(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6265633
(24)【登録日】2018年1月5日
(45)【発行日】2018年1月24日
(54)【発明の名称】バッグ用ストラップアッセンブリおよびストラップアッセンブリを有するバッグの製造方法
(51)【国際特許分類】
A45C 11/00 20060101AFI20180115BHJP
A45C 13/30 20060101ALI20180115BHJP
A45F 3/02 20060101ALI20180115BHJP
【FI】
A45C11/00 H
A45C13/30 G
A45C13/30 C
A45F3/02 410
【請求項の数】24
【外国語出願】
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2013-132933(P2013-132933)
(22)【出願日】2013年6月25日
(65)【公開番号】特開2014-14671(P2014-14671A)
(43)【公開日】2014年1月30日
【審査請求日】2016年6月23日
(31)【優先権主張番号】61/670403
(32)【優先日】2012年7月11日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/585345
(32)【優先日】2012年8月14日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】591086452
【氏名又は名称】カーステン マニュファクチュアリング コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】特許業務法人快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ブライアン ジェイ. マクガイヤー
(72)【発明者】
【氏名】ジョン エイチ. ラーデンスレーガー
【審査官】
大宮 功次
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2008/0041906(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2010/0072091(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45C 11/00
A45C 13/30
A45F 3/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルフバッグ用のストラップアッセンブリであって、
第1締結要素を画定するストラップであって、第1締結要素は、前記ストラップ上で前記ストラップの全長に亘って延びており、第1端部と第2端部をさらに画定し、両方の端部が前記ゴルフバッグに柔軟に連結されている前記ストラップと、
少なくとも部分的に前記ストラップを通過して延びる硬質な補強要素と、
前記第1締結要素と係合可能な第2締結要素を画定する第1端を有する支持部材と、を備え、
前記支持部材の前記第2端部が前記ゴルフバッグに連結され、前記支持部材の前記第1端が前記第1締結要素と前記第2締結要素とが係合することによって、前記ストラップ上の第1位置に取り外し可能に連結され、
前記支持部材は、前記ストラップと別に設けられており、
前記支持部材は、前記ゴルフバッグが地面に置かれる時、前記ストラップを、上方へ、前記ゴルフバッグから離して支持し、
前記支持部材は、前記ストラップを前記ゴルフバッグに対してある角度で維持し、
前記角度は、前記ストラップ上の前記第1位置から前記支持部材を取り外し、前記ストラップの前記第1締結要素の全長のうちのいずれかの第2位置に前記支持部材を取り付けることによって、75度から130度の間で調整可能である、ストラップアッセンブリ。
【請求項2】
前記補強要素は、合成樹脂、熱可塑性ゴム、ガラス繊維、金属、または気泡混入材の少なくとも1つを備える、請求項1に記載のストラップアッセンブリ。
【請求項3】
前記支持部材は、前記第1端部から前記第2端部までの長さの半分以下のところで前記補強要素に連結される、請求項1又は2に記載のストラップアッセンブリ。
【請求項4】
前記ストラップは、さらに軟質材料を含み、前記軟質材料は、前記補強要素を実質的に囲む、請求項1から3のいずれか一項に記載のストラップアッセンブリ。
【請求項5】
前記ストラップは、実質的に耐水性の表面を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のストラップアッセンブリ。
【請求項6】
前記支持部材は、前記支持部材の前記第1位置からの取り外しと、前記第2位置への取り付けを容易にするフックアンドループ式締結部材を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載のストラップアッセンブリ。
【請求項7】
前記支持部材は、ヒンジ結合具を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載のストラップアッセンブリ。
【請求項8】
ゴルフバッグであって、
基部と、
前記基部に結合される1つ以上の壁部であって、細長い物体を保管する密閉可能なハウジングを画定する前記壁部と、
第1締結要素、第1端部及び第2端部を画定するストラップであって、両方の端部が前記ゴルフバッグに柔軟に連結される前記ストラップと、
