特許第6266567号(P6266567)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 广州神采▲化▼▲粧▼品有限公司の特許一覧

<>
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6266567
(24)【登録日】2018年1月5日
(45)【発行日】2018年1月24日
(54)【発明の名称】スキンケアクリーム及びその調製方法
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/44 20060101AFI20180115BHJP
   A61K 8/34 20060101ALI20180115BHJP
   A61K 8/36 20060101ALI20180115BHJP
   A61K 8/92 20060101ALI20180115BHJP
   A61K 8/37 20060101ALI20180115BHJP
   A61K 8/895 20060101ALI20180115BHJP
   A61K 8/891 20060101ALI20180115BHJP
   A61K 8/73 20060101ALI20180115BHJP
   A61K 8/60 20060101ALI20180115BHJP
   A61K 8/39 20060101ALI20180115BHJP
   A61K 8/86 20060101ALI20180115BHJP
   A61K 8/65 20060101ALI20180115BHJP
   A61K 8/06 20060101ALI20180115BHJP
   A61Q 19/08 20060101ALI20180115BHJP
【FI】
   A61K8/44
   A61K8/34
   A61K8/36
   A61K8/92
   A61K8/37
   A61K8/895
   A61K8/891
   A61K8/73
   A61K8/60
   A61K8/39
   A61K8/86
   A61K8/65
   A61K8/06
   A61Q19/08
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2015-141262(P2015-141262)
(22)【出願日】2015年7月15日
(65)【公開番号】特開2016-117703(P2016-117703A)
(43)【公開日】2016年6月30日
【審査請求日】2015年9月2日
(31)【優先権主張番号】201410821729.5
(32)【優先日】2014年12月23日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】515194269
【氏名又は名称】广州神采▲化▼▲粧▼品有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100093779
【弁理士】
【氏名又は名称】服部 雅紀
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ ▲てぃーん▼
(72)【発明者】
【氏名】▲どん▼ 宇航
【審査官】 池田 周士郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−231627(JP,A)
【文献】 特表2009−535407(JP,A)
【文献】 国際公開第01/007003(WO,A1)
【文献】 国際公開第2013/169506(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 8/00− 8/99
A61Q 1/00−90/00
CAplus/REGISTRY/KOSMET(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
重量百分率で、エチレンジアミン四酢酸が0.02%〜0.05%であり、保湿剤が0.50%〜20.00%であり、乳化安定剤が1.00%〜8.00%であり、感触改良剤が1.00%〜10.00%であり、皮膚軟化剤が0〜10.00%であり、増粘剤が0.10%〜0.50%であり、アルコールが1.00%〜3.00%であり、中和剤が適量であり、香料が適量であり、防腐剤が0.01%〜1.00%であり、着色剤が適量であり、残りが精製水であることを特徴とする高保湿のスキンケアクリームであって、
前記乳化安定剤は、溶融点が30〜60℃の1種または複数種のミキシングオイルまたは蝋であり、
前記ミキシングオイルは、エチルヘキサン酸セチル、水添植物油、ステアリン酸、およびキャノーラ油のうちの1種または複数種であり、
前記蝋は、蜜蝋、セレシン蝋、および、ミクロクリスタリンワックスのうちの1種または複数種であり、
前記感触改良剤は、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー構造、ジメチコンクロスポリマー構造、または(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー構造を有する弾性体であり、
