(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
請求項1に記載の光学システム用3D較正プレートであり、前記光学システムが顕微鏡、検出装置、光源からなる1つのシステムである、光学システム用3D較正プレート。
請求項1に記載の光学システム用3D較正プレートであり、前記較正試験用チャートが、前記光学システムの光学部品の位置合わせのためのシステムの較正を可能にする、光学システム用3D較正プレート。
請求項1に記載の光学システム用3D較正プレートであり、前記較正試験用チャートが、前記光学システムの光学解像度の較正を可能にする、光学システム用3D較正プレート。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
本発明は、前記問題を解決することを可能とする。
【課題を解決するための手段】
【0017】
特に、本発明のデータ3D記録方法は、少なくとも1つの感光性ドーパントを含む透明感光性材料から形成される媒体に情報を記録することを可能にする。
前記本発明の記録方法は:
− パルス光源をチェックし較正する第1のステップを含み、前記較正にはパルス数、発光パルスそれぞれのフルエンスのレベル及びパルスレートを較正することを含み、
− 前記材料の一つの領域に刻印するステップ、を含む。
【0018】
本発明の方法は、発光パルスのそれぞれのフルエンス、パルス数及びパルスレートを、前記照射が前記ドーパントから安定化されたクラスタを、可視から近赤外波長領域で前記媒体の屈折率及び吸収係数の変化を最小にしつつ形成することができるように、定めることを可能にする。
【0019】
さらに、本発明は、本発明の記録方法により記録された媒体情報を読み出す方法を含む。
【0020】
本発明の読み出し方法は、一組の3D配置安定化金属イオンクラスタを局所的に含み、クラスタのそれぞれが光励起されて蛍光を発光する、変性透明媒体を読むことを可能にする。
【0021】
前記読み出し方法は:
− 前記媒体のある領域に焦点化された第2の光源で第1の持続時間t
1照射するステップを含み、同じ領域の前記一組のクラスタが「発光素子」を形成し;及び
− 前記発光素子により再発光する光強度を第2の持続時間t
2で捕捉するステップを含む。
【0022】
有利には、少なくとも1つのドーパントを含む媒体上のデータの3D記録方法は:
− 第1のパルス光源をチェックし較正するステップを含み、前記較正がパルス数、発光パルスそれぞれのフルエンスのレベル及びパルスレートを含み;
− 前記材料のある領域に刻印するステップを含む。
【0023】
有利には、それぞれのパルスのフルエンス、パルス数及びパルスレートは、前記領域の材料を、前記ドーパントから安定化された蛍光クラスタを、可視から近赤外波長の範囲で前記媒体の屈折率及び吸収係数の変更を最小化しつつ、形成するために適切である。
【0024】
有利には、前記第1の光源は:
− 前記パルスレートが、前記照射された領域での所定の第3の閾値温度より大きい温度を生成するために所定の第2の閾値よりも大きく;
− それぞれの発光パルスの持続期間が、前記媒体の領域を多重光子イオン化により励起するように前記材料の熱化の特徴時間よりも短くするように較正される。
【0025】
有利には、それぞれのクラスタは蛍光発光素子を形成し、そのスペクトル及び蛍光強度が、データワード、前記安定化クラスタをエンコードするための署名に対応する。
【0026】
有利には:
− 前記第1の光源のそれぞれのパルスレートは1kHzよりも大きく、より具体的には、前記材料への熱効果が、前記材料がもはや冷却時間を持たないことから特に好ましい10kHzよりも大きく;及び
− 伝達されるそれぞれのパルスのフルエンスが1J.cm
−2に近く;
− 前記レーザーの波長が、前記透明媒体のカットオフ波長の少なくとも2倍である。
【0027】
有利には、前記第1の光源は、次の2つの光源:赤外フェムト秒レーザー、赤外ピコ秒レーザーの少なくとも1つを含む。
【0028】
有利には、前記媒体はガラス状材料から形成され、及び前記ドーパントは、次のイオンの群:銀(Ag)イオン、金(Au)イオン、銅(Cu)イオンからの少なくとも1つである。
【0029】
有利には、前記照射ステップは、
安定な照射クラスタを形成するように、前記媒体の同じ領域に一組のパルスを
含み、前記形成されたクラスタが蛍光発光素子を定め、その蛍光のスペクトル及び強度が、前記第1の光源の所定の較正に対応して
署名を定め
る。
【0030】
有利には、前記第1の光源のパルスレートは、実質的に10MHzに等しい。
【0031】
有利には、前記記録方法のステップは、前記媒体の同じ深さに位置する一組の領域で繰り返され、同じ深さに位置する前記一組の領域は層と呼ばれ、前記第1の光源の較正は、前記領域のそれぞれに与えられる刻印に適切であり、ここで前記方法が前記媒体の重なる層に繰り返され得る。
