダウンリンクバッファの全てのダウンリンクデータが正常に送信された状態、または、前記1つ以上の全ての第1無線ベアラに対応する前記1つ以上の全てのダウンリンクバッファが空の状態であり、
かつ、前記ネットワークノードがアップリンクグラントアロケーションのためのリクエストを前記通信デバイスから1つも受信しないとき、前記無線リソース制御接続を開放させることができる
ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のネットワークノード。
【請求項7】
無線リソース制御接続、およびマスタセルグループのベアラタイプを使用する1つ以上の第1無線ベアラによって通信デバイスと通信するステップと、
前記通信デバイスと補助ネットワークノードとの間にセカンダリセルグループのベアラタイプを使用する1つ以上の第2無線ベアラを確立するために通信インターフェースユニットを制御するステップと、
第1状態である前記補助ネットワークノードからの開始信号を受信するステップと、
前記開始信号に基づいて第1期間に前記第1状態が継続していることを特定されたとき、前記1つ以上の第2無線ベアラの1つを開放するステップと
を有し、
前記第1状態は、前記1つ以上の第2無線ベアラの1つに対応する1つ以上のダウンリンクバッファの全てのダウンリンクデータが正常に送信された状態、または、前記1つ以上の第2無線ベアラの1つに対応する前記1つ以上のダウンリンクバッファの全てが空の状態であり、
かつ前記補助ネットワークノードがアップリンクグラントアロケーションのためのリクエストを前記通信デバイスから1つも受信していない状態である
ことを特徴とする通信方法。
【請求項8】
前記第1状態が継続していることを特定されたとき、前記1つ以上の第2無線ベアラの1つを開放するステップは、
前記第1状態であることが特定されたとき、前記第1期間に使用するタイマの動作を開始するステップと、
前記タイマの動作が終了するとき、前記1つ以上の第2無線ベアラの1つを開放するステップとを有する
ことを特徴とする請求項7に記載の通信方法。
【請求項9】
前記1つ以上の第2無線ベアラの1つに対応する前記1つ以上のダウンリンクバッファに新しいダウンリンクデータが入力されるとき、前記タイマの動作を停止または再スタートさせるステップをさらに有する
ことを特徴とする請求項8に記載の通信方法。
【請求項10】
前記補助ネットワークノードがアップリンクグラントアロケーションのためのリクエストを受信するとき前記タイマの動作を停止または再スタートさせるステップを更に有する
ことを特徴とする請求項8または9に記載の通信方法。
【請求項11】
前記通信方法は、ネットワークノードに適用可能であり、
前記ネットワークノードは、
第2期間に第2状態が継続していることをプロセッサが特定したとき、前記1つ以上の第1無線ベアラの1つを開放し、
前記第2状態は、前記1つ以上の第1無線ベアラの1つに対応する1つ以上のダウンリンクバッファのダウンリンクデータの全てが正常に送信された状態、または前記1つ以上の第1無線ベアラの1つに対応する前記1つ以上のダウンリンクバッファが空の状態であり、
かつ前記ネットワークノードがアップリンクグラントアロケーションのためのリクエストを前記通信デバイスから1つも受信していない状態である
ことを特徴とする請求項7〜10の何れか一項に記載の通信方法。
【請求項12】
前記通信方法は、ネットワークノードに適用可能であり、
前記ネットワークノードは、
前記通信デバイスと前記補助ネットワークノードとの間に1つも第2無線ベアラが構成されず、
かつ第3期間に、前記1つ以上の全ての第1無線ベアラに対応する1つ以上の全てのダウンリンクバッファの全てのダウンリンクデータが正常に送信された状態、または、前記1つ以上の全ての第1無線ベアラに対応する前記1つ以上の全てのダウンリンクバッファが空の状態であり、
かつ、前記ネットワークノードがアップリンクグラントアロケーションのためのリクエストを前記通信デバイスから1つも受信しないとき、前記無線リソース制御接続を開放する
ことを特徴とする請求項7〜11の何れか一項に記載の通信方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の基地局と関係する通信デバイスに使用される同時通信の開放操作の方法と装置に関する。
【背景技術】
【0002】
