特許第6267722号(P6267722)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6267722実質的に連続的な加熱要素を実質的に連続的な芯の周囲に巻回するための装置および方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6267722
(24)【登録日】2018年1月5日
(45)【発行日】2018年1月24日
(54)【発明の名称】実質的に連続的な加熱要素を実質的に連続的な芯の周囲に巻回するための装置および方法
(51)【国際特許分類】
   A24F 47/00 20060101AFI20180115BHJP
【FI】
   A24F47/00
【請求項の数】19
【全頁数】25
(21)【出願番号】特願2015-546513(P2015-546513)
(86)(22)【出願日】2013年11月26日
(65)【公表番号】特表2016-503647(P2016-503647A)
(43)【公表日】2016年2月8日
(86)【国際出願番号】US2013071995
(87)【国際公開番号】WO2014088889
(87)【国際公開日】20140612
【審査請求日】2016年10月28日
(31)【優先権主張番号】13/708,381
(32)【優先日】2012年12月7日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】594112886
【氏名又は名称】アール・ジエイ・レイノルズ・タバコ・カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】110001173
【氏名又は名称】特許業務法人川口國際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ウォード,リーダー・エヌ
(72)【発明者】
【氏名】ホワイト,ケネス・ディー
(72)【発明者】
【氏名】デイビス,ジェイムズ・ディーン
【審査官】 土屋 正志
(56)【参考文献】
【文献】 特公昭48−034260(JP,B1)
【文献】 特表2016−512116(JP,A)
【文献】 米国特許第05038458(US,A)
【文献】 特開平11−354262(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3164992(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0145169(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A24F 47/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アトマイザーを予備成形するように構成される装置であって、
実質的に連続的な芯を提供するように構成される芯供給部と、
実質的に連続的な加熱要素を提供するように構成される加熱要素供給部と、
実質的に連続的な加熱要素を前記実質的に連続的な芯の周囲に巻回するように構成される巻回機構と、
前記巻回機構が前記実質的に連続的な加熱要素を前記実質的に連続的な芯の周囲に巻回する位置を調整するように構成される調整機構と、
前記実質的に連続的な加熱要素が、前記実質的に連続的な芯の周囲に巻回されたコイル状加熱要素セグメントを画定するように、前記実質的に連続的な加熱要素の前記実質的に連続的な芯の周囲への巻回と、前記実質的に連続的な芯の周囲に巻回される前記実質的に連続的な加熱要素の配置とを同期化するように構成される同期機構と、を含む、装置。
【請求項2】
前記巻回機構、前記調整機構、および前記同期機構は、手動クランクと動作可能に係合される、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記巻回機構、前記調整機構、および前記同期機構は、モータと動作可能に係合される、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記コイル状加熱要素セグメントを含む抵抗加熱要素を画定するように前記実質的に連続的な加熱要素を切断するように構成される切断機構をさらに含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記抵抗加熱要素が巻回された前記実質的に連続的な芯を回収するように構成される回収リールをさらに含む、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記実質的に連続的な加熱要素を前記実質的に連続的な芯の近傍に位置付けるように構成される加熱要素フィーダをさらに含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記加熱要素フィーダは、中空針を含む、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記加熱要素フィーダは、前記実質的に連続的な芯に向かっておよびそこから離れて移動可能である、請求項6に記載の装置。
【請求項9】
前記巻回機構は、回転軸の周囲を回転するように構成される巻回ヘッドを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
前記巻回ヘッドは、前記実質的に連続的な芯が受容される、前記回転軸に沿って延在する前記ヘッドを通る孔を画定する、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記巻回ヘッドは、前記実質的に連続的な加熱要素の端部の近位で前記要素と開放可能に係合するように構成される係合機構を含む、請求項9に記載の装置。
【請求項12】
前記係合機構は、前記巻回ヘッドにおいて画定される切り欠き部を含む、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記実質的に連続的な芯を前記巻回機構の近位に引張するように構成される引張機構をさらに含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項14】
前記調整機構は、前記巻回機構に対して移動するように構成される摺動往復台を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項15】
アトマイザーを予備成形するための方法であって、
実質的に連続的な芯を提供することと、
実質的に連続的な加熱要素を提供することと、
前記実質的に連続的な加熱要素を前記実質的に連続的な芯の周囲に巻回することと、
前記実質的に連続的な加熱要素が前記実質的に連続的な芯の周囲に巻回される位置を調整することと、
前記実質的に連続的な加熱要素が前記実質的に連続的な芯の周囲に巻回されたコイル状加熱要素セグメントを画定するように、前記実質的に連続的な加熱要素の前記実質的に連続的な芯の周囲への巻回と、前記実質的に連続的な芯の周囲に巻回される前記実質的に連続的な加熱要素の位置とを同期化することと、
前記コイル状加熱要素セグメントを含む抵抗加熱要素を画定するように前記実質的に連続的な加熱要素を切断することと、
前記実質的に連続的な芯上の巻回開始位置を漸増することと、
前記実質的に連続的な芯上に巻回された複数の抵抗加熱要素を画定するように、前記実質的に連続的な加熱要素を巻回することと、前記位置を調整することと、巻回を同期化することと、前記実質的に連続的な加熱要素を切断することとを繰り返すことと、を含む、方法。
【請求項16】
前記抵抗加熱要素が巻回された前記実質的に連続的な芯を回収リールの上に回収することをさらに含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記実質的に連続的な加熱要素は、前記実質的に連続的な芯に対して静的な位置で供給される、請求項15および16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
巻回ヘッドの回転軸に沿って延在する孔を通して前記実質的に連続的な芯を誘導することをさらに含む、請求項15および16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記実質的に連続的な加熱要素を前記実質的に連続的な芯の周囲に巻回することは、前記実質的に連続的な加熱要素をその端部の近位で前記巻回ヘッドと開放可能に係合させることを含む、請求項18に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、喫煙物品用のアトマイザーに関し、より具体的には喫煙物品用のアトマイザーを予備形成するための装置および方法に関する。アトマイザーは、ヒトの消費のための吸入可能な物質を形成するために、刻みたばこから作られ得るもしくは刻みたばこに由来し得る、または別様に刻みたばこを組み込んだ材料を加熱するように構成されてもよい。
【背景技術】
【0002】
使用するために刻みたばこの燃焼を必要とする喫煙製品に対する改良品または代替品として、長年の間、多くの喫煙デバイスが提案されてきた。これらのデバイスの多くは、刻みたばこを燃やすことから生じる不完全燃焼生成物および熱分解生成物をあまり送達することなく、紙巻たばこ、葉巻たばこ、またはパイプの喫煙に関連する感覚を提供するように意図的に設計されてきた。この目的を達成するために、電気エネルギーを利用して揮発性物質を蒸発させるかもしくは加熱する多数の喫煙製品、香味発生器、および薬剤吸入器、または刻みたばこをそれほど燃やさずに紙巻たばこ、葉巻たばこ、もしくはパイプの喫煙の感覚を提供しようとする試みが提案されてきた。例えば、参照により本明細書に組み込まれるRobinsonらに対する米国特許第7,726,320号、2012年3月28日に出願された米国特許出願第13/432,406号、2012年6月28日に出願された米国特許出願第13/536,438号、2012年9月4日に出願された米国特許出願第13/602,871号、および2012年10月8日に出願された米国特許出願第13/647,000号に記載される背景技術に記載される種々の代替の喫煙物品、エアロゾル送達デバイス、および発熱源を参照されたい。
