【実施例】
【0273】
実施例において提供されるすべての参考文献は、参照により本明細書に組み込まれる。本明細書で使用される場合、すべての略語、記号、及び慣例は、現在の科学文献において使用されるものと一致している。例えば、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Janet S.Dodd,ed.,The ACS Style Guide:A Manual for Authors and Editors,2
nd Ed.,Washington,D.C.:American Chemical Society,1997を参照されたい。
実施例1:表1A、表1B、表1C、及び表1Dの化合物の合成
一般的手順A
【化57】
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ステップ1:
ジオンエノラートの形成:−78℃に冷却されたTHF中のケトンAの溶液に、LiHMDS(例えば、0.9当量、トルエン中1.0M)を、シリンジによって滴下添加した。反応物を0℃に温め、次いでシュウ酸ジエチル(1.2当量)を投入した。この時、反応物を室温に温め、完了と判断されるまで(例えば、TLCまたはLC/MS分析のいずれかを使用して)、その温度で撹拌した。反応が完了したら(反応時間は典型的には45分であった)、生成物ジオンエノラートBを、いかなるさらなる精製も伴わずに、ステップ2、すなわち環化ステップにおいて、「現状のままで」使用した。
ステップ2:
ピラゾールの形成:ジオンエノラートBをエタノールで希釈し、HCl(例えば、3当量、1.25Mエタノール溶液)及びアリールヒドラジン水和物(例えば、1.15当量)を連続的に投入した。反応混合物を70℃に加熱し、環化が完了したと見なされるまで(例えば、LC/MS分析によって、典型的には30分)、この温度で撹拌した。完了したら、反応混合物を固形炭酸水素ナトリウム(例えば、4当量)で慎重に処理し、ジクロロメタン及び水で希釈した。層を分離させ、ジクロロメタン(3×)を用いる抽出の前に、水層を水でさらに希釈した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。次いで、結果として生じたピラゾールCを、ヘキサン中のEtOAcの適切な勾配を使用するSiO
2クロマトグラフィーによって精製した。
ステップ3:
アミジンの形成:0℃に冷却されたトルエン中のNH
4Cl(例えば、5当量)の懸濁液に、AlMe
3(例えば、5当量、2.0Mトルエン溶液)を、シリンジによって滴下添加した。反応物を室温に温め、発泡が観察されなくなるまでこの温度で撹拌した。ピラゾールCを反応混合物に一度に添加し、110℃に加熱し、完了と判断されるまで(例えば、TLCまたはLC/MS分析のいずれかを使用して)、この温度で撹拌した。完了したら、反応物を冷却し、過剰のメタノールで処理し、室温で1時間にわたって激しく撹拌した。濃いスラリーを濾過し、結果として生じた固体ケーキをメタノールで洗浄した。濾液を真空中で濃縮し、結果として生じた固体を酢酸エチル:イソプロピルアルコール(5:1)溶媒混合物中に再懸濁した。反応物を飽和炭酸ナトリウム溶液でさらに処理し、層が分離する前に10分にわたって撹拌した。水層を酢酸エチル:イソプロピルアルコール(5:1)溶媒混合物(3×)で抽出し、合わせた有機物をブラインで洗浄した。有機物をMgSO
4でさらに乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。生成物アミジンDを、さらなる精製を伴わずにその後のステップにおいて現状のままで使用した。
ステップ4:
ピリミドンの形成:アミジンDをエタノール中に懸濁し、23℃で激しく撹拌して完全な溶媒和を促進した。反応物をナトリウム3−エトキシ−2−フルオロ−3−オキソプロプ−1−エン−1−オレート(例えば、3当量)でさらに処理し、フラスコに還流冷却器を備え付けた。90℃に維持された予熱済油浴内に反応物を配置し、LC/MS上で出発材料の完全な消費が観察されるまで撹拌した(反応時間は典型的には1時間であった)。内容物を23℃に冷却し、反応混合物をHCl(例えば、3当量、1.25M EtOH溶液)で酸性化させた。混合物を30分にわたって撹拌し、溶媒の過半量を真空中で除去した。内容物をエーテル及び水(1:1混合物)中に再懸濁し、結果として生じたスラリーを20分にわたって撹拌した。懸濁液を真空濾過し、固体ケーキを追加の水及びエーテルですすぎ、高真空で一晩乾燥させた。結果として生じたピリミドンEを、さらなる精製を伴わずにその後のステップにおいて現状のままで使用した。
一般的手順B
【化58】
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【0274】
アミノ求核試薬(3当量)、トリエチルアミン(10当量)、及び中間体1(1当量)の溶液を、LC/MSによって出発材料の完全な消費が観察されるまで、90℃でジオキサン及び水(2:1比率)中で撹拌した。水性1N塩化水素酸及びジクロロメタンでこの溶液を希釈した。次いで層を分離させ、水層をジクロロメタンで抽出した。有機物を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。精製により所望の生成物を得た。
一般的手順C
【化59】
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N,N−ジメチルホルムアミド中の中間体2(この中間体は、以前に公開された特許出願、国際公開第2012/3405 A1号に記載された;1当量)及びカルボン酸(1.1当量)の混合物を、トリエチルアミン(4当量)で、続いて酢酸エチル溶液中50%のプロピルホスホン酸無水物(T3P、1.4当量)で処理した。24時間にわたって80℃に反応物を加熱し、その後、反応物を水及び1N塩化水素酸溶液で希釈した。内容物をジクロロメタンで、次いで酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。精製により所望の生成物を得た。
中間体1の合成
【化60】
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三塩化ホスホリル(60.3mL、647ミリモル、20当量)中の、5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−ピリミジン−4−オール(ステップ1で1−(イソオキサゾール−3−イル)エタノンを、そしてステップ2で2−フルオロベンジルヒドラジンを使用して、一般的手順Aによって生成、11.5g、32.4ミリモル、1当量)の懸濁液を、3時間にわたって60℃で加熱した。この溶液を23℃に冷却し、撹拌しながら氷水(800mL)中に15分かけて少量ずつ注いだ。添加の完了後、内容物を追加の15分にわたって撹拌し、ジクロロメタン(500mL)で希釈した。層を分離させ、水層をジクロロメタン(2×200mL)で抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空中で溶媒を除去して、中間体1(12.5g、収率103%)を褐色の固体として得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ9.11(d、1H)、9.04(s、1H)、7.71〜7.68(m、1H)、7.37〜7.30(m、2H)、7.25〜7.20(m、1H)、7.12(t、1H)、6.92(td、1H)、5.95(s、2H)。
化合物I−248
中間体1(48mg、1当量)、(R)−3−メチル−2−((メチルアミノ)メチル)ブタン酸、(99mg、TFA塩、3当量)、及びトリエチルアミン(0.177mL、10当量)の混合物を、一般的手順Bに従って、20時間にわたってジオキサン/水(2:1)中の溶液として100℃に加熱した。内容物を3NのHClで処理し、ジクロロメタン及び水の1:1混合物間で分配した。層を分離させ、水層を少量の塩化ナトリウムで処理した。次いで、水層をジクロロメタン(×3)で抽出し、有機部分を合わせ、ブラインで洗浄した。混合物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−248(20mg、93%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、MeOD)δ8.74(d、1H)、8.09(d、1H)、7.38(s、1H)、7.29〜7.23(m、1H)、7.10〜7.05(m、1H)、7.02(td、1H)、6.87〜6.83(m、1H)、6.83(d、1H)、5.98〜5.89(m、2H)、4.15(dd、1H)、3.81(dd、1H)、3.33(d、3H)、2.72〜2.65(m、1H)、1.94(dq、1H)、1.09(d、3H)、1.01(d、3H)。
化合物I−250
1−((メチルアミノ)メチル)シクロプロパンカルボン酸(TFA塩として)がアミン反応体であり、20時間にわたって100℃に内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−250(40mg、54%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、MeOD)δ8.74(d、1H)、8.07(d、1H)、7.36(s、1H)、7.29〜7.23(m、1H)、7.11〜7.05(m、1H)、7.03(td、1H)、6.88(d、1H)、6.85(td、1H)、5.93(s、2H)、4.14(s、2H)、3.35(d、3H)、1.30〜1.25(m、2H)、1.07〜1.03(m、2H)。
化合物I−252
2−エチル−2−((メチルアミノ)メチル)ブタン酸(TFA塩として)がアミン反応体であり、20時間にわたって100℃で内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−252(33mg、39%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.80(d、1H)、8.25(d、1H)、7.50(s、1H)、7.32〜7.26(m、1H)、7.12〜7.06(m、1H)、7.04(t、1H)、6.94(t、1H)、6.91(d、1H)、5.97(s、2H)、4.20(s、2H)、3.46(d、3H)、1.86〜1.77(m、2H)、1.68(dq、2H)、0.91(t、6H)。
化合物I−253
(S)−3−メチル−2−((メチルアミノ)メチル)ブタン酸(TFA塩として)がアミン反応体であり、20時間にわたって100℃で内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−253(26mg、64%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.74(d、1H)、8.08(d、1H)、7.37(s、1H)、7.28〜7.22(m、1H)、7.10〜7.05(m、1H)、7.02(t、1H)、6.84(t、1H)、6.82(d、1H)、5.97〜5.88(m、2H)、4.15(dd、1H)、3.79(dd、1H)、3.32(d、3H)、2.70〜2.64(m、1H)、1.93(dq、1H)、1.08(d、3H)、1.01(d、3H)。
化合物I−260
4−ベンジルピペリジン−4−カルボン酸がアミン反応体であり、20時間にわたって100℃に内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物I−260(26mg、64%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.74(d、1H)、8.11(d、1H)、7.41(s、1H)、7.29〜7.22(m、3H)、7.22〜7.15(m、3H)、7.11〜7.06(m、1H)、7.05〜7.00(m、1H)、6.91(d、1H)、6.84〜6.79(m、1H)、5.96(s、2H)、4.57(d、2H)、3.29〜3.23(m、2H)、2.90(s、2H)、2.19(d、2H)、1.68〜1.61(m、2H)。
化合物I−262
エチル2−メチルピペリジン−2−カルボキシレートがアミン反応体であり、19時間にわたって100℃に内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。5〜75%のアセトニトリル/水勾配を用いる逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−262(1.1mg、8%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.82(d、1H)、8.33(d、1H)、7.47(s、1H)、7.32〜7.26(m、1H)、7.12〜7.07(m、1H)、7.05(t、1H)、6.92(t、1H)、6.88(d、1H)、6.03〜5.95(m、2H)、4.32〜4.24(m、1H)、3.63(dt、1H)、2.14(ddd、1H)、2.01〜1.79(m、5H)、1.76(s、3H)。
化合物I−265
3−フェニルピロリジン−3−カルボン酸がアミン反応体であり、24時間にわたって100℃に内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−265(29mg、45%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.74(d、1H)、8.11(d、1H)、7.51〜7.44(m、3H)、7.40〜7.36(m、2H)、7.32〜7.23(m、2H)、7.12〜7.06(m、1H)、7.03(t、1H)、6.92(s、1H)、6.81(t、1H)、5.96(s、2H)、4.03〜3.96(m、1H)、3.91(d、1H)、3.87(br.s.,1H)、3.07〜3.00(m、1H)、2.41〜2.32(m、1H)。
化合物I−267
3,3−ジメチルピペリジン−2−カルボン酸(HCl塩として)がアミン反応体であり、18時間にわたって100℃に内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−267(15mg、17%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.81(d、1H)、8.35(d、1H)、7.57(s、1H)、7.32〜7.26(m、1H)、7.12〜7.07(m、1H)、7.04(t、1H)、6.94〜6.90(m、2H)、5.99(s、2H)、4.99(s、1H)、4.62(d、1H)、3.86(td、1H)、2.07〜1.96(m、1H)、1.95〜1.87(m、1H)、1.81〜1.75(m、1H)、1.50(d、1H)、1.22(s、3H)、1.17(s、3H)。
化合物I−269
3−アミノビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−カルボン酸(TFA塩として)がアミン反応体であり、18時間にわたって100℃で内容物を加熱し、後処理中に水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。
0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−269(11mg、16%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3ODδ8.76(d、1H)、8.08(d、1H)、7.36(s、1H)、7.30〜7.23(m、1H)、7.12〜7.06(m、1H)、7.04(t、1H)、6.96(d、1H)、6.91(t、1H)、5.94(s、2H)、2.53(s、6H)。
化合物I−80
L−フェニルアラニンがアミン反応体であり、THF/水(2:1)中の溶液として48時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を真空中で濃縮し、5〜75%のアセトニトリル/水勾配を用いる逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の生成物である化合物I−80(1.3mg、4%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3ODMeOD)δ8.81(s、1H)、8.20(d、1H)、7.51〜7.48(m、1H)、7.34〜7.26(m、3H)、7.22(t、2H)、7.17〜7.03(m、3H)、6.96(s、1H)、6.90(t、1H)、6.00(s、2H)、5.36〜5.29(m、1H)、3.48(d、1H)、3.24〜3.18(m、1H)。
化合物I−81
L−トリプトファンがアミン反応体であり、THF/水(2:1)中の溶液として48時間にわたって90℃で内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を真空中で濃縮し、5〜75%のアセトニトリル/水勾配を用いる逆相HPLCによって残渣を精製して、所望の化合物である化合物I−81(7.3mg、18%)を茶色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.86〜8.83(m、1H)、8.16(d、1H)、7.69(d、1H)、7.33〜7.27(m、1H)、7.16(d、1H)、7.13〜7.04(m、4H)、7.01〜6.96(m、1H)、6.95〜6.88(m、3H)、5.96(s、2H)、5.51(dd、1H)、3.74〜3.67(m、1H)、3.30〜3.25(m、1H)。
化合物I−85
1−アミノシクロプロパンカルボン酸がアミン反応体であり、THF/水(2:1)中の溶液として48時間にわたって90℃で内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を真空中で濃縮し、5〜95%のアセトニトリル/水勾配を用いる逆相HPLCによって残渣を精製して、所望の化合物である化合物I−85(7.3mg、18%)を透明な油としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.83(d、1H)、8.38(d、1H)、7.47(s、1H)、7.34〜7.28(m、1H)、7.13〜7.04(m、2H)、6.99〜6.95(m、2H)、6.02(s、2H)、1.84〜1.79(m、2H)、1.43〜1.38(m、2H)。
化合物I−93
(3−アミノオキセタン−3−イル)メタノールがアミン反応体であり、THF/水(2:1)中の溶液としてマイクロ波で15分にわたって170℃で内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を真空中で濃縮し、5〜75%のアセトニトリル/水勾配を用いる逆相HPLCによって残渣を精製して、所望の化合物である化合物I−93(0.6mg、4%)を透明な油としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.85(d、1H)、8.55(s、1H)、7.69(s、1H)、7.32〜7.37(m、1H)、7.09〜7.17(m、3H)、6.97(d、1H)、6.01(s、2H)、5.00(s、2H)、3.76(q、4H)。
化合物I−102
メチル2−アミノ−2−(オキセタン−3−イル)アセテートがアミン反応体であり、THF/水(2:1)中の溶液として42時間にわたって100℃で内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を真空中で濃縮し、5〜75%のアセトニトリル/水勾配を用いる逆相HPLCによって残渣を精製して、所望の化合物である化合物I−102(0.6mg、2%)を透明な油としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.80(d、1H)、8.30(d、1H)、7.50(s、1H)、7.32〜7.27(m、1H)、7.12〜7.03(m、2H)、6.92(t、1H)、6.89(d、1H)、5.99(s、2H)、5.23(d、1H)、4.65(t、1H)、4.31(t、1H)、3.83〜3.74(m、2H)、3.02(dtd、1H)。
化合物I−109
アミン反応体を使用せず、トリエチルアミンの代わりにDBUを使用し、THF/水(2:1)中の溶液として18時間にわたって100℃で内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を真空中で濃縮し、5〜75%のアセトニトリル/水勾配を用いる逆相HPLCによって残渣を精製して、所望の化合物である化合物I−109(7mg、35%)を透明な油としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.84(d、1H)、8.26(d、1H)、7.67(s、1H)、7.25〜7.28(m、1H)、7.14〜7.05(m、2H)、7.02(d、1H)、7.01〜6.97(m、1H)、6.03(s、2H)、3.79(t、2H)、3.56〜3.47(m、4H)、2.56〜2.50(m、2H)、1.99(五重項、2H)、1.80〜1.73(m、2H)、1.72〜1.61(m、4H)。
化合物I−108
D−トリプトファンがアミン反応体であり、THF/水(2:1)中の溶液として18時間にわたって100℃で内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を3NのHCl溶液で処理し、溶媒を真空中で除去し、結果として生じた固体をH
2Oで洗浄し、次いで5〜75%のアセトニトリル/水勾配を用いる逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−108(3.5mg、16%)を透明な油としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.85(d、1H)、8.16(d、1H)、7.69(d、1H)、7.33〜7.27(m、1H)、7.17(d、1H)、7.13〜7.05(m、4H)、7.01〜6.96(m、1H)、6.95〜6.89(m、3H)、5.97(s、2H)、5.50(dd、1H)、3.70(dd、1H)、3.28(d、1H)。
化合物I−116
D−フェニルアラニンがアミン反応体であり、THF/水(2:1)中の溶液として18時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を3NのHCl溶液で処理し、溶媒を真空中で除去し、結果として生じた残渣を、5〜75%のアセトニトリル/水勾配を用いる逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−116(25mg、61%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3OD、MeOD)δ8.77(s、1H)、8.13(d、1H)、7.43(s、1H)、7.31(d、2H)、7.28〜7.18(m、3H)、7.16〜7.11(m、1H)、7.09〜7.03(m、1H)、7.01(t、1H)、6.91(s、1H)、6.85(t、1H)、5.94(s、2H)、5.26(dd、1H)、3.45(dd、1H)、3.19(dd、1H)。
化合物I−117
L−フェニルグリシンがアミン反応体であり、THF/水(2:1)中の溶液として18時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を3NのHCl溶液で処理し、溶媒を真空中で除去し、結果として生じた固体を、5〜75%のアセトニトリル/水勾配を用いる逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−117(26mg、63%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.81(s、1H)、8.29(d、1H)、7.61(d、2H)、7.52(s、1H)、7.46〜7.36(m、3H)、7.27(q、1H)、7.10〜7.05(m、1H)、7.03(t、1H)、6.95〜6.90(m、2H)、6.02(s、1H)、5.97(s、2H)。
化合物I−118
D−フェニルグリシンがアミン反応体であり、THF/水(2:1)中の溶液として18時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を3NのHCl溶液で処理し、溶媒を真空中で除去し、結果として生じた固体を、5〜75%のアセトニトリル/水勾配を用いる逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−118(22mg、53%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.81(s、1H)、8.30(d、1H)、7.60(d、2H)、7.53(s、1H)、7.46〜7.37(m、3H)、7.28(q、1H)、7.11〜7.06(m、1H)、7.04(t、1H)、6.96〜6.91(m、2H)、6.02(s、1H)、5.99(s、2H)。
化合物I−142
N−メチルフェニルグリシンがアミン反応体であり、THF/水(2:1)中の溶液として18時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を3NのHCl溶液で処理し、溶媒を真空中で除去し、結果として生じた固体を、5〜75%のアセトニトリル/水勾配を用いる逆相HPLCによって精製して、所望の化合物(15mg、52%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、MeOD)δ8.80(d、1H)、8.45〜8.39(m、1H)、7.58〜7.55(m、1H)、7.50〜7.44(m、5H)、7.34〜7.27(m、1H)、7.14〜7.04(m、2H)、7.00〜6.94(m、1H)、6.90(d、1H)、6.61〜6.55(m、1H)、6.02(s、2H)、3.25〜3.20(m、3H)。
化合物I−120
1−(アミノメチル)シクロプロパンカルボン酸がアミン反応体であり、22時間にわたって100℃で内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−120(20mg、42%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.75(d、1H)、8.05(d、1H)、7.39(s、1H)、7.30〜7.24(m、1H)、7.12〜7.06(m、1H)、7.03(t、1H)、6.89(d、1H)、6.84(t、1H)、5.95(s、2H)、3.88(s、2H)、1.25〜1.20(m、2H)、1.15〜1.10(m、2H)。
化合物I−207
N−メチル−L−アラニンがアミン反応体であり、22時間にわたって100℃に内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−207(20mg、57%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.74(d、1H)、8.16(d、1H)、7.40(s、1H)、7.29〜7.23(m、1H)、7.11〜7.05(m、1H)、7.02(t、1H)、6.87(d、1H)、6.82(t、1H)、5.94(s、2H)、5.10(q、1H)、3.33(d、3H)、1.59(d、3H)。
化合物I−217
2−(アミノメチル)−2−エチルブタン酸がアミン反応体であり、22時間にわたって100℃に内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−217(20mg、50%)を透明な油としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.76〜8.72(m、1H)、8.07〜8.03(m、1H)、7.42〜7.39(m、1H)、7.29〜7.22(m、1H)、7.11〜7.04(m、1H)、7.02(t、1H)、6.89〜6.81(m、2H)、5.94(s、2H)、3.91(s、2H)、1.68(q、4H)、0.98〜0.90(t、6H)。
化合物I−224及び化合物I−225
2−アミノ−5,5,5−トリフルオロ−4−メチルペンタン酸がアミン反応体であり、18時間にわたって100℃に内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。5〜75%のアセトニトリル/水勾配を用いる逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望のジアステレオマーである化合物I−224(3.3mg、7%、LCMSで最初に溶出する)を白色の固体として、そして化合物I−225(2mg、5%、LCMSで2番目に溶出する)を白色の固体としてもたらした。
化合物I−224についての
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.75(d、1H)、8.15(d、1H)、7.38(s、1H)、7.29〜7.24(m、1H)、7.11〜7.06(m、1H)、7.03(t、1H)、6.86(d、1H)、6.83(t、1H)、5.95(s、2H)、4.94(t、1H)、2.60(dd、1H)、2.45〜2.38(m、1H)、1.96〜1.89(m、1H)、1.25(d、3H)。
化合物I−225についての
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.81(d、1H)、8.34(d、1H)、7.58(s、1H)、7.33〜7.27(m、1H)、7.13〜7.08(m、1H)、7.06(t、1H)、6.99〜6.92(m、2H)、6.01(s、2H)、5.26(dd、1H)、2.53〜2.42(m、1H)、2.42〜2.33(m、1H)、2.13(ddd、1H)、1.24(d、3H)。
化合物I−226
2−アミノ−3−フルオロ−3−メチルブタン酸がアミン反応体であり、20時間にわたって100℃に内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−226(11mg、42%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.75(d、1H)、8.16(d、1H)、7.44(s、1H)、7.30〜7.22(m、1H)、7.11〜7.06(m、1H)、7.02(t、1H)、6.90(d、1H)、6.81(t、1H)、5.95(s、2H)、5.13(d、1H)、1.65〜1.58(m、3H)、1.58〜1.51(m、3H)。
化合物I−227
(S)−2−アミノ−2−シクロプロピル酢酸がアミン反応体であり、20時間にわたって100℃に内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−227(21mg、86%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、MeOD)δ8.74(d、1H)、8.10(d、1H)、7.37(s、1H)、7.28〜7.22(m、1H)、7.11〜7.05(m、1H)、7.02(t、1H)、6.85(d、1H)、6.82(t、1H)、5.93(s、2H)、3.96(d、1H)、1.38〜1.28(m、1H)、0.75〜0.64(m、3H)、0.53〜0.47(m、1H)。
化合物I−239
(S)−N−メチル−2−アミノ−2−シクロプロピル酢酸がアミン反応体であり、20時間にわたって100℃に内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−239(4mg、20%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.75(d、1H)、8.16(d、1H)、7.39(s、1H)、7.26(ddd、1H)、7.08(ddd、1H)、7.04〜7.00(m、1H)、6.86(d、1H)、6.82(td、1H)、5.94(s、2H)、4.19(d、1H)、3.48(d、3H)、1.53〜1.44(m、1H)、0.91〜0.83(m、1H)、0.76〜0.64(m、2H)、0.44(dq、1H)。
化合物I−240
(R)−2−アミノ−2−シクロプロピル酢酸がアミン反応体であり、2時間にわたって100℃に内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−240(46mg、93%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.74(d、1H)、8.10(d、1H)、7.36(s、1H)、7.28〜7.22(m、1H)、7.07(ddd、1H)、7.01(td、1H)、6.84(d、1H)、6.81(td、1H)、5.93(s、2H)、3.96(d、1H)、1.38〜1.30(m、1H)、0.74〜0.65(m、3H)、0.52〜0.47(m、1H)。
化合物I−241
(R)−N−メチル−2−アミノ−2−シクロプロピル酢酸(TFA塩として)がアミン反応体であり、20時間にわたって100℃に内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−241(20mg、93%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.74(d、1H)、8.15(d、1H)、7.38(s、1H)、7.28〜7.22(m、1H)、7.10〜7.04(m、1H)、7.04〜6.99(m、1H)、6.85(d、1H)、6.82(t、1H)、5.93(s、2H)、4.18(d、1H)、3.48(d、3H)、1.53〜1.44(m、1H)、0.91〜0.82(m、1H)、0.76〜0.64(m、2H)、0.48〜0.41(m、1H)。
化合物I−90
(S)−インドリン−2−カルボン酸がアミン反応体(1当量)であり、THF/水(1:1)中の溶液として12時間にわたって90℃で内容物を加熱し、続いてマイクロ波で15分にわたって125℃で加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中に酢酸エチルで内容物を抽出した。0.1%のトリフルオロ酢酸を加えた水中で5〜95%のアセトニトリルを使用する逆相HPLCによるによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−90(3.9mg、収率15%)を灰白色の固体として得た。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ(ppm):9.10〜9.21(d、1H)、8.61〜8.75(m、1H)、8.47〜8.57(d、1H)、7.49〜7.58(s、1H)、7.33〜7.41(m、1H)、7.22〜7.33(m、4H)、7.10〜7.20(m、2H)、6.98〜7.10(m、1H)、5.95(s、2H)、5.39〜5.53(m、1H)、3.64〜3.74(dd、1H)、3.20〜3.32(dd、2H)。
化合物I−91
(R)−インドリン−2−カルボン酸がアミン反応体(1当量)であり、THF/水(1:1)中の溶液として12時間にわたって90℃に内容物を加熱し、続いてマイクロ波で15分にわたって125℃で加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中に酢酸エチルで内容物を抽出した。水中5〜95%のアセトニトリル勾配(0.1%のTFA中)を使用する逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−91をもたらし、化合物は、通常の手順に従って得た(1.9mg、7%)。
1H NMR(500MHz、CD
3CN)δ(ppm):8.68〜8.75(d、1H)、8.35〜8.49(m、2H)、7.42〜7.49(m、1H)、7.27〜7.41(m、3H)、7.05〜7.24(m、4H)、6.91〜6.96(m、1H)、5.97(s、2H)、5.38〜5.48(m、1H)、3.65〜3.79(dd、1H)、3.31〜3.44(dd、1H)。
化合物I−114
30分にわたって水中5〜75%のアセトニトリル(0.1%のトリフルオロ酢酸を加えた)を使用する逆相HPLCによって精製を達成して、所望の化合物(1.6mg、収率4%)を透明な油として得た。より遅く動くジアステレオマー(化合物I−114)のみを、この反応混合物から精製した。
1H NMR(500MHz、500MHz、CD
3CN)δ(ppm):8.85(s、1H)、8.33(d、1H)、7.40〜7.48(m、1H)、7.28〜7.38(m、1H)、7.04〜7.19(m、2H)、6.90〜7.00(m、2H)、6.03(s、2H)、3.13〜3.17(m、1H)、2.47〜2.59(m、1H)、2.36〜2.42(m、1H)、2.03〜2.17(m、1H)、1.77〜1.85(m、1H)、1.65〜1.74(m、2H)、1.49〜1.60(m、2H)、1.38〜1.47(m、1H)。
化合物I−107
(1S,2S,5R)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸がアミン反応体(1当量)であり、3当量のトリエチルアミンを使用し、THF/水(10:1)中の溶液として14時間にわたって70℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中に酢酸エチルで内容物を抽出し、乾燥させ、濾過し、濃縮して所望の化合物をもたらした。化合物I−107(38.3mg、収率100%)を薄褐色の固体として得た。この化合物には精製は必要なかった。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δppm:8.79(s、1H)、8.23(d、1H)、7.36〜7.46(br.s、1H)、7.25〜7.31(m、1H)、7.06〜7.12(m、1H)、7.01〜7.06(m、1H)、6.83〜6.90(m、2H、2シフト重複))、5.96(s、2H)、4.18(dd、1H)、4.02〜4.08(m、1H)、1.93〜2.02(m、1H)、0.83〜0.93(m、4H)。
化合物I−129
30分にわたってジクロロメタン中1〜10%のメタノールを使用するシリカゲルクロマトグラフィによって精製を達成して、化合物I−129(21.7mg、収率57%)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ(ppm):8.45〜8.57(m、2H、2シフト等時性)7.40〜7.48(m、3H)、7.24〜7.40(m、1H)、6.93〜7.09(m、2H)、6.58〜6.68(m、1H)、5.90(s、2H)、3.74〜3.90(m、2H)、1.99〜2.20(m、2H)、1.70〜1.89(m、4H)、1.55〜1.69(m、2H)。
化合物I−124
4−メチルピペリジン−4−カルボン酸(HCl塩として)がアミン反応体(1.1当量)であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、THF/水(10:1)中の溶液として18時間にわたって80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中に酢酸エチルで内容物を抽出した。30分にわたって1〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−124を灰白色の固体(36.1mg、収率95%)としてもたらした。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ(ppm):8.49(s、1H)、8.16〜8.28(d、1H)、7.35〜7.44(m、1H)、7.17〜7.26(m、1H)、6.95〜7.10(m、2H)、6.87(m、1H)、6.62(s、1H)、6.00(s、2H)、4.34〜4.48(m、1H)、3.36〜3.48(m、1H)、2.36〜2.41(m、1H)、1.58〜1.68(m、1H)、1.34(s、3H)、0.71〜0.81(m、4H)。
化合物I−143
3−メチルピロリジン−3−カルボン酸がアミン反応体(1.05当量)であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、THF/水(10:1)中の溶液として4時間にわたって80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中に酢酸エチルで内容物を抽出した。30分にわたって1〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−143を白色の固体(18.9mg、収率48%)としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ(ppm):8.45(s、1H)、8.12〜8.19(d、1H)、7.30(s、1H)、7.27(s、1H)、7.14〜7.22(m、1H)、6.98〜7.05(m、1H)、6.93〜6.98(m、1H)、6.80〜6.87(m、1H)、6.57(d、1H)、5.96(s、2H)、4.24〜4.36(m、1H)、3.84〜4.00(m、2H)、3.59〜3.70(m、1H)、2.45〜2.58(m、1H)、1.84〜2.00(m、1H)、1.47(s、3H)。
化合物I−152
4,4−ジメチル−ピロリジン−3−カルボン酸がアミン反応体(1.05当量)であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、THF/水(10:1)中の溶液として14時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中に酢酸エチルで内容物を抽出した。30分にわたって1〜7%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−152を灰白色の固体(14.3mg、収率37%)としてもたらした。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ(ppm):8.45(s、1H)、8.05〜8.20(d、1H)、7.29〜7.34(m、1H)、7.14〜7.25(m、1H)、6.91〜7.08(m、2H)、6.79〜6.87(m、1H)、6.56〜6.63(m、1H)、5.96(s、2H)、4.01〜4.23(m、2H)、3.71〜3.87(dd、1H)、3.53〜3.65(dd、1H)、2.85〜2.97(m、1H)、1.34(s、3H)、1.15(s、3H)。
化合物I−186
4−フェニルピペリジン−4−カルボン酸(HCl塩として)がアミン反応体(1.05当量)であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、THF/水(10:1)中の溶液として24時間にわたって70℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中に酢酸エチルで内容物を抽出した。40分にわたって4〜7%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−186を白色の固体(22.3mg、収率51%)としてもたらした。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ(ppm):8.46(s、1H)、8.19(d、1H)、7.44〜7.49(m、2H、2シフト重複)、7.36〜7.41(m、2H)、7.29〜7.34(m、2H)、7.16〜7.22(m、2H)、6.99〜7.05(m、1H)、6.93〜6.98(m、1H)、6.81〜6.86(m、1H)、6.59(m、1H)、5.97(s、2H)、4.50〜4.58(m、2H)、3.42〜3.50(m、2H)、2.69〜2.75(m、2H)、2.07〜2.14(m、2H)。
化合物I−194
4−(アミノメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸がアミン反応体(1.05当量)であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、THF/水(10:1)中の溶液として6時間にわたって70℃で内容物を加熱し、続いて12時間にわたって90℃で加熱したことを除いて、上記の一般的手順Bに従ってこの化合物を調製した。後処理中に酢酸エチルで内容物を抽出した。そして、40分にわたってジクロロメタン中4〜7%のメタノールを使用するシリカゲルクロマトグラフィによって精製を達成して、所望の化合物である化合物I−194((26.8mg、収率66%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ(ppm):8.46(s、1H)、8.10(d、1H)、7.28(s、1H)、7.18〜7.24(m、1H)、6.94〜7.07(m、3H)、6.58(d、1H)、5.95(s、2H)、5.50〜5.57(m、1H)、3.86〜3.94(m、2H)、3.79〜3.85(m、2H)、3.51〜3.60(m、2H)、2.12〜2.20(m、2H)、1.53〜1.62(m、2H)。
化合物I−228
表題化合物を4つのステップにおいて調製した。
ステップ1:1−((4−メチルフェニルスルホンアミド)メチル)シクロペンタンカルボン酸
【化61】
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1−(アミノメチル)シクロペンタンカルボン酸(316mg、1.0当量)、p−トルエンスルホニル塩化物(505mg、1.2当量)、及び1M水酸化ナトリウム水溶液(6.62mL、3.0当量)のスラリーを、1時間にわたって90℃で水(10mL)中で加熱し、その後、反応混合物を0℃に冷却し、3M塩化水素酸水溶液の添加によって酸性化させた。結果として生じた白色の沈降物を濾過し、次いで水及びエタノールで連続的に洗浄して、1−((4−メチルフェニルスルホンアミド)メチル)シクロペンタンカルボン酸(383mg、収率58%)を白色の固体として得た。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ(ppm):12.14〜12.38(s、1H)、7.64〜7.75(d、2H)、7.47〜7.56(t、1H)、7.33〜7.45(d、2H)、2.79〜2.90(d、2H)、2.38(s、3H)、1.81〜1.95(m、2H)、1.47〜1.65(m、6H)。
ステップ2:1−((N,4−ジメチルフェニルスルホンアミド)メチル)シクロペンタンカルボン酸
【化62】
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水(5mL)中の1−((4−メチルフェニルスルホンアミド)メチル)シクロペンタンカルボン酸(383mg、1.0当量)、ヨードメタン(0.254mL、3.15当量)、及び1M水酸化ナトリウム水溶液(5.15mL、4.0当量)の溶液を、1.5時間にわたって75℃に加熱し、その後、LCMS分析は、反応が完了したことを示した。反応混合物を室温に冷却し、ジクロロメタン(3×30mL)で洗浄し、3M塩化水素酸水溶液の添加によって酸性化させ、ジエチルエーテル(3×30mL)で抽出し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、濃縮して、1−((N,4−ジメチルフェニルスルホンアミド)メチル)シクロペンタンカルボン酸(343mg、収率86%)を黄−金色の固体として得た。精製は必要なかった。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ(ppm):7.59〜7.73(d、2H)、7.30〜7.41(d、2H)、3.24〜3.39(s、2H)、2.71(s、3H)、2.45(s、3H)、2.06〜2.22(m、2H)、1.69〜1.88(m、6H)。
ステップ3:1−((メチルアミノ)メチル)シクロペンタンカルボン酸臭化水素酸
【化63】
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1−((N,4−ジメチルフェニルスルホンアミド)メチル)シクロペンタンカルボン酸(343mg、1.0当量)の溶液を、75℃で2時間にわたって臭化水素の33%氷酢酸溶液(6.0mL、30当量)中で加熱した。次いで反応物を室温に冷却し、水(10mL)中に希釈し、ジエチルエーテル(3×40mL)で洗浄した。水層を乾燥するまで濃縮し、結果として生じた固体をアセトン中で再結晶化して、1−((メチルアミノ)メチル)シクロペンタンカルボン酸臭化水素酸塩(127mg、収率48%)を結晶性の白色の固体として得た。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ(ppm):12.76〜13.15(s、1H)、8.12〜8.39(m、2H)、2.98〜3.11(m、2H)、2.55(s、3H)、1.86〜2.01(m、2H)、1.62(m、6H)。
ステップ4:化合物I−228
1−((メチルアミノ)メチル)シクロペンタンカルボン酸(HBr塩として)がアミン反応体(1.3当量)であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、THF/水(10:1)中の溶液として6時間にわたって90℃で内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中に酢酸エチルで内容物を抽出した。40分にわたってジクロロメタン中2〜5%のメタノールを使用するシリカゲルクロマトグラフィによって精製を達成した。所望の化合物を白色の固体(13.4mg、収率45%)として得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ(ppm):8.44(s、1H)、8.08(d、1H)、7.29(s、1H)、7.15〜7.25(m、1H)、6.95〜7.08(m、3H)、6.55〜6.58(m、1H)、5.95(s、2H)、4.02(s、2H)、3.35(d、3H)、2.18〜2.29(m、2H)、1.57〜1.79(m、6H)。
化合物I−238
表題化合物を4つのステップにおいて調製した。
【化64】
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ステップ1:4−((4−メチルフェニルスルホンアミド)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸
4−(アミノメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸(500mg、1.0当量)、p−トルエンスルホニル塩化物(719mg、1.2当量)、及び1M水酸化ナトリウム水溶液(9.4mL、3.0当量)のスラリーを、1時間にわたって90℃で加熱し、その後、反応混合物を0℃に冷却し、3M塩化水素酸水溶液の添加によって酸性化させた。結果として生じた白色の沈降物を濾過し、次いで水及びエタノールで連続的に洗浄して、4−((4−メチルフェニルスルホンアミド)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸(840mg、収率85%)を白色の固体として得た。精製は必要なかった。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ(ppm):12.6(br.s、1H)、7.68(d、2H)、7.66(t、1H)、7.39(d、2H)、3.63〜3.72(m、2H)、3.27〜3.32(m、2H)、2.81(d、2H)、2.38(s、3H)、1.76〜1.85(m、2H)、1.33〜1.46(m、2H)。
ステップ2:4−((N,4−ジメチルフェニルスルホンアミド)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸
【化65】
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1M水酸化ナトリウム水溶液(10.7mL、4.0当量)及びヨードメタン(0.528mL、3.15当量)中の、4−((4−メチルフェニルスルホンアミド)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸(840mg、1.0当量)の懸濁液を、2時間にわたって100℃に加熱し、その後、反応混合物を3M塩化水素酸水溶液中に希釈し、ジクロロメタン(3×30mL)で抽出し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、濃縮して、4−((N,4−ジメチルフェニルスルホンアミド)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸(197mg、収率22%)をクリーム色の固体として得た。精製は必要なかった。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ(ppm):7.63〜7.72(d、2H)、7.31〜7.39(d、2H)、3.87〜3.97(m、2H)、3.50〜3.61(m、2H)、3.25(s、2H)、2.76(s、3H)、2.45(s、3H)、2.13〜2.23(m、2H)、1.62〜1.74(m、2H)。
ステップ3:4−((メチルアミノ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸臭化水素酸塩
【化66】
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4−((N,4−ジメチルフェニルスルホンアミド)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸(197mg、1.0当量)の溶液を、3時間にわたって85℃で臭化水素の33%氷酢酸溶液(1mL、31当量)中で加熱し、その後、LCMS分析は、出発材料が消費されたことを示した。反応混合物を室温に冷却した後、水を添加し、反応混合物をジエチルエーテル(3×30mL)で洗浄した。水層を乾燥するまで濃縮し、結果として生じた固体をアセトンから再結晶化して、4−((メチルアミノ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸臭化水素酸塩(54.8mg、収率36%)を白色の固体として得た。
1H NMR(500MHz、D
2O)δ(ppm):3.71〜3.89(m、2H)、3.50〜3.64(m、2H)、3.17(s、2H)、2.66(s、3H)、1.96〜2.09(m、2H)、1.48〜1.66(m、2H)。
ステップ4:化合物I−238
4−((メチルアミノ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸(HBr塩として)がアミン反応体(1.05当量)であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、18時間にわたって90℃でジオキサン/水(3:1)中で反応を実行したことを除いて、一般的手順Bに従ってこの化合物を調製した。上記の手順に従って、後処理中に酢酸エチルで内容物を抽出し、40分にわたってジクロロメタン中2〜7%のメタノールを使用するシリカゲルクロマトグラフィによって精製を達成して、所望の化合物である化合物I−238を、白色の固体(31.0mg、収率43%)としてもたらした。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ(ppm):8.47(s、1H)、8.06(d、1H)、7.31(s、1H)、7.23〜7.27(m、1H)、7.22(br.s、1H)、7.00〜7.09(m、3H)、6.59(d、1H)、5.96(s、2H)、3.83〜3.95(m、4H)、3.47〜3.56(m、2H)、3.40(d、3H)、2.20〜2.26(m、2H)、1.51〜1.64(m、2H)。
化合物I−244
表題化合物を4つのステップにおいて調製した。
ステップ1:4,4,4−トリフルオロ−2−(4−メチルフェニルスルホンアミド)ブタン酸
【化67】
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2−アミノ−4,4,4−トリフルオロブタン酸(300mg、1.0当量)、p−トルエンスルホニル塩化物(437mg、1.2当量)、及び1M水酸化ナトリウム水溶液(5.73ml、3.0当量)のスラリーを、1時間にわたって90℃で水(4mL)中で加熱し、反応混合物を0℃に冷却した後、3M塩化水素酸水溶液の添加によって酸性化させ、ジクロロメタン(3×40mL)で抽出し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、濃縮して、4,4,4−トリフルオロ−2−(4−メチルフェニルスルホンアミド)ブタン酸(175mg、収率29%)を白色の固体として得た。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ(ppm):7.71〜7.80(d、2H)、7.28(d、2H、クロロホルムと等時性)、5.72〜5.91(br.s、1H)、4.16〜4.29(m、1H)、2.64〜2.76(m、1H)、2.52〜2.63(m、1H)、2.43(s、3H)。
ステップ2:2−(N,4−ジメチルフェニルスルホンアミド)−4,4,4−トリフルオロブタン酸
【化68】
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1M水酸化ナトリウム水溶液(2.81mL、4.0当量)中の、4,4,4−トリフルオロ−2−(4−メチルフェニルスルホンアミド)ブタン酸(175mg、1.0当量)及びヨードメタン(146μL、3.15当量)の混合物を、2.5時間にわたって85℃で加熱し、その後、LCMS分析は、所望の生成物及び所望の生成物のメチルエステルの存在を示した。反応混合物を3M塩化水素酸溶液で酸性化させ、ジクロロメタン(3×30mL)で抽出し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、残渣になるまで濃縮した。この残渣をテトラヒドロフラン(2mL)中で再構成し、次いで1M水酸化ナトリウム水溶液(0.5mL)で処理した。室温での30分間の撹拌後、反応混合物を3M塩化水素酸溶液で酸性化させ、ジクロロメタン(3×30mL)で抽出し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮して、2−(N,4−ジメチルフェニルスルホンアミド)−4,4,4−トリフルオロブタン酸(66mg、収率36%)を、
1H NMRにより約90%の純度を有するガムとして得た。さらなる精製を伴わずに次のステップにおいて現状のままで使用した。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ(ppm):7.60〜7.70(d、2H)、7.19(d、2H)、4.90〜4.99(m、1H)、2.75〜2.89(m、1H)、2.66〜2.72(s、3H)、2.30〜2.44(m、1H)、2.29(s、3H)。
ステップ3:4,4,4−トリフルオロ−2−(メチルアミノ)ブタン酸臭化水素酸塩
【化69】
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臭化水素の33%氷酢酸溶液(1.0mL、91当量)中の、2−(N,4−ジメチルフェニルスルホンアミド)−4,4,4−トリフルオロブタン酸(66mg、1.0当量)の溶液を、2時間にわたって85℃に加熱した。出発材料は依然として残った。72時間にわたって60℃で撹拌させ、その後、脱保護がほとんど完了した。反応混合物を水中に希釈し、ジエチルエーテル(3×30mL)で洗浄し、そのその水層を乾燥するまで濃縮した。この粗製材料を、さらなる精製を伴わずに次のステップにおいて現状のままで使用した。
ステップ4:化合物I−244
4,4,4−トリフルオロ−2−(メチルアミノ)ブタン酸(HBr塩として)がアミン反応体(1.2当量)であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、5日間にわたって90℃でジオキサン/水(3:1)中で反応を実行したことを除いて、上記の手順Bに従ってこの化合物を調製した。40分にわたって2〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−244(24.7mg、収率32%)を褐色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ(ppm):8.77(s、1H)、8.21(d、1H)、7.41(m、1H)、7.24〜7.33(m、1H)、6.07〜7.13(m、1H)、7.02〜7.07(m、1H)、6.90(d、1H)、6.82〜6.88(m、1H)、5.97(s、2H)、3.38〜3.46(m、2H)、3.33〜3.36(m、1H)、3.03〜3.19(m、3H)。
化合物I−94
メチル1−アミノシクロブタンカルボキシレートがアミン反応体であり、5当量のトリエチルアミンを使用し、14時間にわたってTHF/水(10:1)中の溶液として90℃で反応物を加熱し、続いてマイクロ波で10分にわたって170℃で加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って化合物を調製した。次いで、内容物を水及び固形1NのHClで処理し、真空中で乾燥させた。分取逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−94(0.30mg、収率1.5%)を白色の固体として得た。
1H NMR(500MHz、メタノール−d4)δ(ppm):8.81(d、1H)、8.23(d、1H)、7.34(s、1H)、7.25〜7.31(m、1H)、7.01〜7.13(m、2H)、6.86〜6.94(m、2H)、5.97(s、2H)、、2.89(ddd、2H)、2.45〜2.54(m、2H)、2.07〜2.14(m、1H)、1.95〜2.03(m、1H)。
化合物I−138
メチル1−アミノシクロペンタンカルボキシレート(HCl塩として)がアミン反応体であったことを除いて、上記のようにこの化合物を調製し、DMA(体積:142μl)中で140℃で5時間にわたって混合物を加熱してエステルをもたらした。次いで、16時間にわたって室温(23℃)で反応物を撹拌させた。水酸化ナトリウム(14.2mg)を添加し、反応、そして1時間にわたって40で加熱し、次いで冷却し、水を添加し、反応物を1NのHClで中和し、酢酸エチルで抽出した(3回)。有機物を合わせ、乾燥させ、逆相分取HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−138(0.5mg、収率1.5%)を得た。
1H NMR(500MHz、メタノール−d4)δ(ppm):8.84(s、1H)、8.29(d、1H)、7.40(s、1H)、7.28〜7.35(m、1H)、7.04〜7.16(m、2H)、6.91〜7.00(m、2H)、6.01(s、2H)、2.50〜2.62(m,3H)、2.17〜2.26(m、2H)、1.90(br.s.,3H)。
化合物I−156
中間体1(30.8mg)、(1S,2R)−2−アミノシクロペンタンカルボン酸(31.9mg、3当量)、及びトリエチルアミン(115μl、10当量)の混合物を、THF/水の10:1混合物中で16時間にわたって80℃に加熱した。内容物を真空中で濃縮し、分取逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−156を、白色の固体(6.2mg、収率16%)として得た。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ(ppm):8.52(s、1H)、8.46(br.s.,1H)、7.44(br.s.,2H)、7.22〜7.27(m、1H)、7.15(t、1H)、7.00〜7.09(m、2H)、6.66(s、1H)、5.94(s、2H)、4.88(br.s.,1H)、3.13〜3.21(m、1H)、2.23(d、1H)、2.15(br.s.,2H)、1.85〜2.03(m、2H)、1.76(d、1H)。
化合物I−154
シス−2−アミノシクロヘキサンカルボン酸がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として24時間にわたって80℃で混合物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を真空中で濃縮し、逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−154(8.5mg、収率26%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δppm:8.62(d、1H)、8.53(d、1H)、7.79(br.s.,1H)、7.45(s、1H)、7.19〜7.27(m、2H)、7.00〜7.10(m、2H)、6.67(s、1H)、5.94(s、2H)、4.58(br.s.,1H)、2.94(d、1H)、2.33(d、1H)、1.87(br.s.,2H)、1.81(d、1H)、1.61〜1.74(m、2H)、1.36〜1.57(m、2H)。
化合物I−159
3−(4−ヒドロキシフェニル)−L−アラニンがアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として18時間にわたって80℃で混合物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を真空中で濃縮し、逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−159を茶色の油としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δppm:8.82(d、1H)、8.22(d、1H)、7.52(s、1H)、7.25〜7.33(m、1H)、7.02〜7.15(m、4H)、6.97(d、1H)、6.92(t、1H)、6.64(d、2H)、6.00(s、2H)、5.29(dd、1H)、3.40(dd、1H)、3.09(dd、1H)。
化合物I−165
3−(4−ヒドロキシフェニル)−D−アラニンがアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として90時間にわたって80℃で混合物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を真空中で濃縮し、逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−165(4.7mg、収率13%)を茶色の油としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δppm:8.82(d、1H)、8.24(d、1H)、7.53(s、1H)、7.26〜7.38(m、1H)、7.13(d、2H)、7.04〜7.11(m、2H)、6.98(d、1H)、6.93(t、1H)、6.64(d、2H)、6.01(s、2H)、5.30(dd、1H)、3.41(dd、1H)、3.09(dd、1H)。
化合物I−179
(1S,3R)−3−アミノシクロペンタンカルボン酸がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として48時間にわたって80℃で混合物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を真空中で濃縮し、逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−179(1.7mg、収率5%)をもたらした。
1H NMR(400MHz、CD
3OD)δppm:8.83(d、1H)、8.23(d、1H)、7.67(s、1H)、7.26〜7.35(m、1H)、7.12(d、1H)、7.05〜7.10(m、1H)、7.01(d、1H)、)6.94〜7.00(m、1H)、6.03(s、2H)、2.96〜3.06(m、1H)、2.42〜2.54(m、1H)、2.21(td,1H)、1.97〜2.15(m、4H)、1.80〜1.96(m、1H)。
化合物I−188
4−フルオロ−4−ピペリジンカルボン酸(HCl塩として)がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として8時間にわたって80℃で混合物を加熱し、続いて、追加の8時間にわたって23℃で撹拌したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を真空中で濃縮し、逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−188(7mg、収率18%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δppm:8.81(d、1H)、8.32(d、1H)、7.63(s、1H)、7.26〜7.33(m、1H)、7.03〜7.14(m、2H)、6.91〜6.98(m、2H)、6.01(s、2H)、4.82(br.s.,1H)、3.59〜3.73(m、2H)、2.26〜2.41(m、2H)、2.16〜2.23(m、2H)、0.10(m、1H)。
化合物I−199
(S)−2−アミノ−4−(メチルメルカプト)酪酸がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として16時間にわたって80℃で混合物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を真空中で濃縮し、逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−199(4mg、収率9%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δppm:8.82(d、1H)、8.34(d、1H)、7.58(s、1H)、7.27〜7.34(m、1H)、7.04〜7.14(m、2H)、6.93〜7.00(m、2H)、6.02(s、2H)、5.24(dd、1H)、2.59〜2.79(m、2H)、2.36〜2.46(m、1H)、2.22〜2.31(m、1H)、2.12(s、3H)。
化合物I−192
3−(メタンスルホニル)ピロリジンがアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として48時間にわたって80℃で混合物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を1N塩化水素酸で酸性化させ、真空中で濃縮し、逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−192(6.3mg、収率18%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δppm:8.81(d、1H)、8.30(d、1H)、7.61(s、1H)、7.30(ddd、1H)、7.03〜7.14(m、2H)、6.88〜6.98(m、2H)、6.01(s、2H)、4.41〜4.54(m、1H)、4.27〜4.38(m、1H)、4.06〜4.27(m、3H)、3.11(s、3H)、2.52〜2.68(m、2H)。
化合物I−220
β−シアノ−L−アラニンがアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として18時間にわたって80℃で混合物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を真空中で濃縮し、逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−220(2.5mg、収率8%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δppm:8.79(d、1H)、8.30(d、1H)、7.52(s、1H)、7.25〜7.31(m、1H)、7.02〜7.13(m、2H)、6.86〜6.95(m、2H)、5.99(s、2H)、5.34(dd、1H)、3.15〜3.25(m、2H)。
化合物I−198
トランス−2−アミノシクロヘキサンカルボン酸がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として16時間にわたって80℃で混合物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を1N塩化水素酸溶液で酸性化させ、固体を濾過し、ジクロロメタン中に再懸濁し、濾過して、所望の化合物である化合物I−198(14.5mg、収率31%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d4)δppm:8.75(d、1H)、8.00(d、1H)、7.42(s、1H)、7.23〜7.29(m、1H)、7.05〜7.11(m、1H)、7.02(t、1H)、6.89〜6.92(m、1H)、6.81(t、1H)、5.95(s、2H)、4.58(td、1H)、2.56(td、1H)、1.98〜2.14(m、2H)、1.78〜1.90(m、2H)、1.67(qd、1H)、1.48〜1.61(m、1H)、1.28〜1.47(m、2H)。
化合物I−208
オクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−3a−カルボン酸(4当量)がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として5時間にわたって80℃で混合物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を窒素で送風乾燥し、粗製混合物をメタノール中に再懸濁し、濾過して、所望の化合物である化合物I−208(37mg、収率93%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d4)δppm:8.74(d、1H)、8.06〜8.13(m、1H)、7.39〜7.45(m、1H)、7.26(m、1H)、7.09(m、1H)、7.02(d、1H)、6.91(d、1H)、6.82(m、1H)、5.96(s.,2H)、4.40(d、1H)、4.06(m、1H)、3.79(d、2H)、3.06(br.s.,1H)、2.31(m、1H)、2.11(m、1H)、1.90(m、2H)、1.64(m、1H)、1.30(m、1H)
化合物I−233
メチルL−シクロヘキシルグリシンメチルエステル(HCl塩として)がアミン反応体であり、16時間にわたってTHF/水(10:1)中の溶液として90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を冷却し、固形水酸化ナトリウムで処理し、2時間にわたって23℃で撹拌した。完了したら、有機溶媒を反応混合物から除去し、沈降物を濾過して、所望の化合物である化合物I−233を白色の固体(26.0mg、0.047ミリモル、収率70.7%)としてもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d4)δppm:9.08(d、1H)、8.12(d、1H)、7.42(s、1H)、7.29〜7.35(m、1H)、7.25(d、1H)、7.18〜7.24(m、1H)、7.09(t、1H)、6.93(t、1H)、6.77(d、1H)、5.82〜5.92(dd、2H)、4.17(br.s.,1H)、3.30(s.,1H)、1.79〜1.91(m、2H)、1.50〜1.69(m、3H)、0.89〜1.24(m、5H)。
化合物I−243
中間体1(25mg、(S)−メチル2−アミノ−2−シクロヘキシルアセテート塩酸塩(41.7mg、3当量)、及びトリエチルアミン(93μl、10当量)の混合物を、THF/水の混合物中で16時間にわたって90℃で加熱した。反応混合物を冷却し、NaOH(5.35mg、2当量)を添加し、混合物を2時間にわたって室温で撹拌した。有機溶媒を除去し、結果として生じた沈降物を濾過して、(R)−2−シクロヘキシル−2−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アミノ)酢酸を白色の固体(26.0mg、0.047ミリモル、収率70.7%)としてもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d4)δppm:8.75(d、1H)、8.11(d、1H)、7.41(s、1H)、7.23〜7.29(m、1H)、7.00〜7.11(m、1H)、7.02(t、1H)、6.88(d、1H)、6.83(t、1H)、5.95(s、2H)、4.73(d,1H)、1.97〜2.04(m、1H)、1.88(t、2H)、1.80(d、2H)、1.70(d、1H)、1.17〜1.39(m、5H)。メチルD−シクロヘキシルグリシンメチルエステル(HCl塩として)がアミン反応体(1当量)であり、THF/水(10:1)中の溶液として16時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物も調製した。内容物を冷却し、固形水酸化ナトリウムで処理し、18時間にわたって23℃で撹拌した。内容物を真空中で濃縮し、逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−243(1mg、収率3%)を白色の固体としてもたらした。
化合物I−242
表題化合物を4つのステップにおいて調製した。
ステップ1:トランス−2−(4−メチルフェニルスルホンアミド)シクロヘキサンカルボン酸
【化70】
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トランス−2−アミノシクロヘキサンカルボン酸(318mg、1.0当量)、p−トルエンスルホニル塩化物(508mg、1.2当量)、及び1M水酸化ナトリウム水溶液(6.7mL、3.0当量)のスラリーを、1時間にわたって90℃で水(5mL)中で加熱した。反応混合物を0℃に冷却し、3M塩化水素酸水溶液の添加によって酸性化させた。結果として生じた白色の沈降物を濾過し、水で、次いでエタノールで連続的に洗浄して、ラセミトランス−2−(4−メチルフェニルスルホンアミド)シクロヘキサンカルボン酸を白色の固体(179.6mg、収率27%)として得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ(ppm):7.73(d、2H)、7.27(d、2H)、4.98〜5.16(m、1H)、3.24〜3.46(br.s、1H)、2.39(s、3H)、2.23〜2.34(m、1H)、1.87〜2.03(m、2H)、1.58〜1.78(m、2H)、1.42〜1.58(m、1H)、1.08〜1.35(m、3H)。
ステップ2:トランス−2−(N,4−ジメチルフェニルスルホンアミド)シクロヘキサンカルボン酸の合成
【化71】
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水(5mL)中のトランス−2−(4−メチルフェニルスルホンアミド)シクロヘキサンカルボン酸(187mg、0.629ミリモル)、ヨードメタン(0.124mL、3.0当量)、及び1M水酸化ナトリウム水溶液(2.52mL、4.0当量)溶液の溶液を、1.5時間にわたって75℃で加熱し、その後、反応混合物を室温に冷却し、ジクロロメタン(2×30mL)で洗浄し、3M塩化水素酸水溶液の添加によって酸性化させ、ジクロロメタン(3×30mL)で抽出し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、濃縮して、粗製のN−メチルアミノ酸生成物を得た。40分にわたって溶出剤としてジクロロメタン中2〜5%のメタノールを用いるシリカゲルクロマトグラフィを使用して精製を達成した。これにより、トランス−2−(N,4−ジメチルフェニルスルホンアミド)シクロヘキサンカルボン酸を白色の発泡体(130mg、収率66%)として得た。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ(ppm):7.69〜7.76(d、2H)、7.28(d、2H)、4.03〜4.16(m、1H)、2.78(s、3H)、2.49〜2.61(m、1H)、2.43(s、3H)、2.02〜2.13(m、1H)、1.73〜1.84(m、2H)、1.63〜1.73(m、1H)、1.55〜1.63(m、1H)、1.35〜1.45(m、2H)、1.10〜1.22(m、1H)。
ステップ3:トランス−2−(メチルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸臭化水素酸塩
【化72】
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トランス−2−(N,4−ジメチルフェニルスルホンアミド)シクロヘキサンカルボン酸(130mg、1.0当量)を含むバイアルに、臭化水素の33%氷酢酸溶液(1.2ml、53当量)を加えた。懸濁液を2.5時間にわたって85℃で加熱し、その後、それを水中に希釈し、ジエチルエーテル(2×30mL)で洗浄し、次いで、金色の泡沫状の残渣になるまで濃縮した。この材料のアセトンからの再結晶化により、トランス−2(メチルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸臭化水素酸塩をクリーム色の固体(54.4mg、収率55%)として得た。
1H NMR(500MHz、D
2O)δ(ppm):3.24〜3.37(m、1H)、2.65(s、3H)、2.47〜2.60(m、1H)、2.06〜2.20(m、2H)、1.76〜1.84(m、1H)、1.15〜1.51(m、5H)。
ステップ4:化合物I−242
トランス−2(メチルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸(HBr塩として)がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として18時間にわたって85℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を冷却し、真空中で濃縮し、逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−242(1mg、収率3%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d4)δppm:8.75(d、1H)、8.09(d、1H)、7.38(s、1H)、7.23〜7.30(m、1H)、7.06〜7.11(m、1H)、7.00〜7.05(m、1H)、6.89(d、1H)、6.83(t、1H)、5.94(s、2H)、3.16〜3.24(m、3H)、2.79(br.s.,1H)、2.08(d、1H)、1.86〜1.97(m、2H)、1.81(d、2H)、1.45〜1.70(m、2H)、1.34(dt,1H)
化合物I−31
2−アミノ−1−モルホリノエタノン(5当量)がアミン反応体であり、3当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として1時間にわたって80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を真空中で除去し、内容物を酢酸エチル中に取り込んだ。有機層を1N塩化水素酸溶液、水、及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−31(4.7mg、収率23%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ8.44〜8.52(m、1H)、8.14〜8.25(m、1H)、7.19〜7.27(m、1H)、6.97〜7.12(m、2H)、6.83〜6.91(m、1H)、6.61〜6.66(m、1H)、6.00(s、2H)、4.39〜4.47(m、2H)、3.71〜3.82(m、7H)、3.56〜3.63(m、2H)。
化合物I−33
3−メチルモルホリンがアミン反応体であり、5当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として18時間にわたって60℃に、続いて18時間にわたって80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を真空中で除去し、内容物を酢酸エチル中に取り込んだ。有機層を1N塩化水素酸、水、及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜5%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−33(8mg、収率41%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ8.48(m、1H)、8.22(m、1H)、7.31(s、1H)、7.1822(m、1H)、6.99(s、2H)、6.87(m、1H)、6.61(d、1H)、5.98(s、2H)、4.69(m、1H)、4.37(m、1H)、4.05(m、1H)、3.83(m、2H)、3.69(m、1H)、3.4752(m、1H)、1.45(d、3H)。
化合物I−34
メチルピロリジン−2−カルボキシレートがアミン反応体であり、2当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として18時間にわたって60℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を真空中で除去し、内容物を酢酸エチル中に取り込んだ。有機層を1N塩化水素酸溶液、水、及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜5%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−34(10.6mg、収率57%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ8.47(m、1H)、8.20(m、1H)、8.17.29(s、1H)、7.21(m、1H)、7.04(m、1H)、6.98(m、1H)、6.87(m、1H)、6.59(dm、1H)、5.98(m、2H)、4.76(m、1H)、4.05(m、1H)、3.94(m、1H)、3.73(s、3H)、2.35(m、1H)、2.17(m、3H)。
化合物I−35
tert−ブチルピロリジン−3−イルカルバメートがアミン反応体(5当量)であり、3当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として1時間にわたって80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を真空中で除去し、0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって内容物を精製して、所望の化合物である化合物I−35(30mg、収率68%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ8.44〜8.48(m、1H)、8.14〜8.19(m、1H)、7.32(s、1H)、7.17〜7.24(m、1H)、6.95〜7.08(m、2H)、6.82〜6.89(m、1H)、6.57〜6.63(m、1H)、5.99(s、2H)、4.72〜4.79(m、1H)、4.32〜4.43(m、1H)、4.00〜4.07(m、1H)、3.86〜3.95(m、2H)、3.68〜3.75(m、1H)、2.23〜2.33(m、1H)、1.96〜2.05(m、1H)、1.48(s、9H)。
化合物I−41
メチルピロリジン−2−カルボキシレートがアミン反応体であり、2当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として18時間にわたって60℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を真空中で除去し、内容物を酢酸エチル中に取り込んだ。有機層を1N塩化水素酸溶液、水、及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜5%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−41(4mg、収率22%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ8.44〜8.49(m、1H)、8.19〜8.26(m、1H)、7.34〜7.39(m、1H)、7.18〜7.25(m、1H)、6.92〜7.10(m、3H)、6.74〜6.80(m、1H)、5.95〜6.00(m、2H)、4.45〜4.51(m、2H)、2.42〜2.51(m、3H)、2.16〜2.23(m、4H)。
化合物I−46
ジクロロメタン中の化合物I−35の溶液を等体積のトリフルオロ酢酸で処理することによって、表題化合物を調製した。1時間にわたって23℃で撹拌した後、溶媒を窒素流下で除去し、18時間にわたって真空下で内容物を乾燥させて、所望の化合物である化合物I−46(29mg)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.83〜8.87(m、1H)、8.37〜8.42(m、1H)、7.59〜7.63(m、1H)、7.29〜7.37(m、1H)、7.05〜7.16(m、2H)、6.94〜7.02(m、2H)、6.04(s、2H)、4.13〜4.33(m、5H)、2.53〜2.64(m、1H)、2.27〜2.39(m、1H)。
化合物I−48
メチルピペリジン−2−カルボキシレートがアミン反応体であり、2当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として18時間にわたって60℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を真空中で除去し、内容物を酢酸エチル中に取り込んだ。有機層を1N塩化水素酸溶液、水、及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−48(3.7mg、収率18%)をもたらした。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ8.46〜8.50(m、1H)、8.37〜8.44(m、1H)、7.32〜7.37(m、1H)、7.17〜7.23(m、1H)、6.97〜7.09(m、3H)、6.59〜6.62(m、1H)、5.91(s、2H)、5.46〜5.57(m、1H)、4.54〜4.67(m、1H)、3.75(s、3H)、3.38〜3.47(m、1H)、2.34〜2.45(m、1H)、1.78〜1.89(m、3H)、1.61〜1.72(m、1H)、1.45〜1.55(m、1H)。
化合物I−53
アゼチジン−3−カルボン酸がアミン反応体(5当量)であり、3当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として18時間にわたって75℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を窒素流下で除去した。生成物を逆相HPLCによって単離させて、所望の化合物である化合物I−53(15.4mg、収率88%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d
4)δ8.81〜8.85(m、1H)、8.22〜8.27(m、1H)、7.55〜7.59(m、1H)、7.29〜7.36(m、1H)、7.05〜7.16(m、2H)、6.93〜6.99(m、2H)、5.99〜6.05(m、2H)、4.65〜4.84(m、4H)、3.75〜3.84(m、1H)。
化合物I−54
3−メチルピペラジン−2−オンがアミン反応体(5当量)であり、3当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として18時間にわたって75℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を窒素流下で除去した。生成物を逆相HPLCによって単離させて、所望の化合物である化合物I−54(1.4mg、収率8%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ8.53〜8.55(m、1H)、8.49〜8.53(m、1H)、7.43〜7.48(m、1H)、7.31〜7.37(m、1H)、7.24〜7.28(m、1H)、7.09〜7.14(m、1H)、7.02〜7.08(m、2H)、6.67〜6.70(m、1H)、5.97(s、2H)、5.34〜5.47(m、1H)、4.89〜4.95(m、1H)、3.62〜3.78(m、2H)、3.50〜3.60(m、1H)、1.70(d、3H)。
化合物I−55
アゼチジン−2−カルボン酸(5当量)がアミン反応体であり、5当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として18時間にわたって75℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を真空中で除去し、逆相HPLCによって内容物を精製して、所望の化合物である化合物I−55(1.3mg、収率2%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.82(s、1H)、8.23〜8.29(m、1H)、7.40〜7.52(m、1H)、7.28〜7.35(m、1H)、7.04〜7.16(m、2H)、6.93(br.s.,2H)、5.98〜6.03(m、2H)、5.23〜5.36(m、1H)、4.42〜4.67(m、2H)、2.92〜3.07(m、1H)、2.50〜2.62(m、1H)。
化合物I−56
3−フルオロピペリジン(5当量)がアミン反応体であり、5当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として18時間にわたって75℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を真空中で除去し、逆相HPLCによって内容物を精製して、所望の化合物である化合物I−56(1.3mg、収率2%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、クロロホルム−d)δ8.52〜8.56(m、1H)、8.45〜8.50(m、1H)、7.49〜7.54(m、1H)、7.24〜7.28(m、1H)、7.13〜7.20(m、1H)、7.01〜7.11(m、2H)、6.68(s、1H)、5.95(s、2H)、4.85〜5.03(m、1H)、4.56〜4.81(m、2H)、3.71〜3.89(m、1H)、3.47〜3.60(m、1H)、1.75〜2.26(m、4H)。
化合物I−57
3,3−ジフルオロピペリジン(5当量)がアミン反応体であり、5当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として18時間にわたって75℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を真空中で除去し、逆相HPLCによって内容物を精製して、所望の化合物である化合物I−57(4.5mg、収率5%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ8.52〜8.55(m、1H)、8.47〜8.52(m、1H)、7.40〜7.45(m、1H)、7.24〜7.28(m、1H)、7.11〜7.17(m、1H)、7.02〜7.10(m、2H)、6.65〜6.68(m、1H)、5.93〜5.98(m、2H)、4.20〜4.30(m、2H)、4.00〜4.08(m、2H)、2.16〜2.27(m、2H)、1.96〜2.05(m、2H)。
化合物I−58
化合物I−48の溶液をTHF中に溶解させ、水酸化リチウムの水溶液(3当量)を添加した。18時間にわたって25℃で溶液を撹拌した。内容物を濃縮し、残存する水層を1N塩化水素酸溶液で酸性化させ、白色の沈降物をもたらした。水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を水及びブラインで洗浄した。内容物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、所望の化合物である化合物I−58(29mg、収率100%)をもたらした。
1H NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.75(m、1H)、8.20(m、1H)、7.42(m、1H)、7.26(m、1H)、6.98〜7.11(m、2H)、6.84(m、2H)、5.95(s、2H)、5.47(m、1H)、4.52(m、1H)、3.44(m、1H)、2.31〜2.40(m、1H)、1.93(m、1H)、1.81(m、2H)、1.68(m、1H)、1.54(m、1H)。
化合物I−59
ピペラジン−2−オンがアミン反応体(5当量)であり、5当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として18時間にわたって75℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を窒素流下で除去し、逆相HPLCによって内容物を精製して、所望の化合物である化合物I−59(1.6mg、収率2%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、CDCl
3`)δ8.51〜8.54(m、1H)、8.45〜8.49(m、1H)、7.69〜7.73(m、1H)、7.23〜7.27(m、1H)、7.03〜7.09(m、3H)、6.69〜6.73(m、2H)、6.00〜6.03(m、2H)、4.70〜4.73(m、2H)、4.26〜4.32(m、2H)、3.64〜3.69(m、2H)。
化合物I−60
トリエチルアミンがアミン反応体(2当量)であり、THF中の溶液として18時間にわたって60℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を真空中で除去し、内容物を酢酸エチル中に取り込んだ。有機層を1N塩化水素酸溶液、水、及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−60(1.9mg、収率11%)をもたらした。
1H NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.77〜8.81(m、1H)、8.17〜8.22(m、1H)、7.48〜7.52(m、1H)、7.23〜7.32(m、1H)、7.01〜7.13(m、2H)、6.89〜6.98(m、2H)、5.96〜6.01(m、2H)、3.81〜3.90(m、4H)、1.34(s、6H)。
化合物I−66
ピペリジン−3−カルボキサミドがアミン反応体(5当量)であり、8当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として18時間にわたって75℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を除去し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−66(7mg、収率36%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ8.51〜8.55(m、1H)、8.25〜8.31(m、1H)、7.47〜7.52(m、1H)、7.22〜7.27(m、1H)、7.09〜7.16(m、1H)、7.00〜7.09(m、2H)、6.83〜6.90(m、1H)、6.67〜6.72(m、1H)、6.17〜6.22(m、1H)、5.90〜5.95(m、2H)、4.52〜4.60(m、1H)、4.30〜4.43(m、1H)、3.81〜3.90(m、1H)、3.60〜3.69(m、1H)、2.69〜2.81(m、1H)、2.05〜2.13(m、2H)、1.92〜2.00(m、1H)、1.69〜1.81(m、1H)。
化合物I−75
メチルアゼパン−2−カルボキシレートがアミン反応体(1.5当量)であり、トリエチルアミンの代わりに炭酸カリウム(4当量)を使用し、NMP中の溶液としてマイクロ波で10分にわたって150℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。結果として生じた混合物を濾過して固形炭酸カリウムを除去し、真空中で濃縮した。20〜70%のアセトニトリル/水(0.1%のTFAを含む)勾配を使用する逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−75(1mg、収率3%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ8.83(m、1H)、8.33(m、1H)、7.48(m、1H)、7.31(m、1H)、7.10(m、2H)、6.91(m、2H)、6.01(s、2H)、5.04(m、1H)、4.18(m、1H)、3.73(m、1H)、2.58(m、1H)、2.04(m、3H)、1.92(m、1H)、1.79(m、1H)、1.53(m、2H)。
化合物I−82
(1R,3S,5S)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イルメタノール(HCl塩として)がアミン反応体(3.5当量)であり、5当量のトリエチルアミンを使用し、NMP中の溶液としてマイクロ波で30分にわたって120℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。結果として生じた混合物を逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−82(10.8mg、収率42%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d
4)δ8.82〜8.86(m、1H)、8.25〜8.29(m、1H)、7.62〜7.66(m、1H)、7.30〜7.36(m、1H)、7.05〜7.15(m、2H)、6.92〜7.02(m、2H)、6.00〜6.06(m、2H)、3.66〜3.72(m、2H)、2.10〜2.40(m、4H)、1.78〜2.07(m、5H)。
化合物I−83
モルホリン−2−カルボン酸(HCl塩として)がアミン反応体(2当量)であり、トリエチルアミンの代わりにヒューニッヒ塩基(Hunig’s base)(3当量)を使用し、NMP中の溶液としてマイクロ波で30分にわたって120℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。結果として生じた混合物を、0〜95%のアセトニトリル/水(0.1%のTFAを含む)勾配を使用する逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−83(10.8mg、収率42%)を透明なガラスとしてもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d
4)δ8.81〜8.85(m、1H)、8.35〜8.44(m、1H)、7.64(s、1H)、7.26〜7.35(m、1H)、7.04〜7.14(m、2H)、6.97(d、2H)、6.02(s、2H)、4.73(m、1H)、4.46(m、2H)、4.14〜4.20(m、1H)、3.97(m、1H)、3.89(d、2H)。
化合物I−87
(R)−ピペリジン−2−カルボン酸(4当量)がアミン反応体であり、5当量のトリエチルアミンを使用し、THF/水(9:1)中の溶液として18時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を窒素流下で除去し、20〜51%のアセトニトリル/水(0.1%のTFA中)勾配を使用する逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−87(12mg、収率48%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d
4)δ8.79〜8.83(m、1H)、8.34〜8.39(m、1H)、7.60(s、1H)、7.27〜7.35(m、1H)、7.03〜7.15(m、2H)、6.90〜6.98(m、2H)、6.02(s、2H)、4.61〜4.83(m、1H)、3.43〜3.58(m、1H)、2.43〜2.51(m、1H)、1.69〜2.02(m、5H)、1.55〜1.69(m、1H)。
化合物I−84
(S)−ピペリジン−2−カルボン酸(4当量)がアミン反応体であり、5当量のトリエチルアミンを使用し、THF中/水(9:1)の溶液として18時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を窒素流下で除去し、20〜51%のアセトニトリル/水(0.1%のTFA中)勾配を使用する逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−84(9.6mg、収率39%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d
4)δ8.79〜8.83(m、1H)、8.31〜8.36(m、1H)、7.54〜7.58(m、1H)、7.27〜7.34(m、1H)、7.04〜7.15(m、2H)、6.89〜6.97(m、2H)、6.01(s、2H)、5.65(br.s.,1H)、4.58〜4.80(m、1H)、3.42〜3.57(m、1H)、2.41〜2.50(m、1H)、1.67〜2.02(m、4H)、1.55〜1.66(m、1H)。
化合物I−95
(R)−モルホリン−3−カルボン酸(4当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンの代わりにヒューニッヒ塩基(5当量)を使用し、THF中/水(9:1)の溶液として18時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を窒素流下で除去し、20〜51%のアセトニトリル/水(0.1%のTFA中)勾配を使用する逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−95(19mg、収率76%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.81(d、1H)、8.39(d、1H)、7.57(s、1H)、7.26〜7.34(m、1H)、7.02〜7.16(m、2H)、6.93(d、2H)、6.00(s、2H)、5.26〜5.59(m、1H)、4.55(d、2H)、4.04(s、1H)、3.93(dd、1H)、3.62〜3.80(m、2H)。
化合物I−96
