特許第6265979号(P6265979)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6265979チエノトリアゾロジアゼピン化合物を使用するリンパ腫の治療方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6265979
(24)【登録日】2018年1月5日
(45)【発行日】2018年1月24日
(54)【発明の名称】チエノトリアゾロジアゼピン化合物を使用するリンパ腫の治療方法
(51)【国際特許分類】
   A61K 31/5517 20060101AFI20180115BHJP
   A61P 35/02 20060101ALI20180115BHJP
【FI】
   A61K31/5517
   A61P35/02
【請求項の数】1
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2015-517810(P2015-517810)
(86)(22)【出願日】2013年6月25日
(65)【公表番号】特表2015-531747(P2015-531747A)
(43)【公表日】2015年11月5日
(86)【国際出願番号】EP2013063313
(87)【国際公開番号】WO2014001356
(87)【国際公開日】20140103
【審査請求日】2016年6月2日
(31)【優先権主張番号】61/663,885
(32)【優先日】2012年6月25日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/670,918
(32)【優先日】2012年7月12日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515080504
【氏名又は名称】オンコエシックス ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】100080791
【弁理士】
【氏名又は名称】高島 一
(74)【代理人】
【識別番号】100125070
【弁理士】
【氏名又は名称】土井 京子
(74)【代理人】
【識別番号】100136629
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 光宜
(74)【代理人】
【識別番号】100121212
【弁理士】
【氏名又は名称】田村 弥栄子
(74)【代理人】
【識別番号】100117743
【弁理士】
【氏名又は名称】村田 美由紀
(74)【代理人】
【識別番号】100163658
【弁理士】
【氏名又は名称】小池 順造
(74)【代理人】
【識別番号】100174296
【弁理士】
【氏名又は名称】當麻 博文
(72)【発明者】
【氏名】ベルトーニ,フランチェスコ
(72)【発明者】
【氏名】ボネッティ,パオラ
【審査官】 吉田 佳代子
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2009/084693(WO,A1)
【文献】 特表2013−532130(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/33420(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 31/5517
A61P 35/02
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
CAplus/REGISTRY/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】

【化1】
より表される(S)−2−[4−(4−クロロフェニル)−2,3,9−トリメチル−6H−チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a][1,4]ジアゼピン−6−イル]−N−(4−ヒドロキシフェニル)アセトアミドまたはその医薬上許容される塩またはそれらの水和物もしくは溶媒和物を有効成分として含む、B細胞悪性癌の治療剤であって、該B細胞悪性癌が脾臓周辺帯リンパ腫である、治療剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、チエノトリアゾロジアゼピン化合物を含む組成物の医薬上許容される量を使用するB細胞悪性癌およびT細胞悪性癌の治療方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ブロモドメイン含有タンパク質はクロマチン構造のリモデリングを介した遺伝子発現調節において重要な役割を果たしている。ブロモドメインおよびエクストラターミナル(Extraterminal)(BET)ファミリーのメンバーであるBRD2/3/4のインヒビターを使用した場合の、B細胞およびT細胞急性および慢性血液悪性疾患における抗腫瘍活性が報告されている。