3GPP Rel−8規格および3GPP Rel−9規格の少なくとも一方にサポートされるLTEシステム(A Long-term evolution system)は、ユーザの高まる需要を満足させるUTMS(Universal mobile telecommunication system)のパフォーマンスをさらに向上させるために、UTMSの後継者として3GPP(3rd Generation Partnership Project)によって開発されている。LTEシステムにおいて、E−UTRAN(evolveduniversal terrestrial radio access network、進化型地上無線アクセスネットワーク)として知られる無線アクセスネットワークは、複数のUE(User Equipment、ユーザ端末)と、MME(Mobility management entity、モビリティマネジメントエンティティ)、Serving Gateway(サービングゲートウェイ)などを含むNAS(Non-Access Stratum)制御のためのコアネットワークと通信する複数のeNB(Evolved Node-B、基地局)を備える。
【0003】
LTE−A(LTE-advanced、LTEアドバンス)システムは、その名前に意味されるように、進化型LTEシステムである。LTE−Aシステムは、電力状態を高速に切り替えることを目標とし、基地局の通信範囲の境界におけるパフォーマンスを向上させ、さらに、例えば、CA(carrier aggregation、キャリアアグリゲーション)、CoMP(coordinated multiple transmission/reception、セル間協調送受信)、またはUL(uplink、アップリンク)MIMO(multiple-inputmultiple-output、マイモ)などの先進の技術を含む。UEとeNBが互いに通信するLTE−Aシステムにおいて、UEとeNBは、例えば、3GPP Rel−10規格またはこれ以後のバージョンのLTE−Aシステムの開発基準をサポートしなければならない。
【0004】
ファイル3GPP TS 36.300 v12.3.0はLTE−Aシステムの機能を教示する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
通信デバイスが送信または受信するデータを持っていないとき、無線ベアラ(RB(radio bearer))および無線リソース制御(RRC(Radio Resource Control))接続は、電力を浪費することがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様は、ネットワークノードに関係する。本開示の一実施形態において、ネットワークノードは、通信インターフェースユニットとプロセッサを備える。前記通信インターフェースユニットは、無線リソース制御接続およびマスタセルグループのベアラタイプを使用する1つ以上の無線ベアラによって通信デバイスと通信するように構成される。前記プロセッサは、前記通信インターフェースユニットに電気的に接続されている。前記プロセッサは、前記通信デバイスと補助ネットワークノードとの間にセカンダリセルグループのベアラタイプを使用する1つ以上の第2無線ベアラを確立するために前記通信インターフェースユニットを制御する機能と、第1状態である補助ネットワークノードからの開始信号を受信する機能と、前記開始信号に基づいて第1期間に前記第1状態が継続していることが特定されたとき、前記1つ以上の第2無線ベアラの1つを開放する機能とを実行することができ、第1状態は、前記1つ以上の第2無線ベアラの1つに対応する1つ以上の全てのダウンリンクバッファの全てダウンリンクデータが正常に送信された状態、または前記1つ以上の第2無線ベアラの1つに対応する前記1つ以上のダウンリンクバッファの全てが空の状態であり、かつ前記補助ネットワークノードがアップリンクグラントアロケーション(Uplink grant allocation)のためのリクエストを前記通信デバイスから1つも受信していない状態である。
【0007】
本開示の別の態様は、通信方法に関係する。本開示の一実施形態において、通信方法は、無線リソース制御接続、およびマスタセルグループのベアラタイプを使用する1つ以上の第1無線ベアラによって通信デバイスと通信するステップと、前記通信デバイスと補助ネットワークノードとの間にセカンダリセルグループのベアラタイプを使用する1つ以上の第2無線ベアラを確立するために通信インターフェースユニットを制御するステップと、第1状態である前記補助ネットワークノードからの開始信号を受信するステップと、前記開始信号に基づいて第1期間に前記第1状態が継続していることを特定されたとき、前記1つ以上の第2無線ベアラの1つを開放するステップとを有し、前記第1状態は、前記1つ以上の第2無線ベアラの1つに対応する1つ以上のダウンリンクバッファの全てのダウンリンクデータが正常に送信された状態、または、前記1つ以上の第2無線ベアラの1つに対応する前記1つ以上のダウンリンクバッファの全てが空の状態であり、かつ前記補助ネットワークノードがアップリンクグラントアロケーションのためのリクエストを前記通信デバイスから1つも受信していない状態である。
【発明の効果】
【0008】
