【0062】
本発明の極めて特定的な実施形態は下記から選択される化合物に関する:
2−((3−エトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((4−クロロ−3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニル−2−((3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)アミノ)エタノン、
2−((3−クロロフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3,4−ジフルオロフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3−フルオロフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニル−2−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジフルオロフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(2−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((3−フルオロ−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニル−2−(ピリジン−3−イルアミノ)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニル−2−(ピリジン−4−イルアミノ)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)(メチル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−4−イル)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(4−(メチルスルホニル)フェニル)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((5−メチルイソオキサゾール−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−(フラン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(チオフェン−2−イル)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メチルイソオキサゾール−3−イル)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(チオフェン−3−イル)エタノン、
2−(1H−イミダゾール−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリミジン−5−イル)エタノン、
2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
2−((2−ヒドロキシピリジン−4−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニル−2−((ピリジン−2−イルメチル)アミノ)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニル−2−((チオフェン−2−イルメチル)アミノ)エタノン、
2−((フラン−2−イルメチル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)ベンゾニトリル、
4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)ベンゾニトリル、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(キノキサリン−6−イル)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((2,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((2,3−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
3−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)ベンゾニトリル、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−7−イル)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((3−エチルフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−(イソキノリン−5−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(4−(ピリミジン−5−イル)フェニル)エタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニル−2−(キノキサリン−6−イルアミノ)エタノン、
3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド、
3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)−N−メチルベンゼンスルホンアミド、
1−(4−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノン、
6−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン、
2−((3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−(オキサゾール−5−イル)フェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
5−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−1,3−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オン、
4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−オキソエチル)ベンゾニトリル、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((4−メトキシ−6−メチルピリミジン−2−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−(6−ヒドロキシピリジン−3−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノン、
3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)ベンズアミド、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((4−メトキシピリジン−2−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)安息香酸エチル、
1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)安息香酸、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((6−メトキシピリミジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノン、
1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(6−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(6−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(5−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
3−(2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−6−カルボン酸メチル、
2−(6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
2−(5−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−(チアゾール−4−イル)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノン、
1−(7−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−6−カルボン酸メチル、
1−(5−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((2,6−ジメトキシピリミジン−4−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(8−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((4−メトキシピリミジン−2−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノン、
2−(3−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノン、
1−(5−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
3−(2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−6−カルボニトリル、
3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−6−カルボニトリル、
2−(6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−(1H−インドール−5−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)エタノン、
1−(5−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(7−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)エタノン、
1−(1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(1−(2−アミノエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−(3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−1−イル)酢酸、
2−(1−エチル−1H−ピラゾール−5−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−(5−メチルイソオキサゾール−3−イル)エタノン、
2−(5−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
2−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−(メチルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−(4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)フェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
2−(3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−1−イル)酢酸エチル、
1−(1−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
N−(2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)−2−(ジメチルアミノ)−N−(3−メトキシフェニル)アセトアミド、
1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メチルイソオキサゾール−3−イル)エタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−(5−メチルイソオキサゾール−3−イル)エタノン、
1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
4−(2−(7−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)ベンゾニトリル、
2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−1−(1−(メチルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(6−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−(4−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(4−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)エタノン、
3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−(4−(ヒドロキシメチル)フェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
1−(1−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−N,N−ジメチル−1H−インドール−5−スルホンアミド、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(5−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−2−フルオロベンゾニトリル、
4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−3,5−ジフルオロベンゾニトリル、
1−(6−ヒドロキシ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−6−カルボン酸、
1−(1−(2−メトキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(5−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(m−トリル)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(p−トリル)エタノン、
1−(6−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(6−(2−ヒドロキシエトキシ)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−5−カルボン酸メチル、
3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−5−カルボン酸、
2−(2−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
1−(5−フルオロ−1−(2−(メトキシメトキシ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(5−フルオロ−1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1−(2−(メトキシメトキシ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノン、
1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノン、
1−(7−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノン、
1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノン、
1−(7−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−フルオロ−1−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノン、
4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−オキソエチル)ベンゾニトリル、
1−(ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)エタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)エタノン、
1−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)エタノン、
1−(1H−インダゾール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−イル)エタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−3−イル)エタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(インドリン−1−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
(2−(3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−1−イル)エチル)カルバミン酸tert−ブチル、
1−(7−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノン、
2−((2−フルオロピリジン−4−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(1−((テトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)−1H−インドール−3−イル)エタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−((1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)スルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(1−(エチルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(5−フルオロ−1−(メチルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノン、
2−(6−フルオロピリジン−3−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(2−メトキシピリジン−3−イル)エタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(1−(ピペリジン−4−イルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)エタノン、
4−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)−2−メトキシベンゾニトリル、
1−(5−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1−メチル−6,7−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチル、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−イル)−2−フェニルエタノンヒドロクロリド、
1−(7−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(1,5−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)エタノン、
1−(5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(5−((ジメチルアミノ)メチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(メチルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(4−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−2−フェニルエタノン、
4−(1−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソエチル)ベンゾニトリル、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(6−モルホリノ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−(イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
2−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(2−メトキシピリミジン−5−イル)エタノン、
1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノン、
1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノン、
2−((3−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(1−(2−(tert−ブトキシ)エチル)−6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((5−エトキシピリジン−3−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((5−イソプロポキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((5−エチルピリジン−3−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)エタノン、
2−(6−エトキシピリジン−3−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(4−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((6−メトキシピラジン−2−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3−エトキシ−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((5,6−ジメトキシピリジン−3−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((6−(ジメチルアミノ)−5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((6−エトキシ−5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
4−(1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−オキソエチル)ベンゾニトリル、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシ−6−(メチルアミノ)ピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3−((ジメチルアミノ)メチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)エタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(6−メトキシ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−イソプロポキシピリジン−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
2−((5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(5−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−(メチルアミノ)ピリジン−3−イル)エタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)エタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピラジン−2−イル)エタノン、
3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1−メチル−1H−インダゾール−5−カルボニトリル、
2−((6−メトキシピラジン−2−イル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((6−メトキシピリジン−2−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((6−メトキシピラジン−2−イル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノン、
1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノン、
2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((6−メトキシピラジン−2−イル)アミノ)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノン、
1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−カルボニトリル、
1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((6−メトキシピラジン−2−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)エタノン、
2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((6−メトキシピラジン−2−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノン、
2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノン、
2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)エタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)エタノン、
1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)エタノン、
1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)エタノン、
2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
(−)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
(+)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−2−イル)エタノン、
1−(1H−インドール−4−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インダゾール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
3−メトキシ−5−((2−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)ベンジルアセテート、
2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(イソキノリン−4−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メチルピリジン−3−イル)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メトキシピリジン−2−イル)エタノン、
2−(6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メトキシピリジン−3−イル)エタノン、
2−(4−フルオロフェニル)−2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノン、
5−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)ピコリノニトリル、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エタノン、
1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリダジン−3−イル)エタノン、
2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)エタノン、
2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
(−)−1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノン、
(+)−1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノン、
(−)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノン、
(+)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノン、
(−)−2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
(+)−2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノン、
1−(ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノン、
2−(6−フルオロピリジン−3−イル)−2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノン、
1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノン、
2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)エタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノン、
2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノン、
2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノン、
1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノン、
2−((2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)エタノン、
2−((4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(o−トリル)エタノン、
2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノン、
2−(4−フルオロフェニル)−2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(4−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((4−フルオロ−3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(4−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノン、
2−((3−(3−ヒドロキシプロポキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルアセテート、
1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3−ヒドロキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
4−(3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)−5−メトキシフェノキシ)ブタン酸エチル、
2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(p−トリル)エタノン、
2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(p−トリル)エタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)エタノン、
3−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−5−イル)プロピルアセテート、
1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−(3−フルオロフェニル)−2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノン、
2−(3−(2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルアセテート、
1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノン、
2−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルアセテート、
1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノン、
2−(3−(2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルアセテート、
2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノン、
2−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−5−イル)エチルアセテート、
1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン、
2−(3−(2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−5−イル)エチルアセテート、
1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノン、
2−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アセチル)−1H−インドール−5−イル)エチルアセテート、
1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノン、
2−(3−(2−(4−フルオロフェニル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルアセテート、
2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノン、
4−(3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)−5−メトキシフェノキシ)ブタン酸、
2−(3−(2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アセチル)−1H−インドール−5−イル)エチルアセテート、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノン、
3−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アセチル)−1H−インドール−5−イル)プロピルアセテート、
1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノン、
3−(3−(2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−5−イル)プロピルアセテート、
1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−(2−(メチルスルホニル)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)エタノン、
3−(3−(2−(4−フルオロフェニル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−5−イル)プロピルアセテート、
2−(4−フルオロフェニル)−1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)エタノン、
4−(3−((1−(4,6−ジメチルピリジン−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソエチル)アミノ)−5−メトキシフェニル)ブタン酸、
2−(6−(ヒドロキシメチル)ピリジン−3−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシ−5−(2−(メチルスルホニル)エチル)フェニル)アミノ)エタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−フルオロ−7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−(テトラヒドロフラン−3−イル)エタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−((メチルスルホニル)メチル)−1H−インドール−3−イル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)エタノン、
2−([1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−7−イル)−1−(7−(3−アミノプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)エタノン、
2−(ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)エタノン、
3−(3−(2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(5−フェニルイソオキサゾール−3−イル)アセチル)−1H−インドール−5−イル)プロパン酸、
1−(5−(2−アミノエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)エタノン、
1−メチル−4−((2−(5−(2−(メチルスルホニル)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)ピロリジン−2−オン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシ−5−((メチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)−2−(3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)エタノン、
2−(6,7−ジヒドロ−4H−ピラノ[3,4−d]チアゾール−2−イル)−2−((3−(2−ヒドロキシエチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノン、
2−((3−(2−アミノエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)エタノン、
2−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシ−5−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)アミノ)エタノン、
2−((3−(ジフルオロメトキシ)フェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(チアゾロ[4,5−b]ピラジン−2−イル)エタノン、
2−(3−((1−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソエチル)アミノ)−5−メトキシフェニル)酢酸、
2−((3−(3−アミノプロポキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(チエノ[2,3−b]ピリジン−2−イル)エタノン、
1−(5−(アミノメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−イル)エタノン、
1−(7−(アミノメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(チアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−イル)エタノン、
1−(5−(2−アミノエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イル)エタノン、
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシ−5−(2−(メチルスルホニル)エトキシ)フェニル)アミノ)−2−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)エタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−イル)エタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−(p−トリル)エタノン、
2−(4−フルオロフェニル)−2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)エタノン、
2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−(4−フルオロフェニル)エタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)エタノン、
2−(4−フルオロフェニル)−2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)エタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノン、
2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシ−5−((メチルスルホニル)メチル)フェニル)アミノ)エタノン、
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(3−メチルピリジン−2−イル)−1−(7−((メチルスルホニル)メチル)−1H−インドール−3−イル)エタノン、及び、
3−(3−(2−(6−シアノピリジン−2−イル)−2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−5−イル)プロパン酸。
【実施例】
【0204】
下記実施例は本発明を例示する目的で与えられるものであり、本発明の範囲を限定するように解釈されるものでは決してない。
【0205】
Aパートでは化合物(中間体及び最終化合物)の調製を示し、Bパートでは薬理例を示す。
【0206】
表1:例示的な本発明の化合物の構造及びそれらのそれぞれのコード。
【表1-1】
【表1-2】
【表1-3】
【表1-4】
【表1-5】
【表1-6】
【表1-7】
【表1-8】
【表1-9】
【表1-10】
【表1-11】
【表1-12】
【表1-13】
【表1-14】
【表1-15】
【0207】
Aパート
本実験パートで言及される分取HPLC精製は全て、下記システムを用いて行っている:Watersの2489 UV/Visible Detector、Watersの2545 Binary Gradient Module、WatersのFraction Collector III、及びWatersのDual Flex Injector。
【0208】
分離はXBridge C18ガードカラム(19mm×10mm、5μm)を備えたXBridge Prep C18カラム(19mm×100mm、5μm)又はSunFire C18ガードカラム(19mm×10mm、5μM)を備えたSunFire Prep C18 ODBカラム(19mm×10mm、5μm)を用いて行った。
【0209】
溶出は下記表に記載の方法によって行い、検出波長は210nm及び254nmで固定した。
【0210】
方法1
【表A】
溶媒A:milliQ水中のLC−MSグレードの0.1%ギ酸
溶媒B:HPLCグレードアセトニトリル。
【0211】
方法2
【表B】
溶媒A:milliQ水中のLC−MSグレードの0.1%ギ酸
溶媒B:HPLCグレードアセトニトリル。
【0212】
方法3
【表C】
溶媒A:milliQ水中のLC−MSグレードの0.1%ギ酸
溶媒B:HPLCグレードアセトニトリル。
【0213】
方法4
【表D】
溶媒A:HPLC用の水酸化アンモニウム(puriss p.a.)を用いてpH10に調整した、milliQ水中での10mMのHPLC用の酢酸アンモニウム(puriss p.a.)
溶媒B:HPLCグレードのアセトニトリル。
【0214】
方法5
【表E】
溶媒A:HPLC用の水酸化アンモニウム(puriss p.a.)を用いてpH10に調整した、milliQ水中での10mMのHPLC用の酢酸アンモニウム(puriss p.a.)
溶媒B:HPLCグレードのアセトニトリル。
【0215】
本実験パートで言及されるエナンチオマー分離は全て、下記システムを用いて行っている:Watersの2489 UV/Visible Detector、Watersの2545 Binary Gradient Module、WatersのFraction Collector III、及びWatersのDual Flex Injector。分離はChiralPak ICガードカラム(10mm×20mm、5μM)を備えたChiralPak ICカラム(20mm×250mm、5μm)を用いて行った。溶出は下記のアイソクラチック方法によって行い、検出波長は210nm及び254nmで固定した。
【0216】
方法6:
溶出液:アセトニトリル/ジエチルアミン:100/0.1
流速:20mL/分
【0217】
方法7:
溶出液:n−ヘプタン/ジクロロメタン/エタノール/ジエチルアミン:50/50/1/0.1
流速:20mL/分
【0218】
本発明の化合物の合成に使用される一般手順:
一般手順A:
55℃で加熱したトルエン中の適切なインドール及びピリジンの溶液に、α−クロロフェニルアセチルクロリドを滴加した。反応混合物を55℃で2時間加熱した。室温に冷却した後、水及びメタノールを添加した。室温で1時間後、析出物を濾過し、水で洗浄して乾燥させ、所望の化合物を得た。析出がない場合、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。相が分離された。有機層をブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより又は析出により精製し、所望の化合物を得た。
【0219】
一般手順B:
DMF中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン、アミン及びトリエチルアミンの混合物を封管内において100℃で一晩加熱した。溶媒を真空下で蒸発した。残渣を酢酸エチルと5%塩酸溶液とで分配した。相が分離された。有機相を水で洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した後、再結晶化を行った。
【0220】
一般手順C:
溶媒(例えばDMF、エタノール、アセトニトリル、ジオキサン又はTHF)中のα−ハロゲノケトン、アミン及び塩基(DIPEA又はトリエチルアミン)の混合物に、マイクロ波オーブンにおいて100℃〜200℃(より詳細には120℃〜200℃)で5分〜180分(より詳細には15分〜120分)マイクロ波を照射した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
【0221】
一般手順D:
アセトニトリル中のα−ハロゲノケトン、アミン及びPS−DIPEAの混合物にマイクロ波オーブンにおいて200℃で30分間、マイクロ波を照射した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。分取HPLCによる更なる精製を行い、生成物を得た。
【0222】
一般手順E:
アセトニトリル中のα−ハロゲノケトン及びアニリンの混合物にマイクロ波オーブンにおいて100℃〜200℃(より詳細には130℃〜150℃)で5分〜120分(より詳細には15分〜30分)、マイクロ波を照射した。次いで反応混合物を濃縮した。残渣を酢酸エチルと1N塩酸溶液とで分配した。相が分離された。有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水及びブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
【0223】
一般手順F:
アセトニトリル中の適切なインドール、アザインドール又は代替的には複素環(1.0当量)及びジ−tert−ブチル重炭酸(1当量〜2当量、より詳細には1.2当量)の溶液に、DMAP(0.1当量〜0.5当量、より詳細には0.1当量)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣をジクロロメタンに溶解して、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。相が分離された。水相をジクロロメタンで抽出した。有機相を合わせて、飽和塩化アンモニウム溶液、水及びブラインで洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。BOC保護化合物を更に精製することなく次の工程に使用した。
【0224】
一般手順G:
エタノール中のアルデヒド(1.0当量)及び硫酸マグネシウム(1.3当量)の混合物に、アミン(1.0当量)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌して濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、イミンを定量的に得て、これを更に精製することなく次の工程に使用した。
【0225】
一般手順H:
エタノール中のアルデヒド(1.0当量)及び硫酸マグネシウム(1.3当量)の混合物にアミン(1.0当量)を添加した。混合物を80℃で一晩加熱して濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、イミンを定量的に得て、これを更に精製することなく次の工程に使用した。
【0226】
一般手順I:
アルデヒド(1.0当量)及びアミン(1.0当量)の混合物を封管において60℃で6時間加熱した。粗物質を真空下において酸化リン(V)上で乾燥して、イミンを定量的に得て、これを更に精製することなく次の工程に使用した。
【0227】
一般手順J:
エタノール中のアルデヒド(1.0当量)、硫酸マグネシウム(100mg)及びアミン(1.0当量)の混合物を80℃で一晩加熱した。反応混合物を濾過した。イミンの形成は定量的なものであり、イミンを含有する濾液を精製することなく次の工程で使用した。
【0228】
一般手順K:
エタノール中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリドの溶液にトリエチルアミンを添加し、混合物を70℃で5分間撹拌した。得られる黄色溶液に、アルデヒドと、エタノール中のイミンの溶液とを添加した。反応混合物を封管において50℃〜70℃で18時間〜170時間撹拌して、その後反応混合物にマイクロ波オーブンにおいて160℃で4分間マイクロ波を照射した。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗物質をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー又は析出によって精製した。
【0229】
一般手順L:
エタノール中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリドの溶液に、トリエチルアミンを添加して、混合物を70℃で5分間撹拌した。得られる黄色溶液に、アルデヒドと、エタノール中のイミンの溶液とを添加した。反応混合物を封管において50℃〜70℃で18時間〜120時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗物質をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー又は析出によって精製した。
【0230】
一般手順M:
DMF中の適切なインドールの溶液に、アルキルハロゲン化物及び炭酸カリウムを添加した。反応混合物を室温で1時間〜20時間撹拌した。水を添加した。得られる析出物を濾過して、乾燥させ、再結晶化して所望の化合物を得た。析出のない場合、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発して、フラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
【0231】
一般手順N:
THF(例えば3.5mL/mmol)中のアルコール(1.0当量)の溶液に、DBU(1当量〜2当量、より詳細には1.0当量)及びTBDMSCl(1当量〜2当量、より詳細には2.0当量)を添加した。室温で4時間後、反応混合物を酢酸エチルで希釈して、水で洗浄した。相が分離された。有機相をブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
【0232】
一般手順O:
0℃に冷却したジクロロメタン中のインドールの溶液にヘキサン中の1M塩化ジエチルアルミニウムを滴加した。0℃で30分後、ジクロロメタン中の塩化アシルの溶液を添加した。反応混合物を0℃で2時間〜3時間撹拌して、混合物を低温バッファー(pH7)溶液に注いだ。代替的には、飽和重炭酸ナトリウム溶液又は1Mロッシェル塩溶液を反応混合物に添加した。相が分離された。有機相を飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及びブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー又は析出によって精製した。
【0233】
一般手順P:
0℃に冷却したTHF中のα−メチルケトンの溶液に、THF中のフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物の溶液を添加した。反応混合物を0℃で1時間及び室温で2時間〜20時間撹拌した。反応混合物を濾過して、固体を酢酸エチルで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルと水とで分配した。相が分離された。有機相をブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー又は析出によって精製した。
【0234】
一般手順Q:
ジクロロメタン中のアルコールの溶液に、DMAP及び無水酢酸を添加した。反応物を室温で15分間〜60分間撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで希釈して、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。有機相を水及びブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
【0235】
一般手順R:
0℃に冷却した無水ジクロロメタン中の塩化オキサリルの溶液にDMFを添加した。0℃で30分後、インドールを添加して、反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣をTHF及び20%酢酸アンモニウム溶液中に取った。混合物を30分間還流した。室温に冷却した後、反応混合物を酢酸エチルで希釈した。相を分離して、有機相を重炭酸ナトリウム溶液で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
【0236】
一般手順S:
THF及びメタノールの混合物中のエステルの溶液に、炭酸カリウムを添加した。反応混合物を20℃〜45℃で3時間〜5時間撹拌した。反応混合物を濾過して、濾液を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
【0237】
実施例1:2−((3,4−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Aに従ってトルエン(22mL)中のインドール(1.000g、8.536mmol)、ピリジン(0.690mL、8.531mmol)及びα−クロロフェニルアセチルクロリド(1.610g、8.565mmol)から調製した。析出による精製によって、白色固体として1.294g(56%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):270、272(M+H);292、294(M+Na)。ESI/APCI(−):268、270(M−H)。
【0238】
工程2:2−((3,4−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Bに従ってDMF(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.125g、0.463mmol)、4−アミノベラトロール(0.142g、0.927mmol)及びトリエチルアミン(0.200mL、1.443mmol)から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のエタノールからの再結晶化によって、ベージュ色の固体として0.014g(8%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):387(M+H);409(M+Na)。ESI/APCI(−):385(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.87(1H,br s);8.15(1H,m);7.61〜7.64(2H,m);7.45(1H,d);7.13〜7.30(4H,m);6.60〜6.65(2H,m);6.24(1H,m);5.97〜6.07(2H,m);3.65(3H,s);3.57(3H,s)。
【0239】
実施例2:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Bに従ってDMF(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.054g、0.200mmol)、3,5−ジメトキシアニリン(0.068g、0.444mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のエタノールからの再結晶化によって、ベージュ色の固体として0.005g(6%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):387(M+H)。ESI/APCI(−):385(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.12(1H,br s);8.88(1H,s);8.16(1H,m);7.61〜7.64(2H,m);7.45(1H,m);7.14〜7.31(5H,m);6.35(1H,m);6.03〜6.08(3H,m);5.70(1H,s);3.61(6H,s)。
【0240】
実施例3:2−((3−エトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((3−エトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従ってDMF(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.050g、0.185mmol)、3−エトキシアニリン(0.100mL、0.751mmol)及びDIPEA(0.100mL、0.574mmol)から調製し、それにマイクロ波オーブンにおいて180℃で15分間マイクロ波を照射した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.010g(15%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):371(M+H);393(M+Na)。ESI/APCI(−):369(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.56(1H,br s);8.41(1H,m);8.01(1H,d);7.53〜7.55(2H,m);7.40(1H,m);7.20〜7.32(5H,m);7.01(1H,m);6.29(1H,d);6.20〜6.24(2H,m);5.72(1H,m);5.52(1H,m);3.94(2H,q);1.35(3H,t)。
【0241】
実施例4:2−((4−クロロ−3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((4−クロロ−3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、DMF(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.104g、0.386mmol)、3−メトキシ−4−クロロアニリン(0.105g、0.666mmol)及びDIPEA(0.200mL、1.148mmol)から調製し、それにマイクロ波オーブンにおいて180℃で30分マイクロ波を照射した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.027g(18%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):391、393(M+H);413、415(M+Na)。ESI/APCI(−):389、391(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.65(1H,br s);8.40(1H,m);7.95〜8.11(2H,m);7.50〜7.53(2H,m);7.24〜7.53(5H,m);7.05(1H,d);6.18〜6.28(2H,m);5.70(1H,s);3.79(3H,s)。
【0242】
実施例5:1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニル−2−((3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)アミノ)エタノンの調製
1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニル−2−((3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)アミノ)エタノンを、一般手順Cに従って、DMF(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.050g、0.185mmol)、3−(トリフルオロメトキシ)アニリン(0.100mL、0.751mmol)及びDIPEA(0.100mL、0.574mmol)から調製し、それにマイクロ波オーブンにおいて180℃で15分マイクロ波を照射した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.009g(12%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):371(M+H);393(M+Na)。ESI/APCI(−):369(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.56(1H,br s);8.41(1H,m);8.01(1H,d);7.53〜7.55(2H,m);7.40(1H,m);7.20〜7.32(5H,m);7.01(1H,m);6.29(1H,d);6.20〜6.24(2H,m);5.72(1H,m);5.52(1H,m);3.94(2H,q);1.35(3H,t)。
【0243】
実施例6:2−((3−クロロフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((3−クロロフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、DMF(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.105g、0.389mmol)、3−クロロアニリン(0.200mL、1.890mmoL)及びDIPEA(0.200mL、1.148mmoL)から調製し、それにマイクロ波オーブンにおいて180℃で30分マイクロ波を照射した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のメタノールからの再結晶化によって、0.005g(4%)の所望の化合物を白色固体として得た。ESI/APCI(+):361、363(M+H);383、385(M+Na)。ESI/APCI(−):359、361(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.59(1H,br s);8.40(1H,m);8.02(1H,d);7.51〜7.53(2H,m);7.21〜7.38(6H,m);7.02(1H,m);6.54〜6.65(3H,m);5.70(1H,s)。
【0244】
実施例7:2−((3,4−ジフルオロフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((3,4−ジフルオロフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、DMF(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.105g、0.389mmol)、3,4−ジフルオロアニリン(0.200mL、2.017mmol)及びDIPEA(0.200mL、1.148mmol)から調製し、それにマイクロ波オーブンにおいて180℃で30分マイクロ波を照射した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、非晶質固体として0.025g(18%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):363(M+H);385(M+Na)。ESI/APCI(−):361(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.59(1H,br s);8.40(1H,m);8.00(1H,d);7.49〜7.52(2H,m);7.23〜7.41(6H,m);6.71(1H,m);6.32〜6.46(2H,m);5.30〜5.64(2H,m)。
【0245】
実施例8:2−((3−フルオロフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((3−フルオロフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、エタノール(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.103g、0.382mmol)、3−フルオロアニリン(0.200mL、2.081mmoL)及びDIPEA(0.200mL、1.148mmol)から調製し、それにマイクロ波オーブンにおいて180℃で30分マイクロ波を照射した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.030g(23%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):345(M+H);367(M+Na)。ESI/APCI(−):343(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.59(1H,br s);8.40(1H,m);8.01(1H,d);7.51〜7.54(2H,m);7.22〜7.41(6H,m);7.04(1H,m);6.46(1H,d);6.31〜6.37(2H,m);5.69(1H,s);5.30(1H,s)。
【0246】
実施例9:1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニル−2−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)エタノンの調製
1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニル−2−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)エタノンを、一般手順Cに従って、エタノール(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.104g、0.386mmol)、3−(トリフルオロメチル)アニリン(0.100mL、0.801mmol)及びDIPEA(0.200mL、1.148mmol)から調製し、それにマイクロ波オーブンにおいて180℃で30分マイクロ波を照射した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.028g(18%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):395(M+H)。ESI/APCI(−):393(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.59(1H,br s);8.41(1H,m);8.01(1H,d);7.51〜7.54(2H,m);7.17〜7.41(7H,m);6.80〜6.90(3H,m);5.83(1H,br s);5.73(1H,s).
【0247】
実施例10:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンは以下で方法A及び方法Bと示される2つの異なる手順に従って調製している。
【0248】
方法A:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、エタノール(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.103g、0.382mmol)、3−メトキシアニリン(0.100mL、0.894mmol)及びDIPEA(0.100mL、0.574mmol)から調製し、それにマイクロ波オーブンにおいて180℃で30分マイクロ波を照射した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.050g(37%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):357(M+H);379(M+Na)。ESI/APCI(−):355(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.67(1H,br s);8.41(1H,m);7.98(1H,d);7.50〜7.53(2H,m);7.20〜7.39(6H,m);7.01(1H,m);6.23〜6.25(2H,m);5.70(1H,s);5.52(1H,br s);3.72(3H,s)。
【0249】
方法B:
工程1:1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Oに従って、ジクロロメタン(80mL)中の1H−インドール(2.500g、21.34mmol)の溶液、ヘキサン(32.00mL、32.00mmol)中の1M塩化ジエチルアルミニウムの溶液、及びジクロロメタン(80mL)中の塩化フェニルアセチル(4.300mL、32.27mmol)の溶液から調製した。酢酸エチルからの析出による精製によって、白色固体として3.240g(65%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):236(M+H)。ESI/APCI(−):234(M−H)。
【0250】
工程2:2−ブロモ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Pに従って、THF(140mL)中の1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(3.240g、13.77mmol)の溶液及びTHF(70mL)中のフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(5.700g、15.16mmol)の溶液から調製した。反応混合物を0℃で1時間、及び室温で4時間撹拌した。酢酸エチルからの析出による精製によって、白色固体として3.690g(85%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):314、316(M+H);336、338(M+Na)。ESI/APCI(−):312、314(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.21(1H,br s);8.67(1H,s);8.20(1H,m);7.68(1H,d);7.0〜7.4(7H,m);6.84(1H,s)。
【0251】
工程3:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(0.5mL)中の2−ブロモ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.032g、0.102mmol)及びm−アニシジン(0.063mL、0.563mmol)から調製し、それにマイクロ波オーブンにおいて100℃で15分マイクロ波を照射した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→60%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色粉末として0.030g(83%)の所望の産物を得た。
【0252】
実施例11:2−((3,5−ジフルオロフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((3,5−ジフルオロフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、エタノール(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.103g、0.382mmol)、3,5−ジフルオロアニリン(0.117g、0.906mmol)及びDIPEA(0.100mL、0.574mmol)から調製し、それにマイクロ波オーブンにおいて180℃で30分マイクロ波を照射した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.008g(6%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):363(M+H);385(M+Na)。ESI/APCI(−):361(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.63(1H,br s);8.38(1H,m);7.99(1H,d);7.51〜7.54(2H,m);7.23〜7.41(7H,m);6.08〜6.18(2H,m);5.88(1H,br s);5.65(1H,m)。
【0253】
実施例12:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(2−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:55℃で加熱したトルエン(2mL)中の2−メチルインドール(0.098g、0.747mmol)及びピリジン(0.070mL、0.865mmol)の溶液に、α−クロロフェニルアセチルクロリド(0.120mL、0.762mmol)を滴加した。添加後、帯褐色の油が分離された。混合物を55℃で4時間加熱した後、水を添加した。相が分離された。水相を酢酸エチルで抽出した。有機相を合わせて、ブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、ベージュ色の発泡体として0.068g(32%)の2−クロロ−1−(2−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+)284(M+H);306(M+Na)。ESI/APCI(−):282(M−H)。
【0254】
工程2:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(2−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、エタノール(2mL)中の2−クロロ−1−(2−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.068g、0.240mmol)、3,5−ジメトキシアニリン(0.173g、1.129mmol)及びDIPEA(0.250mL、1.435mmol)から調製し、それにマイクロ波オーブンにおいて180℃で30分マイクロ波を照射した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.029g(30%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):401(M+H);423(M+Na)。ESI/APCI(−):399(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.40(1H,br s);8.10(1H,d);7.46〜7.47(2H,m);7.20〜7.32(6H,m);6.04(1H,d);5.85〜5.89(3H,m);5.43(1H,br s);3.73(6H,s);2.68(3H,s)。
【0255】
実施例13:1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:55℃で加熱したトルエン(2mL)中の6−クロロインドール(0.103g、0.679mmol)及びピリジン(0.060mL、0.742mmol)に、α−クロロフェニルアセチルクロリド(0.100mL、0.635mmol)を滴加した。添加後、帯褐色の油が分離された。混合物を55℃で18時間撹拌した後、水を添加した。相が分離された。水相を酢酸エチルで抽出した。有機相を合わせて、ブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣をヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→60%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、0.073g(35%)の2−クロロ−1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを褐色固体として得た。ESI/APCI(+):304、306(M+H);326、328(M+Na)。ESI/APCI(−):302、304(M−H)。
【0256】
工程2:1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、エタノール(2mL)中の2−クロロ−1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.073g、0.240mmol)、3,5−ジメトキシアニリン(0.100g、0.653mmol)及びDIPEA(0.200mL、1.148mmol)から調製して、それにマイクロ波オーブンにおいて180℃で30分マイクロ波を照射した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって白色固体として0.010g(10%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):421、423(M+H)。ESI/APCI(−):419、421(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.63(1H,br s);8.30(1H,d);7.95(1H,d);7.48〜7.51(2H,m);7.21〜7.37(6H,m);5.84〜5.87(3H,m);5.66(1H,s);5.49(1H,br s);3.70(6H,s)。
【0257】
実施例14:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、エタノール(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.109g、0.404mmol)、3−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)アニリン(0.108g、0.565mmol)及びDIPEA(0.100mL、0.574mmol)から調製し、それにマイクロ波オーブンにおいて180℃で30分マイクロ波を照射した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、白色固体として0.024g(14%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):425(M+H);447(M+Na)。ESI/APCI(−):423(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.63(1H,br s);8.41(1H,m);7.99(1H,d);7.50〜7.52(2H,m);7.21〜7.38(6H,m);6.54(1H,s);6.42(1H,s);6.33(1H,s);5.84(1H,br s);5.70(1H,m);3.74(3H,s)。
【0258】
実施例15:2−((3−フルオロ−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((3−フルオロ−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、エタノール(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.105g、0.389mmol)、3−メトキシ−5−フルオロアニリン(0.100mL、0.849mmol)及びDIPEA(0.100mL、0.574mmol)から調製し、それにマイクロ波オーブンにおいて180℃で30分マイクロ波を照射した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、白色固体として0.047g(32%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):375(M+H);397(M+Na)。ESI/APCI(−):373(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.61(1H,br s);8.41(1H,m);8.00(1H,d);7.50〜7.52(2H,m);7.25〜7.33(6H,m);5.95〜6.02(3H,m);5.68(2H,m);3.70(3H,s)。
【0259】
実施例16:1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニル−2−(ピリジン−3−イルアミノ)エタノンの調製
1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニル−2−(ピリジン−3−イルアミノ)エタノンを、一般手順Dに従って、アセトニトリル(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.107g、0.397mmol)、3−アミノピリジン(0.099g、1.052mmol)及びPS−DIPEA(固体支持体3.56mmol/g;0.300g、1.068mmoL)から調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→20%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、ベージュ色の非晶質固体として0.004g(3%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):328(M+H)。ESI/APCI(−):326(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.70(1H,br s);8.37(1H,m);8.11(1H,d);7.99(1H,d);7.89(1H,d);7.48〜7.51(2H,m);7.35(1H,m);7.19〜7.29(5H,m);6.93〜6.99(2H,m);5.67〜5.72(2H,m)。
【0260】
実施例17:1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニル−2−(ピリジン−4−イルアミノ)エタノンの調製
1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニル−2−(ピリジン−4−イルアミノ)エタノンを、一般手順Dに従って、アセトニトリル(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.103g、0.382mmol)、4−アミノピリジン(0.098g、1.041mmol)及びPS−DIPEA(固体支持体3.56mmol/g;0.295g、1.050mmol)から調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→20%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法5)によって、ベージュ色の固体として0.022g(18%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):328(M+H)。ESI/APCI(−):326(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.32(1H,m);8.22(1H,m);8.05(1H,d);7.3〜7.55(11H,m);6.80(1H,d)。
【0261】
実施例18:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)(メチル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)(メチル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Dに従って、アセトニトリル(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.101g、0.374mmol)、N−メチル−3−メトキシアニリン(0.100mL、0.752mmoL)及びPS−DIPEA(固体支持体3.56mmol/g;0.292g、1.040mmol)から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、ベージュ色の固体として0.011g(8%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):371(M+H);393(M+Na)。ESI/APCI(−):369(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.41(1H,m);7.73(1H,s);7.13〜7.41(7H,m);6.26〜6.50(4H,m);3.77(3H,s);2.93(3H,s)。
【0262】
実施例19:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(70mL)中の1H−インドール−3−カルバルデヒド(3.770g、25.97mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(6.800g、31.16mmol)及びDMAP(0.317g、2.595mmol)から調製し、黄色固体として6.100g(96%)の所望の化合物を得た。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.09(1H,s);8.66(1H,s);8.15(2H,dd);7.32〜7.53(2H,m);1.68(9H,s)。
【0263】
工程2:3−メトキシ−N−(ピリジン−3−イルメチレン)アニリンを、一般手順Gに従って、エタノール(1mL)中の3−ピリジニルカルボキシアルデヒド(0.179mL、1.867mmol)、硫酸マグネシウム(0.300g、2.492mmol)及び3−メトキシアニリン(0.230g、1.867mmol)から定量的に調製した。
【0264】
工程3:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.101g、0.373mmol)及びトリエチルアミン(0.052mL、0.373mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.549g、2.239mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−(ピリジン−3−イルメチレン)アニリン(1.867mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のアセトニトリルからの析出によって、白色固体として0.050g(8%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):358(M+H)。ESI/APCI(−):356(M−H)。
【0265】
実施例20:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−4−イル)エタノンの調製
工程1:3−メトキシ−N−(ピリジン−4−イルメチレン)アニリンを、一般手順Gに従って、エタノール(1mL)中の4−ピリジニルカルボキシアルデヒド(0.179mL、1.867mmol)、硫酸マグネシウム(0.300g、2.492mmol)及び3−メトキシアニリン(0.230g、1.867mmol)から定量的に調製した。
【0266】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−4−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.101g、0.373mmol)及びトリエチルアミン(0.052mL、0.373mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.549g、2.239mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−(ピリジン−4−イルメチレン)アニリン(1.867mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの析出によって、白色固体として0.074g(11%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):358(M+H)。ESI/APCI(−):356(M−H)。
【0267】
実施例21:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(4−(メチルスルホニル)フェニル)エタノンの調製
工程1:3−メトキシ−N−(4−(メチルスルホニル)ベンジリデン)アニリンを、一般手順Gに従って、エタノール(5mL)中の4−(メチルスルホニル)ベンズアルデヒド(0.748g、4.061mmol)、硫酸マグネシウム(0.600g、4.985mmol)及び3−メトキシアニリン(0.500g、4.060mmol)から定量的に調製した。ESI/APCI(+):290(M+H)。
【0268】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(4−(メチルスルホニル)フェニル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.056g、0.207mmol)及びトリエチルアミン(0.029mL、0.207mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.305g、1.244mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−(4−(メチルスルホニル)ベンジリデン)アニリン(1.037mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの析出によって、白色固体として0.048g(10%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):435(M+H)。ESI/APCI(−):433(M−H)。
【0269】
実施例22:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((5−メチルイソオキサゾール−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:N−ベンジリデン−5−メチルイソオキサゾール−3−アミンを、一般手順Gに従って、エタノール(2mL)中のベンズアルデヒド(0.193mL、2.039mmol)、硫酸マグネシウム(0.300g、2.492mmol)及び3−アミノ−5−メチルイソオキサゾール(0.200g、2.039mmol)から調製した。
【0270】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((5−メチルイソオキサゾール−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.056g、0.207mmol)及びトリエチルアミン(0.029mL、0.207mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.308g、1.257mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−5−メチルイソオキサゾール−3−アミン(1.047mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、白色粉末として0.060g(16%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):332(M+H)。ESI/APCI(−):330(M−H)。
【0271】
実施例23:2−(フラン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:N−(フラン−2−イルメチレン)−3−メトキシアニリンを、一般手順Gに従って、エタノール(5mL)中の2−フルアルデヒド(0.390g、4.059mmol)、硫酸マグネシウム(0.733g、6.090mmol)及び3−メトキシアニリン(0.500g、4.060mmol)から定量的に調製した。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.45(1H,s);7.95(1H,s);7.24〜7.41(1H,m);7.16(1H,d);6.77〜6.87(3H,m);6.72(1H,dd);3.79(3H,s)。
【0272】
工程2:2−(フラン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.046g、0.170mmol)及びトリエチルアミン(0.024mL、0.170mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.250g、1.019mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−(フラン−2−イルメチレン)−3−メトキシアニリン(0.849mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、白色固体として0.058g(19%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):347(M+H)。ESI/APCI(−):345(M−H)。
【0273】
実施例24:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(チオフェン−2−イル)エタノンの調製
工程1:3−メトキシ−N−(チオフェン−2−イルメチレン)アニリンを、一般手順Gに従って、エタノール(5mL)中の2−チオフェンカルボキシアルデヒド(0.455g、4.057mmol)、硫酸マグネシウム(0.733g、6.090mmol)及び3−メトキシアニリン(0.500g、4.060mmol)から定量的に調製した。
【0274】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(チオフェン−2−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.046g、0.170mmol)及びトリエチルアミン(0.024mL、0.170mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.250g、1.019mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−(チオフェン−2−イルメチレン)アニリン(0.185g、0.849mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、油として0.058g(7%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):363(M+H)。ESI/APCI(−):361(M−H)。
【0275】
実施例25:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メチルイソオキサゾール−3−イル)エタノンの調製
工程1:3−メトキシ−N−((5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メチレン)アニリンを、一般手順Iに従って5−メチルイソオキサゾール−3−カルバルデヒド(0.151g、1.359mmol)及び3−メトキシアニリン(0.152mL、1.353mmol)から定量的に調製した。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.69(1H,s);7.35(1H,t);6.85〜6.97(3H,m);6.69(1H,s);3.81(3H,s);2.50(3H,s)。