【0003】
電気エネルギーを利用して煙またはエアロゾル形成のための熱を生成する特定の刻みたばこ製品、具体的には、電子たばこ製品と称されてきた特定の製品は、世界中で市販されてきた。従来型の紙巻たばこ、葉巻たばこ、またはパイプの属性の多くに類似する代表的な製品は、Philip Morris IncorporatedによるACCORD(登録商標);InnoVapor LLCによるALPHA(商標)、JOYE 510(商標)、およびM4(商標);White Cloud CigarettesによるCIRRUS(商標)およびFLING(商標);Epuffer(登録商標)International Inc.によるCOHITA(商標)、COLIBRI(商標)、ELITE CLASSIC(商標)、MAGNUM(商標)、PHANTOM(商標)、およびSENSE(商標);Electronic Cigarettes,Inc.によるDUOPRO(商標)、STORM(商標)、およびVAPORKING(登録商標);Egar AustraliaによるEGAR(商標);JoyetechによるeGo−C(商標)およびeGo−T(商標);Elusion UK LtdによるELUSION(商標);Eonsmoke LLCによるEONSMOKE(登録商標);Green Smoke Inc.USAによるGREEN SMOKE(登録商標);Greenarette LLCによるGREENARETTE(商標);Smoke Stik(登録商標)によるHALLIGAN(商標)、HENDU(商標)、JET(商標)、MAXXQ(商標)、PINK(商標)、およびPITBULL(商標);Philip Morris International,Inc.によるHEATBAR(商標);Crown7からのHYDRO IMPERIAL(商標)およびLXE(商標);LOGIC TechnologyによるLOGIC(商標)およびTHE CUBAN(商標);Luciano Smokes Inc.によるLUCI(登録商標);Nicotek,LLCによるMETRO(登録商標);Sottera,Inc.によるNJOY(登録商標)およびONEJOY(商標);SS Choice LLCによるNO.7(商標);PremiumEstore LLCによるPREMIUM ELECTRONIC CIGARETTE(商標);Ruyan America,Inc.によるRAPP E−MYSTICK(商標);Red Dragon Products,LLCによるRED DRAGON(商標);Ruyan Group(Holdings)Ltd.によるRUYAN(登録商標);The Smart Smoking Electronic Cigarette Company Ltd.によるSMART SMOKER(登録商標);Coastline Products LLCによるSMOKE ASSIST(登録商標);Smoking Everywhere,Inc.によるSMOKING EVERYWHERE(登録商標);VMR Products LLCによるV2CIGS(商標);VaporNine LLCによるVAPOR NINE(商標);Vapor 4 Life,Inc.によるVAPOR4LIFE(登録商標);E−CigaretteDirect,LLCによるVEPPO(商標)、およびR.J.Reynolds Vapor CompanyによるVUSE(登録商標)として販売されている。さらに他の電動エアロゾル送達デバイス、具体的には、いわゆる電子たばことして特徴付けられているデバイスは、BLU(商標);COOLER VISIONS(商標);DIRECT E−CIG(商標);DRAGONFLY(商標);EMIST(商標);EVERSMOKE(商標);GAMUCCI(登録商標);HYBRID FLAME(商標);KNIGHT STICKS(商標);ROYAL BLUES(商標);SMOKETIP(登録商標)およびSOUTH BEACH SMOKE(商標)の商標名で販売されている。
【0004】
刻みたばこをそれほど燃焼させずに、燃焼熱源を必要とせずに、かなりの量の不完全燃焼生成物および熱分解生成物を必然的に送達することなく、電気エネルギーによって生成される熱を利用して、紙巻たばこ、葉巻たばこ、またはパイプの喫煙の感覚をもたらす喫煙物品を提供することが望ましい。したがって、電子喫煙物品の製造に関する進歩が望ましい場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許第7726320号明細書
【発明の概要】
【0006】
一態様において、アトマイザーを予備成形するように構成される装置が提供される。装置は、実質的に連続的な芯を提供するように構成される芯供給部と、実質的に連続的な加熱要素を提供するように構成される加熱要素供給部とを備えてもよい。さらに、装置は、実質的に連続的な加熱要素を実質的に連続的な芯の周囲に巻回するように構成される巻回機構を含んでもよい。装置は、付加的に、巻回機構が実質的に連続的な加熱要素を実質的に連続的な芯の周囲に巻回する位置を調整するように構成される調整機構を含んでもよい。また、装置は、実質的に連続的な加熱要素が、実質的に連続的な芯の周囲に巻回されたコイル状加熱要素セグメントを画定するように、実質的に連続的な加熱要素の実質的に連続的な芯の周囲への巻回を、実質的に連続的な加熱要素が実質的に連続的な芯の周囲に巻回される位置の調整と同期化するように構成される同期機構を含んでもよい。
【0007】
いくつかの実施形態において、装置は、コイル状加熱要素セグメントを含む抵抗加熱要素を画定するように実質的に連続的な加熱要素を切断するように構成される切断機構をさらに備えてもよい。装置はまた、実質的に連続的な芯の上に巻回された抵抗加熱要素を含む前記芯を回収するように構成される回収リールを含んでもよい。さらに、装置はまた、実質的に連続的な加熱要素を実質的に連続的な芯の近位に位置付けるように構成される加熱要素フィーダを含んでもよい。加熱要素フィーダは、中空針を備えてもよい。加熱要素フィーダは、実質的に連続的な芯に向かっておよびそこから離れて移動可能であってもよい。
【0008】
いくつかの実施形態において、巻回機構、調整機構、および同期機構は、手動クランク、モータ、または同様の回転動力構成要素と動作可能に係合される。巻回機構は、回転軸の周囲で回転するように構成される巻回ヘッドを備えてもよい。巻回ヘッドは、実質的に連続的な芯が受容される、回転軸に沿って延在する前記ヘッドを通る孔を画定することができる。巻回ヘッドは、実質的に連続的な加熱要素の端部の近位で該要素と開放可能に係合するように構成される係合機構をさらに備えてもよい。係合機構は、巻回ヘッドにおいて画定される切り欠き部を備えてもよい。装置は、実質的に連続的な芯を巻回機構の近位に引張するように構成される引張機構をさらに備えてもよい。調整機構は、実質的に連続的な芯に対する変位のために構成される摺動往復台を備えてもよい。
【0009】
別の態様において、アトマイザーを予備形成するための方法が提供される。方法は、実質的に連続的な芯を提供することと、実質的に連続的な加熱要素を提供することとを含んでもよい。方法はまた、実質的に連続的な加熱要素を実質的に連続的な芯の周囲に巻回することを含んでもよい。さらに、方法は、実質的に連続的な加熱要素が実質的に連続的な芯の周囲に巻回される位置を調整することを含んでもよい。また、方法は、実質的に連続的な加熱要素が、実質的に連続的な芯の周囲に巻回されたコイル状加熱要素セグメントを画定するように、実質的に連続的な加熱要素の実質的に連続的な芯への巻回を、実質的に連続的な加熱要素が実質的に連続的な芯の周囲に巻回される位置の調整と同期化することを含んでもよい。
【0010】
いくつかの実施形態において、方法は、コイル状加熱要素セグメントを備える抵抗加熱要素を画定するように実質的に連続的な加熱要素を切断することをさらに含んでもよい。方法は、実質的に連続的な芯上の巻回開始位置を漸増することを付加的に含んでもよい。実質的に連続的な加熱要素は、実質的に連続的な芯に対して静的な位置で供給されてもよい。方法は、その上に巻回された抵抗加熱要素を含む実質的に連続的な芯を回収リール上に回収することをさらに含んでもよい。方法はまた、巻回ヘッドの回転軸に沿って延在する孔を通して実質的に連続的な芯を誘導することを含んでもよい。さらに、実質的に連続的な加熱要素を実質的に連続的な芯の周囲に巻回することは、実質的に連続的な加熱要素をその端部の近位で巻回ヘッドと開放可能に係合させることを含んでもよい。
【0011】
本発明は、限定されないが、以下の実施形態を含む。
【0012】
実施形態1:アトマイザーを予備成形するように構成される装置であって、
実質的に連続的な芯を提供するように構成される芯供給部と、
実質的に連続的な加熱要素を提供するように構成される加熱要素供給部と、
実質的に連続的な加熱要素を実質的に連続的な芯の周囲に巻回するように構成される巻回機構と、
巻回機構が実質的に連続的な加熱要素を実質的に連続的な芯の周囲に巻回する位置を調整するように構成される調整機構と、
実質的に連続的な加熱要素が、実質的に連続的な芯の周囲に巻回されたコイル状加熱要素セグメントを画定するように、実質的に連続的な加熱要素の実質的に連続的な芯への巻回を、実質的に連続的な加熱要素が実質的に連続的な芯の周囲に巻回される位置の調整と同期化するように構成される同期機構と、を備える、装置。
【0013】
実施形態2:巻回機構、調整機構、および同期機構は、手動クランクと動作可能に係合される、前述または後述の実施形態のいずれかの装置。
【0014】
実施形態3:巻回機構、調整機構、および同期機構は、モータと動作可能に係合される、前述または後述の実施形態のいずれかの装置。
【0015】
実施形態4:コイル状加熱要素セグメントを含む抵抗加熱要素を画定するように実質的に連続的な加熱要素を切断するように構成される切断機構をさらに備える、前述または後述の実施形態のいずれかの装置。
【0016】
実施形態5:その上に巻回された抵抗加熱要素を含む実質的に連続的な芯を回収するように構成される回収リールをさらに備える、前述または後述の実施形態のいずれかの装置。