(S)−モルホリン−3−カルボン酸(4当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンの代わりにヒューニッヒ塩基(5当量)を使用し、THF中/水(9:1)の溶液として18時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を窒素流下で除去し、20〜51%のアセトニトリル/水(0.1%のTFA中)勾配を使用する逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−96(8mg、収率31%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d
4)δ8.81(s、1H)、8.34〜8.42(m、1H)、7.51〜7.59(m、1H)、7.27〜7.35(m、1H)、7.02〜7.15(m、2H)、6.94(s、2H)、6.01(s、2H)、5.37〜5.54(m、1H)、4.56(d、2H)、4.01〜4.09(m、1H)、3.89〜3.96(m、1H)、3.61〜3.81(s、2H)。
化合物I−97
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−1−カルボン酸(4当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンの代わりにヒューニッヒ塩基(5当量)を使用し、THF中/水(9:1)の溶液として18時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を窒素流下で除去し、内容物を酢酸エチル中に取り込んだ。有機層を1N塩化水素酸溶液、水、及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−97(3.4mg、収率12%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d
4)δ8.84〜8.89(m、1H)、8.42〜8.49(m、1H)、7.62〜7.69(m、2H)、7.30〜7.40(m、4H)、7.06〜7.16(m、2H)、6.97(m、2H)、6.12〜6.18(m、1H)、6.05(s、2H)、4.48〜4.58(m、1H)、4.14〜4.23(m、2H)、3.05〜3.15(m、1H)。
化合物I−98
3−メチル−5−(ピペリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール(4当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンの代わりにヒューニッヒ塩基(5当量)を使用し、THF中/水(9:1)の溶液として18時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を窒素流下で除去し、内容物を酢酸エチル中に取り込んだ。有機層を1N塩化水素酸溶液、水、及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−98(5.3mg、収率20%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d
4)δ8.77〜8.83(m、1H)、8.37〜8.45(m、1H)、7.54(s、1H)、7.26〜7.36(m、1H)、7.03〜7.17(m、2H)、6.93(s、2H)、6.48〜6.55(m、1H)、6.00(s、2H)、4.60〜4.75(m、1H)、3.45〜3.55(m、1H)、2.49〜2.58(m、1H)、2.38(s、3H)、2.15〜2.27(m、1H)、1.74〜1.94(m、3H)、1.59〜1.73(m、1H)。
化合物I−99
メチルモルホリン−3−カルボキシレート(4当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンの代わりにヒューニッヒ塩基(3当量)を使用し、NMP中の溶液として2時間にわたって120℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を除去し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−99(7mg、収率25%)を固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.71〜8.75(m、1H)、8.21〜8.26(m、1H)、7.39〜7.43(m、1H)、7.19〜7.29(m、1H)、6.97〜7.12(m、2H)、6.85〜6.88(m、1H)、6.75〜6.82(m、1H)、5.90〜5.95(m、2H)、5.20〜5.31(m、1H)、4.45(s、1H)、3.93〜4.01(m、1H)、3.82〜3.93(m、2H)、3.66〜3.75(m、2H)。
化合物I−105
ピペリジン−2−カルボキサミド(4当量)がアミン反応体であり、6当量のトリエチルアミンを使用し、THF/水(9:1)中の溶液として48時間にわたって60℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を窒素流下で除去し、20〜51%のアセトニトリル/水(0.1%のTFA中)勾配を使用する逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−105(12mg、収率48%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d
4)δ8.80〜8.87(m、1H)、8.35〜8.41(m、1H)、7.58〜7.65(m、1H)、7.28〜7.36(m、1H)、7.05〜7.16(m、2H)、6.91〜7.02(m、2H)、6.03(s、2H)、5.53〜5.61(m、1H)、4.65〜4.77(m、1H)、3.56〜3.69(m、1H)、2.37〜2.46(m、1H)、1.62〜2.07(m、6H)。
化合物I−106
4−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸(3.5当量)がアミン反応体であり、5当量のトリエチルアミンを使用し、NMP中の溶液としてマイクロ波で10分にわたって200℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応混合物を水で希釈し、濾過した。濾液を3N水酸化ナトリウム溶液でpH10に塩基性化させ、ジクロロメタンで抽出した。次いで、濾液を1N塩化水素酸溶液でpH1に酸性化させ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を真空中で濃縮し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−106(2.3mg、収率9%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d
4)δ8.81〜8.87(m、1H)、8.31〜8.35(m、1H)、7.38〜7.41(m、1H)、7.25〜7.34(m、1H)、7.04〜7.15(m、2H)、6.89〜6.98(m、2H)、6.01(s、2H)、3.87〜3.96(m、2H)、3.76〜3.87(m、2H)、2.36〜2.45(m、2H)、2.23〜2.33(m、2H)。
化合物I−110
4−アミノ−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸(3当量)がアミン反応体であり、5当量のトリエチルアミンを使用し、DMSO中の溶液として18時間にわたって120℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理を伴わずに、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−110(8.2mg、収率26%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d
4)δ8.83(s、1H)、8.31〜8.36(m、1H)、7.39(s、1H)、7.26〜7.36(m、1H)、7.02〜7.14(m、2H)、6.91(s、2H)、6.00(s、2H)、3.75〜3.88(m、2H)、3.36〜3.49(m、2H)、2.29(br.s.,4H)、1.50(s、9H)。
化合物I−111
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(2.5当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、THF中の溶液として18時間にわたって120℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を窒素流下で除去し、20〜51%のアセトニトリル/水(0.1%のTFA中)勾配を使用する逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−111(13.9mg、収率55%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d
4)δ8.82〜8.86(m、1H)、8.28〜8.34(m、1H)、7.68〜7.73(m、1H)、7.24〜7.35(m、6H)、6.93〜7.15(m、5H)、6.00〜6.06(m、2H)、5.24(s、2H)、4.27〜4.33(m、2H)、3.10〜3.16(m、2H)。
化合物I−122
25mlのフラスコ内で、DCM(体積:2ml)中の化合物I−110(0056g、0.096ミリモル)、及びTFA(2mL、26.0ミリモル)を溶解させた。室温で3時間にわたって撹拌した後、反応が完了した。溶媒を真空中で除去して、純生成物である化合物I−122(13.9mg、収率55%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d
4)δ8.78〜8.86(m、1H)、8.30〜8.38(m、1H)、7.26〜7.38(m、2H)、7.01〜7.15(m、2H)、6.84〜6.96(m、2H)、5.97(s、2H)、3.36〜3.51(m、4H)、2.50〜2.67(m、4H)。
化合物I−126
6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−1−カルボン酸(3当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、DMSO中の溶液として18時間にわたって120℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応混合物を濾過し、逆相HPLCによって直接精製して、所望の化合物である化合物I−126(11mg、収率38%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d
4)δ8.82〜8.85(m、1H)、8.33〜8.37(m、1H)、7.53〜7.59(m、2H)、7.27〜7.34(m、1H)、7.10(m、2H)、6.86〜6.97(m、4H)、5.01(s、2H)、5.96(m、1H)、4.35〜4.45(m、1H)、4.04〜4.15(m、1H)、3.84(s、3H)、3.04(m、2H)。
化合物I−127
6−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−1−カルボン酸(3当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、DMSO中の溶液として18時間にわたって120℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応混合物を濾過し、逆相HPLCによって直接精製して、所望の化合物である化合物I−127(5.2mg、収率18%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d
4)δ8.83〜8.87(m、1H)、8.37〜8.42(m、1H)、7.57〜7.63(m、1H)、7.42〜7.48(m、1H)、7.28〜7.36(m、1H)、7.05〜7.16(m、2H)、6.90〜7.00(m、2H)、6.71〜6.80(m、2H)、6.02(s、2H)、5.94〜5.99(m、1H)、4.42〜4.51(m、1H)、3.99〜4.13(m、1H)、3.16〜3.27(m、2H)、2.94〜3.02(m、1H)。
化合物I−128
5−フルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−1−カルボン酸(3当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、DMSO中の溶液として18時間にわたって60℃に内容物を加熱し、続いて1時間にわたって120℃に加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応混合物を濾過し、逆相HPLCによって直接精製して、所望の化合物である化合物I−128(5.7mg、収率20%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.83(m、1H)、8.31(m、1H)、7.68(m、1H)、7.28(m、2H)、7.03(m、6H)、6.02(s、2H)、5.21(s、2H)、4.27(m、2H)、3.08(m、2H)。
化合物I−130
ジクロロメタン中の化合物I−122(TFA塩として)の溶液を、25℃においてトリエチルアミン(2当量)及び塩化プロピオニル(1.1当量)で処理した。18時間にわたって25℃で反応物を撹拌した。スラリーが残ったため、5滴のNMP(内容物は透明になる)、ならびに追加の1当量の塩化プロピオニル及びトリエチルアミン両方で内容物を処理した。次いで、18時間にわたって25℃で内容物を撹拌した。溶媒を真空中で除去し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−130(5.5mg、収率47%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d
4)δ8.82〜8.86(m、1H)、8.33〜8.38(m、1H)、7.38〜7.42(m、1H)、7.28〜7.36(m、1H)、7.05〜7.15(m、2H)、6.89〜6.99(m、2H)、6.00(s、2H)、4.04〜4.13(m、1H)、3.82〜3.92(m、1H)、3.55〜3.64(m、1H)、3.44〜3.52(m、1H)、2.21〜2.52(m、7H)、1.16(t、3H)。
化合物I−131
ジクロロメタン中の化合物I−122(TFA塩として)の溶液を、25℃においてトリエチルアミン(2当量)及びカルボノクロリド酸メチル(1.1当量)で処理した。18時間にわたって25℃で反応物を撹拌した。スラリーが残ったため、5滴のNMP(内容物は透明になる)、ならびに追加の1当量のカルボノクロリド酸メチル及びトリエチルアミン両方で内容物を処理した。次いで、18時間にわたって25℃で内容物を撹拌した。溶媒を真空中で除去し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−131(3.8mg、収率32%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d
4)δ8.81〜8.86(m、1H)、8.30〜8.37(m、1H)、7.39(s、1H)、7.26〜7.34(m、1H)、7.04〜7.15(m、2H)、6.93(m、2H)、6.00(s、2H)、3.88(m、2H)、3.73(s、3H)、3.42〜3.52(m、2H)、2.28〜2.34(br.s.,4H)。
化合物I−132
ジクロロメタン中の化合物I−122(TFA塩として)の溶液を、25℃においてトリエチルアミン(2当量)及びイソシアン酸エチル(1.1当量)で処理した。18時間にわたって25℃で反応物を撹拌した。スラリーが残ったため、5滴のNMP(内容物は透明になる)、ならびに追加の1当量のイソシアン酸エチル及びトリエチルアミン両方で内容物を処理した。次いで、18時間にわたって25℃で内容物を撹拌した。溶媒を真空中で除去し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−132(5.9mg、収率49%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d
4)δ8.83〜8.86(m、1H)、8.32〜8.37(m、1H)、7.38〜7.41(m、1H)、7.28〜7.34(m、1H)、7.05〜7.15(m、2H)、6.89〜6.99(m、2H)、6.00(s、2H)、3.74〜3.83(m、2H)、3.37〜3.45(m、2H)、3.19〜3.26(m、2H)、2.30(s、4H)、1.14(s、3H)。
化合物I−153
2−(メチルアミノ)安息香酸がアミン反応体であり、5当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として12時間にわたって120℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を真空下で除去し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−153(5.5mg、収率40%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d
4)δ8.80〜8.85(m、1H)、8.12〜8.21(m、2H)、7.71〜7.78(m、1H)、7.53〜7.64(m、3H)、7.28〜7.36(m、1H)、7.06〜7.17(m、2H)、6.91〜7.02(m、2H)、6.04(s、2H)、3.72(s、3H)。
化合物I−161及び化合物I−162
3−メチルピペリジン−2−カルボン酸がアミン反応体であり、トリエチルアミンの代わりにヒューニッヒ塩基(5当量)を使用し、THF/水(5:1)中の溶液として18時間にわたって120℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を真空下で除去し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−161(シス、ラセミ、5.1mg、収率20%)を固体として、そして化合物I−162(トランス、ラセミ、1.3mg、5%)を固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz、CD
3OD)化合物I−161δ8.77〜8.80(m、1H)、8.30〜8.34(m、1H)、7.52〜7.56(m、1H)、7.23〜7.32(m、1H)、6.99〜7.12(m、2H)、6.87〜6.94(m、2H)、5.98(s、2H)、5.24〜5.30(m、1H)、4.50〜4.61(m、1H)、3.72〜3.83(m、1H)、2.09〜2.21(m、1H)、1.91〜2.00(m、1H)、1.72〜1.81(m、2H)、1.48〜1.62(m、1H)、1.22(d、J=7.43Hz、3H)。
1H NMR(400MHz、CD
3OD)化合物I−162δ8.78〜8.80(m、1H)、8.31〜8.35(m、1H)、7.55〜7.58(m、1H)、7.24〜7.32(m、1H)、7.01〜7.12(m、2H)、6.87〜6.96(m、2H)、5.99(s、2H)、5.29〜5.39(m、1H)、3.44〜3.57(m、1H)、2.67〜2.75(m、1H)、1.78〜2.03(m、3H)、1.54〜1.72(m、2H)、1.19(d、3H)。
化合物I−197
2−(ピペリジン−4−イルオキシ)酢酸がアミン反応体であり、トリエチルアミンの代わりにヒューニッヒ塩基(5当量)を使用し、THF/水(10:1)中の溶液として18時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を真空中で除去し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−197(3mg、収率11%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d
4)δ8.80〜8.84(m、1H)、8.24〜8.30(m、1H)、7.57〜7.64(m、1H)、7.29〜7.35(m、1H)、7.05〜7.16(m、2H)、6.92〜7.01(m、2H)、6.00〜6.05(m、2H)、4.28〜4.36(m、2H)、4.23(s、2H)、3.97〜4.05(m、2H)、3.82〜3.89(m、1H)、2.05〜2.16(m、2H)、1.87〜1.95(m、2H)。
化合物I−214
4−アミノブタン酸がアミン反応体であり、14時間にわたって内容物を撹拌したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−214(20mg、収率57%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ12.09(bs、1H)、9.08(d、1H)、8.21(d、1H)、8.19(bs、1H)、7.55(s、1H)、7.33〜7.27(m、1H)、7.21〜7.18(m、2H)、7.08(ddd、1H)、6.82(t、1H)、5.88(s、2H)、3.50(dd、2H)、2.30(dd、2H)、1.86〜1.79(m、2H)。
化合物I−215
4−(メチルアミノ)ブタン酸がアミン反応体であったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−215(31mg、収率81%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ9.10(d、1H)、8.35(d、1H)、7.67(s、1H)、7.33〜7.28(m、1H)、7.22〜7.18(m、2H)、7.08(t、1H)、6.86(t、1H)、5.90(s、2H)、1.88(t、2H)、3.30(d、3H)、2.30(t、2H)、1.90〜1.82(m、2H)。
化合物I−219
N−メチル−D−バリンがアミン反応体であったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−219(17mg、収率43%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.74(d、1H)、8.17(d、1H)、7.41(s、1H)、7.27〜7.22(m、1H)、7.09〜6.98(m、2H)、6.87(d、1H)、6.81(t、1H)、5.93(s、2H)、4.71(d、1H)、3.31(s、3H)、2.51〜2.43(m、1H)、1.14(d、3H)、0.96(d、3H)。
化合物I−221
N−メチル−D−ロイシンがアミン反応体であったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−221(31mg、収率76%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ12.86(bs、1H)、9.07(d、1H)、8.29(d、1H)、7.44(s、1H)、7.32〜7.27(m、1H)、7.20〜7.15(m、1H)、7.16(d、1H)、7.08〜7.05(m、1H)、6.85(t、1H)、5.83(dd、2H)、3.12(d、3H)、3.05〜3.00(m、1H)、1.91〜1.82(m、1H)、1.76〜1.68(m、1H)、1.51〜1.47(m、1H)、0.89(d、3H)、0.85(d、3H)。
化合物I−185
3−(トリフルオロメチル)ピロリジン−3−カルボン酸がアミン反応体であったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−185(51mg、収率87%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ9.05(d、1H)、8.29(d、1H)、7.53(s、1H)、7.29(q、1H)、7.24(d、1H)、7.21〜7.16(m、1H)、7.07(t、1H)、6.78(t、1H)、5.88(s、2H)、4.29(d、1H)、3.98(d、1H)、3.95〜3.75(m、2H)、2.64〜2.37(m、2H)。
化合物I−180
2−アミノ−4,4,4−トリフルオロブタン酸がアミン反応体であったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−180(24mg、収率58%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ13.29(bs、1H)、9.07(d、1H)、8.26(d、1H)、8.15〜8.12(m、1H)、7.39(s、1H)、7.28(q、1H)、7.18(t、1H)、7.15(s、1H)、7.07(t、1H)、6.83(t、1H)、5.84(s、2H)、4.95〜4.92(m、1H)、3.03〜2.94(m、2H)。
化合物I−178
2−アミノ−4−(メチルスルホニル)ブタン酸がアミン反応体であったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−178(6mg、収率14%)を固体としてもたらした。
H
1 NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.78(d、1H)、8.29(d、1H)、7.57(s、1H)、7.29〜7.23(m、1H)、7.10〜7.04(m、1H)、7.03(t、1H)、6.91(d、1H)、6.89(t、1H)、5.98(s、2H)、5.24(dd、1H)、3.38〜3.25(m、1H)、3.22〜3.16(m、1H)、2.29(s、3H)、2.67〜2.58(m、1H)、2.47〜2.38(m、1H)。
化合物I−72
反応溶媒がTHFであり、DCM及びブライン(22mg、31%)を用いて後処理を実行したことを除いて、化合物I−71についての上記の手順に従ってこの化合物を調製した。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ9.06(d、1H)、8.23(d、1H)、7.48(s、1H)、7.33〜7.27(m、1H)、7.23〜7.17(m、2H)、7.08〜7.03(m、1H)、6.77〜6.73(m、1H)、5.86(s、2H)、4.33〜4.24(m、2H)、4.11〜4.03(m、2H)、3.60〜3.55(m、1H)、3.14〜3.07(m、2H)、2.85〜2.78(m、2H)。
化合物I−103
D−ロイシンがアミン反応体であったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−103(18mg、収率46%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ12.67(bs、1H)、9.07(d、1H)、8.23(d、1H)、8.04(d、1H)、7.39(s、1H)、7.28(dd、1H)、7.20〜7.14(m、1H)、7.14(d、1H)、7.07(t、1H)、6.84(t、1H)、5.89〜5.80(m、2H)、4.74〜4.64(m、1H)、1.86〜1.79(m、1H)、1.70〜1.58(m、2H)、0.90(d、3H)、0.67(d、3H)。
化合物I−148
(R)−2−アミノ−3,3−ジメチルブタン酸がアミン反応体であったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−148(33mg、収率83%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ12.84(br.s、1H)、9.09(d、1H)、8.27(d、1H)、7.43〜7.27(m、2H)、7.33〜7.27(m、1H)、7.18(t、1H)、7.15(d、1H)、7.08(t、1H)、6.85(t、1H)、5.85(s、2H)、4.58(d、1H)、0.96(s、9H)。
化合物I−151
(S)−2−アミノ−3,3−ジメチルブタン酸がアミン反応体であったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−151(22mg、収率59%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ12.84(br.s、1H)、9.09(d、1H)、8.27(d、1H)、7.43〜7.27(m、2H)、7.33〜7.27(m、1H)、7.18(t、1H)、7.15(d、1H)、7.08(t、1H)、6.85(t、1H)、5.85(s、2H)、4.58(d、1H)、0.96(s、9H)。
化合物I−137
N−メチル−L−ロイシンがアミン反応体であったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−137(14mg、収率36%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.79(d、1H)、8.34(d、1H)、7.52(s、1H)、7.27(dd、1H)、7.10〜7.01(m、2H)、6.95〜6.90(m、2H)、5.98(s、2H)、5.57〜5.47(m、1H)、3.44(d、3H)、2.03〜1.98(m、2H)、1.74〜1.51(m、1H)、1.00(d、3H)、0.98(d、3H)。
化合物I−115
エチル5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−カルボキシレート(4当量)がアミン反応体であり、THF中で反応を行ったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。ジクロロメタン及びブライン中で後処理を実行した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−115(42mg、収率37%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CDCl3)δ8.47(d、1H)、8.35(d、1H)、7.40(s、1H)、7.21〜7.16(m、1H)、7.01(t、1H)、6.95(t、1H)、6.84(t、1H)、6.65(d、1H)、5.98(s、2H)、5.35(s、2H)、4.59(t、2H)、4.48(q、2H)、4.30(t、2H)、1.44(t、3H)。
化合物I−16
中間体1(0.030g、0.080ミリモル)をTHF(2.0ml)で希釈し、次いで3−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン(0.031g、0.161ミリモル)を投入した。反応物を50℃に加熱し、1時間にわたって撹拌した。この時、LC/MSは生成物の形成を示さなかったため、この時、TEA(0.056ml、0.401ミリモル)を添加し、結果として生じた反応混合物を一晩80℃に加熱した。朝に、きれいな反応物がLC/MSによって検出された。粗製反応物を濃縮し、DCM中0〜50%(7:1 ACN/MeOH)勾配を用いるSiO
2クロマトグラフィを使用して精製して、所望の材料を白色の固体(32mg、72%)としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ9.08(d、1H)、8.43(d、1H)、7.62(s、1H)、7.30(dd、1H)、7.23(d、1H)、7.19(t、1H)、7.07(t、1H)、6.81(t、1H)、5.89(s、2H)、5.24(s、2H)、4.33〜4.25(m、4H)。
化合物I−112
D−セリンがアミン反応体であり、THF/水中で反応を行ったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−112(4mg、収率15%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.78(d、1H)、8.27(dd、1H)、7.51(s、1H)、7.29〜7.23(m、1H)、7.07(t、1H)、7.02(t、1H)、6.92〜6.91(m、1H)、6.88(t、1H)、5.97(s、2H)、5.13(t、1H)、4.09(d、2H)。
化合物I−86
D−バリンがアミン反応体であり、THF/水中で反応を行ったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−86(2mg、収率7%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.80(d、1H)、8.32(d、1H)、7.57(s、1H)、7.31〜7.25(m、1H)、7.10〜7.02(m、2H)、6.95(s、1H)、6.95〜6.91(m、1H)、6.00(s、2H)、4.85(d、1H)、2.45〜2.36(m、1H)、1.11(d、3H)、1.10(d、3H)。
化合物I−88
L−ロイシンがアミン反応体であり、THF/水中で反応を行ったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−88(3mg、収率10%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ12.67(bs、1H)、9.07(d、1H)、8.23(d、1H)、8.04(d、1H)、7.39(s、1H)、7.28(dd、1H)、7.20〜7.14(m、1H)、7.14(d、1H)、7.07(t、1H)、6.84(t、1H)、5.89〜5.80(m、2H)、4.74〜4.64(m、1H)、1.86〜1.79(m、1H)、1.70〜1.58(m、2H)、0.90(d、3H)、0.67(d、3H)。
化合物I−67
グリシンがアミン反応体であり、THF/水中で反応を行ったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−67(8mg、収率33%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ12.72(bs、1H)、9.07(d、1H)、8.25(d、1H)、8.14(bs、1H)、7.45(s、1H)、7.32〜7.27(m、1H)、7.21〜7.16(m、1H)、7.16(d、1H)、7.07(t、1H)、6.80(t、1H)、5.86(s、2H)、4.15(d、2H)。
化合物I−69
L−バリンがアミン反応体であり、THF/水中で反応を行ったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−69(24mg、収率66%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.80(d、1H)、8.32(d、1H)、7.57(s、1H)、7.31〜7.25(m、1H)、7.10〜7.02(m、2H)、6.95(s、1H)、6.95〜6.91(m、1H)、6.00(s、2H)、4.85(d、1H)、2.45〜2.36(m、1H)、1.11(d、3H)、1.10(d、3H)。
化合物I−89
N−メチル−L−バリンがアミン反応体であり、THF/水中で反応を行ったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−89(22mg、収率76%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.74(d、1H)、8.17(d、1H)、7.41(s、1H)、7.27〜7.22(m、1H)、7.09〜6.98(m、2H)、6.87(d、1H)、6.81(t、1H)、5.93(s、2H)、4.71(d、1H)、3.31(s、3H)、2.51〜2.43(m、1H)、1.14(d、3H)、0.96(d、3H)。
化合物I−79
チオモルホリン1,1−ジオキシドがアミン反応体であり、THF/水中で反応を行ったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。ジクロロメタン及びブライン中で後処理を実行した。逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−79(4mg、収率16%)をもたらした。
1H−NMR(400MHz、CDCl3)δ8.47〜8.45(m、1H)、8.33(d、1H)、7.24(s、1H)、7.19(dd、1H)、7.02(t、1H)、6.96(t、1H)、6.84(t、1H)、6.57(d、1H)、5.94(s、2H)、4.36(dd、2H)、3.19(dd、2H)。
化合物I−68
L−セリンがアミン反応体であり、THF/水中で反応を行ったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−68(12mg、収率48%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.78(d、1H)、8.27(dd、1H)、7.51(s、1H)、7.29〜7.23(m、1H)、7.07(t、1H)、7.02(t、1H)、6.92〜6.91(m、1H)、6.88(t、1H)、5.97(s、2H)、5.13(t、1H)、4.09(d、2H)。
化合物I−65
tert−ブチルアミン(50当量)がアミン反応体であり、THF中の溶液として48時間にわたって60℃に反応物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を真空中で濃縮し、ジクロロメタン中0〜30%(7:1アセトニトリル/メタノール)勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−65(19mg、収率96%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CDCl3)δ8.45(d、1H)、8.14(d、1H)、7.40(bs、1H)、7.21〜7.16(m、1H)、7.03〜6.91(m、3H)、6.61(d、1H)、5.93(s、2H)、1.58(s、9H)。
化合物I−113
THF:MeOH:水の2:1:1溶媒混合物中のLiOH・H
2Oで化合物I−115を処理することによって、この化合物を調製した。脱炭酸が完了したら、1NのHClを使用して反応物を酸性化させ、次いでジクロロメタンで(3回)抽出した。有機部分を合わせ、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、次いで濃縮した。ジクロロメタン中0〜10%のMeOH勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、表題化合物である化合物I−113を、白色の固体(5mg、5%)としてもたらした。。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ9.07(d、1H)、8.50(s、1H)、8.41(d、1H)、7.61(s、1H)、7.32〜7.28(m、1H)、7.24(d、1H)、7.19(t、1H)、7.07(t、1H)、6.81(t、1H)、5.89(s、2H)、5.14(s、2H)、4.28〜4.16(m、4H)。
化合物I−174
3−アミノプロパン酸がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として14時間にわたって110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。逆相分取HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−174(17mg、56%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δppm8.80(br.s.,1H)、8.17(br.s.,1H)、7.55(s、1H)、7.29(d、1H)、7.01〜7.15(m、2H)、6.95(br.s.,1H)、6.91(d、1H)、6.00(br.s.,2H)、3.96(t、2H)、2.77(t、2H)。
化合物I−169
3−(メチルアミノ)プロパン酸がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として4時間にわたって110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を真空中で濃縮し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−169(14mg、収率56%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δppm8.71(d、1H)、8.17(d、1H)、7.48(s、1H)、7.19(d、1H)、6.89〜7.05(m、2H)、6.84(d、2H)、5.90(s、2H)、4.05(t、2H)、3.42(d、3H)、2.71(t、2H)。
化合物I−170
2−メチル−3−(メチルアミノ)プロパン酸がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として18時間にわたって110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を真空中で濃縮し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−170(13mg、収率51%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δppm8.68(d、1H)、8.09(d、1H)、7.38(s、1H)、7.14〜7.21(m、1H)、6.90〜7.02(m、2H)、6.76〜6.83(m、2H)、5.87(s、2H)、4.01(dd、1H)、3.77(dd、1H)、3.34(d、3H)、2.92(m、1H)、1.14(d、3H)。
化合物I−171
(R)−2−(アミノメチル)−3−メチルブタン酸がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として18時間にわたって110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を真空中で濃縮し、メタノールを添加し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−171(15mg、収率57%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、メタノール−d
4)δppm8.86(d、1H)、8.29(d、1H)、7.60(s、1H)、7.33(d、1H)、7.06〜7.17(m、2H)、6.99〜7.05(m、1H)、6.95(d、1H)、6.04(s、2H)、3.93〜4.08(m、2H)、2.71(ddd、1H)、2.10(dq、1H)、1.07〜1.20(m、6H)。
化合物I−173
(S)−2−(アミノメチル)−3−メチルブタン酸がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として18時間にわたって110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を真空中で濃縮し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−173(18mg、収率68%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δppm8.84(d、1H)、8.25(d、1H)、7.56(s、1H)、7.31(d、1H)、7.04〜7.15(m、2H)、6.96〜7.01(m、1H)、6.93(d、1H)、6.01(s、2H)、3.91〜4.04(m、2H)、2.71(dt、1H)、2.04〜2.14(m、1H)、1.14(d、3H)、1.10(d、3H)。
化合物I−181
(R)−3−アミノ−4−メチルペンタン酸がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として18時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を真空中で濃縮し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−181(7mg、収率21%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δppm8.85(d、1H)、8.29(d、1H)、7.65(s、1H)、7.30〜7.37(m、1H)、7.07〜7.16(m、2H)、6.98〜7.03(m、2H)、6.05(s、2H)、4.91〜4.96(m、1H)、2.71〜2.86(m、2H)、2.05〜2.13(m、1H)、1.08(dd、6H)。
化合物I−182
(S)−3−アミノ−4−メチルペンタン酸がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として18時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を真空中で濃縮し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−182(7mg、収率24%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δppm8.79〜8.85(m、1H)、8.23〜8.28(m、1H)、7.63(d、1H)、7.30(br.s.,1H)、7.03〜7.15(m、2H)、6.94〜7.02(m、2H)、6.03(br.s.,2H)、2.66〜2.85(m、2H)、2.01〜2.13(m、2H)、1.00〜1.10(m、6H)。
化合物I−195及び化合物I−196
4−メチル−3−(メチルアミノ)ペンタン酸がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として18時間にわたって100℃で内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を真空中で濃縮し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、2つの化合物、化合物I−195(5mg、収率16%)、及び化合物I−196(12mg、収率41%)をもたらした。
化合物I−195についての
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δppm8.82(d、1H)、8.28(d、1H)、7.57(s、1H)、7.29〜7.34(m、1H)、7.05〜7.15(m、2H)、6.93〜6.98(m、2H)、6.02(s、2H)、2.92(m、2H)、2.75〜2.82(m、3H)、2.10〜2.19(m、2H)、1.13(d、3H)1.00(d、3H)。
化合物I−196についての
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δppm8.83(d、1H)、8.21(d、1H)、7.64(s、1H)、7.29〜7.35(m、1H)、7.05〜7.14(m、2H)、6.95〜7.01(m、2H)、6.03(s、2H)、3.27(s、3H)。
化合物I−202
表題化合物を3つのステップにおいて調製した。
ステップ1:(R)−メチル3−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−
1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルペンタノエートの合成
エーテル/メタノール(3:1)中の化合物I−181の撹拌溶液に、23℃で緩徐にTMS−ジアゾメタン(2当量)を添加した。混合物を30分にわたって撹拌し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の中間体である(R)−メチル3−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−
(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルペンタノエート(58mg、収率56%)をもたらした。
ステップ2:(R)−メチル3−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−
1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)−4−メチルペンタノエートの合成
DMF中の(R)−メチル3−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−
(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−4−メチルペンタノエートの0℃の溶液に、水素化ナトリウム(1.2当量)を、続いてヨードメタン(1.1当量)を添加した。混合物を撹拌し、23℃に温めた。水で反応物を反応停止させ、層を分離させた。水層をジクロロメタンで抽出し、有機層を乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、さらなる精製を伴わずに次のステップに進めた。
ステップ3:化合物I−202の合成
THF/水/メタノール(3:1:1)中の、(R)−メチル3−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−
1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)−4−メチルペンタノエートの撹拌溶液に、固形水酸化ナトリウム(3当量)を添加した。18時間にわたって23℃で内容物を撹拌した。溶媒を真空中で除去し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、化合物I−202(0.5mg、収率12%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δppm8.83(d、1H)、8.29(d、1H)、7.58(s、1H)、7.32(dd、2H)、7.06〜7.15(m、1H)、6.93〜6.99(m、2H)、6.02(s、2H)、2.90(dd、2H)、2.75〜2.82(m、3H)、2.14(m、2H)、1.13(d、3H)、1.00(d、3H)。
化合物I−206
3−アミノ−2,2−ジフルオロプロパン酸がアミン反応体であり、ジオキサン/水(10:1)中の溶液として18時間にわたって110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を真空中で濃縮し、メタノールを添加し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−206(20mg、収率22%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δppm8.78(d、1H)、8.22(d、1H)、7.61(s、1H)、7.25〜7.31(m、1H)、7.07〜7.12(m、1H)、7.05(t、1H)、6.96(d、1H)、6.89(t、1H)、6.00(s、2H)、4.35(t、2H)。
化合物I−251
(S)−3−アミノ−4,4−ジメチルペンタン酸がアミン反応体であり、ジオキサン/水(10:1)中の溶液として18時間にわたって110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を真空中で濃縮し、メタノールを添加し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−251(15mg、収率44%)をもたらした。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δppm8.83(d、1H)、8.26(d、1H)、7.63(s、1H)、7.29〜7.35(m、1H)、7.06〜7.16(m、2H)、7.02(d、1H)、6.95〜7.00(m、1H)、6.04(s、2H)、2.82〜2.88(m、1H)、2.72(dd、2H)、1.08(s、9H)。
化合物I−266
5,5−ジフルオロピペリジン−2−カルボン酸(2.5〜3.0当量)、トリエチルアミン(8.0〜10当量)、及び中間体1の溶液を、一般的手順Bに従って、LC/MSによる出発材料の完全な消費まで、100℃でジオキサン/水(2:1比)中で撹拌した。この溶液を1NのHCl中に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィ(3〜8%のメタノール/ジクロロメタン勾配)による精製により、所望の化合物である化合物I−266(29mg、2つの実験の合計収率)を灰白色の固体として得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl
3)δ8.46(d、1H)、8.25(d、1H)、7.36(s、1H)、7.20(見かけ上のq、1H)、7.03(見かけ上のt、1H)、6.96(見かけ上のt、1H)、6.69(見かけ上のt、1H)、6.58(d、1H)、6.22(d、1H)、6.08(d、1H)、5.95(m、1H)、4.59(m、1H)、3.53(dd、1H)、2.37(br.d、1H)、2.08(m、2H)、1.57(m、1H)。
化合物I−263
表題化合物を4つのステップにおいて調製した。
ステップ1:tert−ブチル4,4−ジフルオロピペリジン−1−カルボキシレートの合成
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
ジクロロメタン中の4,4−ジフルオロピペリジン塩酸塩及びトリエチルアミン(2.2当量)の懸濁液を、ジクロロメタン中の二炭酸ジ−tert−ブチル(1.1当量)の溶液に、ピペットによって緩徐に添加した(注記:気体放出が観察された)。NMRによって示される出発材料の完全な消費まで、周囲温度で反応物を撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、半飽和塩化アンモニウム溶液で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(2%の酢酸エチル/ヘキサン)による精製により、tert−ブチル4,4−ジフルオロピペリジン−1−カルボキシレート(73%)を得た。
ステップ2:1−tert−ブトキシカルボニル)−4,4−ジフルオロピペリジン−2−カルボン酸の合成
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
−78℃の無水エーテル中のtert−ブチル4,4−ジフルオロピペリジン−1−カルボキシレート、テトラメチルエチレンジアミン(TMEDA、1.0当量)の0.5M溶液を、sec−ブチリチウム(1.2当量)で滴下処理し、2時間にわたって撹拌した。次いで、2分間の発泡によって二酸化炭素ガスを導入した。10分にわたって−78℃で反応物を撹拌し、周囲温度に温め、追加の1時間にわたって撹拌した。次いで、結果として生じた混合物を水で反応停止させ、1NのHClでpH2に酸性化させ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(20〜50%の酢酸エチル/ヘキサン勾配)による精製により、1−(tert−ブトキシカルボニル)−4,4−ジフルオロピペリジン−2−カルボン酸(87%)を得た。
ステップ3:2−カルボキシ−4,4−ジフルオロピペリジニウムトリフルオロアセテートの合成
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
トリフルオロ酢酸(20当量)及び1−(tert−ブトキシカルボニル)−4,4−ジフルオロピペリジン−2−カルボン酸の溶液を、LC/MSによる出発材料の完全な消費まで、周囲温度のジクロロメタン中で撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、2−カルボキシ−4,4−ジフルオロピペリジニウムトリフルオロアセテート(中間体WW)を粘着性の淡橙色の固体(99%超)として得、これをさらなる操作を伴わずに使用した。
ステップ4:化合物I−263の合成
2−カルボキシ−4,4−ジフルオロピペリジニウムトリフルオロアセテート(2.4当量)がアミン反応体であり、100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。2〜7%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−263(26mg、収率56%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、アセトン−d
6)δ8.88(s、1H)、8.30(d、1H)、7.50(s、1H)、7.31(見かけ上のq、1H)、7.14(見かけ上のt、1H)、7.08(見かけ上のt、1H)、7.01(s、1H)、6.90(見かけ上のt、1H)、5.96(s、2H)、5.70(br.d、1H)、4.69(br.d、1H)、3.68(見かけ上のt、1H)、2.84(m、1H)、2.52(m、1H)、2.23(m、2H)。
化合物I−247
THF/水の10:1混合物中の、中間体1(26.0mg)、(2S)−3−メチル−2−(メチルアミノ)ペンタン酸(.030g、3当量、及びトリエチルアミン(0.096ml、10当量)の混合物を、手順Bに従って、16時間にわたって85℃で加熱した。反応物を冷却し、溶媒を除去し、結果として生じた粗製物を分取逆相HPLCによって精製して、所望の生成物である化合物I−247を固体(2.4mg、収率7.2%)として得た。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δ8.80(d、1H)、8.32(d、1H)、7.51(s、1H)、7.26〜7.32(m、1H)、7.02〜7.13(m、2H)、6.92〜6.95(m、1H)、6.91(d、1H)、5.99(s、2H)、5.49(s、1H)、3.44(d、3H)、2.03(s、1H)、1.03(t、3H)、0.98(dd、2H)、0.85〜0.92(m、3H)。
化合物I−255
THF/水の10:1混合物中の、中間体1(36.0mg)、4−イソプロピルピペリジン−4−カルボン酸(3当量)、及びTEA(10当量)の混合物を、一般的手順Bに従って、3時間にわたって90℃で加熱した。反応物を冷却し、溶媒を除去し、所望の生成物である化合物I−255を、白色の固体(22mg収率49%)として得るための結果として生じた粗製物。
1H NMR(500MHz、クロロホルム−d)δppm8.49(d、1H)、8.35(d、1H)、7.64(s、1H)、7.48(s、1H)、7.20〜7.25(m、1H)、7.05(s、1H)、7.01〜7.05(m、3H)、6.67(d、1H)、5.98(s、2H)、4.80(d、2H)、3.72〜3.79(m、1H)、3.23(t、2H)、2.35(d、3H)、1.80〜1.92(m、2H)、1.62(td、2H)、1.41(t、1H)、0.97(d、6H)
化合物I−254
THF/水の10:1混合物中の、中間体1(35.0mg)、4 2−(ピペリジン−4−イル)安息香酸(3当量)、及びTEA(10当量)の混合物を、2時間にわたって90℃で加熱した。反応混合物を冷却し、溶媒を除去し、混合物を1NのHClで処理し、結果として生じた粗製物を分取逆相HPLCによって精製して、所望の生成物である化合物I−254を、白色の固体(1mg、収率2%)として得た。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δppm8.45(d、1H)、8.22(d、1H)、7.99(dd、1H)、7.51〜7.56(m、1H)、7.39〜7.44(m、2H)、7.32(t、1H)、7.17〜7.24(m、1H)、6.95〜7.09(m、2H)、6.86〜6.93(m、1H)、6.61(s、1H)、5.98(s、2H)、4.90(br.s.,2H)、3.94(br.s.,1H)、3.21(t、2H)、2.03〜2.09(m、2H)、1.80〜1.90(m、2H)
化合物I−256
THF/水の10:1混合物中の、中間体1(20.0mg)、4−(tert−ペンチル)ピペリジン−4−カルボンキシリル酸(3当量、TFA塩として)、及びTEA(10当量)の混合物を、2時間にわたって90℃で加熱した。反応物を冷却し、有機溶媒を除去し、1NのHClを添加し、結果として生じた沈降物を濾過して、所望の生成物である化合物I−256を、白色の固体(13.4mg、収率47%)として得た。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δppm:8.45(d、1H)、8.17(d、1H)、7.29(s、1H)、7.15〜7.22(m、1H)、6.99〜7.07(m、1H)、6.96(t、1H)、6.85(t、1H)、6.58(d、1H)、5.97(s、2H)、4.69(d、2H)、3.04(t、2H)、2.25(d、2H)、1.71(td、2H)、1.35〜1.45(m、2H)、0.90〜0.95(m、6H)、0.87(t、3H)
化合物I−258
DCM(1.8ml)中の(S)−2−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−3−メチルブタン酸(化合物I−69、.040g、0.088ミリモル)の溶液に、CDI(0.043g、0.264ミリモル)を添加した。60分にわたって45℃で反応物を加熱した。この後、DBU(0.013ml、0.088ミリモル)及びシクロプロパンスルホンアミド(0.053g、0.440ミリモル)を添加した。完了したと見なされるまで、同じ温度で追加の40分にわたって反応を続けた。この時、1NのHClで反応物を反応停止させた。層を分離させ、水性部分をDCMで2回抽出した。有機部分を合わせ、乾燥させ(Na
2SO4)、濾過し、濃縮した。シリカクロマトグラフィ0〜10%のMeOH/DCM勾配を使用して粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−258を、白色の固体(10.8mg、収率80%)として得た。
1H NMR(500MHz、クロロホルム−d)δppm:9.93(br.s.,1H)、8.46(d、1H)、8.21(d,1H)、7.32(s、1H)、7.21〜7.25(m、1H)、6.99〜7.09(m、2H)、6.91〜6.97(m、1H)、6.61(d、1H)、6.03〜6.08(m、1H)、5.93〜5.99(m、1H)、5.45(d、1H)、4.35(t、1H)、2.77〜2.88(m、1H)、2.52〜2.62(m、1H)、1.12〜1.15(m、6H)、1.05〜1.07(m、2H)、0.88〜0.90(m、2H)。
化合物I−259
ジクロロメタン中の化合物I−88の溶液に、CDI(3当量)を添加した。30分にわたって45℃に反応物を加熱し、その後、DBU(1当量)及びメタンスルホンアミド(5当量)を添加した。反応が完了するまで、追加の40分にわたって反応物を加熱した。この時、1N塩化水素酸溶液で反応物を反応停止させた。層を分離させ、水性部分をジクロロメタン(2×)で抽出した。有機部分を合わせ、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−259(15.8mg、収率44%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δppm10.14(br.s.,1H)、8.47(d、1H)、8.22(d、1H)、7.33(s、1H)、7.21〜7.26(m、1H)、6.99〜7.08(m、2H)、6.91〜6.96(m、1H)、6.63(d、1H)、5.96〜6.09(m、2H)、5.3(br.s.,1H)4.51〜4.60(m、1H)、3.06〜3.11(m、3H)、1.90〜2.00(m、1H)、1.71〜1.87(m、2H)、1.05(d、3H)、0.96〜0.99(m、3H)。
化合物I−261
ジクロロメタン中の化合物I−103の溶液に、CDI(3当量)を添加した。1.5時間にわたって45℃に反応物を加熱し、その後、DBU(1当量)及びシクロプロパンスルホンアミド(5当量)を添加した。反応が完了するまで、追加の40分にわたって反応物を加熱した。1N塩化水素酸溶液で反応物を反応停止させ、層を分離させ、水性部分をジクロロメタン(2×)で抽出した。有機部分を合わせ、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィを使用して粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−261(40mg、収率80%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δppm:10.20(br.s.,1H)、8.47(s、1H)、8.22(br.s.,1H)、7.35(s、1H)、7.17〜7.26(m、1H)、6.91〜7.09(m、3H)、6.64(s、1H)、5.92〜6.09(m、2H)、5.39(br.s.,1H)、4.59〜4.70(m、1H)、2.76〜2.89(m、1H)、2.50〜2.65(m、1H)、1.95(dt、1H)、1.69〜1.86(m、2H)、1.04(d、2H)、0.98(d、3H)、0.85〜0.95(m、3H)、0.74〜0.83(m、1H)。
化合物I−264
THF/水の10:1混合物中の、中間体1(38.8mg)、2,2−ジメチルチオモルホリン1,1−ジオキシド、(3当量)、及びTEA(10当量)の混合物を、一般的手順Bに従って、3時間にわたって90℃で加熱した。反応物を冷却し、1NのHCl及びDCMの1:1混合物中に注ぎ、抽出した(3回)有機物を合わせ、乾燥させ、0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカクロマトグラフィによって精製して、所望の化合物である化合物I−264(40mg、収率77%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、、CDCl
3)δppm8.48(d、1H)、8.31(d、1H)、7.26(s、1H)、7.22(q、1H)、7.02〜7.07(m、1H)、6.99(t、1H)、6.86〜6.91(m、1H)、6.59(d、1H)、5.97(s、2H)、4.41(br.s.,2H)、4.09(br.s.,2H)、3.26(t、2H)、1.43(s、6H)。
化合物I−270
THF/水の10:1混合物中の、中間体1(313mg)、(S)−4−メチル−3−(メチルアミノ)ペンタン酸(3当量)、及びTEA(10当量)の混合物を、手順Bに従って、3時間にわたって85℃で加熱した。反応物を冷却し、1NのHCl及びDCMの1:1混合物中に注ぎ、抽出した(3回)有機物を合わせ、乾燥させ、
0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって精製して、所望の化合物である化合物I−270(56mg、収率14%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δppm8.48〜8.53(m、1H)、8.31(br.s.,1H)、7.39(s、1H)、7.20〜7.26(m、1H)、7.13(t、1H)、6.99〜7.05(m、2H)、6.66(br.s.,1H)、5.86〜5.94(m、2H)、3.19(d、3H)、2.85(dd、1H)、2.60〜2.73(m、1H)、1.93〜2.05(m、1H)、1.26(s、1H)、0.93(d、3H)、1.08(d、3H)。
化合物I−271
THF/水の10:1混合物中の、中間体1(313mg)、(1R,5S,6R)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボン酸(3当量)、及びTEA(10当量)の混合物を、一般的手順Bに従って、3時間にわたって85℃で加熱した。反応物を冷却し、1NのHCl及びDCMの1:1混合物中に注ぎ、抽出した(3回)有機物を合わせ、乾燥させ、0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって精製して、所望の化合物である化合物I−271(22mg、収率33%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δppm:8.49(d、1H)、8.35(d、1H)、7.45(br.s.,1H)、7.23(td、1H)、7.05(d、1H)、7.01(d、2H)、6.63(d、1H)、5.97(s、2H)、4.32(d、2H)、3.95(d、2H)、2.40(br.s.,2H、1.65(t、1H)、0.97(d、1H)。
化合物I−268
表題化合物を2つのステップにおいて調製した。
ステップ1:2−カルボキシ−5,5−ジメチルピペリジニウムトリフルオロアセテートの合成
【化76】
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ステップ1において3,3−ジメチルピペリジン塩酸塩を使用したことを除いて、化合物I−263の調製において説明したように、2−カルボキシ−4,4−ジフルオロピペリジニウムトリフルオロアセテートの合成のための手順に従って、2−カルボキシ−5,5−ジメチルピペリジニウムトリフルオロアセテートを白色の固体として調製した。
ステップ2:化合物I−268の合成
2−カルボキシ−5,5−ジメチルピペリジニウムトリフルオロアセテートがアミン反応体であり、100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。結果として生じた溶液を水中に注ぎ、1N塩化水素酸水溶液でpH3に酸性化させた。結果として生じた沈降物を真空濾過によって収集し、HCl溶液(pH3)及びエーテルで洗浄して、所望の化合物である化合物I−268(38mg、収率62%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ13.0(br.s、1H)、9.10(d、1H)、8.33(d、1H)、7.50(s、1H)、7.33(見かけ上のq、1H)、7.22(m、2H)、7.10(見かけ上のt、1H)、6.85(見かけ上のt、1H)、5.89(s、2H)、5.38(m、1H)、3.99(m、1H)、3.03(m、1H)、2.11(m、1H)、2.01(m、1H)、1.44(br.d、1H)、1.32(td、1H)、0.97(s、3H)、0.95(s、3H)。
化合物I−245
メチル2−(4−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アセテート塩酸塩(3.0当量)、トリエチルアミン(10当量)、及び中間体1の溶液を、一般的手順Bに従って、LC/MSによる出発材料の完全な消費まで、100℃でジオキサン/水(2:1比)中で撹拌した。この溶液を水中に注ぎ、1NのHClでpH3に酸性化させ、ジクロロメタンで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。逆相HPLC(0.1%のトリフルオロ酢酸を含む水中20〜65%のアセトニトリル、20分勾配)による精製により、化合物I−245(8.8mg、13%)を白色の固体として得た。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.82(d、1H)、8.31(d、1H)、7.53(s、1H)、7.30(見かけ上のq、1H)、7.09(m、1H)、7.05(見かけ上のt、1H)、7.01(d、1H)、6.97(見かけ上のt、1H)、6.00(s、2H)、3.82(dt、2H)、3.74(td、2H)、3.20(s、2H)、2.65(br.d、2H)、2.06(m、2H)。
化合物I−155
(R)−ピロリジン−2−イルメタノールがアミン反応体であり、THF中の溶液として18分にわたって40℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。20〜60%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−155(11mg、収率44%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CDCl
3)δ8.43(d、1H)、8.14(d、1H)、7.27(s、1H)、7.19(m、1H)、7.01(見かけ上のt、1H)、6.97(見かけ上のt、1H)、6.89(見かけ上のt、1H)、6.57(d、1H)、5.94(s、2H)、5.29(br.s、1H)、4.52(m、1H)、3.88(m、2H)、3.78(m、2H)、2.13(m、1H)、2.07〜1.92(m、2H)、1.79(m、1H)。
化合物I−160
ピペリジン−2−イルメタノールがアミン反応体であり、THF/DMSO(2:1)中の溶液として4日間にわたって55℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。30〜60%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−160(9.6mg、収率70%)を透明な油としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CDCl
3)δ8.44(d、1H)、8.17(d、1H)、7.26(s、1H)、7.19(m、1H)、7.02(見かけ上のt、1H)、6.97(見かけ上のt、1H)、6.86(見かけ上のt、1H)、6.58(d、1H)、5.97(d、1H)、5.93(d、1H)、4.81(m、1H)、4.25(m、1H)、4.14(m、1H)、3.83(br.s、1H)、3.79(m、1H)、3.28(m、1H)、1.85〜1.65(m、6H)。
化合物I−183
tert−ブチルピラゾリジン−1−カルボキシレート(1.1当量)がアミン反応体であり、THF/DMSO(4:1)中の溶液として5日間にわたって70℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。20%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−183(53mg、収率75%)をもたらした。
1H−NMR(400MHz、CDCl
3)δ8.44(d、1H)、8.26(d、1H)、7.30(s、1H)、7.18(m、1H)、7.01(見かけ上のt、1H)、6.95(見かけ上のt、1H)、6.84(見かけ上のt、1H)、6.56(d、1H)、5.96(s、2H)、4.40〜3.60(br.m、4H)、2.13(見かけ上の五重項、2H)、1.45(s、9H)。
化合物I−193
トリフルオロ酢酸(20当量)及び化合物I−183の溶液を、LC/MSによる出発材料の完全な消費まで、周囲温度でジクロロメタン中で撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム及びジクロロメタン中にこの溶液を慎重に注いだ。層を分離させ、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去して、化合物I−193(35mg、85%)を白色の固体として得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3)δ8.43(d、1H)、8.17(d、1H)、7.31(s、1H)、7.18(m、1H)、7.01(見かけ上のt、1H)、6.95(見かけ上のt、1H)、6.82(見かけ上のt、1H)、6.57(d、1H)、5.96(s、2H)、4.58(br.s、1H)、3.87(m、2H)、3.19(見かけ上のt、2H)、2.19(見かけ上の五重項、2H)。
化合物I−213
エチルブロモアセテート(1.0当量)、N,N−ジイソプロピルエチレンジアミン(1.5当量)、及び化合物I−193の溶液を、LC/MSによる出発材料の完全な消費まで、周囲温度でジメチルホルムアミド中で撹拌した。この溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(50%の酢酸エチル/ヘキサン)による精製により、化合物I−213(20mg、59%)を透明な油として得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl
3)δ8.44(d、1H)、8.21(d、1H)、7.32(s、1H)、7.17(m、1H)、7.01(見かけ上のt、1H)、6.95(見かけ上のt、1H)、6.83(見かけ上のt、1H)、6.57(d、1H)、5.96(s、2H)、4.22(q、2H)、3.98(見かけ上のt、2H)、3.70(s、2H)、3.28(見かけ上のt、2H)、2.25(見かけ上の五重項、2H)、1.28(t、3H)。
化合物I−216
水酸化ナトリウム(水中で3.0N、8.0当量)及び化合物I−213の溶液を、LC/MSによる出発材料の完全な消費まで、周囲温度でメタノール中で撹拌した。反応混合物を濃縮し、水で希釈し、1NのHClの添加によってpH6〜7に中和した。真空濾過によって粗製生成物を収集し、逆相HPLC(0.1%のトリフルオロ酢酸を含む水中5〜95%のアセトニトリル、20分勾配)による精製により、化合物I−216(13mg、72%)を灰白色の固体として得た。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ9.09(d、1H)、8.29(d、1H)、7.53(s、1H)、7.33(m、1H)、7.22(m、2H)、7.10(見かけ上のt、1H)、6.84(見かけ上のt、1H)、5.90(s、2H)、3.84(m、2H)、3.57(s、2H)、3.12(m、2H)、2.17(見かけ上の五重項、2H)。
化合物I−222
2−(ピロリジン−2−イル)酢酸塩酸塩(2.3当量)、トリエチルアミン(10当量)、及び中間体1の溶液を、手順Bに従って、LC/MSによる出発材料の完全な消費まで、100℃でジオキサン/水(2:1比)中で撹拌した。この溶液を水で希釈し、1NのHClの添加によってpH3に中和した。結果として生じた固体を濾過によって収集し、真空中で乾燥させて化合物I−222(63mg、94%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ12.3(s、1H)、9.11(d、1H)、8.24(d、1H)、7.48(s、1H)、7.33(m、1H)、7.21(m、1H)、7.11(m、2H)、6.90(m、1H)、5.87(s、2H)、4.62(m、1H)、3.80(m、1H)、3.65(m、1H)、2.82(m、1H)、2.39(m、1H)、2.12〜1.90(m、3H)、1.84(m、1H)。
化合物I−184
中間体1から出発し、一般的手順Bによって化合物を得た。シリカゲルクロマトグラフィ(20〜50%の酢酸エチル/ヘキサン勾配)による精製により、化合物I−184(62mg、81%)を透明な油として得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3)δ8.45(d、1H)、8.22(d、1H)、7.27(s、1H)、7.19(m、1H)、7.02(見かけ上のt、1H)、6.97(見かけ上のt、1H)、6.87(見かけ上のt、1H)、6.59(d、1H)、5.97(d、1H)、5.93(d、1H)、4.76(br.m、1H)、4.34〜3.96(br.m、3H)、3.96〜3.74(br.m、2H)、3.50〜3.10(br.m、4H)、1.49(s、9H)。
化合物I−211及び化合物I−212
トリフルオロ酢酸(20当量)及び化合物I−184の溶液を、LC/MSによる出発材料の完全な消費まで、周囲温度でジクロロメタン中で撹拌した。この溶液を飽和炭酸水素ナトリウム中に慎重に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。逆相HPLC(0.1%のトリフルオロ酢酸を含む水中5〜75%のアセトニトリル、20分勾配)による精製により、2つの生成物を得た。
透明な油としての化合物I−211(17mg、TFA塩として28%)。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.79(m、1H)、8.35(m、1H)、7.52(s、1H)、7.28(m、1H)、7.10(m、1H)、7.04(m、1H)、6.90(m、1H)、6.85(m、1H)、5.97(s、2H)、5.08(m、1H)、4.91(m、1H)、4.09(m、1H)、4.01(m、1H)、3.85(見かけ上のt、1H)、3.71(見かけ上のd、1H)、3.52(見かけ上のd、1H)、3.45(m、1H)、3.40(m、1H)。
透明な油としての化合物I−212(19mg、32%)。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.80(s、1H)、8.34(d、1H)、7.61(d、1H)、7.29(m、1H)、7.10(見かけ上のt、1H)、7.05(見かけ上のt、1H)、6.94(m、1H)、6.91(見かけ上のt、1H)、6.00(s、2H)、5.12〜4.98(m、1H
*)、4.82(m、1H)、4.59〜4.32(m、1H
*)、4.17(m、1H
*)、3.93〜3.58(m、4H
*)、3.65〜3.33(m、1H
*)。*で印をつけた選択されたプロトンについて、回転異性体ピークの集合(それぞれ約0.5H)が見られた。
化合物I−150
表題化合物を3つのステップにおいて調製した。
ステップ1:5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−6−ヒドロキシピリミジン−4(3H)−オンの合成(この化合物の合成は、公開された特許出願、国際公開第2013/101830号に記載された)。
エタノール中の1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシイミドアミド、ジエチル2−フルオロマロン酸(1当量)、及びDBU(1当量)の混合物を、24時間にわたって70℃に加熱した。混合物を真空下で濃縮して油をもたらした。カラムクロマトグラフィ(メタノール中0〜20%のジクロロメタン)によってこの油を精製して、5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−6−ヒドロキシピリミジン−4(3H)−オン(145mg、収率100%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δppm8.81(d、1H)、7.42(s、1H)、7.26〜7.36(m、1H)7.05〜7.18(m、2H)、6.97(t、1H)、6.92(d、1H)、5.97(s、2H)。
ステップ2:3−(3−(4,6−ジクロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾールの合成
5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−6−ヒドロキシピリミジン−4(3H)−オン(1当量)及びPOCl
3(40当量)の混合物を、24時間にわたって70℃に加熱した。混合物を真空下で濃縮して白色の固体をもたらした。それを酢酸エチル中に希釈し、水で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて、3−(3−(4,6−ジクロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾール(61mg、収率38%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δppm8.40(s、1H)7.37(s、1H)7.10〜7.18(m、1H)6.88〜7.00(m、2H)6.76(t、1H)6.53(d、1H)5.96(s、2H)。
ステップ3:化合物I−150の合成
THF中の3−(3−(4,6−ジクロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾール(1当量)、モルホリン[THF中で1M](1当量)、及びヒューニッヒ塩基(1当量)の混合物を、24時間にわたって23℃で撹拌した。混合物を酢酸エチル中に希釈し、1NのHCl溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて白色の固体をもたらした。カラムクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜100%の酢酸エチル)によってこの固体を精製して、所望の化合物である化合物I−150(32mg、収率47%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δppm8.47(d、1H)、7.31〜7.34(m、1H)、7.19〜7.26(m、1H)、7.02〜7.09(m、1H)、6.99(t、1H)、6.84(t、1H)、6.59(d、1H)、6.00(s、2H)、3.89〜3.96(m、4H)、3.81〜3.89(m、4H)。
化合物I−172
この化合物を2つのステップにおいて調製した。
ステップ1:3−(3−(4−クロロ−5−フルオロ−6−メトキシピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾールの合成。
メタノール中の3−(3−(4,6−ジクロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾール(1当量)の懸濁液に、ナトリウムメトキシド[メタノール中で0.5M](1当量)を添加した。4時間にわたって23℃で混合物を撹拌した。混合物をHCl(ジオキサン中で4.0M、1当量)で処理した。混合物を真空下で濃縮した。結果として生じた固体を酢酸エチル中に溶解させ、ブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて、3−(3−(4−クロロ−5−フルオロ−6−メトキシピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾール(42mg、収率85%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δppm8.67(d、1H)、7.45(s、1H)、7.16〜7.21(m、1H)、6.97〜7.04(m、1H)、6.94(t、1H)、6.83(d、1H)、6.74(t、1H)、5.88(s、2H)、4.12(s、3H)。
ステップ2:化合物I−172の合成
THF中の3−(3−(4−クロロ−5−フルオロ−6−メトキシピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾール(1当量)、トリエチルアミン(2当量)、及びモルホリン(2当量)の混合物を、24時間にわたって100℃で撹拌した。混合物を酢酸エチル中に希釈し、水で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて油をもたらした。カラムクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜100%の酢酸エチル)によってこの油を精製して、薄茶色の固体をもたらした。この固体をメタノールですすいで、所望の化合物である化合物I−172(19mg、収率41%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm9.08(d、1H)、7.56(s、1H)、7.29〜7.36(m、1H)、7.18〜7.26(m、2H)、7.09(t、1H)、6.72(t、1H)、5.92(s、2H)、4.01(s、3H)、3.72(s、8H)。
化合物I−23
三塩化ホスホリル(75当量)中の、2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4(3H)−オン(この中間体は、公開された特許出願、国際公開第2012/3405 A1号に記載された)の懸濁液を、1時間にわたって70℃に加熱した。三塩化ホスホリルを窒素流下で除去し、結果として生じた粗製中間体をテトラヒドロフラン中に溶解させた。モルホリン(30当量)を添加し、反応がLC/MSにより完了するまで、この溶液を室温で撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液及びジクロロメタン中にこの溶液を注いだ。層を分離させ、水層をジクロロメタンで抽出した。有機物を飽和水性塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。残渣をジエチルエーテル中に懸濁し、次いで、結果として生じた固体を濾去して、所望の化合物である化合物I−23(6.5mg、収率69%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.77(m、1H)、8.66(s、1H)、7.57(s、1H)、7.31〜7.26(m、1H)、7.12〜7.02(m、2H)、6.94(m、1H)、6.84(t、1H)、5.99(s、2H)、3.85〜3.81(m、8H)。
化合物I−24
2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4(3H)−オン(この中間体は、以前の特許出願公開、国際公開第2012/3405 A1号に記載された)を出発ピリミドンとして使用したことを除いて、化合物I−23について記載した手順に従って表題化合物を合成した。最終的な残渣をジエチルエーテル中に懸濁し、次いで、結果として生じた固体を濾去して、所望の化合物である化合物I−24(42mg、定量的収率)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.74(m、1H)、8.21(d、1H)、7.46(s、1H)、7.27〜7.22(m、1H)、7.10〜6.99(m、2H)、6.89(m、1H)、6.79(t、1H)、6.70(d、1H)、5.95(s、2H)、3.77(brs、8H)。
化合物I−28
5−クロロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4(3H)−オン(この中間体は、公開された特許出願、国際公開第2012/3405 A1号に記載された)を出発ピリミドンとして使用したことを除いて、化合物I−23について記載した手順に従って表題化合物を合成した。最終的な残渣をジエチルエーテル中に懸濁し、次いで、結果として生じた固体を濾去して、所望の化合物である化合物I−28(7.5mg、収率32%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CDCl3)δ8.44(m、1H)、8.38(s、1H)、7.30(s、1H)、7.21〜7.15(m、1H)、7.03〜6.98(s、1H)、6.95(t、1H)、6.82(t、1H)、6.57(m、1H)、5.95(s、2H)、3.85〜3.81(m、8H)。
化合物I−29
2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリミジン−5−カルボニトリル(この中間体は、以前の特許出願公開、国際公開第2012/3405 A1号に記載された)を出発ピリミドンとして使用したことを除いて、化合物I−23について記載した手順に従って表題化合物を合成した。最終的な残渣をジエチルエーテル中に懸濁し、次いで、結果として生じた固体を濾去して、所望の化合物である化合物I−29(18mg、収率84%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ9.11(m、1H)、8.78(s、1H)、7.71(s、1H)、7.36〜7.31(m、1H)、7.27〜7.20(m、2H)、7.11(t、1H)、6.83(t、1H)、5.93(s、2H)、4.02〜4.00(m、4H)、3.76〜3.74(m、4H)。
化合物I−73
表題化合物を2つのステップにおいて調製した。
ステップ1:2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−メトキシピリミジン−4(3H)−オンの合成
1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシイミドアミド(1当量)、メチル3−(ジメチルアミノ)−2−メトキシアクリレート(3.1当量)、及び1,8−ジアザビシクロウンデス−7−エン(2当量)の溶液を、6時間にわたって100℃で撹拌した。反応溶液をジクロロメタン及び飽和塩化アンモニウムで希釈した。層を分離させ、水層をジクロロメタン(2×)で抽出した。有機物を飽和塩化アンモニウム及びブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜5%のメタノール勾配)による粗製材料の精製は、2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−メトキシピリミジン−4−オール(49mg、収率35%)を白色の固体として提供した。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.77(d、1H)、7.58(s、1H)、7.38(s、1H)、7.29〜7.24(m、1H)、7.10〜7.02(m、2H)、6.92〜6.85(m、2H)、5.96(s、2H)、3.87(s、3H)。
ステップ2:化合物I−73の合成
2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−メトキシピリミジン−4(3H)−オンを出発ピリミドンとして使用したことを除いて、化合物I−23について記載した手順に従って表題化合物を合成した。
最終の残渣をジエチルエーテル中に懸濁し、次いで、結果として生じた固体を濾去して、所望の化合物である化合物I−73(50mg、収率86%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ9.08(m、1H)、8.11(s、1H)、7.51(s、1H)、7.35〜7.29(m、1H)、7.24〜7.20(m、2H)、7.10(t、1H)、6.79(t、1H)、5.89(s、2H)、3.88(s、3H)、3.75〜3.71(m、8H)。
化合物I−77
ピペリジン−4−カルボン酸(3当量)、トリエチルアミン(10当量)、及び中間体1の溶液を、一般的手順Bに従って、LC/MSによる出発材料の完全な消費まで、100℃でテトラヒドロフラン及び水(1:1比)中で撹拌した。水性1N塩化水素酸及び酢酸エチルでこの溶液を希釈した。層を分離させ、酢酸エチル及び5:1のジクロロメタン/イソプロピルアルコールで水層を抽出した。有機物を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。逆相HPLC(0.1%のトリエフルオロ酢酸を含む水中5〜75%のアセトニトリル、20分勾配)による精製により、化合物I−77(11mg、収率44%)を白色の固体として得た。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.79(m、1H)、8.23(d、1H)、7.57(m、1H)、7.31〜7.26(m、1H)、7.12〜7.03(m、2H)、6.96(m、1H)、6.90(t、1H)、5.99(s、2H)、4.70(d、2H)、3.51〜3.45(m、2H)、2.79〜2.74(m、1H)、2.15〜2.11(m、2H)、1.90〜1.80(m、2H)。
化合物I−78
ピペリジン−3−カルボン酸がアミン反応体であり、THF/水(1:1)中の溶液として1.5時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。1N塩化水素酸溶液及び酢酸エチルでこの溶液を希釈した。層を分離させ、酢酸エチル及び5:1のジクロロメタン/イソプロピルアルコールで水層を抽出した。有機物を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。逆相HPLC(0.1%のトリエフルオロ酢酸を含む水中5〜75%のアセトニトリル、20分勾配)によって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−78(7mg、収率28%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.81(m、1H)、8.28(d、1H)、7.60(m、1H)、7.33〜7.27(m、1H)、7.13〜7.04(m、2H)、6.97〜6.92(m、2H)、6.01(s、2H)、4.52(d、1H)、4.31〜4.26(m、1H)、4.00(dd、1H)、3.93〜3.84(m、1H)、2.84〜2.78(m、1H)、2.23〜2.12(m、1H)、2.04〜1.88(m、2H)、1.82〜1.73(m、1H)。
化合物I−76
ピロリジン−3−カルボン酸がアミン反応体であり、THF/水(1:1)中の溶液として2.5時間にわたって60℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。1N塩化水素酸溶液及び酢酸エチルでこの溶液を希釈した。層を分離させ、酢酸エチル及び5:1のジクロロメタン/イソプロピルアルコールで水層を抽出した。有機物を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。逆相HPLC(0.1%のトリエフルオロ酢酸を含む水中5〜75%のアセトニトリル、20分勾配)によって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−76(11mg、収率45%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.83(m、1H)、8.29〜8.27(m、1H)、7.63(s、1H)、7.33〜7.29(m、1H)、7.13〜7.05(m、2H)、6.99〜6.96(m、2H)、6.03(s、2H)、4.23〜4.03(m、5H)、2.34(brs、2H)。
化合物I−92
2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−カルボン酸がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として16時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応が完了したら、3N塩化水素酸溶液を添加し、溶媒を真空中で除去した。粗製残渣を水中に取り込み、固体を濾過し、水ですすいで、所望の化合物である化合物I−92(12mg、収率47%)を茶色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)3超のジアステレオマーとして存在するδ8.80(m、1H)、8.25〜8.16(m、1H)、7.32〜7.28(m、2H)、7.12〜7.03(m、2H)、6.97〜6.83(m、2H)、6.00〜5.96(m、2H)、4.51〜4.36(m、1H)、2.99〜2.90(m、1H)、2.25(d、1H)、1.94〜1.57(m、6H)。
化合物I−100
水素化ナトリウム(1.0当量)及びエチル1H−ピロール−2−カルボキシレート(1当量)を、テトラヒドロフラン中に溶解させた。15分にわたって撹拌した後、0.5当量のピロリジンアニオンを、室温でテトラヒドロフラン中の中間体1(1.0当量)の溶液に添加した。5分後、追加の0.5当量のアニオンを添加した。45分にわたって室温で、2時間にわたって45℃で、次いで15時間にわたって65℃で、この溶液を撹拌した。追加の1当量のピロールアニオンを添加し、65℃において1.5時間後、飽和塩化アンモニウム水溶液及びジクロロメタンでこの溶液を希釈した。層を分離させ、水層をジクロロメタンで抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜50%の酢酸エチル)による精製は、化合物I−100(16mg、収率42%)を白色の固体として提供した。
1H−NMR(400MHz、CDCl
3)δ8.71(m、1H)、8.45(m、1H)、7.40(s、1H)、7.33〜7.32(m、1H)、7.22〜7.14(m、2H)、7.04〜6.95(m、2H)、6.84(t、1H)、6.57(m、1H)、6.43〜6.41(m、1H)、6.00(s、2H)、4.23(q、2H)、1.25(t、3H)。
化合物I−104
テトラヒドロフラン、メタノール、及び水(3:1:1比)中の化合物I−100(1当量)の溶液を、水酸化リチウム水和物(1.5当量)で処理した。45分にわたって室温で、そして3時間にわたって45℃で、この溶液を撹拌した。酢酸エチル、水性1N水酸化ナトリウム、及び水でこの溶液を希釈した。層を分離させ、水層を水性1N塩化水素酸でpH約1に酸性化させた。酸性化させた水層を酢酸エチルで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。逆相HPLC(0.1%のトリフルオロ酢酸を含む水中5〜75%のアセトニトリル、20分勾配)による精製は、化合物I−104(1mg、収率6%)を白色の固体として提供した。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.83(m、1H)、8.77(m、1H)、7.59(s、1H)、7.47(m、1H)、7.31〜7.25(m、1H)、7.16〜7.03(m、3H)、6.94(m、1H)、6.87(t、1H)、6.48〜6.46(m、1H)、6.00(s、2H)。
化合物I−119
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−3−カルボン酸(HCl塩として)がアミン反応体であり、16時間にわたってTHF/水(10:1)中の溶液として反応物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を真空中で除去し、残渣を水中に取り込んだ。固体を濾去し、逆相HPLC(0.1%のトリフルオロ酢酸を含む水中5〜75%のアセトニトリル、20分勾配)によって濾液を精製して、所望の化合物である化合物I−119(20mg、収率48%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.80(m、1H)、8.33(d、1H)、7.55(brs、1H)、7.30〜7.27(m、5H)、7.12〜7.03(m、2H)、6.93(s、1H)、6.89(t、1H)、5.99(s、2H)、5.58(brs、1H)、5.21(d、1H)、5.10(d、1H)、3.42〜3.40(m、2H)。
化合物I−140
1,2,3,4−テトラヒドロキノン−2−カルボン酸、及び10:1比のテトラヒドロフラン:水を溶媒として用いて、一般的手順Bに従って、これを合成した。出発材料の消費後、溶媒を真空中で除去し、結果として生じた残渣を、逆相HPLC(0.1%のTFAを含む水中5〜75%のアセトニトリル、20分勾配)によって精製して、化合物I−140(9mg、収率22%)を橙色の固体として提供した。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.79(m、1H)、8.35(d、1H)、7.47(s、1H)、7.30〜7.19(m、3H)、7.16〜7.02(m、4H)、6.90〜6.85(m、2H)、5.97(s、2H)、5.04(t、1H)、2.85〜2.81(m、1H)、2.75〜2.69(m、2H)、1.88〜1.80(m、1H)。
化合物I−120
(S)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−1−カルボン酸がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として2時間にわたって80℃に反応物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。出発材料の消費後、溶媒を真空中で除去し、結果として生じた残渣をメタノール中に取り込み、固体を濾去し、逆相HPLC(0.1%のTFAを含む水中5〜75%のアセトニトリル、20分勾配)によって濾液を精製して、所望の化合物である化合物I−120(27mg、収率65%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.80(m、1H)、8.34(d、1H)、7.67〜7.64(m、1H)、7.55(s、1H)、7.34〜7.26(m、4H)、7.12〜7.03(m、2H)、6.91(t、1H)、6.87(s、1H)、6.02(s、1H)、5.98(s、2H)、4.45〜3.37(m、1H)、4.13〜4.04(m、1H)、3.26〜3.20(m、1H)、3.05(dt、1H)。
化合物I−121
(R)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−1−カルボン酸がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として2時間にわたって80℃に反応物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。出発材料の消費後、溶媒を真空中で除去し、結果として生じた残渣をメタノール中に取り込み、固体を濾去し、逆相HPLC(0.1%のTFAを含む水中5〜75%のアセトニトリル、20分勾配)によって濾液を精製して、所望の化合物である化合物I−121(17mg、収率62%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.80(m、1H)、8.34(d、1H)、7.67〜7.64(m、1H)、7.55(s、1H)、7.34〜7.26(m、4H)、7.12〜7.03(m、2H)、6.91(t、1H)、6.87(s、1H)、6.02(s、1H)、5.98(s、2H)、4.45〜3.37(m、1H)、4.13〜4.04(m、1H)、3.26〜3.20(m、1H)、3.05(dt、1H)。
化合物I−123
ピペリジン−4−カルボニトリルがアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として2時間にわたって80℃に反応物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。出発材料の消費後、反応溶液をジクロロメタンで希釈し、溶媒を硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を濾過し真空中で除去した後、シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜70%の酢酸エチル)によって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−123(28mg、収率94%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.75(m、1H)、8.16(d、1H)、7.42(s、1H)、7.29〜7.24(m、1H)、7.11〜7.06(m、1H)、7.02(t、1H)、6.90(m、1H)、6.80(t、1H)、5.95(s、2H)、4.24〜4.18(m、2H)、3.76〜3.70(m、2H)、3.13(tt、1H)、2.08(ddd、2H)、1.96〜1.87(m、2H)。
