(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記装着部は、ハンドルノブ、ハンドルナットキャップ、スタードラッグナット、フレームのパームサイドカバー、スプールまたはテンションナットに設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の釣り用リール。
【背景技術】
【0002】
通常、釣り糸つまりライン(line)は、ナイロンなどのモノフィラメント(mono filament)またはよじって作った合糸、そして強度がモノフィラメントの3倍くらいのポリエチレン(PE)合糸(Polyethylene Braid)などの種々のものが使われており、その太さは号数(大韓民国)または「LB」(パウンド、米国)で表示して使われている。
【0003】
通常、釣りの後には洗浄または保管のために釣り竿からリールを分離し、その後つぎの釣りを行うときに、リールと釣り竿をまた組み立てる。しかし、太さや素材に係わるラインタイプ(line type)は種々あり、組み立てる場合には、リールに巻き取られたラインタイプを区分することが容易でなく、その確認のための測定器の使用は煩わしく、測定器そのものを保有していない場合も多い。この問題を解決するために、ラインタイプをペンでリールに書くとかステッカーを付けるなど、メモ方式で区分したりするが、多様な原因でメモが消されるとか毀損されることができるため、不便である。
【0004】
この問題を解決するための方案として、大韓民国実用新案登録第20−0133434号(登録日:1998年10月12日)に開示の「スピニングリールの釣り糸号数表示装置」がある。この登録考案は、釣り糸が巻き取られる巻取部が形成されたスプールと、このスプールの一側に結合されて回転するプレートと、このプレートの前面に釣り糸の号数を表示する数字が索引されたスプールカバーとが結合され、前述したプレートを一側または他側に回動することによって前記スプールに巻き取られるスピニングリールの釣り糸号数表示装置において、前記スプールに形成された溝の内部に装着される前記プレートの貫通孔の外周に前記スプールに対して軸方向に形成されたストッパー;前記スプールの先端に形成された結合部に結合される前記スプールカバーの内周に、前記プレートに形成された前記ストッパーと同一方向に形成された複数の溝;及び前記プレートの前記溝の所定部位に形成された長孔を含むことを特徴とする、スピニングリールの釣り糸号数表示装置を開示している。 しかし、この登録考案は、使用者が釣りなどの使用過程で容易に接触可能な部位であるスプールカバーに号数を表示するものなので、多様な原因で表示セット状態が変更し得るという問題点を持つ。
【0005】
また、米国特許第5,568,787号(登録日:1996.10.29)に開示の「釣り用リールのラインタイプ表示装置(Line Type Indicator for Fishing Reel)」がある。この特許は、ハンドルのナットキャップ(handle nut cap)にダイヤル(dial)型のものでラインタイプをセットすることができる技術を開示している。
【0006】
しかし、この特許の技術は、ハンドアーム上に突出した形態なので、釣りの際に邪魔し、ラインタイプのメモリのためのセット時にダイヤルを回せばハンドルも一緒に回転するため、セット過程が不便であり、さらにハンドルナットキャップがスクリューで固定されているため、ラインタイプ表示の基準(例えば、号数とパウンド(LB)、モノフィラメントと合糸)が変わる場合に使用ができなくなる問題点があり、ダイヤルをラインタイプ表示基準の変更に応じて一つ一つ入れ替えなければならないという不便さをある。
【0007】
