【実施例】
【0025】
実施例1:ナノエマルションのタイプの判定
60mlの水を100ml容ビーカーに入れた。試験対象のナノエマルションを水に滴加した。ナノエマルションが水に分散して、透明又は半透明の溶液が生じたら、試験したナノエマルションはo/w型ナノエマルションとした。しかしながら、ナノエマルションが水中に油状液滴を形成したら、試験したナノエマルションはw/o型ナノエマルションとした。
【0026】
実施例2:ヤシ油ナノエマルションの調製
以下に記載の手順に従ってナノエマルションを調製した。
【0027】
ナノエマルションの水性相の調製
210gの精製水、90gの尿素、60gのキシリトール、60gのトレハロース及び30gのメチルスルホニルメタンの組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、水性相が形成した。
【0028】
ナノエマルションの油相の調製
80gのヤシ油、20gのパラフィン油、50gのシクロメチコン(DC−345)、20gの蜜蝋、10gのグリセリルモノステアレート、16gのステアリン酸、14gのソルビタンモノステアレート、36gのポリエチレングリコールソルビタンモノステアレート及び42gのPEG−40水添ヒマシ油の組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、油相が形成した。
【0029】
ナノエマルションの調製
上記で調製した油相及び水性相の組合せを、表1に示される重量比において、200ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって0.5時間足らず混合すると、w/o型ナノエマルション又はo/w型ナノエマルションが形成した。
【0030】
【表1】
【0031】
上記のナノエマルションは全て、室温で少なくとも3ヶ月間安定し、チンダル現象を示した。
【0032】
本実施例において調製された各ナノエマルションのタイプは、実施例1に記載の手順に従って判定した。
【0033】
抗菌性試験は、USP(米国薬局方)35<51>、抗菌効力試験(Antimicrobial Effectiveness Testing)(52頁)に記載の手順に従って行ったところ、本実施例において調製したナノエマルションは全て、この抗菌性試験に合格するものであった。
【0034】
実施例3:パーム油ナノエマルションの調製
以下に記載の手順に従ってナノエマルションを調製した。
【0035】
30gの水性相と120gの油相とから構成される150gのw/o型ナノエマルションは、ヤシ油の代わりにパーム油を使用した以外、実施例2に記載の手順に従って調製した。このように調製したナノエマルションは、半透明で、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。このナノエマルションはチンダル現象を示した。
【0036】
60gの水性相と90gの油相とから構成される150gのw/o型ナノエマルションは、ヤシ油の代わりにパーム油を使用した以外、実施例2に記載の手順に従って調製した。このように調製したナノエマルションは、透明で、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。このナノエマルションはチンダル現象を示した。
【0037】
60gの水性相と90gの油相とから構成される150gのo/w型ナノエマルションは、ヤシ油の代わりにパーム油を使用した以外、実施例2に記載の手順に従って調製した。このように調製したナノエマルションは、透明で、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。このナノエマルションはチンダル現象を示した。
【0038】
75gの水性相と25gの油相とから構成される100gのo/w型ナノエマルションは、ヤシ油の代わりにパーム油を使用した以外、実施例2に記載の手順に従って調製した。このように調製したナノエマルションは、透明で、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。このナノエマルションはチンダル現象を示した。
【0039】
本実施例において調製された各ナノエマルションのタイプは、実施例1に記載の手順に従って判定した。
【0040】
本実施例において調製されたナノエマルションは全て、抗菌性試験に合格するものであり、該抗菌性試験は、USP 35<51>、抗菌効力試験(52頁)に記載の手順に従って行った。
【0041】
実施例4:馬脂ナノエマルションの調製
以下に記載の手順に従ってナノエマルションを調製した。
【0042】
60gの水性相と90gの油相とから構成される150gのw/o型ナノエマルションは、ヤシ油の代わりに馬脂を使用した以外、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0043】
60gの水性相と40gの油相とから構成される100gのo/w型ナノエマルションは、ヤシ油の代わりに馬脂を使用した以外、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0044】
このように調製したナノエマルションは、透明で、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。これらのナノエマルションはともにチンダル現象を示した。
