特許第6266247号(P6266247)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6266247
(24)【登録日】2018年1月5日
(45)【発行日】2018年1月24日
(54)【発明の名称】照明装置を備えた乗物用シート
(51)【国際特許分類】
   A47C 7/72 20060101AFI20180115BHJP
   B60N 3/00 20060101ALI20180115BHJP
【FI】
   A47C7/72
   B60N3/00 Z
【請求項の数】2
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-149224(P2013-149224)
(22)【出願日】2013年7月18日
(65)【公開番号】特開2015-19780(P2015-19780A)
(43)【公開日】2015年2月2日
【審査請求日】2016年5月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】000241500
【氏名又は名称】トヨタ紡織株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000221616
【氏名又は名称】東日本旅客鉄道株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000196587
【氏名又は名称】西日本旅客鉄道株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000394
【氏名又は名称】特許業務法人岡田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】赤池 文敏
(72)【発明者】
【氏名】播田 貴広
(72)【発明者】
【氏名】門野 佑基
(72)【発明者】
【氏名】河原 和季
(72)【発明者】
【氏名】白石 仁史
(72)【発明者】
【氏名】梅田 啓
(72)【発明者】
【氏名】近藤 秀樹
(72)【発明者】
【氏名】吉村 慎一朗
(72)【発明者】
【氏名】神田 隆太郎
【審査官】 井出 和水
(56)【参考文献】
【文献】 実開平01−170151(JP,U)
【文献】 実開昭53−129285(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47C 7/72
B60N 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
着座した乗員が手にした書籍に照明を当てることが可能な照明装置を備えた乗物用シートにおいて、
前記照明装置は、略筒状の形状を有して先端部に照明手段が設けられており、
前記照明装置の内部には、前記照明手段に電源を供給する照明装置ケーブルが挿通されており、
前記照明手段は、発光体が取り付けられた発光体基板と、前記発光体からの光を集光あるいは拡散させるレンズを備えて前記発光体基板上に取り付けられるレンズホルダと、を有しており、
前記発光体基板は、前記レンズホルダが取り付けられる面である平面状のホルダ取付面を有しており、
前記ホルダ取付面には、前記発光体が取り付けられており、
前記ホルダ取付面における前記発光体の周囲には、前記レンズホルダと接触するホルダ取付領域が設けられており、
前記ホルダ取付面における前記ホルダ取付領域の周囲には、前記ホルダ取付面に取り付けられた前記発光体に電源を供給可能に接続されたランド部が設けられており、
前記レンズホルダには、前記ホルダ取付領域と接触する面であって前記発光体との干渉を回避する発光体収容穴が形成された面である基板接触面が設けられており、
前記レンズホルダにおける前記ホルダ取付領域に取り付けられる側は、前記ホルダ取付領域に接触する前記基板接触面を底面とする円柱状部を有しており、
前記照明装置ケーブルは、前記ホルダ取付面上において、前記ホルダ取付領域を囲むように引き回され、引き回された先端が前記ランド部に半田付けされており、
前記ホルダ取付領域に取り付けられた前記レンズホルダにおける前記基板接触面の外周部に沿った位置には、引き回された前記照明装置ケーブルの少なくとも一部、あるいは前記ランド部の少なくとも一部、の少なくとも一方が配置されており、