【0032】
有利には、本発明は、ドーパントを含む材料から形成されるデータ貯蔵透明媒体のデータ読み出し装置に関する。
【0033】
有利には、前記読み出し装置は、前記媒体のある領域を照射するためのパルスビームを発光するフェムト秒レーザーを含み、前記パルスレート及び数が光変調装置の手段で制御され、前記照射が、前記媒体のある領域に局所的に前記レーザー光を焦点化する
対物レンズ(objective)によって実施され、前記媒体にエネルギーを伝達する前記パルスが、前記材料を前記顕微鏡の焦点でイオン化し、前記記録装置が、3Dで一組の領域で本発明の方法のステップを連続的に繰り返すように前記媒体を前記光源に対して動かすための移動手段を含む。
【0034】
有利には、本発明は、少なくとも1つのドーパントを含む材料から形成されるデータ貯蔵透明媒体に関する。有利には、前記材料は安定化された照射クラスタを含み、前記クラスタは蛍光発光素子を形成し、その蛍光のスペクトル及び強度はデータワードをエンコードするための署名に対応する。
【0035】
有利には、前記透明媒体は:
− アナログ光学ディスク;
− 電極;
− 蛍光顕微鏡の較正プレート;
− 蛍光ランプ;
− 時計ガラス、であり得る。
【0036】
有利には、本発明は、透明媒体を読み出す方法に関し、前記媒体は、前記材料に局所的に3Dで刻印された一組の安定化されたクラスタを含み、クラスタのそれぞれは光励起の際に蛍光を発光する。
【0037】
有利には前記読み出し方法は:
− 前記媒体のある領域に焦点化される第2の光源で照射するステップを含み、前記同じ領域の一組のクラスタは「発光素子」を形成し;
− 前記発光素子により再発光される光強度を捕捉する第2のステップを含み;
− 蛍光強度をデータワードと関連させるデコードステップを含む。
【0038】
有利には、変性透明媒体を読み出す方法は、前記再発光の前記励起光をフィルタして前記可視蛍光のみを補足する第3のステップを含む。
【0039】
有利には、前記媒体は、前記材料中に形成される複数の積層を含み、1つの層は前記材料中の同じ深さの一組の領域を含み、前記第1のステップが、所定の層の領域の発光素子により発光される蛍光と、他の層の領域により発光される蛍光とを識別するために、共焦点フィルタの手段により実施される。
【0040】
有利には、本発明はさらに、少なくとも1つのドーパントを含むデータ貯蔵透明媒体のデータを読み出す装置に関する。有利には、前記読み出し装置は、330〜450nmの範囲のレーザーダイオード光源、一組の蛍光クラスタを含む前記媒体の1つの領域、前記ひとつの領域の一組のクラスタは発光素子を形成し、前記読み出し装置は、前記照射された発光素子の蛍光により発光された種々の光強度のレベルを収集する手段、及び前記蛍光のスペクトル及び強度に応じてデータワードを形成するように前記光をデジタルシグナルへ変換する手段を含み、前記読み出し装置はさらに、前記媒体を前記光源に対して動かして、前記媒体の少なくとも1つの層の一組の領域に本発明の読み出し方法のステップを連続的に繰り返すように、移動手段を含む。
【0041】
有利には、前記光学システムの3D較正プレートは、少なくとも1つの安定化蛍光クラスタを含み、そのスペクトル及び強度により、光学システムの応答関数に対応する測定光学システムの以下の性質の少なくとも1つをチェックするための較正試験用チャートの特徴、
− 蛍光強度のレベル;
− 視野の均一性;
− 色応答;
− 前記センサの動力学の較正を通じて時間応答関数を定めることが可能になる。
【0042】
有利には、前記光学システムは次の群:顕微鏡、検出装置、光源からのシステムである。
【0043】
有利には、前記試験用チャートは、前記光学システムの光学部品の位置合わせのためのシステムの較正を可能にする。
【0044】
有利には、前記試験用チャートは、前記光学システムの光学分解能を較正することを可能にする。
【0045】
さらに、本発明は記録装置、読み出し装置及び本発明の記録及び読み出し方法を実施するための媒体を含む。
【0046】
本発明の他の構成及び有利な効果は以下の図面により詳細に示され、以下の説明は添付の図面を参照して与えられる。
【発明を実施するための形態】
【0048】
本発明の方法は以下説明される:
− 大容量貯蔵要求に合わせる観点で、ドープされた透明媒体にデータを記録する方法;及び
− かかる媒体のデータを読み取る方法を含む。
【0049】
以下説明される本発明の装置は:
− 大容量貯蔵要求に合わせる観点で、ドープされた透明媒体にデータを記録するための装置;及び
−かかる媒体のデータを読み取る装置を含み、
−データ貯蔵透明媒体は、安定な光誘導クラスタを含み、所定の領域の前記クラスタは蛍光発光素子を形成し、そのスペクトル及び強度が1つの署名に対応する。
【0050】
