(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、表示パネルに均一な光を提供できる表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による表示装置は、光学部材と、前記光学部材の上側に配置された表示パネルと、前記光学部材の下側に配置されて前記光学部材に光を供給し、平面上で四角形の頂点に各々配置された第1〜第4発光素子と、前記第1〜第4発光素子を収納する第1保護部材と、前記第1保護部材の一面上で前記第1〜第4発光素子がなす前記四角形の中心に配置されて前記光学部材を支持する透明な光学部材サポーターと、を備え、前記光学部材サポーターは、前記第1保護部材に固定されたフック部と、前記第1〜第4発光素子の中で第1発光素子に対向する第1面及び前記第1発光素子と対角線上に配置された第3発光素子に対向する第2面を含み前記フック部から延長されたプレート部と、を含む。
【0009】
前記第1面及び前記第2面は、前記フック部で遠くなるほど幅が減少し得る。
前記プレート部は、前記第1面と第2面とを連結する連結面を包み得る。
前記連結面は、前記第1〜第4発光素子の中で第2発光素子と前記第4発光素子とを連結する対角線上に配置され得る。
前記第1〜第4発光素子がなす前記四角形は斜方形であり得る。
前記第1発光素子と前記第3発光素子とを連結する対角線は、前記第2発光素子と前記第4発光素子とを連結する対角線より短いか、又は長くあり得る。
前記連結面は、前記光学部材の下面に接触する支持面と、前記支持面の一辺、前記第1面の一辺、及び前記第2面の一辺を連結する第1側面と、前記第1側面と対向し、前記支持面の他辺、前記第1面の他辺、及び前記第2面の他辺を連結する第2側面と、を含み得る。
前記プレート部は、前記第1面及び前記第2面を貫通する少なくとも1つの開口部を含み得る。
前記少なくとも1つの開口部は、前記第1面と前記第2面とを両分する仮想線上に配置され得る。
前記第1保護部材は、前記フック部が挿入される第1貫通ホールを含み得る。
前記光学部材サポーターは、前記フック部が延長される方向と実質的に直交する方向に延長され、前記第1保護部材の一面上に少なくとも一部が配置される支持部を更に含み得る。
前記支持部は、前記第1保護部材の一面上で円形状又は多角形状であり得る。
前記支持部に対する前記フック部の延長線と前記支持部に対する前記プレート部の延長線とは、互いに異なる線上に位置し得る。
前記フック部は、前記支持部の中心に配置され得る。
前記表示装置は、前記表示パネルの上側に配置されて少なくとも前記表示パネルの枠領域をカバーする第2保護部材を更に含むことができる。
前記光学部材は、前記第1〜第4発光素子から受信した光を拡散させる拡散シートを含み得る。
【0010】
上記目的を達成するためになされた本発明の他の態様による表示装置は、光学部材と、前記光学部材の上側に配置された表示パネルと、前記光学部材の下側に配置され、一列に配列された複数個の第1発光素子を含む第1発光ユニットと、前記光学部材の下側に配置され、前記複数個の第1発光素子と交差するように配列された複数個の第2発光素子を含む第2発光ユニットと、前記第1発光ユニット及び前記第2発光ユニットを収納する保護部材と、前記複数個の第1発光素子の中で隣接する2つの第1発光素子と前記複数個の第2発光素子の中で隣接する2つの第2発光素子がなす四角形の中心に配置されて前記光学部材を支持する透明な光学部材サポーターと、を備え、前記光学部材サポーターは、前記保護部材に固定されたフック部と、前記2つの第1発光素子の中でいずれか1つの第1発光素子に対向する第1面及び前記2つの第1発光素子の中でいずれか1つの第1発光素子と対角線上に配置された前記2つの第2発光素子の中でいずれか1つの第2発光素子に対向する第2面を含み前記フック部から延長されたプレート部と、を含む。
【0011】
前記2つの第1発光素子と前記2つの第2発光素子とがなす前記四角形は、前記保護部材の一面上で最小面積をなし得、斜方形形状であり得る。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、第1〜第4発光素子から光学部材サポーターに入射した光は大部分が光学部材サポーターを通過する。従って、本発明の表示装置は光学部材サポーターの周りに発生する影現象が減少する。