B細胞悪性疾患はB細胞新生物またはB細胞リンパ腫としても公知であり、B細胞が過剰産生された場合または悪性である場合に生じる癌である。B細胞悪性疾患には、例えば、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、マントル細胞リンパ腫(MCL)、脾臓周辺帯リンパ腫(SMZL)および多発性骨髄腫(MM)が含まれる。未分化大T細胞リンパ腫のようなT細胞悪性疾患は、Tリンパ腫の悪性トランスフォーメーションを表すリンパ系新生物の異種群である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は、あるB細胞悪性癌およびT細胞悪性癌の治療方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
1つの実施形態においては、本発明は、式1:
【化1】
【0005】
[式中、Rは、1〜4の炭素数を有するアルキルである;Rは、水素原子、ハロゲン原子、または所望によりハロゲン原子もしくはヒドロキシル基により置換されていてもよい1〜4の炭素数を有するアルキルである;Rは、ハロゲン原子、所望によりハロゲン原子、1〜4の炭素数を有するアルキル、1〜4の炭素数を有するアルコキシもしくはシアノにより置換されていてもよいフェニル、−NR−(CH−R(ここで、Rは水素原子または1〜4の炭素数を有するアルキルであり、mは0〜4の整数であり、Rは、所望によりハロゲン原子により置換されていてもよいフェニルまたはピリジルである)または−NR−CO−(CH−R(ここで、Rは水素原子または1〜4の炭素数を有するアルキルであり、nは0〜2の整数であり、Rは、所望によりハロゲン原子により置換されていてもよいフェニルまたはピリジルである)である;そしてRは−(CH−CO−NH−R(ここで、aは1〜4の整数であり、Rは、1〜4の炭素数を有するアルキル、1〜4の炭素数を有するヒドロキシアルキル、1〜4の炭素数を有するアルコキシ、または所望により、1〜4の炭素数を有するアルキル、1〜4の炭素数を有するアルコキシ、アミノもしくはヒドロキシ基により置換されていてもよいフェニルもしくはピリジルである)または−(CH−COOR10(ここで、bは1〜4の整数であり、R10は、1〜4の炭素数を有するアルキルである)である]により表されるチエノトリアゾロジアゼピン化合物またはその医薬上許容される塩またはそれらの水和物もしくは溶媒和物を含む組成物の医薬上許容される量を患者に投与することによる、B細胞悪性癌またはT細胞悪性癌の治療方法を提供する。
【0006】
1つの実施形態においては、本発明は、(i)(S)−2−[4−(4−クロロフェニル)−2,3,9−トリメチル−6H−チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a][1,4]ジアゼピン−6−イル]−N−(4−ヒドロキシフェニル)アセトアミドまたはその二水和物、(ii)メチル(S)−{4−(3’−シアノビフェニル−4−イル)−2,3,9−トリメチル−6H−チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a][1,4]ジアゼピン−6−イル}アセタート、(iii)メチル(S)−{2,3,9−トリメチル−4−(4−フェニルアミノフェニル)−6H−チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a][1,4]ジアゼピン−6−イル}アセタート、および(iv)メチル(S)−{2,3,9−トリメチル−4−[4−(3−フェニルプロピオニルアミノ)フェニル]−6H−チエノ[3,2−f−][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a][1,4]ジアゼピン−6−イル}アセタートから、独立して選択されるチエノトリアゾロジアゼピン化合物を含む組成物の医薬上許容される量を患者に投与することによる、B細胞悪性癌またはT細胞悪性癌の治療方法を提供する。
【0007】
1つの実施形態においては、本発明は、式2:
【化2】
【0008】
の構造を有する(S)−2−[4−(4−クロロフェニル)−2,3,9−トリメチル−6H−チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a][1,4]ジアゼピン−6−イル]−N−(4−ヒドロキシフェニル)アセトアミドを含む組成物の医薬上許容される量を患者に投与することによる、B細胞悪性癌またはT細胞悪性癌の治療方法を提供する。
【0009】
1つの実施形態においては、本発明は、式1により表されるチエノトリアゾロジアゼピン化合物を含む組成物の医薬上許容される量を、ヒトである患者に投与することによる、B細胞悪性癌またはT細胞悪性癌の治療方法を提供する。
【0010】
