特許第6266961号(P6266961)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6266961配管カバー及びそれを有する手洗器ユニット
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6266961
(24)【登録日】2018年1月5日
(45)【発行日】2018年1月24日
(54)【発明の名称】配管カバー及びそれを有する手洗器ユニット
(51)【国際特許分類】
   E03C 1/14 20060101AFI20180115BHJP
   A47K 1/00 20060101ALI20180115BHJP
【FI】
   E03C1/14 A
   A47K1/00 U
   A47K1/00 B
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-245181(P2013-245181)
(22)【出願日】2013年11月27日
(65)【公開番号】特開2015-101918(P2015-101918A)
(43)【公開日】2015年6月4日
【審査請求日】2016年6月28日
(73)【特許権者】
【識別番号】302045705
【氏名又は名称】株式会社LIXIL
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【弁理士】
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100160794
【弁理士】
【氏名又は名称】星野 寛明
(72)【発明者】
【氏名】蒔田 光明
【審査官】 七字 ひろみ
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−092232(JP,A)
【文献】 特開2003−116725(JP,A)
【文献】 実開昭58−026347(JP,U)
【文献】 仏国特許出願公開第02770278(FR,A1)
【文献】 実開平02−029956(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E03C 1/12−1/33
A47K 1/00−1/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
手洗器の下方に配置される、配管を含む設備機器を覆うための配管カバーであって、
カバー本体と、
前記カバー本体の上面を覆う、前記カバー本体とは別体である蓋部と、を有し、
前記蓋部は、ガイド溝を備える配管カバー。
【請求項2】
手洗器の下方に配置される、配管を含む設備機器を覆うための配管カバーであって、
カバー本体と、
前記カバー本体の上面を覆う、前記カバー本体とは別体である蓋部と、を有し、
前記カバー本体を設置面に固定するための取付金具を更に有し、
前記取付金具は、前記蓋部を載置するための水平面部を備える配管カバー。
【請求項3】
前記蓋部は、板状であり且つ両面が意匠面として構成される請求項1又は2記載の配管カバー。
【請求項4】
手洗器と、
前記手洗器の下部から間隔を空けて設置される請求項1から3のいずれか記載の配管カバーと、を有する手洗器ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配管カバー及びそれを有する手洗器ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、手洗器の下部に接続される配管等の設備機器を覆う配管カバーが用いられている。配管カバーとしては、手洗器の下部と間隔を開けずに設置される配管カバーが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、手洗器の下部と間隔を開けて設置される配管カバーも知られている(例えば、特許文献2参照)。これらの配管カバーを用いることで、配管カバーの上部から、配管カバーの内部が視認されることや、配管カバー内に配置される配管等の設備機器に触れられることを防ぐことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−84444号公報
【特許文献2】特開2004−92232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、手洗器の下部と間隔を開けずに設置される配管カバーは、上部の形状を手洗器の下部の形状に合わせる必要があり、汎用性がない。また、このような配管カバーを用いた場合、配管カバーの内部に位置する配管等をメンテナンスする際には、配管カバー全体を取り外す必要がある。
【0005】
手洗器の下部と間隔を開けて設置される配管カバーは、上部の形状を手洗器の下部の形状に合わせる必要はない。しかし、このような配管カバーは、側面部分と一体化された部材で上部まで覆われており、手洗器の配管の位置によっては、配管カバーの上部に空ける、配管が通るための孔の位置を変更する必要があるので、やはり汎用性がない。また、このような配管カバーを用いた場合にも、配管カバーの内部に位置する配管等をメンテナンスする際には、配管カバー全体を取り外す必要がある。