【0276】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メチルイソオキサゾール−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.180g、0.667mmol)及びトリエチルアミン(0.095mL、0.676mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.400g、1.631mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−((5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メチレン)アニリン(1.353mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、白色粉末として0.142g(29%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):362(M+H)。ESI/APCI(−):360(M−H)。
【0277】
実施例26:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)エタノンの調製
工程1:3−メトキシ−N−((1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)メチレン)アニリンを、一般手順Iに従って1−メチル−1H−イミダゾール−2−カルバルデヒド(0.098g、0.890mmol)及び3−メトキシアニリン(0.100mL、0.890mmol)から定量的に調製した。
【0278】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.120g、0.445mmol)及びトリエチルアミン(0.065mL、0.462mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.265g、1.080mmol)、並びにエタノール(0.5mL)中の3−メトキシ−N−((1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)メチレン)アニリン(0.890mmol)の溶液から70℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(50%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、白色粉末として0.065g(22%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):361(M+H)。ESI/APCI(−):359(M−H)。
【0279】
実施例27:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(チオフェン−3−イル)エタノンの調製
工程1:3−メトキシ−N−(チオフェン−3−イルメチレン)アニリンを、一般手順Iに従ってチオフェン−3−カルバルデヒド(0.120mL、1.370mmol)及び3−メトキシアニリン(0.152mL、1.353mmol)から定量的に調製した。
【0280】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(チオフェン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.180g、0.667mmol)及びトリエチルアミン(0.095mL、0.676mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.400g、1.631mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−(チオフェン−3−イルメチレン)アニリン(1.353mmol)から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、淡黄色粉末として0.076g(15%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):363(M+H)。ESI/APCI(−):361(M−H)。
【0281】
実施例28:2−(1H−イミダゾール−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:N−((1H−イミダゾール−2−イル)メチレン)−3−メトキシアニリンを、一般手順Iに従って1H−イミダゾール−2−カルバルデヒド(0.086g、0.895mmol)及び3−メトキシアニリン(0.100mL、0.890mmol)から定量的に調製した。
【0282】
工程2:2−(1H−イミダゾール−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.120g、0.445mmol)及びトリエチルアミン(0.065mL、0.462mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.265g、1.080mmol)、並びにエタノール(0.5mL)中のN−((1H−イミダゾール−2−イル)メチレン)−3−メトキシアニリン(0.890mmol)から70℃で3日間加熱して調製した。メタノールからの析出による精製によって、淡褐色固体として0.046g(15%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):347(M+H)。ESI/APCI(−):345(M−H)。
【0283】
実施例29:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリミジン−5−イル)エタノンの調製
工程1:3−メトキシ−N−(ピリミジン−5−イルメチレン)アニリンを、一般手順Iに従ってピリミジン−5−カルボキシアルデヒド(0.115g、1.064mmol)及び3−メトキシアニリン(0.120mL、1.068mmol)から定量的に調製した。
【0284】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリミジン−5−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.144g、0.534mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.712mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.295g、1.203mmol)、並びにエタノール(0.5mL)中の3−メトキシ−N−(ピリミジン−5−イルメチレン)アニリン(1.064mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(50%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、ベージュ色の粉末として0.065g(17%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):359(M+H)。ESI/APCI(−):357(M−H)。
【0285】
実施例30:2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:N−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチレン)−3−メトキシアニリンを、一般手順Iに従ってイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−カルバルデヒド(0.156g、1.067mmol)及び3−メトキシアニリン(0.120mL、1.068mmol)から定量的に調製した。
【0286】
工程2:2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.144g、0.534mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.712mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.295g、1.203mmol)、並びにエタノール(0.5mL)中のN−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチレン)−3−メトキシアニリン(1.067mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(50%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、ベージュ色の粉末として0.111g(28%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):397(M+H)。ESI/APCI(−):395(M−H)。
【0287】
実施例31:2−((2−ヒドロキシピリジン−4−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
アセトニトリル(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.104g、0.386mmol)、2−メトキシピリジン−4−アミン(0.100g、0.806mmol)及びDIPEA(0.100mL、0.574mmol)の混合物にマイクロ波オーブンにおいて120℃で60分マイクロ波を照射した。反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣をジクロロメタン中のメタノールの勾配(2%→20%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ジクロロメタンからの再結晶化による更なる精製によって、白色固体として0.017g(13%)の2−((2−ヒドロキシピリジン−4−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):344(M+H);366(M+Na)。ESI/APCI(−):342(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ11.99(1H,s);8.27(1H,s);8.18(1H,m);7.2〜7.5(7H,m);6.89(1H,d);6.09(2H,s);5.64(1H,d);5.29(1H,s)。
【0288】
実施例32:1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニル−2−((ピリジン−2−イルメチル)アミノ)エタノンの調製
1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニル−2−((ピリジン−2−イルメチル)アミノ)エタノンを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.108g、0.400mmol)、ピリジン−2−イルメタンアミン(0.100mL、0.970mmol)及びDIPEA(0.100mL、0.574mmol)からマイクロ波オーブンにおいて200℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの再結晶化によって、固体として0.003g(2%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):342(M+H)。ESI/APCI(−):340(M−H)。
1H NMR(MeOD)δ8.46(1H,m);8.37(1H,m);7.91(1H,s);7.69(1H,m);7.20〜7.46(10H,m);5.16(1H,s);3.90(2H,m)。
【0289】
実施例33:1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニル−2−((チオフェン−2−イルメチル)アミノ)エタノンの調製
1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニル−2−((チオフェン−2−イルメチル)アミノ)エタノンを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.111g、0.412mmol)、チオフェン−2−イルメタンアミン(0.100mL、0.972mmol)及びDIPEA(0.200mL、1.148mmol)からマイクロ波オーブンにおいて200℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(2%→20%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの再結晶化によって、固体として0.021g(15%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):347(M+H);369(M+Na)。ESI/APCI(−):345(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.01(1H,br s);8.50(1H,s);8.18(1H,m);7.14〜7.58(9H,m);6.38(1H,s);6.24(1H,s);5.25(1H,s);3.67(2H,s)。
【0290】
実施例34:2−((フラン−2−イルメチル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((フラン−2−イルメチル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.103g、0.382mmol)、フラン−2−イルメタンアミン(0.100mL、0.382mmol)及びDIPEA(0.200mL、1.148mmol)からマイクロ波オーブンにおいて200℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(2%→20%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの再結晶化によって、固体として0.040g(32%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):331(M+H);353(M+Na)。ESI/APCI(−):329(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.01(1H,br s);8.49(1H,s);8.20(1H,m);7.16〜7.53(9H,m);6.89〜6.93(2H,m);5.27(1H,s);3.80(2H,s)。
【0291】
実施例35:3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)ベンゾニトリルの調製
3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)ベンゾニトリルを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.100g、0.371mmol)、3−アミノベンゾニトリル(0.098g、0.830mmol)及びDIPEA(0.200mL、1.148mmol)からマイクロ波オーブンにおいて200℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの再結晶化によって、固体として0.007g(5%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):352(M+H)。ESI/APCI(−):350(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.59(1H,br s);8.40(1H,m);8.01(1H,s);7.51(2H,d);7.17〜7.41(7H,m);6.84〜6.91(3H,m);5.70(1H,s)。
【0292】
実施例36:4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)ベンゾニトリルの調製
工程1:4−(((3−メトキシフェニル)イミノ)メチル)ベンゾニトリルを一般手順Iに従って、4−ホルミル−ベンゾニトリル(0.135g、1.030mmol)及び3−メトキシアニリン(0.116mL、1.030mmol)から定量的に調製した。
【0293】
工程2:4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)ベンゾニトリルを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.144g、0.534mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.252g、1.028mmol)、並びにエタノール(0.5mL)中の4−(((3−メトキシフェニル)イミノ)メチル)ベンゾニトリル(1.030mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→60%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、淡黄色固体として0.203g(52%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):382(M+H)。ESI/APCI(−):380(M−H)。
【0294】
実施例37:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(キノキサリン−6−イル)エタノンの調製
工程1:3−メトキシ−N−(キノキサリン−6−イルメチレン)アニリンを、一般手順Iに従って、キノキサリン−6−カルバルデヒド(0.100g、0.632mmol)及び3−メトキシアニリン(0.071mL、0.632mmol)から定量的に調製した。
【0295】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(キノキサリン−6−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.7mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.491mmol)及びトリエチルアミン(0.055mL、0.397mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.155g、0.630mmol)、並びにエタノール(0.7mL)中の3−メトキシ−N−(キノキサリン−6−イルメチレン)アニリン(0.632mmol)の溶液から70℃で18時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(50%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のメタノールからの析出によって、黄色固体として0.069g(27%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):409(M+H)。ESI/APCI(−):408(M−H)。
【0296】
実施例38:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.109g、0.404mmol)、2−メトキシアニリン(0.100mL、0.893mmol)及びDIPEA(0.200mL、1.148mmol)からマイクロ波オーブンにおいて200℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの再結晶化によって、白色結晶として0.013g(9%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):357(M+H);379(M+Na)。ESI/APCI(−):355(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.55(1H,br s);8.42(1H,m);8.05(1H,s);7.54(2H,d);7.20〜7.38(6H,m);6.57〜6.78(4H,m);5.72(1H,s);3.88(3H,s)。
【0297】
実施例39:2−((2,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((2,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.110g、0.408mmol)、2,5−ジメトキシアニリン(0.102g、0.666mmol)及びDIPEA(0.200mL、1.148mmol)からマイクロ波オーブンにおいて200℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの再結晶化によって、白色固体として0.009g(6%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):387(M+H);409(M+Na)。ESI/APCI(−):385(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.62(1H,br s);8.41(1H,m);7.98(1H,s);7.52(2H,d);7.19〜7.37(5H,m);6.66(1H,d);6.10〜6.18(2H,m);5.67(1H,s);5.30(1H,s);3.84(3H,s);3.66(3H,s)。
【0298】
実施例40:2−((2,3−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((2,3−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.044g、0.163mmol)、2,3−ジメトキシアニリン(0.050mL、0.326mmol)及びDIPEA(0.100mL、0.574mmol)からマイクロ波オーブンにおいて200℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの再結晶化によって、白色結晶として0.008g(13%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):387(M+H);409(M+Na)。ESI/APCI(−):385(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.54(1H,br s);8.42(1H,m);8.03(1H,s);7.52(2H,d);7.20〜7.38(6H,m);6.81(1H,m);6.29(2H,m);5.75(1H,s);3.89(3H,s);3.82(3H,s)。
【0299】
実施例41:3−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)ベンゾニトリルの調製
工程1:3−(((3−メトキシフェニル)イミノ)メチル)ベンゾニトリルを、一般手順Iに従って3−ホルミルベンゾニトリル(0.135g、1.030mmol)及び3−メトキシアニリン(0.116mL、1.032mmol)から定量的に調製した。
【0300】
工程2:3−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)ベンゾニトリルを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.144g、0.534mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.712mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.252g、1.028mmol)、並びにエタノール(0.5mL)中の3−(((3−メトキシフェニル)イミノ)メチル)ベンゾニトリル(1.030mmol)の溶液から70℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、固体として0.077g(20%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):382(M+H)。ESI/APCI(−):380(M−H)。
【0301】
実施例42:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エタノンの調製
工程1:3−メトキシ−N−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチレン)アニリンを、一般手順Iに従って1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルバルデヒド(0.110g、0.999mmol)及び3−メトキシアニリン(0.112mL、0.999mmol)から定量的に調製した。
【0302】
工程2:3−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)ベンゾニトリルを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.712mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(0.5mL)中の3−メトキシ−N−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチレン)アニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。減圧下での反応混合物の濃縮後、ジクロロメタンからの析出による精製によって、白色固体として0.219g(61%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):361(M+H)。ESI/APCI(−):359(M−H)。
【0303】
実施例43:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−7−イル)エタノンの調製
工程1:3−メトキシ−N−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−7−イルメチレン)アニリンを、一般手順Iに従ってピラゾロ[1,5−a]ピリジン−7−カルバルデヒド(0.100g、0.684mmol)及び3−メトキシアニリン(0.077mL、0.685mmol)から定量的に調製した。ESI/APCI(+):252(M+H)。
【0304】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−7−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.095g、0.352mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.502mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.168g、0.684mmol)、並びにエタノール(0.5mL)中の3−メトキシ−N−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−7−イルメチレン)アニリン(0.684mmol)の溶液から50℃で3日間加熱して調製した。減圧下での反応混合物の濃縮後、メタノールを添加した。得られた析出物を濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した後、ジエチルエーテルからの析出によって、黄色固体として0.095g(35%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):397(M+H)。ESI/APCI(−):395(M−H)。
【0305】
実施例44:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.100g、0.371mmol)、3−(メチルスルホニル)アニリン塩酸塩(0.112g、0.539mmol)及びDIPEA(0.300mL、1.722mmol)からマイクロ波オーブンにおいて200℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、非晶質結晶として0.017g(11%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):405(M+H);427(M+Na);ESI/APCI(−):403(M−H)。
【0306】
実施例45:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:N−ベンジリデン−2−メトキシピリジン−4−アミンを一般手順Iに従って、ベンズアルデヒド(2.027mL、20.01mmol)及び2−メトキシピリジン−4−アミン(2.483g、20.01mmol)から定量的に調製した。
【0307】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.125g、0.463mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.197g、0.803mmol)、並びにエタノール(2mL)中のN−ベンジリデン−2−メトキシピリジン−4−アミン(0.803mmol)の溶液から70℃で65時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの再結晶化によって、固体として0.015g(5%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):358(M+H);380(M+Na)。ESI/APCI(−):356(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ9.39(1H,br s);8.42(1H,d);7.87(2H,s);7.48(2H,d);7.20〜7.35(4H,m);6.40(1H,d);6.20(1H,m);6.01(1H,s);5.87(1H,d);5.29(1H,s);3.76(3H,s)。
【0308】
実施例46:2−((3−エチルフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((3−エチルフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.106g、0.393mmol)、3−エチルアニリン(0.100mL、0.805mmol)及びDIPEA(0.200mL、1.148mmol)からマイクロ波オーブンにおいて200℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの再結晶化によって、固体として0.028g(20%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):355(M+H);377(M+Na)。ESI/APCI(−):353(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.55(1H,br s);8.40(1H,m);8.02(1H,s);7.54(2H,d);7.20〜7.40(6H,m);7.04(1H,m);6.51〜6.55(3H,m);5.72(1H,s);5.46(1H,br s);2.57(2H,q);1.17(3H,t)。
【0309】
実施例47:1−(1H−インドール−3−イル)−2−(イソキノリン−5−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:N−(イソキノリン−5−イルメチレン)−3−メトキシアニリンを、一般手順Iに従ってイソキノリン−5−カルバルデヒド(0.119g、0.757mmol)及び3−メトキシアニリン(0.087mL、0.774mmol)から定量的に調製した。
【0310】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−(イソキノリン−5−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.100g、0.371mmol)及びトリエチルアミン(0.080mL、0.574mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.186g、0.759mmol)、並びにエタノール(0.5mL)中のN−(イソキノリン−5−イルメチレン)−3−メトキシアニリン(0.757mmol)の溶液から60℃で2日間加熱して調製した。減圧下での反応混合物の濃縮後、メタノールからの析出による精製によって、白色粉末として0.093g(30%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):408(M+H)。ESI/APCI(−):406(M−H)。
【0311】
実施例48:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(4−(ピリミジン−5−イル)フェニル)エタノンの調製
工程1:3−メトキシ−N−(4−(ピリミジン−5−イル)ベンジリデン)アニリンを、一般手順Iに従って5−(4−ホルミルフェニル)ピリミジン(0.125g、0.679mmol)及び3−メトキシアニリン(0.076mL、0.679mmol)から定量的に調製した。ESI/APCI(+):290(M+H)。
【0312】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(4−(ピリミジン−5−イル)フェニル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.090g、0.334mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.502mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.166g、0.677mmol)、並びにエタノール(0.5mL)中の3−メトキシ−N−(4−(ピリミジン−5−イル)ベンジリデン)アニリン(0.679mmol)の溶液から75℃で3.5日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテル及びジクロロメタンからの析出によって、淡黄色固体として0.061g(21%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):435(M+H)。ESI/APCI(−):433(M−H)。
【0313】
実施例49:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
この化合物を以下で方法A及び方法Bと示される2つの異なる手順に従って調製している。
【0314】
方法A:
工程1:N−ベンジリデン−3−メトキシアニリンを、一般手順Gに従って、エタノール(15mL)中のベンズアルデヒド(3.030mL、29.98mmol)、3−メトキシアニリン(3.690mL、32.84mmol)及び硫酸マグネシウム(3.610g、29.99mmol)から定量的に調製した。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.63(1H,s);7.95(2H,dd);7.47〜7.63(3H,m);7.32(1H,t);6.75〜6.93(3H,m);3.80(3H,s)。
【0315】
工程2:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(2mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.169g、0.628mmol)及びトリエチルアミン(0.088mL、0.628mmol)の混合物、1−メチル−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.200g、1.256mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(1.256mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、白色の発泡体として0.028g(6%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):371(M+H)。
【0316】
方法B:
工程1:2−クロロ−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般方法Mに従って、DMF(5mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.200g、0.741mmol)、ヨウ化メチル(0.166mL、2.573mmol)及び炭酸カリウム(0.205g、1.476mmol)から調製した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(2%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.140g(66%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):284、286(M+H);306、308(M+Na)。
【0317】
工程2:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(1.5mL)中の2−クロロ−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.140g、0.493mmol)、3−メトキシアニリン(0.110mL、0.987mmol)及びDIPEA(0.169mL、0.987mmol)からマイクロ波オーブンにおいて200℃で1.5時間マイクロ波を照射して調製した。室温で24時間静置した後、形成された析出物を濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣を溶離液としてジクロロメタンを用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。溶離液としてジクロロメタンを用いた分取TLCによる更なる精製によって、ベージュ色の固体として0.011g(6%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):371(M+H)。
【0318】
実施例50:1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニル−2−(キノキサリン−6−イルアミノ)エタノンの調製
1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニル−2−(キノキサリン−6−イルアミノ)エタノンを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.101g、0.374mmol)、キノキサリン−6−アミン(0.094g、0.648mmol)及びDIPEA(0.200mL、1.148mmol)からマイクロ波オーブンにおいて200℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、橙色の固体として0.008g(6%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):379(M+H)。ESI/APCI(−):377(M−H)。
【0319】
実施例51:3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)−N,N−ジメチルベンズアミドの調製
3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)−N,N−ジメチルベンズアミドを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.099g、0.367mmol)、3−アミノ−N,N−ジメチルベンズアミド(0.095g、0.579mmol)及びDIPEA(0.200mL、1.148mmol)からマイクロ波オーブンにおいて200℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、ピンク色の固体として0.028g(19%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):398(M+H)。ESI/APCI(−):396(M−H)。
【0320】
実施例52:3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)−N−メチルベンゼンスルホンアミドの調製
3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)−N−メチルベンゼンスルホンアミドを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.096g、0.356mmol)、3−アミノ−N−メチルベンゼンスルホンアミド塩酸塩(0.101g、0.454mmol)及びDIPEA(0.300mL、1.722mmol)からマイクロ波オーブンにおいて200℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、橙色の固体として0.006g(4%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):420(M+H)。ESI/APCI(−):418(M−H)。
【0321】
実施例53:1−(4−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:4−クロロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(4mL)中の4−クロロ−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.310g、1.726mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.451g、2.066mmol)及びDMAP(0.021g、0.172mmol)から調製して、0.431g(89%)の所望の化合物を得た。
【0322】
工程2:1−(4−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(3mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.232g、0.860mmol)及びトリエチルアミン(0.120mL、0.860mmol)の混合物、4−クロロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.481g、1.720mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(1.718mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、白色粉末として0.009g(1%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):391、393(M+H)。ESI/APCI(−):389、391(M−H)。
【0323】
実施例54:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)エタノンの調製
工程1:3−メトキシ−N−(3−(ピリミジン−5−イル)ベンジリデン)アニリンを、一般手順Iに従って、3−ピリミジン−5−イルベンズアルデヒド(0.125g、0.679mmol)及び3−メトキシアニリン(0.076mL、0.679mmol)から定量的に調製した。ESI/APCI(+):290(M+H)。
【0324】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.091g、0.337mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.502mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.166g、0.677mmol)、並びにエタノール(0.5mL)中の3−メトキシ−N−(3−(ピリミジン−5−イル)ベンジリデン)アニリン(0.679mmol)の溶液から65℃で5日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(50%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、黄色固体として0.066g(22%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):435(M+H)。ESI/APCI(−):433(M−H)。
【0325】
実施例55:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:3−メトキシ−N−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アニリンを、一般手順Iに従って6−メトキシニコチンアルデヒド(0.140g、1.021mmol)及び3−メトキシアニリン(0.115mL、1.021mmol)から定量的に調製した。ESI/APCI(+):243(M+H)。
【0326】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.143g、0.530mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.251g、1.020mmol)、並びにエタノール(0.5mL)中の3−メトキシ−N−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アニリン(1.021mmol)の溶液から65℃で5日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、淡黄色固体として0.097g(25%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):388(M+H)。ESI/APCI(−):386(M−H)。
【0327】
実施例56:6−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オンの調製
6−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オンを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.102g、0.378mmol)、6−アミノベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(0.104g、0.693mmol)及びDIPEA(0.200mL、1.148mmol)からマイクロ波オーブンにおいて200℃で30分間マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、非晶質固体として0.023g(16%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):384(M+H);406(M+Na)。ESI/APCI(−):382(M−H)。
【0328】
実施例57:2−((3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.104g、0.386mmol)、3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アニリン(0.093g、0.581mmol)及びDIPEA(0.200mL、1.148mmol)からマイクロ波オーブンにおいて200℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、非晶質固体として0.009g(6%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):394(M+H);416(M+Na)。ESI/APCI(−):392(M−H)。
【0329】
実施例58:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−(オキサゾール−5−イル)フェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−(オキサゾール−5−イル)フェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.101g、0.374mmol)、3−(オキサゾール−5−イル)アニリン(0.086g、0.537mmol)及びDIPEA(0.200mL、1.148mmol)からマイクロ波オーブンにおいて200℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、非晶質固体として0.008g(5%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):394(M+H);416(M+Na)。ESI/APCI(−):392(M−H)。
【0330】
実施例59:5−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−1,3−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オンの調製
工程1:5−(((3−メトキシフェニル)イミノ)メチル)−1,3−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オンを、一般手順Iに従って1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−カルバルデヒド(0.109g、0.573mmol)及び3−メトキシアニリン(0.065mL、0.578mmol)から定量的に調製した。ESI/APCI(+):296(M+H)。
【0331】
工程2:5−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−1,3−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.077g、0.285mmol)及びトリエチルアミン(0.060mL、0.430mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.140g、0.572mmol)、並びにエタノール(0.5mL)中の5−(((3−メトキシフェニル)イミノ)メチル)−1,3−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オン(0.573mmol)の溶液から65℃で3日間加熱して調製した。減圧下での反応混合物の濃縮後、アセトン及びジエチルエーテルからの析出によって、淡黄色固体として0.049g(19%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):441(M+H)。ESI/APCI(−):439(M−H)。
【0332】
実施例60:4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−オキソエチル)ベンゾニトリルの調製
工程1:4−(((2−メトキシピリジン−4−イル)イミノ)メチル)ベンゾニトリルを、一般手順Jに従って、エタノール(1mL)中の4−ホルミルベンゾニトリル(0.131g、0.998mmol)、2−メトキシピリジン−4−アミン(0.124g、0.999mmol)及び硫酸マグネシウム(0.100g、0.831mmol)から定量的に調製した。
【0333】
工程2:4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−オキソエチル)ベンゾニトリルを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の4−(((2−メトキシピリジン−4−イル)イミノ)メチル)ベンゾニトリル(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色粉末として0.125g(31%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):383(M+H)。ESI/APCI(−):381(M−H)。
【0334】
実施例61:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((4−メトキシ−6−メチルピリミジン−2−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:N−ベンジリデン−4−メトキシ−6−メチルピリミジン−2−アミンを、一般手順Jに従って、エタノール(1mL)中のベンズアルデヒド(0.100mL、0.987mmol)、4−メトキシ−6−メチルピリミジン−2−アミン(0.132g、0.949mmol)及び硫酸マグネシウム(0.100g、0.831mmol)から定量的に調製した。ESI/APCI(+):228(M+H)。
【0335】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((4−メトキシ−6−メチルピリミジン−2−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.124g、0.460mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.204g、0.832mmol)、並びにエタノール(2mL)中のN−ベンジリデン−4−メトキシ−6−メチルピリミジン−2−アミン(0.949mmol)の溶液から70℃で65時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの再結晶化によって、粉末として0.001g(1%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):373(M+H);395(M+Na)。ESI/APCI(−):371(M−H)。
【0336】
実施例62:2−(6−ヒドロキシピリジン−3−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:5−(((3−メトキシフェニル)イミノ)メチル)ピリジン−2−オールを、一般手順Iに従って6−ヒドロキシニコチンアルデヒド(0.125g、1.015mmol)及び3−メトキシアニリン(0.115mL、1.023mmol)から定量的に調製した。ESI/APCI(+):229(M+H)。ESI/APCI(−):227(M−H)
【0337】
工程2:2−(6−ヒドロキシピリジン−3−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.140g、0.519mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.249g、1.016mmol)、並びにエタノール(1mL)中の5−(((3−メトキシフェニル)イミノ)メチル)ピリジン−2−オール(1.015mmol)の溶液から65℃で4日間加熱して調製した。残渣をヘプタン中の酢酸エチルの勾配(50%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→5%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、黄色固体として0.078g(21%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):374(M+H)。ESI/APCI(−):372(M−H)。
【0338】
実施例63:2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノンの調製
工程1:N−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチレン)−2−メトキシピリジン−4−アミンを以下で方法A及び方法Bと示される2つの異なる手順に従って調製している。
【0339】
方法A:N−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチレン)−2−メトキシピリジン−4−アミンを、一般手順Hに従って、エタノール(1mL)中のイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−カルバルデヒド(0.150g、1.026mmol)、硫酸マグネシウム(0.200g、1.662mmol)及び4−アミノ−2−メトキシピリジン(0.129g、1.039mmol)から定量的に調製した。ESI/APCI(+):253(M+H)。
【0340】
方法B:2−メチルテトラヒドロフラン(5mL)中のイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−カルバルデヒド(0.250g、1.711mmol)及び4−アミノ−2−メトキシピリジン(0.215g、1.732mmol)の混合物をディーンスターク装置によって加熱還流した。溶媒を減圧下で蒸発させ、N−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチレン)−2−メトキシピリジン−4−アミンを定量的に調製し、それを更に精製することなく次の工程に使用した。ESI/APCI(+):253(M+H)。
【0341】
工程2:2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.140g、0.519mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.252g、1.027mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチレン)−2−メトキシピリジン−4−アミン(1.026mmol)の溶液から65℃で4日間加熱して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→5%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法3)によって、黄色固体として0.031g(7%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):398(M+H)。ESI/APCI(−):396(M−H)。
【0342】
実施例64:3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)ベンズアミドの調製
3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)ベンズアミドを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.105g、0.389mmol)、3−アミノベンズアミド(0.099g、0.727mmol)及びDIPEA(0.200mL、1.148mmol)からマイクロ波オーブンにおいて200℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、固体として0.003g(2%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):370(M+H);392(M+Na)。ESI/APCI(−):368(M−H)。
【0343】
実施例65:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((4−メトキシピリジン−2−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:N−ベンジリデン−4−メトキシピリジン−2−アミンを、一般手順Jに従って、エタノール(1mL)中のベンズアルデヒド(0.100mL、0.987mmol)、4−メトキシピリジン−2−アミン(0.124g、0.999mmol)及び硫酸マグネシウム(0.100g、0.831mmol)から定量的に調製した。ESI/APCI(+):213(M+H)。
【0344】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((4−メトキシピリジン−2−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.128g、0.474mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.202g、0.824mmol)、並びにエタノール(2mL)中のN−ベンジリデン−4−メトキシピリジン−2−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で65時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(SunFireカラム、方法2)によって、非晶質固体として0.032g(11%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):358(M+H)。ESI/APCI(−):356(M−H)。
【0345】
実施例66:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:N−ベンジリデン−5−メトキシピリジン−3−アミンを、一般手順Jに従って、エタノール(1mL)中のベンズアルデヒド(0.100mL、0.987mmol)、5−メトキシピリジン−3−アミン(0.130g、1.047mmol)及び硫酸マグネシウム(0.100g、0.831mmol)から定量的に調製した。ESI/APCI(+):213(M+H)。
【0346】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.124g、0.460mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.203g、0.828mmol)、並びにエタノール(2mL)中のN−ベンジリデン−5−メトキシピリジン−3−アミン(0.987mmol)の溶液から70℃で65時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、固体として0.033g(11%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):358(M+H);380(M+Na)。ESI/APCI(−):356(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6):δ12.19(1H,br s);8.91(1H,m);8.15(1H,m);7.83(1H,m);7.65(2H,m);7.48(2H,m);7.19〜7.32(4H,m);6.68〜6.81(2H,m);6.16(1H,m);3.70(3H,s)。
【0347】
実施例67:3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)安息香酸エチルの調製
3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)安息香酸エチルを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(2mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.292g、1.083mmol)、3−アミノ安息香酸エチル(0.322g、1.949mmol)及びDIPEA(0.400mL、2.296mmol)からマイクロ波オーブンにおいて200℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、固体として0.123g(29%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):399(M+H);421(M+Na)。ESI/APCI(−):397(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.58(1H,br s);8.40(1H,m);8.02(1H,m);7.54(2H,m);7.18〜7.38(9H,m);6.87(1H,m);5.77(1H,s);4.32(2H,q);1.36(3H,t)。
【0348】
実施例68:1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノンの調製
工程1:6−クロロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(9mL)中の6−クロロ−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.500g、2.784mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.740g、3.391mmol)及びDMAP(0.050g、0.409mmol)から調製し、褐色固体として0.760g(98%)の所望の化合物を得た。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.07(1H,s);8.70(1H,s);8.13(2H,m);7.45(1H,d);1.67(9H,s)。
【0349】
工程2:1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.141g、0.476mmol)及びトリエチルアミン(0.085mL、0.611mmol)の混合物、6−クロロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.240g、0.856mmol)、並びにエタノール(2mL)中のN−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチレン)−2−メトキシピリジン−4−アミン(0.856mmol)の溶液から65℃で5日間加熱して調製した。残渣をヘプタン中の酢酸エチルの勾配(25%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。分取HPLCによる更なる精製(XBridgeカラム、方法3)、その後のアセトン及びヘプタンからの析出によって、ベージュ色の固体として0.015g(4%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):432、434(M+H)。
【0350】
実施例69:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:N−ベンジリデン−5−メトキシ−1,2,4−チアジアゾール−3−アミンを、一般手順Jに従って、エタノール(1mL)中のベンズアルデヒド(0.100mL、0.987mmol)、5−メトキシ−1,2,4−チアジアゾール−3−アミン(0.157g、1.197mmol)及び硫酸マグネシウム(0.100g、0.831mmol)から定量的に調製した。ESI/APCI(+):220(M+H)。
【0351】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.130g、0.482mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.210g、0.856mmol)、並びにエタノール(2mL)中のN−ベンジリデン−5−メトキシ−1,2,4−チアジアゾール−3−アミン(0.987mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの再結晶化によって、固体として0.002g(1%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):365(M+H);387(M+Na)。ESI/APCI(−):363(M−H)。
【0352】
実施例70:3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)安息香酸の調製
エタノール(2.5mL)及び水(2.5mL)中の3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)安息香酸エチル(0.067g、0.168mmol)及び水酸化リチウム(0.065g、2.714mmol)の混合物を室温で3日間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルと水とで分配した。相が分離された。水相を1N塩酸溶液で酸性化し、酢酸エチルで抽出した。相が分離された。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。ジエチルエーテルからの再結晶化による精製によって、白色固体として0.010g(16%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):371(M+H)。ESI/APCI(−):369(M−H)。
【0353】
実施例71:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((6−メトキシピリミジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:メタノール中のN−ベンジリデン−6−メトキシピリミジン−4−アミンの溶液を、メタノール(1mL)中のベンズアルデヒド(0.100mL、0.987mmol)及び6−メトキシピリミジン−4−アミン(0.165g、1.319mmol)の溶液を70℃で18時間、加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):214(M+H)。
【0354】
工程2:エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.147g、0.545mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)を添加し、混合物を70℃で5分撹拌した。得られた黄色溶液に、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.208g、0.848mmol)及びメタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−6−メトキシピリミジン−4−アミン(0.987mmol)の溶液を添加した。反応混合物を封管内において70℃で65時間撹拌した。反応混合物を濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.015g(5%)の1−(1H−インドール−3−イル)−2−((6−メトキシピリミジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):359(M+H);381(M+Na)。ESI/APCI(−):357(M−H)。
【0355】
実施例72:1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、6−クロロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.280g、1.001mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−2−メトキシピリジン−4−アミン(1.000mmol)の溶液から70℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、固体として0.094g(23%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):392、394(M+H)。ESI/APCI(−):390、392(M−H)。
【0356】
実施例73:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:2−メトキシ−N−(ピリジン−3−イルメチレン)ピリジン−4−アミンを、一般手順Hに従って、エタノール(1mL)中のニコチンアルデヒド(0.094mL、0.999mmol)、2−メトキシピリジン−4−アミン(0.124g、0.999mmol)及び硫酸マグネシウム(0.100g、0.831mmol)から定量的に調製した。
【0357】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.555mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の2−メトキシ−N−(ピリジン−3−イルメチレン)ピリジン−4−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.069g(19%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):359(M+H)。ESI/APCI(−):357(M−H)。
【0358】
実施例74:1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:6−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(10mL)中の6−フルオロ−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.653g、4.003mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(1.048g、4.802mmol)及びDMAP(0.049g、0.401mmol)から調製し、白色固体として0.924g(88%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):264(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.06(1H,s);8.67(1H,s);8.14(1H,t);7.83(1H,d);7.28(1H,t);1.67(9H,s)。
【0359】
工程2:1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、6−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.263g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−2−メトキシピリジン−4−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.107g(28%)の1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):376(M+H)。ESI/APCI(−):374(M−H)。
【0360】
実施例75:1−(6−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:3−ホルミル−6−メトキシ−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(4mL)中の6−メトキシ−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.466g、2.660mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.697g、3.134mmol)及びDMAP(0.032g、0.266mmol)から調製し、白色固体として0.648g(88%)の所望の化合物を得た。
【0361】
工程2:1−(6−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、3−ホルミル−6−メトキシ−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.275g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−2−メトキシピリジン−4−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、固体として0.070g(18%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):388(M+H)。ESI/APCI(−):386(M−H)。
【0362】
実施例76:1−(6−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(6−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、3−ホルミル−6−メトキシ−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.275g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、固体として0.053g(13%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):387(M+H)。ESI/APCI(−):385(M−H)。
【0363】
実施例77:1−(5−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:3−ホルミル−5−メトキシ−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(10mL)中の5−メトキシ−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.701g、4.001mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(1.048g、4.712mmol)及びDMAP(0.049g、0.4007mmol)から調製し、白色固体として0.934g(85%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):276(M+H)。
【0364】
工程2:1−(5−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、3−ホルミル−5−メトキシ−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.275g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−2−メトキシピリジン−4−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、固体として0.085g(21%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):388(M+H)。ESI/APCI(−):386(M−H)。
【0365】
実施例78:3−(2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−6−炭酸メチルの調製
工程1:1−tert−ブチル6−メチル3−ホルミル−1H−インドール−1,6−ジカルボキシレートを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(10mL)中の3−ホルミル−1H−インドール−6−炭酸メチル(0.813g、4.001mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(1.048g、4.712mmol)及びDMAP(0.049g、0.4007mmol)から調製し、白色固体として1.139g(94%)の所望の化合物を得た。
【0366】
工程2:3−(2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−6−炭酸メチルを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、1−tert−ブチル6−メチル3−ホルミル−1H−インドール−1,6−ジカルボキシレート(0.303g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−2−メトキシピリジン−4−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、固体として0.055g(13%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):416(M+H)。ESI/APCI(−):414(M−H)。
【0367】
実施例79:2−(6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:N−((6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c]オキサジン−2−イル)メチレン)−3−メトキシアニリンを、一般手順Iに従って6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−カルバルデヒド(0.125g、0.999mmol)及び3−メトキシアニリン(0.115mL、1.023mmol)から定量的に調製した。
【0368】
工程2:2−(6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.140g、0.519mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−((6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c]オキサジン−2−イル)メチレン)−3−メトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から65℃で3日間及び80℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(50%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタン及びジエチルエーテルからの析出によって、白色固体として0.036g(9%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):403(M+H)。ESI/APCI(−):401(M−H)。
【0369】
実施例80:2−(5−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノンの調製
工程1:エタノール中のN−((5−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)メチレン)−2−メトキシピリジン−4−アミンの溶液を、エタノール(1mL)中の5−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−カルバルデヒド(0.100g、0.609mmol)及び6−メトキシピリミジン−4−アミン(0.076g、0.609mmol)の溶液を65℃で18時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):271(M+H)。
【0370】
工程2:2−(5−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.080g、0.297mmol)及びトリエチルアミン(0.065mL、0.466mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.215g、0.611mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−((5−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)メチレン)−2−メトキシピリジン−4−アミン(0.609mmol)の溶液から65℃で4日間加熱して調製した。残渣をヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)、及び次いで溶離液としてジクロロメタン中のメタノール(25%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。分取HPLCによる更なる精製(XBridgeカラム、方法3)によって、白色固体として0.063g(25%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):416(M+H)。ESI/APCI(−):414(M−H)。
【0371】
実施例81:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−(チアゾール−4−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール(1mL)中のチアゾール−4−カルバルデヒド(0.115g、1.016mmol)及び4−アミノ−2−メトキシピリジン(0.126g、1.016mmol)の混合物を65℃で16時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を減圧下で乾燥させ、2−メトキシ−N−(チアゾール−4−イルメチレン)ピリジン−4−アミンを定量的に得て、これを更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):220(M+H)。
【0372】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−(チアゾール−4−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.140g、0.519mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.249g、1.017mmol)、並びにエタノール(1mL)中の2−メトキシ−N−(チアゾール−4−イルメチレン)ピリジン−4−アミン(1.016mmol)の溶液から65℃で6日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、白色固体として0.044g(12%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):365(M+H)。ESI/APCI(−):363(M−H)。
【0373】
実施例82:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンの調製
工程1:ジクロロメタン(2mL)中のピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルボン酸(0.202g、1.246mmol)の溶液に、HATU(0.472g、1.241mmol)及びDIPEA(0.450mL、2.577mmol)を添加した。室温で5分間撹拌した後、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(0.128g、1.312mmol)を添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。相が分離された。有機相を1N塩酸溶液、1N重炭酸ナトリウム溶液及びブラインで洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮して、N−メトキシ−N−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルボキサミドを得て、これを更に精製することなく次の工程に使用した。ESI/APCI(+):206(M+H)。
【0374】
工程2:−15℃(アセトン/グラッセ(glace))で冷却した乾燥THF(3mL)中のN−メトキシ−N−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルボキサミド(1.246mmol)の溶液に、水素化リチウムアルミニウム(0.048g、1.257mmol)を添加して、この溶液を3時間撹拌した。1Nロッシェル塩溶液を添加して、反応混合物を室温で10分間撹拌した。相が分離された。水相をエーテルで抽出した。有機相を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→30%)を用いたシリカ上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.088g(2工程で48%)のピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルバルデヒドを得た。ESI/APCI(+):147(M+H)。
【0375】
工程3:3−メトキシ−N−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルメチレン)アニリンを、一般手順Iに従ってピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルバルデヒド(0.087g、0.595mmol)及び3−メトキシアニリン(0.070mL、0.623mmol)から定量的に調製した。
【0376】
工程4:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.7mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.082g、0.304mmol)及びトリエチルアミン(0.060mL、0.430mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.151g、0.616mmol)、並びにエタノール(0.7mL)中の3−メトキシ−N−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルメチレン)アニリン(0.623mmol)の溶液から65℃で一晩加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→60%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの析出によって、黄色固体として0.055g(23%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):397(M+H)。ESI/APCI(−):395(M−H)。
【0377】
実施例83:1−(7−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:7−クロロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(10mL)中の7−クロロ−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.718g、3.998mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(1.048g、4.712mmol)及びDMAP(0.049g、0.401mmol)から調製し、白色固体として0.687g(61%)の所望の化合物を得た。
【0378】
工程2:1−(7−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、7−クロロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.280g、1.001mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のアセトニトリルからの析出によって、固体として0.058g(14%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):391(M+H)。ESI/APCI(−):389(M−H)。
【0379】
実施例84:3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−6−炭酸メチルの調製
3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−6−炭酸メチルを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、1−tert−ブチル6−メチル3−ホルミル−1H−インドール−1,6−ジカルボキシレート(0.303g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、固体として0.038g(9%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):415(M+H)。ESI/APCI(−):413(M−H)。
【0380】
実施例85:1−(5−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:5−クロロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(10mL)中の5−クロロ−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.718g、3.998mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(1.048g、4.712mmol)及びDMAP(0.049g、0.401mmol)から調製し、白色固体として1.001g(89%)の所望の化合物を得た。
【0381】
工程2:1−(5−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、5−クロロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.280g、1.001mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、固体として0.011g(3%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):391(M+H)。ESI/APCI(−):389(M−H)。
【0382】
実施例86:2−((2,6−ジメトキシピリミジン−4−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:メタノール中のN−ベンジリデン−2,6−ジメトキシピリミジン−4−アミンの溶液を、メタノール(1mL)中のベンズアルデヒド(0.100mL、0.987mmol)及び2,6−ジメトキシピリミジン−4−アミン(0.136g、0.877mmol)の溶液を70℃で18時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):244(M+H)。
【0383】
工程2:エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.132g、0.489mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)を添加し、混合物を70℃で5分間撹拌した。得られた黄色溶液に、メタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−2,6−ジメトキシピリミジン−4−アミン(0.877mmol)の溶液及び3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.208g、0.848mmol)を添加した。反応混合物を封管内において70℃で24時間撹拌した。反応混合物を濃縮した。残渣をヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。分取HPLCによる更なる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、白色固体として0.005g(2%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):389(M+H);411(M+Na)。ESI/APCI(−):387(M−H)。
【0384】
実施例87:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(8−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール中の3−メトキシ−N−((8−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)メチレン)アニリンの溶液を、エタノール(0.5mL)中の8−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−カルバルデヒド(0.162g、1.011mmol)及び3−メトキシアニリン(0.115mL、1.023mmol)の溶液を65℃で24時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):266(M+H);288(M+Na);531(2M+H);553(2M+Na)。
【0385】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(8−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.140g、0.519mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.270g、1.101mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−((8−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)メチレン)アニリン(1.011mmol)の溶液から65℃で一晩加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテル及びジクロロメタンからの析出によって、淡黄色固体として0.022g(5%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):411(M+H)。ESI/APCI(−):409(M−H)。
【0386】
実施例88:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((4−メトキシピリミジン−2−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:メタノール中のN−ベンジリデン−4−メトキシピリミジン−4−アミンの溶液を、メタノール(1mL)中のベンズアルデヒド(0.100mL、0.987mmol)及び4−メトキシピリミジン−2−アミン(0.163g、1.303mmol)の溶液を70℃で18時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):214(M+H)。
【0387】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((4−メトキシピリミジン−2−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.163g、0.604mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.195g、0.795mmol)、並びにメタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−4−メトキシピリミジン−4−アミン(0.987mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。酢酸エチル中のメタノールの勾配(0%→20%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のメタノールからの再結晶化によって、白色固体として0.020g(7%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):359(M+H);381(M+Na)。ESI/APCI(−):357(M+H)。
【0388】
実施例89:2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノンの調製
工程1:N−(4−フルオロベンジリデン)−2−メトキシピリジン−4−アミンを、一般手順Hに従って、エタノール(1mL)中の4−フルオロベンズアルデヒド(0.106mL、1.004mmol)、硫酸マグネシウム(0.100g、0.831mmol)及び2−メトキシピリジン−4−アミン(0.124g、0.999mmol)から定量的に調製した。
【0389】