本発明のデータ記録方法により、少なくとも1つのドーパントを含む透明感光性材料から形成される媒体にデータを記録し得る。
【0051】
前記記録方法は:
− 前記パルス光源のフルエンス、前記フルエンスは発光されるエネルギー密度であり;
− 前記パルスレート;及び
− 前記照射領域に発光されるパルス数、を較正する第1のステップを含む。
【0052】
さらに、本発明の記録方法は、前記媒体のある領域を照射するステップを含む。このステップでは、それぞれのパルスのフルエンス、パルス数及びパルスレートは、前記材料の部分である前記領域に、前記媒体の屈折率の変更を最小化しつつ前記ドーパントから安定化されたクラスタを形成するように照射するために適切である。
【0053】
前記放射パルスレートは、レーザー構成データの一つであり、これはレーザー繰り返しレートと呼ばれる。
【0054】
本発明の記録方法はさらに、前記媒体の一組の領域で前記2つの第1のステップを繰り返すステップを含む。本発明の1つの利点は、前記領域は種々の深さに位置され得るものであり、従って前記データ記録方法は3D方法であり、これにより前記媒体の貯蔵容量が大きく増える、ということである。
【0055】
図1は、本発明のデータ記録方法を実施するための手段を示し、具体的には:
− レーザービームを透明媒体13の相互作用領域上に生成するための、Lと記されるレーザー12、前記透明媒体13の領域は金属イオンでドープされている;
− 前記媒体13の相互作用領域につき前記レーザーの繰り返しレート又はパルス数を変更するための、Mと記される音響光学変調装置11;
− 前記媒体13の前記望ましい相互作用領域で前記レーザービームを焦点化させるための顕微鏡
対物レンズ10である。
【0056】
前記顕微鏡
対物レンズの機能は、顕微鏡
対物レンズ又はレンズなどの焦点要素の任意の手段により実施され得る。
【0057】
特に本発明の好ましい実施態様では、
− 前記透明媒体は、銀イオンでドープされた感光性ガラスであり;
− 前記レーザーは、焦点においてパルス当たり1Jcm
−2に近いフルエンスが生成されるようなエネルギーで、赤外線領域で発光するフェムト秒レーザーである。
【0058】
他の実施態様では、前記レーザーはピコ秒レーザーである。
本発明は、前記パルス持続時間が1ピコ秒以下で実施され得る。
【0059】
前記レーザー波長及び前記ガラスのカットオフ波長(その波長から前記ガラスが光吸収する波長)は、前記レーザー波長が、前記ガラスのカットオフ波長よりもずっと大きくなるように(即ち、少なくとも2倍の大きさ)選択される。
【0060】
例えば、前記レーザー波長は、実質的に270nmに近いガラスのカットオフ波長について、1030nm近くに選択され得る。
【0061】
前記データ記録方法は、前記レーザーの繰り返しレートが1kHzより大きい値及びより有利には10kHzよりも大きい値を持つような構成を含む。実際にはこの周波数を超えると、前記材料は、2つのパルス間で冷却される時間がなく、クラスタ形成よりも熱効果がより優先される。この構成は、音響光学変調装置11などの光変調装置から得られる。
【0062】
一つの好ましい実施態様は、前記繰り返しレートの値を、実質的に10kHz近くに設定され得る。この構成は、本発明の方法によるデータ記録方法が実行される場合に、前記媒体の材料の照射された粒子を安定化することができる。
【0063】
前記ガラスの感光性は、前記材料の多重光子吸収により生じる非線型現象であり、これにより照射された粒子のクラスタ(これを種と呼ぶ)の形成を可能とする。
【0064】
顕微鏡
対物レンズ10により焦点化されたビームのくびれ部近くで、前記フルエンスは像を形成するために十分となり、この像は「潜像」と呼ばれる。UV発光、X線、ガンマ線、又は電子ビームの発光から得られる技術などとは異なり、前記レーザーのエネルギーは、前記放射された粒子の熱化の特性時間よりもより迅速に前記材料中に蓄積される。
【0065】
本発明の記録方法の構成に特徴的なこの構成は、前記種を安定化させ得る。
【0066】
図2は、前記媒体13の相互作用領域25で前記レーザーを焦点化させる顕微光学部品10を示す。
図3の例では、前記媒体の材料の所定の深さでの前記ビームのくびれ部で形成されるクラスタ21は、Ag
mx+照射粒子20である。形成される前記照射粒子は前記材料中で安定化される。
【0067】
1つの照射領域で形成される前記クラスタは1つの蛍光発光体を定め、前記蛍光のスペクトル及び強度は1つの署名を定めることができる。
【0068】
本発明の記録方法は、前記較正ステップから、例えば特にフルエンス、パルス数及びレーザー繰り返しレートなどの照射パラメータを定めることができる。前記照射パラメータから、本発明の記録方法は、ある数のレーザーパルスから、蛍光発光体を相互作用領域に生成することができる。前記発光体は、前記照射された領域に特異的な蛍光のスペクトル及び強度により定められ、従って前記照射領域の署名を定める。