【0017】
実施形態6:実質的に連続的な加熱要素を実質的に連続的な芯の近傍に位置付けるように構成される加熱要素フィーダをさらに備える、前述または後述の実施形態のいずれかの装置。
【0018】
実施形態7:加熱要素フィーダは、中空針を備える、前述または後述の実施形態のいずれかの装置。
【0019】
実施形態8:加熱要素フィーダは、実質的に連続的な芯に向かっておよびそこから離れて移動可能である、前述または後述の実施形態のいずれかの装置。
【0020】
実施形態9:巻回機構は、回転軸の周囲を回転するように構成される巻回ヘッドを備える、前述または後述の実施形態のいずれかの装置。
【0021】
実施形態10:巻回ヘッドは、実質的に連続的な芯が受容される、回転軸に沿って延在する前記ヘッドを通る孔を画定する、前述または後述の実施形態のいずれかの装置。
【0022】
実施形態11:巻回ヘッドは、実質的に連続的な加熱要素の端部の近位で該要素と開放可能に係合するように構成される係合機構を備える、前述または後述の実施形態のいずれかの装置。
【0023】
実施形態12:係合機構は、巻回ヘッドにおいて画定される切り欠き部を備える、前述または後述の実施形態のいずれかの装置。
【0024】
実施形態13:実質的に連続的な芯を巻回機構の近位に引張するように構成される引張機構をさらに備える、前述または後述の実施形態のいずれかの装置。
【0025】
実施形態14:調整機構は、巻回機構に対する変異のために構成される摺動往復台を備える、前述または後述の実施形態のいずれかの装置。
【0026】
実施形態15:アトマイザーを予備成形するための方法であって、
実質的に連続的な芯を提供することと、
実質的に連続的な加熱要素を提供することと、
実質的に連続的な加熱要素を実質的に連続的な芯の周囲に巻回することと、
実質的に連続的な加熱要素が実質的に連続的な芯の周囲に巻回される位置を調整することと、
実質的に連続的な加熱要素が実質的に連続的な芯の周囲に巻回されたコイル状加熱要素セグメントを画定するように、実質的に連続的な加熱要素の実質的に連続的な芯の周囲への巻回を、実質的に連続的な加熱要素が実質的に連続的な芯の周囲に巻回される位置の調整と同期化することと、を含む、方法。
【0027】
実施形態16:コイル状加熱要素セグメントを備える抵抗加熱要素を画定するように実質的に連続的な加熱要素を切断することをさらに含む、前述または後述の実施形態のいずれかの方法。
【0028】
実施形態17:実質的に連続的な芯上の巻回開始位置を漸増することをさらに含む、前述または後述の実施形態のいずれかの方法。
【0029】
実施形態18:その上に巻回された抵抗加熱要素を含む実質的に連続的な芯を、回収リール上に回収することをさらに含む、前述または後述の実施形態のいずれかの方法。
【0030】
実施形態19:実質的に連続的な加熱要素は、実質的に連続的な芯に対して静的な位置で供給される、前述または後述の実施形態のいずれかの方法。
【0031】
実施形態20:巻回ヘッドの回転軸に沿って延在する孔を通して実質的に連続的な芯を誘導することをさらに含む、前述または後述の実施形態のいずれかの方法。
【0032】
実施形態21:実質的に連続的な加熱要素を実質的に連続的な芯の周囲に巻回することは、実質的に連続的な加熱要素をその端部の近位で巻回ヘッドと開放可能に係合させることを含む、前述または後述の実施形態のいずれかの方法。
【0033】
本開示のこれらおよび他の特徴、態様、および利点は、以下に簡潔に説明される添付の図面とともに詳細な説明を読むことによって明白になる。そのような特徴または要素が本明細書の特定の実施形態の記載に明示的に組み合わされているかどうかにかかわらず、本開示は、上記実施形態のうちの2つ、3つ、4つ、またはそれ以上の任意の組み合わせ、および本開示に記載されるいずれか2つ、3つ、4つ、またはそれ以上の特徴または要素の組み合わせを含む。本開示は総合的に解釈されることが意図され、文脈上、明らかにそうではないと指示のない限り、その種々の態様および実施形態のいずれかにおいて、開示される主題の任意の分離可能な特徴または要素が組み合わせ可能であることが意図されると見なされるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0034】
これまで本開示について概括的に説明してきたが、次に、必ずしも縮尺通りに描かれてはいない添付の図面を参照する。
【0035】
図1】本開示の実施形態に従って、制御本体と、アトマイザーを含むカートリッジとを備える喫煙物品の実施形態を通る断面図を示す。
図2図1の喫煙物品のアトマイザーの図を示す。
図3】本開示の例示的な実施形態に従って、巻回機構、調整機構、および同期機構を備えるアトマイザーを予備形成するように構成される装置の斜視図を示す。
図4図1の巻回機構の巻回ヘッドの斜視図を単独で示す。
図5】出発構成にある図4の巻回ヘッドの斜視図を示す。
図6図3の装置の部分斜視図を示す。
図7図3の装置の調整機構のカムおよび従動子を示す。
図8】本開示の例示的な実施形態に従って、実質的に連続的な芯と、その上に巻回された複数のコイル状加熱要素セグメントとを備える、予備形成されたアトマイザーを示す。
図9】本開示の例示的な実施形態に従ってアトマイザーを予備形成するための方法の略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0036】
次に、本開示を、その例示的な実施形態を参照して、これ以降さらに十分に説明する。例示的な実施形態は、本開示が包括的かつ完全であり、本開示の範囲を当業者に完全に伝えるように記載される。実際に、本開示は、多くの異なる形態において具現化されてもよく、本明細書に記載される実施形態に限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、本開示が適用される法的要件を満たすように提供される。本明細書および添付の特許請求の範囲において使用される場合、単数形「a」、「an」、「the」は、文脈上、明らかにそうではないと指示のない限り、複数の指示対象を含む。
【0037】
本開示は、吸入可能な物質を形成するための材料を(好ましくは、材料をそれほど燃焼させずに)加熱するために電気エネルギーを使用する物品(およびその製造)に関し、物品は、「ハンドヘルド」デバイスであると見なされるほど十分に小型である。特定の実施形態において、物品は、特に喫煙物品として特徴付けることができる。本明細書において使用される場合、「喫煙物品」という用語は、物品の任意の構成要素をそれほど燃焼させずに、紙巻たばこ、葉巻たばこ、またはパイプを喫煙する感覚(例えば、吸入および吐出の習慣、味または香味の種類、感覚刺激効果、物理的感触、使用習慣、可視エアロゾルによって提供されるような視覚的な合図等)の多くを提供する物品を意味することが意図される。本明細書において使用される場合、「喫煙物品」という用語は必ずしも、動作において、物品が刻みたばこの燃焼または熱分解の副産物から生じるエアロゾルという意味での煙を生成することを意味するものではなく、むしろ、物品が、物品またはデバイスの特定の構成要素の揮発または蒸発によってもたらされる蒸気(煙状であると説明されると見なされてもよい可視エアロゾルと見なされてもよいエアロゾル中の蒸気を含む)を生じることを意味する。非常に好ましい実施形態において、喫煙物品として特徴付けられる物品は、刻みたばこおよび/または刻みたばこに由来する構成要素を組み込む。
【0038】
さらなる実施形態において、本開示に従って製造することができる物品は、蒸気発生物品、エアロゾル化物品、または薬物送達物品として特徴付けることができる。したがって、物品は、吸入可能な形態または状態の1つ以上の物質(例えば、香味および/または医薬品有効成分)を提供するために構成することができる。例えば、吸入可能な物質は、実質的に蒸気の形態(すなわち、その臨界点を下回る温度では気相にある物質)であってもよい。代替として、吸入可能な物質は、エアロゾルの形態(すなわち、固体微粒子の懸濁液または気体中の液滴)であってもよい。簡潔にするために、本明細書において使用される場合、「エアロゾル」という用語は、可視であろうとなかろうと、また煙状であると見なされてもよい形態であろうとなかろうと、ヒトの吸入に好適な形態または種類の蒸気、気体、およびエアロゾルを含むことを意味する。
【0039】
使用において、本開示に従って製造することができる喫煙物品は、従来の種類の喫煙物品(例えば、炎で点火し、続いて、燃える刻みたばこを吸入することによって用いられる紙巻たばこ、葉巻たばこ、またはパイプ)を使用している個人の物理的行為の多くに供されてもよい。例えば、本発明の喫煙物品のユーザは、従来の種類の喫煙物品によく似たその物品を保持し、その物品によって生成されるエアロゾルの吸入のためにその物品の一方の端部で吸引し、選択された時間間隔で吸煙することができる。
【0040】
本開示の一態様に従って製造することができる喫煙物品は、外側シェル部または本体内に提供される多数の構成要素を含むことができる。外側シェル部または本体の全体的な設計が異なってもよく、喫煙物品の全体的なサイズおよび形状を画定することができる外側本体の形態または構成が異なってもよい。典型的には、紙巻たばこまたは葉巻たばこの形状に類似する細長い本体は、単一の単体シェル部から形成されてもよいか、または細長い本体は、2つ以上の別個の部品で形成されてもよい。例えば、喫煙物品は、実質的に管状の形状であってもよく、そのため従来の紙巻たばこまたは葉巻たばこの形状に類似する、細長いシェル部または本体を備えることができる。一実施形態において、喫煙物品の構成要素の全てが、1つの外側本体またはシェル部内に含まれる。代替として、喫煙物品は、結合されたおよび別々の2つのシェル部を備えることもできる。例えば、喫煙物品は、一方の端部に、1つ以上の再利用可能な構成要素(例えば、充電式電池、およびその物品の動作を制御するための種々の電子機器)を含むシェル部を備える制御本体を有し、他方の端部に、その上に着脱可能に取り付けられた使い捨て部分(例えば、使い捨ての香味を含むカートリッジ)を含むシェル部を備えることができる。さらに、種々の喫煙物品の設計および構成要素の構成は、本開示の背景技術の項に列挙される代表的な製品等の市販の電子喫煙物品を考慮すると理解することができる。