前記皮膚軟化剤は、シクロペンタシロキサン、ジメチコン、フェニルトリメチコン、ステアリン酸イソプロピル、ジカプリリルエーテル、ラウリン酸エチルヘキシル、ステアリン酸エチルヘキシル、イソノナン酸イソノニル、炭酸ジエチルヘキシル、パルミチン酸エチルヘキシル、エチルヘキサン酸セテアリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリエチルヘキサノイン、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソステアリル、ジ(カプリル酸/カプリン酸)PG、および、イソノナン酸イソトリデシルのうちの1種または複数種であり、
前記増粘剤は、カルボマー、および、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマーのうちの1種または複数種であり、
前記保湿剤は、グリセロール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセロール、メチルプロパンジオール、ポリエチレングリコール、PPG−10メチルグルコース、PPG−20メチルグルコース、メチルグルセス−10、トレハロース、ベタイン、ヒアルロン酸、およびコラーゲンのうちの1種または複数種であることを特徴とするスキンケアクリーム。
【請求項2】
重量百分率で、エチレンジアミン四酢酸が0.02%〜0.04%であり、保湿剤が0.50%〜5.50%であり、乳化安定剤が1.00%〜4.00%であり、感触改良剤が1.00%〜5.00%であり、皮膚軟化剤が0〜5.00%であり、増粘剤が0.10%〜0.30%であり、アルコールが1.00%〜2.00%であり、防腐剤が0.01%〜1.00%であり、中和剤が適量であり、香料が適量であり、着色剤が適量であり、残りが精製水であることを特徴とする請求項1に記載のスキンケアクリーム。
【請求項3】
重量百分率で、エチレンジアミン四酢酸が0.04%〜0.05%であり、保湿剤が5.50%〜20.00%であり、乳化安定剤が4.00%〜8.00%であり、感触改良剤が5.00%〜10.00%であり、皮膚軟化剤が5.00〜10.00%であり、増粘剤が0.30%〜0.50%であり、アルコールが2.00%〜3.00%であり、防腐剤が0.20%〜1.00%であり、中和剤が適量であり、香料が適量であり、着色剤が適量であり、残りが精製水であることを特徴とする請求項1に記載のスキンケアクリーム。
【請求項4】
請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のスキンケアクリームの調製方法であって、
(1)エチレンジアミン四酢酸、保湿剤、中和剤を精製水に入れ、80℃まで加熱し、保温してスタンバイするステップと、
(2)乳化安定剤、皮膚軟化剤、及び感触改良剤を80℃まで加熱するステップと、
(3)ステップ(2)の混合物をステップ(1)の混合物に入れ、1分間均質化した後、保温して撹拌するステップと、
(4)カルボマーを入れ、均一に撹拌してから冷却するステップと、
(5)50℃まで冷却し、アルコール、香料、防腐剤、及び着色剤を入れて均一に撹拌するステップと、を含む、ことを特徴とするスキンケアクリームの調製方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧品分野に関し、具体的にはスキンケアクリームに関し、特に高保湿のスキンケアクリーム及びスキンケアクリームの調製方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、市販の透明ゲルは、見た目の透明さを維持するために、油溶性の保湿成分を添加することができず、故に保湿効果がクリーム処方のものより劣っている。一方、市販のクリームは乳化剤を入れて強く撹拌することで、油(水)滴を水(油)に均一に分散させる。クリームの保湿効果がゲルより優れているが、見た目に透明感がないため、透明のゲルのような爽やかな見た目及び肌感触をユーザに与えることができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の1つの目的は、上記の解決しようとする技術問題に対し、見た目が透明であり、肌感触が特別であり、保湿効果の高いスキンケアクリームを提供することにある。
【0004】
本発明のもう1つの目的は、上記のスキンケアクリームの調製方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明によるスキンケアクリームは、重量百分率で、エチレンジアミン四酢酸が0.02%〜0.05%であり、保湿剤が0.50%〜20.00%であり、乳化安定剤が1.00%〜8.00%であり、感触改良剤が1.00%〜10.00%であり、皮膚軟化剤が0〜10.00%であり、増粘剤が0.10%〜0.50%であり、アルコールが1.00%〜3.00%であり、中和剤が適量であり、香料が適量であり、防腐剤が0.01%〜1.00%であり、着色剤が適量であり、残りが精製水である。ここで、「0〜」の「0」は、含んでいない場合を意味する。
【0006】