式(1)の医薬上許容される量を使用してB細胞悪性癌を治療するための1つの実施形態においては、該B細胞悪性癌には、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫および脾臓周辺帯リンパ腫が含まれる。式(1)の医薬上許容される量を使用してT細胞悪性癌を治療するもう1つの実施形態においては、該T細胞悪性癌には未分化大T細胞リンパ腫が含まれる。
【0011】
1つの実施形態においては、本発明は、式2:
【化3】
【0012】
の構造を有する(S)−2−[4−(4−クロロフェニル)−2,3,9−トリメチル−6H−チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a][1,4]ジアゼピン−6−イル]−N−(4−ヒドロキシフェニル)アセトアミドを含む組成物の医薬上許容される量を患者に投与することによる、B細胞悪性癌またはT細胞悪性癌の治療方法を提供する。
【0013】
1つの実施形態においては、本発明は、式2により表されるチエノトリアゾロジアゼピン化合物を含む組成物の医薬上許容される量を、ヒトである患者に投与することによる、B細胞悪性癌またはT細胞悪性癌の治療方法を提供する。
【0014】
式(2)の医薬上許容される量を使用してB細胞悪性癌を治療するための1つの実施形態においては、該B細胞悪性癌には、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫および脾臓周辺帯リンパ腫が含まれる。式(2)の医薬上許容される量を使用してT細胞悪性癌を治療するもう1つの実施形態においては、該T細胞悪性癌には未分化大T細胞リンパ腫が含まれる。
【0015】
前記の概要および以下の本発明の詳細な説明は、添付図面と共に読まれると、より良く理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は、DLBLC細胞系、DoHH、U−2932、Karpas(カルパス)422、SU−DHL−6およびValにおいて種々の濃度の式2により誘導された細胞周期変化を示す。X軸,細胞系。Y軸,各細胞周期相における細胞の百分率。
図2図2A〜2Cは式2への48時間の曝露の後のDoHH DLBLC細胞系およびL−82 ALCL細胞系における細胞老化の誘導を示す。Y軸は、β−ガラクトシダーゼに対して陽性である細胞の百分率である。
図3図3Aおよび3BはBRD2、BRD3およびI細胞系、SU−DHL−2、SU−DHL−4、SU−DHL−5、SU−DHL−6、SU−DHL−7、Val、OCI−Ly7、U−2932、DoHHおよびKarpas 422の発現レベルを示す。X軸,細胞系。Y軸,GAPDHに対するmRNAの量。
図4図4Aおよび4BはALCL細胞系、MAC1、FE−PD、Karpas 299、SU−DHL−1、SUPM−2、L82、JB6およびTSにおけるBRD2、BRD3およびBRD4の発現レベルを示す。X軸,細胞系。Y軸,GAPDHに対するmRNAの量。
図5図5A〜5Fは、DLBCL細胞系、SU−DHL−2、OCI−Ly3、U−2932、DoHH、Karpas 422およびSU−DHL−6において式2の用量を増加させた後のMYC mRNAレベルを示す。Y軸,未処理サンプルに対するmRNAの量。
図6図6A〜6DはALCL細胞系、L82、Karpas 299、FE−PDおよびSU−DHL−1における漸増量の式2の投与の後のMYC mRNAレベルを示す。Y軸,未処理サンプルに対するmRNAの量。
図7図7A〜7Cは1μMの式2の2時間の曝露およびそれに続く洗い落としの後のDLBCL細胞系、DoHH、Karpas 422およびSU−DHL−2に関するMYC mRNAレベルを示す。
図8図8A〜8Cは、IC50用量の式2での24時間の処理およびそれに続く洗い落としの後の、DLBCL細胞系、DoHH、U−2932およびSU−DHL−6の増殖に対する式2の経時的効果を示す。
図9図9A〜9Bは、漸増量の式2の投与の後でABC−DLBCL細胞系、SU−DHL−2およびU−2932におけるmRNAレベル(IRF4、A20、BIRC3)をNFκBが標的化することを示す。X軸,細胞系。Y軸,未処理サンプルに対する変化倍率。
【発明を実施するための形態】
【0017】
1つの実施形態においては、本発明は、チエノトリアゾロジアゼピン化合物を含む組成物の医薬上許容される量でのB細胞悪性癌またはT細胞悪性癌の治療方法を提供する。1つのそのような実施形態においては、該チエノトリアゾロジアゼピン化合物は、以下の式(1):
【化4】
【0018】