また、米国特許第5,924,639号(登録日:1999.07.20)に開示の「釣り用リールのスプールに設けられたラインタイプ表示装置(Line−Type Indicator for Spool on a Fishing Reel)」があるが、これも大韓民国実用新案登録第20−0133434号の場合と類似した問題点を持つもので、釣り過程で手に触れてセット状態が変更されるため、手違いを引き起こすことがあり、またラインタイプ表示基準の変更に対する対応方案を開示していない。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、添付図面に基づいて本発明を詳細に説明する。本発明は多様な変更を加えることができ、いろいろの形態を持つことができる。以下の本文に詳細に説明する具現例(態様、aspect)または実施例は、本発明を特定の開示形態に限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変更、均等物ないし代替物を含むものに理解しなければならない。
【0020】
各図において同一の参照符号、特に十の桁及び一の桁、または十の桁、一の桁及びアルファベットが同じ参照符号は同一または類似の機能を持つ部材を示し、特に言及がない場合、図面の各参照符号が指称する部材はこのような基準に準ずる部材に把握すれば良い。また、各図において、構成要素は理解の便宜上大きさや厚さを誇張して大きく(または厚く)あるいは小さく(または薄く)表現するとか単純化して表現しているが、これによって本発明の保護範囲が制限されて解釈されてはいけない。
【0021】
本明細書で使用した用語は、ただ特定の具現例(態様、aspect)または実施例を説明するために使用されたもので、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は文脈上特に明記しない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」または「なる」などの用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらの組合せが存在することを示すものであり、一つまたはそれ以上の他の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらの組合せの存在または付加の可能性を予め排除しないものに理解されなければならない。
【0022】
特に定義がない限り、技術的ないし科学的な用語を含み、ここで使われるすべての用語は本発明が属する技術分野で通常の知識を持つ者によって一般的に理解されるものと同一の意味を持っている。一般的に使われる辞書に定義されているもののような用語は関連技術が文脈上持つ意味と一致する意味を持つものに解釈されなければならず、本出願において明らかに定義しない限り、理想的なあるいは過度に形式的な意味に解釈されない。本明細書において、公知の機能及び構成についての具体的な説明が本発明の要旨を不必要にあいまいにする可能性があると判断される場合、それについての説明は省略することができる。
【0023】
本発明によるラインタイプマーカーを備えた釣り用リールRの説明において、便宜上、厳密ではない大略の方向基準を
図2〜
図16に基づいて特定すれば、図面に示された状態で、上下左右に分け、他の図面に基づいた発明の詳細な説明及び請求範囲においても、特に言及がない限り、この基準に従って方向を特定して説明する。
【0024】
まず、本発明の出願人の量産品であるベイトリールを示す図である
図1([A]は斜視図、[B]は正面図)に示したように、釣り用リールRは、フレームF、前記フレームに軸設されたスプールS、及び前記スプールの回転のためにフレームの一側に軸設されたハンドルHを含み、本発明のラインタイプマーカーMは、これらのフレーム、スプールまたはハンドルの中の一部または全部に設けられた装着部に組み込まれる。
【0025】
具体的に、ベイトリール(ベイトキャスティングリール)の場合、
図1〜
図6から確認可能なように、装着部は、
ハンドルHでは、ハンドルノブH1(handle knob)、ハンドルナットキャップH2に、
スプールSでは、魚が釣り針を食って逃げる場合、釣り糸がスプールから解ける速度を制御して釣り糸を保護する「ドラッグパワー」調節用スタードラッグナットSs、スプール、スプールシャフトの回転速度を調節してキャスティング距離を調節するようにフレームの一側に配列されたテンションナットStに、
そしてフレームFでは、パームサイドカバーF1に組み込まれることができる(装着部は、ハンドル(特に、ハンドルノブ)(
図2)、スプール(特に、スタードラッグナット)(
図3)、フレーム(特に、パームサイドカバー)(
