特許第6266113号(P6266113)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6266113商店の評価情報を生成するサーバ、方法、及び評価情報を受信するデバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6266113
(24)【登録日】2018年1月5日
(45)【発行日】2018年1月24日
(54)【発明の名称】商店の評価情報を生成するサーバ、方法、及び評価情報を受信するデバイス
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20180115BHJP
【FI】
   G06Q30/02 480
   G06Q30/02 350
【請求項の数】19
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2016-538478(P2016-538478)
(86)(22)【出願日】2013年8月26日
(65)【公表番号】特表2016-532213(P2016-532213A)
(43)【公表日】2016年10月13日
(86)【国際出願番号】KR2013007625
(87)【国際公開番号】WO2015030269
(87)【国際公開日】20150305
【審査請求日】2016年2月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】516057439
【氏名又は名称】ファンプルワークス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001210
【氏名又は名称】特許業務法人YKI国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム ヒュン
【審査官】 山下 剛史
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−250615(JP,A)
【文献】 特開2002−259667(JP,A)
【文献】 国際公開第2005/111880(WO,A1)
【文献】 特開2007−220084(JP,A)
【文献】 特開2003−151033(JP,A)
【文献】 特開2006−53930(JP,A)
【文献】 米国特許第8370062(US,B1)
【文献】 韓国公開特許第10−2009−0106797(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
G07G 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
評価情報を生成するサーバにおいて、
ユーザのデバイスが商店の領域内に位置するか否かを判断する判断部と、
前記判断部の判断結果に応じて前記商店に対応する前記ユーザの訪問情報を更新する訪問情報管理部と、
前記訪問情報に基づいて前記ユーザの等級を決定する等級決定部と、
複数のユーザの等級に基づいて前記商店の評価情報を生成する評価情報生成部と、
前記ユーザのデバイスから前記商店に対する前記ユーザの点数を受信する受信部と、
を含み、
前記訪問情報管理部は、前記ユーザのデバイスが前記商店の領域内に位置する時間に基づいて、前記ユーザの訪問を単純訪問に該当する第1の類型の訪問又は購買訪問に該当する第2の類型の訪問の何れか1つに決定し、
前記訪問情報管理部は、前記第1の類型の訪問の回数と第1の加重値との掛けと、前記第2の類型の訪問の回数と第2の加重値との掛けとの合計に基づいて前記訪問情報を更新し、
前記評価情報生成部は、前記複数のユーザ各々の性向に基づいて前記複数のユーザ各々の点数に加重値を適用することにより前記評価情報を生成する、
ことを特徴とする、評価情報生成サーバ。
【請求項2】
前記評価情報生成部は、前記等級に基づいて前記ユーザの点数を決定し、複数のユーザの点数に基づいて前記商店の評価情報を生成する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の評価情報生成サーバ。
【請求項3】
前記訪問情報は、訪問回数及び頻度の少なくとも1つ以上を含み、
前記等級決定部は、前記訪問回数及び頻度の少なくとも1つ以上に基づいて前記ユーザの等級を決定する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の評価情報生成サーバ。
【請求項4】
前記等級決定部は、前記訪問回数が臨界値以上である場合、前記ユーザの等級を常連顧客等級に決定する、
ことを特徴とする、請求項3に記載の評価情報生成サーバ。
【請求項5】
記評価情報生成部は、前記複数のユーザの等級及び前記複数のユーザの点数に基づいて前記商店の評価情報を生成する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の評価情報生成サーバ。
【請求項6】
前記評価情報生成部は、前記複数のユーザ各々の等級に応じて前記複数のユーザ各々の点数に加重値を適用することにより前記評価情報を生成し、
前記複数のユーザ各々の等級は、第1の等級、第2の等級及び第3の等級の何れか1つである、
ことを特徴とする、請求項5に記載の評価情報生成サーバ。
【請求項7】
前記判断部は、前記商店の位置情報及び前記デバイスの位置情報の少なくとも1つ以上に基づき、前記ユーザのデバイスが前記商店の領域内に位置するか否かを判断する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の評価情報生成サーバ。
【請求項8】
前記位置情報は、GPS(Global Positioning System)情報、前記デバイスの基地局情報、及び前記デバイスのAP(Access Point)情報の少なくとも1つ以上である、
ことを特徴とする、請求項7に記載の評価情報生成サーバ。
【請求項9】
前記判断部は、前記デバイスの第1の位置情報及び第2の位置情報に基づいて前記ユーザのデバイスが前記商店の領域内に位置する時間を判断し、
前記訪問情報管理部は、前記時間に基づいて前記ユーザの訪問情報を更新する、
ことを特徴とする、請求項7に記載の評価情報生成サーバ。
【請求項10】
前記訪問情報管理部は、前記ユーザのデバイス又は前記商店の決済デバイスを通じて決済プロセスが進行された場合、前記ユーザの訪問を前記第2の類型の訪問に決定する、
ことを特徴とする、請求項に記載の評価情報生成サーバ。
【請求項11】
前記訪問情報管理部は、前記商店の近距離通信デバイスから前記ユーザのデバイスの識別子が受信される場合、前記ユーザの訪問を前記第2の類型の訪問に決定する、
ことを特徴とする、請求項に記載の評価情報生成サーバ。
【請求項12】
前記複数のユーザの複数のデバイス及び前記商店のデバイスに前記評価情報を転送する転送部をさらに含む、
ことを特徴とする、請求項1に記載の評価情報生成サーバ。
【請求項13】
前記転送部は、前記ユーザの等級に基づいて前記ユーザのデバイスにリワード又はターゲット情報を転送する、
ことを特徴とする、請求項12に記載の評価情報生成サーバ。
【請求項14】