【0006】
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、どのような手洗器に対しても用いることができる汎用性があり、且つ、内部に配置される配管等の設備機器が視認されることを防止しつつ、これら設備機器のメンテナンスを容易に行える配管カバーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)上記目的を達成するため本発明は、手洗器(例えば、後述の手洗器60)の下方に配置される、配管(例えば、後述の配管70)を含む設備機器を覆うための配管カバー(例えば、後述の配管カバー1)であり、カバー本体(例えば、後述のカバー本体10)と、前記カバー本体の上面を覆う、前記カバー本体とは別体である蓋部(例えば、後述の蓋部20)と、を有する配管カバーを提供する。
【0008】
(1)の発明では、内部が視認されることを防ぐことが可能な配管カバーにおいて、カバー本体と蓋部とを別体として構成する。これにより、蓋部を取り外すだけで配管等の設備機器のメンテナンスや配管カバー内の清掃を行うことができる。従って、本発明に係る配管カバーを用いれば、内部に配置される配管等の設備機器が視認されることを防止できる上に、これら設備機器のメンテナンスや清掃が容易に行える。また、本発明に係る配管カバー1は、手洗器のボウルの形状を問わず使用することができる。更に、本発明に係る配管カバーは、蓋部における配管の通過する位置の異なる複数種類の手洗器に対して、蓋部のみを交換することで、共通して用いることができる。従って、本発明に係る配管カバーは、どのような手洗器に対しても用いることができる汎用性がある。
【0009】
(2)前記蓋部は、板状であり且つ両面が意匠面として構成されることが好ましい。
【0010】
(2)の発明では、板状の蓋部の両面が意匠面として構成される。ところで、所定の手洗器の下方における配管等の設備機器の配置によっては、端部付近にガイド溝が形成されているような非対称な形状の蓋部を有する配管カバーが用いられる場合がある。この発明によれば蓋部の両面は意匠面として構成されているので、このような所定の手洗器に対して正面側から見て左右対称な構造を有する、例えば特注品の手洗器に、所定の手洗器に使用する配管カバーを、蓋部を裏返すことで適用することができる。つまり、互いに正面側から見て左右対称な構造である一対の手洗器に用いる配管カバー(蓋部)を共通化することができ、配管カバーの汎用性がより高くなる。また、仮に、左右対称な構造の蓋部であれば、両面が意匠面として構成されていることで、一方の面が汚染された場合に他方の面を上向きにして使用することが可能である。
【0011】
(3)前記カバー本体を設置面に固定するための取付金具(例えば、後述の上部取付金具30)を更に有し、前記取付金具は、前記蓋部を載置するための水平面部(例えば、後述の上部取付金具水平面部33,33)を備えることが好ましい。
【0012】
(3)の発明では、蓋部を載置するための水平面部を備えるカバー本体の取付金具を更に有するものとする。これにより、水平面部に蓋部を載置することができるので、蓋部の取り付け作業及び取り外し作業が容易になる。また、カバー本体を設置面に固定するための取付金具に蓋部20も固定することができるので、配管カバーの部品数を減らすことができる。
【0013】
(4)また、本発明では、手洗器(例えば、後述の手洗器60)と、前記手洗器の下部から間隔を空けて設置される前記配管カバーと、を有する手洗器ユニット(例えば、後述の手洗器ユニット100)を提供する。
【0014】
(4)の発明により、配管カバーの内部に配置される配管7等の設備機器が視認されることを防止できる上に、これら設備機器のメンテナンスや清掃を容易に行える、手洗器及び配管カバーを含む手洗器ユニットを提供できる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、どのような手洗器に対しても用いることができる汎用性があり、且つ、内部に配置される配管等の設備機器が視認されることを防止しつつ、これら設備機器のメンテナンスを容易に行える配管カバーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施形態に係る配管カバーを有する手洗器ユニットの斜視図である。
図2】上記実施形態に係る配管カバーを有する手洗器ユニットの正面図である。
図3】上記実施形態に係る配管カバーを有する手洗器ユニットの断面図であり、図2のA−A線断面図である。
図4】上記実施形態に係る配管カバーの分解斜視図である。
図5】上記実施形態に係る配管カバーの取付方法について示す図であり、カバー本体を設置する方法について示す図である。