工程2:2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−(4−フルオロベンジリデン)−2−メトキシピリジン−4−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、0.068g(17%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):376(M+H)。ESI/APCI(−):374(M−H)。
【0390】
実施例90:2−(3−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノンの調製
工程1:N−(3−フルオロベンジリデン)−2−メトキシピリジン−4−アミンを、一般手順Hに従って、エタノール(1mL)中の3−フルオロベンズアルデヒド(0.106mL、1.003mmol)、硫酸マグネシウム(0.100g、0.831mmol)及び2−メトキシピリジン−4−アミン(0.124g、0.999mmol)から定量的に調製した。
【0391】
工程2:2−(3−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−(3−フルオロベンジリデン)−2−メトキシピリジン−4−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法5)によって、0.093g(24%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):376(M+H)。ESI/APCI(−):374(M−H)。
【0392】
実施例91:1−(5−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(5−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、3−ホルミル−5−メトキシ−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.275g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.085g(22%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):387(M+H)。ESI/APCI(−):385(M−H)。
【0393】
実施例92:3−(2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−6−カルボニトリルの調製
工程1:6−シアノ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(7mL)中の3−ホルミル−1H−インドール−6−カルボニトリル(0.511g、3.003mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.786g、3.601mmol)及びDMAP(0.037g、0.303mmol)から調製し、白色固体として0.697g(76%)の所望の化合物を得た。
【0394】
工程2:3−(2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−6−カルボニトリルを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、6−シアノ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.270g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−2−メトキシピリジン−4−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.058g(15%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):383(M+H)。ESI/APCI(−):381(M−H)。
【0395】
実施例93:3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−6−カルボニトリルの調製
3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−6−カルボニトリルを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、6−シアノ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.270g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.038g(9%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):382(M+H)。ESI/APCI(−):380(M−H)。
【0396】
実施例94:2−(6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノンの調製
工程1:エタノール(1mL)中の6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−カルバルデヒド(0.156g、1.025mmol)及び4−アミノ−2−メトキシピリジン(0.130g、1.047mmol)の混合物を65℃で2.5時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を減圧下で乾燥させて、N−((6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル)メチレン)−2−メトキシピリジン−4−アミンを定量的に得て、これを更に精製することなく使用した。
【0397】
工程2:2−(6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.133g、0.493mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.252g、1.026mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−((6,8−ジヒドロ−5H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル)メチレン)−2−メトキシピリジン−4−アミン(1.025mmol)の溶液から65℃で7日間加熱して調製した。残渣を、初めに酢酸エチルで、次いでジクロロメタン中のメタノール(30%)で溶出したシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。分取HPLCによる更なる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、黄色油として0.131g(32%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):404(M+H)。ESI/APCI(−):402(M−H)。
【0398】
実施例95:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール中の3−メトキシ−N−((7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)メチレン)アニリンの溶液を、エタノール(0.5mL)中の7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−カルバルデヒド(0.160g、0.999mmol)及び3−メトキシアニリン(0.113mL、1.009mmol)の溶液を65℃で24時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):266(M+H)
【0399】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.7mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.140g、0.519mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.270g、1.102mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−((7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)メチレン)アニリン(0.999mmol)の溶液から65℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のアセトンからの析出によって、淡黄色固体として0.050g(12%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):411(M+H)。ESI/APCI(−):409(M−H)。
【0400】
実施例96:1−(1H−インドール−3−イル)−2−(1H−インドール−5−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノンの調製
工程1:エタノール中のN−((1H−インドール−5−イル)メチレン)−2−メトキシピリジン−4−アミンの溶液を、エタノール(1mL)中の1H−インドール−5−カルバルデヒド(0.098g、0.675mmol)及び2−メトキシピリジン−4−アミン(0.144g、1.160mmol)の溶液を70℃で65時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):252(M+H)。ESI/APCI(−):250(M−H)。
【0401】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−(1H−インドール−5−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.156g、0.578mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.214g、0.872mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−((1H−インドール−5−イル)メチレン)−2−メトキシピリジン−4−アミン(0.675mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、白色固体として0.011g(3%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):397(M+H)。ESI/APCI(−):395(M−H)。
【0402】
実施例97:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール中の3−メトキシ−N−((6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)メチレン)アニリンの溶液を、エタノール(0.5mL)中の6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−カルバルデヒド(0.160g、0.999mmol)及び3−メトキシアニリン(0.113mL、1.009mmol)の溶液を65℃で24時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):266(M+H)。
【0403】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.7mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.140g、0.519mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.270g、1.102mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−((6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)メチレン)アニリン(0.999mmol)の溶液から65℃で一晩加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のアセトンからの析出によって、白色固体として0.084g(21%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):411(M+H)。ESI/APCI(−):409(M−H)。
【0404】
実施例98:1−(5−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(5−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、5−クロロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.280g、1.001mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−2−メトキシピリジン−4−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、0.089g(22%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):392、394(M+H)。ESI/APCI(−):390、392(M−H)。
【0405】
実施例99:2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(2mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.169g、0.628mmol)及びトリエチルアミン(0.088mL、0.628mmol)の混合物、1−メチル−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.200g、1.256mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−2−メトキシピリジン−4−アミン(1.256mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLC(XBridgeカラム、方法5)によって、0.034g(7%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):372(M+H)。ESI/APCI(−):370(M−H)。
【0406】
実施例100:1−(7−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(7−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、7−クロロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.280g、1.001mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−2−メトキシピリジン−4−アミン(0.212g、0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法5)によって、0.083g(21%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):392、394(M+H)。ESI/APCI(−):390、392(M−H)。
【0407】
実施例101:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)エタノンの調製
工程1:3−メトキシ−N−((3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチレン)アニリンを、一般手順Iに従って、3−メチルイソオキサゾール−5−カルバルデヒド(0.111g、1.000mmol)及び3−メトキシアニリン(0.113mL、1.000mmol)から定量的に調製した。ESI/APCI(+):217(M+H)。
【0408】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.7mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.069mL、0.497mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.294g、1.199mmol)、並びにエタノール(0.7mL)中の3−メトキシ−N−((3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチレン)アニリン(1.000mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の酢酸エチルからの再結晶化によって、白色固体として0.051g(14%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):362(M+H);384(M+Na);745(2M+Na)。ESI/APCI(−):360(M−H)。
【0409】
実施例102:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)エタノンの調製
工程1:3−メトキシ−N−((1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)メチレン)アニリンを、一般手順Iに従って1−メチル−1H−イミダゾール−4−カルバルデヒド(0.110g、0.999mmol)及び3−メトキシアニリン(0.113mL、1.000mmol)から定量的に調製した。ESI/APCI(+):216(M+H)。
【0410】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.7mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.069mL、0.497mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.294g、1.199mmol)、並びにエタノール(0.7mL)中の3−メトキシ−N−((1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)メチレン)アニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。残渣をヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製、その後のジクロロメタンからの析出によって、ベージュ色の粉末として0.045g(12%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):361(M+H);383(M+Na);743(2M+Na)。ESI/APCI(−):359(M−H)。
【0411】
実施例103:1−(1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:2−クロロ−1−(1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般方法Mに従って、DMF(3mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.150g、0.556mmol)、2−ブロモエタノール(0.079mL、1.113mmol)及び炭酸カリウム(0.115g、0.834mmol)から調製した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.020g(11%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):314(M+H);336(M+Na)。ESI/APCI(−):312(M−H)。
【0412】
工程2:1−(1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(0.5mL)中の2−クロロ−1−(1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.020g、0.064mmol)、3−メトキシアニリン(0.014mL、0.127mmol)及びDIPEA(0.021mL、0.127mmol)からマイクロ波オーブンにおいて200℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(2%→20%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.006g(25%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):401(M+H)。
【0413】
実施例104:1−(1−(2−アミノエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン及び(2−(3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−1−イル)エチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製
工程1:(2−(3−(2−クロロ−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−1−イル)エチル)カルバミン酸tert−ブチルを、一般方法Mに従って、DMF(3mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.150g、0.556mmol)、(2−ブロモエチル)カルバミン酸tert−ブチル(0.249g、1.111mmol)及び炭酸カリウム(0.154g、1.114mmol)から調製した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ピンク色の固体として0.120g(52%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):413(M+H);435(M+Na)。
【0414】
工程2:(2−(3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−1−イル)エチル)カルバミン酸tert−ブチルを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(3mL)中の(2−(3−(2−クロロ−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−1−イル)エチル)カルバミン酸tert−ブチル(0.120g、0.291mmol)、3−メトキシアニリン(0.065mL、0.581mmol)及びDIPEA(0.099mL、0.581mmol)からマイクロ波オーブンにおいて200℃で1.5時間マイクロ波を照射して調製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、橙色固体として0.066g(45%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):500(M+H)、522(M+Na)。
【0415】
工程3:ジクロロメタン(6mL)中の(2−(3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−1−イル)エチル)カルバミン酸tert−ブチル(0.066g、0.132mmol)の溶液にトリフルオロ酢酸(3mL)を添加し、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣をジクロロメタンと飽和重炭酸ナトリウム溶液とで分配した。相が分離された。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗物質をジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→15%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。溶離液としてジクロロメタン中の10%メタノールを用いた分取TLCによる更なる精製によって、ベージュ色の固体として0.033g(62%)の1−(1−(2−アミノエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):400(M+H);422(M+Na)。
【0416】
実施例105:2−(3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−1−イル)酢酸エチルの調製
工程1:2−(3−(2−クロロ−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−1−イル)酢酸エチルを、一般手順Mに従って、DMF(10mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.400g、1.483mmol)、ブロモ酢酸エチル(0.329mL、2.974mmol)及び炭酸カリウム(0.410g、2.967mmol)から調製した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。析出による精製、その後のエタノールからの再結晶化によって、ベージュ色の固体として0.475g(90%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):356、358(M+H)。ESI/APCI(−):354、356(M−H)。
【0417】
工程2:2−(3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−1−イル)酢酸エチルを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(3mL)中の2−(3−(2−クロロ−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−1−イル)酢酸エチル(0.250g、0.703mmol)、3−メトキシアニリン(0.157mL、1.402mmol)及びDIPEA(0.240mL、1.402mmol)からマイクロ波オーブンにおいて200℃で1.5時間マイクロ波を照射して調製した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(2%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ジクロロメタンで溶出したシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、ベージュ色の固体として0.058g(19%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):443(M+H)。ESI/APCI(−):441(M−H)。
【0418】
実施例106:2−(3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−1−イル)酢酸の調製
エタノール(2mL)中の2−(3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−1−イル)酢酸エチル(0.040g、0.090mmol)の溶液に、1N水酸化ナトリウム溶液(0.108mL、0.108mmol)を添加し、反応混合物を室温で3時間撹拌した。エタノールを減圧下で蒸発させた。残渣を水で希釈して、ジクロロメタンで抽出した。相が分離された。水相を1N塩酸溶液でpH2〜3に酸性化し、酢酸エチルで抽出した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、白色固体として0.021g(55%)の2−(3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−1−イル)酢酸を得た。ESI/APCI(+):415(M+H)。ESI/APCI(−):413(M−H)。
【0419】
実施例107:2−(1−エチル−1H−ピラゾール−5−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:N−((1−エチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチレン)−3−メトキシアニリンを、一般手順Iに従って1−エチル−1H−ピラゾール−5−カルバルデヒド(0.254g、2.046mmol)及び3−メトキシアニリン(0.229mL、2.045mmol)から定量的に調製した。ESI/APCI(+):230(M+H)。
【0420】
工程2:DMSO(35mL)中の1H−インドール−3−カルバルデヒド(5.000g、34.45mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中、60%分散液;1.520g、37.89mmol)を添加し、混合物を室温で30分間撹拌した。クロロギ酸エチル(3.520mL、37.89mmol)を添加し、反応混合物を30分間撹拌した。反応混合物を混合氷水に注いだ。得られた析出物を濾過し、酢酸エチルに溶解した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(2%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として6.79g(91%)の3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸エチルを得た。ESI/APCI(+):218(M+H)。
【0421】
工程3:2−(1−エチル−1H−ピラゾール−5−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(2mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.124g、0.460mmol)及びトリエチルアミン(0.064mL、0.462mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸エチル(0.200g、0.921mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−((1−エチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチレン)−3−メトキシアニリン(0.921mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。残渣を、ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー、その後のジクロロメタン及びジエチルエーテルからの析出によって精製し、ベージュ色の固体として0.008g(2%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):375(M+H)。ESI/APCI(−):373(M−H)。
【0422】
実施例108:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−(5−メチルイソオキサゾール−3−イル)エタノンの調製
工程1:2−メトキシ−N−((5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メチレン)ピリジン−4−アミンを、一般手順Hに従って、エタノール(1mL)中の5−メチルイソオキサゾール−3−カルバルデヒド(0.111g、0.999mmol)、硫酸マグネシウム(0.100g、0.831mmol)及び2−メトキシピリジン−4−アミン(0.124g、0.999mmol)から定量的に調製した。
【0423】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−2−(5−メチルイソオキサゾール−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の2−メトキシ−N−((5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メチレン)ピリジン−4−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。分取HPLCによる更なる精製(XBridgeカラム、方法5)、その後の溶離液としてヘプタン中の65%酢酸エチルを用いた分取TLCによる精製によって、0.021g(6%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):363(M+H)。ESI/APCI(−):361(M−H)。
【0424】
実施例109:2−(5−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:エタノール(1mL)中の5−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−カルバルデヒド(0.151g、0.920mmol)及び3−メトキシアニリン(0.105mL、0.934mmol)の溶液を60℃で一晩撹拌した。反応混合物を蒸発させ、減圧下で乾燥させて、N−((5−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)メチレン)−3−メトキシアニリンを定量的に得て、これを更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):270(M+H)
【0425】
工程2:2−(5−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(0.7mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.125g、0.463mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.270g、1.102mmol)、エタノール(1mL)中のN−((5−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)メチレン)−3−メトキシアニリン(0.920mmol)の溶液から60℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法5)によって、0.072g(19%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):415(M+H)。ESI/APCI(−):413(M−H)。
【0426】
実施例110:2−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:エタノール中のN−((6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)メチレン)−3−メトキシアニリンの溶液を、エタノール(0.5mL)中の6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−カルバルデヒド(0.150g、0.914mmol)及び3−メトキシアニリン(0.113mL、1.009mmol)の溶液を65℃で18時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):270(M+H);292(M+Na)。
【0427】
工程2:2−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.7mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.130g、0.482mmol)及びトリエチルアミン(0.090mL、0.646mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.275g、1.121mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−((6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)メチレン)−3−メトキシアニリン(0.914mmol)の溶液から65℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色固体として0.078g(21%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):415(M+H)。ESI/APCI(−):413(M−H)。
【0428】
実施例111:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−(メチルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:ジクロロメタン(3mL)中の1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.214g、1.447mmol)の懸濁液に、塩化メタンスルホニル(0.200mL、2.578mmol)及びDIPEA(0.300mL、1.722mmol)を添加した。反応混合物を室温で18時間撹拌した。水を添加して、この溶液を1時間撹拌した。相が分離された。有機相を飽和重炭酸溶液及び水で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.189g(57%)の1−(メチルスルホニル)−1H−インドール−3−カルバルデヒドを得た。ESI/APCI(+):224(M+H)。
【0429】
工程2:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−(メチルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.157g、0.582mmol)及びトリエチルアミン(0.100ml;0.717mmol)の混合物、1−(メチルスルホニル)−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.144g、0.645mmol)、並びにエタノール(2mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.914mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→60%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、0.041g(15%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):435(M+H);457(M+Na)。ESI/APCI(−):433(M−H)。
【0430】
実施例112:2−(4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)フェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:N−(4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ベンジリデン)−3−メトキシアニリンを、一般手順Iに従って、4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ベンズアルデヒド(0.185g、0.943mmol)及び3−メトキシアニリン(0.108mL、0.965mmol)から調製した。ESI/APCI(+):299(M+H)。
【0431】
工程2:2−(4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)フェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.7mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.129g、0.478mmol)及びトリエチルアミン(0.066mL、0.496mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.281g、1.146mmol)、並びにエタノール(0.7mL)中のN−(4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ベンジリデン)−3−メトキシアニリン(0.943mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→30%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法5)によって、黄色固体として0.087g(20%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):444(M+H)。ESI/APCI(−):442(M−H)。
【0432】
実施例113:1−(1−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
THF(1mL)及びアセトニトリル(1mL)の混合物中の1−(1−(2−アミノエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン(0.020g、0.056mmol)の溶液に、37%ホルムアルデヒド水溶液(0.020mL、0.250mmol)及びシアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.004g、0.080mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。次いで反応混合物をジクロロメタンで希釈して、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。相が分離された。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。溶離液としてジクロロメタン中の5%メタノールを用いた分取TLCによる精製によって、ベージュ色の固体として0.006g(30%)の1−(1−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):428(M+H)。ESI/APCI(−):426(M−H)。
【0433】
実施例114:N−(2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)−2−(ジメチルアミノ)−N−(3−メトキシフェニル)アセトアミドの調製
工程1:0℃で冷却したジクロロメタン(3mL)中の1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン(0.050g、0.140mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.059mL、0.421mmol)及び塩化クロロアセチル(0.034mL、0.421mmol)を添加した。反応混合物を室温まで15分かけて加温した。反応混合物をジクロロメタンで希釈して、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。相が分離された。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.027g(44%)のN−(2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)−2−クロロ−N−(3−メトキシフェニル)アセトアミドを得た。ESI/APCI(+):433、435(M+H)。ESI/APCI(−):431、433(M−H)。
【0434】
工程2:0℃で冷却した乾燥THF(2mL)中のN−(2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)−2−クロロ−N−(3−メトキシフェニル)アセトアミド(0.027g、0.062mmol)の溶液に、THF(0.156mL、0.312mmol)中の2Mジメチルアミン溶液を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した後、55℃で2時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮した。溶離液としてジクロロメタン中の10%メタノールを用いた分取TLCによる精製によって、ベージュ色の固体として0.015g(57%)のN−(2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)−2−(ジメチルアミノ)−N−(3−メトキシフェニル)アセトアミドを得た。ESI/APCI(+):442(M+H)。ESI/APCI(−):440(M−H)。
【0435】
実施例115:1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メチルイソオキサゾール−3−イル)エタノンの調製
1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メチルイソオキサゾール−3−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、6−クロロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.280g、1.001mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−((5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メチレン)アニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、0.060g(14%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):396、398(M+H)。ESI/APCI(−):394、396(M−H)。
【0436】
実施例116:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−(5−メチルイソオキサゾール−3−イル)エタノンの調製
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−(5−メチルイソオキサゾール−3−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、1−メチル−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.159g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−((5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メチレン)アニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、0.005g(1%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):376(M+H)。
【0437】
実施例117:1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、6−クロロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.280g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の酢酸エチルからの再結晶化によって、固体として0.047g(12%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):391、393(M+H)。ESI/APCI(−):389、391(M−H)。
【0438】
実施例118:1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:5−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(7mL)中の5−フルオロ−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.454g、2.783mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.728g、3.336mmol)及びDMAP(0.034g、0.278mmol)から調製し、固体として0.473g(65%)の所望の化合物を得た。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.07(1H,s);8.74(1H,s);8.12(1H,dd);7.82(1H,dd);7.33(1H,dt);1.66(9H,s)。
【0439】
工程2:1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、5−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.263g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、固体として0.043g(11%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):375(M+H)。ESI/APCI(−):373(M−H)。
【0440】
実施例119:4−(2−(7−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)ベンゾニトリルの調製
4−(2−(7−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)ベンゾニトリルを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、7−クロロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.280g、1.001mmol)、並びにエタノール(1mL)中の4−(((3−メトキシフェニル)イミノ)メチル)ベンゾニトリル(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の酢酸エチルからの再結晶化によって、固体として0.050g(12%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):416(M+H)。ESI/APCI(−):414(M−H)。
【0441】
実施例120:2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−1−(1−(メチルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)−1−(1−(メチルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.166g、0.615mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、1−(メチルスルホニル)−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.189g、0.847mmol)、並びにエタノール(2mL)中のN−ベンジリデン−2−メトキシピリジン−4−アミン(0.909mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。反応混合物を濃縮した。残渣を、酢酸エチル中のメタノールの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって精製し、0.008g(2%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):436(M+H)。ESI/APCI(−):434(M−H)。
【0442】
実施例121:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(6−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:2−クロロ−1−(6−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Aに従って、トルエン(2.5mL)中の6−メチル−1H−インドール(0.200g、1.525mmol)、ピリジン(0.100mL、1.270mmol)及びα−クロロフェニルアセチルクロリド(0.240mL、1.530mmol)から調製した。析出による精製によって、ベージュ色の固体として0.200g(46%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):284、286。ESI/APCI(−):282、284(M−H)。
【0443】
工程2:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(6−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、2−クロロ−1−(6−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.110g、0.388mmol)、3−メトキシピリジン(0.087mL、0.388mmol)、DIPEA(0.133g、0.775mmol)、及びアセトニトリル(1.5mL)中の触媒量のヨウ化ナトリウムからマイクロ波オーブンにおいて200℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ジクロロメタンで溶出したシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法5)によって、白色固体として0.006g(4%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):371(M+H)。ESI/APCI(−):369(M−H)。
【0444】
実施例122:1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:2−クロロ−1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Aに従って、トルエン(3mL)中の6−フルオロ−1H−インドール(0.250g、1.850mmol)、ピリジン(0.120mL、1.518mmol)及びα−クロロフェニルアセチルクロリド(0.292mL、1.861mmol)から調製した。析出による精製によって、ベージュ色の固体として0.150g(28%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):288、290(M+H)。ESI/APCI(−):286、288(M−H)。
【0445】
工程2:1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、2−クロロ−1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.100g、0.348mmol)、3−メトキシアニリン(0.078mL、0.695mmol)、DIPEA(0.119mL、0.695mmol)及びジオキサン(1mL)及びDMF(0.5mL)の混合物中の触媒量のヨウ化ナトリウムからマイクロ波オーブンにおいて160℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ジクロロメタンで溶出したシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法5)によって、ベージュ色の固体として0.012g(9%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):375(M+H)。ESI/APCI(−):373(M−H)。
【0446】
実施例123:2−(4−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:エタノール中のN−(4−((ジメチルアミノ)メチル)ベンジリデン)−3−メトキシアニリンの溶液を、エタノール(0.5mL)中のp−ジメチルアミノメチルベンズアルデヒド(0.161g、0.986mmol)及び3−メトキシアニリン(0.113mL、1.000mmol)の溶液を65℃で18時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):269(M+H)
【0447】
工程2:2−(4−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.7mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.270g、1.101mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中のN−(4−((ジメチルアミノ)メチル)ベンジリデン)−3−メトキシアニリン(0.986mmol)の溶液から65℃で一晩加熱して調製した。分取HPLC(XBridgeカラム、方法2)による精製によって、褐色固体として0.135g(33%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):414(M+H)。ESI/APCI(−):412(M−H)。
【0448】
実施例124:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(4−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール中の3−メトキシ−N−((4−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチレン)アニリンの溶液を、エタノール(0.7mL)中の4−メチル−1H−イミダゾール−5−カルバルデヒド(0.110g、0.999mmol)及び3−メトキシアニリン(0.115mL、1.023mmol)の溶液を65℃で24時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):216(M+H)。ESI/APCI(−):214(M−H)。
【0449】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(4−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.7mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.134g、0.496mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.270g、1.101mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中の3−メトキシ−N−((4−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチレン)アニリン(0.999mmol)の溶液から65℃で一晩加熱して調製した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(XBridgeカラム、方法3)によって精製した。分取HPLCによる更なる精製(SunFireカラム、方法3)によって、0.043g(12%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):361(M+H)。
【0450】
実施例125:3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−5−カルボニトリルの調製
工程1:5−シアノ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(7mL)中の3−ホルミル−1H−インドール−5−カルボニトリル(0.340g、1.999mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.524g、2.401mmol)及びDMAP(0.024g、0.197mmol)から調製し、固体として0.379g(73%)の所望の化合物を得た。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.11(1H,s);8.85(1H,s);8.50(1H,s);8.27(1H,d);7.87(1H,dd);1.68(9H,s)。
【0451】
工程2:3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−5−カルボニトリルを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、5−シアノ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.270g、1.000mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の酢酸エチルからの再結晶化によって、白色固体として0.034g(9%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):382(M+H)。ESI/APCI(−):380(M−H)。
【0452】
実施例126:2−(4−(ヒドロキシメチル)フェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:((4−ブロモベンジル)オキシ)(tert−ブチル)ジメチルシランを、一般手順Nに従って、THF(10mL)中の4−ブロモベンジルアルコール(0.500g、2.673mmol)、DBU(0.408mL、2.734mmol)及びTBDMSCl(0.816g、5.414mmol)から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、無色の液体として0.749g(93%)の所望の化合物を得た。
【0453】
工程2:−70℃で冷却したTHF(6mL)中の((4−ブロモベンジル)オキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(0.500g、1.660mmol)の溶液に、ヘキサン(0.800mL、2.000mmol)中の2.5M n−ブチルリチウム溶液を滴加した。−70℃で30分後、DMF(0.300mL、3.875mmol)を添加して、反応混合物を−5℃に4時間かけて加温した。飽和塩化アンモニウム溶液の添加によって反応を停止させた。室温まで加温した後、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を水及びブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘプタン中のジクロロメタンの勾配(10%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、無色の液体として0.382g(92%)の4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)ベンズアルデヒドを得た。
1H NMR(DMSO−d
6)δ9.89(1H,s);7.79(2H,d);7.44(2H,d);4.72(2H,s);0.82(9H,s);0.00(6H,s)。
【0454】
工程3:N−(4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)ベンジリデン)−3−メトキシアニリンを、一般手順Iに従って、4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)ベンズアルデヒド(0.250g、0.998mmol)及びm−アニシジン(0.113mL、1.000mmol)から定量的に調製した。ESI/APCI(+):356(M+H)。
【0455】
工程4:2−(4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.7mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.069mL、0.498mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.294g、1.199mmol)、並びにエタノール(0.7mL)中のN−(4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)ベンジリデン)−3−メトキシアニリン(0.998mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製によって、黄色油として0.148g(30%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):501(M+H);523(M+Na)。ESI/APCI(−):499(M−H)。
【0456】
工程5:DMF(2.5mL)中の2−(4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノン(0.148g、0.296mmol)の溶液に、フッ化セシウム(0.221g、1.455mmol)を添加した。室温で3時間後、反応混合物を濃縮した。残渣を酢酸エチルと1N塩酸溶液とで分配した。相が分離された。有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水及びブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、濃縮した。残渣を、ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→8%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー、その後の酢酸エチルからの再結晶化によって精製し、白色粉末として0.027g(24%)の2−(4−(ヒドロキシメチル)フェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンを得た。ESI/APCI(+):387(M+H);409(M+Na)。ESI/APCI(−):385(M−H)。
【0457】
実施例127:1−(1−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:2−クロロ−1−(1−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般方法Mに従って、DMF(3mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.200g、0.741mmol)、3−ブロモプロパン−1−オール(0.206g、1.482mmol)及び炭酸カリウム(0.205g、1.483mmol)から調製した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、赤色油として0.215g(84%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):328、330(M+H)。ESI/APCI(−):326、328(M−H)。
【0458】
工程2:1−(1−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(1mL)中の2−クロロ−1−(1−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.070g、0.213mmol)、3−メトキシアニリン(0.478mL、4.270mmol)から調製し、マイクロ波オーブンにおいて150℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の溶離液としてジクロロメタン中の10%酢酸エチルを用いた分取TLCによる精製によって、ベージュ色の固体として0.027g(30%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):415(M+H)。
【0459】
実施例128:3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−N,N−ジメチル−1H−インドール−5−スルホンアミドの調製
工程1:5−(N,N−ジメチルスルファモイル)−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(5mL)中の3−ホルミル−N,N−ジメチル−1H−インドール−5−スルホンアミド(0.505g、2.003mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.524g、2.401mmol)及びDMAP(0.024g、0.197mmol)から調製し、固体として0.602g(85%)の所望の化合物を得た。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.13(1H,s);8.87(1H,s);8.50(1H,s);8.36(1H,d);7.84(1H,d);2.62(6H,s);1.68(9H,s)。
【0460】
工程2:3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−N,N−ジメチル−1H−インドール−5−スルホンアミドを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、5−(N,N−ジメチルスルファモイル)−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.352g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、固体として0.047g(9%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):464(M+H)。ESI/APCI(−):462(M−H)。
【0461】
実施例129:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(5−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:3−ホルミル−5−メチル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(8mL)中の5−メチル−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.478g、3.003mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.524g、3.602mmol)及びDMAP(0.036g、0.295mmol)から調製し、固体として0.710g(91%)の所望の化合物を得た。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.06(1H,s);8.61(1H,s);7.91〜8.03(2H,m);7.27(1H,d);2.43(3H,s);1.66(9H,s)。
【0462】
工程2:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(5−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.498mmol)の混合物、3−ホルミル−5−メチル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.259g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のメチルtert−ブチルエーテルからの析出によって、固体として0.053g(14%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):371(M+H)。ESI/APCI(−):369(M−H)。
【0463】
実施例130:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:2−クロロ−1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Aに従って、トルエン(19mL)中の5−フルオロ−1H−インドール(1.000g、7.400mmol)、ピリジン(0.120mL、7.419mmol)及びα−クロロフェニルアセチルクロリド(1.100mL、7.390mmol)から調製した。析出による精製によって、明黄色固体として0.978g(46%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):288、290(M+H);310、312(M+Na)。ESI/APCI(−):286、288(M−H)。
【0464】
工程2:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般方法Eに従って、アセトニトリル(1mL)中の2−クロロ−1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.100g、0.348mmol)及び3,5−ジメトキシアニリン(0.484g、3.160mmol)から調製し、マイクロ波オーブンにおいて150℃で15分マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.045g(32%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):405(M+H)。ESI/APCI(−):403(M−H)。
【0465】
実施例131:4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−2−フルオロベンゾニトリルの調製
工程1:エタノール中の2−フルオロ−4−(((3−メトキシフェニル)−イミノ)メチル)ベンゾニトリルの溶液を、エタノール(1mL)中の2−フルオロ−4−ホルミルベンゾニトリル(0.137g、0.919mmol)及び3−メトキシアニリン(0.107mL、0.952mmol)の溶液を60℃で18時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):255(M+H)。
【0466】
工程2:4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−2−フルオロベンゾニトリルを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.124g、0.460mmol)及びトリエチルアミン(0.090mL、0.646mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.260g、1.060mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中の2−フルオロ−4−(((3−メトキシフェニル)−イミノ)メチル)ベンゾニトリル(0.919mmol)の溶液から60℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、黄色発泡体として0.154g(42%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):400(M+H)。ESI/APCI(−):398(M−H)。
【0467】
実施例132:4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−3,5−ジフルオロベンゾニトリルの調製
工程1:エタノール中の3,5−ジフルオロ−4−(((3−メトキシフェニル)−イミノ)メチル)ベンゾニトリルの溶液を、エタノール(1mL)中の3,5−ジフルオロ−4−ホルミルベンゾニトリル(0.151g、0.904mmol)及び3−メトキシアニリン(0.105mL、0.934mmol)の溶液を60℃で24時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):273(M+H)。
【0468】
工程2:4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−3,5−ジフルオロベンゾニトリルを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.124g、0.460mmol)及びトリエチルアミン(0.090mL、0.646mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.260g、1.060mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中の3,5−ジフルオロ−4−(((3−メトキシフェニル)イミノ)メチル)ベンゾニトリル(0.904mmol)の溶液から60℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、黄色油として0.214g(58%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):418(M+H)。
【0469】
実施例133:1−(6−ヒドロキシ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:
6−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1H−インドールを、一般手順Nに従って、THF(13mL)中の6−ヒドロキシインドール(0.500g、3.755mmol)、DBU(0.573mL、3.839mmol)及びTBDMSCl(1.150g、7.630mmol)から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.888g(96%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):248(M+H)。ESI/APCI(−):246(M−H)。
【0470】
工程2:
1−(6−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1H−インドール−3−イル)−2−クロロ−2−フェニルエタノンを、一般手順Aに従って、トルエン(8mL)中の6−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1H−インドール(0.785g、3.173mmol)、ピリジン(0.275mL、3.276mmol)及びα−クロロフェニルアセチルクロリド(0.547mL、3.461mmol)から調製した。抽出後に得られた残渣を酢酸エチルからの析出によって精製し、白色固体として0.669g(53%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):400、402(M+H);422、424(M+Na)。ESI/APCI(−):398、400(M−H)。
【0471】
工程3:
1−(6−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(3mL)中の1−(6−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1H−インドール−3−イル)−2−クロロ−2−フェニルエタノン(0.300g、0.750mmol)及び3−メトキシアニリン(1.680mL、15.02mmol)から調製し、マイクロ波オーブンにおいて150℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の粉末として0.200g(55%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):487(M+H);509(M+Na)。ESI/APCI(−):485(M−H)。
【0472】
工程4:
DMF(3.5mL)中の1−(6−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン(0.200g、0.411mmol)の溶液に、フッ化セシウム(0.312g、2.054mmol)を添加した。室温で2.5時間後、反応混合物を濃縮した。残渣を酢酸エチルと1N塩酸溶液とで分配した。相が分離された。有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して濃縮した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の酢酸エチル及びヘプタンからの再結晶化によって、灰色粉末として0.020g(13%)の1−(6−ヒドロキシ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):373(M+H);395(M+Na)。ESI/APCI(−):371(M−H)。
【0473】
実施例134:3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−6−カルボン酸の調製
THF(3mL)及びメタノール(3mL)の混合物中の3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−6−カルボン酸メチル(0.100g、0.241mmol)の溶液に、6N水酸化ナトリウム溶液(1.500mL、9.000mmol)を添加し、混合物を3時間還流させた。反応混合物を減圧下で部分的に濃縮した。残りの水溶液を1N塩酸溶液でpH2〜3まで酸性化した。析出物を濾過し、水で洗浄して乾燥させた。分取HPLC(XBridgeカラム、方法2)による析出物の更なる精製によって、白色固体として0.020g(21%)の3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−6−カルボン酸を得た。ESI/APCI(+):401(M+H)。ESI/APCI(−):399(M−H)。
【0474】
実施例135:1−(1−(2−メトキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:2−クロロ−1−(1−(2−メトキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般方法Mに従って、DMF(3mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.200g、0.741mmol)、1−ブロモ−2−メトキシエタン(0.206g、1.482mmol)及び炭酸カリウム(0.205g、0.183mmol)から調製した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.115g(47%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):350、352(M+Na)。ESI/APCI(−):326、328(M−H)。
【0475】
工程2:1−(1−(2−メトキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(1mL)中の2−クロロ−1−(1−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.050g、0.153mmol)、3−メトキシアニリン(0.354mL、3.150mmol)からマイクロ波オーブンにおいて150℃で15分マイクロ波を照射して調製した。溶離液としてジクロロメタン中の5%酢酸エチルを用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、白色固体として0.025g(39%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):415(M+H)。ESI/APCI(−):413(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.95(1H,s);8.17(1H,d);7.57〜7.68(3H,m);7.11〜7.33(5H,m);6.92(1H,t);6.34〜6.46(3H,m);6.11(1H,d);6.05(1H,d);4.45(2H,br s);3.73(2H,m);3.62(3H,s);3.23(3H,s)。
【0476】
実施例136:1−(5−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:2−クロロ−1−(5−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般方法Mに従って、DMF(3mL)中の2−クロロ−1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.200g、0.695mmol)、ヨードメタン(0.216mL、3.470mmol)及び炭酸カリウム(0.192g、1.389mmol)から調製した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.076g(36%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):302、304(M+H);324、326(M+Na)。ESI/APCI(−):300、302(M−H)。
【0477】
工程2:1−(5−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(1mL)中の2−クロロ−1−(5−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.070g、0.232mmol)、3−メトキシアニリン(0.519mL、4.619mmol)から調製し、150℃で30分マイクロ波を照射して調製した。初めにヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)、次いでヘプタン中のジクロロメタンの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上の2回のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のtert−ブチルメチルエーテルからの析出によって、ベージュ色の固体として0.020g(22%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):389(M+H)。ESI/APCI(−):387(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.99(1H,s);7.79〜7.88(1H,dd);7.63(2H,d);7.54〜7.61(1H,m);7.25〜7.35(2H,m);7.10〜7.24(2H,m);6.92(1H,t);6.33〜6.44(3H,m);6.11(1H,d);5.99(1H,d);3.91(3H,s);3.62(3H,s)。
【0478】
実施例137:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(m−トリル)エタノンの調製
工程1:エタノール中の3−メトキシ−N−(3−メチルベンジリデン)アニリンの溶液を、エタノール(1mL)中の3−メチルベンズアルデヒド(0.120mL、1.019mmol)及び3−メトキシアニリン(0.120mL、1.068mmol)の溶液を60℃で18時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):226(M+H)。
【0479】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(m−トリル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.140g、0.519mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.270g、1.101mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中の3−メトキシ−N−(3−メチルベンジリデン)アニリン(1.019mmol)の溶液から60℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→30%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLC(XBridgeカラム、方法1)によって、0.085g(23%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):371(M+H)。ESI/APCI(−):369(M−H)。
【0480】
実施例138:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(p−トリル)エタノンの調製
工程1:エタノール中の3−メトキシ−N−(4−メチルベンジリデン)アニリンの溶液を、エタノール(1mL)中の4−メチルベンズアルデヒド(0.120mL、1.014mmol)及び3−メトキシアニリン(0.120mL、1.068mmol)の溶液を60℃で18時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):226(M+H)。
【0481】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(p−トリル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.138g、0.512mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.274g、1.117mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中の3−メトキシ−N−(4−メチルベンジリデン)アニリン(1.014mmol)の溶液から60℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のアセトン及びヘプタンからの析出によって、ベージュ色の固体として0.085g(23%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):371(M+H)。ESI/APCI(−):369(M−H)。
【0482】
実施例139:1−(6−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:0℃で冷却した乾燥THF(30mL)中の水素化リチウムアルミニウム(0.866g、22.82mmol)の懸濁液に、THF(30mL)中の1H−インドール−6−カルボン酸メチル(2.000g、11.42mmol)の溶液を窒素雰囲気下で添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。1Nロッシェル塩溶液を慎重に添加することによって反応を停止させた。反応混合物を室温で2時間撹拌した後、ジクロロメタンで抽出した。相が分離された。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、黄色油として2.050gの(1H−インドリル−6−イル)メタノールを得て、これを更に精製することなく次の工程に使用した。ESI/APCI(−):146(M−H)。
【0483】
工程2:0℃で冷却した乾燥THF(20mL)中の(1H−インドール−6−イル)メタノール(0.500g、3.397mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中、60%;0.271g、6.775mmol)を少量ずつ添加した。5分間撹拌した後、TBDMSCl(0.512g、3.397mmol)を添加した。得られた溶液を室温で1時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで希釈して、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。相が分離された。水相をジクロロメタンで抽出した。有機相を合わせて、水で洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(2%→20%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.482g(2工程で46%)の6−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−1H−インドールを得た。ESI/APCI(+):262(M+H)。ESI/APCI(−):260(M−H)。
【0484】
工程3:2−クロロ−1−(6−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Aに従って、トルエン(2.6mL)中の6−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−1H−インドール(0.265g、1.014mmol)、ピリジン(0.082mL、1.014mmol)及びα−クロロフェニルアセチルクロリド(0.151mL、1.014mmol)から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.064g(21%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):300、302(M+H);322、324(M+Na)。ESI/APCI(−):298、300(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.15(1H,br s);8.61(1H,d);8.09(1H,d);7.63(2H,d);7.25〜7.48(5H,m);7.16(1H,d);6.73(1H,s);5.20(1H,t);4.58(2H,d)。
【0485】
工程4:1−(6−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(1mL)中の2−クロロ−1−(6−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.060g、0.200mmol)及び3−メトキシアニリン(0.448mL、3.987mmol)からマイクロ波オーブンにおいて130℃で15分マイクロ波を照射して調製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる別の精製によって、ベージュ色の固体として0.021g(27%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):387(M+H)。ESI/APCI(−):385(M−H)。
【0486】
実施例140:1−(6−(2−ヒドロキシエトキシ)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:アセトン(25mL)中の6−ヒドロキシインドール(0.645g、4.844mmol)の溶液に、炭酸カリウム(1.350g、9.768mmol)及びブロモ酢酸エチル(1.000mL、9.018mmol)を添加した。反応混合物を一晩還流させた。室温に冷却した後、反応混合物を酢酸エチルで希釈して水で洗浄した。相が分離された。有機相をブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ピンク色の油としてジアルキル化産物が混ざった2−((1H−インドール−6−イル)オキシ)酢酸エチルを得た。この混合物を更に精製することなく次の工程に使用した。ESI/APCI(+):220(M+H);242(M+Na)。ESI/APCI(−):218(M−H)。
【0487】
工程2:0℃で冷却したTHF中の水素化リチウムアルミニウム(0.406g、10.97mmol)の懸濁液に、THF(15mL)中の2−((1H−インドール−6−イル)オキシ)酢酸エチル(粗製、4.844mmol)の溶液を25分かけて滴加した。室温で一晩経過後、反応混合物をジエチルエーテルで希釈して0℃に冷却した。1Mロッシェル塩溶液を添加して、反応混合物を室温で2時間撹拌した。相が分離された。有機相をブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(50%→90%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ピンク色の粉末として0.586g(2工程で68%)の2−((1H−インドール−6−イル)オキシ)エタノールを得た。ESI/APCI(+):178(M+H);200(M+Na)。ESI/APCI(−):176(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.84(1H,s);7.39(1H,d);7.18(1H,s);6.89(1H,s);6.66(1H,d);6.32(1H,s)、4.85(1H,m)、3.98(2H,m);3.73(2H,m)。
【0488】
工程3:6−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−1H−インドールを、一般手順Nに従って、THF(12mL)中の2−((1H−インドール−6−イル)オキシ)エタノール(0.581g、3.279mmol)、DBU(0.500mL、3.350mmol)及びTBDMSCl(1.000g、6.635mmol)から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ピンク色の固体として0.757g(79%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):292(M+H);314(M+Na)。ESI/APCI(−):290(M−H)。
【0489】
工程4:1−(6−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−1H−インドール−3−イル)−2−クロロ−2−フェニルエタノンを、一般手順Aに従って、トルエン(3.5mL)中の6−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−1H−インドール(0.400g、1.372mmol)、ピリジン(0.115mL、1.422mmol)及びα−クロロフェニルアセチルクロリド(0.240mL、1.536mmol)から調製した。抽出後に得られた残渣を酢酸エチル及びヘプタンからの析出によって精製した。酢酸エチルからの再結晶化による更なる精製によって、ベージュ色の粉末として0.060g(10%)の所望の化合物を得た。再結晶化の濾液を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、ピンク色の粉末として0.066gの所望の化合物(11%)を得た。ESI/APCI(+):444、446(M+H);466、468(M+Na)。ESI/APCI(−):442、444(M−H)。
【0490】
工程5:1−(6−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(2.6mL)中の1−(6−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−1H−インドール−3−イル)−2−クロロ−2−フェニルエタノン(0.242g、0.545mmol)及び3−メトキシアニリン(1.157mL、10.344mmol)からマイクロ波オーブンにおいて150℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の粉末として0.099g(34%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):487(M+H);509(M+Na)。ESI/APCI(−):485(M−H)。
【0491】
工程6:0℃で冷却したジクロロメタン(2.75mL)中の1−(6−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン(0.099g、0.186mmol)の溶液に、ジオキサン(0.645mL、2.580mmol)中の4N塩化水素溶液を添加した。室温で2.5時間後、反応混合物をジクロロメタンで希釈して、2N水酸化ナトリウム溶液で塩基性化した。相が分離された.有機相を水及びブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(50%→95%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、黄色油として0.043g(55%)の1−(6−(2−ヒドロキシエトキシ)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):417(M+H);439(M+Na);855(2M+Na)。ESI/APCI(−):415(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ11.92(1H,s);8.75(1H,s);8.00(1H,d);7.63(1H,d);7.28(2H,m);7.19(1H,m);6.92(3H,m);6.08(2H,m);4.86(1H,t);3.98(2H,t);3.72(2H,q);3.62(3H,s)。