前記判断部は、前記ユーザのデバイスから受信した通知に基づいてユーザのデバイスが前記商店の領域内に位置するか否かを判断する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の評価情報生成サーバ。
【請求項15】
評価情報を生成する方法において、
ユーザのデバイスが商店の領域内に位置するか否かを判断するステップと、
前記判断するステップにおける判断結果に応じて前記商店に対応する前記ユーザの訪問情報を更新するステップと、
前記訪問情報に基づいて前記ユーザの等級を決定するステップと、
複数のユーザの等級に基づいて前記商店の評価情報を生成するステップと、
前記ユーザのデバイスから前記商店に対する前記ユーザの点数を受信するステップと、
を含み、
前記判断結果に応じて前記商店に対応する前記ユーザの訪問情報を更新するステップは、
前記ユーザのデバイスが前記商店の領域内に位置する時間に基づいて、前記ユーザの訪問を単純訪問に該当する第1の類型の訪問又は購買訪問に該当する第2の類型の訪問の何れか1つに決定するステップと、
前記第1の類型の訪問の回数と第1の加重値との掛けと、前記第2の類型の訪問の回数と第2の加重値との掛けとの合計に基づいて前記訪問情報を更新するステップと、
を含み、
前記複数のユーザの等級に基づいて前記商店の評価情報を生成するステップは、
前記複数のユーザ各々の性向に基づいて前記複数のユーザ各々の点数に加重値を適用することにより前記評価情報を生成するステップを含む、
ことを特徴とする、評価情報生成方法。
【請求項16】
記評価情報を生成するステップは、前記複数のユーザの点数及び前記複数のユーザの等級に基づいて前記商店の評価情報を生成する、
ことを特徴とする、請求項15に記載の評価情報生成方法。
【請求項17】
前記複数のユーザの複数のデバイス及び前記商店のデバイスに前記評価情報を転送するステップをさらに含む、
ことを特徴とする、請求項15に記載の評価情報生成方法。
【請求項18】
請求項15乃至請求項17の何れか一項に記載の方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項19】
デバイスにおいて、
前記デバイスが所定商店の領域内に位置する際、前記デバイスの位置情報を評価情報生成サーバに転送する転送部と、
ユーザインターフェースから前記商店に対する第1の評価を入力される入力部と、
前記第1の評価を前記評価情報生成サーバに転送する転送部と、
前記評価情報生成サーバから前記商店の評価情報を受信する受信部と、
を含み、
前記評価情報は、前記第1の評価及び前記デバイスのユーザの等級に応じて変更され
前記デバイスが前記商店の領域内に位置する時間に基づいて、単純訪問に該当する第1の類型の訪問又は購買訪問に該当する第2の類型の訪問の何れか1つに前記ユーザの訪問が決定され、
前記第1の類型の訪問の回数と第1の加重値との掛けと、前記第2の類型の訪問の回数と第2の加重値との掛けとの合計に基づいて訪問情報が更新され、
前記ユーザの性向に基づいて前記第1の評価に加重値を適用することにより前記評価情報が生成される、
ことを特徴とする、デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商店の評価情報を生成するサーバ、方法、及び評価情報を受信するデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
商店を訪問する前、他のユーザのレビュー及び評価を参照するためにオンラインサイトを検索することは、インターネット時代を暮らす現代人には珍しくない行動である。商店を訪問したユーザは、写真などと共に商店に対する評価をオンラインサイトに登録し、他のユーザは、オンラインサイトを通じて商店に関する正確な情報を確認することができる。
【0003】
一般的に、商店に対する評価は、商店を訪問した人の主観的な判断に依存する場合がほとんどであるので、評価者が十分ではない場合、商店に対する評価は客観性を保証し難い。また、悪意を持ったユーザによって評価自体が意図的に操作される虞もある。実際に、特定ブログでは肯定的な評価を受けた商店が、実質的には非常に反対の状態である場合が度々発生する。従って、商店に対する評価方式において信頼度の高く、客観的でより進歩的な評価方式が必要である。
【0004】
商店に対する評価に関し、韓国公開特許公報第2009−0106797号には、オフラインショッピングモールで購買決定前に商品の評価を要請し、多数が提示した当該商品への評価情報を参考できるようにした有無線インターネットにおける関心商品への評価要請及びその回答処理システム並びに方法に関する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国公開特許公報第2009−0106797号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、商店に関するより客観的かつ信頼のある評価情報を提供する評価情報生成サーバ及び方法、並びにデバイスを提供するものである。また、常連顧客を区分し、常連顧客のログを活用することによって、実際の商店の利用顧客の評価を反映することができる評価情報生成サーバ及び方法、並びにデバイスを提供するものである。さらに、顧客の訪問回数、購買回数を考慮して顧客を等級別に区分し、等級別の評価加重値を適用することによって、より正確な評価が可能な評価情報生成サーバ及び方法、並びにデバイスを提供するものである。
【0007】
但し、本実施例が達成しようとする技術的課題は、上記したような技術的課題に限定されるものではなく、さらなる他の技術的課題が存在し得る。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した技術的課題を解決するための技術的手段として、本発明の一実施例は、ユーザのデバイスが商店の領域内に位置するか否かを判断する判断部と、前記判断部の判断結果に応じて前記商店に対応する前記ユーザの訪問情報を更新する訪問情報管理部と、前記訪問情報に基づいて前記ユーザの等級を決定する等級決定部と、複数のユーザの等級及び点数に基づいて前記商店の評価情報を生成する評価情報生成部と、を含む評価情報生成サーバを提供する。
【0009】
また、本発明の一実施例によれば、前記訪問情報は、訪問回数及び頻度の少なくとも1つ以上を含み、前記等級決定部は、前記訪問回数及び頻度の少なくとも1つ以上に基づいて前記ユーザの等級を決定する。
【0010】
また、本発明の一実施例によれば、前記等級決定部は、前記訪問回数が臨界値以上である場合、前記ユーザの等級を常連顧客等級に決定する。
【0011】
また、本発明の一実施例によれば、前記評価情報生成部は、前記商店に対する複数のユーザの点数に基づいて前記評価情報を生成する。
【0012】
また、本発明の一実施例によれば、前記評価情報生成部は、前記複数のユーザ各々の等級に応じて前記複数のユーザ各々の点数に加重値を適用することにより、前記評価情報を生成し、前記複数のユーザ各々の等級は、第1の等級、第2の等級及び第3の等級の何れか1つである。
【0013】
また、本発明の一実施例によれば、前記判断部は、前記商店の位置情報及び前記デバイスの位置情報の少なくとも1つ以上に基づき、ユーザのデバイスが商店の領域内に位置するか否かを判断する。
【0014】