化合物I−141
2−アミノアセトニトリル(HCl塩として)がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として90℃に反応物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。15時間にわたって撹拌した後、追加の2当量の2−アミノアセトニトリル(HCl塩として)を添加し、もう24時間にわたって溶液を撹拌し、この時点でこの溶液を水及び酢酸エチルで希釈した。層を分離させ、有機層を水で洗浄した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。メタノールを添加し、結果として生じた所望の固形生成物を濾去した。メタノール濾液は溶解した生成物を含有し、逆相HPLC(水中5〜75%のアセトニトリル、0.1%のトリフルオロ酢酸、20分勾配)によって精製されて追加の生成物をもたらし、これを濾過した固体と合わせて、所望の化合物である化合物I−141(11mg、収率35%)を褐色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ9.11(m、1H)、8.43(t、1H)、8.36(d、1H)、7.61(s、1H)、7.36〜7.30(m、1H)、7.25〜7.20(m、2H)、7.11(t、1H)、6.86(t、1H)、5.90(s、2H)、4.55(d、2H)。
化合物I−145
N,N−ジメチルホルムアミド中のアジ化ナトリウム(1当量)、塩化アンモニウム(1当量)、及び化合物I−141(1当量)の懸濁液を、1時間にわたって80℃に、次いで16時間にわたって110℃に加熱した。追加の塩化アンモニウム及びアジ化ナトリウムを添加し、20時間後、この溶液をメタノール及び水で希釈した。逆相HPLC(0.1%のトリフルオロ酢酸を含む水中5〜75%のアセトニトリル、20分勾配)による精製は、化合物I−145(6mg、43%)を黄色の固体として提供した。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ9.10(m、1H)、8.37(d、1H)、7.59(s、1H)、7.35〜7.30(m、1H)、7.25〜7.20(m、2H)、7.10(t、1H)、6.81(t、1H)、5.90(s、2H)、3.93〜3.91(m、4H)、3.28〜3.26(m、4H)、2.91(brs、2H)。
化合物I−139
ジクロロメタン中の2−メチルプロパン−2−オール(165当量)の0℃の溶液に、サルファーイソシアナチジン酸塩化物(sulfurisocyanatidic chloride)(150当量)を添加した。この溶液を20分にわたって0℃に維持し、次いで、3当量の結果として生じたスルホニル塩化物を、ジクロロメタン中の化合物I−4(1当量)及びトリエチルアミン(3当量)の室温の溶液に添加した。この溶液を30分にわたって室温に維持し、この時点でこの溶液を飽和水性炭酸水素ナトリウム及び酢酸エチルで希釈した。層を分離させ、水層を酢酸エチルで抽出した。有機物を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(酢酸エチル中のヘキサン)による精製は、化合物I−139(8mg、定量的収率)を褐色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.76(m、1H)、8.21(d、1H)、7.46(s、1H)、7.29〜7.24(m、1H)、7.12〜7.07(m、1H)、7.02(t、1H)、6.91(m、1H)、6.80(t、1H)、5.96(s、2H)、4.02〜3.99(m、4H)、3.49〜3.47(m、2H)、1.46〜1.43(m、9H)。
化合物I−125
ジクロロメタン中の化合物I−4(1当量)の溶液に、トリエチルアミン(2当量)を、続いてメタンスルホニル塩化物(1.5当量)を添加した。15分にわたって室温で溶液を撹拌し、次いで水及び酢酸エチルで希釈した。層を分離させ、有機層を水で洗浄した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、褐色の固体としての化合物I−125(8.5mg、定量的収率)になるまで溶媒を真空中で除去した。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ9.06(m、1H)、8.34(d、1H)、7.56(s、1H)、7.32〜7.27(m、1H)、7.22〜7.17(m、2H)、7.07(t、1H)、6.78(t、1H)、5.87(s、2H)、3.90〜3.88(m、4H)、3.25〜3.22(m、4H)、2.88(s、3H)。
化合物I−146
一般的手順Bに従って表題化合物を調製し、(1H−テトラゾール−5−イル)メタンアミン(HCl塩として)がアミン反応体であり、ジオキサン/水(3:1)中の溶液として3時間にわたって90℃に反応物を加熱した。後処理後、有機物を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去して、所望の化合物である化合物I−146(21mg、収率60%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.81(m、1H)、8.34(d、1H)、7.45(s、1H)、7.32〜7.26(m、1H)、7.12〜7.03(m、2H)、6.94〜6.90(m、2H)、6.00(s、2H)、5.23(s、2H)。
化合物I−147
ジクロロメタン中の化合物I−139(1当量)、及びトリフルオロ酢酸(200当量)の溶液を、2時間にわたって23℃で撹拌し、この時点で溶媒を真空中で除去し、残渣をメタノール中に取り込んだ。固形生成物を濾去した。逆相HPLC(0.1%のトリフルオロ酢酸を含む水中5〜75%のアセトニトリル、20分勾配)による濾液の精製、及び以前に濾過した生成物の化合は、所望の化合物である化合物I−147(2.4mg、収率41%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ9.10(m、1H)、8.37(d、1H)、7.59(s、1H)、7.36〜7.30(m、1H)、7.24〜7.20(m、2H)、7.10(t、1H)、6.88(s、2H)、6.81(t、1H)、5.90(s、2H)、3.91〜3.89(m、4H)、3.11〜3.09(m、4H)。
化合物I−149
一般的手順Bに従って表題化合物を調製し、イソインドリン−1−カルボン酸がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として1.5時間にわたって80℃に反応物を加熱した。LC/MSにより完了したら、溶媒を窒素流下で除去し、結果として生じた固体をメタノール及び水(5:1)中に取り込んだ。結果として生じた固体を濾去し、逆相HPLC(0.1%のトリフルオロ酢酸を含む水中5〜75%のアセトニトリル、20分勾配)によって濾液を精製して、所望の化合物である化合物I−149(14.5mg、収率54%)を褐色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ9.13(brs、1H)、8.39(brs、1H)、7.51(brs、2H)、7.45〜7.39(m、2H)、7.36〜7.31(m、1H)、7.27〜7.21(m、1H)、7.14〜7.05(m、2H)、6.96〜6.75(m、2H)、6.03〜5.82(m、3H)、5.23〜5.07(m、2H)。
化合物I−158
メタノール中の化合物I−139(1当量)の溶液に、黄色が持続するまで(ジアゾメチル)トリメチルシラン(約15当量)を添加した。溶媒を窒素流下で除去して、単離されていない中間体をもたらした。ジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸(200当量)を添加し、2時間にわたって室温で撹拌した後、溶媒を窒素流下で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜5%のメタノール)による精製は、化合物I−158(2.1mg、収率31%)を白色の固体として提供した。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.74(m、1H)、8.19(d、1H)、7.44(s、1H)、7.28〜7.22(m、1H)、7.10〜7.05(m、1H)、7.01(t、1H)、6.90(m、1H)、6.78(t、1H)、5.94(s、2H)、4.01〜3.98(m、4H)、2.66(s、3H)。
化合物I−177
ジクロロメタン中の化合物I−147(1当量)及びピリジン(100当量)の0℃の溶液に、塩化アセチル(5当量)を添加した。5分後、この溶液を室温に温め、1時間にわたってその温度に維持した。追加の塩化アセチル(5当量)を添加し、2.5時間にわたって室温で撹拌した。次いで、飽和水性塩化アンモニウム及びジクロロメタンにこの溶液を注いだ。層を分離させ、水層をジクロロメタンで抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。逆相HPLC(0.1%のトリフルオロ酢酸を含む水中5〜75%のアセトニトリル、20分勾配)による精製は、化合物I−177(7.9mg、収率29%)を黄色の固体として提供した。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.83(m、1H)、8.36(d、1H)、7.67(s、1H)、7.33〜7.28(m、1H)、7.13〜7.04(m、2H)、6.97〜6.92(m、2H)、6.02(s、2H)、4.22〜4.20(m、4H)、3.60〜3.58(m、4H)、2.03(s、3H)。
化合物I−175
一般的手順Bに従って表題化合物を調製し、4−(メチルスルホニル)ピペリジンがアミン反応体であり、THF中の溶液として1.5時間にわたって80℃に反応物を加熱した。LC/MSにより完了したら、酢酸エチル及び飽和水性塩化アンモニウムでこの溶液を希釈した。層を分離させ、有機層を追加の塩化アンモニウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去して、所望の化合物である化合物I−175(25mg、収率93%)を黄色の固体としてもたらした。
1H〜NMR(400MHz、CDCl
3)δ8.44(m、1H)、8.21(d、1H)、7.26(s、1H)、7.20〜7.15(m、1H)、7.03〜6.96(m、1H)、6.95(t、1H)、6.82(t、1H)、6.57(m、1H)、5.95(s、2H)、4.83(d、2H)、3.18〜3.05(m、3H)、3.07(s、3H)、2.26(d、2H)、1.93(qd、2H)。
化合物I−192
一般的手順Bに従って表題化合物を調製し、N−メチル−1−(1H−テトラゾール−5−イル)メタンアミン(HCl塩として)がアミン反応体であり、ジオキサン/水(3:1)中の溶液として1.5時間にわたって90℃に反応物を加熱した。LC/MSによって完了と判断された後、1N塩化水素酸溶液及び酢酸エチルでこの溶液を希釈した。層を分離させ、水層をジクロロメタンで抽出した。有機物を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去して、所望の化合物である化合物I−192(30mg、83%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ9.11(m、1H)、8.34(d、1H)、7.44(s、1H)、7.35〜7.30(m、1H)、7.23〜7.17(m、2H)、7.10(t、1H)、6.84(t、1H)、5.88(s、2H)、5.21(s、2H)、3.35(m、3H)。
化合物I−201
一般的手順Bに従って表題化合物を調製し、エチル2−((シクロプロピルメチル)アミノ)アセテートがアミン反応体であり、ジオキサン中の溶液として16時間にわたって90℃に反応物を加熱した。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜70%の酢酸エチル)によって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−201(32mg、収率81%)を透明な油としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CDCl
3)δ8.43(m、1H)、8.17(d、1H)、7.21(s、1H)、7.19〜7.13(m、1H)、7.01〜6.92(m、2H)、6.81(t、1H)、6.54(m、1H)、5.92(s、2H)、4.37(s、2H)、4.17(q、2H)、3.63(d、2H)、1.21(t、3H)、1.15〜1.09(m、1H)、0.59〜0.54(m、2H)、0.31〜0.26(m、2H)。
化合物I−203
テトラヒドロフラン、エタノール、及び水(比3:1:1)中の化合物I−201(1当量)の溶液を、水酸化リチウム一水和物(1.5当量)で処理し、4時間にわたって室温で撹拌し、この時点でこの溶液を水及びジクロロメタンで希釈した。層を分離させ、水層をpH約1に酸性化させた。酸性化させた水層をジクロロメタンで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去して、化合物I−203(18.5mg、収率65%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.76(d、1H)、8.15(d、1H)、7.36(s、1H)、7.29〜7.24(m、1H)、7.10〜7.01(m、2H)、6.86〜6.82(m、2H)、5.94(s、2H)、4.47(s、2H)、3.96(d、2H)、1.22〜1.15(m、1H)、0.59〜0.55(m、2H)、0.38〜0.34(m、2H)。
化合物I−204
一般的手順Bに従って表題化合物を調製し、2−(イソプロピルアミノ)酢酸がアミン反応体であり、ジオキサン/水(3:1)中の溶液として16時間にわたって100℃に反応物を加熱した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜10%のメタノール)によって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−204(8mg、収率33%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CDCl
3)δ8.40(brs、1H)、8.11(brs、1H)、7.22(s、1H)、7.20〜7.15(m、1H)、7.20〜6.92(m、2H)、6.83(brs、1H)、6.60(brs、1H)、5.91(brs、2H)、4.75(brs、1H)、4.14(brs、2H)、1.29(d、6H)。
化合物I−205
一般的手順Bに従って表題化合物を調製し、エチル2−(イソブチルアミノ)アセテートがアミン反応体であり、ジオキサン中の溶液として44時間にわたって90℃に反応物を加熱した。LC/MSによって完了と判断された後、水及びジクロロメタンでこの溶液を希釈した。層を分離させ、水層をジクロロメタンで抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜50%の酢酸エチル)によって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−205(19mg、収率57%)を黄色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CDCl
3)δ8.43(m、1H)、8.16(d、1H)、7.20〜7.14(m、2H)、7.02〜6.98(m、1H)、6.94(t、1H)、6.81(t、1H)、6.54(m、1H)、6.54(m、1H)、5.93(s、2H)、4.26(s、2H)、4.16(q、2H)、3.54(d、2H)、2.09〜2.03(m、1H)、1.19(t、3H)、0.97(d、6H)。
化合物I−209
テトラヒドロフラン、エタノール、及び水(比3:1:1)中の化合物I−205(1当量)の溶液を、水酸化リチウム一水和物(2当量)で処理し、LC/MSによって判断される出発材料の完全な消費まで、室温で撹拌した。水及びジエチルエーテルでこの溶液を希釈した。層を分離させ、水層をpH約1に酸性化させた。酸性化させた水層を酢酸エチルで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去して、化合物I−209(13mg、収率86%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz、CD
3OD)δ8.76(m、1H)、8.15(d、1H)、7.36(s、1H)、7.29〜7.24(m、1H)、7.10〜7.01(m、2H)、6.86〜6.82(m、2H)、5.92(s、2H)、4.38(s、2H)、3.61(d、2H)、2.15〜2.08(m、1H)、1.00(d、6H)。
化合物I−257
表題化合物を4つのステップにおいて調製した。
ステップ1:(S)−2−(4−メチルフェニルスルホンアミド)−3−(ピリジン−2−イル)プロパン酸の合成
【化77】
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水中の(S)−2−アミノ−3−(ピリジン−2−イル)プロパン酸、p−トルエンスルホニル塩化物(1.2当量)の懸濁液を、水酸化ナトリウム(1N溶液、3当量)で処理した。18時間にわたって90℃で反応物を撹拌した。結果として生じた混合物を室温に冷却し、1NのHCl溶液でpH6に中和した。塩化ナトリウムを添加して溶液を飽和させ、次いでこれをジクロロメタン/イソ−プロパノール(4:1 v/v)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去して、(S)−2−(4−メチルフェニルスルホンアミド)−3−(ピリジン−2−イル)プロパン酸灰白色の固体(収率35%)を得た。
ステップ2:(S)−2−(N,4−ジメチルフェニルスルホンアミド)−3−(ピリジン−2−イル)プロパン酸の合成
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
1N水酸化ナトリウム水溶液(4.0当量)中の(S)−2−(4−メチルフェニルスルホンアミド)−3−(ピリジン−2−イル)プロパン酸及びヨウ化メチル(3.2当量)の懸濁液を、6時間にわたって100℃で加熱した。結果として生じた混合物を室温に冷却し、1NのHCl溶液でpH6に中和し、ジクロロメタン/イソ−プロパノール(4:1 v/v)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中20〜50%のアセトニトリル/メタノール(7:1)勾配)による精製により、(S)−2−(N,4−ジメチルフェニルスルホンアミド)−3−(ピリジン−2−イル)プロパン酸を黄色の発泡固体(収率39%)として得た。
ステップ3:(S)−2−(メチルアミノ)−3−(ピリジン−2−イル)プロパン酸(HBr塩として)の合成
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−(N,4−ジメチルフェニルスルホンアミド)−3−(ピリジン−2−イル)プロパン酸に、HBr(氷酢酸中で33重量%、25当量)を添加した。6時間にわたって85℃で、次いで3日間にわたって60℃で、反応物を撹拌した。追加の量のHBr溶液(3.3当量)を添加し、結果として生じた混合物を6時間にわたって85℃で撹拌した。反応物を室温に冷却し、水で希釈し、エーテルで洗浄した。水相を真空中で濃縮して、粗製の(S)−2−(メチルアミノ)−3−(ピリジン−2−イル)プロパン酸二臭化水素酸塩を濃い赤色の油(収率99%超)として得、これをさらなる操作を伴わずに次のステップにおいて使用した。
ステップ4:化合物I−257の合成
(S)−2−(メチルアミノ)−3−(ピリジン−2−イル)プロパン酸(HBr塩として)がアミン反応体であり、1.1当量の中間体1を使用し、100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。逆相HPLC(0.1%のトリフルオロ酢酸を含む水中20〜75%のアセトニトリル、20分勾配)によって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−257(123mg、収率73%)を褐色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)d8.81(d,1H)、8.49(d,1H)、8.24(d,1H)、8.13(見かけ上のt,1H)、7.88(d,1H)、7.58(見かけ上のt,1H)、7.42(s,1H)、7.29(見かけ上のq,1H)、7.11(m,1H)、7.06(見かけ上のt,1H)、6.90(d,1H)、6.89(m,1H)、6.01(d,1H)、5.97(d,1H)、5.65(br.m,1H)、3.88(dd,1H)、3.67(dd,1H)、3.35(d,3H)。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.81(d,1H)、8.49(d,1H)、8.24(d,1H)、8.13(見かけ上のt,1H)、7.88(d,1H)、7.58(見かけ上のt,1H)、7.42(s,1H)、7.29(見かけ上のq,1H)、7.11(m,1H)、7.06(見かけ上のt,1H)、6.90(d,1H)、6.89(m,1H)、6.01(d,1H)、5.97(d,1H)、5.65(br.m,1H)、3.88(dd,1H)、3.67(dd,1H)、3.35(d,3H)。
化合物I−200
表題化合物を8つのステップにおいて合成した。
【化80】
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ステップ1:エチル3−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−カルボキシレートの合成
密封されたバイアル内の無水エタノール中のイソオキサゾール−3−カルボヒドラジド(1当量)、エチル2−アミノ−2−チオキソアセテート(1当量)、及び塩化アンモニウム(10当量)の懸濁液を、7日間にわたって110℃で加熱した。粗製混合物を真空中で濃縮した。水を添加し、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中10〜20%のアセトニトリル/メタノール(7:1)勾配)による精製により、エチル3−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−カルボキシレートを橙色の固体(収率24%)として得た。
【化81】
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ステップ2:エチル1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキシレート及びエチル1−(2−フルオロベンジル)−3−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−カルボキシレートの合成
DMF中のエチル3−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−カルボキシレートに、水素化ナトリウム(鉱物油中60重量%、1.2当量)を添加した。10分後、2−フルオロベンジルブロミド(1.2当量)を添加し、2時間にわたって反応物を撹拌した。水を添加し、結果として生じた混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(10〜40%の酢酸エチル/ヘキサン勾配)による精製により、エチル1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキシレート、及びエチル1−(2−フルオロベンジル)−3−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−カルボキシレート(収率63%、42:58比)を得た。
【化82】
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ステップ3:1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸及び1−(2−フルオロベンジル)−3−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−カルボン酸の合成
テトラヒドロフラン/メタノール/水(3:1:1比)中の、エチル1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキシレート、及びエチル1−(2−フルオロベンジル)−3−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−カルボキシレートの溶液に、水酸化リチウム水和物(1.5当量)を添加した。1時間後、水及び1NのHCl溶液(50:8比)を添加し、結果として生じた混合物を酢酸エチルで抽出した。注記:生成物は完全に可溶性ではなく、真空濾過によって収集された。ジクロロメタン/イソ−プロパノール(4:1 v/v)で水層を抽出した。合わせた有機相を真空中で濃縮し、エーテルで粉砕して、追加の生成物をもたらした。合わせた固体(88%、位置異性体の混合物)を、さらなる操作を伴わずに次のステップにおいて使用した。
【化83】
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ステップ4:1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリルの合成
酢酸エチル中の1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸、及び1−(2−フルオロベンジル)−3−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−カルボン酸、2−メチルプロパン−2−アミン(2当量)、ならびにトリエチルアミン(2当量)の懸濁液に、n−プロピルホスホン酸無水物(T3P、50重量%酢酸エチル溶液、3当量)を添加した。結果として生じた黄色の溶液を、2.5時間にわたって65℃で加熱した。溶媒を真空中で除去した。三塩化ホスホリル(18当量)を添加し、結果として生じた混合物を50分にわたって70℃で撹拌した。水及び氷の混合物中に慎重に注ぐことによって反応物を反応停止させ、飽和炭酸水素ナトリウム溶液の添加によってpH7に中和し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(10〜60%の酢酸エチル/ヘキサン勾配)による精製により、1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(収率39%)を得た。注記:位置異性体のうちの1つを脱炭酸して3−(1−(2−フルオロベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)イソオキサゾールを形成した。その構造帰属は、観察されるnOeと一致している。この副反応は、鹸化ステップ(ステップ3)の間に発生した場合がある。
【化84】
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ステップ5:1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキシイミドアミドの合成
メタノール中の1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリルの溶液を、ナトリウムメトキシド(25重量%メタノール溶液、5当量)処理し、1時間にわたって撹拌した。塩化アンモニウム(10当量)を添加した。18時間後、反応混合物を真空中で濃縮し、半飽和炭酸水素ナトリウム/1N水酸化ナトリウム溶液(10:1比)と酢酸エチルとの間で分配した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去して、1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキシイミドアミド(収率99%超)を得、これをさらなる精製を伴わずに使用した。
【化85】
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ステップ6:5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリミジン−4(3H)−オンの合成
1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキシイミドアミドの懸濁液を、ナトリウム(Z)−3−エトキシ−2−フルオロ−3−オキソプロプ−1−エン−1−オレート(3.0当量)で処理し、1時間にわたって90℃で加熱した。周囲温度に冷却した後、HCl(1.25Mエタノール溶液)の添加によって反応混合物を中和した。結果として生じた淡黄色の懸濁液を5分にわたって撹拌し、次いで真空中で濃縮した。ジクロロメタンと水との間で残渣を分配し、水層をジクロロメタンで逆抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中5〜20%のアセトニトリル/メタノール(7:1)勾配)による精製により、5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−ピリミジン−4(3H)−オン(61mg、収率74%)を淡黄色の固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.95(d,1H)、8.09(d,1H)、7.35(見かけ上のq,1H)、7.23(見かけ上のt,1H)、7.17(d,1H)、7.15(m,2H)、6.07(s,2H)。
【化86】
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ステップ7:3−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)イソオキサゾールの合成
三塩化ホスホリル(77当量)中の5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリミジン−4(3H)−オンの懸濁液を、2時間にわたって65℃に加熱した。
氷中に反応混合物を慎重に注ぎ、20分にわたって撹拌した。結果として生じた混合物を飽和炭酸水素ナトリウムの添加によってpH8に塩基性化させ、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去して、3−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)イソオキサゾールを灰白色の固体(収率99%超)として得た。
ステップ8:化合物I−200の合成
(S)−3−メチル−2−(メチルアミノ)ブタン酸がアミン反応体であり、中間体1の代わりに3−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)イソオキサゾールを使用し、100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中20〜50%(アセトニトリル/メタノール=7:1)勾配)によって粗製材料を精製し、不純生成物を得た。逆相HPLC(0.1%のトリフルオロ酢酸を含む水中5〜95%のアセトニトリル、20分勾配)によって試料を再精製して、所望の化合物である化合物I−200(23mg、2つのステップを通じて66%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.56(d,1H)、8.34(d,1H)、7.27(見かけ上のq,1H)、7.21(見かけ上のt,1H)、7.15(d,1H)、7.06(m,2H)、6.09(d,1H)、6.02(d,1H)、4.27(d,1H)、3.07(d,3H)、2.55(m,1H)、1.10(d,3H)、0.95(d,3H)。
化合物I−249
4−メチルピペリジン−4−カルボン酸(HCl塩として)がアミン反応体であり、中間体1の代わりに3−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)イソオキサゾール(この合成は化合物I−200についての手順に記載されている)を使用し、19時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、水で希釈し、水性1NのHClで中和した。結果として生じた固体を真空濾過によって収集し、水で洗浄し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−249(29mg、収率85%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ8.54(d,1H)、8.22(d,1H)、7.24(m,1H)、7.17(d,1H)、7.07−7.00(m,3H)、6.08(s,2H)、4.41(br.d,2H)、3.38(見かけ上のt,2H)、2.28(br.d,2H)、1.59(m,2H)、1.31(s,3H)。
化合物I−1
ピロリジン(7当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、THF中の溶液として10分にわたって40℃に、次いで18時間にわたって23℃で内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去して、所望の化合物である化合物I−1(23mg、収率76%)を固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm9.08(d,1H)、8.20(d,1H)、7.52(s,1H)、7.30〜7.40(m,1H)、7.18〜7.28(m,2H)、7.10(t,1H)、6.82(t,1H)、5.89(s,2H)、3.65〜3.70(m,4H)、1.92(d,4H)。
化合物I−2
ピペリジン(7当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、THF中の溶液として10分にわたって40℃に、次いで18時間にわたって23℃で内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去して、所望の化合物である化合物I−2(25mg、収率80%)を固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm9.09(s,1H)、8.26(d,1H)、7.54(s,1H)、7.32(s,2H)、7.20〜7.27(m,2H)、7.10(t,1H)、6.81(t,1H)、5.90(s,2H)、3.74〜3.80(m,4H)、1.58〜1.62(m,6H)。
化合物I−3
モルホリン(7当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、THF中の溶液として10分にわたって40℃に、次いで18時間にわたって23℃で内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去して、所望の化合物である化合物I−3(24mg、収率76%)を固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm9.08(s,1H)、8.33(d,1H)、7.57(s,1H)、7.32(d,2H)、7.20〜7.27(m,2H)、7.10(t,2H)、6.81(t,1H)、5.90(s,2H)、3.79(d,4H)、3.74(d,4H)。
化合物I−4
ピペラジン(7当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、THF中の溶液として10分にわたって40℃に、次いで18時間にわたって23℃で内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去して、所望の化合物である化合物I−4(20mg、収率64%)を固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm9.09(s,1H)、8.33(d,1H)、7.56(s,1H)、7.32(s,1H)、7.20〜7.28(m,2H)、7.10(t,1H)、6.81(t,1H)、5.90(s,2H)、3.78〜3.84(m,4H)、2.90〜3.00(m,3H)。
化合物I−5
N−メチルピペラジン(7当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、THF中の溶液として10分にわたって40℃に、次いで18時間にわたって23℃で内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去して、所望の化合物である化合物I−5(23mg、収率71%)を固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm9.09(s,1H)、8.31(d,1H)、7.56(s,1H)、7.32(s,1H)、7.18〜7.27(m,2H)、7.10(t,1H)、6.80(s,1H)、5.90(s,2H)、3.74〜3.81(m,4H)、3.25〜3.35(s,3H)、2.20〜2.30(m,4H)。
化合物I−6
2−モルホリノエタンアミン(7当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、THF中の溶液として10分にわたって40℃に、次いで18時間にわたって23℃で内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去して、所望の化合物である化合物I−6(25mg、収率72%)をガムとしてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm9.09(d,1H)、8.17(d,1H)、7.59(s,1H)、7.48(s,1H)、7.28〜7.38(m,1H)、7.17〜7.26(m,2H)、7.10(t,1H)、6.86(t,1H)、5.88(s,2H)、3.56〜3.62(m,4H)、3.48(t,4H)、2.44(m,2H)、2.29〜2.40(m,2H)。
化合物I−7
N,N−ジメチルエタン−1,2−ジアミン(7当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、THF中の溶液として10分にわたって40℃に、次いで18時間にわたって23℃で内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去して、所望の化合物である化合物I−7(24mg、収率76%)をガムとしてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm9.09(d,1H)、8.17(d,1H)、7.54(s,1H)、7.48(s,1H)、7.29〜7.38(m,1H)、7.18〜7.27(m,2H)、7.11(t,1H)、6.88(t,1H)、5.89(s,2H)、3.57(q,2H)、2.43〜2.49(m,2H)、2.19(s,6H)。
化合物I−9
シクロヘキシルアミン(7当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、THF中の溶液として10分にわたって40℃に、次いで18時間にわたって23℃で内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去して、所望の化合物である化合物I−9(20mg、収率62%)を固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm9.09(d,1H)、8.14(d,1H)、7.51(d,1H)、7.45(s,1H)、7.33(d,1H)、7.18〜7.28(m,2H)、7.10(t,1H)、6.85(t,1H)、5.88(s,2H)、4.03〜4.08(m,1H)、1.89〜1.92(m,2H)、1.72〜1.76(m,2H)、1.63(d,2H)、1.32〜1.43(m,4H)。
化合物I−8
ジメチルアミン(7当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、THF中の溶液として10分にわたって40℃に、次いで18時間にわたって23℃で内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去して、所望の化合物である化合物I−8(19mg、収率67%)を固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm9.09(s,1H)、8.18(d,1H)、7.52(s,1H)、7.39〜7.45(m,1H)、7.18〜7.27(m,2H)、7.10(t,1H)、6.82〜6.88(m,1H)、5.90(s,2H)、3.24(d,6H)。
化合物I−11
2−メチルピロリジンがアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、THF中の溶液として10分にわたって40℃に、次いで18時間にわたって23℃で内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去し、0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−11(16mg、収率51%)を固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm9.09(d,1H)、8.21(d,1H)、7.49(s,1H)、7.29〜7.38(m,1H)、7.17〜7.27(m,2H)、7.10(t,1H)、6.84(t 1H)、5.92(s,2H)、4.40〜4.48(m,1H)、3.75〜3.90(m,1H)、3.56〜3.69(m,1H)、2.00〜2.07(m,2H)、1.93(d,1H)、1.65〜1.73(m,1H)、1.23(d,3H)。
化合物I−10
ピペリジン−4−オールがアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、THF中の溶液として10分にわたって40℃に、次いで18時間にわたって23℃で内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去して、所望の化合物である化合物I−10(19mg、収率58%)を固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm9.08(d,1H)、8.27(d,1H)、7.54(s,1H)、7.21〜7.39(m,3H)、7.10(t,1H)、6.81(t,1H)、5.90(s,2H)、4.78〜4.84(m,1H)、4.18(d,2H)、3.74〜3.79(m,1H)、3.37〜3.47(m,2H)、1.81〜8.89(m,2H)、1.40〜1.54(m,2H)。
化合物I−12
tert−ブチル4−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(1.5当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、THF中の溶液として10分にわたって40℃に、次いで18時間にわたって23℃で内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去し、0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−12(36mg、収率90%)を固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm9.04〜9.15(m,1H)、8.18(d,1H)、7.53〜7.65(m,1H)、7.47(s,1H)、7.30〜7.39(m,1H)、7.19〜7.27(m,2H)、7.07〜7.16(m,1H)、6.85(t,1H)、5.83〜5.91(m,2H)、4.25(d,1H)、3.96(d,2H)、2.87〜2.91(m,2H)、1.87(d,2H)、1.44〜1.51(m,2H)、1.41(s,9H)。
化合物I−13
(S)−ピロリジン−2−イルメタノールがアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、THF中の溶液として10分にわたって40℃に、次いで18時間にわたって23℃で内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去し、0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−13(18mg、収率55%)を固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm9.09(d,1H)、8.21(d,1H)、7.49(s,1H)、7.28〜7.37(m,1H)、7.18〜7.26(m,2H)、7.10(t,1H)、6.83(t,1H)、5.85〜5.93(m,2H)、4.86(t,1H)、4.32〜4.39(m,1H)、3.74〜3.79(m,1H)、3.62〜3.69(m,1H)、3.52〜3.59(m,1H)、3.44〜3.50(m,1H)、1.98〜2.04(m,2H)、1.91(d,2H)。
化合物I−17
3−メトキシピロリジン(4当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として1時間にわたって40℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去して、所望の化合物である化合物I−17(12mg、収率61%)を固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm9.09(d,1H)、8.23(d,1H)、7.53(s,1H)、7.29〜7.40(m,1H)、7.18〜7.28(m,2H)、7.10(t,1H)、6.82(t,1H)、5.90(s,2H)、4.03〜4.12(m,1H)、3.70〜3.87(m,3H)、3.66(d,1H)、3.28(s,3H)、1.96〜2.15(m,2H)。
化合物I−18
ピペリジン−3−オール(4当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、THF中の溶液として1時間にわたって40℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去して、所望の化合物である化合物I−18(14mg、収率72%)を固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm9.09(d,1H)、8.25(d,1H)、7.53(s,1H)、7.28〜7.39(m,1H)、7.17〜7.27(m,2H)、7.10(t,1H)、6.81(t,1H)、5.90(s,2H)、4.97(d,1H)、4.18(d,1H)、3.56〜3.68(m,1H)、3.37〜3.48(m,2H)、3.21(dd,1H)、1.73〜1.96(m,2H)、1.43〜1.58(m,2H)。
化合物I−25
tert−ブチルピペリジン−3−イルカルバメート(4当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、THF中の溶液として1時間にわたって40℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去し、0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−25(25mg、収率66%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.75(d,1H)、8.16(d,1H)、7.58(s,1H)、7.23〜7.38(m,1H)、7.08〜7.17(m,1H)、7.05(t,1H)、6.95(s,1H)、6.84(t,1H)、6.78(d,1H)、5.98(s,2H)、4.40(d,1H)、4.13〜4.24(m,1H)、3.69(br.s.,1H)、3.56(d,1H)、3.35〜3.42(m,1H)、2.00〜2.09(m,1H)、1.91(dd,1H)、1.59〜1.72(m,2H)、1.45(s,9H)。
化合物I−26
tert−ブチル3−アミノアゼチジン−1−カルボキシレート(4当量)がアミン反応体であり、2当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として1時間にわたって40℃に内容物を加熱し、続いて、LC/MS上で出発材料の完全な消費が観察されるまで75℃に加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去し、0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−26(24mg、収率67%)を固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm9.10(d,1H)、8.31(d,1H)、8.25(d,1H)、7.48〜7.57(m,1H)、7.29〜7.38(m,1H)、7.15〜7.28(m,2H)、7.11(t,1H)、6.85(t,1H)、5.89(s,2H)、4.76〜4.93(m,1H)、4.15〜4.25(m,2H)、3.91(dd,2H)、1.39(s,9H)。
化合物I−27
tert−ブチル3−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(4当量)がアミン反応体であり、2当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として1時間にわたって40℃に内容物を加熱し、続いて、LC/MS上で出発材料の完全な消費が観察されるまで75℃に加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去し、0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−27(24mg、収率57%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.78(d,1H)、8.15(d,1H)、7.58(s,1H)、7.25〜7.33(m,1H)、7.08〜7.17(m,1H)、7.05(t,1H)、6.95(s,1H)、6.84(t,1H)、6.78(d,1H)、5.98(s,2H)、4.40(d,1H)、4.18(d,1H)、3.69(m,1H)、3.56(d,1H)、3.39(d,1H)、1.99〜2.08(m,1H)、1.91(dd,1H)、1.57〜1.76(m,2H)、1.45(s,9H)。
化合物I−19
3−メトキシピペリジン(4当量)がアミン反応体であり、2当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として1時間にわたって40℃に内容物を加熱し、続いて、LC/MS上で出発材料の完全な消費が観察されるまで75℃に加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、濾過し、固体を酢酸エチルで洗浄した。濾液を収集し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去して、所望の化合物である化合物I−19(15mg、収率74%)を固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm9.06(d,1H)、8.23(d,1H)、7.49(s,1H)、7.25〜7.35(m,1H)、7.13〜7.24(m,2H)、7.07(t,1H)、6.78〜6.87(m,1H)、5.86(s,2H)、3.91(d,1H)、3.62〜3.81(m,3H)、3.34(dd,1H)、3.23(s,3H)、1.83〜1.94(m,1H)、1.72〜1.81(m,1H)、1.56〜1.65(m,1H)、1.44〜1.54(m,1H)。
化合物I−20
ピロリジン−3−オール(4当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、THF中の溶液として1時間にわたって40℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、濾過し、固体を酢酸エチルで洗浄した。濾液を収集し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去して、所望の化合物である化合物I−20(10mg、収率53%)を固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm9.08(d,1H)、8.21(d,1H)、7.52(s,1H)、7.29〜7.37(m,1H)、7.18〜7.28(m,2H)、7.10(t,1H)、6.82(t,1H)、5.90(s,2H)、5.04(d,1H)、4.32〜4.39(m,1H)、3.81(d,1H)、3.69〜3.77(m,1H)、3.60〜3.68(m,1H)、1.96〜2.05(m,1H)、1.88〜1.95(m,1H)。
化合物I−21
tert−ブチルアゼチジン−3−イルカルバメート(4当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、THF中の溶液として1時間にわたって40℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、濾過し、固体を収集し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−21(30mg、収率79%)を固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm9.08(s,1H)、8.25(m,1H)、7.62〜7.66(m,2H)、7.51(s,1H)、7.29〜7.34(m,1H)、7.15〜7.27(m,2H)、7.07〜7.14(m,1H)、6.79〜6.84(m,1H)、5.90(s,2H)、4.35〜4.44(m,2H)、4.01〜4.12(m,2H)、3.84〜3.90(m,1H)、1.39(s,9H)。
化合物I−22
4−メトキシピペリジン(4当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、THF中の溶液として1時間にわたって40℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去して、所望の化合物である化合物I−22(15mg、収率74%)を固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm9.05(d,1H)、8.25(d,1H)、7.51(s,1H)、7.26〜7.31(m,1H)、7.14〜7.25(m,2H)、7.07(t,1H)、6.74〜6.82(m,1H)、5.87(s,2H)、4.06〜4.11(m,2H)、3.42〜3.50(m,2H)、3.25(s,3H)、1.89〜1.95(m,2H)、1.46〜1.51(m,3H)。
化合物I−64
4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(HCl塩として)(5当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンの代わりに10当量のヒューニッヒ塩基を使用し、THF/DMF(1:1)中の溶液としてマイクロ波で1時間にわたって175℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去し、5〜90%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−64(4mg、収率20%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.74(s,1H)、8.05(d,1H)、7.19〜7.33(m,2H)、6.97〜7.12(m,2H)、6.79〜6.93(m,2H)、5.92(s,2H)、3.67〜3.81(m,4H)、2.49(d,2H)、1.77〜1.91(m,2H)、1.63(s,3H)。
化合物I−101
4−(tertブトキシカルボニル)ピペラジン−2−カルボン酸水和物(4当量)がアミン反応体であり、5当量のトリエチルアミンを使用し、THF/水(9:1)中の溶液として5時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。ジクロロメタンの代わりに酢酸エチルを用いて後処理を実行した。逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−101(12mg、収率26%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.10(d,1H)、8.39(d,1H)、7.54(s,1H)、7.28〜7.39(m,1H)、7.15〜7.25(m,2H)、7.11(t,1H)、6.85(t,1H)、5.85〜5.97(m,2H)、5.17(br.s.,1H)、4.45(d,1H)、4.33(br.s.,1H)、3.91〜4.02(m,1H)、3.33〜3.39(m,2H)、3.05〜3.17(m,1H)、1.41(s,9H)。
化合物I−163
4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−4−カルボン酸(4当量)がアミン反応体であり、3当量のトリエチルアミンを使用し、NMP中の溶液として10分にわたって175℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物をジエチルエーテルで希釈し、結果として生じた沈降物を濾過し、収集した。逆相HPLCによって粗製材料をさらに精製して、所望の化合物である化合物I−163(5mg、収率15%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,メタノール−d
4)δppm9.03(d,1H)、8.82〜8.89(m,1H)、8.58(s,1H)、7.58(s,1H)、7.28〜7.37(m,1H)、7.11〜7.18(m,1H)、7.02〜7.10(m,1H)、6.94(s,1H)、6.83〜6.92(m,1H)、6.01(s,2H)、5.12(d,1H)、5.00(d,1H)、4.55〜4.64(m,1H)、3.43(dd,1H)、3.20(d,1H)。
化合物I−189
4−エチルピペリジン−4−カルボン酸(HCl塩として)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として18時間にわたって40℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応が不完全だったため、追加のアミン反応体(3当量)、トリエチルアミン(4当量)、及びDMF(THFと等体積)を容器内に導入し、結果として生じた混合物を18時間にわたって85℃に加熱した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−189を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,メタノール−d
4)δppm8.79(d,1H)、8.20(d,1H)、7.54(s,1H)、7.21〜7.35(m,1H)、7.07〜7.13(m,1H)、7.05(t,1H)、6.95(d,1H)、6.89(t,1H)、5.99(s,2H)、4.65(d,2H)、3.33〜3.43(m,2H)、2.32(d,2H)、1.63〜1.68(m,2H)、1.55〜1.63(m,2H)、0.91(t,3H)。
化合物I−190
3−メチルピペリジン−4−カルボン酸がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として18時間にわたって40℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応が不完全だったため、追加のアミン反応体(3当量)、トリエチルアミン(4当量)、及びDMF(THFと等体積)を容器内に導入し、結果として生じた混合物を18時間にわたって85℃に加熱した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。溶媒を真空中で除去し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−190を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,メタノール−d
4)δppm8.79(d,1H)、8.22〜8.29(m,1H)、7.59(s,1H)、7.24〜7.34(m,1H)、7.02〜7.15(m,2H)、6.96〜7.00(m,1H)、6.93(t,1H)、6.01(m,2H)、4.76(d,1H)、4.58(d,1H)、3.70(dd,1H)、3.52〜3.58(m,1H)、2.87〜2.94(m,1H)、2.45〜2.54(m,1H)、2.00〜2.11(m,1H)、1.90〜1.99(m,1H)、1.02(d,3H)。
化合物I−235
表題化合物を3つのステップにおいて調製した。
ステップ1:2−(1−(2,3−ジフルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−フルオロピリミジン−4(3H)−オンの合成
ステップ1で1−(イソオキサゾール−3−イル)エタノンを、そしてステップ2で2,3−ジフルオロベンジルヒドラジンを使用して、一般的手順Aに従って上記の化合物を調製した。
ステップ2:3−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2,3−ジフルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾールの合成
三塩化ホスホリル(47当量)中の2−(1−(2,3−ジフルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−フルオロピリミジン−4(3H)−オンの懸濁液を、2時間にわたって65℃で加熱した。
氷中に反応混合物を慎重に注ぎ、20分にわたって撹拌した。結果として生じた混合物を飽和炭酸水素ナトリウムの添加によってpH8に塩基性化させ、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去して、3−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2,3−ジフルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾールを薄黄色の固体として得、これをさらなる操作を伴わずに次のステップにおいて使用した。
ステップ3:化合物I−235の合成
(S)−3−メチル−2−(メチルアミノ)ブタン酸(3.0当量)、トリエチルアミン(10当量)、及び3−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2,3−ジフルオロベンジル)1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾールの溶液を、一般的手順Bに従って、23時間にわたって100℃でジオキサン/水(2:1比)中で撹拌した。この溶液を水で希釈し、1NのHClの添加によってpH3に中和し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜10%のアセトニトリル/メタノール(7:1)勾配)による精製により、化合物I−235(38mg、2つのステップを通じて61%)を灰白色の固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.46(d,1H)、8.22(d,1H)、7.23(s,1H)、7.04(dd,1H)、6.92(dd 1H)、6.77(見かけ上のt,1H)、6.58(d,1H)、5.99(d,1H)、5.94(d,1H)、4.27(d,1H)、3.24(d,3H)、2.52(m,1H)、1.11(d,3H)、0.94(d,3H)。
化合物I−236
表題化合物を3つのステップにおいて調製した。
ステップ1:5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(オキサゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4(3H)−オンの合成
ステップ1で1−(オキサゾール−2−イル)エタノンを、そしてステップ2で2−フルオロベンジルヒドラジンを使用して、一般的手順Aに従って上記の化合物を調製した。
ステップ2:2−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)オキサゾールの合成
5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(オキサゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−ピリミジン−4(3H)−オンを出発ピリミドンとして使用して、化合物I−235の合成のステップ2に類似したプロセスに従って上記の化合物を調製した。
ステップ3:化合物I−236の合成
(S)−3−メチル−2−(メチルアミノ)ブタン酸がアミン反応体であり、中間体1の代わりに2−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)オキサゾールを使用し、41時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜20%(アセトニトリル/メタノール=7:1)勾配)によって粗製材料を精製し、所望の化合物である化合物I−236(8.9mg、2つのステップを通じて49%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.25(d,1H)、7.70(s,1H)、7.46(s,1H)、7.24(s,1H)、7.21(m 1H)、7.07〜6.95(m,3H)、6.11(d,1H)、6.04(d,1H)、4.27(d,1H)、3.23(d,3H)、2.52(m,1H)、1.11(d,3H)、0.94(d,3H)。
化合物I−36
ジクロロメタン中に溶解させた化合物I−12の撹拌溶液中に、23℃でそして等体積のトリフルオロ酢酸を添加した。LC/MSによって出発材料の完全な消費が観察されるまで、内容物を撹拌した。反応物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で反応停止させた。層を分離させ、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水、及びブラインで有機層を洗浄した。有機層をNa
2SO
4でさらに乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、所望の化合物である化合物I−36(19.5mg、収率75%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.46(s,1H)、8.15(d,1H)、7.27〜7.30(m,1H)、7.13〜7.23(m,1H)、7.00〜7.09(m,1H)、6.91〜7.00(m,1H)、6.81〜6.90(m,1H)、6.54〜6.62(m,1H)、5.95(s,2H)、5.19(d,1H)、4.26〜4.40(m,1H)、3.23〜3.35(m,2H)、3.03(br.s,1H)、2.92(td,2H)、2.10〜2.20(m,2H)、1.59〜1.77(m,2H)。
化合物I−37
ジクロロメタン中に溶解させた化合物I−25の撹拌溶液中に、23℃でそして等体積のトリフルオロ酢酸を添加した。LC/MSによって出発材料の完全な消費が観察されるまで、内容物を撹拌した。反応物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で反応停止させた。層を分離させ、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水、及びブラインで有機層を洗浄した。有機層をNa
2SO
4でさらに乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、所望の化合物である化合物I−37(14mg、収率79%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.45(d,1H)、8.16(d,1H)、7.30(s,1H)、7.14〜7.23(m,1H)、7.00〜7.07(m,1H)、6.96(td,1H)、6.78〜6.89(m,1H)、6.60(d,1H)、5.96(s,2H)、4.39〜4.51(m,1H)、4.22〜4.36(m,1H)、3.25(ddd,1H)、2.93〜3.08(m,2H)、1.99〜2.11(m,1H)、1.83〜1.92(m,1H)、1.59〜1.72(m,1H)、1.37〜1.50(m,1H)。
化合物I−38
ジクロロメタン中に溶解させた化合物I−26の撹拌溶液中に、23℃でそして等体積のトリフルオロ酢酸を添加した。LC/MSによって出発材料の完全な消費が観察されるまで、内容物を撹拌した。反応物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で反応停止させた。層を分離させ、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水、及びブラインで有機層を洗浄した。有機層をNa
2SO
4でさらに乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、所望の化合物である化合物I−38(11mg、収率55%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.46(d,1H)、8.16〜8.22(m,1H)、7.30(m,1H)、7.17〜7.25(m,2H)、7.00〜7.09(m,1H)、6.91〜6.98(m,1H)、6.85(d,1H)、6.56〜6.68(m,1H)、5.96〜6.03(m,1H)、5.95(s,2H)、4.94〜5.01(m,1H)、4.39(t,2H)、3.99(dd,2H)。
化合物I−39
ジクロロメタン中に溶解させた化合物I−27の撹拌溶液中に、23℃でそして等体積のトリフルオロ酢酸を添加した。LC/MSによって出発材料の完全な消費が観察されるまで、内容物を撹拌した。反応物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で反応停止させた。層を分離させ、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水、及びブラインで有機層を洗浄した。有機層をNa
2SO
4でさらに乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、所望の化合物である化合物I−39(12.2mg、収率69%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.45(d,1H)、8.13(d,1H)、7.35(s,1H)、7.14〜7.24(m,1H)、6.99〜7.08(m,1H)、6.92〜6.99(m,1H)、6.79〜6.89(m,1H)、6.64(d,1H)、5.97(s,2H)、5.55(br.s.,1H)、4.34〜4.49(m,1H)、3.29(dd,1H)、2.88〜3.01(m,1H)、2.79〜2.87(m,1H)、2.75(dd,1H)、1.90〜2.02(m,1H)、1.77〜1.88(m,1H)、1.58〜1.76(m,2H)。
化合物I−40
ジクロロメタン中に溶解させた化合物I−21の撹拌溶液中に、23℃でそして等体積のトリフルオロ酢酸を添加した。LC/MSによって出発材料の完全な消費が観察されるまで、内容物を撹拌した。反応物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で反応停止させた。層を分離させ、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水、及びブラインで有機層を洗浄した。有機層をNa
2SO
4でさらに乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、所望の化合物である化合物I−40(22mg、収率90%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,メタノール−d
4)δ8.73(d,1H)、8.06(d,1H)、7.37(s,1H)、7.19〜7.30(m,1H)、7.04〜7.11(m,1H)、7.00(t,1H)、6.86(d,1H)、6.77(t,1H)、5.93(s,2H)、4.58(t,2H)、4.13(dd,2H)、3.98〜4.09(m,1H)。
化合物I−133
ジクロロメタン中に溶解させた化合物I−101の撹拌溶液中に、23℃でそして等体積のトリフルオロ酢酸を添加した。LC/MSによって出発材料の完全な消費が観察されるまで、内容物を撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、結果として生じたガムをジエチルエーテルで粉砕し、濾過し、固体をジエチルエーテルで洗浄した。固体を収集し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−133(TFA塩として、100mg、収率83%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ9.11(s,1H)、8.87(s,1H)、8.47(d,1H)、7.58(s,1H)、7.29〜7.40(m,1H)、7.17〜7.27(m,2H)、7.11(t,1H)、6.83(t,1H)、5.89(s,2H)、5.44〜5.49(m,1H)、4.59〜4.64(m,1H)、3.79(d,1H)、3.41〜3.46(m,1H)、3.11〜3.18(m,1H)、3.01〜3.12(m,1H)。
化合物I−30
2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−3−オン(2当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、THF中の溶液として2日間にわたって40℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、溶媒を真空中で除去し、結果として生じた固体を1NのHCl溶液ですすいで、所望の化合物である化合物I−30(57.8mg、収率83%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,メタノール−d
4)δppm8.86(s,1H)8.36(d,1H)7.71(s,1H)7.31〜7.37(m,1H)7.13(dd,2H)6.99〜7.04(m,2H)6.06(s,2H)4.32(br.s.,2H)4.13(br.s.,2H)3.37(br.s.,2H)2.42(s,2H)1.95(t,4H)。
化合物I−42
2−オキサ−7−アザスピロ[3.5]ノナンオキサレート(2当量)がアミン反応体であり、8当量のトリエチルアミンを使用し、NMP中の溶液として24時間にわたって40℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、混合物を水ですすいだ。内容物を乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜80%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−42(42mg、収率52%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,メタノール−d
4)δppm8.75(s,1H)8.13(d,1H)7.41(s,1H)7.20〜7.32(m,1H)6.97〜7.14(m,2H)6.90(s,1H)6.81(t,1H)5.95(s,2H)4.52(s,4H)3.80〜3.88(m,4H)1.90〜2.05(m,4H)。
化合物I−43
8−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デカン(2当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、THF中の溶液として24時間にわたって40℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、濃縮して固体を得、これを酢酸エチル中に溶解させた。有機層を水性1NのHClで洗浄し、乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−42(6.4mg、収率17%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,メタノール−d
4)δppm8.77(s,1H)8.09(d,1H)7.44(s,1H)7.25〜7.33(m,1H)7.11(t,1H)7.05(s,1H)6.93(s,1H)6.82(s,1H)5.98(s,2H)3.92(br.s.,2H)3.71〜3.84(m,6H)2.00(t,2H)1.64〜1.75(m,4H)。
化合物I−32
2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタンオキサレート(2当量)がアミン反応体であり、6当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として2日間にわたって40℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、濃縮して固体を得、これを酢酸エチル中に溶解させた。有機層を1NのHCl溶液で洗浄し、乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、所望の化合物である化合物I−32(19mg、収率33%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,メタノール−d
4)δppm8.83(s,1H)8.24(br.s,1H)7.57(br.s.,1H)7.29〜7.33(m,1H)7.03〜7.16(m,2H)6.91〜7.01(m,2H)5.99〜6.05(m,2H)4.28〜4.61(m,4H)3.99(s,2H)3.88(s,2H)。
化合物I−47
2−オキサ−6−アザスピロ[3.5]ノナンオキサレート(2当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、NMP中の溶液として2時間にわたって40℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、濃縮して固体を得、これを酢酸エチル中に溶解させた。有機層を水で洗浄し、乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−47(42.3mg、収率66%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,メタノール−d
4)δppm8.67〜8.76(m,1H)8.12(d,1H)7.40(s,1H)7.19〜7.28(m,1H)7.02〜7.10(m,1H)6.99(t,1H)6.88(d,1H)6.79(t,1H)5.89〜5.95(m,2H)4.38〜4.49(m,4H)4.05〜4.10(m,2H)3.71〜3.79(m,2H)1.92〜1.98(m,2H)1.58〜1.68(m,2H)。
化合物I−44
tert−ブチル2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−カルボキシレート(2当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、THF中の溶液として2日間にわたって40℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈した。有機層を水で洗浄し、乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−44(51.6mg、収率67%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,メタノール−d
4)δppm8.77(s,1H)8.15(d,1H)7.43(s,1H)7.23〜7.33(m,1H)7.11(t,1H)7.05(t,1H)6.92(s,1H)6.83(t,1H)5.97(s,2H)3.79〜4.09(m,4H)3.43〜3.52(m,2H)3.30(s,2H)1.89(t,2H)1.72(br.s.,4H)1.49(s,9H)。
化合物I−45
tert−ブチル2,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−2−カルボキシレート(2当量)がアミン反応体であり、1当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として2日間にわたって40℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈した。有機層を水で洗浄し、乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−45(48.3mg、収率64%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,メタノール−d
4)δppm8.75(s,1H)8.04〜8.13(m,1H)7.40(s,1H)7.24〜7.32(m,1H)7.10(t,1H)7.03(t,1H)6.89(s,1H)6.82(t,1H)5.96(s,2H)3.85〜3.98(m,2H)3.69〜3.82(m,2H)3.49(br.s.,2H)3.30〜3.43(m,4H)1.48(d,9H)。
化合物I−61
3,3−ジフルオロアゼチジン(HCl塩として、1当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンの代わりに2当量のヒューニッヒ塩基を使用し、NMP中の溶液として3時間にわたって40℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈した。有機層を水で洗浄し、乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜30%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−61(37mg、収率71%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δppm8.44(d,1H)8.22(d,1H)7.30(s,1H)7.14〜7.21(m,1H)6.91〜7.04(m,2H)6.81(t,1H)6.54〜6.59(m,1H)5.95(s,2H)4.60〜4.71(m,4H)。
化合物I−62
4,4−ジフルオロピペリジン(HCl塩として、1当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンの代わりに2当量のヒューニッヒ塩基を使用し、NMP中の溶液として3時間にわたって40℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈した。有機層を水で洗浄し、乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜30%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−62(40.4mg、収率71%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δppm8.43(d,1H)8.22(d,1H)7.24〜7.25(m,1H)7.12〜7.21(m,1H)6.91〜7.04(m,2H)6.82(t,1H)6.56(d,1H)5.94(s,2H)3.94〜4.02(m,4H)2.04〜2.17(m,4H)。
化合物I−63
3,3−ジフルオロ−ピロリジン(HCl塩として、1当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンの代わりに2当量のヒューニッヒ塩基を使用し、NMP中の溶液として3時間にわたって40℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈した。有機層を水で洗浄し、乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜30%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−63(41.5mg、収率71%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δppm8.43(d,1H)8.19(d,1H)7.29(s,1H)7.11〜7.22(m,1H)6.90〜7.04(m,2H)6.78〜6.87(m,1H)6.56(d,1H)5.94(s,2H)3.98〜4.18(m,4H)2.40〜2.54(m,2H)。
化合物I−166
N−ベンジルグリシンエチルエステル(1当量)がアミン反応体であり、2当量のトリエチルアミンを使用し、THF/水(10:1)中の溶液として24時間にわたって80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈した。有機層を飽和塩化アンモニウム溶液で洗浄し、乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−166(33mg、47%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δppm8.42(d,1H)8.23(d,1H)7.28〜7.39(m,5H)7.23(d,1H)7.12〜7.21(m,1H)6.91〜7.05(m,2H)6.83(t,1H)6.53(d,1H)5.94(s,2H)5.00(s,2H)4.20〜4.24(m,2H)4.14〜4.20(m,2H)1.21(t,3H)。
化合物I−167
エチルN−メチルアミノアセテート(HCl塩として、1当量)がアミン反応体であり、2当量のトリエチルアミンを使用し、THF中の溶液として24時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチル及び水で希釈した。層を分離させ、そのその有機層を乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−167(77mg、収率79%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.46(d,1H)8.22(d,1H)7.28(d,1H)7.15〜7.25(m,1H)6.95〜7.06(m,2H)6.81〜6.89(m,1H)6.58(d,1H)5.95〜6.00(m,2H)4.35(s,2H)4.23(q,2H)3.43(d,3H)1.25(t,3H)。
化合物I−176
THF(385μl)及びMeOH(385μl)中の、化合物I−167(70mg、1当量)及び水酸化ナトリウム[1.0N水溶液](770μl、5当量)の混合物を、24時間にわたって室温で撹拌した。混合物を1NのHCl(5当量)で反応停止させた。形成された白色の沈降物を濾過によって収集し、最小量のエーテルですすぎ、乾燥させて、化合物I−176(52mg、収率79%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.11(d,1H)8.34(d,1H)7.54(s,1H)7.30〜7.37(m,1H)7.19〜7.25(m,2H)7.11(t,1H)6.86(t,1H)5.90(s,2H)4.41〜4.45(m,2H)3.32(d,3H)。
化合物I−168
THF(141μl)及びMeOH(141μl)中の、化合物I−167(30mg、1当量)及び水酸化ナトリウム[1.0N水溶液](57μl、1当量)の混合物を、24時間にわたって室温で撹拌した。それを1NのHCl(1当量)で処理した。混合物をジクロロメタン(100ml)中に希釈し、水(50ml)で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて油をもたらした。カラムクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜10%のメタノール)によってこの油を精製して、化合物I−168(10mg、収率36%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,メタノール−d
4)δppm8.74(d,1H)8.20(d,1H)7.33〜7.43(m,5H)7.22〜7.32(m,3H)6.99〜7.13(m,3H)6.84(d,2H)5.95(s,2H)5.05(s,2H)。
化合物I−218
DMF(563μl)中の化合物I−176(48mg、1当量)、O−メチルヒドロキシルアミン塩酸塩(14mg、1.5当量)、EDC(32mg、1.5当量)、及びDMAP(21mg、1.5当量)の混合物を、2時間にわたって室温で撹拌した。混合物を酢酸エチル(100ml)中に希釈し、水(50ml×3)で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて油をもたらした。カラムクロマトグラフィによってこの油を精製して、化合物I−218(26mg、収率51%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,メタノール−d
4)δppm8.63〜8.68(m,1H)8.08(d,1H)7.30(s,1H)7.13〜7.20(m,1H)6.96〜7.02(m,1H)6.92(t,1H)6.77(s,1H)6.71(t,1H)5.85(s,2H)4.17(s,2H)3.55(s,3H)3.30〜3.34(m,3H)。
化合物I−223
N−メチル−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メタンアミン(HCl塩として、1当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、ジオキサン中の溶液として24時間にわたって85℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈した。そのその有機層を1NのHCl溶液で洗浄し、乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−223(16.3mg、収率21%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.46(d,1H)8.25(d,1H)7.15〜7.22(m,2H)6.96(t,1H)6.84(t,1H)6.61(d,1H)5.95(s,2H)5.03(s,2H)3.52(d,3H)2.38(s,3H)。
化合物I−14
2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−ニトロピリミジン−4−オール(1当量)(この中間体は、以前の特許、国際公開第2012/3405 A1号にあった)(25mg、1当量)を、POCl
3(457μl、75当量)で処理し、1.5時間にわたって還流において撹拌した。内容物を真空中で濃縮し、残渣をトルエン(×2)で共沸させた。残渣をTHF(0.7mL)中に再溶解させ、モルホリン(171μl、30当量)で処理した。内容物を40℃に加熱し、反応物を1.5時間にわたって撹拌した。残渣を酢酸エチル及び水の1:1混合物に移した。層を分離させ、水層を酢酸エチル(×3)で抽出した。有機部分を合わせ、ブラインで洗浄した。混合物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、所望の化合物I−14(30mg、97%)を淡黄色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.47(d,1H)、8.36(d,1H)、8.09〜8.16(m,1H)、7.69(dd,1H)、7.41(d,1H)、7.20(t,1H)、6.66〜6.70(m,1H)、6.45(d,1H)、6.06(s,2H)、3.79〜3.86(m,4H)、3.74(m,4H)。
化合物I−15
メタノール中の化合物I−14(30mg、1当量)の溶液を、パラジウム炭素(7mg、10重量%のパラジウム、0.1当量)で処理し、水素雰囲気下に配置した。23℃で2時間にわたって内容物を撹拌した。セライトで内容物を濾過し、メタノールで溶出させた。内容物を真空中で濃縮し、0〜70%(アセトニトリル:メタノール=7:1)/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物I−15(11.5mg、39%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.43(d,1H)、8.36(d,1H)、7.35(d,1H)、6.80(t,1H)、6.59〜6.53(m,1H)、6.49〜6.40(m,2H)、6.11(dd,1H)、5.93〜5.82(m,2H)、3.87〜3.76(m,4H)、3.72(d,4H)。
化合物I−70
トルエン中の化合物I−37の溶液を、イソシアン酸エチル(3当量)で処理し、20分にわたって90℃に加熱した。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエンですすいだ。固体を収集し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−70(7mg、収率36%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ9.09(d,1H)、8.27(d,1H)、7.77(s,1H)、7.30〜7.36(m,1H)、7.14〜7.27(m,2H)、7.07〜7.12(m,1H)、6.83(t,1H)、5.94(d,1H)、5.91(s,2H)、5.76(t,1H)、4.17(d,1H)、3.94(d,1H)、3.69(dt,1H)、3.52(t,1H)、3.22(dd,1H)、3.02(五重項、2H)、1.85(d,1H)、1.71〜1.81(m,1H)、1.43〜1.62(m,2H)、0.97(t,3H)。
化合物I−71
トルエン中の化合物I−40の溶液を、イソシアン酸エチル(3当量)で処理し、20分にわたって90℃に加熱した。結果として生じた沈降物を濾過し、トルエンですすいだ。固体を収集し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−71(3mg、収率16%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ9.10(d,1H)、8.25(d,1H)、7.49〜7.55(m,1H)7.29〜7.37(m,1H)、7.19〜7.27(m,2H)、7.10(t,1H)、6.81(t,1H)、6.52〜6.61(m,1H)、6.02(t,1H)、5.90(s,2H)、4.51〜4.59(m,1H)、4.47(m,2H)、4.06(d,2H)、2.94〜3.07(m,2H)、0.99(t,3H)。
化合物I−136
ジクロロメタン中の化合物I−133の溶液を、イソシアン酸エチル(1.1当量)及びトリエチルアミン(2当量)で処理し、1時間にわたって23℃で撹拌した。溶媒を真空中で除去し、残渣をジエチルエーテル中に再懸濁した。結果として生じた沈降物を濾過し、ジエチルエーテルですすいだ。固体を収集し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−136(2.9mg、収率28%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ9.09(s,1H)、8.26〜8.39(m,1H)、7.52(s,1H)7.32(m,1H)、7.17〜7.27(m,2H)、7.10(t,1H)、6.78〜6.88(m,1H)、6.63(br.s.,1H)、5.90(m,2H)、4.90〜5.19(m,1H)4.43(d,1H)、4.30(br.s.,1H)、3.91(d,1H)、3.48(d,1H)、3.22(d,1H)、2.99〜3.05(m,3H)、1.01(t,3H)。
化合物I−134
ジクロロメタン中の化合物I−133の溶液を、塩化プロピオニル(1.1当量)及びトリエチルアミン(2当量)で処理し、1時間にわたって23℃で撹拌した。溶媒を真空中で除去し、残渣をジエチルエーテル中に再懸濁した。結果として生じた沈降物を濾過し、ジエチルエーテルですすいだ。固体を収集し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−134(3.5mg、収率35%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ9.10(s,1H)、8.40(d,1H)、7.49〜7.64(m,1H)、7.28〜7.39(m,1H)、7.15〜7.26(m,2H)、7.11(t,1H)、6.84(br.s.,1H)、5.89(s,2H)、4.79(d,1H)、4.24〜4.45(m,2H)、3.91(d,1H)、3.67(br.s.,1H)、3.58(d,1H)、2.87〜3.00(m,1H)、2.31〜2.40(m,2H)、0.93〜1.04(m,3H)。
化合物I−135
ジクロロメタン中の化合物I−133の溶液を、クロロギ酸メチル(1.1当量)及びトリエチルアミン(2当量)で処理し、1時間にわたって23℃で撹拌した。溶媒を真空中で除去し、残渣をジエチルエーテル中に再懸濁した。結果として生じた沈降物を濾過し、ジエチルエーテルですすいだ。固体を収集し、逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−135(3.5mg、収率37%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.82(s,1H)、8.41(d,1H)、7.58(s,1H)、7.26〜7.35(m,1H)、7.12(t,1H)、7.07(t,1H)、6.88〜6.97(m,2H)、6.01(s,2H)、5.51(br.s.,1H)、4.68(d,1H)、4.58(br.s.,1H)、4.09(d,1H)、3.79〜3.95(m,1H)、3.76(s,3H)、3.52〜3.62(m,1H)、3.35〜3.45(m,1H)。
化合物I−49及び化合物I−50
ジクロロメタン(1mL)中の1−メチルシクロプロパンカルボン酸(141mg、10当量)の溶液を、塩化オキサリル(0.11mL、9当量)で処理し、発泡が観察されなくなるまで内容物を撹拌した。次いで、結果として生じた溶液を、ジクロロメタン(0.35mL)及びピリジン(0.35mL)中の5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−ピリミジン−4−アミン(1当量、50mg、この中間体は、以前の特許出願公開、国際公開第2012/3405 A1号に記載された)の冷却した(0℃)溶液に5分にわたって少量ずつ添加した。混合物を60℃に加熱し、24時間にわたって撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄した。層を分離させ、酢酸エチル(×3)及びジクロロメタン(×1)で水層を抽出した。有機部分を合わせ、ブラインで洗浄した。混合物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜60%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物I−49(18.5mg、30%)を白色の固体として、透明な油としてのI−50(16.2mg、22%)とともにもたらした。
化合物I−49 H
1 NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.57(d,1H)、8.43(d,1H)、8.01(s,1H)、7.38(s,1H)、7.22〜7.13(m,1H)、7.00(t,1H)、6.98〜6.90(m,1H)、6.78(t,1H)、6.57(d,1H)、5.99(s,2H)、1.48(s,3H)、1.38〜1.32(m,2H)、0.79〜0.73(m,2H)。
化合物I−50 H
1 NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.64(d,1H)、8.47〜8.44(m,1H)、7.28(s,1H)、7.22〜7.15(m,1H)、7.02(d,1H)、6.97(t,1H)、6.93〜6.87(m,1H)、6.55〜6.53(m,1H)、5.95(s,2H)、1.53〜1.48(m,4H)、1.22(s,6H)、0.85〜0.79(m,4H)。
化合物I−51及び化合物I−52
THF(0.7mL)中の5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−ピリミジン−4−アミン(1当量、以前の特許出願公開、国際公開第2012/3405 A1号におけるこの中間体)(上記参照)(50mg、1当量)の溶液を、0℃に冷却し、LiHMDS(0.16mL、1.1当量、1M溶液)で処理し、20分にわたって撹拌した。次いで、反応物をクロロギ酸メチル(44μL、4当量)で処理した。反応混合物を20分にわたって0℃で撹拌し、次いで1時間にわたって23℃に温めた。反応物を酢酸エチルで希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止させた。層を分離させ、酢酸エチル(2回)及びジクロロメタン(3回)で水層を抽出した。有機部分を合わせ、ブラインで洗浄した。混合物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物I−51(5.3mg、9%)を灰白色の固体として、白色の固体としての化合物I−52(13.1mg、20%)とともにもたらした。
化合物I−51
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.56(s,1H)、8.45(s,1H)、7.41(s,1H)、7.38(s,1H)、7.19(m,1H)、7.02(t,1H)、6.95(m,1H)、6.81(m,1H)、6.61(s,1H)、6.00(s,2H)、3.87(s,3H)。
化合物I−52
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.77(s.,1H)、8.47(s,1H)、7.40(s,1H)、7.21(m,1H)、7.07〜6.93(m,2H)、6.84(m,1H)、6.59(s,1H)、6.02(s,2H)、3.83(s,6H)。
化合物I−144
小さなバイアル内で、化合物I−58(0.022g、0.047ミリモル)をDCM(体積:2.0ml)で希釈し、次いでCDI(28mg、0.173ミリモル)を投入した。次いで、LC/MSによって出発酸の完全な消費が認められるまで、反応混合物を45℃に加熱した。この時、シクロプロパンスルホンアミド(22.86mg、0.189ミリモル)及びDBU(7.11μl、0.047ミリモル)を添加し、反応物を追加の30分にわたって加熱した。この時、1NのHClで反応物を反応停止させ、次いでDCMで希釈した。層を分離させ、水性部分をDCMでもう2回抽出した。有機部分を合わせ、乾燥させ(Na
2SO4)、濾過し、濃縮した。0〜10%のMeOH/DCM勾配を用いるSiO
2クロマトグラフィを使用して粗製材料を精製して、所望のアシルスルホンアミドである化合物I−144(16mg、収率54%)をもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ10.62(bs,1H)、8.43(d,1H)、8.23(d,1H)、7.45(s,1H)、7.19(dd,1H)、7.03〜6.95(m,2H)、6.85(t,1H)、6.69(s,1H)、5.96(dd,2H)、4.20〜4.12(m,1H)、2.87〜2.79(m,1H)、2.30〜2.24(m,1H)、2.02〜1.92(m,1H)、1.86〜1.70(m,4H)、1.30〜0.86(m,6H)。
化合物I−157
化合物I−88を出発カルボン酸として使用したことを除いて、化合物I−144について記載したものと同じ手順を使用して表題化合物を調製した。シリカゲルクロマトグラフィによる精製は、所望の化合物である化合物I−157(10mg、収率55%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.76(d,1H)、8.18(d,1H)、7.55(s,1H)、7.25(dd,1H)、7.07(t,1H)、7.00(t,1H)、6.92(d,1H)、6.81(t,1H)、5.96(dd,2H)、4.66〜4.62(m,1H)、2.88〜2.83(m,1H)、1.93〜1.83(m,2H)、1.31〜1.27(m,2H)、1.16〜1.10(m,1H)、1.04(d,3H)、0.97(d,3H)、0.92〜0.78(m,2H)。
化合物I−187
化合物I−89を出発カルボン酸として使用したことを除いて、化合物I−144について記載したものと同じ手順を使用して表題化合物を調製した。シリカゲルクロマトグラフィによる精製は、所望の化合物である化合物I−187(33mg、収率80%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ11.92(s,1H)、9.09(d,1H)、8.33(d,1H)、7.55(s,1H)、7.29(dd,1H)、7.18(t,1H)、7.12(d,1H)、7.07(t,1H)、6.84(t,1H)、5.87(s,2H)、4.50(d,1H)、3.19(d,3H)、2.95〜2.87(m,1H)、2.42〜2.35(m,1H)、1.05(d,3H)、1.02〜0.94(m,2H)、0.89(d,3H)、0.87〜0.83(m,2H)。
化合物I−272
(S)−3−メチル−2−(メチルアミノ)ブタン酸がアミン反応体であり、中間体1の代わりに3−(3−(4−クロロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾール(化合物I−24に関する手順において記載された合成)を使用し、72時間にわたって110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−272(4mg、収率8%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ12.98(bs,1H)、9.07(s,1H)、8.24(bs,2H)、7.48(bs,1H)、7.30(dd,1H)、7.19(t,1H)、7.07(t,1H)、6.84(bs,1H)、6.60(bs,1H)、5.86(s,2H)、5.24(bs,1H)、2.94(bs,3H)、2.30(bs,1H)、1.02(d,3H)、0.77(d,3H)。