【0041】
本開示の一態様に従って製造することができる喫煙物品は、動力源(すなわち、電源)、少なくとも1つの制御部品(例えば、動力源から物品の他の構成要素までの電流を制御することによって、発熱のための動力を駆動、制御、調節、および停止するための手段)、加熱器または発熱構成要素(例えば、電気抵抗加熱要素または一般的に「アトマイザー」と称される構成要素)、およびエアロゾル前駆体成分(例えば、一般的に、十分な熱を印加するとエアロゾルを生じることが可能な液体、例えば、一般的に「スモークジュース」、「e−リキッド」、および「e−ジュース」と称される成分)、ならびにエアロゾル吸入のために喫煙物品を吸引することを可能にする口端部領域または先端部(例えば、吸い込んだ時に発生したエアロゾルがそこから取り除かれる、物品を通る画定された空気流の経路)の特定の組み合わせを含むことができる。物品内の構成要素の配列は異なってもよい。特定の実施形態において、ユーザへのエアロゾルの送達を最大化するために、エアロゾル前駆体成分は、ユーザの口の近位である物品の端部付近に位置してもよい(例えば、カートリッジの場合、特定の状況において交換可能および使い捨てである)。しかしながら、他の構成も除外されない。一般的に、加熱器構成要素は、エアロゾル前駆体成分の十分近くに位置付けることができ、加熱器構成要素からの熱がエアロゾル前駆体(およびユーザへの送達のために同様に供給され得る1つ以上の香味剤、薬物等)を揮発させてユーザに送達するためのエアロゾルを形成することができる。加熱部材がエアロゾル前駆体成分を加熱すると、エアロゾルが、消費者による吸入に好適な物理的形態で形成されるか、放出されるか、または発生する。放出する(release)、放出すること(releasing)、放出する(releases)、または放出された(released)への言及が、形成するまたは発生する(formまたはgenerate)、形成することまたは発生すること(formingまたはgenerating)、形成するまたは発生する(formsまたはgenerates)、および形成されたまたは発生された(formed or generated)を含むように、上記用語は同義であることを意味することに留意されたい。具体的には、吸入可能な物質は、蒸気またはエアロゾルまたはそれらの混合物の形態で放出される。さらに、種々の喫煙物品構成要素の選択は、本開示の背景技術の項に列挙される代表的な製品等の市販の電子喫煙物品を考慮すると理解することができる。
【0042】
本開示の一態様に従って製造することができる喫煙物品は、抵抗加熱、制御システムの動力供給、インジケータの動力供給等の種々の機能性を物品に提供するのに十分な電流を提供するための電池または他の電源を含むことができ、組み込んでもよい。動力源は、種々の実施形態をとることができる。好ましくは、動力源は、加熱部材を迅速に加熱してエアロゾル形成を提供するのに十分であり、かつ所望の期間の使用を通して物品に動力供給するのに十分な動力を送達することができる。動力源は、物品を容易に取り扱うことができるように、物品内に都合よく収まるサイズであることが好ましく、さらに、好ましい好ましい動力源は、望ましい喫煙経験を損なわないように十分に軽量である。
【0043】
本開示による例示的な喫煙物品100を図1に示す。図中に示される断面に見られるように、喫煙物品100は、機能的関係において永久的にまたは着脱可能に配列させることができる制御本体102およびカートリッジ104を備えることができる。図1では螺合が示されているが、圧入係合、磁気係合等の他の係合手段も包含されることを理解されたい。
【0044】
特定の実施形態において、制御本体102およびカートリッジ104の一方または両方が、使い捨てまたは再利用可能であると称されてもよい。例えば、制御本体は、交換式電池を有してもよいか、または充電式であってもよく、したがって、典型的な電源コンセントへの接続、車載充電器(すなわち、シガレットライターソケット)への接続、およびコンピュータへの接続(USBケーブルを介して等)を含む、任意の種類の充電技術と組み合わせることができる。
【0045】
例示的な実施形態において、制御本体102は、様々に配列させることができる制御部品106、流量センサ108、および電池110を含み、シェル部116の遠位端114に複数のインジケータ112を含むことができる。インジケータ112は、様々な数で提供されてもよく、異なる形態をとることができ、さらには本体における開口部であってもよい(そのようなインジケータが存在する場合に音を放出するため等)。
【0046】
空気吸入口118は、制御本体102のシェル部116に位置してもよい。ソケット120も、制御本体102の近位取り付け端部122に含まれ、カートリッジ104が制御本体に取り付けられた時に、アトマイザー、または抵抗加熱要素(後に記載する)等のその部品との電気接続を容易にするように制御本体突起部124の中に延在する。
【0047】
喫煙物品100を吸引する間にカートリッジから消費者への空気および同伴蒸気(すなわち、吸入可能な形態のエアロゾル前駆体組成物の成分)の通過を可能にするために、カートリッジ104は、その口端部130に開口部128を有するシェル部126を含む。喫煙物品100は、実質的に棒状であるか、または実質的に管状であるか、または実質的に円筒形状であり得る。
【0048】
カートリッジ104は、金属線コイルの形状の抵抗加熱要素134と、芯136とを備えるアトマイザー132をさらに含む。カートリッジ104が制御本体102に接続された時に、抵抗加熱要素を通る電流を促進させ、抵抗加熱要素と電池110の電気接続を形成するように適切な配線(図示せず)を取り付けるために、抵抗加熱要素134は、その対向する端部に端子138(例えば、正の端子および負の端子)を含む。具体的には、プラグ140が、カートリッジ104の遠位取付端部142に位置してもよい。カートリッジ104が制御本体102に接続されると、プラグ140がソケット120に嵌合して電気接続を形成し、電池110からソケットおよびプラグを通して抵抗加熱要素134まで制御可能に電流が流れる。カートリッジ104のシェル部126は、遠位取付端部にわたって続いており、カートリッジのこの端部は、そこから突出するプラグによって実質的に閉鎖される。
【0049】
貯留容器は、輸送要素を用いてエアロゾル前駆体組成物をエアロゾル化領域に輸送してもよい。そのような例の1つを図1に示す。そこに見られるように、この実施形態において、カートリッジ104は、カートリッジのシェル部126の内側を取り囲むチューブの形状に形成された不織線維の層を備える貯留層144を含む。エアロゾル前駆体組成物は、貯留層144に保持される。液体成分は、例えば、貯留層144によって吸着保持されてもよい。貯留層144は、輸送要素(この実施形態では芯)と流体連通する。芯136は、貯留層144に貯蔵されたエアロゾル前駆体組成物を毛細管作用によってカートリッジ104のエアロゾル化領域146に輸送する。図示されるように、芯136は、この実施形態において金属線コイルの形態である抵抗加熱要素134と直接接触している。
【0050】
使用において、ユーザが物品100を吸うと、抵抗加熱要素134が作動し(例えば、吸煙センサによって等)、エアロゾル化領域146でエアロゾル前駆体組成物の成分が蒸発する。物品100の口端部130を吸引すると、周囲空気が空気吸入口118に進入し、ソケット120の中央開口部およびプラグ140の中央開口部を通過する。カートリッジ104内で、吸引された空気が通気管150の空気通路148を通過し、エアロゾル化領域146で形成された蒸気と合わさってエアロゾルを形成する。エアロゾルは、エアロゾル化領域から素早く除去され、通気管154の空気通路152を通過して、物品100の口端部130にある開口部128から出る。
【0051】
本開示に従って製造することができる喫煙物品は、電子喫煙物品を形成する上で有用な様々な構成要素の組み合わせを包含することができることを理解されたい。例えば、2012年6月28日に出願された米国特許出願第13/536,438号、2012年3月28日に出願された米国特許出願第13/432,406号、2012年9月4日に出願された米国特許出願第13/602,871号に開示される喫煙物品を参照されたく、これらの開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。上記の他に、代表的な加熱要素およびそれに使用される材料が、Countsらに対する米国特許第5,060,671号;Deeviらに対する米国特許第5,093,894号;Deeviらに対する同第5,224,498号;Sprinkel Jrらに対する同第5,228,460号;Deeviらに対する同第5,322,075号;Deeviらに対する米国特許第5,353,813号;Deeviらに対する米国特許第5,468,936号;Dasに対する米国特許第5,498,850号;Dasに対する米国特許第5,659,656号;Deeviらに対する米国特許第5,498,855号;Hajaligolに対する米国特許第5,530,225号;Hajaligolに対する米国特許第5,665,262号;Dasらに対する米国特許第5,573,692号;およびFleischhauerらに対する米国特許第5,591,368号に開示されており、これらの開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。電子喫煙物品とともに使用される単回使用カートリッジは、2012年9月5日に出願された米国特許出願第13/603,612号に開示されており、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0052】
本発明による喫煙物品の種々の構成要素は、当該技術分野において記載される構成要素から選択することができ、また市販されている。本開示に従って使用することのできる電池の例は、米国特許公開第2010/0028766号に記載されており、その開示は、参照により全体が本明細書に組み込まれる。
【0053】