【0492】
実施例141:3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−5−カルボン酸メチルの調製
工程1:3−(2−クロロ−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−5−カルボン酸メチルを、一般手順Aに従って、トルエン(30mL)中の1H−インドール−5−カルボン酸メチル(2.000g、11.42mmol)、ピリジン(0.923mL、11.42mmol)及びα−クロロフェニルアセチルクロリド(1.676mL、11.42mmol)から調製した。析出による析出(Precipitation by precipitation)によって、ピンク色の固体として0.324g(9%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):328、330(M+H)。ESI/APCI(−):326、328(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.53(1H,br.s);8.87(1H,s);8.76(1H,d);7.87(1H,dd);7.54〜7.69(3H,m);7.29〜7.45(3H,m);6.79(1H,s);3.88(3H,s)。
【0493】
工程2:3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−5−カルボン酸メチルを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(1mL)中の3−(2−クロロ−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−5−カルボン酸メチル(0.100g、0.305mmol)及び3−メトキシアニリン(0.683mL、6.101mmol)からマイクロ波オーブンにおいて150℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の酢酸エチルからの析出によって、白色固体として0.040g(32%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):415(M+H)。ESI/APCI(−):413(M−H)
【0494】
実施例142:3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−5−カルボン酸メチルの調製
メタノール(0.5mL)及びTHF(0.5mL)の混合物中での3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−5−カルボン酸メチル(0.028g、0.068mmol)の溶液に、6N水酸化ナトリウム溶液(0.250mL、1.500mmol)を添加した。混合物を3時間還流させ、減圧下で濃縮した。残渣を水に溶解し、1N塩酸溶液で酸性化した。得られた析出物を濾過し、水で洗浄した。分取HPLCによる更なる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、0.007g(22%)の3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−5−カルボン酸を得た。ESI/APCI(+):401(M+H)。ESI/APCI(−):399(M−H)。
【0495】
実施例143:2−(2−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:N−(2−フルオロベンジリデン)−3−メトキシアニリンの溶液を、エタノール(1mL)中の2−フルオロベンズアルデヒド(0.105mL、0.998mmol)及び3−メトキシアニリン(0.120mL、1.068mmol)の溶液を60℃で18時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):230(M+H)
【0496】
工程2:2−(2−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.139g、0.515mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.272g、1.109mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中のN−(2−フルオロベンジリデン)−3−メトキシアニリン(0.998mmol)の溶液から60℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→35%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、ベージュ色の固体として0.037g(10%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):375(M+H)。ESI/APCI(−):373(M−H)
【0497】
実施例144:1−(5−フルオロ−1−(2−(メトキシメトキシ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:2−クロロ−1−(5−フルオロ−1−(2−(メトキシメトキシ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Mに従って、DMF(5mL)中の2−クロロ−1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.200g、0.695mmol)、1−ブロモ−2−(メトキシメトキシ)エタン(0.235g、1.390mmol)及び炭酸カリウム(0.288g、2.084mmol)から調製した。反応混合物を室温で4時間撹拌し、60℃で2時間加熱した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、油として0.070g(27%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):376、378(M+H);398、400(M+Na)。ESI/APCI(−):374、376(M−H)。
【0498】
工程2:1−(5−フルオロ−1−(2−(メトキシメトキシ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(1mL)中の2−クロロ−1−(5−フルオロ−1−(2−(メトキシメトキシ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.070g、0.186mmol)、3−メトキシアニリン(0.417mL、3.711mmol)からマイクロ波オーブンにおいて150℃で15分マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、赤色固体として0.036g(42%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):463(M+H);485(M+H)。ESI/APCI(−):461(M−H)。
【0499】
実施例145:1−(5−フルオロ−1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(5−フルオロ−1−(2−(メトキシメトキシ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン(0.036g、0.078mmol)を、ジオキサン(3mL、12.00mmol)中の4N塩化水素溶液に溶解した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を炭酸カリウムで中和して、酢酸エチルで希釈して水で洗浄した。相が分離された。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、白色固体として0.015g(45%)の1−(5−フルオロ−1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):419(M+H);441(M+Na)。ESI/APCI(−):417(M−H)。
【0500】
実施例146:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1−(2−(メトキシメトキシ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:2−クロロ−1−(1−(2−(メトキシメトキシ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Mに従って、DMF(5mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.300g、1.112mmol)、1−ブロモ−2−(メトキシメトキシ)エタン(0.375g、2.218mmol)及び炭酸カリウム(0.461g、3.336mmol)から調製した。反応混合物を室温で4時間撹拌し、60℃で3時間加熱した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、油として0.144g(36%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):358、360(M+H);380、382(M+Na)。ESI/APCI(−):356、358(M−H)。
【0501】
工程2:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1−(2−(メトキシメトキシ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(1mL)中の2−クロロ−1−(1−(2−(メトキシメトキシ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.070g、0.196mmol)、3,5−ジメトキシアニリン(0.300g、1.958mmol)からマイクロ波オーブンにおいて130℃で15分マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.038g(41%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):463(M+H);485(M+H)。ESI/APCI(−):461(M−H)。
【0502】
実施例147:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1−(2−(メトキシメトキシ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.036g、0.079mmol)をジオキサン(3mL、12.00mmol)中の4N塩化水素溶液に溶解した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を炭酸カリウムで中和して、酢酸エチルで希釈して水で洗浄した。相が分離された。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(2%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、白色固体として0.005g(15%)の2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):431(M+H)。
【0503】
実施例148:2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:エタノール中のN−(4−フルオロベンジリデン)−3−メトキシアニリンの溶液を、エタノール(0.5mL)中の4−フルオロベンズアルデヒド(0.156g、1.257mmol)及び3−メトキシアニリン(0.140mL、1.253mmol)の溶液を60℃で18時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):230(M+H)。
【0504】
工程2:2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.170g、0.630mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.350g、1.136mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中のN−(4−フルオロベンジリデン)−3−メトキシアニリン(1.253mmol)の溶液から60℃で4日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、黄色固体として0.120g(26%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):375(M+H)。
【0505】
実施例149:1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.156g、0.542mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、6−クロロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.319g、1.140mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中のN−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチレン)−3−メトキシアニリン(1.068mmol)の溶液から60℃で18時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の酢酸エチル及びヘプタンからの析出によって、白色固体として0.052g(11%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):431、433(M+H)。ESI/APCI(−):429、431(M−H)。
【0506】
実施例150:1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンの調製
1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.37mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.067g、0.248mmol)及びトリエチルアミン(0.035mL、0.252mmol)の混合物、5−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.158g、0.600mmol)、並びにエタノール(0.75mL)中の3−メトキシ−N−(ピリジン−3−イルメチレン)アニリン(0.499mmol)の溶液から70℃で20時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の酢酸エチル及びヘプタンからの再結晶化によって、白色固体として0.036g(19%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):376(M+H);398(M+Na)。ESI/APCI(−):374(M−H)。
【0507】
実施例151:1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンの調製
1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.37mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.067g、0.248mmol)及びトリエチルアミン(0.035mL、0.252mmol)の混合物、6−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.158g、0.600mmol)、並びにエタノール(0.75mL)中の3−メトキシ−N−(ピリジン−3−イルメチレン)アニリン(0.499mmol)の溶液から70℃で20時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の酢酸エチル及びヘプタンからの再結晶化によって、黄色固体として0.045g(24%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):376(M+H);398(M+Na)。ESI/APCI(−):374(M−H)。
【0508】
実施例152:1−(7−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:この合成は国際公開第2009/015067号に記載されるように実施した。−15℃で冷却したジクロロメタン(2mL)中のDMF(0.600mL、7.749mmol)の溶液に、オキシ塩化リン(0.350mL、3.748mmol)を滴加した。−15℃で15分後、7−フルオロインドール(0.497g、3.678mmol)を少量ずつ添加した。次いで反応混合物を室温まで加温し、室温で一晩撹拌した。反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液でpH8まで塩基性化し、酢酸エチルで抽出した。水相を酢酸エチル、及びジクロロメタン中のメタノール混合物で抽出した。有機相を合わせて、ブラインで洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮し、0.078gの黄色固体を得た。24時間後、水相中の析出物を濾過して、0.264gの白色固体を得た。濾液を1N水酸化ナトリウム溶液でpH12まで塩基性化し、酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮し、0.290gの黄色固体を得た。3つの固体を混合し、シリカゲルに吸着させ、溶離液としてヘプタン中の40%酢酸エチルを用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、ピンク色の固体として0.485g(81%)の7−フルオロ−1H−インドール−3−カルバルデヒドを得た。ESI/APCI(+):164(M+H)。ESI/APCI(−):162(M−H)。
【0509】
工程2:7−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(9mL)中の7−フルオロ−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.485g、2.973mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.780g、3.574mmol)及びDMAP(0.046g、0.377mmol)から調製し、ベージュ色の固体として0.687g(88%)の所望の化合物を得た。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.08(1H,s);8.77(1H,s);8.01(1H,d);7.25〜7.43(2H,m);1.64(9H,s)。
【0510】
工程3:1−(7−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.37mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.067g、0.248mmol)及びトリエチルアミン(0.035mL、0.252mmol)の混合物、7−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.158g、0.600mmol)、並びにエタノール(0.75mL)中の3−メトキシ−N−(ピリジン−3−イルメチレン)アニリン(0.499mmol)の溶液から70℃で20時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の酢酸エチル及びヘプタンからの再結晶化によって、白色粉末として0.033g(18%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):376(M+H);398(M+Na)。ESI/APCI(−):374(M−H)。
【0511】
実施例153:1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノンの調製
1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.25mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.034g、0.125mmol)及びトリエチルアミン(0.013mL、0.093mmol)の混合物、5−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.066g、0.251mmol)、並びにエタノール(0.25mL)中の3−メトキシ−N−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アニリン(0.248mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の酢酸エチル及びヘプタンからの再結晶化によって、ベージュ色の固体として0.004g(4%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):406(M+H)。ESI/APCI(−):404(M−H)。
【0512】
実施例154:1−(7−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノンの調製
1−(7−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.25mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.034g、0.125mmol)及びトリエチルアミン(0.013mL、0.093mmol)の混合物、7−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.066g、0.251mmol)、並びにエタノール(0.25mL)中の3−メトキシ−N−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アニリン(0.248mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の酢酸エチル及びヘプタンからの再結晶化によって、ベージュ色の固体として0.005g(5%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):406(M+H)。ESI/APCI(−):404(M−H)。
【0513】
実施例155:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−フルオロ−1−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:2−クロロ−1−(5−フルオロ−1−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般方法Mに従って、DMF(5mL)中の2−クロロ−1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.200g、0.695mmol)、3−ブロモプロパン−1−オール(0.193g、1.389mmol)及び炭酸カリウム(0.192g、1.389mmol)から調製した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(2%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色油として0.219g(91%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):346、348(M+H);368、370(M+Na)。
【0514】
工程2:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−フルオロ−1−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(1mL)中の2−クロロ−1−(5−フルオロ−1−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.125g、0.361mmol)、3,5−ジメトキシアニリン(0.554g、3.617mmol)からマイクロ波オーブンにおいて130℃で15分マイクロ波を照射して調製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(2%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる第2の精製によって、白色固体として0.032g(19%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):463(M+H)。
【0515】
実施例156:1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.067g、250mmol)及びトリエチルアミン(0.035mL、0.250mmol)の混合物、6−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.132g、0.500mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−5−メトキシピリジン−3−アミン(0.500mmol)の溶液から70℃で18時間加熱して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの析出によって、ベージュ色の固体として0.017g(9%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):376(M+H)。ESI/APCI(−):374(M−H)。
【0516】
実施例157:1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノンの調製
工程1:エタノール(1.5mL)中の6−メトキシニコチンアルデヒド(0.137g、0.999mmol)及び5−メトキシピリジン−3−アミン(0.124mg;0.999mmol)の混合物を60℃で6時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮し、酸化リン(V)上において真空下で乾燥させ、5−メトキシ−N−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)ピリジン−3−アミンを定量的に得て、これを更に精製することなく次の工程に使用した。ESI/APCI(+):244(M+H)。
【0517】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(2mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.134g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.069mL、0.496mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の5−メトキシ−N−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)ピリジン−3−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で18時間加熱して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→15%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテル及びジクロロメタンからの析出によって、ベージュ色の固体として0.025g(6%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):389(M+H)。ESI/APCI(−):387(M−H)。
【0518】
実施例158:4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−オキソエチル)ベンゾニトリルの調製
工程1:エタノール(1.5mL)中の4−ホルミルベンゾニトリル(0.131g、0.999mmol)及び5−メトキシピリジン−3−アミン(0.124mg;0.999mmol)の混合物を60℃で6時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮し、酸化リン(V)上において真空下で乾燥させ、4−(((5−メトキシピリジン−3−イル)イミノ)メチル)ベンゾニトリルを定量的に得て、これを更に精製することなく次の工程に使用した。ESI/APCI(+):238(M+H)。
【0519】
工程2:4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−オキソエチル)ベンゾニトリルを、一般手順Kに従って、エタノール(2mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.134g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.069mL、0.496mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の4−(((5−メトキシピリジン−3−イル)イミノ)メチル)ベンゾニトリル(0.999mmol)の溶液から70℃で18時間加熱して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→7%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、白色固体として0.132g(34%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):383(M+H)。ESI/APCI(−):381(M−H)。
【0520】
実施例159:1−(ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:0℃で冷却したジクロロエタン(5mL)中のチアナフテン(0.300g、2.235mmol)及び塩化フェニルアセチル(0.300mL、2.266mmol)の溶液に、少量ずつ三塩化アルミニウム(0.894g、6.705mmol)を2時間かけて添加した。次いで反応混合物を室温で一晩撹拌した。1Mロッシェル塩溶液を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。相が分離された。有機相を水及びブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中のジクロロメタンの勾配(30%→90%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.239g(42%)の1−(ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):253(M+H);275(M+Na)。ESI/APCI(−):251(M−H)。
1H NMR(CDCl
3)δ8.78(1H,d);8.37(1H,s);7.85(1H,d);7.5〜7.2(7H,m);4.30(2H,s)。
【0521】
工程2:1−(ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−2−ブロモ−2−フェニルエタノンを以下で方法A及び方法Bと示される2つの異なる手順に従って調製している。
【0522】
方法A
0℃で冷却したTHF(4mL)中の1−(ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.100g、0.396mmol)の溶液に、THF(5mL)中のフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(0.171g、0.455mmol)の溶液を滴加した。反応混合物を0℃で15分間、及び室温で1時間撹拌した。反応混合物を濾過して、固体をジエチルエーテルで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣をジクロロメタンに溶解して、水で洗浄した。相が分離された。有機相を水及びブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中のジクロロメタンの勾配(20%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色油として1−(ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−2−ブロモ−2−フェニルエタノンを含む混合物0.114gを得た。ESI/APCI(+):331、333(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ9.27(1H,s);8.61(1H,d);8.11(1H,d);7.7〜7.1(7H,m);7.17(1H,s)(純度80%)。
【0523】
方法B
酢酸エチル(2mL)中の1−(ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.108g、0.428mmol)の溶液に、臭化銅(II)(0.162g、0.725mmol)を添加した。反応混合物を2.5時間還流した。室温に冷却した後、反応混合物を酢酸エチルで希釈して、水で洗浄した。相が分離された。有機相をブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中のジクロロメタンの勾配(30%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色油として1−(ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−2−ブロモ−2−フェニルエタノンを含む混合物0.102gを得た(方法Aと同じ純度)。
【0524】
工程3:1−(ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(2mL)中の1−(ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−2−ブロモ−2−フェニルエタノン(0.050g、0.151mmol)、DIPEA(0.052mL、0.298mmol)及び3−メトキシアニリン(0.034mL、0.303mmol)からマイクロ波オーブンにおいて200℃で30分マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のヘプタン中のジクロロメタンの勾配(20%→90%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる第2の精製によって、黄色油として0.029g(2工程で44%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):374(M+H);396(M+Na)。ESI/APCI(−):372(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ9.51(1H,s);8.53(1H,d);8.07(1H,d);7.6〜7.2(7H,m);6.94(1H,t);6.42(4H,m);6.14(1H,dd);3.63(3H,s)。
【0525】
実施例160:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:3−ホルミル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(8mL)中の7−アザインドール−3−カルボキシアルデヒド(0.500g、3.421mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.896g、4.105mmol)及びDMAP(0.042g、0.342mmol)から調製し、白色固体として0.779g(92%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):269(M+Na)。
【0526】
工程2:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.114g、0.423mmol)及びトリエチルアミン(0.059mL、0.423mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.250g、1.015mmol)及びエタノール(0.5mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.846mmol)の溶液から70℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる第2の精製によって、固体として0.028g(9%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):358(M+H)。ESI/APCI(−):356(M−H)。
【0527】
実施例161:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:水(9mL)中の4−アザインドール(0.500g、4.223mmol)、ヘキサメチレンテトラミン(0.890g、6.348mmol)及び酢酸(3.630mL、63.45mmol)の混合物を4時間還流した。反応混合物を室温まで冷却して減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(2%→4%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.550g(89%)の1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−カルバルデヒドを得た。ESI/APCI(+):147(M+H)。ESI/APCI(−):145(M−H)。
【0528】
工程2:3−ホルミル−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(8mL)中の1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−カルバルデヒド(0.550g、3.763mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.986g、4.518mmol)及びDMAP(0.048g、0.376mmol)から調製し、白色固体として0.802g(87%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):269(M+Na)。
【0529】
工程3:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.137g、0.508mmol)及びトリエチルアミン(0.071mL、0.508mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.300g、1.218mmol)、並びにエタノール(0.5mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(1.015mmol)の溶液から70℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの析出によって、固体として0.019g(5%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):358(M+H)。ESI/APCI(−):356(M−H)。
【0530】
実施例162:1−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルバルデヒド(0.146g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、固体として0.112g(31%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):358(M+H)。ESI/APCI(−):356(M−H)。
【0531】
実施例163:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:窒素雰囲気下において−78℃で冷却した乾燥ジクロロメタン(8mL)中のピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸エチル(0.400g、2.103mmol)の溶液に、ジクロロメタン(4.630mL、4.630mmol)中の1M水素化ジイソブチルアルミニウム溶液を滴加した。反応物を−78℃で1.5時間撹拌した後、−15℃で30分間加温した。1Nロッシェル塩溶液を添加することによって反応を停止させ、反応混合物を1時間激しく撹拌した。相が分離され、水相をジクロロメタンで抽出した。有機相を合わせて、ブラインで洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、無色油として0.128g(41%)のピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルメタノールを得た。ESI/APCI(+):149(M+H)。
【0532】
工程2:ジクロロメタン(10mL)中のピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルメタノール(0.128g、0.864mmol)の溶液に、分子篩(4Å)及び重クロム酸ピリジニウム(0.488g、1.296mmol)を添加した。反応物を室温で一晩撹拌した。Celite(商標)を添加して、反応混合物を30分間撹拌した。赤色懸濁液を濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(2%→20%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.064g(51%)のピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルバルデヒドを得た。ESI/APCI(+):147(M+H)。
【0533】
工程3:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.059g、0.219mmol)及びトリエチルアミン(0.031mL、0.219mmol)の混合物、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルバルデヒド(0.093g、0.438mmol)、並びにエタノール(0.5mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.438mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、0.020g(13%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):358(M+H)。
【0534】
実施例164:1−(1H−インダゾール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:3−ホルミル−1H−インダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(8mL)中の1H−インダゾール−3−カルボキシアルデヒド(0.500g、3.421mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.896g、4.105mmol)及びDMAP(0.042g、0.342mmol)から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.318g(38%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):269(M+Na)。
【0535】
工程2:1−(1H−インダゾール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.174g、0.646mmol)及びトリエチルアミン(0.091mL、0.646mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インダゾール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.318g、1.291mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(1.291mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、0.004g(1%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):358(M+H)。ESI/APCI(−):356(M−H)。
【0536】
実施例165:1−(ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノンの調製
1−(ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.110g、0.408mmol)及びトリエチルアミン(0.080mL、0.574mmol)の混合物、ベンゾ[b]チオフェン−3−カルバルデヒド(0.140g、0.863mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチレン)−2−メトキシピリジン−4−アミン(0.856mmol)の混合物から65℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(50%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のエタノール及びヘプタンからの析出によって、ピンク色の固体として0.022g(6%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):415(M+H)。
【0537】
実施例166:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:アルゴン雰囲気下において0℃で冷却した1,2−ジクロロエタン(10mL)及びニトロメタン(10mL)の混合物中の1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン(0.400g、3.386mmol)の溶液に、ジクロロ(メトキシ)メタン(1.544mL、16.92mmol)及び三塩化アルミニウム(1.500g、11.25mmol)を1時間かけて添加した。添加後、水及び飽和重炭酸ナトリウム溶液を添加することによって反応を停止させた。反応混合物をジクロロメタン及びエタノール(9/1、6×100mL)の溶液で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮して、0.295g(60%)の1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−カルバルデヒドを得て、これを更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):147(M+H)。ESI/APCI(−):145(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.01(1H,s);8.88(1H,s);8.50(1H,s);8.33(1H,d);8.00(1H,d)。
【0538】
工程2:3−ホルミル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(5mL)中の1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−カルバルデヒド(0.295g、2.019mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.529g、2.019mmol)及びDMAP(0.025g、0.202mmol)から調製し、固体として0.411g(83%)の所望の化合物を得た。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.13(1H,s);9.32(1H,s);8.86(1H,s);8.51(1H,d);8.07(1H,d)、1.69(9H,s)。
【0539】
工程3:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.246g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる第2の精製及びジエチルエーテルからの析出によって、固体として0.055g(14%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):358(M+H)。ESI/APCI(−):356(M−H)。
【0540】
実施例167:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:アルゴン雰囲気下において0℃で冷却した1,2−ジクロロエタン(10mL)及びニトロメタン(10mL)の混合物中の1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(0.400g、3.386mmol)の溶液に、ジクロロ(メトキシ)メタン(1.544mL、16.92mmol)及び三塩化アルミニウム(1.500g、11.25mmol)を1時間かけて添加した。添加後、水及び飽和重炭酸ナトリウム溶液を添加することによって反応を停止させた。反応混合物をジクロロメタン及びエタノール(9/1、6×100mL)の溶液で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮して、0.333g(67%)の1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−3−カルバルデヒドを得て、これを更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):147(M+H)。ESI/APCI(−):145(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.00(1H,s);9.29(1H,s);8.42(1H,s);8.35(1H,d);7.53(1H,d)。
【0541】
工程2:3−ホルミル−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(5mL)中の1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−3−カルバルデヒド(0.330g、2.258mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.591g、2.708mmol)及びDMAP(0.027g、0.226mmol)から調製し、褐色固体として0.374g(67%)の所望の化合物を得た。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.12(1H,s);9.33(1H,s);8.77(1H,s);8.57(1H,d);8.02(1H,d);1.63〜1.74(9H,m)。
【0542】
工程3:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.246g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる第2の精製、及びジエチルエーテルからの析出によって、固体として0.056g(14%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):358(M+H)。ESI/APCI(−):356(M−H)。
【0543】
実施例168:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:ジオキサン(5mL)中の2−アミノ−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ−[2,3−c]ピリジン−3−カルボン酸エチル(1.000g、4.161mmol)の懸濁液に、濃塩酸溶液(3.200mL、38.40mmol)を添加した。−5℃まで冷却した後、水(0.5mL)中の亜硝酸ナトリウム(0.316g、4.580mmol)の溶液を添加した。得られた黒色反応混合物を−5℃で40分間撹拌した後、0℃で冷却した50%オルトリン酸溶液(9mL)及びジエチルエーテル(9mL)の混合物に少量ずつ添加した。反応混合物を室温まで加温し、室温で一晩撹拌した。反応混合物を混合氷/1N水酸化ナトリウム溶液に慎重に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機相を水及びブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(5%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色油として0.431g(46%)の6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−3−カルボン酸エチルを得た。ESI/APCI(+):226(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.12(1H,s);4.23(2H,q);3.53(2H,s);2.85(2H,t);2.61(2H,t);2.35(3H,s);1.28(3H,s)。
【0544】
工程2:ジエチルエーテル(20mL)中の水素化リチウムアルミニウム(0.110g、2.899mmol)の懸濁液を30分間還流した。室温まで冷却した後、ジエチルエーテル(6mL)中の6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−3−カルボン酸エチル(0.580g、2.574mmol)の溶液を添加した。反応混合物を5.5時間還流させた。室温まで冷却した後、反応混合物を酢酸エチルで希釈して、1N水酸化ナトリウム溶液で洗浄した。相が分離された。水相を酢酸エチルで2回抽出した。有機相を合わせて、水及びブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧で濃縮して、0.415gの(6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−3−イル)メタノールを得て、これを更に精製することなく次の工程に使用した。ESI/APCI(+):184(M+H)。
【0545】
ジクロロメタン(18mL)中の(6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−3−イル)メタノール(粗製;2.264mmol)の溶液に、ジクロロメタン(5.700mL、2.750mmol)中の15%デス−マーチンペリオジナン溶液を添加した。室温で5時間後、ジクロロメタン(1.000mL、0.480mmol)中の15%デス−マーチンペリオジナン溶液を更に添加して、反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物をジエチルエーテルで希釈して、1N水酸化ナトリウム溶液を添加した。室温で15分後、相が分離された。有機相を1N水酸化ナトリウム溶液、水及びブラインで洗浄して、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(5%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色固体として0.235g(2段階で50%)の6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−3−カルバルデヒドを得た。ESI/APCI(+):182(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ9.87(1H,s);8.41(1H,s);3.55(2H,s);2.86(2H,m);2.51(2H,t);2.36(3H,s)。
【0546】
工程3:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.117g、0.554mmol)及びトリエチルアミン(0.039mL、0.281mmol)の混合物、6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−3−カルバルデヒド(0.100g、0.552mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.117g、0.554mmol)の混合物から70℃で24時間加熱して調製した。残渣を、メタノール中のメタノールの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー及び溶離液としてジクロロメタン中の10%メタノールを用いた分取TLC、及び分取HPLC(XBridgeカラム、方法4)によって精製して、黄色固体として0.023g(11%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):393(M+H);415(M+Na)。ESI/APCI(−):391(M−H)。
【0547】
実施例169:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、1−メチル−1H−インダゾール−3−カルバルデヒド(0.160g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(1.000mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、白色固体として0.139g(37%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):372(M+H)。
【0548】
実施例170:1−(インドリン−1−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:ジクロロメタン(5mL)中のインドリン(0.050mL、0.444mmol)の溶液に、炭酸カリウム(0.262g、1.896mmol)及びα−クロロフェニルアセチルクロリド(0.150mL、0.952mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、2−クロロ−1−(インドリン−1−イル)−2−フェニルエタノンを得て、これを更に精製することなく次の工程に使用した。ESI/APCI(+):272(M+H);294(M+Na)。
【0549】
工程2:アセトニトリル(2mL)中の2−クロロ−1−(インドリン−1−イル)−2−フェニルエタノン(粗製;0.444mmol)、3−メトキシアニリン(0.100mL、0.893mmol)及びDIPEA(0.100mL、0.514mmol)の混合物にマイクロ波オーブンにおいて120℃で30分間マイクロ波を照射した。反応混合物を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→40%)を用いたフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、白色固体として0.043g(2工程で27%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):359(M+H);381(M+Na)。
1H NMR(CDCl
3):δ8.26(1H,m);7.50(1H,m);7.17〜7.36(8H,m);7.03(1H,m);6.21〜6.27(2H,m);5.21(1H,s);4.26(1H,m);3.92(1H,m);3.73(3H,s);3.08〜3.30(2H,m)。
【0550】
実施例171:1−(7−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(7−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.163g、0.604mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、7−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.277g、1.052mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(1.046mmol)の溶液から60℃で48時間加熱して調製した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ジイソプロピルエーテル及び酢酸エチルからの析出による更なる精製によって、黄色固体として0.042g(11%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):375(M+H)。ESI/APCI(−):373(M−H)。
【0551】
実施例172:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール中の3,5−ジメトキシ−N−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アニリンの溶液を、エタノール(0.5mL)中の6−メトキシニコチンアルデヒド(0.139g、1.014mmol)及び3,5−ジメトキシアニリン(0.158g、1.031mmol)の溶液を60℃で18時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):273(M+H)。
【0552】
工程2:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.160g、0.593mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、5−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.290g、1.102mmol)、並びにエタノール(2mL)中の3,5−ジメトキシ−N−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アニリン(1.014mmol)の溶液から60℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの析出によって、白色固体として0.043g(9%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):436(M+H)。ESI/APCI(−):434(M−H)。
【0553】
実施例173:2−((2−フルオロピリジン−4−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:エタノール中のN−ベンジリデン−2−フルオロピリジン−4−アミンの溶液を、エタノール(0.5mL)中のベンズアルデヒド(0.115mL、1.138mmol)及び4−アミノ−2−フルオロピリジン(0.130g、1.160mmol)の溶液を60℃で18時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):201(M+H)。
【0554】
工程2:2−((2−フルオロピリジン−4−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.158g、0.586mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.311g、1.268mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中のN−ベンジリデン−2−フルオロピリジン−4−アミン(1.138mmol)の溶液から60℃で96時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、白色固体として0.035g(9%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):346(M+H)。ESI/APCI(−):344(M−H)。
【0555】
実施例174:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(1−((テトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)−1H−インドール−3−イル)エタノンの調製
工程1:0℃で冷却したDMF(5mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.200g、0.741mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中60%分散液;0.053g、1.333mmol)を添加した。反応混合物を室温で0.5時間撹拌した。テトラヒドロフラン−3−スルホニルクロリド(0.253g、1.483mmol)及びDMAP(0.005g、0.037mmol)を添加して、反応混合物を室温で3時間撹拌した。水を添加して、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、固体として0.299g(100%)の2−クロロ−2−フェニル−1−(1−((テトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)−1H−インドール−3−イル)エタノンを得た。ESI/APCI(+):404(M+H)。ESI/APCI(−):402(M−H)。
【0556】
工程2:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(1−((テトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)−1H−インドール−3−イル)エタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(1mL)中の2−クロロ−2−フェニル−1−(1−((テトラヒドロフラン−3−イル)スルホニル)−1H−インドール−3−イル)エタノン(0.100g、0.248mmol)及びm−アニシジン(0.277mL、2.474mmol)からマイクロ波オーブンにおいて100℃で30分間マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(2%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、ベージュ色の固体として0.058g(48%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):491(M+H)。ESI/APCI(−):489(M−H)。
【0557】
実施例175:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−((1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)スルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:0℃で冷却したDMF(5mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.200g、0.741mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中、60%分散液;0.053g、1.333mmol)を添加した。反応混合物を室温で0.5時間撹拌した。1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリド(0.268g、1.484mmol)及びDMAP(0.005g、0.037mmol)を添加して、反応混合物を室温で3時間撹拌した。水を添加して、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、固体として0.301g(98%)の2−クロロ−1−(1−((1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)スルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):414(M+H);436(M+Na)。ESI/APCI(−):412(M−H)。
【0558】
工程2:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−((1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)スルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(1.5mL)中の2−クロロ−1−(1−((1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)スルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.166g、0.402mmol)及びm−アニシジン(0.449mL、4.011mmol)からマイクロ波オーブンにおいて100℃で30分間マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、ベージュ色の固体として0.058g(29%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):501(M+H)。ESI/APCI(−):499(M−H)。
【0559】
実施例176:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(1mL)中の2−クロロ−1−(1−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.125g、0.381mmol)及び3,5−ジメトキシアニリン(0.584g、3.813mmol)からマイクロ波オーブンにおいて130℃で15分間マイクロ波を照射して調製した。残渣を、ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(2%→20%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、白色固体として0.022g(13%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):445(M+H)。
【0560】
実施例177:1−(1−(エチルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:0℃で冷却したDMF(5mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.200g、0.741mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中、60%分散液;0.053g、1.333mmol)を添加した。反応混合物を室温で0.5時間撹拌した。塩化エタンスルホニル(0.141mL、1.480mmol)及びDMAP(0.005g、0.037mmol)を添加して、反応混合物を室温で3時間撹拌した。水を添加して、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(2%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.247g(92%)の2−クロロ−1−(1−(エチルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):362(M+H)。ESI/APCI(−):360(M−H)。
【0561】
工程2:1−(1−(エチルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(1.5mL)中の2−クロロ−1−(1−(エチルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.130g、0.359mmol)及びm−アニシジン(0.402mL、3.591mmol)からマイクロ波オーブンにおいて100℃で45分間マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中のジクロロメタンの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.039g(25%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):449(M+H)。ESI/APCI(−):447(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ9.15(1H,s);8.23(1H,d);7.87(1H,d);7.62(2H,d);7.43(2H,m);7.25〜7.35(2H,m);7.14〜7.24(1H,m);6.89〜6.98(1H,m);6.39〜6.53(3H,m);6.28〜6.38(1H,m);6.12(1H,d);3.68〜3.87(2H,m);3.63(3H,s);1.03(3H,t)。
【0562】
実施例178:1−(5−フルオロ−1−(メチルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:0℃で冷却したDMF(5mL)中の2−クロロ−1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.200g、0.695mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中、60%分散液;0.053g、1.333mmol)を添加した。反応混合物を室温で0.5時間撹拌した。塩化メシル(0.108mL、1.395mmol)及びDMAP(0.005g、0.037mmol)を添加して、反応混合物を室温で3時間撹拌した。水を添加して、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(2%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、固体として0.219g(86%)の2−クロロ−1−(5−フルオロ−1−(メチルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):366(M+H)。ESI/APCI(−):364(M−H)。
【0563】
工程2:1−(5−フルオロ−1−(メチルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(1mL)中の2−クロロ−1−(5−フルオロ−1−(メチルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.130g、0.355mmol)及びm−アニシジン(0.398mL、3.555mmol)からマイクロ波オーブンにおいて100℃で45分間マイクロ波を照射して調製した。残渣を、ヘプタン中のジクロロメタンの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(2%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製によって、ベージュ色の固体として0.030g(18%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):453(M+H)。ESI/APCI(−):451(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ9.22(1H,s);7.85〜7.96(2H,m);7.62(2H,d);7.32(3H,m);7.15〜7.26(1H,m);6.93(1H,t);6.39〜6.50(3H,m);6.27〜6.35(1H,m);6.13(1H,d);3.69(3H,s);3.63(3H,s)。
【0564】
実施例179:1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノンの調製
1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(0.4mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.067g、0.248mmol)及びトリエチルアミン(0.035mL、0.248mmol)の混合物、6−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.158g、0.600mmol)、並びにエタノール(0.735mL)中の3−メトキシ−N−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アニリン(0.503mmol)の溶液から70℃で113時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の溶離液としてジクロロメタン中のメタノール(5%)を用いた分取TLCによる精製によって、黄色固体として0.032g(16%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):406(M+H);428(M+Na)。ESI/APCI(−):404(M−H)。
【0565】
実施例180:2−(6−フルオロピリジン−3−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:エタノール中のN−((6−フルオロピリジン−3−イル)メチレン)−3−メトキシアニリンの溶液を、エタノール(0.5mL)中の6−フルオロニコチンアルデヒド(0.131g、1.047mmol)及び3−メトキシアニリン(0.120mL、1.074mmol)の溶液を60℃で4時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):231(M+H)。
【0566】
工程2:2−(6−フルオロピリジン−3−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.160g、0.593mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.281g、1.146mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中のN−((6−フルオロピリジン−3−イル)メチレン)−3−メトキシアニリン(1.047mmol)の溶液から60℃で16時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、黄色固体として0.123g(31%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):376(M+H)。ESI/APCI(−):374(M−H)。
【0567】
実施例181:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(2−メトキシピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール中の3−メトキシ−N−((2−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アニリンの溶液を、エタノール(0.5mL)中の2−メトキシニコチンアルデヒド(0.141g、1.028mmol)及び3−メトキシアニリン(0.122g、1.088mmol)の溶液を60℃で18時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):243(M+H)。
【0568】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(2−メトキシピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.156g、0.578mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.294g、1.199mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中の3−メトキシ−N−((2−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アニリン(1.028mmol)の溶液から60℃で16時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の水中のアセトニトリルの勾配(30%→100%)を用いたC18逆相カラムでの固相抽出による精製によって、黄色発泡体として0.105g(26%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):388(M+H)。ESI/APCI(−):386(M−H)。
【0569】
実施例182:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:0℃で冷却したDMF(5mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.200g、0.741mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中の60%分散液;0.053g、1.333mmol)を添加した。反応混合物を室温で0.5時間撹拌した。4−(2−ブロモエチル)モルホリン(0.287g、1.479mmol)及びDMAP(0.005g、0.037mmol)を添加して、反応混合物を室温で一晩撹拌した。水を添加して、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→5%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、油として0.198g(70%)の2−クロロ−1−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):383(M+H);405(M+Na)。ESI/APCI(−):381(M−H)。
【0570】
工程2:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(1mL)中の2−クロロ−1−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.130g、0.261mmol)及びm−アニシジン(0.402mL、3.591mmol)からマイクロ波オーブンにおいて150℃で15分間マイクロ波を照射して調製した。残渣を、ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法4)によって、ベージュ色の固体として0.019g(15%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):470(M+H)。ESI/APCI(−):468(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.95(1H,s);8.17(1H,d);7.57(3H,m);7.15〜7.35(5H,m);6.92(1H,t);6.32(3H,m);6.11(1H,d);6.02(1H,d);4.40(2H,m);3.62(3H,s);3.52(4H,m);3.37(2H,m);2.74(2H,m);2.40(3H,m)。
【0571】
実施例183:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(1−(ピペリジン−4−イルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)エタノンの調製
工程1:0℃で冷却したDMF(5mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.200g、0.741mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中、60%分散液;0.053g、1.333mmol)を添加した。反応混合物を室温で0.5時間撹拌した。4−(クロロスルホニル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(0.471g、1.482mmol)及びDMAP(0.005g、0.037mmol)を添加して、反応混合物を室温で3時間撹拌した。水を添加して、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.320g(78%)の4−((3−(2−クロロ−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−1−イル)スルホニル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルを得た。ESI/APCI(+):551(M+H);573(M+Na)。ESI/APCI(−):549(M−H)。
【0572】
工程2:4−((3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−1−イル)スルホニル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(1mL)中の4−((3−(2−クロロ−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−1−イル)スルホニル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(0.150g、0.272mmol)及びm−アニシジン(0.304mL、2.724mmol)からマイクロ波オーブンにおいて150℃で15分間マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(2%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.068g(39%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):638(M+H);660(M+Na)。ESI/APCI(−):636(M−H)。
【0573】
工程3:メタノール(1mL)及びTHF(0.5mL)の混合物中の4−((3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−1−イル)スルホニル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(0.135g、0.212mmol)、ギ酸アンモニウム(0.047g、0.741mmol)及び水酸化パラジウム(0.003g、0.021mmol)の混合物に、マイクロ波オーブンにおいて100℃で10分間マイクロ波を照射した。混合物をセライトのパッドで濾過して、濾液を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法4)によって、ベージュ色の固体として0.009g(8%)の2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(1−(ピペリジン−4−イルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)エタノンを得た。ESI/APCI(+):504(M+H)。ESI/APCI(−):502(M−H)。
【0574】
実施例184:4−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)−2−メトキシベンゾニトリルの調製
工程1:4−(ベンジリデンアミノ)−2−メトキシベンゾニトリルを、一般手順Iに従ってベンズアルデヒド(0.102mL、1.004mmol)及び4−アミノ−2−メトキシベンゾニトリル(0.148g、0.999mmol)から定量的に調製した。
【0575】
工程2:4−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)−2−メトキシベンゾニトリルを、一般手順Kに従って、エタノール(2mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、1.000mmol)、並びにエタノール(1mL)中の4−(ベンジリデンアミノ)−2−メトキシベンゾニトリル(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ヘプタン中のジクロロメタンの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製、その後のジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.100g(26%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):382(M+H)。ESI/APCI(−):380(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.25(1H,br s);8.89(1H,s);8.17(1H,d);7.65(2H,d);7.46(2H,t);7.12〜7.38(6H,m);6.63(1H,br s);6.49(1H,d);6.24(1H,d);3.76(3H,s)。
【0576】
実施例185:1−(5−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:ジクロロメタン(4mL)中の(1H−インドール−5−イル)メタノール(0.253g、1.719mmol)、トリエチルアミン(0.479mL、3.437mmol)及びDMAP(0.021g、0.172mmol)の溶液に、TBDMSCl(0.285g、1.891mmol)を添加して、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリウム溶液とで分配した。層を分離して、水層を酢酸エチルで抽出した。有機相を合わせて、0.5N塩酸溶液及びブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮して、0.370g(82%)の5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−1H−インドールを得た。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.95(1H,br s);7.39(1H,s);7.20〜7.31(2H,m);6.96(1H,d);6.32(1H,s);4.67(2H,s);3.27(6H,s);0.83(9H,s)。
【0577】
工程2:1−(5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−1H−インドール−3−イル)−2−クロロ−2−フェニルエタノンを、一般手順Aに従って、55℃のトルエン(4mL)中のα−クロロフェニルアセチルクロリド(0.208mL、1.415mmol)、5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−1H−インドール(0.370g、1.415mmol)及びピリジン(0.114mL、1.415mmol)から調製した。析出後に得られた固体をアセトニトリルから再結晶化して、ピンク色の固体として0.183g(31%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(−):412、414(M−H)。
【0578】
工程3:1−(5−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(1mL)中の1−(5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−1H−インドール−3−イル)−2−クロロ−2−フェニルエタノン(0.100g、0.242mmol)及び3−メトキシアニリン(0.541mL、4.832mmol)からマイクロ波オーブンにおいて150℃で30分間マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法5)によって、0.002g(2%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):387(M+H)。ESI/APCI(−):385(M−H)。
【0579】
実施例186:3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1−メチル−6,7−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチルの調製
3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1−メチル−6,7−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.117g、0.433mmol)及びトリエチルアミン(0.061mL、0.433mmol)の混合物、3−ホルミル−1−メチル−6,7−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチル(0.230g、0.867mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.867mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.235g(57%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):477(M+H)。
【0580】
実施例187:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−イル)−2−フェニルエタノン塩酸塩の調製
0℃で冷却したジオキサン(2mL)中の3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1−メチル−6,7−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチル(0.235g、0.493mmol)の溶液に、ジオキサン(5.000mL、20.00mmol)中の4N塩化水素溶液を滴加した。反応混合物を室温まで加温して、室温で30分間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣をジエチルエーテルでトリチュレートして(triturated)、得られた固体を濾過して、酸化リン(V)上において減圧下で乾燥させ、緑色固体として0.104(48%)の2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−イル)−2−フェニルエタノン塩酸塩を得た。ESI/APCI(+):377(M+H)。ESI/APCI(−):375(M−H)。
【0581】
実施例188:1−(7−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:−15℃で冷却したジクロロメタン(2mL)中のDMF(0.600mL、7.749mmol)の溶液に、オキシ塩化リン(0.350mL、3.755mmol)を滴加した。−15℃で15分後、ジクロロメタン(1.5mL)中の7−メトキシ−1H−インドール(0.498g、3.384mmol)の溶液を添加した。反応混合物を室温まで加温して、室温で一晩撹拌した。反応混合物を1M水酸化ナトリウム溶液で塩基性化して、ジクロロメタンで抽出した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。溶離液としてヘプタン中の酢酸エチル(50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、緑色固体として0.346g(58%)の7−メトキシ−1H−インドール−3−カルバルデヒドを得た。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.31(1H,br s);9.92(1H,s);8.17(1H,s);7.65(1H,d);7.14(1H,t);6.84(1H,d);3.94(3H,s)。
【0582】
3−ホルミル−7−メトキシ−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(6mL)中の7−メトキシ−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.346g、1.975mmol)、ジ−tert−ブチルジカルボキシレート(0.552g、2.529mmol)及びDMAP(0.032g、0.262mmol)から調製し、橙色固体として0.505g(93%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):276(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.03(1H,s);8.59(1H,s);7.74(1H,d);7.73(1H,t);7.05(1H,d);3.92(3H,s);1.61(9H,s)。
【0583】
工程3:1−(7−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従ってエタノール中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.161g、0.597mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−7−メトキシ−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.297g、1.079mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(1.037mmol)の溶液から60℃で16時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、黄色固体として0.018g(4%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):387(M+H)。ESI/APCI(−):385(M−H)。
【0584】
実施例189:1−(1,5−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
THF(2mL)中の2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−イル)−2−フェニルエタノン塩酸塩(0.086g、0.208mmol)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(0.087mL、0.625mmol)、ホルムアルデヒド(0.047mL、0.625mmol)、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(0.132g、0.625mmol)、1滴の酢酸を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌し、減圧下で濃縮した。残渣をジクロロメタンに溶解し、メタノールと25%水酸化アンモニウム溶液との混合物(9/1)を添加した。析出物を濾過して、ジクロロメタンで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノール/25%水酸化アンモニウム(9/1)の勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.030g(35%)の1−(1,5−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):391(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ7.51(2H,d);7.27〜7.36(2H,m);7.18〜7.26(1H,m);6.92(1H,t);6.33〜6.44(1H,m);6.18〜6.32(3H,m);6.12(1H,d);3.84(3H,s);3.61(3H,s);3.37〜3.51(2H,m);2.53〜2.75(4H,m);2.32(3H,s)。