[式中、Rは、1〜4の炭素数を有するアルキルである;Rは、水素原子、ハロゲン原子、または所望によりハロゲン原子もしくはヒドロキシル基により置換されていてもよい1〜4の炭素数を有するアルキルである;Rは、ハロゲン原子、所望によりハロゲン原子、1〜4の炭素数を有するアルキル、1〜4の炭素数を有するアルコキシもしくはシアノにより置換されていてもよいフェニル、−NR−(CH−R(ここで、Rは水素原子または1〜4の炭素数を有するアルキルであり、mは0〜4の整数であり、Rは、所望によりハロゲン原子により置換されていてもよいフェニルまたはピリジルである)または−NR−CO−(CH−R(ここで、Rは水素原子または1〜4の炭素数を有するアルキルであり、nは0〜2の整数であり、Rは、所望によりハロゲン原子により置換されていてもよいフェニルまたはピリジルである)である;そしてRは−(CH−CO−NH−R(ここで、aは1〜4の整数であり、Rは、1〜4の炭素数を有するアルキル、1〜4の炭素数を有するヒドロキシアルキル、1〜4の炭素数を有するアルコキシ、または所望により、1〜4の炭素数を有するアルキル、1〜4の炭素数を有するアルコキシ、アミノもしくはヒドロキシ基により置換されていてもよいフェニルもしくはピリジルである)または−(CH−COOR10(ここで、bは1〜4の整数であり、R10は、1〜4の炭素数を有するアルキルである)である]またはその医薬上許容される塩またはそれらの水和物もしくは溶媒和物により表される。
【0019】
1つの実施形態においては、本発明は、式(1)により表されるチエノトリアゾロジアゼピン化合物を含む組成物の医薬上許容される量でのB細胞悪性癌またはT細胞悪性癌の治療方法を提供し、ここで、B細胞悪性癌またはT細胞悪性癌は、独立して、ホジキンリンパ腫または非ホジキンリンパ腫から選択される。1つのそのような実施形態においては、患者はヒトである。
【0020】
1つのそのような実施形態においては、ホジキンリンパ腫は、独立して、結節性硬化性古典的(nodular sclerosis classical)ホジキンリンパ腫(CHL)、混合細胞性(mixed cellularity)CHL、リンパ球枯渇性(lymphocyte−depletion)CHL、リンパ球リッチ(lymphocyte−rich)CHLおよび結節性リンパ球優勢(nodular lymphocyte predominant)ホジキンリンパ腫から選択される。
【0021】
もう1つのそのような実施形態においては、非ホジキンリンパ腫は、独立して、エイズ関連リンパ腫、未分化大細胞リンパ腫、血管免疫芽球性リンパ腫、芽細胞性NK細胞リンパ腫、慢性リンパ球性白血病/小リンパ球性リンパ腫、皮膚T細胞リンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、エテロパシー(eteropathy)型T細胞リンパ腫、濾胞リンパ腫、肝脾ガンマ−デルタT細胞リンパ腫、リンパ芽球性リンパ腫、辺縁帯リンパ腫、鼻T細胞リンパ腫、小児リンパ腫、末梢T細胞リンパ腫、原発性中枢神経系リンパ腫、T細胞白血病、形質転換リンパ腫、治療関連T細胞リンパ腫およびヴァルデンストレームマクログロブリン血症から選択される。
【0022】
1つの実施形態においては、本発明は、式1により表されるチエノトリアゾロジアゼピン化合物を含む組成物の医薬上許容される量を患者に投与することによる、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の治療方法を提供する。1つのそのような実施形態においては、患者はヒトである。
【0023】
1つの実施形態においては、本発明は、式1により表されるチエノトリアゾロジアゼピン化合物を含む組成物の医薬上許容される量を患者に投与することによる、脾臓周辺帯リンパ腫の治療方法を提供する。1つのそのような実施形態においては、患者はヒトである。
【0024】
1つの実施形態においては、本発明は、式1により表されるチエノトリアゾロジアゼピン化合物を含む組成物の医薬上許容される量を患者に投与することによる、未分化大T細胞リンパ腫の治療方法を提供する。1つのそのような実施形態においては、患者はヒトである。
【0025】
もう1つの実施形態においては、本発明は、(i)(S)−2−[4−(4−クロロフェニル)−2,3,9−トリメチル−6H−チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a][1,4]ジアゼピン−6−イル]−N−(4−ヒドロキシフェニル)アセトアミドまたはその二水和物、(ii)メチル(S)−{4−(3’−シアノビフェニル−4−イル)−2,3,9−トリメチル−6H−チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a][1,4]ジアゼピン−6−イル}アセタート、(iii)メチル(S)−{2,3,9−トリメチル−4−(4−フェニルアミノフェニル)−6H−チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a][1,4]ジアゼピン−6−イル}アセタート、および(iv)メチル(S)−{2,3,9−トリメチル−4−[4−(3−フェニルプロピオニルアミノ)フェニル]−6H−チエノ[3,2−f−][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a][1,4]ジアゼピン−6−イル}アセタートからなる群から選択される、式1により表されるチエノトリアゾロジアゼピン化合物を含む組成物の医薬上許容される量を患者に投与することによる、B細胞悪性癌またはT細胞悪性癌の治療方法を含む。1つのそのような実施形態においては、患者はヒトである。