【0045】
本実施例において調製された各ナノエマルションのタイプは、実施例1に記載の手順に従って判定した。
【0046】
抗菌性試験は、USP 35<51>、抗菌効力試験(52頁)に記載の手順に従って行ったところ、本実施例において調製したナノエマルションはともに、この抗菌性試験に合格するものであった。
【0047】
実施例5:馬脂ナノエマルションの調製
以下に記載の手順に従ってナノエマルションを調製した。
【0048】
ナノエマルションの水性相の調製
150gの精製水、150gの尿素及び40gのマンニトールの組合せを、ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、水性相が形成した。
【0049】
ナノエマルションの油相の調製
油相は、ヤシ油の代わりに馬脂を用いた以外、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0050】
ナノエマルションの調製
60gの水性相と90gの油相とから構成される150gのw/o型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0051】
60gの水性相と40gの油相とから構成される100gのo/w型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0052】
このように調製したナノエマルションは、透明で、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。これらのナノエマルションはともにチンダル現象を示した。
【0053】
本実施例において調製された各ナノエマルションのタイプは、実施例1に記載の手順に従って判定した。
【0054】
抗菌性試験は、USP 35<51>、抗菌効力試験(52頁)に記載の手順に従って行ったところ、本実施例において調製した2つのナノエマルションは、この抗菌性試験に合格するものであった。
【0055】
実施例6:親水性界面活性剤を1つだけ含有するパーム油/スクアレンナノエマルションの調製
以下に記載の手順に従ってナノエマルションを調製した。
【0056】
ナノエマルションの水性相の調製
180gの精製水、100gの尿素、20gのブチレングリコールの組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、水性相が形成した。
【0057】
ナノエマルションの油相の調製
100gのパーム油、20gのスクアレン、25gのシクロメチコン(DC−345)、10gの蜜蝋、20gのステアリン酸、16gのソルビタンモノステアレート及び60gのPEG−40水添ヒマシ油の組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、油相が形成した。
【0058】
ナノエマルションの調製
表2に示される重量比における、上記で調製した油相及び水性相の組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で、一定の手動撹拌によって最大0.5時間混合すると、表2にも挙げられているナノエマルションが形成した。
【0059】
【表2】
【0060】
上記のナノエマルションは全て、室温で少なくとも3ヶ月間安定し、チンダル現象を示した。
【0061】
本実施例において調製された各ナノエマルションのタイプは、実施例1に記載の手順に従って判定した。
【0062】
抗菌性試験は、USP 35<51>、抗菌効力試験(52頁)に記載の手順に従って行ったところ、本実施例において調製したナノエマルションは全て、この抗菌性試験に合格するものであった。
【0063】
実施例7:ヤシ油をベースとした医薬ナノエマルションの調製
以下に記載の手順に従ってナノエマルションを調製した。
【0064】
29.5gの水性相と、0.5gの1つの油溶性の医薬有効成分を溶解させた20gの油相とから構成される50gのo/w型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。油溶性の医薬有効成分は、テルビナフィン、ジクロフェナクジエチルアミン、ジエチルアミン、メトロニダゾール、インドメタシン、クロトリマゾール又はエリスロマイシンとする。
【0065】
このように調製した6つのナノエマルションは、透明で、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。これらのナノエマルションはチンダル現象を示した。
【0066】
本実施例において調製された各ナノエマルションのタイプは、実施例1に記載の手順に従って判定した。
【0067】
抗菌性試験は、USP 35<51>、抗菌効力試験(52頁)に記載の手順に従って行ったところ、本実施例において調製したナノエマルションは全て、この抗菌性試験に合格するものであった。
【0068】
実施例8:パーム油をベースとした医薬ナノエマルションの調製
ナノエマルションは、ヤシ油の代わりにパーム油を使用し、かつ油溶性の医薬有効成分を、テルビナフィン、ジクロフェナクジエチルアミン、メトコナゾール、カイネチン、ビホナゾール及びミコナゾールとする以外、実施例7に記載の手順に従って調製した。
【0069】
このように調製した6つのナノエマルションは、透明で、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。これらのナノエマルションはチンダル現象を示した。