上述の一実施形態の出願を通して、1つ以上の第2無線ベアラ(BR)の1つは、通信デバイスのデータ送信に影響されることなく開放されることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
以下に示す添付図面を参照し、以下に示す実施形態の詳細な説明を読むことで、本発明をより理解することが可能である。
図1】本開示の一実施形態に係るワイヤレス通信システムの概略図である。
図2】本開示の一実施形態に係るメインネットワークノードのブロック構成図である。
図3】本開示の一実施形態に係る補助ネットワークノードのブロック構成図である。
図4】本開示の一実施形態に係るワイヤレス通信システムの方法のフローチャートである。
図5】本開示の別の実施形態に係るワイヤレス通信システムの方法のフローチャートである。
図6】本開示のまた別の実施形態に係るワイヤレス通信システムの方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
デュアルコネクティビティ(dual connectivity)(例えば、無線リソース制御(RRC(Radio Resource Control))接続中のUEのモード)におけるUE(User Equipment、ユーザ端末)は、マスタセルグループ(MCG(Master Cell Group))とセカンダリセルグループ(SCG(Secondary Cell Group))とで構成されている。デュアルコネクティビティにおいて、MCGはプライマリセル(PCells(Primary Cell))および任意の1乃至複数のセカンダリセル(SCell(Secondary Cell))を含むマスター基地局(MeNB(Master eNB))に関連付けられるサービングセル(Serving Cell))のグループである。デュアルコネクティビティにおいて、MeNBは、1つ以上のMME(Mobility management entity、モビリティマネジメントエンティティ)およびUEと通信するeNB(基地局)である。SCellは、プライマリセカンダリセル(PSCell)と任意の1乃至複数のSCellを含むセカンダリ基地局(SeNB(Secondary eNB))に関連づけられるサービングセルのグループである。SeNBは、UEに追加の無線リソースを提供するeNBである。SeNBは、MeNBと異なる。
【0011】
デュアルコネクティビティを実行中のUEは、MeNBおよびSeNBの両方によって、少なくとも送信および受信(例えば、少なくともデータ、パケット、メッセージ、および制御情報の1つ)の一方を行う。進化型地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN(evolved universal terrestrial radio access network))は、RRC_CONNECTEDステータスにおける複数の受信機(RX)および送信機(TX)の少なくとも一方を有するUEが2つのeNBに実装される2つの別のスケジューラによって提供される無線リソースを利用するように構成されることにより、デュアルコネクティビティの動作をサポートする。
【0012】
アイドルモードのUEが送信用のデータを持っているとき、UEは、第1eNB(例えば、MeNB)に無線リソース制御(RRC(Radio Resource Control))接続モードに入ることをリクエストするために、RRC接続の確立をし始める。第1eNBは、データ送信およびデータ受信の少なくとも一方を実行するために、UEにRRC接続と第1データ無線ベアラ(DRB(Data radio bearer))を構築する。さらに、第1eNBは、データ送信およびデータ受信の少なくとも一方を実行するために、UEに第2DRBを構築する。第1DRBは、MCGベアラであり、第2DRBはSCGベアラである。言い換えると、UEは、第1DRBによって、第1eNBへのデータ送信および第1eNBからのデータ受信の少なくとも一方を実行している間、第2DRBによって、第2eNB(例えば、SeNB)へのデータ送信および第2eNBからのデータ受信の少なくとも一方を実行する。
【0013】
図1は、本開示の一実施形態おける、ワイヤレス通信システム10の構成図である。ワイヤレス通信システム10は、通信デバイス(例えば、上述するUE)20と、メインネットワークノード(例えば、マクロセル基地局(BS(base station)またはMeNB))102と、補助ネットワークノード(例えば、低電力基地局またはSeNB)104とを備える。図1において、通信デバイス20、メインネットワークノード102、および補助ネットワークノード104は、ワイヤレス通信システム10の構成を図示するために簡略して示されている。実際には、メインネットワークノード102および補助ネットワークノード104の少なくとも一方は、基地局、またはE−UTRANまたは5世代(5G)基地局(BS)における中継局である。さらに、補助ネットワークノード104は、ピコセルBSまたはフェムトセルBSであってもよい。図1において、補助ネットワークノード104は、メインネットワークノード102の送信許可範囲102ca内にある。別の例において、補助ネットワークノード104は、マクロBS102の送信許可範囲102caの外側でもよい、ただし、補助ネットワークノード104(例えば、低電力BS)の送信許可範囲104ca、およびメインネットワークノード102(例えば、マクロBS)の送信許可範囲102caは、部分的に重なっている。
