特許第6265958号(P6265958)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6265958横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのためのシステムおよび方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6265958
(24)【登録日】2018年1月5日
(45)【発行日】2018年1月24日
(54)【発明の名称】横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/041 20060101AFI20180115BHJP
【FI】
   G06F3/041 480
   G06F3/041 662
【請求項の数】17
【外国語出願】
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2015-211555(P2015-211555)
(22)【出願日】2015年10月28日
(62)【分割の表示】特願2012-552077(P2012-552077)の分割
【原出願日】2011年2月3日
(65)【公開番号】特開2016-29590(P2016-29590A)
(43)【公開日】2016年3月3日
【審査請求日】2015年11月27日
(31)【優先権主張番号】12/701,880
(32)【優先日】2010年2月8日
(33)【優先権主張国】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】500390995
【氏名又は名称】イマージョン コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】IMMERSION CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100111235
【弁理士】
【氏名又は名称】原 裕子
(72)【発明者】
【氏名】モダレス、 アリ
(72)【発明者】
【氏名】ジアン、 リ
(72)【発明者】
【氏名】クルス−ヘルナンデス、 ファン マヌエル
(72)【発明者】
【氏名】ピエロン、 レミー
(72)【発明者】
【氏名】イエ、 フランク
(72)【発明者】
【氏名】グレゴリオ、 ペドロ
(72)【発明者】
【氏名】グラント、 ダニー エイ.
(72)【発明者】
【氏名】オリエン、 ニール ティー.
【審査官】 塩屋 雅弘
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−246954(JP,A)
【文献】 特開2006−165318(JP,A)
【文献】 特開2007−007783(JP,A)
【文献】 特表2000−508835(JP,A)
【文献】 特開2001−339965(JP,A)
【文献】 特開2001−015823(JP,A)
【文献】 国際公開第2009/098552(WO,A2)
【文献】 特開平11−291951(JP,A)
【文献】 特開平01−085584(JP,A)
【文献】 特開2008−287402(JP,A)
【文献】 特開平05−302251(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0022952(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F3/01
G06F3/041
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベース部と;
インターフェース表面を含むタッチパッドであって、前記ベース部に装着され、および、前記インターフェース表面に対して横方向に移動するように構成される前記タッチパッドと;
前記ベース部および前記タッチパッドに取り付けられ、および触覚信号を受信し、および前記インターフェース表面に対して横方向の力を出力するように構成される圧電アクチュエータと、を含み、
前記圧電アクチュエータは、3つのクランプの間に配置され、中央の前記クランプは前記ベース部に取り付けられ、その他の前記クランプはディスプレイに取り付けられ
前記圧電アクチュエータは、前記ディスプレイの質量中心と合うように配置される装置。
【請求項2】
請求項1に記載の装置において、
前記力は、触覚フィードバックを提供するように構成される装置。
【請求項3】
請求項1に記載の装置において、
前記圧電アクチュエータは、モノリシック圧電アクチュエータを含む装置。
【請求項4】
請求項1に記載の装置において、
前記圧電アクチュエータは、複合圧電アクチュエータを含む装置。
【請求項5】
請求項1に記載の装置において、
前記ベース部は筐体に取り付けられる装置。
【請求項6】
請求項5に記載の装置において、
前記筐体は、モバイルデバイス筐体を構成する装置。
【請求項7】
請求項1に記載の装置において、
前記圧電アクチュエータと通信するプロセッサをさらに含み、前記プロセッサは、前記触覚信号を前記圧電アクチュエータに送信するように構成される装置。
【請求項8】
請求項1に記載の装置において、
前記圧電アクチュエータは、前記タッチパッドと前記ベース部との間にシールを構成する装置。
【請求項9】
ベース部に取り付けられるタッチパッドからの入力信号を受信する工程であって、前記タッチパッドに横方向に移動する自由度を有するように構成される工程と;
前記入力信号の少なくとも一部に基づいて触覚効果を決定する工程と;
前記触覚効果に対応する触覚信号を、前記タッチパッドに横方向の力を出力するように構成される圧電アクチュエータに送信する工程と、を含み、
前記圧電アクチュエータは、3つのクランプの間に配置され、中央の前記クランプは前記ベース部に取り付けられ、その他の前記クランプはディスプレイに取り付けられ
前記圧電アクチュエータは、前記ディスプレイの質量中心と合うように配置される方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法において、
前記力は触覚効果を提供するように構成される方法。
【請求項11】
請求項9に記載の方法において、
前記圧電アクチュエータは、前記ベース部と前記タッチパッドとの間に取り付けられる方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法において、
前記圧電アクチュエータは、前記タッチパッドと前記ベース部との間にシールを形成する方法。
【請求項13】
請求項9に記載の方法において、
前記触覚効果を決定する工程は、出力する力の強さを決定する工程および前記力を出力する時間長を決定する工程を含み、前記時間長を決定する工程は前記タッチパッドとユーザの相互作用時間に基づく方法。
【請求項14】
ベース部と;
前記ベース部に取り付けられるディスプレイであって、ディスプレイ信号を受信し、および、ディスプレイ表面に映像を出力するように構成される前記ディスプレイと;
前記ディスプレイから分離して取り付けられるタッチパッドであって、ユーザとの対話に対応するセンサ信号を送信し、および、横方向の自由度で移動するように構成される前記タッチパッドと;
前記センサ信号を受信し、触覚効果を決定し、および、決定された前記触覚効果に対応する触覚信号を送信するように構成されるプロセッサと;