また、本発明の他の実施例は、ユーザのデバイスが商店の領域内に位置するか否かを判断するステップと、前記判断するステップにおける判断結果に応じて前記商店に対応する前記ユーザの訪問情報を更新するステップと、前記訪問情報に基づいて前記ユーザの等級を決定するステップと、複数のユーザの等級及び前記点数に基づいて前記商店の評価情報を生成するステップと、を含む評価情報生成方法を提供する。
【0015】
また、本発明のさらに他の実施例は、前記デバイスが所定商店の領域内に位置する際、前記デバイスの位置情報を生成する位置情報生成部と、ユーザインターフェースから前記商店に対する点数を入力される入力部と、前記位置情報及び前記点数を評価情報生成サーバに転送する転送部と、前記評価情報生成サーバから前記商店の評価情報を受信する受信部と、を含み、前記評価情報は、前記点数及び前記デバイスのユーザの等級に応じて変更される、デバイスを提供する。
【0016】
また、本発明のさらに他の実施例は、デバイスが所定商店の領域内に位置する際、前記デバイスの位置情報を生成するステップと、ユーザインターフェースから前記商店に対する点数を入力されるステップと、前記位置情報及び前記点数を評価情報生成サーバに転送するステップと、前記評価情報生成サーバから前記商店の評価情報を受信するステップと、を含み、前記評価情報は、前記点数及び前記デバイスのユーザの等級に応じて変更される、評価情報受信方法を提供する。
【発明の効果】
【0017】
上述した課題を解決するための手段によって、より客観的かつ信頼のある評価情報を提供する評価情報生成サーバ及び方法、並びにデバイスを提供することができる。また、常連顧客を区分し、常連顧客のログを活用することによって、実際の商店の利用顧客の評価を反映することができる評価情報生成サーバ及び方法、並びにデバイスを提供することができる。さらに、顧客の訪問回数、購買回数を考慮して顧客を等級別に区分し、等級別の評価加重値を適用することによって、より正確な評価が可能な評価情報生成サーバ及び方法、並びにデバイスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の一実施例に係る評価情報共有システムの構成図である。
図2】本発明の一実施例に係る評価情報生成サーバの構成図である。
図3】本発明の一実施例に係る評価情報生成サーバの動作を説明するための構成図である。
図4】顧客の等級を決定する過程の一例を説明するためのフローチャートである。
図5】複数の顧客グループ別の加重値に応じて商店の評価情報を決定する過程を説明するための図面である。
図6】評価情報を生成する過程の一例を説明するためのフローチャートである。
図7】本発明の一実施例に係るデバイスの構成図である。
図8】本発明の一実施例に係る評価情報生成方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下では、添付した図面を参照しながら、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施できるように本発明の実施例を詳しく説明する。ところが、本発明は、様々な異なる形態で具現されることができ、ここで説明する実施例に限定されるものではない。そして、図面において、本発明を明確に説明するために、説明とは関係ない部分は省略しており、明細書全体に亘って類似した部分に対しては類似した図面符号を付けている。
【0020】
明細書全体において、ある部分が他の部分と『連結』されているという場合、これは『直接的に連結』されている場合だけでなく、その中間に他の素子を介して『電気的に連結』されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を『含む』という場合、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
【0021】
図1は、本発明の一実施例に係る評価情報共有システムの構成図である。図1を参照すると、評価情報共有システムは、評価情報生成サーバ10、複数のデバイス21乃至24及び商店30に設けられた商店デバイス31を含む。但し、このような図1の評価情報共有システムは、本発明の一実施例に過ぎないので、図1を通じて本発明が限定解釈されるものではなく、本発明の様々な実施例により、図1とは異なるように構成され得る。例えば、評価情報共有システムは、ネットワーク基地局、無線AP(Access Point)をさらに含み得る。
【0022】
図1の評価情報共有システムの各構成要素は、ネットワーク(network)を通じて連結される。ネットワークは、端末及びサーバのようなそれぞれのノードの相互間に情報交換が可能な連結構造を意味し、このようなネットワーク(network)の一例には、3GPP(3rd Generation Partnership Project)ネットワーク、LTE(Long Term Evolution)ネットワーク、WIMAX(World Interoperability for Microwave Access)ネットワーク、インターネット(Internet)、LAN(Local Area Network)、Wireless LAN(Wireless Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、PAN(Personal Area Network)、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth)ネットワーク、衛星放送ネットワーク、アナログ放送ネットワーク、DMB(Digital Multimedia Broadcasting)ネットワークなどが含まれるが、これに限定されるものではない。
【0023】
評価情報生成サーバ10は、デバイス21が商店30の領域内に位置するか否かを判断する。このために、評価情報生成サーバ10は、デバイス21の位置情報と商店30の位置情報とを用いることができる。このとき、デバイス21又は商店30の位置情報は、デバイス21又は商店デバイス31のGPS(Global Positioning System)情報、デバイス21又は商店デバイス31の基地局情報及びデバイス21又は商店デバイス31のAP(Access Point)情報の少なくとも1つ以上であり得る。本発明の一実施例によれば、評価情報生成サーバ10は、位置情報管理サーバ(未図示)にデバイス21の位置情報、商店30の位置情報及び商店デバイス31の位置情報の少なくとも1つ以上を要請し、受信することもできる。
【0024】
評価情報生成サーバ10は、商店30に対応するユーザの訪問情報を記録し、更新する。このとき、評価情報生成サーバ10は、商店30に対するユーザのデバイス21の位置情報を活用することができる。例えば、評価情報生成サーバ10は、位置情報を通じてユーザのデバイス21が商店30の領域内に位置するか否かを判断し、その結果に応じて商店30に対応するユーザの訪問回数を1回追加することができる。他の例として、評価情報生成サーバ10は、ユーザがデバイス21又は商店デバイス31を通じてユーザが特定商品を購買したか否かを判断し、その結果に応じて商店30に対応するユーザの購買回数を1回追加することもできる。これと関連し、以下により具体的に説明する。