化合物I−74
中間体1をTHF中に溶解させ、0℃に冷却した。別個のバイアル内で、1H−ピラゾール(1当量)をTHFで希釈し、次いで水素化ナトリウム(分散油中で60%、1当量)を投入して、ナトリウム塩を生成した。内容物を15分にわたって撹拌させた。この時、中間体1の溶液にナトリウム塩を少量ずつ添加した。LC/MS上で観察されたときに出発材料が消費されたら、水性1NのHClで反応物を反応停止させ、混合物をジクロロメタン(3回)で抽出した。有機部分を合わせ、乾燥させ、濾過し、濃縮した。次いで、0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を使用して粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−74(41mg、収率72%)をもたらした。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ9.10(t,1H)、9.03(dd,1H)、8.80〜8.79(m,1H)、8.02〜8.00(m,1H)、7.81(d,1H)、7.34〜7.28(m,1H)、7.24(t,1H)、7.23〜7.18(m,1H)、7.09(t,1H)、6.88(t,1H)、6.72〜6.70(m,1H)、5.93(s,2H)。
化合物I−273
2−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)酢酸塩酸塩を使用して、一般的手順Bに従ってこの化合物を合成した。出発材料の完全な消費後、この溶液を、pH約10まで水性1N水酸化ナトリウムで希釈した。ジエチルエーテルを添加し、層を分離させた。pH約2まで水性1N塩化水素酸で水層を酸性化させた。酢酸エチルを添加し、層を再び分離させた。水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空下で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜15%のメタノール)による精製は、化合物I−273(6mg、23%)を白色の固体として提供した。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.73(m,1H)、8.27(d,1H)、7.40(s,1H)、7.27〜7.22(m,1H)、7.09〜6.99(m,2H)、6.87〜6.86(m,1H)、6.80(t,1H)、5.94(s,2H)、4.61〜4.55(m,2H)、4.45(s,2H)。
化合物I−274
3−((メチルアミノ)メチル)安息香酸(HCl塩として)がアミン反応体であり、ジオキサン中の溶液として2時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中の抽出溶媒として酢酸エチルを使用した。粗製化合物である化合物I−274(20mg、収率68%)を、さらなる精製を必要としなかった白色の固体として単離させた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.76(m,1H)、8.29(d,1H)、8.08(s,1H)、7.97(d,1H)、7.65〜7.63(m,1H)、7.54(s,1H)、7.48(t,1H)、7.30〜7.24(m,1H)、7.10〜7.01(m,2H)、6.94〜6.88(m,2H)、5.99(s,2H)、5.16(s,2H)、3.48(d,3H)。
化合物I−275
4−((メチルアミノ)メチル)安息香酸(HCl塩として)がアミン反応体であったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中の抽出溶媒として酢酸エチルを使用した。粗製化合物である化合物I−275(17mg、収率63%)を、さらなる精製を必要としなかった白色の固体として単離させた。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ12.88(br s,1H)、9.05(m,1H)、8.25(d,1H)、7.87(d,2H)、7.48(s,1H)、7.44(d,2H)、7.32〜7.27(m,1H)、7.21〜7.19(m,2H)、7.07(t,1H)、6.83(t,1H)、5.86(s,2H)、4.95(s,2H)、3.24(d,3H)。
化合物I−276
1H−テトラゾール−5−アミン及びジオキサンを溶媒として使用して、一般的手順Bに従ってこの化合物を合成した。粗製残渣をジクロロメタン中に懸濁し、濾過した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜10%のメタノール)によって濾液を精製して、化合物I−276(0.4mg、収率2%)を白色のフィルムとして提供した。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.75(m,1H)、8.42(d,1H)、7.48(s,1H)、7.29〜7.24(m,1H)、7.11〜7.06(m,1H)、7.05〜7.01(m,1H)、6.89〜6.83(m,2H)、5.97(s,2H)。
化合物I−277
3−アミノ−3−メチルブタン酸を使用して、一般的手順Bに従ってこの化合物を合成し、68時間にわたって80Cに内容物を加熱した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜10%のメタノール)による精製は、化合物I−277(1.3mg、収率5%)を白色のフィルムとして提供した。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.74(m,1H)、8.02(d,1H)、7.34(d,1H)、7.27〜7.22(m,1H)、7.09〜7.00(m,2H)、6.89〜6.83(m,2H)、5.93(s,2H)、3.03(s,2H)、1.66(s,6H)。
化合物I−278
5−(アミノメチル)ピリジン−2(1H)−オンを使用して、一般的手順Bに従ってこの化合物を合成し、40時間にわたって90℃で内容物を撹拌した。1N水性塩化水素酸及び酢酸エチルで粗製反応混合物を希釈した。層を分離させ、水層を真空下で濃縮した。逆相HPLC(0.1%のTFAを含む水中20〜50%のアセトニトリル、20分勾配)による精製は、化合物I−278(13mg、収率35%)を褐色の固体として提供した。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.82(s,1H)、8.28(d,1H)、7.73〜7.64(m,3H)、7.32〜7.26(m,1H)、7.11〜7.03(m,2H)、6.99〜6.95(m,2H)、6.54(d,1H)、6.01(s,2H)、4.73(s,2H)。
化合物I−279
溶媒としてのジオキサンとともに2−((メチルアミノ)メチル)安息香酸のトリフルオロ酢酸塩を使用して、一般的手順Bに従ってこの化合物を合成し、2日間にわたって90℃で内容物を加熱した。逆相HPLC(0.1%のTFAを含む水中5〜75%のアセトニトリル、20分勾配)による粗製反応混合物の精製は、化合物I−279(15mg、収率37%)を白色の固体として提供した。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.17(br s,1H)、9.10(m,1H)、8.25(d,1H)、7.94(d,1H)、7.56〜7.52(m,1H)、7.44(s,1H)、7.41〜7.29(m,3H)、7.24〜7.19(m,2H)、7.12〜7.08(m,1H)、6.85〜6.81(m,1H)、5.89(s,2H)、5.24(s,2H)、3.30(s,3H)。
化合物I−280
抽出溶媒としての酢酸エチルとともに4−(アミノメチル)安息香酸を使用して、一般的手順Bに従ってこの化合物を合成した。逆相HPLC(0.1%のTFAを含む水中5〜75%のアセトニトリル、20分勾配)による粗製反応混合物の精製は、化合物I−280(3.4mg、収率9%)を白色の固体として提供した。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.81(s,1H)、8.26(d,1H)、8.02(d,2H)、7.58(d,2H)、7.53(s,1H)、7.33〜7.27(m,1H)、7.13〜7.04(m,2H)、6.95〜6.91(m,2H)、6.01(s,2H)、5.01(s,2H)。
化合物I−281
6−メチルピペリジン−2−カルボン酸を使用して、一般的手順Bに従ってこの化合物を合成した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜10%のメタノール)による粗製反応混合物の精製は、化合物I−281(3.4mg、収率9%)を白色の固体として提供した。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.75(d,1H)、8.15(d,1H)、7.40(s,1H)、7.29〜7.23(m,1H)、7.11〜7.06(m,1H)、7.02(td,1H)、6.88(d,1H)、6.82〜6.78(m,1H)、5.95(s,2H)、5.46(br s,1H)、2.46〜2.43(m,1H)、1.91〜1.72(m,4H)、1.63〜1.60(m,2H)、1.35(d,3H)。
化合物I−282及びI−283
(1R,4S)−4−メチルピペリジン−2−カルボン酸及び(1S,4S)−4−メチルピペリジン−2−カルボン酸の混合物を使用して、一般的手順Bに従ってこれらを合成した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜10%のメタノール)による粗製反応混合物の精製は、化合物I−282(15mg、収率39%)を白色の固体として提供した。逆相HPLC(0.1%のTFAを含む水中5〜75%のアセトニトリル)による混合留分の再精製は、化合物I−283(4mg、収率10%)を提供した。
化合物I−282:
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.74(m,1H)、8.22(d,1H)、7.41(s,1H)、7.26〜7.21(m,1H)、7.08〜7.04(m,1H)、7.01〜6.98(m,1H)、6.84(m,1H)、6.81〜6.78(m,1H)、5.93(s,2H)、4.44(dd,1H)、4.04〜3.98(m,1H)、3.65〜3.60(m,1H)、2.19(dt,1H)、1.93〜1.70(m,3H)、1.46〜1.38(m,1H)、1.04(d,3H)。
化合物I−283:
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.77(d,1H)、8.28(d,1H)、7.52(s,1H)、7.29〜7.23(m,1H)、7.10〜7.00(m,2H)、6.92(d,1H)、6.88〜6.85(m,1H)、5.97(s,2H)、5.68(br s,1H)、4.74(br s,1H)、3.41(br s,1H)、2.44〜2.39(m,1H)、1.87〜1.82(m,1H)、1.74〜1.65(m,1H)、1.58〜1.50(m,1H)、1.38〜1.28(dq,1H)、1.00(d,3H)。
化合物I−237
(R)−N,2−ジメチル−1−(1H−テトラゾール−5−イル)プロパン−1−アミン(2当量)を使用して、一般的手順Bに従ってこの化合物を合成した。逆相HPLC(0.1%のTFAを含む水中5〜75%のアセトニトリル)による粗製反応混合物の精製は、化合物I−237(4mg、収率23%)を透明な油として提供した。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.80(m,1H)、8.31(d,1H)、7.53(s,1H)、7.28〜7.25(m,1H)、7.09〜7.01(m,3H)、6.96(m,1H)、6.05(d,1H)、5.98(d,1H)、5.76(br s,1H)、3.35(d,3H)、2.86〜2.80(m,1H)、1.07(d,3H)、0.90(d,3H)。
化合物I−284
(R)−2−メチル−1−(1H−テトラゾール−5−イル)プロパン−1−アミンを使用して、一般的手順Bに従ってこの化合物を合成した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜10%のメタノール)による粗製反応混合物の精製は、化合物I−284(16mg、収率37%)を白色の固体として提供した。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.75(m,1H)、8.12(d,1H)、7.27〜7.21(m,2H)、7.06〜7.03(m,1H)、7.01〜6.98(m,1H)、6.88(d,1H)、6.82〜6.78(m,1H)、5.96(d,1H)、5.91(d,1H)、5.50(d,1H)、2.61〜2.52(m,1H)、1.14(d,3H)、0.93(d,3H)。
化合物I−285
0℃のジクロロメタン中の化合物I−147(以前に記載、1当量)及びピリジン(50当量)の溶液に、30秒間にわたって塩化シクロプロパンカルボニル(1.2当量)を添加した。この溶液を直ちに室温に温め、追加の2.5時間にわたって撹拌した。飽和水性塩化アンモニウム及びジクロロメタンで希釈した後、層を分離させ、水層をジクロロメタンで抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空下で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜5%のメタノール)による精製は、化合物I−285(11mg、収率34%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.73(m,1H)、8.18(d,1H)、7.43(s,1H)、7.27〜7.22(m,1H)、7.09〜7.04(m,1H)、7.00(t,1H)、6.90(m,1H)、6.77(t,1H)、5.95(s,2H)、3.98〜3.95(m,4H)、3.46〜3.44(m,4H)、1.65〜1.59(m,1H)、0.92〜0.84(m,4H)。
化合物I−229
2−(ピペリジン−3−イル)酢酸がアミン反応体であり、トリエチルアミンの代わりに6当量のヒューニッヒ塩基を使用し、THF/水(10:1)中の溶液として18時間にわたって120℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を窒素流下で除去し、結果として生じた粗製材料を逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−229(8.1mg、収率32%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.84(m,1H)、8.28(m,1H)、7.73(m,1H)、7.32(m,1H)、7.12(m,2H)、6.98(m,2H)、6.04(s,2H)、4.96(m,1H)、4.67(m,1H)、3.54(m,1H)、3.27(m,1H)、2.42(m,2H)、2.25(m,1H)、2.00(m,2H)、1.79(m,1H)、1.54(m,1H)。
化合物I−230及び化合物I−231
2−(ピペリジン−4−イル)酢酸及びメチル2−(ピペリジン−4−イル)アセテートの混合物がアミン反応体であり、トリエチルアミンの代わりに6当量のヒューニッヒ塩基を使用し、THF/水(10:1)中の溶液として18時間にわたって120℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を窒素流下で除去し、結果として生じた粗製材料を逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−230(6.5mg、収率25%)を固体として、そして化合物I−231(16.2mg、収率61%)を固体としてもたらした。
化合物I−230についての
1H NMR(500MHz,メタノール−d
4)δppm8.83(m,1H)、8.26(m,1H)、7.63(m,1H)、7.30(m,1H)、7.10(m,2H)、6.97(m,2H)、6.03(s,2H)、4.98(m,2H)、3.40(m,1H)、2.35(m,2H)、2.25(m,1H)、2.04(m,2H)、1.50(m,2H)。
化合物I−231についての
1H NMR(500MHz,メタノール−d
4)δppm8.84(m,1H)、8.30(m,1H)、7.66(m,1H)、7.28〜7.37(m,1H)、7.05〜7.17(m,2H)、7.00(d,2H)、6.04(s,2H)、4.93〜5.02(m,2H)、3.70(s,3H)、3.35〜3.45(m,2H)、2.358(d,2H)、2.22〜2.34(m,1H)、1.99〜2.08(m,2H)、1.50(br.s.,2H)。
化合物I−232
2−アミノ−4−メトキシブタン酸がアミン反応体であり、トリエチルアミンの代わりに6当量のヒューニッヒ塩基を使用し、THF/水(10:1)中の溶液として18時間にわたって120℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を窒素流下で除去し、結果として生じた粗製材料を逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−232(10mg、収率40%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.80(m,1H)、8.32(m,1H)、7.55(s,1H)、7.29(m,1H)、7.08(m,2H)、6.96(m,2H)、6.01(s,2H)、5.11(m,1H)、3.61(m,2H)、3.35(s,3H)、2.43(m,1H)、2.21(m,1H)。
化合物I−234
3−(ピペリジン−4−イル)プロパン酸がアミン反応体であったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を窒素流下で除去し、結果として生じた粗製材料を逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−234(13mg、収率49%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.81〜8.86(m,1H)、8.25〜8.31(m,1H)、7.61〜7.67(m,1H)、7.29〜7.36(m,1H)、7.05〜7.16(m,2H)、6.95〜7.02(m,2H)、6.04(s,2H)、4.93〜5.02(m,2H)、3.37(s,2H)、2.36〜2.45(m,2H)、1.96〜2.06(m,2H)、1.76〜1.88(m,1H)、1.61〜1.70(m,2H)、1.35〜1.48(m,2H)。
化合物I−286
4−(アミノメチル)フェノールがアミン反応体(1.1当量)であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、ジオキサン/水(10:1)中の溶液として12時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。40分にわたって1〜5%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−286(17.7mg、収率48%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.45(d,1H)、8.16(d,1H)、7.34(s,1H)、7.16〜7.24(m,3H)、6.99〜7.04(m,1H)、6.94〜6.99(m,1H)、6.85〜6.90(m,1H)、6.79〜6.83(m,2H)、6.58(d,1H)、5.97(s,2H)、5.67(br.s,1H)、5.28〜5.30(m,1H)、4.72(d,2H)。
化合物I−287
(4−(メチルスルホニル)フェニル)メタンアミンがアミン反応体(1当量)であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、ジオキサン/水(10:1)中の溶液として12時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。40分にわたって1〜5%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−287(23.3mg、収率56%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.47(d,1H)、8.22(m,1H)、7.90〜7.96(m,2H)、7.64〜7.68(m,2H)、7.20〜7.25(m,2H)、6.98〜7.08(m,2H)、6.88〜6.93(m,1H)、6.57(d,1H)、5.98(s,2H)、5.52〜5.63(br.d,1H)、4.93〜4.97(m,2H)、3.06(s,3H)。
化合物I−288
2−(アミノメチル)フェノールがアミン反応体(1.1当量)であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、ジオキサン/水(10:1)中の溶液として12時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。40分にわたって1〜5%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−288(4.5mg、収率12%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ(ppm):9.52(s,1H)、8.49(d,1H)、8.15(d,1H)、7.42(s,1H)、7.21〜7.27(m,3H)、7.02〜7.11(m,3H)、6.89〜6.95(m,2H)、6.64(d,1H)、6.03(s,2H)、5.80〜5.85(m,1H)、4.75(d,2H)。
化合物I−289
2−(4−メチルピペリジン−4−イル)酢酸(HCl塩として、1.15当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、ジオキサン/水(3:1)中の溶液として12時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。抽出溶媒としてジクロロメタン/イソプロパノールミックス(5:1)を使用した。40分にわたって1〜5%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−289(37.4mg、収率70%)を泡沫状の白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.45(s,1H)、8.12(d,1H)、7.30(s,1H)、7.16〜7.22(m,1H)、7.00〜7.06(m,1H)、6.94〜6.98(m,1H)、6.82〜6.88(m,1H)、6.59(d,1H)、5.97(s,2H)、3.83〜3.96(m,2H)、3.59(s,2H)、2.42〜2.49(m,2H)、1.76〜1.86(m,4H)、1.15(s,3H)。
化合物I−290
4−シクロヘキシルピペリジン−4−カルボン酸(TFA塩として、1.2当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、ジオキサン/水(3:1)中の溶液として12時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。抽出溶媒としてジクロロメタン/イソプロパノールミックス(5:1)を使用した。40分にわたって1〜5%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−290(44.6mg、収率76%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.47(s,1H)、8.17(d,1H)、7.31(s,1H)、7.16〜7.24(m,1H)、7.01〜7.08(m,1H)、6.95〜7.00(m,1H)、6.83〜6.88(m,1H)、6.60(d,1H)、5.99(s,2H)、4.58〜4.65(m,2H)、3.07〜3.18(m,2H)、2.24〜2.32(m,2H)、1.77〜1.86(m,4H)、1.45〜1.70(m,3H)、1.13〜1.26(m,3H)、1.03〜1.13(m,3H)。
化合物I−291
メチル2−フェニルピペリジン−2−カルボキシレートがアミン反応体であり、トリエチルアミンの代わりに4当量の炭酸水素ナトリウムを使用し、48時間にわたって110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。抽出溶媒として酢酸エチルを使用した。40分にわたってジクロロメタン中1〜5%のメタノール勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィによって第1の選別精製を達成して、純度80%を有する生成物を得た。30分にわたって水中5〜95%のアセトニトリル勾配を使用する逆相HPLCによるを使用してさらなる精製を達成して、分析的に純粋な所望の化合物である化合物I−291(2mg、収率3%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.41(s,1H)、8.35(br.s,1H)、7.24〜7.27(m,2H)、7.09〜7.18(m,3H)、7.02〜7.09(m,1H)、6.90〜7.00(m,2H)、6.79〜6.87(m,1H)、6.67〜6.74(m,1H)、6.44〜6.51(m,1H)、5.86(d,1H)、5.74(d,1H)、3.72〜3.85(m,1H)、3.36〜3.51(m,1H)、2.47〜2.56(m,1H)、1.70〜1.99(m,5H)。
化合物I−292
4−アミノ−2−フェニルブタン酸(HCl塩として)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、12時間にわたって95℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。抽出溶媒として酢酸エチルを使用した。40分にわたってジクロロメタン中1〜5%のメタノール勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−292(37.9mg、収率50%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.47(d,1H)、8.13(d,1H)、7.29〜7.36(m,6H)、7.15〜7.23(m,1H)、6.99〜7.04(m,1H)、6.92〜6.97(m,1H)、6.86〜6.91(m,1H)、6.60(d,1H)、6.01(d,1H)、5.94(d,1H)、5.21〜5.28(m,1H)、3.85〜3.94(m,1H)、3.62〜3.80(m,2H)、2.51〜2.61(m,1H)、2.11〜2.19(m,1H)。
化合物I−293
4−メトキシピペリジン−4−カルボン酸(TFA塩として)がアミン反応体(2当量)であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、12時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として105℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。抽出溶媒として酢酸エチルを使用した。40分にわたってジクロロメタン中1〜5%のメタノール勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−293(52.7mg、収率56%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.47(s,1H)、8.22(d,1H)、7.31(s,1H)、7.16〜7.25(m,1H)、7.01〜7.09(m,1H)、6.95〜7.01(m,1H)、6.84〜6.89(m,1H)、6.60(d,1H)、5.98(s,2H)、4.33〜4.41(m,2H)、3.53〜3.62(m,2H)、3.41(s,3H)、2.05〜2.20(m,4H)。
化合物I−294
2−(ピペリジン−4−イル)プロパン酸がアミン反応体(2当量)であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、ジオキサン/水(3:1)中の溶液として12時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。抽出溶媒としてジクロロメタン/イソプロパノールミックス(5:1)を使用した。40分にわたってジクロロメタン中1〜5%のメタノール勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−294(42.8mg、収率68%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.47(s,1H)、8.20(d,1H)、7.31(s,1H)、7.17〜7.23(m,1H)、7.00〜7.07(m,1H)、6.94〜7.02(m,1H)、6.81〜6.89(m,1H)、6.60(d,1H)、5.98(s,2H)、4.70〜4.84(m,2H)、3.01〜3.06(t,2H)、2.39〜2.44(m,1H)、1.93〜2.01(m,1H)、1.82〜1.93(m,2H)、1.37〜1.54(m,2H)、1.24(d,3H)。
化合物I−295
4−フェニルピペリジン−2−カルボン酸(TFA塩として)がアミン反応体(2当量)であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、64時間にわたって110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。抽出溶媒として酢酸エチルを使用した。40分にわたってジクロロメタン中1〜5%のメタノール勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−295(12.0mg、収率18%)を、相対的シス配置を有するラセミ混合物(灰白色の固体)としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δ(ppm):8.76(s,1H)、8.21(d,1H)、7.45(s,1H)、7.25〜7.36(m,5H)、7.19〜7.25(m,1H)、7.08〜7.14(m,1H)、7.02〜7.07(m,1H)、6.91(d,1H)、6.80〜6.86(m,1H)、5.97(s,2H)、5.62〜5.77(m,1H)、2.77〜2.89(m,1H)、2.55〜2.62(m,1H)、2.03〜2.12(m,1H)、1.96〜2.02(m,1H)、1.83〜1.96(m,1H)、1.25〜1.35(m,1H)、0.84〜0.98(m,1H)。
化合物I−296
4−(4−メトキシフェニル)ピペリジン−4−カルボン酸(TFA塩として)がアミン反応体(2当量)であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、ジキソアン/水(3:1)中の溶液として17時間にわたって110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。抽出溶媒として酢酸エチルを使用した。40分にわたってジクロロメタン中1〜5%のメタノール勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−296(41.1mg、収率66%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.43(s,1H)、8.12(d,1H)、7.34(d,2H)、7.28(s,1H)、7.12〜7.16(m,1H)、6.94〜7.02(m,1H)、6.88〜6.93(m,1H)、6.86(d,2H)、6.75〜6.80(m,1H)、6.56(d,1H)、5.94(s,2H)、4.44〜4.52(m,2H)、3.78(s,3H)、3.36〜3.41(m,2H)、2.63〜2.72(m,2H)、1.96〜2.08(m,2H)。
化合物I−298
4−アミノピペリジン−4−カルボン酸(HCl塩として)がアミン反応体(2当量)であり、THF/DMF/トリエチルアミン(1:1:1)中の溶液として18時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。出発材料の完全な消費後、反応物を0℃に冷却し、過剰のトリメチルシリルジアゾメタンの2M溶液を添加し、アミノエステルへの完全な変換まで、3日間にわたって23℃で撹拌した。内容物を1N NaOH溶液で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ヘキサン中20〜100%の酢酸エチル勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−298(22mg、収率63%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.08(d,1H)、8.28(d,1H)、7.54(s,1H)、7.29〜7.39(m,1H)、7.18〜7.27(m,2H)、7.10(t,1H)、6.83(t,1H)、5.90(s,2H)、4.02〜4.09(m,2H)、3.66〜3.74(m,2H)、3.63〜3.65(m,3H)、1.99〜2.04(m,2H)、1.91〜1.98(m2H)、1.62(d,2H)。
化合物I−299
4−アミノピペリジン−4−カルボン酸(HCl塩として)がアミン反応体(5当量)であり、8当量のトリエチルアミンを使用し、THF/水(5:1)中の溶液として18時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。出発材料の完全な消費後、反応物を冷却し、濾過した。結果として生じた固体を収集し、逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−299(2mg、収率7%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,メタノール−d
4)δppm8.80(d,1H)、8.31(d,1H)、7.54(s,1H)、7.23〜7.35(m,1H)、7.08〜7.15(m,1H)、7.05(t,1H)、6.92(d,1H)、6.81〜6.90(m,1H)、5.99(s,2H)、4.45(dt,2H)、3.96〜4.13(m,2H)、2.44(dt,2H)、2.02(ddd,2H)。
化合物I−300
4−ヒドロキシピペリジン−4−カルボン酸(HCl塩として)がアミン反応体(5当量)であり、8当量のトリエチルアミンを使用し、18時間にわたってTHF/水(5:1)中の溶液として90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。出発材料の完全な消費後、反応物を冷却し、濾過した。濾過されたものを収集し、真空中で濃縮した。逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−300(22mg、収率81%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,メタノール−d
4)δppm8.83(d,1H)、8.22〜8.35(m,1H)、7.58〜7.70(m,1H)、7.25〜7.37(m,1H)、7.04〜7.18(m,2H)、6.90〜7.02(m,2H)、6.03(s,2H)、4.76(d,2H)、3.69〜3.82(m,2H)、2.16〜2.33(m,2H)、1.94(d,2H)。
化合物I−301
(S)−4,4−ジフルオロピロリジン−2−カルボン酸がアミン反応体(5当量)であり、8当量のトリエチルアミンを使用し、THF/水(5:1)中の溶液として18時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。出発材料の完全な消費後、反応物を真空中で濃縮した。逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−301(20mg、収率67%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.80(d,1H)、8.34(d,1H)、7.35〜7.42(m,1H)、7.24〜7.34(m,1H)、7.10(dd,1H)、7.01〜7.07(m,1H)、6.91(td,2H)、5.98(s,2H)、5.44〜5.69(m,2H)4.76〜4.87(m,3H)。
化合物I−302
(S)−2−アミノ−3−エトキシプロパン酸がアミン反応体(4当量)であり、6当量のトリエチルアミンを使用し、ジオキサン/水(3:1)中の溶液として18時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理後、粗製材料を酢酸エチル中に懸濁し、沈降が発生するまでヘキサンで希釈した。沈降物を濾過し、収集して、所望の化合物である化合物I−302(9mg、収率24%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.08(s,1H)、8.20(d,1H)、7.47(s,1H)、7.27〜7.40(m,2H)、7.17〜7.26(m,2H)、7.10(t,1H)、6.84(t,1H)、5.81〜5.98(m,2H)、4.59(br.s.,1H)、3.83〜3.90(m,1H)、3.75〜3.83(m,1H)、3.45〜3.54(m,1H)、3.37〜3.44(m,1H)、0.92〜1.08(m,3H)。
化合物I−303
2−アミノ−3−メトキシプロパン酸がアミン反応体(4当量)であり、6当量のトリエチルアミンを使用し、ジオキサン/水(3:1)中の溶液として18時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理後、粗製材料を酢酸エチル中に懸濁し、沈降が発生するまでヘキサンで希釈した。沈降物を濾過し、収集して、所望の化合物である化合物I−303(8mg、収率22%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.09(d,1H)8.22(d,1H)、7.47(s,1H)、7.28〜7.39(m,1H)、7.17〜7.27(m,2H)、7.10(t,1H)、6.85(t,1H)、6.63(br.s.,1H)、5.81〜5.94(m,2H)、4.54〜4.88(m,1H)、3.72〜3.87(m,2H)、3.57(s,2H)、3.25(s,3H)。
化合物I−304
1−((メチルアミノ)メチル)シクロプロパンカルボン酸(TFA塩として)がアミン反応体であり、6時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、化合物I−235について記載した手順のステップ3に従って表題化合物を調製した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中1〜4%のメタノール勾配)によって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−304(67mg、収率72%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.77(d,1H)、8.10(d,1H)、7.39(s,1H)、7.16(見かけ上のq、1H)、7.03(見かけ上のq,1H)、6.92(d,1H)、6.68(見かけ上のt,1H)、5.98(s,2H)、4.15(s,2H)、3.37(d,3H)、1.28(m,2H)、1.07(m,2H)。
化合物I−305
(2R,3S)−3−メチルピペリジン−2−カルボン酸(酢酸塩として)がアミン反応体であり、21時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、化合物I−235について記載した手順のステップ3に従って表題化合物を調製した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中2〜4%のメタノール勾配)によって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−305(24mg、収率46%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.77(d,1H)、8.21(d,1H)、7.47(s,1H)、7.15(見かけ上のq,1H)、7.02(見かけ上のq,1H)、6.89(d,1H)、6.66(見かけ上のt,1H)、5.98(s,2H)、5.04(d,1H)、4.37(br.d,1H)、3.70(見かけ上のt,1H)、2.10(m,1H)、1.90(br.d,1H)、1.80〜1.69(m,2H)、1.52(見かけ上のq,1H)、1.21(d,3H)。
化合物I−306
4−イソプロピルピペリジン−4−カルボン酸がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として3時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を23℃に冷却し、有機溶媒を真空中で除去した。固体を1NのHCl溶液で処理し、結果として生じた沈降物を濾過し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−306(42mg、収率86%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.49(d,1H)、8.35(d,1H)、7.64(s,1H)、7.25〜7.20(m,1H)、7.05〜7.01(m,3H)、6.67(d,1H)、5.98(s,2H)、4.80(d,2H)、3.79〜3.72(m,1H)、3.23(t,1H)、2.35(d,2H)、1.92〜1.80(m,1H)、1.62(td,1H)、1.41(t,1H)、0.97(d,6H)。
化合物I−307
3−(メチルアミノ)ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−カルボン酸がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として18時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−307(74mg、収率53%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.53(d,1H)、8.45(d,1H)、7.49(s,1H)、7.26〜7.21(m,2H)、7.09〜7.01(m,2H)、6.67(d,1H)、5.93(s,2H)、3.36(d,3H)、2.68(s,6H)。
化合物I−308
2−アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン−1−カルボン酸(HCl塩として)がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として3時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−308(32mg、収率17%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.46(d,1H)、8.21(d,1H)、7.27(s,1H)、7.23〜7.18(m,1H)、7.04(t,1H)、6.98(t,1H)、6.87(t,1H)、6.59(d,1H)、5.98(s,2H)、4.62(br.s.,1H)、3.01(br.s.,1H)、2.20〜2.11(m,1H)、2.08〜1.98(m,2H)、1.83〜1.72(m,2H)、1.57〜1.49(m,1H)、1.04(br.s.,1H)。
化合物I−309
(1R,3S)−3−(Boc−アミノ)シクロペンタン−1−カルボン酸(TFA塩として)がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として3時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、中間体をもたらした。この中間体を直ちにTHF中に溶解させ、0℃に冷却した。内容物を、水素化ナトリウム(鉱物油中で60%、2当量)で、続いてヨウ化メチル(10当量)で処理した。反応物を3日間にわたって23℃に温めた。内容物を水に注ぎ、酢酸エチル(3×)で抽出した。有機部分を合わせ、ブラインで洗浄した。混合物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜15%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−309(0.9mg、収率1%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.45(s,1H)、8.13(d,1H)、7.32(s,1H)、7.23〜7.15(m,1H)、7.03(t,1H)、6.97(t,1H)、6.86(t,1H)、6.60(s,1H)、5.97(s,2H)、4.75(d,1H)、3.74(s,3H)、3.08〜2.94(m,1H)、2.42〜2.30(m,1H)、2.17〜1.84(m,5H)。
化合物I−310
(2S,3S)−2−メチル−ピペリジン−3−カルボン酸がアミン反応体であり、3日間にわたってTHF/水(10:1)中の溶液として90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜50%(0.1%のTFAを含むアセトニトリル:メタノール=9:1)/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−310(4.9mg、収率2%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.46(d,1H)、8.22(d,1H)、7.31(s,1H)、7.24〜7.18(m,1H)、7.13〜7.01(m,1H)、6.98(t,1H)、6.87(t,1H)、6.59(d,1H)、5.97(s,2H)、5.38(br.s.,1H)、4.42(d,1H)、3.22(t,1H)、2.99〜2.87(m,1H)、2.05〜1.96(m,2H)、1.93〜1.84(m,2H)、1.32(d,3H)。
化合物I−311
(2R,3R)−2−メチル−ピペリジン−3−カルボン酸がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として18時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−311(17.2mg、収率12%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ12.51(br.s.,1H)、9.09(d,1H)、8.31(d,1H)、7.50(s,1H)、7.36〜7.29(m,1H)、7.25〜7.18(m,2H)、7.10(t,1H)、6.84(t,1H)、5.89(s,2H)、5.09(br.s.,1H)、4.37(br.s.,1H)、3.10(t,1H)、2.74(br.s.,1H)、1.84〜1.72(m,3H)、1.50(br.s.,1H)、1.19(d,3H)。
化合物I−312
3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−1−カルボン酸(HCl塩として)がアミン反応体であり、18時間にわたって100℃に内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−312(44mg、収率70%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ12.65(br.s.,1H)、9.08(d,1H)、8.26(d,1H)、7.53(s,1H)、7.35〜7.30(m,1H)、7.26(d,1H)、7.25〜7.20(m,1H)、7.10(td,1H)、6.83〜6.79(m,1H)、5.91(s,2H)、4.09〜3.98(m,3H)、3.81(br.s.,1H)、2.22〜2.17(m,1H)、1.51(dd,1H)、0.97(t,1H)。
化合物I−313
(S)−3−アミノプロパン−1,2−ジオールがアミン反応体であり、20時間にわたって100℃に内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−313(39mg、収率85%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.74(d,1H)、8.07(d,1H)、7.42(s,1H)、7.29〜7.22(m,1H)、7.11〜7.05(m,1H)、7.02(td,1H)、6.88(d,1H)、6.81(td,1H)、5.95(s,2H)、3.88(五重項、1H)、3.81〜3.74(m,1H)、3.69〜3.62(m,1H)、3.59(s,1H)、3.58(s,1H)。
化合物I−314
シス−4−メチルピロリジン−3−カルボン酸がアミン反応体であり、20時間にわたって100℃に内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−314(50mg、収率72%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.74(d,1H)、8.09(d,1H)、7.41(s,1H)、7.29〜7.23(m,1H)、7.11〜7.06(m,1H)、7.02(t,1H)、6.91(d,1H)、6.81(t,1H)、5.95(s,2H)、4.22〜4.13(m,2H)、3.98〜3.92(m,1H)、3.41(t,1H)、2.84〜2.77(m,1H)、2.58(d,1H)、1.24(d,3H)。
化合物I−315
セリノールがアミン反応体であり、20時間にわたって100℃に内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−315(49mg、収率84%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.75(t,1H)、8.08(dd,1H)、7.46(d,1H)、7.30〜7.23(m,1H)、7.09(dd,1H)、7.03(t,1H)、6.91〜6.88(m,1H)、6.80(t,1H)、5.96(s,2H)、4.54(五重項、1H)、3.75〜3.82(m,4H)。
化合物I−316
(R)−3−アミノプロパン−1,2−ジオール(2当量)がアミン反応体であり、20時間にわたって100℃に内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−316(36mg、収率78%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.73(d,1H)、8.06(d,1H)、7.41(s,1H)、7.27〜7.22(m,1H)、7.10〜7.04(m,1H)、7.01(t,1H)、6.86(d,1H)、6.83〜6.78(m,1H)、5.94(s,2H)、3.88(五重項、1H)、3.80〜3.74(m,1H)、3.68〜3.62(m,1H)、3.58(d,2H)。
化合物I−317
4−(アミノメチル)−2,6−ジフルオロフェノールがアミン反応体であり、20時間にわたって100℃に内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜30%(アセトニトリル:メタノール=7:1)/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−317(38mg、収率30%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.77〜8.74(m,1H)、8.08(d,1H)、7.37(s,1H)、7.26(dd,1H)、7.11〜7.06(m,1H)、7.06〜7.01(m,3H)、6.88(d,1H)、6.84(t,1H)、5.96(s,2H)、4.69(s,2H)。
化合物I−318
シス−ピペリジン−2,4−ジイルジメタノールがアミン反応体であり、20時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。ジクロロメタン及び水の1:1ミックス中に反応物を注ぎ、ジクロロメタンを用いる抽出の前に、塩化ナトリウムで水層を処理した。0〜70%(アセトニトリル:メタノール=7:1)/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−318(39mg、収率25%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.75(d,1H)、8.12(d,1H)、7.40(s,1H)、7.29〜7.23(m,1H)、7.11〜7.05(m,1H)、7.04〜6.99(m,1H)、6.90(d,1H)、6.82(td,1H)、5.99〜5.91(m,2H)、4.52〜4.45(m,1H)、4.35〜4.26(m,1H)、3.86〜3.76(m,2H)、3.58〜3.42(m,3H)、2.09〜1.99(m,2H)、1.85〜1.75(m,1H)、1.65〜1.55(m,1H)、1.45〜1.36(m,1H)。
化合物I−319
3−フェニルピペリジン−2−カルボン酸(AcOH塩として)がアミン反応体であり、20時間にわたって100℃に内容物を加熱し、後処理中の水層を塩化ナトリウムで処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。5〜75%のアセトニトリル/水勾配を用いる逆相HPLCによって粗製材料の一部を精製して、所望の化合物である化合物I−319(30mg、収率9%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.37(d,1H)、8.27(d,1H)、7.34〜7.28(m,4H)、7.26〜7.22(m,1H)、7.20(s,1H)、7.15(ddd,1H)、6.99〜6.88(m,3H)、6.45(d,1H)、5.91〜5.82(m,2H)、5.18(d,1H)、4.31(d,1H)、3.59(td,1H)、3.26〜3.17(m,1H)、2.49(qd,1H)、2.06〜1.99(m,1H)、1.98〜1.81(m,2H)。
化合物I−320
(S)−3−(メチルアミノ)プロパン−1,2−ジオールがアミン反応体であり、20時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。ジクロロメタン及び水の1:1ミックス中に反応物を注ぎ、ジクロロメタンを用いる抽出の前に、塩化ナトリウムで水層を処理した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−320(81mg、収率84%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.75(d,1H)、8.10(d,1H)、7.42(s,1H)、7.29〜7.23(m,1H)、7.11〜7.06(m,1H)、7.02(t,1H)、6.88(d,1H)、6.85〜6.80(m,1H)、5.95(s,2H)、4.03〜3.94(m,2H)、3.73〜3.66(m,1H)、3.58(d,2H)、3.42(d,3H)。
化合物I−321
(R)−3−(メチルアミノ)プロパン−1,2−ジオールがアミン反応体であり、2日間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。ジクロロメタン及び水の1:1ミックス中に反応物を注ぎ、ジクロロメタンを用いる抽出の前に、塩化ナトリウムで水層を処理した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−321(88mg、収率77%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.74(d,1H)、8.09(d,1H)、7.41(s,1H)、7.28〜7.22(m,1H)、7.10〜7.05(m,1H)、7.04〜6.99(m,1H)、6.87(d,1H)、6.82(td,1H)、5.94(s,2H)、4.02〜3.93(m,2H)、3.72〜3.66(m,1H)、3.58(d,2H)、3.41(d,3H)。
化合物I−322
(S)−3−((シクロプロピルメチル)アミノ)プロパン−1,2−ジオールがアミン反応体であり、20時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。ジクロロメタン及び水の1:1ミックス中に反応物を注ぎ、ジクロロメタンを用いる抽出の前に、塩化ナトリウムで水層を処理した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−322(39mg、収率62%)を白色の発泡体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.45(d,1H)、8.12(d,1H)、7.29(s,1H)、7.24〜7.19(m,1H)、7.05〜6.97(m,3H)、6.57(d,1H)、5.99〜5.94(m,1H)、5.91〜5.86(m,1H)、4.14(dd,1H)、4.02(br.s.,1H)、3.93(br.s.,1H)、3.86(br.s.,1H)、3.68〜3.57(m,4H)、3.43(ddd,1H)、1.15〜1.06(m,1H)、0.65〜0.53(m,2H)、0.38〜0.32(m,1H)、0.32〜0.26(m,1H)。
化合物I−323
(S)−3−(イソプロピルアミノ)プロパン−1,2−ジオールがアミン反応体であり、20時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。ジクロロメタン及び水の1:1ミックス中に反応物を注ぎ、ジクロロメタンを用いる抽出の前に、塩化ナトリウムで水層を処理した。0〜50%(アセトニトリル:メタノール=7:1)/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−323(12mg、収率20%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.45(d,1H)、8.13(d,1H)、7.30(s,1H)、7.25〜7.19(m,1H)、7.06〜6.98(m,3H)、6.58(d,1H)、6.00〜5.94(d,1H)、5.91〜5.85(d,1H)、4.95(br.s.,1H)、4.67〜4.58(m,1H)、3.82〜3.74(m,2H)、3.70〜3.60(m,2H)、3.59〜3.49(m,2H)、1.32(d,3H)、1.29(d,3H)。
化合物I−324
2−(アミノメチル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オールがアミン反応体であり、20時間にわたって100℃に内容物を加熱し、後処理中のジクロロメタンを用いる抽出の前に、塩化ナトリウムで水層を処理したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−324(5mg、収率9%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.48(d,1H)、8.36(s,1H)、8.26(d,1H)、7.25〜7.20(m,2H)、7.14(t,1H)、7.05〜6.99(m,2H)、6.59(d,1H)、5.94(s,2H)、5.59(br.s.,1H)、4.12(d,2H)。
化合物I−325
1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オールがアミン反応体であり、20時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。ジクロロメタン及び水の1:1ミックス中に反応物を注ぎ、ジクロロメタンを用いる抽出の前に、塩化ナトリウムで水層を処理した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−325(43mg、収率93%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.43(d,1H)、8.14(d,1H)、7.27(s,1H)、7.21〜7.15(m,1H)、7.04〜6.98(m,1H)、6.95(t,1H)、6.84(t,1H)、6.59(d,1H)、5.95(s,2H)、5.62(br.s.,1H)、3.70(s,1H)、3.63(d,2H)、1.31(s,6H)。
化合物I−326
THF中の(S)−トリフルオロ乳酸(1.5当量)及び1,1’−カルボジイミダゾール(1.5当量)の混合物を、2時間にわたって70℃に加熱した。2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−
ピリミジン−4−アミン(国際公開第2012/3405 A1号に記載の中間体)(1当量)を反応混合物に添加し、3日間にわたって70℃で内容物を撹拌した。内容物を23℃に冷却し、酢酸エチルで希釈し、1NのHCl溶液で洗浄した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−326(3mg、収率4%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ9.61(br.s.,1H)、8.76(d,1H)、8.49(d,1H)、8.16(d,1H)、7.47(s,1H)、7.25〜7.21(m,1H)、7.11〜7.03(m,1H)、7.00(t,1H)、6.83(t,1H)、6.63(d,1H)、6.36(br.s.,1H)、6.06〜5.95(m,2H)、4.69(d,1H)。
化合物I−329及び化合物I−330
10〜90%のイソプロパノール/ヘキサン勾配を使用して、Chiracel−ODH 20mm×250mmセミ分取カラムを用いるキラル分離によって化合物I−161を分離させた。最初に溶出したピークの収集及び真空中での濃縮により、化合物I−329を白色の固体として得た。第2に溶出したピークの収集及び真空中での濃縮により、化合物−330を白色の固体として得た。
化合物I−329についての
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.38(d,1H)、8.16(d,1H)、7.21(s,1H)、7.20〜7.15(m,1H)、7.04〜6.99(m,1H)、6.97〜6.93(m,1H)、6.89〜6.84(m,1H)、6.48(d,1H)、6.06〜6.00(m,1H)、5.93〜5.88(m,1H)、4.76(d,1H)、4.15(d,1H)、3.54〜3.43(m,1H)、2.09〜1.98(m,1H)、1.91〜1.82(m,1H)、1.81〜1.64(m,3H)、1.17(d,3H)。
化合物I−330についての
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.78〜8.74(d,1H)、8.21(d,1H)、7.45(s,1H)、7.30〜7.23(m,1H)、7.11〜7.06(m,1H)、7.03(t,1H)、6.86(d,1H)、6.83(t,1H)、5.95(s,2H)、5.04(d,1H)、4.37(d,1H)、3.69(td,1H)、2.16〜2.07(m,1H)、1.93〜1.86(m,1H)、1.82〜1.70(m,2H)、1.52(qd,1H)、1.21(d,3H)。
化合物I−331及び化合物I−332
DCM中の化合物I−329及び1,1’−カルボジイミダゾール(1当量)の混合物を、LC/MS上で観察されたときにすべての出発材料が消費されるまで、45℃に加熱した。シクロプロパンスルホンアミド(4当量)及びDBU(2当量)を反応混合物に添加し、追加の30分にわたって45℃で内容物を撹拌した。内容物を23℃に冷却し、1NのHCl溶液で反応停止させ、層を分離させた。水層をジクロロメタン(×2)で抽出し、有機部分を合わせ、ブラインで洗浄した。混合物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜20%(アセトニトリル:メタノール=7:1)/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、化合物I−331(40mg、収率13%)を白色の固体として、そして化合物I−332(3mg、収率1%)を白色の固体としてもたらした。
化合物I−331についての1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ12.09(s,1H)、9.14(d,1H)、8.38(d,1H)、7.25〜7.18(m,1H)、7.37〜7.29(m,1H)、7.55(s,1H)、7.12〜7.06(m,2H)、6.87〜6.80(m,1H)、5.94〜5.84(m,2H)、4.73(d,1H)、4.23(br.s.,1H)、3.66〜3.54(m,1H)、2.94〜2.85(m,1H)、2.38(d,1H)、1.89〜1.81(m,1H)、1.68〜1.51(m,3H)、1.15(d,3H)、0.97〜0.92(m,2H)、0.89〜0.84(m,2H)。
化合物I−332についての
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ11.97(s,1H)、9.14(d,1H)、8.41(d,1H)、7.65(s,1H)、7.37〜7.28(m,1H)、7.26〜7.17(m,1H)、7.14〜7.05(m,2H)、6.88〜6.79(m,1H)、5.97〜5.86(m,2H)、4.70(d,1H)、4.13(d,1H)、3.83〜3.72(m,1H)、2.97〜2.87(m,1H)、2.10(d,1H)、1.85(d,1H)、1.74〜1.60(m,2H)、1.53〜1.39(m,1H)、1.16(d,3H)、1.05〜0.93(m,3H)、0.87〜0.78(m,1H)。
化合物I−333
3−(3−(4−クロロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾール(この合成は化合物I−24に関する手順に記載されている)(1当量)、(2R,3S)−3−メチルピペリジン−2−カルボン酸((1S)−(+)−カンファースルホン酸塩として、1当量)、及びトリエチルアミン(1当量)の混合物を、ジオキサン/水(2:1)中の溶液として48時間にわたって110℃に加熱した。内容物を23℃に冷却し、ジクロロメタン及び1NのHCl溶液の1:1混合物間で分配した。層を分離させ、水層をジクロロメタン(×2)で抽出し、有機部分を合わせ、ブラインで洗浄した。混合物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜20%(アセトニトリル:メタノール = 7:1)/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−333(10mg、収率4%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ12.64(br.s.,1H)、9.10(d,1H)、8.30(d,1H)、7.55(br.s.,1H)、7.38〜7.29(m,1H)、7.27〜7.16(m,2H)、7.15〜7.06(m,1H)、6.83(d,2H)、5.90(s,2H)、3.21(s,1H)、1.94(br.s.,1H)、1.89〜1.80(m,1H)、1.69〜1.35(m,5H)、1.13(d,3H)。
化合物I−334
2−アミノ−2−(ヒドロキシメチル)プロパン−1,3−ジオールがアミン反応体であり、20時間にわたって110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜20%(アセトニトリル:メタノール=7:1)/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−334(185mg、収率72%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ9.10(d,1H)、8.24(d,1H)、7.46(s,1H)、7.36〜7.29(m,1H)、7.25〜7.18(m,2H)、7.10(td,1H)、6.91〜6.84(m,1H)、6.36(s,1H)、5.86(s,2H)、4.95(br.s.,3H)、3.76〜3.72(m,6H)。
化合物I−335
(S)−2−アミノ−3−ヒドロキシプロパンアミドがアミン反応体であり、20時間にわたって110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜20%(アセトニトリル:メタノール=7:1)/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−335(170mg、収率37%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ9.14(d,1H)、8.56(br.s.,1H)、8.41(d,1H)、7.70(s,2H)、7.37〜7.31(m,1H)、7.29〜7.19(m,3H)、7.14〜7.08(m,1H)、6.86(t,1H)、5.94(s,2H)、4.87〜4.80(m,1H)、3.89〜3.78(m,2H)、3.06(qd,1H)。
化合物I−336
DMF中の化合物I−112(1当量)の溶液を、ヒューニッヒ塩基(3当量)及びHATU(1当量)で連続的に処理した。5分にわたって撹拌した後、セリノール(1.5当量)を添加し、20時間にわたって23℃で反応物を撹拌した。この混合物を、ジクロロメタン及び1NのHCl溶液の1:1混合物間で分配した。層を分離させ、水層をジクロロメタン(×2)で抽出した。合わせた有機部分をブラインで洗浄した。混合物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜20%(アセトニトリル:メタノール=7:1)/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−336(22mg、収率26%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ9.14(d,1H)、8.96(br.s.,1H)、8.45(d,1H)、8.17(d,1H)、7.85(s,1H)、7.38〜7.29(m,1H)、7.28〜7.18(m,2H)、7.14〜7.07(m,1H)、6.86(t,1H)、5.96(s,2H)、4.94〜4.86(m,1H)、3.86〜3.78(m,2H)、3.74〜3.65(m,1H)、3.64〜3.53(m,1H)、3.53〜3.46(m,1H)、3.45〜3.40(m,2H)、3.40〜3.34(m,2H)、3.16〜3.04(m,1H)。
化合物I−337
3−アミノ−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール(5当量)がアミン反応体であり、20時間にわたって110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜20%(アセトニトリル:メタノール=7:1)/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−337(70mg、収率53%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.76(d,1H)、8.10(d,1H)、7.38(s,1H)、7.30〜7.23(m,1H)、7.08(dd,1H)、7.05〜7.00(m,1H)、6.88〜6.82(m,2H)、5.95(s,2H)、4.40〜4.30(m,1H)、3.99(dd,1H)、3.70(dd,1H)。
化合物I−339
表題化合物を2つのステップにおいて調製した。
ステップ1:メチル2−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレートの合成
メチル1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート(HCl塩として)がアミン反応体であったことを除いて、一般的手順Bに従ってこの中間体を調製した。
後処理は、所望のメチルエステルであるメチル2−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート(化合物I−338、55mg、収率97%)を橙色の油としてもたらし、これをさらなる精製を伴わずに次に進めた。
ステップ2:化合物I−339の合成
テトラヒドロフラン、水、及びメタノール(3:1:1比)中の、メチル2−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート及び水酸化リチウム水和物(1.5当量)の溶液を、21時間にわたって23℃で撹拌した。追加の塩基(1.5当量)を添加し、この溶液を24時間にわたって撹拌した。水、1N水酸化ナトリウム、及びジクロロメタン(10:1:10比)中にこの溶液を注いだ。層を分離させ、水層をpH1に酸性化させた。水層をジクロロメタンで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去して、所望の化合物である化合物I−339(9mg、2つのステップを通じて収率17%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.14(s,1H)、9.12(d,1H)、8.32(d,1H)、7.79〜7.77(m,1H)、7.48(s,1H)、7.43〜7.41(d,1H)、7.34〜7.30(m,2H)、7.24〜7.20(m,2H)、7.11(dt,1H)、6.85(dt,1H)、5.89(s,2H)、5.34(d,2H)、4.07(t,2H)、3.04(t,2H)。
化合物I−341
表題化合物を3つのステップにおいて調製した。
ステップ1:シス−1−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)−3−メチルピペリジン−2−カルボキサミド(化合物I−340)の合成
テトラヒドロフラン中の0℃の化合物I−161及びトリエチルアミン(1当量)の溶液に、クロロギ酸エチル(1.05当量)を5分にわたって滴下添加した。反応混合物を45分にわたって0℃に維持し、次いで水酸化アンモニウム(7当量)を添加した。この溶液を直ちに23℃に温め、追加の15 時間にわたって撹拌した。酢酸エチル及び飽和水性塩化アンモニウムで反応混合物を希釈した。層を分離させ、水層を酢酸エチルで抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(酢酸エチル中20〜100%のヘキサン勾配)による精製は、シス−1−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)−3−メチルピペリジン−2−カルボキサミド(化合物I−340、270mg、収率54%)を黄色の発泡体として提供した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δppm8.46(d,1H)、8.17(d,1H)、7.23(s,1H)、7.22〜7.17(m,1H)、7.12〜6.91(m,3H)、6.59(d,1H)、6.06〜5.76(m,2H)、5.34(br.s.,1H)、4.76(d,1H)、4.18(d,1H)、3.32(ddd,1H)、2.64〜2.50(m,1H)、2.08〜1.79(m,2H)、1.65〜1.50(m,1H)、1.49〜1.37(m,1H)、1.15(d,1H)、1.05(d,3H)。
ステップ2:シス−1−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)−3−メチルピペリジン−2−カルボニトリルの合成
ピリジン中のシス−1−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)−3−メチルピペリジン−2−カルボキサミドの0℃の溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(2当量)を5分にわたって滴下添加した。0℃で45分にわたって撹拌した後、この溶液を室温に温め、次いで、ジクロロメタン及び飽和水性塩化アンモニウム中に直ちに注いだ。層を分離させ、水層をジクロロメタンで抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(酢酸エチル中10〜75%のヘキサン勾配)による精製は、シス−1−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)−3−メチルピペリジン−2−カルボニトリル(215mg、収率83%)を白色の発泡体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δppm8.44(d,1H)、8.31(d,1H)、7.30(s,1H)、7.22〜7.11(m,1H)、7.06〜6.91(m,2H)、6.82(t,1H)、6.59(d,1H)、5.95(s,2H)、5.40(s,1H)、4.35(d,1H)、3.32(td,1H)、2.48〜2.35(m,1H)、2.20〜1.84(m,2H)、1.61〜1.76(m,2H)、1.17(d,3H)。
ステップ3:化合物I−341の合成
N,N−ジメチルホルムアミド中のシス−1−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)−3−メチルピペリジン−2−カルボニトリル、塩酸アンモニア(5当量)、及びアジ化ナトリウム(5当量)の懸濁液を、60時間にわたって90℃に加熱した。酢酸エチル及び1N塩化水素酸水溶液でこの溶液を希釈した。層を分離させ、水層を酢酸エチルで抽出した。有機物を水及びブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。粗製固体をジクロロメタン中に懸濁し、濾過して、副生成物で汚染された生成物をもたらした。濾液を真空中で濃縮し、結果として生じた固体をジエチルエーテル中に懸濁し、濾過して、所望の化合物である化合物I−341(135mg、収率57%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.51(d,1H)、8.15(d,1H)、7.29(s,1H)、7.25〜7.20(m,2H)、7.04〜6.99(m,2H)、6.63(d,1H)、6.09(d,1H)、6.00(d,1H)、5.18(d,1H)、3.98(dd,1H)、3.31(dt,1H)、2.81〜2.75(m,1H)、2.54〜2.46(m,1H)、2.13〜2.02(m,1H)、1.80〜1.75(m,1H)、1.60−1.51(m,1H)、1.11(d,3H)。
化合物I−342
1−((メチルアミノ)メチル)シクロブタンカルボン酸(TFA塩として)がアミン反応体であったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理は、所望の化合物である化合物I−342(64mg、定量的収率)を黄色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.81(d,1H)、8.29(d,1H)、7.56(m,1H)、7.32〜7.26(m,1H)、7.11〜7.02(m,2H)、6.96〜6.92(m,2H)、5.98(s,2H)、4.37(s,2H)、3.48(d,3H)、2.51〜2.44(m,2H)、2.25〜2.16(m,2H)、2.09〜1.93(m,2H)。
化合物I−343
塩化ホスホリル(20当量)中の5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(チアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−オール(国際公開第2013/101830 A1号に以前に記載された中間体)の懸濁液を、2時間にわたって60℃に加熱した。塩化ホスホリルを窒素流下で除去し、結果として生じた残渣をジオキサン及び水(2:1比)中に溶解させた。1−((メチルアミノ)メチル)シクロプロパンカルボン酸塩酸塩(3当量)、及びトリエチルアミン(10当量)の添加後、4時間にわたって90℃に溶液を加熱した。ジクロロメタン及び1N塩化水素酸溶液でこの溶液を希釈した。層を分離させ、水層をジクロロメタンで抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜5%のメタノール勾配)による精製は、所望の化合物である化合物I−343(17mg、収率52%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ12.34(s,1H)、8.23(d,1H)、7.98(d,1H)、7.92(d,1H)、7.35(s,1H)、7.34〜7.29(m,1H)、7.23〜7.18(m,1H)、7.10(dt,1H)、6.93(dt,1H)、6.02(s,2H)、4.00(s,2H)、3.24(d,3H)、1.15〜1.12(m,2H)、1.03〜1.01(m,2H)。
化合物I−344
ジクロロメタン中の化合物I−248の溶液に、カルボニルジイミダゾール(1.2当量)を添加した。結果として生じた混合物を45分にわたって40℃で撹拌した。この溶液を23℃に冷却し、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデス−7−エン(2当量)を、続いてシクロプロパンスルホンアミド(3当量)を添加した。16時間にわたって撹拌した後、ジクロロメタン及び1N塩化水素酸溶液中にこの溶液を注いだ。層を分離させ、水層をジクロロメタンで抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中のメタノール)による最初の精製は、不純生成物をもたらした。不純な残渣をジエチルエーテル中に取り込み、溶液が濁るまでヘキサンを添加した。20分にわたって撹拌した後、固体を濾去して、所望の化合物である化合物I−344(29mg、収率48%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.44(d,1H)、8.09(d,1H)、7.23〜7.17(m,2H)、7.03〜6.97(m,3H)、6.51(d,1H)、5.95(s,2H)、3.96(dd,1H)、3.69〜3.63(m,1H)、3.32(d,3H)、2.90〜2.81(m,2H)、2.03〜1.96(m,1H)、1.18〜1.14(m,2H)、1.03(dd,6H)、0.92〜0.90(m,2H)。
化合物I−345
塩化ホスホリル(50当量)中の5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(チアゾール−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−オール(国際公開第2013/101830 A1号に以前に記載された中間体)の懸濁液を、2時間にわたって60℃に加熱した。塩化ホスホリルを窒素流下で除去し、結果として生じた残渣をジオキサン及び水(2:1)中に懸濁し、1−((メチルアミノ)メチル)シクロプロパンカルボン酸塩酸塩(3当量)で、続いてトリエチルアミン(10当量)で処理した。結果として生じた溶液を、7.5日間にわたって90℃に加熱した。ジクロロメタン及び1N塩化水素酸溶液中に反応混合物を注いだ。層を分離させ、水層をジクロロメタンで抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜10%のメタノール勾配)による精製は、化合物I−345(2.8mg、収率11%)を白色のフィルムとして提供した。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ9.03(d,1H)、8.07(d,1H)、7.89(d,1H)、7.24〜7.19(m,2H)、7.04〜6.96(m,2H)、6.81(t,1H)、5.94(s,2H)、4.13(s,2H)、3.34(d,3H)、1.28〜1.25(m,2H)、1.08〜1.05(m,2H)。
化合物I−346
3−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン(HCl塩として)がアミン反応体であったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理後、粗製固体をジエチルエーテル中に懸濁し、濾過して、所望の化合物である化合物I−346(57mg、収率84%)を褐色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.84(d,1H)、8.41(d,1H)、7.63(s,1H)、7.33〜7.28(m,1H)、7.13〜7.04(m,2H)、6.98〜6.95(m,2H)、6.03(s,2H)、5.19(s,2H)、4.42(t,2H)、3.09(t,2H)。
化合物I−347
ラセミsyn−ピペリジン−3,4,5−トリオールがアミン反応体であったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。LC/MSによって反応が完了したら、溶媒を真空中で除去した。メタノールを添加し、結果として生じた懸濁液を濾過して、所望の化合物である化合物I−347(20mg、収率11%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ9.09(d,1H)、8.28(d,1H)、7.52(s,1H)、7.35〜7.29(m,1H)、7.24〜7.21(m,2H)、7.09(t,1H)、6.80(t,1H)、5.90(s,2H)、4.92(d,2H)、4.80(d,1H)、4.15〜4.11(m,2H)、3.83〜3.80(m,1H)、3.58〜3.53(m,2H)、3.27〜3.21(m,2H)。
化合物I−348
1,3−ジアミノプロパン−2−オールがアミン反応体であり、45分にわたって40℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。LC/MSによって反応が完了したら、ジオキサンを真空中で除去し、十分なメタノールを添加して粗製混合物を可溶化した。逆相HPLC(0.1%のトリフルオロ酢酸を含む水中5〜75%のアセトニトリル、20分勾配)による精製は、所望の化合物である化合物I−348(58mg、収率80%)をピンク色の発泡体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.82(d,1H)、8.27(d,1H)、7.62(s,1H)、7.32〜7.27(m,1H)、7.12〜7.03(m,2H)、6.95〜6.91(m,2H)、6.02(d,1H)、5.97(d,1H)、4.21〜4.15(m,1H)、3.85〜3.77(m,2H)、3.22〜3.18(dd,1H)、2.96(dd,1H)。
化合物I−349
0℃のジクロロメタン中の化合物I−340及びトリエチルアミン(5当量)の溶液に、メタンスルホニル塩化物(1当量)を滴下添加した。45分にわたって撹拌した後、飽和水性炭酸水素ナトリウムを添加し、反応混合物を23℃に温めた。ジクロロメタンを添加し、層を分離させた。水層をジクロロメタンで抽出し、有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。逆相HPLC(0.1%のTFAを含む水中5〜50%のアセトニトリル)による精製は、所望の化合物である化合物I−349(6mg、収率25%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.78(d,1H)、8.24(d,1H)、7.70(s,1H)、7.31〜7.25(m,1H)、7.11〜7.02(m,3H)、6.92〜6.88(m,1H)、6.04(s,2H)、4.10〜4.01(m,2H)、3.61〜3.56(m,1H)、3.18〜3.17(m,2H)、2.95(s,3H)。
化合物I−350
ラセミシス−ピペリジン−3,4−ジオール(HCl塩として)がアミン反応体であったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。逆相HPLC(0.1%のTFAを含む水中5〜50%のアセトニトリル、20分勾配)によって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−350(1.7mg、収率3%)を透明なフィルムとしてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.81(m,1H)、8.28(d,1H)、7.64(s,1H)、7.32〜7.26(m,1H)、7.12〜7.03(m,2H)、6.97〜6.93(m,2H)、6.01(s,2H)、4.52(br s,2H)、4.38(dd,1H)、3.97〜3.90(m,2H)、3.77〜3.72(m,1H)、2.02〜1.97(m,1H)、1.90〜1.86(m,1H)。
化合物I−351
tert−ブチル3−(アミノメチル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボキシレートがアミン反応体であり、ジオキサン中の溶液として反応を行ったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中の溶媒として酢酸エチルを使用した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜5%のメタノール勾配)によって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−351(144mg、定量的収率)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.76(d,1H)、8.11(d,1H)、7.44(s,1H)、7.30〜7.25(m,1H)、7.12〜7.01(m,2H)、6.92(d,1H)、6.81(t,1H)、5.97(s,2H)、4.09(d,2H)、3.93(br s,2H)、3.78(d,2H)、1.40(s,9H)。
化合物I−352
3−(アミノメチル)オキセタン−3−オールがアミン反応体であり、ジオキサン中の溶液として反応を行ったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。90℃で1.5時間にわたって撹拌した後、追加の2当量のオキセタンを添加し、3時間にわたって90℃で反応混合物を撹拌した。次いで、酢酸エチル及び1N塩化水素酸水溶液中に反応溶液を注いだ。層を分離させ、5:1のジクロロメタン/イソプロピルアルコールで水層を抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。逆相HPLC(水中5〜75%のアセトニトリル、0.1%のTFA、15分勾配)による精製は、化合物I−352(25mg、収率53%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.83(d,1H)、8.29(d,1H)、7.65(s,1H)、7.32〜7.28(m,1H)、7.13〜7.05(m,2H)、6.99〜6.94(m,2H)、6.02(s,2H)、4.05(d,1H)、3.98(d,1H)、3.78〜3.63(m,4H)。
化合物I−353
ジクロロメタン中の23℃の化合物I−351の溶液に、トリフルオロ酢酸(30当量)を一度に添加した。30分にわたって撹拌した後、この溶液を真空中で濃縮し、結果として生じた残渣をジエチルエーテル中に取り込んだ。固体を濾過して、所望の化合物である化合物I−353(160mg、定量的収率)を褐色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.83(m,1H)、8.29〜8.25(m,1H)、7.60〜7.57(m,1H)、7.33〜7.28(m,1H)、7.14〜7.04(m,2H)、6.93〜6.89(m,2H)、6.00(s,2H)、4.31(d,2H)、4.05(m,2H)、3.97(d,2H)。
化合物I−354
N−(1−(アミノメチル)シクロプロピル)−1,1,1−トリフルオロメタンスルホンアミド(HCl塩として)がアミン反応体であったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜50%の酢酸エチル勾配)によって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−354(15mg、収率25%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.75(d,1H)、8.08(d,1H)、7.50(s,1H)、7.28〜7.24(m,1H)、7.10〜7.07(m,1H)、7.04〜7.01(m,1H)、6.83〜6.80(m,2H)、5.96(s,2H)、3.85(s,2H)、1.06〜1.04(m,2H)、0.99〜0.96(m,2H)。
化合物I−355
2−(アミノメチル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1,2−ジオールがアミン反応体であり、ジオキサン中の溶液として反応を行ったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。酢酸エチル及び1N塩化水素酸溶液を用いる後処理後、シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜10%のメタノール勾配)による精製は、所望の化合物である化合物I−355(17mg、収率36%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.75(d,1H)、8.15(d,1H)、7.39(s,1H)、7.28〜7.23(m,1H)、7.09〜7.01(m,2H)、6.88〜6.85(m,2H)、5.96(d,1H)、5.93(d,1H)、4.02(d,1H)、3.90(d,1H)、3.75(d,1H)、3.62(d,1H)。
化合物I−356
(S)−3−アミノピロリジン−2−オン(HCl塩として)がアミン反応体であったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。粗製残渣を3:1のジエチルエーテル及びジクロロメタン中に懸濁した。結果として生じた固体を濾過して、所望の化合物である化合物I−356(10mg、収率22%)を褐色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.83(s,1H)、8.34(m,1H)、7.63〜7.62(m,1H)、7.33〜7.29(m,1H)、7.13〜7.05(m,2H)、6.98〜6.96(m,2H)、6.03(s,2H)、5.36〜5.32(m,1H)、3.56〜3.49(m,2H)、2.66〜2.61(m,1H)、2.38〜2.30(m,1H)。
化合物I−357
表題化合物を5つのステップにおいて調製した。
【化87】
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ステップ1:tert−ブチル3−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
テトラヒドロフラン中のtert−ブチル3−ホルミルアゼチジン−1−カルボキシレート(1当量)及びトリメチル(トリフルオロメチル)シラン(1.4当量)の0℃の溶液に、10分かけてフッ化テトラブチルアンモニウム(1Mテトラヒドロフラン溶液、1.1当量)を添加した。この溶液を23℃に直ちに温め、19時間にわたって撹拌した。1N塩化水素酸溶液及びジエチルエーテル中に反応混合物を注いだ。層を分離させ、水層をジエチルエーテルで抽出した。有機物を飽和水性塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去して、tert−ブチル3−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(558mg、収率79%)を淡黄色の固体としてもたらした。
【化88】
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ステップ2:tert−ブチル3−(2,2,2−トリフルオロアセチル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
0℃のジクロロメタン中のtert−ブチル3−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1当量)に、デス−マーチン(Dess−Martin)ペルヨージナン(2当量)を一度に添加した。0℃での5分後、この溶液を23℃に温めた。2時間後、LC/MSは完全な変換を示した。5:1の飽和水性亜ジチオン酸ナトリウム及び飽和水性炭酸水素ナトリウム(75mL)中に反応混合物を注いだ。10分にわたって撹拌した後、ジクロロメタンを添加し、層を分離させた。水層をジクロロメタンで抽出し、有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去して、
1H−NMRによるケトン及び水和物の混合物であったtert−ブチル3−(2,2,2−トリフルオロアセチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(263mg、収率92%)を白色の脂ぎった固体としてもたらした。
【化89】
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ステップ3:tert−ブチル3−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
テトラヒドロフラン中のtert−ブチル3−(2,2,2−トリフルオロアセチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1当量)及びトリメチル(トリフルオロメチル)シラン(1.4当量)の0℃の溶液に、フッ化テトラブチルアンモニウム(1.1当量)を1Mテトラヒドロフラン溶液として5分にわたって滴下添加した。この溶液を23℃に直ちに温め、2.5日間にわたって撹拌した。次いで、酢酸エチル及び1N塩化水素酸水溶液中にこの溶液を注いだ。層を分離させ、水層を酢酸エチル(2×)で抽出した。有機物を飽和水性塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜60%の酢酸エチル勾配)による精製は、tert−ブチル3−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(24mg、収率7%)を油っぽい固体として提供した。
【化90】
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ステップ4:2−(アゼチジン−3−イル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オールの合成
tert−ブチル3−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを、1.5時間にわたってトリフルオロ酢酸及びジクロロメタン(1:2比)中で撹拌した。次いで、この溶液を真空中で濃縮して、2−(アゼチジン−3−イル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オールをTFA塩として提供した。
ステップ5:化合物I−357の合成
2−(アゼチジン−3−イル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(TFA塩として、1.5当量)がアミン反応体であったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。粗製残渣を1:1のジクロロメタン及びジエチルエーテル中に取り込み、固体を濾去し、追加のジエチルエーテルで洗浄して、所望の化合物である化合物I−357(17mg、収率64%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ8.83(d,1H)、8.27(d,1H)、7.62(s,1H)、7.35〜7.30(m,1H)、7.15〜7.07(m,2H)、7.00〜6.96(m,2H)、6.05(s,2H)、4.82〜4.70(m,4H)、3.79(五重項、1H)。
化合物I−359
この化合物を2つのステップにおいて調製した。
ステップ1:エステルI−358の合成
1−アミノメチルシクロプロパノール(2当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、ジオキサン/水(3:1)中の溶液として96時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。酢酸エチルが後処理のために使用した溶媒であった。最初に、0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって、次いで、逆相HPLC(0.1%のトリフルオロ酢酸を含む水/アセトニトリル)によって、粗製材料を精製した。水/アセトニトリル留分を含有する生成物を、過剰の10% NaHCO
3(水性)で処理し、5mLに濃縮し、次いで酢酸エチルで抽出して、中性材料を回収して、所望の化合物である化合物I−358(32mg収率28%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.42(d,1H)、8.11(m,1H)、7.24(s,1H)、7.15(m,1H)、6.99(m,1H)、6.94(m,1H)、6.85(m,1H)、6.56(d,1H)、5.93(s,2H)、5.63(m,1H)、4.77(m,1H)、3.74(d,2H)、0.86(m,2H)、0.65(m,2H)。
ステップ2:化合物I−359の合成
化合物I−358を室温でテトラヒドロフラン中に溶解させ、トリエチルアミン(3当量)及びクロロギ酸エチル(2当量)を相次いで添加した。室温で1時間にわたって内容物を撹拌させた。混合物を酢酸エチルで希釈し、水(3×)で洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。結果として生じた残渣をテトラヒドロフラン中に再懸濁し、水素化ホウ素ナトリウム(6当量)で処理し、1時間にわたって撹拌した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、水(3×)で洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。10〜80%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−359(11mg、収率76%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ8.41(d,1H)、8.11(d,1H)、7.28(s,1H)、7.16(m,1H)、7.00(m,1H)、6.95(m,1H)、6.87(m,1H)、6.54(d,1H)、5.93(s,2H)、5.53(m,1H)、4.61(m,1H)、3.60(d,2H)、3.35(d,2H)、0.53(m,4H)。
化合物I−360
1−(4−アミノフェニル)シクロプロパンカルボン酸(1当量)がアミン反応体であり、20当量のトリエチルアミンを使用し、ジオキサン/水(3:1)中の溶液として18時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。酢酸エチルが後処理のために使用した溶媒であった。5〜95%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−360(11mg、収率9%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,アセトン−d
6)δ8.89(d,1H)、8.81(br d,1H)、8.30(d,1H)、8.03(d,2H)、7.48(s,1H)、7.39(d,2H)、7.30(m,1H)、7.15(m,1H)、7.10(m,1H)、7.07(d,1H)、7.05(m,1H)、5.98(s,2H)、1.53(m,2H)、1.18(m,2H)。
化合物I−361
表題化合物を3つのステップにおいて合成した。
【化91】
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ステップ1:tert−ブチルメチル(2−オキソ−2−(フェニルスルホンアミド)エチル)カルバメートの合成
ジクロロメタン中の1,1’−カルボニルジイミダゾール(1.2当量)の溶液に、2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)酢酸(1当量)を添加した。気体放出が終わるまで、混合物を23℃で撹拌した。この混合物に、ベンゼンスルホンアミド(3当量)及びDBU(1当量)を添加した。1時間にわたって23℃で混合物を撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて白色の固体をもたらした。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜80%の酢酸エチル勾配)による精製は、tert−ブチルメチル(2−オキソ−2−(フェニルスルホンアミド)エチル)カルバメート(1.3g)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm7.91〜7.95(m,2H)、7.59〜7.65(m,3H)、3.86(s,2H)、2.82〜2.88(m,3H)、1.20(s,9H)。
【化92】
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ステップ2:2−(メチルアミノ)−N−(フェニルスルホニル)アセトアミド塩酸塩の合成
tert−ブチルメチル(2−オキソ−2−(フェニルスルホンアミド)エチル)カルバメート(1当量)及びHCl [1,4−ジオキサン中で4.0M]の混合物を、24時間にわたって23℃で撹拌した。混合物を濃縮して、2−(メチルアミノ)−N−(フェニルスルホニル)アセトアミド塩酸塩(3.2g)をクリーム色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.04〜8.07(m,2H)、7.57〜7.64(m,3H)、3.88(s,2H)、2.67(s,3H)。