前記ベース部と前記タッチパッドとの間に取り付けられる圧電アクチュエータであって、前記触覚信号を受信し、および、前記横方向の自由度で前記タッチパッドに力を出力するように構成される前記圧電アクチュエータとを含むシステムであって、前記力は触覚効果を提供するように構成され、
前記圧電アクチュエータは、3つのクランプの間に配置され、中央の前記クランプは前記ベース部に取り付けられ、その他の前記クランプはディスプレイに取り付けられ
前記圧電アクチュエータは、前記ディスプレイの質量中心と合うように配置されるシステム。
【請求項15】
請求項14に記載のシステムにおいて、
前記圧電アクチュエータは、前記ベース部と前記タッチパッドとの間にシールを形成するシステム。
【請求項16】
請求項14に記載のシステムにおいて、
前記ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイを含むシステム。
【請求項17】
請求項1に記載の装置において、
前記圧電アクチュエータはポリマーマトリックスに埋め込まれている装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、その全体が参照によって本明細書に援用される、2010年2月8日に提出された、「横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのシステムおよび方法」という名称の米国特許出願公開第12/701,880号の優先権を主張する。
【0002】
本発明は、一般に、触覚フィードバックに関し、および、より詳細には、横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0003】
圧電アクチュエータは従来のアクチュエータよりも利点がある。しかしながら、垂直の力を出力するように構成される圧電アクチュエータでは、モバイルデバイスユーザを満足させる触覚フィードバックを提供することはできない。したがって、横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのためのシステムおよび方法に対する需要がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施形態は、横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのためのシステムおよび方法を提供する。たとえば、一実施形態では、横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのための装置は、:ベース部;インターフェース表面を含むタッチセンシティブインターフェースであって、ベース部に装着されおよび、インターフェース表面に対して横方向に移動するように構成されるタッチセンシティブインターフェースと;ベース部およびタッチセンシティブインターフェースに取り付けられ、および触覚信号を受信し、およびインターフェース表面に対して横方向の力を出力するように構成される圧電アクチュエータを含む。
【0005】
この例示的実施形態は、本発明を限定または規定するために述べられるのではなく、本発明の理解を助けるために実施例が提供される。例示的な実施形態が詳細な説明に記載され、およびさらに本発明の説明がそこで提供される。本発明の種々の実施形態によって提供される利点は、さらに本明細書を検討することによって理解されるであろう。
【0006】
これらおよび他の本発明の特徴、態様および利点は、添付図面を参照して、以下の詳細な説明を読むことによって、よりよく理解される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の1つの実施形態による横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのためのシステムのブロック図である。
図2A】本発明の1つの実施形態による横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのための装置の斜視図である。
図2B】本発明の1つの実施形態による横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのための装置の斜視図である。
図3】本発明の1つの実施形態による横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する、触覚フィードバックのためのシステムの断面図である。
図4A】本発明の1つの実施形態による横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのためのシステムの透視図である。
図4B】本発明の1つの実施形態による横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのためのシステムの透視図である。
図5】本発明の1つの実施形態による横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのためのシステムの斜視図である。
図6】本発明の1つの実施形態による横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックを生成するための方法のフローチャートである。
図7】本発明の1つの実施形態による横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックを実装するデバイスの図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の実施形態は、横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのシステムおよび方法を提供する。
【0009】
横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックの例示的実施形態
本発明の1つの例示的実施形態は、携帯電話などのモバイルデバイスを含む。例示的実施形態では、モバイルデバイスは、Immersion CorporationのVibeTonz(登録商標)振動触覚フィードバックシステムとして以前は知られる、Immersion CorporationのTouchSense(登録商標)3000、TouchSense(登録商標)4000、またはTouchSense(登録商標)5000振動触覚フィードバックシステムを装備する、Samsung Haptic Phone(SCH−W420)と類似するデバイスを含んでもよい。他の実施形態では、異なるメッセージングデバイスおよび触覚フィードバックシステムが利用されてもよい。
【0010】
例示的モバイルデバイスは、タッチスクリーンディスプレイを含む筐体を含む。例示的モバイルデバイスは、プロセッサとメモリも含む。プロセッサは、メモリおよびタッチスクリーンディスプレイの両方と通信する。触覚フィードバックを提供するために、例示的モバイルデバイスは、プロセッサと通信する圧電アクチュエータも含む。圧電アクチュエータは、プロセッサから触覚信号を受信し、触覚信号に応答して、触覚効果を出力するように構成される。
【0011】