【0069】
具体的には、前記照射ステップは、前記媒体の一つの同じ領域に一組のパルスを含み、これにより前記領域に安定化照射クラスタを形成する。
【0070】
前記クラスタが照射されると、それらは蛍光を発光する。前記クラスタから発光される蛍光強度は、特に以下説明される本発明のデータ読み取り方法を用いて前記発光スペクトルを解釈することで読み取られ得るひとつの署名に対応する。
【0071】
従って、前記媒体の所定の領域の、前記フルエンス、パルス数及びパルスレートを含む前記照射の構成は、前記クラスタが発光する際に前記領域で形成されるクラスタの蛍光レベルに対応する一つのグレーレベルを定める。
【0072】
本発明のデータ記録装置の1つの実施態様では、前記媒体のある領域を照射するためのパルスビームを発光するフェムト秒レーザーを含み、前記パルスのレートは音響光学変調装置の手段により生成される。
【0073】
前記照射は好ましくは、前記媒体の1つの領域上を局所的に前記レーザー光を焦点化するための顕微鏡
対物レンズの手段により生成される。前記レーザーパルスはエネルギーを前記媒体へ伝達し、前記顕微鏡の焦点に近い領域にある前記ドーパントをイオン化する。
【0074】
本記録装置はさらに、前記光源に相対して前記媒体を移動させる駆動手段を含み、本発明の記録方法の照射ステップを、前記媒体の一組の領域上に連続的に繰り返し、同時にそれぞれの照射領域での前記フルエンス、パルス数及びパルスレートを調節する。
【0075】
この領域は、例えば、同じ深さに位置する場合には、前記材料の層により整理され得る。又は、前記媒体は、複数の重なり層を含み得る。
【0076】
図2は、前記媒体の例26を示し、いくつかの層27が積層され、前記媒体中の層ごとにデータ記録が整理される。本発明の情報読み出し方法は、次に、同じ層、及び1つの層から他の層へ、ある領域を読み出すための一連の操作により実行される。
【0077】
前記音響光学変調装置はまた、相互作用領域ごとに、前記レーザー繰り返しレート又はパルス数を変更することを可能とする。
【0078】
本装置の好ましい実施態様では、前記顕微鏡
対物レンズはレーザービームを0.52の開口数で焦点させ、これは2μm直径の焦点に対応する。3軸で電動化されるステージは、ある照射領域に位置されるべき前記ビームのくびれ部が、容積定義の材料サンプルを形成し、前記照射を前記照射容積上で精度50nmで行うことを可能にする。
【0079】
本記録方法による照射の後、前記ガラスは変性され、いわゆる潜像を含むが、これは屈折を明確に変更することなく、蛍光顕微鏡によってのみ見ることができる。
【0080】
前記クラスタの蛍光強度は特に、前記入射レーザービームの強度及びパルス数に依存する。
【0081】
図3は、前記照射領域の吸収スペクトルA(λ)を示す第1のグラフを示し、ここでA、は吸収、λは波長である。
【0082】
図3は、前記ガラスの照射された領域の発光スペクトルI(λ)を示す第2のグラフを示し、Iは前記照射されたクラスタによる発光強度である。
【0083】
本発明の方法により変性された媒体を形成することができ、前記パルスレーザー照射により潜像を形成する小さい安定化クラスタを形成する。
【0084】
好ましい実施態様では、前記クラスタは、Ag
mx+銀(ここでm<8及びx<2)のクラスタである。
【0085】
他の実施態様では、前記金属クラスタは金又は銅クラスタである。1つの具体的実施態様では、前記材料は、金、銅又は銀などの種々の種類のイオンを異なる又は同じ量含むものである。
【0086】
前記第1のグラフの吸収スペクトルは、具体的に320nm及び400nmの間に吸収中心を持つ第1の領域30を持つ。
【0087】
第2の発光スペクトルは500nmに中心を持つバンドを持つ。前記照射された種の蛍光は、署名が定められ得る。これらの種は300nmと400nmの間に吸収を持ち、白色可視広域に発光を持つ。
【0088】
前記蛍光寿命は約3ナノ秒である。前記白色蛍光は強く、ある場合には裸眼で観察することもできる。
【0089】
他のタイプの照射と同様に前記パルスレーザー照射は、感光性ガラス内に小さいクラスタを生成させることができる。高周波、例えば10kHzを超える周波数のためのフェムト秒レーザーの場合には、前記ガラス内の温度の上昇は300℃を超える。この温度は、銀の拡散プロセスのためには十分である。前記照射領域で350℃近くに上昇した温度は、前記種の安定化のための好ましい条件に寄与する。
【0090】
前記照射の結果形成されるクラスタは、中性原子銀Ag
0をその熱力学的平衡から外れて安定化させることができる。
【0091】
本発明の方法により、フェムト秒レーザーの強度を、前記ビームのくびれ部の中心で前記クラスタが持続できない(というのはクラスタが多重光子効果により光解離されるからである)ように生成させ得る。