前記ホルダ取付領域に取り付けられた前記レンズホルダにおける前記円柱状部の外周の一部が、前記ホルダ取付面上において引き回されている前記照明装置ケーブル、あるいは前記照明装置ケーブルの先端が半田付けされている前記ランド部、の少なくとも一方と接触している状態とされている、
照明装置を備えた乗物用シート。
【請求項2】
請求項1に記載の照明装置を備えた乗物用シートであって、
前記発光体基板は、一部に切欠部を有する板状の形状を有しており、
前記照明装置ケーブルは、
略筒状の前記照明装置内において、前記照明装置の前記先端部に設けられた前記照明手段から、前記照明装置における前記先端部とは反対側となる後端部の側へと挿通されており、
前記照明手段の側の端部が前記ランド部に半田付けされて前記ホルダ取付面上において前記切欠部に向かって引き回されており、
前記切欠部をとおって前記ホルダ取付面の側から前記ホルダ取付面の裏側へと引き回される個所において、前記照明装置の前記先端部から前記後端部に向かう方向へと前記照明装置ケーブルが引っ張られた際に前記ランド部に半田付けされた個所に伝播される応力を軽減可能とする湾曲部が形成されている、
照明装置を備えた乗物用シート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、着座した乗員が手にした書籍に照明を当てることが可能な照明装置を備えた乗物用シートに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、着座した乗員が手にした書籍に照明を当てることが可能な照明装置を備えた乗物用シートが存在している。
例えば特許文献1には、図6に示すように、シートクッション111と、シートバック112と、肘掛113と、照明装置120と、を備えた乗物用シート100が開示されている。当該乗物用シート100では、肘掛113にジャバラ状の開閉スライド蓋131を備えており、開閉スライド蓋131をスライドさせると照明収容空間132が開口し、照明装置120を収容可能に構成されている。また照明装置120は、照明収容空間132内に収容可能となるように取り付けられた回動可能なアーム部121と、アーム部121に対して照明部123の角度を変更可能に保持する角度可変連結部122と、照明部123を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10−241447号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の発明では、照明装置120のサイズが比較的大きく、乗員にとって邪魔になる可能性がある。また照明装置120のサイズが大きいので、収容するための照明収容空間132を備えた肘掛113のサイズも大きくなってしまう。乗物用シートは通常では設置面積が限られており、肘掛113のサイズが大きくなるとシートクッション111の幅を狭くしなければならなくなるので好ましくない。また、せっかく肘掛113があるにもかかわらず、照明装置120や開閉スライド蓋131が有ることで、乗員は肘掛113を肘掛として有効利用することができない。
乗物用シートに設ける照明装置は、乗員の邪魔にならないよう、より小型であることが好ましく、より小型とするには、よりシンプルな構造であることが好ましい。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、よりシンプルな構造で、より小型な照明装置を備えた乗物用シートを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明に係る照明装置を備えた乗物用シートは次の手段をとる。
まず、本発明の第1の発明は、着座した乗員が手にした書籍に照明を当てることが可能な照明装置を備えた乗物用シートである。
前記照明装置は、略筒状の形状を有して先端部に照明手段が設けられており、前記照明装置の内部には、前記照明手段に電源を供給する照明装置ケーブルが挿通されている。
また、前記照明手段は、発光体が取り付けられた発光体基板と、前記発光体からの光を集光あるいは拡散させるレンズを備えて前記発光体基板上に取り付けられるレンズホルダと、を有している。