例示的実施形態では、ユーザがモバイルデバイスと接触すると、プロセッサは適切な触覚信号を生成し、および、圧電アクチュエータに信号を送信する。すると、圧電アクチュエータは、タッチスクリーンを通じてユーザに出力される適切な触覚効果を生成する。例示的デバイスでは、圧電アクチュエータは、表面タッチスクリーンまたはディスプレイの面に横方向の力を印加することによって触覚効果を生成する。ユーザが変位を感じて、従ってユーザが触覚効果を感じることができる程度に、この力はタッチスクリーンまたはディスプレイを変位させる。
【0012】
この例示的実施例は、読者に本明細書で説明される一般的事項を紹介するために提供される。本発明は、この実施例に限定されるわけではない。以下の部分では、追加の実施形態、および、横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのためのシステムおよび方法の実施例が記載される。
【0013】
横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのための例示的システム
複数の図を通じて類似の番号は類似の構成要素を示す図面を参照すると、図1は、本発明の1つの実施形態による横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのためのシステムのブロック図である。
【0014】
図1に示されるシステム100は、モバイルデバイス102を含む。他の実施形態では、本発明は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ラップトップ、ノートブック、タブレットコンピュータ、または携帯ナビゲーションシステムなどのさまざまな携帯用デバイスに実装することができる。他の実施形態では、本発明は、たとえば、自動車、パーソナルコンピュータ、ゲーム機、または他の電子デバイスなどの非携帯デバイスに実装することができる。
【0015】
本発明の実施形態は、デジタル電子回路と組み合わせて、又は、コンピュータハードウェア、ソフトウェア、若しくは、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせで実施することができる。図1に示されるモバイルデバイス102は、プロセッサ110を含む。プロセッサ110は、入力信号を受信し、およびディスプレイと通信する信号を生成し、および触覚フィードバックを提供する。プロセッサ110は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)を含むメモリ112などの1つまたは複数のコンピュータ読み取り可能な媒体を含み、または該1つまたは複数のコンピュータ読み取り可能な媒体と通信する。
【0016】
プロセッサ110は、メモリ112に記憶された、メッセージングのためのまたは触覚フィードバックを生成するための1つ以上のコンピュータプログラムを実行するようなコンピュータ実行可能なプログラム命令を実行する。プロセッサ110は、マイクロプロセッサと、デジタル信号プロセッサ(DSP)と、特定用途向け集積回路(ASIC)と、1つまたは複数のフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)と、ステートマシンとを備えることがある。プロセッサは、PLC、プログラマブル割り込みコントローラ(PIC)、プログラマブル論理機器(PLD)、プログラマブル・リード・オンリ・メモリ(PROM)、電子的プログラマブル・リード・オンリ・メモリ(EPROM若しくはEEPROM)、又は、他の類似した機器のようなプログラマブル電子機器をさらに備えることがある。
【0017】
メモリ112は、プロセッサ110によって実行されると、本明細書に記載の工程などのさまざまな工程を実施できる命令を記憶するコンピュータ読み取り可能な媒体を含む。コンピュータ読み取り可能な媒体の実施形態は、プロセッサ110にコンピュータ読み取り可能な命令を供給することが可能な電子式、光学式、磁気式、又は、その他の記憶若しくは伝達機器を備えることがあるが、これらに限定されない。媒体の他の実施例は、フロッピィ(登録商標)ディスク、CD−ROM、磁気ディスク、メモリチップ、ROM、RAM、ASIC)と、構成されたプロセッサ、光学媒体すべて、磁気テープ若しくは他の磁気媒体すべて、又は、コンピュータプロセッサが読み取ることができる他の媒体を備えるが、これらに限定されない。同様に、様々な他の機器は、ルータ、プライベート若しくはパブリックネットワーク、又は、他の伝送機器のようなコンピュータ読み取り可能な媒体を含むことがある。プロセッサ110、及び、処理は、1つ以上の構造の中に存在してもよく、1つ以上の構造を介して分散させられてもよい。
【0018】
図1をさらに参照すると、モバイルデバイス102は、プロセッサ110と通信するタッチセンシティブインターフェース114も含む。いくつかの実施形態では、タッチセンシティブインターフェースは、タッチスクリーンも含む。他の実施形態では、タッチセンシティブインターフェース114は、光センサまたは別の種類のセンサも含む。一実施形態では、タッチセンシティブインターフェースは、LED検出器も含む。たとえば、一実施形態では、タッチセンシティブインターフェース114は、ディスプレイ116の側面に取り付けられるLED指検出器を含んでもよい。他の実施形態では、タッチセンシティブインターフェース114は、ボタン、スイッチ、スクロールホイール、ローラーボール、または、当該技術分野において公知の、いくつかの他の種類の物理デバイスインターフェースを含んでもよい。いくつかの実施形態では、プロセッサは、単一のタッチセンシティブインターフェース114と通信し、他の実施形態では、プロセッサは、たとえば、タッチスクリーンおよびローラーボールなどの複数のタッチセンシティブインターフェースと通信する。タッチセンシティブインターフェース114は、ユーザとの対話を検出し、および、ユーザとの対話に基づき、信号をプロセッサ110に送信するように構成される。1つの該実施形態は、キャパシタンスベースのタッチセンシティブインターフェースを含む。他の実施形態では、タッチセンシティブインターフェース114は、ボタン、スイッチ、またはトラックボールを含んでもよい。なお他の実施形態では、モバイルデバイス102は、タッチスクリーンと追加のタッチセンシティブインターフェース114の両方を含んでもよい。
【0019】
モバイルデバイス102は、ディスプレイ116も含む。ディスプレイ116はプロセッサ110と通信し、およびプロセッサ110からの出力をユーザに表示するように構成される。たとえば、一実施形態では、モバイルデバイス102は、タッチセンシティブインターフェース114の下に配置される液晶ディスプレイ(LCD)を含む。いくつかの実施形態では、ディスプレイ116およびタッチセンシティブインターフェース114は、タッチスクリーンLCDなどの、単一の、集積された要素を含むことができる。
【0020】