【0070】
本実施例において調製された各ナノエマルションのタイプは、実施例1に記載の手順に従って判定した。
【0071】
抗菌性試験は、USP 35<51>、抗菌効力試験(52頁)に記載の手順に従って行ったところ、本実施例において調製したナノエマルションは全て、この抗菌性試験に合格するものであった。
【0072】
実施例9:クリンバゾールを含有する精油ナノエマルションの調製
以下に記載の手順に従ってナノエマルションを調製した。
【0073】
ナノエマルションの水性相の調製
150gの精製水、150gの尿素及び40gのプロピレングリコールの組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、水性相が形成した。
【0074】
ナノエマルションの油相の調製
40gのティーツリー油、20gのユーカリ油、30gのメントール、50gのパラフィン油、50gのシクロメチコン(DC−345)、20gの蜜蝋、10gのグリセリルモノステアレート、16gのステアリン酸、14gのソルビタンモノステアレート、36gのポリエチレングリコールソルビタンモノステアレート及び42gのPEG−40水添ヒマシ油の組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、油相が形成した。
【0075】
ナノエマルションの調製
60gの水性相と90gの油相とから構成される150gのw/o型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0076】
90gの水性相と60gの油相とから構成される150gのo/w型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0077】
1gのクリンバゾールを溶解させた59gの水性相と、40gの油相とから構成される100gのo/w型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0078】
上記ナノエマルションは全て、透明で、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。これらのナノエマルションはチンダル現象を示した。
【0079】
本実施例において調製された各ナノエマルションのタイプは、実施例1に記載の手順に従って判定した。
【0080】
抗菌性試験は、USP 35<51>、抗菌効力試験(52頁)に記載の手順に従って行ったところ、本実施例において調製したナノエマルションは全て、この抗菌性試験に合格するものであった。
【0081】
実施例10:実施例9におけるものとは異なる水性相を有する精油ナノエマルションの調製
以下に記載の手順に従ってナノエマルションを調製した。
【0082】
ナノエマルションの水性相の調製
210gの精製水、90gの尿素、60gのキシリトール、60gのトレハロース及び30gのメチルスルホニルメタンの組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、水性相が形成した。
【0083】
ナノエマルションの油相の調製
40gのティーツリー油、20gのユーカリ油、30gのメントール、50gのパラフィン油、50gのシクロメチコン(DC−345)、20gの蜜蝋、10gのグリセリルモノステアレート、16gのステアリン酸、14gのソルビタンモノステアレート、36gのポリエチレングリコールソルビタンモノステアレート及び42gのPEG−40水添ヒマシ油の組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、油相が形成した。
【0084】
ナノエマルションの調製
60gの水性相と90gの油相とから構成される150gのw/o型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0085】
90gの水性相と60gの油相とから構成される150gのo/w型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0086】
2つのナノエマルションは、透明で、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。これらのナノエマルションはともにチンダル現象を示した。
【0087】
本実施例において調製された各ナノエマルションのタイプは、実施例1に記載の手順に従って判定した。
【0088】
抗菌性試験は、USP 35<51>、抗菌効力試験(52頁)に記載の手順に従って行ったところ、本実施例において調製したナノエマルションはともに、この抗菌性試験に合格するものであった。
【0089】
実施例11:トルナフテート又はケトコナゾールを含有する精油ナノエマルションの調製
以下に記載の手順に従ってナノエマルションを調製した。
【0090】
ナノエマルションの水性相の調製
150gの精製水、150gの尿素及び40gのプロピレングリコールの組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、水性相が形成した。
【0091】
ナノエマルションの油相の調製
