(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記インターロックは、前記第1および第2のスカートと結合する第1の側ならびに前記第1および第2の光起電力モジュールと結合する第2の側を有する両側カプラである、請求項1に記載のスカートシステム。
前記レベリングフットに対する前記第1および第2のスカートの回転を防止する少なくとも1つの回転防止構成要素をさらに備える、請求項1に記載のスカートシステム。
前記アレイスカートの上部部分が、取り付けられた光起電力モジュールの上側表面よりも高く保持されるように前記両側カプラは前記アレイスカートのセクションに接続され、それにより前記アレイスカートと前記光起電力モジュールとの間にベンチュリ効果を作り出す、請求項9に記載のシステム。
前記第1および第2の光起電力モジュールは実質的に同一平面上にあり、前記第1および第2の光起電力モジュールはそれぞれ第1および第2の溝を画定し、前記第1の溝は前記第2の溝と同一直線上にある、請求項17に記載の光起電力アレイ。
【背景技術】
【0003】
当技術分野では、(屋根板、瓦、ルーフ膜などの)屋根表面のような支持表面の上にオフセット高さで光起電力(PV)アレイを設置することが一般的である。そのような装着構成は、PVアレイの下にエアギャップを提供することができる。オフセット高さ距離は、ワイヤ配置のための空間、あるいは、ベント管および他の一般的な屋根障害物の上にPVアレイまたはPVモジュールを装着することができるようにするための空間を提供することができる。ハードウェアを装着するための空間、ならびに寸法公差変動、熱膨張などを可能にするための空間を可能にするためには、PVアレイの頂面上のPVモジュールフレーム間にギャップが必要になることがある。
【0004】
PVアレイの側部に、ならびに頂面上のPVモジュールフレーム間にエアギャップ開口部が存在すると、(葉および小枝のような)有機残骸が入り、アレイの下で捕捉される結果になり、それは、防火上の障害につながり得る。また、齧歯動物/鳥類/昆虫および他の有害生物がこれらの開口部を通って入り、巣の建設によって可燃材料を蓄積する、ならびに、アレイの下に収容された電線を損傷する可能性を生じる原因となる。残骸にかかわらず、建築物火災による炎は、アレイの下のエアギャップに入り、閉じ込められていない場合には典型的には散逸する高温の空気、ガス、蒸気または散逸するプラズマを捕捉することにより、下に配置された屋根材料の防火性等級を損なうことがある。さらに、いくつかの設備では、PVアレイは、PVアレイの下のギャップにより、PVアレイの下が観察者から見えるように設置されることがあり、それにより、PVアレイの全体的な審美外観が損なわれる。
【0005】
したがって、燃え上った炎がエアギャップに入らないように妨げることに加えて、動物の侵入しないようにし、有機残骸がアレイの下に蓄積しないようするための、かつ、屋根上の炎の拡散を阻止または制限するための方法、装置およびシステムを有することが望ましいことがある。また、PVアレイの下の好ましくない視野角をブロックするための、または場合によっては、PVアレイのPVモジュールまたは一部分の下の区域を覆い隠すための装置、方法およびシステムを有することが望ましいこともある。いくつかの試みは、視覚をブロックするために、PVアレイの縁部にスカートエレメントを固定しようとするいくつかの試みが行われてきた。しかしながら、これらのシステムは、いくつかの欠点に悩まされている。
【0006】
従来のスカートシステムは、十分な構造的支持を提供するようには思われない。たとえば、一般的に、従来のシステムはスカートを、4つのPVモジュールの角部が交わる領域に配置され得る継手にではなく、PVアレイの装着脚部またはレールに接続する。したがって、急勾配の屋根上では、PVアレイの重量と、雪または設備技術者などの他の荷重とを、特に4角領域において適切に支持することができない。
【0007】
また、従来のスカートシステムは、十分な気流によってPVアレイの温度を適切に下げることができるようにしながら、炎の拡散をブロックすること、またはPVモジュールまたはアレイの下の区域が見ないようにすることによって視覚的美観を提供することを達成する手段を提供するようには思われない。PVモジュール温度が上昇すると、総電力出力が低減されることは、当技術分野においてよく知られている。したがって、PVアレイの下の気流を可能にするための何らかの手段を提供することが望ましい。
【0008】
従来のスカートシステムは、一般にはPVアレイの下の十分な量のギャップの完全には覆わないので、動物および残骸を適切にブロックするスカートをそのようなシステムが提供するようには思われない。たとえば、屋根表面はまれに平坦ではなく、しかも従来のシステムは剛性で平坦なスクリーンのみを提供するので、その結果、スクリーンと屋根表面との間にギャップが生まれる。また、従来のシステムは、スクリーンが屋根表面に近づくことができるような、または屋根表面と接触することができるような高さ調整力を提供しない。
【0009】
従来のスカートシステムは多数の部品を必要とし、それにより、PVアレイに関する設置コストが増加する。
【0010】
また、従来のスカートシステムは、スカートとPVアレイとの間に接地接合を生成するための単純な方法、装置またはシステムを提供しないように思われる。従来のシステムのすべてのケースではなくても大部分において、世界の多くの領域における建築規制によって要求されるように、別個の接地ワイヤは、適切にスカートを接地させることが必要である。スカートまで別個の接地ワイヤを延ばすことに関連する部品および労働にはかなりのコストがかかる。さらに、多くのオンルーフ接地システムは、接地ワイヤの設備後の追加に関する問題を悪化させる腐食に起因する分野の問題に悩まされている。
【0011】
関連技術の上記例とそれに関する限定は、例示的なものであり、排他的なものではない。本明細書を読み、各図を検討すると、関連技術の他の限定が当業者には明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1A-C】一実施形態に係るPVモジュールを示す図
【
図4A-B】一実施形態に係るスカートの内側又は屋根上側の斜視図
【