【0025】
評価情報生成サーバ10は、ユーザ別の訪問情報に基づいてユーザ別の等級を決定する。このとき、等級の一例は、商店30に訪問した回数に基づいて分類された初級、中級及び高級の何れか1つでもあり、商店30で購買した回数に基づいて分類された第1の等級、第2の等級及び第3の等級の何れか1つでもあり得る。
【0026】
評価情報生成サーバ10は、複数のユーザの等級に基づいて商店30の評価情報を生成する。このとき、評価情報の一例は、複数のユーザ各々の等級に対応する複数の点数の総合計又は平均であり得る。また、評価情報の一例は、点数の総合計又は平均に対応する等級(例えば、1乃至5等級の何れか1つ)でもあり得る。
【0027】
評価情報生成サーバ10は、ユーザのデバイス21から商店30に対するユーザの評価点数を受信することができる。このような脈絡で、評価情報生成サーバ10は、商店30に訪問したことのある他のデバイスであるデバイス22乃至デバイス24の少なくとも1つから評価点数を受信することができる。
【0028】
評価情報生成サーバ10は、複数のデバイスから受信した評価点数に基づいて商店30に対する評価情報を生成することができる。このとき、評価情報の一例は、商店の評価点数の総合計又は平均であり得る。また、評価情報の一例は、点数の総合計又は平均に対応する等級(例えば、1乃至5等級の何れか1つ)でもあり得る。
【0029】
評価情報生成サーバ10は、複数のユーザの評価点数と複数のユーザ各々の等級別の加重値に基づいて商店30の評価情報を生成することもできる。これと関連し、以下により具体的に説明する。
【0030】
評価情報生成サーバ10は、商店30に対応する評価情報を複数のデバイスで転送する。このとき、評価情報生成サーバ10は、複数のデバイス各々から受信した要請に対応して評価情報を転送することもできるが、複数のデバイス各々に周期的に又はランダムに評価情報を転送することもできる。
【0031】
評価情報生成サーバ10は、デバイス21に評価情報と共にリワード又はターゲット情報を転送することもできる。このとき、リワードの一例はクーポンであり、ターゲット情報の一例はターゲット広告である。
【0032】
複数のデバイス21乃至24は、評価情報生成サーバ10に商店30に対応する個別評価を転送する。このために、複数のデバイス21乃至24は、複数のデバイス21乃至24各々のユーザインターフェースを通じて商店30の個別評価を入力され、入力された個別評価を評価情報生成サーバ10に転送する。ユーザインターフェースの一例は、ハードウェアボタン、音声認識インターフェース、ジェスチャ認識インターフェース、タッチインターフェースなどと様々ある。また、個別評価の一例は、ユーザ別の評価点数又はユーザ別の評価コメントであり得る。
【0033】
複数のデバイス21乃至24は、商店30の領域内に位置する際、複数のデバイス21乃至24各々の位置情報を生成することができる。また、複数のデバイス21乃至24は、位置情報を評価情報生成サーバ10に転送する。
【0034】
複数のデバイス21乃至24は、評価情報生成サーバ10から商店30の評価情報を受信する。また、複数のデバイス21乃至24は、受信した評価情報をディスプレイを通じて表示することができる。
【0035】
本発明の様々な実施例によれば、複数のデバイス21乃至24各々は、様々な形態のデバイスであり得る。例えば、複数のデバイス21乃至24各々は、ネットワークを通じて遠隔地のサーバに接続できるTV装置、コンピュータ又は携帯用端末であり得る。ここで、TV装置の一例には、スマートTV、IPTVセットトップボックスなどが含まれ、コンピュータの一例には、ウェブブラウザ(WEB Browser)が搭載されたノートパンコン、デスクトップ(desktop)、ラップトップ(laptop)などが含まれ、携帯用端末の一例には、携帯性と移動性が保障される無線通信装置として、PCS(Personal Communication System)、GSM(Global System for Mobile communications)、PDC(Personal Digital Cellular)、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、IMT(International Mobile Telecommunication)−2000、CDMA(Code Division Multiple Access)−2000、W−CDMA(W−Code Division Multiple Access)、Wibro(Wireless Broadband Internet)端末、スマートフォン(smartphone)、タブレットPCなどのような全ての種類のハンドヘルド(Handheld)ベースの無線通信装置が含まれ得る。但し、複数のデバイス21乃至24各々が図1に示された形態又は上記に例示されたものなどに限定解釈されるものではない。
【0036】
商店30は、商品及びサービスを販売する商店である。商店を通じて販売される商品及びサービスは、オンライン又はオフライン商品及びサービスであり得る。商店30は、その内部に商店デバイス31を含む。商店デバイス31は、評価情報生成サーバ10とネットワークを通じて連結される。商店デバイス31は、サービスや商品に対する決済プロセスを進行する決済デバイスでもあり、デバイス21が隣り合う場合、デバイス21が隣り合っているか否かを近距離通信を通じて判断できる近距離通信デバイスでもあり得る。
【0037】
以下では、図1の評価情報共有システムの各構成要素の動作についてより具体的に説明する。
【0038】
図2は、本発明の一実施例に係る評価情報生成サーバの構成図である。図2を参照すると、評価情報生成サーバ10は、通信部11、判断部12、訪問情報管理部13、等級決定部14及び評価情報生成部15を含み得る。但し、図2に示された評価情報生成サーバ10は、本発明の一具現例に過ぎず、図2に示された構成要素を基に様々な変形が可能である。例えば、評価情報生成サーバ10は、管理者から所定情報を入力される管理者インターフェース(未図示)をさらに含み得る。
【0039】
通信部11は、ユーザのデバイス又は商店デバイスとネットワークを通じて通信する。例えば、通信部11は、ユーザのデバイスから評価点数又は位置情報を受信することができ、ユーザのデバイスに評価情報を転送することもできる。他の例として、通信部11は、商店デバイスからユーザのデバイスの識別子を受信することができ、商店デバイスに評価情報を転送することもできる。
【0040】
図3は、本発明の一実施例に係る評価情報生成サーバの動作を説明するための構成図である。図3を参照すると、通信部11は、受信部111及び転送部112を含み得る。
【0041】
受信部111は、第1のユーザのデバイス21からデバイス21の位置情報を受信することができる。また、受信部111は、商店30に位置する商店デバイス31から商店30又は商店デバイス31の位置情報を受信することもできる。
【0042】