50gのティーツリー油、20gのユーカリ油、15gのメントール、15gのサリチル酸メチル、50gのシクロメチコン(DC−345)、10gの蜜蝋、10gのラウリン酸、6gのステアリン酸、14gのソルビタンモノステアレート、40gのポリオキシエチレングリコール(40)ステアレート及び40gのPEG−40水添ヒマシ油の組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、油相が形成した。
【0092】
ナノエマルションの調製
60gの水性相と90gの油相とから構成される150gのw/o型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0093】
90gの水性相と60gの油相とから構成される150gのo/w型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0094】
60gの水性相と、1.8gのトルナフテートを溶解させた88.2gの油相とから構成される150gのw/o型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0095】
60gの水性相と、1.8gのケトコナゾールを溶解させた88.2gの油相とから構成される150gのw/o型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0096】
上記ナノエマルションは全て、透明で、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。これらのナノエマルションはチンダル現象を示した。
【0097】
本実施例において調製された各ナノエマルションのタイプは、実施例1に記載の手順に従って判定した。
【0098】
抗菌性試験は、USP 35<51>、抗菌効力試験(52頁)に記載の手順に従って行ったところ、本実施例において調製したナノエマルションは全て、この抗菌性試験に合格するものであった。
【0099】
実施例12:フレグランス/精油ナノエマルションの調製
以下に記載の手順に従ってナノエマルションを調製した。
【0100】
ナノエマルションの水性相の調製
150gの精製水、150gの尿素及び40gのプロピレングリコールの組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、水性相が形成した。
【0101】
ナノエマルションの油相の調製
80gのレモンユーカリ油、40gのシトロネラ油、24gのラベンダー油、22gのユーカリ油、15gのローズマリー油、15gのカンファー、15gのメントール、6gのタイム、10gの蜜蝋、10gのラウリン酸、6gのステアリン酸、14gのソルビタンモノステアレート、40gのポリオキシエチレングリコール(40)ステアレート及び40gのPEG−40水添ヒマシ油の組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、油相が形成した。
【0102】
ナノエマルションの調製
60gの水性相と90gの油相とから構成される150gのw/o型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0103】
60gの水性相と40gの油相とから構成される100gのo/w型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0104】
ナノエマルションはともに、透明で、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。これらのナノエマルションはチンダル現象を示した。
【0105】
本実施例において調製された各ナノエマルションのタイプは、実施例1に記載の手順に従って判定した。
【0106】
抗菌性試験は、USP 35<51>、抗菌効力試験(52頁)に記載の手順に従って行ったところ、本実施例において調製した2つのナノエマルションは、この抗菌性試験に合格するものであった。
【0107】
実施例13:CoQ10を含有する中鎖油ナノエマルションの調製
以下に記載の手順に従ってナノエマルションを調製した。
【0108】
ナノエマルションの水性相の調製
150gの精製水、100gのグリセリン、80gのキシリトール、20gのマンニトール及び30gのメチルスルホニルメタンの組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、水性相が形成した。
【0109】
ナノエマルションの油相の調製
170gの中鎖トリグリセリド油、16gのステアリン酸、14gのソルビタンモノステアレート、30gのポリエチレングリコールソルビタンモノステアレート及び30gのPEG−40水添ヒマシ油の組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、油相が形成した。
【0110】
ナノエマルションの調製
50gの水性相と、5gのCoQ10を溶解させた95gの油相とから構成される150gのw/o型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0111】
90gの水性相と、3gのCoQ10を溶解させた57gの油相とから構成される150gのo/w型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0112】
120gの水性相と、3gのCoQ10を溶解させた30gの油相とから構成される153gのo/w型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0113】