図5】一実施形態に係るスカートの設置ステップを示す図
【
図6】一実施形態に係るスカートの設置ステップを示す図
【
図7】一実施形態に係るスカートの設置ステップを示す図
【
図8A-B】一実施形態に係るスカートの設置ステップを示す図
【
図9】一実施形態に係るスカートをジグとして使用するための設置方法を示す図
【
図10】一実施形態に係るスカートをジグとして使用するための設置方法を示す図
【
図11】一実施形態に係るスカートをジグとして使用するための設置方法を示す図
【
図12】一実施形態に係るスカートをジグとして使用するための設置方法を示す図
【
図13A-B】一実施形態に係るPVモジュールを示す図
【
図14A-B】一実施形態に係るPVモジュールを示す図
【
図16】ルーバを備えるスカートの一実施形態を示す図
【
図17】ルーバを備えるスカートの一実施形態を示す図
【
図18】ルーバを備えるスカートの一実施形態を示す図
【
図19】ルーバを備えるスカートの一実施形態を示す図
【
図20】ピンを備えるスカートの一実施形態を示す図
【
図21】ピンを備えるスカートの一実施形態を示す図
【
図22A-B】シングルピーススカートの一実施形態を示す図
【
図23】シングルピーススカートの一実施形態を示す図
【
図24】シングルピーススカートの一実施形態を示す図
【
図25】一実施形態に係るアレイスカートを取り付ける代替的な方法を示す図
【
図26】一実施形態に係るアレイスカートを取り付ける代替的な方法を示す図
【
図27】一実施形態に係るアレイスカートを取り付ける代替的な方法を示す図
【
図28】一実施形態に係るアレイスカートを取り付ける代替的な方法を示す図
【
図29】一実施形態に係るアレイスカートを取り付ける代替的な方法を示す図
【
図30A-B】一実施形態に係るアレイスカートを取り付ける代替的な方法を示す図
【
図31】一実施形態に係るアレイスカートを取り付ける代替的な方法を示す図
【
図32】一実施形態に係るアレイスカートを取り付ける代替的な方法を示す図
【
図33】一実施形態に係るアレイスカートを取り付ける代替的な方法を示す図
【
図34A-B】一実施形態に係るアレイスカートを取り付ける代替的な方法を示す図
【
図35】一実施形態に係るアレイスカートを取り付ける代替的な方法を示す図
【
図36】一実施形態に係るアレイスカートを取り付ける代替的な方法を示す図
【
図37】一実施形態に係るアレイスカートを取り付ける代替的な方法を示す図
【
図38】一実施形態に係るアレイスカートを取り付ける代替的な方法を示す図
【
図39】一実施形態に係るアレイスカートを取り付ける代替的な方法を示す図
【
図40】一実施形態に係るスピリングクリップを示す図
【
図41】一実施形態に係るスピリングクリップを示す図
【
図42】一実施形態に係るスピリングクリップを示す図
【
図43】一実施形態に係るスピリングクリップを示す図
【
図44A-B】一実施形態に係るフレーム係合クリップを示す図
【
図45】一実施形態に係るフレーム係合クリップを示す図
【
図46】一実施形態に係るフレーム係合クリップを示す図
【
図47】一実施形態に係るフレーム係合クリップを示す図
【
図52】一実施形態に係るエクストルージョンスパンジグを示す図
【
図53】一実施形態に係るエクストルージョンスパンジグを示す図
【
図54】一実施形態に係るエクストルージョンスパンジグを示す図
【
図55】一実施形態に係るエクストルージョンスパンジグを示す図
【
図58】一実施形態に係るモジュールの第1の行と設置済アレイとを示す図
【
図59】一実施形態に係るモジュールの第1の行と設置済アレイとを示す図
【
図65】一実施形態に係るインターロックがモジュールフレーム溝の中から係合解除しないように防ぐことが出来る方法を示す図
【
図66】一実施形態にかかるアクセサリー構成アセンブリを示す図
【発明を実施するための形態】
【0015】
各図を参照し、以下の発明を実施するための形態を検討することによって、上記の典型的な態様および実施形態に加えて、さらなる態様および実施形態が明らかになるであろう。
【0016】
本明細書では開示する実施形態および図面は、限定的なものではなく例示的なものとみなされるべきである。
【0017】
様々な用語は、それらの通常の意味または当技術分野における特定の意味を有することができるが、理解しやすいように、本明細書の以下の箇所でも、またその他の場所でも、本明細書の理解のために意図される最小範囲に関する非限定的な説明を提供するものである。用語は、同じ一般的な意味を保持しつつ、単数形または複数または任意の時制であり得る。
【0018】
「隣接する」とは、「隣にある」または「隣り合う」または「近傍にある」、あるいは「共通の頂点」または「共通の側部」を有することを指す。したがって、隣接するPVパネル同士は、
図1、
図1Bおよび
図2に示すように、1つの側部が、他方のPVパネルの1つの側部に近接しており(2〜3インチで当接する)、それに対向しているPVパネルを含む。常にではないが、隣接するパネル同士の角部は整列していることがあり、したがって、4つの隣接するパネルは、
図1Aおよび
図2のポイントCならびにその説明に例示するように、1つの角部が他の3つの角部にほぼ、または実際に接触している。
【0019】
「傾斜ルーバ」とは、アイテムの表面の規定された開口部を指し、(1つまたは複数の)ルーバを有する表面を空気および/または光が通過できるようにするための固定式または可動式の通常は水平なスラットまたはブレードを有する。また、(1つまたは複数の)ルーバは、(1つまたは複数の)スラットによって形成された狭い開口部を指すことも、あるいは(1つまたは複数の)スラット自体を指すこともある。したがって、傾斜ルーバとは、表面を有するアイテムを指し、その表面には、
図13A、
図13Bおよび
図18のフィーチャ79ならびにその説明に例示するように、(1つまたは複数の)ルーバがアイテムの表面に対して1〜179度の角度で傾くように、1つまたは複数のルーバが配置または形成される。
【0020】
「回転防止構成要素」とは、それは、中心または軸の周りを回転する動作またはプロセスを減速する、最小限に抑える、抑制する、または止めるデバイス、アイテム、フィーチャ、アイテムのまたは一部分を指す。そのような回転防止は、完全なものでも、何らかの最小回転量に抑えるものでもよく、通常、初期位置から5度以下の回転に抑える。そのような回転防止構成要素は、