判断部12は、ユーザのデバイスが商店の領域内に位置するか否かを判断する。このために、判断部12は、商店30又は商店デバイス31の位置情報及びデバイス21の位置情報の少なくとも1つ以上に基づき、ユーザのデバイス21が商店30の領域内に位置するか否かを判断することができる。このとき、商店30又は商店デバイス31の位置情報及びデバイス21の位置情報各々は、GPS(Global Positioning System)情報、基地局情報及びAP(Access Point)情報の少なくとも1つ以上であり得る。商店30又は商店デバイス31の位置情報及びデバイス21の位置情報のそれぞれは、各デバイスから受信することもでき、データベース16に保存されていることもあり得る。
【0043】
判断部12の動作の例として、位置情報がGPS情報である場合、判断部12は、デバイス21のGPS情報と商店30のGPS情報とを比べることによって、デバイス21が商店30の領域内に位置するか否かを判断することができる。このとき、GPS情報は、例えば、地政学的な位置をx、y、z座標で表したGPS座標と、GPS座標が測定された時間とを含む。
【0044】
判断部12の動作の他の例として、位置情報が基地局情報である場合、判断部12は、デバイス21が接続した基地局の基地局情報を基に、基地局が商店30の領域内又はその周辺に位置するか否かを判断することによって、デバイス21が商店30の領域内に位置するか否かを判断することができる。このとき、基地局情報は、デバイス21が接続した無線通信基地局のネットワークアドレス又は物理的なアドレスであり得る。
【0045】
判断部12の動作のまた他の例として、位置情報がAP情報である場合、判断部12は、デバイス21が接続したAPのAP情報を基に、デバイス21の接続したAPが商店30に設けられたAPであるか否かを判断することによって、デバイス21が商店30の領域内に位置するか否かを判断することができる。このとき、AP情報は、デバイス21が接続したAPのネットワークアドレス又は物理的なアドレスであり得る。
【0046】
その他にも、判断部12の動作は様々に例示され得る。例えば、判断部12は、デバイス21の基地局情報と商店30のAP情報とを比べることによって、デバイス21が商店30の領域内に位置するか否かを判断することもできる。
【0047】
判断部12は、デバイス21の第1の位置情報及び第2の位置情報に基づき、デバイス21が商店30の領域内に位置する時間をさらに判断することができる。例えば、判断部12は、デバイス21が商店の領域内に進入することを最初認識し、最初認識した第1の位置の第1の位置情報、及び第1の位置情報が受信された第1の時間を獲得する。その後、判断部12は、デバイス21が商店の領域から離脱することを最後認識し、最後認識した第2の位置の第2の位置情報、及び第2の位置情報が受信された第2の時間を獲得する。最終的に、判断部12は、第1の位置情報、第1の時間、第2の位置情報及び第2の時間の少なくとも1つ以上に基づき、デバイス21が商店30の領域内に位置する時間(又は時間間隔)を判断することができる。
【0048】
このような、時間(又は時間間隔)は、ユーザが商店30に位置したことは有効な訪問であったか否かを判断するために活用され得る。例えば、時間(時間間隔)が10分以下である場合、ユーザが商店30に有効に訪問したのではないと判断されることができる。
【0049】
判断部12は、デバイス21から受信した通知に基づいてユーザのデバイス21が商店30の領域内に位置するか否かを判断することができる。このために、デバイス21は、デバイス21のユーザインターフェースを通じて商店30に対応する識別子を入力されたり、商店デバイス31との通信を通じて商店30に対応する識別子を獲得した後、商店30の領域内にデバイス21が進入したことを知らせる通知を判断部12に転送することができる。このとき、通知は、商店30に対応する識別子を含み得る。
【0050】
訪問情報管理部13は、ユーザの訪問情報を記録又は更新する。このとき、訪問情報管理部13は、判断部12の判断結果、ユーザのデバイス21が商店30の領域内に位置する場合、ユーザの訪問情報を記録又は更新することができる。
【0051】
訪問情報管理部13は、ユーザのデバイス21が商店30の領域内に位置する時間(又は時間間隔)に基づいてユーザの訪問情報を記録又は更新することができる。このとき、訪問情報管理部13は、時間に基づいて前記ユーザの訪問を第1の類型の訪問又は第2の類型の訪問の何れか1つに決定し、決定に応じて訪問情報を更新することができる。
【0052】
本発明の一例によれば、第1の類型の訪問の一例は単純訪問であり、第2の類型の訪問の一例は購買訪問であり得る。このとき、単純訪問は、ユーザ(又はユーザのデバイス)が商店30の領域に進入した後、購買などの追加行動なしに商店30の領域を離脱することを意味し得る。また、購買訪問は、ユーザ(又はユーザのデバイス)が商店30の領域に進入し、ユーザ(又はユーザデバイス)によって商品購買が行われた後、ユーザ(又はユーザのデバイス)が商店30の領域を離脱することを意味し得る。
【0053】
訪問情報管理部13は、ユーザのデバイス21又は商店30の商店デバイス31を通じてユーザと関連する決済プロセスが進行された場合、ユーザの訪問を第2の類型の訪問、即ち購買訪問に決定することができる。例えば、訪問情報管理部13は、ユーザがデバイス21を通じて商店30の所定サービスや商品に対する決済プロセスを進行する場合、ユーザの訪問を購買訪問に決定することができる。
【0054】
他の例として、訪問情報管理部13は、ユーザが商店デバイス31を通じて商店30の所定サービスや商品に対する決済プロセスを進行する場合、ユーザの訪問を購買訪問に決定することができる。このとき、商店デバイス31の一例は、商店30内に位置する決済デバイスであり得る。また他の例として、訪問情報管理部13は、商店デバイス31又は商店デバイス32からデバイス21の識別子が受信される場合、ユーザの訪問を購買訪問に決定することができる。このとき、商店デバイス32の一例は、デバイス21が接近(又はタギング)する場合、近距離通信を通じてデバイス21からデバイス21の識別子を獲得できる近距離通信デバイスであり得る。また、商店デバイス31の一例は、デバイス21が接近(又はタギング)する場合、近距離通信を通じてデバイス21からデバイス21の識別子を獲得し、決済プロセスを進行できる決済デバイスであり得る。
【0055】
本発明の一例によれば、第1の類型の訪問の一例は単純訪問であり、第2の類型の訪問の一例はタグ認識訪問であり得る。このとき、単純訪問は、ユーザ(又はユーザのデバイス)が商店30の領域に進入した後、購買などの追加行動なしに商店30の領域を離脱することを意味し得る。また、タグ認識訪問は、ユーザ(又はユーザのデバイス)が商店30の領域に進入し、ユーザデバイスが商店デバイス31又は商店デバイス32によってタグ認識された後、ユーザ(又はユーザのデバイス)が商店30の領域を離脱することを意味し得る。このとき、商店デバイス31又は商店デバイス32は、デバイス21との接近、タギング及び接触の何れか1つによってデバイス21の識別子を獲得し、獲得した識別子を受信部111を通じて訪問情報管理部13に転送する。
【0056】