上記ナノエマルションは全て、透明で、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。これらのナノエマルションはチンダル現象を示した。
【0114】
本実施例において調製された各ナノエマルションのタイプは、実施例1に記載の手順に従って判定した。
【0115】
抗菌性試験は、USP 35<51>、抗菌効力試験(52頁)に記載の手順に従って行ったところ、本実施例において調製したナノエマルションは全て、この抗菌性試験に合格するものであった。
【0116】
実施例14:中鎖トリグリセリドナノエマルションの調製
以下に記載の手順に従ってナノエマルションを調製した。
【0117】
ナノエマルションの水性相の調製
100gの精製水、100gのグリセリン、50gのキシリトール、50gのトレハロース、30gのエリスリトール及び15gのマルトデキストリンの組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、水性相が形成した。
【0118】
ナノエマルションの油相の調製
170gの中鎖トリグリセリド、16gのステアリン酸、14gのソルビタンモノステアレート、30gのポリエチレングリコールソルビタンモノステアレート及び30gのPEG−40水添ヒマシ油の組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、油相が形成した。
【0119】
ナノエマルションの調製
54gの水性相と、6gのルテインを溶解させた120gの油相とから構成される180gのw/o型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0120】
174gの水性相と、6gのルテインを溶解させた120gの油相とから構成される300gのo/w型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0121】
上記ナノエマルションはともに、透明で、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。これらのナノエマルションはチンダル現象を示した。
【0122】
本実施例において調製された各ナノエマルションのタイプは、実施例1に記載の手順に従って判定した。
【0123】
抗菌性試験は、USP 35<51>、抗菌効力試験(52頁)に記載の手順に従って行ったところ、本実施例において調製したナノエマルションはともに、この抗菌性試験に合格するものであった。
【0124】
実施例15:CoQ10を含有する中鎖トリグリセリド油ナノエマルションの調製
以下に記載の手順に従ってナノエマルションを調製した。
【0125】
ナノエマルションの水性相の調製
100gの精製水、100gのグリセリン、50gのキシリトール、50gのトレハロース、35gのエリスリトール及び15gのマルトデキストリンの組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、水性相が形成した。
【0126】
ナノエマルションの油相の調製
50gの中鎖トリグリセリド、50gの魚油、10gのステアリン酸、8gのソルビタンモノステアレート、20gのポリエチレングリコールソルビタンモノステアレート及び20gのPEG−40水添ヒマシ油の組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、油相が形成した。
【0127】
ナノエマルションの調製
20gの水性相と、5gのCoQ10を溶解させた100gの油相とから構成される125gのw/o型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0128】
58gの水性相と、2gのCoQ10を溶解させた40gの油相とから構成される100gのo/w型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0129】
上記ナノエマルションはともに、透明で、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。これらのナノエマルションはチンダル現象を示した。
【0130】
本実施例において調製された各ナノエマルションのタイプは、実施例1に記載の手順に従って判定した。
【0131】
抗菌性試験は、USP 35<51>、抗菌効力試験(52頁)に記載の手順に従って行ったところ、本実施例において調製したナノエマルションは全て、この抗菌性試験に合格するものであった。
【0132】
実施例16:二硝酸イソソルビド又はファモチジンを含有するスクアレン/(カプリル酸/カプリン酸)トリグリセリドナノエマルションの調製
以下に記載の手順に従ってナノエマルションを調製した。
【0133】
ナノエマルションの水性相の調製
150gの精製水、150gの尿素及び40gのプロピレングリコールの組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、水性相が形成した。
【0134】
ナノエマルションの油相の調製