少なくとも部分的に前記ストラップを通過して延びる硬質な補強要素と、
前記第1締結要素と係合可能な第2締結要素を画定する支持部材と、を備え、
前記支持部材は、前記ゴルフバッグに連結されて、前記ストラップの前記第1締結要素の全長上のいずれかの異なる位置に取り外し可能に連結可能であり、
前記支持部材は、前記ストラップと別に設けられており、
前記ゴルフバッグが地面に置かれる時、前記ストラップは、上方へ、前記ゴルフバッグから離して支えられる、ゴルフバッグ。
【請求項9】
2つの各端部を画定する第2ストラップをさらに備え、前記2つの各端部が前記1つ以上の壁部に柔軟に連結され、前記2つの各端部のうちの少なくとも1つの各端部が第2補強要素を含み、前記ゴルフバッグは、前記第2補強要素と前記ゴルフバッグに連結された第2支持部材も備え、前記第2支持部材は、前記第2ストラップを前記ゴルフバッグに対して第2角度で持ち上げるように構成され、前記第2角度が調整可能である、請求項8に記載のゴルフバッグ。
【請求項10】
前記1つ以上の壁部の少なくとも1つは、実質的に耐水性の表面を含む、請求項8又は9に記載のゴルフバッグ。
【請求項11】
前記1つ以上の壁部の少なくとも一部に沿って延在しかつ連結された背柱をさらに備え、前記背柱が第1の剛性と関連付けられ、前記1つ以上の壁部が第2の剛性と関連付けられ、前記第1の剛性は前記第2の剛性より高く、前記ストラップの前記第1端部は、前記背柱に柔軟に連結される、請求項8から10のいずれか一項に記載のゴルフバッグ。
【請求項12】
前記補強要素は、合成樹脂、熱可塑性ゴム、ガラス繊維、金属、または気泡混入材の少なくとも1つを備える、請求項8から11のいずれか一項に記載のゴルフバッグ。
【請求項13】
前記支持部材は、前記第1端部から前記第2端部までの長さの半分以下のところで前記補強要素に連結される、請求項8から12のいずれか一項に記載のゴルフバッグ。
【請求項14】
前記ストラップは、さらに軟質材料を含み、前記軟質材料は、前記補強要素を実質的に囲む、請求項8から13のいずれか一項に記載のゴルフバッグ。
【請求項15】
前記ストラップは、実質的に耐水性の表面を含む、請求項8から14のいずれか一項に記載のゴルフバッグ。
【請求項16】
前記支持部材は、フックアンドループ式締結部材を含む、請求項8から15のいずれか一項に記載のゴルフバッグ。
【請求項17】
前記支持部材は、ヒンジ結合具を含む、請求項8から16のいずれか一項に記載のゴルフバッグ。
【請求項18】
ストラップアッセンブリを有するゴルフバッグを製造する方法であって、
基部と、前記基部に結合された1つ以上の壁部とを有するバッグ本体を形成する工程と、
第1締結部材を画定するストラップを形成する工程と、
前記ストラップ内に硬質の補強要素を形成する工程と、
前記ストラップを前記1つ以上の壁部に柔軟に連結する工程と、
支持部材を前記ゴルフバッグに連結する工程であって、前記支持部材は、前記第1締結要素と係合可能な第2締結要素を画定し、前記第2締結要素は前記ストラップの前記第1締結要素の全長上のいずれかの異なる位置に取り外し可能に前記支持部材のストラップ取付端部を取り外し可能に連結する工程と、を備え、
前記ゴルフバッグが地面に置かれる時、前記ストラップは、上方へ、前記ゴルフバッグから離して支えられる、方法。
【請求項19】
2つの各端部を画定する第2ストラップを形成する工程であって、前記2つの各端部のうちの少なくとも1つの各端部が第2補強要素を含む工程と、前記2つの各端部を前記1つ以上の壁部に柔軟に連結する工程と、第2支持部材を前記第2補強要素と前記ゴルフバッグに連結する工程とをさらに備え、前記第2支持部材が前記第2ストラップを前記ゴルフバッグに対して第2角度で持ち上げるように構成され、前記第2角度が調整可能である、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
背柱を前記1つ以上の壁部の少なくとも一部に沿って連結する工程をさらに備える、請求項18又は19に記載の方法。
【請求項21】
前記ストラップ上の異なる位置に前記支持部材を連結する工程は、前記支持部材を前記補強要素に連結する工程を備える、請求項18から20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記ストラップを形成する工程は、前記補強要素を実質的に囲む軟質材料を有するストラップを形成する工程を備える、請求項18から21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
フックアンドループ式締結部材を前記支持部材に結合する工程をさらに備える、請求項18から22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
ヒンジ結合具を前記支持部材に結合する工程をさらに備える、請求項18から23のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、バッグ用の、特にゴルフバッグ用のストラップアッセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