【0092】
本発明の方法は従って、感光性材を、前記レーザービームの中心から、強度が前記クラスタの分離に十分でない周辺へ拡散させることができる。
【0093】
本発明の方法は、前記照射された領域の周辺で拡散を停止させることができる、というのは生成された化学種、銀Ag
mx+はその領域では安定化されるからである。
【0094】
これらのクラスタは実際には、そのサイズの結果として拡散しない。最後に、本発明の記録方法では、前記ビームの焦点で潜像である像が生成される。この像は、生成された時と同時に前記中心では消去される。前記領域の周辺での像のみが持続し、拡散により暴露時間と共に強くなる。
【0095】
本発明の好ましい実施態様は、情報を前記媒体上に、前記材料の同じ深さに位置する領域の照射により記録されることを可能とする。これにより前記材料中に層を形成する。
【0096】
次に本発明の方法により、情報を、データを含む種々の層が積層されているような前記材料中の種々の深さで記録でき、それらの層は数ミクロンメートルで分離されている場合にはある層のある領域の照射は積層された前記領域には影響を与えないように記録することができる。
【0097】
1つの実施態様は、種々の領域で本方法を繰り返すことで得られ、例えば種々の領域は前記材料の同じ深さにある隣接して選択される。発光レーザービームの強度は、20x10
12W.cm
−2で一定に設定され、パルス数は、最初の領域から最後の領域にかけて照射領域毎に10
2から10
7に増加するように発光される。
【0098】
この実施態様では、本発明の方法は、各々が256グレーレベルから1つのグレーレベルを含む領域を生成することができ、前記グレーレベルは、前記領域の照射後、それぞれの領域に含まれるクラスタの蛍光強度の発光の間に測定され得る。
【0099】
本発明の記録方法の利点は、クラスタの発光スペクトル及び蛍光強度は、数百万回の読み取りサイクルで、150mWの光強度と405nm波長を持つ紫色レーザービームへの暴露の後では変化しない、ということである。
【0100】
さらに、350℃までの温度でさえ、前記蛍光性質の劣化はなんら見られない。最後に、前記ガラス媒体は時間経過に抵抗性が高く、約数千年であり、これは他の媒体であって、現在利用されている、時間経過抵抗性はほぼ数十年である媒体に比較して非常に大きい。
【0101】
本発明はまた、データ貯蔵のための透明媒体及び前記媒体のデータ読み取りの方法に関する。
【0102】
本発明の透明媒体は変性材料から形成される。前記媒体は、一組の金属イオンクラスタにより生成される少なくとも1つの潜像を含み、これは前記媒体の容積中に局在化されて分配され安定化されている。クラスタのそれぞれは、蛍光発光光源として挙動し、前記領域が適切な光源で励起される際に同じ領域のクラスタの組みは発光素子を形成する。
【0103】
本発明のデータ読み取り方法は:
− 第1の持続時間(t
1)で、前記媒体の1つの領域に焦点化された第2光源により照射されるステップ;及び
− 第2の持続時間(t
2)で、前記発光素子により発光された光度を捕捉する第2のステップとを含む。
【0104】
前記第2の持続時間t
2は、1つの実施態様では、前記発光素子の蛍光の寿命と実質的に同じ長さである。
【0105】
前記方法は場合により、前記発光素子により再発光された前記蛍光の紫励起光をフォルタする第3のステップを含む。前記紫光をフィルタすることは、以下説明する本発明による読み取り装置により可視蛍光のみが捕捉されることを可能とする。
【0106】
前記媒体が幾つかの積層を含む場合には、前記第1のステップは、前記層のひとつの深さで前記第2の光源により発光された光を焦点化するための共焦点フィルタの手段により実施され得る。
【0107】
本発明の読み取り方法の利点は、現在使用されている方法と比較して大きな変更を必要としない、ということである。例えば、現在のブルーレイ技術は、前記第2の光源の発光波長に関して特に適合され得る。
【0108】
405nmに近い前記第2の光源の発光波長は、本発明の読み取り方法で前記光誘導種を励起するための波長と互換性がある。
【0109】
前記レンズの開口数は、例えば0.85であり、これは数マイクロメートルで分離される層を区別することが十分可能である。前記シグナルの強度はセンサの交換を必要としない。
【0110】
本発明のデータ読み取り方法は有利には、例えば対応するデータワードを形成するために、蛍光強度のレベルを区別するためにアナログ/デジタル変換する第4のステップを含む。
【0111】
デジタル化グレーレベルを区別する利点は、情報をいくつかのレベルでエンコードすることを可能とし、それにより前記媒体に含まれる情報量を増加することができる。
【0112】