前記発光体基板は、前記レンズホルダが取り付けられる面である平面状のホルダ取付面を有しており、前記ホルダ取付面には、前記発光体が取り付けられており、前記ホルダ取付面における前記発光体の周囲には、前記レンズホルダと接触するホルダ取付領域が設けられており、前記ホルダ取付面における前記ホルダ取付領域の周囲には、前記ホルダ取付面に取り付けられた前記発光体に電源を供給可能に接続されたランド部が設けられており、前記レンズホルダには、前記ホルダ取付領域と接触する面であって前記発光体との干渉を回避する発光体収容穴が形成された面である基板接触面が設けられており、前記レンズホルダにおける前記ホルダ取付領域に取り付けられる側は、前記ホルダ取付領域に接触する前記基板接触面を底面とする円柱状部を有している。
前記照明装置ケーブルは、前記ホルダ取付面上において、前記ホルダ取付領域を囲むように引き回され、引き回された先端が前記ランド部に半田付けされており、前記ホルダ取付領域に取り付けられた前記レンズホルダにおける前記基板接触面の外周部に沿った位置には、引き回された前記照明装置ケーブルの少なくとも一部、あるいは前記ランド部の少なくとも一部、の少なくとも一方が配置されており、前記ホルダ取付領域に取り付けられた前記レンズホルダにおける前記円柱状部の外周の一部が、前記ホルダ取付面上において引き回されている前記照明装置ケーブル、あるいは前記照明装置ケーブルの先端が半田付けされている前記ランド部、の少なくとも一方と接触している状態とされている、照明装置を備えた乗物用シートである。
【0006】
この第1の発明によれば、発光体基板に取り付けるレンズホルダの位置決めをするための専用の位置決め手段(位置決め専用のガイド部材等)を発光体基板に設ける必要がなく、ホルダ取付面上に引き回した照明装置ケーブル、あるいは発光体基板のランド部に半田付けした照明装置ケーブル、の少なくとも一方を位置決め手段として利用することで、照明装置の構造をよりシンプルにすることができる。
【0007】
【0008】
【0009】
次に、本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係る照明装置を備えた乗物用シートであって、前記発光体基板は、一部に切欠部を有する板状の形状を有しており、前記照明装置ケーブルは、略筒状の前記照明装置内において、前記照明装置の前記先端部に設けられた前記照明手段から、前記照明装置における前記先端部とは反対側となる後端部の側へと挿通されており、前記照明手段の側の端部が前記ランド部に半田付けされて前記ホルダ取付面上において前記切欠部に向かって引き回されており、前記切欠部をとおって前記ホルダ取付面の側から前記ホルダ取付面の裏側へと引き回される個所において、前記照明装置の前記先端部から前記後端部に向かう方向へと前記照明装置ケーブルが引っ張られた際に前記ランド部に半田付けされた個所に伝播される応力を軽減可能とする湾曲部が形成されている、照明装置を備えた乗物用シートである。
【0010】
この第2の発明によれば、照明装置ケーブルを、ホルダ取付面の表側から裏側に向かう方向に沿うように湾曲させる。
これにより、照明装置ケーブルが引っ張られた際の応力の一部を湾曲部で吸収することができるので、よりシンプルな構造にて、半田付けされた個所が剥離することを適切に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】照明装置を備えた乗物用シートの全体構成の例を説明する斜視図である。
図2】照明装置の外観を説明する図である。
図3】照明装置の内部を説明する断面図である。
図4】照明装置の先端部の構成、及び発光体基板とレンズホルダの外観の例を説明する斜視図である。
図5】照明装置ケーブルが半田付けされた発光体基板の正面図(A)、及び側面図(B)である。
図6】照明装置を備えた乗物用シートの従来の例を説明する斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に本発明を実施するための形態を図面を用いて説明する。
●[照明装置を備えた乗物用シートの構造(図1)]
図1に示すように、乗物用シート1は、乗員が腰を下ろすシートクッション3、乗員が背中を凭せ掛けるシートバック2、乗員が肘を掛ける肘掛4A等を有している。なお乗物用シート1は、少なくともシートクッション3とシートバック2を有していればよく、肘掛4A等は省略されていてもよい。