図3Cおよび
図7の構成要素11ならびにその説明として例示される。
【0021】
「PVモジュールまたはPVアレイの下」とは、屋根などの支持表面の近くに配置されたときに、PVモジュールの下にまたはその下方の延びる区域、あるいはPVモジュールの直ぐ下のまたはその下方の区域を指す。PVモジュールが、本質的に平坦な表面の上方に固定または保持された場合、下の区域は、通常PVモジュールの直ぐ上方から投射する(太陽のなどの)光源によって平坦面に落とされた影の区域を含む。PVモジュールの下の区域のそのような例は、
図1A、
図1Bおよび
図2の区域Uならびにその説明に例示される。
【0022】
「ブロックする」とは、通常、障害物を途中に配置することによって、進行を妨害するまたは妨げること、あるいは、フローまたは通過を横断しづらくするか、または横断できなくすることを指す。一例として、炎の拡散をブロックすることは、(通常、PVアレイと屋根などの支持表面との間にある)PVアレイの下などの区域において、炎、煙または高熱の拡散、伝搬または横断を制限する、最小限に抑える、低減する、抑止する、妨害する、または妨げることになるオブジェクトを含む。そのようなブロックは、
図2および
図3A〜
図3Dにスカート202および203ならびにその説明として例示されたPVアレイスカートである。
【0023】
「底部」とは、最も低いまたは最も深い一部分あるいは頂部から最も遠い一部分、ならびにアイテムの下面または下側を指す。したがって、スカートの底部は、屋根などの支持表面に最も近接するまたはそれと接触するスカートの一部分となり、通常は縁部状である。スカートの1つのそのような底部は、
図2の区域Fおよびその説明に例示される。また、PVモジュールまたはPVアレイの底部は、支持表面に最も近接した区域、通常は表面であり、しばしば、PVモジュールまたはPVアレイの下の区域の上側縁部を規定する。PVモジュールまたはPVアレイの1つのそのような底部は、
図3CのロケーションEおよびその説明に例示される。
【0024】
「ブラケット」とは、一方のアームが他方のアームからほぼ70〜110度(しばしば約90度)を拡張する全体的にL形状の、単純な本質的に剛性の構造を指す。ブラケットは、しばしば、壁またはフレームの一部分などの構造から突出した張り出し部材であり、スカートなどの垂直構成要素で荷重を支持するように設計され得る。また、ブラケットとは、別のオブジェクトを保持する、固定する、配置する、または支持するために使用することができる壁、柱、フレームなどから突出する固定具を指すこともある。スカートを支持するための1つのそのようなブラケットは、
図33のクリップ722およびその説明として例示される。
【0025】
「共線の」とは、同一の本質的に真っ直ぐな線を通過するまたはその線の上にある、あるいは共通の線または同軸の線を生成する点、区域またはアイテムを指す。また、「共線の」とは、2つの交差する平面のように共通の線を共有することをまた指すこともある。共線のアイテムの一例は、その最長寸法(長さ)を、
図7および
図8の区域Lおよびその説明に例示されるように、たとえば、PVモジュールまたはPVアレイの縁部に沿って、本質的に線形に端から端まで延ばした共線スカートである。
【0026】
「補足スクリーン」とは、通常、使用したスクリーンを越える視界を部分的にまたは十分にブロックするために、あるいは、はしばしば空気(または他の流体)がスクリーンを通って流れることができるようにしながらいくらかの剛性を提供するために使用される1つまたは複数の追加のスクリーンを指す(スクリーンは、従来のシーブ型または他の(1つまたは複数の)スクリーン、(1つまたは複数の)孔、(1つまたは複数の)穿孔、(1つまたは複数の)ルーバなどの形態とすることができ、本明細書では全般的に「スクリーン」、「(複数の)スクリーン」または「(1つまたは複数の)スクリーン」と呼ばれる)。(1つまたは複数の)補足スクリーンは、第1のスクリーンとともに補足を形成するまたは補足として機能し、たとえば、主スクリーンまたは第1のスクリーンによって提供されるブロックを向上させる、強調するまたは完成するための効果を有することができる。(1つまたは複数の)補足スクリーンの1つの例は、最も大きい表面または主表面上に通常配置された主スクリーンまたは第1のスクリーンではなく、スカートの副表面またはより狭い表面上に配置された(1つまたは複数の)追加のスクリーンである。スカートのいくつかのスクリーンは、
図14Bの側部スクリーン214Aおよびその説明に例示される。スカートのいくつかの補足スクリーンは、
図62のスクリーン370およびその説明に例示される。
【0027】
「外形」とは、形状、オブジェクト、本体、塊または表面の形状または形態を表す、規定する、または境界を規定する輪郭を指す。一例として、支持表面外形は、その上側表面のトポグラフィである外形を有する。平坦な屋根である支持表面の場合、外形は、本質的には、屋根の傾斜に垂直な方向の線であるが、(円筒形の長手方向セグメント状に成形された粘土瓦のような)瓦屋根の場合、外形は、本質的に、屋根の傾斜に垂直な方向の(半円弧がわずかに異なる)正弦曲線状に成形される。屋根などの支持表面の外形を追従するいくつかのスクリーンは、
図64Aおよび
図64Bのスカート264ならびにその説明に例示される。
【0028】
「結合する」とは、2つ以上のオブジェクトまたはアイテムを互いに接合することを、リンクすること、接続することまたは対合させることを指す。たとえば、2つのスカートは、
図7の区域Kおよびその説明に例示されるように、1つに結合されている。
【0029】
「継手」とは、2つのものを1つに接合する、または接続するオブジェクト、アイテム、装置、組合せ、フィーチャ、リンクなどを指す。たとえば、2つのスカートは、
図7のインターロック6およびその説明に例示されるような結合デバイスによって1つに結合することができる。
【0030】
「可撓性部分」とは、デバイスの一部、セグメントまたは一部分、あるいは、たとえば、柔らかい、柔軟性をもつ、しなやかなまたは弾性の材料を用いて作成された容易に曲げるまたは変形させることが可能なフィーチャを指す。たとえば、屋根などの支持表面の外形に追従するために使用される可撓性部分を有するいくつかのスカートは、