訪問情報管理部13は、ユーザ(又はユーザデバイス)が商店30に訪問する度に、ユーザ(又はユーザデバイス)の訪問回数をカウントする。例えば、訪問情報管理部13は、ユーザのデバイス21が商店の領域内に位置し、データベース16に既記録されたユーザ(又はユーザデバイス)の訪問回数が15回である場合、ユーザ(又はユーザデバイス)の訪問回数を16回に更新することができる。このとき、訪問回数は訪問情報の一例である。このとき、カウントされた訪問回数は、有効な訪問の訪問回数であり得る。カウントされた訪問回数は、有効な訪問の訪問回数と無効な訪問の訪問回数との合計であり得る。この場合、合計は、有効な訪問の訪問回数と第1の加重値との掛けと、無効な訪問の訪問回数と第2の加重値との掛けとの合計であり得る。第1の加重値の一例が1である場合、第2の加重値の一例は0.5であり得る。
【0057】
訪問情報管理部13は、ユーザ(又はユーザデバイス)が商店30に訪問する回数と期間を考慮し、ユーザ(又はユーザデバイス)の頻度を記録又は更新する。例えば、訪問情報管理部13は、ユーザのデバイス21が商店の領域内に位置し、現在日を含む10日間、データベース16に既記録されたユーザ(又はユーザデバイス)の訪問回数が15回である場合、頻度を16回/10日に記録又は更新することができる。このとき、頻度は訪問情報の他の例である。
【0058】
等級決定部14は、ユーザの訪問情報に基づいてユーザの等級を決定する。上記に例示したように、訪問情報の一例は訪問回数又は頻度であるので、等級決定部14は、ユーザの訪問回数又は頻度の少なくとも1つ以上に基づいてユーザの等級を決定することができる。
【0059】
等級決定部14は、ユーザの訪問回数が臨界値以上である場合、ユーザの等級を常連顧客等級に決定することができる。例えば、等級決定部14は、ユーザの訪問回数が臨界値の15回以上である場合、ユーザの等級を常連顧客等級に決定することができる。
【0060】
等級決定部14は、ユーザの頻度(又は訪問頻度)が臨界値以上である場合、ユーザの等級を常連顧客等級に決定することができる。例えば、等級決定部14は、ユーザの頻度(又は訪問頻度)が臨界値の1.5回/日以上である場合、ユーザの等級を常連顧客等級に決定することができる。
【0061】
等級決定部14は、複数のユーザの訪問情報に基づいて複数のユーザ各々の等級を決定する。このとき、等級決定部14は、複数のユーザ各々の等級を第1乃至N(但し、Nは自然数)等級の何れか1つの等級に決定することができる。例えば、等級決定部14は、第1のユーザの訪問回数又は頻度に基づいて第1のユーザの等級を第1の等級に決定し、第2のユーザの訪問回数又は頻度に基づいて第2のユーザの等級を第3の等級に決定することができる。
【0062】
図4は、顧客の等級を決定する過程の一例を説明するためのフローチャートである。図4を参照すると、図4において顧客の等級を決定する過程の一例は、ステップS401乃至ステップS404からなる。各ステップは、受信部111、判断部12、訪問情報管理部13及び等級決定部14の何れか1つによって行われ得るが、これに限定されるものではない。
【0063】
ステップS401において、訪問情報管理部13は、ユーザ(又は顧客)がデバイス21を所持して商店30に訪問する場合、商店30に対するユーザの訪問情報を記録又は更新する。このとき、受信部111は、ユーザのデバイス21から位置情報を受信し、判断部12がユーザの訪問事実を認識することができる。但し、本発明の一実施例によれば、ユーザが直接デバイス21を通じて商店30への訪問事実を選択し、デバイス21から受信部111に訪問事実の通知が伝達することによって、判断部12がユーザの訪問事実を認識することもできる。
【0064】
ステップS402において、判断部12は、ユーザ(又はユーザのデバイス)が商店30内に位置する時間を判断する。ステップS403において、訪問情報管理部13は、時間に基づいてユーザの訪問が有効な訪問であったか無効な訪問であったかをデータベース16に記録又は更新する。このとき、一般的に、有効な訪問は、ユーザが商店30内に所定時間以上留まる訪問又は特定のサービスや商品を購買する訪問を意味し、無効な訪問は、ユーザが商店30内に所定時間未満留まる訪問又はサービスや商品の購買が行われていない訪問を意味し得る。従って、ステップS403は、ユーザ(又は顧客)が商店30に対する購買顧客であるか否かを判断し、これを記録又は更新することを意味し得る。
【0065】
判断部12は、ユーザ(又はユーザのデバイス)が商店30の領域に最初位置する際の時間と商店30の領域を離脱する時間との時差(又は時間間隔)を決定する。訪問情報管理部13は、決定した時差をユーザ(又はユーザのデバイス)が商店30に留まる時間に決定し、留まる時間が臨界時間(例えば、30分)以上である場合、有効な訪問であったと判断し、これに対応するように訪問情報を記録又は更新することができる。
【0066】
訪問情報管理部13は、留まる時間とは関係なく、ユーザ(又は顧客)が自分のデバイス21及び商店デバイス31の少なくとも1つ以上を通じて決済プロセスを行う場合、ユーザ(又は顧客)の訪問を有効な訪問であったと判断したり、又はユーザ(又は顧客)を購買顧客であると判断することができる。このとき、有効な訪問は、実際購買が行われた購買訪問を意味し得る。
【0067】
訪問情報管理部13は、留まる時間又は決済プロセスとは関係なく、ユーザ(又は顧客)が自分のデバイス21を商店30内の近距離通信デバイスにタギングすることで自分が購買顧客であると知らせた場合、ユーザ(又は顧客)の訪問を有効な訪問であったと判断したり、又はユーザ(又は顧客)を購買顧客であると判断することができる。
【0068】
訪問情報管理部13は、複数のユーザ(又は顧客)別に、累積訪問回数、所定期間内の累積訪問回数、期間内の訪問頻度を記録する。例えば、訪問情報管理部13は、第1のユーザの商店30への訪問をカウントし、第1のユーザの累積訪問回数を30回、最近10日間の訪問回数15回、10日間の訪問頻度を1.5回/1日にそれぞれ記録又は更新することができる。
【0069】
ステップS404において、等級決定部14は、訪問情報に基づいてユーザ(又は顧客)の顧客等級を決定する。図5は、複数の顧客グループ別の加重値に応じて商店の評価情報を決定する過程を説明するための図面である。図5を通じて例示すると、等級決定部14は、ユーザが商店に最初訪問した顧客である場合、ユーザの等級を最初顧客等級に決定する。他の例として、等級決定部14は、ユーザの訪問回数が2回以上5回以下である場合、ユーザの等級を初級常連顧客等級に決定し、ユーザの訪問回数が6回以上10回以下である場合、ユーザの等級を中級常連顧客等級に決定し、ユーザの訪問回数が11回以上である場合、ユーザの等級を高級常連顧客等級に決定することができる。
【0070】
等級決定部14は、複数のユーザ各々の累積訪問回数、期間内の累積訪問回数及び期間内の訪問頻度の少なくとも1つ以上を考慮し、複数のユーザ各々の顧客等級を決定することができる。
【0071】
評価情報生成部15は、複数のユーザの等級に基づいて商店の評価情報を生成する。上述のように、複数のユーザ各々の等級は、複数のユーザ各々が商店30に訪問した回数又は頻度に応じて決定される。例えば、複数のユーザのうち一部は、所定回数以上商店に訪問したので、常連顧客等級を与えられる。本発明の一実施例によれば、商店30の評価情報は、常連顧客等級が与えられたユーザの数であり得る。このような常連顧客数が他のユーザのデバイスに表示されれば、他のユーザは、商店30が常連顧客を如何ほど保有しているか確認することによって、当該商店に対する客観的かつ信頼のある情報を提供されることになる。