【0585】
実施例190:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:3−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(10mL)中の7−メチル−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.500g、3.141mmol)、ジ−tert−ブチルジカルボキシレート(0.910g、4.170mmol)及びDMAP(0.057g、0.467mmol)から調製し、ベージュ色の固体として0.790g(97%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):260(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.05(1H,s);8.65(1H,s);8.03(1H,d);7.28(2H,m);2.54(3H,s);1.64(9H,s)。
【0586】
工程2:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.145g、0.537mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.280g、1.080mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.989mmol)の溶液から60℃で16時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、黄色固体として0.019g(5%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):371(M+H)。ESI/APCI(−):369(M−H)。
【0587】
実施例191:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:3−ホルミル−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(7.5mL)中の6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルバルデヒド(0.481g、3.003mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.786g、3.601mmol)及びDMAP(0.037g、0.300mmol)から調製し、0.753g(96%)の所望の化合物を得た。
【0588】
工程2:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.556mmol)及びトリエチルアミン(0.075mL、0.541mmol)の混合物、3−ホルミル−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.260g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって調製した。溶離液としてヘプタン中の酢酸エチル(55%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製によって、白色固体として0.058g(15%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):372(M+H)。ESI/APCI(−):370(M−H)。
【0589】
実施例192:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール中の3−メトキシ−N−((6−メチルピリジン−3−イル)メチレン)アニリンの溶液を、エタノール(0.5mL)中の6−メチルニコチンアルデヒド(0.126g、1.023mmol)及び3−メトキシアニリン(0.125g、1.131mmol)の溶液を60℃で18時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):227(M+H)。ESI/APCI(−):225(M−H)。
【0590】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.400mL、2.886mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.270g、1.101mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中の3−メトキシ−N−((6−メチルピリジン−3−イル)メチレン)アニリン(1.023mmol)の溶液から60℃で48時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のメタノールからの析出によって、ベージュ色の固体として0.021g(6%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):372(M+H)。ESI/APCI(−):370(M−H)。
【0591】
実施例193:1−(5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:0℃で冷却した1,2−ジクロロエタン(10mL)及びニトロメタン(10ml)の混合物中の5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(0.545g、4.004mmol)の溶液に、アルゴン雰囲気下でジクロロ(メトキシ)メタン(1.825mL、20.00mmol)及び三塩化アルミニウム(1.600g、12.00mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した。水及び飽和重炭酸ナトリウム溶液を添加することによって反応を停止させた。反応混合物をジクロロメタンとエタノールとの混合物(9/1)で抽出した。有機層をブラインで洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮して、褐色固体として0.503g(77%)の5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルバルデヒドを得た。ESI/APCI(−):163(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.88(1H,br s);9.94(1H,s);8.57(1H,d);8.37〜8.42(1H,m);8.40(1H,br s);8.18(1H,dd)。
【0592】
工程2:5−フルオロ−3−ホルミル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(7.5mL)中の5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルバルデヒド(0.497g、3.028mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.793g、3.633mmol)及びDMAP(0.037g、0.303mmol)から調製し、褐色固体として0.687g(86%)の所望の化合物を得た。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.06(1H,s);8.89(1H,s);8.54(1H,d);8.25(1H,dd);1.66(9H,s)。
【0593】
工程3:1−(5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.556mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、5−フルオロ−3−ホルミル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.264g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.998mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、白色固体として0.034g(9%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):376(M+H)。ESI/APCI(−):374(M+H)。
【0594】
実施例194:1−(5−((ジメチルアミノ)メチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:THF(5.170mL、10.34mmol)中の1H−インドール−5−カルバルデヒド(1.000g、6.889mmol)の溶液、2Mジメチルアミン溶液、酢酸(2.370mL、41.40mmol)、及びTHF(20mL)中の水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(3.650g、17.22mmol)を75℃まで3時間加熱した。反応混合物を濾過して濾液を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノール/25%水酸化アンモニウム(9/1)の勾配(0%→12%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.657g(55%)の1−(1H−インドール−5−イル)−N,N−ジメチルメタンアミンを得た。ESI/APCI(+):175(M+H)。
【0595】
工程2:0℃で冷却したDMF(2mL)に、オキシ塩化リン(0.520mL、5.579mmol)を滴加して、反応混合物を0℃で30分間撹拌した。DMF(5mL)中の1−(1H−インドール−5−イル)−N,N−ジメチルメタンアミン(0.486g、2.789mmol)の溶液を冷ビルスマイヤー試薬に滴加して、反応混合物を室温で3時間撹拌した。懸濁液を氷水混合物に注ぎ、1N水酸化ナトリウム溶液で中和した。水層をジクロロメタンとエタノールとの混合物(9/1)及び酢酸エチルで抽出した。有機相を合わせて、減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.365g(65%)の5−((ジメチルアミノ)メチル)−1H−インドール−3−カルバルデヒドを得た。ESI/APCI(+):203(M+H)。
【0596】
工程3:5−((ジメチルアミノ)メチル)−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(5mL)中の5−((ジメチルアミノ)メチル)−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.365g、1.805mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.473g、2.166mmol)及びDMAP(0.022g、0.180mmol)から調製し、0.112g(21%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):303(M+H)。
【0597】
工程5:1−(5−((ジメチルアミノ)メチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.050g、0.185mmol)及びトリエチルアミン(0.026mL、0.188mmol)の混合物、5−((ジメチルアミノ)メチル)−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.112g、0.370mmol)、並びにエタノール(0.5mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.369mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。残渣を、ジクロロメタン中のメタノール/25%水酸化アンモニウム(9/1)の勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー、その後の溶離液としてジクロロメタン中のメタノール(10%)を用いた分取TLCによる精製によって精製した。分取HPLCによる更なる精製(XBridgeカラム、方法5)、その後の溶離液としてジクロロメタン中のメタノール/25%水酸化アンモニウム(9/1)(10%)を用いた分取TLCによる精製によって、0.001g(1%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):414(M+H)。ESI/APCI(−):412(M−H)。
【0598】
実施例195:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(メチルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:ジオキサン(10mL)中の5−(メチルスルホニル)インドリン(0.450g、2.281mmol)の溶液に、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノベンゾキノン(0.777g、3.423mmol)を添加した。反応混合物を80℃で2時間加熱した。室温まで冷却した後、反応混合物を濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製によって、白色固体として0.210g(47%)の5−メチルスルホニル−1H−インドールを得た。ESI/APCI(+):196(M+H);218(M+Na)。ESI/APCI(−):194(M−H)。
【0599】
工程2:5−(メチルスルホニル)−1H−インドール−3−カルバルデヒドを、一般手順Rに従って、ジクロロメタン(8mL)中の塩化オキサリル(0.107mL、1.231mmol)の溶液、DMF(0.095mL、1.228mmol)、及び5−(メチルスルホニル)−1H−インドール(0.200g、1.024mmol)から調製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.155g(84%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):224(M+H);246(M+Na)。ESI/APCI(−):222(M−H)。
【0600】
工程3:ジクロロメタン(10mL)中の5−(メチルスルホニル)−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.155g、0.694mmol)の溶液に、ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.182g、0.831mmol)、DMAP(0.017g、0.139mmol)及びトリエチルアミン(0.116mL、0.833mmol)を添加した。15分間撹拌した後、反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で希釈してジクロロメタンで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.198g(88%)の3−ホルミル−5−(メチルスルホニル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。ESI/APCI(+):324(M+H);346(M+Na)。
【0601】
工程4:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(メチルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般方法Kに従って、エタノール(2mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.093g、0.345mmol)及びトリエチルアミン(0.042mL、0.313mmol)の混合物、3−ホルミル−5−(メチルスルホニル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.198g、0.612mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.610mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの析出によって、帯黄色の固体として0.070g(26%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):435(M+H)。ESI/APCI(−):433(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ9.11(1H,s);8.73(1H,s);7.70〜7.81(2H,m);7.67(2H,d);7.27〜7.38(2H,m);7.23(1H,m);6.95(1H,t);6.35〜6.49(3H,m);6.16(2H,m);3.65(3H,s);3.17(3H,s)。
【0602】
実施例196:1−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシ−フェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:−15℃に冷却したジクロロメタン(2.5mL)中のDMF(0.670mL、8.653mmol)の溶液に、オキシ塩化リン(0.400mL、4.291mmol)を滴加した。−15℃で15分後、ジクロロメタン(2mL)中の4−フルオロ−1H−インドール(0.500g、3.700mmol)の溶液を添加した。反応混合物を室温まで加温して、室温で一晩撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム溶液を添加して、反応混合物をジクロロメタンで抽出した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。溶離液としてヘプタン中の酢酸エチル(50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.144g(24%)の4−フルオロ−1H−インドール−3−カルバルデヒドを得た。ESI/APCI(+):164。ESI/APCI(−):162(M−H)。
【0603】
工程2:4−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(3mL)中の4−フルオロ−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.164g、1.005mmol)、ジ−tert−ブチルジカルボキシレート(0.301g、1.379mmol)及びDMAP(0.032g、0.261mmol)から調製し、ベージュ色の固体として0.230g(87%)の所望の産物を得た。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.08(1H,s);8.59(1H,s);8.00(1H,d);7.46(1H,dt);7.22(1H,t);1.66(9H,s)。
【0604】
工程3:1−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.110g、0.408mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、4−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.230g、0.874mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.809mmol)の溶液から60℃で72時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、ベージュ色の固体として0.021g(7%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):375(M+H)。ESI/APCI(−):373(M−H)。
【0605】
実施例197:1−(4−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:3−ホルミル−4−メトキシ−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(7mL)中の4−メトキシ−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.400g、2.283mmol)、ジ−tert−ブチルジカルボキシレート(0.600g、2.749mmol)及びDMAP(0.030g、0.246mmol)から調製し、ベージュ色の固体として0.537g(85%)の所望の産物を得た。APCI/ESCI(+):276(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.43(1H,s);8.19(1H,s);7.77(1H,d);7.40(1H,t);7.00(1H,d);3.98(3H,s);1.66(9H,s)。
【0606】
工程2:1−(4−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.115g、0.426mmol)及びトリエチルアミン(0.085mL、0.610mmol)の混合物、3−ホルミル−4−メトキシ−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.252g、0.915mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.800mmol)の溶液から60℃で16時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、黄色発泡体として0.031g(10%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):387(M+H)。ESI/APCI(−):385(M−H)。
【0607】
実施例198:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:N−ベンジリデン−3,5−ジメトキシアニリンを、一般手順Iに従って、ベンズアルデヒド(0.101mL、0.999mmol)及び3,5−ジメトキシアニリン(0.153g、0.999mmol)から定量的に調製した。
【0608】
工程2:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.504mmol)の混合物、3−ホルミル−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.260g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3,5−ジメトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で4日間加熱して調製した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。溶離液としてヘプタン中の酢酸エチル(60%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法5)によって、白色固体として0.016g(4%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):402(M+H)。ESI/APCI(−):400(M−H)。
【0609】
実施例199:4−(1−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソエチル)ベンゾニトリルの調製
工程1:エタノール中の4−(((3,5−ジメトキシフェニル)イミノ)メチル)ベンゾニトリルの溶液を、エタノール(0.5mL)中の4−ホルミルベンゾニトリル(0.132g、1.007mmol)及び3,5−ジメトキシアニリン(0.166g、1.084mmol)の溶液を60℃で18時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):267(M+H)。ESI/APCI(−):265(M−H)。
【0610】
工程2:4−(1−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソエチル)ベンゾニトリルを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.270g、1.101mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中の4−(((3,5−ジメトキシフェニル)イミノ)メチル)ベンゾニトリル(1.007mmol)の溶液から60℃で16時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→60%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のメタノール及び水からの析出によって、黄色粉末として0.102g(25%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):412(M+H)。ESI/APCI(−):410(M−H)。
【0611】
実施例200:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、5−フルオロ−3−ホルミル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.264g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3,5−ジメトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。溶離液としてヘプタン中の酢酸エチル(55%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法5)によって、白色固体として0.003g(1%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):406(M+H)。ESI/APCI(−):404(M−H)。
【0612】
実施例201:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール(1mL)中の4−フルオロベンズアルデヒド(0.124g、0.999mmol)及び3,5−ジメトキシアニリン(0.153g、0.999mmol)の溶液を60℃で一晩加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮して、N−(4−フルオロベンジリデン)−3,5−ジメトキシアニリンを定量的に得て、これを更に精製することなく次の工程に使用した。
【0613】
工程2:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(2mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.069mL、0.498mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−(4−フルオロベンジリデン)−3,5−ジメトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、ベージュ色の固体として0.008g(2%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):405(M+H)。ESI/APCI(−):403(M−H)。
【0614】
実施例202:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンの調製
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンを以下で方法A及び方法Bと示される2つの異なる手順に従って調製している。
【0615】
方法A:
工程1:エタノール中の3,5−ジメトキシ−N−(ピリジン−3−イルメチレン)アニリンの溶液を、エタノール(1.5mL)中のニコチンアルデヒド(0.107g、0.999mmol)及び3,5−ジメトキシアニリン(0.153g、0.999mmol)の溶液を60℃で6時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。
【0616】
工程2:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.069mL、0.498mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1.5mL)及びジクロロメタン(1.5mL)の混合物中の3,5−ジメトキシ−N−(ピリジン−3−イルメチレン)アニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法5)によって、白色固体として0.010g(3%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):388(M+H)。ESI/APCI(−):386(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.21(1H,br s);8.94(1H,d);8.88(1H,s);8.40(1H,d);8.16(1H,d);7.96(1H,d);7.48(1H,d);7.32(1H,dd);7.12〜7.27(2H,m);6.48(1H,d);6.17(1H,d);6.06(2H,s);5.74(1H,s);3.62(6H,s)。
【0617】
方法B:
工程1:無水酢酸(1mL)中の(ピリジン−3−イル)酢酸(1.850g、10.67mmol)の混合物を封管内において85℃で1時間加熱して、インドール(1.250g、10.67mmol)を添加した。反応混合物を85℃で20分間、及び105℃で30分間加熱した。室温まで冷却した後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で塩基性化して(pH8)、酢酸エチルで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.674g(27%)の1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンを得た。ESI/APCI(+):237(M+H)。ESI/APCI(−):235(M−H)。
【0618】
工程2:2−ブロモ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Pに従って、THF(17mL)中の1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノン(0.570g、2.412mmol)の溶液、及びTHF(22mL)中のフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(0.997g、2.652mmol)の溶液から調製した。反応混合物を0℃で1時間、及び室温で一晩撹拌した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色固体として0.275g(36%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):315、317(M+H)。
【0619】
工程3:アセトニトリル(1mL)中の2−ブロモ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノン(0.050g、0.159mmol)及び3,5−ジメトキシアニリン(0.121g、0.793mmol)の混合物に、マイクロ波オーブンにおいて100℃で5分間マイクロ波を照射した。飽和重炭酸ナトリウム溶液を添加して、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→7%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。分取HPLCによる更なる精製(XBridgeカラム、方法5)、その後の酢酸エチルからの析出によって、白色固体として0.019g(31%)の2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンを得た。ESI/APCI(+):388(M+H)。ESI/APCI(−):386(M−H)。
【0620】
実施例203:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(6−モルホリノ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:0℃で冷却したピリジン(8mL)中の6−ニトロインドール(0.800g、4.934mmol)の溶液に無水酢酸(2.000mL、21.16mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルとブラインとで分配した。相が分離された。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。残渣をメタノール(40mL)及びTHF(40mL)の混合物に溶解した。10%パラジウム炭素(0.080g、0.752mmol)及びギ酸アンモニウム(2.000g、31.72mmol)を添加した。反応混合物を60℃で2時間撹拌した。室温まで冷却した後、反応混合物をセライトのパッドで濾過して、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルとブラインとで分配した。相が分離された。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色固体として0.266g(31%)の1−(6−アミノ−1H−インドール−1−イル)エタノンを得た。
【0621】
工程2:DMF(8mL)中の1−(6−アミノ−1H−インドール−1−イル)エタノン(0.260g、1.493mmol)、1−ブロモ−2−(2−ブロモエトキシ)エタン(0.415g、1.789mmol)及びDIPEA(0.766mL、4.475mmol)の混合物を90℃で一晩撹拌した。室温まで冷却した後、反応混合物を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.242g(80%)の4−(1H−インドール−6−イル)モルホリンを得た。ESI/APCI(+):203(M+H)。ESI/APCI(−):201(M−H)。
【0622】
工程3:6−モルホリノ−1H−インドール−3−カルバルデヒドを、一般手順Rに従って、ジクロロメタン(8mL)中の塩化オキサリル(0.125mL、1.438mmol)の溶液、DMF(0.111mL、1.435mmol)、及び4−(1H−インドール−6−イル)モルホリン(0.242g、1.197mmol)から調製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.228g(83%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):231(M+H)。ESI/APCI(−):229(M−H)。
【0623】
工程4:ジクロロメタン(15mL)中の6−モルホリノ−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.228g、0.990mmol)の溶液に、ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.259g、1.188mmol)、DMAP(0.024g、0.198mmol)及びトリエチルアミン(0.165mL、1.190mmol)を添加した。30分間撹拌した後、反応混合物を飽和重炭酸溶液で洗浄した。有機相を飽和塩化アンモニウム溶液で洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮して、白色固体として0.308g(94%)の3−ホルミル−6−モルホリノ−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。ESI/APCI(+):331(M+H)。
【0624】
工程5:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(6−モルホリノ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(2mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.082g、0.304mmol)及びトリエチルアミン(0.042mL、0.303mmol)の混合物、3−ホルミル−6−モルホリノ−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.200g、0.605mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.605mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、黄色固体として0.059g(22%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):442(M+H)。ESI/APCI(−):440(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ11.84(1H,br s);8.71(1H,br s);7.97(1H,d);7.62(2H,d);7.22(2H,m);7.19(1H,d);6.90(2H,m);6.86(1H,br s);6.35(2H,m);6.31(1H,d);6.10(1H,d);6.04(1H,d);3.75(4H,br s);3.62(3H,s);3.07(4H,br s)。
【0625】
実施例204:2−(イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:ジクロロメタン(7mL)中のイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−カルボン酸(0.390g、2.391mmol)の溶液に、DIPEA(1.500mL、8.589mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.505g、2.634mmol)及びヒドロキシベンゾトリアゾール(0.406g、2.651mmol)を添加した。この溶液を室温で10分間撹拌して、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(0.266g、2.727mmol)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで希釈して水で洗浄した。水相をジクロロメタンで抽出した。有機相を合わせて、飽和塩化アンモニウム溶液、飽和重炭酸ナトリウム溶液及びブラインで洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮し、黄色油として0.360g(73%)のN−メトキシ−N−メチルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−カルボキサミドを得た。ESI/APCI(+):207(M+H)。
【0626】
工程2:0℃で冷却したTHF(10mL)中のN−メトキシ−N−メチルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−カルボキサミド(0.360g、1.746mmol)の溶液に、水素化リチウムアルミニウム(0.075g、1.976mmol)を添加した。反応混合物を室温で1.5時間撹拌した。クエン酸緩衝液(pH5)溶液を添加して、反応混合物を室温で20分間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過して、固体を酢酸エチルで洗浄した。相が分離された。水相を酢酸エチルで抽出した。有機相を合わせて、ブラインで洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮して、黄色固体として0.190g(74%)のイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−カルバルデヒドを得た。ESI/APCI(+):148(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.09(1H,s);9.02(1H,s);8.69(1H,s);8.28(1H,d);7.39(1H,d)。
【0627】
工程3:エタノール中のN−(イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イルメチレン)−3−メトキシアニリンの溶液を、エタノール(2mL)中のイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−カルバルデヒド(0.124g、0.843mmol)及び3−メトキシアニリン(0.101mL、0.901mmol)の溶液を60℃で20時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):253(M+H)。
【0628】
工程4:2−(イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.120g、0.445mmol)及びトリエチルアミン(0.080mL、0.574mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.250g、1.019mmol)、並びにエタノール(2.5mL)中のN−(イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イルメチレン)−3−メトキシアニリン(0.843mmol)の溶液から60℃で72時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(50%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の酢酸エチルからの結晶化によって、白色固体として0.055g(16%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):398(M+H)。ESI/APCI(−):396(M−H)。
【0629】
実施例205:2−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:5−(((3−メトキシフェニル)イミノ)メチル)−N,N−ジメチルピリジン−2−アミンを、一般手順Iに従って6−(ジメチルアミノ)ニコチンアルデヒド(0.150g、0.999mmol)及び3−メトキシアニリン(0.112mL、1.001mmol)から定量的に調製した。
【0630】
工程2:2−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の5−(((3−メトキシフェニル)イミノ)メチル)−N,N−ジメチルピリジン−2−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の酢酸エチルからの析出によって、白色固体として0.026g(6%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):401(M+H)。ESI/APCI(−):399(M+H)。
【0631】
実施例206:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(2−メトキシピリミジン−5−イル)エタノンの調製
工程1:3−メトキシ−N−((2−メトキシピリミジン−5−イル)メチレン)アニリンを、一般手順Iに従って2−メトキシピリミジン−5−カルバルデヒド(0.138g、0.999mmol)及び3−メトキシアニリン(0.112mL、1.001mmol)から定量的に調製した。
【0632】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(2−メトキシピリミジン−5−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−((2−メトキシピリミジン−5−イル)メチレン)アニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の酢酸エチルからの析出によって、白色固体として0.093g(24%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):389(M+H)。ESI/APCI(−):387(M−H)。
【0633】
実施例207:1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノンの調製
工程1:エタノール中の5−メトキシ−N−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)ピリジン−3−アミンの溶液を、エタノール(0.25mL)中の6−メトキシニコチンアルデヒド(0.137g、0.999mmol)及び5−メトキシピリジン−3−アミン(0.124g、0.999mmol)の溶液を45℃で24時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):244(M+H);487(2M+H)。
【0634】
工程2:1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、5−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.263g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の5−メトキシ−N−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)ピリジン−3−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で4日間加熱して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、白色固体として0.095g(23%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):407(M+H)。ESI/APCI(−):405(M−H)。
【0635】
実施例208:1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノンの調製
1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、6−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.263g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の5−メトキシ−N−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)ピリジン−3−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で4日間加熱して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、白色固体として0.053g(13%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):407(M+H)。ESI/APCI(−):405(M+H)。
【0636】
実施例209:2−((3−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:0℃で冷却したジエチルエーテル(100mL)中のN,N−ジメチルエタノールアミン(2.000g、22.44mmol)の溶液に、塩化メタンスルホニル(1.910mL、24.68mmol)を滴加した。反応混合物を室温で65時間撹拌した。得られた白色固体を濾過して、ジエチルエーテルで洗浄して真空下で乾燥させ、4.460g(97%)の2−(ジメチルアミノ)エチルメタンスルホネート塩酸塩を得た。
【0637】
工程2:NMP(12mL)中の3,5−ジメトキシアニリン(2.500g、16.32mmol)の溶液にナトリウムメタンチオレート(2.290g、32.64mmol)を添加して、反応混合物を140℃まで一晩加熱した。室温まで冷却した後、反応混合物を飽和リン酸二水素ナトリウム溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、橙色の油として1.400g(62%)の3−アミノ−5−メトキシフェノールを得た。ESI/APCI(+):140(M+H)。
【0638】
工程3:0℃で冷却したDMF(25mL)中の3−アミノ−5−メトキシフェノール(0.500g、3.593mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中、60%分散液;0.316g、7.925mmol)、その後の2−(ジメチルアミノ)エチルメタンスルホネート塩酸塩(0.731g、3.593mmol)を少量ずつ添加した。反応混合物を室温で60時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム溶液を添加して、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノール/25%水酸化アンモニウム(9/1)の勾配(2%→20%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色油として0.264g(35%)の3−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−5−メトキシアニリンを得た。ESI/APCI(+):211(M+H)。
【0639】
工程4:アセトニトリル(1mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.150g、0.556mmol)及び3−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−5−メトキシアニリン(0.117g、0.556mmol)の混合物に、マイクロ波オーブンにおいて150℃で30分間マイクロ波を照射した。反応混合物を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノール/25%水酸化アンモニウム(9/1)の勾配(2%→20%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の溶離液としてジクロロメタン中のメタノール(10%)を用いた分取TLCによる精製によって、ベージュ色の固体として0.005g(18%)の2−((3−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):444(M+H)。ESI/APCI(−):442(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.14(1H,br s);8.90(1H,br s);8.16(1H,d);7.63(2H,d);7.46(1H,d);7.27(2H,m);7.19(3H,m);6.33(1H,d);5.97〜6.17(3H,m);5.71(1H,br s);3.89(2H,m);3.61(3H,s);2.55(2H,m);2.18(6H,s)。
【0640】
実施例210:1−(1−(2−(tert−ブトキシ)エチル)−6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:0℃で冷却したジクロロメタン(50mL)中の2−(tert−ブトキシ)エタノール(2.220mL、16.92mmol)の溶液に、トリエチルアミン(2.820mL、20.31mmol)、塩化トシル(3.870g、20.31mmol)及びDMAP(0.413g、3.381mmol)を添加した。反応混合物を室温まで加温して、一晩撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで希釈して、飽和塩化アンモニウム溶液で洗浄した。有機相を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(2%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、無色油として3.930g(85%)の2−(tert−ブトキシ)エチル4−メチルベンゼンスルホネートを得た。ESI/APCI(+):295(M+Na)。
【0641】
工程2:0℃で冷却したTHF(4mL)中の2−クロロ−1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.139g、0.483mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中の60%分散液;0.035g、0.870mmol)を添加した。混合物を室温で30分間撹拌した。2−(tert−ブトキシ)エチル4−メチルベンゼンスルホネート(0.263g、0.966mmol)を添加して、反応混合物を室温で60時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルと飽和塩化アンモニウム溶液とで分配した。有機相を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、橙色の油として0.085g(45%)の1−(1−(2−(tert−ブトキシ)エチル)−6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−クロロ−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):388(M+H)。ESI/APCI(−):386(M−H)。
【0642】
工程3:1−(1−(2−(tert−ブトキシ)エチル)−6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(1mL)中の1−(1−(2−(tert−ブトキシ)エチル)−6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−クロロ−2−フェニルエタノン(0.085g、0.219mmol)及びm−アニシジン(0.245mL、2.188mmol)からマイクロ波オーブンにおいて150℃で15分間マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、橙色固体として0.066g(64%)の1−(1−(2−(tert−ブトキシ)エチル)−6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):475(M+H);497(M+Na)。ESI/APCI(−):473(M−H)。
【0643】
実施例211:1−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(1−(2−(tert−ブトキシ)エチル)−6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノン(0.066g、0.139mmol)を、ジオキサン(3.000mL、12.00mmol)中の4N塩化水素溶液に溶解した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。溶液を炭酸カリウムで中和して、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、白色固体として0.007g(11%)の1−(6−フルオロ−1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):419(M+H)。ESI/APCI(−):417(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.95(1H,br s);8.14(1H,m);7.63(2H,d);7.51(1H,d);7.23〜7.35(2H,m);7.19(1H,m);7.07(1H,t);6.91(1H,t);6.31〜6.46(3H,m);6.11(1H,d);6.04(1H,d);4.99(1H,br s);4.30(2H,m);3.78(2H,m);3.62(3H,s)。
【0644】
実施例212:2−((5−エトキシピリジン−3−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:0℃で冷却したDMF(15mL)中の水素化ナトリウム(鉱油中、60%分散液;1.690g、42.21mmol)の懸濁液に、エタノール(2.460mL、42.21mmol)を滴加した。混合物を0℃で30分間撹拌して、3,5−ジブロモピリジン(5.000g、21.11mmol)を添加した。反応混合物を室温まで加温して、室温で60時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、ジクロロメタンで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ヘプタン中のジクロロメタンの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、油として1.920g(45%)の3−ブロモ−5−エトキシピリジンを得た。ESI/APCI(+):202、204(M+H)。
【0645】
工程2:3−ブロモ−5−エトキシピリジン(1.000g、4.949mmol)、硫酸銅(II)五水和物(pentahydrate)(0.238g、0.990mmol)及び25%水酸化アンモニウム溶液(7.620mL、49.49mmol)の混合物を封止容器に入れ、140℃で一晩加熱した。室温まで冷却した後、1N水酸化ナトリウム溶液を添加して、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、橙色の油として0.357g(52%)の5−エトキシピリジン−3−アミンを得た。ESI/APCI(+):139(M+H)。ESI/APCI(−):137(M−H)。
【0646】
工程3:N−ベンジリデン−5−エトキシピリジン−3−アミンを、一般手順Iに従ってベンズアルデヒド(0.102mL、1.004mmol)及び5−エトキシピリジン−3−アミン(0.138g、0.999mmol)から定量的に調製した。
【0647】
工程4:2−((5−エトキシピリジン−3−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中のN−ベンジリデン−5−エトキシピリジン−3−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の酢酸エチルからの析出によって、緑色固体として0.090g(24%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):372(M+H)。ESI/APCI(−):370(M−H)。
【0648】
実施例213:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((5−イソプロポキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:0℃で冷却したDMF(15mL)中の水素化ナトリウム(鉱油中、60%分散液;1.690g、42.21mmol)の懸濁液にイソプロパノール(3.230mL、42.21mmol)を滴加した。0℃で30分後、3,5−ジブロモピリジン(5.000g、21.11mmol)を添加した。反応混合物を室温まで加温して、室温で16時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して、ジクロロメタンで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ヘプタン中のジクロロメタンの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、油として1.210g(26%)の3−ブロモ−5−イソプロポキシピリジンを得た。ESI/APCI(+):216、218(M+H)。
【0649】
工程2:3−ブロモ−5−イソプロポキシピリジン(1.000g、4.628mmol)、硫酸銅(II)五水和物(0.223g、0.926mmol)及び25%水酸化アンモニウム溶液(7.130mL、46.28mmol)の混合物を封止容器に入れ、140℃で一晩加熱した。室温まで冷却した後、1N水酸化ナトリウム溶液を添加して、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、橙色の油として0.243g(34%)の5−イソプロポキシピリジン−3−アミンを得た。ESI/APCI(+):153(M+H)。
【0650】
工程3:N−ベンジリデン−5−イソプロポキシピリジン−3−アミンを、一般手順Iに従ってベンズアルデヒド(0.102mL、1.004mmol)及び5−イソプロポキシピリジン−3−アミン(0.152g、0.999mmol)から定量的に調製した。
【0651】
工程4:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((5−イソプロポキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中のN−ベンジリデン−5−イソプロポキシピリジン−3−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の酢酸エチル及びヘプタンからの析出によって、ベージュ色の固体として0.045g(12%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):386(M+H)。ESI/APCI(−):384(M−H)。
【0652】
実施例214:2−((5−エチルピリジン−3−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:エタノール中のN−ベンジリデン−5−エチルピリジン−3−アミンの溶液を、エタノール(0.5mL)中のベンズアルデヒド(0.102mL、1.008mmol)及び3−アミノ−5−エチルピリジン(0.117g、0.958mmol)の溶液を60℃で16時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):211(M+H)。
【0653】
工程2:2−((5−エチルピリジン−3−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.126g、0.467mmol)及びトリエチルアミン(0.090mL、0.646mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.250g、1.019mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中のN−ベンジリデン−5−エチルピリジン−3−アミン(0.958mmol)の溶液から60℃で16時間加熱して調製した。水中のアセトニトリルの勾配(0%→100%)を用いたC18逆相カラムでの固相抽出による精製によって、黄色固体として0.051g(15%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):356(M+H)。ESI/APCI(−):354(M−H)。
【0654】
実施例215:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)エタノンの調製
工程1:3−メトキシ−N−((5−メトキシピラジン−2−イル)メチレン)アニリンを、一般手順Iに従って5−メトキシピラジン−2−カルバルデヒド(0.138g、0.999mmol)及び3−メトキシアニリン(0.112mL、1.001mmol)から定量的に調製した。
【0655】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−((5−メトキシピラジン−2−イル)メチレン)アニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの析出によって、白色固体として0.142g(36%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):389(M+H)。ESI/APCI(−):387(M−H)。
【0656】
実施例216:2−(6−エトキシピリジン−3−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:エタノール中のN−((6−エトキシピリジン−3−イル)メチレン)−3−メトキシアニリンの溶液を、エタノール(0.5mL)中の6−エトキシニコチンアルデヒド(0.153g、1.012mmol)及び3−メトキシアニリン(0.114mL、1.012mmol)の溶液を60℃で16時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):257(M+H)。
【0657】
工程2:2−(6−エトキシピリジン−3−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.143g、0.530mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.273g、1.113mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中のN−((6−エトキシピリジン−3−イル)メチレン)−3−メトキシアニリン(1.012mmol)の溶液から60℃で72時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→45%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、白色固体として0.058g(14%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):402(M+H)。ESI/APCI(−):400(M−H)。
【0658】
実施例217:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(4−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:3−ホルミル−4−メチル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(4mL)中の4−メチル−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.250g、1.571mmol)、ジ−tert−ブチルジカルボキシレート(0.445g、2.039mmol)及びDMAP(0.030g、0.246mmol)から調製し、黄色固体として0.392g(96%)の所望の化合物を得た。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.06(1H,s);8.59(1H,s);8.01(1H,d);7.33(1H,t);7.17(1H,s);2.76(3H,s);1.66(9H,s)。
【0659】
工程2:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(4−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.137g、0.508mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−4−メチル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.277g、1.068mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.989mmol)の溶液から60℃で48時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、白色固体として0.046g(13%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):371(M+H)。ESI/APCI(−):369(M−H)。
【0660】
実施例218:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((6−メトキシピラジン−2−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:N−ベンジリデン−6−メトキシピラジン−2−アミンを、一般手順Iに従ってベンズアルデヒド(0.102mL、1.004mmol)及び6−メトキシピラジン−2−アミン(0.125g、0.999mmol)から定量的に調製した。
【0661】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((6−メトキシピラジン−2−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−6−メトキシピラジン−2−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、ベージュ色の固体として0.048g(13%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):359(M+H)。ESI/APCI(−):357(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.02(1H,br s);8.72(1H,s);8.17(1H,d);7.78(1H,d);7.76(1H,s);7.67(2H,d);7.45(1H,d);7.31〜7.38(2H,m);7.30(1H,s);7.13〜7.28(3H,m);6.39(1H,d);3.60(3H,s)。
【0662】
実施例219:2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン及び2−((3−エトキシ−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:0℃で冷却したDMF(20mL)中の3−アミノ−5−メトキシフェノール(0.447g、3.214mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中、60%分散液;0.282g、7.050mmol)を少量ずつ添加した。DMF(3mL)中の2−(tert−ブトキシ)エチル4−メチルベンゼンスルホネート(0.875g、3.213mmol)の溶液を添加した後、反応混合物を室温で20時間撹拌した。水を添加して、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色油として0.241gの3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシアニリン(3−エトキシ−5−メトキシアニリンが混入している)を得た。ESI/APCI(+):240(M+H)。
【0663】
工程2:2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(0.5mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.120g、0.445mmol)、3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシアニリン(0.106g、0.445mmol)及びトリエチルアミン(0.124mL、0.890mmol)からマイクロ波オーブンにおいて150℃で30分間マイクロ波を照射して調製した。溶離液としてジクロロメタンを用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.054g(26%)の2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):473(M+H);495(M+Na)。ESI/APCI(−):471(M−H)。
【0664】
2−((3−エトキシ−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンは、上記のシリカゲルでのフラッシュカラムによる精製後にも単離された。分取HPLCによる更なる精製(XBridgeカラム、方法5)によって、白色固体として0.008gの純化合物を得た。ESI/APCI(+):401(M+H)。ESI/APCI(−):399(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.14(1H,br s);8.90(1H,s);8.16(1H,d);7.63(2H,d);7.46(1H,d);7.25〜7.35(2H,m);7.11〜7.24(3H,m);6.32(1H,d);5.97〜6.13(3H,m);5.69(1H,s);3.87(2H,q);3.60(3H,s);1.24(4H,t)。
【0665】
実施例220:2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.054g、0.114mmol)を、ジオキサン(3.000mL、12.00mmol)中の4N塩化水素溶液に溶解した。反応混合物を室温で6時間撹拌した。反応混合物を混合氷水に注ぎ、炭酸カリウムで中和して、酢酸エチルで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、ベージュ色の固体として0.009g(19%)の2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):417(M+H)。ESI/APCI(−):415(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.13(1H,br s);8.89(1H,s);8.17(1H,d);7.63(2H,d);7.47(1H,d);7.25〜7.33(2H,m);7.14〜7.25(3H,m);6.32(1H,d);6.07(1H,d);6.05(2H,br s);5.72(1H,s);4.77(1H,t);3.78〜3.90(2H,m);3.63〜3.69(2H,m);3.62(3H,s)。
【0666】
実施例221:2−((5,6−ジメトキシピリジン−3−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:メタノール(13mL)中のナトリウムメトキシド(0.215g、3.980mmol)の溶液に、2−クロロ−3−メトキシ−5−ニトロピリジン(0.500g、2.652mmol)を添加した。室温で5.5時間後、ナトリウムメトキシド(0.215g、3.980mmol)を添加して、反応混合物を室温で一晩撹拌した。ナトリウムメトキシド(0.215g、3.980mmol)を更に添加した。室温で4.5時間後、反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルと水とで分配した。相が分離された。有機相をブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、黄色粉末として0.467g(96%)の2,3−ジメトキシ−5−ニトロピリジンを得た。ESI/APCI(+):185(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.69(1H,s);7.94(1H,s);4.02(3H,s);3.93(3H,s)。
【0667】
工程2:水(9mL)中の2,3−ジメトキシ−5−ニトロピリジン(0.463g、2.514mmol)の懸濁液に、酢酸(0.500mL、8.734mmol)を添加した。亜ジチオン酸ナトリウム(1.670g、9.562mmol)を少量ずつ添加した後、懸濁液を室温で4時間撹拌した。反応混合物を混合氷/1N水酸化ナトリウム溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ピンク色の固体として0.111g(29%)の5,6−ジメトキシピリジン−3−アミンを得た。ESI/APCI(+):155(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ7.03(1H,s);6.65(1H,s);4.72(2H,br s);3.70(6H,m)。
【0668】
工程3:エタノール中のN−ベンジリデン−5,6−ジメトキシピリジン−3−アミンの溶液を、エタノール(1.3mL)中のベンズアルデヒド(0.067mL、0.661mmol)及び5,6−ジメトキシピリジン−3−アミン(0.101g、0.655mmol)の溶液を60℃で6時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):243(M+H)。
【0669】
工程4:2−((5,6−ジメトキシピリジン−3−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.090g、0.334mmol)及びトリエチルアミン(0.045mL、0.325mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.193g、0.787mmol)、並びにエタノール(1.3mL)中のN−ベンジリデン−5,6−ジメトキシピリジン−3−アミン(0.655mmol)の溶液から70℃で65時間加熱して調製した。残渣を、ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。分取HPLCによる更なる精製(XBridgeカラム、方法5)、その後の酢酸エチル及びヘプタンからの再結晶化によって、ピンク色の粉末として0.006g(2%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):388(M+H);410(M+Na)。ESI/APCI(−):386(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.16(1H,br s);8.87(1H,s);8.16(1H,d);7.63(2H,m);7.30(1H,d);7.17〜7.26(6H,m);7.05(1H,s);6.11(2H,m);3.67(6H,d)。
【0670】
実施例222:2−((6−(ジメチルアミノ)−5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:THF(6.250mL、12.50mmol)中の2Mジメチルアミン溶液に、2−クロロ−3−メトキシ−5−ニトロピリジン(0.471g、2.500mmol)を添加した。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、減圧下で濃縮した。明黄色の粗残渣をメタノール(20mL)に溶解した。パラジウム炭素(0.030g、0.282mmol)を添加して、反応混合物を水素雰囲気下において室温で16時間撹拌した。反応混合物を珪藻土で濾過して、濾過ケークをエタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.337g(81%)の3−メトキシ−N
2,N
2−ジメチルピリジン−2,5−ジアミンを得た。ESI/APCI(+):168(M+H)。
【0671】
工程2:メタノール(0.25mL)中のベンズアルデヒド(0.102mL、1.004mmol)及び3−メトキシ−N
2,N
2−ジメチルピリジン−2,5−ジアミン(0.167g、0.999mmol)の混合物を45℃で24時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を減圧下で乾燥させて、N
5−ベンジリデン−3−メトキシ−N
2,N
2−ジメチルピリジン−2,5−ジアミンを定量的に得て、これを更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):256(M+H)。
【0672】
工程3:2−((6−(ジメチルアミノ)−5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN
5−ベンジリデン−3−メトキシ−N
2,N
2−ジメチルピリジン−2,5−ジアミン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のアセトニトリルからの結晶化によって、明褐色固体として0.046g(12%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):401(M+H)。ESI/APCI(−):399(M+H)。
【0673】
実施例223:2−((6−エトキシ−5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:エタノール(2.000mL、5.357mmol)中の21%ナトリウムエトキシド溶液に、2−クロロ−3−メトキシ−5−ニトロピリジン(0.500g、2.652mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌して減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルと水とで分配した。相が分離された。有機相をブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮して、褐色発泡体として0.476gの2−エトキシ−3−メトキシ−5−ニトロピリジンを得て、これを更に精製することなく次の工程に使用した。ESI/APCI(+):199(M+H)。
【0674】
工程2:0℃で冷却したエタノール(8.5mL)中の2−エトキシ−3−メトキシ−5−ニトロピリジン(0.250g、1.261mmol)の懸濁液に、2N塩酸溶液(6.600mL、13.20mmol)を添加した。亜鉛(1.800g、27.53mmol)を添加した後、反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を混合氷/1N水酸化ナトリウム溶液に注ぎ、セライトで濾過した。濾液を酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色固体として0.168g(2工程で72%)の6−エトキシ−5−メトキシピリジン−3−アミンを得た。ESI/APCI(+):169(M+H);191(M+Na)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ7.02(1H,s);6.65(1H,s);4.68(2H,br s);4.15(2H,q);3.69(3H,s);1.25(3H,t)。
【0675】
工程3:エタノール中のN−ベンジリデン−6−エトキシ−5−メトキシピリジン−3−アミンの溶液を、エタノール(2mL)中のベンズアルデヒド(0.100mL、0.942mmol)及び6−エトキシ−5−メトキシピリジン−3−アミン(0.164g、0.975mmol)の溶液を60℃で6時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):257(M+H)。
【0676】
工程4:2−((6−エトキシ−5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.7mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.134g、0.497mmol)及びトリエチルアミン(0.067mL、0.483mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.287g、1.170mmol)、並びにエタノール(2mL)中のN−ベンジリデン−6−エトキシ−5−メトキシピリジン−3−アミン(0.942mmol)の溶液から70℃で65時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の酢酸エチル及びヘプタンからの再結晶化によって、ピンク色の粉末として0.018g(5%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):402(M+H);424(M+Na)。ESI/APCI(−):400(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.16(1H,br s);8.87(1H,s);8.15(1H,d);7.63(2H,m);7.46(1H,d);7.20〜7.29(6H,m);7.04(1H,s);6.10(2H,s);4.09(2H,q);3.69(3H,s);1.22(3H,t)。
【0677】
実施例224:2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、1−メチル−1H−インダゾール−3−カルバルデヒド(0.160g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−5−メトキシピリジン−3−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のエタノール及びジエチルエーテルからの析出によって、白色固体として0.092g(24%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):373(M+H)。ESI/APCI(−):371(M−H)。
【0678】
実施例225:4−(1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−オキソエチル)ベンゾニトリルの調製
4−(1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−オキソエチル)ベンゾニトリルを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、1−メチル−1H−インダゾール−3−カルバルデヒド(0.160g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の4−(((3−メトキシフェニル)イミノ)メチル)ベンゾニトリル(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のエタノールからの析出によって、白色固体として0.176g(43%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):397(M+H)。ESI/APCI(−):395(M−H)。
【0679】
実施例226:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシ−6−(メチルアミノ)ピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:
THF(6.250mL、12.500mmol)中の2Mメチルアミン溶液に、2−クロロ−3−メトキシ−5−ニトロピリジン(0.471g、2.500mmol)を添加した。反応混合物を80℃で16時間撹拌して減圧下で濃縮した。明黄色の粗残渣をメタノール(20mL)に溶解して、パラジウム炭素(0.030g、0.282mmol)を添加した。反応混合物を水素雰囲気下において室温で16時間撹拌した。反応混合物を珪藻土で濾過して、濾過ケークをエタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.172g(45%)の3−メトキシ−N
2−メチルピリジン−2,5−ジアミンを得た。ESI/APCI(+):154(M+H)。
【0680】
工程2:メタノール(0.25mL)中のベンズアルデヒド(0.114mL、1.123mmol)及び3−メトキシ−N
2−メチルピリジン−2,5−ジアミン(0.172g、1.123mmol)の混合物を45℃で24時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、N
5−ベンジリデン−3−メトキシ−N
2−メチルピリジン−2,5−ジアミンを定量的に得て、これを更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):242(M+H)。
【0681】
工程3:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシ−6−(メチルアミノ)ピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.151g、0.562mmol)及びトリエチルアミン(0.079mL、0.562mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.275g、1.121mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN
5−ベンジリデン−3−メトキシ−N
2−メチルピリジン−2,5−ジアミン(1.123mmol)の溶液から70℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のアセトニトリルからの結晶化によって、白色固体として0.008g(2%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):387(M+H)。ESI/APCI(−):385(M−H)。
【0682】
実施例227:2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:0℃で冷却したエタノール(30mL)中の3−アミノ−5−メトキシ安息香酸(2.500g、14.96mmol)の溶液に、塩化チオニル(1.500mL、20.68mmol)を15分かけて滴加した。得られた懸濁液を室温で1時間撹拌して2時間還流させた。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣をジクロロメタンと飽和重炭酸ナトリウム溶液とで分配した。相が分離された。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮して、褐色油として粗5−アミノ−2−クロロ安息香酸エチルを得た。0℃で冷却したTHF(15mL)中の水素化リチウムアルミニウム(2.200g、57.99mmol)の懸濁液に、THF(30mL)中の5−アミノ−2−クロロ安息香酸エチル(14.50mmol)の溶液をゆっくり添加した。反応混合物を0℃で30分、及び室温で2時間撹拌した。0℃まで冷却した後、1Nロッシェル塩溶液をゆっくり添加することによって反応を停止させた。反応混合物を2時間撹拌してジクロロメタンで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として1.670g(75%)の(3−アミノ−5−メトキシフェニル)メタノールを得た。ESI/APCI(+):154(M+H)。
【0683】
工程2:エタノール中の3−(ベンジリデンアミノ)−5−メトキシフェニル)メタノールの溶液を、エタノール(1mL)中のベンズアルデヒド(0.102mL、1.004mmol)及び(3−アミノ−5−メトキシフェニル)メタノール(0.153g、0.999mmol)の溶液を60℃で一晩加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):342(M+H)。
【0684】
工程3:2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の(3−(ベンジリデンアミノ)−5−メトキシフェニル)メタノール(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの析出によって、白色固体として0.060g(15%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):387(M+H)。ESI/APCI(−):385(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.10(1H,br s);8.87(1H,s);8.17(1H,d);7.64(2H,d);7.47(1H,d);7.29(2H,t);7.12〜7.25(3H,m);6.41(1H,s);6.22〜6.32(2H,m);6.12(1H,s);6.09(1H,d);4.97(1H,br s);4.30(2H,d);3.63(3H,s)。
【0685】
実施例228:2−((3−((ジメチルアミノ)メチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:ジクロロメタン(30mL)中の(3−アミノ−5−メトキシフェニル)メタノール(0.500g、3.264mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.635mL、4.581mmol)、その後の塩化メシル(0.278mL、3.592mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。THF(2.000mL、4.000mmol)中の2Mジメチルアミン溶液を添加して、混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機相を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノール/25%水酸化アンモニウム(9/1)の勾配(2%→15%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、油として0.192g(32%)の3−((ジメチルアミノ)メチル)−5−メトキシアニリンを得た。ESI/APCI(+):180(M+H)。
【0686】
工程2:アセトニトリル(1mL)中の2−クロロ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.170g、0.630mmol)及び3−((ジメチルアミノ)メチル)−5−メトキシアニリン(0.102g、0.567mmol)の混合物に、マイクロ波オーブンにおいて150℃で15分間マイクロ波を照射した。反応混合物を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノール/25%水酸化アンモニウム(9/1)の勾配(2%→20%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.032g(13%)の2−((3−((ジメチルアミノ)メチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):414(M+H)。ESI/APCI(−):412(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.14(1H,br s);8.89(1H,d);8.16(1H,d);7.64(2H,d);7.46(1H,d);7.24〜7.24(5H,m);6.39(1H,s);6.24〜6.34(2H,m);6.03〜6.13(2H,m);3.61(3H,s);3.21(2H,s);2.09(6H,s)。
【0687】
実施例229:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)エタノンの調製
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、1−メチル−1H−インダゾール−3−カルバルデヒド(0.160g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。析出物を濾過して、エタノールで洗浄して減圧下で乾燥させ、白色固体として0.249g(61%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):403(M+H)。ESI/APCI(−):401(M−H)。
【0688】
実施例230:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、1−メチル−1H−インダゾール−3−カルバルデヒド(0.160g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3,5−ジメトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー、その後の水中のアセトニトリルの勾配(30%→100%)を用いたC18逆相カラムでの固相抽出による精製によって精製した。アセトニトリルからの結晶化による更なる精製によって、透明な結晶として0.008g(2%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):402(M+H)。
【0689】
実施例231:1−(6−メトキシ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:DMSO(2.5mL)中の6−メトキシ−1H−インダゾール−3−カルバルデヒド(0.088g、0.500mmol)及び炭酸セシウム(0.652g、2.000mmol)の溶液にヨードメタン(0.062mL、1.000mmol)を添加して、反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を析出物が形成されるまで水で希釈した。固体を濾過して、水で洗浄して、減圧下において酸化リン(V)で乾燥させ、灰色固体として0.063g(66%)の6−メトキシ−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルバルデヒドを得た。ESI/APCI(+):191(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.07(1H,s);7.97(1H,d);7.29(1H,s);7.01(1H,d);4.17(3H,s);3.89(3H,s)。
【0690】
工程2:1−(6−メトキシ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(0.35mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.042g、0.158mmol)及びトリエチルアミン(0.022mL、0.158mmol)の混合物、6−メトキシ−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルバルデヒド(0.060g、0.315mmol)、並びにエタノール(0.35mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.315mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、白色固体として0.042g(32%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):402(M+H)。
【0691】
実施例232:2−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:エタノール中のN−((1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチレン)−3−メトキシアニリンを、エタノール(0.5mL)中の1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−カルバルデヒド(0.127g、1.023mmol)及び3−メトキシアニリン(0.119mL、1.056mmol)の溶液を60℃で18時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):230(M+H);252(M+Na);481(2M+Na)。
【0692】