【0026】
もう1つの実施形態においては、本発明は、Y−803およびOTX−015としても公知である(S)−2−[4−(4−クロロフェニル)−2,3,9−トリメチル−6H−チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ−[4,3−a][1,4]ジアゼピン−6−イル]−N−(4−ヒドロキシフェニル)アセトアミド(式2):
【化5】
【0027】
を含む組成物の医薬上許容される量を患者に投与することによる、B細胞悪性癌またはT細胞悪性癌の治療方法を提供する。1つのそのような実施形態においては、患者はヒトである。
【0028】
1つの実施形態においては、本発明は、式(2)により表されるチエノトリアゾロジアゼピン化合物を含む組成物の医薬上許容される量でのB細胞悪性癌またはT細胞悪性癌の治療方法を提供し、ここで、B細胞悪性癌またはT細胞悪性癌は、独立して、ホジキンリンパ腫または非ホジキンリンパ腫から選択される。1つのそのような実施形態においては、患者はヒトである。
【0029】
1つのそのような実施形態においては、ホジキンリンパ腫は、独立して、結節性硬化性古典的(nodular sclerosis classical)ホジキンリンパ腫(CHL)、混合細胞性(mixed cellularity)CHL、リンパ球枯渇性(lymphocyte−depletion)CHL、リンパ球リッチ(lymphocyte−rich)CHLおよび結節性リンパ球優勢(nodular lymphocyte predominant)ホジキンリンパ腫から選択される。
【0030】
もう1つのそのような実施形態においては、非ホジキンリンパ腫は、独立して、エイズ関連リンパ腫、未分化大細胞リンパ腫、血管免疫芽球性リンパ腫、芽細胞性NK細胞リンパ腫、慢性リンパ球性白血病/小リンパ球性リンパ腫、皮膚T細胞リンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、エテロパシー(eteropathy)型T細胞リンパ腫、濾胞リンパ腫、肝脾ガンマ−デルタT細胞リンパ腫、リンパ芽球性リンパ腫、辺縁帯リンパ腫、鼻T細胞リンパ腫、小児リンパ腫、末梢T細胞リンパ腫、原発性中枢神経系リンパ腫、T細胞白血病、形質転換リンパ腫、治療関連T細胞リンパ腫およびヴァルデンストレームマクログロブリン血症から選択される。
【0031】
もう1つの実施形態においては、本発明は、式2により表されるチエノトリアゾロジアゼピン化合物を含む組成物の医薬上許容される量を患者に投与することによる、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の治療方法を含む。1つのそのような実施形態においては、患者はヒトである。
【0032】
1つの実施形態においては、本発明は、式2により表されるチエノトリアゾロジアゼピン化合物を含む組成物の医薬上許容される量を患者に投与することによる、脾臓周辺帯リンパ腫の治療方法を提供する。1つのそのような実施形態においては、患者はヒトである。
【0033】
1つの実施形態においては、本発明は、式2により表されるチエノトリアゾロジアゼピン化合物を含む組成物の医薬上許容される量を患者に投与することによる、未分化大T細胞リンパ腫の治療方法を提供する。1つのそのような実施形態においては、患者はヒトである。
【0034】
式1および式2により表される化合物の製造は、米国特許第5,712,274号(その全体を参照により本明細書に組み入れることとする)に記載されている方法を含む当技術分野において既に記載されている方法に従い、当業者により化学合成により達成されうる。
【0035】
式1または式2により表される化合物は経口運搬用の医薬上許容される担体と混合されうる。該担体には、結合剤、滑沢剤、崩壊剤ならびに他の機能的および非機能的賦形剤が含まれうる。
【0036】
式1または式2により表される化合物の用量は、体重、年齢、健康状態、食事および患者により示される他の関連要因ならびに式1または式2のバイオアベイラビリティおよび式1または式2の製品製剤を考慮して、当業者により決定されうる。1つの実施形態においては、式1または式2の化合物の経口用量は40〜100mgの範囲でありうる。
【0037】
該治療方法の予想外の結果を例示する以下の非限定的な実施例により本発明を更に詳しく説明する。
【実施例】
【0038】
実施例1:リンパ腫細胞増殖に対する式2の効果