モバイルデバイス102は、プロセッサ110と通信し、および、タッチセンシティブインターフェース114の表面に対して横方向の力を出力するように構成される圧電アクチュエータ118も含む。プロセッサ110は触覚信号を圧電アクチュエータ118に出力し、次に触覚信号に基づいて触覚効果を出力する。たとえば、プロセッサ110は、圧電アクチュエータが振動するように設計された触覚信号を出力できる。いくつかの実施形態では、アクチュエータは、約60ヘルツから300ヘルツの間で振動する。他の実施形態では、圧電アクチュエータは、たとえば、クリッキングまたはポッピング効果などの、他のタイプの効果を出力するように構成できる。一実施形態では、プロセッサ110は、変調電流および/または変調電圧を有する触覚信号を生成する。この変調によって、圧電アクチュエータ118はさまざまな触覚効果を出力できる。圧電アクチュエータ118によって出力される力は、プロセッサ110によって出力される触覚信号に応じて変化できる。いくつかの実施形態では、圧電アクチュエータ118によって出力される力は300Nであってもよい。他の実施形態では、力は300Nを超える、または未満であってもよい。
【0021】
多くのタイプの圧電アクチュエータが、横方向の力を提供するために使用できる。たとえば、いくつかの実施形態では、圧電アクチュエータ118は、モノリシック圧電アクチュエータを含んでもよい。他の実施形態では、圧電アクチュエータ118は、複合圧電アクチュエータを含んでもよい。圧電アクチュエータ118は、エロンゲータ(elongator)、コントラクタ(contractor)、またはベンダ(bender)として機能する場所に配置することができる。電源が入った場合に圧電アクチュエータ118が変位する距離は、構成によって変化する。いくつかの実施形態では、圧電アクチュエータ118は、300ミクロンの距離を変位させることができる。他の実施形態では、圧電アクチュエータ118は、300ミクロン未満、または300ミクロンを超える距離を変位させることができる。
【0022】
圧電アクチュエータ118は、ディスプレイ116の表面に対して横方向の力を出力するように構成される。いくつかの実施形態では、圧電アクチュエータ118は、ディスプレイ116に結合でき、および該力は、ディスプレイ116をディスプレイ表面から横方向にある面へ変位させることができる。他の実施形態では、圧電アクチュエータ118は、タッチセンシティブインターフェース114に結合できる。該実施形態では力は、タッチセンシティブインターフェース114を、タッチセンシティブインターフェース114の表面の横方向に変位させることができる。いくつかの実施形態では、ディスプレイ116は、LCDディスプレイを含むことができ、およびタッチセンシティブインターフェース114は、タッチスクリーンを含むことができる。該実施形態では、圧電アクチュエータ118は、ディスプレイ116とタッチセンシティブインターフェース114との間に取り付けることができる。該実施形態では、圧電アクチュエータ118は、ディスプレイ116とタッチセンシティブインターフェース114との間を部分的に、または完全に密封できる。該実施形態では、圧電アクチュエータ118は、さらにディスプレイ116とタッチセンシティブインターフェース114を分離するサスペンションとして機能することができるので、従って触覚効果を増大できる。
【0023】
他の実施形態では、圧電アクチュエータ118は、ディスプレイ116に取り付けられることができ、タッチセンシティブインターフェース114には取り付けられない。該実施形態では、圧電アクチュエータ118は、ディスプレイ116を変位する力を出力できる。この変位はユーザにとって知覚できる大きさなので、ユーザはディスプレイ116を介して触覚フィードバックを感じることができる。
【0024】
他の実施形態では、圧電アクチュエータ118は、タッチセンシティブインターフェース114に取り付けられ、およびディスプレイ116には取り付けられない。該実施形態では、圧電アクチュエータ118は、タッチセンシティブインターフェース114を変位させる力を出力することができる。この変位はユーザにとって知覚できる大きさなので、ユーザはタッチセンシティブインターフェース114を介して触覚フィードバックを感じることができる。
【0025】
図2Aは、本発明の1つの実施形態による横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのための装置の斜視図である。図2Aに示される装置200は、複数の圧電アクチュエータ218を含む。圧電アクチュエータ218は、ベース部204に取り付けられる。圧電アクチュエータ218は、さらにタッチセンシティブインターフェース202に取り付けられる。たとえば、一実施形態では、アクチュエータ218は、アクチュエータ218aの末端のポイント208に備えられた接着剤を使用して、ベース部204に取り付けられる。いくつかの実施形態では、ベース部204は、LCDディスプレイなどのディスプレイを含み、一方、タッチセンシティブインターフェース202は、タッチスクリーンを含むことができる。いくつかの実施形態では(図2Aには図示しない)、圧電アクチュエータ218は、タッチセンシティブインターフェース202には取り付けられない。たとえば、該実施形態では、圧電アクチュエータ218は、ディスプレイと筐体に取り付けることができる。該実施形態では、圧電アクチュエータ218は、ディスプレイのためのサスペンションとして機能することができる。他の実施形態では、圧電アクチュエータ218は、タッチセンシティブインターフェース202に取り付けられ、およびディスプレイには取り付けられない。該実施形態では、タッチセンシティブインターフェース202は、ディスプレイから分離して取り付けられるタッチパッドを含んでもよい。該実施形態では、圧電アクチュエータ218は、タッチセンシティブインターフェース204のための取り付け部として機能できる。
【0026】
図2Aでは、矢印220で示されるように、圧電アクチュエータ218が活性化されると、圧電アクチュエータはタッチセンシティブインターフェース202の表面の横方向面に水平方向の力を出力する。いくつかの実施形態では、圧電アクチュエータ218が活性化されると、圧電アクチュエータは圧電アクチュエータが取り付けられる表面に対して水平方向の単一の力を出力する。他の実施形態では、圧電アクチュエータ218は振動できる。該実施形態では、圧電アクチュエータ218は、1方向の力を出力し、次に戻る方向である他の方向の力を出力できる。この力によって、アクチュエータは、ディスプレイの表面に対して水平方向の面に振動できる。たとえばいくつかの実施形態では、アクチュエータは80Hzから500Hzの範囲の周波数で振動する。他の実施形態ではアクチュエータは、より低い周波数またはより高い周波数で振動してもよい。図2Aに示される実施形態では、圧電アクチュエータ218はディスプレイの表面の横方向の面に水平な方向の力を出力するように構成する。他の実施形態では、アクチュエータは、ディスプレイの表面に対して横方向の面であるが、異なる方向に力を出力するように構成することができる。
【0027】
図2Bは、本発明の1つの実施形態による、横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのための装置の斜視図である。図2Bに示される装置250は、複数の圧電アクチュエータ268を含む。圧電アクチュエータ268は、ベース部254に取り付けられる。圧電アクチュエータ268は、さらにタッチセンシティブインターフェース252に取り付けられる。たとえば、一実施形態では、アクチュエータ268は、アクチュエータ268aの末端のポイント258に備えられた接着剤を使用して、ベース部254に取り付けられる。いくつかの実施形態では、ベース部254は、LCDディスプレイなどのディスプレイを含むことができるとともに、タッチセンシティブインターフェース252は、タッチスクリーンを含むことができる。いくつかの実施形態では(図2Bには図示しない)圧電アクチュエータ268は、タッチセンシティブインターフェース252に取り付けられなくともよい。たとえば、該実施形態では、圧電アクチュエータは、ディスプレイ116と筐体に取り付けられてもよい。該実施形態では、圧電アクチュエータ268は、ディスプレイ116のためのサスペンションとして機能できる。