ほとんどのゴルフバッグは、閉鎖された底側端部と、開放された上側端部と備えた略円筒状の構造を有する管状の布または革の容器の形態であってもよく、開放された上側端部を介して、ゴルフクラブをゴルフバッグに挿入し、かつ、取り出す。ゴルフバッグは、様々に意図された使用に対して良く適合するように、多様なサイズおよび材料で製造されるが、ゴルフバッグは、通常2つの基本クラスに分類される。ゴルフバッグの第1クラスは、プルカートで運ばれるように、あるいはゴルフカートで運搬されるように設計された一般により大型でより重量のあるゴルフバッグである。一方、ゴルフクラブバッグの第2クラスは、プレイ中個人によって持ち運ばれるように設計された一般により小型でより軽量のゴルフバッグである。具体的には、ゴルフバッグの第2クラスは、一般に「キャリーバッグ」と呼ばれ、それはゴルフバッグを持ち上げかつ持ち運ぶために使用されてもよいキャリーストラップ構造を使用して、個人によって持ち運ばれる。多くのキャリーバッグは、ゴルフバッグを持ち上げて個人の肩にかけて持ち運ぶための1つまたは2つのキャリーストラップからなるキャリーストラップ構造を有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
芝が濡れている早朝のラウンド中または雨天時、ショルダーストラップは、地面の濡れた芝と接触して濡れる場合がある。さらに、ストラップまたはバッグは、芝の中に砂が広がるバンカーの近くに置かれると、砂っぽくなる場合がある。従って、ゴルフバッグが地面に置かれている時、立った状態でゴルフバッグから外方に伸びるストラップアッセンブリに対する必要性が生じている。ストラップアッセンブリが立つことにより、ショルダーストラップはすぐに持ち上げられる状態に都合よく伸びているので、個人がより簡単にショルダーストラップを掴み、ゴルフバッグを持ち上げることも可能になり得る。
【0004】
本明細書では、容易にショルダーストラップを掴んでバッグを持ち上げるための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書で開示される技術は、バッグのためのストラップアッセンブリに具現化される。ストラップアッセンブリは、ストラップと支持部材とを備える。ストラップは、第1端部と第2端部を画定する。両方の端部は、バッグに柔軟に連結される。少なくとも第1端部は、補強要素を含む。支持部材は、補強要素およびバッグに連結される。支持部材は、ストラップをバッグに対してある角度で持ち上げるように構成され、角度が調整可能である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】本明細書に記載される製造の装置、方法および物品の一実施形態によるバッグ用ストラップアッセンブリの斜視図であり、ストラップアッセンブリは、ストラップに連結された支持部材を含んでいる。
【
図2】
図1と同様の斜視図であるが、ストラップから分離した支持部材を示す。
【
図3】
図1のバッグの拡大された部分斜視図である。
【
図4】
図3の線4−4に沿ったバッグの断面図である。
【
図5】
図3の線5−5に沿ったバッグの断面図であり、ストラップ内の補強要素を示す。
【
図6】
図3のストラップの分解図であり、ストラップ内の補強要素を示す。
【
図7】
図1のストラップアッセンブリの拡大側面図であり、ストラップをバッグに対してある角度で持ち上げる支持部材を示す。
【
図8】
図7と同様の拡大側面図であるが、ストラップをより大きい角度で持ち上げる支持部材を示す。
【
図9】
図7の支持部材をどのように使用してストラップを持ち上げるかを示す概略図である。
【
図10】
図9と同様の概略図であるが、
図8の支持部材をどのように使用してストラップを持ち上げるかを示す。
【
図11】バッグを製造する方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
添付図面の異なる図面において、対応する参照文字は、対応する要素を示す。図面中に使用されている見出しは、請求項の範囲を制限するものとして解釈するべきではない。
【0008】
本明細書に記載されているように、バッグ用ストラップアッセンブリは、バッグを容易に持ち上げられるように、あるいは地面との接触を避けるように、ストラップが立った状態で、バッグから外方へ伸びることができるように構成かつ配置される。芝が(例えば雨、スプリンクラ装置、朝露等により)濡れている時、ゴルフバッグ用のショルダーストラップは、地面の濡れた芝と接することにより濡れる場合がある。さらに、ショルダーストラップは、砂が芝の中に広がっているバンカーの近くに置かれると、砂っぽくなる場合がある。バッグストラップを支えることによって、ストラップアッセンブリは、地面との接触を避けることができる。使用しない時、ストラップは、コンパクトな収納のために折りたたむことができる。また、ストラップアッセンブリが立っていることにより、ショルダーストラップがすぐに持ち上げられる状態に適切に伸びているので、個人がより簡単にショルダーストラップを掴み、ゴルフバッグを持ち上げることが可能になる。従って、個人はショルダーストラップを掴むために、それほど屈まなくてもよい。これにより、ゴルフが原因の腰部の問題、膝痛、または疲労など、しゃがみ込みに関する別の問題が軽減される。従って、ゴルフストラップをこれまで以上に掴みやすくすることで、ゴルフのラウンドがより楽しくなり得る。
【0009】
本明細書に記載されるバッグ用ストラップアッセンブリは、第1端部および第2端部を画定するストラップを一般に含み、両方の端部は、バッグに柔軟に連結され、少なくとも第1端部は補強要素を含んでいる。支持部材が補強要素に連結される。支持部材は、ストラップをバッグに対してある角度で持ち上げるように構成され、角度は調整可能である。バッグは、例えば、ゴルフクラブ、スキー用具、およびホッケーのスティックなどのスポーツ用具を運ぶために使用されてもよい。