【0014】
図1に示すように、通信デバイス20は、メインネットワークノード102の送信許可範囲102ca、かつ補助ネットワークノードBS104の送信許可範囲104ca内に存在する。通信デバイス20は、同時にメインネットワークノード102および補助ネットワークノード104と通信する。すなわち、通信デバイス20は、メインネットワークノード102のセルと補助ネットワークノード104のセルの両方によって、送信および受信の少なくとも一方の動作を行う。通信デバイス20は、MTC(machine type communication)機器、モバイルフォン、ラップトップコンピュータ、タブレット、電子ブック、ポータブルコンピュータシステム、車両、または飛行機である。さらに、メインネットワークノード102、補助ネットワークノード104、および通信デバイス20は、方向によって送信機または受信機としてみることができる。例えば、アップリンク(UL(Uplink))において、通信デバイス20は、送信機であり、メインネットワークノード102および補助ネットワークノード104は受信機である、ダウンリンク(DL(Downlink))においてメインネットワークノード102および補助ネットワークノード104は送信器であり、通信デバイス20は受信機である。
【0015】
本開示の一実施形態に係るメインネットワークノード102の構成図である図2を参照する。メインネットワークノード102は、プロセッサ200と、ストレージユニット210と、通信インターフェースユニット220を備えてもよい。一実施形態において、プロセッサ200、ストレージユニット210、および通信インターフェースユニット220は、互いに電気的に接続されている。プロセッサ200は、マイクロプロセッサ、またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)でもよい。ストレージユニット210は、プロセッサ200によってアクセスおよび実行されるプログラムコード(例えば、プログラム214)を保管することができるいかなるデータストレージ機器であってもよい。一実施形態において、ストレージユニット210は、例えば、ROM(Read Only Memory)、磁気テープ、ハードディスク、および光学データストレージ機器でもよい、ただし、これらに限定されるものではない。一実施形態において、通信インターフェースユニット220は、送受信機器でもよい、そして通信インターフェースユニット220は信号(例えば、メッセージまたはパケット)を送信および受信するために使用される。ある実施形態において、通信インターフェースユニット220は、プロセッサ200の制御結果に基づいた信号を送信してもよい。
【0016】
本開示の一実施形態に係る補助ネットワークノード104の構成図である図3を参照する。補助ネットワークノード104は、プロセッサ300と、ストレージユニット310と、通信インターフェースユニット320とを備えてもよい。プロセッサ300、ストレージユニット310、および通信インターフェースユニット320は、互いに電気的に接続されている。一実施形態において、プロセッサ300は、マイクロプロセッサ、またはASICでもよい。一実施形態において、ストレージユニット310は、プロセッサ300によってアクセスおよび実行されるプログラムコード(例えば、プログラム314)を保管することができるいかなるデータストレージ機器であってもよい。一実施形態において、ストレージユニット310は、例えば、ROM、磁気テープ、ハードディスク、および光学データストレージ機器でもよい、ただし、これらに限定されるものではない。一実施形態において、通信インターフェースユニット320は、送受信機器でもよい、そして通信インターフェースユニット320は信号(例えば、メッセージまたはパケット)を送信および受信するために使用される。ある実施形態において、通信インターフェースユニット320は、プロセッサ300の制御結果に基づいた信号を送信してもよい。
【0017】