【0028】
図2Bでは、矢印270で示されるように、圧電アクチュエータ268が活性化されると、圧電アクチュエータは、タッチセンシティブインターフェース252の表面の水平面で垂直方向の力を出力する。いくつかの実施形態では、圧電アクチュエータ268が活性化されると、圧電アクチュエータは、圧電アクチュエータが取り付けられている表面に対して水平方向に単一の力を出力する。他の実施形態では、圧電アクチュエータ268は振動できる。該実施形態では、圧電アクチュエータ268は、1方向の力を出力し、次に戻る方向である他の方向の力を出力できる。図2Bに示される実施形態では、圧電アクチュエータ268は、ディスプレイの表面に水平方向の面で垂直方向の力を出力するように構成され、他の実施形態では、異なる構成が可能である。
【0029】
図2Aおよび図2Bに示される、圧電アクチュエータ218および268は、4つの個別アクチュエータを含むが、他の実施形態では、単一の圧電アクチュエータが利用されてもよい。
【0030】
該1つの実施形態では、単一のアクチュエータは、タッチセンシティブインターフェースとディスプレイとの間でシール(密封・密閉)として機能することができる。
【0031】
2つ以上の圧電アクチュエータを実装する実施形態では、1つのアクチュエータは押す力を出力することができるとともに、第1のアクチュエータに対向して取り付けられる対応するアクチュエータは、引っ張る力を出力することができる。従って、圧電アクチュエータの組み合わせによる全部の力は、各圧電アクチュエータから出力される力の合計である。2つ以上の圧電アクチュエータを実装する実施形態では、各圧電アクチュエータは、他の圧電アクチュエータと平行に配線されることができる。該実施形態では、全キャパシタンスは、関連する各圧電アクチュエータのキャパシタンスの合計に等しい。従ってプロセッサは、複数の圧電アクチュエータの追加のキャパシタンスに対して責任を有しなければならず、および、関連する複数の圧電アクチュエータの追加のキャパシタンスを補償するように構成される信号を出力する。
【0032】
図2Aまたは図2Bに示されない、いくつかの実施形態では、モバイルデバイス200または250は、さらに、ディスプレイまたはタッチセンシティブインターフェース202または252のオーバトップで滑りやすくなる、材料の層を含んでもよい。いくつかの実施形態では、この材料は、発泡体を含んでもよく、該実施形態では、発泡体は、発泡体タイプBF1000を含んでもよい。他の実施形態では、該材料は、ポリマー、または当該技術分野において公知のいくつかの他の材料を含んでもよい。
【0033】
図3は、本発明の1つの実施形態による横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのためのシステムの断面図である。図3に示される実施形態は、デバイス300を含む。デバイス300は、筐体302を含む。筐体302は、ディスプレイ316だけではなく、タッチセンシティブインターフェース314を含む。図示される実施形態では、タッチセンシティブインターフェース314は、ディスプレイ316の上に取り付けられる。該構成では、タッチセンシティブインターフェース314とディスプレイ316との間の領域から入る、ほこりおよび他の汚染物質を防ぐためにシールが必要になる。
【0034】
図3に示される実施形態は、圧電アクチュエータ318も含む。圧電アクチュエータ318は、接着剤312a層によってディスプレイ316の枠などで、ディスプレイ316に結合される。圧電アクチュエータ318は、接着剤312b層によって、タッチセンシティブインターフェース314にさらに結合される。組み立てられる場合に、アクチュエータ318と接着剤層312は、タッチセンシティブインターフェース314とディスプレイ316との間を密閉する。
【0035】
いくつかの実施形態では、接着剤層312は、実質的に全表面に沿って、またはアクチュエータ318の複数の表面に沿って接着できる。たとえば、一実施形態では、接着剤層は第1の表面と、第1の表面に対向する第2の表面に沿って接着できる;該実施形態では「触覚テープ」と称する。いくつかの実施形態では、触覚テープは、紙などの保護層で覆われる事前に準備された接着剤を含むことができる。ユーザが触覚テープを使用する場合には、ユーザは保護層を剥離し、および触覚テープを適切な位置に配置する。その後、触覚テープは、事前に準備された接着剤によってその位置で保持される。他の実施形態では、他の構成が可能である。たとえば、実質的にアクチュエータのすべての表面が接着剤で接着されてもよい。なお他の実施形態では、圧電アクチュエータのたった1つの表面が、接着剤で接着されてもよい。
【0036】
図3には図示しない、いくつかの実施形態では、圧電アクチュエータは、たとえばシリコンまたはエポキシなどのポリマーマトリックスに埋め込まれてもよい。ポリマーマトリックスの追加によって、圧電アクチュエータを保護するように機能でき、いくつかの実施形態では、アクチュエータがシールを形成できるように補助することができる。ポリマーマトリックスの追加によって、圧電アクチュエータの変位能力をさらに増すことができる。
【0037】
図4Aは、本発明の1つの実施形態による、横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのためのシステムの透視図である。図4Aの実施形態は、横方向に駆動される圧電アクチュエータを取り付けるためのシステム400を示す。図4Aに示すように、システム400は、2つのv字型クランプ、402aおよび402b、取り付け具404、および圧電アクチュエータ406を含む。図4Aに示されないメッセージングデバイス筐体は、v字型クランプ402aおよび402bまたは取り付け具404のいずれかの底部に取り付けられる。同様に図4Aには図示されないディスプレイは、v字型クランプ402aおよび402bまたは取り付け具404のいずれかの頭部に取り付けられる。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチスクリーンなどのタッチセンシティブインターフェースをさらに含む。
【0038】
