【実施例】
【0083】
実施例1
【0084】
熱伝導性樹脂(PAI樹脂)(1)の作製
【0085】
室温下、スターラーおよび加熱マントルに1リットルの4口反応器をセットした。トリメリット酸無水物(TMA)71.98g、4,4’−メチレンジフェニルジイソシアナート(MDI)125.00g、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)7.35gおよび4,4’−スチルベンジカルボン酸(StDA)26.80gをその反応器に入れた。次いで、その反応器にNMP溶媒693.37gを加え、均一に撹拌しながら溶解反応を進行させた。反応温度を80℃まで上げて1時間反応させた後、120℃まで上げて2時間反応させ、引き続き170℃まで上げて2時間反応させた。反応が完了した後に、その反応器を室温まで冷却し、本実施例の熱伝導性樹脂(PAI樹脂)を得た。次いで、その樹脂材料の熱伝導値をテストし、表1に示した。上記の工程が完了したら、樹脂をPEボトルに入れて密封保存した。
【0086】
実施例2
【0087】
熱伝導性樹脂(PAI樹脂)(2)の作製
【0088】
室温下、スターラーおよび加熱マントルに1リットルの4口反応器をセットした。トリメリット酸無水物(TMA)36.24g、4,4’−メチレンジフェニルジイソシアナート(MDI)118.00g、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)41.62gおよび4,4’−スチルベンジカルボン酸(StDA)37.95gをその反応器に入れた。次いで、その反応器にNMP溶媒701.41gを加え、均一に撹拌しながら溶解反応を進行させた。反応温度を80℃まで上げて1時間反応させた後、120℃まで上げて2時間反応させ、引き続き170℃まで上げて2時間反応させた。反応が完了した後に、その反応器を室温まで冷却し、本実施例の熱伝導性樹脂(PAI樹脂)を得た。次いで、その樹脂材料の熱伝導値をテストし、表1に示した。上記の工程が完了したら、樹脂をPEボトルに入れて密封保存した。
【0089】
実施例3
【0090】
熱伝導性樹脂(PI樹脂)(3)の作製
【0091】
室温下、スターラーおよび加熱マントルに1リットルの4口反応器をセットした。
4,4’−メチレンジフェニルジイソシアナート(MDI)108.00g、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)63.49gおよび4,4’−スチルベンジカルボン酸(StDA)57.89gをその反応器に入れた。次いで、その反応器にn−メチルピロリドン(NMP)溶媒688.12gを加え、均一に撹拌しながら溶解反応を進行させた。反応温度を80℃まで上げて1時間反応させた後、120℃まで上げて2時間反応させ、引き続き170℃まで上げて2時間反応させた。反応が完了した後に、その反応器を室温まで冷却し、本実施例の熱伝導性樹脂(PI樹脂)を得た。次いで、その樹脂材料の熱伝導値をテストし、表1に示した。上記の工程が完了したら、樹脂をPEボトルに入れて密封保存した。
【0092】
実施例4
【0093】
熱伝導性樹脂(PI樹脂)(4)の作製
【0094】
室温下、スターラーおよび加熱マントルに1リットルの4口反応器をセットした。
4,4’−メチレンジフェニルジイソシアナート(MDI)110.00g、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)25.87gおよび4,4’−スチルベンジカルボン酸(StDA)94.33gをその反応器に入れた。次いで、その反応器にn−メチルピロリドン(NMP)溶媒690.59gを加え、均一に撹拌しながら溶解反応を進行させた。反応温度を80℃まで上げて1時間反応させた後、120℃まで上げて2時間反応させ、引き続き170℃まで上げて2時間反応させた。反応が完了した後に、その反応器を室温まで冷却し、本実施例の熱伝導性樹脂(PI樹脂)を得た。次いで、その樹脂材料の熱伝導値をテストし、表1に示した。上記の工程が完了したら、樹脂をPEボトルに入れて密封保存した。
【0095】
実施例5
【0096】
熱伝導性樹脂(PI樹脂)(5)の作製
【0097】
室温下、スターラーおよび加熱マントルに1リットルの4口反応器をセットした。
4,4’−メチレンジフェニルジイソシアナート(MDI)108.00g、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)31.74g、4,4’−オキシジフタル酸無水物(ODPA)33.47gおよび4,4’−スチルベンジカルボン酸(StDA)57.89gをその反応器に入れた。次いで、その反応器にn−メチルピロリドン(NMP)溶媒693.30gを加え、均一に撹拌しながら溶解反応を進行させた。反応温度を80℃まで上げて1時間反応させた後、120℃まで上げて2時間反応させ、引き続き170℃まで上げて2時間反応させた。反応が完了した後に、その反応器を室温まで冷却し、本実施例の熱伝導性樹脂(PI樹脂)を得た。次いで、その樹脂材料の熱伝導値をテストし、表1に示した。上記の工程が完了したら、樹脂をPEボトルに入れて密封保存した。