ステップ3:化合物I−31の合成
2−(メチルアミノ)−N−(フェニルスルホニル)アセトアミド塩酸塩がアミン反応体であり、6当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(4:1)中の溶液として85℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。混合物を23℃に冷却し、酢酸エチルで希釈した。塩化アンモニウムの飽和溶液で有機層を洗浄し、乾燥させ、濾過し、蒸発させて固体をもたらした。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜100%の酢酸エチル勾配)によってこの固体を精製して、所望の化合物である化合物I−361(6.5mg、ステップ3について収率14%)を薄黄色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.79(d,1H)、8.12(d,1H)、7.91〜7.96(m,2H)、7.43〜7.49(m,1H)、7.25〜7.37(m,4H)、7.03〜7.14(m,2H)、6.95(d,1H)、6.85〜6.91(m,1H)、5.97(s,2H)、4.30(s,2H)、3.39(d,3H)。
化合物I−363
ピペリジン−4−スルホン酸(2当量)がアミン反応体であり、2当量のトリエチルアミンを使用し、2時間にわたってジオキサン/水(1:1)中の溶液として70℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中の抽出溶媒として酢酸エチルを使用した。有機層を乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、所望の化合物である化合物I−363(102mg、収率69%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.12(d,1H)、8.41(d,1H)、7.72(s,1H)、7.28〜7.39(m,2H)、7.18〜7.27(m,1H)、7.11(t,1H)、6.85(t,1H)、5.95(s,2H)、4.65(d,2H)、3.21(t,2H)、2.61〜2.72(m,1H)、2.02〜2.12(m,2H)、1.52〜1.70(m,2H)。
化合物I−364
4,5,6,7−テトラヒドロイソオキサゾロ[5,4−c]ピリジン−3−オール(HCl塩として、2当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、2時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として70℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中の抽出溶媒として酢酸エチルを使用した。有機層を乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して固体を得、これをジエチルエーテル及びジクロロメタンでさらにすすいで、所望の化合物である化合物I−364(46mg、収率72%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.47(s,1H)、9.10(d,1H)、8.40(d,1H)、7.62(s,1H)、7.30〜7.37(m,1H)、7.27(d,1H)、7.20〜7.25(m,1H)、7.11(t,1H)、6.84(t,1H)、5.91(s,2H)、4.90(s,2H)、3.98(t,2H)、2.51〜2.55(m,2H)。
化合物I−365
(1R,3S,4S)−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−カルボン酸(HCl塩として、2当量)がアミン反応体であり、2.5当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたって60℃に、続いて3時間にわたって80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中の抽出溶媒として酢酸エチルを使用した。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して固体を得、これをジエチルエーテル及びジクロロメタンでさらにすすいで、所望の化合物である化合物I−365(21mg、収率16%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.78(d,1H)、8.07〜8.20(m,1H)、7.23〜7.35(m,2H)、7.08〜7.15(m,1H)、7.04(t,1H)、6.94(br.s.,1H)、6.79〜6.87(m,1H)、5.92〜6.01(m,2H)、4.28〜4.38(m,1H)、2.85〜2.97(m,1H)、2.23(d,1H)、1.72〜1.98(m,4H)、1.48〜1.71(m,2H)。
化合物I−366
ピペリジン−4−スルホンアミド(2当量)がアミン反応体であり、2当量のトリエチルアミンを使用し、2時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として75℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。混合物を酢酸エチルで希釈し、1NのHCl溶液で洗浄した。濾過によって不溶性固体を収集し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−366(64mg、収率48%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.10(d,1H)、8.35(d,1H)、7.60(s,1H)、7.31〜7.37(m,1H)、7.21〜7.28(m,2H)、7.11(t,1H)、6.79〜6.85(m,3H)、5.91(s,2H)、4.66(d,2H)、3.24(ddt,1H)、3.16(t,2H)、2.13(d,2H)、1.67(qd,2H)。
化合物I−367
表題化合物を3つのステップにおいて合成した。
【化93】
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ステップ1:2−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)−N−メチルエタンスルホンアミドの合成。
THF中の2−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)エタンスルホニル塩化物(1当量)の溶液に、メチルアミン[2.0M THF溶液](2当量)を添加した。1時間にわたって23℃で混合物を撹拌した。混合物を濃縮して、2−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)−N−メチルエタンスルホンアミド(0.98g)を白色の固体として得た。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm7.79〜7.92(m,4H)、4.06〜4.13(m,2H)、3.42(t,2H)、2.74(s,3H)。
【化94】
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ステップ2:2−アミノ−N−メチルエタンスルホンアミドの合成。
エタノール中の2−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)−N−メチルエタンスルホンアミド(1当量)の懸濁液に、ヒドラジン一水和物(1.5当量)を添加した。2時間にわたって75℃に混合物を加熱した。形成された白色の沈降物を濾過によって除去した。濾液を真空中で濃縮して、2−アミノ−N−メチルエタンスルホンアミドを白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm3.20〜3.24(m,2H)、3.08〜3.14(m,2H)、2.71(s,3H)。
ステップ3:化合物I−367の合成
2−アミノ−N−メチルエタンスルホンアミド(2当量)がアミン反応体であり、2当量のトリエチルアミンを使用し、2日間にわたって65°に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて固体をもたらした。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜100%の酢酸エチル勾配)によってこの固体を精製して、所望の化合物である化合物I−367(8.6mg、収率14%)をクリーム色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.76(d,1H)、8.10(d,1H)、7.49(s,1H)、7.24〜7.30(m,1H)、7.07〜7.13(m,1H)、7.03(t,1H)、6.87〜6.90(m,1H)、6.81(t,1H)、5.96(s,2H)、4.01(t,2H)、3.42(t,2H)、2.68〜2.70(m,3H)。
化合物I−368
N−メチルタウリン(ナトリウム塩として、2当量)がアミン反応体であり、2当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として65℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理のための溶媒として酢酸エチルを使用した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて固体をもたらした。濾過によって固体を収集し、真空下で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−368(31mg、収率33%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.13(d,1H)、8.40(d,1H)、7.93(br.s.,1H)、7.31〜7.38(m,1H)、7.21〜7.27(m,1H)、7.17(s,1H)、7.12(t,1H)、6.88(t,1H)、5.96(s,2H)、3.94〜4.02(m,2H)、3.38(d,3H)、2.84〜2.92(m,2H)。
化合物I−369
シス−1−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−カルボン酸(2当量)がアミン反応体であり、2当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として65℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理のための溶媒として酢酸エチルを使用した。0〜50%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−369(7.0mg、収率10%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.07〜9.10(m,1H)、8.22(d,1H)、7.70(d,1H)、7.57(s,1H)、7.30〜7.41(m,2H)、7.08〜7.24(m,6H)、6.89(t,1H)、5.91(s,2H)、2.99(dt,1H)、2.74〜2.91(m,2H)、2.28〜2.37(m,1H)、1.94〜2.01(m,1H)。
化合物I−370
4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−3(2H)−オン(HCl塩として、3.2当量)がアミン反応体であり、6当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(1:1)中の溶液として65℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。混合物を酢酸エチルで希釈し、1H HCl溶液で抽出した。飽和炭酸水素ナトリウム溶液で水層を塩基性化させ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて、所望の化合物である化合物I−370(83mg、収率65%)を薄茶色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.38(d,1H)、8.08〜8.21(m,1H)、7.22(s,1H)、7.07〜7.13(m,1H)、6.91(t,1H)、6.85(t,1H)、6.73〜6.78(m,1H)、6.52(d,1H)、5.85(s,2H)、4.69(s,2H)、3.83〜3.91(m,2H)、2.52(t,2H)。
化合物I−371
シス−1−アミノ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−カルボン酸(2当量)がアミン反応体であり、2当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。混合物を酢酸エチルで希釈し、1H HCl溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。結果として生じた固体を最小量のメタノールですすいで、所望の化合物である化合物I−371(11mg、収率16%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.10(d,1H)8.25(d,1H)7.63(s,1H)7.29〜7.39(m,3H)7.20〜7.28(m,3H)7.09〜7.19(m,2H)6.88(t,1H)6.22〜6.29(m,1H)5.87〜5.97(m,2H)3.67(q,1H)3.52(dd,1H)3.06(dd,1H)。
化合物I−372
表題化合物を3つのステップにおいて合成した。
【化95】
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ステップ1:tert−ブチルメチル(2−オキソ−2−(フェニルスルホンアミド)エチル)カルバメートの合成。
0℃のTHF中の2−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)チアゾール−4−カルボン酸(1当量)及びヨウ化メチル(10当量)の懸濁液に、水素化ナトリウム[鉱物油への60重量%の分散](10当量)を添加した。24時間にわたって23℃で混合物を撹拌した。混合物を酢酸エチル中に希釈し、1NのHCl溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて油をもたらし、これを、シリカゲルクロマトグラフィ(0〜50%の酢酸エチル/ヘキサン勾配)によってさらに精製して、2−(((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)メチル)チアゾール−4−カルボン酸(217mg、収率82%)を赤色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.26〜8.34(m,1H)、4.76(d,2H)、3.00(d,3H)、1.51(br.s,9H)。
【化96】
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ステップ2:エチル2−((メチルアミノ)メチル)チアゾール−4−カルボキシレート塩酸塩の合成。
2−(((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)メチル)チアゾール−4−カルボン酸(1当量)及びHClの溶液[エタノール中で1.3M](10当量)の混合物を、24時間にわたって23℃で撹拌した。混合物を濃縮して、エチル2−((メチルアミノ)メチル)チアゾール−4−カルボキシレート(HCl塩として、222mg)を黄色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.46(s,1H)、4.63(s,2H)、4.27〜4.37(m,2H)、2.80(s,3H)、1.28〜1.35(m,3H)。
ステップ3:化合物I−372の合成
エチル2−((メチルアミノ)メチル)チアゾール−4−カルボキシレート(HCl塩として、2当量)がアミン反応体であり、6当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(4:1)中の溶液として80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。混合物を酢酸エチル中に希釈し、炭酸水素ナトリウムの飽和溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて固体をもたらし、これを、シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜100%の酢酸エチル勾配)によって精製して、所望の化合物である化合物I−372(78mg、収率77%)を薄黄色のとしてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.45(d,1H)、8.26(d,1H)、8.12(s,1H)、7.28(s,1H)、7.17〜7.23(m,1H)、6.94〜7.06(m,2H)、6.86〜6.92(m,1H)、6.58(d,1H)、5.97(s,2H)、5.22(s,2H)、4.44(q,2H)、3.42(d,3H)、1.42(t,3H)。
化合物I−373
THF/水/メタノール(1:1:1)ミックス中の、化合物I−372(1当量)及び水酸化リチウム(10当量)の混合物を、24時間にわたって23℃で撹拌した。混合物を真空中で濃縮した。結果として生じた溶液をpH1に酸性化させた。形成された沈降物を濾過によって収集し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−373(38mg、収率67%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm13.05(s,1H)、9.09(d,1H)、8.36(t,2H)、7.57(s,1H)、7.30〜7.37(m,1H)、7.18〜7.26(m,2H)、7.11(t,1H)、6.89(t,1H)、5.89(s,2H)、5.17(s,2H)、3.32〜3.39(m,3H)。
化合物I−374
塩化チオニル(50当量)中の化合物I−368(1当量)の懸濁液を、24時間にわたって加熱還流した。混合物を冷却し、真空中で濃縮して、中間体スルホニル塩化物2−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)−エタンスルホニル塩化物(169mg)を黄色の固体としてもたらした。次いで、この材料をアンモニア[0.05M 1,4−ジオキサン溶液](5当量)で処理し、24時間にわたって23℃で混合物を撹拌させた。反応物を酢酸エチル中に希釈し、炭酸水素ナトリウムの飽和溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて油をもたらした。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン0〜30%のメタノール勾配)によってこの油を精製し、メタノール:ジクロロメタン混合物から再結晶化して、所望の化合物である化合物I−374(13mg、収率8%)を薄黄色の固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm9.10(d,1H)8.28(d,1H)7.58(s,1H)7.33(d,1H)7.19〜7.25(m,1H)7.14(d,1H)7.08〜7.13(m,2H)5.89(s,2H)4.00〜4.06(m,2H)3.36〜3.41(m,2H)3.28(d,3H)。
化合物I−375
表題化合物を3つのステップにおいて調製した。
【化97】
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ステップ1:2−(((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)メチル)オキサゾール−4−カルボン酸の合成
0℃のTHF中の2−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)オキサゾール−4−カルボン酸(1当量)及びヨードメタン(10当量)の冷懸濁液に、水素化ナトリウム[鉱物油への60重量%の分散](10当量)を添加した。混合物を23℃に温め、24時間にわたって撹拌した。混合物を酢酸エチル中に希釈し、1NのHCl溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて油をもたらした。カラムクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜100%の酢酸エチル勾配)によってこの油を精製して、2−(((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)メチル)オキサゾール−4−カルボン酸(215mg、収率81%)を黄色の油として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δppm8.27(s,1H)、4.52〜4.69(m,2H)、2.93(d,3H)、1.37〜1.53(m,9H)。
【化98】
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ステップ2:2−((メチルアミノ)メチル)オキサゾール−4−カルボン酸、TFA塩の合成。
DCM中の2−(((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)メチル)オキサゾール−4−カルボン酸(1当量)及びTFA(10当量)の混合物を、1時間にわたって23℃で撹拌した。混合物を濃縮して、2−((メチルアミノ)メチル)オキサゾール−4−カルボン酸、TFA塩(237mg)を透明な油として得た。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.62〜8.64(m,1H)、4.49(s,2H)、2.86(s,3H)。
ステップ3:化合物I−375の合成
2−((メチルアミノ)メチル)オキサゾール−4−カルボン酸(TFA塩として、4当量)がアミン反応体であり、8当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(4:1)中の溶液として80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中の溶媒として酢酸エチルを使用した。後処理後に得られた粗製油をジエチルエーテルで処理し、結果として生じた沈降した固体を濾過によって収集し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−375(収率68%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.10(d,1H)、8.73(s,1H)、8.36(d,1H)、7.50(s,1H)、7.28〜7.36(m,1H)、7.16〜7.26(m,2H)、7.10(t,1H)、6.85(t,1H)、5.88(s,2H)、5.07(s,2H)、3.35〜3.40(m,3H)。
化合物I−376
表題化合物を2つのステップにおいて合成した。
【化99】
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ステップ1:1−メチル−2−((メチルアミノ)メチル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸塩酸塩の合成。
0℃のTHF中の2−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸(1当量)及びメチルイドダイド(10当量)の懸濁液に、水素化ナトリウム[鉱物油への60重量%の分散](10当量)を添加した。24時間にわたって23℃で混合物を撹拌した。混合物をHClの溶液[4.0M 1,4−ジオキサン溶液]で処理した。混合物を真空中で濃縮し、結果として生じた固体をジエチルエーテル中に懸濁した。濾過によって沈降物を収集し、真空中で乾燥させて、1−メチル−2−((メチルアミノ)メチル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸塩酸塩(80mg、収率38%)を黄色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.34(br.s.,2H)、7.91(s,1H)、4.29(t,2H)、3.71(s,3H)、2.64(t,3H)。
ステップ2:化合物I−376の合成
1−メチル−2−((メチルアミノ)メチル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸(HCl塩として、3当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(4:1)中の溶液として80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。混合物を23℃に冷却し、酢酸エチル中に希釈し、1NのHCl溶液で洗浄した。形成された沈降物を濾過によって収集し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−376(26mg、収率37%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.10(d,1H)、8.39(d,1H)、8.11(br.s.,1H)、7.56(s,1H)、7.28〜7.39(m,1H)、7.18〜7.26(m,2H)、7.07〜7.14(m,1H)、6.82(t,1H)、5.91(s,2H)、5.08(s,2H)、3.85(s,3H)、3.41(d,3H)。
化合物I−377
3−(2−アミノエチル)安息香酸がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中の溶媒として酢酸エチルを使用した。0〜80%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−377(25mg、収率31%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.44(d,1H)、8.17(d,1H)、8.04(s,1H)、7.98(d,1H)、7.50(d,1H)、7.40〜7.45(m,1H)、7.37(s,1H)、7.14〜7.21(m,1H)、7.00(t,1H)、6.92〜6.97(m,1H)、6.85〜6.92(m,1H)、6.64(d,1H)、5.99(s,2H)、5.24〜5.31(m,1H)、3.90〜3.97(m,2H)、3.08(t,2H)。
化合物I−378
5−ヒドロキシ−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−カルボキシレート(TFA塩として、1当量)がアミン反応体であり、3当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として70℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中の溶媒として酢酸エチルを使用した。0〜30%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−378(68mg、収率15%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm12.17(s,1H)、8.46(d,1H)、8.23(d,1H)、7.31(s,1H)、7.16〜7.22(m,1H)、7.02(t,1H)、6.96(t,1H)、6.84(t,1H)、6.62(d,1H)、5.98(s,2H)、4.47〜4.50(m,2H)、4.26(q,2H)、3.94(t,2H)、2.51(t,2H)、1.33(t,3H)。
化合物I−379
(1SR,2SR,3RS,4RS)−3−アミノビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸(HCl塩として、ラセミ、3当量)がアミン反応体であり、6当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として70℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜80%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−379(47mg、収率36%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.76〜8.79(m,1H)、8.07(d,1H)、7.42(s,1H)、7.25〜7.32(m,1H)、7.11(ddd,1H)、7.05(td,1H)、6.92(d,1H)、6.83(td,1H)、5.97(s,2H)、4.58〜4.66(m,1H)、3.13(ddd,1H)、2.83(br.s.,1H)、2.67(br.s.,1H)、1.74(d,1H)、1.65〜1.71(m,1H)、1.58〜1.64(m,1H)、1.49〜1.57(m,2H)、1.41〜1.49(m,1H)。
化合物I−380
(1S,3R)−3−アミノシクロヘキサンカルボン酸(鏡像体過剰率(ee)98%、4当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中の溶媒として酢酸エチルを使用した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−380(70mg、収率55%)を黄色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.81(d,1H)、8.18(d,1H)、7.59(s,1H)、7.29(q,1H)、7.07〜7.14(m,1H)、7.05(t,1H)、6.98(d,1H)、6.92(t,1H)、6.00(s,2H)、4.46(t,1H)、2.59(t,1H)、2.31(d,1H)、2.04(d,2H)、1.95(d,1H)、1.51〜1.65(m,2H)、1.35〜1.51(m,2H)。
化合物I−381
表題化合物を3つのステップにおいて合成した。
【化100】
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ステップ1:2−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)エタンスルホンアミドの合成
ジクロロメタン中の2−[2−(クロロスルホニル)エチル]ベンゾ[c]アゾリン−1,3−ジオン(1当量)、2,2,2−トリフルオロエチルアミン塩酸塩(3当量)、及びトリエチルアミン(6当量)の混合物を、24時間にわたって23℃で撹拌した。混合物をジクロロメタン中に希釈し、1NのHCl溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて白色の固体をもたらした。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜100%の酢酸エチル)によってこの固体を精製して、2−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)エタンスルホンアミド(370mg、収率30%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm7.84〜7.92(m,4H)、4.05〜4.09(m,2H)、3.97〜4.01(m,2H)、3.32(s,2H)。
【化101】
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ステップ2:2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)エタンスルホンアミドの合成
エタノール中の2−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)エタンスルホンアミド(1当量)及びヒドラジン一水和物(1当量)の混合物を、24時間にわたって80℃で撹拌した。混合物を23℃に冷却し、真空中で濃縮した。結果として生じた残渣を最小量のメタノールで処理した。濾過によって沈降物を収集し、真空中で乾燥させて、2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)エタンスルホンアミドを含有する白色の固体(136mg)をもたらした。この材料を、さらなる精製を伴わずに次の反応において使用した。
ステップ3:化合物I−381の合成
2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)エタンスルホンアミド(1当量)がアミン反応体であり、3当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。混合物を冷却し、酢酸エチル中に希釈し、水で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて油をもたらした。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜70%の酢酸エチル勾配)によってこの油を精製して、所望の化合物である化合物I−xxx(28mg、ステップ2及び3を通じて収率14%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.10(d,1H)、8.25(d,2H)、7.55(s,1H)、7.30〜7.37(m,1H)、7.19〜7.26(m,1H)、7.15(d,1H)、7.10(t,1H)、6.82(t,1H)、5.89(s,2H)、3.87〜3.82(m,4H)、3.45(t,2H)。
化合物I−382
表題化合物を2つのステップにおいて合成した。
【化102】
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ステップ1:2−ヒドロキシ−N−2−ジメチル−3−(メチルアミノ)プロパンアミドの合成
密封されたバイアル内で、メチル2−メチルグリシデート(1当量)及びメチルアミン[THF中で33重量%](10当量)の混合物を、24時間にわたって80℃に加熱した。混合物を真空下で濃縮して、2−ヒドロキシ−N−2−ジメチル−3−(メチルアミノ)プロパンアミド(1.7g、収率100%)を透明な油としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm3.67〜3.76(m,1H)、3.22〜3.29(m,1H)、2.79〜2.82(m,3H)、2.40〜2.43(m,3H)、1.31〜1.33(m,3H)。
ステップ2:化合物I−382の合成
2−ヒドロキシ−N−2−ジメチル−3−(メチルアミノ)プロパンアミド(4当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、4時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中の溶媒として酢酸エチルを使用した。結果として生じた固体を最小量のメタノール及びジエチルエーテルで処理し、濾過によって収集し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−382(67mg、収率52%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.09〜9.12(m,1H)、8.23(d,1H)、7.87(q,1H)、7.54(s,1H)、7.30〜7.37(m,1H)、7.18〜7.26(m,1H)、7.11(td,1H)、6.88(t,1H)、5.86〜5.92(m,2H)、4.12(d,1H)、3.68(d,1H)、3.22(s,3H)、2.55(d,3H)、1.27(s,3H)。
化合物I−383
表題化合物を5つのステップにおいて合成した。
【化103】
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ステップ1:ベンジル(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)カルバメートの合成
ジクロロメタン中の3−アミノ−2,2−ジメチル−1−プロパノール(1当量)及びトリエチルアミン(1当量)の冷混合物に、クロロギ酸ベンジル(1当量)を添加した。30分にわたって23℃で混合物を撹拌し、次いでジクロロメタン中に希釈し、1NのHCl溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて、ベンジル(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)カルバメート(1.9g、収率86%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm7.34〜7.45(m,5H)、5.14(s,2H)、3.25(d,2H)、3.08(d,2H)、0.89(s,6H)。
【化104】
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ステップ2:3−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2,2−ジメチルプロパン酸の合成
CCl
4、水、及びアセトニトリル(1:1:1混合物)中の、ベンジル(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)カルバメート(1当量)の懸濁液に、過ヨウ素酸ナトリウム(3当量)及び塩化ルテニウム(III)(0.05当量)を添加した。24時間にわたって23℃で混合物を撹拌した。この混合物に、追加の量の過ヨウ素酸ナトリウム(3当量)及び塩化ルテニウム(III)(0.05当量)を添加し、3日間にわたって23℃で内容物を撹拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。炭酸ナトリウムの飽和溶液で有機層を抽出し、次いで水層をpH1に酸性化させ、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて油をもたらした。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜100%の酢酸エチル勾配)によってこの油を精製して、3−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2,2−ジメチルプロパン酸(943mg、収率45%)を赤色の油としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm7.35〜7.42(m,5H)、5.12(s,2H)、3.35(d,2H)、1.23〜1.28(m,6H)。
【化105】
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ステップ3:3−(((ベンジルオキシ)カルボニル)(メチル)アミノ)−2,2−ジメチルプロパン酸の合成
THF中の3−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2,2−ジメチルプロパン酸(1当量)の冷溶液に、水素化ナトリウム[鉱物油中の60重量%分散物](10当量)を添加した。30分にわたって0℃で混合物を撹拌した。この混合物に、ヨウ化メチル(10当量)を添加した。混合物を23℃に温め、24時間にわたって撹拌した。混合物を氷上に注ぎ、pH1に酸性化させた。混合物をジエチルエーテルで抽出し、有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて油をもたらした。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜80%の酢酸エチル勾配)によってこの油を精製して、3−(((ベンジルオキシ)カルボニル)(メチル)アミノ)−2,2−ジメチルプロパン酸(686mg、収率69%)を透明な油としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm7.36〜7.39(m,4H)、7.32〜7.35(m,1H)、5.13(s,2H)、3.53〜3.60(m,2H)、2.96(br.s.,3H)、1.18〜1.26(m,6H)。
【化106】
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ステップ4:2,2−ジメチル−3−(メチルアミノ)プロパン酸塩酸塩の合成
メタノール中の3−(((ベンジルオキシ)カルボニル)(メチル)アミノ)−2,2−ジメチルプロパン酸(1当量)を含有する溶液を、H−cube(0.7ml/分、触媒:10%のPd/C、70 ℃)を使用して水素付加した。結果として生じた混合物をHClの溶液[エタノール中で1.25M]で処理し、真空下で濃縮して、2,2−ジメチル−3−(メチルアミノ)プロパン酸塩酸塩(569mg、収率100%)を透明な油としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm3.09(s,2H)、2.69〜2.74(m,3H)、1.25〜1.31(m,6H)。
ステップ5:化合物I−383の合成
2,2−ジメチル−3−(メチルアミノ)プロパン酸(HCl塩として、4当量)がアミン反応体であり、8当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中の溶媒として酢酸エチルを使用した。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜60%の酢酸エチル勾配)によって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−383(38mg、収率30%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm12.51(br.s.,1H)、9.10(d,1H)、8.25(d,1H)、7.49(s,1H)、7.30〜7.37(m,1H)、7.18〜7.25(m,2H)、7.11(td,1H)、6.92(t,1H)、5.88(s,2H)、3.96(s,2H)、3.33(s,3H)、1.13(s,6H)。
化合物I−384
(1RS,2SR,3RS,4SR)−3−アミノ−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸(すなわち、ラセミ、4当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中の溶媒として酢酸エチルを使用した。結果として生じた固体をメタノール及びジエチルエーテルですすぎ、濾過によって収集し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−384(43mg、収率33%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm12.40(br.s.,1H)、9.10(d,1H)、8.23(d,1H)、7.54(s,1H)、7.30〜7.36(m,1H)、7.20〜7.25(m,2H)、7.09〜7.13(m,1H)、6.94(d,1H)、6.83〜6.87(m,1H)、5.89(s,2H)、4.86(t,1H)、4.72(d,1H)、4.47(d,1H)、3.10(d,1H)、1.53〜1.68(m,4H)。
化合物I−436
2−アミノエタンスルホンアミドがアミン反応体であり、3当量のトリエチルアミンを使用し、ジオキサン中の溶液として24時間にわたって65℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。混合物を酢酸エチル中に希釈し、飽和塩化アンモニウム溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて固体をもたらした。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜100%の酢酸エチル勾配)によってこの固体を精製して、所望の化合物である化合物I−436(26mg、収率42%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.77(d,1H)、8.12(d,1H)、7.50(s,1H)、7.25〜7.32(m,1H)、7.03〜7.14(m,2H)、6.90(d,1H)、6.82〜6.88(m,1H)、5.98(s,2H)、4.07〜4.15(m,5H)、3.47(t,2H)。
化合物I−385
DMF中の酢酸(10当量)の溶液に、CDI(10当量)を添加した。30分にわたって45℃で混合物を撹拌した。この混合物に、化合物I−436及びDBU(10当量)を添加した。3日間にわたって23℃で混合物を撹拌した。混合物を酢酸エチル中に希釈し、1NのHCl溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて油をもたらした。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜10%のメタノール勾配)によってこの油を精製して、所望の化合物である化合物I−385(8.2mg、収率25%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.10(d,1H)、8.24(d,1H)、7.55(s,1H)、7.30〜7.37(m,1H)、7.17〜7.26(m,2H)、7.11(t,1H)、6.86(t,1H)、5.90(s,2H)、3.75〜3.87(m,4H)、1.99(s,3H)。
化合物I−387
表題化合物を3つのステップにおいて合成した。
ステップ1:tert−ブチル(1−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)カルバメート(化合物I−21)の合成
3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)アゼチジンがアミン反応体であり、3当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って中間体を調製した。後処理中の溶媒として酢酸エチルを使用した。有機層を乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、所望の中間体であるtert−ブチル(1−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)カルバメート(480mg、収率100%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.09(d,1H)、8.28(d,1H)、7.65(d,1H)、7.53(s,1H)、7.29〜7.35(m,1H)、7.20〜7.25(m,2H)、7.08〜7.12(m,1H)、6.81(t,1H)、5.91(s,2H)、4.49(br.s.,3H)、4.12(br.s.,2H)、1.40(s,9H)。
ステップ2:1−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−アミン(化合物I−40)の合成
ジクロロメタン中のtert−ブチル(1−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)カルバメート(1当量)及びTFA(10当量)の混合物を、24時間にわたって23℃で撹拌した。混合物を真空中で濃縮した。結果として生じた油を炭酸水素ナトリウムの飽和溶液で処理し、酢酸エチルで抽出した。形成された沈降物を収集し、真空中で乾燥させた。有機層を同様に乾燥させ、濾過し、蒸発させて、1−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−アミン(116mg(合計)、収率36%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.81〜8.83(m,1H)8.32(d,1H)7.52〜7.55(m,1H)7.27〜7.34(m,1H)7.02〜7.14(m,2H)6.89〜6.95(m,2H)6.00(s,2H)4.84〜4.88(m,2H)4.55(d,2H)4.35〜4.42(m,1H)。
ステップ3:化合物I−387の合成
THF中の1−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−アミン(1当量)及びピリジン(10当量)を含有する白色の懸濁液に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(2当量)を添加した。30分にわたって23℃で混合物を撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、1NのHCl溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて油をもたらした。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜80%のエチルアセテテート勾配)によってこの油を精製して、所望の化合物である化合物I−387(61mg、収率48%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm10.10(d,1H)、9.08(d,1H)、8.30(d,1H)、7.52(s,1H)、7.30〜7.36(m,1H)、7.16〜7.27(m,2H)、7.10(t,1H)、6.81(t,1H)、5.90(s,2H)、4.71〜4.83(m,1H)、4.52〜4.63(m,2H)、4.27(dd,2H)。
化合物I−388
−78℃のジクロロメタン中の1−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−アミン(化合物I−387に関する手順のステップ2において生成、1当量)及びピリジン(4当量)の冷懸濁液に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(2当量)を添加した。2時間にわたって−78℃で混合物を撹拌した。次いで、それを氷−アセトン浴から取り出し、23℃に温めた。追加の1時間にわたって23℃で撹拌を続けた。混合物をメタノールで反応停止させ、真空中で濃縮した。残渣を酢酸エチル中に溶解させ、1NのHCl溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて油をもたらした。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜100%のエチルアセエート勾配)によってこの油を精製し、単離された材料をジエチルエーテル及びメタノールの混合物から再結晶化して、所望の化合物である化合物I−388(90mg、収率19%)を薄黄色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.10(d,1H)、8.35(br.s.,1H)、7.57(br.s.,1H)、7.31〜7.37(m,1H)、7.19〜7.28(m,2H)、7.11(t,1H)、6.82(t,1H)、5.92(s,2H)、4.67(br.s.,2H)、4.61(br.s.,1H)、4.22(br.s.,2H)。
化合物I−389
表題化合物を2つのステップにおいて合成した。
【化107】
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ステップ1:3−アミノ−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパンアミドの合成
アンモニア[メタノール中で7M](20当量)及びメチル2−メチルグリシデート(1当量)の混合物を、24時間にわたって80℃で密封されたバイアル内で撹拌した。混合物を真空中で濃縮して、3−アミノ−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパンアミド(731mg、収率100%)を透明な油としてもたらし、これは、23℃で静置させると白色の固体に変化した。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm2.90〜2.96(m,1H)2.60〜2.66(m,1H)1.32〜1.35(m,3H)。
ステップ2:化合物I−389の合成
3−アミノ−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパンアミド(4当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。混合物を酢酸エチル中に希釈し、水で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて固体をもたらした。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜5%のメタノール勾配)によってこの固体を精製して、所望の化合物である化合物I−389(78mg、収率25%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm8.23(d,1H)、7.50(s,1H)、7.30〜7.35(m,2H)、7.27(t,1H)、7.25〜7.29(m,1H)、7.20〜7.24(m,3H)、7.10(td,1H)、6.86(t,1H)、5.94(s,1H)、5.89(s,2H)、3.75(dd,1H)、3.59(dd,1H)、1.28(s,3H)。
化合物I−390
tert−ブチルN−(2−アミノエチル)カルバメート(4当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、3時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として85℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中の溶媒として酢酸エチルを使用した。有機層を乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、所望の化合物である化合物I−390(200mg、収率75%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.13(s,1H)、8.30(d,1H)、7.71(s,1H)、7.31〜7.37(m,1H)、7.19〜7.26(m,2H)、7.11(t,1H)、6.98(t,1H)、6.86(t,1H)、5.92(s,2H)、3.50〜3.59(m,3H)、3.25(q,2H)、1.31〜1.37(m,9H)。
化合物I−391
化合物I−390(1当量)及びHCl[1,4−ジオキサン中で4.0M](50当量)の混合物を、24時間にわたって23℃で撹拌した。混合物を真空中で濃縮して、所望の化合物である化合物I−391(HCl塩として、157mg、収率100%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.11(s,1H)、8.31(br.s.,1H)、7.73(br.s.,1H)、7.26〜7.38(m,2H)、7.21〜7.26(m,1H)、7.11(t,1H)、6.83(t,1H)、5.91(s,2H)、3.74(br.s.,2H)、3.07〜3.15(m,2H)。
化合物I−392 アセトニトリル中の化合物I−391(1当量)、DBU(2.0当量)、トリエチルアミン(2当量)、及びN−フェニル−ビス(トリフルオロメタンスルホンアミド)(1.2当量)を含有する混合物を、24時間にわたって23℃で撹拌した。混合物を真空中で濃縮した。結果として生じた残渣を酢酸エチル中に希釈し、水で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて油をもたらした。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜100%の酢酸エチル勾配)によってこの油を精製した。精製された材料の再結晶化は、所望の化合物である化合物I−392(123mg、収率19%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.56(s,1H)、9.11(d,1H)、8.22(d,1H)、7.87(t,1H)、7.51(s,1H)、7.30〜7.35(m,1H)、7.20〜7.24(m,1H)、7.08〜7.13(m,2H)、6.83〜6.87(m,1H)、5.89(s,2H)、3.60(q,2H)、3.46(d,2H)。
化合物I−393
表題化合物を3つのステップにおいて合成した。
【化108】
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ステップ1:メチル2−ヒドロキシ−2−メチル−3−(メチルアミノ)プロパノエートの合成
エタノール中のメタンアミン[THF中で2.0M](1.3当量)及びメチル2−メチルグリシデート(1当量)の混合物を、24時間にわたって80℃に加熱した。混合物を濃縮して、メチル2−ヒドロキシ−2−メチル−3−(メチルアミノ)プロパノエート(2.26g)を透明な油としてもたらした。この混合物を、さらなる精製を伴わずに次のステップに進めた。
【化109】
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ステップ2:2−ヒドロキシ−2−メチル−3−(メチルアミノ)プロパンアミドの合成
メチル2−ヒドロキシ−2−メチル−3−(メチルアミノ)プロパノエート(1当量)及びアンモニア[メタノール中7.0M](5当量)の混合物を、24時間にわたって密封されたバイアル内で85℃に加熱した。混合物を濃縮して、2−ヒドロキシ−2−メチル−3−(メチルアミノ)プロパンアミドを濃い油としてもたらした。この材料を、さらなる精製を伴わずに次の反応において使用した。
ステップ3:化合物I−393の合成
2−ヒドロキシ−2−メチル−3−(メチルアミノ)プロパンアミド(4当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として85℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。混合物を23℃に冷却し、形成された白色の沈降物を濾過によって収集し、ジエチルエーテルですすぎ、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−393(45mg、ステップ3を通じて収率11%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.09(d,1H)、8.21(d,1H)、7.52(s,1H)、7.27〜7.36(m,2H)、7.19〜7.26(m,1H)、7.10(t,1H)、6.88(t,1H)、5.88(s,2H)、4.11(d,1H)、3.72(d,1H)、3.26(d,3H)、1.25(s,3H)。
化合物I−394
表題化合物を3つのステップにおいて合成した。
ステップ1:tert−ブチル3−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アミノ)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
tert−ブチル3−アミノアゼチジン−1−カルボキシレート(4当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として80℃に内容物を加熱したことことを除いて、一般的手順Bに従って中間体を調製した。後処理中の溶媒として酢酸エチルを使用した。
有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて、tert−ブチル3−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アミノ)アゼチジン−1−カルボキシレート(505mg、収率100%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.10(d,1H)、8.45(br.s.,1H)、8.36(d,1H)、8.27(d,1H)、7.53〜7.57(m,1H)、7.30〜7.37(m,1H)、7.19〜7.28(m,1H)、7.11(t,1H)、6.83〜6.91(m,1H)、5.90(s,2H)、4.81〜4.90(m,1H)、4.21(br.s.,2H)、3.92(dd,2H)、1.36〜1.41(m,9H)。
ステップ2:N−(アゼチジン−3−イル)−5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン塩酸塩の合成
tert−ブチル3−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アミノ)アゼチジン−1−カルボキシレート(1当量)及び塩化水素[1,4−ジオキサン中で4.0M](10当量)の混合物を、4時間にわたって23℃で撹拌した。
混合物を真空中で濃縮して、N−(アゼチジン−3−イル)−5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(HCl塩として、450mg、収率100%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.13〜9.16(m,1H)、8.40〜8.49(m,1H)、7.62〜7.70(m,1H)、7.32〜7.39(m,1H)、7.28(dd,1H)、7.21〜7.25(m,1H)、7.12(td,1H)、6.89(t,1H)、5.93(s,2H)、4.95〜5.02(m,1H)、4.26〜4.35(m,3H)、4.17〜4.25(m,2H)。
ステップ3:化合物I−394の合成
−78℃のジクロロメタン中のN−(アゼチジン−3−イル)−5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン塩酸塩(1当量)、トリエチルアミン(3当量)、及びピリジン(245μl、3当量)の冷混合物に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(4当量)を添加した。23℃に温める前に、2時間にわたって−78℃で混合物を撹拌した。次いで、混合物を1NのHCl溶液で処理し、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて油をもたらした。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜30%の酢酸エチル勾配)によってこの油を精製して、所望の化合物である化合物I−394(90mg、収率16%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.83(d,1H)、8.32(d,1H)、7.62(s,1H)、7.29〜7.34(m,1H)、7.05〜7.13(m,2H)、6.96〜7.00(m,2H)、6.03(s,2H)、4.98(br.s.,2H)、4.74〜4.83(m,1H)、4.53(br.s.,2H)。
化合物I−395
(1R,2S)−(+)−シス−1−アミノ−2−インダノール(4当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、3時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中の溶媒として酢酸エチルを使用した。0〜50%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−395(4mg、収率27%)をクリーム色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.07(d,1H)、8.28(d,1H)、7.55(s,1H)、7.30〜7.37(m,2H)、7.26〜7.29(m,1H)、7.13〜7.25(m,5H)、7.10(td,1H)、6.80〜6.87(m,1H)、5.89(s,2H)、5.75(dd,1H)、5.27(d,1H)、4.60(d,1H)、3.15(dd,1H)、2.93(dd,1H)。
化合物I−396
3−(トリフルオロメチル)アゼチジン−3−オール(3当量)がアミン反応体であり、3当量のトリエチルアミンを使用し、3時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中の溶媒として酢酸エチルを使用した。有機層を乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して固体を得、これを最小量のメタノール及びジエチルエーテルですすぎ、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−396(57mg、収率45%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.09(d,1H)、8.37(d,1H)、7.57(s,2H)、7.30〜7.36(m,1H)、7.19〜7.26(m,2H)、7.10(td,1H)、6.82(t,1H)、5.91(s,2H)、4.52(d,2H)、4.30(d,2H)。
化合物I−397
4−(アミノメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(3当量)がアミン反応体であり、3当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中の溶媒として酢酸エチルを使用した。有機層を乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、所望の化合物である化合物I−397(30mg、収率24%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.80(d,1H)、8.20(d,1H)、7.57(s,1H)、7.24〜7.32(m,1H)、7.02〜7.13(m,2H)、6.87〜6.97(m,2H)、5.99(s,2H)、3.74〜3.80(m,6H)、1.76〜1.85(m,2H)、1.59(d,2H)。
化合物I−398
2−アミノ−4,4−ジフルオロブタン酸(3当量)がアミン反応体であり、3当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(4:1)中の溶液として80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中の溶媒として酢酸エチルを使用した。有機層を乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して固体を得、これを最小量のメタノール及びジエチルエーテルですすぎ、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−398(123mg、収率52%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.10(d,1H)、8.29(d,1H)、8.12(d,1H)、7.42(s,1H)、7.32(d,1H)、7.18〜7.24(m,1H)、7.16(d,1H)、7.10(t,1H)、6.85(t,1H)、6.09〜6.37(m,2H)、5.87(s,2H)、4.85(d,1H)、4.04(s,1H)。
化合物I−399
THF中の化合物I−398(1当量)の懸濁液に、水素化アルミニウムリチウム[1.0M THF溶液](3当量)を添加した。追加の24時間にわたって23℃で混合物を撹拌した。水で、続いて15% NaOH溶液で、続いて水で、混合物を反応停止させた。混合物を酢酸エチルで希釈し、1NのHCl溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて油をもたらした。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜100%の酢酸エチル勾配)によってこの油を精製して、所望の化合物である化合物I−399(23mg、収率12%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.75(d,1H)、8.08(d,1H)、7.43(s,1H)、7.23〜7.30(m,1H)、7.06〜7.12(m,1H)、7.03(t,1H)、6.87〜6.89(m,1H)、6.81(t,1H)、6.05〜6.21(m,1H)、5.93〜5.98(m,2H)、4.71(dq,1H)、3.63〜3.75(m,2H)、2.18〜2.35(m,2H)。
化合物I−400
THF中の2,2−ビス(トリフルオロメチル)−2−ヒドロキシ酢酸(1.5当量)及びCDI(1.5当量)の混合物を、2時間にわたって加熱還流した。この混合物に、2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(特許出願公開、国際公開第2012/3405 A1号に以前記載の中間体)(1当量)を一度に添加した。混合物を3時間にわたって加熱還流した。次いで、それを23℃に冷却し、酢酸エチル中に希釈し、1NのHCl溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて油をもたらした。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜80%の酢酸エチル勾配)によってこの油を精製して、所望の化合物である化合物I−400(111mg、収率35%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.79〜8.82(m,1H)、8.75〜8.77(m,1H)、8.07〜8.10(m,1H)、7.54〜7.56(m,1H)、7.22〜7.31(m,1H)、6.99〜7.12(m,2H)、6.86〜6.93(m,2H)、5.95〜6.00(m,2H)。
化合物I−401
表題化合物を2つのステップにおいて合成した。
ステップ1:(S)−4−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−メトキシ−5−オキソペンタン酸の合成
L−グルタメートメチルエステル(4当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(3:1)中の溶液として80℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って中間体を調製した。混合物を真空下で濃縮した。
結果として生じた固体をジエチルエーテル及び水ですすぎ、濾過によって収集し、真空中で乾燥させて、(S)−4−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−メトキシ−5−オキソペンタン酸(274mg、収率69%)を黄色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.76〜8.78(m,1H)8.15(d,1H)7.37(s,1H)7.23〜7.31(m,2H)6.99〜7.13(m,2H)6.84(t,1H)5.94〜5.99(m,2H)3.73(s,1H)3.34(s,3H)2.29〜2.43(m,2H)2.12〜2.24(m,2H)。
ステップ2:化合物I−401の合成
THF中の(S)−4−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−メトキシ−5−オキソペンタン酸(1当量)の溶液に、塩化オキサリル(1.5当量)及び1滴のDMFを添加した。30分にわたって23℃で混合物を撹拌した。次いで、それを30分にわたって加熱還流した。混合物を23℃に冷却し、酢酸エチルで希釈し、1NのHCl溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて油をもたらした。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜50%の酢酸エチル勾配)によってこの油を精製して、所望の化合物である化合物I−401(81mg、収率33%)を薄黄色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.76〜8.78(m,1H)、8.71〜8.74(m,1H)、7.32〜7.35(m,1H)、7.23〜7.30(m,1H)、7.06〜7.12(m,1H)、7.00〜7.05(m,1H)、6.81〜6.90(m,2H)、5.94(s,2H)、5.10(dd,1H)、3.75(s,3H)、2.59〜2.80(m,3H)、2.23〜2.33(m,1H)。
化合物I−403
2−アミノ−3,3,3−トリフルオロプロパン酸(3当量)がアミン反応体であり、3当量のトリエチルアミンを使用し、ジオキサン/水(3:1)中の溶液として24時間にわたって70℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理中の溶媒として酢酸エチルを使用した。有機層を乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して固体を得、これを最小量のメタノール及びジエチルエーテルですすぎ、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−403(71mg、収率17%)を黄色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.76(d,1H)、8.27(d,1H)、7.48〜7.51(m,1H)、7.24〜7.31(m,1H)、7.07〜7.13(m,1H)、7.00〜7.06(m,1H)、6.92(d,1H)、6.80(t,1H)、6.10〜6.16(m,1H)、5.98(s,2H)。
化合物I−404
THF中の化合物I−403(1当量)の懸濁液に、水素化アルミニウムリチウム[1.0M THF溶液](2当量)を添加した。1時間にわたって23℃で混合物を撹拌した。水で、続いて15% NaOH溶液で、続いて水で、混合物を反応停止させた。混合物を酢酸エチルで希釈し、1NのHCl溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて固体をもたらした。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜50%の酢酸エチル勾配)によってこの固体を精製して、所望の化合物である化合物I−404(19mg、収率12%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.75〜8.77(m,1H)、8.21(d,1H)、7.46〜7.48(m,1H)、7.24〜7.31(m,1H)、7.06〜7.14(m,1H)、7.03(t,1H)、6.89〜6.94(m,1H)、6.79(t,1H)、5.97(d,2H)、5.47〜5.54(m,1H)、3.87〜4.01(m,2H)。
化合物I−405
表題化合物を3つのステップにおいて合成した。
【化110】
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ステップ1:2−(トリフルオロメチル)オキシラン−2−カルボキサミドの合成
アセトン中の2−(ブロモメチル)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロパンアミド(1当量)の溶液に、炭酸カリウム(2当量)を添加した。混合物を2時間にわたって加熱還流した。混合物を真空中下で濃縮した。結果として生じた残渣を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて、2−(トリフルオロメチル)オキシラン−2−カルボキサミド(1.44g収率76%)を黄色のガムとしてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm3.17(dd,2H)。
【化111】
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ステップ2:2−(アミノメチル)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロパンアミドの合成
アンモニア[メタノール中で7M](10当量)及び2−(トリフルオロメチル)オキシラン−2−カルボキサミド(1当量)の混合物を、24時間にわたって80℃で密封されたバイアル内で撹拌した。混合物を真空中で濃縮して、2−(アミノメチル)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロパンアミド(1.3g、収率84%)を茶色のガムとしてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ3.01〜3.11(m,1H)、2.84(d,1H)。
ステップ3:化合物I−405の合成
2−(アミノメチル)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロパンアミド(4当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、ジオキサン/水(3:1)中の溶液として24時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。混合物を酢酸エチル中に希釈し、水で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて固体をもたらした。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜80%の酢酸エチル勾配)によってこの固体を精製して、所望の化合物である化合物I−405(262mg、収率40%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.08〜9.13(m,1H)、8.33(d,1H)、7.49〜7.55(m,1H)、7.28〜7.37(m,1H)、7.17〜7.25(m,2H)、7.10(t,1H)、6.98(t,1H)、5.86〜5.92(m,2H)、3.92〜4.04(m,2H)。
化合物I−406
3−メチルピペリジン−3−カルボン酸(HCl塩として、1.7当量)がアミン反応体であり、19時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応混合物を1NのHCl溶液でpH3に酸性化させ、結果として生じた固体を真空濾過によって収集して、所望の化合物である化合物I−406(95mg、収率94%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.75(d,1H)、8.10(d,1H)、7.40(s,1H)、7.26(見かけ上のq,1H)、7.09(dd,1H)、7.03(見かけ上のt,1H)、6.91(d,1H)、6.81(見かけ上のt,1H)、5.95(s,2H)、4.58(d,1H)、4.39(br d,1H)、3.43(m,1H)、3.41(d,1H)、2.24(m,1H)、1.77(m,2H)、1.61(m,1H)、1.23(s,3H)。
化合物I−407
2−アミノエタノール(10当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、40分にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応混合物を1NのHCl溶液でpH3に酸性化させ、結果として生じた固体を真空濾過によって収集して、所望の化合物である化合物I−407(57mg、収率58%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ9.08(d,1H)、8.17(d,1H)、7.61(見かけ上のt,1H)、7.50(s,1H)、7.33(見かけ上のq,1H)、7.24(d,1H)、7.22(見かけ上のt,1H)、7.10(見かけ上のt,1H)、6.82(見かけ上のt,1H)、5.89(s,2H)、4.78(t,1H)、3.58(m,4H)。
化合物I−408
3−アミノプロパン−1−オール(10当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、2時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応混合物を1NのHCl溶液でpH3に酸性化させ、結果として生じた固体を真空濾過によって収集して、所望の化合物である化合物I−408(26mg、収率37%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ9.08(d,1H)、8.16(d,1H)、7.66(見かけ上のt,1H)、7.49(s,1H)、7.32(見かけ上のq,1H)、7.23(d,1H)、7.21(m,1H)、7.10(見かけ上のt,1H)、6.83(見かけ上のt,1H)、5.89(s,2H)、4.54(t,1H)、3.51(m,4H)、1.75(見かけ上の五重項,2H)。
化合物I−409
表題化合物を2つのステップにおいて合成した。
【化112】
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ステップ1。1−(((tert−ブトキシカルボニル)(エチル)アミノ)メチル)シクロプロパンカルボン酸の合成
0℃のTHF中の1−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)シクロプロパンカルボン酸の溶液を、ヨードエタン(10当量)で、続いて水素化ナトリウム(60w/w%鉱物油、10当量、6回に分けて添加)で処理した。2日後、反応混合物を水で慎重に反応停止させ、酢酸エチルで洗浄した。水層を3NのHClでpH3に酸性化させ、酢酸エチルで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去して、1−(((tert−ブトキシカルボニル)(エチル)アミノ)メチル)シクロプロパンカルボン酸(収率92%)を淡黄色の油として得、これをさらなる精製を伴わずに使用した。
【化113】
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ステップ2。N−((1−カルボキシシクロプロピル)メチル)エタンアミニウムトリフルオロアセテートの合成
ジクロロメタン中の1−(((tert−ブトキシカルボニル)(エチル)アミノ)メチル)シクロプロパンカルボン酸の溶液を、トリフルオロ酢酸(30当量)で処理した。2時間後、反応混合物を真空中で濃縮して、N−((1−カルボキシシクロプロピル)メチル)エタンアミニウムトリフルオロアセテート(収率99%超)を暗黄色の油として得、これをさらなる操作を伴わずに使用した。
ステップ3:化合物I−409の合成
N−((1−カルボキシシクロプロピル)メチル)エタンアミニウムトリフルオロアセテート(1.5当量)がアミン反応体であり、3日間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。逆相HPLC(0.1%のTFAを含む20〜70%のアセトニトリル/水勾配)によって粗製材料を精製して、所望の生成物である化合物I−409(86mg、収率51%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.82(d,1H)、8.28(d,1H)、7.52(s,1H)、7.30(見かけ上のq,1H)、7.10(m,1H)、7.06(見かけ上のt,1H)、6.97(d,1H)、6.96(m,1H)、6.00(s,2H)、4.30(s,2H)、4.00(q,2H)、1.41(q,2H)、1.37(t,3H)、1.16(q,2H)。
化合物I−410
表題化合物を5つのステップにおいて合成した。
【化114】
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ステップ1:エチル1−(2−フルオロベンジル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレートの合成
DMF中のエチル3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレートに、水素化ナトリウム(鉱物油中で60重量%、1.2当量)を添加した。10分後、2−フルオロベンジルブロミド(1.2当量)を添加し、20時間にわたって反応物を撹拌した。水を添加し、結果として生じた混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(10〜40%の酢酸エチル/ヘキサン勾配)による精製により、エチル1−(2−フルオロベンジル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート(収率79%)及びエチル1−(2−フルオロベンジル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(収率9%)を得た。
【化115】
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ステップ2:1−(2−フルオロベンジル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の合成
THF/MeOH/水(3:1:1比)中のエチル1−(2−フルオロベンジル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレートの溶液に、水酸化リチウム水和物(1.5当量)を添加した。23時間後、揮発性有機物を真空中で除去し、結果として生じた混合物を1NのHClでpH3に酸性化させた。1−(2−フルオロベンジル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸を真空濾過によって収集した(収率92%)。
【化116】
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ステップ3:1−(2−フルオロベンジル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボニトリルの合成
酢酸エチル中の1−(2−フルオロベンジル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸、2−メチルプロパン−2−アミン(3当量)、及びトリエチルアミン(2当量)の懸濁液に、n−プロピルホスホン酸無水物(T3P、50重量%酢酸エチル溶液、3当量)を添加した。結果として生じた黄色の溶液を、2.5時間にわたって65℃で加熱した。溶媒を真空中で除去した。三塩化ホスホリル(12当量)を添加し、結果として生じた混合物を1時間40分にわたって70℃で撹拌した。水及び氷の混合物中に慎重に注ぐことによって反応物を反応停止させ、飽和炭酸水素ナトリウム溶液の添加によってpH7に中和し、ジクロロメタンで希釈した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(10%の酢酸エチル/ヘキサン勾配)による精製により、1−(2−フルオロベンジル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボニトリル(収率49%)を得た。
【化117】
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ステップ4:1−(2−フルオロベンジル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシイミドアミドの合成
メタノール中の1−(2−フルオロベンジル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボニトリルの溶液を、ナトリウムメトキシド(25重量%MeOH溶液、5当量)処理し、24時間にわたって撹拌した。塩化アンモニウム(10当量)を添加した。26時間後、反応混合物を真空中で濃縮し、半飽和炭酸水素ナトリウムと酢酸エチルとの間で分配した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。不完全な反応のため、粗製生成物は出発材料で汚染されていた。この材料を同様の条件に再度晒して、1−(2−フルオロベンジル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシイミドアミド(収率92%)を得た。
ステップ5:化合物I−410の合成
1−(2−フルオロベンジル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシイミドアミドの懸濁液を、ナトリウム(Z)−3−エトキシ−2−フルオロ−3−オキソプロプ−1−エン−1−オレート(一般的手順A、ステップ4も参照のこと、3.0当量)で処理し、1時間にわたって90℃で加熱した。周囲温度に冷却した後、HCl(1.25M EtOH溶液)の添加によって反応混合物を中和した。結果として生じた褐色の懸濁液を真空中で濃縮した。ジクロロメタンと水との間で残渣を分配し、水層をジクロロメタンで逆抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。ジクロロメタンを用いる粉砕により表題化合物(206mg、収率62%)を白色の固体として得た。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ12.9(br s,1H)、8.07(br s,1H)、7.38(見かけ上のq,1H)、7.25(m,1H)、7.18(見かけ上のt,1H)、7.11(m,1H)、6.72(s,1H)、5.44(s,2H)、2.30(s,3H)。
化合物I−411
表題化合物を2つのステップにおいて合成した。
ステップ1:4−クロロ−5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジンの合成
化合物I−410を出発ピリミドンとして使用したことを除いて、中間体1の合成について記載した手順を使用して中間体を生成した。灰白色の固体(210mg、収率96%)を得、さらなる精製を伴わずに内容物を使用した。
ステップ2:化合物I−411の合成
1−((メチルアミノ)メチル)シクロプロパンカルボン酸(HCl塩として)がアミン反応体であったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応混合物をpH3に酸性化させ、結果として生じた沈降物を真空濾過によって収集して、所望の化合物である化合物I−411(48mg、収率93%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ12.3(s,1H)、8.16(d,1H)、7.36(見かけ上のq,1H)、7.25(m,1H)、7.17(見かけ上のt,1H)、6.99(見かけ上のt,1H)、6.61(s,1H)、5.38(s,2H)、3.97(s,2H)、3.22(d,3H)、2.29(s,3H)、1.13(m,2H)、1.01(m,2H)。
化合物I−412
(2R,3S)−3−メチルピペリジン−2−カルボン酸がアミン反応体であり、20時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。逆相HPLC(0.1%のTFAを含む25〜80%のアセトニトリル/水勾配)によって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−412(12mg、収率23%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.33(d,1H)、7.36(見かけ上のq,1H)、7.15(m,2H)、7.06(見かけ上のt,1H)、6.89(s,1H)、5.52(s,2H)、5.36(d,1H)、4.58(br s,1H)、3.83(見かけ上のt,1H)、2.36(s,3H)、1.99(m,1H)、1.96(m,1H)、1.79(m,2H)、1.58(m,1H)、1.24(d,3H)。
化合物I−413
セリノール(10当量)がアミン反応体であり、トリエチルアミンを使用せず、40分にわたって90℃に、続いて20分にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応混合物をpH3に酸性化させ、結果として生じた沈降物を真空濾過によって収集して、所望の化合物である化合物I−413(46mg、収率88%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ8.11(d,1H)、7.35(見かけ上のq,1H)、7.24(m,1H)、7.16(見かけ上のt,1H)、7.03(d,1H)、6.92(見かけ上のt,1H)、6.64(s,1H)、5.40(s,2H)、4.71(t,2H)、4.24(m,1H)、3.56(m,4H)、3.12(s,3H)。
化合物I−414
2−(アミノメチル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(2.2当量)がアミン反応体であり、5当量のトリエチルアミンを使用し、18時間にわたって90℃に、続いて4日間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。逆相HPLC(0.1%のTFAを含む35〜80%のアセトニトリル/水勾配)によって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−414(35mg、収率58%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,MeOH−d
4)δ8.29(d,1H)、7.35(見かけ上のq,1H)、7.13(m,3H)、6.79(s,1H)、5.50(s,2H)、4.29(s,2H)、2.36(s,3H)。
化合物I−416
表題化合物を3つのステップにおいて合成した。
ステップ1:3−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−1,2,4−トリアジン−5(4H)−オンの合成。
無水エタノール中の1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシイミドアミド塩酸塩の溶液を、周囲温度でヒドラジン水和物(1.5当量)で処理した。45分後、エチル2−オキソアセテート(50重量%トルエン溶液、3.0当量)を添加し、結果として生じた溶液を65時間にわたって50〜60℃で加熱した。次いで反応混合物を真空中で濃縮し、ジクロロメタン中に取り込み、濾過し、真空中で濃縮して橙色の油を得た。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中10〜20%のアセトニトリル−メタノール(7:1))による精製により、所望の化合物3−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−1,2,4−トリアジン−5(4H)−オン(320mg、収率73%)を薄褐色の固体として得た。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.54(d,1H)、7.84(br s,1H)、7.44(s,1H)、7.31(m,1H)、7.12〜7.04(m,3H)、6.63(d,1H)、5.95(s,2H)。
ステップ2:3−(3−(5−クロロ−1,2,4−トリアジン−3−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾールの合成
3−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−1,2,4−トリアジン−5(4H)−オンを、三塩化ホスホリル(42当量、過剰)で処理した。結果として生じた混合物を4時間にわたって65℃で加熱した。結果として生じた褐色の懸濁液を窒素流下で送風乾燥し、トルエンで共沸乾燥した。このクロロ−トリアジンを、さらなる操作を伴わずに次のステップにおいて使用した。
ステップ3:化合物I−416の合成
セリノール(10当量)がアミン反応体であり、中間体1の代わりに3−(3−(5−クロロ−1,2,4−トリアジン−3−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾールを使用し、トリエチルアミンを使用せず、ジオキサン/DMSO(7.5:1)中の溶液として24時間にわたって100℃で内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応混合物を水で希釈し、1NのHCl溶液でpH4に中和し、ジクロロメタン/イソプロパノール(4:1)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。逆相HPLC(0.1%のTFAを含む10〜70%のアセトニトリル/水勾配)によって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−416(5.2mg、収率9.8%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.84(d,1H)、8.35(s,1H)、7.74(s,1H)、7.32(見かけ上のq,1H)、7.11(m,1H)、7.08(見かけ上のt,1H)、6.99(見かけ上のt,1H)、6.96(d,1H)、6.06(s,2H)、4.62(見かけ上の五重項,1H)、3.84(m,4H)。
化合物I−417
グリシンアミド(HCl塩として、3.0当量)がアミン反応体であり、22時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応混合物を1NのHCl溶液でpH4に酸性化させ、結果として生じた固体を真空濾過によって収集して、所望の化合物である化合物I−417(110mg、収率94%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ9.09(d,1H)、8.22(d,1H)、7.83(見かけ上のt,1H)、7.51(br s,1H)、7.48(s,1H)、7.31(見かけ上のq,1H)、7.21(m,1H)、7.18(d,1H)、7.12〜7.08(m,2H)、6.81(見かけ上のt,1H)、5.89(s,2H)、4.01(d,2H)。
化合物I−418
3−アミノ−4,4,4−トリフルオロブタン酸(3当量)がアミン反応体であり、ジオキサン/DMSO(2:1)中の溶液として3.5時間にわたって100℃に、次いで18時間にわたって120℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。追加の2当量の中間体1を反応物に添加し、追加の4日間にわたって120℃で内容物を撹拌した。後処理中の溶媒としてジクロロメタン:イソプロパノール(4:1)混合物を使用した。シリカゲルクロマトグラフィ(5%のメタノール/ジクロロメタン均一濃度)によって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−418(38mg、収率10%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δppm12.65(br.s.,1H)、9.09(d,1H)、8.35(d,1H)、8.29(d,1H)、7.51(s,1H)、7.32(q,1H)、7.26(d,1H)、7.24〜7.19(m,1H)、7.10(t,1H)、6.83(t,1H)、5.91(s,2H)、5.53(br.s.,1H)、2.96〜2.85(m,2H)。
化合物I−419
ジクロロメタン中の化合物I−418の溶液を、N,N−ジイソプロピルエチレンジアミン(2.0当量)で、続いてO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU、1.2当量)で処理した。15分後、アンモニア(0.5Nジオキサン溶液、2.0当量)を添加し、結果として生じた薄茶色の懸濁液を1.5時間にわたって撹拌した。反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタン/2−プロパノール(4:1)で抽出した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(0〜3%のメタノール/ジクロロメタン勾配)による精製により、所望の化合物である化合物I−419(20mg、収率57%)を灰白色の固体として得た。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ9.10(d,1H)、8.34(d,1H)、8.24(d,1H)、7.51(m,2H)、7.32(見かけ上のq,1H)、7.25(d,1H)、7.22(見かけ上のt,1H)、7.10(見かけ上のt,1H)、7.06(br s,1H)、6.82(見かけ上のt,1H)、5.91(s,2H)、5.55(br s,1H)、2.77(dd,1H)、2.67(dd,1H)。
化合物I−420
表題化合物を2つのステップにおいて調製した。
【化118】
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ステップ1:ジエチル2−(ジシアノメチル)−2−メチルマロン酸の合成
THF中のジエチル2−ブロモ−2−メチルマロン酸(1当量)、マロノニトリル(1当量)、及びカリウムt−ブトキシド(1当量)の混合物を、15時間にわたって加熱還流した。混合物を酢酸エチル及び飽和塩化アンモニウム水溶液で希釈し、層を分離させた。水相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して油をもたらした。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中10〜15%の酢酸エチル勾配)によってこの油を精製して、ジエチル2−(ジシアノメチル)−2−メチルマロン酸(5.76g、収率32%)を無色の油としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm4.53(s,1H)、4.27〜4.39(m,4H)、1.81(s,3H)、1.33(t,6H)。
ステップ2:化合物I−420の合成
t−BuOH中の1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシイミドアミド塩酸塩(ステップ1で1−(イソオキサゾール−3−イル)エタノンを、そしてステップ2で2−フルオロベンジルヒドラジンを使用することによって、一般的手順Aのステップ3において生成)(1当量)、ジエチル2−(ジシアノメチル)−2−メチルマロン酸(1.15当量)、及び炭酸水素カリウム(2当量)の混合物を、5時間にわたって加熱還流した。冷却後、反応混合物に水を添加し、30分にわたって撹拌した。沈降物を濾過し、最小量の水及びジエチルエーテルで洗浄し、高真空下で一晩乾燥させて、化合物I−420(385mg、収率52%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.30(s,1H)、9.10(d,1H)、7.38(s,1H)、7.29〜7.36(m,1H)、7.18〜7.26(m,2H)、7.08〜7.14(m,1H)、6.81〜6.90(m,1H)、6.65(br.s.,2H)、5.88(s,2H)、4.04〜4.16(m,2H)、1.59(s,3H)、1.11(t,3H)。
化合物I−421
アンモニア(MeOH中で7.0M)(200当量)を化合物I−420(1当量)に添加した。16時間にわたって50℃で反応混合物を加熱した。次いで、結果として生じた溶液を真空中で濃縮し、逆相HPLC(1%のTFAを含む水中5〜60%のアセトニトリル)によって残渣を精製して、所望の化合物である化合物I−421(24mg、収率63%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm11.35(br.s.,1H)、9.08〜9.13(m,1H)、7.47(s,1H)、7.43(s,1H)、7.28〜7.38(m,1H)、7.23〜7.27(m,1H)、7.17〜7.23(m,2H)、7.06〜7.14(m,1H)、6.77〜7.00(m,3H)、5.91(s,2H)、1.56(s,3H)。
化合物I−422
シクロプロピルアミン(150当量)を化合物I−420(1当量)に添加し、30時間にわたって50℃で反応混合物を加熱した。次いで、結果として生じた溶液を真空中で濃縮し、逆相HPLC(1%のTFAを含む水中25〜50%のアセトニトリル)によって残渣を精製して、所望の化合物である化合物I−422(29mg、収率57%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm11.29(br.s.,1H)、9.11(d,1H)、7.59〜7.66(m,1H)、7.42(s,1H)、7.29〜7.37(m,1H)、7.16〜7.28(m,2H)、7.06〜7.15(m,1H)、6.65〜6.89(m,3H)、5.90(s,2H)、2.59〜2.69(m,1H)、1.54(s,3H)、0.53〜0.65(m,2H)、0.39〜0.52(m,2H)。
化合物I−423
4−(ピペリジン−4−イルスルホニル)モルホリン(TFA塩として、1.7当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、12時間にわたって105℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。酢酸エチルが後処理のために使用した溶媒であった。40分にわたってジクロロメタン中1〜5%のメタノール勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−423(32.7mg、収率35%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.48(d,1H)、8.25(d,1H)、7.30(s,1H)、7.20〜7.25(m,1H)、7.03〜7.08(m,1H)、6.96〜7.01(m,1H)、6.83〜6.88(m,1H)、6.60(d,1H)、5.98(s,2H)、4.83(d,2H)、3.76(m,4H)、3.41(m,4H)、3.23〜3.29(m,1H)、3.06〜3.11(m,2H)、2.20〜2.26(m,2H)、1.91〜2.03(m,2H)。
化合物I−424
トランス−4−(トリフルオロメチル)ピロリジン−3−カルボン酸(TFA塩として、1.5当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、3時間にわたって105℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理のための溶媒としてジクロロメタン:イソプロパノールミックス(5:1)を使用した。真空中での乾燥及び濾過した有機層の濃縮は、所望の化合物である化合物I−424(108.3mg、収率89%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.50(d,1H)、8.18(d,1H)、7.40(s,1H)、7.19〜7.25(m,1H)、6.98〜7.07(m,3H)、6.65(d,1H)、5.94(s,2H)、4.26(m,1H)、4.11〜4.18(m,2H)、4.03〜4.09(m,1H)、3.48〜3.55(m,1H)、3.39〜3.54(m,1H)。