図4Aに示される実施形態では、圧電アクチュエータ406は、たとえば複合圧電アクチュエータまたはモノリシック圧電アクチュエータなどの圧電ベンダー(bender)を含む。圧電アクチュエータ406は、2つのv字型クランプ402aおよび402b、並びに、取り付け具404によって適切な位置に保持される。圧電アクチュエータ406は、図4Aの矢印で示される方向に曲がるように構成される。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、取り付け具404およびv字型クランプ402aおよび402bのオーバトップに取り付けられる。該実施形態では、ディスプレイは取り付け具404の頭部に添えられることができ、およびv字型クランプ402aおよび402bの底部はメッセージングデバイス筐体に添えられることができ。プロセッサが触覚信号を圧電アクチュエータ406に送信すると、圧電アクチュエータは前後に振動する。アクチュエータが振動すると、圧電アクチュエータの端部は、v字型クランプ402aおよび402bによって固定して保持され、および圧電アクチュエータの中央部が移動する。この移動によって、メッセージングデバイス筐体との関連で、ディスプレイを前後に変位させる。別の実施形態では、取り付け方法が異なり、たとえば、v字型クランプ402aおよび402bの頭部がディスプレイに取り付けられても良く、および取り付け具404の底部がメッセージングデバイス筐体に取り付けられても良い。
【0039】
いくつかの実施形態では、取り付け具404およびv字型クランプ402aおよび402bは、硬いゴム、樹脂、または金属から形成される取り付け具を含んでもよい。他の実施形態では、取り付け具404およびv字型クランプ402aおよび402bは、当該技術分野において公知のいくつかの他の物質を含んでもよい。いくつかの実施形態では、取り付け具404およびv字型クランプ402aおよび402bは、ブッシング(buhing)をさらに含んでもよく、該ブッシングは硬いゴムまたは当該技術分野において公知のいくつかの他の物質を含む。このブッシングは、圧電アクチュエータとv字型クランプ402aおよび402b並びに取り付け具404と間の取り付けを、より堅く形成するように機能できる。いくつかの実施形態では、v字型クランプ402aおよび402bは、たとえばU字形状またはL字形状などの異なった形状であってもよい。いくつかの実施形態では、取り付け具404は、クランプを含んでもよい。
【0040】
いくつかの実施形態では、複数の取り付け構造体400が、ディスプレイおよびメッセージングデバイス筐体に添えられていても良い。たとえば、2つの取り付け構造体400は、メッセージングデバイスのディスプレイの向かい合う面に配置されてもよい。別の実施形態では、4つの取り付け構造体400が使用されてもよい、たとえば、矩形状のディスプレイの各隅に1つずつ配置されてもよい。他の実施形態では、異なる数の取り付け構造体400が使用されてもよい。たとえば、一実施形態では、図4Aに示されるたった1つの取り付け構造体400が、適切な触覚効果を出力するために要求されてもよい。該実施形態では、取り付け構造体400は、ディスプレイの質量中心と合うように配置されてもよい。たとえば、取り付け構造体400は、ディスプレイの質量中心、またはその近傍にあるように配置される。他の実施形態では、取り付け構造体400は、メッセージングデバイス筐体に対してディスプレイを移動させる必要に応じて、異なる位置に配置されてもよい。
【0041】
図4Bは、本発明の1つの実施形態による、横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのためのシステムの透視図である。図4Aは、本発明の1つの実施形態による圧電アクチュエータを横方向に駆動するように取り付けるためのシステム450の観点を含む。図4Bに示すように、システム450は、3つの取り付け具452a、452b、および452c、並びに横方向に駆動される圧電アクチュエータ456を含む。図4Bに示されないメッセージングデバイス筐体は、3つの取り付け具452a、452b、および452cの2つの底部に沿って取り付けられる。また、図4Bには図示されないディスプレイは、3つの取り付け具452a、452b、および452cの1つの頭部に取り付けられる。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチスクリーンなどのタッチセンシティブインターフェースをさらに含む。
【0042】
図4Bに示される実施形態では、圧電アクチュエータ456は、たとえば、複合圧電アクチュエータまたはモノリシック圧電アクチュエータなどの圧電ベンダを含む。圧電アクチュエータ456は、取り付け具452a、452b、および452cによって適切な位置に保持される。圧電アクチュエータ456は、図4Bの矢印によって示される方向に曲がるように構成される。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、取り付け具452a、452b、および452cのオーバトップに取り付けられる。該実施形態では、ディスプレイは取り付け具の1つの頭部に添えられ、および他の2つの取り付け具の底部にはメッセージングデバイス筐体が添えられる。たとえば、一実施形態では、ディスプレイは取り付け具452cの頭部に添えられる。該実施形態では、2つの残りの取り付け具、452aおよび452bの底部は、メッセージングデバイス筐体に取り付けられる。該実施形態では、プロセッサが触覚信号を圧電アクチュエータ456に送信すると、圧電アクチュエータが前後に振動する。一実施形態では、この移動は、取り付け具452aおよび452bによって堅く保持されるが、ディスプレイに取り付けられる取り付け具452cは移動することができる。従って、アクチュエータは、メッセージングデバイス筐体に対して、ディスプレイを前後に移動させる。別の実施形態では、取り付け構造体は異なっていてもよい。たとえば、取り付け具452aおよび452cは、メッセージングデバイス筐体に取り付けられ、および、取り付け具452bはディスプレイに取り付けられてもよい。なお、他の実施形態では、取り付け具452aは、メッセージングデバイス筐体に取り付けられ、および、取り付け具452bおよび452cは、ディスプレイに取り付けられてもよい。
【0043】
いくつかの実施形態では、取り付け具452a、452b、および452cは、硬いゴム、樹脂、または金属から形成される取り付け具を含んでもよい。他の実施形態では、取り付け具452a、452b、および452cは、当該技術分野において公知のいくつかの他の物質を含んでもよい。いくつかの実施形態では、取り付け具452a、452b、および452cは、ブッシングをさらに含み、該ブッシングは、硬いゴムまたは当該技術分野において公知のいくつかの他の物質を含む。このブッシングは、圧電アクチュエータと取り付け具452a、452b、および452cとの間の取り付けをより堅く形成するように機能できる。いくつかの実施形態では、取り付け具452a、452b、および452cは、圧電アクチュエータ456を保持するように構成されるクランプを含んでもよい。
【0044】
いくつかの実施形態では、複数の取り付け構造体450がディスプレイおよびメッセージングデバイス筐体に添えられてもよい。たとえば、2つの取り付け構造体450は、メッセージングデバイスのディスプレイの向かい合う面に配置されてもよい。別の実施形態では、4つの取り付け構造体450が使用されてもよい、たとえば、矩形状のディスプレイの各隅に1つずつ配置されてもよい。他の実施形態では、異なる数の取り付け構造体450が使用されてもよい。たとえば、一実施形態では、たった1つの取り付け構造体450が図4Aに示される適切な触覚効果を出力するために要求されてもよい。該実施形態では、取り付け構造体450は、ディスプレイの質量中心と合うように配置されてもよい。たとえば、取り付け構造体450は、ディスプレイの質量中心、またはその近傍にあるように配置される。他の実施形態では、取り付け構造体450は、ディスプレイを移動させる必要に応じて、異なる位置に配置されてもよい。