【0010】
例えば
図1を参照すると、バッグ102用のストラップアッセンブリ100が一実施形態に従って示されている。バッグ102は、基部(不図示)と、基部に結合された1つ以上の壁部104とを含む。壁部104は、細長い物体(不図示)を保管する密閉可能なハウジングを画定する。いくつかの実施形態では、バッグ102は、アイアンタイプゴルフクラブ、ウッドタイプゴルフクラブ、およびパタータイプゴルフクラブを含むゴルフクラブ、スキー用具、ホッケーのスティック、本、供給品、衣類、大工道具、建築工具、ボウリングのボール、測量器具、コンピュータおよびコンピュータ関連の付属品、紙、書類、美術用具、武器、靴および食品を含むがこれらに限定されない重量物を持ち運びまたは運搬可能であり得る。バッグ102はストラップアッセンブリ100と接続される限りどのような形態および形状であってもよい。いくつかの実施形態では、バッグ102は、一般にゴルフバッグ、細長いダッフルバッグ、バックパック、ボウリングバッグまたはスーツケースであり得る。
【0011】
壁部104は、布材料(例えばポリエステル、ナイロン、キャンバスまたはデニム)、革、合成ゴム、ネオプレン、ポリエチレン、ポリウレタン、アクリロニトリルブタジエンスチレン、プラスチックまたはそれらの組み合わせなどの適切な柔軟性のある材料から形成されてもよく、あるいは他の材料から他の方法で作製され得る。本明細書に記載されている製造の装置、方法および物品は、この点について制限されない。いくつかの実施形態では、壁部104の少なくとも1つは、実質的に耐水性の表面を含む。例えば、壁部104の少なくとも一部は、ガラス繊維を含んでもよい。いくつかの実施形態では、壁部104の少なくとも一部は、ネームブランド、カンパニーロゴ、名前入り工芸品、写真、チームロゴ、またはその他の言葉および絵による内容を含むが、これらに限定されないしるし(不図示)を示すために使用されてもよい。しるしは、壁部104に刺繍されてもよく、あるいは他の方法で結合されてもよい。
【0012】
ストラップアッセンブリ100は、第1端部108と第2端部110を画定するストラップ106を含む。両方の端部108および110は、バッグ102の壁部104に柔軟に連結される。示される実施形態では、第1端部108は、壁部104に縫合されるか縫い付けられ、第2端部110は、リングあるいは他の型の取付具を介して、壁部104に連結される。しかしながら、他の実施形態では、第1および第2端部108、110は、他の適切な機構を介して、壁部104に柔軟に連結されてもよい。示される実施形態では、第1端部108は、補強要素112(
図1には示されず
図5および6を参照のこと)を含む。しかしながら、他の実施形態では、第1および第2端部108、110の1つまたは両方が、別個の補強要素112を含んでもよい。いくつかの実施形態では、補強要素112は、ストラップ106の略全長に沿って延在してもよい。示される実施形態では、ストラップ106は、ストラップ106の長さを調整するように構成されたガイド部材114を含む。いくつかの実施形態では、ガイド部材114は、個人の特定の好みに適合するようにストラップ106の長さを調整するバックルであるが、本明細書で開示されたバックル114と同じ機能を果たす他の構造を代わりに使用することができる。
【0013】
支持部材116は、補強要素112に連結される。以下で説明するように、支持部材116は、ストラップ106をバッグ102に対してストラップ角度θで持ち上げるように(例えば
図7、8、9および10で示されるように)構成される。いくつかの実施形態では、支持部材116は、第1端部108から第2端部110までの長さの中間点以下の位置で、補強要素112に連結される。別の実施形態では、支持部材116は、第1端部108から第2端部110までの長さの3分の1以下のところで補強要素112に連結される。さらに別の実施形態では、支持部材116は、ストラップ104をバッグ102に対してストラップ角度θで持ち上げるのに適切な位置で補強要素112に連結される。
【0014】
同様に
図2を参照すると、示される支持部材116は、フックアンドループ式またはVelcro(登録商標)の締結部材118を含む。フックアンドループ式締結部材118は、支持部材116を、ストラップ106に分離可能に連結するように構成または配置される。従って、使用しない時、ストラップ106をコンパクトな収納のために下方に折りたためるように、フックアンドループ式締結部材118は、ストラップ106から分離することができる。本明細書で使用されるが、用語「上部」「底部」「前部」「後部」「側部」「上方」「下方」および他の方向を表す用語は、特定の向きを要求することを意図せず、代わりに単なる説明を目的として使用される。以下でさらに説明するように、フックアンドループ式締結部材118により、バッグ102に対するストラップ106のストラップ角度θを容易に調整することができる。
図1および2は、フックアンドループ式締結部材118を含むように支持部材116を示すが、他の実施形態では、支持部材116およびストラップ106の一方または両方が、別個のフックアンドループ式またはVelcro(登録商標)の締結部材118を含んでもよい。さらに他の実施形態では、支持部材116とストラップ106は、留め金、ボタンまたは他の適切な締結部材を介して、分離可能に連結されてもよい。