【0072】
本発明の一実施例によれば、評価情報は、常連顧客数の他にも、訪問回数別の顧客の数を含むこともできる。このような訪問回数別の顧客数が他のユーザのデバイスに表示されれば、他のユーザは、商店30に訪問した顧客が一回性の訪問顧客であるか、それとも持続的に再訪問する顧客であるかが分かるようになる。
【0073】
また、評価情報は、常連顧客等級のユーザの詳細レビューを含むことができる。このとき、詳細レビューは、複数のユーザデバイスから受信部111に転送された個別評価に含まれ得る。このような詳細レビューが他のユーザのデバイスに表示されれば、他のユーザは、商店30の常連顧客の詳細レビューをリアルタイムで確認できるようになる。
【0074】
評価情報生成部15は、複数のユーザ各々の等級に対応する点数に基づいて評価情報を生成することができる。例えば、評価情報生成部15は、第1のユーザの等級が第1の等級である場合、第1のユーザの点数を100点に決定し、第2のユーザの等級が第3の等級である場合、第2のユーザの点数を80点に決定し、商店30の評価情報を、点数の合計である180点又は点数の平均である90点に決定することができる。
【0075】
評価情報生成部15は、ユーザのデバイス21から受信した評価点数及びユーザの等級に基づいて商店30の評価情報を生成する。例えば、評価情報生成部15は、ユーザのデバイス21から受信した評価点数が70点であり、ユーザの等級が常連顧客等級である場合、10点を付け加えて、商店30の評価情報を80点として生成することができる。このとき、評価点数は、ユーザのデバイス21から受信部111に転送された個別評価に含まれ、個別評価は、評価点数と共にユーザのレビュー又はコメントを含み得る。
【0076】
他の例として、評価情報生成部15は、ユーザのデバイス21から受信した評価点数が最高10個の星評価で5つ星であり、ユーザの等級が最初顧客等級である場合、1つの星を減らして、商店30の評価情報を4つ星として生成することができる。一般的に、評価情報は、商店30に対応する評価点数であり得るが、ユーザのレビュー又はコメント、他のユーザのレス及び商店30の広報資料の少なくとも1つ以上をさらに含み得る。
【0077】
評価情報生成部15は、商店30に対する複数のユーザの評価点数に基づいて商店30の評価情報を生成することができる。例えば、評価情報生成部15は、商店30に対応する複数のユーザの複数の評価点数の総合計又は平均を商店30の評価情報として生成することができる。このとき、受信部111は、複数のユーザから複数のユーザ各々の評価点数を受信し、受信された評価点数はデータベース16に保存される。一般的に、評価点数は、ユーザの識別子にマッピングされて保存される。
【0078】
評価情報生成部15は、複数のユーザデバイス各々から受信した評価点数及び複数のユーザ各々の等級に基づいて商店30の評価情報を生成することができる。このとき、評価情報生成部15は、複数のユーザの評価点数に複数のユーザ各々の等級別の加重値を適用し、評価点数の総合計を複数のユーザの数で分けた値を評価情報として生成することができる。このように、評価情報生成部15は、複数のユーザ各々の等級に応じて前記複数のユーザ各々の評価点数に加重値を適用することによって、商店30の評価情報を生成することができる。
【0079】
評価情報生成部15は、ユーザの性向、等級及び商店30に対する評価点数に基づいて商店30の評価情報を生成することができる。このとき、性向の一例は、ユーザの嗜好、選好、年齢、性別、趣味、特技など様々ある。
【0080】
評価情報生成部15は、ユーザの性向が商店30の商品又はサービスに関連性のある場合、ユーザの点数又は評価点数に加重値を適用することができる。例えば、ユーザが辛い食べ物が好きな性向であり、商店30が辛い食べ物を販売する商店である場合、ユーザの点数又は評価点数に加重値を適用して商店30の評価情報を生成することができる。他の例として、ユーザが女性であり、商店30が化粧品販売店である場合、ユーザの点数又は評価点数に加重値を適用して商店30の評価情報を生成することができる。
【0081】
転送部112は、第1のユーザのデバイス21及び第2のユーザのデバイス22を含む複数のデバイス、商店デバイス31及び商店デバイス32の少なくとも1つ以上に商店30の評価情報を転送する。
【0082】
転送部112は、ユーザの等級に基づいてユーザのデバイス21にリワード又はターゲット情報を転送することができる。このとき、リワードの一例は、クーポン又は付加サービス及び商品情報であり、ターゲット情報の一例は、商店30のターゲット広告、商店30の属するカテゴリのターゲット広告、及び商店30が位置する地域の地域広告であり得る。
【0083】
図6は、評価情報を生成する過程の一例を説明するためのフローチャートである。図6を参照すると、図6の評価情報を生成する過程の一例は、ステップS601乃至ステップS603からなる。各ステップは、評価情報生成部15及び転送部112の何れか1つによって行われ得るが、これに限定されるものではない。
【0084】
ステップS601において、評価情報生成部15は、複数のユーザ各々の等級に基づいて複数のユーザ各々の点数を決定する。このとき、点数は、加重値で表現され得る。
【0085】
ステップS602において、評価情報生成部15は、複数のユーザ各々の点数に基づいて評価情報を生成する。但し、本発明の一実施例によれば、ステップS602において、評価情報生成部15は、複数のユーザ各々の等級、複数のユーザ各々から受信した評価点数及び複数のユーザ各々の等級別の加重値に基づいて商店30の評価情報を生成することもできる。
【0086】
図5を通じて例示すると、評価情報生成部15は、複数のユーザ(又は顧客)各々の顧客等級と、各顧客等級別の顧客数を基に商店30の評価情報を生成する。このとき、評価情報生成部15は、顧客等級による点数を適用する。例えば、評価情報生成部15は、最初顧客等級に対応する第1の点数(又は加重値)を50点、初級常連顧客等級に対応する第2の点数(又は加重値)を70点、中級常連顧客等級に対応する第3の点数(又は加重値)を80点、高級常連顧客等級に対応する第4の点数(又は加重値)を100点にそれぞれ決定し、各等級の顧客数を反映した点数平均方式で商店30に対する評価情報を生成することができる。
【0087】
一例として、最初顧客等級の顧客数が10名、初級常連顧客等級の顧客数が10名、中級常連顧客等級の顧客数が10名、高級常連顧客等級の顧客数が10名である場合、商店30の評価情報は、数学式1のように決定され得る。
【0088】
商店30の評価情報=75=(10*50+10*70+10*80+10*100)/(10+10+10+10) ・・・(数学式1)
【0089】
これにより、顧客等級の高い顧客を多数保有した商店が高い評価点数を与えられることによって、顧客に提供される商店の評価情報はより高い信頼度を有するようになる。
【0090】