第1〜第4発光素子から生成された光は実質的に光学部材のプレート部のみに入射する。プレート部の第1面と第2面が第1〜第4発光素子の中で対角線上に配置された第1発光素子と第3発光素子に各々対向することによって、影領域の面積が縮小する。また、影領域の暗部が明るくなる。
また、プレート部の連結面が第1〜第4発光素子の中で第2発光素子と第4発光素子を連結する対角線上に配置されることによって影領域の中で一部の影領域が除去される。また、他の一部の影領域の面積が縮小される。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態による表示装置の分解斜視図であり、
図2は、
図1に示す表示装置の一部分を示した平面図であり、
図3は、
図1に示す表示装置の一部分を示した断面図である。
【0016】
図1に示したように、本実施形態による表示装置は、表示パネル100、発光ユニット200、光学部材300、及び光学部材サポーター400を含む。表示パネル100、発光ユニット200、光学部材300、及び光学部材サポーター400は、第1保護部材500Bと第2保護部材500Uによって保護される。発光ユニット200は複数個提供される。
【0017】
表示パネル100は自体が光を発光しない。表示パネル100は発光ユニット200から光を受信して映像を表示する。表示パネル100は、特別に限定されるものではなく、例えば液晶表示パネル、電気泳動表示パネル、及びエレクトロ・ウェッティング表示パネル等の多様な表示パネルを含む。
【0018】
液晶表示パネルの場合、第1基板、第1基板に対向する第2基板、及び第1基板と第2基板との間に形成された液晶層を含む。液晶表示パネルは表示領域と表示領域を囲む枠領域に区分される。表示領域は平面上で映像が表示される領域であり、枠領域は平面上で表示領域に隣接する映像が表示されない領域である。
【0019】
発光ユニット200は表示パネル100の下側に配置されて表示パネル100に光を提供する。発光ユニット200は各々が点光源をなす複数個の発光素子200−Lを含む。複数個の発光素子200−Lの各々は発光ダイオードで構成され得る。複数個の発光素子200−Lの中で4つの発光素子は、光学部材サポーター400を中心に置かれ、四角形を成しながら配置される。
【0020】
図2を参照して、発光ユニット200について更に詳細に説明する。発光ユニット200は第1発光ユニット210と第2発光ユニット220とに区分される。
【0021】
第1発光ユニット210と第2発光ユニット220の各々は複数個の発光素子を含む。ここで、第1発光ユニット210に含まれる複数個の発光素子は第1グループ発光素子210−Lとして定義され、第2発光ユニット220に含まれる複数個の発光素子は第2グループ発光素子220−Lとして定義される。第1グループ発光素子210−L及び第2グループ発光素子220−Lは各々回路基板PCBに実装される。回路基板PCBは電気的信号を伝達する配線を具備する。
【0022】
複数個の第1グループ発光素子210−Lは第1方向D1に一列に配列される。複数個の第1グループ発光素子210−Lは均一な間隔に配置される。複数個の第1グループ発光素子210−Lは同時にオンオフされ得る。
【0023】
第2発光ユニット220は第1発光ユニット210から第1方向D1に直交する第2方向D2に離隔されて配置される。複数個の第2グループ発光素子220−Lもやはり第1方向D1に一列に配列される。複数個の第2グループ発光素子220−Lは均一な間隔に配置される。複数個の第2グループ発光素子220−Lは同時にオンオフされ得る。
【0024】
複数個の第2グループ発光素子220−Lは複数個の第1グループ発光素子210−Lと交差するように配列される。複数個の第2グループ発光素子220−Lが複数個の第1グループ発光素子210−Lと交差するように配列されることによって、少ない個数の発光素子で表示パネル100に均一な光を提供することができる。
【0025】
再び