図40のスクリーン740およびその説明に例示される。
【0031】
「屋根瓦の曲線に追従する」とは、屋根瓦の上側表面または外形に一致すること、それと対合すること、またはそれを模倣することを指す。たとえば、瓦屋根が起伏しているかまたは湾曲している屋根(たとえば、円筒形の長手方向セグメント状に成形された粘土瓦)のような支持表面の場合、各瓦の外形は半円であり、屋根の外形は、本質的に、屋根の傾斜に垂直な方向の(半円弧がわずかに異なる)正弦曲線状に成形される。したがって、屋根上に通常装着されるときに複数の屋根瓦の曲線に追従するために、曲線追従は、本質的にスカラップ形状の形態を有するか、またはそのような形態に変形される。例示的な瓦屋根の外形に追従するいくつかのスクリーンは、
図64Bのスカート264およびその説明に例示される。
【0032】
「前方縁部」とは、アイテム、装置、組合せ、フィーチャ、区域または表面の最も前方の先端の先端部、外側限界、またはオブジェクト、アイテム、装置、組合せ、フィーチャ、区域または表面の中心部分から最も遠くに突出する部分を指す。たとえば、PVアレイの前方縁部は、通常、PVアレイの最も下り勾配のPVモジュールの場合、(勾配のついた、または傾斜した支持表面の場合)PVモジュールフレームの最も下り勾配の末端を含む。PVアレイのいくつかの前方縁部は、
図1AのロケーションFおよびその説明に例示される。
【0033】
「溝」とは、しばしば、動きを誘導するまたは対応する隆起または舌状部を受容するために使用される長くて狭い切欠部、轍、くぼみ、チャネル、轍、ガター、スロットまたは凹みを指す。PVモジュールのフレーム壁中のいくつかの溝は、
図23の区域Gおよびその説明に例示される。
【0034】
「高さ調整可能な」とは、アイテムまたは構成要素が、地面または支持表面のような認識されたレベルよりも上で距離または高度の適切な関係、所望な関係、または好適な関係になるように変化させるまたは適応させることを指す。いくつかの高さ調整可能なデバイスは、
図55の区域Hおよびその説明に例示される。
【0035】
「覆い隠す」とは、区域またはオブジェクトを、隠すまたは見えないように保つ、あるいは、オブジェクトまたは区域が微かに分かるようにする、はっきり見えないようにする、またはぼんやりとさせることを指す。PVモジュールまたはPVアレイの下の区域を覆い隠すいくつかのスクリーンは、
図12の区域Oおよびその説明に例示される。
【0036】
「穿孔」とは、壁またはスクリーンを貫通して通常壁または区域に/から達する孔、ピアシング、貫通孔またはアパーチャを指す。穿孔は、行列または他のパターンなど、一定のパターンとすることができる。スカートのいくつかの穿孔は、
図18のフィーチャ9およびその説明に例示される。
【0037】
「周囲」とは、閉じた幾何学的形状の境界、外周または回路を形成する本質的に連続する線、すなわち、区域の外側限界を指す。PVアレイの例示的な周囲は、
図15の区域Pおよびその説明に例示される。
【0038】
「PVアレイ」とは、しばしば行列のパターンで1つに接続された複数の光起電力モジュールを指し、モジュールの側部は、他のモジュールに近接または接触して配置される。例示的なPVアレイは、
図1Aのアレイ100およびその説明に例示される。
【0039】
「PVモジュール」とは、(ソーラーパネルまたは光起電力パネルと呼ばれることがある)光起電力モジュールを指し、光起電力セルとしても知られる太陽電池のパッケージングされ相互接続されたアセンブリである。市販の工業用アプリケーションおよび宅内アプリケーションのための電気を供給するために、通常、複数のPVモジュールを使用してPVアレイと呼ばれるより大きい光起電力システムを形成する。例示的なPVモジュールは、
図1Aのモジュール10およびその説明に例示される。
【0040】
「剛性結合する」とは、曲がりづらい、形状を変えづらい非可撓性な方法で2つ以上のオブジェクトまたはアイテムを1つに接合する、リンクする、接続するかまたは対合させること指す。たとえば、2つのスカートは、
図20のピン973およびその説明に例示されるように、1つに剛性結合することができる。
【0041】
「屋根」とは、建築物の上側カバーまたは頂部を覆うまたは形成する構造または保護カバーを指す。屋根の上側表面は、しばしば、PVモジュールまたはPVアレイを装着する、接続する、または他の場合には取り付けるための支持表面として使用される。たとえば、いくつかの屋根は、
図1Aの屋根5およびその説明に例示される。
【0042】
「屋根瓦」とは、屋根を覆うために一般に使用される、セラミック、石、金属、または場合によってはガラスのような摩耗しづらい材料で製造された部品を指す。平坦な形状、および円筒形の長手方向セグメント状に成形された形状を含めて、多くの形状の屋根瓦が存在する。いくつかの屋根瓦は、
図64Aの瓦305およびその説明に例示される。
【0043】
「スカラップ形状の」とは、波状パターンを特徴とする、または波状パターンに成形された縁部または境界を有する、たとえば、半円の形態のオブジェクトを指し、すなわち、一連の曲線または湾曲した突出部から構成される装飾用の縁部も指す。いくつかのスカラップ形状の縁部をもつスカートは、
図64Aのスカート264およびその説明に例示される。
【0044】
「スクリーン」とは、区域を分割するために使用される固定式または可動式のパーティション、カバー、カーテンまたはシールドを指す。スクリーンは、従来のシーブ型または他の(1つまたは複数の)スクリーン、(1つまたは複数の)孔、(1つまたは複数の)穿孔、(1つまたは複数の)ルーバなどの形態とすることができ(本明細書では全般的に「スクリーン」、「(複数の)スクリーン」または「(1つまたは複数の)スクリーン」と呼ばれる)、一般的には、使用したスクリーン越しの視野を部分的にまたは十分にブロックするために、あるいは、しばしば空気(または他の流体)がスクリーンを通って流れることができるようにしながらいくらかの剛性を提供するために使用することができる。スカートのいくつかのスクリーンは、
図14Bのスクリーン214Sおよびその説明において例示される。スカートのいくつかの補足スクリーンは、