【0015】
同様に
図3および4を参照すると、示されるバッグ102は、壁部104の少なくとも一部に連結された背柱120を含む。示される実施形態では、背柱120は、バッグ102の上部124からバッグ102の底部の方へ長手方向122に延在する。他の実施形態では、背柱120は、必ずしも長手方向122に延在することなく、壁部104の少なくとも一部に沿って延在してもよい。示される実施形態では、ストラップ106の第1端部108は、例えば縫合されるまたは縫い付けられて、背柱120に柔軟に連結される。いくつかの実施形態では、背柱120は、第1の剛性と関連付けられ、壁部104は、第2の剛性と関連付けられ、第1の剛性は第2の剛性より大きい。従って、背柱120は、必要な剛性、構造的硬さ、硬度、強度、衝撃強度またはそれらの組み合わせを提供することができる。
【0016】
いくつかの実施形態では、背柱120は、バッグ102の長手方向122に沿って、断面が先細になり得る。特定のバッグ102の使用要件あるいは優先度に応じて、背柱120の断面がバッグ102の長手方向122に沿って実質的に均一である構造を含む他の構造が可能である。
図3は、円形断面を有する背柱120を示すが、他の実施形態では、背柱120は、半円形、正多角体および不規則な多角体形状、その派生体およびそれらの組み合わせを含むが、それらに限定されない任意の断面形状をとってもよい。
【0017】
同様に
図5および6を参照すると、示されるストラップ106は、補強要素112を実質的に囲む軟質材料126を含む。従って、補強要素112は外側から見えない。補強要素112は、合成樹脂、熱可塑性ゴム、ガラス繊維、金属または気泡混入材(entrapped)の少なくとも1つを含むことができる。いくつかの実施形態では、補強要素112は、長手方向122に柔軟性があるが、長手方向122に実質的に垂直な方向に硬いすなわち柔軟性がない他の適切な材料から作製することができる。別の実施形態では、補強要素112は、長手方向において曲げられた状態から、コンパクトな収納のために直線状に延在する状態に戻るように、実質的に弾性である。
【0018】
実質的に補強要素112を囲む示される軟質材料126は、発泡ゴムまたは合成樹脂(例えばポリエチレンまたはポリプロピレン)から形成可能であり、布128によって被覆可能である。いくつかの実施形態では、ストラップ106の布128は、実質的に耐水性の表面を含む。例えば、ストラップ106の布128の少なくとも一部は、ガラス繊維を含んでもよい。
図5および6は、実質的に補強要素112を囲む軟質材料126を示すが、他の実施形態では、軟質材料126は、補強要素112が外側から部分的に見えるように補強要素112を部分的に囲んでもよい。他の実施形態では、特定のバッグ102の使用要件または優先度に応じて、ストラップ106は軟質材料126を含まなくてもよい。
【0019】
同様に
図7を参照すると、ストラップアッセンブリ100の拡大側面図は、ストラップ106をバッグ102に対してストラップ角度θで持ち上げるように構成または配置された支持部材116を示している。示される実施形態では、ストラップ106は、第1取付具130において、バッグ102の上部124にまたはその近くに取り付けられ、第2取付具132において、ストラップ106に取り付けられる。結果として得られる構造により、バッグ102が地面に置かれている時、ストラップ106は上方へ、バッグ102から離して支えられる。この点において、支持部材116は、マストの重量を直立位置において支持する(すなわちマストを船の甲板に対して垂直に維持する)ために航海用船舶で使用されるマスト支持物、例えばケーブルに似ている。航海用船舶では、マスト支持物は、概ね直角三角形の斜辺を形成しつつ、三角形の他の2辺を形成するマストおよび船体の一部とともにマストの頂部から船体まで伸びる。同様に、示されるストラップ106の第1および第2端部108、110の間の中間部分は、バッグ102が地面に置かれる時、マスト支持物と同様の働きをする支持部材116により、上方にかつバッグ102から離れて立つことができる。
【0020】
さらに、ストラップアッセンブリ100の第1端部108と第2端部110とは、バッグ102の壁部104に柔軟に連結されている。従って、ストラップアッセンブリ100は、補強材によってではなく、マスト支持物に類似する機能を有する支持部材116によって支える。支持部材116は、第1取付具130から第2取付具132まで伸びている。支持部材116を、強く引張ることによって、第1と第2取付具130,132間の長さが減少し、ストラップ106を強化するためのストラップ角θが増加する。これにより、支持部材116は、マストの重量を直立位置において支持する(すなわちマストを船の甲板に対して垂直に維持する)。支持部材116を有するために、ストラップの下端に、ストラップ106を立った位置に維持するための補強材を必要としない。
【0021】
示される実施形態では、支持部材116は、第1取付具130においてバッグ102に取り付けられ、第2取付具132においてストラップ106に取り付けられるが、ストラップ106は、第3取付具134においてバッグ102に取り付けられる。いくつかの実施形態では、第1および第3取付具130、134は、それらの間の長さがバッグ102の長手方向122と実質的に平行に延在するように位置決めされる。しかしながら、他の実施形態では、第1および第3取付具130、134は、特定のバッグ102の使用要件または優先度に応じた他の構成または配置で位置決めされる。