図4)、スプール(特に、スペア(spare、予備)スプール)(
図5)、スプール(特に、テンションナット)(
図6)に組み込まれている)。
【0026】
一方、
図7〜
図10に示したように、ベイトリールより強度は低いがルアーを遠く投げるのに適し、軽量のルアーを所望のポイントに正確に送ることができるという利点を持つスピニングリールの場合、装着部は、ハンドルでは、ハンドル(特に、ハンドルナットキャップ)(
図7及び
図8[A])、ハンドル(特に、ハンドルノブ)(
図8[B])、ハンドル(特に、ハンドルアーム装飾カバー)(
図9[A])、ハンドル(特に、ハンドルアーム固定ボルトカバー(
図9[B])などに組み込まれ、スプールでは、スプールそのもの(
図10[A])などに、フレームでは、ベイルワイヤ(bail wire)固定ボルト(
図10[B])などに組み込まれることができる。
【0027】
釣り糸の号数(太さ)及び種類の表示のためのラインタイプマーカーMの組み込みのための装着部は、特に釣り用リールのフレーム、スプールまたはハンドルにおいて、ラインタイプマーカーを構成する回転体が組み込まれることができる環形装着部の構成に適した部位が好ましい。
【0028】
ラインタイプマーカーMは、基本的に装着部に結合された回転体rと、回転体の装着部固定のためのストッパーとを含み、さらに前記回転体に設けられた目盛り表示部と、回転体の周辺に設けられた対応目盛り表示部とを含み、両目盛り表示部の一方は目盛り指示部、他方は目盛り部(scale)であることが好ましい。
【0029】
具体的に、ラインタイプマーカー及び装着部に関連して、代表的に、
図6の[A−1]及び[A−2]は、マーカーMが組み込まれたテンションナットのみを、
図1[B]のように正面から、図示しており、
図6[B−1]、
図6[B−2]、
図6[B−3]、
図11及び
図12では、それぞれラインタイプマーカーMの回転体、ストッパー、[回転体+ストッパー+テンションナット組立体]の断面図を、上中下の位置に配置している。
【0030】
図6[A−1]、
図6[A−2]及び
図6[B−1]から確認できるように、テンションナットStの上部外周にはラインタイプ表示対応目盛り表示部10Bが設けられている。この対応目盛り表示部10B、つまり目盛り部(scale)11Bはパウンドを基準に8、10、12、14、16、18、20が表示されており、これは号数で、それぞれ1、2、2.5、3、4、5号にあたる。
【0031】
必要によって、目盛り部には、パウンド基準での釣り糸の太さの代わりに号数基準の太さをアラビア数字(またはローマ数字)で表示するすることができ、また両基準の太さを一緒に併記することができる。アラビア数字やローマ数字の代わりに、国家別、時代別に使われているまたは使われた他の文字や各種の記号はもちろんのこと、新しく約束されるとか規定されたものなどを包括する任意の表示体系で表示することもできる。
【0032】
テンションナットStの目盛り部11Bの表示部外周に取り囲まれた装着部、特に環形装着部mには目盛り表示部10Aが設けられた回転体rが結合される。回転体rに設けられた「目盛り表示部」は図示のような目盛り指示のための矢印のような「目盛り指示部」11A(「M」表示矢印11aはモノフィラメント(monofilament)からなったライン太さ表示用、「C」表示矢印11bは合糸からなったライン太さ表示用のものである)を備えている(その外に、「PE」表示がポリエチレン(PE)合糸(Polyethylene Braid)(ナイロンモノフィラメントより3倍以上強い特性を持つ)を示すものとして使うことができる)。
【0033】
必要によって、この回転体の「目盛り表示部」はテンションナットStの外周上面に設けられた目盛り部の代わりに「スケール」(scale、ライン太さを示す)からなり、テンションナット側には目盛り指示のための矢印のような「目盛り指示部」が設けられた形態に変形できる。いずれの場合にも、目盛り表示部(例えば、矢印)及び対応目盛り表示部(例えば、目盛り部)は印刷、転写、鍍金、彫りこみ、彫り上げ、ステッカー付着などの方式で具現できる。
【0034】