図62のスクリーン370およびその説明に例示される。
【0045】
「スクリーン部分」とは、形成されるアイテムの一部または全体を指し、スクリーンを実体化する。スカートのいくつかのスクリーン部分は、
図14Bのスクリーン214Sおよびその説明に例示される。
【0046】
「別個の」とは、個々のユニット、異なるユニット、または個別のユニットとしてオブジェクトを形成する、またはオブジェクトがそのようなユニットとして見えることを指し、すなわち、他のオブジェクトには接合されていない、あるいは他のオブジェクトと物理的に接触していない。PVアレイスカートとともに使用することができる別個の継手の一例は、
図54のスカートインサート252およびその説明に例示される。
【0047】
「スカート」とは、PVアレイを支持表面に装着したときPVアレイの下の底部区域を隠すかまたはブロックするためにPVモジュールの縁部に固定することができる縁取り、モールディングまたはカバーを指す。いくつかのスカートは、
図2のスカート202およびその説明に例示される。
【0048】
「支持表面」とは、PVアレイを形成するためにPVモジュールを固定するための基部を提供することができる屋根、テーブルまたは地面のような構造を指す。いくつかの支持表面は、
図1Aの屋根5およびその説明に例示される。
【0049】
「炎の拡散」とは、着火したガス、蒸気またはプラズマの火または高温体の表面積、長さまたは幅を拡張させるように、区域全体に拡張する、分布する、または分散することを指す。
【0050】
次に図面、特に、
図1A、
図1Bおよび
図1Cを参照すると、Sで標示された支持表面(たとえば、屋根5)に装着された光起電力(PV)モジュール(たとえば、モジュール10)から構成されたPVアレイ(たとえば、アレイ100)が示されている。このアレイ100内のモジュール10は、アルミニウムまたは当技術分野で知られている他の材料で作製することができる適切な支持構造(たとえば、フレーム2)によって支持された光起電力積層体(たとえば、積層体1)を含んでおり、支持構造は、溝、フレーム2の外側表面4に位置する溝3を含んでいてもよい。先行文献に記載されているように、溝3により、インターロック6などの継手を使用した屋根5または他の支持構造SへのPVモジュールのインターロックおよび直接的な取付けが可能になり、溝3は、溝3に接続する(1つまたは複数の)脚部7などによる屋根5への取付けのための構造もまた含んでいることがある。他の実施形態では、PVモジュール10は、溝3が1つもないPVフレーム2を備える。
図1Bは、
図1Aの最も左の円の中の区域の詳細図であり、脚部7のより近接した図が示されている。
図1Cは、
図1Aの最も右の円の中の区域の詳細図であり、インターロック6のより近接した図が示されている。
【0051】
図2に、アレイ100の底縁部または前方縁部に位置するスカート、たとえば、Fで標示された、アレイ100の前方縁部に設置されたアレイスカート202を示す。アレイスカート202により、限定的ではなく、向上した美観、改善された防火性、および改善された構造的性能を含む多くの利益を提供することができる。アレイスカート202は、PVアレイ、たとえば、アレイ100の下に配置されたエアギャップおよび装着ハードウェアを部分的にまたは完全に覆い隠すことができる。
【0052】
図3A、
図3B、
図3Cおよび
図3Dに、内部表面、たとえば、表面500上に溝300が配置されたエクストルージョン203など、スカートの一実施形態のプロファイル図を示す。スカート設計のようなプロファイルは、基部部分、たとえば、基部9を有することができる装着脚部、たとえば、脚部7の上に配置されるように図示された継手、たとえば、継手8へのスカート203のピボット嵌合接続を可能にすることができる。また、継手8は、フレーム2が外側表面4に溝3を含んでいるモジュール10のためのピボット嵌合接続を可能にすることができる。構成要素と溝3および300と間のピボット嵌合接続は、継手8の凸型部分8Aおよび8Bを凹型溝に提示することによって達成することができる。次いで、溝は、凸型部分8Aおよび8Bに少なくとも部分的に着座することができ、次いで、溝の角度が凸型部分8Aおよび8Bの軸と実質的に整列するまで、溝を下向きに回転させることができる。ピボット嵌合接続を完成させるためには、PVモジュール10またはスカート203を、単に、PVアレイにおけるその最終角度配向まで下向きに枢動させる。この最終回転は、溝のベアリング部分を、上向きでまたは下向きの運動に逆らってPVモジュールまたはスカートを抑制するために継手8の凸型部分に対して担持させる。継手は、依然として、公差変動を考慮するために、PVアレイの平面におけるPVモジュール位置の調整を可能にすることができる。
【0053】
継手8上のスカート203が上向きに回転する畏れをさらに制限または阻止するために、回転防止構成要素、たとえば、構成要素11は、たとえば、継手8の頂面中に形成されたアパーチャ12に挿入することによって、継手8に取り付けることができる。アパーチャ12中に適切に設置されると、構成要素11は、スカート203の上向き回転を防止または制限するように抑止する。上向き回転は、スカート203の垂直表面500と直接接触させて回転防止構成要素11の表面13を配置することによって抑止される。スカート203は、モジュール10を設置する前またはモジュール10を設置した後に継手8に接続することができ、アパーチャ12から回転防止構成要素11を取り外すことによって、したがって、スカートの取外しに必要な上向き回転を可能にすることによって、アレイ100からスカート203を容易に取り外すことができる。
【0054】
図4Aおよび
図4Bに、継手8を含むインターロック6を介して1つにリンクされた2つのスカート204の内側または屋根上側の斜視図を示す。インターロック6は、任意選択で、本明細書に示すように、装着脚部7の基部部分9をさらに備えることができる。いくつかの実施形態では、基部部分9がない。スカート20の回転運動を阻止することができるくさび嵌合を生じるために、回転防止構成要素11をアパーチャ13に挿入することができる。
【0055】
図5〜
図8に、スカート205の一実施形態についての一連の設置ステップを示す。