【0022】
第1、第2および第3取付具130、132、134は、バッグ102の長手方向122に対して垂直な方向に見た場合、概ね三角形136を形成する。三角形136は、ストラップ角度θと相補的である内角αと関連付けられる、すなわち内角αとストラップ角度θは合計180度になる。示される実施形態では、第1および第3取付具130、134間の長さ、および第2および第3取付具132、134間の長さは、内角αの辺であり、第3取付具134が内角αの頂点である。三角形において、最も短い辺は最も小さい内角の反対にあり、最も長い辺は最も大きい内角の反対にある。従って、第1、第2および第3取付具130、132、134に関連付けられる三角形136の相対的な辺の長さを変えることによって、内角αを変えることができ、結果として、ストラップ角度θを変えることができる。例えば、第1および第2取付具130、132間の長さを三角形136の他の2辺に対してより短くすると、内角αはより小さくなり、ストラップ角度θはより大きくなる。従って、三角形136の他の2辺に対して、第1および第2取付具130、132間の長さを短くするほど、ストラップ角度θは大きくなり、その逆も同様に起きる。
【0023】
三角形の他の2辺に対する第1および第2取付具130、132間の長さの変化は、様々な方法で達成することができる。例えば、フックアンドループ式締結部材118をストラップ106の異なる位置に取り付けることによって、第1および第2取付具130、132間の長さを変えることができる。同様に、Dリングまたははしご型固定具などのガイド要素(不図示)を第2取付具132の位置に取り付けて、支持部材116の長さを調整することができる。支持部材116は、ストラップ106を支えるべく、第1伸長部において第1取付具130から第2取付具132まで伸び、続いてガイド要素を通り、第2伸長部において第1取付具126の方へ戻り、第1および第2伸長部間で重なった部分を作り出してもよい。いくつかの実施形態では、支持部材116の重なった部分は、フックアンドループ式締結部材、留め金、ボタンまたは他の適切な締結部材を介して分離可能に1つに結合されてもよい。支持部材116を、第1伸長部においてより強く引っ張ることによって、第1および第2取付具130、132間の長さは減少し、それにより内角αが縮小し、ひいてはストラップ角度θが拡大する。
【0024】
いくつかの実施形態では、ストラップ角度θは、約75度〜約130度の範囲である。いくつかの実施形態では、ストラップ角度θは、少なくとも75度、少なくとも80度、少なくとも85度、少なくとも90度、少なくとも95度、少なくとも100度、少なくとも105度、少なくとも110度、少なくとも115度、少なくとも120度、または少なくとも125度である。別の実施形態では、ストラップ角度θは130度以下、125度以下、120度以下、115度以下、110度以下、105度以下、100度以下、95度以下、90度以下、85度以下、または80度以下である。従って、ストラップ角度θは75度〜120度、75度〜110度、75度〜100度または75度〜90度であることができる。
【0025】
同様に
図8〜10を参照すると、第1および第3取付具130、134間の長さまたは第2および第3取付具132、134間の長さに対して、第1および第2取付具130、132間の長さを短くすることによって、ストラップ角度θに対してより大きいストラップ角度θ’で支持部材116はストラップ106を持ち上げることができることを拡大側面図および概略図が示している。特に、ストラップ106が
図8の仮想線で示される位置まで、あるいは
図10で示される位置まで持ち上げられる時、第1取付具130から第2取付具132まで伸びる支持部材116は、直角三角形の斜線を概ね形成し、この時ストラップ106は、第3取付具134から第2取付具132まで伸び、バッグ102は、第1取付具130と第3取付具134の間に伸び、三角形の他の2辺を形成している。バッグ102が地面に置かれている時、ストラップ106の中に補強要素112がない場合、第2取付具132は、バッグ102に対して最も高いところに立っているストラップ106の部分を定めることは認識されよう。ストラップ106は補強要素112を含むと好ましいが、その結果、バッグ102が地面に置かれている時、ストラップ106の最高地点は、第1および第2端部108、110間の適切な別の中間位置に存在するであろう。
【0026】
いくつかの実施形態では、支持部材116は、ヒンジ結合具(不図示)を含む。例えば、雌型部材をバッグ102の上部124にまたはその近くに連結可能であり、雄型部材を支持部材116に連結し、雌型部材に隣接して位置決めすることが可能である。支持部材116とバッグ102を1つに連結するように、ロッドが雌型部材および雄型部材に挿入可能である。別の実施形態では、支持部材116は、1つ以上の雌型部材、1つ以上の雄型部材、またはそれらの組み合わせを含んでもよい。同様に、バッグ102は、1つ以上の雄型部材、1つ以上の雌型部材、またはそれらの組み合わせを含んでもよい。ヒンジ結合具は、従って1つ以上の雌型および雄型部材を適切に含むことができる。いくつかの実施形態では、雌型および雄型部材は、それぞれ支持部材116およびバッグ102と一体的に形成されてもよい。しかしながら他の実施形態では、雌型および雄型部材は別個に形成され、支持部材116およびバッグ102のそれぞれ1つに、接着剤または締結部材を介して取り付けられてもよい。