一実施形態において、無線プロトコルアーキテクチャは、ワイヤレス通信システム10の通信のために提供される。無線プロトコルアーキテクチャにおいて、無線ベアラ(RB)は、ユーザプレーンデータ送信および受信の少なくとも一方を提供するデータ無線ベアラ(DRB(Data radio bearer))、または制御プレーンデータ送信および受信の少なくとも一方を提供するシグナリング無線ベアラ(SRB(Signaling radio bearer))である。DRB構成は、DRBアイデンティティと、EPSベアラアイデンティティと、PDCP構成(例えば、ヘッダ圧縮構成)と、RLC構成と、論理チャネルアイデンティティと、論理チャネル構成(例えば、優先かつ論理チャネルグループ)とを備える。SRB構成は、SRBアイデンティティと、RLC構成と、論理チャネル構成とを備える。デュアルコネクティビティにおいて、3種類のRB、つまり、MCGベアラ、SCGベアラ、およびスプリットベアラの3つが存在する。MCGベアラは、MeNBリソースのみを使用するためにMeNBだけに実装される無線プロトコルを利用する。SCGベアラは、SeNBリソースだけを使用するためにSeNBだけに実装される無線プロトコルを利用する。スプリットベアラは、MeNBおよびSeNBリソースの両方を使用するMeNBおよびSeNBの両方に実装される無線プロトコルを利用する。DRBは、MCGベアラ、SCGベアラ、またはスプリットベアラである。SRBは、MCGベアラ、SCGベアラ、またはスプリットベアラである。
【0018】
一実施形態において、メインネットワークノード102は、ネットワークサービスを提供するために、RRC接続とMCGのベアラタイプを使用する1つ以上の第1無線ベアラ(RB(radio bearer))によって、通信デバイス20と通信する。補助ネットワークノード104が1つ以上の第2RBによって通信デバイス20と通信するために、メインネットワークノード102は、通信デバイス20と補助ネットワークノード104との間の信号通信を伝達するSCGのベアラタイプを使用する1つ以上の第2RBを確立することを補助ネットワークノード104にリクエストする。さらに、メインネットワークノード102は、RRC接続、1つ以上の第1RBの1つ、1つ以上の第2RBの1つを開放してもよい。
【0019】
以下の動作において、特に明記しない限り特定のシーケンスは必須ではない。さらに、以下の動作は、同時に動作してもよい、または実行時間が少なくとも部分的に重なって動作してもよい。
【0020】
図4は、本開示の一実施形態に係るワイヤレス通信システム10の動作を含む方法40を図示する。
【0021】
動作S1において、メインネットワークノード102のプロセッサ200は、通信デバイス20とメインネットワークノード102との間にRRC接続を確立するために通信インターフェースユニット220を制御する。
【0022】
動作S2において、メインネットワークノード102のプロセッサ200は、通信デバイス20とメインネットワークノード102との間にMCGのベアラタイプを使用する1つ以上の第1RBを確立するために通信インターフェースユニット220を制御する。RRC接続および1つ以上の第1RBが確立された後、プロセッサ200は、RRC接続および1つ以上の第1RBによって通信デバイス20と通信するために、通信インターフェースユニット220を動作させる。
【0023】
動作S3において、メインネットワークノード102のプロセッサ200は、通信デバイス20と補助ネットワークノード104との間にSCGのベアラタイプを使用する1つ以上の第2RBを確立するために通信インターフェースユニット220を制御する。
【0024】
動作S4において、第1期間に第1状態が継続しているか否かをプロセッサ200が特定する。第1状態とは、1つ以上の第2RBの少なくとも1つに対応する1つ以上の全てのダウンリンクバッファの全てのダウンリンクデータが正常に送信された状態、または、1つ以上の第2RBの1つに対応する1つ以上の全てのダウンリンクバッファが空の状態であり、かつ、補助ネットワークノード104が、アップリンクグラントアロケーション(uplink grant allocation)のためのリクエストを通信デバイス20から1つも受信してしない状態である。第1期間に第1の状態が継続している場合、1つ以上の第2RBの1つは、開放される(動作S5)。第1期間に第1の状態が継続していない場合、動作S4は、繰り返し実行される。
【0025】
一実施形態において、第1期間は、予め決められている期間である。一実施形態において、第1状態であることを補助ネットワークノード104が特定した場合、プロセッサ300は、開始信号をメインネットワークノード102に送信するように通信インターフェースユニット320を制御してもよい。メインネットワークノード102のプロセッサ200は、補助ネットワークノード104から送信された開始信号の受信に対応する第1タイマの動作を開始してもよい。第2状態であることを補助ネットワークノード104が特定した場合、プロセッサ300は、メインネットワークノード102のプロセッサ200に第1停止信号および再スタート信号の少なくとも一方の受信に対応する第1タイマの動作を停止または再スタートさせる停止信号および再スタート信号の少なくとも一方をメインネットワークノード102に送信するように通信インターフェースユニット320を制御してもよい。第2状態とは、1つ以上の第2RBの1つに対応する1つ以上のダウンリンクバッファに新しいダウンリンクデータが入力される状態、または補助ネットワークノード104が通信デバイス20からアップリンクグラントアロケーションのためのリクエストを受信する状態である。第1タイマの動作が終了する場合、メインネットワークノード102のプロセッサ200は、1つ以上の第2RBの1つを開放してもよい(動作S5)。