図5は、端から端まで置かれた2つのスカート205を示し、これらのスカートは、インターロック6と直ぐにインターロックできるようになっている。スカートが垂下しないように、インターロック6とスカート10との間にスペーサ板6Aを置くことができる。ツール300を利用して、スカート20にインターロック6を接続するためにインターロック6の並列継手310を回転させることができる。
図6に示すように、スカート20は、脚部7に接続することができ、PVアレイ100の周囲に沿った追加のスカート205にインターロックすることができる。
図7に示すように、スカート205を脚部7にさらに固定するために、脚部7中に回転防止構成要素11を挿入することができる。
図8に、PVモジュール10と、スカート205と、インターロック6と、脚部7とを備える完成したPVアレイ100を示す。この図を見るとわかるように、インターロック6は、2つのPVモジュール10と2つのスカート205とを1つに結合することができる。この構成は、装着脚部におけるスカートからアレイへの接続点を単に例として提供するスカートシステムよりも良好な構造的性能を提供することができる。そのようなシステムは、2つのPVモジュール10と2つのスカート205とが交わる4角点における重荷重下では垂下することがある。いくつかの実施形態では、インターロック6は、モジュール10とスカート205との間の接地接合接続をさらに提供することができる。他の実施形態では、インターロック6は、モジュール10とスカート205との間の接地接合接続、ならびに1つのスカート205から隣接するスカート205への接地接続を提供することができる。
【0056】
美観およびその他の向上を提供することに加えて、アレイ100の最初に設置された行に位置するモジュールの位置特定および整列を制御するためのジグまたはツールとして使用することができることが、開示したアレイスカートの別の利点であり得る。ジグとしてスカート209を使用するための設置方法を、
図9〜
図12に示す。整列を目的としたスカート209の使用は、個別のロケーションおよび反復可能なロケーションにモジュールを設置するためのテンプレートを提供することができる。1つの実施形態では、スカート209の長さは、PVモジュール10の長さと同じ長さ+隣接するモジュール10間に小さいギャップを生成するためのわずかな量の長さである。
図9に示すように、最初に、脚部7を屋根上に設置することができる。次いで、スカート209を上述したように1つにインターロックし、(
図10に示すように)脚部7に接続することができる。次いで、モジュールをどこに置くかを判断するガイドとしてスカート209間の継ぎ目330を使用して、PVモジュール10をスカート209に取り付けることができる。PVモジュール10の後続の行を、第1の行の上に通常の様式で設置することができる。
【0057】
スカート209(および本明細書に開示される他のスカート実施形態)は、このようにして設置されたとき、PVモジュール10を設置するより前に屋根上のPVアレイ100のレイアウトを判断する単純な方法を提供することができることが当業者には認識されよう。また、PVアレイ100は、様々な数のモジュール10の行および列を含み得、各モジュール10の長い寸法の配向は、屋根の上下に、または屋根に沿って横方向に延び得ることが明らかになるであろう。また、非矩形のアレイ100も、周囲の様々な部分に沿ったスカート209を有することができる。
【0058】
この設置方法を可能にすることによって、アレイ100の第1の行にモジュール10を設置するために必要とされる時間と人員数の両方を実質的に低減することができる。ジグとしてスカート209を使用することのさらなる利点として、設置者が屋上または他の表面の縁部から安全な距離にあるロケーションからモジュール10の第1の行をアレイ100に設置する方法を可能にすることが挙げられる。はしごおよび/または足場に設置者がのる必要なしに、屋上または他の表面の縁部全体にわたってモジュールを装着することができることが追加の利点である。この利益は、前述したようなピボット嵌合、ドロップインタイプの装着によってモジュール10を1つに結合することに加えて、スカート209を1つに結合することができるインターロック6を提供した結果として生じ得る。第1の行モジュールの設置が簡略化されたことと、設置者の安全性が向上したこととを組み合わせた結果、設置時間全体を短縮し、したがって、システム設置の総コストを低減させることができる。
【0059】
また、スカート209(および本明細書に開示される他のスカート実施形態)とPVモジュールフレーム溝特フィーチャ3との間の接地接合経路を提供する接地フィーチャを備える継手を備えるインターロック6を使用することによって、(電気的接地と目的として)アレイスカートをPVモジュールフレーム2に自動的に接合してもよい。この場合の接合は、スカート209へのインターロック6の機械的接続は材料中の接地経路を自動的に切断するので自動的であり、場合によっては、デバイスに別個の接地ワイヤに延ばす必要がなくなる。したがって、自動的な接地フィーチャであるスカート209は、システム設置の総時間ならびに材料コストをさらに低減することができる。
【0060】
図13Aに示されるアレイは、アレイのすべての4つの側部に設置されたアレイスカート213をさらに備えることを除いて、
図1に示すアレイと同じである。
図13Bは、
図13Aの円の中の区域の詳細図である。アレイ100内のモジュール10の電力出力を向上させることを可能にするために、スカート213は、アレイの下からの熱の散逸を可能にするためのルーバ79を備えることができる。これらのルーバ79は、共通のスタンピングまたは他の低コストの製造方法によってスカート213に追加することができる。また、
図13Aおよび
図13Bには、有機残骸、齧歯動物、燃えかすなどが入らないようにすることができるスナップ式のモジュールギャップスクリーン712が開示されている。以下にさらに開示するように、このスクリーンは、モジュールギャップスクリーン712を所定の位置に固定するために、隣接するモジュールフレーム上に配置されたフレーム溝3とインターフェースする凸型フィーチャまたはタブを含むモジュールギャップスプリングクリップを使用して設置することができる。
【0061】