【0045】
図4Aおよび図4Bに示されるタイプの取り付け構造体は、圧電アクチュエータに剛性連結させる必要がない。これによって、製造プロセスおよび組み立てプロセスで要求される公差を低減でき、および圧電材料を容易に交換することが可能になる。さらに、図4Aおよび図4Bに示される取り付け構造体の使用によって、特に吸収剤として機能することができるブッシングと組み合わせで使用した場合に、望ましくない振動を低減することができる。加えて、図4Aに示すように、v字型クランプ402aおよび402bは、アクチュエータの端部を保持するように機能でき、および圧電アクチュエータ406が曲がることができる限度を決定することができる。これによって、圧電材料の動作寿命を延ばすように機能することができる。最後に、図4Aおよび図4Bに示される取り付けシステムなどの取り付けシステムは、ディスプレイに対する柔軟性がある取り付け具として機能するので、メッセージングデバイスが落下した場合には、追加の衝撃保護を具現化する。
【0046】
図5は、本発明の1つの実施形態による横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのためのシステムの斜視図である。図5はモバイルデバイス500の切欠図を示す。モバイルデバイス500は、筐体502を含む。ディスプレイ516は、筐体内に取り付けられる。いくつかの実施形態では、ディスプレイ516は、たとえば、タッチスクリーンなどのタッチセンシティブインターフェースをさらに含んでもよい。
【0047】
図5に示される実施形態では、圧電アクチュエータ518は、ディスプレイ516を筐体502に取り付けるために使用される。いくつかの実施形態では、圧電アクチュエータ518は、モノリシック圧電アクチュエータを含んでもよい。他の実施形態では、圧電アクチュエータ518は、複合圧電アクチュエータを含んでもよい。いくつかの実施形態では、圧電アクチュエータ518は、さらに、圧電ベンダまたは圧電エロンゲータを含んでもよい。取り付け具の特徴部504もディスプレイ516を適切な位置に保持する。これらの取り付け具の特徴部は、ディスプレイ516を筐体502の保持するクリップを含む。図5には図示しない、いくつかの実施形態では、モバイルデバイス500は、ディスプレイ516のオーバトップで滑る材料の層をさらに含む。いくつかの実施形態では、この材料は、発泡体を含んでもよい。該実施形態では、発泡体は、発泡体タイプBF1000を含む。他の実施形態では、この材料は、ポリマー、または、当該技術分野において公知のいくつかの他の材料を含んでもよい。
【0048】
横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックのための方法の説明
横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックは、さまざまな方法で出力できる。図6は、図1に示されるデバイスに対して説明される、本発明の1つの実施形態による、横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックを生成するための方法のフローチャートである。
【0049】
図示される実施形態では、プロセス600は、プロセッサ110が、ベース部に取り付けられるタッチセンシティブインターフェースからの入力信号を受信して開始され、該タッチセンシティブインターフェースは横方向に移動する自由度を有するように構成される602。いくつかの実施形態では、タッチセンシティブインターフェース116は、タッチスクリーンを含む。他の実施形態では、タッチセンシティブインターフェース116は、ボタンまたはタッチパッドを含む。いくつかの実施形態では、ベース部は、ディスプレイ116を含む。該実施形態では、ディスプレイ116は、LCDディスプレイを含んでもよい。他の実施形態では、ベース部は、たとえばモバイルデバイス筐体などの筐体を含んでもよい。
【0050】
次に、プロセッサ110は、少なくとも入力信号604に基づいて触覚効果を決定する。いくつかの実施形態では、触覚効果を決定する工程は、出力する力の強さを決定する工程、および力さ出力する時間長を決定する工程を含む。いくつかの実施形態では、タッチセンシティブインターフェースによって検出される、ユーザとの対話に対応する力をプロセッサ110が決定できる。たとえば、タッチセンシティブインターフェース114がユーザとの優しい対話を検出する場合には、プロセッサ110は弱い力として決定する。対照的に、タッチセンシティブインターフェース114が強い、または、速いユーザとの対話を検出する場合には、プロセッサ110は強い、または、速い力を決定できる。いくつかの実施形態では、プロセッサ110は、プログラムコードによって決定される一組のアルゴリズムを使用して、力を決定できる。他の実施形態では、プロセッサ110は、プロセッサ110内部またはメモリ112のメモリに記憶された、ルックアップテーブルにアクセスすることによって、出力されるべき力を決定できる。
【0051】
次に、プロセッサ110は、触覚信号を、ディスプレイ表面606に対して横方向の力を出力するように構成される圧電アクチュエータ118に送信する。圧電アクチュエータ118は、活性化された場合に、ディスプレイ116の表面に対して横方向の力を印加する位置に取り付けられる。いくつかの実施形態では触覚信号は振動信号である。たとえば、いくつかの実施形態では、触覚信号は80Hzから500Hzの範囲の周波数で振動できる。他の実施形態では、触覚信号は、より低い周波数またはより高い周波数であってもよい。触覚信号の受信後に、圧電アクチュエータ118は、ディスプレイの表面の横方向の面に力を出力する。いくつかの実施形態では、圧電アクチュエータ118は、力が出力される場合に、タッチセンシティブインターフェース114またはディスプレイ116を変位させるように取り付けされる。該実施形態では、ユーザは変位を検出できる。従って、力は、ユーザに触覚効果として出力される。
【0052】
横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックの例示的用途
さまざまなデバイスが本発明の実施形態を使用することで、それらのデバイスのユーザに触覚フィードバックを感じさせることができる。図7は、本発明の1つの実施形態による横方向に駆動される圧電アクチュエータを使用する触覚フィードバックを実装した、デバイスの図である。
【0053】
図7に示されるデバイス700は携帯電話である。携帯電話700は、筐体702を含む。筐体702は、プロセッサ、メモリ、通信インターフェース、バッテリ、および他の要素などの携帯電話の多様な構成要素を含む。
【0054】
携帯電話は、ディスプレイ716をも含む。図示される実施形態では、ディスプレイ716は、タッチスクリーン704をさらに含む。タッチスクリーンは、図示される実施形態ではLCDディスプレイを含むディスプレイ716の上を覆おう。一実施形態では、圧電アクチュエータは、タッチスクリーン704とLCDディスプレイとの間に配置されるので、携帯電話700のユーザに触覚フィードバックを提供できる。圧電アクチュエータは、活性化された場合に、ディスプレイの表面716に横方向の力を印加する位置に取り付けられる。この力によって、タッチスクリーン704の表面またはディスプレイ716が変位する。ユーザはこの変位を感じるので、従って触覚効果をユーザが感じる。