化合物I−425
ジクロロメタン中の化合物I−366(1当量)の懸濁液に、シクロプロパンカルボン酸塩化物(1.08当量)及びトリエチルアミン(1.1当量)を添加した。24時間にわたって室温で撹拌した後、反応物は依然としてLC/MS分析によって不均一かつ不完全であった。追加の4当量の酸塩化物及び1,8−ジアザビシクロウンデス−7−エンを添加し、次いで1時間にわたって60℃に反応物を加熱し、その後、反応物は褐色かつ完全に均一であった。反応物を水中に希釈し、1N塩化水素酸溶液の添加によって酸性化させ、ジクロロメタン(3×)で抽出し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、濃縮して白色の固体を得た。38分にわたってジクロロメタン中1〜8%のメタノールを使用するシリカゲルによって精製を達成して、所望の化合物である化合物I−425(40.4mg、収率71%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.47(d,1H)、8.23(d,1H)、7.82(br.s,1H)、7.29(s,1H)、7.17〜7.23(m,1H)、7.01〜7.06(m,1H)、6.95〜6.99(m,1H)、6.81〜6.87(m,1H)、6.60(d,1H)、5.96(s,2H)、4.79〜4.84(m,2H)、3.83〜3.94(m,1H)、3.08〜3.15(m,2H)、2.23〜2.29(m,2H)、2.01〜2.06(m,1H)、1.27(m,2H)、1.19(m,2H)、0.99〜1.04(m,2H)。
化合物I−426
ジクロロメタン中の化合物I−366(1当量)の懸濁液に、無水酢酸(1.25当量)及び1,8−ジアザビシクロウンデス−7−エン(1.25当量)を添加した。24時間にわたって室温で撹拌した後、反応物は依然としてLC/MSによって不均一かつ不完全であった。追加の4当量の無水酢酸及び1,8−ジアザビシクロウンデス−7−エンを添加し、次いで1時間にわたって60℃に反応物を加熱し、その後、反応物は褐色かつ完全に均一であった。反応物を水中に希釈し、1N塩化水素酸溶液の添加によって酸性化させ、ジクロロメタン(3×)で抽出し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、濃縮して白色の固体を得た。38分にわたってジクロロメタン中1〜8%のメタノール勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィによって精製を達成して、所望の化合物である化合物I−426(24.7mg、収率44%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.47(d,1H)、8.23(d,1H)、7.85(br.s,1H)、7.29(s,1H)、7.18〜7.25(m,1H)、7.02〜7.08(m,1H)、6.96〜7.02(m,1H)、6.84〜6.89(m,1H)、6.61(d,1H)、6.00(s,2H)、4.80〜4.90(m,2H)、3.85〜3.95(m,1H)、3.08〜3.17(m,2H)、2.23〜2.31(m,2H)、2.17(s,3H)、1.97〜2.08(m,2H)。
化合物I−427
ピロリジン−3−スルホンアミド(1.35当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、2時間にわたって105℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。冷却後、水及び酢酸エチルの1:1ミックス中に反応物を注ぎ、結果として生じた沈降物を濾過し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−427(46.7mg、収率39%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ(ppm):9.05〜9.13(m,1H)、8.24〜8.31(m,1H)、7.51〜7.57(m,1H)、7.28〜7.37(m,1H)、7.18〜7.27(m,2H)、7.06〜7.17(m,3H)、6.76〜6.87(m,1H)、5.87〜5.93(m,2H)、4.00〜4.09(m,2H)、3.84〜3.97(m,2H)、3.75〜3.84(m,1H)、2.29〜2.42(m,2H)。
化合物I−428
ジエタノールアミン(1.3当量)がアミン反応体であり、2当量のトリエチルアミンを使用し、12時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理のための溶媒としてジクロロメタン:イソプロパノールミックス(5:1)を使用した。40分にわたってジクロロメタン中1〜8%のメタノール勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−428(24.7mg、収率26%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δ(ppm):8.48(d,1H)、8.17(d,1H)、7.24(s,1H)、7.18〜7.23(m,1H)、7.01〜7.06(m,1H)、6.96〜7.01(m,1H)、6.87〜6.92(m,1H)、6.58(d,1H)、5.95(s,2H)、3.99(m,4H)、3.89(m,4H)、3.30(br.s,2H)。
化合物I−429
ジクロロメタン中の化合物I−427(1当量)の溶液に、シクロプロパンカルボン酸塩化物(6当量)を、続いて1,8−ジアザビシクロウンデス−7−エン(8当量)を添加した。100℃で1時間にわたって反応物を加熱し、その後それを冷却し、水及び1M塩化水素酸溶液中に希釈し、ジクロロメタン(2×)で抽出し、濃縮し、40分にわたってジクロロメタン中1〜8%のメタノール勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィによって直接精製して、所望の化合物である化合物I−429(26.5mg、収率70%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.47(d,1H)、8.18(d,1H)、7.31(s,1H)、7.18〜7.23(m,1H)、7.01〜7.06(m,1H)、6.96〜7.01(m,1H)、6.83〜6.88(m,1H)、6.60(d,1H)、5.97(s,2H)、4.40〜4.47(m,2H)、4.04〜4.15(m,2H)、3.90〜3.97(m,1H)、2.65〜2.73(m,1H)、2.45〜2.53(m,1H)、1.30(m,1H)、1.17(m,2H)、0.99(m,2H)。
化合物I−430
(2R,3R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−3−オール(TFA塩として、1.7当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、2時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。冷却後、反応物を水及びメタノールで希釈し、結果として生じた沈降物を濾過し、水で洗浄し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−430(79.3mg、収率64%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ(ppm):9.09(d,1H)、8.24(d,1H)、7.51(s,1H)、7.30〜7.36(m,1H)、7.19〜7.25(m,2H)、7.08〜7.13(m,1H)、6.82〜6.87(m,1H)、5.90(d,1H)、5.85(d,1H)、5.23(d,1H)、4.71(br.s,1H)、4.35〜4.42(m,1H)、4.15〜4.20(m,1H)、3.77〜3.87(m,2H)、3.64〜3.74(m,2H)、2.04〜2.09(m,2H)。
化合物I−431
ジイソプロパノールアミン(1当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理のための溶媒として酢酸エチルを使用した。40分にわたってジクロロメタン中1〜8%のメタノール勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−431(47.1mg、収率42%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δ(ppm):8.72(d,1H)、8.11(d,1H)、7.35(s,1H)、7.23〜7.28(m,1H)、7.05〜7.11(m,1H)、7.01〜7.05(m,1H)、6.83〜6.88(m,2H,2シフト等時性)、5.96(d,1H)、5.92(d,1H)、4.10〜4.21(m,2H)、3.90〜3.97(m,2H)、3.61〜3.67(m,2H)、1.21(s,6H)。
化合物I−432
表題化合物を3つのステップにおいて調製した。
ステップ1:2−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エタンスルホン酸の合成
タウリン(1.3当量)がアミン反応体であり、2当量のトリエチルアミンを使用し、8時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って中間体を調製した。冷却後、反応物を1NのHCl溶液で希釈し、濾過し、水で洗浄し、真空中で乾燥させて、所望の中間体である2−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エタンスルホン酸(60.2mg、収率64%)を白色の固体としてもたらした。この中間体を、さらなる精製を伴わずに使用した。
ステップ2:2−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エタンスルホニル塩化物の合成
ジクロロメタン中の2−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エタンスルホン酸(1当量)及び塩化チオニル(5当量)の懸濁液を室温で撹拌し、その後、2滴のDMFを添加した。12時間にわたって60℃に懸濁液を加熱し、その後、LC/MSはスルホニル塩化物が形成したことを示した。反応混合物を乾燥するまで濃縮して、90mgの灰白色の固体を得た。
ステップ3:化合物I−432の合成
テトラヒドロフラン中の粗製の2−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エタンスルホニル塩化物の懸濁液に、ヒドロキシルアミン(10当量)の50%水溶液を添加した。反応物は即時に均一になり、LC/MSによって完了と示された。この反応物を、その体積の3分の1まで濃縮し、45分にわたってジクロロメタン中3〜10%のメタノールを使用するシリカゲル上で直接精製して、所望の化合物である化合物I−432(8.2mg、収率25%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δ(ppm):8.76(d,1H)、8.13(d,1H)、7.60(s,1H)、7.25〜7.31(m,1H)、7.07〜7.13(m,1H)、7.03〜7.07(m,1H)、6.89(d,1H)、6.83〜6.88(m,1H)、6.00(s,2H)、4.07(t,2H)、3.62(t,2H)。
化合物I−433
ピペリジン−3,5−ジオン(HCl塩として、1.4当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、1時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理のための溶媒として酢酸エチルを使用した。40分にわたってジクロロメタン中3〜20%のメタノール勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−433(45.6mg、収率44%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δ(ppm):8.77(s,1H)、8.30(d,1H)、7.50(s,1H)、7.26〜7.32(m,1H)、7.07〜7.13(m,1H)、7.03〜7.07(m,1H)、6.94(d,1H)、6.83〜6.88(m,1H)、5.98(s,2H)、4.58(s,4H)。
化合物I−434
4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−4−オール(HCl塩として、1.4当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、1時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。冷却後、反応物を水及び1NのHCl溶液で希釈し、結果として生じた沈降物を濾過し、水で洗浄し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−434(88.5mg、収率82%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δ(ppm):8.77(d,1H)、8.15(d,1H)、7.43(s,1H)、7.23〜7.30(m,1H)、7.06〜7.12(m,1H)、7.00〜7.05(m,1H)、6.91(d,1H)、6.79〜6.84(m,1H)、5.96(s,2H)、4.49〜4.57(m,2H)、3.49〜3.57(m,2H)、3.40(s,2H)、1.65〜1.71(m,2H)、1.77〜1.84(m,2H)。
化合物I−435
(3R,5S)−5−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−3−オール(2.7当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、30分にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。冷却後、反応物を水及びメタノールで希釈し、結果として生じた沈降物を濾過し、水で洗浄し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−435(77.3mg、収率87%を)白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δ(ppm):8.75(d,1H)、8.12(d,1H)、7.40(s,1H)、7.24〜7.28(m,1H)、7.06〜7.10(m,1H)、7.01〜7.05(m,1H)、6.90(d,1H)、6.80〜6.85(m,1H)、5.95(s,2H)、4.63〜4.68(m,1H)、4.53〜4.57(m,1H)、3.81〜3.94(m,3H)、3.73〜3.80(m,1H)、2.10〜2.25(m,2H)。
化合物I−437
この化合物を2つのステップにおいて作製した。
ステップ1:ケタール中間体
ジオキサン中の粗製の2−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エタンスルホニル塩化物(化合物I−432を作製するための手順のステップ2に記載の合成(1当量)の懸濁液に、(S)−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メタンアミン(2当量)を添加した。24時間にわたって反応物を撹拌し、その後、反応混合物を5:1のジクロロメタン/イソプロパノール中に希釈し、1M塩化水素酸の添加によって酸性化させ、5:1のジクロロメタン/イソプロパノール(3×30mL)で抽出し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、濃縮して残渣を得た。45分にわたってジクロロメタン中7〜12%のメタノール勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィによって精製を達成して、所望の化合物である化合物I−43(31.0mg、収率42%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δ(ppm):8.78(d,1H)、8.13(d,1H)、7.52(s,1H)、7.26〜7.32(m,1H)、7.10〜7.15(m,1H)、7.04〜7.08(m,1H)、6.91(d,1H)、6.80〜6.85(m,1H)、6.00(s,2H)、4.16〜4.20(m,1H)、4.03〜4.12(m,2H)、3.98〜4.02(m,1H)、3.70〜3.74(m,1H)、3.45〜3.52(m,2H)、3.22(d,2H)、1.34(s,3H)、1.27(s,3H)。
ステップ2:化合物I−437
ジクロロメタン中のステップ1において調製された中間体(1当量)の溶液に、ジオキサン溶液中4Mの塩化水素(20当量)を添加した。1時間後、反応物を乾燥するまで濃縮し、水中に希釈し、5:1のジクロロメタン/イソプロパノール(3×)で抽出し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、濃縮して残渣を得た。シリカゲルクロマトグラフィによって精製を達成して、所望の化合物である化合物I−437(10.3mg、収率38.2%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δ(ppm):8.77(d,1H)、8.12(d,1H)、7.53(s,1H)、7.26〜7.32(m,1H)、7.08〜7.13(m,1H)、7.03〜7.08(m,1H)、6.93(d,1H)、6.81〜6.86(m,1H)、6.00(s,2H)、4.03〜4.13(m,2H)、3.70〜3.75(m,1H)、3.47〜3.54(m,3H)、3.24〜3.29(m,2H)、3.08〜3.13(m,1H)。
化合物I−438
4−ヒドロキシピペリジン−4−カルボキサミド(1.4当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、30分にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理のための溶媒として酢酸エチルを使用し、水を用いる粗製生成物のアセトニトリル溶液の粉砕による生成物の沈降によって精製を達成した。結果として生じた沈降物を濾過し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−438(26.3mg、収率26%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ(ppm):9.08(d,1H)、8.29(d,1H)、7.55(s,1H)、7.30〜7.35(m,2H,2シフト等時性)、7.26(d,2H)、7.19〜7.25(m,1H)、7.16(br.s,1H)、7.08〜7.13(m,1H)、6.79〜6.84(m,1H)、5.90(s,2H)、4.39(m,2H)、3.34〜3.39(m,2H)、1.95〜2.01(m,2H)、1.58(m,2H)。
化合物I−439
ジオキサン中の2−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エタンスルホニル塩化物(化合物I−432についての手順のステップ2に記載の合成、1当量)の懸濁液に、エタノールアミン(2.2当量)を添加した。室温で24時間にわたって反応物を撹拌し、その後、反応混合物を5:1のジクロロメタン/イソプロパノール中に希釈し、1M塩化水素酸の添加によって酸性化させ、5:1のジクロロメタン/イソプロパノール(3×)で抽出し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、濃縮して残渣を得た。45分にわたってジクロロメタン中3〜8%のメタノール勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィによって精製を達成して、所望の化合物である化合物I−439(31.3mg、収率65%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ(ppm):9.09(d,1H)、8.24(d,1H)、7.78〜7.83(m,1H)、7.54(s,1H)、7.30〜7.35(m,1H)、7.21〜7.25(m,2H)、7.17(d,1H)、7.08〜7.13(m,1H)、6.81〜6.86(m,1H)、5.90(s,2H)、4.80(t,1H)、3.84(q,2H)、3.44(q,2H)、3.39(t,2H)、3.03(q,2H)。
化合物I−440
表題化合物を2つのステップにおいて合成した。
ステップ1:1−(ベンジルオキシ)−N−(1−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)シクロプロパンカルボキサミドの合成
N−(アゼチジン−3−イル)−1−(ベンジルオキシ)シクロプロパンカルボキサミド(TFA塩として、1.2当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、2時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って中間体を調製した。冷却後、反応混合物を水で希釈し、結果として生じた沈降物を濾過し、水で洗浄し、真空中で乾燥させて、所望の中間体である1−(ベンジルオキシ)−N−(1−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)シクロプロパンカルボキサミド(104.3mg、収率86%)を白色の固体としてもたらした。
ステップ2:化合物I−440の合成
エタノール中の1−(ベンジルオキシ)−N−(1−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)シクロプロパンカルボキサミドの懸濁液に、10%のパラジウム炭素(0.1当量)を添加した。反応混合物を乾燥するまで脱気し、水素風船を適用した。溶解性の目的のために、酢酸エチルも添加した。24時間後、出発材料、生成物、及び他の副生成物の混合物を観察した。セライトを通して反応混合物を濾過し、次いで、60分にわたってメタノール中1〜8%のジクロロメタン勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィによって精製して、所望の化合物である化合物I−440(3.8mg、収率5%)をもたらした。所望の生成物を含有するいくつかの後の留分は、接近して動く副生成物で汚染されており、廃棄された。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.44(d,1H)、8.09(d,1H)、7.92(br.s,1H)、7.20〜7.25(m,1H)、6.93〜7.03(m,2H,2シフト等時性)、6.83〜6.88(m,2H)、6.56(d,1H)、5.94(s,2H)、4.81〜4.91(m,1H)、4.55〜4.63(m,1H)、4.05〜4.12(m,2H)、2.31〜2.36(m,1H)、1.33〜1.37(m,2H)、1.04〜1.09(m,2H)。
化合物I−441
3−(アミノメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5(4H)−オン(1.3当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、12時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。冷却後、反応物を濾過し、40分にわたってジクロロメタン中3〜10%のメタノール勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィによって精製して、所望の化合物である化合物I−441(12.9mg、収率13%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δ(ppm):8.78(d,1H)、8.17(m,1H)、7.42(s,1H)、7.25〜7.31(m,1H)、7.07〜7.12(m,1H)、7.02〜7.07(m,1H)、6.88〜6.93(m,2H,2シフト等時性)、6.02(s,2H)、4.61(s,2H)。
化合物I−442
N,N−ジメチルホルムアミド中の1,2,4−トリアゾリン−3−オン(0.5当量)、炭酸カリウム(1.5当量)、及びヨウ化銅(I)(0.05当量)の懸濁液に、中間体1(1当量)を、続いてトランス−1,2−ビス(メチルアミノ)シクロヘキサン(0.1当量)を添加した。24時間にわたって100℃に反応物を加熱し、その後、反応物を水中に希釈し、酢酸エチルで抽出し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中5〜7%のメタノール)によって精製を2回試み、3つの化合物の複合であった1つのピークをもたらした。逆相HPLC(20分にわたって0.1%のトリフルオロ酢酸を加えた水中で5〜75%のアセトニトリル)によるさらなる精製は、所望の化合物である化合物I−442(0.9mg、収率0.8%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δ(ppm):8.96(s,1H)、8.81(d,1H)、8.12(s,1H)、7.66(s,1H)、7.25〜7.31(m,1H)、7.09〜7.15(m,1H)、7.02〜7.07(m,1H)、6.89〜6.94(m,1H)、5.98(s,2H)。
化合物I−443
3−アミノ−2−ヒドロキシプロパンアミド(2当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用し、6時間にわたって110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。後処理のための溶媒としてジクロロメタン:イソプロパノールミックス(5:1)を使用した。45分にわたってジクロロメタン中3〜10%のメタノール勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−443(17.3mg、収率14%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δ(ppm):8.78(d,1H)、8.11(d,1H)、7.52(s,1H)、7.27〜7.31(m,1H)、7.09〜7.13(m,1H)、7.03〜7.08(m,1H)、6.95(d,1H)、6.83〜6.88(m,1H)、5.99(s,2H)、4.37(dd,1H)、4.05(dd,1H)、3.81(dd,1H)。
化合物I−444
【化119】
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ジクロロメタン中の中間体2(特許出願公開、国際公開第2012/3405 A1号に記載の中間体)(1当量)の溶液に、2,2,2−トリフルオロエタンスルホニル塩化物(1.08当量)を、続いて1,8−ジアザビシクロウンデス−7−エン(1.2当量)を添加した。23℃で16時間にわたって反応物を撹拌させ、その後、反応混合物を水及び1N塩化水素酸溶液中に希釈し、酢酸エチル(3×)で抽出し、1N塩化水素酸溶液(2×)で洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、真空中で濃縮した。均一濃度のジクロロメタン中5%メタノール勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィによる粗製材料の精製は、所望の化合物である化合物I−444(28.9mg、収率27%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δ(ppm):8.82(d,1H)、8.24(br.s,1H)、7.57(s,1H)、7.26〜7.32(m,1H)、7.08〜7.13(m,1H)、7.03〜7.08(m,1H)、6.93〜6.99(m,2H,2つの重複するシフト)、6.79〜6.85(br.s,1H)、6.01(s,2H)、4.49〜4.58(m,2H)。
化合物I−445
23℃の無水テトラヒドロフラン中の水素化ナトリウム(1.2当量)の懸濁液に、中間体2(1当量)を添加した。23℃で30分にわたって反応物を撹拌させた。テトラヒドロフラン中に溶解させた3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホニル塩化物(1当量)を反応混合物に添加し、これを18時間にわたって撹拌した。反応混合物を水及び1N塩化水素酸溶液中に希釈し、酢酸エチル(3×)で抽出し、1N塩化水素酸溶液(2×)で洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、真空中で濃縮した。逆相HPLCによる粗製材料の精製は、所望の化合物である化合物I−445(17.1mg、収率20%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.51(d,1H)、8.25(br.s,1H)、7.20〜7.29(m,2H)、6.98〜7.08(m,3H)、6.59(d,1H)、5.80〜5.99(m,2H)、3.64(br.s,2H)、2.69〜2.88(m,2H)。
化合物I−446
23℃の無水テトラヒドロフラン中の水素化ナトリウム(1.2当量)の懸濁液に、中間体2(1当量)を添加した。23℃で30分にわたって反応物を撹拌させた。テトラヒドロフラン中に溶解させた2−メトキシエタンスルホニル塩化物(1当量)を反応混合物に添加し、これを18時間にわたって撹拌した。反応混合物を水及び1N塩化水素酸溶液中に希釈し、酢酸エチル(3×)で抽出し、1N塩化水素酸溶液(2×)で洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、濃縮した。逆相HPLCによる粗製材料の精製は、所望の化合物である化合物I−446(9.1mg、収率13.5%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ(ppm):8.50(d,1H)、8.37(br.s,1H)、7.19〜7.27(m,2H)、6.92〜7.07(m,3H)、6.61(d,1H)、5.94(s,2H)、3.85〜3.92(m,2H)、3.78(br.s,2H)、3.28(s,3H)。
化合物I−447
塩化オキサリル(4当量)を、0℃に維持されたDCM中のトリエチルアミン(4当量)及び化合物I−214(1当量)の溶液に添加した。反応物を温め、2時間にわたって室温で撹拌した。次いで、水の添加によって反応物を反応停止させ、ジクロロメタンで抽出し、有機抽出物を真空中で濃縮して、所望の化合物である化合物I−447(3.7mg、収率69%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.11(d,1H)、8.90(d,1H)、7.65(s,1H)、7.30〜7.37(m,1H)、7.27(d,1H)、7.19〜7.26(m,1H)、7.11(t,1H)、6.87(t,1H)、5.93(s,2H)、4.00〜4.07(m,2H)、2.57(t,2H)、2.13〜2.21(m,2H)。
化合物I−448
5−(アミノメチル)チオフェン−2−カルボン酸(4当量)がアミン反応体であり、9当量のトリエチルアミンを使用し、2日間にわたってジオキサン/水(4.5:1)中の溶液として110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を酢酸エチル及び1NのHCl溶液で希釈し、結果として生じた沈降物を濾過した。固体を収集し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−448(12mg、収率27%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm12.9(br.s.,1H)、9.11(d,1H)、8.92〜9.08(m,1H)、8.35(t,1H)、7.61〜7.67(m,1H)、7.56(d,1H)、7.30〜7.38(m,1H)、7.19〜7.26(m,3H)、7.12(t,1H)、6.92(t,1H)、5.92(s,2H)、4.88〜4.97(m,2H)。
化合物I−449
5−アミノペンタン酸(4当量)がアミン反応体であり、9当量のトリエチルアミンを使用し、2日間にわたってジオキサン/水(4.5:1)中の溶液として110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を酢酸エチル及び1NのHCl溶液で希釈し、結果として生じた沈降物を濾過した。固体を収集し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−449(34mg、収率84%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm12.01(s,1H)、9.12(s,1H)、8.32〜8.62(m,1H)、8.27(br.s.,1H)、7.61(br.s.,1H)、7.29〜7.40(m,1H)、7.18〜7.27(m,2H)、7.11(t,1H)、6.88(t,1H)、5.93(br.s.,2H)、2.29(t,3H)、1.49〜1.72(m,5H)。
化合物I−450
メタノール(0.5M溶液、4当量)中の5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−ピリミジン−4−オール(ステップ1で1−(イソオキサゾール−3−イル)エタノンを、そしてステップ2で2−フルオロベンジルヒドラジンを使用して、一般的手順Aによって生成)(1当量)及びナトリウムメトキシドの懸濁液を、4時間にわたって130℃でマイクロ波槽内で加熱した。反応物を1NのHCl溶液で反応停止させてpH2にし、結果として生じた残渣を濾過した。固体をメタノールで洗浄し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−450(1.45g、68%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.04(d,1H)、7.71(s,1H)、7.23〜7.36(m,1H)、7.00〜7.18(m,2H)、6.90(t,1H)、5.94(s,2H)、2.56(s,3H)
化合物I−451
表題化合物を2つのステップにおいて調製した。
ステップ1:1−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)エタノンの合成
化合物I−450に三塩化ホスホリル(60当量)を投入し、反応がLC/MSによって完了と判断されるまで、結果として生じた混合物を45℃で撹拌した。次いで、反応物を氷上に慎重に注ぎ、4:1のジクロロメタン/イソプロパノールで抽出し、層を分離させた。有機部分を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。この材料を、さらなる精製を伴わずに次のステップに進めた。
ステップ2:化合物I−451の合成
1−((メチルアミノ)メチル)シクロプロパンカルボン酸がアミン反応体であり、中間体1の代わりに1−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)エタノンを使用し、ジオキサン中の溶液として36時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−451(50mg、収率69%)を褐色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δppm12.53(br.s,1H)、8.19(d,1H)、7.65(s,1H)、7.33(d,1H)、7.17〜7.26(m,1H)、7.11(t,1H)、6.86(t,1H)、5.81(s,2H)、4.00(s,2H)、3.24(d,3H)、2.57(s,3H)、1.03(d,2H)、0.74〜0.91(m,2H)。
化合物I−452及び化合物I−453
4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−2−カルボン酸がアミン反応体であり、トリエチルアミンの代わりにヒューニッヒ塩基(8当量)を使用し、THF/水(1:1)中の溶液として18時間にわたって120℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を真空中で除去し、結果として生じた残渣を、逆相HPLCによって、次いで0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィで精製して、所望の化合物である化合物I−452(14mg、収率15%)を固体として、そして化合物I−453(18.4mg、収率21%)を固体としてもたらした。トランス対シスの帰属は合成時に恣意的に行った;各ジアステレオマーはラセミ体の混合である。
化合物I−452の
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.72〜8.79(m,1H)、8.20〜8.25(m,1H)、7.41〜7.47(m,1H)、7.22〜7.32(m,1H)、6.99〜7.14(m,2H)、6.87〜6.92(m,1H)、6.76〜6.84(m,1H)、5.93〜5.99(m,2H)、5.59〜5.76(m,1H)、4.64〜4.80(m,1H)、3.38〜3.46(m,1H)、2.55〜2.63(m,1H)、2.40〜2.54(m,1H)、2.00〜2.08(m,1H)、1.84〜1.96(m,1H)、1.64〜1.75(m,1H)。
化合物I−453の
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.73〜8.79(m,1H)、8.23〜8.33(m,1H)、7.43(s,1H)、7.24〜7.31(m,1H)、7.07〜7.13(m,1H)、7.00〜7.06(m,1H)、6.82〜6.88(m,2H)、5.96(s,2H)、4.52〜4.60(m,1H)、4.05〜4.14(m,1H)、3.75〜3.85(m,1H)、2.64〜2.78(m,1H)、2.41〜2.49(m,1H)、2.12(dd,2H)、1.77〜1.87(m,1H)。
化合物I−454
3−(トリフルオロメチル)ピペリジン−2−カルボン酸(5当量)がアミン反応体であり、THF/水(3:1)中の溶液として18時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を真空中で除去し、結果として生じた残渣を、逆相HPLCによって、次いで0〜15%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィで精製して、所望の化合物である化合物I−454(1.6mg、収率4%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.76〜8.80(m,1H)、8.28〜8.33(m,1H)、7.49(s,1H)、7.25〜7.32(m,1H)、7.02〜7.13(m,2H)、6.84〜6.90(m,2H)、5.94〜6.00(m,2H)、5.37〜5.41(m,1H)、4.35〜4.43(m,1H)、3.80〜3.89(m,1H)、2.89〜3.00(m,1H)、1.93〜2.08(m,3H)、1.77〜1.90(m,1H)。
化合物I−455
3−エチルピペリジン−2−カルボン酸(1当量)がアミン反応体であり、THF/水(5:1)中の溶液として18時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。溶媒を真空中で除去し、結果として生じた残渣を逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−455(5mg、収率15%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.81〜8.86(m,1H)、8.33〜8.40(m,1H)、7.53〜7.59(m,1H)、7.27〜7.35(m,1H)、7.03〜7.16(m,2H)、6.91〜7.00(m,2H)、5.99〜6.05(m,2H)、5.39〜5.47(m,1H)、4.55〜4.68(m,1H)、3.78〜3.89(m,1H)、1.75〜2.06(m,5H)、1.46〜1.60(m,2H)、1.07〜1.13(m,3H)。
化合物I−362
中間体1の代わりに1−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)エタノン(化合物I−451の合成に関するステップ1に記載)を使用し、2−(アミノメチル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オールがアミン反応体であり、ジオキサン中の溶液として36時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。結果として生じた粗製材料を、0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって精製し、続いて逆相HPLCによってさらに精製して、所望の化合物である化合物I−362(7mg、収率14%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δppm8.54(s,1H)、8.36(d,1H)、8.07(br.s.,1H)、7.58〜7.69(m,1H)、7.33(q,1H)、7.16〜7.26(m,1H)、7.10(t,1H)、6.92〜7.02(m,1H)、5.81(s,2H)、4.12(d,2H)、2.56(s,3H)。
化合物I−462
中間体1の代わりに1−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)エタノン(化合物I−451の合成に関するステップ1に記載)を使用し、2−アミノプロパン−1,3−ジオールがアミン反応体であり、ジオキサン中の溶液として36時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。結果として生じた粗製材料を、0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって精製し、続いて逆相HPLCによってさらに精製して、所望の化合物である化合物I−462(10mg、収率26%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δppm8.18(d,1H)、7.65(d,1H)、7.33(q,1H)、7.21(dd,2H)、7.10(t,1H)、6.79(t,1H)、5.82(s,2H)、4.72(t,2H)、4.33(d,1H)、3.52〜3.64(m,4H)、2.57(s,3H)。
化合物I−463
中間体1の代わりに1−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)エタノン(化合物I−451の合成に関するステップ1に記載)を使用し、(2R,3S)−3−メチルピペリジン−2−カルボン酸がアミン反応体であり、ジオキサン中の溶液として36時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製し、続いて逆相HPLCによってさらに精製して、所望の化合物である化合物I−463(6.5mg、収率15%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δppm8.38(d,1H)、7.69(s,1H)、7.33(q,1H)、7.17〜7.27(m,1H)、7.11(t,1H)、6.77〜6.89(m,1H)、5.82(s,2H)、4.85(d,1H)、4.26〜4.28(m,1H)、3.48〜3.57(m,1H)、2.56(s,3H)、1.98〜2.12(m,1H)、1.83(d,1H)、1.58〜1.71(m,2H)、1.34〜1.47(m,1H)、1.11(d,3H)、COOHプロトン交換。
化合物I−519
2−((Tert−ブトキシカルボニル)アミノ)酢酸(1当量)、HATU(1.1当量)、及びヒューニッヒ塩基(1.3当量)を、2時間にわたって23℃でDMF中の溶液として撹拌した。次いで、中間体2(1当量)を一度に添加し、30分にわたって100℃でマイクロ波で内容物を加熱した。水の添加によって反応物を反応停止させ、酢酸エチルで抽出し、有機抽出物を水及びブラインで洗浄した。混合物を乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィによって精製して、所望の化合物である化合物I−519(60mg、収率53%)を黄色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δppm11.03〜11.19(m,1H)、9.11(d,1H)、8.73(d,1H)、7.93〜8.04(m,1H)、7.65(s,1H)、7.33(q,1H)、7.20〜7.29(m,2H)、7.06〜7.16(m,2H)、6.89(t,1H)、5.92(s,2H)、3.83(d,2H)、1.36〜1.42(m,9H)。
化合物I−520
0℃のジクロロメタン中の化合物I−519の溶液に、等体積のトリフルオロ酢酸を添加し、12時間にわたって23℃に内容物を温めた。内容物を真空中で乾燥させ、結果として生じた残渣を飽和NaHCO
3溶液中に取り込み、イソプロパノール/ジクロロメタンの混合物で抽出した。内容物を乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、所望の化合物である化合物I−520(37mg、収率79%)を茶色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm9.10(d,1H)、8.74(d,1H)、8.04(d,1H)、7.68(s,1H)、7.34(q,1H)、7.29(d,1H)、7.18〜7.26(m,1H)、7.11(t,1H)、6.88(t,1H)、5.93(s,2H)、3.36(s,2H)、NHプロトンが交換された。
化合物I−535
0℃に維持されたジクロロメタン中の化合物I−520(1当量)及びトリエチルアミン(2当量)の溶液に塩化アセチル(1.2当量)を添加し、結果として生じた混合物を18時間にわたって23℃に温めた。溶媒を真空中で除去し、結果として生じた残渣を酢酸エチル/ヘキサンの混合物で粉砕した。内容物を濾過し、結果として生じた固体を真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−535(6mg、収率53%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δppm11.18(s,1H)、9.11(d,1H)、8.73(d,1H)、8.22(t,1H)、7.98(d,1H)、7.66(s,1H)、7.30〜7.39(m,1H)、7.27(d,1H)、7.20〜7.26(m,1H)、7.12(td,1H)、6.89(t,1H)、5.93(s,2H)、3.97(d,2H)、1.83〜1.93(m,3H)。
化合物I−543
0℃に維持されたジクロロメタン中の化合物I−520(1当量)及びトリエチルアミン(6当量)の溶液にメタンスルホニル塩化物(3.3当量)を添加し、結果として生じた混合物を3時間にわたって23℃に温めた。水の添加によって反応物を反応停止させ、混合物をジクロロメタンで抽出した。内容物を乾燥させ、真空中で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィによって精製して、所望の化合物である化合物I−543(6.2mg、収率47%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.17(s,1H)、9.11(d,1H)、8.76(d,1H)、8.00(d,1H)、7.66(s,1H)、7.54(t,1H)、7.30〜7.39(m,1H)、7.27(d,1H)、7.21〜7.26(m,1H)、7.12(t,1H)、6.89(t,1H)、5.93(s,2H)、3.99(d,2H)、2.98(s,3H)。
化合物I−584
ジクロロメタン中の化合物I−520(1当量)の溶液に、イソシアナトトリメチルシラン(1.1当量)を添加し、結果として生じた懸濁液を18時間にわたって40℃に加熱した。反応が完了した後、溶媒を真空中で除去し、結果として生じた残渣を逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−584(16mg、収率55%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.02(s,1H)、9.10(d,1H)、8.73(d,1H)、7.99(d,1H)、7.59〜7.68(m,1H)、7.30〜7.37(m,1H)、7.19〜7.27(m,2H)、7.12(t,1H)、6.89(t,1H)、6.25(t,1H)、5.93(s,2H)、5.72(s,2H)、3.90(d,2H)。
化合物I−585
ジクロロメタン中の化合物I−520(1当量)の溶液に、イソシアン酸イソプロピル(1.1当量)を添加し、結果として生じた混合物を18時間にわたって40℃に加熱した。反応が完了した後、溶媒を真空中で除去し、結果として生じた残渣を逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−585(19mg、収率59%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.04(s,1H)、9.10(d,1H)、8.72(d,1H)、7.98(d,1H)、7.64(s,1H)、7.30〜7.38(m,1H)、7.19〜7.28(m,2H)、7.12(td,1H)、6.85〜6.95(m,1H)、6.09(d,1H)、6.01(t,1H)、5.92(s,2H)、3.92(d,2H)、3.58〜3.71(m,1H)、1.03(d,6H)。
化合物I−586
ジクロロメタン中の化合物I−520(1当量)及びトリエチルアミン(2当量)の溶液に、塩化ジメチルスルファモイル(1.5当量)を添加し、18時間にわたって40℃で混合物を加熱した。反応が完了した後、溶媒を真空中で除去し、結果として生じた残渣を逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−586(9mg、収率28%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.12(s,1H)、9.10(d,1H)、8.75(d,1H)、8.00(d,1H)、7.64(s,1H)、7.58(t,1H)、7.30〜7.38(m,1H)、7.19〜7.27(m,2H)、7.12(td,1H)、6.90(t,1H)、5.92(s,2H)、3.92(d,2H)、2.67(s,6H)。
化合物I−633
(3−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−6−イル)メタノールがアミン反応体であり、THF/ジオキサン/水(1:10:1)中の溶液として48時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって、続いて逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−633(6mg、収率36%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δppm9.11(d,1H)、8.46(d,1H)、7.67(s,1H)、7.30〜7.38(m,1H)、7.28(d,1H)、7.19〜7.25(m,1H)、7.11(t,1H)、6.85(t,1H)、5.88〜5.98(m,2H)、5.61(d,1H)、5.20(t,1H)、5.13(br.s.,1H)、4.82(d,1H)、4.38〜4.51(m,2H)、3.64(dt,1H)、3.50〜3.59(m,1H)。
化合物I−466
2,2,2−トリフルオロエタンアミン(HCl塩として)がアミン反応体であり、42時間にわたって90〜100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。25〜80%のアセトニトリル/水勾配(0.1%のTFAを含む)を用いる分取HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−466(35mg、収率60%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.76(d,1H)、8.20(d,1H)、7.46(s,1H)、7.28(見かけ上のq,1H)、7.10(m,1H)、7.03(見かけ上のt,1H)、6.92(d,1H)、6.80(見かけ上のt,1H)、5.97(s,2H)、4.44(q,2H)。
化合物I−487
2−(メチルスルホニル)エタンアミン(HCl塩として)がアミン反応体であり、17時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を周囲温度に冷却し、水で希釈し、1NのHCl溶液でpH3に酸性化させた。結果として生じた沈降物を濾過し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−487(56mg、収率91%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.10(d,1H)、8.24(d,1H)、7.93(br.t,1H)、7.54(s,1H)、7.33(見かけ上のq,1H)、7.22(m,1H)、7.18(d,1H)、7.11(見かけ上のt,1H)、6.88(見かけ上のt,1H)、5.89(s,2H)、3.87(dt,2H)、3.46(t,2H)、3.06(s,3H)。
化合物I−502
(1−アミノシクロプロピル)メタノール(HCl塩として)がアミン反応体であり、6.5時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。ジクロロメタン中15%のアセトニトリル−メタノール(7:1)勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−502(54mg、収率90%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ9.10(d,1H)、8.18(d,1H)、8.00(s,1H)、7.41(s,1H)、7.33(見かけ上のq,1H)、7.24〜7.20(m,1H)、7.22(d,1H)、7.11(見かけ上のt,1H)、6.89(見かけ上のt,1H)、5.86(s,2H)、4.89(t,1H)、3.63(d,2H)、0.85(m,2H)、0.77(m,2H)。
化合物I−581
3−アミノプロパンアミド(HCl塩として)がアミン反応体であり、21時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を周囲温度に冷却し、水で希釈し、1NのHCl溶液でpH4に酸性化させた。結果として生じた沈降物を濾過し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−581(66mg、収率89%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.08(d,1H)、8.17(d,1H)、7.65(t,1H)、7.50(s,1H)、7.34(br.s,1H)、7.32(見かけ上のq,1H)、7.24〜7.18(m,1H)、7.21(d,1H)、7.10(見かけ上のt,1H)、6.86(br.s,1H)、6.84(m,1H)、5.90(s,2H)、3.67(dt,2H)、2.45(t,2H)。
化合物I−515
ジクロロメタン中の化合物I−358の溶液を、N,N−ジイソプロピルエチレンジアミン(2当量)で、続いてO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU、1.5当量)で処理した。
1時間後、アンモニア(0.5Nジオキサン溶液、3当量)を添加し、薄茶色がかった橙色の溶液を21時間にわたって撹拌した。結果として生じた薄褐色の懸濁液を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。ジクロロメタン中10〜15%のアセトニトリル−メタノール(7:1)勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−515(36mg、収率73%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.76(s,1H)、8.10(d,1H)、7.42(s,1H)、7.28(見かけ上のq,1H)、7.10(m,1H)、7.05(見かけ上のt,1H)、6.90(s,1H)、6.89(m,1H)、5.96(s,2H)、3.88(s,2H)、1.20(m,2H)、1.02(m,2H)。
化合物I−536
ジクロロメタン中の化合物I−86の溶液を、N,N−ジイソプロピルエチレンジアミン(2当量)で、続いてHATU(1.5当量)で処理した。1時間後、アンモニア(0.5Nジオキサン溶液、3当量)を添加し、反応物を24時間にわたって撹拌した。結果として生じた混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。ジクロロメタン中10〜25%のアセトニトリル−メタノール(7:1)勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−536(33mg、収率81%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.47(d,1H)、8.15(d,1H)、7.28(s,1H)、7.22(見かけ上のq,1H)、7.03(見かけ上のt,1H)、6.99(見かけ上のt,1H)、6.94(見かけ上のt,1H)、6.61(d,1H)、6.56(br.s,1H)、5.99(d,1H)、5.89(d,1H)、5.60(d,1H)、5.50(br.s,1H)、4.57(見かけ上のt,1H)、2.32(m,1H)、1.09(d,3H)、1.07(d,3H)。
化合物I−537
ジクロロメタン中の化合物I−69の溶液を、N,N−ジイソプロピルエチレンジアミン(2当量)で、続いてHATU(1.5当量)で処理した。1時間後、アンモニア(0.5Nジオキサン溶液、3当量)を添加し、反応物を24時間にわたって撹拌した。結果として生じた混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。ジクロロメタン中10〜25%のアセトニトリル−メタノール(7:1)勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−537(27mg、収率65%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.11(d,1H)、8.23(d,1H)、7.57(br.s,1H)、7.53(s,1H)、7.38〜7.30(m,2H)、7.24〜7.16(m,2H)、7.16(d,1H)、7.10(見かけ上のt、1H)、6.85(見かけ上のt,1H)、5.87(s,2H)、4.42(見かけ上のt,1H)、2.20(m,1H)、0.97(見かけ上のt,6H)。
化合物I−538
ジクロロメタン中の化合物I−85の溶液を、N,N−ジイソプロピルエチレンジアミン(2当量)で、続いてHATU(1.5当量)で処理した。1時間後、アンモニア(0.5Nジオキサン溶液、3当量)を添加し、反応物を24時間にわたって撹拌した。結果として生じた混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。ジクロロメタン中10〜25%のアセトニトリル−メタノール(7:1)勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−538(36mg、収率86%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.10(d,1H)、8.22(m,2H)、7.40(br.s,1H)、7.36〜7.28(m,2H)、7.23(m,1H)、7.15(s,1H)、7.11(見かけ上のt,1H)、6.98(br.s,1H)、6.86(見かけ上のt,1H)、5.86(s,2H)、1.42(m,2H)、1.02(m,2H)。
化合物I−546
ジクロロメタン中の化合物I−67の懸濁液を、ジ(1H−イミダゾール−1−イル)メタノン(CDI、3当量)で処理し、結果として生じた混合物を1時間40分にわたって45℃で加熱した。周囲温度に冷却した後、メタンスルホンアミド(5当量)及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデス−7−エン(DBU、1当量)を添加し、1時間にわたって45℃で反応物を加熱した。結果として生じた混合物を周囲温度に冷却し、1NのHCl溶液で反応停止させ、ジクロロメタン/イソプロパノール(4:1)で抽出した。1N NaOH溶液を用いて水中に粗製固体を溶解させ、1NのHClの滴下添加によってpH3〜4に酸性化させた。結果として生じた沈降物を濾過し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−546(39mg、収率80%)を褐色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm12.1(s,1H)、9.11(d,1H)、8.27(d,1H)、8.17(br.s,1H)、7.52(s,1H)、7.32(見かけ上のq,1H)、7.22(m,1H)、7.12(d,1H)、7.10(m,1H)、6.79(見かけ上のt,1H)、5.88(s,2H)、4.12(d,2H)、3.17(s,3H)。
化合物I−566
表題化合物を4つのステップにおいて合成した。
【化120】
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ステップ1:2−((4−メトキシベンジル)オキシ)酢酸の合成
0℃の無水THF中の(4−メトキシフェニル)メタノール(1当量)及び2−ブロモ酢酸(1.2当量)の溶液に、水素化ナトリウム(鉱物油中で60w/w%、3当量)を3回に分けて添加した。4時間にわたって70℃で混合物を撹拌した。周囲温度に冷却した後、水を添加し、結果として生じた混合物をヘキサンで洗浄した。水相を1NのHClでpH2に酸性化させ、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。ヘキサン中50%の酢酸エチルを用いるシリカゲルクロマトグラフィによる精製は、2−((4−メトキシベンジル)オキシ)酢酸(0.51g、収率71%)を透明な固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm7.29(m,2H)、6.90(m,2H)、4.59(s,2H)、4.10(s,2H)、3.81(s,3H)。
【化121】
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ステップ2:2−((4−メトキシベンジル)オキシ)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミドの合成
ジクロロメタン中の2−((4−メトキシベンジル)オキシ)酢酸(1当量)の溶液を、N,N−ジイソプロピルエチレンジアミン(1.5当量)で、続いてHATU(1.2当量)で処理した。30分後、N,N−ジイソプロピルエチレンジアミン(2当量)及び2,2,2−トリフルオロエタンアミン塩酸塩(2当量)を添加し、17時間にわたって反応物を撹拌した。結果として生じた混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。10〜20%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、2−((4−メトキシベンジル)オキシ)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(0.28g、収率78%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm7.26(d,2H)、6.91(d,2H)、6.89(br.s,1H)、4.52(s,2H)、4.02(s,2H)、3.93(dq,2H)、3.82(s,3H)。
ステップ3:N−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)−2−((4−メトキシベンジル)オキシ)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミドの合成
無水ジオキサン中の3−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾール(1当量)、2−((4−メトキシベンジル)オキシ)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(1当量)、及び炭酸セシウム(0.8当量)の懸濁液を、4日間にわたって100℃で加熱した。結果として生じた混合物を半飽和炭酸水素ナトリウム溶液中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。10〜20%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、N−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)−2−((4−メトキシベンジル)オキシ)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(16mg、収率12%)を透明な油としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.65(d,1H)、8.49(d,1H)、7.32(s,1H)、7.22(見かけ上のq,1H)、7.07〜6.96(m,4H)、6.89(見かけ上のt,1H)、6.73(d,2H)、6.60(d,1H)、6.01(s,2H)、4.68(q,2H)、4.33(s,2H)、4.31(s,2H)、3.71(s,3H)。
ステップ4:化合物I−566の合成
ジクロロメタン/水(10:1)中のN−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−ピリミジン−4−イル)−2−((4−メトキシベンジル)オキシ)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(1当量)の二相性溶液を、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン(DDQ、1.2当量)で処理し、20時間にわたって撹拌した。追加の量のDDQ(2.4当量)を添加し、5日間にわたって反応物を撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで抽出し、濾過した。粗製溶液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。15〜50%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−566(2.6mg、収率45%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.78(d,1H)、8.55(d,1H)、7.44(s,1H)、7.26(見かけ上のq,1H)、7.09(m,1H)、7.03(見かけ上のt,1H)、6.87(d,1H)、6.80(見かけ上のt,1H)、5.97(s,2H)、5.16(s,2H)、3.94(q,2H)。
化合物I−457
表題化合物を2つのステップにおいて合成した。
ステップ1:3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−カルボニトリルの合成
溶媒としての三塩化ホスホリル(50当量)中の、3−(5−フルオロ−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−カルボニトリル(この化合物は、以前の特許出願公開、国際公開第2013/101830号に記載された)の懸濁液を、2時間15分にわたって65℃に加熱した。反応混合物を窒素流下で送風乾燥し、次いでトルエンから2回濃縮した。結果として生じた赤みがかった茶色の油/固体を真空中で乾燥させ、さらなる操作を伴わずに次のステップにおいて使用した。
ステップ2:化合物I−457の合成
3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−カルボニトリルがクロロピリミジン反応体であり、(2R,3S)−3−メチルピペリジン−2−カルボン酸がアミン反応体であり、18時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を周囲温度に冷却し、水で希釈し、1NのHCl溶液でpH3に酸性化させ、ジクロロメタンで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。25〜80%のアセトニトリル/水勾配(0.1%のTFAを含む)を用いる逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−457(18mg、2つのステップを通じて収率38%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.32(d,1H)、7.65(s,1H)、7.41(見かけ上のq,1H)、7.36(見かけ上のt,1H)、7.23〜7.13(m,2H)、5.71(s,2H)、5.17(d,1H)、4.48(br.d,1H)、3.78(見かけ上のt,1H)、2.13(m,1H)、1.94(m,1H)、1.78(m,2H)、1.54(m,1H)、1.22(d,3H)。
化合物I−474 中間体1の代わりに3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−カルボニトリル(化合物I−457の合成に関するステップ1において生成)を使用し、2−(アミノメチル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オールがアミン反応体であり、16時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を周囲温度に冷却し、水で希釈し、1NのHCl溶液でpH3に酸性化させ、ジクロロメタンで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。25〜80%のアセトニトリル/水勾配(0.1%のTFAを含む)を用いる逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−474(31mg、3−(5−フルオロ−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−カルボニトリルから2つのステップを通じて収率49%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.30(s,1H)、7.49(見かけ上のt,1H)、7.38(s,1H)、7.35(見かけ上のq,1H)、7.17(見かけ上のt,1H)、7.12(見かけ上のt,1H)、5.65(br.s,1H)、5.60(s,2H)、4.12(d,2H)。交換可能なプロトンのうちの1つは観察されなかった。
化合物I−480
中間体1の代わりに3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−カルボニトリル(化合物I−457の合成に関するステップ1において生成)を使用し、1−(1−カルボキシシクロプロピル)−N−メチルメタンアミン(HCl塩として)がアミン反応体であり、17時間にわたって100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を周囲温度に冷却し、水で希釈し、1NのHCl溶液でpH3に酸性化させ、ジクロロメタンで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。15〜70%のアセトニトリル/水勾配(0.1%のTFAを含む)を用いる分取HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−480(90mg、3−(5−フルオロ−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−カルボニトリルから2つのステップを通じて収率66%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm12.3(br.s,1H)、8.24(d,1H)、7.66(s,1H)、7.44(見かけ上のq,1H)、7.36(見かけ上のt,1H)、7.30〜7.22(m,2H)、5.65(s,2H)、3.99(s,2H)、3.24(d,3H)、1.13(m,2H)、1.01(m,2H)。
化合物I−476
1N NaOH溶液(過剰)中の化合物I−474の溶液を、70分にわたって65℃で加熱した。反応混合物を周囲温度に冷却し、1NのHCl溶液でpH3に酸性化させた。結果として生じた沈降物を濾過し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−476(13mg、収率77%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm8.50(s,1H)、8.34(d,1H)、8.03(br.t,1H)、7.35(見かけ上のq,1H)、7.32(s,1H)、7.22(m,1H)、7.13(見かけ上のt,1H)、7.02(見かけ上のt,1H)、5.87(s,2H)、4.13(d,2H)。交換可能なカルボン酸プロトンは観察されなかった。
化合物I−481
水中の化合物I−480の懸濁液を、1N NaOH溶液(2当量)で処理し、18時間にわたって周囲温度で撹拌した。反応混合物を1NのHCl溶液でpH3に酸性化させた。結果として生じた沈降物を濾過し、真空中で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−481(7.4mg、収率64%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm12.3(br.s,1H)、8.22(d,1H)、8.14(br.s,1H)、7.60(br.s,1H)、7.53(s,1H)、7.33(見かけ上のq,1H)、7.21(m,1H)、7.12(見かけ上のt,1H)、6.90(見かけ上のt,1H)、5.90(s,2H)、3.99(s,2H)、3.24(d,3H)、1.14(m,2H)、1.02(m,2H)。
化合物I−327
THF中の1,2−ジエトキシシクロブタンジオン(1.3当量)及び水素化ナトリウム[鉱物油中の60%分散物](1当量)を含有する混合物に、中間体2(1当量)を添加した。1時間にわたって0℃で混合物を撹拌し、次いで氷浴から取り出し、24時間にわたって23℃で撹拌させた。混合物を酢酸エチルで希釈し、1NのHCl溶液で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、蒸発させて固体をもたらした。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−327(90mg、収率43%)を薄黄色の固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm9.12(d,1H)、8.69(d,1H)、7.67(s,1H)、7.30〜7.38(m,1H)、7.29(d,1H)、7.24(d,1H)、7.20(d,1H)、7.09〜7.15(m,1H)、6.86〜6.92(m,1H)、5.92(s,2H)、4.81(q,2H)、1.36(t,3H)。
化合物I−402
MeOH中の化合物I−327(1当量)及びHCl[1.0M水溶液](1当量)の混合物を、2時間にわたって65℃に加熱した。混合物を23℃に冷却すると黄色の沈降物が形成し、これを濾過によって収集し、最小量のメタノールですすいだ。収集された沈降物を真空下で乾燥させて、所望の化合物である化合物I−402(50mg、収率76%)を黄色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.08〜9.17(m,1H)、8.64(d,1H)、7.73(s,1H)、7.30〜7.42(m,1H)、7.28(s,1H)、7.17〜7.26(m,2H)、7.12(t,1H)、6.90〜7.04(m,1H)、5.85〜6.03(m,2H)。
化合物I−456
0℃のジクロロメタン中のトリエチルアミン(1.5当量)の冷溶液に、イソシアン酸クロロスルホニル(1.5当量)を添加した。30分にわたって0℃で混合物を撹拌した。この混合物に、中間体2(1当量)及びtert−ブタノール(1.5当量)を添加し、24時間にわたって23℃で内容物を撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。濾過によって沈降物を除去した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して粗製油を得、これを0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって精製して、tert−ブチルN−(2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)スルファモイルカルバメート、所望のBoc保護スルファミド中間体をもたらした。この中間体をメタノール中に溶解させ、HCl[4.0M 1,4−ジオキサン溶液](5当量)で処理し、24時間にわたって23℃で撹拌した。混合物を真空中で濃縮して、所望の化合物である化合物I−456(26mg、収率6%、HCl塩)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.85(d,1H)、8.54(d,1H)、7.88(s,1H)、7.26〜7.34(m,2H)、7.00〜7.14(m,4H)、6.05〜6.08(m,2H)。
化合物I−467
表題化合物を3つのステップにおいて合成した。
【化122】
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ステップ1:2−(ブロモメチル)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロパン酸の合成。
2−(ブロモメチル)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロパンニトリル(1当量)、水(1当量)、及び濃硫酸(4当量)の混合物を、1時間にわたって密封されたバイアル内で110℃に加熱した。混合物を氷上に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、2−(ブロモメチル)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロパン酸(1.3g、収率33%)を透明な油としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm3.89(d,1H)、3.63〜3.69(m,1H)。
【化123】
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ステップ2:2−(アミノメチル)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロパン酸の合成。
水酸化アンモニウム[28%水溶液](10当量)及び2−(ブロモメチル)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロパン酸(1当量)の混合物を、24時間にわたって23℃で撹拌した。混合物を真空中で濃縮した。結果として生じた固体を最小量のエタノールで処理した。濾過によって沈降物を収集し、真空下で乾燥させて、2−(アミノメチル)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロパン酸(412mg、収率43%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm2.86〜3.27(m,2H)。
ステップ3:化合物I−467の合成
2−(アミノメチル)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロパン酸(4当量)がアミン反応体であり、6当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたって1,4−ジオキサン/水(4:1)中の溶液として85℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。混合物を23℃に冷却し、酢酸エチルで希釈した。有機層を塩化アンモニウムの飽和溶液で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して粗製固体を得た。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−467(50mg、ステップ3について収率7%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm8.28(d,1H)、7.59(t,1H)、7.46(s,1H)、7.30〜7.36(m,1H)、7.16〜7.24(m,2H)、7.10(t,1H)、6.91(t,1H)、5.88(s,2H)、4.24(dd,1H)、3.84(dd,1H)。
化合物I−468
THF中のCDI(6当量)及び3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−2−(トリフルオロメチル)プロパン酸(6当量)の混合物を、11時間にわたって90℃に加熱した。この混合物に、2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−モルホリノピリミジン−4−アミン(この中間体は、以前に公開された特許出願、国際公開第2012/3405A1号に記載された;1当量)を添加した。24時間にわたって90℃で混合物を撹拌した。混合物を酢酸エチル中に希釈し、1NのHCl溶液で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、蒸発させて粗製油をもたらした。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによってこの油を精製して、所望の化合物である化合物I−468(18mg、62%)を薄黄色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.76(d,1H)、8.64(s,1H)、7.60〜7.63(m,1H)、7.20〜7.26(m,1H)、7.00〜7.06(m,1H)、6.98(t,1H)、6.92(d,1H)、6.74〜6.83(m,1H)、5.93(s,2H)、3.88〜3.92(m,4H)、3.04〜3.09(m,4H)。
化合物I−473
23℃のTHF中の5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−ピリミジン−4−アミン(この中間体は、以前に公開された特許出願、国際公開第2012/3405 A1号に記載された、1当量)及び3,3,3−トリフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−((トリメチルシリル)オキシ)プロパノイル塩化物(3当量)[Aicher,T.D.et al.J.Med.Chem.2000,43,245,Method J.に記載の手順に従って調製]の混合物に、非常に緩徐に、LiHMDS(THF中で2.0M、3当量)を添加した。発熱性反応物は直ちに暗茶色に変化した。1時間にわたって23℃で混合物を撹拌し、次いで酢酸エチル中に希釈して、1NのHCl溶液で洗浄した。濾過によって沈降物を除去した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して粗製油をもたらした。0〜30%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによってこの油を精製して、所望の化合物である化合物I−473(11mg、収率3%)を黄色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.83(d,1H)、8.80(s,1H)、7.60(s,1H)、7.27〜7.33(m,1H)、7.09〜7.15(m,1H)、7.06(t,1H)、6.94(d,1H)、6.90(t,1H)、6.00(s,2H)。
化合物I−477
23℃のTHF中の5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−ピリミジン−4−アミン(国際公開第2012/3405 A1号に記載、1当量)及びモルホリン−4−カルボニル塩化物(1.2当量)の混合物に、非常に緩徐に、LiHMDS(THF中で2.0M、1.2当量)を添加した。24時間にわたって23℃で混合物を撹拌した。混合物を酢酸エチル中に希釈し、1NのHCl溶液で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、蒸発させて粗製油をもたらした。0〜5%のメタノール/DCM勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによってこの油を精製して、所望の生成物である化合物I−477(24mg、収率18%)を薄黄色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.49〜8.54(m,1H)、7.47(s,1H)、7.33〜7.42(m,1H)、7.23〜7.30(m,1H)、7.12〜7.22(m,1H)、6.99〜7.11(m,2H)、6.87(d,1H)、5.95(s,2H)、3.72(q,4H)、3.56〜3.62(m,4H)。
化合物I−482
ジクロロメタン中のトリホスゲン(0.75当量)及び3−ブロモ−1,1,1−トリフルオロ−プロパン−2−オール(1.5当量)の冷混合物に、ピリジン(1.5当量)を添加した。30分にわたって0℃で混合物を撹拌した。別個のフラスコ内で、ピリジン中の中間体2(1当量)の懸濁液を0℃に冷却した。この懸濁液に、シリンジによってトリホスゲン及びブロモプロパノールの混合物を移した。結果として生じた混合物を24時間にわたって60℃に加熱した。内容物を酢酸エチル中に希釈し、1NのHCl溶液で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、蒸発させて粗製油をもたらした。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによってこの油を精製して、所望の化合物である化合物I−482(46mg、収率9%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.79(d,1H)、8.50(d,1H)、8.11〜8.14(m,1H)、7.43(s,1H)、7.19〜7.27(m,1H)、6.96〜7.10(m,2H)、6.87〜6.93(m,1H)、6.62(d,1H)、5.99〜6.03(m,2H)、4.99〜5.07(m,1H)、4.57〜4.65(m,1H)、4.49〜4.56(m,1H)。
化合物I−492
THF中の2,2−ビス(トリフルオロメチル)−2−ヒドロキシ酢酸(3当量)及びCDI(3当量)の溶液を、1時間にわたって80℃に加熱した。この混合物に、NMP中の5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(以前の国際公開第2012/3405 A1号に記載の中間体;1当量)の溶液を添加した。結果として生じた混合物を1時間にわたって200℃にマイクロ波で加熱した。内容物を酢酸エチル中に希釈し、水で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で乾燥させて粗製油をもたらした。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによってこの油を精製して、所望の生成物である化合物I−492(25mg、収率8%)を黄色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.48(d,1H)、7.37(s,1H)、7.18〜7.25(m,2H)、7.00〜7.06(m,1H)、6.98(t,1H)、6.85(t,1H)、6.59(d,1H)、5.99(s,2H)。
化合物I−493
DMF中の化合物I−403(1当量)、HOBT(3当量)、トリエチルアミン(3当量)、HATU(3当量)、及びシクロプロピルアミン(3当量)の混合物を、24時間にわたって23℃で撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、1NのHCl溶液、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、及びブラインで順々に洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して粗製油を得た。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによってこの油を精製して、所望の生成物である化合物I−493(20.4mg、収率27%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.76〜8.80(m,1H)、8.25〜8.29(m,1H)、7.47〜7.49(m,1H)、7.24〜7.31(m,1H)、7.07〜7.14(m,1H)、7.03(t,1H)、6.87〜6.90(m,1H)、6.77(t,1H)、5.95〜5.99(m,2H)、5.87〜5.94(m,1H)、2.70〜2.77(m,1H)、0.70〜0.78(m,2H)、0.47〜0.54(m,2H)。
化合物I−504
表題化合物を2つのステップにおいて合成した。
ステップ1:2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロピル(2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)カルバメートの合成。
THF中のトリホスゲン(0.9当量)及び2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール(2当量)の冷混合物に、ピリジン(2当量)を添加した。30分にわたって0℃で混合物を撹拌した。別個のフラスコ内で、ピリジン(2当量)中の中間体2(1当量)の懸濁液を0℃に冷却した。この懸濁液に、シリンジによってトリホスゲン及びブロモプロパノールの混合物を添加し、結果として生じた混合物を24時間にわたって60℃に加熱した。内容物を真空中で濃縮し、残渣を酢酸エチルで希釈し、1NのHCl溶液で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して粗製油をもたらした。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによってこの油を精製して、所望のカルバメート中間体である2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロピル(2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)カルバメート(77mg、収率4%)を薄茶色の油としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.46〜8.48(m,1H)、8.07(br.s.,1H)、7.86(d,1H)、7.44〜7.47(m,1H)、7.17〜7.24(m,1H)、7.00〜7.07(m,1H)、6.93〜7.00(m,1H)、6.78〜6.85(m,1H)、6.57〜6.62(m,1H)、6.02(s,2H)、4.28(quind,1H)、3.93〜4.15(m,2H)。
ステップ2:化合物I−504の合成
THF中の2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロピル(2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)カルバメート(1当量)の溶液に、LiHMDS(THF中で2.0M、1当量)を添加した。混合物を密封し、2日間にわたって60℃に加熱した。混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層をMgSO
4乾燥させ、濾過し、蒸発させて粗製油をもたらした。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによってこの油を精製し、ジエチルエーテル−ヘキサン混合物から再結晶化して、所望の生成物である化合物I−504(7mg、収率11%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.13(s,1H)、8.84(s,1H)、7.99(d,1H)、7.70(s,1H)、7.31〜7.38(m,1H)、7.19〜7.26(m,2H)、7.12(t,1H)、6.91(t,1H)、6.03〜6.09(m,1H)、5.86〜5.98(m,2H)、4.73〜4.80(m,2H)。
化合物I−544
THF中の化合物I−419(1当量)及び水素化アルミニウムリチウム(2当量)の混合物を、24時間にわたって60℃に加熱した。混合物を23℃に冷却し、次いで水(xmL/xgの水素化アルミニウムリチウム)、15% NaOH(水性)(xmL/xgの水素化アルミニウムリチウム)、及び水(3xmL/xgの水素化アルミニウムリチウム)で連続的に処理した。沈降物を濾過によって除去し、濾液を真空中で濃縮して中間体アミンを黄色の固体として得た。中間体をTHF中に懸濁し、THF中のメタンスルホニル塩化物(THF中で1M、2当量)及びピリジン(3当量)の溶液を、シリンジによって懸濁液に滴下添加した。3時間にわたって23℃で混合物を撹拌し、次いで酢酸エチル中に希釈して、1NのHCl溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて粗製油を得た。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによってこの油を精製して、所望の生成物である化合物I−544(4mg、収率19%)を黄色の固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δppm8.71〜8.78(m,1H)、8.22(d,1H)、7.51(s,1H)、7.22〜7.32(m,1H)、6.97〜7.15(m,2H)、6.89〜6.96(m,1H)、6.69〜6.83(m,1H)、5.99〜6.05(m,2H)、5.56(s,1H)、3.03〜3.23(m,2H)、2.68〜2.83(s,3H)、1.95〜2.08(m,2H)。
化合物I−575
表題化合物を3つのステップにおいて合成した。
ステップ1:(R)−1−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−3−((5−フルオロ−2−−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アミノ)プロパン−2−オールの合成。
DMF中の化合物I−316(1当量)、イミダゾール(2当量)、及びTBDMS−Cl(1当量)の混合物を、24時間にわたって室温で撹拌した。混合物を酢酸エチル中に希釈し、1NのHCl溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて粗製油をもたらした。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによってこの油を精製して、所望の中間体である(R)−1−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−3−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アミノ)プロパン−2−オール(258mg、収率63%)をもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.34(d,1H)、8.04〜8.07(m,1H)、7.23(br.s.,1H)、7.06〜7.13(m,1H)、6.82〜6.97(m,3H)、6.76(t,1H)、5.84〜5.90(m,2H)、3.80〜3.89(m,1H)、3.47〜3.66(m,4H)、0.79〜0.84(m,9H)、0.03(m,6H)。
ステップ2:(R)−5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)オキサゾリジン−2−オンの合成。
THF中の(R)−1−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−3−((5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アミノ)プロパン−2−オール(1当量)、2,6−ジメチルピリジン(2当量)、及びトリホスゲン(0.7当量)の混合物を、30分にわたって23℃で撹拌した。次いで、24時間にわたって60℃に混合物を加熱した。内容物を酢酸エチル中に希釈し、水で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて粗製油をもたらした。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによってこの油を精製して、所望のTBS保護カルバメート中間体である(R)−5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)オキサゾリジン−2−オン(221mg、収率82%)をもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.54(d,1H)、8.36(d,1H)、7.24(s,1H)、7.05〜7.13(m,1H)、6.84〜6.97(m,2H)、6.72〜6.81(m,1H)、6.47(d,1H)、5.87(s,2H)、4.65〜4.74(m,1H)、4.24〜4.32(m,1H)、4.16(dd,1H)、3.83(m,2H)、0.74〜0.82(m,9H)、0.00(d,6H)。
ステップ3:化合物I−575の合成
25℃のTHF中の(R)−5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−(5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)オキサソリジン−2−オン(1当量)の冷溶液に、TBAF(THF中で1M、1当量)の溶液を添加した。30分にわたって23℃で混合物を撹拌した後、混合物を水で反応停止させ、酢酸エチルで希釈した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて粗製油をもたらした。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによってこの油を精製した。ジクロロメタン−ジエチルエーテル混合物からの再結晶化によるさらなる精製は、所望の化合物である化合物I−575(10mg、3つのステップを通じて収率4%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm8.25(d,1H)、8.02(t,1H)、7.53(s,1H)、7.30〜7.39(m,1H)、7.17〜7.25(m,2H)、7.11(td,1H)、6.85〜6.91(m,1H)、5.88(s,2H)、5.06(dq,1H)、4.61(t,1H)、4.45(dd,1H)、3.83(m,2H)。
化合物I−490
THF中の4,4,4−トリフルオロ−3−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)ブタン酸(1.5当量)及びCDI(1.5当量)の混合物を、2時間にわたって加熱還流した。この混合物に、中間体2(1当量)を一度に添加した。混合物を酢酸エチル中に希釈し、1NのHCl溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて油を得た。ヘキサン中の酢酸エチルの80%均一濃度勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによってこの油を精製して、所望の生成物である化合物I−490(2mg、収率1.2%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.80(d,1H)、8.51(s,1H)、8.05(d,1H)、7.44〜7.50(m,1H)、7.19〜7.32(m,2H)、6.95〜7.08(m,2H)、6.87(d,1H)、6.58〜6.65(m,1H)、5.97(s,2H)、2.93〜2.99(m,2H)。
化合物I−496
(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メタンアミン(HCl塩として)がアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として24時間にわたって110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を23℃に冷却し、有機溶媒を真空中で除去した。結果として生じた残渣を逆相HPLCによって精製して、所望の生成物である化合物I−496(81mg、収率64%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.09〜9.12(m,1H)、8.57(br.s.,1H)、8.32(d,1H)、7.48(s,1H)、7.30〜7.36(m,1H)、7.19〜7.25(m,1H)、7.16(d,1H)、7.11(t,1H)、6.84(t,1H)、5.88(s,2H)、4.92(d,2H)、2.45(s,3H)。
化合物I−508
表題化合物を3つのステップにおいて調製した。
【化124】
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ステップ1:tert−ブチル(1−(シクロプロピルアミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメートの合成
THF(10ml)中の2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−メチルブタン酸(1当量)及びシクロプロパンアミン(1当量)の溶液に、PyAOP(1.0当量)を、続いてDIPEA(3当量)を添加した。4時間にわたって室温で反応混合物を撹拌した。所望の生成物への出発材料の完全な変換をもって、溶媒を真空によって除去し、酢酸エチル/ヘキサン(1:1)を用いるフラッシュクロマトグラフィ溶出剤によって精製した。所望の生成物を含有する留分を収集し、濃縮して、アミド中間体を油として提供した。
【化125】
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ステップ2:2−アミノ−N−シクロプロピル−3−メチルブタンアミドの合成
アミド中間体tert−ブチル(1−(シクロプロピルアミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート(1当量)を、ジクロロメタン及びTFA(3:1比)中に溶解させ、23℃で4時間にわたって撹拌した。溶媒を真空中で除去して、遊離アミン中間体2−アミノ−N−シクロプロピル−3−メチルブタンアミド(0.25g収率42%)を半固体として得た。
ステップ3:化合物I−508の合成
2−アミノ−N−シクロプロピル−3−メチルブタンアミドがアミン中間体であり、THF/水(10:1)中の溶液として24時間にわたって110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を23℃に冷却し、有機溶媒を真空中で除去した。結果として生じた残渣を逆相HPLCによって精製して、所望の生成物である化合物I−508(15mg、収率22%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.51〜8.55(m,1H)、8.15(d,1H)、7.40〜7.45(m,1H)、7.23〜7.28(m,1H)、6.99〜7.12(m,2H)、6.70〜6.75(m,1H)、6.62〜6.69(m,1H)、6.65(br.s.,1H)、5.93〜5.98(m,2H)、4.58(t,1H)、2.75(tq,1H)、2.31(dq,1H)、0.99〜1.08(m,6H)、0.67〜0.79(m,2H)、0.44〜0.55(m,2H)。
化合物I−509
2−((トリフルオロメチル)チオ)エタンアミンがアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として24時間にわたって110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を23℃に冷却し、有機溶媒を真空中で除去した。結果として生じた残渣をヘキサン中5〜50%の酢酸エチル勾配を用いて精製して、所望の生成物である化合物I−509(81mg、収率60%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.45〜8.48(m,1H)、8.20(d,1H)、7.30(s,2H)、7.16〜7.23(m,1H)、7.00〜7.06(m,1H)、6.97(t,1H)、6.86(t,1H)、6.57〜6.60(m,1H)、5.95〜6.01(m,2H)、3.96(q,2H)、3.27(t,2H)。
化合物I−514
ジクロロメタン中の化合物I−509(1当量)の撹拌溶液にmCPBA(2当量)を添加し、12時間にわたって混合物を撹拌した。溶媒を真空中で除去し、結果として生じた残渣を逆相HPLCによって精製して、所望の生成物である化合物I−514(5mg、収率6%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.41(d,1H)、8.17(d,1H)、7.28〜7.32(m,1H)、7.10〜7.17(m,1H)、6.89〜6.99(m,2H)、6.80〜6.86(m,1H)、6.53(d,1H)、5.99(d,1H)、5.90(s,2H)、4.20(q,2H)、3.70(t,2H)。