【0027】
いくつかの実施形態では、バッグ102は、第2のストラップ(不図示)を含んでもよい。第1ストラップ106と同様に、第2ストラップは、2つの各端部を画定し、両方の各端部は、バッグ102の壁部104に柔軟に連結される。第2ストラップの少なくとも1つの各端部は、第2補強要素を含んでもよい。バッグ102はまた、第2補強要素とバッグ102に連結される第2支持部材(不図示)を含んでもよい。第1支持部材116と同様に、第2支持部材は、第2ストラップをバッグに対して第2の角度で持ち上げるように構成されてもよく、第2の角度は、調整可能であってもよい。第1および第2ストラップは、バックルまたはクリップを介して、互いに連結されてもよい。具体的には、一対のキャリーストラップを有するキャリーストラップ構成を、両方のキャリーストラップを交差した態様で係合するバックルに沿って第1のキャリーストラップが第2のキャリーストラップと交差するように配置してもよい。バックルを使用するこの交差構成により、ゴルフバッグを持ち運ぶ時、各キャリーストラップを、個人のそれぞれの肩に係合することが可能になる。
【0028】
いくつかの実施形態では、バッグ102は、バッグ102の壁部104に枢動式に接続され、バッグ102の基部が地面に置かれる時外側に枢動する拡張性支持脚部(不図示)を含んでもよい。拡張された脚部およびバッグ102の基部は、バッグ102が地面に対してある角度で直立した状態に保持されるように三脚を形成する。バッグ102が地面から持ち上げられると、あるいは垂直に位置決めされると、支持脚部はバッグ102の壁部104に枢動して戻される。一態様によれば、ストラップアッセンブリ100を有するゴルフバッグ102を製造する方法は、概して、基部と基部に結合された1つ以上の壁部104とを有するバッグ本体を形成する工程と、2つの端部108、110を画定するストラップ106を形成する工程と、両端部108、110を壁部104に柔軟に連結する工程と、支持部材116を補強要素112およびバッグ102に連結する工程とを含む。
図11の例では、工程1100は、基部と基部に結合された1つ以上の壁部104とを有するバッグ本体を形成することにより始まることができる(ブロック1110)。ブロック1112において、2つの端部108、110を画定するストラップ106が形成され、少なくとも1つの端部が補強要素112を含んでいる。ブロック1114において、両方の端部108、110は、壁部104に柔軟に連結される。ブロック1116において、支持部材116は、補強要素112とバッグ102とに連結される。上記されるように、支持部材116は、ストラップ106をバッグ102に対してストラップ角度θで持ち上げるように構成され、ストラップ角度θは調整可能である。
【0029】
いくつかの実施形態では、方法はさらに、2つの各端部を画定する第2ストラップを形成する工程と、両方の各端部を壁部104に柔軟に連結する工程と、第2支持部材を第2補強要素とバッグ102とに連結する工程とを含む。別の実施形態では、方法はさらに、背柱120を壁部104の少なくとも一部に沿って連結する工程を含む。第1端部108は、背柱120に柔軟に連結することができる。さらに別の実施形態では、支持部材116は、第1端部108から第2端部110までの長さの半分以下のところで補強要素112に連結される。いくつかの実施形態では、ストラップ106は、さらに軟質材料126を含み、軟質材料126は、補強要素112を実質的に囲む。他の実施形態では、フックアンドループ式締結部材118が、支持部材116に連結される。さらに他の実施形態では、ヒンジ結合具が支持部材116に結合される。別の実施形態では、ガイド部材114がストラップ106に連結される。ガイド部材114は、ストラップ106の長さを調整するように構成される。
【0030】
特定的な作業の順番を
図11に示すが、これらの作業は他の時間的順序で実行してもよい。例えば、
図11に示された2つ以上の作業を連続的に、平行してあるいは同時に実行してもよい。あるいは、示された2つ以上の作業を逆の順番で実行してもよい。さらに
図11に示された1つ以上の作業を全く実行しなくてもよい。
【0031】
特定の実施形態を示して記載したが、当業者には明らかなように、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく様々な修正を行えることは前述から理解されよう。そのような変更および修正は、本明細書に添付された請求項内に定義されるような本開示の範囲および教示内にある。
以下に実施例の特徴を列挙する。
(特徴1)
バッグ用のストラップアッセンブリであって、
第1端部と第2端部を画定するストラップであって、両方の端部が前記バッグに柔軟に連結され、少なくとも前記第1端部が補強要素を含む前記ストラップと、
前記補強要素および前記バッグに連結される支持部材であって、前記ストラップを前記バッグに対してある角度で持ち上げるように構成され、前記角度が調整可能である前記支持部材と、を備えるストラップアッセンブリ。
(特徴2)
前記補強要素は、合成樹脂、熱可塑性ゴム、ガラス繊維、金属、または気泡混入材の少なくとも1つを備える、特徴1に記載のストラップアッセンブリ。
(特徴3)
前記支持部材は、前記第1端部から前記第2端部までの長さの半分以下のところで前記補強要素に連結される、特徴1又は2に記載のストラップアッセンブリ。
(特徴4)