図14Aに、前方側部にスカート214が装着され、アレイの残りの側部にスクリーン214Sが装着されたPVアレイ100を示す。
図14Bは、
図14Aの円の中の区域の詳細図である。側部スクリーン214Sは、ファスナー、(
図14Bの詳細図に示され、以下にさらに開示される)スプリングクリップ、くさび、カムデバイス、または幾何学的に適合性のある凸型フィーチャを含んでいる他の構成要素を使用して、フレーム溝3に装着することができる。他の実施形態では、側部スクリーン214Sは、フレーム2の側部または頂部に装着される。側部スクリーン214Sは、図示のように穿孔されたスクリーン部分またはルーバを備えても、あるいは、さまざまにサイズ決定され離間した孔を備えてもよい。
【0062】
図15に、前方側部にスカート215が装着され、アレイの反対側の屋根表面5に防火壁714が直接設置されたPVアレイ100を示す。当業者には、防火壁714は、他の表面タイプにも装着できることが認識されよう。これらの防火壁714は、ファスナー、接着剤などを使用して屋根表面5に固定することができ、アレイ100から最適な距離に配置して、下のエアギャップに炎が入らないようにすることができる。また、有機残骸および燃えかすが入らないようにするために、防火壁714を、モジュールギャップスクリーン712およびアレイ側スクリーン713と併せて使用してもよい。
【0063】
図16〜
図19に、ルーバ79を備えるスカート216の一実施形態を示す。スカート216は、屈曲した金属から製造することができ、継手8にスプリングクリップ部分350を介して凸型フィーチャ8Aまたは8Bをスナップ嵌合することができる。
図16のプロファイル図に示すように、スカート216およびルーバフィーチャ79の形状は、炎がアレイの下のエアギャップに入らないようにしながら、スカートの外側表面711に接触して入ってきた裸火がスカートおよびモジュール10のアレイ100の上を進まないようになっている。炎によって生じた気流ダイナミクスは、ルーバから外に空気を引き出す負圧を生じることがあり、それにより、炎がアレイ100の下に拡散することがさらにより困難になる。また、アクセス可能なエアギャップを実質的に低減することによって、スカート216は効果的に、有機残骸がアレイ100の下に蓄積しないようにすることができる。脚部7の実施形態は、垂直高さ調整を可能にし、PVモジュール10に直接接続することができ、したがって、屋根5など表面の上のスカート216の高さの調整が可能なり、それにより、確実に、残骸が下にあるエアギャップに入らないようにするために、スカート216の底部の近傍を表面に対して最適に配置できるようになる。スカート216の表面715と外側フレーム表面4との間に提供されたギャップは、溝装着ワイヤクリップ、デバイス装着ブラケット、および他のアイテムを設置するために十分な余地を使用可能にするためにサイズ決定することができる。
【0064】
図20〜
図21に示すように、いくつかの実施形態では、スカート221が、2つのスカート221を1つに剛性結合するためのピン973をさらに備えることが企図される。ピン973は、ダウエルピン、ねじファスナー、圧入ピンまたはスプライス、および2つのスカート221を剛性結合するための他のデバイスとすることができる。
図21に、スカート221が、意図的にアレイ100の頂部面よりも上まで高くされた頂面221Aをさらに備え、それにより、どのように、スカート221上を移動する空気がスカート221とPVモジュールフレーム2との間に配置されたギャップにおいて上昇気流を生じるベンチュリ効果を引き起こすかを示す。この誘発された上昇気流は、アレイ100の下からの熱除去を効果的に向上させることができ、スカート、バリヤ壁または他の形態のブロックによって可能になる防火上の利点を依然として提供しながら、ルーバまたは他の換気手段に対するニーズを潜在的に低減するまたはなくすことができる。
【0065】
図22〜
図24に、モジュールフレーム2の外側表面4上に配置された溝3に直接取り付けることができる低コストのシングルピーススカート716の一実施形態を示す。スカート716の凸型フィーチャ717は、幾何学的にフレーム溝3と適合し、凸型フィーチャ717のプロファイル形状を変形した結果として溝3の内側表面に印加されるばね力を生じるスプリングクリップタイプ接続によって迅速に設置することができる。
【0066】
図25〜
図39に、フレーム2の長さに沿って適切な間隔距離で離間したフレーム溝係合クリップの様々な実施形態を使用することによってフレーム溝3にアレイスカートのさらなる実施形態を取り付ける代替的な方法を示す。
【0067】
図25〜
図29に、モジュールフレーム2に沿って適切な間隔距離でフレーム溝3に挿入することができる溝適合スプリングクリップ718を示す。次いで、タブ720Aおよび720Bをスロットフィーチャ721Aおよび721Bに挿入することによって、低コストで製造が容易なスカート225をスプリングクリップ718に設置することができる。
【0068】
図30〜
図33に、隆起した凸型フィーチャ723を含むことができるフレーム係合クリップ722を示し、凸型フィーチャは、挿入されたとき、したがって、所定の位置にクリップを固定するばね誘起クランプ力が生じたときに、フレーム溝3を弾性的に変形することができる。クリップ722上に配置された丸形端部フィーチャ724により、スカート230のばねセクション230Aを弾性的に変形することによって、クリップ722を設置する前に、または設置した後に、適合するスカート挿入セクション230を取り付けることが可能になる。
【0069】
図34〜
図39に、回転可能な溝取付けクリップ727の凸型係合フィーチャ727Aを図示のような近似角度でフレーム溝3に横方向に挿入することができる、フレーム溝適合クリップ727の追加の実施形態を示す。次いで、クリップは、フレームに沿って所望のロケーションで溝内に配置されると、凹型溝3とともに配置されたスロット3Aと凸型フィーチャ727Aを係合させるために、モジュール10の上部平面と実質的に直交するまで回転させることができる。次いで、クリップ727の凸型フィーチャの上を向いた部分727Bは、装着スロット234Aを使用して適合するスカートセクション234を取り付けるため使用することができる。