図1を参照すると、光学部材300は表示パネル100の下側に配置される。光学部材300は発光ユニット200から光を受信する。光学部材300は受信した光の光学特性を向上させて表示パネル100に提供する。光学部材300は拡散シートであり得る。その他に光学部材300はプリズムシート又は保護シートを更に含み得る。
【0026】
光学部材サポーター400は光学部材300の下側に配置されて光学部材300を支持する。光学部材サポーター400は複数個提供される。複数個の光学部材サポーター400は一定の間隔に離隔されて配置される。
【0027】
光学部材サポーター400は発光素子200−Lから放射形に散る光を通過させるために透明な物質で構成される。例えば、ポリカーボネートのような透明なプラスチックで構成される。ここで、透明であるということは約85%以上の透過率を意味する。
【0028】
第1保護部材500Bと第2保護部材500Uは互に結合される。第1保護部材500Bと第2保護部材500Uは金属又はプラスチックで構成される。
【0029】
第1保護部材500Bは表示パネル100の下側に配置されて発光ユニット200を収納する。第1保護部材500Bは底面500B−10と底面500B−10の角から折曲されて延長された複数個の側壁500B−20を含む。
【0030】
発光ユニット200は第1保護部材500Bの底面500B−10に実装される。また、底面500B−10の上には反射シート(RS:
図3参照)が配置される。他の実施形態で、底面500B−10上に反射物質がコーティングされることもあり得る。
【0031】
第2保護部材500Uは表示パネル100の上側に配置されて表示パネル100の枠領域をカバーする。第2保護部材500Uは映像が通過する開口部500U−OPが具備される。開口部500U−OPは表示パネル100の表示領域に対応する。
【0032】
図3に示したように、光学部材サポーター400は第1保護部材500Bに結合される。光学部材サポーター400の一部分が底面500B−10に具備された第1貫通ホール500B−OPに挿入される。即ち、第1貫通ホール500B−OPは光学部材サポーター400の位置を決定する。また、第1貫通ホール500B−OPの個数は光学部材サポーター400の個数より大きいか、或いは同一である。
【0033】
底面500B−10上に反射シートRSが配置される。反射シートRSは第1貫通ホール500B−OPに対応する第2貫通ホールRS−OPを有する。光学部材サポーター400の一部分は第1貫通ホール500B−OP及び第2貫通ホールRS−OPに挿入される。
【0034】
図4A〜
図4Eは、
図1に示す光学部材サポーターの図であり、
図4Aは、光学部材サポーターの前面図であり、
図4Bは、光学部材サポーターの上面図であり、
図4C及び
図4Dは、光学部材サポーターの側面図であり、
図4Eは、光学部材サポーターの底面図である。
図4A〜
図4Eを参照して、本実施形態による光学部材サポーターについて詳細に説明する。
【0035】
光学部材サポーター400は第1保護部材500Bに固定されたフック部400H及びフック部400Hから延長されたプレート部400Pを含む。モールディング方式によってフック部400Hとプレート部400Pが一体形である光学部材サポーター400が製造され得る。
【0036】
フック部400Hは第1貫通ホール500B−OP及び第2貫通ホールRS−OPに挿入される部分である(
図3参照)。フック部400Hは、第1貫通ホール500B−OP及び第2貫通ホールRS−OPに配置される挿入軸400H−10と、第1貫通ホール500B−OP及び第2貫通ホールRS−OPを通過して底面500B−10の外側に配置される掛けがね400H−20を含む。
【0037】
掛けがね400H−20の形状は変形され得る。例えば、掛けがね400H−20は、挿入軸400H−10の末端に連結された球形状、多角形状(poly−pyramid shape)である。掛けがね400H−20は強制圧入方式(forced press−in method)で第1貫通ホール500B−OP及び第2貫通ホールRS−OPを通過して第1保護部材500Bの外側に配置される。
【0038】