ステップS603において、転送部112は、ユーザの等級に基づいてユーザのデバイス21にリワード又はターゲット情報を転送することができる。このとき、リワードの一例は、クーポン又は付加サービス及び商品情報であり、ターゲット情報の一例は、商店30のターゲット広告、商店30の属するカテゴリのターゲット広告、及び商店30が位置する地域の地域広告であり得る。このようなリワード又はターゲット情報がユーザの等級別に異なるように提供されることによって、等級別のプロモーションとターゲットマーケティングが可能になる。また、評価情報生成サーバ10は、顧客の等級(例えば、高級常連顧客等級)に応じて顧客の商店30への訪問を商店デバイス31又は別途の顧客管理サーバ(未図示)に知らせることによって、顧客の等級別のオーダーメード型サービスを提供することができる。
【0091】
データベース16は、データを保存する。このとき、データは、評価情報生成サーバ10内部の各構成要素が生成したり、構成要素の間に入力及び出力されるデータを含み、評価情報生成サーバ10と評価情報生成サーバ10外部の構成要素の間に入力及び出力されるデータを含む。例えば、データベース16は、訪問情報管理部13から出力される訪問情報、等級決定部14から出力された等級及びデバイス21から受信された点数を保存する。このようなデータベース16の一例には、評価情報生成サーバ10内部又は外部に存在するハードディスクドライブ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ及びメモリカードなどが含まれる。
【0092】
図7は、本発明の一実施例に係るデバイスの構成図である。図7に示されたように、デバイス20は、位置情報生成部201、入力部202、転送部203及び受信部204を含む。このようなデバイス20は、図1乃至図6により説明されたデバイス(例えば、デバイス21乃至デバイス24)に対応する。従って、以下省略された内容であるとしても、図1乃至6によりデバイス(例えば、デバイス21乃至デバイス24)について説明された内容は図7にも適用される。
【0093】
位置情報生成部201は、デバイス20が商店30の領域内に位置する際、デバイス20の位置情報を評価情報生成サーバ10に転送する。
【0094】
入力部202は、ユーザインターフェースから商店30に対する第1の評価を入力される。このとき、第1の評価は、上述した個別評価、評価点数及び詳細レビューの少なくとも1つ以上を含み得る。また、ユーザインターフェースの一例は、ハードウェアボタン、音声認識インターフェース、ジェスチャ認識インターフェース、タッチインターフェースなど様々ある。
【0095】
転送部203は、第1の評価を評価情報生成サーバに転送する。受信部204は、評価情報生成サーバ10から商店30の評価情報を受信する。このとき、評価情報は、第1の評価及びデバイス20のユーザの等級に応じて決定又は変更される。また、評価情報は、複数の評価及び複数のユーザの等級に応じて決定又は変更される。
【0096】
図8は、本発明の一実施例に係る評価情報生成方法のフローチャートである。図8に示された評価情報生成方法は、図2に示された評価情報生成サーバ10において時系列的に処理されるステップを含む。従って、以下省略された内容であるとしても、図1乃至7により評価情報生成サーバ10について説明された内容は図8にも適用される。
【0097】
ステップS801において、判断部12は、ユーザのデバイスが商店の領域内に位置するか否かを判断する。ステップS802において、訪問情報管理部13は、判断結果に応じて商店に対応するユーザの訪問情報を更新する。ステップS803において、等級決定部14は、訪問情報に基づいてユーザの等級を決定する。ステップS804において、評価情報生成部15は、複数のユーザの等級に基づいて商店の評価情報を生成する。
【0098】
図8には示されていないが、本発明の一実施例によれば、評価情報生成方法は、ユーザのデバイスから商店に対するユーザの評価点数を受信するステップをさらに含む。このとき、ステップS804において、評価情報生成部15は、複数のユーザの点数及び複数のユーザの等級に基づいて前記商店の評価情報を生成し得る。
【0099】
図8には示されていないが、本発明の一実施例によれば、評価情報生成方法は、複数のユーザの複数のデバイス及び商店のデバイスに評価情報を転送するステップをさらに含み得る。
【0100】
別途の図面により示していないが、本発明の一実施例は、デバイス制御方法を提供し得る。このとき、デバイス制御方法は、図7に示されたデバイス20において時系列的に処理されるステップを含む。従って、デバイス制御方法に関する説明のうち以下省略された内容は、図1乃至7によりデバイス20について説明された内容に代えることとする。
【0101】
本発明の一実施例に係るデバイス制御方法は、デバイスが所定商店の領域内に位置する際、デバイスの位置情報を評価情報生成サーバに転送するステップ、ユーザインターフェースから前記商店に対する第1の評価を入力されるステップ、第1の評価を評価情報生成サーバに転送するステップ及び評価情報生成サーバから商店の評価情報を受信するステップを含む。このとき、評価情報は、第1の評価及びデバイスのユーザの等級に応じて変更され得る。
【0102】
上述した評価情報生成方法及びデバイス制御方法の各々は、コンピュータにより実行されるプログラムモジュールのようなコンピュータにより実行可能な命令語を含む記録媒体の形態でも具現されることができる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の可用媒体であってもよく、揮発性及び非揮発性媒体、分離型及び非分離型の媒体を全て含む。また、コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ保存媒体及び通信媒体を全て含み得る。コンピュータ保存媒体は、コンピュータ読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュール又はその他のデータのような情報保存のための任意の方法又は技術で具現された揮発性及び非揮発性、分離型及び非分離型の媒体を全て含む。通信媒体は、典型的にコンピュータ読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュール、又は搬送波のような変調されたデータ信号のその他のデータ、又はその他の転送メカニズムを含み、任意の情報伝達媒体を含む。
【0103】
上述した本発明の説明は例示のためのものであり、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想や必須の特徴を変更せずに他の具体的な形態で容易に変形可能であるということを理解できるはずである。それゆえ、上記した実施例は全ての面において例示的なものであり、限定的なものではないと理解すべきである。例えば、単一型で説明されている各構成要素は分散して実施されることもでき、同様に、分散したものと説明されている構成要素も結合した形態で実施されることができる。
【0104】
本発明の範囲は、上記の詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、並びにその均等概念から導出される全ての変更又は変形された形態が本発明の範囲に含まれることと解釈されなければならない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8