最後に、本発明の実施態様においては、前記媒体は、複数の積層を含み、前記データ読み取り方法の間、共焦点フィルタを用いて層間の相互作用を制限することが可能となる。この現象はまた、「クロストーク」と呼ばれる。
【0113】
本発明は、データ読み取り装置に関する。
【0114】
好ましくは、データ読み取り装置は、媒体中で安定化された蛍光クラスタを含む領域を、330nm〜450nmの範囲で照射するレーザーダイオードを含む。
同じ領域の一組のクラスタは蛍光発光素子を定める。さらに、前記読み取り装置が、発光素子による蛍光による発光光度を捕捉するための手段を含み、及び前記発光又は蛍光を、前記スペクトル及び前記発光素子強度に対応するデータワードを形成するなどのためにデジタルシグナルに変換する手段を含む。
【0115】
最後に、前記読み取り装置は、例えば前記媒体の少なくとも1つの層及び有利には前記媒体の種々の層の一組の領域で、本読み取り方法を連続的に繰り返すために、前記媒体を前記光源に相対して移動させる駆動手段を含む。
【0116】
他の実施態様では、405nmより短い波長を持つレーザーダイオードと、大きい開口数を可能とするレンズを使用して、前記媒体上のデータを読み取る性能を改善することが可能である。
【0117】
本データ読み取り装置及び方法の利点は、前記読み取り速度は、前記蛍光寿命、即ち500メガビット/秒に制限される、ということである。
【0118】
最後に、ガラス状媒体の使用により、数十年の持続期間のために恒久的媒体が得られる。特に、ガラスの使用は、光分解に結びつく低安定性を持つ有機色素でドープされたポリマーよりもずっと安定な性能を与える。この不利益は、記録されたデータの適切な保存を制限する。
【0119】
ガラスは、有機色素と共に使用するには適していない、というのは有機色素はガラスのドーパントとして使用できないからである。
【0120】
本発明の1つの変更例は、ポリマー媒体を例えば銀イオンと共に用いることである。
【0121】
本発明の方法によると銀クラスタが形成されるが、ガラス媒体の場合と比較して時間経過に対してより不安定である。データ貯蔵はより恒久的ではない。
【0122】
ガラス媒体は、媒体の安定性及び恒久性の獲得について実際の利点を持つ、というのは前記発光素子はガラスマトリクスで安定化されているからであり、これはポリマーでは不可能だからである。
【0123】
本発明の使用に1つは、特に本発明の媒体の使用は、蛍光顕微鏡のための較正プレートを製造可能にすることである。例えば、種々の顕微光学プラットフォームは取得した像を較正し、デコンボリューションするために、較正試験用チャートのレーザースキャンを備える共焦点顕微鏡により、3Dで前記光学システムの応答関数を完全に決定する必要がある。前記プラットフォームはまた、時間経過に対して安定な蛍光標準物を必要とする。実際、前記光検出装置、前記装置の誤配置及び蛍光種の光退色は、異なる位置及び時間で取得された像を比較することを困難とする。
【0124】
さらに、本発明は電流を測定するように適合させ得る。特に高温度の蛍光中心の安定性は、パッチ蛍光電極として使用されることを想定できる。例えば、神経生物学においては、生物システムに埋め込まれた銀クラスタからなる2つの電極の間を電流が流れると、このクラスタは蛍光を発光し、その強度は前記電流に依存する。従って非常に小さい電流(又は電位が異なる)がこのタイプの電極で測定され得る。
【0125】
この最後の使用で、前記媒体は有利には例えば電極である。
【0126】
本発明の他の使用は、本発明の記録方法が、ガラス媒体中に署名を刻印することを可能にする。有利には前記方法は偽造に対抗して使用され得る。
【0127】
前記ガラス内へのレーザー書き込みは眼には見えないが、ブルーレーザーダイオードで励起することで蛍光として見ることができるだけである。
【0128】
本発明の方法は、「データマトリクス」形状で媒体に書き込むことができる。
1つの利点はそれにより高密度データ記録が可能となる、ということである。
【0129】
前記データマトリクスコードは、小さい表面に大量の情報を示すための高密度2次元シンボル系であり、約1cm
2上に英数字で2335まで、又は数字で3116までである。
【0130】
他のデータマトリスクコードの利点は、それがパブリックドメインにあり、自由に利用できるものであることである。さらにそれはIEC 16022標準に適合する。
【0131】
通常は、対象物内に取り込まれたガラス内のこの署名は、データ書き込みの印がなく視覚的な外観を維持しつつ簡単に識別することを可能にする。
【0132】
本方法は従って、ガラス部材を含むあらゆるタイプの対象物に使用され得る。
特にこれは、時計、ボトル又はメガネなどの高価な対象物にそのような刻印を行うために有利である。
【0133】