80gのスクアレン、80gの(カプリル酸/カプリン酸)トリグリセリド、16gのステアリン酸、14gのソルビタンモノステアレート、40gのポリオキシエチレングリコール(40)ステアレート及び40gのPEG−40水添ヒマシ油の組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、油相が形成した。
【0135】
ナノエマルションの調製
60gの水性相と90gの油相とから構成される150gのw/o型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0136】
90gの水性相と60gの油相とから構成される150gのo/w型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0137】
88.5gの水性相と、1.5gの二硝酸イソソルビドを溶解させた60gの油相とから構成される150gのo/w型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0138】
88.5gの水性相と、1.5gのファモチジンを溶解させた60gの油相とから構成される150gのo/w型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0139】
上記ナノエマルションは全て、透明で、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。これらのナノエマルションはチンダル現象を示した。
【0140】
本実施例において調製された各ナノエマルションのタイプは、実施例1に記載の手順に従って判定した。
【0141】
抗菌性試験は、USP 35<51>、抗菌効力試験(52頁)に記載の手順に従って行ったところ、本実施例において調製したナノエマルションは全て、この抗菌性試験に合格するものであった。
【0142】
実施例17:クルクミン又はテストステロンを含有する合成油ナノエマルションの調製
以下に記載の手順に従ってナノエマルションを調製した。
【0143】
ナノエマルションの水性相の調製
150gの精製水、150gの尿素及び40gのプロピレングリコールの組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、水性相が形成した。
【0144】
ナノエマルションの油相の調製
80gの(カプリル酸/カプリン酸)トリグリセリド、40gのオレイン酸エチル、40gのオレイン酸ソルビタン、8gの蜜蝋、8gのラウリン酸、8gのソルビタンモノステアレート及び64gのポリオキシエチレングリコール(40)ステアレートの組合せを、400ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、油相が形成した。
【0145】
ナノエマルションの調製
45gの水性相と90gの油相とから構成される135gのw/o型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0146】
45gの水性相と、1.8gのテストステロンを溶解させた88.2gの油相とから構成される135gのw/o型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0147】
45gの水性相と、0.6gのクルクミンを溶解させた89.4gの油相とから構成される135gのw/o型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0148】
上記ナノエマルションは全て、透明で、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。これらのナノエマルションはチンダル現象を示した。
【0149】
本実施例において調製された各ナノエマルションのタイプは、実施例1に記載の手順に従って判定した。
【0150】
抗菌性試験は、USP 35<51>、抗菌効力試験(52頁)に記載の手順に従って行ったところ、本実施例において調製したナノエマルションは全て、この抗菌性試験に合格するものであった。
【0151】
実施例18:CoQ10、ビタミンA、ビタミンE及びビタミンDを含有するナノエマルションの調製
以下に記載の手順に従ってナノエマルションを調製した。
【0152】
ナノエマルションの水性相の調製
280gの精製水、240gのグリセリン、48gの尿素及び32gのトレハロースの組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、600gの水性相が形成した。
【0153】
ナノエマルションの油相の調製
2.4gのCoQ10、4.8gのビタミンA、1.2gのビタミンD1.2、30gのビタミンE、85.6gのパラフィン油、140gのシクロメチコン(DC−345)、32gのステアリン酸、24gのソルビタンステアレート及び80gのポリエチレングリコールソルビタンモノステアレートの組合せを、400ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、400gの油相が形成した。
【0154】
ナノエマルションの調製
600gの水性相と400gの油相とから構成される1000gのナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0155】
上記ナノエマルションは、透明なo/w型ナノエマルションであり、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。このナノエマルションはチンダル現象を示した。