【0055】
携帯電話700は、タッチパッド706をさらに含む。タッチパッド706は、携帯電話700に第2の入力手段を提供する。出力されるべき触覚効果の種類を決定するために、プロセッサは、タッチスクリーン704とタッチパッド706の両方からの入力を使用できる。一実施形態では、圧電アクチュエータはタッチパッド706と筐体702との間に取り付けられる。該実施形態では、圧電アクチュエータは、ディスプレイ716表面の横方向の面で、タッチパッド706に力を印加する。該実施形態では、該力によって、ユーザが変位を感じる程度にタッチパッドが変位する。これによって、ユーザは触覚効果を感じることができる。
【0056】
本発明の種々の実施形態の利点
本発明の実施形態は、圧電アクチュエータを利用する従来の方法を含む、触覚フィードバックを提供する従来の方法よりもたくさんの利点を提供する。圧電アクチュエータは広い範囲の周波数を生成することができるので、多様な触覚用途を補助することができる。従来の実装方法では圧電アクチュエータを、モバイルデバイスのディスプレイの表面に垂直な方向に力を印加するように使用した。この力は、ディスプレイをユーザの方向に押し出す。ユーザはこの触覚効果を感じることができる一方で、ディスプレイは曲がり、損傷を受ける可能性がある。さらに、ディスプレイが曲がるので、ディスプレイの移動範囲が低減し、従ってユーザは弱い力による触覚効果を感じる。
【0057】
ディスプレイは垂直面よりも水平面ではより剛性がある;従って、横方向に印加された力は、垂直方向に印加された力よりも、ディスプレイをあまり曲げることがない。従って、本発明の実施形態によれば、ディスプレイが曲がる可能性を低減し、および一貫した触覚効果を提供できる。さらに、横方向の駆動によって、触覚効果を有するユーザの指の圧力の影響を低減する。本発明の実施形態のロバストな設計によって、動作寿命を延ばすように機能することができる。加えて、横方向の駆動は単一のアクチュエータによって実現できるので、従って、少なくとも2つのアクチュエータ、および、それより多くが必要とされる垂直駆動を使用するシステム、よりもコストを低減できる。
【0058】
さらに、圧電アクチュエータが横方向の力を提供するように使用される場合には、圧電アクチュエータの全体のパッケージングを比較的薄くできるので、タッチスクリーンとディスプレイとの間に配置することができる。該実施形態では、圧電アクチュエータは、駆動ユニット、シール(密閉部)、および潜在的にはタッチスクリーンのためのサスペンションとしても機能することができる。該実施形態は、他の従来の設計よりも占有空間が狭いので有利である。該実施形態では、圧電アクチュエータがタッチセンシティブインターフェースを分離するように機能でき、したがって触覚効果を増幅するので、より強い触覚効果を提供できる。いくつかの実施形態では、アクチュエータをディスプレイとタッチスクリーンとの間に実装しないで横方向の駆動を実現できる。該実施形態では、ディスプレイとタッチスクリーンとの間の空間を低減できるので、従って軽くおよび強いデバイスを実現できる。
【0059】
全体的な考察
明細書中で使用される「するように適合される(adapted to)」または「するように構成される(configured to)」は、追加のタスクまたは工程を実施するように構成、または、適合されるデバイスを除外しない、オープンであり、包括的な言語である。加えて、「に基づく(based on)」の使用もオープンであり、包括的であることが意図され、1つまたは複数の引用される条件または値「に基づく」プロセス、工程、演算、または他の動作は、実際には、これらの引用を超える、追加の条件または値に基づいてもよい。明細書に含まれる見出し、表、および番号付けは、説明を容易にするためだけに使用され、および、制限することを意図していない。
【0060】
本発明の態様による実施形態は、デジタル電子回路、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、または、これらの組み合わせによって実現できる。一実施形態では、コンピュータは、プロセッサ(単数)またはプロセッサ(複数)を含んでもよい。プロセッサは、プロセッサに結合するランダムアクセスメモリ(RAM)などのコンピュータ読み取り可能な媒体を含み、または、アクセスする。センササンプリングルーチン、触覚効果選択ルーチン、および、上述の選択された触覚効果を生成する信号を生成するために適切なプログラミングを含む、1つまたは複数のコンピュータプログラムの実行など、メモリに記憶されるコンピュータ読み取り可能なプログラム命令をプロセッサは実行する。
【0061】
このようなプロセッサは、マイクロプロセッサと、デジタル信号プロセッサ(DSP)と、特定用途向け集積回路(ASIC)と、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)と、ステートマシンとを備えることがある。このようなプロセッサは、PLC、プログラマブル割り込みコントローラ(PIC)、プログラマブル論理機器(PLD)、プログラマブル・リード・オンリ・メモリ(PROM)、電子的プログラマブル・リード・オンリ・メモリ(EPROM若しくはEEPROM)、又は、他の類似した機器のようなプログラマブル電子機器をさらに備えることがある。
【0062】
このようなプロセッサは、例えば、プロセッサによって実行されたときに、プロセッサによって実行されるか、又は、支援されるものとしてここに記載されたステップをプロセッサに実行させることができる命令を記憶するコンピュータ読み取り可能な媒体のような媒体を備えること、又は、媒体と通信することがある。コンピュータ読み取り可能な媒体の実施形態は、ウェブサーバ内のプロセッサのようなプロセッサにコンピュータ読み取り可能な命令を供給することが可能な電子式、光学式、磁気式、又は、その他の記憶若しくは伝達機器を備えることがあるが、これらに限定されない。媒体の他の実施例は、フロッピィ(登録商標)ディスク、CD−ROM、磁気ディスク、メモリチップ、ROM、RAM、ASIC)と、構成されたプロセッサ、光学媒体すべて、磁気テープ若しくは他の磁気媒体すべて、又は、コンピュータプロセッサが読み取ることができる他の媒体を備えるが、これらに限定されない。同様に、様々な他の機器は、ルータ、プライベート若しくはパブリックネットワーク、又は、他の伝送機器のようなコンピュータ読み取り可能な媒体を含むことがある。記載されたプロセッサ、及び、処理は、1つ以上の構造の中に存在してもよく、1つ以上の構造を介して分散させられてもよい。プロセッサは、ここに記載された方法(又は方法の一部分)のうちの1つ以上を実行するコードを備えることがある。
【0063】
本発明の特定の実施形態に対して詳細に本発明を説明したが、前述の内容を理解した当業者であれば、該実施形態の代替形態、変形形態、均等物を容易に生成することが当然できる。したがって、当業者には容易に理解されるであろうが、本開示は制限するものとしてではなく、一例としてのみ提示されたのであって、および、修正形態、変形形態、および/または、本発明に対する追加を含めることを除外するものではないことを理解すべきである。
図1
図2A
図2B
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7