この最後の場合に、データマトリスクコードを識別するための読み取り装置は、本発明で定められる読み取り装置である。これはオンボード読み取り装置であり、容易に移動可能となるように最小化され得る。
【0134】
本発明の読み取り方法は、本発明の媒体の書き込みをデコードすることを可能とする。
【0135】
本発明の他の使用は、本発明の光学アナログディスク媒体の製造である。
この媒体は、有利にはビニールレコードと類似する。
【0136】
本発明の読み取り装置は、通常のビニールレコードの読み取りに使用されるダイヤモンド針を、アナログレベルに対応する蛍光強度の蛍光トラック上のUVレーザーに有利に交換することを可能にする。
【0137】
最後に、本発明の使用は蛍光照明を製造することを可能とする。
この場合、前記媒体は蛍光発光素子である。銀クラスタで形成される発光素子を電流で励起することで、発光ダイオードと同じように蛍光を発光する。
【0138】
特に有利な実施態様によると、前記ガラスのドーパント含有率は4%を超える。この率により、特にガラス中の安定性を増加させるように構成を最適化することができる。
【0139】
クラスタの安定性はまた、レーザーのパルスが1と5J/cm
2の間となるように構成される発光強度を持つ場合に改良される。パルス数はまた、有利には、書き込みプロセスの際に300℃、通常は100℃を超える温度に近くなる局所温度を得るように適切な数である。
【0140】
上で説明した顕微鏡較正プレートの製造のために本発明の使用に際しては種々の実施態様が実施され得る。
【0141】
特に組み合わせ得る実施態様によれば、例えば特定の性質を持つ試験用チャートを形成するために、蛍光クラスタを較正プレートに生成させ設けられ得る。前記構成により、試験用チャートは、場の均一性、横方向分解能、検出装置の応答性、蛍光の寿命、ステージの再配置、場の深さ、縦方向及び軸方向の分解能、及びレーザーの安定性が較正され得る。
【0142】
図4は前記顕微鏡を較正するためのクラスタの種々の配置を含む較正プレートを示す。クラスタ所定の配置は、「試験用チャート」と呼ばれる。これは前記プレートの所定の深さ又は種々の深さに刻印された2D又は3Dパターンを形成する。前記刻印はクラスタがデータワードを形成するように本発明の方法を用いて実施される。較正プレートの使用のために、データワードは所定の蛍光強度に対応することができる。データワードは、例えば、前記クラスタを照射した後再発光の発光レベルの関数としてエンコードされる。
【0143】
ガラス媒体中では、蛍光クラスタの形成の利点は、それらが時間経過に対して安定である、ということである。蛍光クラスタにより形成されるデータワードは光退色又はクラスタの性質を変え得るその他のあらゆる現象によっては変更されない。特に、本発明の方法では、前記媒体に直接形成され捕捉されたクラスタが変更されることはない。クラスタの安定性は、製造信頼性を持ち較正の高レベル精度を持つ蛍光顕微鏡較正プレートを得ることを可能にする。
【0144】
図4は、第1の均一な試験用チャート40を示す。この目的のため、本発明のデータ記録方法は、全域上に均一に、同じ性質を持ち及びプレートの所定の表面及び深さにわたり均一に分布されたクラスタを刻印することを可能にする。この試験用チャートは、顕微鏡の較正の際に、ある領域の均一性が較正されることを可能にする。
【0145】
試験用チャート41の第2の例が
図4に示される。試験用チャート41は、顕微鏡の対物
レンズの光学分解能を較正することを可能にする。試験用チャート41は、本発明の方法によりガラス媒体に3Dで刻印された一連の水平直線区分45を含む。試験用チャート41のそれぞれの可視直線区分45は4つの線を含み、それぞれの間隔は非常に小さく、ほぼ前記線幅のサイズである。前記試験用チャート41の直線区分のいくつかが
図5に示される。
図5は試験用チャート41の部分を拡大したものである。
【0146】
まず、本発明の方法により
刻印されたクラスタの形状が考慮される。本発明の方法により
刻印されたクラスタは、約1.6μmの直径を持つ、
図6に示されるある種類のリング62を形成する。3Dではこれはチューブ状構造である。記録読み込みの分散及びノイズの分析は、種々の値をエンコードするために強度レベル曲線が表示されることを可能にする。例えば、16の所定の蛍光強度に対応する16のレベル値を得るためなどのように前記クラスタをエンコードすることを可能にする。これらのレベルは、レーザーのパルス数を増加することで得られ、その強度は、本発明によるデータ記録方法の際に約5J/cm
2である。従って、この方法で像がまたエンコードされ得るが、それぞれの画素は蛍光チューブの形で前記容積内に記録される。
【0147】
前記リングに近い領域は、中心部分63及び外部部分61を含み、前記外部部分は前記リングを形成する部分に比較してほとんど又はより少なく照射された部分である。試験用チャート41の刻印の際、即ち直線部分を形成するために本発明の記録方法の実施の際に、前記クラスタは、顕微鏡の光学分解能を較正するための水平直線トラックを形成するために刻印される。実際には、2つの線65、66が前記媒体中に現れるが、これらは