【0026】
動作S5のある実施形態において、1つ以上の第2RBが補助ネットワークノード104と通信デバイス20との間に構成されている場合、プロセッサ200は、上述の1つ以上の第2RBの1つを開放させるために、ファイル3GPP TS 36.300 v12.3.0に定義されているMeNB initiated SeNB Modification手順を実行してもよい。ある実施形態では、第2RBの1つだけ(例えば、1つ以上の第2無線ベアラの1つ)が補助ネットワークノード104と通信デバイス20との間に構成されているとき、1つ以上の第2RBの1つを開放するために、プロセッサ200は、3GPP TS 36.300 v12.3.0に定義されているMeNB initiated SeNB Release手順を実行してもよい。
【0027】
他の実施例では、動作S4において、第1状態であることを補助ネットワークノード104が特定した場合、補助ネットワークノード104のプロセッサ300は、第1期間に使用する第1タイマの動作を開始してもよい。第2状態であることを補助ネットワークノード104が特定した場合、プロセッサ300は、第1タイマの動作を停止または再スタートしてもよい。第1タイマの動作が終了すると、プロセッサ300は、1つ以上の第2RBの1つを開放してもよい(動作S5)。第1期間の長さは、メインネットワークノード102またはコアネットワークによって補助ネットワークノード104に送信されてもよい。または第1期間の長さは、補助ネットワークノード104によって予め決められていてもよい。
【0028】
動作S5のある実施形態において、1つ以上の第2RBが補助ネットワークノード104と通信デバイス20との間に構成されている場合、プロセッサ300は、上述の1つ以上の第2RBの1つを開放するためにファイル3GPP TS 36.300 v12.3.0に定義されているSeNB initiated SeNB Modification手順を実行してもよい。ある実施形態では、第2RBの1つだけ(例えば、1つ以上の第2RBの1つ)が補助ネットワークノード104と通信デバイス20との間に構成されているとき、1つ以上の第2Rbの1つを開放するためにプロセッサ300は、ファイル3GPP TS 36.300 v12.3.0に定義されているSeNB initiated SeNB Release手順を実行してもよい。
【0029】
図5は、本開示の一実施形態に係るワイヤレス通信システム10の動作を含む方法40を図示する。
【0030】
この動作例において、RRC接続およびMCGのベアラタイプを使用する1つ以上の第1RBは、通信デバイス20とメインネットワークノード102との間に確立され、プロセッサ200は、RRC接続および1つ以上の第1RBによって通信デバイス20と通信するように通信インターフェースユニット220を動作させることができる。
【0031】
動作T1では、メインネットワークノード102のプロセッサ200が、第2期間に第3状態が継続しているか否かを特定する。第3状態とは、1つ以上の第1RBの1つに対応する1つ以上の全てのダウンリンクバッファの全てのダウンリンクが正常に送信された状態、または1つ以上の第1RBの1つに対応する1つ以上の全てのダウンリンクバッファが空の状態であり、かつメインネットワークノード102がアップリンクグラントアロケーションのためのリクエストを通信デバイス20から1つも受信していない状態である。第2期間に第3状態が継続している場合、1つ以上の第1RBの1つは開放される(動作T2)。第2期間に第3状態が継続していない場合、動作T1は繰り返し実行される。
【0032】
一実施形態において、1つ以上の第1RBの1つを開放するためにプロセッサ200は、RRC Connection Reconfiguration メッセージを通信デバイス20に送信してもよい。一実施形態において、第2期間は、予め決められた期間である。一実施形態において、第2期間は、上述した第1期間と同じまたは異なってもよい。
【0033】