吸煙作動能力を提供することができる例示的な機構は、Honeywell,Inc.(Freeport、Ill)のMicroSwitch事業部によって製造されるシリコンセンサ163PC01D36モデルを含む。本開示による加熱回路に利用され得る、要求に応じて動作する電気スイッチのさらなる例は、Gerthらに対する米国特許第4,735,217号に記載されており、参照により、その全体が本明細書に組み込まれる。本発明の喫煙物品において有用であり得る、マイクロコントローラを含む電流制御回路および他の制御部品のさらなる記載は、Brooksらに対する米国特許第4,922,901号、同第4,947,874号、および同第4,947,875号、McCaffertyらに対する米国特許第5,372,148号、Fleischhauerらに対する米国特許第6,040,560号、およびNguyenらに対する米国特許第7,040,314号に提供され、これらは全て、参照により、その全体が本明細書に組み込まれる。
【0054】
蒸気前駆体組成物とも称され得るエアロゾル前駆体は、1つ以上の異なる成分を含むことができる。例えば、エアロゾル前駆体は、多価アルコール(例えば、グリセリン、プロピレングリコール、またはそれらの混合物)を含むことができる。さらなるエアロゾル前駆体組成物の代表的な種類は、Sensabaugh,Jrらに対する米国特許第4,793,365号;Jakobらに対する米国特許第5,101,839;Biggsらに対する国際公開PCT WO98/57556号;およびChemical and Biological Studies on New Cigarette Prototypes that Heat Instead of Burn Tobacco,R.J.Reynolds Tobacco Company Monograph(1988)に記載されており、これらの開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0055】
さらなる構成要素が本開示の喫煙物品に用いられてもよい。例えば、Sprinkel,Jrらに対する米国特許第5,261,424号は、吸引と関連するユーザの唇の動きを検出し、次いで加熱を引き起こすように、デバイスの口端部と関連付けることができる圧電センサを開示しており;McCaffertyらに対する米国特許第5,372,148号は、マウスピースを通る圧力の低下に応じて加熱負荷アレイに流れ込むエネルギーを制御するための吸煙センサを開示しており;Harrisらに対する米国特許第5,967,148号は、挿入された構成要素の赤外透過率の不均一性を検出する識別器と、構成要素がソケットに挿入されると検出ルーチンを実行するコントローラと、を含む喫煙デバイスのソケットを開示しており;Fleischhauerらに対する米国特許第6,040,560号は、複数の微分位相を有する既定の実行可能な動力サイクルについて記載しており;Watkinsらに対する米国特許第5,934,289号は、光子・光電子構成要素を開示しており;Countsらに対する5,954,979は、喫煙デバイスによる吸引抵抗を変化させるための手段を開示しており;Blakeらに対する米国特許第6,803,545号は、喫煙デバイスに使用される特定の電池構成について開示しており;Griffenらに対する米国特許第7,293,565号は、喫煙デバイスとともに使用される種々の充電システムについて開示しており;Fernandoらによる米国特許出願公開第2009/0320863号は、充電を促進し、デバイスのコンピュータ制御を可能にする、喫煙デバイス用のコンピュータインターフェース手段について開示しており;Fernandoらによる米国特許出願公開第2010/0163063は、喫煙デバイス用の識別システムを開示しており;Flickによる国際公開第WO2010/003480号は、エアロゾル発生システムにおける吸煙を示唆する流量感知システムについて開示しており、上記の開示は全て、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。本発明の物品に使用され得る電子エアロゾル送達物品に関連する構成要素、および開示される材料または構成要素のさらなる例として、Gerthらに対する米国特許第4,735,217号;Morganらに対する米国特許第5,249,586号;Higginsらに対する米国特許第5,666,977号;Adamsらに対する米国特許第6,053,176号;Whiteに対する米国特許第6,164,287号;Vogesに対する米国特許第6,196,218号;Felterらに対する米国特許第6,810,883号;Nicholsに対する米国特許第6,854,461号;Honに対する米国特許第7,832,410号;Kobayashiに対する米国特許第7,513,253号;Hamanoに対する米国特許第7,896,006号;Shayanに対する米国特許第6,772,756号;Honに対する米国特許第8,156,944号;Honに対する米国特許出願公開第2006/0196518号、同第2009/0126745号、および同第2009/0188490号;Thorensらに対する米国特許出願公開第2009/0272379号;Monseesらに対する米国特許出願公開第2009/0260641号および同第2009/0260642号;Oglesbyらに対する米国特許出願公開第2008/0149118号および同第2010/0024834号;Wangに対する米国特許出願公開第2010/0307518号;およびHonに対する国際公開第WO2010/091593号が挙げられる。上記文書によって開示される様々な材料が種々の実施形態の本発明のデバイスに組み込まれてもよく、上記の開示は全て、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0056】
前述のように、喫煙物品の多くの実施形態はアトマイザーを含んでもよい。例えば、図2は、図1に示した喫煙物品100のアトマイザー132の拡大図を示す。上に詳述したように、アトマイザー132は、芯136および抵抗加熱要素134を備えてもよい。
【0057】
一実施形態において、抵抗加熱要素134はニクロムワイヤを含んでもよいが、そこを通るように電流を印加すると抵抗発熱する種々の他の材料が用いられてもよい。さらに、いくつかの実施形態において、抵抗加熱要素134は、約0.005インチ〜約0.008インチの直径を画定することができる。しかしながら、抵抗加熱要素の所望の加熱特性に応じて、他の実施形態において他の直径が用いられてもよい。
【0058】
さらに、いくつかの実施形態において、芯136は、(例えば、毛細管作用によって)流体を輸送するように構成される種々の材料を含んでもよい。非限定的な例として、綿、セルロース、ポリエステル、ポリアミド、ポリ乳酸、ガラス繊維、それらの組み合わせ等の天然および合成繊維が挙げられる。いくつかの実施形態において、グラスファイバーコードは、約9ミクロン〜約10ミクロンの直径を画定する複数のグラスファイバーフィラメントを含んでもよい。フィラメントは、グラスファイバーコードを形成するための種々のパターンのいずれかで、一緒に撚り合わせてもよく、かつ/または織り合わせてもよい。グラスファイバーコードの全体的な直径は、約1ミリメートル〜約2ミリメートルであってもよい。しかしながら、他の実施形態において、種々の他の材料の実施形態およびそのサイズが用いられてもよい。
【0059】
組み立てられた形態において、抵抗加熱要素134は、コイル状加熱要素セグメント156と、その端部から延在するリード線158とを画定することができる。図示されるように、リード線158は、端子138に連結されてもよい。図2にさらに図示されるように、抵抗加熱要素156は、抵抗加熱要素134が芯の一部を取り囲むように芯136の周囲に巻き付けられてもよい。
【0060】
しかしながら、コイル状加熱要素セグメント156の作製は困難であり得る。この点において、コイル状加熱要素セグメント156が巻き付けられた芯の部分を均等に加熱するために、抵抗加熱要素134を芯136の周囲に螺旋状に巻き付けることが望ましい場合がある。したがって、芯136によって抵抗加熱要素156に提供される物質のエアロゾル化は、所望の量のエアロゾルの放出をもたらすことができる。しかしながら、アトマイザー132を作製することは困難であり得る。上述のように、抵抗加熱要素134は、比較的小さな寸法を画定する場合があり、抵抗加熱要素の取り扱いを困難にする可能性がある。また、芯の個々のセグメントおよび/または抵抗加熱要素を画定する材料の個々のセグメントが、アトマイザーを作製するために用いられてもよい。これらのセグメントの長さが比較的短いこと、およびその寸法が比較的小さいことの結果として、これらのセグメントは取り扱いが困難な場合がある。さらに、螺旋構成で等しく離間されたコイルの形成は、比較的高い精密度を必要とする場合がある。さらに、抵抗加熱要素134および芯136の個々のセグメントを取り扱うことおよび包むことが困難である場合がある。よって、アトマイザー132の作製は、時間が掛かり、不正確、および/または高価であり得る。したがって、出願人は、アトマイザーを作製するために用いられる方法および装置における改善が望ましい場合があると判断した。
【0061】
この点に関して、図3は、アトマイザーを予備成形するように構成される装置200の実施形態を示す。アトマイザーを予備成形することは、本明細書において使用される場合、少なくとも部分的にアトマイザーを形成するための1つ以上のステップを行うことを指す。この点に関して、予備成形は、いくつかの実施形態において、アトマイザーを作製するためのさらなる操作に供されるように構成される中間製品を作製してもよいが、一方、他の実施形態において、予備成形は、完成したアトマイザーそのものを作製してもよい。
【0062】
図示されるように、アトマイザーを予備成形するように構成される装置200は、実質的に連続的な芯204を提供するように構成される芯供給部202を備えてもよい。さらに、装置200は、実質的に連続的な加熱要素208を提供するように構成される加熱要素供給部206を含んでもよい。装置200は、基部210および摺動往復台212を付加的に含んでもよい。摺動往復台212は、基部210に対して移動するように構成されてもよい。具体的には、摺動往復台212は、基部210に連結された軌道216の上で移動可能な滑動部214に連結されてもよい。