好ましい実施方式として、本発明の高保湿のスキンケアクリームは、重量百分率で、エチレンジアミン四酢酸が0.02%〜0.04%であり、保湿剤が0.50%〜5.50%であり、乳化安定剤が1.00%〜4.00%であり、感触改良剤が1.00%〜5.00%であり、皮膚軟化剤が0〜5.00%であり、増粘剤が0.10%〜0.30%であり、アルコールが1.00%〜2.00%であり、防腐剤が0.01%〜1.00%であり、中和剤が適量であり、香料が適量であり、着色剤が適量であり、残りが精製水である。ここで、「0〜」の「0」は、含んでいない場合を意味する。
【0007】
好ましい実施方式として、本発明の高保湿のスキンケアクリームは、重量百分率で、エチレンジアミン四酢酸が0.04%〜0.05%であり、保湿剤が5.50%〜20.00%であり、乳化安定剤が4.00%〜8.00%であり、感触改良剤が5.00%〜10.00%であり、皮膚軟化剤が5.00〜10.00%であり、増粘剤が0.30%〜0.50%であり、アルコールが2.00%〜3.00%であり、防腐剤が0.20%〜1.00%であり、中和剤が適量であり、香料が適量であり、着色剤が適量であり、残りが精製水である。
【0008】
好ましくは、保湿剤は、多価アルコール系(例えば、グリセロール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセロール、メチルプロパンジオール、ポリエチレングリコール)、グルコースエステル系(例えば、PPG−10メチルグルコース、PPG−20メチルグルコース、メチルグルセス−10)、および高分子バイオ化学系(例えば、トレハロース、ベタイン、ヒアルロン酸、コラーゲン)を含む水性保湿剤のうちの1種または複数種を含む。
【0009】
好ましくは、乳化安定剤は、溶融点が30〜60℃の1種または複数種のミキシングオイルまたは蝋である。ミキシングオイルは、エチルヘキサン酸セチル、水添植物油、ステアリン酸、およびキャノーラ油を含む混合物であり、蝋は、蜜蝋、セレシン蝋、およびミクロクリスタリンワックスのうちの1種または複数種を含む。
【0010】
好ましくは、感触改良剤は、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー構造、ジメチコンクロスポリマー構造、または(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー構造を有する弾性体である
【0011】
好ましくは、皮膚軟化剤は、シクロペンタシロキサン、ジメチコン、フェニルトリメチコン、ステアリン酸イソプロピル、ジカプリリルエーテル、ラウリン酸エチルヘキシル、ステアリン酸エチルヘキシル、イソノナン酸イソノニル、炭酸ジエチルヘキシル、パルミチン酸エチルヘキシル、エチルヘキサン酸セテアリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリエチルヘキサノイン、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソステアリル、ジ(カプリル酸/カプリン酸)PG、およびイソノナン酸イソトリデシルのうちの1種または複数種を含む。
【0012】
好ましくは、増粘剤は、カルボマー、および、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマーのうちの1種または複数種を含む。
【0013】
好ましくは、中和剤は、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、AMP、AMPD、及びトロメタミンのうちの1種または複数種を含む。
【0014】
好ましくは、防腐剤は、メチルイソチアゾリノン、フェノキシエタノール、イミダゾリジニルウレア、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、パラベン系、およびDMDMヒダントインを含む。
【0015】
本発明で使用する着色剤は市販の水溶性着色剤であれば良い。
【0016】
本発明で使用する香料は当分野でよく使用される香料である。
【0017】
本発明はさらに前記スキンケアクリームの調製方法を提供し、該方法は、
(1)エチレンジアミン四酢酸、保湿剤、中和剤を精製水に入れ、80℃まで加熱し、保温してスタンバイするステップと、
(2)乳化安定剤、皮膚軟化剤、及び感触改良剤を80℃まで加熱するステップと、
(3)ステップ(2)の混合物をステップ(1)の混合物に入れ、1分間均質化した後、保温して撹拌するステップと、
(4)カルボマーを入れ、均一に撹拌してから冷却するステップと、
(5)50℃まで冷却し、アルコール、香料、防腐剤、及び着色剤を入れて均一に撹拌するステップと、を含む。
【0018】
従来技術と比べ、本発明のスキンケアクリームは以下の利点を有する。
【0019】
1.独特な見た目及び肌感触を有する。白い「雪結晶」が色付きの透明ゲルに均一に分布しており、肌に塗れば水分が出て「雪結晶」が溶ける効果があり、独特な肌感触を与えるとともに、肌の上に保湿膜を形成させる。
【0020】
2.透明のゲルの中に油溶性の保湿成分を添加し、油溶性成分の選別及び特殊の工程によって、油溶性成分が乳状化されることなく、適宜のサイズで均一且つ安定にゲルに分布しており、従来の透明のゲルと比べ、より高い保湿効果を有する。