化合物I−529
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−((メチルアミノ)メチル)プロパン−2−オールがアミン反応体であり、THF/水(10:1)中の溶液として24時間にわたって110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を23℃に冷却し、有機溶媒を真空中で除去した。結果として生じた残渣を逆相HPLCによって精製して、所望の生成物である化合物I−529(2.5mg、収率2%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.53(d,1H)、8.36(d,1H)、7.42(br.s.,1H)、7.23〜7.28(m,2H)、7.03〜7.25(m.2H)、6.64(s,1H)、5.95(s,2H)、4.22(br.s.,1H)、3.49〜3.53(m,3H)、3.02〜3.08 br.2H)。
化合物I−545
(1−(メチルスルホニル)シクロプロピル)メタンアミン(HCl塩として)がアミン反応体であり、ジオキサン/水(10:1)中の溶液として24時間にわたって110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を23℃に冷却し、有機溶媒を真空中で除去した。結果として生じた残渣を逆相HPLCによって精製して、所望の生成物である化合物I−545(81mg、収率59%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.12(d,1H)、8.30(d,1H)、8.19(br.s.,1H)、7.55〜7.61(m,1H)、7.31〜7.38(m,1H)、7.19〜7.26(m,2H)、7.13(t,1H)、6.96(t,1H)、5.89(s,2H)、4.04(d,2H)、3.09(s,3H)、1.22(s,4H)。
化合物I−567
表題化合物を5つのステップにおいて調製した。
【化126】
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ステップ1:メチル1−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)シクロプロパンカルボキシレートの合成
ジエチルエーテル及びメタノール(5:1比)中の1−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)シクロプロパンカルボン酸(1当量)の撹拌溶液に、25℃の(ジアゾメチル)トリメチルシラン(1当量)を緩徐に添加した。混合物を一晩撹拌し、溶媒を真空中で除去して、所望のメチルエステル中間体であるメチル1−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)シクロプロパンカルボキシレート(0.400g、収率75%)を得た。
【化127】
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ステップ2:tert−ブチル((1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)メチル)カルバメートの合成
メチル1−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)シクロプロパンカルボキシレート(1当量)をTHF中に溶解させ、0℃に冷却した。水素化アルミニウムリチウム(3当量)を槽に緩徐に加え、4時間にわたって23℃に温めながら内容物を撹拌した。次いで反応溶液を0℃に再冷却し、次いで水(x mLの水/x gのLiAlH
4を使用)、15%水酸化ナトリウム溶液(x mLの水/x gのLiAlH
4を使用)、及び水(3x mLの水/x gのLiAlH
4を使用)を、連続的手法で反応物に緩徐に添加した。セライトを通して反応物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィによって残渣を精製して、所望のアルコール中間体であるtert−ブチル((1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)メチル)カルバメート(0.41g、収率88%)をもたらした。
【化128】
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ステップ3:tert−ブチル((1−ホルミルシクロプロピル)メチル)カルバメートの合成
25℃のジクロロメタン中のtert−ブチル((1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)メチル)カルバメート(1当量)の溶液に、PCC(1.15当量)を一度に添加した。2時間にわたって反応物を撹拌した。ジエチルエーテルを槽に加え、不均一な混合物をシリカゲルを通して濾過して所望のアルデヒド中間体を得、これをさらなる精製を伴わずに使用した。
【化129】
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ステップ4:(1−(1H−イミダゾール−2−イル)シクロプロピル)メタンアミンの合成
メタノール中のtert−ブチル((1−ホルミルシクロプロピル)メチル)カルバメート(1当量)の撹拌溶液を、水酸化アンモニウム(10当量)で、続いてオキサルアルデヒド(1.1当量)で処理した。メタノールを真空中で除去する前に、3時間にわたって23℃で内容物を撹拌させた。次いで残渣をジクロロメタン中のTFA(1:1比)で処理し、5時間にわたって23℃で撹拌した。混合物をブラインで希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮して、所望のイミダゾール中間体である(1−(1H−イミダゾール−2−イル)シクロプロピル)メタンアミン(0.124g、収率100%)をもたらし、これをさらなる精製を伴わずに次の反応に進めた。
ステップ4:化合物I−567の合成
(1−(1H−イミダゾール−2−イル)シクロプロピル)メタンアミンがアミン反応体であり、ジオキサン/水(10:1)中の溶液として24時間にわたって110℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を23℃に冷却し、有機溶媒を真空中で除去した。逆相HPLCによって残渣を精製して、所望の生成物である化合物I−567(36mg、収率27%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δppm9.16(br.s.,1H)、8.53(d,1H)、7.98〜8.05(m,1H)、7.51(s,1H)、7.22〜7.31(m,2H)、6.97〜7.09(m,2H)、6.90(s,2H)、6.81(d,2H)、5.92(s,2H)、4.05(d,2H)、1.40〜1.47(m,2H)、1.32〜1.39(m,2H)。
化合物I−589
DMF中の5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(以前の特許:国際公開第2012/3405 A1号に記載の中間体)(1当量)、2−(メチルスルホニル)プロパン酸(3当量)、トリエチルアミン(10当量)、及び2,4,6−トリプロピル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリホスフィナン2,4,6−トリオキシド(4当量)の溶液を、4時間にわたって90℃に加熱した。23℃に反応物を冷却し、次いで酢酸エチル及び水の1:1混合物中に注いだ。層を分離させ、水層を酢酸エチル(2×)で抽出した。有機物を水(3×)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。結果として生じた残渣を逆相HPLCによって精製して、所望の生成物である化合物I−589(10mg、収率28%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.49(s,1H)、9.11(d,1H)、8.92(d,1H)、7.61(s,1H)、7.31〜7.37(m,1H)、7.27(d,1H)、7.19〜7.25(m,1H)、7.12(td,1H)、6.92〜6.97(m,1H)、5.92(s,2H)、4.40(d,1H)、3.07(s,3H)、1.58(d,3H)。
化合物I−608
表題化合物を4つのステップにおいて調製した。
【化130】
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ステップ1:tert−ブチル(2−ヒドラジニル−2−オキソエチル)カルバメートの合成。
エタノール中のメチル2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)アセテート(1当量)の溶液にヒドラジン水和物(15当量)を添加し、反応物を一晩撹拌させた。溶媒を真空中で除去し、残渣をヘキサンで粉砕し、濾過し、高真空下で乾燥させて、所望のアシルヒドラジン中間体であるtert−ブチル(2−ヒドラジニル−2−オキソエチル)カルバメート、すなわち中間体B(0.89g、収率92%)を白色の固体として得た。
【化131】
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ステップ2:tert−ブチル(2−オキソ−2−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジニル)エチル)カルバメートの合成
アセトニトリル中のtert−ブチル(2−ヒドラジニル−2−オキソエチル)カルバメート(1当量)の溶液に、DIEA(1.1当量)を添加した。−45℃に内容物を冷却し、2,2,2−トリフルオロ酢酸無水物(1.1当量)を反応物に添加した。結果として生じた混合物を23℃に緩徐に温めながら撹拌した。溶媒を真空中で除去し、水と酢酸エチルとの間で残渣を分配した。層を分離させ、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ヘキサン中5〜45%の酢酸エチル勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって残渣を精製して、所望の中間体であるtert−ブチル(2−オキソ−2−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジニル)エチル)カルバメート(0.73g、収率54%)をもたらした。
【化132】
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ステップ3:(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メタンアミンの合成
アセトニトリル中のtert−ブチル(2−オキソ−2−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジニル)エチル)カルバメート(1当量)の懸濁液に、DIEA(5.8当量)及びトリフェニルホスフィン(4.1当量)を添加し、これを5分にわたって撹拌した。次いでペルクロロエタン(2.3当量)を反応物に添加し、23℃で20時間にわたって混合物を撹拌した。溶媒を真空中で除去し、水と酢酸エチルとの間で残渣を分配した。層を分離させ、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ヘキサン中5〜45%の酢酸エチル勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって残渣を精製して、N−Boc保護オキサジアゾール中間体、tert−ブチル((5−(トリフルオロメチル)−
−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)カルバメート(0.24g、収率35%)をもたらした。ジクロロメタン中のこのN−Boc保護オキサジアゾール中間体(1当量)の撹拌溶液にTFA(8当量)を添加し、4時間にわたって23℃で混合物を撹拌した。溶媒を真空中で除去して、所望の遊離アミンオキサジアゾール中間体である(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メタンアミン(HCl塩として、0.15g、収率100%)をもたらし、これをさらなる精製を伴わずに次のステップにおいて使用した。
ステップ4:化合物I−608の合成
0℃に冷却されたジオキサン中の(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メタンアミン(HCl塩として、2当量)の撹拌溶液に炭酸セシウム(3当量)を添加し、1時間にわたって混合物を撹拌した。中間体1(1当量)を反応物に添加し、結果として生じた混合物を24時間にわたって90℃で撹拌した。反応物を23℃に冷却し、酢酸エチルで希釈した。有機物を水及びブラインで洗浄し、真空中で濃縮し、結果として生じた残渣を逆相HPLCによって精製して、所望の生成物である化合物I−608(2.5mg、収率5%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.67(d,1H)、8.15(d,1H)、7.31(s,1H)、7.17(ddd,1H)、6.96〜7.01(m,1H)、6.90〜6.95(m,1H)、6.76(d,1H)、6.70〜6.74(m,1H)、5.85(s,2H)、5.09(s,2H)。
化合物I−622
表題化合物を4つのステップにおいて調製した。
【化133】
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ステップ1:(R)−tert−ブチル(1−ヒドラジニル−1−オキソプロパン−2−イル)カルバメートの合成
(R)−メチル2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)プロパノエートを出発材料として使用したことを除いて、化合物I−608の合成に関するステップ1に記載の手順に従って表題化合物を調製した(収率97%)。
【化134】
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ステップ2:(R)−tert−ブチル(1−オキソ−1−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジニル)
プロパン−2−イル)カルバメートの合成。(R)−tert−ブチル(1−ヒドラジニル−1−オキソプロパン−2−イル)カルバメートを出発材料として使用したことを除いて、化合物I−608の合成に関するステップ2に記載の手順に従ってこれを調製した(収率82%)。
【化135】
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ステップ3:(R)−1−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)エタンアミンの合成
(R)−tert−ブチル(1−オキソ−1−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジニル)プロパン−2−イル)−カルバメートを出発材料として使用したことを除いて、化合物I−608の合成に関するステップ3に記載の手順に従ってこれを調製した(収率37%)。
ステップ4:化合物I−622の合成
DMF中の(R)−1−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)エタンアミン、(R)−1−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)エタンアミン(2当量)、及び中間体1(1当量)の撹拌溶液に、炭酸セシウム(3当量)を添加した。混合物を90℃に加熱し、24時間にわたって撹拌した。内容物を23℃に冷却し、酢酸エチルで希釈した。混合物を水及びブラインで洗浄し、真空中で濃縮し、結果として生じた残渣を逆相HPLCによって精製して、所望の生成物である化合物I−622(5mg、収率9%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.66〜8.69(m,1H)、8.14(d,1H)、7.27(s,1H)、7.15〜7.21(m,1H)、6.99(dd,1H)、6.93(t,1H)、6.76(d,1H)、6.72(t,1H)、5.87〜5.91(m,1H)、5.85(s,2H)、1.74(d,3H)。
化合物I−616
DMF中の2−(メチルスルホニル)アセトアミド(1当量)の撹拌溶液に0℃の炭酸セシウム(3当量)を添加し、1時間にわたって混合物を撹拌した。中間体1(1当量)を槽に加え、反応物を90℃に加熱し、24時間にわたって撹拌した。内容物を23℃に冷却し、酢酸エチルで希釈した。混合物を水及びブラインで洗浄し、真空中で濃縮し、結果として生じた残渣を逆相HPLCによって精製して、所望の生成物である化合物I−616(11mg、収率22%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.67(d,1H)、8.59(d,1H)、7.45(s,1H)、7.17(ddd,1H)、6.91〜7.02(m,2H)、6.77〜6.82(m,2H)、5.87(s,2H)、4.58(br.s.,2H)、3.11(s,3H)。
化合物I−386
1H−ピラゾール−3−カルボン酸が酸反応体であったことを除いて、一般的手順Cに従って表題化合物を調製し、ジクロロメタン中3〜8%のメタノール勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−386(20.2mg、収率40%)を薄褐色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δppm9.93(s,1H)、8.77(d,1H)、8.50(s,1H)、8.33(d,1H)、7.51(s,1H)、7.44(d,1H)、7.19〜7.25(m,1H)、7.02〜7.08(m,1H)、6.96〜7.02(m,1H)、6.94(d,1H)、6.83〜6.87(m,1H)、6.65(s,1H)、6.02(s,2H);1N−Hプロトンは観察されなかった。
化合物I−164
ジクロロメタン中の中間体2(1当量)の溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(3当量)を、続いてトリエチルアミン(3当量)を添加した。20分にわたって60℃に反応物を加熱し、その後、反応物を真空中で濃縮した。ジクロロメタン中1〜3%のメタノール勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−635(16.4mg、収率32%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.95(br.s,1H)、8.86(d,1H)、8.49(d,1H)、8.10(d,1H)、7.49(s,1H)、7.20〜7.26(m,1H)、7.03〜7.07(m,1H)、6.98〜7.02(m,1H)、6.82〜6.87(m,1H)、6.62(d,1H)、6.04(s,2H)。
化合物I−458
3−ヒドロキシ−5−オキソシクロヘクス−3−エンカルボン酸(1.3当量)が酸反応体であり、2.5当量のT3Pを使用したことを除いて、一般的手順Cに従って表題化合物を調製した。ジクロロメタン中3〜10%のメタノール勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−458(26.4mg、収率30%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.79(m,1H)、8.68(d,1H)、8.13(d,1H)、7.53(s,1H)、7.24〜7.33(m,1H)、7.08〜7.13(m,1H)、7.01〜7.08(m,1H)、6.86〜6.92(m,2H,2シフト等時性)、5.97(s,2H)、2.66〜2.75(m,2H)、2.56〜2.64(m,2H);1C−Hプロトンは観察されなかった(溶媒ピークと等時性)。
化合物I−459
5−オキソピロリジン−2−カルボン酸(1.2当量)が酸反応体であり、2.5当量のT3Pを使用したことを除いて、一般的手順Cに従って表題化合物を調製した。ジクロロメタン中3〜10%のメタノール勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィ、続いてジクロロメタン中7〜12%(7:1メタノール/アセトニトリル)勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによる第2の精製によって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−459(12.6mg、収率15%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.79(s,1H)、8.70(d,1H)、8.13(d,1H)、7.52(s,1H)、7.26〜7.32(m,1H)、7.08〜7.13(m,1H)、7.02〜7.08(m,1H)、6.87〜6.93(m,2H,2シフト等時性)、5.95(s,2H)、4.41〜4.49(m,1H)、2.52〜2.60(m,1H)、2.40〜2.50(m,1H)、2.32〜2.40(m,1H)、2.20〜2.30(m,1H)。
化合物I−464
5−オキソピロリジン−3−カルボン酸(1.2当量)が酸反応体であり、2.5当量のT3Pを使用したことを除いて、一般的手順Cに従って表題化合物を調製した。ジクロロメタン中3〜10%のメタノール勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−464(31.3mg、収率31%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.79(s,1H)、8.69(d,1H)、8.13(d,1H)、7.51(s,1H)、7.26〜7.31(m,1H)、7.07〜7.13(m,1H)、7.02〜7.07(m,1H)、6.86〜6.93(m,2H,2シフト等時性)、5.97(s,2H)、3.67〜3.76(m,1H)、3.57〜3.65(m,2H)、2.60〜2.72(m,2H)。
化合物I−461
1−(ベンジルオキシ)シクロプロパンカルボン酸(1当量)が酸反応体であり、2.5当量のT3Pを使用したことを除いて、一般的手順Cに従って表題化合物を調製した。ヘキサン中30〜50%の酢酸エチル勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−461(14.2mg、収率19%)を褐色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ9.33(s,1H)、8.73(d,1H)、8.48(d,1H)、8.08(d,1H)、7.42(s,1H)、7.34〜7.41(m,4H)、7.29〜7.32(m,1H)、7.18〜7.23(m,1H)、7.02〜7.06(m,1H)、6.97〜7.01(m,1H)、6.84〜6.88(m,1H)、6.61(d,1H)、6.03(s,2H)、4.68(s,2H)、1.45〜1.51(m,2H)、1.32〜1.37(m,2H)。
化合物I−469
2−(チアゾール−2−イル)酢酸が酸反応体であったことを除いて、一般的手順Cに従って表題化合物を調製した。ジクロロメタン中3〜8%のメタノール勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィ、続いて水中10〜95%のアセトニトリル勾配を用いる逆相HPLCによる第2の精製によって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−469(4.3mg、収率6%)を褐色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.81(s,1H)、8.69(d,1H)、8.20(d,1H)、7.81(d,1H)、7.61(d,1H)、7.57(s,1H)、7.25〜7.33(m,1H)、7.08〜7.13(m,1H)、7.02〜7.07(m,1H)、6.87〜6.96(m,2H,2シフト等時性)、5.99(s,2H)、3.30(s,2H)。
化合物I−465
ジクロロメタン中の5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−ピリミジン−4−アミン(国際公開第2012/3405 A1号に記載の中間体;1当量)の溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(3当量)を、続いてトリエチルアミン(3当量)を添加した。20分にわたって60℃に反応物を加熱し、その後、反応物を真空中で濃縮した。ジクロロメタン中1〜3%のメタノール勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−465(26.8mg、収率28%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.77(s,1H)、8.56(br.s,1H)、8.40(s,1H)、7.44(s,1H)、7.19〜7.25(m,1H)、7.02〜7.08(m,1H)、6.96〜7.02(m,1H)、6.81〜6.88(m,1H)、6.62(d,1H)、6.02(s,2H)。
化合物I−470
ジクロロメタン中の化合物I−38(1当量)、1−ヒドロキシシクロプロパンカルボン酸(1.1当量)、及び4−ジメチルアミノ ピリジン(0.1当量)の混合物に、トリエチルアミン(3当量)を、続いて1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(1.1当量)を添加した。12時間にわたって室温で反応物を撹拌し、その後、反応物を水及び1N塩化水素酸溶液で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。水中10〜95%のアセトニトリル勾配を用いる逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−470(1.3mg、収率4%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.50(d,1H)、8.26(s,1H)、7.33(s,1H)、7.19〜7.26(m,1H)、6.97〜7.07(m,3H)、6.67(m,1H)、5.93(s,2H)、5.31(m,1H)、4.91〜5.04(m,2H)、4.42〜4.75(m,2H)、4.16〜4.32(m,1H)、1.28〜1.43(m,2H)、0.79〜0.92(m,2H);1つの交換可能なプロトンが観察されなかった。
化合物I−471 3,3,3−トリフルオロプロパン酸が酸反応体であり、2.5当量のT3Pを使用し、24時間にわたって23℃で反応物を撹拌したことを除いて、一般的手順Cに従って表題化合物を調製した。ジクロロメタン中3〜10%のメタノール勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−471(79.3mg、収率85%)を褐色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.78(d,1H)、8.48(d,1H)、8.47(br.s,1H)、8.09(d,1H)、8.03(s,1H)、7.47(s,1H)、7.19〜7.24(m,1H)、7.02〜7.09(m,1H)、6.96〜7.01(m,1H)、6.81〜6.86(m,1H)、6.61(d,1H)、6.03(s,1H)、3.29(q,2H)。
化合物I−472
ジクロロメタン中の中間体2(1当量)の溶液に、メチルスルホニルメチルスルホニル塩化物(1.08当量)を、続いて1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデス−7−エン(1当量)を添加した。1時間にわたって60℃に反応物を加熱し、その後、反応物を水及び1N塩化水素酸溶液で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ジクロロメタン中3〜8%のメタノール勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−472(39.6mg、収率37%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.55(d,1H)、8.26(br.s,1H)、7.36(s,1H)、7.26〜7.30(m,1H)、7.07〜7.16(m,3H)、6.84〜6.91(m,1H)、6.62〜6.67(m,1H)、5.95(s,2H)、4.60(s,2H)、3.17(s,3H);1N−Hプロトンは観察されなかった。
化合物I−486
4−スルファモイルブタン酸が酸反応体であり、2.5当量のT3Pを使用したことを除いて、一般的手順Cに従って表題化合物を調製した。ジクロロメタン中3〜10%のメタノール勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−486(14.7mg、収率15%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.78(s,1H)、8.66(d,1H)、8.12(d,1H)、7.52(s,1H)、7.25〜7.32(m,1H)、7.07〜7.13(m,1H)、7.02〜7.07(m,1H)、6.86〜6.91(m,2H,2シフト等時性)、5.97(s,2H)、3.19(t,2H)、2.71(t,2H)、2.21(m,2H)。
化合物I−496
ジクロロメタン中の中間体2(1当量)の0℃の懸濁液に、トリメチルアルミニウム(2Mトルエン溶液、0.45当量)を添加した。反応物を23℃に温め、その後、α,α−ジメチル−γ−ブチロラクトン(1.1当量)を添加した。16時間にわたって80℃に反応物を加熱し、23℃に冷却し、次いで飽和塩化アンモニウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出し、1N塩化水素酸溶液で洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。水中5〜75%のアセトニトリル勾配を用いる逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−496(7.7mg、収率25%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.71(d,1H)、8.47(d,1H)、8.34(d,1H)、7.41(s,1H)、7.17〜7.24(m,1H)、7.01〜7.07(m,1H)、6.95〜6.99(m,1H)、6.85〜6.90(m,1H)、6.60(d,1H)、6.00(s,2H)、4.15(t,2H)、2.04(t,2H)、1.29(s,6H)。
化合物I−501
1,4−ジオキサン中の中間体1(1当量)及び5−(トリフルオロメチル)ピロリジン−2−オン(1.2当量)の混合物に、炭酸セシウム(1.5当量)を添加した。16時間にわたって100℃に反応物を加熱し、その後、反応物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。水中10〜95%のアセトニトリル勾配を用いる逆相HPLCによってを精製して、所望の化合物である化合物I−501(13.4mg、収率13%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.76(d,1H)、8.49(d,1H)、7.38(s,1H)、7.21〜7.26(m,1H)、7.03〜7.07(m,1H)、6.98〜7.02(m,1H)、6.86〜6.92(m,1H)、6.61(d,1H)、6.01(s,2H)、5.34〜5.39(m,1H)、2.88〜2.99(m,1H)、2.58〜2.70(m,2H)、2.40〜2.46(m,1H)。
化合物I−503
1,4−ジオキサン中の中間体1(1当量)及びイソチアゾリジン1,1−ジオキシド(1.2当量)の混合物に、炭酸セシウム(1.5当量)を添加した。16時間にわたって100℃に反応物を加熱し、その後、反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ジクロロメタン中3〜10%のメタノール勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−503(71.3mg、収率73%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.57(d,1H)、8.47(d,1H)、7.36(s,1H)、7.20〜7.25(m,1H)、7.03〜7.07(m,1H)、6.96〜7.01(m,1H)、6.84〜6.88(m,1H)、6.61(m,1H)、5.99(s,2H)、4.27(t,2H)、3.44(t,2H)、2.66(t,2H)。
化合物I−506
1,4−ジオキサン中の中間体1(1当量)及びピペリジン−2−オン(1.2当量)の混合物に、炭酸セシウム(1.5当量)を添加した。16時間にわたって100℃に反応物を加熱し、その後、反応物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出し、1N水酸化ナトリウム溶液で洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。水中5〜95%のアセトニトリル勾配を用いる逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−506(4.9mg、収率5%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.64(d,1H)、8.48(d,1H)、7.38(s,1H)、7.19〜7.23(m,1H)、7.03〜7.07(m,1H)、6.97〜7.01(m,1H)、6.85〜6.88(m,1H)、6.60(d,1H)、6.00(s,2H)、4.00(t,2H)、2.65(t,2H)、1.98〜2.07(m,4H)。
化合物I−512
1,4−ジオキサン中の中間体1(1当量)及び5,5−ジメチルピロリジン−2−オン(1.2当量)の混合物に、炭酸セシウム(1.5当量)を添加した。16時間にわたって100℃に反応物を加熱し、その後、反応物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。水中10〜95%のアセトニトリル勾配を用いる逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−512(0.6mg、収率1%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.69(d,1H)、8.49(d,1H)、7.28(s,1H)、7.20〜7.25(m,1H)、7.01〜7.06(m,1H)、6.98〜7.01(m,1H)、6.89〜6.95(m,1H)、6.60(d,1H)、5.97(s,2H)、2.67(t,2H)、2.14(t,2H)、1.63(s,6H)。
化合物I−526及び化合物I−527
1,4−ジオキサン中の、中間体1(1当量)と、3−メチル−3−(メチルスルホニル)ピロリジン−2−オン及び4−ヒドロキシ−2−メチル−2−(メチルスルホニル)−ブタンアミド(合計、1当量)の分離不可能な混合物との混合物に、炭酸セシウム(1.5当量)を添加した。16時間にわたって100℃に反応物を加熱し、その後、反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。水中5〜95%のアセトニトリル勾配を用いる逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−526(0.5mg、収率2%)、及び化合物I−527(1.3mg、収率5%)を白色の固体としてもたらした。
化合物I−526についての
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.73(d,1H)、8.49(d,1H)、7.37(s,1H)、7.20〜7.25(m,1H)、7.02〜7.06(m,1H)、6.96〜7.01(m,1H)、6.84〜6.89(m,1H)、6.61(d,1H)、6.01(s,2H)、4.28〜4.33(m,1H)、4.18〜4.23(m,1H)、3.20〜3.25(m,1H)、3.12(s,3H)、2.29〜2.35(m,1H)、2.87(s,3H)。
化合物I−527についての
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.50(d,1H)、8.44(d,1H)、7.38(s,1H)、7.20〜7.26(m,1H)、7.06〜7.11(m,1H)、7.02〜7.06(m,1H)、6.95〜7.03(m,1H)、6.65(d,1H)、6.00(d,1H)、5.98(d,1H)、5.91(br.s,1H)、4.82〜4.86(m,1H)、4.74〜4.78(m,1H)、3.03(s,3H)、2.86〜2.90(m,1H)、2.48〜2.52(m,1H)、1.76(s,3H)。
化合物I−533
1,4−ジオキサン中の中間体1(1当量)及びピロリジン−2,5−ジオン(1.3当量)の混合物に、炭酸セシウム(1.5当量)を添加した。16時間にわたって100℃に反応物を加熱し、その後、反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、1N水酸化ナトリウム溶液で洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。水中5〜95%のアセトニトリル勾配を用いる逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−533(3.8mg、収率5%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.86(d,1H)、8.47(d,1H)、7.42(s,1H)、7.20〜7.24(m,1H)、7.01〜7.06(m,1H)、6.96〜7.00(m,1H)、6.81〜6.85(m,1H)、6.59(d,1H)、6.02(s,2H)、3.02(s,4H)。
化合物I−534
1,4−ジオキサン中の中間体1(1当量)及び5−オキソピロリジン−2−カルボキサミド(1.2当量)の混合物に、炭酸セシウム(1.5当量)を添加した。24時間にわたって100℃に反応物を加熱し、その後、反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。水中5〜75%のアセトニトリル勾配を用いる逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−534(0.6mg、収率1%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.62(d,1H)、8.50(d,1H)、7.31(s,1H)、6.99〜7.07(m,3H)、6.61(d,1H)、6.01(d,1H)、5.85(d,2H)、5.29(s,2H)、4.92〜4.96(m,1H)、2.87〜2.93(m,1H)、2.58〜2.63(m,1H)、2.43〜2.55(m,2H)。
化合物I−590
1,4−ジオキサン中の中間体1(1当量)及び5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド(1.3当量)の混合物に、炭酸セシウム(1.5当量)を添加した。16時間にわたって100℃に反応物を加熱し、その後、反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、1N塩化水素酸溶液で洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ジクロロメタン中5〜12%のメタノール勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−590(3.2mg、収率3%)を褐色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.76(d,1H)、8.74(d,1H)、7.53(s,1H)、7.25〜7.29(m,1H)、7.07〜7.11(m,1H)、7.02〜7.07(m,1H)、6.91(d,1H)、6.83〜6.87(m,1H)、5.97(s,2H)、4.26〜4.37(m,2H)、3.45〜3.49(m,1H)、2.84〜2.94(m,2H)。
化合物I−691
1,4−ジオキサン中の中間体1(1当量)及びエチル3−メチル−2−オキソピロリジン−3−カルボキシレート(1.2当量)の混合物に、炭酸セシウム(1.5当量)を添加した。16時間にわたって75℃に反応物を加熱し、その後、反応物を飽和塩化アンモニウム溶液で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ジクロロメタン中3〜7%のメタノール勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−691(377mg、収率92%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.68(d,1H)、8.48(d,1H)、7.37(s,1H)、7.19〜7.25(m,1H)、7.01〜7.06(m,1H)、6.96〜7.01(m,1H)、6.86〜6.90(m,1H)、6.60(d,1H)、6.00(s,2H)、4.26(q,2H)、4.15〜4.21(m,2H)、2.75〜2.80(m,1H)、2.17〜2.23(m,1H)、1.59(s,3H)、1.30(t,3H)。
化合物I−604
1:1のテトラヒドロフラン/水中の化合物I−591(1当量)の懸濁液に、水酸化ナトリウム(2当量)の1M水溶液を添加した。2時間にわたって室温で反応物を撹拌し、その後、反応物をその体積の約50%に濃縮し、1M塩化水素酸水溶液の添加によって酸性化させ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、所望の化合物である化合物I−604(154.6mg、収率95%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.77〜8.80(m,2H,2つの重複するシフト)、7.57(s,1H)、7.28〜7.32(m,1H)、7.09〜7.13(m,1H)、7.04〜7.09(m,1H)、6.94(d,1H)、6.86〜6.90(m,1H)、6.00(s,2H)、4.26〜4.31(m,1H)、4.16〜4.20(m,1H)、2.75〜2.79(m,1H)、2.27〜2.31(m,1H)、1.54(s,3H)。
化合物I−605
ジクロロメタン中の化合物I−604(1当量)の−78℃の溶液に、オキサリルコリド(2Mジクロロメタン溶液、2.5当量)を添加した。30分にわたって−78℃で反応物を撹拌し、次いで0℃に温め、1時間にわたってその温度で撹拌した。次いで反応物を真空中で濃縮し、ジクロロメタン中で再構成し、−78℃に冷却した。この溶液にシクロプロピルアミン(5当量)を添加し、その後、反応物を室温に温めた。20分後、反応物を真空中で濃縮した。ジクロロメタン中1〜8%のメタノール勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−604(14.5mg、収率23%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.70(d,1H)、8.49(d,1H)、7.36(s,1H)、7.20〜7.25(m,1H)、7.01〜7.08(m,1H)、6.97〜7.01(m,1H)、6.86〜6.90(m,1H)、6.60(d,1H)、6.00(s,2H)、4.06〜4.09(m,2H)、3.00〜3.06(m,1H)、2.75〜2.80(m,1H)、2.14〜2.29(m,1H)、1.58(s,3H)、0.78〜0.82(m,2H)、0.51〜0.54(m,2H);1N−Hプロトンは観察されなかった。
化合物I−606
ジクロロメタン中の化合物I−604(1当量)の−78℃の溶液に、オキサリルコリド(2.5当量)の2Mジクロロメタン溶液を添加した。30分にわたって−78℃で反応物を撹拌し、次いで0℃に温め、1時間にわたってその温度で撹拌した。次いで反応物を真空中で濃縮し、ジクロロメタン中で再構成し、−78℃に冷却した。この溶液に水酸化アンモニウム溶液(50当量)を添加し、その後、反応物を室温に温めた。20分後、反応物を水中に希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、所望の化合物である化合物I−619(43.3mg、収率75%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.71(d,1H)、8.49(d,1H)、7.37(s,1H)、7.20〜7.25(m,1H)、7.03〜7.07(m,1H)、6.97〜7.01(m,1H)、6.86〜6.91(m,1H)、6.60(d,1H)、6.00(s,2H)、4.07〜4.13(m,2H)、2.97〜3.03(m,1H)、2.17〜2.22(m,1H)、1.65(s,3H);2N−Hプロトンは観察されなかった。
化合物I−612
DMSO中の中間体1(1当量)及びカリウム((2−カルボキシラトエチル)スルホニル)アミド(1.15当量)の懸濁液を、72時間にわたって室温で撹拌した。反応物を水中に希釈し、ジクロロメタンで洗浄し、1M塩化水素酸溶液の添加によって酸性化させ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して酸中間体をもたらした。ジクロロメタン中の酸中間体の懸濁液に、トリエチルアミン(3当量)を、続いて塩化オキサリルジクロロメタン溶液、2当量)を添加した。15分後、反応物を真空中で濃縮した。水中5〜75%のアセトニトリル勾配を用いる逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−612(5.8mg、収率12%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.86(d,1H)、8.47(d,1H)、7.43(s,1H)、7.19〜7.24(m,1H)、7.01〜7.06(m,1H)、6.96〜7.01(m,1H)、6.83〜6.88(m,1H)、6.63(d,1H)、6.02(s,2H)、3.89(t,2H)、3.35(t,2H)。
化合物I−615
1,4−ジオキサン中の中間体1(1当量)及び3−ヒドロキシピロリジン−2−オン(1.2当量)の混合物に、炭酸セシウム(1.5当量)を添加した。12時間にわたって70℃に反応物を加熱し、その後、反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、所望の化合物である化合物I−615(59.7mg、収率48%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ8.48(d,1H)、8.46(d,1H)、7.32(s,1H)、7.19〜7.24(m,1H)、7.02〜7.07(m,1H)、6.98〜7.02(m,1H)、6.89〜6.94(m,1H)、6.60(d,1H)、5.97(s,2H)、5.92〜5.96(m,1H)、3.60〜3.65(m,1H)、3.47〜3.52(m,1H)、2.82〜2.86(m,1H)、2.33〜2.41(m,1H);1O−Hプロトンは観察されなかった。
化合物I−628
ピリジン中の1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシイミドアミド塩酸塩(ステップ1で1−(イソオキサゾール−3−イル)エタノンを、そしてステップ2で2−フルオロベンジルヒドラジンを使用することによって、一般的手順Aのステップ3において生成、1当量)、メチル4−オキソテトラヒドロチオフェン−3−カルボキシレート(3当量)、及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデス−7−エン(1当量)の溶液を、12時間にわたって80℃に加熱した。反応物を真空中で濃縮し、メタノール中でスラリーにし、真空中で濃縮し、メタノール中で再度スラリーにした。沈降物を濾過し、乾燥させて、所望の環状スルフィド中間体(190mg、収率45%)を薄褐色の固体として提供した。ジクロロメタン中のこのスルフィド中間体(1当量)の溶液に、過酢酸(2.3当量)を添加した。30分後、反応物を真空中で濃縮し、水中でスラリーにし、濾過して、所望の化合物である化合物I−628(148.8mg、収率73%)を灰白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ10.2(br.s,1H)、8.56(s,1H)、7.31〜7.34(m,1H)、7.30(s,1H)、7.07〜7.12(m,3H)、6.64(m,1H)、5.93(s,2H)、4.36(s,2H)、4.35(s,2H)。
化合物I−632
オキシ塩化リン(62当量)中の化合物I−628(1当量)の懸濁液を、2時間にわたって90℃に加熱し、その後、反応混合物を真空中で濃縮して所望のクロロピリミジン中間体(155mg、収率100%)を褐色の固体として得た。ジオキサン中のこの中間体(1当量)の懸濁液に、水酸化アンモニウム溶液(440当量)を添加した。15時間にわたって23℃で反応物を撹拌し、次いで1時間にわたって60℃に加熱し、その後、混合物を水中に希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、所望の化合物である化合物I−632(44.5mg、収率60%)を褐色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ9.09(d,1H)、7.51(s,1H)、7.31〜7.35(m,1H)、7.27(d,1H)、7.21〜7.24(m,1H)、7.09〜7.13(m,1H)、6.83〜6.87(m,1H)、5.90(s,2H)、4.49(s,2H)、4.31(s,2H)。
化合物I−497及びI−524
ジクロロメタン中の中間体2(1当量)、トリエチルアミン(3.5当量)、DMAP(0.1当量)、及び2−クロロ−2−オキソエチルアセテート(2.2当量)の溶液を、26時間にわたって60℃に加熱した。溶媒を真空中で除去し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−497(30mg、収率23%)を白色の固体として、そして副生成物である化合物I−524(4.5mg、収率4%)を白色の固体としてもたらした。
化合物I−497についての
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.37(m,1H)、9.11(d,1H)、8.75(d,1H)、7.94(m,1H)、7.66(s,1H)、7.35(m,1H)、7.27(d,2H)、7.11(m,1H)、6.89(m,1H)、5.93(s,2H)、4.77(s,2H)、2.12(s,3H)。
化合物I−524についての
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.13(m,1H)、9.09(m,1H)、8.72(m,1H)、8.00(m,1H)、7.65(s,1H)、7.35(m,1H)、7.26(s,2H)、7.12(m,1H)、6.88(m,1H)、5.93(s,2H)、2.15(s,3H)。
化合物I−499
メタノール中の化合物I−497(1当量)のスラリーに、水中の炭酸カリウム(0.5当量)の溶液を添加した。23Cで1時間にわたって撹拌した後、追加の0.5当量の水中の炭酸カリウムを、THF(メタノールの出発体積と等体積)とともに槽に加えた。23℃で追加の1時間にわたって反応物を撹拌させた。溶媒を真空中で除去し、結果として生じた粗製材料を、ジクロロメタン中0〜5%のメタノール勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって精製して、所望の化合物である化合物I−499(10.5mg、収率17%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm10.43(m,1H)、9.11(m,1H)、8.75(m,1H)、8.01(m,1H)、7.68(s,1H)、7.34(m,1H)、7.24(m,2H)、7.12(m,1H)、6.89(m,1H)、5.93(s,2H)、5.61(m,1H)、4.11(m,2H)。
化合物I−525
4−(ベンジルオキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−525(9mg、収率27%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.39(m,1H)、8.91(m,1H)、8.56(s,1H)、8.36(m,1H)、7.53(m,1H)、7.38(m,5H)、7.26(m,1H)、7.07(s,3H)、6.65(s,1H)、6.02(s,2H)、4.51(s,2H)、3.96(m,2H)、3.87(m,2H)、2.28(m,2H)、1.99(m,2H)。
化合物I−528
2−メトキシ酢酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−528(7mg、収率58%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.18(m,1H)、8.75(m,1H)、8.47(m,1H)、8.18(m,1H)、7.50(m,1H)、7.21(m,1H)、7.05(m,1H)、6.97(m,1H)、6.83(m,1H)、6.61(m,1H)、6.05(m,2H)、4.08(m,2H)、3.52(s,3H)。
化合物I−532
オキサゾール−4−カルボン酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−532(3.8mg、収率15%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm10.39(m,1H)、9.09(m,2H)、8.82(m,1H)、8.65(m,1H)、8.11(m,1H)、7.73(m,1H)、7.29(m,3H)、7.13(m,1H)、6.88(m,1H)、5.94(m,2H)。
化合物I−547
3−メトキシプロパン酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−547(4.9mg、収率20%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.09(m,1H)、9.09(m,1H)、8.72(m,1H)、8.02(m,1H)、7.64(s,1H)、7.34(m,1H)、7.23(m,2H)、7.12(m,1H)、6.89(m,1H)、5.92(s,2H)、3.61(t,2H)、3.23(s,3H)、2.70(t,2H)。
化合物I−548
トシルアラニンが酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−548(3.1mg、収率9%)を白色の固体としてもたらした。
化合物I−549
チアゾール−4−カルボン酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−549(3.7mg、収率14%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm10.20(m,1H)、9.31(m,1H)、9.09(m,1H)、8.84(m,1H)、8.72(m,1H)、8.14(m,1H)、7.73(m,1H)、7.29(m,3H)、7.13(m,1H)、6.89(m,1H)、5.94(m,2H)。
化合物I−550
1H−ピロール−2−カルボン酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−550(3.4mg、収率13%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.84(m,1H)、10.84(m,1H)、9.09(m,1H)、8.73(m,1H)、8.16(m,1H)、7.68(s,1H)、7.36(m,2H)、7.24(m,2H)、7.13(m,1H)、7.06(m,1H)、6.88(m,1H)、6.19(m,1H)、5.94(s,2H)。
化合物I−551
1−シアノシクロプロパン−1−カルボン酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−551(3.3mg、収率13%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.02(m,1H)、9.09(m,1H)、8.74(m,1H)、7.88(m,1H)、7.67(s,1H)、7.33(m,1H)、7.27(m,1H)、7.23(m,1H)、7.12(m,1H)、6.89(m,1H)、5.94(s,2H)、1.74(m,4H)。
化合物I−552
チアゾール−5−カルボン酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−552(2.3mg、収率9%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.71(m,1H)、9.35(m,1H)、9.12(m,1H)、8.96(m,1H)、8.79(m,1H)、8.08(m,1H)、7.70(m,1H)、7.34(m,1H)、7.24(m,2H)、7.12(m,1H)、6.89(m,1H)、5.95(m,2H)。
化合物I−553
6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−2−カルボン酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−553(1.9mg、収率7%)を白色の固体としてもたらした。
化合物I−554
3−メトキシイソオキサゾール−5−カルボン酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−554(4.6mg、収率17%)を白色の固体としてもたらした。
化合物I−555
ピリミジン−4−カルボン酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−555(1.6mg、収率6%)を白色の固体としてもたらした。
化合物I−556
オキサゾール−5−カルボン酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−556(4.4mg、収率17%)を白色の固体としてもたらした。
化合物I−557
オキサゾール−4−カルボン酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−557(4.4mg、収率17%)を白色の固体としてもたらした。
化合物I−558
シクロプロパンカルボン酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−558(5.1mg、収率21%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.42(m,1H)、9.11(m,1H)、8.69(m,1H)、8.01(m,1H)、7.66(m,1H)、7.34(m,1H)、7.24(m,2H)、7.12(m,1H)、6.89(m,1H)、5.93(m,2H)、2.12(m,1H)、0.87(d,4H)。
化合物I−559
(S)−2−メトキシ−2−フェニル酢酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−559(6.8mg、収率24%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ11.03(m,1H)、9.09(m,1H)、8.72(m,1H)、7.96(m,1H)、7.67(m,1H)、7.51(m,2H)、7.36(m,4H)、7.23(m,2H)、7.12(m,1H)、6.87(m,1H)、5.93(m,2H)、5.12(m,1H)、3.34(s,3H)。
化合物I−560
フラン−2−カルボン酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−560(5.2mg、収率20%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.10(m,1H)、9.09(m,1H)、8.75(m,1H)、8.10(m,1H)、8.00(m,1H)、7.78(m,1H)、7.69(m,1H)、7.34(m,1H)、7.24(m,2H)、7.12(m,1H)、6.89(m,1H)、6.73(m,1H)、5.94(s,2H)。
化合物I−561
チオフェン−2−カルボン酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−561(3.9mg、収率15%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.39(m,1H)、9.10(m,1H)、8.78(m,1H)、8.36(m,1H)、8.10(m,1H)、7.95(m,1H)、7.70(s,1H)、7.34(m,1H)、7.25(m,3H)、7.12(m,1H)、6.88(m,1H)、5.95(m,2H)。
化合物I−562
2−エトキシ酢酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−562(5.7mg、収率23%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm10.70(m,1H)、9.10(m,1H)、8.73(m,1H)、8.00(m,1H)、7.66(m,1H)、7.33(m,1H)、7.23(m,2H)、7.11(m,1H)、6.89(m,1H)、5.93(s,2H)、4.17(s,2H)、3.55(m,2H)、1.17(m,3H)。
化合物I−563
2−(メチルスルホニル)酢酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−563(3mg、収率11%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.53(m,1H)、9.08(m,1H)、8.78(m,1H)、7.99(m,1H)、7.66(m,1H)、7.34(m,1H)、7.23(m,2H)、7.12(m,1H)、6.91(m,1H)、5.93(m,2H)、4.46(m,2H)、3.17(s,3H)。
化合物I−564
3−シクロプロピル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−564(1.2mg、収率4%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.84(br s,1H)、9.10(m,1H)、8.77(m,1H)、8.07(m,1H)、7.72(m,1H)、7.34(m,1H)、7.28(m,1H)、7.23(m,1H)、7.12(m,1H)、6.89(m,1H)、6.61(m,1H)、5.95(m,2H)、1.96(m,1H)、0.98(m,2H)、0.76(m,2H)。
化合物I−565
2−アセトキシ−2−フェニル酢酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−565(4.1mg、収率14%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.60(m,1H)、9.08(m,1H)、8.72(m,1H)、7.92(m,1H)、7.65(m,1H)、7.59(m,2H)、7.41(m,3H)、7.33(m,1H)、7.23(m,2H)、7.11(m,1H)、6.88(m,1H)、6.17(s,1H)、5.92(s,2H)、2.15(s,3H)。
化合物I−569
1−メチルシクロプロパン−1−カルボン酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−569を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.81(m,1H)、8.69(m,1H)、8.18(m,1H)、7.59(m,1H)、7.31(m,1H)、7.10(m,2H)、6.93(m,2H)、6.01(m,2H)、1.52(s,3H)、1.32(m,2H)、0.84(m,2H)。
化合物I−570
テトラヒドロフラン−2−カルボン酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−570を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.79(m,1H)、8.72(m,1H)、8.17(m,1H)、7.55(m,1H)、7.29(m,1H)、7.09(m,2H)、6.92(m,2H)、5.99(m,2H)、4.53(m,1H)、4.13(m,1H)、3.98(m,1H)、2.39(m,1H)、2.14(m,1H)、2.01(m,2H)。
化合物I−571
2−(5−メチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)−イル)酢酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−571を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.79(d,1H)、8.69(d,1H)、8.09(d,1H)、7.54(s,1H)、7.43(d,1H)、7.32〜7.25(m,1H)、7.14〜7.01(m,2H)、6.96〜6.89(m,1H)、6.88(d,1H)、5.98(s,2H)、4.70(s,2H)、1.91(d,3H)。
化合物I−572
3,3,3−トリフルオロ−2−メトキシ−2−フェニルプロパン酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−572を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.79(m,2H)、8.19(m,1H)、7.64(m,2H)、7.57(m,1H)、7.48(m,3H)、7.30(m,1H)、7.08(m,2H)、6.92(m,2H)、5.99(m,2H)、3.63(d,3H)。
化合物I−574
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−574を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.81(d,1H)、8.66(s,1H)、8.20(d,1H)、7.54(s,1H)、7.30(m,1H)、7.09(m,2H)、6.93(m,1H)、6.88(d,1H)、5.98(s,2H)、4.02(m,2H)、3.52(m,2H)、2.80(m,1H)、1.85(d,4H)。
化合物I−577
2−アセトキシ安息香酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従ってアセチル保護中間体を調製した。逆相HPLCによって粗製材料を精製して所望の中間体をもたらした。次いで中間体をメタノール:水混合物(8:1)中に溶解させ、水酸化リチウム(4.5当量)及び少量のTHF(300μL)で処理した。反応が完了した後、揮発性物質を真空中で除去し、pHが約4になるまで1NのHCl溶液で残渣を処理した。混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を水及びブラインで洗浄した。内容物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、所望の化合物である化合物I−577(10mg、2つのステップを通じて収率33%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.81(m,1H)、11.12(m,1H)、9.10(d,1H)、8.79(m,1H)、8.20(m,1H)、8.00(m,1H)、7.66(s,1H)、7.51(m,1H)、7.34(m,1H)、7.28(d,1H)、7.23(m,1H)、7.08(m,3H)、6.90(m,1H)、5.96(s,2H)。
化合物I−579
DMF中の2−シアノ酢酸(4当量)の溶液を0℃に冷却し、DMF中の溶液として塩化オキサリル(4.1当量)で処理した。気体放出が観察され、30分にわたって0℃で内容物を撹拌した。中間体2(1当量)を反応物に添加し、23℃に温めながら18時間にわたって内容物を撹拌した。溶媒を真空中で除去し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−579(2.3mg、収率10%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.47(m,1H)、9.10(d,1H)、8.78(m,1H)、7.94(m,1H)、7.65(s,1H)、7.34(d,1H)、7.24(m,2H)、7.12(m,1H)、6.91(t,1H)、5.92(s,2H)、4.05(s,2H)。
化合物I−594
2−メチル−2,3−ジヒドロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸1,1−ジオキシドが酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−594(7.4mg、収率23%)を黄色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm10.96(m,1H)、9.09(m,1H)、8.77(m,1H)、7.93(m,1H)、7.79(m,1H)、7.68(s,2H)、7.57(m,2H)、7.34(m,1H)、7.24(m,2H)、7.12(m,1H)、6.89(m,1H)、5.94(s,2H)、4.11(m,1H)、3.30(m,1H)、1.89(s,3H)。
化合物I−596
2−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)酢酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−596(17.4mg、収率56%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.60(m,1H)、9.09(m,1H)、8.74(m,1H)、7.91(m,5H)、7.65(m,1H)、7.35(m,1H)、7.24(m,2H)、7.12(m,1H)、6.92(m,1H)、5.93(m,2H)、4.58(s,2H)。
化合物I−597
(2−フェニルアセチル)グリシンが酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−597(4.4mg、収率15%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.83(m,1H)、8.68(m,1H)、8.24(m,1H)、7.58(s,1H)、7.34(m,5H)、7.26(m,1H)、7.10(m,2H)、6.97(m,1H)、6.90(m,1H)、6.01(s,2H)、4.17(s,2H)、3.66(s,2H)。
化合物I−598
((ベンジルオキシ)カルボニル)グリシンが酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I598(4mg、収率13%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.15(m,1H)、9.10(d,1H)、8.73(m,1H)、7.98(m,1H)、7.65(s,1H)、7.57(m,1H)、7.37(m,6H)、7.23(m,2H)、7.12(m,1H)、6.90(m,1H)、5.92(m,2H)、5.05(s,2H)、3.93(m,2H)。
化合物I−599
2−(1−オキソイソインドリン−2−イル)酢酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−599(11.7mg、収率39%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.42(m,1H)、9.10(m,1H)、8.74(m,1H)、7.95(m,1H)、7.72(m,1H)、7.66(m,1H)、7.63(m,2H)、7.52(m,1H)、7.34(m,1H)、7.24(m,2H)、7.13(m,1H)、6.92(m,1H)、5.93(m,2H)、4.55(m,4H)。
化合物I−610
2−(2−オキソオキサゾリジン−3−イル)酢酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−610(11.4mg、収率42%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.33(m,1H)、9.10(m,1H)、8.75(m,1H)、7.96(m,1H)、7.64(m,1H)、7.35(m,1H)、7.24(m,2H)、7.12(m,1H)、6.91(m,1H)、5.93(m,2H)、4.33(m,2H)、4.15(s,2H)、3.64(m,2H)。
化合物I−601
2−(4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)酢酸が酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−601(3.3mg、収率11%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.69(m,1H)、9.10(m,1H)、8.75(m,1H)、8.37(s,1H)、8.15(m,1H)、7.90(m,2H)、7.73(m,1H)、7.67(s,1H)、7.56(m,1H)、7.34(m,1H)、7.24(m,2H)、7.13(m,1H)、6.93(m,1H)、5.94(s,2H)、4.99(s,2H)。
化合物I−602
(2−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)アセチル)グリシンが酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−602(1.2mg、収率4%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.20(m,1H)、9.09(m,1H)、8.74(m,1H)、8.62(m,1H)、7.98(m,1H)、7.91(s,2H)、7.88(s,2H)、7.64(s,1H)、7.33(m,1H)、7.24(d,1H)、7.20(m,1H)、7.11(m,1H)、6.89(m,1H)、5.92(m,2H)、4.29(s,2H)、4.05(m,2H)。
化合物I−603
(メトキシカルボニル)グリシンが酸反応体であったことを除いて、ライブラリフォーマットで一般的手順Cに従って標題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−603(2.2mg、収率8%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.13(m,1H)、9.09(m,1H)、8.73(m,1H)、7.97(m,1H)、7.66(m,1H)、7.42(m,1H)、7.34(m,1H)、7.23(m,2H)、7.12(m,1H)、6.90(m,1H)、5.92(m,2H)、3.90(m,2H)、3.56(s,3H)。
化合物I−592
2−(フェニルスルホニル)酢酸が酸反応体であったことを除いて、一般的手順Cに従って表題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−592(1.7mg、収率5%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.44(m,1H)、9.10(m,1H)、8.75(m,1H)、7.92(m,1H)、7.91(m,1H)、7.89(m,1H)、7.88(m,1H)、7.76(m,1H)、7.65(m,2H)、7.34(m,1H)、7.26(m,1H)、7.22(m,1H)、7.12(m,1H)、6.91(m,1H)、5.92(m,2H)、4.67(m,2H)。
化合物I−594
2−((4−クロロフェニル)スルホニル)酢酸が酸反応体であったことを除いて、一般的手順Cに従って表題化合物を調製し、逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−594(5.8mg、収率15%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.48(s,1H)、9.10(d,1H)、8.76(d,1H)、7.92(m,2H)、7.87(m,1H)、7.76(m,2H)、7.65(s,1H)、7.34(m,1H)、7.24(m,2H)、7.12(m,1H)、6.91(m,1H)、5.93(s,2H)、4.73(m,2H)。
化合物I−498
ジクロロメタン中の5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−
−ピリミジン−4−アミン(国際公開第2012/3405 A1号に記載の中間体;1当量)、トリエチルアミン(6当量)、及びN,N−ジメチルピリジン−4−アミン(0.01当量)の混合物に、23℃の2−クロロ−2−オキソ酢酸エチル(3当量)を添加した。内容物を60℃に加熱し、18時間にわたって撹拌した。溶媒を真空中で除去し、逆相HPLCによる粗製材料の精製は、所望の化合物である化合物I−498(1.0mg、収率2%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.21(m,1H)、9.09(m,1H)、8.84(m,1H)、7.61(m,1H)、7.34(m,1H)、7.27(m,1H)、7.22(m,1H)、7.12(m,1H)、6.94(m,1H)、5.92(m,2H)、4.91(s,2H)、2.13(s,3H)。
化合物I−578
テトラヒドロフラン−3−アミンがアミン反応体であり、6当量のトリエチルアミンを使用し、24時間にわたってジオキサン/水(4:1)中の溶液として100℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。混合物を23℃に冷却し、溶媒を真空中で除去した。逆相HPLCによってこの固体を精製して、所望の化合物である化合物I−578(12mg、収率53%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.11(m,1H)、8.58(m,1H)、8.31(m,1H)、7.61(m,1H)、7.34(m,1H)、7.24(m,2H)、7.11(m,1H)、6.89(m,1H)、5.93(s,2H)、4.76(m,1H)、4.04(m,1H)、3.89(m,1H)、3.77(m,1H)、3.64(m,1H)、2.27(m,1H)、2.04(s,1H)。
化合物I−613
DMSO中の中間体1(1当量)の溶液を、カリウムベンゼンスルホンアミド(2当量)で処理した。結果として生じた反応混合物を8時間にわたって100℃で撹拌した。内容物を濾過し、逆相HPLCによって濾液を直接精製して、所望の化合物である化合物I−613(7mg、収率26%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.82(m,1H)、8.37(m,1H)、8.26(m,2H)、7.58(m,1H)、7.47(m,2H)、7.31(m,2H)、7.11(m,2H)、6.94(m,2H)、5.98(m,2H)。
化合物I−614
DMSO中の中間体1(1当量)の溶液を、カリウム3,4−ジメトキシベンゼンスルホンアミド(2当量)で処理した。結果として生じた反応混合物を8時間にわたって100℃で撹拌した。内容物を濾過し、逆相HPLCによって濾液を直接精製して、所望の化合物である化合物I−614(1.3mg、収率5%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.12(m,1H)、8.56(m,1H)、7.90(m,1H)、7.60(m,1H)、7.38(m,2H)、7.27(d,2H)、7.12(m,1H)、6.92(m,2H)、5.94(s,2H)、3.71(d,6H)。
化合物I−607
DMSO中の中間体1(1当量)の溶液を、カリウム(4−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド(2当量)で処理した。結果として生じた反応混合物を0.5時間にわたって60℃で撹拌し、その後、反応物を水及び1N塩化水素酸溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ジクロロメタン0〜5%のメタノール勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィ粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−607(2.8mg、収率6%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.79(m,1H)、8.45(m,1H)、7.52(m,1H)、7.40(m,2H)、7.26(m,1H)、6.94(d,6H)、5.98(s,2H)、5.04(m,2H)。
化合物I−624
DMF中の4−フルオロベンゼンスルホンアミド(4当量)の溶液に、23℃のカリウムビス(トリメチルシリル)アミド(4当量)を添加した。15分の撹拌の後、中間体1(1当量)を添加し、75℃で3日間にわたって反応物を撹拌した。後処理を伴わずに、逆相HPLCによって生成物を精製して、所望の化合物である化合物I−624(1.9mg、収率7%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.13(m,1H)、8.51(m,1H)、8.30(m,2H)、7.40(m,2H)、7.27(m,2H)、7.15(m,3H)、6.95(m,1H)、5.99(s,2H)。
化合物I−625
DMSO中の中間体1(1当量)の溶液を、カリウムピリジン−3−スルホンアミド(1当量)及び炭酸カリウム(0.5当量)で処理した。結果として生じた反応混合物をマイクロ波で10分にわたって150℃で加熱した。内容物を濾過し、逆相HPLCによって濾液を直接精製して、所望の化合物である化合物I−625(4.4mg、収率33%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.24(m,1H)、9.14(m,1H)、8.69(m,1H)、8.59(m,1H)、8.40(m,1H)、7.42(m,1H)、7.34(m,2H)、7.24(m,2H)、7.13(m,1H)、6.96(m,1H)、5.95(m,2H)。
化合物I−583
DMF中の中間体2(1当量)の溶液を、イソシアナトベンゼン(2当量)及びトリエチルアミン(2当量)で処理した。結果として生じた反応混合物を18時間にわたって100℃で加熱した。内容物を濾過し、逆相HPLCによって濾液を直接精製して、所望の化合物である化合物I−583(1.0mg、収率4%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm10.20(m,1H)、9.10(m,1H)、8.62(m,1H)、7.71(m,1H)、7.63(m,2H)、7.27(m,7H)、7.09(m,1H)、7.01(m,1H)、6.88(m,1H)、5.99(m,2H)。
化合物I−491
ジクロロメタン中の中間体2(1当量)の溶液に、(4−フルオロフェニル)メタンスルホニル塩化物(1当量)を、続いてDBU(1当量)を添加した。18時間にわたって90℃で反応物を撹拌した。反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタン(3×)で抽出し、1N塩化水素酸溶液(2×)で洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、真空中で濃縮した。逆相HPLCによる粗製材料の精製は、所望の化合物である化合物I−491(17.8mg、収率17%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.52(d,1H)、8.28(br.s.,1H)、7.38(br.s.,1H)、7.30(dd,2H)、7.25(br.s.,1H)、7.14〜6.97(m,4H)、6.92〜6.73(m,3H)、6.63(d,1H)、5.91(s,2H)、4.54(br.s.,2H)。
化合物I−495
エタノール−1,1,2,2−d4−アミンがアミン反応体であり、20時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を23℃に冷却し、ジクロロメタン及び1NのHCl溶液の1:1混合物間で分配した。層を分離させ、水層をジクロロメタン(×2)で抽出し、有機部分を合わせ、ブラインで洗浄した。混合物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ジクロロメタン中0〜10%のメタノール勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−495(120mg、収率74%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.09(d,1H)、8.17(d,1H)、7.61(s,1H)、7.51(s,1H)、7.33(d,1H)、7.14〜7.28(m,2H)、7.10(t,1H)、6.82(s,1H)、5.90(s,2H)、4.74(br.s.,1H)。
化合物I−505
5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(国際公開第2012/3405 A1号に記載の中間体;1当量)を、23℃の無水THF中のNaH(1.2当量)の懸濁液に添加した。23℃で30分にわたって撹拌した後、THF中のプロパン−2−スルホニル塩化物(1当量)の溶液を反応混合物に添加した。内容物を70℃に加熱し、追加の18時間にわたって撹拌した。反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタン(3×)で抽出し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、真空中で濃縮した。逆相HPLCによる粗製材料の精製は、所望の化合物である化合物I−505(2.9mg、収率6%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm11.59(br.s.,1H)、9.13(d,1H)、8.66(br.s.,1H)、7.45(s,1H)、7.38〜7.31(m,1H)、7.26(d,1H)、7.24〜7.17(m,1H)、7.13(t,1H)、7.08〜7.02(m,1H)、5.89(s,2H)、4.24(br.s.,1H)、1.35(d,6H)。
化合物I−510
ジクロロメタン中の中間体2(1当量)の溶液に、DBU(1当量)を、続いてメチル2−(クロロスルホニル)アセテート(1当量)を添加した。18時間にわたって90℃で反応物を撹拌した。反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタン(3×)で抽出し、1N塩化水素酸溶液(2×)で洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、真空中で濃縮した。逆相HPLCによる粗製材料の精製は、所望の化合物である化合物I−510(8.3mg、収率12%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.52(d,1H)、8.37(d,1H)、7.40(s,1H)、7.26〜7.22(m,1H)、7.08〜6.99(m,4H)、6.63(d,1H)、5.93(s,2H)、4.31(s,2H)、3.71(s,3H)。
化合物I−521
3−アミノ−2,2−ジフルオロプロパン−1−オール(1.5当量、HCl塩として)がアミン反応体であり、1当量のトリエチルアミンを使用し、20時間にわたって60℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を23℃に冷却し、ジクロロメタン及び1NのHCl溶液の1:1混合物間で分配した。層を分離させ、水層をジクロロメタン(×2)で抽出し、有機部分を合わせ、ブラインで洗浄した。混合物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ジクロロメタン中0〜10%のメタノール勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−521(36mg、収率60%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.48(d,1H)、8.32(d,1H)、7.42(s,1H)、7.24〜7.19(m,1H)、7.04〜6.97(m,3H)、6.60(d,1H)、6.05(br.s.,1H)、5.93(s,2H)、4.12(td,2H)、3.74(t,2H)。
化合物I−539
THF中の化合物I−510(1当量)の溶液に、23℃の水素化ホウ素ナトリウム(3当量)を添加した。反応混合物を75℃に加熱し、シリンジによってメタノール(4当量)を滴下添加し、1時間にわたって内容物を撹拌した。23℃に冷却した後、反応物を真空中で濃縮し、結果として生じた粗製材料を逆相HPLCによって精製して、所望の化合物である化合物I−539(1.5mg、収率27%)を固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.69(d,1H)、8.35(d,1H)、7.47(s,1H)、7.19(d,1H)、6.96(s,3H)、6.89(d,1H)、6.84〜6.82(m,1H)、5.89(s,2H)、3.92(t,2H)、3.66(t,2H)。
化合物I−610
DMSO中の中間体1(1当量)の溶液を、カリウム(シクロプロピルスルホニル)アミド(2当量)で処理した。結果として生じた反応混合物を16時間にわたって23℃で撹拌した。内容物を濾過し、逆相HPLCによって濾液を直接精製して、所望の化合物である化合物I−610(34mg、収率55%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.66(d,1H)、8.35(d,1H)、7.37(s,1H)、7.23〜7.11(m,1H)、7.02〜6.89(m,2H)、6.86〜6.74(m,2H)、5.91〜5.77(m,2H)、3.36〜3.26(m,1H)、1.35〜1.17(m,2H)、1.08〜0.89(m,2H)。
化合物I−611
DMSO中の中間体1(1当量)の溶液を、カリウム(プロピルスルホニル)アミド(2当量)で処理した。結果として生じた反応混合物を16時間にわたって23℃で撹拌した。内容物を濾過し、逆相HPLCによって濾液を直接精製して、所望の化合物である化合物I−611(50mg、収率81%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.67(d,1H)、8.36(d,1H)、7.33(s,1H)、7.23〜7.13(m,1H)、7.03〜6.89(m,2H)、6.87〜6.81(m,1H)、6.79(d,1H)、5.91〜5.68(m,2H)、3.63(t,2H)、1.93〜1.74(m,2H)、0.97(t,3H)。
化合物I−629
DMSO中の中間体1(1当量)の溶液を、カリウムメチル(メチルスルホニル)アミド(1当量)で処理した。結果として生じた反応混合物を16時間にわたって23℃で撹拌した。内容物を濾過し、逆相HPLCによって濾液を直接精製して、所望の化合物である化合物I−629(8mg、収率33%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.11(d,1H)、8.93(d,1H)、7.62(s,1H)、7.34(d,1H)、7.28(d,1H)、7.24−7.19(m,1H)、7.12(td,1H)、6.94(td,1H)、5.92(s,2H)、3.49(s,3H)、3.37(d,3H)。
化合物I−475
(S)−2−アセトキシ−3,3,3−トリフルオロプロパン酸が酸反応体(3当量)であり、7当量のトリエチルアミンを使用し、4当量のT3Pを使用したことを除いて、一般的手順Cに従って表題化合物を調製した。10分にわたって50℃に溶液を加熱し、この時点でこの溶液を酢酸エチル及び水で希釈した。層を分離させ、有機層を水及び飽和水性塩化ナトリウムで洗浄した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜5%のメタノール勾配)による精製は、所望の化合物である化合物I−475(98mg、定量的収率)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.81(d,1H)、8.78(s,1H)、8.50(d,1H)、8.15(d,1H)、7.51(s,1H)、7.25〜7.22(m,1H)、7.09〜7.05(m,1H)、7.00(t,1H)、6.85〜6.82(m,1H)、6.63(d,1H)、6.06(s,2H)、5.77(q,1H)、2.39(s,3H)。
化合物I−485
4−アミノピロリジン−2−オンがアミン反応体であったことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。16時間にわたって90℃で撹拌した後、追加の水を添加して反応体を可溶化した。5時間後、ジクロロメタンと飽和水性炭酸水素ナトリウムとの間で反応混合物を分配した。層を分離させ、水層をジクロロメタンで抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜15%のメタノール勾配)による精製は、所望の化合物である化合物I−485(11mg、収率19%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.76(s,1H)、8.11(d,1H)、7.46(s,1H)、7.27(q,1H)、7.11〜7.07(m,1H)、7.03(t,1H)、6.93(s,1H)、6.83〜6.80(m,1H)、5.96(s,2H)、5.11〜5.06(m,1H)、3.90(dd,1H)、3.40(dd,1H)、2.84(dd,1H)、2.51(dd,1H)。
化合物I−500
2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−オール(国際公開第2012/003405 A1号に記載の中間体;1当量)及び三塩化ホスホリル(20当量)の溶液を、1時間にわたって60℃に加熱し、この時点で三塩化ホスホリルを真空中で除去した。結果として生じた残渣をジオキサン及び水(2:1比)中に溶解させた。2−(アミノメチル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(3当量)及びトリエチルアミン(10当量)を添加し、結果として生じた溶液を7日間にわたって110℃に加熱した。この溶液を、水性1N塩化水素酸とジクロロメタンとの間で分配した。水層をジクロロメタンで抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜100%(7:1=アセトニトリル:メタノール)勾配)による精製は、所望の化合物である化合物I−500(16mg、収率21%)を黄色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.77(s,1H)、8.20(d,1H)、7.37(s,1H)、7.29〜7.24(m,1H)、7.09〜7.00(m,3H)、6.85(s,1H)、6.61(d,1H)、5.95(s,2H)、4.08(s,2H)。
化合物I−518
3,3,3−トリフルオロプロパン−1,2−ジアミン(9当量)がアミン反応体であり、30当量のトリエチルアミンを使用したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。16時間にわたって撹拌した後、水と酢酸エチルとの間で粗製反応混合物を分配した。水層を酢酸エチルで抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜5%のメタノール勾配)による精製は、所望の化合物である化合物I−518(10mg、収率21%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.39(d,1H)、8.11(d,1H)、7.19(s,1H)、7.14〜7.10(m,1H)、6.97〜6.93(m,1H)、6.89(t,1H)、6.81〜6.78(m,1H)、6.52(d,1H)、5.90(s,2H)、5.57(br s,1H)、4.17(ddd,1H)、3.51〜3.44(m,1H)、3.34(ddd,1H)。
化合物I−540
ジクロロメタン中の化合物I−403(1当量)の溶液を、ジイソプロピルエチレンジアミン(2当量)で、続いてHATU(1.5当量)で処理した。20分にわたって撹拌した後、アンモニア(3当量、0.5Mジオキサン溶液)を添加した。22時間後、追加のアンモニア(3当量)を添加した。4時間後、この溶液を1N塩化水素酸水溶液及びジクロロメタンで希釈した。層を分離させ、水層をジクロロメタンで抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜15%のメタノール勾配)による精製は、所望の化合物である化合物I−540(3mg、収率13%)を黄色のフィルムとしてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.47(d,1H)、8.27(d,1H)、7.30(s,1H)、7.24〜7.20(m,1H)、7.07〜6.98(m,2H)、6.91(m,1H)、6.80(br s,1H)、6.59(d,1H)、6.10(d,1H)、5.97(d,1H)、5.92(d,1H)、5.84(五重項、1H)、5.74(br s,1H)。
化合物I−568
トルエン中の化合物I−418(1当量)、ジフェニルホスホラジデート(1.5当量)、及びトリエチルアミン(1.5当量)の溶液を、15時間にわたって50℃に加熱した。この溶液を23℃に冷却し、ナトリウムメタノレート(3当量、0.5Nメタノール溶液)で処理した。1時間にわたって23℃で撹拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を添加し、結果として生じた溶液を追加の1時間にわたって撹拌した。反応物を水及びジクロロメタンで希釈し、水層をジクロロメタンで抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去して粗製生成物をもたらした。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜15%(7:1=アセトニトリル:メタノール)勾配)による精製は、所望の化合物である化合物I−568(11mg、収率52%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.76(d,1H)、8.21(d,1H)、7.49(s,1H)、7.29〜7.24(m,1H)、7.12〜7.06(m,1H)、7.03(t,1H)、6.94(d,1H)、6.80(t,1H)、5.97(s,2H)、5.67〜5.58(m,1H)、3.73(dd,1H)、3.51(s,3H)、3.42(dd,1H)。
化合物I−576
表題化合物を2つのステップにおいて合成した。
ステップ1:(S)−1−((2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イルアセテートの合成
(S)−2−アセトキシプロパン酸が酸反応体(3当量)であり、10当量のトリエチルアミンを使用し、4当量のT3Pを使用したことを除いて、一般的手順Cに従って中間体を調製した。16時間にわたって50℃に溶液を加熱し、この時点でこの溶液を酢酸エチル及び水で希釈した。層を分離させ、有機層を水及び飽和水性塩化ナトリウムで洗浄した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜5%のメタノール勾配)による精製は不純な中間体をもたらし、これをさらなる操作を伴わずに次のステップに進めた。
ステップ2:化合物I−576の合成
4:1=メタノール:水中の(S)−1−((2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−ピリミジン−4−イル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イルアセテート(1当量)の溶液に、炭酸カリウム(0.5当量)を一度に添加した。10分にわたって撹拌した後、反応溶液を3N塩化水素酸溶液で酸性化させ、水及びジクロロメタンで希釈した。層を分離させ、水層をジクロロメタンで抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜5%のメタノール)による精製は、所望の化合物である化合物I−576(4.5mg、収率29%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.77(m,1H)、8.71(d,1H)、8.14(d,1H)、7.54(s,1H)、7.30〜7.26(m,1H)、7.11〜7.03(m,2H)、6.91〜6.88(m,2H)、5.98(s,2H)、4.32(q,1H)、1.45(d,3H)。
化合物I−580
2−メチル−2−(メチルスルホニル)プロパン酸が酸反応体(3当量)であり、10当量のトリエチルアミンを使用し、4当量のT3Pを使用したことを除いて、一般的手順Cに従って表題化合物を調製した。3時間にわたって70℃に溶液を加熱し、この時点でこの溶液を酢酸エチル及び水で希釈した。層を分離させ、有機層を水及び飽和水性塩化ナトリウムで洗浄した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜100%の酢酸エチル勾配)による精製は、所望の化合物である化合物I−580(30mg、収率42%)を黄色の発泡体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ9.13(br s,1H)、8.78(d,1H)、8.48(d,1H)、8.06(d,1H)、7.46(s,1H)、7.24〜7.19(m,1H)、7.06〜7.02(m,1H)、7.00〜6.97(m,1H)、6.89〜6.86(m,1H)、6.63(d,1H)、6.03(s,2H)、3.00(s,3H)、1.81(s,6H)。
化合物I−582
中間体2の代わりに5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(以前の特許、国際公開第2012/003405 A1号に記載の中間体;1当量)を使用し、2−メチル−2−(メチルスルホニル)プロパン酸が酸反応体(3当量)であり、10当量のトリエチルアミンを使用し、4当量のプロピルホスホン酸無水物(T3P、酢酸エチル中50重量%)を使用したことを除いて、一般的手順Cに従って表題化合物を調製した。4時間にわたって90℃で混合物を加熱した後、この溶液を酢酸エチル及び水で希釈した。層を分離させ、水層を酢酸エチルで抽出した。有機物を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中(7:1 アセトニトリル:メタノール)勾配)による精製は、所望の化合物である化合物I−582(29mg、収率41%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ9.10(br s,1H)、8.67(d,1H)、8.48(d,1H)、7.42(s,1H)、7.23〜7.19(m,1H)、7.06〜7.02(m,1H)、7.10〜6.97(t,1H)、6.86(t,1H)、6.63(d,1H)、6.02(s,2H)、3.02(s,3H)、1.82(s,6H)。
化合物I−587
2−(メチルスルホニル)プロパン酸が酸反応体(3当量)であり、10当量のトリエチルアミンを使用し、4当量のT3Pを使用したことを除いて、一般的手順Cに従って表題化合物を調製した。70℃で1時間にわたって撹拌した後、反応混合物を酢酸エチル及び水で希釈した。層を分離させ、水層を酢酸エチルで抽出した。有機物を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜5%のメタノール勾配)による精製は、所望の化合物である化合物I−587(45mg、収率64%)を茶色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δ9.45(br s,1H)、8.72(d,1H)、8.48(d,1H)、8.01(d,1H)、7.34(s,1H)、7.21〜7.16(m,1H)、7.04〜7.01(m,1H)、6.92(t,1H)、6.80〜6.77(m,1H)、6.65(d,1H)、6.00(s,2H)、4.14(q,1H)、3.02(s,3H)、1.73(d,3H)。
化合物I−609
ジメチルスルホキシド中のカリウム((2,2,2−トリフルオロエチル)スルホニル)アミド(2当量)の溶液に、中間体1(1当量)を添加した。62時間にわたって撹拌した後、この溶液を酢酸エチル及び1N塩化水素酸水溶液で希釈した。層を分離させ、水層を酢酸エチルで抽出した。有機物を水及びブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。粗製残渣をメタノール中に取り込み、結果として生じた固体を濾過し、追加のメタノールで洗浄した。残渣をメタノール中に再度取り込み、結果として生じた固体を濾過し、メタノールですすいで、所望の化合物である化合物I−609(24mg、収率28%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ9.14(d,1H)、8.44(br s,1H)、7.51(s,1H)、7.37〜7.31(m,1H)、7.24〜7.20(m,2H)、7.12(t,1H)、7.02〜6.99(m,1H)、5.92(s,2H)、4.74(br s,2H)。
化合物I−627