一実施形態において、上述の動作T1では、第3状態であることをメインネットワークノード102が特定した場合、プロセッサ200は、第2期間に使用される第2タイマの動作を開始してもよい。第4状態であることをメインネットワークノード102が特定した場合、プロセッサ200は、第2タイマの動作を停止または再スタートさせてもよい。第4状態とは、1つ以上の第1RBの1つに対応する1つ以上のダウンリンクバッファに新しいダウンリンクデータが入力されている状態、またはアップリンクグラントアロケーションのリクエストを受信する状態である。第2タイマの動作が終了すると、プロセッサ200は、1つ以上の第1RBの1つを開放してもよい(動作T2)。
【0034】
図6は、本開示の一実施形態に係るワイヤレス通信システム10の動作を含む方法60を図示する。
【0035】
この動作例において、RRC接続およびMCGのベアラタイプを使用する1つ以上の第1RBは、通信デバイス20およびメインネットワークノード102の間に確立され、そして、プロセッサ200は、RRC接続および1つ以上の第1RBによって通信デバイス20と通信するために通信インターフェースユニット220を動作させることができる。
【0036】
動作R1において、メインネットワークノード102のプロセッサ200は、第5状態であるか否か、および第3期間に第6状態が継続しているか否かを特定する。第5状態とは、通信デバイス20と補助ネットワークノード104との間にSCGのベアラタイプを使用する第2RBが1つも構成されていない(例えば、通信デバイス20と上述の補助ネットワークノード104との間では1つ以上の第2RBの全てが開放されている、または確立されていない)状態である。第6状態とは、1つ以上の全ての第1RBに対応する1つ以上の全てのダウンリンクバッファの全てのダウンリンクデータが正常に送信された状態、または1つ以上の全ての第1RBに対応する1つ以上の全てのダウンリンクバッファが空の状態であり、かつメインネットワークノード102がアップリンクグラントアロケーションのためのリクエストを通信デバイス20から1つも受信していない状態である。第5状態であり、および第3期間に第6状態が継続している場合、RRC接続は、開放される(動作R2)。第5状態であり、および第3期間に第6状態が継続していない場合、動作R1は、繰り返し実行される。
【0037】
一実施形態において、第3期間は、予め決められた期間である。一実施形態において、第3期間は、上述の第2期間および第1期間と同じまたは異なっていてもよい。一実施形態において、プロセッサ200は、RRC接続を開放するために、RRC Connection Releaseメッセージを通信デバイス20に送信してもよい。
【0038】
一実施形態において、上述の動作R1では、プロセッサ200は、第6状態であることをメインネットワークノード102が特定した場合、第3期間に使用される第3タイマの動作を開始してもよい。
【0039】
1つ以上の全ての第1RBに対応する1つ以上のダウンリンクバッファの1つに新しいダウンリンクデータが入力された状態、またはメインネットワークノード102がアップリンク送信許可割当のリクエストを通信デバイス20から受信する状態をメインネットワークノード102が特定したとき、プロセッサ200は、第3タイマの動作を停止または再スタートしてもよい。メインネットワークノード102が通信デバイス20と補助ネットワークノード104との間に構成されるSCGのベアラタイプを使用する第2RBを確立することを特定したとき、プロセッサ200は、第3タイマの動作を停止または再スタートさせてもよい。第5状態であり、かつ第3タイマの動作が終了したとき、プロセッサ200は、RRC接続を開放してもよい(動作R2)。
【0040】
ところで、ある実施形態において、方法40,50、60は一緒に組み合わされることができる。例えば、動作R1,R2は、動作S5の後または動作S1,S3の間に実行されてもよい。さらに、動作T1,T2は、動作S2の後に実行されてもよい。ある実施形態において、方法40,50,60は、同時に、または少なくとも部分的に重なる実行時間に動作されることも可能である。
【0041】
なお、上述の実施形態において、上述のアップリンクグラントアロケーションのためのリクエストは、スケジューリングリクエストまたは送信するためのアップリンクデータを持つ通信デバイス20を示すバッファステータスリポートでもよい。バッファステータスリポートは、1つ以上の第2RBのアップリンクデータ量を含んでもよい。上述において、RBに対応するダウンリンクバッファは、補助ネットワークノード104によってRBを介して通信デバイス20に送信されるダウンリンクデータ(制限を伴って)を記憶するように構成されている。
【0042】
本発明は特定の実施形態を参照してかなり詳細に説明したが、他の実施形態においても適応可能である。したがって、添付された請求項の範囲は、上述の実施形態の記載に限定されない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6