工程2:2−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.141g、0.523mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.263g、1.072mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中のN−((1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチレン)−3−メトキシアニリン(1.023mmol)の溶液から60℃で24時間加熱して調製した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(50%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。酢酸エチルからの析出による更なる精製、その後のアセトニトリル、水及びDMFの混合物からの析出によって、白色固体として0.085g(22%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):375(M+H)。ESI/APCI(−):373(M−H)。
【0693】
実施例233:1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−イソプロポキシピリジン−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:エタノール中のN−((6−イソプロポキシピリジン−3−イル)メチレン)−3−メトキシアニリンの溶液を、エタノール(0.5mL)中の6−イソプロポキシニコチンアルデヒド(0.156g、0.944mmol)及び3−メトキシアニリン(0.109mL、0.966mmol)の溶液を60℃で18時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。
【0694】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−イソプロポキシピリジン−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンを、一般プロトコルKに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.136g、0.504mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.267g、1.089mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中のN−((6−イソプロポキシピリジン−3−イル)メチレン)−3−メトキシアニリン(0.944mmol)の溶液から60℃で120時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→60%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、黄色固体として0.084g(21%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):416(M+H)。ESI/APCI(−):414(M−H)。
【0695】
実施例234:2−((5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:アセトニトリル(50mL)中の6−ブロモピリジノール(2.000g、11.49mmol)、クロロジフルオロ酢酸ナトリウム(2.630g、17.24mmol)及び炭酸カリウム(3.180g、22.99mmol)の混合物を封管内に入れ、110℃で一晩加熱した。室温まで冷却した後、反応混合物をジエチルエーテルで希釈して飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。有機相を減圧下で濃縮した。溶離液としてジクロロメタンを用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、黄色油として0.393g(15%)の3−ブロモ−5−(ジフルオロメトキシ)ピリジンを得た。ESI/APCI(+):224、226(M+H)。
【0696】
工程2:3−ブロモ−5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン(0.500g、2.232mmol)、硫酸銅(II)五水和物(0.107g、0.446mmol)及び25%水酸化アンモニウム溶液(3.440mL、22.32mmol)の混合物を封管に入れ、150℃で一晩加熱した。室温まで冷却した後、1N水酸化ナトリウム溶液を添加して、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色固体として0.291g(81%)の5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−アミンを得た。ESI/APCI(+):161(M+H)。ESI/APCI(−):159(M−H)。
【0697】
工程3:エタノール中のN−ベンジリデン−5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−アミンの溶液を、エタノール(1mL)中のベンズアルデヒド(0.102mL、1.004mmol)及び5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−アミン(0.160g、0.999mmol)の溶液を60℃で6時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。
【0698】
工程4:2−((5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。残渣を、ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→7%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製、その後のジクロロメタンからの析出によって、白色固体として0.018g(6%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):394(M+H)。ESI/APCI(−):392(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.20(1H,br s);8.89(1H,s);8.17(1H,d);8.11(1H,d);7.65(3H,d);7.48(1H,d);7.41(1H,t);7.26〜7.37(2H,m);7.17〜7.26(3H,m);7.08(1H,d);7.02(1H,s);6.21(1H,d)。
【0699】
実施例235:1−(5−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:DMSO(2.5mL)中の5−フルオロ−1H−インダゾール−3−カルバルデヒド(0.050g、0.305mmol)、炭酸セシウム(0.397g、1.218mmol)及びヨウ化メチル(0.038mL、0.609mmol)の混合物を室温で2時間撹拌した。水を添加した。得られた析出物を濾過して、水で洗浄して乾燥させ、ベージュ色の固体として0.027g(50%)の5−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルバルデヒドを得た。ESI/APCI(+):179(M+H)。
【0700】
工程2:1−(5−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.020g、0.076mmol)及びトリエチルアミン(0.011mL、0.076mmol)の混合物、5−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルバルデヒド(0.027g、0.152mmol)、並びにエタノール(0.5mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.152mmol)の溶液から70℃で60時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のアセトニトリルからの析出によって、黄色固体として0.010g(17%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):390(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ7.92(1H,dd);7.80(1H,d);7.61(2H,d);7.42〜7.52(1H,m);7.29〜7.39(2H,m);7.18〜7.29(1H,m);6.95(1H,t);6.52〜6.60(1H,m);6.39〜6.48(1H,m);6.34(2H,br s);6.15(1H,d);4.29(3H,s);3.56(3H,s)。
【0701】
実施例236:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−(メチルアミノ)ピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:5−(((3−メトキシフェニル)イミノ)メチル)−N−メチルピリジン−2−アミンを、一般手順Iに従って6−(メチルアミノ)ニコチンアルデヒド(0.136g、0.999mmol)及び3−メトキシアニリン(0.112mL、1.001mmol)から定量的に調製した。
【0702】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−(メチルアミノ)ピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の5−(((3−メトキシフェニル)イミノ)メチル)−N−メチルピリジン−2−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で4日間加熱して調製した。残渣を、ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→12%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→12%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製、その後のエタノールからの析出によって、0.006g(2%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):387(M+H)。ESI/APCI(−):385(M−H)。
【0703】
実施例237:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)エタノンの調製
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、1−メチル−1H−インダゾール−3−カルバルデヒド(0.160g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−((5−メトキシピラジン−2−イル)メチレン)アニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。析出物を濾過して、エタノールで洗浄して乾燥させ、白色固体として0.312g(76%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):404(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.55(1H,s);8.21(1H,s);8.15(1H,d);7.81(1H,d);7.53(1H,t);7.33〜7.43(1H,m);6.96(1H,t);6.62(1H,d);6.46(1H,d);6.33〜6.42(2H,m);6.14〜6.22(1H,m);4.22(3H,s);3.87(3H,s);3.63(3H,s)。
【0704】
実施例238:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンの調製
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.118g、0.438mmol)及びトリエチルアミン(0.062mL、0.438mmol)の混合物、1−メチル−1H−インダゾール−3−カルバルデヒド(0.140g、0.874mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルメチレン)アニリン(0.876mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、白色固体として0.209g(56%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):412(M+H)。
【0705】
実施例239:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピラジン−2−イル)エタノンの調製
工程1:3−メトキシ−N−(ピラジン−2−イルメチレン)アニリンを、一般手順Iに従ってピラジン−2−カルバルデヒド(0.108g、0.999mmol)及び3−メトキシアニリン(0.112mL、1.001mmol)から定量的に調製した。ESI/APCI(+):214(M+H)。
【0706】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピラジン−2−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−(ピラジン−2−イルメチレン)アニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、白色固体として0.046g(13%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):359(M+H)。ESI/APCI(−):357(M−H)。
【0707】
実施例240:3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1−メチル−1H−インダゾール−5−カルボニトリルの調製
工程1:DMSO(3mL)中の3−ホルミル−1H−イミダゾール−5−カルボニトリル(0.100g、0.584mmol)の溶液に、炭酸カリウム(0.330g、2.388mmol)及びヨウ化メチル(0.073mL、1.167mmol)を添加した。反応混合物を室温で18時間撹拌した。水を添加して、析出物を濾過した。ピンク色の固体をジクロロメタンに溶解し、ブラインで洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮して、橙色固体として0.083g(77%)の3−ホルミル−1−メチル−1H−インダゾール−5−カルボニトリルを得た。ESI/APCI(+):186(M+H)。
【0708】
工程2:3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1−メチル−1H−インダゾール−5−カルボニトリルを、一般手順Lに従って、エタノール(0.7mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.133g、0.493mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1−メチル−1H−インダゾール−5−カルボニトリル(0.179g、0.987mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.985mmol)の溶液から60℃で24時間加熱して調製した。反応中に形成された析出物を濾過した。固体をジエチルエーテルから再結晶化させ、メタノールで洗浄して、明黄色固体として0.230g(59%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):397(M+H)。ESI/APCI(−):395(M−H)。
【0709】
実施例241:2−((6−メトキシピラジン−2−イル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((6−メトキシピラジン−2−イル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、1−メチル−1H−インダゾール−3−カルバルデヒド(0.160g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−6−メトキシピラジン−2−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、白色固体として0.049g(13%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):374(M+H)。
【0710】
実施例242:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((6−メトキシピリジン−2−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((6−メトキシピリジン−2−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(0.6mL)中の2−ブロモ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.045g、0.143mmol)及び2−アミノ−6−メトキシピリジン(0.089g、0.717mmol)からマイクロ波オーブンにおいて120℃で20分間マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→60%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の酢酸エチル及びヘプタンからの再結晶化によって、白色粉末として0.020g(39%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):358(M+H);380(M+Na)。ESI/APCI(−):356(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ11.99(1H,br s);8.71(1H,s);8.17(1H,d);7.65(2H,m);7.44(1H,d);7.1〜7.35(7H,m);6.41(1H,d);6.30(1H,d);5.86(1H,d);3.54(3H,s)。
【0711】
実施例243:2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、1−メチル−1H−インダゾール−3−カルバルデヒド(0.160g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の(3−(ベンジリデンアミノ)−5−メトキシフェニル)メタノール(0.999mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、明黄色固体として0.187g(45%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):402(M+H)。
【0712】
実施例244:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンの調製
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、1−メチル−1H−インダゾール−3−カルバルデヒド(0.160g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3,5−ジメトキシ−N−(ピリジン−3−イルメチレン)アニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、白色固体として0.077g(18%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):403(M+H)。ESI/APCI(−):401(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.83(1H,d);8.38〜8.50(1H,m);8.14(1H,d);7.96(1H,d);7.82(1H,d);7.53(1H,t);7.30〜7.44(2H,m);6.68(1H,d);6.49(1H,d);5.97(2H,d);5.77(1H,s);4.26(3H,s);3.60(6H,s)。
【0713】
実施例245:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((6−メトキシピラジン−2−イル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール中の6−メトキシ−N−(ピリジン−3−イルメチレン)ピラジン−2−アミンの溶液を、エタノール(1mL)中のニコチンアルデヒド(0.107g、0.999mmol)及び6−メトキシピラジン−2−アミン(0.125g、0.999mmol)の溶液を60℃で6時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。
【0714】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((6−メトキシピラジン−2−イル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の6−メトキシ−N−(ピリジン−3−イルメチレン)ピラジン−2−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法5)によって、黄色固体として0.005g(1%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):360(M+H)。ESI/APCI(−):358(M−H)。
【0715】
実施例246:1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:0℃で冷却したTHF(20mL)中の水素化リチウムアルミニウム(0.210g、5.553mmol)の懸濁液に、THF(5mL)中の6−フルオロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸(0.500g、2.776mmol)の溶液を滴加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。0℃まで冷却した後、飽和ロッシェル塩溶液を添加した。反応混合物を激しく撹拌して、酢酸エチルで抽出した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮して、白色固体として粗(6−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル)メタノールを得た。ESI/APCI(+):167(M+H)。
【0716】
ジクロロメタン(15mL)中の(6−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル)メタノール(0.207g、1.25mmol)の溶液に酸化マンガン(IV)(1.080g、12.46mmol)を添加した。得られた懸濁液を室温で3時間撹拌して、セライトのパッドで濾過した。固体をジクロロメタンで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.153g(2工程で34%)の6−フルオロ−1H−インダゾール−3−カルバルデヒドを得た。ESI/APCI(+):165(M+H)。ESI/APCI(−):163(M−H)。
【0717】
工程2:DMSO(7.5mL)中の6−フルオロ−1H−インダゾール−3−カルバルデヒド(0.150g、0.914mmol)、炭酸セシウム(1.190g、3.652mmol)及びヨウ化メチル(0.114mL、1.831mmol)の混合物を室温で2時間撹拌した。水を添加して、析出物を濾過し、水で洗浄して乾燥させ、ベージュ色の固体として0.105g(65%)の6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルバルデヒドを得た。ESI/APCI(+):179(M+H)。
【0718】
工程3:1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.079g、0.295mmol)及びトリエチルアミン(0.041mL、0.295mmol)の混合物、6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルバルデヒド(0.105g、0.589mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.589mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(2%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のアセトニトリルからの析出によって、黄色固体として0.054g(23%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):390(M+H)。ESI/APCI(−):388(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.13(1H,dd);7.74(1H,d);7.59(2H,d);7.18〜7.40(4H,m);6.93(1H,t);6.49〜6.60(1H,m);6.42(1H,d);6.26〜6.37(2H,m);6.14(1H,d);4.22(3H,s);3.61(3H,s)。
【0719】
実施例247:2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール中の(3−メトキシ−5−((ピリジン−3−イルメチレン)アミノ)フェニル)メタノールの溶液を、エタノール(1mL)中のニコチンアルデヒド(0.107g、0.999mmol)及び(3−アミノ−5−メトキシフェニル)メタノール(0.153g、0.999mmol)の溶液を60℃で6時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。
【0720】
工程2:2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の(3−メトキシ−5−((ピリジン−3−イルメチレン)アミノ)フェニル)メタノール(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテル及びジクロロメタンからの析出によって、黄色固体として0.150g(39%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):388(M+H)。ESI/APCI(−):386(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.23(1H,br s);8.85〜8.98(2H,m);8.41(1H,d);8.18(1H,d);7.98(1H,d);7.50(1H,d);7.34(1H,dd);7.15〜7.29(2H,m);6.38〜6.50(2H,m);6.31(1H,br s);6.20(1H,d);6.16(1H,s);5.02(1H,t);4.32(2H,d);3.65(3H,s)。
【0721】
実施例248:2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール中の(3−メトキシ−5−(((6−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)フェニル)−メタノールの溶液を、エタノール(1mL)中の6−メトキシニコチンアルデヒド(0.137g、0.999mmol)及び(3−アミノ−5−メトキシフェニル)メタノール(0.153g、0.999mmol)の溶液を60℃で6時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。
【0722】
工程2:2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の(3−メトキシ−5−(((6−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)フェニル)メタノール(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→7%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、黄色固体として0.081g(19%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):418(M+H)。ESI/APCI(−):416(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.17(1H,br s);8.88(1H,s);8.47(1H,s);8.16(1H,d);7.85(1H,dd);7.48(1H,d);7.20(2H,m);6.74(1H,d);6.41(1H,s);6.23〜6.37(2H,m);6.05〜6.18(2H,m);5.00(1H,t);4.31(2H,d);3.77(3H,s);3.63(3H,s)。
【0723】
実施例249:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((6−メトキシピラジン−2−イル)アミノ)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール中の6−メトキシ−N−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)ピラジン−2−アミンの溶液を、エタノール(1mL)中の6−メトキシニコチンアルデヒド(0.137g、0.999mmol)及び6−メトキシピラジン−2−アミン(0.125g、0.999mmol)の溶液を60℃で6時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):245(M+H)。
【0724】
工程1:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((6−メトキシピラジン−2−イル)アミノ)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の6−メトキシ−N−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)ピラジン−2−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの析出によって、白色固体として0.137g(30%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):390(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.08(1H,br s);8.76(1H,s);8.50(1H,d);8.17(1H,d);7.80〜7.94(2H,m);7.73(1H,s);7.46(1H,d);7.32(1H,s);7.12〜7.26(2H,m);6.80(1H,d);6.39(1H,d);3.79(3H,s);3.60(3H,s)。
【0725】
実施例250:1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.132g、0.489mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、6−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.262g、0.995mmol)、並びにエタノール(1mL)中の(3−(ベンジリデンアミノ)−5−メトキシフェニル)メタノール(0.974mmol)の溶液から60℃で16時間加熱して調製した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(40%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製、その後の水中のアセトニトリルの勾配(0%→90%)を用いたC18逆相カラムでの固相抽出による精製によって、黄色固体として0.032g(8%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):405(M+H)。ESI/APCI(−):403(M−H)。
【0726】
実施例251:3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−カルボニトリルの調製
工程1:DMSO(7mL)中の3−ホルミル−1H−イミダゾール−6−カルボニトリル(0.250g、1.461mmol)の溶液に、炭酸カリウム(0.817g、5.911mmol)及びヨウ化メチル(0.185mL、2.958mmol)を添加した。反応混合物を室温で18時間撹拌した。水を添加して、析出物を濾過した。ピンク色の固体をジクロロメタンに溶解し、ブラインで洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮して、0.247gの粗3−ホルミル−1−メチル−1H−インダゾール−6−カルボニトリル(3−ホルミル−2−メチル−2H−インダゾール−6−カルボニトリルが混入している)を得た。ESI/APCI(+):186(M+H)。
【0727】
工程2:3−(2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1−メチル−1H−インダゾール−6−カルボニトリルを、一般手順Lに従って、エタノール(0.3mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.070g、0.259mmol)及びトリエチルアミン(0.050mL、0.359mmol)の混合物、3−ホルミル−1−メチル−1H−インダゾール−6−カルボニトリル(0.095g、粗製)、並びにエタノール(0.5mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.488mmol)の溶液から60℃で16時間加熱して調製した。反応中に形成された析出物を濾過して、エタノール及び水で洗浄して乾燥させた。固体を分取HPLC(XBridgeカラム、方法2)によって精製して、黄色固体として0.064g(2工程で11%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):397(M+H)。ESI/APCI(−):395(M−H)。
【0728】
実施例252:1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((6−メトキシピラジン−2−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((6−メトキシピラジン−2−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、6−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.268g、1.018mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−6−メトキシピラジン−2−アミン(0.999mmol)の溶液から60℃で72時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、ピンク色の固体として0.056g(15%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):377(M+H)。ESI/APCI(−):375(M−H)。
【0729】
実施例253:2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール中の(3−メトキシ−5−(((5−メトキシピラジン−2−イル)メチレン)アミノ)フェニル)メタノールの溶液を、エタノール(1mL)中の5−メトキシピラジン−2−カルバルデヒド(0.138g、0.999mmol)及び(3−アミノ−5−メトキシフェニル)メタノール(0.153g、0.999mmol)の溶液を60℃で6時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。
【0730】
工程2:2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の(3−メトキシ−5−(((5−メトキシピラジン−2−イル)メチレン)アミノ)フェニル)メタノール(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。残渣を、ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→7%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法5)によって、白色固体として0.089g(21%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):419(M+H)。ESI/APCI(−):417(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.14(1H,br s);8.75(1H,s);8.49(1H,s);8.23(1H,s);8.15(1H,d);7.47(1H,d);7.12〜7.28(2H,m);6.40(1H,s);6.26〜6.36(2H,m);6.18〜6.25(1H,m);6.15(1H,s);5.01(1H,t);4.31(2H,d);3.84(3H,s);3.64(3H,s)。
【0731】
実施例254:2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール(0.4mL)中のピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルバルデヒド(0.066g、0.452mmol)及び(3−アミノ−5−メトキシフェニル)メタノール(0.069g、0.451mmol)の混合物を60℃で一晩加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を減圧下において酸化リン(V)で乾燥させ、3−メトキシ−5−((ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルメチレン)アミノ)フェニル)メタノールを定量的に得て、これを更に精製することなく使用した。
【0732】
工程2:2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.061g、0.226mmol)及びトリエチルアミン(0.032mL、0.231mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.111g、0.453mmol)、並びにエタノール(0.5mL)中の(3−メトキシ−5−((ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルメチレン)アミノ)フェニル)メタノール(0.451mmol)の溶液から70℃で4日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→100%)、その後のジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.019g(10%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):427(M+H)。ESI/APCI(−):425(M−H)。
【0733】
実施例255:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((6−メトキシピラジン−2−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール(0.4mL)中のピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルバルデヒド(0.066g、0.452mmol)及び6−メトキシピラジン−2−アミン(0.057g、0.456mmol)の混合物を60℃で一晩加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を減圧下において酸化リン(V)で乾燥させ、6−メトキシ−N−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルメチレン)ピラジン−2−アミンを定量的に得て、これを更に精製することなく使用した。
【0734】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((6−メトキシピラジン−2−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.061g、0.226mmol)及びトリエチルアミン(0.032mL、0.231mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.111g、0.453mmol)、並びにエタノール(1mL)中の6−メトキシ−N−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルメチレン)ピラジン−2−アミン(0.452mmol)の溶液から70℃で4日間加熱して調製した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→100%)、その後のジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→12%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製によって、白色固体として0.004g(2%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):399(M+H)。ESI/APCI(−):397(M−H)。
【0735】
実施例256:2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:DMF(40mL)中の3−アミノ−5−メトキシフェノール(1.860g、13.37mmol)、炭酸セシウム(8.710g、26.73mmol)及び2−ブロモエタノール(1.040mL、14.70mmol)の混合物を60℃で3日間撹拌した。室温まで冷却した後、反応混合物を酢酸エチルで希釈して、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。有機相を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(15%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色固体として0.749g(30%)の2−(3−アミノ−5−メトキシフェノキシ)エタノールを得た。ESI/APCI(+):184(M+H)。
【0736】
工程2:2−(3−メトキシ−5−(((6−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)フェノキシ)エタノールを、一般手順Iに従って6−メトキシニコチンアルデヒド(0.069g、0.503mmol)及び2−(3−アミノ−5−メトキシフェノキシ)エタノール(0.092g、0.502mmol)から定量的に調製した。
【0737】
工程3:2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.067g、0.248mmol)及びトリエチルアミン(0.035mL、0.252mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.123g、0.501mmol)、並びにエタノール(1mL)中の2−(3−メトキシ−5−(((6−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)フェノキシ)エタノール(0.502mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法5)によって、白色固体として0.011g(5%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):448(M+H)。ESI/APCI(−):446(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.17(1H,br s);8.90(1H,s);8.46(1H,s);8.16(1H,d);7.84(1H,d);7.47(1H,d);7.13〜7.28(2H,m);6.75(1H,d);6.37(1H,d);6.09(1H,d);6.05(2H,br s);5.73(1H,s);4.79(1H,t);3.84(2H,br s);3.77(3H,s);3.65(2H,br s);3.62(3H,s)。
【0738】
実施例257:2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)エタノンの調製
工程1:2−(3−メトキシ−5−(((5−メトキシピラジン−2−イル)メチレン)アミノ)フェノキシ)エタノールを、一般手順Iに従って5−メトキシピラジン−2−カルバルデヒド(0.069g、0.500mmol)及び2−(3−アミノ−5−メトキシフェノキシ)エタノール(0.092g、0.502mmol)から定量的に調製した。
【0739】
工程2:2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.067g、0.248mmol)及びトリエチルアミン(0.035mL、0.252mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.123g、0.501mmol)、並びにエタノール(1mL)中の2−(3−メトキシ−5−(((5−メトキシピラジン−2−イル)メチレン)アミノ)フェノキシ)エタノール(0.500mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。残渣を、ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→7%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法5)によって、ベージュ色の固体として0.008g(3%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):449(M+H)。ESI/APCI(−):447(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.14(1H,br s);8.76(1H,s);8.48(1H,s);8.23(1H,s);8.15(1H,d);7.47(1H,d);7.20(2H,br s);6.36(1H,d);6.21(1H,d);6.05(2H,br s);5.75(1H,s);4.79(1H,t);3.84(5H,m);3.55〜3.71(5H,m)。
【0740】
実施例258:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール(0.4mL)中のピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルバルデヒド(0.066g、0.452mmol)及び3,5−ジメトキシアニリン(0.069g、0.450mmol)の混合物を60℃で一晩加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を減圧下において酸化リン(V)で乾燥させ、3,5−ジメトキシ−N−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルメチレン)アニリンを定量的に得て、これを更に精製することなく使用した。
【0741】
工程2:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.061g、0.226mmol)及びトリエチルアミン(0.032mL、0.231mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.111g、0.453mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3,5−ジメトキシ−N−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルメチレン)アニリン(0.450mmol)の溶液から70℃で4日間加熱して調製した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法4)によって、0.003g(1%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):427(M+H)。ESI/APCI(−):425(M−H)。
【0742】
実施例259:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール(1mL)中の5−メトキシピラジン−2−カルバルデヒド(0.138g、0.999mmol)及び3,5−ジメトキシアニリン(0.153g、0.999mmol)の混合物を60℃で一晩加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を減圧下において酸化リン(V)で乾燥させ、3,5−ジメトキシ−N−((5−メトキシピラジン−2−イル)メチレン)アニリンを定量的に得て、これを更に精製することなく使用した。
【0743】
工程2:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3,5−ジメトキシ−N−((5−メトキシピラジン−2−イル)メチレン)アニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で4日間加熱して調製した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(25%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。溶離液として酢酸エチル/ジクロロメタン/ヘプタン(3/3/4)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法4)によって、0.009g(2%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):419(M+H)。ESI/APCI(−):417(M−H)。
【0744】
実施例260:1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)エタノンの調製
1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.101g、0.374mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.502mmol)の混合物、5−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.194g、0.737mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−((5−メトキシピラジン−2−イル)メチレン)アニリン(0.724mmol)の溶液から60℃で96時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、黄色固体として0.120g(41%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):407(M+H)。ESI/APCI(−):405(M−H)。
【0745】
実施例261:1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.084g、0.311mmol)及びトリエチルアミン(0.065mL、0.466mmol)の混合物、5−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.177g、0.672mmol)、並びにエタノール(1mL)中の(3−(ベンジリデンアミノ)−5−メトキシフェニル)メタノール(0.655mmol)の溶液から60℃で96時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の水中のアセトニトリルの勾配(20%→80%)を用いたC18逆相カラムでの固相抽出による精製によって、褐色固体として0.053g(20%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):405(M+H)。ESI/APCI(−):403(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.25(1H,br s);8.93(1H,s);7.82(1H,dd);7.63(1H,d);7.48(1H,dd);7.29(1H,t);7.16(1H,t);7.05(1H,dt);6.40(1H,s);6.29(1H,d);6.26(1H,s);6.11(1H,s);6.07(1H,d);4.98(1H,t);4.29(2H,d);3.62(3H,s)。
【0746】
実施例262:1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)エタノンの調製
1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.133g、0.493mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、6−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.253g、0.961mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−((5−メトキシピラジン−2−イル)メチレン)アニリン(0.933mmol)の溶液から60℃で96時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、白色固体として0.146g(39%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):407(M+H)。ESI/APCI(−):405(M−H)。
【0747】
実施例263:2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:2−(3−(ベンジリデンアミノ)−5−メトキシフェノキシ)エタノールを、一般手順Iに従ってベンズアルデヒド(0.102mL、1.004mmol)及び2−(3−アミノ−5−メトキシフェノキシ)エタノール(0.183g、0.999mmol)から定量的に調製した。
【0748】
工程2:2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、1−メチル−1H−インダゾール−3−カルバルデヒド(0.160g、0.999mmol)、並びにエタノール(1.5mL)中の2−(3−(ベンジリデンアミノ)−5−メトキシフェノキシ)エタノール(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(2%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、ベージュ色の固体として0.031g(7%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):432(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.14(1H,d);7.82(1H,d);7.59(2H,d);7.46〜7.56(1H,m);7.16〜7.43(5H,m);6.54(1H,d);6.44(1H,d);5.95(2H,br s);5.74(1H,s);4.78(1H,br s);4.27(3H,s);3.81(2H,m);3.53〜3.70(5H,m)。
【0749】
実施例264:(−)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンと(+)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンとをもたらす、1−(1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンのエナンチオマー分離。
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノン(0.054g)をそのエナンチオマーに分離して、分取HPLC(ChiralPakカラム、方法6)によって精製した。これらの条件下で、0.021gのより早く溶出するエナンチオマー(t
r=6.7分;ee>98%)及び0.020gのより遅く溶出するエナンチオマー(t
r=12.1分;ee=96%)が得られた。
【0750】
実施例265:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−2−イル)エタノンの調製
工程1:3−メトキシ−N−(ピリジン−2−イルメチレン)アニリンを、一般手順Iに従ってピコリンアルデヒド(0.107g、0.999mmol)及び3−メトキシアニリン(0.112mL、1.001mmol)から定量的に調製した。
【0751】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−2−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−(ピリジン−2−イルメチレン)アニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のアセトニトリルからの結晶化によって、白色固体として0.013g(4%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):358(M+H)。ESI/APCI(−):356(M−H)。
【0752】
実施例266:1−(1H−インドール−4−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:4−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(7.5mL)中の1H−インドール−4−カルバルデヒド(0.435g、2.997mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.786g、3.601mmol)及びDMAP(0.037g、0.303mmol)から調製し、褐色油として0.654g(89%)の所望の化合物を得た。
1H NMR(DMSO−d
6)10.26(1H,s);8.41(1H,d);7.92(1H,d);7.88(1H,d);7.57(1H,t);7.34(1H,d);1.65(9H,s)。
【0753】
工程2:1−(1H−インドール−4−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、4−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で3日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法4)によって、0.051g(14%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):357(M+H)。ESI/APCI(−):355(M−H)。
【0754】
実施例267:1−(1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インダゾール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:NMP(3mL)中の1H−インダゾール−3−カルバルデヒド(0.201g、1.375mmol)、炭酸カリウム(0.218g、1.577mmol)及びヨウ化リチウム(0.095g、0.710mmol)の溶液に、2−(2−クロロエトキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン(0.210mL、1.422mmol)を添加した。反応混合物を80℃で20時間撹拌した。室温まで冷却した後、水を添加して、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→35%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、淡黄色油として0.145g(38%)の1−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)エチル)−1H−インダゾール−3−カルバルデヒドを得た。
【0755】
工程2:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(1−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)エチル)−1H−インダゾール−3−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(0.7mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.067g、0.248mmol)及びトリエチルアミン(0.050mL、0.359mmol)の混合物、1−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)エチル)−1H−インダゾール−3−カルバルデヒド(0.145g、0.529mmol)、並びにエタノール(1.2mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.483mmol)の溶液から60℃で16時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→30%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、黄色油として0.138g(59%)の所望の産物を得た(80%純度)。ESI/APCI(+):486(M+H)。
【0756】
工程2:アセトニトリル(3mL)中の2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニル−1−(1−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)エチル)−1H−インダゾール−3−イル)エタノン(0.138g、0.284mmol)の溶液に、1N塩酸溶液(0.150mL、0.150mmol)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。分取HPLC(XBridgeカラム、方法2)による精製によって、黄色油として0.022g(36%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):402(M+H)。
【0757】
実施例268:2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(1mL)中の2−クロロ−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.100g、0.352mmol)、トリエチルアミン(0.057mL、0.423mmol)及び3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシアニリン(0.107g、0.423mmol)からマイクロ波オーブンにおいて130℃で15分間、及び150℃で1時間マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、油として0.151g(88%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):487(M+H)、509(M+Na)。ESI/APCI(−):485(M−H)。
【0758】
実施例269:2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.150g、0.308mmol)をジオキサン(10.00mL、40.00mmol)中の4N塩化水素溶液に溶解した。反応混合物を室温で6時間撹拌し、減圧下で濃縮した。残渣をジクロロメタンと飽和重炭酸ナトリウム溶液とで分配した。相が分離された。有機相を減圧下で濃縮した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(2%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製によって、白色固体として0.032g(24%)の2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):431(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.94(1H,br s);8.17(1H,d);7.63(2H,d);7.55(1H,d);7.11〜7.37(5H,m);6.35(1H,d);5.91〜6.08(3H,m);5.72(1H,br s);4.79(1H,br s);3.90(3H,s);3.83(2H,m);3.61(5H,m)。
【0759】
実施例270:3−メトキシ−5−((2−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)ベンジルアセテートの調製
工程1:ジクロロメタン(10ml)中の(3−アミノ−5−メトキシフェニル)メタノール(0.300g、1.958mmol)、トリエチルアミン(0.817mL、5.894mmol)及びDMAP(0.024g、0.196mmol)の溶液に、無水酢酸(0.184mL、1.965mmol)を滴加した。反応混合物を室温で1.5時間撹拌して、反応混合物を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、油として0.314g(82%)の3−アミノ−5−メトキシベンジルアセテートを得た。ESI/APCI(+):196(M+H)。
【0760】
工程2:3−メトキシ−5−((2−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)ベンジルアセテートを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(1mL)中の2−クロロ−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.080g、0.282mmol)、トリエチルアミン(0.078mL、0.564mmol)及び3−アミノ−5−メトキシベンジルアセテート(0.110g、0.564mmol)からマイクロ波オーブンにおいて150℃で1時間マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、橙色固体として0.057g(46%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):443(M+H);465(M+Na)。
【0761】
実施例271:2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
THF(1.5mL)及びメタノール(1.5mL)の混合物中の3−メトキシ−5−((2−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)ベンジルアセテート(0.057g、0.129mmol)の溶液に、炭酸カリウム(0.036g、0.258mmol)を添加した。室温で3時間撹拌した後、反応混合物をジクロロメタンで希釈してセライトのプラグによって濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、ベージュ色の固体として0.020g(38%)の2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):401(M+H)。ESI/APCI(−):399(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.92(1H,s);8.17(1H,d);7.63(2H,d);7.54(1H,d);7.11〜7.35(5H,m);6.39(1H,s);6.29(1H,d);6.24(1H,s);6.12(1H,s);5.99(1H,d);4.99(1H,t);4.29(2H,d);3.90(3H,s);3.62(3H,s)。
【0762】
実施例272:1−(イソキノリン−4−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(イソキノリン−4−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、イソキノリン−4−カルバルデヒド(0.157g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−3−メトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、白色固体として0.002g(1%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):369(M+H)。ESI/APCI(−):367(M−H)。
【0763】
実施例273:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メチルピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール中の3−メトキシ−N−((5−メチルピリジン−3−イル)メチレン)アニリンの溶液を、エタノール(0.5mL)中の5−メチルニコチンアルデヒド(0.105g、0.867mmol)及び3−メトキシアニリン(0.111mL、0.983mmol)の溶液を60℃で24時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。
【0764】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メチルピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.130g、0.482mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.230g、0.938mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−((5−メチルピリジン−3−イル)メチレン)アニリン(0.867mmol)の溶液から60℃で96時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(50%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、白色固体として0.029g(9%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):372(M+H)。ESI/APCI(−):370(M−H)。
【0765】
実施例274:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メトキシピリジン−2−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール中の3−メトキシ−N−((5−メトキシピリジン−2−イル)メチレン)アニリンの溶液を、エタノール(1mL)中の5−メトキシピコリンアルデヒド(0.137g、0.999mmol)及びm−アニシジン(0.112mL、1.000mmol)の溶液を60℃で一晩加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):243(M+H);265(M+Na)。
【0766】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メトキシピリジン−2−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−((5−メトキシピリジン−2−イル)メチレン)アニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。残渣を、ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製、その後のジエチルエーテル及びヘプタンからの析出によって、ベージュ色の固体として0.139g(36%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):388(M+H)。ESI/APCI(−):386(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.07(1H,br s);8.71(1H,d);8.22(1H,d);8.15(1H,d);7.53(1H,d);7.46(1H,d);7.33(1H,dd);7.12〜7.25(2H,m);6.92(1H,t);6.28〜6.45(3H,m);6.01〜6.17(2H,m);3.75(3H,s);3.63(3H,s)。
【0767】
実施例275:2−(6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:0℃で冷却した水(3mL)中のモルホリン−3−カルボン酸塩酸塩(1.000g、5.967mmol)の溶液に、亜硝酸ナトリウム(0.553g、8.015mmol)を少量ずつ添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣をアセトン中に取った。固体を濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣をTHFと同時に蒸発させ、淡黄色発泡体として4−ニトロソモルホリン−3−カルボン酸を得て、これを更に精製することなく次の工程に使用した。ESI/APCI(−):159(M−H)。
【0768】
工程2:0℃で冷却したTHF(25mL)中の4−ニトロソモルホリン−3−カルボン酸(5.967mmol)の溶液に、THF(2mL)中のトリフルオロ無水酢酸(0.850mL、6.018mmol)の溶液を滴加した。反応混合物を0℃で5時間、及び室温で一晩撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチル(25mL)に溶解し、炭酸カリウムとともに撹拌した。固体をセライト(celite)によって濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、淡褐色のワックスとして6,7−ジヒドロ−4H−[1,2,3]オキサジアゾロ[4,3−c][1,4]オキサジン−8−イウム−3−オレートを得て、これを精製することなく次の工程に使用した。ESI/APCI(+):143(M+H)。
【0769】
工程3:キシレン(20mL)中の6,7−ジヒドロ−4H−[1,2,3]オキサジアゾロ[4,3−c][1,4]オキサジン−8−イウム−3−オレート(5.967mmol)の溶液に、プロピオール酸エチル(0.650mL、6.414mmol)を添加した。反応混合物を140℃で5時間加熱した。プロピオール酸エチル(0.500mL、4.934mmol)を更に添加して、反応混合物を140℃で16時間加熱した。室温まで冷却した後、反応混合物を減圧下で濃縮した。溶離液としてヘプタン中の酢酸エチル(50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、黄色固体として0.638g(3工程で55%)の6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−カルボン酸エチルを得た。ESI/APCI(+):197(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ6.55(1H,s);4.80(1H,s)、4.28(2H,q);4.18(1H,t);4.08(2H,t);1.27(3H,t)。
【0770】
工程4:−78℃まで冷却したTHF(5mL)中の6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−カルボン酸エチル(0.327g、1.667mmol)の溶液に、水素化リチウムアルミニウム(0.100g、2.635mmol)を添加した。反応混合物を室温まで加温して、室温で一晩撹拌した。水を添加して、反応混合物を10分間撹拌した。硫酸マグネシウムを添加した後、撹拌を5分間継続した。反応混合物を濾過して、固体を酢酸エチルで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、黄色油として0.245g(95%)の(6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル)メタノールを得た。ESI/APCI(+):155(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ5.97(1H,s);4.99(1H,t);4.75(2H,s);4.36(1H,d);4.02(4H,s)。
【0771】
工程5:ジクロロエタン(12mL)中の(6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル)メタノール(0.237g、1.537mmol)の溶液に、二酸化マンガン(1.210g、13.92mmol)を添加した。反応混合物を60℃で1時間、及び室温で18時間撹拌した。反応混合物をセライトによって濾過した。固体をジクロロメタン及び酢酸エチルで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、橙色固体として0.201g(86%)の6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−カルバルデヒドを得た。ESI/APCI(+):153(M+H)。
【0772】
工程6:エタノール中のN−((6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル)メチレン)−3−メトキシアニリンの溶液を、エタノール(0.5mL)中の6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−カルバルデヒド(0.102g、0.670mmol)及び3−メトキシアニリン(0.078mL、0.690mmol)の溶液を60℃で18時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。
【0773】
工程7:2−(6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.089g、0.330mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.502mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.193g、0.787mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−((6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル)メチレン)−3−メトキシアニリン(0.670mmol)の溶液から60℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、白色固体として0.087g(32%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):403(M+H)。ESI/APCI(−):401(M−H)。
【0774】
実施例276:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メトキシピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール中の3−メトキシ−N−((5−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アニリンの溶液を、エタノール(1mL)中の5−メトキシニコチンアルデヒド(0.137g、0.999mmol)及び3−メトキシアニリン(0.119mL、1.056mmol)の溶液を60℃で18時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):243(M+H)。
【0775】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メトキシピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.138g、0.512mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.260g、1.060mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−((5−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アニリン(0.999mmol)の溶液から60℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(50%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のメタノールからの析出によって、白色固体として0.065g(17%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):388(M+H)。ESI/APCI(−):386(M−H)。
【0776】
実施例277:2−(4−フルオロフェニル)−2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール中の(3−((4−フルオロベンジリデン)アミノ)−5−メトキシフェニル)メタノールの溶液を、エタノール(0.5mL)中の4−フルオロベンズアルデヒド(0.114g、0.919mmol)及び(3−アミノ−5−メトキシフェニル)メタノール(0.130g、0.849mmol)の溶液を60℃で18時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):260(M+H)。
【0777】
工程2:2−(4−フルオロフェニル)−2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.130g、0.482mmol)及びトリエチルアミン(0.085mL、0.610mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.220g、0.897mmol)、並びにエタノール(1mL)中の(3−((4−フルオロベンジリデン)アミノ)−5−メトキシフェニル)メタノール(0.849mmol)の溶液から60℃で24時間加熱して調製した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(40%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。溶離液としてジクロロメタン中のイソプロパノール(2.5%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製によって、黄色発泡体として0.051g(15%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):405(M+H)。ESI/APCI(−):403(M−H)。
【0778】
実施例278:5−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)ピコリノニトリルの調製
工程1:DMF(5mL)中の6−ブロモニコチンアルデヒド(0.500g、2.688mmol)の溶液にシアン化銅(I)(0.361g、4.031mmol)を添加し、混合物を120℃まで加熱した。室温まで冷却した後、反応混合物を酢酸エチルで希釈して、セライトのパッドで濾過した。有機相を水及びブラインで洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、ピンク色の固体として0.161g(45%)の5−ホルミルピコリノニトリルを得た。
1H NMR(CDCl
3)δ10.21(1H,s);9.19(1H,s);8.33(1H,dd);7.90(1H,d);7.27(1H,s)。
【0779】
工程2:5−(((3−メトキシフェニル)イミノ)メチル)ピコリノニトリルを、一般手順Iに従って5−ホルミルピコリノニトリル(0.132g、0.999mmol)及び3−メトキシアニリン(0.112mL、1.001mmol)から定量的に調製した。
【0780】
工程3:5−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)ピコリノニトリルを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の5−(((3−メトキシフェニル)イミノ)メチル)ピコリノニトリル(0.999mmol)の溶液から70℃で3日間加熱して調製した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。溶離液としてヘプタン中の酢酸エチル(42%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製によって、黄色固体として0.049g(12%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):383(M+H)。ESI/APCI(−):381(M−H)。
【0781】
実施例279:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール中の3−メトキシ−N−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチレン)アニリンの溶液を、エタノール(1mL)中の6−(トリフルオロメチル)ニコチンアルデヒド(0.175g、0.999mmol)及びm−アニシジン(0.112mL、1.000mmol)の溶液を60℃で一晩加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):281(M+H)。
【0782】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチレン)アニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタン及びヘプタンからの析出によって、ベージュ色の固体として0.125g(29%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):426(M+H)。ESI/APCI(−):424(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.28(1H,br s);9.07(1H,s);8.96(1H,s);8.27(1H,d);8.17(1H,d);7.89(1H,d);7.50(1H,d);7.16〜7.29(2H,m);6.96(1H,t);6.67(1H,d);6.41〜6.52(2H,m);6.36(1H,d);6.16(1H,d);3.65(3H,s)。
【0783】
実施例280:1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、6−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.263g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の2−(3−(ベンジリデンアミノ)−5−メトキシフェノキシ)エタノール(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、ベージュ色の固体として0.025g(6%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):435(M+H)。ESI/APCI(−):433(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.19(1H,br s);8.90(1H,s);8.13(1H,dd);7.62(2H,d);7.12〜7.35(5H,m);7.05(1H,t);6.34(1H,d);5.96〜6.11(3H,m);5.71(1H,s);4.78(1H,t);3.83(2H,m);3.64(2H,m);3.60(3H,s)。
【0784】
実施例281:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリダジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:3−メチルピリダジン(1.830mL、20.03mmol)、ベンズアルデヒド(4.080mL、40.08mmol))及び塩化亜鉛(0.546g、4.006mmol)の混合物を封管内において150℃で2.5時間加熱した。室温まで冷却した後、反応混合物をジクロロメタンで希釈して、1N水酸化ナトリウム溶液で洗浄した。有機相を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、淡褐色固体として2.820g(77%)の3−スチリルピリダジンを得た。ESI/APCI(+):183(M+H)。
【0785】
工程2:アセトン(6mL)、tert−ブタノール(6mL)及び水(6mL)の混合物中の3−スチリルピリダジン(0.600g、3.293mmol)、過ヨウ素酸ナトリウム(1.410g、6.592mmol)及びtert−ブタノール(4.500mL、0.494mmol)中の2.5%四酸化オスミウム溶液の混合物を室温で2日間撹拌した。反応混合物を濾過して、濾液を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、明褐色固体として0.264g(74%)のピリダジン−3−カルバルデヒドを得た。ESI/APCI(+):109(M+H)。
【0786】
工程3:エタノール中の3−メトキシ−N−(ピリダジン−3−イルメチレン)アニリンの溶液を、エタノール(1mL)中のピリダジン−3−カルバルデヒド(0.108g、0.999mmol)及びm−アニシジン(0.112mL、1.000mmol)の溶液を60℃で一晩加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):214(M+H)。
【0787】
工程4:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリダジン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−(ピリダジン−3−イルメチレン)アニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の酢酸エチルからの析出によって、ベージュ色の固体として0.080g(22%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):359(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.22(1H,br s);9.11(1H,d);8.83(1H,s);8.12(1H,m);7.78(1H,m);7.66(1H,dd);7.50(1H,d);7.16〜7.30(2H,m);6.96(1H,t);6.68(1H,d);6.39(3H,m);6.17(1H,d);3.65(3H,s)。
【0788】
実施例282:2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.259g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の(3−(ベンジリデンアミノ)−5−メトキシフェニル)メタノール(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の酢酸エチルからの析出によって、ベージュ色の固体として0.080g(20%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):401(M+H)。ESI/APCI(−):399(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.08(1H,br s);8.87(1H,d);7.98(1H,d);7.63(2H,d);7.22〜7.33(2H,m);7.12〜7.22(1H,m);7.03〜7.11(1H,m);6.96〜7.03(1H,m);6.41(1H,s);6.22〜6.32(2H,m);6.07〜6.17(2H,m);4.97(1H,t);4.30(2H,d);3.62(3H,s);2.47(3H,s)。
【0789】
実施例283:2−((2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(0.6mL)中の2−ブロモ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.042g、0.134mmol)及び2,6−ジメトキシ−4−ピリジンアミン(0.103g、0.668mmol)からマイクロ波オーブンにおいて100℃で30分間、120℃で15分間、及び130℃で35分間マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→60%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色粉末として0.021g(41%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):388(M+H)。ESI/APCI(−):386(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.16(1H,br s);8.88(1H,d);8.15(1H,d);7.61(2H,m);7.45(1H,d);7.1〜7.35(7H,m);6.13(1H,d);5.85(2H,s);3.69(6H,s)。
【0790】
実施例284:2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール中の(3−メトキシ−5−(((6−メチルピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)フェニル)メタノールの溶液を、エタノール(0.7mL)中の6−フルオロニコチンアルデヒド(0.098g、0.809mmol)及び(3−アミノ−5−メトキシフェニル)メタノール(0.124g、0.810mmol)の溶液を60℃で24時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):257(M+H)。
【0791】
工程2:2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.110g、0.408mmol)及びトリエチルアミン(0.080mL、0.574mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.210g、0.856mmol)、並びにエタノール(1mL)中の(3−メトキシ−5−(((6−メチルピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)フェニル)メタノール(0.809mmol)の溶液から60℃で96時間加熱して調製した。残渣を、酢酸エチル中のメタノールの勾配(1%→15%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。酢酸エチル中のメタノールの勾配(0%→5%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製によって、0.056g(17%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):402(M+H)。ESI/APCI(−):400(M−H)。
【0792】
実施例285:2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:エタノール中のN−((5−フルオロピリジン−3−イル)メチレン)−3−メトキシアニリンの溶液を、エタノール(1mL)中の5−フルオロニコチンアルデヒド(0.125g、0.999mmol)及びm−アニシジン(0.112mL、1.000mmol)の溶液を60℃で一晩加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):231(M+H)。
【0793】
工程2:2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−((5−フルオロピリジン−3−イル)メチレン)−3−メトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、ベージュ色の固体として0.161g(43%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):376(M+H)。ESI/APCI(−):374(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.26(1H,br s);8.95(1H,d);8.78(1H,s);8.43(1H,d);8.17(1H,d);7.91(1H,d);7.50(1H,d);7.15〜7.29(2H,m);6.96(1H,t);6.58(1H,d);6.40〜6.50(2H,m);6.27(1H,d);6.16(1H,d);3.65(3H,s)。
【0794】
実施例286:(−)−1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノンと、(+)−1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノンとをもたらす、1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノンのエナンチオマー分離
1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノン(0.064g)をそのエナンチオマーに分離して、分取HPLC(ChiralPakカラム、方法6)によって精製した。これらの条件下で、0.015gのより早く溶出するエナンチオマー(t
r=9.7分;ee=90%)及び0.013gのより遅く溶出するエナンチオマー(t
r=12.5分;ee=96%)が得られた。
【0795】
実施例287:(−)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンと、(+)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンとをもたらす、1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンのエナンチオマー分離
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノン(0.029g)をそのエナンチオマーに分離して、分取HPLC(ChiralPakカラム、方法7)によって精製した。これらの条件下で、0.008gのより早く溶出するエナンチオマー(t
r=9.3分;ee=98%)及び0.008gのより遅く溶出するエナンチオマー(t