【0156】
上記ナノエマルションのタイプは、実施例1に記載の手順に従って判定した。
【0157】
抗菌性試験は、USP 35<51>、抗菌効力試験(52頁)に記載の手順に従って行ったところ、上記ナノエマルションは、この抗菌性試験に合格するものであった。
【0158】
実施例19:ビタミンE/ブドウ種子油/ヤシ油/ミンク油(mink oil)/パラフィン油/シクロメチコンナノエマルションの調製
以下に記載の手順に従ってナノエマルションを調製した。
【0159】
ナノエマルションの水性相の調製
168gの精製水、115gの尿素、77gのグリセリン、20gのプロピレングリコール、20gのピロリドンカルボン酸ナトリウム及び20gのトレハロースの組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、420gの水性相が形成した。
【0160】
ナノエマルションの油相の調製
30gのビタミンE、30gのブドウ種子油、40gのヤシ油、8gのミンク油、24gのパラフィン油、60gのシクロメチコン(DC−345)、16gの蜜蝋、8gのグリセリルモノステアレート、19gのステアリン酸、17gのソルビタンモノステアレート、50gのPEG−40水添ヒマシ油及び28gのポリオキシエチレングリコール(40)ステアレートの組合せを、400ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、330gの油相が形成した。
【0161】
ナノエマルションの調製
420gの水性相と330gの油相とから構成される750gのナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0162】
上記ナノエマルションは、透明なo/w型ナノエマルションであり、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。このナノエマルションはチンダル現象を示した。
【0163】
上記ナノエマルションのタイプは、実施例1に記載の手順に従って判定した。
【0164】
抗菌性試験は、USP 35<51>、抗菌効力試験(52頁)に記載の手順に従って行ったところ、上記ナノエマルションは、この抗菌性試験に合格するものであった。
【0165】
実施例20:ビタミンE/ブドウ種子油/ヤシ油/ミンク油/パラフィン油/シクロメチコンナノエマルションの調製
以下に記載の手順に従ってナノエマルションを調製した。
【0166】
ナノエマルションの水性相の調製
168gの精製水、115gの尿素、77gのグリセリン、20gのプロピレングリコール、20gのピロリドンカルボン酸ナトリウム及び20gのトレハロースの組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、420gの水性相が形成した。
【0167】
ナノエマルションの油相の調製
30gのビタミンE、30gのブドウ種子油、40gのヤシ油、8gのミンク油、24gのパラフィン油、60gのシクロメチコン(DC−345)、16gの蜜蝋、8gのグリセリルモノステアレート、19gのステアリン酸、17gのソルビタンモノステアレート、50gのPEG−40水添ヒマシ油及び28gのポリエチレングリコールソルビタンモノステアレートの組合せを、400ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、330gの油相が形成した。
【0168】
ナノエマルションの調製
420gの水性相と330gの油相とから構成される750gのナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0169】
上記ナノエマルションは、透明なo/w型ナノエマルションであり、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。このナノエマルションはチンダル現象を示した。
【0170】
上記ナノエマルションのタイプは、実施例1に記載の手順に従って判定した。
【0171】
抗菌性試験は、USP 35<51>、抗菌効力試験(52頁)に記載の手順に従って行ったところ、上記ナノエマルションは、この抗菌性試験に合格するものであった。
【0172】
実施例21:ビタミンE/ブドウ種子油/ヤシ油/ミンク油/パラフィン油/シクロメチコンナノエマルションの調製
以下に記載の手順に従ってナノエマルションを調製した。
【0173】
ナノエマルションの水性相の調製
168gの精製水、115gの尿素、77gのグリセリン、20gのプロピレングリコール、20gのピロリドンカルボン酸ナトリウム及び20gのトレハロースの組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、420gの水性相を形成した。
【0174】
ナノエマルションの油相の調製
30gのビタミンE、30gのブドウ種子油、40gのヤシ油、8gのミンク油、24gのパラフィン油、60gのシクロメチコン(DC−345)、16gの蜜蝋、8gのグリセリルモノステアレート、19gのステアリン酸、17gのソルビタンモノステアレート、50gのPEG−40水添ヒマシ油及び28gのポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートの組合せを、400ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、330gの油相が形成した。