このように、本発明による釣り用リールRに組み込まれたラインタイプマーカーMは、ラインタイプ表示基準(例えば、号数とパウンド(LB)、モノフィラメントと合糸、及びポリエチレン(PE)合糸)の変更が必要な場合、例えば単一回転体にモノフィラメント(monofilament)のライン太さを表示するための「M」表示矢印11aと合糸からなったライン太さの表示のための「C」表示矢印11bとが設けられているので、汎用性のラインタイプ表示が可能であり(「M」、「C」、「PE」のいずれも表示可能)、さらに必要時には回転体を入れ替えなどの方式で手軽く対処することができる。
【0035】
また、その配列位置及び構造を選択して、ラインタイプマーカーのセット状態が釣り中、運搬中、保管中などに多様な原因で容易に変更されるおそれがないようにし、さらに例えばテンションナットにラインタイプマーカーを組み込む場合、ラインタイプマーカーを構成する回転体を回してラインタイプをセットするとき、テンションナットのトルクが相対的に高いので、テンションナットと回転体が一緒に回転する不便さを引き起こす問題がないようにする。
【0036】
一方、ラインタイプマーカーMの回転体rの装着及び入れ替えの便利性のために、
図6[A−1]、
図6[A−2]、
図6[B−1]及び
図6[B−2]に示したように、テンションナットStに形成された環状溝形態の装着部mは外周部の内周面に係止段ms(
図6[B−2]参照)を持つ。この係止段ms部位の内径は回転体rの外径より大きくて
隙間が形成され、装着部mの係止段msの下側と回転体rの外周面の環状溝13の間には、ストッパー20の役目をする弾性リングが
隙間を満たしてきちんと合う形態に結合されることで、回転体rの意図せぬ分離、及びラインタイプマーキングのためのセット後に多様な衝撃や摩擦による意図せぬ回転を防止する機能をする。
【0037】
また、
図6[A−1]、
図6[A−2]及び
図6[B−3]から確認できるように、テンションナットStの対応目盛り表示部10Bの内側一部、つまり係止段msの一部が除去されて分離溝mdが形成されている。この分離溝mdに工具を挿入し、装着部mの係止段msの下側と回転体rの外周部の環状溝13の間にきちんと詰まった形態に位置する弾性リング型ストッパー20を変形させながら回転体rを手軽く分離することが可能である。
【0038】
図6[B−1]、
図6[B−2]及び
図6[B−3]のぞれぞれにおいて、上部には回転体rの断面図、中間にはストッパー20の平面図、下部には[回転体+ストッパー+テンションナット組立体]の結合断面図が示されており、このような図の配列は
図11及び
図12においても同様である。
図6[B−1]は単に回転体が装着部mに結合された形態、
図6[B−2]は軸孔10sが回転体rに形成され、テンションナットの装着部には軸突起が形成されている形態、
図6[B−3]は軸溝10sが回転体に形成され、テンションナットには軸突起が形成されて結合された形態である。
【0039】
図6[B−1]、
図6[B−2]及び
図6[B−3]に示したラインタイプマーカーMは、ラインタイプマーキングのためのセットの際に、いずれも爪や小銭などを回転溝10gに挿入した後、回転体rを回転することができるようになっている。
【0040】
図6[A−2]には、「M」表示矢印11a(目盛り表示部10Aの目盛り指示部11Aにあたる標識)と「C」表示矢印11b(目盛り指示部の標識)が180度を成す形態に配列され、
図6[A−1]には、「M」表示矢印11aと「C」表示矢印11bが200度程度を成す形態に配列されている。いずれの場合にも「M」表示矢印または「C」表示矢印の一つだけがライン太さ表示スケール(数字)(つまり、対応目盛り表示部10Bの目盛り部11B)を指示するためのものである。
【0041】
これを包括的に説明すれば、両目盛り表示部の一方は目盛り指示部、他方は目盛り部(scale)である。目盛り指示部は異種ラインを表示する離隔して配列された矢印のような複数の標識であり、前記目盛り部は離隔して配列された複数の数字である。前記目盛り指示部の標識は、ラインタイプマーキングの際、いずれか一標識のみが一つの目盛り部数字を指示し、他の標識は目盛り部の数字からずれているものである。
【0042】
これは、
図5、
図10及び