r=12.9分;ee=94%)が得られた。
【0796】
実施例288:(−)−2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンと、(+)−2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンとをもたらす、2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンのエナンチオマー分離
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.050g)をそのエナンチオマーに分離して、分取HPLC(ChiralPakカラム、方法7)によって精製した。これらの条件下で、0.016gのより早く溶出するエナンチオマー(t
r=8.1分;ee=96%)及び0.012gのより遅く溶出するエナンチオマー(t
r=17.9分;ee=96%)が得られた。
【0797】
実施例289:2−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンの調製
工程1:DMF(8mL)中の2−メチルベンゾ[d]オキサゾール(1.020g、7.661mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(1.230g、10.32mmol)の溶液を140℃で18時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮し、褐色固体として1.170g(81%)の2−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)−N,N−ジメチルエテンアミンを得た。ESI/APCI(+):189(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ7.64(1H,d);7.42(1H,d);7.38(1H,d);7.19(1H,t);7.09(1H,t);5.00(1H,d);2.95(6H,s)。
【0798】
工程2:45℃で加熱したTHF(3.8mL)中の2−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)−N,N−ジメチルエテンアミン(0.233g、1.238mmol)の溶液に水(3.800mL、3.800mmol)中の1M過ヨウ素酸ナトリウム溶液を添加した。反応混合物を45℃で1時間撹拌した。室温まで冷却した後、析出物を濾過して、酢酸エチルで洗浄した。濾液を1M重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→25%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、黄色油として0.079g(43%)のベンゾ[d]オキサゾール−2−カルバルデヒドを得た。ESI/APCI(+):148(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ9.92(1H,s);8.02(1H,d);7.93(1H,d);7.67(1H,t);7.56(1H,t)。
【0799】
工程3:エタノール中のN−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イルメチレン)−3−メトキシアニリンの溶液を、エタノール(0.5mL)中のベンゾ[d]オキサゾール−2−カルバルデヒド(0.100g、0.680mmol)及び3−メトキシアニリン(0.078mL、0.698mmol)の溶液を60℃で5時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):253(M+H)。
【0800】
工程4:2−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.095g、0.352mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.502mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.189g、0.771mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イルメチレン)−3−メトキシアニリン(0.680mmol)の溶液から60℃で16時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(50%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のメタノールからの析出によって、黄色固体として0.028g(10%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):398(M+H)。ESI/APCI(−):396(M−H)。
【0801】
実施例290:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンの調製
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.095g、0.352mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.502mmol)の混合物、3−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.195g、0.752mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルメチレン)アニリン(0.704mmol)の溶液から60℃で16時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→60%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、黄色油として0.034g(12%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):411(M+H)。ESI/APCI(−):409(M−H)。
【0802】
実施例291:1−(ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:THF(20mL)中のベンゾ[d]イソオキサゾール−3−カルボン酸(0.500g、3.065mmol)の溶液に、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(0.359g、3.680mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(1.180g、6.155mmol)及びピリジン(0.500mL、6.195mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌し、減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルで分配した。相が分離された。有機相を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.225g(36%)のN−メトキシ−N−メチルベンゾ[d]イソオキサゾール−3−カルボキサミドを得た。ESI/APCI(+):207(M+H)。
【0803】
工程2:0℃で冷却したTHF(5mL)中のN−メトキシ−N−メチルベンゾ[d]イソオキサゾール−3−カルボキサミド(0.100g、0.485mmol)の溶液に、THF(1.450mL、1.450mmol)中の1M塩化ベンジルマグネシウムの溶液を添加した。反応混合物を0℃で2時間、及び室温で一晩撹拌した。0℃まで冷却した後、水を添加することによって反応を停止させた。反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(2%→20%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.052g(45%)の1−(ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):238(M+H)。ESI/APCI(+):236(M−H)。
【0804】
工程3:1−(ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−2−ブロモ−2−フェニルエタノンを、一般手順Pに従って、THF(3.5mL)中の1−(ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.080g、0.337mmol)の溶液及びTHF(4.5mL)中のフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(0.140g、0.371mmol)の溶液から調製した。反応混合物を0℃で1時間、及び室温で一晩撹拌した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(2%→20%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、黄色固体として0.092g(86%)の1−(ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−2−ブロモ−2−フェニルエタノンを得た。
【0805】
工程4:1−(ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(0.5mL)中の1−(ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−2−ブロモ−2−フェニルエタノン(0.044g、0.114mmol)及びm−アニシジン(0.127mL、1.134mmol)からマイクロ波オーブンにおいて100℃で15分間マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(2%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、黄色固体として0.004g(9%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):359(M+H)。
【0806】
実施例292:2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.259g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の2−(3−(ベンジリデンアミノ)−5−メトキシフェノキシ)エタノール(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。残渣を、ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法1)によって、白色固体として0.012g(3%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):431(M+H)。ESI/APCI(−):429(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.09(1H,br s);8.89(1H,d);7.98(1H,d);7.62(2H,d);7.22〜7.36(2H,m);7.13〜7.22(1H,m);7.03〜7.11(1H,m);6.95〜7.03(1H,m);6.32(1H,d);6.10(1H,d);6.05(2H,br s);5.71(1H,s);4.78(1H,t);3.83(2H,m);3.62〜3.71(2H,m);3.61(3H,s);2.48(3H,s)。
【0807】
実施例293:2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノンの調製
2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.126g、0.467mmol)及びトリエチルアミン(0.090mL、0.646mmol)の混合物、3−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.241g、0.929mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アニリン(0.875mmol)の溶液から60℃で98時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.055g(16%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):402(M+H)。ESI/APCI(−):400(M−H)。
【0808】
実施例294:2−(6−フルオロピリジン−3−イル)−2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール中の(3−(((6−フルオロピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)−5−メトキシフェニル)メタノールの溶液を、エタノール(0.5mL)中の6−フルオロニコチンアルデヒド(0.110g、0.879mmol)及び(3−アミノ−5−メトキシフェニル)メタノール(0.140g、0.914mmol)の溶液を60℃で5時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):261(M+H)。
【0809】
工程2:2−(6−フルオロピリジン−3−イル)−2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.121g、0.448mmol)及びトリエチルアミン(0.090mL、0.646mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.235g、0.958mmol)、並びにエタノール(1mL)中の(3−(((6−フルオロピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)−5−メトキシフェニル)メタノール(0.879mmol)の溶液から60℃で16時間加熱して調製した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→4%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製によって、黄色油として0.038g(11%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):406(M+H)。ESI/APCI(−):404(M−H)。
【0810】
実施例295:1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンの調製
1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.126g、0.467mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、5−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.259g、0.984mmol)、並びにエタノール(1mL)中の(3−メトキシ−5−((ピリジン−3−イルメチレン)アミノ)フェニル)メタノール(0.953mmol)の溶液から60℃で96時間加熱して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→7%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの析出によって、白色固体として0.100g(26%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):406(M+H)。ESI/APCI(−):404(M−H)。
【0811】
実施例296:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノンの調製
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.125g、0.463mmol)及びトリエチルアミン(0.090mL、0.646mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.260g、1.060mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3,5−ジメトキシ−N−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アニリン(0.912mmol)の溶液から60℃で16時間加熱して調製した。3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.127g、0.518mmol)を添加して、反応混合物を60℃で24時間加熱した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→60%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、褐色固体として0.008g(2%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):418(M+H)。ESI/APCI(−):416(M−H)。
【0812】
実施例297:2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンの調製
工程1:エタノール中の2−(3−メトキシ−5−((ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルメチレン)アミノ)フェノキシ)エタノールの溶液を、エタノール(1mL)中のピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルバルデヒド(0.073g、0.499mmol)及び2−(3−アミノ−5−メトキシフェノキシ)エタノール(0.092g、0.502mmol)の溶液を60℃で6時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):312(M+H)。
【0813】
工程2:2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.067g、0.248mmol)及びトリエチルアミン(0.035mL、0.252mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.123g、0.501mmol)、並びにエタノール(0.5mL)中の2−(3−メトキシ−5−((ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルメチレン)アミノ)フェノキシ)エタノール(0.499mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。残渣を、ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。分取HPLCによる更なる精製(XBridgeカラム、方法5)、その後のジエチルエーテルからの析出によって、明褐色固体として0.010g(4%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):457(M+H)。ESI/APCI(−):455(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.10(1H,br s);8.80(1H,br s);8.61(1H,d);8.19(1H,d);7.61(1H,d);7.48(1H,d);7.08〜7.29(3H,m);6.82(1H,t);6.65(1H,s);6.29(2H,s);6.10(2H,s);5.75(1H,s);4.81(1H,t);3.85(2H,m);3.67(2H,m);3.63(3H,s)。
【0814】
実施例298:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Oに従って、ジクロロメタン(16mL)中の7−メチルインドール(0.500g、3.811mmol)の溶液、ヘキサン(5.790mL、5.790mmol)中の1M塩化ジエチルアルミニウムの溶液、及びジクロロメタン(16mL)中の塩化フェニルアセチル(0.762mL、5.718mmol)の溶液から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.320g(34%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):250(M+H)。ESI/APCI(−):248(M−H)。
【0815】
工程2:2−ブロモ−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Pに従って、THF(5.5mL)中の1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.200g、0.802mmol)の溶液、及びTHF(7mL)中のフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(0.332g、0.882mmol)の溶液から調製した。反応混合物を0℃で1時間、及び室温で一晩撹拌した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色固体として0.314g(99%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):328、330(M+H)。ESI/APCI(−):326、328(M−H)。
【0816】
工程3:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(1.5mL)中の2−ブロモ−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.120g、0.366mmol)及び3,5−ジメトキシアニリン(0.280g、1.828mmol)からマイクロ波オーブンにおいて100℃で5分間マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.042g(29%)の2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):401(M+Na)。ESI/APCI(−):399(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.08(1H,br s);8.88(1H,d);7.98(1H,d);7.63(2H,d);7.23〜7.34(2H,m);7.18(1H,d);7.03〜7.12(1H,m);6.96〜7.03(1H,m);6.34(1H,d);6.10(1H,d);6.06(2H,d);5.71(1H,m);3.61(6H,s);2.48(3H,s)。
【0817】
実施例299:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:ジクロロメタン(7mL)中のフェニル酢酸(0.500g、3.672mmol)の溶液に、ジクロロメタン(7mL)中の1H−ベンゾトリアゾール(1.360g、11.42mmol)及び塩化チオニル(0.294mL、4.053mmol)の溶液を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。白色析出物を濾過して、濾液を減圧下で濃縮した。残渣をジクロロメタンと飽和炭酸ナトリウム溶液とで分配した。相が分離された。有機相を飽和炭酸ナトリウム溶液、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮して、黄色固体として0.812g(93%)の1−(1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)−2−フェニルエタノンを得た。
1H NMR(CDCl
3)δ8.27(1H,d);8.12(1H,d);7.65(1H,t);7.25〜7.5(6H,m);4.74(2H,s)。
【0818】
工程2:1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを以下で方法A及び方法Bと示される2つの異なる手順に従って調製している。
【0819】
方法A:0℃で冷却したジクロロメタン(19mL)中のN−メチルインドール(0.300g、2.287mmol)及び1−(1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)−2−フェニルエタノン(0.434g、1.829mmol)の溶液に、三塩化アルミニウム(0.381g、2.857mmol)を少量ずつ添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。メタノールを添加して反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣をジクロロメタンと飽和炭酸ナトリウム溶液とで分配した。相が分離された。有機相を飽和炭酸ナトリウム溶液、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ピンク色の油として0.266g(58%)の1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):250(M+H);272(M+Na)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.56(1H,s);8.18(1H,d);7.54(1H,d);7.2〜7.4(7H,m);4.11(2H,s);3.89(3H,s)。
【0820】
方法B:1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Oに従って、ジクロロメタン(11.5mL)中のN−メチルインドール(0.300g、2.287mmol)の溶液、ヘキサン(3.960mL、3.960mmol)中の1M塩化ジエチルアルミニウムの溶液、及びジクロロメタン(11.5mL)中の塩化フェニルアセチル(0.518mL、3.887mmol)の溶液から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→60%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ピンク色の粉末として0.350g(76%)の所望の産物を得た。
【0821】
工程3:2−ブロモ−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Pに従って、THF(11mL)中の1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.256g、1.027mmol)の溶液及びTHF(13.5mL)中のフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(0.448g、1.192mmol)の溶液から調製した。反応混合物を0℃で1時間、及び室温で2時間撹拌した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ピンク色の固体として、0.302g(90%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):328、330(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.69(1H,s);8.20(1H,d);7.67(2H,m);7.57(1H,d);7.0〜7.4(5H,m);6.73(1H,s);3.88(3H,s)。
【0822】
工程4:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(0.7mL)中の2−ブロモ−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.050g、0.152mmol)及び3,5−ジメトキシアニリン(0.116g、0.757mmol)からマイクロ波オーブンにおいて100℃で10分間マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→60%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色粉末として0.051g(84%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):401(M+H);423(M+Na)。ESI/APCI(−):399(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.93(1H,s);8.17(1H,d);7.61(2H,m);7.55(1H,d);7.1〜7.3(4H,m);6.36(1H,d);3.88(3H,s)。
【0823】
実施例300:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:0℃で冷却したTHF(40mL)中の1H−インドール−7−カルボキシアルデヒド(1.000g、6.889mmol)及びメチルトリフェニルホスホニウム臭化物(2.960g、8.286mmol)の懸濁液に、THF(10mL)中のカリウムtert−ブトキシド(1.170g、10.43mmol)の溶液を滴加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を混合氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ピンク色の油として0.914gの7−ビニル−1H−インドールを得た。ESI/APCI(+):144(M+H)。
【0824】
工程2:0℃で冷却したTHF(37mL)中の7−ビニル−1H−インドール(0.914g、6.383mmol)の溶液に、THF(6.400mL;6.400mmol)中の1Mボラン−テトラヒドロフラン複合体溶液を滴加した。反応混合物を室温で2.5時間撹拌した。10%水酸化ナトリウム溶液(3.100mL、7.750mmol)を滴加した後、水(0.869mL、9.837mmol)中の30%過酸化水素溶液を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム溶液を添加した。室温で5分後、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を水及びブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色油として0.490g(2工程で44%)の2−(1H−インドール−7−イル)エタノールを得た。ESI/APCI(+):162(M+H)。ESI/APCI(−):160(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ11.00(1H,br s);7.35(1H,m);7.28(1H,t);6.90(2H,m);6.40(1H,m);4.67(1H,t);3.70(2H,q);2.98(2H,t)。
【0825】
工程3:7−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)−1H−インドールを、一般手順Nに従って、THF(4.6mL)中の2−(1H−インドール−7−イル)エタノール(0.200g、1.241mmol)、DBU(0.280mL、1.876mmol)及びTBDMSCl(0.412g、2.734mmol)から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、橙色の油として0.288g(84%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):276(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ11.12(1H,br s);7.48(1H,m);7.39(1H,t);7.00(2H,m);6.51(1H,m);3.97(2H,t);3.14(2H,t);0.91(9H,s);0.00(6H,s)。
【0826】
工程3:1−(7−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Oに従って、ジクロロメタン(3.5mL)中の7−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)−1H−インドール(0.193g、0.701mmol)の溶液、ヘキサン(1.200mL、1.200mmol)中の1M塩化ジエチルアルミニウムの溶液、及びジクロロメタン(3.5mL)中の塩化フェニルアセチル(0.156mL、1.171mmol)の溶液から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ピンク色の粉末として0.179g(65%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):394(M+H);416(M+Na)。ESI/APCI(−):392(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.11(1H,br s);8.64(1H,s);8.17(1H,d);7.3〜7.5(5H,m);7.17〜7.26(2H,m);4.30(2H,s);4.01(2H,t);3.21(2H,t);0.93(9H,s);0.00(6H,s)。
【0827】
工程4:2−ブロモ−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Pに従って、THF(2mL)中の1−(7−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.064g、0.163mmol)の溶液及びTHF(2.4mL)中のフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(0.074g、0.197mmol)の溶液から調製した。反応混合物を0℃で1時間、及び室温で3時間撹拌した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.045g(77%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):358、360(M+H)。ESI/APCI(−):356、358(M−H)。
【0828】
工程5:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(0.8mL)中の2−ブロモ−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.045g、0.126mmol)及び3,5−ジメトキシアニリン(0.194g、1.266mmol)からマイクロ波オーブンにおいて100℃で5分間マイクロ波を照射して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、緑色粉末として0.033g(61%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):431(M+H);453(M+Na)。ESI/APCI(−):429(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.06(1H,br s);8.86(1H,s);8.01(1H,d);7.63(2H,m);7.28(2H,m);7.0〜7.2(3H,m);6.33(1H,d);6.10(1H,d);6.05(2H,d);5.71(1H,s);4.69(1H,br s);3.69(2H,t);3.61(6H,s);3.00(2H,t)。
【0829】
実施例301:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)エタノンの調製
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、1−メチル−1H−インダゾール−3−カルバルデヒド(0.160g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−(4−フルオロベンジリデン)−3,5−ジメトキシアニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で24時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの結晶化によって、白色固体として0.062g(15%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):420(M+H)。ESI/APCI(−):418(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.14(1H,d);7.82(1H,d);7.63(2H,dd);7.53(1H,t);7.33〜7.44(1H,m);7.16(2H,t);6.57(1H,d);6.43(1H,d);5.95(2H,br s);5.75(1H,s);4.26(3H,s);3.60(6H,s)。
【0830】
実施例302:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノンの調製
工程1:ジクロロメタン(5mL)中の2−(4−フルオロフェニル)酢酸(0.500g、3.244mmol)の溶液に、塩化オキサリル(0.550mL、6.282mmol)及びDMF(1滴)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、減圧下で濃縮した。残渣をトルエンと同時に蒸発させ、2−(4−フルオロフェニル)アセチルクロリドを定量的に得て、これを更に精製することなく次の工程に使用した。
【0831】
工程2:2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノンを、一般手順Oに従って、ジクロロメタン(8.5mL)中の7−メチル−1H−インドール(0.280g、2.135mmol)の溶液、ヘキサン(4.300mL、4.300mmol)中の1M塩化ジエチルアルミニウム溶液、及びジクロロメタン(8.5mL)中の4−(2−フルオロフェニル)アセチルクロリド(3.244mmol)の溶液から調製した。ジエチルエーテルからの析出による精製によって、ベージュ色の固体として0.188g(33%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):268(M+H)。ESI/APCI(−):266(M−H)。
【0832】
工程3:2−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノンを、一般手順Pに従って、THF(5mL)中の2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−メチル−1−H−インドール−3−イル)エタノン(0.186g、0.696mmol)の溶液及びTHF(6mL)中のフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(0.296g、0.787mmol)の溶液から調製した。反応混合物を0℃で1時間、及び室温で4時間撹拌した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→30%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色固体として0.225g(93%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):346、348(M+H)。ESI/APCI(−):344、346(M−H)。
【0833】
工程4:アセトニトリル(1mL)中の2−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノン(0.050g、0.144mmol)及び3,5−ジメトキシアニリン(0.047g、0.307mmol)の混合物を室温で72時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈して、1M重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.054g(89%)の2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノンを得た。ESI/APCI(+):419(M+H)。ESI/APCI(−):417(M−H)。
【0834】
実施例303:2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:(ピリジン−3−イル)酢酸塩酸塩(1.850g、10.67mmol)及び無水酢酸(1.000mL、10.68mmol)の混合物を封管内において85℃で1時間加熱した。インドール(1.250g、10.7mmol)を添加した。反応混合物を85℃で20分間、及び105℃で30分間撹拌した。室温まで冷却した後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で塩基性化して、酢酸エチルで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.674g(27%)の1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンを得た。ESI/APCI(+):237(M+H)。ESI/APCI(−):235(M−H)。
【0835】
工程2:2−ブロモ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Pに従って、THF(17mL)中の1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノン(0.570g、2.412mmol)の溶液及びTHF(22mL)中のフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(0.997g、2.652mmol)の溶液から調製した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色固体として0.275g(36%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):315、317(M+H)。
【0836】
工程3:アセトニトリル(1mL)中の2−ブロモ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノン(0.060g、0.190mmol)及び3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシアニリン(0.091g、0.381mmol)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.041gの2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンを得た。ESI/APCI(+):474(M+H)、496(M+Na)。ESI/APCI(−):472(M−H)。
【0837】
実施例304:2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンの調製
2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノン(0.040g、0.084mmol)をジオキサン(3.000mL、12.00mmol)中の4N塩化水素溶液に溶解した。反応混合物を室温で6時間撹拌し、減圧下で部分的に濃縮した。残渣をジクロロメタンと飽和重炭酸ナトリウム溶液とで分配した。相が分離された。有機相を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→15%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法5)によって、ベージュ色の固体として0.015g(42%)の2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンを得た。ESI/APCI(+):418(M+H)。ESI/APCI(−):416(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.22(1H,br s);8.94(1H,s);8.87(1H,s);8.40(1H,d);8.16(1H,d);7.95(1H,d);7.48(1H,d);7.32(1H,dd);7.14〜7.27(2H,m);6.47(1H,d);6.17(1H,d);6.06(2H,s);5.70〜5.79(1H,m);4.79(1H,t);3.76〜3.93(2H,m);3.62〜3.71(2H,m);3.61(3H,s)。
【0838】
実施例305:1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンの調製
1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、6−フルオロ−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.263g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の(3−メトキシ−5−((ピリジン−3−イルメチレン)アミノ)フェニル)メタノール(0.999mmol)の溶液から70℃で4日間加熱して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→12%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の溶離液としてジクロロメタン中のメタノール(10%)を用いた分取TLCによる精製によって、0.029g(7%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):406(M+H)。ESI/APCI(−):404(M−H)。
【0839】
実施例306:2−((2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:ジクロロメタン(5mL)中の3,5−ジメトキシアニリン(0.200g、1.306mmol)の溶液に、N−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウムトリフレート(0.377g、1.303mmol)を添加して、反応混合物を100℃で一晩加熱した。室温まで冷却した後、水を添加して、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.068g(30%)の2−フルオロ−3,5−ジメトキシアニリンを得た。ESI/APCI(+):172(M+Na)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ5.94(1H,dd);5.89(1H,dd);3.73(3H,s);3.63(3H,s)。
【0840】
工程2:2−((2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(0.5mL)中の2−ブロモ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.120g、0.382mmol)、2−フルオロ−3,5−ジメトキシアニリン(0.065g、0.382mmol)及びトリエチルアミン(0.106mL、0.764mmol)からマイクロ波オーブンにおいて100℃で15分間、及び120℃で10分間マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、白色固体として0.058g(37%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):405(M+H)。ESI/APCI(−):403(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.20(1H,br s);8.87(1H,s);8.15(1H,d);7.62(2H,d);7.47(1H,d);7.24〜7.34(2H,m);7.13〜7.23(3H,m);6.21(1H,d);6.13(1H,dd);5.98(1H,dd);5.72〜5.81(1H,m);3.75(3H,s);3.63(3H,s)。
【0841】
実施例307:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:無水酢酸(0.094mL、0.996mmol)中の2−(6−メチルピリジン−3−イル)酢酸(0.150g、0.992mmol)の混合物に、マイクロ波オーブンにおいて85℃で1時間マイクロ波を照射した。1H−インドール(0.116g、0.990mmol)を添加して、反応混合物にマイクロ波オーブンにおいて85℃で60分間マイクロ波を照射した。反応混合物を酢酸エチルで希釈して、1M重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。有機相をブラインで洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→7%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.057g(23%)の1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)エタノンを得た。ESI/APCI(+):251(M+H)。ESI/APCI(−):249(M−H)。
【0842】
工程2:2−ブロモ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)エタノンを、一般手順Pに従って、THF(5mL)中の1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)エタノン(0.084g、0.336mmol)の溶液及びTHF(2mL)中のフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(0.145g、0.386mmol)の溶液から調製した。反応混合物を0℃で1時間及び室温で4時間撹拌した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→5%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.039g(35%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):329、331(M+H)。ESI/APCI(−):327、329(M−H)。
【0843】
工程3:アセトニトリル(0.8mL)中の2−ブロモ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)エタノン(0.038g、0.115mmol)及び3,5−ジメトキシアニリン(0.036g、0.235mmol)の混合物を室温で96時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→5%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、黄色固体として0.020g(43%)の2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)エタノンを得た。ESI/APCI(+):402(M+H)。ESI/APCI(−):400(M−H)。
【0844】
実施例308:2−((4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
アセトニトリル(0.5mL)中の2−ブロモ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.050g、0.159mmol)の溶液に、4,6−ジメトキシピリミジン−2−アミン(0.123g、0.793mmol)を添加して、混合物にマイクロ波オーブンにおいて130℃まで20分間マイクロ波を照射した。反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣をヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。水中のアセトニトリルの勾配(30%→100%)を用いたC18逆相カラムでの固相抽出による更なる精製によって、0.010g(16%)の2−((4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):389(M+H)。ESI/APCI(−):387(M−H)。
【0845】
実施例309:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(o−トリル)エタノンの調製
工程1:3−メトキシ−N−(2−メチルベンジリデン)アニリンを、一般手順Iに従って2−メチルベンズアルデヒド(0.116mL、1.003mmol)及び3−メトキシアニリン(0.112mL、1.001mmol)から定量的に調製した。ESI/APCI(+):226(M+H)。
【0846】
工程2:1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシフェニル)アミノ)−2−(o−トリル)エタノンを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.245g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3−メトキシ−N−(2−メチルベンジリデン)アニリン(1.001mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、白色固体として0.056g(15%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):371(M+H)。ESI/APCI(−):369(M−H)。
【0847】
実施例310:2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノンの調製
工程1:2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノンを、一般手順Oに従って、ジクロロメタン(10mL)中の1H−インドール(0.234g、1.997mmol)の溶液、ヘキサン(3.000mL、3.000mmol)中の1M塩化ジエチルアルミニウム溶液、及びジクロロメタン(1mL)中の2−(4−フルオロフェニル)アセチルクロリド(0.411mL、3.001mmol)の溶液から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.324g(64%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):254(M+H)。ESI/APCI(−):252(M−H)。
【0848】
工程2:2−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノンを、一般手順Pに従って、THF(8.5mL)中の2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノン(0.320g、1.263mmol)の溶液及びTHF(5mL)中のフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(0.522g、1.389mmol)の溶液から調製した。反応混合物を0℃で1時間及び室温で一晩撹拌した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、粗褐色固体として所望の産物を定量的に得た。ESI/APCI(−):330、332(M−H)。
【0849】
工程3:2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノンを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(1mL)中の2−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノン(0.200g、0.602mmol)、3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシアニリン(0.200g、0.836mmol)及びトリエチルアミン(0.168mL、1.212mmol)からマイクロ波オーブンにおいて100℃で15分間マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色固体として0.153g(52%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):491(M+H)。ESI/APCI(−):489(M−H)。
【0850】
実施例311:2−(4−フルオロフェニル)−2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノンの調製
2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノン(0.150g、0.306mmol)を、ジオキサン(3.000mL、12.00mmol)中の4N塩化水素溶液に溶解し、室温で16時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム溶液を添加することによって反応を停止させた。反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.052g(39%)の2−(4−フルオロフェニル)−2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノンを得た。ESI/APCI(+):435(M+H)。ESI/APCI(−):433(M−H)。
【0851】
実施例312:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−1H−インドールを、一般手順Nに従って、THF(25mL)中の(1H−インドール−5−イル)メタノール(1.000g、6.785mmol)、DBU(1.520mL、10.18mmol)及びTBDMSCl(2.250g、14.93mmol)から調製した。ヘプタン中のジクロロメタンの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として1.540g(86%)の所望の化合物を得た。
【0852】
工程2:1−(5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−1H−インドール−3−イル)−2−クロロ−2−フェニルエタノンを、一般手順Aに従って、トルエン(2mL)中の5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−1H−インドール(0.700g、2.675mmol)、ピリジン(0.210mL、2.602mmol)及びα−クロロフェニルアセチルクロリド(0.386mL、2.678mmol)から調製した。抽出後に得られた残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、白色固体として0.550g(50%)の所望の化合物を得た。
【0853】
工程3:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(3mL)中の1−(5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−1H−インドール−3−イル)−2−クロロ−2−フェニルエタノン(0.300g、0.724mmol)及び3,5−ジメトキシアニリン(1.110g、7.246mmol)からマイクロ波オーブンにおいて130℃で30分間マイクロ波を照射して調製した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、白色固体として0.019g(5%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):417(M+H)。ESI/APCI(−):415(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.08(1H,br s);8.87(1H,s);8.15(1H,s);7.64(2H,d);7.41(1H,d);7.25〜7.35(2H,m);7.12〜7.24(2H,m);6.33(1H,d);5.98〜6.15(3H,m);5.73(1H,s);5.11(1H,t);4.56(2H,d);3.63(6H,s)。
【0854】
実施例313:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(4−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−1H−インドールを、一般手順Nに従って、THF(25mL)中の(1H−インドール−4−イル)メタノール(1.000g、6.785mmol)、DBU(1.520mL、10.18mmol)及びTBDMSCl(2.250g、14.93mmol)から調製した。ヘプタン中のジクロロメタンの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として1.650g(93%)の所望の化合物を得た。
【0855】
工程2:55℃で加熱したトルエン(10mL)中の4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−1H−インドール(1.000g、3.825mmol)及びピリジン(0.300mL、3.717mmol)に、α−クロロフェニルアセチルクロリド(0.552mL、3.825mmol)を滴加した。反応混合物は55℃で1時間加熱した。室温まで冷却した後、水及びメタノールを添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色油として0.648g(41%)の1−(4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−1H−インドール−3−イル)−2−クロロ−2−フェニルエタノン及び0.317g(28%)の2−クロロ−1−(4−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。
【0856】
工程3:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(4−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(3mL)中の2−クロロ−1−(4−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.150g、0.500mmol)及び3,5−ジメトキシアニリン(0.767g、5.007mmol)からマイクロ波オーブンにおいて130℃で15分間マイクロ波を照射して調製した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(2%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。分取HPLCによる更なる精製(XBridgeカラム、方法2)、その後のジクロロメタンからの析出によって、白色固体として0.028g(14%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):417(M+H)。ESI/APCI(−):415(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.24(1H,br s);8.96(1H,s);7.60(3H,d);7.25〜7.43(4H,m);7.20(2H,m);6.36(1H,d);6.17(1H,d);6.08(2H,s);4.94〜5.15(2H,m);4.65(1H,dd);3.64(6H,s)。
【0857】
実施例314:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:THF(90mL)中の1H−インドール−5−カルボキシアルデヒド(4.790g、33.00mmol)及び炭酸カリウム(11.40g、82.48mmol)の混合物に、ジエチルホスホノ酢酸メチル(8.700mL、47.40mmol)を添加した。反応混合物を還流下で24時間加熱し、減圧下で濃縮した。残渣を水、1N塩酸溶液及びジエチルエーテル中に取った。橙色の析出物を濾過した。濾液の相を分離した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として2.350g(35%)の3−(1H−インドール−5−イル)アクリル酸メチルを得た。ESI/APCI(−):200(M−H)。
1HNMR(DMSO−d
6)δ8.32(1H,br s);7.85(1H,d);7.81(1H,s);7.43(1H,dd);7.38(1H,d);7.24(1H,t);6.59(1H,br s);6.42(1H,d);3.81(3H,s)。
【0858】
工程2:メタノール(20mL)中の3−(1H−インドール−5−イル)アクリル酸メチル(2.000g、9.939mmol)の溶液に、10%パラジウム炭素(0.530g、0.489mmol)を添加した。懸濁液を水素雰囲気下において室温で24時間撹拌した。反応混合物をセライトのパッドで濾過して、濾液を減圧下で濃縮し、白色固体として1.820g(90%)の3−(1H−インドール−5−イル)プロパン酸メチルを得た。ESI/APCI(+):204(M+H)。
【0859】
工程3:THF(30mL)及びエタノール(7.5mL)の混合物中の3−(1H−インドール−5−イル)プロパン酸メチル(1.820g、8.955mmol)の溶液に、THF(5.000mL、20.00mmol)中の4M水素化ホウ素リチウム溶液を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。0℃まで冷却した後、飽和塩化アンモニウム溶液を添加することによって反応を停止させた。反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、無色油として1.400g(89%)の3−(1H−インドール−5−イル)プロパン−1−オールを得た。ESI/APCI(+):176(M+H)。
【0860】
工程4:5−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロピル)−1H−インドールを、一般手順Nに従って、THF(4mL)中の3−(1H−インドール−5−イル)プロパン−1−オール(0.200g、1.141mmol)、DBU(0.255mL、1.708mmol)及びTBDMSCl(0.378g、2.508mmol)から調製した。ヘプタン中のジクロロメタンの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、油として0.313g(95%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):290(M+H)。
【0861】
工程5:0℃で冷却したジクロロメタン(4mL)中の5−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロピル)−1H−インドール(0.310g、1.071mmol)の溶液に、THF(1.630mL、1.630mmol)中の1M塩化ジエチルアルミニウム溶液を添加した。混合物を0℃で30分間撹拌して、ジクロロメタン(4mL)中の塩化フェニルアセチル(0.214mL、1.606mmol)の溶液を滴加した。得られた溶液を0℃で2時間撹拌した。水及び飽和重炭酸ナトリウム溶液の混合物を添加することによって反応を停止させた。反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(2%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.071g(23%)の1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):294(M+H);316(M+Na)。ESI/APCI(−):292(M−H)。
【0862】
工程6:2−ブロモ−1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Pに従って、THF(2.5mL)中の1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.088g、0.300mmol)の溶液及びTHF(2.5mL)中のフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(0.124g、0.330mmol)の溶液から調製した。反応混合物を0℃で1時間及び室温で一晩撹拌した。有機相を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.096g(86%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):372、374(M+H);394、396(M+Na)。ESI/APCI(−):370、372(M−H)。
【0863】
工程7:アセトニトリル(2mL)中の2−ブロモ−1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.100g、0.269mmol)、3,5−ジメトキシアニリン(0.205g、1.345mmol)及びトリエチルアミン(0.075mL、0.541mmol)の混合物を室温で2日間撹拌した。1N塩酸溶液を添加して、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.071g(59%)の2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):445(M+Na)。ESI/APCI(−):443(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.06(1H,br s);8.86(1H,br s);8.01(1H,s);7.65(2H,d);7.38(1H,d);7.31(2H,t);7.16〜7.25(1H,m);7.08(1H,d);6.32(1H,br s);6.06(3H,br s);5.74(1H,br s);4.45(1H,br s);3.63(6H,s);3.43(2H,m);2.69(2H,t);1.65〜1.85(2H,m)。
【0864】
実施例315:2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Oに従って、ジクロロメタン(20mL)中の5−フルオロ−1H−インドール(0.680g、5.032mmol)の溶液、ヘキサン(7.600mL、7.600mmol)中の1M塩化ジエチルアルミニウム溶液、及びジクロロメタン(20mL)中の塩化フェニルアセチル(1.000mL、7.504mmol)の溶液から調製した。酢酸エチルからの析出による精製によって、白色固体として0.820g(64%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):254(M+H)。ESI/APCI(−):252(M−H)。
【0865】
工程2:2−ブロモ−1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Pに従って、THF(22mL)中の1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.800g、3.159mmol)の溶液及びTHF(25mL)中のフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(1.310g、3.485mmol)の溶液から調製した。反応混合物を0℃で1時間、及び室温で4時間撹拌した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として1.040g(99%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):332、334(M+H)。ESI/APCI(−):330、332(M−H)。
【0866】
工程3:アセトニトリル(0.45mL)中の2−ブロモ−1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.100g、0.301mmol)、3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシアニリン(0.075g、0.313mmol)及びトリエチルアミン(0.085mL、0.610mmol)の溶液を室温で7日間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、油として0.101g(68%)の2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):491(M+H)。ESI/APCI(−):489(M−H)。
【0867】
実施例316:1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
2−((3−(2−tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.101g、0.206mmol)をジオキサン(2.000mL、8.000mmol)中の4N塩化水素溶液に溶解した。反応混合物を室温で16時間撹拌し、減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルと1M重炭酸ナトリウム溶液とで分配した。相が分離された。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(50%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、固体として0.060g(67%)の1−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):435(M+H)。ESI/APCI(−):433(M−H)。
【0868】
実施例317:2−((4−フルオロ−3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
アセトニトリル(0.5mL)中の2−ブロモ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.048g、0.153mmol)、4−フルオロ−3−メトキシアニリン(0.026g、0.184mmol)及びトリエチルアミン(0.030mL、0.215mmol)の溶液を50℃で16時間、及び室温で96時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の発泡体として0.054g(94%)の2−((4−フルオロ−3−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):375(M+H)。ESI/APCI(−):373(M−H)。
【0869】
実施例318:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(4−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:THF(15mL)中の1H−インドール−4−カルバルデヒド(1.000g、6.889mmol)及び2−(ジエトキシホスホリル)酢酸メチル(1.511mL、8.268mmol)の溶液に、炭酸カリウム(2.380g、17.22mmol)を添加した。反応混合物を還流下で16時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣をジエチルエーテルと水とで分配した。相が分離された。有機相をブラインで洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→60%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、油として1.059g(76%)の3−(1H−インドール−4−イル)アクリル酸メチルを得た。ESI/APCI(−):200(M−H)。
【0870】
工程2:メタノール中の3−(1H−インドール−4−イル)アクリル酸メチル(1.059g、5.263mmol)の溶液に、10%パラジウム炭素(0.560g、5.262mmol)を添加した。懸濁液を水素雰囲気下において室温で16時間撹拌した。反応混合物をセライトのプラグで濾過した。固体をエタノールで洗浄して、濾液を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→60%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.936g(88%)の3−(1H−インドール−4−イル)プロパン酸メチルを得た。ESI/APCI(+):204(M+H)。
【0871】
工程3:THF(15mL)及びエタノール(4mL)の混合物中の3−(1H−インドール−4−イル)プロパン酸メチル(0.935g、4.601mmol)の溶液に、水素化ホウ素リチウム(0.230g、10.58mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム溶液を添加することによって反応を停止させ、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮し、乳白色の油として0.730g(91%)の3−(1H−インドール−4−イル)プロパン−1−オールを得た。ESI/APCI(+):176(M+H)。ESI/APCI(−):174(M−H)。
【0872】
工程4:4−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロピル)−1H−インドールを、一般手順Nに従って、THF(6mL)中の3−(1H−インドール−4−イル)プロパン−1−オール(0.300g、1.712mmol)、TBDMSCl(0.568g、3.769mmol)及びDBU(0.387mL、2.568mmol)から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→60%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.388g(78%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):290(M+H)。ESI/APCI(−):288(M−H)。
【0873】
工程5:1−(4−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Oに従って、ジクロロメタン(7mL)中の4−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロピル)−1H−インドール(0.385g、1.330mmol)の溶液、ヘキサン(1.995mL、1.995mmol)中の1M塩化ジエチルアルミニウムの溶液、及び塩化フェニルアセチル(0.266mL、1.996mmol)から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→60%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.090g(17%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):408(M+H);430(M+Na)。ESI/APCI(−):406(M−H)。
【0874】
工程6:2−ブロモ−1−(4−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Pに従って、THF(2mL)中の1−(4−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.090g、0.221mmol)の溶液及びTHF(2mL)中のフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(0.091g、0.243mmol)の溶液から調製した。反応混合物を0℃で1時間、及び室温で一晩撹拌した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.040g(49%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):372、374(M+H)。ESI/APCI(−):370、372(M−H)。
【0875】
工程7:アセトニトリル(0.5mL)中の2−ブロモ−1−(4−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.040g、0.107mmol)の溶液に、3,5−ジメトキシアニリン(0.049g、0.322mmol)を添加して、混合物を室温で2日間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。分取HPLCによる更なる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、白色非晶質固体として0.009g(18%)の2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(4−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):445(M+H)。ESI/APCI(−):443(M−H)。
【0876】
実施例319:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:2−(1H−インドール−7−イル)エチルアセテートを、一般手順Qに従って、ジクロロメタン(30mL)中の2−(1H−インドール−7−イル)エタノール(0.200g、1.241mmol)、DMAP(0.310g、2.537mmol)及び無水酢酸(0.310mL、3.285mmol)から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、無色油として0.218g(86%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):204(M+H);226(M+Na)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ11.11(1H,br s);7.41(1H,m);7.33(1H,t);6.93(2H,m);6.43(1H,m);4.29(2H,t);3.16(2H,t);1.97(3H,s)。
【0877】
工程2:DMF(4mL)中の2−(1H−インドール−7−イル)エチルアセテート(0.118g、0.581mmol)の溶液に、炭酸セシウム(0.483g、2.965mmol)及びヨウ化メチル(0.055mL、1.767mmol)を添加した。室温で7時間後、炭酸セシウム(0.483g、2.965mmol)及びヨウ化メチル(0.055mL、1.767mmol)を更に添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。水を添加して、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を水及びブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→60%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、黄色油として0.094g(75%)の2−(1−メチル−1H−インドール−7−イル)エチルアセテートを得た。ESI/APCI(+):218(M+H);240(M+Na)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ7.44(1H,m);7.24(1H,t);6.95(2H,m);6.40(1H,m);4.30(2H,t);4.04(3H,s);3.38(2H,t);2.02(3H,s)。
【0878】
工程3:2−(1−メチル−3−(2−フェニルアセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルアセテートを、一般手順Oに従って、ジクロロメタン(2.2mL)中の2−(1−メチル−1H−インドール−7−イル)エチルアセテート(0.094g、0.433mmol)の溶液、ヘキサン(0.750mL、0.750mmol)中の1M塩化ジエチルアルミニウム溶液、及びジクロロメタン(2.2mL)中の塩化フェニルアセチル(0.098mL、0.735mmol)の溶液から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、紫色の粉末として0.071g(49%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):336(M+H);358(M+Na)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.53(1H,m);8.15(1H,d);7.1〜7.4(7H,m);4.31(2H,t);4.15(3H,s);4.11(2H,s);3.40(2H,t);2.00(3H,s)。
【0879】
工程4:ジオキサン(1.4mL)及び水(1.4mL)の混合物中の2−(1−メチル−3−(2−フェニルアセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルアセテート(0.090g、0.268mmol)の懸濁液に、1N酸化リチウム溶液を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を1N塩酸溶液、水及びブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色発泡体として0.069g(88%)の1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):294(M+H);316(M+Na)。
【0880】
工程4:2−ブロモ−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Pに従って、THF(2.9mL)中の1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.069g、0.235mmol)の溶液及びTHF(3.5mL)中のフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(0.131g、0.348mmol)の溶液から調製した。反応混合物を0℃で1時間及び室温で3時間撹拌した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、黄色油として0.057g(65%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):372、374(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.62(1H,m);8.12(1H,d);7.67(2H,m);7.35(3H,m);7.16(1H,m);7.08(1H,m);6.70(1H,s);4.11(3H,s);3.67(2H,t);3.19(2H,t)。
【0881】
工程5:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(0.8mL)中の2−ブロモ−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.052g、0.140mmol)及び3,5−ジメトキシアニリン(0.216g、1.410mmol)からマイクロ波オーブンにおいて100℃で10分間マイクロ波を照射して調製した。残渣を、ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(40%→95%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製によって、ベージュ色の粉末として0.042g(68%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):445(M+H);467(M+Na)。ESI/APCI(−):443(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.85(1H,s);8.09(1H,d);7.62(2H,m);7.29(2H,m);7.0〜7.2(3H,m);6.34(1H,d);6.01(1H,s);5.96(2H,d);5.72(1H,s);4.80(1H,t);4.15(3H,s);3.68(2H,q);3.61(6H,s);3.20(2H,m)。
【0882】
実施例320:2−((3−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
アセトニトリル(0.75mL)中の2−ブロモ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.065g、0.207mmol)、3−アミノ−5−メトキシフェノール(0.115g、0.828mmol)及びトリエチルアミン(0.058mL、0.418mmol)の混合物を室温で65時間撹拌した。1N塩酸溶液を添加して、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(2%→20%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製によって、白色固体として0.033g(43%)の2−((3−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):373(M+H)。ESI/APCI(−):371(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.12(1H,br s);8.93(1H,br s);8.85(1H,s);8.15(1H,d);7.61(2H,d);7.46(1H,d);7.24〜7.35(2H,m);7.19(3H,m);6.17(1H,d);6.00(1H,d);5.90(1H,s);5.84(1H,s);5.58(1H,s);3.56(3H,s)。
【0883】
実施例321:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンの調製
工程1:0℃で冷却したDMF(26mL)中の3−アセチルインドール(2.000g、12.56mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中、60%分散液;0.552g、13.80mmol)を少量ずつ添加した。0℃で10分後、ヨウ化メチル(0.939mL、15.08mmol)を添加して、反応混合物を室温で23時間撹拌した。反応混合物を混合氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色粉末として1.732g(80%)の1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノンを得た。ESI/APCI(+):174(M+H);196(M+Na)。
【0884】
工程2:THF(3.9mL)中のトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.030g、0.033mmol)、(±)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)ビナフチル(0.051g:0.082mmol)及びナトリウムtert−ブトキシド(0.211g、2.300mmol)の混合物を15分間アルゴンで脱気した。1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノン(0.200g、1.155mmol)、3−ブロモピリジン(0.094mL、0.862mmol)及びTHF(1.9mL)を添加した。反応混合物を80℃で39時間撹拌した。室温まで冷却した後、反応混合物を酢酸エチルで希釈して、水で洗浄した。有機相を1N塩酸溶液で洗浄した。水相を2N水酸化ナトリウム溶液で塩基性化して、酢酸エチルで抽出した。有機相を水及びブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.093g(39%)の1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンを得た。ESI/APCI(+):251(M+H);273(M+Na)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.60(1H,s);8.55(1H,d);8.44(1H,dd);8.17(1H,d);7.74(1H,d);7.56(1H,d);7.2〜7.35(3H,m);4.20(2H,s);3.91(3H,s)。
【0885】
工程3:THF(5mL)中の1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノン(0.051g、0.204mmol)の溶液に、ピリジニウム三臭化物(0.130g、0.406mmol)を添加した。反応混合物を60℃で6時間加熱した。3,5−ジメトキシアニリン(0.312g、2.037mmol)を添加して、反応混合物を2時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を濾過して、固体を酢酸エチルで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリウム溶液とで分配した。相が分離された。有機相を水及びブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→90%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、黄色固体として0.043g(53%)の2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)エタノンを得た。ESI/APCI(+):402(M+H);424(M+Na)。ESI/APCI(−):400(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ9.02(1H,s);8.94(1H,d);8.46(1H,dd);8.22(1H,d);8.02(1H,d);7.62(1H,d);7.27〜7.41(3H,m);6.55(1H,d);6.14(1H,d);6.10(2H,d);5.80(1H,s);3.97(3H,s);3.68(6H,s)。
【0886】
実施例322:2−((3−(3−ヒドロキシプロポキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:DMF(24mL)中の3−アミノ−5−メトキシフェノール(1.000g、7.186mmol)及び炭酸セシウム(4.680g、14.37mmol)の混合物に、3−ブロモプロパン−1−オール(1.100g、7.914mmol)を添加した。反応混合物を60℃で20時間撹拌した。0℃に冷却した後、飽和重炭酸ナトリウム溶液を添加して、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、油として0.758g(53%)の3−(3−アミノ−5−メトキシフェノキシ)プロパン−1−オールを得た。ESI/APCI(+):198(M+H)。
【0887】
工程2:アセトニトリル(2mL)中の2−ブロモ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.100g、0.318mmol)、3−(3−アミノ−5−メトキシフェノキシ)プロパン−1−オール(0.063g、0.319mmol)及びトリエチルアミン(0.088mL、0.635mmol)の混合物を室温で2日間撹拌した。3−(3−アミノ−5−メトキシフェノキシ)プロパン−1−オール(0.063g、0.319mmol)を更に添加して、撹拌を室温で2日間継続した。混合物を酢酸エチルで希釈して、1N塩酸溶液で洗浄した。有機相を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法5)によって、白色固体として0.036g(26%)の2−((3−(3−ヒドロキシプロポキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):431(M+H)。ESI/APCI(−):429(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.14(1H,br s);8.90(1H,s);8.16(1H,d);7.63(2H,d);7.46(1H,d);7.07〜7.36(5H,m);6.32(1H,d);5.93〜6.15(3H,m);5.71(1H,s);4.51(1H,t);3.89(2H,t);3.61(3H,s);3.51(2H,m);1.78(2H,m)。
【0888】
実施例323:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:THF(8mL)中の(1H−インドール−7−イル)メタノール(0.251g、1.705mmol)、イミダゾール(0.287g、4.216mmol)及びTBDMSCl(0.300g、1.990mmol)の溶液を室温で4日間撹拌した。固体を濾過して、濾液を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、無色油として0.344g(77%)の7−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−1H−インドールを得た。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.83(1H,s);7.35(1H,d);7.23(1H,t);7.01(1H,d);6.89(1H,t);6.35(1H,dd);4.91(2H,s);0.83(9H,s);0.00(6H,s)。
【0889】
工程2:1−(7−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−1H−インドール−3−イル)−2−クロロ−2−フェニルエタノンを、一般手順Aに従って、トルエン(1.5mL)中の7−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−1H−インドール(0.173g、0.662mmol)、ピリジン(0.060mL、0.742mmol)及びα−クロロフェニルアセチルクロリド(0.095mL、0.662mmol)から調製した。抽出後に得られた残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→25%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、赤褐色固体として0.060g(22%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):414、416(M+H)。ESI/APCI(−):412、414(M−H)。
【0890】
工程3:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(0.5mL)中の1−(7−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−1H−インドール−3−イル)−2−クロロ−2−フェニルエタノン(0.060g、0.145mmol)及び3,5−ジメトキシアニリン(0.220g、1.436mmol)から100℃で15分間、及び150℃で15分間マイクロ波を照射して調製した。分取HPLC(XBridgeカラム、方法2)による精製によって、ベージュ色の固体として0.006g(10%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):417(M+H)。ESI/APCI(−):415(M−H)。