前記ストラップは、さらに軟質材料を含み、前記軟質材料は、前記補強要素を実質的に囲む、特徴1から3のいずれか一項に記載のストラップアッセンブリ。
(特徴5)
前記ストラップは、実質的に耐水性の表面を含む、特徴1から4のいずれか一項に記載のストラップアッセンブリ。
(特徴6)
前記支持部材は、フックアンドループ式締結部材を含む、特徴1から5のいずれか一項に記載のストラップアッセンブリ。
(特徴7)
前記支持部材は、ヒンジ結合具を含む、特徴1から6のいずれか一項に記載のストラップアッセンブリ。
(特徴8)
前記ストラップは、前記ストラップの長さを調整するように構成されるガイド部材を含む、特徴1から7のいずれか一項に記載のストラップアッセンブリ。
(特徴9)
前記角度は、約75度〜約130度の範囲である、特徴1から8のいずれか一項に記載のストラップアッセンブリ。
(特徴10)
基部と、
前記基部に結合される1つ以上の壁部であって、細長い物体を保管する密閉可能なハウジングを画定する前記壁部と、
第1端部と第2端部を画定するストラップであって、両方の端部が前記壁部に柔軟に連結され、少なくとも前記第1端部が補強要素を含む前記ストラップと、
前記補強要素および前記バッグに連結される支持部材であって、前記ストラップを前記バッグに対してある角度で持ち上げるように構成され、前記角度が調整可能である前記支持部材と、を備えるバッグ。
(特徴11)
2つの各端部を画定する第2ストラップをさらに備え、各端部の両方が前記壁部に柔軟に連結され、少なくとも1つの各端部が第2補強要素を含み、前記バッグは、前記第2補強要素と前記バッグに連結された第2支持部材も備え、前記第2支持部材は、前記第2ストラップを前記バッグに対して第2角度で持ち上げるように構成され、前記第2角度が調整可能である、特徴10に記載のバッグ。
(特徴12)
前記壁部の少なくとも1つは、実質的に耐水性の表面を含む、特徴10又は11に記載のバッグ。
(特徴13)
前記壁部の少なくとも一部に沿って延在しかつ連結された背柱をさらに備え、前記背柱が第1の剛性と関連付けられ、前記壁部が第2の剛性と関連付けられ、前記第1の剛性は前記第2の剛性より高く、前記ストラップの前記第1端部は、前記背柱に柔軟に連結される、特徴10から12のいずれか一項に記載のバッグ。
(特徴14)
前記補強要素は、合成樹脂、熱可塑性ゴム、ガラス繊維、金属、または気泡混入材の少なくとも1つを備える、特徴10から13のいずれか一項に記載のバッグ。
(特徴15)
前記支持部材は、前記第1端部から前記第2端部までの長さの半分以下のところで前記補強要素に連結される、特徴10から14のいずれか一項に記載のバッグ。
(特徴16)
前記ストラップは、さらに軟質材料を含み、前記軟質材料は、前記補強要素を実質的に囲む、特徴10から15のいずれか一項に記載のバッグ。
(特徴17)
前記ストラップは、実質的に耐水性の表面を含む、特徴10から16のいずれか一項に記載のバッグ。
(特徴18)
前記支持部材は、フックアンドループ式締結部材を含む、特徴10から17のいずれか一項に記載のバッグ。
(特徴19)
前記支持部材は、ヒンジ結合具を含む、特徴10から18のいずれか一項に記載のバッグ。
(特徴20)
前記ストラップは、前記ストラップの長さを調整するように構成されたガイド部材を含む、特徴10から19のいずれか一項に記載のバッグ。
(特徴21)
前記角度は、約75度〜約130度の範囲である、特徴10から20のいずれか一項に記載のバッグ。
(特徴22)
ストラップアッセンブリを有するゴルフバッグを製造する方法であって、
基部と、前記基部に結合された1つ以上の壁部とを有するバッグ本体を形成する工程と、
2つの端部を画定するストラップを形成する工程であって、少なくとも1つの端部が補強要素を含む工程と、
両方の端部を前記壁部に柔軟に連結する工程と、
支持部材を前記補強要素と前記バッグに連結する工程であって、前記支持部材が前記ストラップを前記バッグに対してある角度で持ち上げるように構成され、前記角度が調整可能である工程と、を備える方法。
(特徴23)
2つの各端部を画定する第2ストラップを形成する工程であって、少なくとも1つの各端部が第2補強要素を含む工程と、各端部の両方を前記壁部に柔軟に連結する工程と、第2支持部材を前記第2補強要素と前記バッグに連結する工程とをさらに備え、前記第2支持部材が前記第2ストラップを前記バッグに対して第2角度で持ち上げるように構成され、前記第2角度が調整可能である、特徴22に記載の方法。
(特徴24)
背柱を前記壁部の少なくとも一部に沿って連結する工程をさらに備え、前記第1端部は、前記背柱に柔軟に連結される、特徴22又は23に記載の方法。
(特徴25)
前記支持部材を連結する工程は、前記支持部材を前記第1端部から前記第2端部までの長さの半分以下のところで前記補強要素に連結する工程を備える、特徴22から24のいずれか一項に記載の方法。
(特徴26)
前記ストラップを形成する工程は、前記補強要素を実質的に囲む軟質材料を有するストラップを形成する工程を備える、特徴22から25のいずれか一項に記載の方法。
(特徴27)
フックアンドループ式締結部材を前記支持部材に結合する工程をさらに備える、特徴22から26のいずれか一項に記載の方法。
(特徴28)
ヒンジ結合具を前記支持部材に結合する工程をさらに備える、特徴22から27のいずれか一項に記載の方法。
(特徴29)
ガイド部材を前記ストラップに結合する工程をさらに備え、前記ガイド部材が前記ストラップの長さを調整するように構成される、特徴22から28のいずれか一項に記載の方法。