【0070】
図40〜
図43に、モジュール10またはアレイ100の側部にスクリーン740を装着するための追加のフレーム溝適合スプリングクリップ732を示す。スプリングクリップアーム部分733は、スプリングクリップがフレーム長2に沿って溝3の適切なロケーションに設置されると、スクリーンセクション740を固定するために使用することができる。代替的には、スクリーンセクション740を、設置より前にスプリングクリップアーム部分733に固定し、事前構成されたアセンブリとしてフレーム溝3に装着することができる。
【0071】
図44〜
図47に、それぞれ、モジュール10の角部および側部において、フレーム溝3に挿入することができるフレーム係合クリップ736および740を示す。角部736と側部740の両方において、フレーム係合クリップを使用して、側部スクリーン744またはキャプチャフィーチャ738および739を使用するスカートの様々な実施形態を設置することができる。
【0072】
図48〜
図51に、モジュールギャップばねクリップ731の一実施形態を示し、モジュールギャップばねクリップを使用して、隣接するモジュールフレーム間のギャップで有機材料、齧歯動物、燃えかすなどが入らないように保護するために頂部スクリーン712を設置することができる。ばねタブ732は、フレーム溝3に挿入され、フレーム溝3の上側スロット3Aと正係合するフック型の先端733を含む。設置中のタブの弾性変形によって有効化されたばね力は、雪、氷または風など自然によって生じる力に逆らってスクリーンを固定することを補助することができる。ばねクリップ設計の追加の実施形態は、モジュールギャップに設備中に過剰な挿入を防止し、また、雪、氷および風に起因して生じるダウンフォースに抵抗する際にさらに役立ち得る、クリップの頂端部に成形されたフィーチャを含むことができる。
【0073】
図52〜
図55に、モジュール10を整列させ、迅速な接地を可能にするためのエクストルージョンスパンジグ800を示す。エクストルージョンスパンジグ800は、アレイの前に低コストのスカートセクション252を設置することができるようにするフィーチャ734を含むことができる。エクストルージョンスパンジグ800は、脚部7の結合部分8上に配置された幾何学的に適合する凸型フィーチャ8Aまたは8B上に設置することができる溝301を含むことができる。
【0074】
図56〜
図57に、高さ調整可能な装着脚部7が所定のロケーションに設置され、エクストルージョンスパンジグ800が装着脚部7上に設置された屋上表面5を示す。
【0075】
図58〜
図59に、エクストルージョンスパンジグ800と整列する装着脚部7上に設置されたモジュール10の第1の行と、スカートセクション258がエクストルージョンスパンジグ800に取り付けられた設置済みアレイ100とを示す。
【0076】
図60〜
図63に、ルーバ79がスカート260の頂部部分260Aに沿って配置されたスカート実施形態260を示す。共通のファスナーを使用して、別個の可撓性のスクリーン材料370をスカートの底部に取り付けることができる。
【0077】
諸実施形態では、上記で開示したスカートエレメントおよびスクリーンエレメントは、屋根上の表面変形形態に適合する可撓性材料で構築することができ、したがって、有効な障壁を提供する。
【0078】
図64Aに、湾曲した瓦屋根305の形状にスカラップ形状の下側部分が適合するスカート実施形態264を示す。
図64Bは、
図64Aの円の中の区域の詳細図である。
【0079】
図65に、回転防止構成要素11のくさび嵌合が、雪、氷または風から生じた力に起因する重荷重によって生じる下向きのモジュール偏向によって生じる回転に起因して、インターロック6がモジュールフレーム溝3の中から係合解除しないように防ぐことができる方法を開示する。回転防止構成要素11の表面13を強制的にモジュールフレーム15の表面と直接接触させることによって、もう一度、この係合解除を防止することができる。
【0080】
図66に、様々なタイプの電気ボックス500を溝3に装着するために使用することができるアクセサリー構成要素アセンブリ600を示す。また、
図66に示すように、設置された後にアセンブリの回転運動を防止するために、アクセサリー構成要素アセンブリ600内に配置されたアパーチャ412に回転防止構成要素11を挿入することができる。
【0081】
回転防止構成要素11の使用を通じて、新規の光起電力モジュール装着システムの構成要素、ツールおよびアクセサリーの回転移動および平行移動を防止することにより、様々な溝装着構成要素について、設備中または標準的なO&M中にそれらが偶発的に外れないようにすることによって安全性を向上させ、コスト削減を進めることができるようになる。さらに、回転防止構成要素1の使用を使用する結果、風によって引き起こされた振動を低減し、モジュールの雪荷重能力を増加させ、構成要素が偶発的に外れたり破損したりすることを防止することによって、様々なフレーム溝装着製品および光起電力モジュールの有効寿命を延ばすことができる。
【0082】
回転防止構成要素11は、プレス嵌め作用、歯とバーブとの接続、ねじ山、他の典型的な機械的接続を介して、または、単に重力によって、孔またはスロット内の保持することができる。一態様では、回転防止構成要素は、抵抗する回転力に挿入の方向が対抗し得るので新規である。たとえば、
図3に示したようなスカート20は、取り外すためには反時計回りに回転させなければならず、それにより、回転防止構成要素11に対してほぼ水平方向の力が与えられる。しかも、回転防止構成要素11は、矢印で示すように概ね垂直方向に挿入される。したがって、反時計回りの回転力は、回転防止構成要素11を押し戻しづらく、それにより、回転防止構成要素は、手または軽量のツールによる容易な設置を可能にする保持の方法を含むことが可能になる。
【0083】
複数の例示的な態様および実施形態について上述してきたが、当業者には、ある特定の変更、置換、追加およびそのサブコンビネーションが認識されるであろう。したがって、すべてのそのような修正、置換、追加、およびサブコンビネーションを含むように解釈すべき、以下の添付の特許請求の範囲および以下に導入される特許請求の範囲は、それらの真の趣旨および範囲内となるものである。