【0175】
ナノエマルションの調製
420gの水性相と330gの油相とから構成される750gのナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0176】
上記ナノエマルションは、透明なo/w型ナノエマルションであり、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。このナノエマルションはチンダル現象を示した。
【0177】
上記ナノエマルションのタイプは、実施例1に記載の手順に従って判定した。
【0178】
抗菌性試験は、USP 35<51>、抗菌効力試験(52頁)に記載の手順に従って行ったところ、上記ナノエマルションは、この抗菌性試験に合格するものであった。
【0179】
実施例22:ビタミンE/ブドウ種子油/ヤシ油/ミンク油/パラフィン油/シクロメチコンナノエマルションの調製
以下に記載の手順に従ってナノエマルションを調製した。
【0180】
ナノエマルションの水性相の調製
150gの精製水、150gの尿素及び40gのプロピレングリコールの組合せを、ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、340gの水性相が形成した。
【0181】
ナノエマルションの油相の調製
30gのビタミンE、30gのブドウ種子油、40gのヤシ油、8gのミンク油、24gのパラフィン油、60gのシクロメチコン(DC−345)、16gの蜜蝋、8gのグリセリルモノステアレート、19gのステアリン酸、17gのソルビタンモノステアレート、50gのPEG−40水添ヒマシ油及び28gのポリオキシエチレングリコール(40)ステアレートの組合せを、400ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、330gの油相が形成した。
【0182】
ナノエマルションの調製
420gの水性相と330gの油相とから構成される750gのナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0183】
上記ナノエマルションは、透明なo/w型ナノエマルションであり、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。このナノエマルションはチンダル現象を示した。
【0184】
上記ナノエマルションのタイプは、実施例1に記載の手順に従って判定した。
【0185】
抗菌性試験は、USP 35<51>、抗菌効力試験(52頁)に記載の手順に従って行ったところ、上記ナノエマルションは、この抗菌性試験に合格するものであった。
【0186】
実施例23:親水性界面活性剤を1つだけ含有する精油ナノエマルションの調製
以下に記載の手順に従ってナノエマルションを調製した。
【0187】
ナノエマルションの水性相の調製
200gの精製水、100gのグリセリン、50gのグルコサミン及び50gのメチルスルホニルメタンの組合せを、500ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、水性相が形成した。
【0188】
ナノエマルションの油相の調製
30gのビタミンE、30gのブドウ種子油30g、40gのヤシ油、8gのミンク油、24gのパラフィン油、60gのシクロメチコン(DC−345)、16gの蜜蝋、8gのグリセリルモノステアレート、19gのステアリン酸、17gのソルビタンモノステアレート及び68gのPEG−40水添ヒマシ油の組合せを、400ml容ビーカー内、65℃〜75℃で一定の手動撹拌によって混合すると、油相が形成した。
【0189】
ナノエマルションの調製
60gの水性相と90gの油相とから構成される150gのw/o型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0190】
90gの水性相と60gの油相とから構成される150gのo/w型ナノエマルションを、実施例2に記載の手順に従って調製した。
【0191】
上記ナノエマルションは、透明で、室温で少なくとも3ヶ月間安定であった。これらのナノエマルションはチンダル現象を示した。
【0192】
本実施例において調製された各ナノエマルションのタイプは、実施例1に記載の手順に従って判定した。
【0193】
抗菌性試験は、USP 35<51>、抗菌効力試験(52頁)に記載の手順に従って行ったところ、本実施例において調製した2つのナノエマルションは、この抗菌性試験に合格するものであった。
【0194】
他の実施形態
本明細書中に開示される特徴は全て、任意の組合せで組み合わせることができる。本明細書中に開示される各特徴は、同じ、同等又は類似の目的に適う代替的な特徴によって置き換えることができる。このため、特に明記しない限り、開示される各特徴は、包括的な一連の同等又は類似の特徴の単なる一例にすぎないものとする。
【0195】
上記の説明から、当業者は、本発明の本質的な特徴を容易に確認することができ、本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく、本発明の様々な変更及び修正を行うことで、本発明を様々な使用及び条件に適合させることができる。このため、他の実施形態も添付の特許請求の範囲内にある。