図13のように、「M」、「C」、「PE」をみんな表示するための目盛り指示部の標識を組み込む場合にも同様に適用され、目盛り部11Bの数字が離隔して配列された角度と、目盛り指示部標識の矢印が離隔して配列された角度を選択し、いずれの場合にもいずれか一標識だけが一つの目盛り部数字を指示し(aiming)、他の標識は目盛り部の数字からずれて非指示(non−aiming)するように構成されている。
【0043】
一方、
図6[B−2]及び
図6[B−3]に比べ、
図11の[A−1]及び
図11[A−2]においては、安定的な回転体の回転のための軸構造の組み込みのために回転体自体に軸突起10Sが設けられ、テンションナットStの装着部mには軸溝が形成された点が異なる。また、
図11[A−1]とは異なり、
図11[A−2]には印刷または彫りこみなどの矢印のような目盛り表示部、特に目盛り指示部が回転体の結合孔11Cに結合されるピン(pin)11cによって具現された形態である。
図11[A−3]に示したラインタイプマーカーのための回転体rmは、ストッパー20m一体型回転体が示されている。すなわち、回転体rmの外周の環形弾性突起の端部にフック型係止突起が形成されているので、組立時に回転体を強制に押し込めば、装着部の外周の係止段に係止突起がかかる。
【0044】
次に、
図11[B−1]、
図11[B−2]及び
図11[B−3]に示したラインタイプマーカーは、
図11の[A−1]及び
図11[A−2]に比べ、ディスク型回転体rではなくドーナツタイプ回転体rMが設けられる。これに合うように、テンションナットStの外周に設けられた装着部にドーナツ(donut)型回転体rMが装着され、やはり外周に形成された環状溝ではなくて中空内周面部位に形成された環状溝13mと装着部の外周に形成された係止段mSの間の空隙に弾性リング型ストッパー20が配列されて組立体を構成する。また、
図11[B−1]及び
図11[B−3]においては、回転体rMが相対的にテンションナットStの上部に位置する形態であるが、
図11[B−2]は、回転体rMが下側に配列されているので、テンションナットの操作時に回転体が勝手に回転しないようにする機能を強化することができる。
【0045】
一方、
図12においては、クリック音発生部材C、cを組み込んで、ラインタイプマーカーを構成する回転体の意図せぬ回転を防止するとともに、ラインタイプマーキングのための回転体の回転によるセットの際、回転体の回転によってクリック音が発生するようにして、軽快さとともにセット注意力を高めるようにする機能を付け加えている。
【0046】
図12[A−1]及び
図12[A−2]は、互いにディスク型回転体rの軸突起10Sの大きさ及び形状が一部相違する。すなわち、ストッパー20の役目をする環形リーフスプリングの収容のための回転体の環状溝が、
図12[A−1]では側面外周に形成されているが、
図12[A−2]では回転体の下面軸突起10Sの外周に形成されている。
【0047】
また、
図12[A−1]及び
図12[A−2]のマーカーは、共通して、ストッパー20の役目をする環形リーフスプリングにクリック音発生部材Cのための突起C1が形成され、
図12[A−1]の下部の一点鎖線円内に示した「A−A」線平断面図から確認することができるように、テンションナットStの装着部にはこの突起C1が結合される複数の溝C2が連続して形成されているので、回転体rの回転によってストッパー20が一緒に回転するときに突起C1が溝C2にかかってクリック音が発生する。この構成は
図12の[A−1]及び
図12[A−2]に共通している。
【0048】
これに対し、
図12[A−3]においては、リーフスプリングを用いたストッパー20タイプではなく、回転体の装着溝13Mに結合されるコイルスプリングCsの弾支突起C1mがストッパー及びクリック音発生部材の突起の役目をするように構成されている。テンションナットの装着部外周に形成された連続溝C2の構造は、
図12[A−1]及び
図12[A−2]と同様である。
【0049】
次に、
図12[B−1]においては、クリック音発生部材cが、下部一点鎖線円内斜視図にそれぞれ示したように、テンションナットStに内蔵されたクラウンギアの連続溝c2と、リーフスプリング型クリックリングcdの突起c1とからなっている。クリックリングcdはスプリングワッシャと類似した機能をするように拗じれており、回転体rの組立時に加圧されて突起c1が溝c2に結合して接触し、回転体rとクリックリングcdの連動のために、回転体の締結部15に結合される締結突起cpが上向きに突設されている。