プレート部400Pは光学部材300を実質的に支持する部分である。また、プレート部400Pは発光ユニット200から実質的に光を受信する部分である。
【0039】
プレート部400Pは所定の厚さを有する板形状部材である。プレート部400Pは4つの発光素子の中でいずれか1つの発光素子に対向する第1面400P−10及びいずれか1つの発光素子と対角線上に配置された他の1つの発光素子に対向する第2面400P−20を有する。第1面400P−10と第2面400P−20の形状は同一である。
【0040】
プレート部400Pの幅400Wはプレート部400Pとフック部400Hの延長線RL−10上でフック部400Hから遠くなるほど減少する。即ち、第1面400P−10と第2面400P−20の幅400W(
図4Aには第1面400P−10の幅のみを図示する)はフック部400Hから遠くなるほど減少する。
【0041】
図4Aに示したように、第1面400P−10と第2面400P−20は二等辺台形形状である。但し、これに制限されるものではなく、第1面400P−10と第2面400P−20は二等辺三角形状に変更できる。また、二等辺台形の側面と二等辺三角形の側辺は直線ではない2次元曲線形状を有することもあり得る。
【0042】
また、プレート部400Pは第1面400P−10と第2面400P−20を連結する連結面を更に含む。
図4A〜
図4Eには、4つの連結面400P−30〜400P−60を例示的に図示しているが、連結面の個数は変更され得る。
【0043】
図4Bに示したように、プレート部400Pは光学部材300の下面に接触する支持面400P−30を含む。支持面400P−30によってプレート部400Pと光学部材300は面接触する(
図3参照)。それによってプレート部400Pと光学部材300との間の摩擦面積が増加し、光学部材300の損傷は減少する。光学部材300と支持面400P−30の接触面は実質的に支持面400P−30の面積によって決定される。支持面400P−30は線接触又は点接触より大きい接触面積を形成する。
【0044】
図4Cに示したように、プレート部400Pは支持面400P−30の一辺400P−30S1、第1面400P−10の一辺400P−10S1、及び第2面400P−20の一辺400P−20S1を連結する第1側面400P−40を含む。
【0045】
また、
図4Dに示したように、プレート部400Pは第1側面400P−40と対向する第2側面400P−50を含む。第2側面400P−50は支持面400P−30の他辺400P−30S2、第1面400P−10の他辺400P−10S2、及び第2面400P−20の他辺400P−20S2を連結する。
【0046】
また、
図4Eに示したように、プレート部400Pはフック部400Hの挿入軸400H−10に連結された底面400P−60を含む。底面400P−60は、第1面400P−10、第2面400P−20、第1側面400P−40、及び第2側面400P−50の各々の1つの辺を連結する。
【0047】
図5Aは、本発明の一実施形態による複数個の発光素子と光学部材サポーターの配置関係を示した斜視図であり、
図5Bは、
図5Aで現れる影現象を示した図である。
【0048】
図5Aに示した第1〜第4発光素子200−L1〜200−L4は、光学部材サポーター400を中心に置き、四角形の頂点に各々配置される。四角形は、
図2に示した複数個の発光素子(第1グループ発光素子210−L及び第2グループ発光素子220−L)の中で4つの発光素子が成し得る四角形の中の最も小さい面積を有する。四角形は少なくとも対向する2対の辺が平行である。
【0049】
第1〜第4発光素子200−L1〜200−L4の中で第1発光素子200−L1と第2発光素子200−L2は第1グループ発光素子210−L(
図2参照)に含まれ、第3発光素子200−L3と第4発光素子200−L4は第2グループ発光素子220−L(
図2参照)に含まれる。
【0050】
第1〜第4発光素子200−L1〜200−L4がなす四角形は斜方形である。光学部材サポーター400は斜方形の中心に配置される。第1発光素子200−L1と第3発光素子200−L3は斜方形の対角線DL1、DL2の中で短い対角線DL1上に配置され、第2発光素子200−L2と第4発光素子200−L4は斜方形の対角線DL1、DL2の中で長い対角線DL2上に配置される。