【0021】
本発明の製品は透明のゲル状であり、中に雪結晶の形状に類似する白い保湿粒子が懸濁している。塗ることによって、保湿美容ゲルは肌の表面に水分を出し、速やかに肌に吸収される。雪結晶の形状に類似する保湿粒子は肌の温度によって溶け、塗ることによって、肌の上に強力な保湿膜を形成させ、独特の滑らかな感触を与え、強力で長続きする保湿効果を実現する。したがって、ゲルのような爽やかな見た目及び肌感触をそのままに、クリーム系製品の保湿効果も得られる。
【発明を実施するための形態】
【0022】
(実施例)
以下は具体的な実施例に合わせて本発明の技術的解決手段についてさらに詳しく説明するが、本発明の保護範囲は以下の実施例に限らない。
【0023】
各成分を以下の表1に示す重量パーセントで計量し、以下の各成分は市販で購入できる。
【表1】
【0024】
実施例1〜3のスキンケアクリームの調製方法は、以下のステップを含む。
(1)エチレンジアミン四酢酸、保湿剤(グリセロール、PPG−10メチルグルコース、またはヒアルロン酸)、中和剤(トリエタノールアミン、水酸化カリウム、または水酸化ナトリウム)を精製水に入れ、80℃まで加熱し、保温してスタンバイするステップと、
(2)乳化安定剤(ミクロクリスタリンワックス、セレシン蝋、または、ミキシングオイル)、皮膚軟化剤(シクロペンタシロキサンまたはステアリン酸イソプロピル)、及び感触改良剤(KSG−15AP、FB−9586またはGI CD−9)を80℃まで加熱するステップと、
(3)ステップ(2)の混合物をステップ(1)の混合物に入れ、1分間均質化した後、保温して撹拌するステップと、
(4)カルボマーを入れ、均一に撹拌してから冷却するステップと、
(5)50℃まで冷却し、アルコール、香料、防腐剤(メチルイソチアゾリノン、フェノキシエタノール、またはイミダゾリジニルウレア)、及び着色剤を入れて均一に撹拌するステップと、を含む。
ここで、本実施形態では、ミキシングオイルは、エチルヘキサン酸セチル、水添植物油、ステアリン酸、およびキャノーラ油を含む混合物であり、例えば、Azelis社のAZ Bead Waxが使用されている。
【0025】
調製し得た本実施例1〜3のスキンケアクリームは、クリーム中に白い「雪結晶」が均一に分布している透明ゲルであり、肌に塗れば水分が出て「雪結晶」が溶ける効果があり、独特な肌感触を与えるとともに、肌の上に保湿膜を形成させる。長期間貯蔵試験(室温において3年)及び繰り返し耐熱(40±1℃、24時間経て室温に戻った後、濁りがない)、耐寒(−15±1℃、24時間経て室温に戻った後、状態が正常で、濁りがない)破壊性試験により、製品の各体感指標、物理化学的指標、衛生指標はいずれも国家基準に適合する。
【0026】
(使用効果試験)
1.保湿効果の評価
(1)本発明は実施例1、2、3のスキンケアクリームの保湿性について試験評価を行い、市販の透明ゲルを対照サンプルとする。
(2)被験者:男性2名、女性25名、平均年齢25.5±11.2歳。試験部位:両腕上腕の内側、試験部位を2箇所標記し、ランダムにサンプルエリア及び対照エリアと割り当て、サンプルエリアに試験対象物を塗布し、対照エリアに対照サンプルを塗布する。塗布面積:3cm×3cm、塗布量:2mg/cm2
(3)テスト方法:被験者が20min安静し、テスト前に乾燥したティッシュで皮膚表面を拭き、試験部位及び対照エリアの塗布前の皮膚角質層の水分量を測り、データを記録してから所定量の試験対象物及び対照サンプルを塗布し、実施例及び対照サンプルを塗布してから30分間後、1時間後、4時間後、及び8時間後の試験部位の皮膚角質層の水分量を比較させ、関連データを記録する。試験過程において、被験者の上腕を露出させ、リラックスしてテスト状態に置かれる。
(4)試験結果:実施例1、実施例2、実施例3、及び対照サンプルに対してそれぞれ水分テスト試験を行う。データによって、対照サンプルに比べて実施例1、実施例2、実施例3の保湿効果は、より優れており、持続時間も長いと結論付けられる。
【0027】
2.肌感触評価試験
(1)本発明は実施例1、2、3のスキンケアクリームの肌感触について試験評価を行い、市販のサンプルA(クリーム)を対照例とする。
(2)被験者:保湿クリームをよく使用する女性30名、平均年齢25±3歳。試験部位:両腕上腕の内側、試験部位を2箇所標記し、ランダムにサンプルエリア及び対照エリアと割り当て、サンプルエリアに試験対象物を塗布し、対照エリアに対照サンプルを塗布する。塗布面積:3cm×3cm、塗布量:2mg/cm2
(3)テスト方法:、テスト前に乾燥したティッシュで皮膚表面を拭き、実施例及び市販のサンプルAを直接塗布し、塗布感覚を比較する。ランク付けは以下の通りである。5=感触が特別で、非常に好む、4=感触が特別で、とても好む、3=感触が特別で、好む、2=感触が普通、1=好まない、0=非常に好まない。
(4)試験結果:30名の被験者の使用後の評価に対してデータを記録し、平均値を取って(以下の表2に示す)分析により結論を出す。市販のサンプルAと比べ、実施例1、実施例2、実施例3のスキンケアクリームは肌感触が特別且つなめらかで、被験者は該スキンケアクリームの感触を好んでいる。
【0028】
【表2】