22個のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、8個の未分化大T細胞リンパ腫(ALCL)、4個のマントル細胞リンパ腫(MCL)、および3個の脾臓周辺帯リンパ腫(SMZL)樹立ヒト細胞系において、式2の抗増殖活性を評価した。10% ウシ胎児血清、1% L−グルタミンおよびペニシリン−ストレプトマイシン−ネオマイシン(〜5,000単位のペニシリン、5mg/mLのストレプトマイシン、10mg/mLのネオマイシン)で補足されたRPMI−1640(GIBCO Invitrogen,Basel,Switzerland)またはDMEM(GIBCO Invitrogen,Basel,Switzerland)培地内で細胞系を培養した。
【0039】
増殖アッセイのために、96ウェルプレート内に10細胞/ウェルの密度で細胞を播いた。式2の化合物(OncoEthix SA,Lausanne,Switzerland)を10mMのストック溶液としてDMSOに溶解し、ついで幾つかのアリコートに分割し、−80℃で保存した。各実験のために、ストック溶液のアリコートを解凍し、培地内に系列希釈し、2〜3日以内に使用した。細胞をDMSO(対照)または漸増量の式2の化合物(5回の重複実験)で37℃で72時間処理した。細胞増殖を検出するために、3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミド(MTT)(Sigma,Buchs,Switzerland)をリン酸緩衝食塩水(PBS)中の5mg/mLのストック溶液として調製し、濾過滅菌した。ついで0.5mg/mLと同等のMTT溶液の量を各ウェルに加え、暗所で37℃で4時間インキュベートした。ついで細胞を25% ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)細胞溶解バッファーで細胞溶解し、Beckman−Coulter AD340装置で570nmの吸光度を測定した。R統計パッケージ(R:A Language and Environment for Statistical Computing,R Foundation for Statistical Computing,Vienna,Austria)を使用して、用量反応曲線によりS字形モデルをフィットさせることにより、50%の成長抑制(GI50)をもたらす濃度に対応する用量を評価した。
【0040】
表1に要約されている結果は、感受性がGI50<500nMにより定義された場合、DLBCL系の68%(15/22)、SMZL系の100%(3/3)、ALCL系の62%(5/8)およびMCL系の0%(0/3)が式2の化合物による成長抑制に対して感受性であることを示した。興味深いことに、胚中心型のDLBCLに由来する細胞系(GBC−DLBCL)と活性化B細胞様型のDLBCLに由来する細胞系(ABC−DLBCL)との間で感受性における見掛け上の相違は認められなかった。
【表1】
【0041】
DLBCL細胞系に対する式2の化合物の考えられうる細胞毒性効果を調べるために、100〜1500nMの範囲(GI50値の範囲を含む)の用量の化合物への72時間の曝露の後、細胞死の度合を評価した。細胞死を評価するために、細胞をDMSOまたは種々の用量の式2の化合物で72時間処理し、回収し、PBSで1回洗浄し、ついでPBS中のヨウ化プロピジウム(1μg/mL,Sigma)で染色した。Beckman−Coulter AD340で535nmで吸光度を測定した。CellQuest Proソフトウェア(Becton Dickinson)を使用して、細胞死の百分率の分析を行った。式2の化合物は低いGI50値でDLBCL系の僅かな比率のみにおいて(SU−DHL−2、TMD8、OCI−Ly3)細胞死を誘導することを、結果(表1)は示した。
【0042】
また、4個のDLBCL細胞系(Karpas 422、SU−DHL−2、SU−DHL−6、U2932)および4個のALCL細胞系(FE−PD、K299、L82、SU−DHL−1)において、アポトーシスの誘導に対する式2の化合物の効果を評価した。細胞をDMSO(対照)または種々の用量の式2の化合物で72時間処理し、ついでClick−iT EdUフローサイトメトリーアッセイキット(Flow Cytometry Assay Kits)(Invitrogen)および7−ADD(BD Pharmingen)で染色し、FACScanフローサイトメーター(Flow Cytometer)を使用してDNA含量に関して分析した。FlowJo 7.6.3ソフトウェア(Cytek Development,Fremont,California,USA)を使用して、アポトーシス率の分析を行った。結果はDLBCLまたはALCL細胞系のいずれにおいてもアポトーシスの誘導を示さなかった。
【0043】
式2の化合物は、細胞生存性の顕著な低減にもかかわらず、著しい細胞死もアポトーシスも誘導しなかったため、5つのDLBCL細胞系(DohH2、Karpas 422、SU−DHL−6、VAL、U−2932)において、細胞周期に対する式2の化合物の効果を評価した。細胞をDMSO(対照)または種々の用量の式2の化合物で24時間処理し、ついで回収し、PBS中で1回洗浄し、80% エタノール中で4℃で少なくとも1時間固定した。固定細胞を、RNアーゼA(75kU/mL,Sigma)を含有するPBS中のヨウ化プロピジウム(50μg/mL,Sigma)で染色し、FACScanフローサイトメーター(Becton Dickinson)を使用してDNA含量に関して分析した。ModFit LTソフトウェアパッケージ(Verity Software House,Inc.,Topsham,Maine,USA)を使用して、細胞周期分析を行った。図1に示されているとおり、結果は、式2の化合物がG1停止を用量依存的に誘導することを示した。