【0063】
実質的に連続的であるとは、本明細書において加熱要素208および芯204を説明するために使用される場合、それぞれの物体(加熱要素または芯)が、第1の端部から第2の端部まで、その間で中断されることなく、実質的に途切れずに延在する構成を指す。例えば、芯供給部202および/または加熱要素供給部206は、スプールを画定することができ、実質的に連続的な芯204および実質的に連続的な加熱要素208がその上に巻回されてもよい。対照的に、実質的に連続的であるという用語は、本明細書において使用される場合、最終製品に最終的に用いられる長さの芯および加熱要素のセグメントを除外する。よって、実質的に連続的であるという用語は、最終的にそこから作製されてアトマイザーに組み込まれる芯および加熱要素の長さを超える芯および加熱要素の導入部分の細長い構成を指す。
【0064】
さらに、アトマイザーを予備成形するように構成される装置200は、コイリング装置218を含んでもよい。コイリング装置218は、巻回機構220、調整機構222、および同期機構224を含んでもよい。後に詳述するように、巻回機構220は、実質的に連続的な加熱要素208を実質的に連続的な芯204の周囲に巻回するように構成されてもよい。調整機構222は、巻回機構220が実質的に連続的な加熱要素208を実質的に連続的な芯204の周囲に巻回する位置を調整するように構成されてもよい。さらに、実質的に連続的な加熱要素が、実質的に連続的な芯の周囲に巻回されたコイル状加熱要素セグメントを画定するように、同期機構224は、実質的に連続的な加熱要素208の実質的に連続的な芯204の周囲への巻回を、実質的に連続的な加熱要素が実質的に連続的な芯の周囲に巻回される位置の調整と同期化するように構成されてもよい。したがって、後に詳述するように、実質的に連続的な加熱要素208は、実質的に連続的な芯204の周囲に巻回されたコイル状加熱要素セグメントを画定することができる。
【0065】
コイリング装置218はさらに、加熱要素フィーダ226を含んでもよい。加熱要素フィーダ226は、実質的に連続的な加熱要素208を実質的に連続的な芯204の近位に位置付けるように構成されてもよい。一実施形態において、加熱要素フィーダ226は、そこを通る連続的な加熱要素208を受容するように構成される中空針228を備えてもよい(例えば、図5を参照)。さらに、図3の矢印230によって示されるように、加熱要素フィーダ226は、実質的に連続的な芯204に向かっておよびそこから離れて移動可能であってもよい。この点に関して、加熱要素フィーダ226は、軌道234の上で移動可能な滑動部232を含んでもよい。それによって、加熱要素フィーダ226を実質的に連続的な芯204から後退させることができ、連続的な加熱要素208が、中空針228と実質的に連続的な芯との間で切断され、コイル状加熱要素セグメントを形成することができる。
【0066】
動作において、実質的に連続的な芯204は、巻回機構220を通して誘導され、引張機構によって巻回機構の近位に引張されてもよい。実質的に連続的な芯204を引っ張ることにより、実質的に連続的な加熱要素208をその周囲に容易に巻き付けることができる。図示される実施形態において、実質的に連続的な芯204を引張構成に保持するためにクランプ236が用いられてもよい。クランプ236は、摺動往復台212にボルト締めされてもよく、そうすることでクランプと実質的に連続的な芯204とがそれと一緒に移動する。
【0067】
巻回機構220は、巻回ヘッド238を備えてもよい。図4に示されるように、巻回ヘッド238は、実質的に円筒状の本体240を備えてもよいが、種々の他の形状が用いられてもよい。巻回ヘッドの本体240の中心回転軸に沿って延在する孔242が、巻回ヘッド238内に画定されてもよい。さらに、巻回ヘッド238は、切り欠き部244を画定することができる。切り欠き部244は、巻回ヘッド238の本体240の端部246で画定されてもよい。切り欠き部244は、いくつかの実施形態において、孔242から本体240の周縁部まで延在してもよい。
【0068】
図3の差し込み図Aの拡大図である図5に示されるように、実質的に連続的な芯204は、巻回ヘッド238の孔242を通って受容されてもよい。さらに、実質的に連続的な加熱要素208は、実質的に連続的な加熱要素を実質的に連続的な芯204および巻回ヘッド238の近位に位置付けることができる加熱要素フィーダ226の中空針228を通って誘導されてもよい。それによって、巻回ヘッド238の切り欠き部244、または巻回ヘッドによって画定されるかまたは巻回ヘッドに連結された他の係合機構が、実質的に連続的な加熱要素208の端部208aの近位で該要素に開放可能に係合することができる。この点に関して、実質的に連続的な加熱要素208の端部208a’を巻回ヘッド238の側部に固定するために、磁石245が付加的にまたは代替的に用いられてもよい。
【0069】
結果的に、実質的に連続的な加熱要素208を係合することにより、巻回ヘッド238を回転させて実質的に連続的な加熱要素を実質的に連続的な芯204の周囲に巻回することができる。実質的に連続的な芯204の周囲で巻回を開始するために、最初に、中空針228を含む加熱要素フィーダ226に対して実質的に連続的な芯の反対側に切り欠き部244が位置する開始位置まで巻回ヘッド238を回転させることができる。そうすることにより、図5に示される観点において、実質的に連続的な加熱要素208の端部208aを、実質的に連続的な芯204の上側(巻回ヘッドの時計回りの回転の場合)または下側(巻回ヘッドの反時計回りの回転の場合)に誘導することができ、切り欠き部244は、実質的に連続的な加熱要素の端部208aの近位で該要素に係合することができる。
【0070】
実質的に連続的な加熱要素に対する所望の位置に中空針228を位置付けるために、加熱要素フィーダ226は、前述の様式で実質的に連続的な芯204に向かっておよびそこから離して移動させることができる。いくつかの実施形態において、軌道234および/または滑動部232は、中空針228が延在して実質的に連続的な芯204と接触するかまたはそれを通り過ぎるのを防ぐ停止部を画定することができる。さらに、中空針228は、調整機構248を介して滑動部232に装着されてもよい。図3に示されるように、調整機構248は、巻回ヘッド238の回転軸と平行な方向に中空針228の位置を調整することを可能にするスロット250を含んでもよい。
【0071】
さらに、そこを通って中空針が延在してもよい調整機構248によって画定される可動アーム252の高さを調節することによって、中空針228の高さを調節することができる。例示的な一実施形態において、可動アーム252は、図5に示されるように、ねじ山付の孔と、そこを通って受容されるボルト254とを含んでもよい。ボルト254を回転させることによって、ボルトの回転方向に応じて可動アーム252および中空針228を上または下に移動させるように、ボルト254の端部は、接触面またはさらなるねじ山付の孔に係合してもよい。結果的に、実質的に連続的な芯204に対する中空針228の位置を調整することができる。
【0072】
実質的に連続的な加熱要素208を、中空針228を通して誘導し、実質的に連続的な加熱要素208を前述の様式で巻回ヘッド238に連結することによって、それに沿って孔242が延在する回転軸の周囲での巻回ヘッドの回転が、実質的に連続的な加熱要素を実質的に連続的な芯204の周囲に巻回することができる。図3に示されるように、一実施形態において、手動クランク256の回転が巻回ヘッド238を前述のように回転させるように、巻回機構220を手動クランク256と動作可能に係合させてもよい。しかしながら、代替の実施形態において、巻回機構220をモータ258と動作可能に係合させてもよい(例えば、図6を参照)。
【0073】
図6は、分かりやすくするために、コイリング装置218のカバー260(例えば、図3を参照)および種々の他の部品を取り除いた状態の、アトマイザーを予備成形するように構成される装置200の部分図を示す。前述のように、巻回機構220は、手動クランク256またはモータ258等の回転動力源と動作可能に係合させることができる。図示されるように、調整機構222および同期機構224もまた、回転動力源と動作可能に係合させることができる。
【0074】
より具体的には、回転動力源は、入力軸262を駆動することができる。入力軸262は、巻回ヘッド238が連結された巻回軸264と動作可能に係合させることができる。例えば、第1のかさ歯車266は、入力軸262と連結させることができ、第2のかさ歯車268は、巻回軸264と連結させて第1のかさ歯車と噛み合わせることができる。結果的に、入力軸の回転(例えば、手動クランク256またはモータ258による)が、巻回ヘッド238に回転運動を伝達して、前述のように、実質的に連続的な加熱要素208を実質的に連続的な芯204の周囲に巻回することができる。この点に関して、巻回軸264は、中空であってもよく、巻回ヘッド238の回転軸と同軸であってもよいその回転軸に沿って、そこを通る実質的に連続的な芯204を受容するように構成されてもよい。
【0075】
カバー260(例えば、図3を参照)は、コイリング装置218の全部または一部の筐体を画定するように、第1および第2の壁270、272と組み合わせてもよい。第1のベアリング274は、カバー260で入力軸262を支持することができる。第2のベアリング276は、第1の壁270で巻回軸264を支持することができ、第3のベアリング278は、第2の壁272で巻回軸264を支持することができる。他の実施形態では、ベアリングの代わりにブッシングが用いられてもよいことに留意されたい。結果的に、手動クランク256またはモータ258等の回転動力源による回転が、前述のように、巻回機構220に、実質的に連続的な加熱要素208を実質的に連続的な芯204の周囲に巻回させる。
【0076】