図6に示され、これらは前記リングのトラックに対応し、水平直線により繰り返された本発明の記録方法に対応する。前記直線トラックは、約1.6μmの前記リングの直径で分離された2つの線を含む。
【0148】
図5は、それぞれが2つの直線を形成する2つの直線トラックを含む第1の直線区分45を示す。従って、4つの直線が示される。それぞれのトラックは第1の間隔51で分離されている。
【0149】
前記第1の区分の下に示される前記第2の直線区分は、2つの直線トラックを含み、それぞれは2つの直線を形成し、それぞれのトラックは第2の間隔52で分離されている。
【0150】
前記第2の区分の下の第3の区分は、2つの直線トラックを含み、それぞれは2つの直線を形成し、それぞれのトラックは第3の間隔で分離されている。
【0151】
前記第3の区分の下に示される第4の直線区分は2つの直線トラックを含み、それぞれは2つの直線を形成し、それぞれのトラックは第4の間隔で分離されている。
【0152】
従って、前記試験用チャート41を、それぞれの下に位置する前記直線区分が、他の1つの区分から他の区分へ増加する前記2つの直線トラックの間の間隔を含むように、較正することが可能となる。
【0153】
通常は、第1の区分は、最後の区分まで実質的に100nmに近い間隔を含み、その間隔は約2μmである。
【0154】
第3の例は、試験用チャート42が、複数の均一に分布されたクラスタを含む9個の四角形又は長方形の格子を形成するように構成することを可能にする。前記試験用チャートは好ましくは170μmの深さで刻印される。この深さは、蛍光顕微鏡に最適化され、従って前記通常の顕微鏡観察条件にできるだけ近くに焦点化させることを可能にする。
【0155】
前記試験用チャート42は、光電子倍増装置及び/又はレーザーの較正を可能にする。実際、前記試験用チャート42のそれぞれの四角形は、所定の蛍光強度を含み、即ち、外部光源による前記四角形の照射は、実際にある光度で決定される前記蛍光クラスタの発光を生成する。前記四角形のそれぞれについて、同じ四角形クラスタは同じ特徴を持つ。即ち、前記クラスタを形成するための前記プレートの照射は、単位領域当たりのある所定の蛍光強度を得るように、同じ数及び強度のパルスを用いて実施される。
【0156】
図4の例で四角形のそれぞれは16の蛍光クラスタを含み、同じ四角形で照射することで、前記四角形のそれぞの性質が均一となることを可能にする。その結果、それぞれの四角形は適切な照射の後所定の蛍光強度発光することができる。種々の構成が可能であり、四角形の数、その配置及び四角形当たりのクラスタの数に応じて生成することができる。
【0157】
この試験用チャートの利点は、これは次々と蛍光顕微鏡を較正し比較するための蛍光不変性標準である、ということである。これは、前記較正プレートで形成されるクラスタの高いレベルの安定性によるものであり、また種々の値を較正することを可能にする前記四角形のそれぞれにより発光する蛍光レベルの不変性によるものである。前記蛍光光源は前記プレートに含まれることから、この試験用チャートは、前記プレート上の光ビームの照明及び反射による較正方法の欠点を解消することができる。
【0158】
1つの例では、それぞれの四角形は、標準値のスケールを生成するように蛍光強度の増加を含む。
【0159】
試験用チャート43の第4の例が
図4に示される。試験用チャート43は、線に依存して種々の深さで前記プレート内に刻印された垂直線を示す。この試験用チャート43は3D較正を可能とし、顕微鏡
対物レンズの
被写界深度を正確に与える。
被写界深度についての光学部品の測定の較正に精度は、約数百ナノメートルである。
【0160】
最後に、第5の試験用チャート44は、前記クラスタの励起後の蛍光寿命の測定及びこれらの同じクラスタにより発光される光子の検出装置に到達する時間を観察することで、前記検出装置の時間応答を較正することが可能となる。この試験用チャートは、蛍光寿命測定のためのシステムを較正することができる。前記クラスタの寿命は安定であり、安定なクラスタを媒体中で形成することができる本発明の記録方法により、光退色にはなんら影響されない。
【0161】
前記クラスタの蛍光寿命が約数ナノ用である場合には、これにより、顕微鏡の検出装置を、その応答時間と同程度の精度で較正することができる。
【0162】
試験用チャートの最後の例48は、顕微鏡のサンプルホルダの位置合わせのためのシステムを較正することができる。
【0163】
個々に記載された種々の試験チャートは、種々のタイプの顕微鏡を較正することができるが、また光学検出装置又は光源などの全ての他の光学システムも較正することができる。