そしてシートバック2の側面には、着座した乗員が手にした書籍に照明を当てることが可能な照明装置30が取り付けられている。
照明装置30は、シートバック2の側面に取り付けられる略筒状のベース部31と、ベース部31に接続されてベース部31に対する角度が可変となるように構成された略筒状の可動部32と、にて構成されている。
また可動部32の先端部には、照明手段35が設けられている。
照明装置30は、先端部に照明手段35を備えた略筒状であるので非常に小型であり、またシートバック2の側面に設けられているので、乗員の邪魔にならない。
【0013】
●[照明装置30の外観と構成(図2図3)]
次に図2図3を用いて、照明装置30の外観と構成について説明する。
ベース部31と可動部32は、ジョイント部33にて接続されており、ジョイント部33における可動部32と接触する外周面は略球形である。可動部32は、ジョイント部33の略球形の外周面によって、ベース部31に対する角度が可変となっている。
またジョイント部33内にはフレキシブルチューブ34が挿通されており、フレキシブルチューブ34は、自由な角度に湾曲させることが可能であるとともに、湾曲させた状態を維持することが可能である。
可動部32の先端には、LED等の発光体や照明を拡散または集光するレンズ等を備えた照明手段35が設けられている。そして照明手段35は、キャップ36にて可動部32の先端に保持されている。
また照明装置30の内部には、照明手段35に電源を供給するための照明装置ケーブル37が挿通されている。
そして照明装置ケーブル37の一方端は照明手段35に接続され、照明装置ケーブル37の他方端には照明装置コネクタ37Aが接続されている。
【0014】
●[照明装置30の先端部の構成、及び発光体基板38とレンズホルダ39の外観(図4)と、発光体基板38の詳細(図5)]
図4は、照明装置30の先端部の構成、及び発光体基板38とレンズホルダ39の外観の例を説明する斜視図であり、図5(A)は照明装置ケーブル37が半田付けされた発光体基板38の正面図であり、図5(B)は照明装置ケーブル37が半田付けされた発光体基板38の側面図である。
【0015】
図4に示すように、照明手段35は、LED等の発光体38Bが取付られた発光体基板38と、発光体38Bからの光を集光あるいは拡散させるレンズ39Bを備えて発光体基板38に取り付けられるレンズホルダ39と、にて構成されている。
発光体基板38には、照明装置ケーブル37の一方端が接続されている。
そして照明手段35が接続された照明装置ケーブル37は、スペーサ36Bが挿通されて照明装置30内に挿通される。
また照明手段35におけるキャップ36の側にはカバー36Aが設けられ、キャップ36は、カバー36Aと照明手段35を、可動部32(照明装置30)の先端部に保持する。
【0016】
図4及び図5に示すように、発光体基板38は筒状の可動部32の内径の形状に沿った板状(円板状)であり、切欠部38Eを有し、切欠部38Eに挟まれたスペーサ部38Dを有している。
また発光体基板38は、レンズホルダ39が取り付けられるホルダ取付面38Mの略中央に発光体38Bが取り付けられ、発光体38Bの周囲には、レンズホルダ39の基板接触面39Mと接触するホルダ取付領域38Rが設けられている。
そしてホルダ取付領域38Rの周囲には、照明装置ケーブル37の導体37Dを半田付けするためのランド部38Cが設けられている。
またレンズホルダ39は、図4に示すように、レンズ39Bとホルダ39Aにて構成されており、発光体基板38のホルダ取付面38Mのホルダ取付領域38Rと接触する基板接触面39Mを有している。また基板接触面39Mには、発光体38Bとの干渉を回避する発光体収容穴39Cが形成されている。
【0017】
照明装置ケーブル37は、導体37Dが絶縁被覆37Cにて被覆されており、絶縁被覆37Cの周囲が弾性被覆37Bにて被覆されている。弾性被覆37Bは、適度な復元力を有する弾性部材にて形成された被覆である。そして照明装置ケーブル37の一方端から露出している導体37Dは、発光体基板38のホルダ取付面38Mに設けられたランド部38Cに半田付けされている。またランド部38Cは発光体38Bに接続されており、照明装置ケーブル37から供給される電源は発光体38Bに供給される。
【0018】