【0051】
プレート部400Pの第1面400P−10及び第2面400P−20は第1発光素子200−L1及び第3発光素子200−L3に各々対向する。また、プレート部400Pの連結面400P−30〜400P−60は長い対角線DL2上に配置される。
【0052】
第1〜第4発光素子200−L1〜200−L4とプレート部400Pの上述した配置関係に応じて、光学部材サポーター400の周りに発生する影現象が減少する。影現象の減少は
図5Bを参照して詳細に説明する。
【0053】
図5Bに示したように、光学部材サポーター400を中心に第1〜第4発光素子200−L1〜200−L4の反対方に第1〜第4影領域SD1〜SD4が発生する。また、光学部材サポーター400の頂点上に第5影領域SD5が発生する。
【0054】
短い対角線DL1上に配置される第1影領域SD1と第3影領域SD3はプレート部400Pの第1面400P−10と第2面400P−20によって発生する。
【0055】
プレート部400Pの形状と第1影領域SD1及び第3影領域SD3の暗部の明るさは連関関係を有する。更に詳細に説明すると、第1影領域SD1と第3影領域SD3は、実質的に第1面400P−10と第2面400P−20の側辺400P−10S1、400P−10S2、400P−20S1、400P−20S2(
図4A〜
図4C参照)によって発生する。
【0056】
即ち、第1影領域SD1と第3影領域SD3の各々は第1面400P−10と第2面400P−20の側辺で発生した影の合計でなされる。例えば、第1影領域SD1の中で第1領域SD1−P1は、第1面400P−10と第2面400P−20の一部の側辺400P−10S1、400P−20S1によって発生し、第2領域SD1−P2は、第1面400P−10と第2面400P−20の他の一部の側辺400P−10S2、400P−20S2によって発生する。第1領域SD1−P1及び第2領域SD1−P2より明るい第3領域SD1−P3は第1領域SD1−P1と第2領域SD1−P2が一部重畳する部分である。
【0057】
フック部400Hの延長線RL−10上でフック部400Hから遠くなるほど幅400Wが減少するプレート部400Pの形状は、第1領域SD1−P1と第2領域SD1−P2が重畳することを防止する。それによって、第1影領域SD1と第3影領域SD3の暗部が明るくなる。
【0058】
長い対角線DL2上に配置される第2影領域SD2と第4影領域SD4は第2発光素子200−L2と第4発光素子200−L4で生成された光がプレート部400Pの第1側面400P−40と第2側面400P−50を通過しながら発生する。
【0059】
第2影領域SD2と第4影領域SD4は第1影領域SD1と第3影領域SD3より面積が小さい。また、第1側面400P−40及び第2側面400P−50と第2発光素子200−L2及び第4発光素子200−L4との間の距離が相対的に遠いため、第1側面400P−40及び第2側面400P−50に入射する光の量は少ない。従って、第2影領域SD2と第4影領域SD4は第1影領域SD1と第3影領域SD3より暗部が明るい。
【0060】
プレート部400Pの連結面400P−30〜400P−60が長い対角線DL2上に配置されることによって、第1〜第4影領域SD1〜SD4の面積が最小化される。
【0061】
また、プレート部400Pの厚さが薄いので、第1面400P−10と第2面400P−20に入射した光は大部分プレート部400Pを通過する。従って、第1影領域SD1と第3影領域SD3の暗部は影領域ではない領域の暗部と概ね同様に明るい。
【0062】
従来の円筒形光学部材サポーターがシリンダーレンズの役割を果たして輝線を発生させることに比べて、本実施形態による光学部材サポーター400はそのような逆効果が発生しない。上述したように、第1〜第4影領域SD1〜SD4の面積が狭くて暗部が明るいため、光学部材300に入射する光は領域に拘らず均一である。表示パネル100は光学部材300から領域に拘らず均一な光を受信する。従って、表示パネル100で表示される映像の品質が向上する。
【0063】