図6】上記実施形態に係る配管カバーの取付方法について示す図であり、蓋部を設置する方法について示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1〜3により、本実施形態に係る配管カバー1の使用状態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る配管カバー1を有する手洗器ユニット100を示す斜視図である。図2は、手洗器ユニット100の正面図である。図3は、手洗器ユニット100の断面図であって、図2のA−A線断面図である。手洗器ユニット100の設置面は、壁面である。
図1〜3に示すように、手洗器ユニット100は、手洗器60と、配管カバー1と、を有する。
【0018】
図1に示すように、手洗器60は、上面側にボウル部61aの形成されたボウル61と、ボウル部61aの底面の中央に形成される排水口61bに対して開閉可能に配置されるポップアップ弁62と、ボウル61の上面のボウル部61aの近傍に配置される水栓金具63と、を有する。
【0019】
水栓金具63は、先端側に形成される吐水口63aと、基端側に配置される操作レバー63bと、を有する。図2に示すように、操作レバー63bは、ボウル61の下方まで延びる棒状部材であり、上下方向に進退させることで、図示しない伝達部材を通してポップアップ弁62を操作して、排水口61bを開閉することができる。
【0020】
図3に示すように、手洗器ユニット100は、更に、手洗器60の下方に配置され、且つ、ボウル61の排水口61bに接続される配管70を含む設備機器を有する。配管70は、上流側が排水口61bに接続される接続管71と、上流側が接続管71に接続され且つU字型に屈曲することで封水を溜めることが可能なトラップ管72と、上流側がL字型に屈曲し且つトラップ管72の下流側に接続された水平配管73と、を有する。水平配管73は、壁や床の内部に設けられる図示しない排水管に接続される。
【0021】
図1〜3に示すように、配管カバー1は、ボウル61の下方に配置され、配管70を覆う。
【0022】
以上説明した手洗器ユニット100は、次のように使用される。
まず、水栓金具63に、図示しない給水管から水(あるいは湯)が供給される。水は、吐水口63aから吐出され、手洗や洗顔等に使用された後、ボウル部61aに落下する。ボウル部61aに落下した水は、排水口61bから、配管70を介して図示しない排水管に排出される。
【0023】
続いて、図4も参照しつつ配管カバー1について詳細に説明する。図4は、配管カバー1の分解斜視図である。配管カバー1は、カバー本体10と、蓋部20と、上部取付金具30と、一対の下部取付金具40,40と、有する。
【0024】
カバー本体10は、緩やかに湾曲した板状の正面部11と、正面部11の幅方向(図2の左右方向)の両端部から屈曲して延出した側面部12,12と、を有する、平面視においてU字形状の部材である。側面部12,12は、上端部近傍に形成されたネジ穴12a,12aと、下端部に形成された溝12b,12bと、を有する。
【0025】
蓋部20は、カバー本体10の上方に配置され、カバー本体10の上面を覆う。蓋部20は、周縁の形状がカバー本体10の平面視の形状に対応した板状の部材である。蓋部20は、カバー本体10とは別体である。蓋部20は、両面が意匠面として構成されており、裏返して配置することも可能である。
【0026】
蓋部20は、配管カバー1(手洗器ユニット100)の背面側(設置面側)の端部における配管カバー1の幅方向(図2及び図3におけるX方向)の中心部から、配管カバー1の奥行き方向(図3及び図4におけるY方向)に延びて形成されたガイド溝21を有する。また、蓋部20は、配管カバー1の背面側の端部のうちX方向における中心よりも一方側(図2の右側)に寄った位置から、Y方向に延びて形成されたガイド溝22と、を有する。更に、蓋部20は、X方向における両端部近傍に形成されたネジ穴20a,20aを有する。
【0027】
上部取付金具30は、配管カバー1の背面側に配置される板状の上部取付金具本体部31と、上部取付金具本体部31のX方向の両端部から屈曲して延出した上部取付金具延出部32,32と、上部取付金具延出部32の上側端部から内側に屈曲して延出した上部取付金具水平面部33,33と、を備える。上部取付金具30のX方向の長さは、カバー本体10の内側のX方向の長さよりも若干短くなっている。
【0028】
上部取付金具本体部31は、X方向に並んで形成された4つのネジ穴31aを有する。上部取付金具延出部32,32はそれぞれ、配管カバー1の背面側の端部付近に形成されたネジ穴32aを有する。上部取付金具水平面部33はそれぞれ、配管カバー1の正面側の端部付近に形成されたネジ穴33aを有する。
【0029】
一対の下部取付金具40はそれぞれ、配管カバー1の背面側に配置される板状の下部取付金具本体部41と、下部取付金具本体部41のX方向の端部から屈曲して延出した下部取付金具延出部42と、を備える。
下部取付金具本体部41はそれぞれ、X方向に並んで形成されたネジ穴41a,41aを有する。下部取付金具延出部42,42は、配管カバー1の高さ方向(図2図4におけるZ方向)に並んで形成されたネジ穴42a,42aを有する。
【0030】