【0050】
これに対し、
図12[B−2]及び
図12[B−3]においては、クリック音発生手段cのための突起c1mが回転体rmの下面に突設されており、この突起c1mと結合される連続溝c2mはテンションナットStの装着部の底面にクラウンギア状に形成されており、この点で共通される。
【0051】
また、
図12[B−2]及び
図12[B−3]においては、回転体rmの離脱防止機能をするストッパーが、テンションナットStの装着部に螺合されるキャップ20cによって具現される。
図12[B−2]においては、キャップ20cの外周に雄ネジ部が形成され、装着部にはこれに対応する雌ネジ部が形成され、
図12[B−3]においては、キャップ20cに雌ネジ部が形成され、装着部の外周にはこれに対応する雌ネジ部が形成されている。
【0052】
図12[B−2]及び
図12[B−3]においては、組立時にテンションナットSt装着部に回転体rmを配置し、その上に弾性リング20を位置させ、ついで目盛り部10bを持つキャップ20cを螺合すれば、弾性リング20が押し付けられてクリック音発生手段cの突起c1m及び連続溝c2mが接触し、回転体rmの回転時にクリック音を発生させることができる。
【0053】
次に、
図2のように、ラインタイプマーカーMが組み込まれる装着部は、ハンドルH、特にハンドルノブH1に設けることができる。この場合、装着部は、ハンドルノブH1をハンドルに固定する固定ボルトを覆うキャップに設けられ、やはり目盛り指示部11Aを持つ目盛り表示部10Aが組み込まれた回転体rが、固定用ストッパー20である弾性リングを介して、目盛り部11Bである対応目盛り表示部10Bが設けられたキャップの環状溝形態の装着部に結合される(
図6[B−3]と類似した構造を持つ)。
【0054】
また、
図3のように、ラインタイプマーカーMは、スプールS、特にスタードラッグナットSsにも設けられ、目盛り指示部11Aを持つ目盛り表示部10Aが組み込まれたリング型回転体rが、固定用ストッパーである弾性リングを介して、目盛り部11Bである対応目盛り表示部10Bが設けられたスタードラッグナットの外周面装着部に結合された構造を持つ(
図11[B−3]と類似した構造を持つ)。
【0055】
図4においては、ラインタイプマーカーMが、フレームF、特にパームサイドカバーF1(palm side cover)の中央に設けられ、目盛り指示部11Aを持つ目盛り表示部10Aが組み込まれた回転体rが、やはり固定用ストッパーである弾性リングを介して、目盛り部11Bである対応目盛り表示部10Bが設けられ結合用軸ピンを持つディスクの環状溝形態の装着部に結合した構造を取っている(両目盛り表示部の結合構造は
図6[B−3]と類似した構造を持つ)。
【0056】
図5においては、ラインタイプマーカーMがスプールS、特にスペア(spare、予備)スプールに組み込まれたもので、目盛り指示部11Aを持つ目盛り表示部10Aが組み込まれたリング型の回転体rが、やはり固定用ストッパーである弾性リングを介して、目盛り部11Bである対応目盛り表示部10Bが設けられたスプールSのフレーム結合用軸ピンの周囲の環状溝形装着部に結合した構造を取っている。
【0057】
必要によっては、
図5の右側ブロック内上部の多様な変形例のように、回転体rに目盛り指示部11Aを組み込んだ変形例(左から右に、回転体にそれぞれ「C」単一表示(合糸)、「C」−「M」(モノフィラメント)複合表示、「C」−「M」−「PE」(Polyethylene Braid)複合表示)が設けられ、または
図5の右側ブロック内下部の多様な変形例のように、回転体rに目盛り部11Bを組み込み、その周囲に目盛り指示部11Aを組み込んだ変形例(左から右に、回転体にそれぞれ「C」単一表示、「C」−「M」複合表示、「C」−「M」−「PE」複合表示)が設けられる。これらに共通して、目盛り指示部の標識は、ラインタイプマーキング時にいずれか一標識だけが一つの目盛り部数字を指示し、他の標識は目盛り部の数字からずれるように配列されている。
【0058】
図7〜
図10のスピニングリールRmの場合:
図7のラインタイプマーカーMは、ハンドル特にハンドルHmをフレームに固定するボルトを覆うハンドルナットキャップHcに組み込まれている。目盛り指示部11Aを持つ目盛り表示部10Aが組み込まれたディスク型の回転体rを、やはり固定用ストッパーである弾性リングを介して、目盛り部11Bである対応目盛り表示部10Bが設けられたハンドルナットキャップHcの環状溝形装着部に結合した構造を取っている(両目盛り表示部の結合構造は
図6[B−3]と類似した構造を持つ)。
【0059】
図8[A]においては、
図7[B]のラインタイプマーカーMのようにハンドルHmのハンドルナットキャップHcに組み込まれているが、ハンドルナットキャップHcそのものが固定ボルトないし軸ピンを持つ点では異なっている。
【0060】
図8[B]のラインタイプマーカーMは、ハンドル特にハンドルノブH1mに設けられ、目盛り指示部11Aを持つ目盛り表示部10Aが組み込まれた回転体rを、やはり固定用ストッパー20である弾性リングを介して、目盛り部11Bである対応目盛り表示部10Bが設けられハンドルノブ固定ボルトを覆うキャップの環状溝形装着部に結合した構造を取っている(両目盛り表示部の結合構造は
図6[B−3]と類似した構造を持つ)。
【0061】
図9[A]のラインタイプマーカーMは、ハンドルHm特にハンドルアーム装飾カバーHaに組み込まれる。具体的に、目盛り指示部11Aを持つ目盛り表示部10Aが組み込まれたリング型の回転体rを、やはり固定用ストッパーである弾性リングを介して、目盛り部11Bである対応目盛り表示部10Bが設けられた装飾カバーHaの外周面装着部に結合した構造を取っている(両目盛り表示部の結合構造は
図11[B−3]と類似した構造を持つ)。
【0062】
一方、
図9[B]のラインタイプマーカーMは、ハンドルHm特にハンドルアーム固定ボルト(または固定ナット)を覆うカバーHAに組み込まれる。具体的に、目盛り指示部11Aを持つ目盛り表示部10Aが組み込まれたディスク型の回転体rを、やはり固定用ストッパー20である弾性リングを介して、目盛り部11Bである対応目盛り表示部10Bが設けられたカバーHAの環状溝形装着部に結合した構造を取っている(両目盛り表示部の結合構造は
図6[B−3]と類似した構造を持つ)。
【0063】
次に、
図10[A]においては、スプール(Sm)にラインタイプマーカーMが組み込まれている。目盛り指示部11Aを持つ目盛り表示部10Aが組み込まれたリング型の回転体rを、やはり固定用ストッパー20である弾性リングを介して、目盛り部11Bである対応目盛り表示部10Bが設けられたスプール、特にスプールスカート(spool skirt)の外周面装着部に結合した構造を取っている。
図10[A]において、下部右側の両ラインタイプマーカーMは、リング型の回転体rの形状に関連し、その露出外周傾斜区間の長さ(上側のものが長くて傾斜が急であり、下側のものが短くて傾斜が緩やかである)が異なる。
【0064】
回転体rに目盛り指示部11Aを組み込んだ変形例(回転体にそれぞれ「C」単一表示(合糸)、「C」−「M」(モノフィラメント)複合表示、「C」−「M」−「PE」(Polyethylene Braid)複合表示)を挙げることができる。
図5の右側下部ブロック内に示した変形例のように、
図10[A]の左側の2つのブロック内の上部では、回転体rに目盛り指示部11Aが組み込まれており(「C」−「M」−「PE」複合表示)、中間では、回転体rに目盛り部11Bが組み込まれており(「C」−「M」−「PE」複合表示)、下部では、回転体rに目盛り部11Bが組み込まれており、回転体rが先の二つの実施例とは異なり、スプールスカート(spool skirt)に深く挿入されて目盛り部11Bの数字が遮られ、回転体の回転によって目盛り指示部11A(「C」−「M」−「PE」複合表示)ごとに位置する表示窓11w(円形孔)に目盛り部11Bの数字11nが見えるように構成されている。
【0065】
次に、
図10[B]のラインタイプマーカーMは、フレームFm特にベイルワイヤ(bail wire)固定ボルト(または固定ピン)に組み込まれる。目盛り指示部11Aを持つ目盛り表示部10Aが組み込まれたディスク型の回転体rを、やはり固定用ストッパー20である弾性リングを介して、目盛り部11Bである対応目盛り表示部10Bが設けられた固定ボルトヘッドの環状溝形装着部に結合した構造を取っている(両目盛り表示部の結合構造は