図6Aは、本発明の他の実施形態による複数個の発光素子と光学部材サポーターの配置関係を示した斜視図であり、
図6Bは、
図6Aで現れる影現象を示した図である。
【0064】
図6Aに示した第1〜第4発光素子200−L1〜200−L4は、光学部材サポーター400を中心に置き、四角形の頂点に各々配置される。
【0065】
第1発光素子200−L1と第3発光素子200−L3は斜方形の対角線DL1、DL2の中で短い対角線DL1上に配置され、第2発光素子200−L2と第4発光素子200−L4は斜方形の対角線DL1、DL2の中で長い対角線DL2上に配置される。
【0066】
プレート部400Pの第1面400P−10及び第2面400P−20は第2発光素子200−L2及び第4発光素子200−L4に各々対向する。また、プレート部400Pの連結面400P−30〜400P−60は短い対角線DL1上に配置される。
【0067】
図6Bに示したように、光学部材サポーター400を中心に第1発光素子200−L1及び第3発光素子200−L3の反対方向に第1影領域SD1及び第3影領域SD3が発生する。また、光学部材サポーター400の頂点上に第5影領域SD5が発生する。
【0068】
長い対角線DL2上に配置された第2発光素子200−L2及び第4発光素子200−L4と光学部材サポーター400との間の距離は相対的に遠いため、第1側面400P−40及び第2側面400P−50に入射する光の量は少ない。また、第1側面400P−40及び第2側面400P−50に入射する光は大部分プレート部400Pを通過する。従って、長い対角線DL2上には影領域が発生しない。
【0069】
短い対角線DL1上に配置された第1影領域SD1と第3影領域SD3は幅が狭くて暗部が明るい。
図6Bに示した第1影領域SD1と第3影領域SD3の暗部は
図5Bに示した第1影領域SD1と第3影領域SD3の暗部に対応する。
【0070】
結果的にプレート部400Pの連結面400P−30〜400P−60が短い対角線DL1上に配置されることによって、影領域の面積が更に減少する。
【0071】
図7A〜
図7Cは、他の実施形態による光学部材サポーターの図であり、
図7Aは、光学部材サポーターの前面図であり、
図7Bは、光学部材サポーターの側面図であり、
図7Cは、光学部材サポーターの上面図である。
図7A〜
図7Cを参照して、本実施形態による光学部材サポーターについて詳細に説明する。
【0072】
本実施形態による光学部材サポーター400−Aは、
図4A〜
図4Eを参照して説明した光学部材サポーターに比べて支持部400Sを更に含む。
【0073】
支持部400Sはフック部400Hが延長される方向D3と実質的に直交する方向D4に延長される。フック部400Hが第1保護部材500Bの底面500B−10に形成された第1貫通ホール500B−OP(
図3参照)に挿入される際、支持部400Sは底面500B−10上でフック部400Hが挿入される方向D3と直交する方向D4に光学部材サポーター400−Aを支持する。
【0074】
支持部400Sの少なくとも一部分は底面500B−10(
図3参照)上に配置される。
図7A〜
図7Cには円盤形の支持部400Sを例示的に図示している。円盤形の支持部400Sは、上面400S−10、下面400S−20、上面400S−10と下面400S−20を連結する側面400S−30を有する。
【0075】
支持部400Sの下面400S−20は反射シートRS(
図3参照)上に配置される。円盤形の支持部400Sは反射シートRSを底面500B−10に圧着させる役割を果たす。
【0076】
一方、支持部400Sの形状は変形され得る。支持部400Sは底面500B−10上で多角形状を有することができる。また、支持部400Sは複数個の枝(branch)でなされ得る。
【0077】
図8は、光学部材サポーターに入射する光の中で一部の進行方向を示した図面である。
図8を参照して、
図5B及び
図6Bに示した第5影領域SD5が発生する原因を説明する。
【0078】