また図5(A)に示すように、ランド部38Cに、半田Hにて半田付けされた照明装置ケーブル37の一方端と、当該ランド部38Cからホルダ取付面38M上にて引き回されている照明装置ケーブル37と、にてレンズホルダ39をホルダ取付面38M上において位置決めする位置決め手段が形成されている。
つまり図5(A)に示すように、照明装置ケーブル37は、ランド部38Cから切欠部38Eに向かって、ホルダ取付領域38Rを囲むように引き回されていることで、レンズホルダ39における基板接触面39Mの外周部39D(図4参照)に沿った形状となるように引き回されて、位置決め手段として形成されている。
なお、ホルダ取付領域38Rを囲むように照明装置ケーブル37を引き回すために、ランド部38Cの位置と傾斜角度θa、θb、及びスペーサ部38Dの幅DW、のそれぞれが適切に設定されている。
このように、発光体基板に取り付けるレンズホルダの位置決めをするための専用の位置決め手段(位置決め専用のガイド部材等)を発光体基板に設ける必要がなく、発光体基板に半田付けする照明装置ケーブルを、位置決め手段として利用することで、照明装置の構造をよりシンプルにすることができる。
【0019】
また図5(B)に示すように、照明装置ケーブル37は、一方端がランド部38Cに半田Hにて半田付けされてランド部38Cからホルダ取付面38M上を引き回されて切欠部38Eに達した後、ホルダ取付面38Mの表側から裏側に向かう方向FRに沿うように湾曲されている。この湾曲部WKを有することで、照明装置ケーブル37が引っ張られた際の応力Faの一部を湾曲部で吸収し、半田付けされた個所に伝播される応力Fbを軽減することができる。
このように、シンプルな湾曲部WKを形成することで、半田付けされた個所が剥離することを適切に抑制することができる。
【0020】
以上の本実施の形態の説明では、ホルダ取付領域38Rを囲む位置に配置したランド部38C、及びホルダ取付領域38Rを囲むように引き回した照明装置ケーブル37にて、レンズホルダ39の位置決め手段を形成する例を説明した。
しかし、ランド部38Cを、ホルダ取付領域38Rから離れた位置や、ホルダ取付面38Mの裏面等に配置して、ホルダ取付面38M上に引き回した照明装置ケーブル37にて位置決め手段を形成してもよい。この場合、ホルダ取付面38M上に引き回されている照明装置ケーブル37の少なくとも一部が、レンズホルダ39の基板接触面39Mの外周部39D沿った位置となるように、照明装置ケーブル37が引き回されている。
あるいは、ホルダ取付面38M上に引き回されている照明装置ケーブル37の位置をホルダ取付領域38Rから離れた位置に設定して、ランド部38Cに半田付けされた導体37Dにて位置決め手段を形成してもよい。この場合、ホルダ取付面38M上に設けられているランド部38Cの少なくとも一部が、レンズホルダ39の基板接触面39Mの外周部39D沿った位置となるように、ランド部38Cが設けられている。
このように、ホルダ取付面38M上にて引き回されている照明装置ケーブル37、あるいはホルダ取付面38M上にランド部38Cが設けられてランド部38Cに半田付けされた照明装置ケーブル37、の少なくとも一方にて、レンズホルダ39をホルダ取付面38M上において位置決めする位置決め手段が形成されていればよい。
【0021】
本発明の照明装置を備えた乗物用シート1は、本実施の形態で説明した構造、形状、外観等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
本実施の形態にて説明した発光体基板38に設けた切欠部38Eは、発光体基板38の表面と裏面とを貫通する貫通孔も、切欠部に含む。
本発明の照明装置を備えた乗物用シート1は、列車、船舶、航空機等、種々の乗物のシートに適用することが可能である。
【符号の説明】
【0022】
1 乗物用シート
2 シートバック
3 シートクッション
4A 肘掛
30 照明装置
31 ベース部
32 可動部
33 ジョイント部
35 照明手段
36 キャップ
37 照明装置ケーブル
37A 照明装置コネクタ
37B 弾性被覆
37C 絶縁被覆
37D 導体
38 発光体基板
38B 発光体
38C ランド部
38E 切欠部
38M ホルダ取付面
38R ホルダ取付領域
39 レンズホルダ
39A ホルダ
39B レンズ
39C 発光体収容穴
39D 外周部
39M 基板接触面
H 半田
WK 湾曲部

図1
図2
図3
図4
図5
図6