【0044】
式2の化合物は、アポトーシスの誘導を伴うことなく、細胞生存性の顕著な低減およびG1停止を誘導したため、代表的なDLBCLおよびALCL細胞系において細胞老化の誘導を評価した。細胞を式2の化合物で48時間処理し、ついでガラクトシダーゼに関して染色した。図2に示されているとおり、結果は、DLBLCおよびALCL細胞系の両方において老化細胞の顕著な増加を示した。このことは、式2の化合物が、主として、リンパ腫細胞に静細胞効果を及ぼすことを示唆している。
【0045】
実施例2:c−MYC癌遺伝子のダウンレギュレーションに対する式2の化合物の効果
米国特許出願公開第20100286127号(その全体を参照により本明細書に組み入れることとする)に開示されているとおり、式2の化合物はBETブロモドメインタンパク質2、3および4(BRD2、BRD3、BRD4)の競合的インヒビターであることが既に示されている。BRD4の阻害はc−MYC癌遺伝子のダウンレギュレーションを引き起こすことが示されている[Delmore JE,Issa GC,LemieuxMEら:BET bromodomain inhibition as a therapeutic strategy to target c−Myc.Cell 2011;146:1−14]。したがって、BRD2、BRD3およびBRD4のmRNAおよびタンパク質の基底レベル、ならびにc−MYCのmRNAおよびタンパク質レベルに対する式2の化合物の効果を、選択されたDLBCLおよびALCL細胞系において評価した。
【0046】
タンパク質レベルを評価するために、ウエスタンブロット分析を以下のとおりに行った。細胞を熱SDS細胞溶解バッファー(pH 7.4のTris−HCl中の2.5% SDS)中で可溶化し、15秒間にわたって超音波処理した。種々のサンプルにおけるタンパク質含量を、ビシンコニン酸(BCA)タンパク質アッセイ(Pierce Chemical Co.,Rockford,Illinois,USA)を用いて決定した。予想分子量に基づいて、8% ポリアクリルアミドゲルを使用するSDS−PAGEにより、ライセート(40μg)を分画した。分離されたタンパク質を電気的転移によりニトロセルロース膜上にブロットした。該膜をTBS−Tバッファー(137mM NaCl、0.1% Tween 20および5%ウシ血清アルブミンを含有する20mM Tris−HCl(pH7.6))中で1時間ブロッキングした。ついで膜を、TBS−T中で希釈された一次抗体と共に一晩インキュベートした。以下の抗体を使用した:抗BRD2(ab37633,AbCam,Cambridge,UK)、抗BRD3(ab56342,AbCam)、抗BRD4(ab75898,AbCam)および抗GAPDH(MAB374,Millipore,Billerica,Massachusetts,USA)。膜をTBS−T中で3回(それぞれ10分間)洗浄し、ついで、適当なホースラディッシュペルオキシダーゼ結合抗マウスまたは抗ウサギ二次抗体(Amersham Life Sciences,Arlington Heights,Massachusetts,USA)を含有するTBS−T中で1時間インキュベートした。該膜をTBS−T中で3回(それぞれ10分間)洗浄し、ついで、製造業者の説明(Amersham Life Science)に従い、化学発光検出の増強のために処理した。サンプルの同等なローディングがGAPDHに関するプローブにより確認された。
【0047】
mRNA分析を以下のとおりに行った。RNAイージーキット(easy kit)(Qiagen AG,Hombrechtikon,Switzerland)を使用して、細胞からRNAを抽出した。NanoDrop分光光度計(NanoDrop Technologies,Wilmington,Deleware,USA)を使用して、全RNAの濃度を260nmで分光光度的に決定した。リアルタイムPCRキット(Invitrogen,Karlsruhe,Germany)用のスーパースクリプト第1鎖合成系(Superscript First−Strand Synthesis System)を該製造業者の説明に従い使用して、1μgの全RNAを逆転写した。StepOnePlusリアルタイムPCR系(Applied Biosystems,Foster City,California,USA)のFast SYBR Green Master Mixを使用して、PCR増幅を行った。