三塩化ホスホリル(20当量)中の2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−オール(国際公開第2012/003405 A1号に記載の中間体;1当量)の懸濁液を、2時間にわたって60℃に加熱した。真空中で乾燥するまで蒸発させた後、結果として生じた残渣及び2−(アミノメチル)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロパンアミド(3当量)を、ジオキサン:水の2:1ミックス中に溶解させ、トリエチルアミン(10当量)で処理した。38時間にわたって110℃に溶液を加熱した。ジクロロメタン及び1N塩化水素酸でこの溶液を希釈し、層を分離させ、水層をジクロロメタンで抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜65%(7:1=アセトニトリル:メタノール)勾配)による精製は、汚染された生成物を提供した。水とジクロロメタンとの間で粗製生成物を分配した。層を分離させ、有機層を水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去して、所望の化合物である化合物I−627(1mg、収率1%)を透明なフィルムとしてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δ8.78(s,1H)、8.17(d,1H)、7.42(s,1H)、7.30〜7.26(m,1H)、7.11〜7.04(m,2H)、7.01〜6.98(m,1H)、6.89(s,1H)、6.59(d,1H)、5.97(s,2H)、4.10〜4.02(m,2H)。
化合物I−634
3−アミノ−1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−オール(HCl塩として、2当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。21時間にわたって90℃で撹拌した後、後処理、及びシリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜70%の酢酸エチル勾配)による精製は、所望の化合物である化合物I−634(33mg、収率48%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CDCl
3)δppm8.48(m,1H)、8.22(d,1H)、7.27(s,1H)、7.24〜7.19(m,1H)、7.05〜6.95(m,3H)、6.61(m,1H)、6.04〜5.93(m,3H)、5.74(br s,1H)、4.00(dd,1H)、3.81(dd,1H)、1.44(s,3H)。
化合物I−631
4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3(2H)−オン二塩酸塩(2当量)がアミン反応体であり、4当量のトリエチルアミンを使用したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。1.5時間にわたって90℃で撹拌した後、後処理、及びシリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン中0〜15%のメタノール勾配)による精製は、所望の化合物である化合物I−631(9mg、収率14%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.79(d,1H)、8.22(d,1H)、7.50(s,1H)、7.31〜7.27(m,1H)、7.13〜7.09(m,1H)、7.05(t,1H)、6.94(m,1H)、6.85〜6.82(m,1H)、5.98(s,2H)、4.76(s,2H)、4.17(t,2H)、2.85(t,2H)。
化合物I−328
1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンカルボン酸(2当量)が酸反応体であり、3当量のトリエチルアミンを使用し、3当量のT3Pを使用したことを除いて、一般的手順Cに従って表題化合物を調製した。18時間にわたって23℃で溶液を撹拌し、この時点でこの溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相を水(2×)及び飽和水性塩化ナトリウムで洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中の酢酸エチル)による残渣の精製は、所望の化合物である化合物I−328(2mg、収率14%)をもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm8.73(d,1H)、8.57(br s,1H)、8.45(d,1H)、8.02(d,1H)、7.45(s,1H)、7.19(m,1H)、7.02(m,1H)、6.96(m,1H)、6.83(m,1H)、6.60(d,1H)、6.01(s,2H)、1.40(m,4H)。
化合物I−415 中間体2の代わりに5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(以前の特許、国際公開第2012/003405 A1号に記載の中間体;1当量)を使用し、1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンカルボン酸(3当量)が酸反応体であり、7当量のトリエチルアミンを使用し、4当量のT3Pを使用したことを除いて、一般的手順Cに従って表題化合物を調製した。2日間にわたって90℃で加熱した後、バイアルを23℃に冷却し、内容物を酢酸エチルで希釈した。内容物を水(3×)、ブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、回転蒸発によって濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中の酢酸エチル)による残渣の精製は、所望の化合物である化合物I−415(42mg、収率30%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm8.67(s,1H)、8.49(s,1H)、8.31(br s,1H)、7.43(s,1H)、7.23(m,1H)、7.06(m,1H)、6.99(m,1H)、6.84(m,1H)、6.63(s,1H)、6.04(s,2H)、1.64(m,2H)、1.45(m,2H)。
化合物I−460 中間体2の代わりに5−フルオロ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(以前の特許、国際公開第2012/003405 A1号に記載の中間体;1当量)を使用し、1−シアノシクロプロパンカルボン酸(3当量)が酸反応体であり、7当量のトリエチルアミンを使用し、4当量のT3Pを使用したことを除いて、一般的手順Cに従って表題化合物を調製した。18時間にわたって50℃で加熱した後、バイアルを23℃に冷却し、内容物を酢酸エチルで希釈した。内容物を水(3×)、ブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、回転蒸発によって濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中の酢酸エチル)による残渣の精製は、所望の化合物である化合物I−460(29mg、収率23%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm8.61(s,1H)、8.50(br s,1H)、8.41(s,1H)、7.34(s,1H)、7.14(m,1H)、6.97(m,1H)、6.91(m,1H)、6.77(m,1H)、6.54(s,1H)、5.95(s,2H)、1.80(m,2H)、1.67(m,2H)。
化合物I−483
表題化合物を2つのステップにおいて合成した。
ステップ1:3−(3−(4−クロロ−5−ニトロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾールの合成
2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−ニトロピリミジン−4−オール(以前の特許、国際公開第2012/003405 A1号に記載の中間体;1当量)をオキシ塩化リン(22当量)に添加し、90℃で4時間にわたって混合物を加熱した。内容物を真空中で濃縮し、残渣を酢酸エチル中に取り込み、10%炭酸水素ナトリウム溶液(2×)、水(2×)、及びブラインで続けて洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、所望の中間体である3−(3−(4−クロロ−5−ニトロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾールを褐色の固体(1.86g、収率96%)としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm9.35(s,1H)、8.53(d,1H)、7.59(s,1H)、7.25(m,1H)、7.07(m,1H)、7.02(m,1H)、6.91(m,1H)、6.65(d,1H)、6.08(s,2H)。
ステップ2:化合物I−483の合成
中間体1の代わりに3−(3−(4−クロロ−5−ニトロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾールを使用し、2−(アミノメチル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(1.5当量)がアミン反応体であり、3当量のトリエチルアミンを使用し、ジオキサン:水(3:1)中の溶液として1時間にわたって30℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈した。有機層を水(2×)及びブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−483(77mg、収率73%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm9.36(s,1H)、8.59(m,1H)、8.55(d,1H)、7.64(br s,1H)、7.42(s,1H)、7.28(m,1H)、7.08(m,1H)、7.06(m,1H)、6.64(d,1H)、5.98(s,2H)、4.27,(d,2H)。
化合物I−484
23℃のメタノール中の化合物I−483(1当量)の溶液を10%のパラジウム炭素(0.2当量)で処理し、次いで、針に取り付けられた水素で充填された風船によってもたらされたH
2の雰囲気下に配置した。陽性のH
2圧下で1時間にわたって混合物を撹拌し、セライトを通して濾過した。濾過ケーキをメタノールですすぎ、合わせた洗浄液を真空中で濃縮した。結果として生じた粗製残渣を、ヘキサン中の酢酸エチル勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって精製して、所望の化合物である化合物I−484(53mg、収率66%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm9.39(s,1H)、7.92(br s,1H)、7.19(m,1H)、7.13(m,2H)、7.98(m,1H)、6.92(m,2H)、6.52(s,1H)、5.85(s,2H)、4.01,(s,2H)。
化合物I−541
3−(3−(4−クロロ−5−ニトロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾール(化合物I−483の合成のステップ1に記載された通り(1当量)、メチルカルバメート(5当量)、及び炭酸セシウム(5当量)の混合物を、18時間にわたって90℃で加熱した。23℃に冷却した後、混合物を酢酸エチルで希釈し、水(3×)及びブラインで洗浄した。内容物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。結果として生じた粗製残渣を、酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって精製して、所望の化合物である化合物I−541(35mg、収率19%)を薄黄色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm10.09(br s,1H)、9.51(s,1H)、8.50(d,1H)、7.60(s,1H)、7.24(m,1H)、7.06(m,1H)、7.02(m,1H)、6.87(m,1H)、6.67(d,1H)、6.07(s,2H)、3.95(s,3H)。
化合物I−542
23℃のメタノール中の化合物I−541(1当量)の溶液を10%のパラジウム炭素(0.2当量)で処理し、次いで、針に取り付けられた水素で充填された風船によってもたらされたH
2の雰囲気下に配置した。陽性のH
2圧下で1時間にわたって混合物を撹拌し、セライトを通して濾過した。濾過ケーキをメタノールですすぎ、合わせた洗浄液を真空中で濃縮した。結果として生じた粗製残渣を、ヘキサン中の酢酸エチル勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって精製して、所望の化合物である化合物I−542(26mg、収率87%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm8.43(d,1H)、8.27(s,1H)、7.52(s,1H)、7.32(s,1H)、7.18(m,1H)、7.02(m,1H)、6.99(m,1H)、6.77(m,1H)、6.57(d,1H)、5.99(s,2H)、4.61(br s,2H)、3.81(s,3H)。
化合物I−488
2−(アミノメチル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(2.3当量)がアミン反応体であり、中間体1の代わりに3−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2,3−ジフルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾール(化合物I−235の合成に関するステップ2に記載)を使用し、3日間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を23℃に冷却し、混合物を酢酸エチルで希釈した。有機層を水(2×)及びブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中の酢酸エチル勾配)によって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−488(62mg、収率44%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm8.52(s,1H)、8.39(s,1H)、8.29(s,1H)、7.25(s,1H)、7.09(m,1H)、6.98(m,1H)、6.96(m,1H)、6.64(s,1H)、5.99(s,2H)、5.58(br s,1H)、4.14(d,2H)。
化合物I−489
2−(アミノメチル)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロパン酸(1.3当量)がアミン反応体であり、中間体1の代わりに3−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(2,3−ジフルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾール(化合物I−235の合成に関するステップ2に記載)を使用し、3日間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。内容物を23℃に冷却し、混合物を水で希釈し、3NのHCl溶液でpHを5に調整した。混合物を濾過し、濾過ケーキを水(2×)で洗浄し、真空下で乾燥させた。残渣の一部をジクロロメタン/メタノール(4mL、1:1)中に溶解させた。濾過により62mgの不溶性材料が残った。可溶性留分を、ジクロロメタン/メタノール勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィにかけ、化合物I−489を白色の固体(60mg)として得た。濾過から残った不溶性材料の分析も、化合物I−489(合計:0.122g、収率90%)であることを示した。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δppm8.77(d,1H)、8.16(d,1H)、7.51(s,1H)、7.15(m,1H)、7.01(m,1H)、6.94(d,1H)、6.71(m,1H)、6.00(s,2H)、4.43(d,1H)、4.12(d,1H)。
化合物I−522
ジクロロメタン中の化合物I−489(1当量)の溶液を、ヒューニッヒ塩基(3当量)及びHATU(1.5当量)で処理した。結果として生じた溶液を2時間にわたって撹拌し、次いでアンモニアの溶液(ジオキサン中0.5M、8当量)を反応物に添加した。23℃で一晩内容物を撹拌させた。混合物をジクロロメタンで希釈し、水(3×)及びブラインで洗浄した。次いで溶液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ジクロロメタン/メタノール勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによる粗製残渣の精製は、所望の化合物である化合物I−522(5mg、収率8%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm8.45(s,1H)、8.14(s,1H)、7.98(s,1H)、7.18(s,1H)、7.13(s,1H)、7.01(m,1H)、6.90(m,2H)、6.56(s,1H)、5.90(s,2H)、5.65(br s,1H)、5.53(br s,1H)、4.12(d,2H)。
化合物I−507
表題化合物を4つのステップにおいて合成した。
【化136】
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ステップ1:(3,3,3−トリフルオロプロピル)ヒドラジン塩酸塩の合成
3−ブロモ−1,1,1−トリフルオロプロパン(1当量)及びヒドラジン水和物(10当量)を無水エタノール中に溶解させ、18時間にわたって80℃で加熱した。この溶液を23℃に冷却し、15℃で真空下で濃縮した。濃い油を水及びジクロロメタンで希釈し、次いで固形炭酸カリウムを添加して水層を飽和させた。相を混合し分離させ、次いで水相を追加のジクロロメタン(2×)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して無色の油をもたらした。NMRによる特性評価のために少量の中性ヒドラジン生成物を除去した。残りをジエチルエーテル中に取り込み、塩化水素酸(2.5Mエタノール溶液)で処理し、結果として生じた混合物を真空中で濃縮して、所望の中間体(3,3,3−トリフルオロプロピル)ヒドラジン塩酸塩(2.02g、収率43%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm3.18(br s,4H)、3.02(m,2H)、2.36(m,2H)。
【化137】
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ステップ2:エチル3−(イソオキサゾール−3−イル)−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−ピラゾール−5−カルボキシレートの合成
23℃のエタノール及び水(9:1)の混合物中の(3,3,3−トリフルオロプロピル)ヒドラジン塩酸塩(1当量)の溶液を、炭酸カリウム(0.6当量)で、続いてエチル4−(イソオキサゾール−3−イル)−2−(メトキシ(メチル)アミノ)−4−オキソブト−2−エノエート(2当量、ステップ1で1−(イソオキサゾール−3−イル)エタノンを使用することによって、一般的手順Aのステップ1において生成)で処理した。23℃で2日間この溶液を撹拌し、次いで6N塩化水素酸(1.5当量)を反応物に滴下添加した。溶媒を真空中で除去し、残渣を酢酸エチル中に取り込んだ。有機物を水(5×)、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ジクロロメタン中の酢酸エチル勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製残渣を精製して、所望のピラゾールエステルであるエチル3−(イソオキサゾール−3−イル)−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(1.34g、収率36%)を薄黄色の固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm8.55(d,1H)、7.15(s,1H)、6.63(d,1H)、4.95(m,2H)、4.46(q,2H)、2.85(m,2H)、1.44(t,3H)。
【化138】
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ステップ3:5−(イソオキサゾール−3−イル)−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシイミドアミドの合成
エチル3−(イソオキサゾール−3−イル)−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−ピラゾール−5−カルボキシレートを出発エステルとして使用し、110℃で4時間にわたって混合物を加熱したことを除いて、一般的手順Aのステップ3に記載の手順に従って所望のアミジン中間体を生成した。反応混合物を氷中で冷却し、次いでメタノール(14当量)及び水性塩化水素酸(17当量)を5分にわたって相次いで添加した。この混合物を80℃で30分加熱し、次いで氷中で冷却し、濾過した。濾過ケーキをトルエン(2×)で洗浄し、空気乾燥して粗製のアミジン塩酸塩を得た。この材料を飽和水性炭酸ナトリウム中で撹拌し、酢酸エチル/イソプロピルアルコール(5:1ミックス)で抽出した。有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、所望の中性アミジン5−(イソオキサゾール−3−イル)−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシイミドアミドを薄黄色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm8.45(d,1H)、6.99(s,1H)、6.55(d,1H)、5.61(br.s.,3H)、4.83〜4.74(m,2H)、2.81〜2.65(m,2H)。
ステップ4:化合物I−507の合成
5−(イソオキサゾール−3−イル)−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシイミドアミドが出発アミジンであり、2.5当量のナトリウム(Z)−3−エトキシ−2−フルオロ−3−オキソプロプ−1−エン−1−オレートを使用し、90℃で2時間にわたって混合物を加熱したことを除いて、一般的手順Aのステップ4に従って表題生成物を調製した。反応物を23℃に冷却し、溶媒を真空中で除去した。残渣をジクロロメタン中に再溶解させ、塩化水素酸(エタノール中で2.5M、3当量)で処理した。結果として生じた固体を濾過し、ジクロロメタン(2×)で洗浄し、空気乾燥して、所望の化合物である化合物I−507(0.43g、収率110%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δppm8.84(d,1H)、8.03(d,1H)、7.40(s,1H)、6.95(d,1H)、4.96(t,2H)、2.92(m,2H)。
化合物I−511
表題化合物を2つのステップにおいて合成した。
ステップ1:3−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾールの合成
オキシ塩化リン(28当量)中の化合物I−507(1当量)の混合物を、90℃で2時間にわたって加熱した。溶媒を真空中で除去し、残渣をジクロロメタン(2×)ですすいで、所望の中間体3−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾール(0.28g、収率69%)を褐色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm8.59(s,1H)、8.47(d,1H)、7.30(s,1H)、6.60(d,1H)、4.92(t,2H)、2.81(m,2H)。
ステップ2:化合物I−511の合成
2−アミノアセトアミド(HCl塩として、2当量)がアミン反応体であり、中間体1の代わりに3−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾール(上記)を使用し、5当量のトリエチルアミンを使用し、2時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。混合物を23℃に冷却し、水で希釈し、水性3N塩化水素酸でpHを約5にした。濾過によって粗製生成物を収集し、次いで、ジクロロメタン中のメタノール勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって精製して、所望の化合物である化合物I−511(12mg、収率45%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δppm8.81(s,1H)、8.13(d,1H)、7.34(s,1H)、6.93(s,1H)、4.91(m,2H)、4.21(s,2H)、2.89(m,2H)。
化合物I−513 ジオキサン中の3−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾール(化合物I−511の合成のステップ1に記載(1当量)及び濃縮された水性水酸化アンモニウム(2.8当量)を、ねじ口バイアル内に密封し、95℃で2時間にわたって加熱した。混合物を23℃に冷却し、水で希釈し、次いで濾過した。濾過ケーキを水(2×)で洗浄し、空気乾燥して、所望の化合物である化合物I−513(0.14g、収率76%)を薄褐色の粉末としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm8.51(d,1H)、8.21(d,1H)、7.26(s,1H)、6.63(d,1H)、5.26(s,2H)、4.95(m,2H)、2.85(m,2H)。
化合物I−516及び化合物I−517
2−(アミノメチル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(2当量)がアミン反応体であり、中間体1の代わりに3−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾール(化合物I−511の合成のステップ1に記載(1当量)を使用し、6当量のトリエチルアミンを使用し、3日間にわたって95℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。混合物を23℃に冷却し、酢酸エチルで希釈し、次いで水(2×)及びブラインで洗浄した。内容物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して粗製生成物を得た。ヘキサン/酢酸エチル勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって残渣を精製して、2つの生成物、化合物I−516(27mg、収率37%)を白色の固体として、そして化合物I−517(9mg、収率16%)を白色の固体としてもたらした。
化合物I−516についての
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm8.56(s,1H)、8.40(s,1H)、8.31(d,1H)、7.21(s,1H)、6.67(s,1H)、5.60(m,1H)、4.95(m,2H)、4.16(d,2H)、2.93(m,2H)。
化合物I−517についての
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm8.54(s,1H)、8.15(d,1H)、7.17(s,1H)、6.68(s,1H)、4.94(m,2H)、3.69(q,4H)、2.89(m,2H)、1.31(t,6H)。
化合物I−523
1−((メチルアミノ)メチル)シクロプロパンカルボン酸(HCl塩として)がアミン反応体であり、中間体1の代わりに3−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾール(化合物I−511の合成のステップ1に記載(1当量)を使用し、6.6当量のトリエチルアミンを使用し、18時間にわたって90℃に内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。反応混合物を水で希釈し、3N塩化水素酸水溶液で慎重にpH4にした。混合物を濾過し、濾過ケーキを水(2×)で洗浄し、空気乾燥して、所望の化合物である化合物I−523(9mg、収率60%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm8.51(d,1H)、8.16(d,1H)、7.16(s,1H)、6.64(s,1H)、4.92(m,2H)、4.10(s,2H)、3.35(d,3H)、2.87(m,2H)、1.44(m,2H)、1.13(m,2H)。
化合物I−573
表題化合物を2つのステップにおいて合成した。
【化139】
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ステップ1:与える3−(メチルスルホニル)プロパン酸の合成
50℃未満の内部温度を保つ速度で水性過酸化水素(27%、6当量)を添加しながら、氷酢酸中の3−(メチルチオ)プロパン酸(1当量)の溶液を氷中で冷却した。冷浴を取り除き、23℃で18時間にわたって撹拌を続けた。溶媒を真空中で除去して白色のペーストを残した。このペーストをジクロロメタン中で混合し、濾過した。濾過ケーキを追加のジクロロメタン(3×)で洗浄し、空気乾燥して、所望のカルボン酸である3−(メチルスルホニル)プロパン酸(3.0g、収率47%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,アセトン−d
6)δppm10.2(br s,1H)、3.38(t,2H)、3.00(s,3H)、2.85(t,2H)。
3−(メチルスルホニル)プロパン酸(2当量)が酸反応体であり、6当量のトリエチルアミンを使用し、3当量のプロピルホスホン酸無水物(T3P、酢酸エチル中で50重量%)を使用し、18時間にわたって70℃に溶液を加熱したことをを除いて、一般的手順Cに従って表題化合物を調製した。内容物を23℃に冷却し、酢酸エチルで希釈し、次いで水(3×)及びブラインで洗浄した。内容物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ヘキサン中の酢酸エチル勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによる残渣の精製は、所望の化合物である化合物I−573(6mg、収率8%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,アセトン−d
6)δppm8.77(d,1H)、8.58(d,1H)、7.92(d,1H)、7.40(s,1H)、7.20(m,1H)、7.03(m,1H)、6.98(m,1H)、6.94(d,1H)、6.83(m,1H)、5.88(s,2H)、3.38(t,2H)、3.07(t,2H)、2.88(s,3H)。
化合物I−588
表題化合物を6つのステップにおいて合成した。
【化140】
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ステップ1:エチル3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4,4,4−トリフルオロブタノエートの合成
トリエチルアミン(2.2当量)を5分にわたって添加しながら、THF中のエチル3−アミノ−4,4,4−トリフルオロブタノエート塩酸塩(1当量)の溶液を氷中で冷却した。THF中の二炭酸ジ−tert−ブチル(2当量)を槽に加え、23℃で2日間にわたって混合物を撹拌した。溶媒を真空中で除去し、残渣を酢酸エチル中に取り込み、次いで、水、10%炭酸水素ナトリウム水溶液、水(3×)、次いでブラインで連続的に洗浄した。内容物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ヘキサン中の酢酸エチル勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによる残渣の精製は、所望のBoc保護アミンであるエチル3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4,4,4−トリフルオロブタノエート(1.9g、収率74%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm5.25(br d,1H)、4.68(m,1H)、4.16(q,2H)、2.74(dd,1H)、2.57(dd,1H)、1.43(s,9H)、1.25(t,3H)。
【化141】
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ステップ2:tert−ブチル(1,1,1−トリフルオロ−4−ヒドロキシブタン−2−イル)カルバメートの合成
水素化アルミニウムリチウム(THF中で2M、2.5当量)を5分にわたって添加しながら、THF中のエチル3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4,4,4−トリフルオロブタノエート(1当量)の溶液を氷中で冷却した。23℃で3時間にわたって溶液を撹拌し、次いで氷中で再冷却し、水、15%水性NaOH、及び水で連続的に処理した。23℃で15分にわたって撹拌を続け、次いでセライトを通して混合物を濾過し、濾過ケーキを酢酸エチル(4×)ですすいだ。合わせた有機濾液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、所望のアルコール中間体であるtert−ブチル(1,1,1−トリフルオロ−4−ヒドロキシブタン−2−イル)カルバメート(0.26g、収率98%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm4.79(br d,1H)、4.44(m,1H)、3.76(m,1H)、3.68(m,1H)、2.63(br s,1H)、2.08(m,1H)、1.55(m,1H)、1.45(s,9H)。
【化142】
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ステップ3:3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4,4,4−トリフルオロブチルメタンスルホン酸塩の合成
メタンスルホニル塩化物(1.7当量)を槽に加えながら、ジクロロメタン中のtert−ブチル(1,1,1−トリフルオロ−4−ヒドロキシブタン−2−イル)カルバメート(1当量)及びトリエチルアミン(2.5当量)の溶液を23℃で撹拌した。結果として生じた溶液を23℃で2時間にわたって撹拌し、次いで酢酸エチルで希釈し、水(4×)及びブラインで洗浄した。内容物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、所望のメシル保護アルコール中間体である3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4,4,4−トリフルオロブチルメタンスルホン酸塩(0.29g、収率89%)を無色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm4.67(br d,1H)、4.45(m,1H)、4.31(m,2H)、3.05(s,3H)、2.28(m,1H)、1.84(m,1H)、1.45(s,9H)。
【化143】
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ステップ4:tert−ブチル(1,1,1−トリフルオロ−4−(メチルスルホニル)ブタン−2−イル)カルバメートの合成
23℃のTHF中の3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4,4,4−トリフルオロブチルメタンスルホン酸塩(1当量)の溶液を、ナトリウムメタンチオレート(10当量)で処理し、結果として生じた溶液を60℃で6時間にわたって加熱した。次いで、m−クロロペルオキシ安息香酸(70重量/重量%、12.5当量)を少量に分けて添加しながら、反応混合物を氷中で冷却した。LC/MSによって反応物をアッセイし、スルホンへの完全な変換を確認した。混合物を酢酸エチルで希釈し、7:1=10%水性炭酸水素/3N水酸化ナトリウム水溶液(2×)、10%炭酸水素ナトリウム水溶液(2×)、水(4×)、次いでブラインで連続的に洗浄した。内容物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して残渣を得た。ヘキサン中の酢酸エチル勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製生成物を精製して、所望のスルホン中間体であるtert−ブチル(1,1,1−トリフルオロ−4−(メチルスルホニル)ブタン−2−イル)カルバメート(0.18g、収率72%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm4.75(br d,1H)、4.36(m,1H)、3.16(m,2H)、2.99(s,3H)、2.37(m,1H)、2.07(m,1H)、1.49(s,9H)。
【化144】
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ステップ5:1,1,1−トリフルオロ−4−(メチルスルホニル)ブタン−2−アミンの合成
Tert−ブチル(1,1,1−トリフルオロ−4−(メチルスルホニル)ブタン−2−イル)カルバメート(1当量)を23℃のジクロロメタン中に溶解させ、次いでトリフルオロ酢酸(25当量)で処理し、23℃で3時間にわたって撹拌した。反応物をジクロロメタン及び10%炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、相をよく混合し、分離させた。水相をジクロロメタン(3×)で抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、所望の脱保護アミン中間体である1,1,1−トリフルオロ−4−(メチルスルホニル)ブタン−2−アミン(18mg、収率54%)を無色の油としてもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm3.25(m,2H)、3.15(m,1H)、2.89(s,3H)、2.23(m,1H)、1.80(m,1H)、1.36(br s,2H)。
ステップ6:化合物I−588の合成
1,1,1−トリフルオロ−4−(メチルスルホニル)ブタン−2−アミン(6当量)がアミン反応体であり、6当量のトリエチルアミンを使用し、NMP中の溶液として2時間にわたって215℃にマイクロ波によって内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。結果として生じた混合物の、ヘキサン中の酢酸エチル勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによる直接精製は、不純生成物をもたらした。逆相HPLCによるさらなる精製は、所望の化合物である化合物I−588(17mg、収率16%)をもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm8.40(d,1H)、8.23(d,1H)、7.29(s,1H)、7.13(m,1H)、6.97(m,1H)、6.91(m,1H)、6.81(m,1H)、6.56(d,1H)、5.93(d,1H)、5.88(d,1H)、5.35(m,1H)、5.18,(br s,1H)、3.19(m,1H)、3.11(m,1H)、2.86(s,3H)、2.53(m,1H)、2.21(m,1H)。
化合物I−626
1,1,1−トリフルオロ−4−(メチルスルホニル)ブタン−2−アミン(1.3当量)がアミン反応体であり、中間体1の代わりに3−(3−(4−クロロ−5−フルオロピリミジン−2−イル)−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾール(化合物I−511の合成のステップ1に記載(1当量)を使用し、1.3当量のトリエチルアミンを使用し、NMP中の溶液として2.5時間にわたって215℃にマイクロ波によって内容物を加熱したことを除いて、一般的手順Bに従って表題化合物を調製した。結果として生じた混合物の、ヘキサン中の酢酸エチル勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによる直接精製は、不純生成物をもたらした。逆相HPLCによるさらなる精製は、所望の化合物である化合物I−626(1mg、収率1%)をもたらした。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δppm8.53(d,1H)、8.32(d,1H)、7.30(s,1H)、6.71(d,1H)、5.44(m,1H)、5.27(br d,1H)、4.94(m,2H)、3.21(m,2H)、2.95(s,3H)、2.87(m,2H)、2.61(m,1H)、2.28(m,1H)。
化合物I−617
表題化合物を3つのステップにおいて調製した。
ステップ1:ジエチル2−(2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−ニトロピリミジン−4−イル)−2−メチルマロン酸の合成。
THF中の3−(3−(4−クロロ−5−ニトロピリミジン−2−イル)−1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソオキサゾール(化合物I−483の合成に関するステップ1に記載、1.2当量)、ジエチル2−メチルマロン酸(1当量)、及びカリウムt−ブトキシド(0.9当量)の混合物を、15分にわたって室温で撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液及び酢酸エチルでこの溶液を希釈した。相を分離させ、水相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィ(ヘキサン中10〜50%の酢酸エチル勾配)によって粗製材料を精製して、所望の中間体であるジエチル2−(2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−ニトロピリミジン−4−イル)−2−メチルマロン酸(94.5mg、収率40%)を黄色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.56(s,1H)、9.14(d,1H)、7.69(s,1H)、7.36(s,1H)、7.30(d,1H)、7.19〜7.25(m,1H)、7.12(t,1H)、6.97〜7.03(m,1H)、5.95〜5.97(m,2H)、4.12−4.19(m,4H)、1.94(s,3H)、1.11(t,6H)。
ステップ2:ジエチル2−(5−アミノ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−イル)−2−メチルマロン酸の合成。
エタノール及び酢酸エチル(1:1)中のジエチル2−(2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−ニトロピリミジン−4−イル)−2−メチルマロン酸(1当量)及び20%のパラジウム炭素(0.5当量)の混合物を、18時間にわたって23℃で水素雰囲気で撹拌した。次いでセライトを通して反応混合物を濾過し、酢酸エチルで残渣を洗浄した。濾液を真空中で濃縮し、いかなるさらなる精製または特性評価も伴わずに、残渣を次のステップに進めた。
ステップ3:化合物I−617の合成
エタノール及びTHF(2:1)中のジエチル2−(5−アミノ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−ピリミジン−4−イル)−2−メチルマロン酸の溶液を、16時間にわたって85℃で加熱した。結果として生じた溶液を真空中で濃縮し、逆相HPLC(1%のTFAを含む、水中20〜60%のアセトニトリル勾配)によって残渣を精製して、所望の化合物である化合物I−617(12mg、収率20%)を淡黄色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.26(s,1H)、9.07(d,1H)、8.44(s,1H)、7.57(s,1H)、7.30(d,2H)、7.17〜7.25(m,1H)、7.06〜7.13(m,1H)、6.80〜6.88(m,1H)、5.88〜5.99(m,2H)、4.01〜4.20(m,2H)、1.60(s,3H)、1.05(s,3H)。
化合物I−618
表題化合物を2つのステップにおいて調製した。
【化145】
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ステップ1:ジエチル2−(ジシアノメチル)−2−メチルマロン酸の合成
THF中のジエチル2−ブロモ−2−メチルマロン酸(1当量)、マロノニトリル(1当量)、及びカリウムt−ブトキシド(1当量)の混合物を、15時間にわたって加熱還流した。混合物を酢酸エチル及び飽和塩化アンモニウム水溶液で希釈し、相を分離させた。水相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して油をもたらした。ヘキサン中10〜15%の酢酸エチル勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによってこの油を精製し、所望の中間体であるジエチル2−(ジシアノメチル)−2−メチルマロン酸(5.76g、収率32%)を無色の油としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm4.53(s,1H)、4.27〜4.39(m,4H)、1.81(s,3H)、1.33(t,6H)。
ステップ2:化合物I−618の合成
t−BuOH中の5−(イソオキサゾール−3−イル)−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシイミドアミド(化合物I−507の合成に関するステップ3において生成(1当量)、ジエチル2−(ジシアノメチル)−2−メチルマロン酸(1.15当量)、及び炭酸水素カリウム(2当量)の混合物を、5時間にわたって加熱還流した。次いで、結果として生じた溶液を真空中で濃縮し、ジクロロメタン中0〜5%のメタノール勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって残渣を精製して、所望の化合物である化合物I−618(88.5mg、収率51%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.31(s,1H)、9.14(d,1H)、7.34(s,1H)、7.24(d,1H)、6.57〜6.71(m,2H)、4.85(t,2H)、4.11(t,2H)、2.85〜2.98(m,2H)、1.61(s,3H)、1.12(t,3H)。
化合物I−619
アンモニア(MeOH中で7.0M、200当量)を化合物I−618(1当量)に添加した。16時間にわたって50℃で反応混合物を加熱した。次いで、結果として生じた溶液を真空中で濃縮し、逆相HPLC(1%のTFAを含む、水中20〜40%のアセトニトリル勾配)によって残渣を精製して、所望の化合物である化合物I−619(4.7mg、収率31%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm11.30(s,1H)、9.14(d,1H)、7.42〜7.50(m,1H)、7.36(s,1H)、7.25(d,1H)、7.17〜7.22(m,1H)、6.67〜6.92(m,2H)、4.83〜4.89(m,2H)、2.86〜2.99(m,2H)、1.56(s,3H)。
化合物I−620
表題化合物を3つのステップにおいて調製した。
ステップ1:(E)−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−(フェニルジアゼニル)ピリミジン−4,6−ジアミンの合成。
t−BuOH中の1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシイミドアミド(化合物I−507の合成に関するステップ3において生成(1当量)、(E)−2−(フェニルジアゼニル)マロノニトリル(1.2当量)、及び炭酸水素カリウム(2当量)の混合物を、18時間にわたって加熱還流した。冷却後、反応混合物を真空中で濃縮し、いかなるさらなる精製も伴わずに、次のステップに進めた。
ステップ2:2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−ピリミジン−4,5,6−トリアミンの合成。
DMF中の(E)−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−(フェニルジアゼニル)ピリミジン−4,6−ジアミン(1当量)及び20%のパラジウム炭素(0.5当量)の混合物を、18時間にわたって23℃で水素雰囲気下で撹拌した。次いでセライトを通して反応混合物を濾過し、DMFで、続いて少量のメタノールで残渣を洗浄した。濾液を真空中で濃縮し、酢酸エチル及び1滴のメタノール中に残渣を懸濁し、激しく撹拌した。沈降物を濾過し、酢酸エチルで洗浄し、真空下で乾燥させて、所望のトリアミノピリミジン中間体である2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−
−ピリミジン−4,5,6−トリアミン(278mg、2つのステップを通じて収率46%)を暗黄色の固体としてもたらした。
ステップ3:化合物I−620の合成
0℃のピリジン中の2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4,5,6−トリアミン(1当量)の溶液を、クロロギ酸メチル(1当量)で処理した。反応混合物を23℃に緩徐に温め、18時間にわたって撹拌した。揮発性物質を真空中で除去し、残渣を酢酸エチル中に溶解させ、水で洗浄した。内容物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して暗黄色の固体をもたらした。逆相HPLC(1%のTFAを含む、水中20〜40%のアセトニトリル勾配)によって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−620(15mg、収率26%)を淡黄色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.82(d,1H)、7.51(s,1H)、7.27〜7.35(m,1H)、7.04〜7.15(m,2H)、6.92〜6.99(m,1H)、6.89(d,1H)、6.00(s,2H)、3.78(br.s.,3H)、3.34〜3.35(m,1H)。
化合物I−621
0℃のTHF中の化合物I−620(1当量)及びLiHMDS(トルエン中で1M、6当量)の溶液を、20分にわたって撹拌した。ヨードメタン(12当量)を反応槽に加え、混合物を23℃に温め、1時間にわたって撹拌した。混合物をジクロロメタン及び飽和塩化アンモニウム水溶液で希釈し、相を分離させた。水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。逆相HPLC(1%のTFAを含む、水中20〜40%のアセトニトリル勾配)によって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−621(1.6mg、収率17%)を黄色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.83(d,1H)、7.53(s,1H)、7.27〜7.35(m,1H)、7.05〜7.15(m,2H)、6.96(t,1H)、6.90(d,1H)、6.00(s,2H)、3.66〜3.86(m,3H)、3.13(d,3H)。
化合物I−623
表題化合物を2つのステップにおいて調製した。
ステップ1:4−アミノ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボヒドラジドの合成。
メタノール中の化合物I−420(1当量)、無水ヒドラジン(325当量)、及び水(11.2当量)の混合物を、2時間にわたって50℃で加熱した、結果として生じた溶液を真空中で濃縮した。メタノール及びジクロロメタンでの処理によって過剰のヒドラジンを共沸除去して、所望のアシルヒドラジン中間体である4−アミノ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボヒドラジドを黄色の固体としてもたらした。この材料を、さらなる精製を伴わずに次のステップにおいて現状のままで使用した。
ステップ2:化合物I−623の合成
THF中の4−アミノ−2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−メチル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボヒドラジド(1当量)及びN−アセチルイミダゾール(4当量)の混合物を、16時間にわたって23℃で撹拌した。結果として生じた溶液を真空中で濃縮し、逆相HPLC(1%のTFAを含む、水中20〜80%のアセトニトリル勾配)によって残渣を精製して、所望の化合物である化合物I−623(71mg、収率46%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.80(d,1H)、7.52(s,1H)、7.25〜7.32(m,1H)、7.06〜7.14(m,1H)、7.01〜7.06(m,1H)、6.87〜6.92(m,2H)、5.98(s,2H)、2.66(s,1H)、2.00(s,3H)、1.82(s,3H)。
化合物I−478
DMF及びエタノール(3:2)中の化合物I−461(1当量)の撹拌溶液に、10%のパラジウム炭素(10当量)を添加し、風船及び針によって水素雰囲気下に反応槽を配置した。23℃で18時間にわたって内容物を撹拌し、混合物を濾過し、真空中で濃縮した。逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−461(5mg、収率19%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.69(s,1H)、9.11(d,1H)、8.78(d,1H)、8.00(d,1H)、7.72(s,1H)、7.31〜7.38(m,1H)、7.29(d,1H)、7.21〜7.26(m,1H)、7.12(t,1H)、6.86〜6.94(m,2H)、5.95(s,2H)、1.22〜1.28(m,2H)、1.09〜1.14(m,2H)。
化合物I−479
ジクロロメタン中の中間体2(1当量)及び2−メトキシエタンスルホニル塩化物(1当量)の撹拌溶液に、DBU(1当量)を添加した。24時間にわたって60℃に反応物を加熱し、次いで23℃に冷却した。内容物を水中に希釈し、ジクロロメタン(3×)で抽出した。合わせた有機層を1NのHCl溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。逆相HPLCによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−479(8mg、収率6%)を固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.82(d,1H)、8.50(d,1H)、7.60(s,1H)、7.27〜7.35(m,1H)、7.05〜7.15(m,3H)、6.94〜6.98(m,2H)、6.02(s,2H)、3.86(s,4H)、3.27(s,3H)。
化合物I−595
ジクロロメタン/ピリジン(2:1)中の2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−5−アミン(この化合物は、以前の特許出願、国際公開第2012003405 A1号に記載された)の溶液を、3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホニル塩化物(1.8当量)で処理した。3時間後、1N NaOH溶液を添加し、次いで反応物を1.5時間にわたって撹拌した。次いで水を添加し、結果として生じた混合物を1NのHCl溶液でpH3に酸性化させ、ジクロロメタンで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。0〜10%のメタノール/ジクロロメタン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−595(6.8mg、収率15%)を白色の固体としてもたらした。
1H−NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.77(d,1H)、8.74(s,2H)、7.52(s,1H)、7.27(見かけ上のq,1H)、7.09(m,1H)、7.04(見かけ上のt,1H)、6.90(d,1H)、6.87(m,1H)、5.97(s,2H)、3.49(m,2H)、2.77(m,2H)。
化合物I−530及び化合物I−531
15:85エタノール+0.5%ジエチルアミン:CO
2を使用して、Chiralcel AD−H 50mm×250mmセミ分取カラムを用いるSFCキラル分離によって化合物I−405を分離させた。2つのピークの収集及び真空中での濃縮により、化合物I−530(分析的HPLCによって溶出する第1のピーク、Chiralcel AD−H 4.6mm×250mm、15:85のエタノール+0.5%ジエチルアミン:ヘキサン)を薄橙色の固体として得た。第2に溶出したピークの収集及び真空中での濃縮により、化合物I−531(分析的HPLCによって溶出する第2のピーク、Chiralcel AD−H 4.6mm×250mm、15:85のエタノール+0.5%ジエチルアミン:ヘキサン)を薄橙色の固体として得た。
化合物I−530についての
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.11(d,1H)、8.32(d,1H)、7.93(t,1H)、7.90(s,1H)、7.78(br s,1H)、7.69(br s,1H)、7.51(s,1H)、7.35〜7.31(m,1H)、7.22〜7.19(m,2H)、7.10(t,1H)、7.00〜6.97(m,1H)、5.90(s,2H)、4.02〜3.94(m,2H)。
化合物I−531についての
1H−NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm9.11(d,1H)、8.33(d,1H)、7.93(t,1H)、7.90(s,1H)、7.78(br s,1H)、7.69(br s,1H)、7.52(s,1H)、7.35〜7.31(m,1H)、7.22〜7.19(m,2H)、7.10(t,1H)、7.00〜6.97(m,1H)、5.90(s,2H)、4.02〜3.94(m,2H)。
化合物I−630
表題化合物を2つのステップにおいて合成した。
ステップ1:メチル(2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−5−イル)カルバメートの合成
0℃の無水ピリジン中の2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−5−アミン(この化合物は、特許出願公開、国際公開第2012003405 A1号に記載された)(1当量)の溶液に、クロロギ酸メチル(1.2当量)を添加した。10分にわたって撹拌した後、反応混合物を周囲温度に温め、LC/MSによって厳密に監視した。追加の量のクロロギ酸メチル(3.2当量)を0℃で添加した。20時間にわたって周囲温度で撹拌した後、粗製混合物を水で希釈した。結果として生じた褐色の固体を濾過によって収集し、さらなる精製を伴わずに次のステップにおいて使用した。
ステップ2:化合物I−630の合成
0℃のDMF中のメチル(2−(1−(2−フルオロベンジル)−5−(イソオキサゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−5−イル)カルバメート(1当量)の懸濁液を、水素化ナトリウム(鉱物油中で60w/w%、1.1当量)で処理し、周囲温度に温めた。30分後、反応混合物を0℃に冷却し、ヨードメタン(1.1当量)を添加した。25分後、粗製反応混合物を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で除去した。ジクロロメタン中20%のアセトニトリル/メタノール(7:1)勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィによって粗製材料を精製して、所望の化合物である化合物I−630(12mg、2つのステップを通じて収率21%)を白色の固体としてもたらした。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δppm8.88(s,2H)、8.77(d,1H)、7.55(s,1H)、7.28(見かけ上のq,1H)、7.09(見かけ上のt,1H)、7.04(見かけ上のt,1H)、6.91(d,1H)、6.88(見かけ上のt,1H)、5.99(s,2H)、3.79(s,3H)、3.40(s,3H)。
実施例2A:sGC−HEK−cGMPアッセイ(SNPインキュベーションとともに行われるアッセイ)による生物学的活性測定
可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)を内因性発現するヒト胎児腎細胞(HEK293)を使用して、試験化合物の活性を評価した。sGC受容体を刺激する化合物は、cGMPの細胞内濃度の上昇を引き起こすはずである。ポリ−D−リジンでコーティングされた96ウェル平底プレートにおいて、1×10
5細胞/ウェルの密度で200μLの体積のウシ胎仔血清(最終10%)及びL−グルタミン(最終2mM)を補充したダルベッコ変法イーグル培地にHEK293細胞を播種し、37℃で一晩成長させた。培地を吸引し、1×ハンク緩衝生理食塩水溶液(200μL)で細胞を洗浄した。次いで、200μLの0.5mM 3−イソブチル−1−メチルキサンチン(IBMX)溶液とともに37℃で15分にわたって細胞をインキュベートした。次いで、試験物溶液及びニトロプルシドナトリウム溶液(試験物溶液についてはxμM濃度、そしてSNP溶液については10μM濃度;ここでxは以下の濃度のうちの1つである:30μM、10μM、3μM、1μM、0.3μM、0.1μM、0.03μM、0.01μM、0.003μM、0.001μM、0.0003μM、または0.0001μM)をアッセイ混合物(各2μL)に添加し、結果として生じた混合物を10分にわたって37℃でインキュベートした。10分のインキュベーション後、アッセイ混合物を吸引し、0.1M HCl(200μL)を細胞に添加した。0.1M HCl中で30分にわたって4℃でプレートをインキュベートして、反応を停止させ、細胞を溶解させた。次いで、室温で5分にわたって1,200gでプレートを遠心分離した。上清を収集し、HPLC−MSによる分析のために新しい平底96ウェルプレートに移した。DMSO(1%)溶液を使用してビヒクル対照を実行した。既知のsGC刺激薬であるBAY 41−2272を陽性対照として使用した。等体積の1M酢酸アンモニウム(pH7)で試料を希釈して、より良好なクロマトグラフィのために試料を中和した。2×cGMP標準溶液を0.1M HCl中で調製し、次いで等体積の1M酢酸アンモニウムで希釈し、nMにおける以下の最終濃度:1024、512、256、128、64、32、16、8、4、2、1にした。以下の表2に示されるLC/MS条件、及び算出されたcGMP標準曲線を使用して、試験プレートにおけるcGMP濃度を各試料から決定した。GraphPad Prismソフトウェアを用いて生成された濃度応答曲線からEC
50値を算出した。以下の等式:100
*(試料−低対照)/(高対照−低対照)を使用してデータを高対照に正規化し、式中、低対照は、1%のDMSOで処理した6個の試料の平均であり、高対照は、10μMのBAY 41−2272で処理した8〜12個の試料の平均である。非線形回帰、シグモイド用量応答、3パラメータ適合を使用してデータを当てはめた。試料は典型的にはn=1で使用したが、n=2で(またはそれを超えて)使用された試料については、本明細書において提示される結果は、それぞれの所定の化合物について得られた様々な結果の算術平均に対応する。曲線が定常に達しなかった場合、それは100%に制約された。30%の最小応答を誘発できなかった化合物はNDとして報告され、EC50値は決定されなかった。SNPインキュベーションとともにsGC−HEKアッセイを用いて決定された式I及び式I’の化合物のうちのいくつかの生物学的活性を、以下の表3に要約する。
【表2】
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【表3】
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+10μMのSNPの存在下でのE
max%として表される(ここでE
max=100%が、100μMのSNPの存在下で10μMの陽性対照BAY 41−2272を用いて得られたHEKアッセイにおける活性であった)、sGC酵素活性値についてのコード定義は、以下の通りである:
A=0〜10%未満
B=10〜20%未満
C=20〜40%未満
D=40〜60未満
E=60〜80%未満
F=80〜100%未満
G=100〜120%未満
H=120%以上
−−=決定せず
+同じコード定義が制約なしのEmaxに適用され、この値は、上記の通り得られる100%の陽性対照値に対する、化合物の全濃度応答曲線から得られた最大活性値として定義される。ここで、「制約なし」という用語は、sGC酵素活性データの分析中、濃度応答曲線の頂部が100%と適合しないことを意味する。
#2つの方法に従って、全濃度応答曲線からEC
50値を得た。制約ありのEC50は、曲線の頂部が100%と適合するときに得られる値を指し(ここでE
max=100%が、100μMのSNPの存在下で10μMの陽性対照BAY 41−2272を用いて得られたHEKアッセイにおける活性であった)、ここで報告される制約なしのEC
50は、曲線の頂部が100%と適合しないときに全濃度応答曲線から得られる値を指す。マイクロモル(μM)におけるEC50コード定義は、以下の通りである:
0.001≦EC50<0.1=A
0.1≦EC50<0.5=B
0.5≦EC50<1.0=C
1.0≦EC50<5.0=D
5.0≦EC50<10.0=E
EC50≧10.0=F
【0275】
実施例2B:sGC−HEK−cGMPアッセイ(HTRF検出を使用する)(SNPインキュベーションとともに行われるアッセイ)による生物学的活性測定
可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)を内因性発現するヒト胎児腎細胞(HEK293)を使用して、試験化合物の活性を評価した。sGC酵素を刺激する化合物は、cGMPの細胞内濃度の上昇を引き起こすはずである。ポリ−D−リジンでコーティングされた96ウェル平底プレートにおいて、1×10
5細胞/ウェルの密度で200μLの体積のウシ胎仔血清(最終10%)及びL−グルタミン(最終2mM)を補充したダルベッコ変法イーグル培地にHEK293細胞を播種し、37℃で一晩成長させた。培地を吸引し、1×ハンク緩衝生理食塩水溶液(200μL)で細胞を洗浄した。次いで、200μLの0.5mM 3−イソブチル−1−メチルキサンチン(IBMX)溶液とともに37℃で15分にわたって細胞をインキュベートした。次いで、試験物溶液及びニトロプルシドナトリウム溶液をアッセイ混合物(各2μL)に添加し、結果として生じた混合物を10分にわたって37℃でインキュベートした。10分のインキュベーション後、アッセイ混合物を吸引し、0.1M HCl(200μL)を細胞に添加した。0.1M HCl中で30分にわたって4℃でプレートをインキュベートして、反応を停止させ、細胞を溶解させた。次いで、室温で5分にわたって1,200gでプレートを遠心分離した。cGMP HTRFアッセイ(Cisbio製品番号62GM2PEC)を使用してGMPレベルを決定した。各試料について、5μLのHEKアッセイ上清をHTRFキットアッセイ希釈剤中で1:5に希釈し、アッセイプレートのウェルに移し、HTRFキット製造業者の説明書に従ってHTRFアッセイを実施した。高対照及び低対照を使用して試料算出を実施し、ここで高対照は、10μMのBay 41−2272+100uMのSNPの存在下で実施されたHEKアッセイからの上清であり、低対照は、ビヒクルの存在下で実施されたHEKアッセイからの上清であった。cGMP標準溶液を0.1MのHCl中で調製し、HTRFアッセイを使用してcGMP標準曲線を実施するために希釈した。HTRFアッセイからの平均比データを使用して、等式:100
*(試料−低対照)/(高対照−低対照)に従って試料日を正規化した。Graphpad(Prismソフトウェア)を使用して、3パラメータ対数作動薬用量応答(最高値(EMax%)、最低値、対数EC50)とデータを当てはめた。この修正されたアッセイ手順を使用して表4のデータを得た。(試験物溶液についてはxμM濃度、そしてSNP溶液については10μM濃度;ここでxは以下の濃度のうちの1つである:30μM、10μM、3μM、1μM、0.3μM、0.1μM、0.03μM、0.01μM、0.003μM、0.001μM、0.0003μM、及び0.01nM。
【表4】
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+10μMのSNPの存在下でのE
max%として表される(ここでE
max=100%が、100μMのSNPの存在下で10μMの陽性対照BAY 41−2272を用いて得られたHEKアッセイにおける活性であった)、sGC酵素活性値についてのコード定義は、以下の通りである:
A=0〜10%未満
B=10〜20%未満
C=20〜40%未満
D=40〜60未満
E=60〜80%未満
F=80〜100%未満
G=100〜120%未満
H=120%以上
−−=決定せず
+同じコード定義が制約なしのEmaxに適用され、この値は、上記の通り得られる100%の陽性対照値に対する、化合物の全濃度応答曲線から得られた最大活性値として定義される。ここで、「制約なし」という用語は、sGC酵素活性データの分析中、濃度応答曲線の頂部が100%と適合しないことを意味する。
#全濃度応答からEC
50値を得た
*これらの試料は無希釈であった。
0.001≦EC
50<0.1=A
0.1≦EC
50<0.5=B
0.5≦EC
50<1.0=C
1.0≦EC
50<5.0=D
5.0≦EC
50<10.0=E
EC
50≧10.0=F
化合物I−306〜I−455をこのアッセイで試験し、その過半数が少なくとも80%のE
max値とともに5.0μM未満のEC
50値を示した。
【0276】
実施例2C:LC/MS検出を用いる新たなプロトコルであるsGC−HEK−cGMPアッセイによる生物学的活性測定
可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)を内因性発現するヒト胎児腎細胞(HEK293)を使用して、試験化合物の活性を評価した。sGC酵素を刺激する化合物は、cGMPの細胞内濃度の上昇を引き起こすはずである。ポリ−D−リジンでコーティングされた384ウェル平底プレートにおいて、1.5×10
4細胞/ウェルの密度で50μLの体積のウシ胎仔血清(最終10%)及びペニシリン(100U/mL)/ストレプトマイシン(100μg/mL)を補充したダルベッコ変法イーグル培地にHEK293細胞を播種した。5%のCO
2を含む加湿チャンバ内で、37℃で一晩細胞をインキュベートした。培地を吸引し、1×ハンク緩衝生理食塩水溶液(50μL)で細胞を洗浄した。次いで、50μLの0.5mM 3−イソブチル−1−メチルキサンチン(IBMX)溶液とともに37℃で15分にわたって細胞をインキュベートした。次いで、試験物溶液及びジエチレントリアミンNONOエート(DETA−NONOエート)溶液(試験物溶液についてはxμM濃度、そしてDETA−NONOエート溶液については10μM濃度;ここでxは以下の濃度のうちの1つである)
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【0277】
をアッセイ混合物に添加し、結果として生じた混合物を20分にわたって37℃でインキュベートした。20分のインキュベーション後、アッセイ混合物を吸引し、150ng/mLの+3−cGMPを含有する10%酢酸(LCMSのための内部標準)(50μL)を細胞に添加した。酢酸溶液中で30分にわたって4℃でプレートをインキュベートして、反応を停止させ、細胞を溶解させた。次いで、4℃で3分にわたって1,000gでプレートを遠心分離し、LCMS分析のためにきれいな反応プレートに上清を移した。
【0278】
以下のLCMS条件(表5)、及び算出された標準曲線を使用して、各試料からcGMP濃度を決定した。ng/mLにおけるcGMPの以下の最終濃度:1、5、10、50、100、250、500、1000、2000で、150ng/mLの+3cGMP(野生型よりも3単位高い重量を有する同位体標識cGMP)を含む10%酢酸中で標準曲線を調製した。
【表5】
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【0279】
以下の等式を使用してデータを高対照に正規化し100
*(試料−低対照)/(高対照−低対照)、式中、低対照は、1%のDMSOで処理した16個の試料の平均であり、高対照は、30μMのI−329で処理した16個の試料の平均である。GraphPad Prismソフトウェアv.5を使用し、4パラメータ適合(対数(作動薬)対応答−可変傾斜)を使用してデータを適合させた。すべての化合物に対してn=2。絶対EC
50は曲線適合から内挿され、所定の化合物が高対照応答の50%を誘発する濃度として定義される。50%の最小応答を誘発できない化合物は30μM超として報告される。2連または2を超えるnで使用された化合物については、本明細書において提示される結果は、得られたいくつかの結果の幾何平均である。表6は、選択された本発明の化合物についてこのアッセイにおいて得られた結果を要約する。
【表6】
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(〜)所定の化合物が高対照応答(I−329)の50%を誘発する濃度として定義される絶対EC
50として表される、sGC酵素活性値についてのコード定義。50%の最小応答を誘発できない化合物は30μM超として報告される。EC50Abs<100nM=A;101nM≦EC50Abs<1000nM=B;1001nM≦EC50Abs=C。
【0280】
実施例3A:胸部大動脈リングアッセイによる生物学的活性測定
胸部大動脈リングを、体重275〜299gの麻酔下(イソフルラン)の雄Sprague−Dawleyラットから摘出する。30分にわたって95%O
2及び5%CO
2を通気した氷冷Krebs−Henseleit溶液に組織を直ちに移す。結合組織の除去後、大動脈切片を4つのリング(それぞれ約2mm)に切断し、一方のフックを組織浴(Schuler臓器浴、Harvard Apparatus)の底に固定し、他方を力変換器(F30力変換器、Harvard Apparatus)に接続した状態で、2本のL字型フックに吊るす。Krebs Henseleit溶液(10mL)を含む浴槽を37℃に加熱し、95%O
2及び5%CO
2を通気する。リングを0.3〜0.5gの初期張力にし、60分にわたって1.0gの静止張力に徐々に上昇させる。安定したベースラインが得られるまで、15分間隔でKrebs Henseleit溶液(37℃に加熱し、95%O2及び5%CO2を通気した)でリングをすすぐ。リングは、調節の必要なしに1.0gの静止張力が維持された後(およそ10分間)、安定していると見なされる。次いで、10μg/mLのフェニレフリン原液を100μL添加することによって、100ng/mLのフェニレフリンでリングを収縮させる。次いで、安定した収縮を達成した組織を、累積的な用量依存的手法で、ジメチルスルホキシド(DMSO)中で調製した試験化合物で処理する。いくつかの場合において、Krebs−Heinseleit’s溶液(37℃に加熱し、95%O2及び5%CO2を通気)で5分間にわたって3回組織をすすぎ、ベースラインで安定化させ、次いで他の試験物またはDMSO作用の特性評価のために使用する。すべてのデータは、Harvard Apparatusによって提供されるHSE−ACADソフトウェアを使用して収集される。弛緩作用率(%)は、0%阻害としての100ng/mLのフェニレフリン処理、及び100%阻害としての100μMの3−イソブチル−1−メチルキサンチンを用いる処理の記録された張力値を使用して、Microsoft Excelで算出される。EC50値は、GraphPad Prismソフトウェアで生成された濃度応答曲線から算出される。
【0281】
実施例3B:代替的方法である胸部大動脈リングアッセイによる生物学的活性測定
代替の胸部大動脈リングアッセイとして、0%阻害としての100ng/mLのフェニレフリン処理の記録された張力値を使用してMicrosoft Excelで弛緩作用率を算出し、かつ組織を緩衝液で洗浄した後、組織の原初の静止張力を100%阻害として使用することを除いて、実施例3の手順を使用する。
【0282】
実施例4:Sprague−Dawleyラットの血圧変化
雄ラット(体重250〜350g、Harlan Laboratoriesにより供給)をケタミン/キシラジンで麻酔し、ヘパリン処置した生理食塩水液を充填したカテーテルを右大腿動脈に埋め込んだ。カテーテルを肩甲骨間で露出させ、キャップし、任意の化合物試験の前に、術後少なくとも7日間にわたって動物を回復させた。試験前に、12時間の明暗サイクル下で、飲水への自由なアクセスとともに、普通食で動物を維持した。
【0283】
実験の日に、吸入イソフルラン麻酔下で、カテーテルのキャップをはずし、テザー(Instech Labs)及び圧力変換器(Harvard Apparatus)に接続した。専用のデータキャプチャシステム(PowerLab、ADInstruments)で、血圧及び心拍数を続けて捕捉し分析した。データサンプリング率は1サイクル/秒に設定した。接続したら、各ラットを麻酔から回復させ、これらの意識があり自由行動する動物のベースラインの血圧及び心拍数レベルを確立した。ベースラインを確立したら、ビヒクル(0.5%のメチルセルロースもしくは100%のPEG400)または試験物を経口投与(PO、10mg/kg)し、血圧及び心拍数への作用を最大24時間にわたって監視した。
【0284】
データは時間平均として報告され、血圧の変化は時間単位で個別のベースラインを差し引くことから算出される。
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@10mpkにおけるベースラインからのラット平均動脈圧ピーク変化についてのコード定義:
A=−10<10mpkにおけるベースラインからのピーク変化<0
B=−20≦10mpkにおけるベースラインからのピーク変化≦−10
C=10mpkにおけるベースラインからのピーク変化<−20
【0285】
実施例5:動物モデルの説明:
吸入されたsGC刺激薬を使用する肺血行動態の子ヒツジモデル
(“Inhaled Agonists of Soluble Guanylate Cyclase Induce Selective Pulmonary Vasodilation”,Oleg V.et al,American J of Resp and Critical Care Medicine,Vol 176,2007,p 1138)
【0286】
公開された手順に従うことによって、sGC刺激薬を含有する新規の乾燥粉末の微小粒子製剤の吸入が、急性肺高血圧症を有する子ヒツジにおける選択的な肺血管拡張をもたらすかを試験することが可能である。この実験系では、sGC刺激薬の微小粒子及び吸入された一酸化窒素(iNO)の併用投与を評価することも可能である。最後に、iNO(誘導型一酸化窒素シンターゼ)への応答が損なわれるときにsGC刺激薬の微小粒子の吸入が肺血管拡張をもたらすかを検査することが可能である。
【0287】
プロトコル:血管カテーテル及び気管切開チューブを装着された覚醒し自発的に呼吸している子ヒツジに、U−46619を静脈内注入して平均肺動脈圧を35mm Hgに上昇させる。BAY 41−2272、BAY 41−8543、またはBAY 58−2667のいずれか、及び賦形剤(ジパルミトイルホスファチジルコリン、アルブミン、ラクトース)からなる微小粒子の吸入は、平均動脈圧への著しい作用を伴わずに、用量依存的な肺血管拡張、及び増加した肺内外cGMP放出をもたらした。BAY 41−8543またはBAY 58−2667を含有する微小粒子の吸入は、全身性動脈血酸素負荷を増加させた。iNOによって誘発された肺血管拡張の規模及び持続期間は、BAY 41−8543微小粒子を吸入した後に増強された。sGCの補欠分子ヘム基を酸化させる1H−[1,2,4]オキサジアゾロ[4,3−a]キノキサリン−1−オン(ODQ)の静脈内投与は、iNOの肺血管拡張剤作用を顕著に低減させた。対照的に、BAY 58−2667微小粒子を吸入することによって誘発された肺血管拡張及び肺内外cGMP放出は、ODQでの処置後に大きく向上した。したがって、sGCの作動薬を含有する微小粒子の吸入は、特にsGCの酸化によってiNOへの応答性が損なわれている場合に、肺高血圧症を有する患者にとって有効な新規の治療を提供し得る。注記:BAY 58−2667がsGC活性化薬である一方、BAY 41−2272、BAY 41−8543はsGC刺激薬である。
【0288】
気管支拡張の査定のための電界刺激されたモルモット気管平滑筋のインビトロ(エクスビボ)モデル
以下に記載のシステムを使用することによって、sGC刺激薬の気管支拡張作用を査定することが可能である。このシステムにより、我々はいくつかのsGC刺激薬の作用の効能、有効性、及び持続期間を決定し、血圧または心拍数の変化などの潜在的な副作用を査定することができる。
【0289】
動物:モルモット、Dunkin Hartley、雄、完全隔離飼育かつ特異的微生物を有しないことが保証されており実験日の受領時に525〜609g、Harlan UK Ltd。制御環境(気流、温度、及び湿度)においてGold Flake床材を有する床敷ケージ内に、モルモットを4匹の群で収容する。食物(FD1、Special Diet Services)及び水を適宜提供する。
【0290】
EFSに応答するモルモット気管平滑筋収縮。化合物の効能及び有効性の査定:
各実験日に、上昇する濃度のCO2に曝露することによってモルモットを殺処分し、気管を取り出す。気管から異質組織を取り除き、筋肉と反対の線で長手方向に切り開き、開け広げ、2〜3の軟骨環幅の切片に切断する。各気管切片の一方の端部に綿の輪を、そして他方の端部にある長さの綿を取り付ける。次いで、Myobathシステム(World Precision Instruments Stevenage,UK)において、組織ホルダを使用して、2つの白金電極間に気管切片を吊るす。組織ホルダの底のフック上に輪を取り付け、2つの白金電極間に組織を確実に配置しながらFORT10力変換器(World Precision Instruments Stevenage,UK)のアームに他方の端部を取り付ける。カルボゲンで発泡された37℃の変性されたKreb’s−Henseleit緩衝液を含む10mlの組織浴中に、アセンブリ全体を下ろす。組織の各片に1gの張力を適用し、次いで組織を洗浄し、続いて1時間の安定化期間をおく。組織を安定化させたら、DS8000 8チャネルデジタル刺激装置(World Precision Instruments Stevenage,UK)を使用して2分毎に、ゲート付きの単極性パルスで、周波数80Hzパルス幅0.1 msの刺激を送達するように電界刺激用の装置を設定する。2、4、6、7、8、10、12Vで各気管切片に対して電圧応答曲線を実行し、次いで準最大電圧を選択して残りの実験中に各組織に適用する。準最大電界刺激(EFS)を使用してモルモット気管平滑筋(GPTSM)収縮を誘発する(Coleman et al.
*に記載の通りメタコリンまたはヒスタミンなどの収縮因子物質を使用することによって収縮を誘発することも可能である)。3×10−2Mで100%のDMSO中に化合物を溶解させ、−200Cでアリコートを保管する。各実験に別個のアリコートを使用する。組織をKreb’s緩衝液で洗浄し、1時間にわたって以前に決定した準最大電圧を使用して刺激して、化合物活性の査定前に安定したベースライン収縮を確立する。
【0291】
次いで各試験物質の累積的用量応答曲線(DRC)を実施し、平滑筋収縮の変化を測定する。各実験における各試験物質の作用は、関連のあるビヒクル対照に正規化されたベースライン収縮の阻害率として表される。3匹の異なる動物からの組織を使用して、この実験を3回実施する。3回の実験すべてからのデータをプールし、DRCをプロットし、試験物質の効能及び有効性を決定する。試験化合物と一緒に臭化イプラトロピウムの効能を査定し、IC50はシステムにおいて以前に生成されたデータと一致する0.86nM(95%Cl、0.78〜0.94)であると決定する。
“Novel and Versatile Superfusion System.Its use in the Evaluation of Some Spasmogenic and Spasmolytic Agents Using Guinea pig isolated Tracheal Smooth Muscle.”,R.A.Coleman et al.,J.Pharmacol.Methods,21,71−86,1989。
【0292】
変化したCFTR機能が原因としてに関与する疾患のためのマウスモデル
これらの疾患は、嚢胞性線維症、膵臓障害、胃腸障害、肝臓障害、嚢胞性線維症関連糖尿病(CFRO)、ドライアイ、口渇症、及びシェーグレン症候群を含む。
【0293】
デルタF508CFTRチャネルを発現するか、またはそれを発現しない遺伝子導入マウスを使用することによって、以下に記載の文献のプロトコル(国際公開第2011095534号参照)を使用することにより、試験sGC刺激薬の存在下の鼻の電位差及び唾液分泌の差異を測定することが可能である。
【0294】
デルタ(.6.)50S−CFTRマウスにおける唾液分泌アッセイ
15匹の雄及び雌のホモ接合型、ヘテロ接合型の.6.50S−CFTR(12を超える世代にわたってFVB遺伝的背景で戻し交配、Erasmus University,Rotterdamから本来取得;両性とも10〜14週齢で体重1S〜36g)をこのアッセイにおいて使用した。0.07、0.14、及び0.42mg/kg体重の濃度のバルデナフィルの溶液を滅菌生理食塩水中で20調製し、一方で、50%のddH20、40%のPEG 400(ポリエチレングリコール400)、及び10%のエタノールを含有する溶媒中に、sGC刺激薬BAY 41−2272を0.01、0.03、0.1、及び0.3mg/kg体重に溶解させた。唾液分泌アッセイの60分前に、物質または適切なビヒクルを腹腔内注射(5ml/kg体重)によってマウスに投与した。60分後、25ケタミン及びジアゼパムの組み合わせでマウスを麻酔した。この溶液は、8mlの滅菌生理食塩水中に5mg/mlのジアゼパムを1ml、そして100mg/mlのケタミンを1ml含有するように調製した。溶液の腹腔内注射(10ml/kg体重)によって麻酔を誘発した。麻酔後、コリン受容体の交差刺激(cross−stimulation)を回避するために、左頬への1mMのアトロピン(50 1−11)の皮下注射でマウスを前処置した。4分にわたって、以前に注射された頬の内側にWhatman濾紙5の小切片を配置し、アトロピンの注射後に分泌されたいかなる唾液をも吸収させた。この濾紙の第1の小片を取り除き、予め秤量された第2の濾紙と交換した。その後、100 I−IMイソプレナリン及び1mMのアトロピンを含有する溶液の50 1−11を、同じ部位の左頬に注射し、アドレナリン作動性メカニズムによる唾液分泌を誘発した。10イソプレナリンの注射の時間をゼロ時間と見なし、30分の総収集期間にわたって10分毎に濾紙切片を交換した。濾紙の各片を直ちに配置し、予め秤量されたバイアル内に密封した。全試料を収集した後、各バイアルを再測定し、全試料の重量を記録した。唾液15を収集する前後の紙を加えたバイアルの総重量の差を、収集期間中に分泌された唾液の正味重量と見なした。各収集に必要な分数で除し、次いでグラムにおけるマウスの質量に正規化した唾液の重量として、唾液分泌の総量を算出した。結果を、プラセボ処置と比較したnマウスの平均増加率として表す。一元配置分散分析試験20によって、続いて事後Bonferoni分析によって、統計を分析した;
*/
**/
***はp値<0.05/<0.01/0.001の統計的有意を意味し、n.s.は非有意を意味する。
【0295】
いくつかのsGC刺激薬、sGC活性化薬、及びPDE5阻害薬を用いて、これらの動物実験を実行した。その結果は、本発明の化合物が、嚢胞性線維症、膵臓障害、胃腸障害、肝臓障害、嚢胞性線維症関連糖尿病(CFRO)、ドライアイ、口渇症、及びシェーグレン症候群の治療に有用であることを示唆する。
【0296】
神経筋障害
筋線維膜から筋形質への神経型一酸化窒素シンターゼ(nNOS)の誤った局在化が、損なわれた運動状態及び異化ストレスに関連する広範な非ジストロフィー神経筋病態において観察されることが以前に示されている。様々な遺伝性及び後天性形態の神経筋障害を有する患者の筋生検の評価のための1つの手段は、nNOSの筋細胞膜局在化の査定である。筋細胞膜でのnNOSのレベルが可動性及び機能状態と相関することが見出された。
【0297】
類似した査定を使用して、後述の文献プロトコルに従い、非ジストロフィー筋疾患の動物モデルにおけるnNOS局在化を判定することができる(“Loss of sarcolemmal nNOS isCOmmon in acquired and inherited neuromuscular disorders”;E.L.Finanger Hedderick et al.,Neurology,2011,76(11)、960−967)。
【0298】
後天性筋萎縮のマウスモデルにおけるnNOSの誤った局在化
損なわれた可動性を伴わない筋萎縮を示す2つのマウスモデル:高用量副腎皮質ステロイド療法及び短期飢餓が記載されている。ステロイドで処置されるか、または48時間にわたって飢餓状態にされたマウスは、全体的な体重及び正規化湿性骨格筋肉量の著しい減少を示した。両方のモデルの骨格筋検体の形態計測的分析は、同齢の対照(各群に対してn=5)と比較して、平均最小フェレット線維直径の著しい減少によって定義される筋萎縮を示した。ジストロフィン、α−サルコグリカン、及びα−1−シントロフィンに対する蛍光免疫染色は、完全なDGC複合体を示唆する正常なジストロフィン局在化を示したが、ステロイドで処置されたマウス、及び飢餓状態にされたマウスの両方が、筋細胞膜のnNOS染色の不在か、またはその大幅な低減を示した。NOSファミリータンパク質(nNOS、eNOS、iNOS)に対する実時間PCRは、ステロイドで処置されたマウス(各群に対してn=8)における3つの転写物のうちのいずれの発現レベルにおいても有意差を示さなかった。その上、nNOS、iNOS、及びeNOSのためのウエスタンブロット分析は、タンパク質レベルの差を示さなかった。
【0299】
これらのマウス動物モデルを使用して、筋萎縮の症状及び関連する病状におけるsGC刺激薬(例えば、本発明のsGC刺激薬)の効果を査定することができる。
【0300】
飢餓状態にされたマウスは、野生型マウスと比較して、nNOS及びiNOS転写物発現の1倍の減少を示した(対照に対してn=7、飢餓状態に対してn=9)。しかしながら、nNOS、iNOS、及びeNOSのタンパク質レベルは、対照マウスと飢餓状態にされたマウスとの間で差を示さなかった(各群に対してn=4)。これらのデータは、全体的な可動性が保持されていても、重度の筋萎縮を有するマウスにおいてnNOSの異常な局在化が起こることを示し、損なわれた可動性に加えて、異化ストレスなどの他の誘因が筋細胞膜のnNOSの損失に関連し得るという概念を支持する。
【0301】
骨格筋nNOS局在化は冬眠中維持される(リスを用いる研究)
冬眠中の13系統ジリスからの骨格筋検体を使用して、維持された筋肉恒常性及び完全性との関連で、不動性及び異化ストレスのnNOS局在化への影響を評価した。これらの動物は、冬眠中の骨格筋萎縮から保護されている絶対冬眠哺乳動物である。ほとんど完全な不動を伴う、カロリー摂取なしの5ヶ月間の冬眠にも関わらず、筋細胞膜のnNOSの発現が保持される。患者及びマウスのデータとともに、これらのデータは、nNOS局在化の生物化学的制御が複雑であり、かつ重要なことに、保持された筋細胞膜のnNOSが筋肉恒常性の維持において有意であり得ることを示す。
【0302】
これらの結果は、異常NOシグナル伝達を標的化すること(例えば、ここに記載されたものなどのsGC刺激薬を用いて)が神経筋障害を有する患者の幅広い群に対して有用であると証明し得ることも示唆する。
【0303】
筋ジストロフィー(BMD及びDMD)のマウスモデル
進行性骨格筋消耗を特徴とするベッカー型筋ジストロフィー(BMD)は、筋肉タンパク質ジストロフィンの突然変異によって引き起こされる。ヒト実験において、Martinらは(“Tadalafil Alleviates Muscle Ischemia in Patients with Becker Muscular Dystrophy”;Elizabeth A.Martin et al.,Sci.Transl.Med.4,162ra155(2012);“Vascular−targetted therapies for Duchenne muscular dystrophy”;Ennen et al.,Skeletal Muscle,2013,3:9参照)、BMDを有する10人の患者及び7人の同齢の健康な男性対照の筋肉における反射性交感神経性血管収縮の運動誘発性減弱を査定した。これは、運動の代謝要求を満たすために骨格筋の灌流を最適化する保護メカニズムである。反射性血管収縮は、模擬された起立性ストレスによって誘発され、前腕筋が静止しているか、または律動的な握りの形態で軽く運動されたときに測定された。最初に、研究者らは、一般的なジストロフィン突然変異が神経型NOシンターゼ(nNOS)の筋肉筋細胞膜への標的化を妨害するBMDを有する10人の患者のうち9人において、反射性血管収縮の運動誘発性減弱が不完全であることを示した。次いで、二重盲検無作為化プラセボ対照交差試験において、筆者らは、特異的PDE5阻害薬であるタダラフィルの20mgの一回経口投与によって、9人の患者のうち8人において通常の血流調節が回復されることを示した。
【0304】
関連する疾患のデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)のジストロフィン欠乏mdxマウスモデルを使用することによって、NO経路上で作用する薬物の効果を査定することが可能である。このモデルは、ホスホジエステラーゼ5(PDE5)の阻害薬が、筋損傷及び疲労を引き起こし得る骨格筋微小血管の血管攣縮を含む、ジストロフィーの表現型のいくつかの特徴を軽減することも示している。
【0305】
健康な骨格筋の運動で、筋細胞膜のnNOS由来NOは、局所的α−アドレナリン作動性血管収縮を減弱し、それにより灌流を最適化して活動筋の代謝要求を満たす。この保護メカニズム(機能的交感神経遮断(functional sympatholysis)と呼ばれる)は、mdxマウス(BMD及びDMDのモデル)、nNOSヌルマウス、及び機能的筋肉虚血を引き起こすDMDを有する男児において失われている。機能的虚血の頻回発作は、ジストロフィン欠乏によって既に弱った筋線維の使用依存性損傷を加速させ得る。
【0306】
mdxマウスにおいて、ジストロフィーの表現型の多くの特徴は、nNOSの遺伝子導入発現、筋細胞膜のnNOSを回復するジストロフィンミニ遺伝子の遺伝子導入発現(それにより機能的交感神経遮断(functional sympatholysis)を回復する)、NOS基質L−アルギニン(24、25)の投与、NO供与薬物での治療、及び薬物タダラフィルまたはシルデナフィルを用いたホスホジエステラーゼ5A(PDE5A)阻害を含むNOシグナル伝達を高める複数の方策によって改善され得る。グアノシン3’,5’−一リン酸(cGMP)(血管平滑筋におけるNOの下流標的)の半減期を延長するこれらのPDE5A阻害薬は、mdxマウスにおいて、運動の短時間発作の後、筋肉虚血、ならびに損傷及び疲労を軽減することが示された。また、これらの薬物は、mdxマウスの心動態を改善し、ジストロフィーの骨格筋を救い、かつジストロフィン欠乏ゼブラフィッシュの生存を延長することが示された。
【0307】
これらの所見は、運動しているヒト骨格筋の交感神経性血管収縮を調節することにおける筋細胞膜のnNOSの重要な役割を支持し、異常NO経路を標的化すること(例えば、本発明のsGC刺激薬を使用することによって)が、ヒトのBMD及びDMDを治療するために有用な治療手段であり得ることを示唆する。
【0308】
鎌状赤血球症
鎌状赤血球症(SCD)、または鎌状赤血球貧血(SCA)もしくは鎌状血球症は、異常な硬直した鎌形状をとる赤血球を特徴とする遺伝性血液障害である。鎌状化は、細胞の柔軟性を低下させ、様々な合併症の危険性をもたらす。鎌状化は、ヘモグロビン遺伝子における突然変異のために起こる。機能しない遺伝子の1つのコピーを有する個人は、正常及び異常ヘモグロビンの両方を示す。これは相互優性の一例である。1994年に、米国において、この病態を有する人々の平均寿命は、男性では42年、女性では48年であると予測されたが、現在は、疾患のより良好な管理のおかげで、患者は70代以上まで生きることができる。
【0309】
鎌状赤血球貧血は、HbSを引き起こす突然変異のためホモ接合性がある鎌状赤血球病の一種である。鎌状赤血球貧血は、「HbSS」、「SS疾患」、「ヘモグロビンS」、またはこれらの名称の順列とも称される。ヘテロ接合性の人々、つまり1つの鎌遺伝子及び1つの正常成人ヘモグロビン遺伝子のみを有する人々において、この病態は、「HbAS」または「鎌状赤血球形質」と称される。鎌状赤血球症の他のより稀な形態は、その人が、HbSを引き起こす突然変異の1つのコピー及び別の異常ヘモグロビン対立遺伝子の1つのコピーのみを有する複合ヘテロ接合性状態である。それらは、鎌状ヘモグロビンC疾患(HbSC)、鎌状β−プラス−サラセミア(HbS/β
+)、及び鎌状β−ゼロ−サラセミア(HbS/β
0)を含む。
【0310】
赤血球(RBC)鎌状化及びレオロジー異常が鎌状赤血球症の病態生理の中心となるが、鎌状化赤血球(sRBC)と、内皮細胞と、血小板と、白血球との間の複雑な相互作用に起因する血管機能不全も同等に重要な役割を果たす。鎌状赤血球症において、内皮活性化は、鎌状赤血球媒介性の低酸素灌流事象に関連する(例えば、“Advances in understanding of the pathogenesis of cerebrovascular vasculopathy in sicke cell anemia”,P.Connes et al.,Br.J.Haematol.2013,161,484−98参照)。赤血球鎌状化及び内皮への接着は、血流を損なうことによって血管閉塞を開始する。その後の炎症性媒介物の急増及び内皮活性化は、血管損傷を引き起こす一連の事象を誘起する。これらの血管閉塞事象からの間欠性低酸素再灌流に対する病態生理学的反応は、細胞保護媒介物の同時阻害を伴い、サイトカイン産生の増加、白血球上方調節、ならびにプロコアグラント及び接着分子の活性化によって示される。
【0311】
白血球増多症は、鎌状赤血球症のほとんど全ての徴候と相関し、鎌状脈管障害の病態生理における炎症の影響力のある役割を強調する。ベースラインにおいてでさえ、鎌状赤血球症患者は、C−反応性タンパク質(CRP)、腫瘍壊死因子(TNF)、インターロイキン−1(IL−1)、及びインターロイキン−8(IL−8)を含む炎症促進性サイトカインの上昇を示す。インビトロ実験は、sRBCがTNF−α及びIL−1−β(8−10)の内皮上方調節を促進することを示している。活性化単球のマイクロアレイ実験は、遺伝子の差次的発現が炎症、ヘム代謝、細胞周期調節、抗酸化反応、及び血管新生を伴ったことを示している。より最近では、活性化B細胞の核内因子κ軽鎖エンハンサー(NFκB/p65)、クルッペル様因子2(KLF2)、及び脳卒中の危険性が高い、鎌状赤血球症の小児の炎症の経路を調節する他の転写因子の差次的発現が示された。
【0312】
遺伝子導入マウスモデルでは(“Novel Therapies Targetting the Endothelium in sickle cell disaease”,C.C Hoppe,Hemoglobin,35(5−6):530−546(2011)及びそこに引用される参考文献参照)、鎌状化を誘発する酸化ストレスが、内皮活性化ならびに悪化した炎症反応及び接着促進性反応を引き起こす微小血管調節メカニズムに影響を及ぼすことが示されている。酸化ストレスは、反応性酸素種(ROS)の形成を通じて起こる。NOの枯渇は、ヘモグロビン(Hb)媒介スカベンジング、ROSによる消費、及びアルギナーゼ媒介基質枯渇を通じて起こる。鎌状赤血球症において、循環遊離Hbを通常除去するスカベンジャー系は飽和している。遊離Hbは、NOを枯渇させ、内皮機能障害を引き起こす。その結果、血管収縮と血管拡張との正常な平衡は、血管収縮、内皮活性化、酸化ストレス、及び増殖性脈管障害に向かってゆがめられる。
【0313】
NO恒常性の回復を対象とする療法は、鎌状赤血球症を有する患者の予備実験において将来性を示している。以前のインビトロ実験及び他の患者集団における実験は、内皮接着分子発現のNO媒介下方調節を示した。これらの観察後、吸入NOの使用は、OEを呈する鎌状赤血球症の小児において研究され、疼痛スコアの低下、鎮痛必要条件の減少、及び病院滞在の短縮の関連した傾向を見出した。
【0314】
これらの所見は、鎌状赤血球症を有する成人患者における急性VOEの治療のための吸入NOを評価する最近の無作為化プラセボ対照試験で再現され、吸入NOが疼痛スコアを著しく低減し、プラセボと比較した非経口モルヒネの使用の減少傾向に関連することを示した。急性VOEのため吸入NOで治療された成人鎌状赤血球症患者の完了した第II相試験からの結果は、まだ利用可能になっていない(clinicaltrials.gov NCT00023296)。鎌状赤血球症を有する小児におけるVOE治療のための吸入NOの別の第II相試験の完了が期待されている(clinicaltrials.gov NCT00094887)。鎌状赤血球症におけるACSのための吸入NOの考えられる治療上の役割は、ACSを有する小児において吸入NOの使用をプラセボもしくは標準治療と比較する、2つの別個のフランス第II/III相試験において小児及び成人の両方で現在査定されている(clinicaltrials.gov NCT01089439及びNCT00748423)。
【0315】
NOシンターゼ基質であるL−アルギニンの食品栄養補充が、NO生物学的利用能を増加させる手段として、鎌状赤血球症において大規模に研究されている。鎌状マウスにおいて、高用量での経口L−アルギニンは、ガルドスチャネル活性、高密度細胞形成、及び溶血、ならびに血管反応性における機能改善を減少させることが示されている。
【0316】
NOの下流媒介物であるPDE5を阻害することによって内因性NOの効果を増幅させることを目的とする薬剤であるシルデナフィルは、原発性PHTを治療するために一般集団において広く使用される。重度のPHTを有する鎌状赤血球症患者における予備実験は、シルデナフィルでの治療後、PAP及び運動能力の改善を報告した。ドップラー定義されたPHTを有する鎌状赤血球症患者におけるシルデナフィルの安全性及び効力を試験する多施設試験(シルデナフィル療法での肺高血圧症及び鎌状赤血球症の治療、FWalk−PHaSST)は、治療群におけるVOE、頭痛、及び視覚障害の割合の増加を含む重度の副作用の高発生頻度のため、時期尚早に中止された。
【0317】
亜硝酸塩及びナイアシンも、それらの直接NO供与体性質のために調査されている。試験的第I/II相臨床試験において、成人の鎌状赤血球症患者における亜硝酸ナトリウムの輸注は、前腕血流を向上させ、NO供与体作用メカニズムと一致する。より大規模な第I/II相試験は、現在、急性VOEの間の補助的療法として投与される亜硝酸塩輸注が微小血管血流及び組織酸素化を改善するかを調査している(clinicaltrials.gov NCT01033227)。内皮依存性血管拡張の改善に対する亜硝酸塩の効果も、第II相無作為化対照試験において査定されている(clinicaltrials.gov NCT00508989)。
【0318】
上の結果は、鎌状赤血球症における異常NO経路を標的化すること(例えば、本発明のsGC刺激薬を使用することによって)が、この疾患の治療に対する有用な療法であり得ることを示唆する。この病状におけるsGC刺激薬(例えば、本発明のsGC刺激薬)の効果を査定するために使用され得る鎌状赤血球貧血のマウスモデルは、Blood,2001,98(5)、1577−84;J.Clin.Invest.2004,114(8)、1136−45;and Br.J.Haematol.,2004,124(3)、391−402に記載されている。
【0319】
膀胱機能障害
sGC活性化薬BAY60−2770が糖尿病マウスにおける過活動膀胱を寛解することが示されている(“The Soluble Guanylyl Cyclase Cyclase Activator BAY 60−2770 ameliorates overactive bladder in obese mice”,Luiz O Leiria et al.,The Journal of Urology,2013,doi:10.1016/j.juro.2013.09.020.参照)。本公開に記載される動物モデルは、同様に、sGC刺激薬(例えば、本発明のsGC刺激薬)の過活動膀胱に対する効果を査定するために使用され得る。
【0320】
同じ研究者グループは膀胱機能障害のラットモデルも記載しており(NO−defficient rats,F Z Monica et al.,Neurology and Urodynamics,30,456−60,2011)、このモデルにおけるBAY−2272(sGC活性化薬)の保護効果を示している。本公開に記載される動物モデルは、同様に、排尿筋平滑筋過活動に関連する膀胱機能障害に対するsGC刺激薬(例えば、本発明のsGC刺激薬)の効果を査定するために使用され得る。
【0321】
いくつかの実施形態を記載してきた。しかしながら、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく様々な修正がなされ得ることが理解されよう。