続いて、図5及び図6も参照しながら配管カバー1の設置方法について説明する。図5は、カバー本体10を設置する方法について示す図であり、図6は、蓋部20を設置する方法について示す図である。
まず、上部取付金具30及び下部取付金具40,40を設置面に固定する。上部取付金具30は、4つのネジ穴31aにそれぞれ挿入された4つのネジ31bによって設置面に固定する(図4参照)。
一対の下部取付金具40は、上部取付金具30の固定される箇所よりも下方において、それぞれ2つのネジ穴41aに挿入された2つのネジ41bによって設置面に固定される。一対の下部取付金具40は、下部取付金具延出部42同士のX方向における距離が、カバー本体10の内側のX方向の長さよりも若干短くなるように、設置面に固定される。
【0031】
続いて、一対の下部取付金具40それぞれのZ方向における下側に位置するネジ穴42aにネジ42bを螺合する。そして、カバー本体10の2つの溝12bを、ネジ穴42aに螺合したネジ42bの首部分にそれぞれ嵌め合わせる。カバー本体10は、2つのネジ穴12aを、上部取付金具延出部32のそれぞれネジ穴32aと重ね合わせて、ネジ32bを用いて固定する(図4及び図5参照)。
【0032】
続いて、蓋部20を上部取付金具水平面部33,33に載置する。その際、ガイド溝21には、配管70が挿入され、ガイド溝22には、操作レバー63bが挿入される。そして、蓋部20の2つのネジ穴20aをそれぞれ上部取付金具水平面部33のネジ穴33aと重ね合わせて、2つのネジ20bを用いて固定する(図4及び図6参照)。
【0033】
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、内部が視認されることを防ぐことが可能な配管カバー1において、カバー本体10と蓋部20とを別体として構成した。
これにより、蓋部20を取り外すだけで配管70等の設備機器のメンテナンスや配管カバー1内の清掃を行うことができる。従って、本実施形態に係る配管カバー1を用いれば、内部に配置される配管70等の設備機器が視認されることを防止できる上に、これら設備機器のメンテナンスや清掃が容易に行える。
また、本実施形態に係る配管カバー1は、手洗器60のボウル61の形状を問わず使用することができる。更に、本実施形態に係る配管カバー1は、蓋部20における配管70の通過する位置の異なる複数種類の手洗器に対して、蓋部20のみを交換することで、共通して用いることができる。従って、本実施形態に係る配管カバー1は、どのような手洗器に対しても用いることができる汎用性がある。
【0034】
また、本実施形態では、板状の蓋部の両面を意匠面として構成した。
ところで、本実施形態における手洗器60は、操作レバー63bの配置の都合から、端部付近にガイド溝22が形成された非対称な形状の蓋部20を有する配管カバー1が用いられている。蓋部20の両面は意匠面として構成されているので、このような手洗器60に対して正面側から見て左右対称な構造を有する、例えば特注品の手洗器に、本実施形態に係る配管カバー1を、蓋部20を裏返すことで適用することができる。つまり、互いに正面側から見て左右対称な構造である一対の手洗器に用いる配管カバー1(蓋部20)を共通化することができ、配管カバー1の汎用性がより高くなる。また、仮に、左右対称な構造の蓋部であれば、両面が意匠面として構成されていることで、一方の面が汚染された場合に他方の面を上向きにして使用することが可能である。
【0035】
また、本実施形態では、配管カバー1を、蓋部20を載置するための上部取付金具水平面部33,33を備える上部取付金具30を更に有するものとした。
これにより、上部取付金具水平面部33,33に蓋部20を載置することができるので、蓋部20の取り付け作業及び取り外し作業が容易になる。また、カバー本体10を設置面に固定するための上部取付金具30に蓋部20も固定することができるので、配管カバー1の部品数を減らすことができる。
【0036】
また、本実施形態では、手洗器ユニット100が、手洗器60と、手洗器60の下部から間隔を空けて設置される配管カバー1と、を有するものとした。
これにより、配管カバー1の内部に配置される配管70等の設備機器が視認されることを防止できる上に、これら設備機器のメンテナンスや清掃を容易に行える、手洗器60及び配管カバー1を含む手洗器ユニット100を提供できる。
【0037】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
本実施形態においては、手洗器60の下方に配置される設備機器として配管70を挙げたが、設備機器として配管70の他に電気温水器を手洗器60の下方に配置して、配管カバー1によって覆ってもよい。これにより、配管70とともに電気温水器が配管カバー1の外部から視認されるのを防ぐことができる。
【符号の説明】
【0038】
1…配管カバー
10…カバー本体
20…蓋部
30…上部取付金具(取付金具)
33,33…上部取付金具水平面部(水平面部)
60…手洗器
70…配管
図1
図2
図3
図4
図5
図6