【0891】
実施例324:2−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルアセテートの調製
工程1:2−(3−ホルミル−1H−インドール−7−イル)エチルアセテートを、一般手順Rに従って、ジクロロメタン(30mL)中の塩化オキサリル(0.806mL、9.207mmol)の溶液、DMF(0.773mL、9.984mmol)、及びジクロロメタン(5mL)中の2−(1H−インドール−7−イル)エチルアセテート(1.560g、7.676mmol)の溶液から調製した。減圧下での有機相の濃縮後に得られた残渣を乾燥させ、ベージュ色の固体として粗2−(3−ホルミル−1H−インドール−7−イル)エチルアセテートを得て、これを更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):232(M+H)。ESI/APCI(−):230(M−H)。
【0892】
工程2:7−(2−アセトキシエチル)−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(40mL)中の2−(3−ホルミル−1H−インドール−7−イル)エチルアセテート(1.776g、7.680mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(2.011g、9.214mmol)及びDMAP(0.094g、0.768mmol)から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→60%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、黄色固体として1.770g(70%)の所望の化合物を得た。
【0893】
工程3:2−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルアセテートを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.120g、0.445mmol)及びトリエチルアミン(0.090mL、0.646mmol)の混合物、7−(2−アセトキシエチル)−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.273g、0.824mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−5−メトキシピリジン−3−アミン(0.857mmol)の溶液から60℃で72時間加熱して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、黄色油として0.148g(41%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):444(M+H)。ESI/APCI(−):442(M−H)。
【0894】
実施例325:1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Sに従って、THF(2mL)及びメタノール(2mL)の混合物中の2−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルアセテート(0.148g、0.334mmol)の溶液、並びに炭酸カリウム(0.095g、0.689mmol)から調製した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→6%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの析出によって、褐色粉末として0.037g(28%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):402(M+H)。
【0895】
実施例326:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:ジクロロメタン(7mL)中の1−(7−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.178g、0.452mmol)の溶液に、ジオキサン(1.600mL、6.400mmol)中の4N塩化水素溶液を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで希釈して、水で洗浄した。有機相を飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及びブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(40%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.102g(81%)の1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):280(M+H);302(M+Na)。ESI/APCI(−):278(M−H)。
【0896】
工程2:ジクロロメタン(4.9mL)中の1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.102g、0.365mmol)の懸濁液に、トリエチルアミン(0.074mL、0.534mmol)及び塩化メシル(0.032mL、0.413mmol)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。THF(2.100mL、4.200mmol)中の2Nジメチルアミン溶液を室温で4日間かけて段階的に添加した。次いで反応混合物を減圧下で部分的に濃縮し、ジクロロメタンを除去した。THF(1.000mL、2.000mmol)中の2Nジメチルアミン溶液を添加して、反応混合物を60℃で6時間加熱した。THF(1.000mL、2.000mmol)中の2Nジメチルアミン溶液を添加して、反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリウム溶液とで分配した。相が分離された。有機相を2N塩酸溶液で数回洗浄した。酸性水相を合わせて、2N水酸化ナトリウム溶液で塩基性化して、酢酸エチルで抽出した。有機相を水及びブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮し、橙色の油として0.064g(57%)の1−(7−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得て、これを更に精製することなく次の工程に使用した。ESI/APCI(+):307(M+H);329(M+Na)。ESI/APCI(−):305(M−H)。
【0897】
工程3:0℃で冷却したTHF(2.5mL)中の1−(7−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.063g、0.206mmol)の溶液に、THF(3mL)中のフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(0.110g、0.292mmol)の溶液を添加した。反応混合物を0℃で1時間、及び室温で5時間撹拌した。3,5−ジメトキシアニリン(0.154g、1.005mmol)を添加した。反応混合物を2時間還流して、室温で一晩撹拌した。3,5−ジメトキシアニリン(0.051g、0.553mmol)を添加して、反応混合物を室温で65時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリウム溶液とで分配した。相が分離された。有機相を水及びブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(2%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の溶離液としてジクロロメタン中のメタノール(10%)を用いた分取TLCによる精製によって、ベージュ色の粉末として0.029g(31%)の2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):458(M+H)。ESI/APCI(−):456(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.24(1H,br s);8.89(1H,s);8.04(1H,d);7.64(2H,m);7.29(1H,t);7.05〜7.2(4H,m);6.34(1H,d);6.10(1H,d);6.06(2H,d);5.72(1H,s);3.68(6H,s);3.08(2H,m);2.79(2H,m);2.43(6H,m)。
【0898】
実施例327:2−((3−ヒドロキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
アセトニトリル(1mL)中の2−ブロモ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.098g、0.312mmol)及び3−アミノフェノール(0.068g、0.623mmol)の懸濁液を室温で24時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(0%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.065g(61%)の2−((3−ヒドロキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):343(M+H)。ESI/APCI(−):341(M−H)。
【0899】
実施例328:4−(3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)−5−メトキシフェノキシ)ブタン酸エチルの調製
工程1:THF(10mL)中の3−アミノ−5−メトキシフェノール(0.500g、3.593mmol)の溶液に、THF(2mL)中のジ−tert−ブチルジカーボネート(0.863g、3.954mmol)を添加した。反応混合物を一晩還流させた。室温まで冷却した後、反応混合物を酢酸エチルで希釈して、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。有機相を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、油として0.427g(50%)の(3−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)カルバミン酸tert−ブチルを得た。ESI/APCI(+):240(M+H)。
【0900】
工程2:アセトン(5mL)中の(3−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)カルバミン酸tert−ブチル(0.200g、0.836mmol)、炭酸カリウム(0.231g、1.671mmol)、4−ブロモ酪酸エチル(0.245g、1.256mmol)及びヨウ化カリウム(0.014g、0.084mmol)の混合物を60℃で65時間撹拌した。室温まで冷却した後、水を添加して、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(2%→40%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、油として0.189g(64%)の4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−5−メトキシフェノキシ)ブタン酸エチルを得た。ESI/APCI(+):354(M+H);376(M+Na)。
【0901】
工程3:4−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−5−メトキシフェノキシ)ブタン酸エチル(0.104g、0.294mmol)をジオキサン(3.000mL、12.00mmol)中の4N塩化水素溶液に溶解した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を部分的に濃縮した。残渣を、酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリウム溶液とで分配した。相が分離された。有機相を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、橙色の油として0.054g(72%)の4−(3−アミノ−5−メトキシフェノキシ)ブタン酸エチルを得た。
【0902】
工程3:4−(3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)−5−メトキシフェノキシ)ブタン酸エチルを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(2mL)中の2−ブロモ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.102g、0.324mmol)、4−(3−アミノ−5−メトキシフェノキシ)ブタン酸エチル(0.082g、0.324mmol)及びトリエチルアミン(0.090mL、0.647mmol)からマイクロ波オーブンにおいて100℃で20分間マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジエチルエーテルからの析出によって、白色固体として0.057g(36%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):487(M+H)。ESI/APCI(−):485(M−H)。
【0903】
実施例329:2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(p−トリル)エタノンの調製
工程1:1−(1H−インドール−3−イル)−2−(p−トリル)エタノンを、一般手順Oに従って、ジクロロメタン(15mL)中の1H−インドール(0.350g、2.988mmol)の溶液、ヘキサン(3.880mL、3.880mmol)中の1M塩化ジエチルアルミニウム溶液、及びジクロロメタン(2mL)中の2−(p−トリル)アセチルクロリド(0.655g、3.884mmol)の溶液から調製した。抽出後に得られた残渣を、ジクロロメタンからの析出によって精製して、白色固体として0.417g(56%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):250(M+H)。ESI/APCI(−):248(M−H)
【0904】
工程2:2−ブロモ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(p−トリル)エタノンを、一般手順Pに従って、THF(11mL)中の1−(1H−インドール−3−イル)−2−(p−トリル)エタノン(0.417g、1.673mmol)の溶液及びフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(0.692g、1.840mmol)から調製した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ピンク色の固体として0.642gの粗2−ブロモ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(p−トリル)エタノンを得て、これを更に精製することなく次の工程に使用した。ESI/APCI(+):328、330(M+H)。ESI/APCI(−):326、328(M−H)
【0905】
工程3:2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(p−トリル)エタノンを、一般手順Cに従って、アセトニトリル(0.5mL)中の2−ブロモ−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(p−トリル)エタノン(0.075g、0.228mmol)、3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシアニリン(0.060g、0.251mmol)及びトリエチルアミン(0.064mL、0.456mmol)からマイクロ波オーブンにおいて100℃で15分間マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色固体として0.058g(52%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):487(M+H)。ESI/APCI(−):485(M−H)
【0906】
実施例330:2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(p−トリル)エタノンの調製
2−((3−(2−(tert−ブトキシ)エトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(p−トリル)エタノン(0.058g、0.119mmol)を、ジオキサン(1.5mL、6.000mmol)中の4N塩化水素溶液に溶解した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で中和して、酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(50%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、固体として0.030g(58%)の2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(p−トリル)エタノンを得た。ESI/APCI(+):431(M+H)。ESI/APCI(−):429(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.85(1H,s);8.15(1H,d);7.40〜7.56(3H,m);7.12〜7.27(2H,m);7.08(2H,d);6.27(1H,d);6.03(3H,br s);5.70(1H,s);4.79(1H,t);3.83(2H,d);3.58〜3.68(5H,m);2.20(3H,s)。
【0907】
実施例331:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:0℃で冷却したTHF(200mL)中の1H−インドール−5−カルバルデヒド(5.000g、34.45mmol)の溶液に、メチルトリフェニルホスホニウム臭化物(14.77g、41.33mmol)及びTHF(50mL)中のカリウムtert−ブトキシド(5.800g、51.67mmol)の溶液を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物を減圧下で部分的に濃縮した。残渣を混合氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として3.110g(63%)の5−ビニル−1H−インドールを得た。ESI/APCI(+):144(M+H)。ESI/APCI(−):142(M−H)。
【0908】
工程2:THF(100mL)中の5−ビニル−1H−インドール(2.960g、20.67mmol)の溶液に、THF(20.70mL、20.70mmol)中の1Mボラン−テトラヒドロフラン複合溶液を滴加して、反応混合物を2.5時間撹拌した。10%水酸化ナトリウム溶液(8.240mL、24.83mmol)及び30%過酸化水素溶液(2.350mL、24.83mmol)を連続添加して、反応混合物を室温で3.5時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム溶液を添加することによって反応を停止させた。反応混合物を5分間、激しく撹拌して、酢酸エチルと水とで分配した。相が分離された。有機相をブラインで洗浄して、減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、油として2.310g(66%)の2−(1H−インドール−5−イル)エタノールを得た。ESI/APCI(+):162(M+H);184(M+Na)。
【0909】
工程3:5−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)−1H−インドールを、一般手順Nに従って、THF(10mL)中の2−(1H−インドール−5−イル)エタノール(0.464g、2.878mmol)、TBDMSCl(0.954g、6.330mmol)及びDBU(0.651mL、4.319mmol)から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→16%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、黄色油として0.582g(73%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):276(M+H)。
【0910】
工程4:1−(5−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Oに従って、ジクロロメタン(15mL)中の5−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)−1H−インドール(0.580g、2.106mmol)の溶液、ヘキサン(2.740mL、2.740mmol)中の1M塩化ジエチルアルミニウム溶液、及びジクロロメタン(2mL)中の塩化フェニルアセチル(0.365mL、2.739mmol)の溶液から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.182(22%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):394(M+H)。ESI/APCI(−):392(M−H)
【0911】
工程5:2−ブロモ−1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Pに従って、THF(3mL)中の1−(5−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.182g、0.462mmol)の溶液、及びフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(0.191g、0.509mmol)から調製した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色固体として0.083g(50%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):358、360(M+H)。ESI/APCI(−):356、358(M−H)。
【0912】
工程6:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(0.5mL)中の2−ブロモ−1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.040g、0.112mmol)及び3,5−ジメトキシアニリン(0.086g、0.558mmol)からマイクロ波オーブンにおいて100℃で15分間マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、灰色固体として0.032g(65%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):431(M+H)。ESI/APCI(−):429(M−H)
【0913】
実施例332:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)エタノンの調製
工程1:1−(7−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−(4−フルオロフェニル)エタノンを、一般手順Oに従って、ジクロロメタン(9mL)中の7−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)−1H−インドール(0.434g、1.576mmol)の溶液、ヘキサン(2.048mL、2.048mmol)中の1M塩化ジエチルアルミニウムの溶液、及びジクロロメタン(1mL)中の2−(4−フルオロフェニル)アセチルクロリド(0.353g、2.048mmol)から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.149g(23%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):412(M+H)。ESI/APCI(−):410(M−H)。0.137g(29%)の2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)エタノンも単離された。
【0914】
工程2:2−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)エタノンを、一般手順Pに従って、THF(3mL)中の2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)エタノン(0.137g、0.461mmol)の溶液、及びフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(0.203g、0.540mmol)から調製した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.097g(56%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):376、378(M+H)。ESI/APCI(−):374、376(M−H)。
【0915】
工程3:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)エタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(0.5mL)中の2−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)エタノン(0.050g、0.133mmol)及び3,5−ジメトキシアニリン(0.102g、0.665mmol)からマイクロ波オーブンにおいて100℃で15分間マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、固体として0.036g(58%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):449(M+H)。ESI/APCI(−):447(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.86(1H,s);8.01(1H,d);7.66(2H,dd);6.99〜7.20(4H,m);6.35(1H,d);6.12(1H,d);6.05(2H,d);5.72(1H,s);3.69(2H,t);3.62(6H,s);3.02(2H,t)。
【0916】
実施例333:3−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−5−イル)プロピルアセテートの調製
工程1:3−(1H−インドール−5−イル)プロピルアセテートを、一般手順Qに従って、ジクロロメタン(150mL)中の3−(1H−インドール−5−イル)プロパン−1−オール(1.400g、7.989mmol)、DMAP(0.976g、8.185mmol)及び無水酢酸(1.900mL、20.14mmol)から調製した。溶離液としてジクロロメタンを用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、無色油として1.590g(92%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):218(M+H)
【0917】
工程2:3−(3−ホルミル−1H−インドール−5−イル)プロピルアセテートを、一般手順Rに従って、ジクロロメタン(40mL)中の塩化オキサリル(0.800mL、9.139mmol)の溶液、DMF(0.750mL、9.687mmol)、及びジクロロメタン(15mL)中の3−(1H−インドール−5−イル)プロピルアセテート(1.590g、7.318mmol)の溶液から調製した。減圧下での有機相の濃縮後に得られた残渣を乾燥させ、ベージュ色の固体として1.700g(95%)の所望の化合物を得て、これを更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):246(M+H)。ESI/APCI(−):244(M−H)。
【0918】
工程3:5−(3−アセトキシプロピル)−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(35mL)中の3−(3−ホルミル−1H−インドール−5−イル)プロピルアセテート(1.710g、6.931mmol)、ジ−tert−ブチルジカルボキシレート(1.820g、8.339mmol)及びDMAP(0.090g、0.737mmol)から調製し、淡黄色固体として2.350g(98%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):346(M+H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ10.06(1H,s);8.63(1H,s);8.02(1H,d);7.98(1H,s);7.31(1H,dd);3.99(2H,t);2.76(2H,t);2.01(3H,s);1.92(2H,m);1.66(9H,s)。
【0919】
工程4:3−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−5−イル)プロピルアセテートを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.132g、0.489mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、5−(3−アセトキシプロピル)−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.340g、0.984mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−5−メトキシピリジン−3−アミン(0.980mmol)の溶液から60℃で72時間加熱して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→5%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、黄色油として0.224g(50%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):458(M+H)。ESI/APCI(−):456(M−H)。
【0920】
実施例334:1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Sに従って、THF(3mL)及びメタノール(3mL)中の3−(3−(2−(5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−5−イル)プロピルアセテート(0.224g、0.490mmol)の溶液、及び炭酸カリウム(0.135g、0.977mmol)から調製した。反応混合物を45℃で3時間加熱した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→7%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの析出によって、白色固体として0.072g(35%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):416(M+H)。ESI/APCI(−):414(M−H)
【0921】
実施例335:2−(3−フルオロフェニル)−2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノンの調製
工程1:2−(3−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノンを、一般手順Oに従って、ジクロロメタン(15mL)中の1H−インドール(0.292g、2.492mmol)の溶液、ヘキサン(3.240mL、3.240mmol)中の1M塩化ジエチルアルミニウムの溶液、及びジクロロメタン(2mL)中の2−(3−フルオロフェニル)アセチルクロリド(0.559g、3.184mmol)の溶液から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、固体として0.459g(73%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):254(M+H)。ESI/APCI(−):252(M−H)。
【0922】
工程2:2−ブロモ−2−(3−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノンを、一般手順Pに従って、THF(12mL)中の2−(3−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノン(0.459g、1.812mmol)の溶液、及びフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(0.749g、1.994mmol)から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→80%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色固体として0.466g(77%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):332、334(M+H)。ESI/APCI(−):330、332(M−H)。
【0923】
工程3:アセトニトリル(0.3mL)中の2−ブロモ−2−(3−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノン(0.054g、0.164mmol)及びトリエチルアミン(0.046mL、0.328mmol)の溶液に、2−(3−アミノ−5−メトキシフェノキシ)エタノール(0.030g、0.164mmol)を添加した。反応混合物を室温で4日間、撹拌して、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(10%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(2%→8%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる更なる精製によって、黄色固体として0.030g(42%)の2−(3−フルオロフェニル)−2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノンを得た。ESI/APCI(+):435(M+H)。ESI/APCI(−):433(M−H)。
【0924】
実施例336:2−(3−(2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルアセテートの調製
工程1:エタノール中の5−メトキシ−N−((5−メトキシピラジン−2−イル)メチレン)ピリジン−3−アミンの溶液を、エタノール(0.5mL)中の5−メトキシピラジン−2−カルバルデヒド(0.130g、0.941mmol)及び5−メトキシピリジン−3−アミン(0.133g、1.071mmol)の溶液を60℃で16時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):245(M+H)。
【0925】
工程2:2−(3−(2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルアセテートを、一般手順Lに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.717mL、0.500mmol)の混合物、7−(2−アセトキシエチル)−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.331g、0.998mmol)、並びにエタノール(1mL)中の5−メトキシ−N−((5−メトキシピラジン−2−イル)メチレン)ピリジン−3−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→7%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.281g(59%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):476(M+H)。ESI/APCI(−):474(M−H)。
【0926】
実施例337:1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノンの調製
1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノンを、一般手順Sに従って、THF(4mL)及びメタノール(4mL)の混合物中の2−(3−(2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルアセテート(0.280g、0.589mmol)の溶液、並びに炭酸カリウム(0.163g、1.178mmol)から調製した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、固体として0.084g(33%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):434(M+H)。ESI/APCI(−):432(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.76(1H,s);8.53(1H,s);8.26(1H,s);8.02(1H,d);7.87(1H,d);7.55(1H,d);7.04〜7.19(2H,m);6.85(1H,s);6.69(1H,d);6.37(1H,d);3.86(3H,s);3.66〜3.77(5H,m);3.03(2H,t)。
【0927】
実施例338:2−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルアセテートの調製
工程1:エタノール中の5−メトキシ−N−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルメチレン)ピリジン−3−アミンの溶液を、エタノール(0.5mL)中のピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルバルデヒド(0.139g、0.951mmol)及び5−メトキシピリジン−3−アミン(0.121g、0.975mmol)の溶液を60℃で5.5時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):253(M+H)。
【0928】
工程2:2−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルアセテートを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.550mmol)の混合物、7−(2−アセトキシエチル)−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.331g、0.998mmol)、並びにエタノール(1mL)中の5−メトキシ−N−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルメチレン)ピリジン−3−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→7%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、赤色の油として0.130g(27%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):484(M+H)。ESI/APCI(−):482(M−H)
【0929】
実施例339:1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンの調製
1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンを、一般手順Sに従って、THF(2mL)及びメタノール(2mL)中の2−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルアセテート(0.130g、0.269mmol)の溶液、並びに炭酸カリウム(0.074g、0.538mmol)から調製した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、固体として0.053g(44%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):442(M+H)。ESI/APCI(−):440(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.05(1H,br s);8.77(1H,s);8.60(1H,d);8.03(1H,d);7.89(1H,d);7.59(1H,d);7.51(1H,d);7.00〜7.23(3H,m);6.76〜6.91(2H,m);6.55〜6.68(2H,m);6.42(1H,d);4.70(1H,br s);3.61〜3.79(5H,m);3.01(2H,t)。
【0930】
実施例340:2−(3−(2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルアセテートの調製
工程1:エタノール中のN−((5−フルオロピリジン−3−イル)メチレン)−5−メトキシピリジン−3−アミンの溶液を、エタノール(0.5mL)中の5−フルオロニコチンアルデヒド(0.125g、0.999mmol)及び5−メトキシピリジン−3−アミン(0.124g、0.999mmol)の溶液を60℃で4時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。
【0931】
工程2:2−(3−(2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルアセテートを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.500mmol)の混合物、7−(2−アセトキシエチル)−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.331g、0.998mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−((5−フルオロピリジン−3−イル)メチレン)−5−メトキシピリジン−3−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ジクロロメタンからの析出による精製によって、白色固体として0.254g(55%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):463(M+H)。ESI/APCI(−):461(M−H)。
【0932】
実施例341:2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノンの調製
2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノンを、一般手順Sに従って、THF(3mL)及びメタノール(3mL)の混合物中の2−(3−(2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルアセテート(0.190g、0.411mmol)の溶液、並びに炭酸カリウム(0.114g、0.822mmol)から調製した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として0.074g(43%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):421(M+H)。ESI/APCI(−):419(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ8.93(1H,s);8.79(1H,s);8.44(1H,d);8.02(1H,d);7.83〜7.96(2H,m);7.55(1H,d);7.03〜7.21(2H,m);6.79〜6.93(2H,m);6.36(1H,d);3.65〜3.79(5H,m);3.03(2H,t)。
【0933】
実施例342:2−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−5−イル)エチルアセテートの調製
工程1:2−(1H−インドール−5−イル)エチルアセテートを、一般手順Qに従って、ジクロロメタン(250mL)中の2−(1H−インドール−5−イル)エタノール(2.310g、14.33mmol)、DMAP(3.500g、28.66mmol)及び無水酢酸(3.500mL、37.26mmol)から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、油として2.580g(89%)の所望の化合物を得た。
【0934】
工程2:2−(3−ホルミル−1H−インドール−5−イル)エチルアセテートを、一般手順Rに従って、ジクロロメタン(8mL)中の塩化オキサリル(1.330mL、15.23mmol)の溶液、DMF(1.180mL、15.23mmol)、並びにジクロロメタン(20mL)中の2−(1H−インドール−5−イル)エチルアセテート(2.580g、12.69mmol)の溶液から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(30%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として2.780g(95%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):232(M+H);254(M+Na)。ESI/APCI(−):230(M−H)。
【0935】
工程3:5−(2−アセトキシエチル)−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを、一般手順Fに従って、アセトニトリル(50mL)中の2−(3−ホルミル−1H−インドール−5−イル)エチルアセテート(2.780g、12.02mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(2.150g、14.43mmol)及びDMAP(0.294g、2.406mmol)から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として3.940(99%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):354(M+Na)。
【0936】
工程4:2−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−5−イル)エチルアセテートを、一般手順Kに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、5−(2−アセトキシエチル)−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.331g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−ベンジリデン−5−メトキシピリジン−3−アミン(0.996mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、固体として0.216g(49%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):444(M+H)。ESI/APCI(−):442(M−H)。
【0937】
実施例343:1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンの調製
1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルエタノンを、一般手順Sに従って、THF(5mL)及びメタノール(5mL)中の2−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−フェニルアセチル)−1H−インドール−5−イル)エチルアセテート(0.216g、0.487mmol)の溶液、並びに炭酸カリウム(0.135g、0.977mmol)から調製した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のアセトニトリルからの析出によって、0.075g(38%)のベージュ色の固体を得た。ESI/APCI(+):402(M+H)。ESI/APCI(−):400(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.10(1H,br s);8.86(1H,s);8.02(1H,s);7.85(1H,d);7.66(2H,d);7.51(1H,d);7.38(1H,d);7.26〜7.35(2H,m);7.17〜7.25(1H,m);7.09(1H,d);6.79(1H,s);6.68(1H,d);6.17(1H,d);4.62(1H,t);3.72(3H,s);3.54〜3.66(2H,m);2.80(2H,t)。
【0938】
実施例344:2−(3−(2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−5−イル)エチルアセテートの調製
2−(3−(2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−5−イル)エチルアセテートを、一般手順Kに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、5−(2−アセトキシエチル)−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.331g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の5−メトキシ−N−((5−メトキシピラジン−2−イル)メチレン)ピリジン−3−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、固体として0.311g(65%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):476(M+H)。ESI/APCI(−):474(M−H)。
【0939】
実施例345:1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノンの調製
1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノンを、一般手順Sに従って、THF(7.5mL)及びメタノール(7.5mL)中の2−(3−(2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−5−イル)エチルアセテート(0.311g、0.654mmol)の溶液、並びに炭酸カリウム(0.181g、1.210mmol)から調製した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のアセトニトリルからの析出によって、ベージュ色の固体として0.165g(58%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):434(M+H)。ESI/APCI(−):432(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.10(1H,br s);8.75(1H,s);8.52(1H,s);8.26(1H,s);8.01(1H,s);7.86(1H,d);7.56(1H,d);7.40(1H,d);7.11(1H,d);6.84(1H,br s);6.68(1H,d);6.33(1H,d);4.64(1H,t);3.86(3H,s);3.74(3H,s);3.55〜3.67(2H,m);2.81(2H,t)。
【0940】
実施例346:2−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アセチル)−1H−インドール−5−イル)エチルアセテートの調製
2−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アセチル)−1H−インドール−5−イル)エチルアセテートを、一般手順Kに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、5−(2−アセトキシエチル)−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.331g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の5−メトキシ−N−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルメチレン)ピリジン−3−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、固体として0.218g(45%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):484(M+H)。ESI/APCI(−):482(M−H)。
【0941】
実施例347:1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンの調製
1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンを、一般手順Sに従って、THF(5mL)及びメタノール(5mL)中の2−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アセチル)−1H−インドール−5−イル)エチルアセテート(0.218g、0.451mmol)の溶液、並びに炭酸カリウム(0.124g、0.904mmol)から調製した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のエタノールからの析出によって、ピンク色の固体として0.077g(39%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):442(M+H)。ESI/APCI(−):440(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ11.95(1H,br s);8.68(1H,s);8.52(1H,d);7.94(1H,s);7.81(1H,d);7.52(1H,d);7.44(1H,d);7.29(1H,d);7.04〜7.15(1H,m);7.01(1H,d);6.68〜6.83(2H,m);6.58(1H,s);6.52(1H,d);6.31(1H,d);4.55(1H,t);3.64(3H,s);3.46〜3.58(2H,m);2.72(2H,t)。
【0942】
実施例348:2−(3−(2−(4−フルオロフェニル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルアセテートの調製
工程1:エタノール中のN−(4−フルオロベンジリデン)−5−メトキシピリジン−3−アミンの溶液を、エタノール(0.5mL)中の4−フルオロベンズアルデヒド(0.120g、0.967mmol)及び5−メトキシピリジン−3−アミン(0.121g、0.975mmol)の溶液を60℃で20時間加熱することによって調製した。イミンの形成は定量的なものであり、この溶液を更に精製することなく使用した。
【0943】
工程2:2−(3−(2−(4−フルオロフェニル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルアセテートを、一般手順Kに従って、エタノール(1mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、7−(2−アセトキシエチル)−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.331g、0.998mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−(4−フルオロベンジリデン)−5−メトキシピリジン−3−アミン(0.999mmol)の溶液から70℃で2日間加熱して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→7%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.191g(41%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):462(M+H)。ESI/APCI(−):460(M−H)。
【0944】
実施例349:2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノンの調製
2−(4−フルオロフェニル)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノンを、一般手順Sに従って、THF(3mL)及びメタノール(3mL)の混合物中の2−(3−(2−(4−フルオロフェニル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルアセテート(0.190g、0.412mmol)の溶液、並びに炭酸カリウム(0.114g、0.823mmol)から調製した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法5)によって、黄色粉末として0.038g(22%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):420(M+H)。ESI/APCI(−):418(M−H)。
【0945】
実施例350:4−(3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)−5−メトキシフェノキシ)ブタン酸の調製
ジオキサン(3mL)中の4−(3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)−5−メトキシフェノキシ)ブタン酸エチル(0.050g、0.103mmol)の溶液に、1N水酸化ナトリウム溶液(0.308mL、0.308mmol)を添加した。反応混合物を室温で4日間撹拌した。1N塩酸溶液を添加して、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。分取HPLC(Xbridgeカラム、方法2)による精製、その後のジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→7%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の固体として0.009g(19%)の4−(3−((2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)−5−メトキシフェノキシ)ブタン酸を得た。ESI/APCI(+):459(M+H)。ESI/APCI(−):457(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.14(1H,br s);8.89(1H,s);8.16(1H,d);7.63(2H,d);7.46(1H,d);7.25〜7.35(2H,m);7.12〜7.24(3H,m);6.31(1H,d);5.99〜6.12(3H,m);5.71(1H,s);3.84(2H,t);3.61(3H,s);2.73(1H,br s);2.32(2H,t);1.86(2H,m)。
【0946】
実施例351:2−(3−(2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アセチル)−1H−インドール−5−イル)エチルアセテートの調製
2−(3−(2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アセチル)−1H−インドール−5−イル)エチルアセテートを、一般手順Kに従って、エタノール(1.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.070mL、0.505mmol)の混合物、5−(2−アセトキシエチル)−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.331g、0.999mmol)、並びにエタノール(1mL)中の3,5−ジメトキシ−N−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルメチレン)アニリン(0.999mmol)の溶液から70℃で一晩加熱して調製した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、油として0.250g(50%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):513(M+H)。ESI/APCI(−):511(M−H)。
【0947】
実施例352:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンの調製
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンを、一般手順Sに従って、THF(5mL)及びメタノール(5mL)中の2−(3−(2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アセチル)−1H−インドール−5−イル)エチルアセテート(0.250g、0.488mmol)の溶液、並びに炭酸カリウム(0.135g、0.977mmol)から調製した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(15%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のエタノールからの析出によって、ベージュ色の固体として0.086g(37%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):471(M+H)。ESI/APCI(−):469(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ11.99(1H,br s);8.74(1H,s);8.58(1H,d);8.01(1H,s);7.59(1H,d);7.36(1H,d);7.00〜7.20(2H,m);6.80(1H,t);6.64(1H,s);6.26(2H,s);6.09(2H,s);5.74(1H,s);4.62(1H,t);3.62(6H,s);3.58(2H,m);2.79(2H,t)。
【0948】
実施例353:3−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アセチル)−1H−インドール−5−イル)プロピルアセテートの調製
3−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アセチル)−1H−インドール−5−イル)プロピルアセテートを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、5−(3−アセトキシプロピル)−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.353g、1.022mmol)、並びにエタノール(2mL)中の5−メトキシ−N−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルメチレン)ピリジン−3−アミン(0.951mmol)の溶液から60℃で72時間加熱して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→5%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色固体として0.233g(46%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):498(M+H)。ESI/APCI(−):496(M−H)。
【0949】
実施例354:1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンの調製
メタノール(3mL)、THF(3mL)及び水(0.5mL)の混合物中の3−(3−(2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アセチル)−1H−インドール−5−イル)プロピルアセテート(0.233g、0.468mmol)の溶液に、炭酸カリウム(0.135g、0.977mmol)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過して、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルに溶解して、クエン酸バッファー(pH5)溶液で洗浄した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→7%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法3)によって、ベージュ色の固体として0.040g(19%)の1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノンを得た。ESI/APCI(+):456(M+H)。ESI/APCI(−):454(M−H)。
【0950】
実施例355:3−(3−(2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−5−イル)プロピルアセテートの調製
3−(3−(2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−5−イル)プロピルアセテートを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.135g、0.500mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、5−(3−アセトキシプロピル)−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.340g、0.984mmol)、並びにエタノール(1mL)中の5−メトキシ−N−((5−メトキシピラジン−2−イル)メチレン)ピリジン−3−アミン(0.941mmol)の溶液から60℃で48時間加熱して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→5%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色固体として0.397g(64%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):490(M+H)。ESI/APCI(−):488(M−H)。
【0951】
実施例356:1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノンの調製
1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノンを、一般手順Sに従って、THF(4mL)及びメタノール(4mL)中の3−(3−(2−(5−メトキシピラジン−2−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−5−イル)プロピルアセテート(0.297g、0.607mmol)の溶液、並びに炭酸カリウム(0.171g、1.237mmol)から調製した。反応混合物を45℃で5時間加熱した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、淡黄色固体として0.090g(33%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):448(M+H)。
【0952】
実施例357:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−(2−(メチルスルホニル)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンの調製
工程1:ジクロロメタン(4.3mL)中の1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.089g、0.319mmol)の懸濁液に、トリエチルアミン(0.065mL、0.498mmol)及び塩化メシル(0.028mL、0.468mmol)を添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した。水を添加して、相を分離した。有機相を水及びブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮し、2−(3−(2−フェニルアセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルメタンスルホネートを定量的に得て、これを更に精製することなく使用した。ESI/APCI(+):358(M+H)。
【0953】
メタノール(3.6mL)中の2−(3−(2−フェニルアセチル)−1H−インドール−7−イル)エチルメタンスルホネート(0.319mmol)の溶液に、ナトリウムチオメトキシド(0.045g、0.642mmol)を添加した。室温で18時間後、ナトリウムチオメトキシド(0.045g、0.642mmol)を更に添加した。反応混合物を室温で8.5時間撹拌した。ナトリウムチオメトキシド(0.018g、0.257mmol)を添加した後、室温での撹拌を18時間継続した。反応混合物を酢酸エチルと水とで分配した。相が分離された。有機相をブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(15%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色粉末として0.041g(42%)の1−(7−(2−(メチルチオ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):310(M+H)。ESI/APCI(−):308(M−H)。
【0954】
工程2:0℃で冷却したジクロロメタン(1mL)中の1−(7−(2−(メチルチオ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.087g、0.236mmol)の溶液に、3−クロロペルオキシ安息香酸(0.125g、0.507mmol)を少量ずつ添加した。室温で2時間後、3−クロロペルオキシ安息香酸(0.040g、0.174mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで希釈して、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(40%→90%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、白色粉末として0.037g(46%)の1−(7−(2−(メチルスルホニル)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):342(M+H);364(M+Na)。ESI/APCI(−):340(M−H)。
【0955】
工程3:0℃で冷却したTHF(1.3mL)中の1−(7−(2−(メチルスルホニル)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン(0.037g、0.108mmol)の溶液に、THF(1.6mL)中のフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(0.058g、0.154mmol)の溶液を添加した。反応混合物を0℃で1時間、及び室温で4時間撹拌した。3,5−ジメトキシアニリン(0.167g、1.090mmol)を添加した。反応混合物を3時間還流して、室温で一晩撹拌した。反応混合物を濾過して、固体を酢酸エチルで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルと1N塩酸溶液とで分配した。相が分離された。有機相を飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及びブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(40%→90%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、ベージュ色の粉末として0.035g(66%)の2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−(2−(メチルスルホニル)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノンを得た。ESI/APCI(+):493(M+H);515(M+Na)。ESI/APCI(−):491(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.22(1H,br s);8.93(1H,s);8.06(1H,t);7.63(2H,m);7.26(2H,m);7.13〜7.20(3H,m);6.35(1H,d);6.11(1H,d);6.06(2H,s);5.71(1H,s);3.61(6H,s);3.47(2H,m);3.33(2H,m);3.02(3H,s)。
【0956】
実施例358:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)エタノンの調製
工程1:1−(5−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−(4−フルオロフェニル)エタノンを、一般手順Oに従って、ジクロロメタン(2.5mL)中の5−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロピル)−1H−インドール(0.130g、0.449mmol)の溶液、ヘキサン(0.584mL、0.584mmol)中の1M塩化ジエチルアルミニウム溶液、及びジクロロメタン(1mL)中の2−(4−フルオロフェニル)アセチルクロリド(0.101g、0.584mmol)の溶液から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(5%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.042g(22%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):426(M+H)。ESI/APCI(−):424(M−H)。
【0957】
工程2:2−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)−1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)エタノンを、一般手順Pに従って、THF(1mL)中の1−(5−(3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−(4−フルオロフェニル)エタノン(0.042g、0.099mmol)の溶液、及びフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(0.045g、0.118mmol)から調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(1%→10%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.020g(52%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):390、392(M+H)。ESI/APCI(−):388、390(M−H)。
【0958】
工程3:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)エタノンを、一般手順Eに従って、アセトニトリル(0.5mL)中の2−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)−1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)エタノン(0.020g、0.051mmol)及び3,5−ジメトキシアニリン(0.039g、0.256mmol)からマイクロ波オーブンにおいて100℃で15分間マイクロ波を照射して調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(20%→100%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、固体として0.008g(34%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):463(M+H)。ESI/APCI(−):461(M−H)。
【0959】
実施例359:3−(3−(2−(4−フルオロフェニル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−5−イル)プロピルアセテートの調製
3−(3−(2−(4−フルオロフェニル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−5−イル)プロピルアセテートを、一般手順Kに従って、エタノール(0.5mL)中の3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド(0.133g、0.486mmol)及びトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol)の混合物、5−(3−アセトキシプロピル)−3−ホルミル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.350g、1.013mmol)、並びにエタノール(1mL)中のN−(4−フルオロベンジリデン)−5−メトキシピリジン−3−アミン(0.967mmol)の溶液から60℃で24時間加熱して調製した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→5%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、褐色油として0.193g(40%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):476(M+H)。ESI/APCI(−):474(M−H)。
【0960】
実施例360:2−(4−フルオロフェニル)−1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノンの調製
2−(4−フルオロフェニル)−1−(5−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)エタノンを、一般手順Sに従って、THF(3mL)及びメタノール(3mL)の混合物中の3−(3−(2−(4−フルオロフェニル)−2−((5−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−5−イル)プロピルアセテート(0.193g、0.406mmol)、並びに炭酸カリウム(0.117g、0.847mmol)から調製した。反応混合物を45℃で5時間加熱した。ジクロロメタン中のメタノールの勾配(0%→5%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後のジクロロメタンからの析出によって、白色固体として0.027g(15%)の所望の産物を得た。ESI/APCI(+):434(M+H)。ESI/APCI(−):432(M−H)。
【0961】
実施例361:2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)エタノンの調製
工程1:2−(4−フルオロフェニル)−1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)エタノンを、一般手順Oに従って、ジクロロメタン(5mL)中の5−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)−1H−インドール(0.430g、1.561mmol)、ヘキサン(0.322mL、0.322mmol)中の1M塩化ジエチルアルミニウムの溶液、及びジクロロメタン(5mL)中の2−(4−フルオロフェニル)アセチルクロリド(0.322mL、2.351mmol)の溶液から調製した。ヘプタン中の酢酸エチルの勾配(2%→70%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、0.062(13%)の所望の化合物を得た。ESI/APCI(+):298(M+H)。ESI/APCI(−):296(M−H)。
【0962】
工程2:0℃で冷却したTHF(2.5mL)中の2−(4−フルオロフェニル)−1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)エタノン(0.060g、0.202mmol)の溶液に、THF(2.5mL)中のフェニルトリメチルアンモニウム三臭化物(0.106g、0.282mmol)の溶液を添加した。反応混合物を0℃で1時間、及び室温で5時間撹拌した。3,5−ジメトキシアニリン(0.309g、2.021mmol)を添加して、反応混合物を2時間還流した。室温まで冷却した後、1N塩酸溶液を添加して、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中の酢酸エチルの勾配(5%→50%)を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによる精製、その後の分取HPLCによる精製(XBridgeカラム、方法2)によって、白色固体として0.025g(28%)の2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)エタノンを得た。ESI/APCI(+):449(M+H)。ESI/APCI(−):447(M−H)。
1H NMR(DMSO−d
6)δ12.07(1H,br s);8.84(1H,d);7.99(1H,s);7.59〜7.72(2H,m);7.36(1H,d);7.02〜7.19(3H,m);5.98〜6.13(3H,m);5.74(1H,s);3.62(6H,s);3.52〜3.60(2H,m);2.78(2H,t)。
【0963】
限定されるものではないが、本明細書に記載されるものと同様のプロトコルを用いることによって調製することができる本発明の化合物の幾つかの更なる例は以下のとおりである:
4−(3−((1−(4,6−ジメチルピリジン−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソエチル)アミノ)−5−メトキシフェニル)ブタン酸;
2−(6−(ヒドロキシメチル)ピリジン−3−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシ−5−(2−(メチルスルホニル)エチル)フェニル)アミノ)エタノン;
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−フルオロ−7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−(テトラヒドロフラン−3−イル)エタノン;
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−((メチルスルホニル)メチル)−1H−インドール−3−イル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エタノン;
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)エタノン;
2−([1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−7−イル)−1−(7−(3−アミノプロピル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)エタノン;
2−(ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−インドール−3−イル)エタノン;
3−(3−(2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(5−フェニルイソオキサゾール−3−イル)アセチル)−1H−インドール−5−イル)プロパン酸;
1−(5−(2−アミノエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(5−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)エタノン;
1−メチル−4−((2−(5−(2−(メチルスルホニル)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−オキソ−1−フェニルエチル)アミノ)ピロリジン−2−オン;
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシ−5−((メチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)−2−(3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)エタノン;
2−(6,7−ジヒドロ−4H−ピラノ[3,4−d]チアゾール−2−イル)−2−((3−(2−ヒドロキシエチル)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)エタノン;
2−((3−(2−アミノエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)エタノン;
2−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシ−5−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)アミノ)エタノン;
2−((3−(ジフルオロメトキシ)フェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(チアゾロ[4,5−b]ピラジン−2−イル)エタノン;
2−(3−((1−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)−2−オキソエチル)アミノ)−5−メトキシフェニル)酢酸;
2−((3−(3−アミノプロポキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(チエノ[2,3−b]ピリジン−2−イル)エタノン;
1−(5−(アミノメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−イル)エタノン;
1−(7−(アミノメチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(チアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−イル)エタノン;
1−(5−(2−アミノエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イル)エタノン;
1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシ−5−(2−(メチルスルホニル)エトキシ)フェニル)アミノ)−2−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)エタノン;
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−イル)エタノン;
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−(p−トリル)エタノン;
2−(4−フルオロフェニル)−2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(7−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)エタノン;
2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル)−2−フェニルエタノン;
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−1H−インドール−3−イル)−2−(4−フルオロフェニル)エタノン;
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)エタノン;
2−(4−フルオロフェニル)−2−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メトキシフェニル)アミノ)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)エタノン;
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)エタノン;
2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシ−5−((メチルスルホニル)メチル)フェニル)アミノ)エタノン;
2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)−2−(3−メチルピリジン−2−イル)−1−(7−((メチルスルホニル)メチル)−1H−インドール−3−イル)エタノン;及び、
3−(3−(2−(6−シアノピリジン−2−イル)−2−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)アセチル)−1H−インドール−5−イル)プロパン酸。
【0964】
Bパート
実施例362:本発明の化合物の抗ウイルス活性
デングウイルスについて、Vero−B細胞(5×10
4)を96ウェルプレートに播種した。翌日(One day later)、培養培地を二段階希釈の化合物(濃度範囲:50μg/mL〜0.004μg/mL)と、100μLのデングウイルス接種材料(DENV)とを含む100μLのアッセイ培地に交換した。2時間のインキュベーション期間後、細胞単層をアッセイ培地で3回洗浄して、付着しなかった残存ウイルスを取り除き、培養物を阻害剤の存在下において4日間(DENV−2 NGC)、5日間(DENV−4株Dak HD 34 460)又は7日間若しくは8日間(DENV−1ジブチ株D1/H/IMTSSA/98/606及びDENV−3株H87プロトタイプ)更にインキュベートした。上清を回収して、ウイルスRNAの負荷量(load)をリアルタイム定量的RT−PCRによって決定した。ウイルスRNAの複製を50%阻害するのに必要となる化合物の濃度として定義される50%有効濃度(EC
50)を、対数補間(logarithmic interpolation)を用いて決定した。
【0965】
DENV−2 NGCに対する化合物の抗ウイルス活性を、1ウェル当たりより少ない細胞を播種した(2×10
4細胞/ウェル)ことを除き上記のプロトコルを用いて、腺癌性のヒト肺胞基底上皮細胞(A549細胞)でも試験した。
【0966】
黄熱病ウイルスについて、Vero−B細胞(5×10
4)を96ウェルプレートに播種した。翌日、培養培地を二段階希釈の化合物(濃度範囲50μg/mL〜0.004μg/mL)と、100μLの黄熱病ウイルス接種材料(YFV−17D)とを含む100μLのアッセイ培地に交換した。2時間のインキュベーション期間後、細胞単層をアッセイ培地で3回洗浄して、付着しなかった残存ウイルスを取り除き、培養物を阻害剤の存在下において4日間更にインキュベートした。上清を回収して、ウイルスRNAの負荷量をリアルタイム定量的RT−PCRによって決定した。ウイルスRNAの複製を50%阻害するのに必要となる化合物の濃度として定義される50%有効濃度(EC
50)を、対数補間を用いて決定した。
【0967】
定量的逆転写酵素−PCR(RT−qPCR)
RNAを、NucleoSpin 96 Virusキット(Macherey-Nagel、ドイツ、デューレン)をメーカーによって説明されるとおりに用いて100μL(又は場合によっては150μL)の上清から単離した。TaqManプライマー(DENV−For、DENV−Rev、YFV−For、YFV−Rev;表2)及びTaqManプローブ(DENV−Probe及びYFV−Probe;表2)の配列は、Primer Expressソフトウェア(バージョン2.0;Applied Biosystems、ベルギー、レニク)を用いて各フラビウイルス非構造遺伝子3(NS3)又はNS5から選択した。TaqManプローブの5’末端をレポーター色素として6−カルボキシフルオレセイン(FAM)で、また3’末端をクエンチャーとして小溝結合剤(MGB)で蛍光標識した(表2)。一工程定量的RT−PCRを、13.9375μLのH
2O、6.25μLのマスターミックス(Eurogentec、ベルギー、スラン)、0.375μLのフォワードプライマー、0.375μLのリバースプライマー、1μLのプローブ、0.0625μLの逆転写酵素(Eurogentec)及び3μLのサンプルを含む総量25μLで実施した。RT−PCRを、下記条件を用いたABI 7500 Fast Real−Time PCR System(Applied Biosystems、米国、ニュージャージー州、Branchburg)を用いて実施した:48℃で30分及び95℃で10分、その後の95℃で15秒と60℃で1分とを40サイクル。データを、ABI PRISM 7500 SDSソフトウェア(バージョン1.3.1;Applied Biosystems)を用いて分析した。絶対的定量化について、検量線を、既知濃度のテンプレート調製物の10倍希釈物を用いて作成した。
【0968】
表2:リアルタイム定量的RT−PCRに使用されるプライマー及びプローブ。
【表2】
aレポーター色素(FAM)及びクエンチャー(MGB/TAMRA)要素は太字及び斜体で示す。
bゲノム内のプライマー及びプローブのヌクレオチド配列及び位置を、DENV 2 NGC(GenBankアクセッション番号M29095;Irie et al., 1989)、デングウイルス血清型1ジブチ株D1/H/IMTSSA/98/606(Genbankアクセッション番号AF298808)、デングウイルス血清型3 H87株プロトタイプ(c93130)、デングウイルス血清型4 Dak株HD34460(一部のみ、未公開配列が利用可能)、及びYFV−17D(GenBankアクセッション番号X03700;Rice et al., 1985)のヌクレオチド配列から推測した。
【0969】
細胞毒性アッセイ
化合物の潜在的な細胞毒性効果を感染していない静止状態のVero−B細胞において評価した。細胞を二段階希釈(50μg/mL〜0.004μg/mLの範囲)の化合物の存在下で96ウェルプレートにおいて5×10
4細胞/ウェルで播種し、4日間インキュベートした。培養培地を廃棄し、PBS中の3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−5−(3−カルボキシメトキシフェニル)−2−(4−スルホフェニル)−2H−テトラゾリウム/フェナジンメトスルフェート(MTS/PMS;Promega、オランダ、ライデン)100μLを各ウェルに加えた。37℃で2時間のインキュベーション期間後、光学密度を498nmで決定した。細胞毒性活性を、下記式を用いて算出した:細胞生存(%)=100×(OD
化合物/OD
CC)(式中、OD
化合物及びOD
CCはそれぞれ、化合物で処理した感染していない細胞培養物、及び感染していない未処理細胞培養物の498nmでの光学密度に対応する)。50%細胞毒性濃度(すなわち総細胞数を50%低減する濃度;CC
50)を、線形補間を用いて算出した。
【0970】
細胞を2×10
4細胞/ウェルで播種したことを除き同様のプロトコルを用いて、A549細胞における細胞毒性を評価した。
【0971】
表3に、幾つかの例示的な本発明の化合物のVero−B細胞におけるDENV−2に対する活性及び細胞毒性を示す。
【0972】
【表3-1】
【表3-2】
【表3-3】
【表3-4】
【表3-5】
【0973】
表4に、幾つかの例示的な本発明の化合物のVero−B細胞におけるDENV−1、DENV−3及びDENV−4に対する効果を示す。
【0974】
【表4-1】
【表4-2】
【表4-3】
ND:未決定
【0975】
表5に、幾つかの例示的な本発明の化合物のVero−B細胞におけるYFVに対する効果を示す。
【0976】
【表5】
【0977】
表6に幾つかの例示的な本発明の化合物のA549細胞におけるDENV−2に対する効果を示す。
【0978】
【表6】
【0979】
実施例363:デング感染に対する本発明の化合物のin vivo活性
Schul W, Liu W, Xu HY, Flamand M, Vasudevan SG. J. Infect Dis. 2007;95(5):665-74)(引用することにより本明細書の一部をなすものとする)に記載のマウスにおけるデングウイルス血症モデルを用いて、化合物のin vivo有効性を調べることができる。このモデルでは、0日目にAG129マウス(α/βインターフェロン受容体及びγインターフェロン受容体を欠いている)に、2×10
6プラーク形成単位(PFU)のDENV−2(TSV01株)を腹腔内接種した。感染マウス(1群当たり動物6匹又は8匹)を、IP注射、IV注射若しくはSC注射によって、又は経口投与によって1つ又は複数の選択用量の試験対象の化合物、及び対照としてビヒクルで連続3日間速やかに処理した。4日目に、血液サンプルを採取し、ウイルス力価を、プラークアッセイを用いて決定する。Tan et al(PLoS Negl Trop Dis 2010; 4(4)及びAnn Acad Med Singapore 2011;40:523-32)(引用することにより本明細書の一部をなすものとする)に記載されるようなAG129マウス(α/βインターフェロン受容体及びγインターフェロン受容体を欠いている)におけるデング死亡モデルは、化合物CPD−242のin vivo有効性を調べるのに確立されたものであった。7週齢〜9週齢の雌AG129マウス(B&K Universal、英国)をランダムに3つの試験群(n=1群当たり4匹又は5匹)に分けた:ビヒクルのみを投与した1つの感染群、及び試験化合物CPD−242(60mg/kg/日、sc、1日2回、生理食塩水(0.9%)中の10%DMSO、5% Solutolに溶解)又は参照化合物Celgosivir(100mg/kg/日;ip、1日2回、0.9% NaClに溶解)で処理した2つの感染群。0日目にマウスにAG129マウスにおける高感染株であるマウス非適合DENV−2 D2Y98P株を1×10
7プラーク形成単位(PFU)皮下接種し、それにより2週間以内に重度疾患及び最終的には致死が起こる。その後感染マウスを連続17日間、1日2回、ビヒクル、Celgosivir又はCPD−242のいずれかで処理した。ウイルス誘導性の麻痺の兆候があり、及び/又は体重の30%以上が失われ次第、マウスを安楽死させた。このin vivo実験で得られた結果を
図1に示し、この結果からデングに感染したAG129マウスのCPD−242による処理によって、ウイルス誘導性の致死(安楽死させた日が提示される)が極めて有意に遅延したことが明らかに示される(p:0.0017)。