上に詳述したように、コイリング装置218は、巻回機構220が実質的に連続的な加熱要素208を実質的に連続的な芯の周囲に巻回する、実質的に連続的な芯204の長手方向軸に沿った位置を調整するように構成されてもよい調整機構222を含んでもよい。この点に関して、図7に示されるように、調整機構222は、カム280および従動子282を備えてもよい。カム280は、出発点284aから到達点284bまで延在する増加する半径を画定するカム表面284を画定することができる。カム表面284の出発点284aと到達点284bの半径の差は、出発点と到達点との間に位置する放射状に延在する階段部284cの幅に等しい。従動子282は、カム表面284を押し付けるように構成されるヘッド286を画定することができる。それによって、カム280が、図7に示される配向で反時計回り方向に回転すると、カム表面284が出発点284aにおける従動子のヘッド286との接触点から到達点284bに移動するにつれて、従動子282が(図示される配向において)右側に変位することができる。
【0077】
図6に示されるように、従動子282は、カプラ288によって摺動往復台212に連結されてもよい。したがって、カム280によって従動子282を右側に移動させると、摺動往復台212もまた右側に移動させることができる。この点に関して、摺動往復台212、滑動部214、および軌道216は、調整機構222の一部を含んでもよい。加熱要素フィーダ226は、カプラ288および摺動往復台212の一方または両方に連結されてもよい。さらに、前述のように、クランプ236が摺動往復台212に連結されてもよく、クランプは、実質的に連続的な芯204に係合してもよい。したがって、カム280によって従動子282を右側に移動させると、加熱要素フィーダ226および実質的に連続的な芯204もまた右側に移動させることができる。それによって、巻回機構220が実質的に連続的な加熱要素208を実質的に連続的な芯の周囲に巻回する、実質的に連続的な芯204の長手方向軸に沿った位置を、巻回ヘッド238と実質的に連続的な芯204との間の比較的長手方向の運動に起因する従動子282の運動に基づいて調整することができる。実質的に連続的な加熱要素208の端部208Aを巻回ヘッド238に係合させ、実質的に連続的な芯204および加熱要素フィーダ226をそこから軸方向に離して移動させることにより、それらの間に比較的緊密な係合を提供し得る様式で、実質的に連続的な加熱要素が実質的に連続的な芯の周囲に巻き付けられ、かつ締め付けられる。この構成は、それから作製されるアトマイザーの最終形態において、抵抗加熱要素から芯への熱伝達の増加を提供することができる。
【0078】
前述のように、実質的に連続的な加熱要素が、実質的に連続的な芯の周囲に巻回されたコイル状加熱要素セグメントを画定するように、同期機構224は、巻回機構220による実質的に連続的な加熱要素208の実質的に連続的な芯204の周囲への巻回を、巻回機構が、調整機構222を用いて実質的に連続的な加熱要素を実質的に連続的な芯の周囲に巻回する、実質的に連続的な芯の長手方向軸に沿った位置の調整と同期化するように構成されてもよい。この点に関して、図示される実施形態において、同期機構224は、入力軸262に連結された第1のタイミングギア290と、カム280に連結された第2のタイミングギア292とを備える。タイミングベルト294またはチェーンは、入力軸262の回転がカム280に伝達されるように、第1のタイミングギア290を第2のタイミングギア292に回転可能に連結することができる。結果的に、回転動力源(例えば、手動クランク256またはモータ258を参照)が入力軸262を回転させると、同期機構224がその間に動作可能な係合を提供する結果として、巻回機構220および調整機構222の両方が動作する。
【0079】
タイミングベルト294は、第1のタイミングギア290および第2のタイミングギア292とタイミングを合わせることができ、そうすることで、従動子282のヘッド286がカム表面284上の出発点284aに対して位置付けられた時に、実質的に連続的な芯204が、切り欠き部と加熱要素フィーダ226の中空針228との間に位置付けられるように、巻回ヘッド238の切り欠き部244が位置付けられる。したがって、カム280が、その回転周期の初めに従動子282に対して位置付けられた時に、切り欠き部244内で実質的に連続的な加熱要素208を受容するように巻回ヘッド238が位置付けられる。結果的に、巻回および変位動作は、前述のように機能するように適切にタイミングを合わせることができる。
【0080】
実質的に連続的な加熱要素208を実質的に連続的な芯204の周囲で所望の数だけ回転させた後、実質的に連続的な加熱要素を切断することができる。一実施形態において、ユーザは、手でクリッパーまたははさみを用いて実質的に連続的な加熱要素208を切断してもよい。この点に関して、滑動部232は、加熱要素フィーダ226を外側の位置に移動させることができるように軌道234の上を摺動することができ、それによって実質的に連続的な加熱要素208へのアクセスが提供される。より具体的には、加熱要素フィーダ226が外側の位置に移動することにより、ユーザは、中空針228と実質的に連続的な芯204との間で実質的に連続的な加熱要素208を切断することができる。図6に示されるような別の実施形態において、切断機構296は、実質的に連続的な加熱要素を実質的に連続的な芯204の周囲に所望の回転数だけ巻回した後で実質的に連続的な加熱要素208を自動的に切断するために任意選択的に用いられてもよい。さらに、実質的に連続的な加熱要素208の端部208aは、巻回ヘッド238の切り欠き部244から除去されてもよいか、または別様に巻回ヘッドから係脱されてもよい。
【0081】
したがって、図8に示されるように、抵抗加熱要素300は、実質的に連続的な加熱要素208(図5を参照)を実質的に連続的な芯204の周囲に巻回することによって作製することができる。抵抗加熱要素300は、コイル状加熱要素セグメント302と、そこから延在する第1および第2のリード線304、306とを備えることができる。第1のリード線304は、巻回ヘッド238の切り欠き部244に保持されたかまたは別様にそこに係合された実質的に連続的な加熱要素208の一部に対応し得る。第2のリード線306は、実質的に連続的な芯204と実質的に連続的な加熱要素が切断される場所との間の実質的に連続的な加熱要素208の長さに対応し得る。
【0082】
調整機構222が、実質的に連続的な芯204をその長手方向軸に沿って変位させるのと同時に、巻回機構220が実質的に連続的な加熱要素208を実質的に連続的な芯204の周囲に巻回することによって、コイル状加熱要素セグメント302は、実質的に螺旋状の構成を画定することができる。コイル状加熱要素セグメント302のコイルの間隔は、カム280によって画定されるカム表面284に依存し得る。この点に関して、カム表面284は、コイルが均等に離間される(すなわち、コイルの間に等しい距離が存在するように、コイルが互いから離れている)ように、出発点284aと到達点284bとの間における半径の一定の増加を画定することができる。さらに、階段部284cの長さが長いほど、コイル状加熱要素セグメント302のコイルの間隔は大きくなる。一実施形態において、階段部284cは、約0.06インチの長さを画定することができるが、他の実施形態において種々の他の長さが用いられてもよい。
【0083】
さらに、カム280の回転速度に対する巻回ヘッド238の回転速度も、コイル状加熱要素セグメント302のコイルの間隔に影響を及ぼす。この点に関して、ギア266、268、290、292によって定義されるギア比は、巻回ヘッド238とカム280との相対的な回転速度を制御することができる。例えば、第1のタイミングギア290のサイズを増加させることによって、および/または第2のタイミングギア292のサイズを減少させることによって、巻回ヘッド238の回転速度に対するカム280の回転速度を増加させることができる。したがって、ギア266、268、290、292のうちの1つ以上、および/またはカム280を変更することによって、コイル状加熱要素セグメント302のコイルの間隔を調節することができる。一実施形態において、手動クランク256(またはモータ258)の6回の回転が、巻回ヘッド238の6回の回転およびカム280の1回の旋回を引き起こすことができる。換言すると、かさ歯車266、268は、1対1のギア比を定義することができ、第1および第2のタイミングギア290、292は、6対1のギア比を定義することができる。しかしながら、他の実施形態において、種々の他のギア比が用いられてもよい。実施形態の各々において、カム280の1回の回転が、1つのコイル状加熱要素セグメント302を作製することができ、コイル状加熱要素セグメント302は、階段部284cの長さと実質的に等しい長さを画定する。
【0084】
抵抗加熱要素300の完成後、アトマイザーを予備成形するように構成される装置200は、さらなる抵抗加熱要素300’(図7を参照)を形成するように出発構成にリセットされてもよく、このプロセスが繰り返されてもよい。この点に関して、クランプ236が開放されてもよく、実質的に連続的な芯204は、実質的に連続的な芯の長手方向軸に沿った新しい巻回開始位置まで右側(図6に示される配向において)に漸増されてもよい。そのため、抵抗加熱要素を形成することは、実質的に連続的な芯に対して静的(例えば、その上の長手方向の位置に対して静的)な位置で、加熱要素フィーダ226によって実質的に連続的な加熱要素208が実質的に連続的な芯204に供給され、そのような位置は、巻回ヘッド236が実質的に連続的な加熱要素を実質的に連続的な芯の周囲に巻回する位置から離れて移動することであると定義されてもよい。さらに、摺動往復台212および加熱要素フィーダ226を、従動子282がカム表面284上の出発点284aに接触する出発構成まで左に摺動させて戻してもよい。一実施形態において、摺動往復台212および加熱要素フィーダ226を、出発構成まで手で摺動させて戻してもよい。しかしながら、別の実施形態において、摺動往復台212および/または加熱要素フィーダ226は、自動的に出発構成に戻るように構成されてもよい。
【0085】