図6[B−3]と類似した構造を持つ)。
【0066】
一方、
図7〜
図10のスピニングリールRm用のラインタイプマーカーMにおいて、環状溝形装着部に導入される回転体rの場合は、相対的に深く挿入された構造を取り、外部で身体や物体が回転体と接触しないようにする構造を取っている。
【0067】
以上説明した本発明によるラインタイプマーカーMは、総合的に
図13〜
図16から確認することができる。
【0068】
まず、
図13の上部ブロック内には、ラインタイプマーカーMの回転体に対する目盛り指示部などに関連して、回転体に「C」単一表示[m1]、回転体に「C」−「M」複合表示[m2](180度の間隔で配列された回転体の矢印標識(「C」−「M」))、回転体に「C」−「M」複合表示[m3](170度程度の間隔で配列された回転体の矢印標識(「C」−「M」))、回転体に「C」−「M」−「PE」複合表示[m4](「M」と一緒に括弧で「PE」標識、目盛り部の数字も「PE」に係わるラインタイプは括弧中に表示する)、回転体に「C」−「M」−「PE」複合表示[m5]の形態の実施例が示されている。
【0069】
また、
図13の[a〜f]には、多様なキャップ型装着部f(共通して環状溝形装着部)と回転体rが示されている。[a]はキャップそのものが回転するモデル(またはラインタイプマーカーを備えていないモデル)、[b]はストッパーとして固定リング20を用いて回転体を固定するモデル(
図6[B−3]と類似)、[c]はストッパーとして回転体rの外周の環形弾性突起端部のフック型係止突起を用いたモデル(
図11の[A−3]と類似)、[d]はストッパーとして固定リング20を用い、回転体rそのものに軸突起が形成されたモデル(
図11の[A−1]と類似)、[e]はストッパーとして回転体の装着溝に結合されるコイルスプリング及び弾支突起を用いクリック音発生が可能なモデル(
図12の[A−3]と類似)、[f]は
図12[A−2]に係わるモデルである。
【0070】
次に、
図14の[a〜e]には多様なキャップ型装着部f(共通してキャップの外周面に装着部が設けられた形態)とリング型回転体r1が示されている、これらは共通して固定リング20Sによる固定構造を持つ。
【0071】
さらに、
図14[c]には、別の第2ラインタイプマーカーを構成するように、第1ラインタイプマーカーのキャップ型装着部fの環状溝形装着溝に、第2固定リング20sを介して組み立てられるディスク型の第2回転体r2によって、第1回転体と第2回転体が互いに異なるラインタイプマーキングができるように構成されている。
【0072】
これに対し、
図14[e]は、やはり第2ラインタイプマーカーを構成するが、第1ラインタイプマーカーのキャップ型装着部fの外周面装着部に、第2固定リング20sを介して組み立てられるリング型の第2回転体r2によって、第1回転体と第2回転体が互いに異なるラインタイプマーキングができるように構成されている点で
図14[c]とは異なる。
【0073】
また、
図15[a〜f]の各実施例は、それぞれ、
図13[a〜f]の各モデルに対応するが、ただキャップ型装着部のキャップが軸ピンないし固定ボルトを持つ点で、
図13[a〜f]の各モデルとは異なる。
【0074】
最後に、
図16[a〜e]の各実施例は、
図14[a〜e]の各モデルに対応するが、やはりキャップ型装着部のキャップが軸ピンないし固定ボルトを持つ点で、
図14[a〜e]の各モデルとは異なる。
【0075】
以上の説明で、ベイトリール、スピニングリールなどの釣り用リール、及びフレーム、スプール、ハンドルなどの具体的な構造及び機能などに関連した通常の公知技術は省略したが、当業者であれば容易にこれを推測及び推論して再現することができる。また、以上のような本発明の説明において、添付図面に基づいて特定の形状及び構造を持つテンションナット及びこれに設けられたラインタイプマーカーを主に説明したが、本発明は当業者によって多様な修正、変形及び置換が可能であり、このような修正、変形及び置換は本発明の保護範囲に属するものに解釈されなければならない。