図8に示したように、光学部材サポーター400に入射した光の中で一部の光L10は、プレート部400Pの内部で反射されてフック部400Hに進行した後、第1保護部材500Bの外部に放出される。光学部材サポーター400に入射した光の中で他の一部の光L20は、プレート部400Pの内部で反射されて支持面400P−30に進行した後、プレート部400Pから放出される。
【0079】
光学部材サポーター400に入射した光の中で一部が第1保護部材500Bの外部に放出されるので、光学部材サポーター400の頂点、即ち支持面400P−30上での輝度は光学部材サポーター400の周囲の輝度より低い。それによって、第5影領域SD5が発生する。
【0080】
図9A〜
図9Cは、その他の実施形態による光学部材サポーターの図であり、
図9A〜
図9Cに示した光学部材サポーター400−B〜400−Dは、暗部が明るい第5影領域SD5を形成するか、或いは第5影領域SD5を除去する。
【0081】
光学部材サポーター400−B〜400−Dは第1面400P−10及び第2面400P−20を貫通する少なくとも1つの開口部を含む。一方、光学部材サポーター400−B〜400−Dは支持部400Sを含むが、これは1つの例示に過ぎず、支持部400Sは省略され得る。
【0082】
図9Aに示した光学部材サポーター400−Bはプレート部400Pに1つの開口部400B−OPを有する。
図9Bに示した光学部材サポーター400−Cは、2つの開口部400C−OP1、400C−OP2を有する。2つの開口部400C−OP1、400C−OP2は、
図9Aに示した開口部400B−OPが2つの領域に分割された形状をなす。
図9Cに示した光学部材サポーター400−Dは、円形状の2つの開口部400D−OP1、400D−OP2を有する。
【0083】
光学部材サポーター400−B〜400−Dに形成された開口部はフック部400Hに進行する光(L10:
図8参照)の経路を遮断する。即ち、光学部材サポーター400−B〜400−Dは、第1保護部材500Bの外部に放出される光を減少させることによって、第5影領域SD5の暗部を明るくする。
【0084】
光経路の効率的な遮断のために、光学部材サポーター400B〜400Dの各々の開口部400B−OP、400C−OP1、400C−OP2、400D−OP1、400D−OP2は、第1面400P−10と第2面400P−20を両分する仮想線RL−20上に配置されることが望ましい。
【0085】
それだけでなく、開口部400B−OP、400C−OP1、400C−OP2、400D−OP1、400D−OP2は、プレート部400Pに入射する光の透過率を増加させることによって、第1影領域SD1(
図5B及び
図6B参照)及び第3影領域SD3(
図5B及び
図6B参照)の面積も縮小させる。
【0086】
図10A〜
図10Cは、その他の実施形態による光学部材サポーターの図面であり、
図10Aは、光学部材サポーターの前面図であり、
図10Bは、光学部材サポーターの側面図であり、
図10Cは、光学部材サポーターの上面図である。
図10A〜
図10Cを参照して、本実施形態による光学部材サポーターについて詳細に説明する。
【0087】
図10A〜
図10Cに示した光学部材サポーター400−Eはプレート部400Pに入射した光の光経路を変更する。フック部400Hに進行した光L10の経路が支持部400Sで断絶されることによって、第5影領域SD5の暗部は明るくなる。
【0088】
光学部材サポーター400−Eにおいて、支持部400Sに対するフック部400Hの延長線RL−30と支持部400Sに対するプレート部400Pの延長線RL−40が互に異なる線上に位置する。
【0089】
フック部400Hは支持部400Sの中心に配置され、プレート部400Pは支持部400Sの中心から外れた地点に配置される。
【0090】
プレート部400Pに入射した光の中で一部の光L10(
図8参照)は、フック部400H方向に進行しても、フック部400Hに伝達されず、支持部400Sを通じて放出される。支持部400Sを通じて放出された光は反射シートRS(
図3参照)を通じて光学部材300に反射される。即ち、第1保護部材500Bの外部に放出される光の量が減少する。
【0091】
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。