例えば、図5は、加熱要素フィーダ226を第2の壁272に接続するばね298を示し、これは、従動子のヘッド286がカム表面284上の到達点284bを通過した後に調整機構222が自動的に出発構成に戻るように従動子282をカム280に押し付ける。しかしながら、他の実施形態では、従動子282、カプラ288、および/または摺動往復台212は、ばね付勢されてもよい。したがって、次いで、加熱要素フィーダ226を、実質的に連続的な芯204の近位に摺動させて戻してもよく(実質的に連続的な芯の軸と垂直に)、実質的に連続的な加熱要素208の新しい端部208Aが、巻回ヘッド238の切り欠き部244と係合してもよく、前述の種々の巻回動作が繰り返されてもよい。
【0086】
図3に示されるように、その上に位置付けられた抵抗加熱要素300を含む実質的に連続的な芯204は、回収リール299上に回収されてもよい。その後、その上に位置付けられた抵抗加熱要素300を含む実質的に連続的な芯204は、完成したアトマイザーを実質的に画定することができるか、またはアトマイザーの作製を完了するための1つ以上のさらなる操作に供されてもよい。この点に関して、実質的に連続的な芯204の連続性を維持することにより、芯および加熱要素の個々のセクションの取り扱いおよび輸送を必要とするのではなく、さらなる操作を容易にするために実質的に連続的な芯を用いることができる。喫煙物品に直接挿入するために個々のアトマイザーを開放するように均等な間隔で芯を切断できるように、加熱要素を実質的に連続的な芯上に離間することができる。そのようなさらなる処理は、手動または自動であってもよい。
【0087】
アトマイザーを予備成形するための方法も提供される。図9に示されるように、方法は、操作400で、実質的に連続的な芯を提供することと、操作402で、実質的に連続的な加熱要素を提供することとを含んでもよい。さらに、方法は、操作404で、実質的に連続的な加熱要素を実質的に連続的な芯の周囲に巻回することを含んでもよい。方法はまた、操作406で、実質的に連続的な加熱要素が実質的に連続的な芯の周囲に巻回される位置を調整することも含んでもよい。さらに、方法は、操作408で、実質的に連続的な加熱要素の実質的に連続的な芯への巻回を、実質的に連続的な加熱要素が実質的に連続的な芯の周囲に巻回される位置の構成と同期化することを含んでもよい。
【0088】
いくつかの実施形態において、方法は、操作410で、巻回ヘッドの回転軸に沿って延在する孔を通して実質的に連続的な芯を誘導することをさらに含む。いくつかの実施形態において、操作404の実質的に連続的な加熱要素を実質的に連続的な芯の周囲に巻回することは、実質的に連続的な加熱要素をその端部の近位で巻回ヘッドと開放可能に係合させることを含んでもよい。さらに方法は、操作412で、コイル状加熱要素セグメントを備える抵抗加熱要素を画定するように実質的に連続的な加熱要素を切断することを含んでもよい。また、方法は、操作414で、実質的に連続的な芯上の巻回開始位置を漸増するとを含んでもよい。いくつかの実施形態において、実質的に連続的な加熱要素208は、実質的に連続的な芯に対して静的な位置で供給されてもよい。さらに、そのような相対的に静的な位置は、実質的に連続的な芯204および加熱要素フィーダ226の両方の同時の長手方向運動によって達成することができる。しかしながら、実質的に連続的な芯の単一位置で単一層よりも多くの実質的に連続的な加熱要素を重ねずに、実質的に連続的な加熱要素208を、実質的に連続的な芯204の周囲に複数旋回だけ巻回してもよい。むしろ、実質的に連続的な加熱要素208は、加熱要素フィーダ226によって実質的に連続的な加熱要素が実質的に連続的な芯204に供給される位置に対して後方に付勢されてもよい。そのため、実質的に連続的な加熱要素208は、実質的に連続的な芯204の長手方向の長さに沿って離間されたコイルを画定することができる。方法はまた、操作416で、その上に巻回された抵抗加熱要素を含む実質的に連続的な芯を回収リール上に回収することも含む。
【0089】
さらなる態様において、上記操作を行うためのコンピュータコードを実行するように構成されるコントローラが提供される。コントローラは、その全体的な動作を制御するためのマイクロプロセッサまたはコントローラであってもよいプロセッサを備えてもよい。一実施形態において、プロセッサは、本明細書に記載される機能を行うように特別に構成されてもよい。コントローラはまた、記憶素子を含んでもよい。記憶素子は、例えば、揮発性および/または非揮発性メモリであってもよい、非一過性の有形メモリを含んでもよい。記憶素子は、情報、データ、ファイル、アプリケーション、命令等を格納するように構成されてもよい。例えば、記憶素子は、プロセッサによって処理された入力データをバッファリングするように構成することができる。付加的にまたは代替的に、記憶素子は、プロセッサによって実行される命令を格納するように構成されてもよい。
【0090】
コントローラはまた、ユーザがコントローラと対話できるようにするユーザインターフェースを含んでもよい。例えば、ユーザインターフェースは、ボタン、キーパッド、ダイヤル、タッチスクリーン、音声入力インターフェース、視覚的/画像キャプチャ入力インターフェース、センサデータの形態での入力等の様々な形態をとることができる。さらに、ユーザインターフェースは、表示部、スピーカー、または他の出力デバイスを介してユーザに情報を出力するように構成されてもよい。通信インターフェースは、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、および/またはワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、例えば、インターネット等の有線または無線ネットワークを介したデータの送受信を提供することができる。
【0091】
コントローラはまた、アトマイザー予備成形モジュールを含んでもよい。プロセッサは、アトマイザー予備成形モジュールとして具現化されてもよいか、それを含んでもよいか、または別様に制御してもよい。アトマイザー予備成形モジュールは、本明細書に記載されるアトマイザー予備成形操作を制御または実行するように構成されてもよい。
【0092】
記載される実施形態の種々の態様、実施形態、実施、または特徴は、別々にまたは任意の組み合わせで用いることができる。記載される実施形態の種々の態様は、ソフトウェア、ハードウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって実施することができる。記載される実施形態はまた、アトマイザー予備成形操作を制御するためのコンピュータ可読媒体上のコンピュータ可読コードとして具現化されてもよい。この点に関して、コンピュータ可読記憶媒体は、本明細書において使用される場合、コンピュータシステムが読み取ることができる非一過性の物理的記憶媒体、例えば、揮発性または非揮発性の記憶素子を指す。コンピュータ可読媒体の例として、リードオンリーメモリ、ランダムアクセスメモリ、CD−ROM、DVD、磁気テープ、および光データ記憶デバイスが挙げられる。コンピュータ可読コードが分散された様式で記憶および実行されるように、コンピュータ可読媒体はまた、ネットワークに結合されたコンピュータシステムにわたって分散されてもよい。
【0093】
よって、アトマイザーを予備成形するように構成される装置のためにコントローラにおいてプロセッサによって実行されるコンピュータ命令を格納するための非一過性のコンピュータ可読媒体の実施形態が提供される。非一過性コンピュータ可読媒体は、実質的に連続的な芯を提供するためのコンピュータコード、実質的に連続的な加熱要素を提供するためのコンピュータコード、実質的に連続的な加熱要素を実質的に連続的な芯の周囲に巻回するためのコンピュータコード、実質的に連続的な加熱要素が実質的に連続的な芯の周囲に巻回される位置を調整するためのコンピュータコード、および実質的に連続的な加熱要素が実質的に連続的な芯の周囲に巻回されたコイル状加熱要素セグメントを画定するように、実質的に連続的な加熱要素の実質的に連続的な芯の周囲への巻回を、実質的に連続的な加熱要素が実質的に連続的な芯の周囲に巻回される位置の調整と同期化するためのコンピュータコードを含んでもよい。
【0094】
いくつかの実施形態において、非一過性コンピュータ可読媒体は、コイル状加熱要素セグメントを備える抵抗加熱要素を画定するように実質的に連続的な加熱要素を切断するためのコンピュータコードをさらに含んでもよい。さらに、非一過性コンピュータ可読媒体は、実質的に連続的な芯上の巻回開始位置を漸増するためのコンピュータコードを含んでもよい。非一過性コンピュータ可読媒体は、その上に抵抗加熱要素を含む実質的に連続的な芯を回収リール上に回収するためのコンピュータコードをさらに含んでもよい。いくつかの実施形態において、非一過性コンピュータ可読媒体は、実質的に連続的な芯に対して静的な位置で実質的に連続的な加熱要素を供給するためのコンピュータコードをさらに含んでもよい。非一過性コンピュータ可読媒体は、巻回ヘッドの回転軸に沿って延在する孔を通して実質的に連続的な芯を誘導するためのコンピュータコードをさらに含んでもよい。いくつかの実施形態において、実質的に連続的な加熱要素を実質的に連続的な芯の周囲に巻回するためのコンピュータコードは、実質的に連続的な加熱要素の端部をその端部の近位で巻回ヘッドと開放可能に係合させるためのコンピュータコードを含んでもよい。
【0095】
上記説明および関連する図面に提示される教示の恩恵を受ける、本開示に関連する技術分野の当業者は、本開示の多くの変更および他の実施形態を想到するであろう。したがって、本開示は、本明細書に開示される特定の実施形態に限定されるのではなく、変更および他の実施形態が、添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれることが企図されると理解されたい。本明細書において特定の用語が用いられているが、それらは限定する目的ではなく、一般的かつ説明的な意味でのみ使用される。
図1
図2
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図4
図5
図6
図7
図8
図9