Primer3ソフトウェア・パケージ(Rozen S,Skaletsky H:Primer3 on the WWW for general users and for biologist programmers.In:Misener S,Krawetz SA(編)Methods in Molecular Biology,Vol 132:Bioinformatics Methods and Protocols.Towota,New Jersey,USA;Humana Press,Inc.,2000,pp 365−386)を使用して、BRD2、BRD3およびBRD4のためのプライマーセット(表2)を設計した。c−MYCのためのプライマーセットを、公開されている研究成果から得た。全てのサンプルを三重に分析した。各サンプルの特異的mRNAの相対量を、平均サイクル閾値(Ct)値に基づいて、ハウスキーピング遺伝子GAPDHに対する標準化による実験的変動に関する補正と共にデルタ−デルタCtを用いて計算した。
【表2】
【0048】
それぞれ図3および4に示されているとおり、BRD2のmRNAおよびタンパク質の基底レベルはDLBCL細胞系およびALCL細胞系において広範に変動し、一方、試験した全ての細胞系は低レベルのBRD4のmRNAおよびタンパク質ならびにごく僅かなレベルのBRD3のmRNAおよびタンパク質を示すことを、結果は示した。興味深いことに、BRD2のmRNAおよびタンパク質の基底レベルは式2の化合物による成長阻害に対する感受性に相関しなかった。試験したDLBCL系においては、最高のBRD2 mRNAレベル(SU−DHL−6 GI50=110nM)および最低のBRD2 mRNAレベル(DoHH2 GI50=90nM)を示す系に関して、類似したGI50値が得られた。同様に、試験したALCL系においては、最高のBRD2 mRNAレベル(L82 GI50=36nM)および最低のBRD2 mRNAレベル(FE−PD GI50=158nM)を示す系に関して、類似したGI50値が得られた。
【0049】
それぞれ図5および6に示されているとおり、mRNA分析の結果は、試験した6個中5個(5/6)のDLBCL細胞系および試験した4個中4個(4/4)のALCL細胞系において、式2の化合物への24時間の曝露がc−MYC mRNAの顕著なダウンレギュレーションをもたらすことを示した。興味深いことに、c−MYCの最小ダウンレギュレーションを示したDLBCL系は式2の化合物による非常に感受性な成長阻害を示した(SU−DHL−6 GI50=110nM)。
【0050】
式2の化合物により誘導される、c−MYCのダウンレギュレーションが可逆的であったかどうかを評価するために、3個のDLBCL系(DoHH2、Karpas 422、SU−DHL−2)を式2の化合物で2時間処理し、ついで、式2の化合物を含有する培地を、式2の化合物を含有しない培地と交換した(「洗い落とし」)。洗い落とし後、図7に示されているとおり、種々の速度論で、3個全ての細胞系においてc−MYC mRNA発現の時間依存的回復が観察された。関連実験において、図8に示されているとおり、GI50濃度の式2の化合物で24時間処理されたDLBCL細胞は「洗い落とし」後に再増殖し始めた。
【0051】
実施例3:NFκBのダウンレギュレーションに対する式2の化合物の効果
式2の化合物は、米国特許出願公開第20100286127号に開示されているとおり、BETブロモドメインタンパク質2、3および4(BRD2、BRD3、BRD4)の競合的インヒビターであることが既に示されており、BRD4は、ある状況において腫瘍抑制因子として作用しうる転写因子NFκBの調節に関与すると報告されている[Huang B,Yang XD,Zhou MM,Ozato K,Chen LF:Brd4 coactivates transcriptional activation of NF−κB via specific binding to acetylated RelA.Mol Cell Biol 2009;29:1375−1387]。したがって、NFκB標的(IRF4、A20、BIRC3)のmRNA発現に対する式2の化合物の効果を5個のDLBCL(DoHH、Karpas 422、SU−DHL−2、SU−DHL−6、U2932)細胞系において評価した。結果は、式2の化合物がNFκB標的のダウンレギュレーションを誘導することを示した。代表的な結果を図9に示す。
【0052】
本開示は、該開示の精神または必須属性から逸脱することなく、他の特定の形態において具体化されうる。したがって、該開示の範囲を示すものとしては、前記明細書ではなく、添付の特許請求の範囲が参照されるべきである。前記説明は該開示の好ましい実施形態に向けられているが、他の変更および修飾が当業者に明らかであり、本開示の精神または範囲から逸脱することなく施されうることが注目される。
図1
図2
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図7
図8
図9