【0098】
実施例6
【0099】
熱伝導性樹脂(PI樹脂)(6)の作製
【0100】
室温下、スターラーおよび加熱マントルに1リットルの4口反応器をセットした。
4,4’−メチレンジフェニルジイソシアナート(MDI)53.50g、3,3’−ジメチルビフェニル−4,4’−ジイソシアナート(TODI)56.50g、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)31.45g、4,4’−オキシジフタル酸無水物(ODPA)33.16gおよび4,4’−スチルベンジカルボン酸(StDA)57.35gをその反応器に入れた。次いで、その反応器にn−メチルピロリドン(NMP)溶媒695.87gを加え、均一に撹拌しながら溶解反応を進行させた。反応温度を80℃まで上げて1時間反応させた後、120℃まで上げて2時間反応させ、引き続き170℃まで上げて2時間反応させた。反応が完了した後に、その反応器を室温まで冷却し、本実施例の熱伝導性樹脂(PI樹脂)を得た。次いで、その樹脂材料の熱伝導値をテストし、表1に示した。上記の工程が完了したら、樹脂をPEボトルに入れて密封保存した。
【0101】
【表1】
【0102】
実施例7
【0103】
熱伝導性樹脂(PI樹脂)(7)の作製
【0104】
室温下、スターラーおよび加熱マントルに1リットルの4口反応器をセットした。4,4’−メチレンジフェニルジイソシアナート(MDI)56.50g、1,5−ナフタレンジイソシアナート(NDI)47.45g、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)66.43gおよび4,4’−スチルベンジカルボン酸(StDA)60.57gをその反応器に入れた。次いで、その反応器にn−メチルピロリドン(NMP)溶媒692.84gを加え、均一に撹拌しながら溶解反応を進行させた。反応温度を80℃まで上げて1時間反応させた後、120℃まで上げて2時間反応させ、引き続き170℃まで上げて2時間反応させた。反応が完了した後に、その反応器を室温まで冷却し、本実施例の熱伝導性樹脂(PI樹脂)を得た。次いで、その樹脂材料の熱伝導値をテストし、表2に示した。上記の工程が完了したら、樹脂をPEボトルに入れて密封保存した。
【0105】
実施例8
【0106】
熱伝導性樹脂(PAI樹脂)(8)の作製
【0107】
室温下、スターラーおよび加熱マントルに1リットルの4口反応器をセットした。トリメリット酸無水物(TMA)35.62g、4,4’−メチレンジフェニルジイソシアナート(MDI)116.00g、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)20.46g、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物(BTDA)22.40gおよび4,4’−スチルベンジカルボン酸(StDA)37.30gをその反応器に入れた。次いで、その反応器にn−メチルピロリドン(NMP)溶媒695.37gを加え、均一に撹拌しながら溶解反応を進行させた。反応温度を80℃まで上げて1時間反応させた後、120℃まで上げて2時間反応させ、引き続き170℃まで上げて2時間反応させた。反応が完了した後に、その反応器を室温まで冷却し、本実施例の熱伝導性樹脂(PAI樹脂)を得た。次いで、その樹脂材料の熱伝導値をテストし、表2に示した。上記の工程が完了したら、樹脂をPEボトルに入れて密封保存した。
【0108】
実施例9
【0109】
熱伝導性樹脂(PAI樹脂)(9)の作製
【0110】
室温下、スターラーおよび加熱マントルに1リットルの4口反応器をセットした。トリメリット酸無水物(TMA)36.54g、4,4’−メチレンジフェニルジイソシアナート(MDI)119.00g、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)20.99g、ピロメリット酸二無水物(PMDA)15.56gおよび4,4’−スチルベンジカルボン酸(StDA)38.27gをその反応器に入れた。次いで、その反応器にn−メチルピロリドン(NMP)溶媒691.07gを加え、均一に撹拌しながら溶解反応を進行させた。反応温度を80℃まで上げて1時間反応させた後、120℃まで上げて2時間反応させ、引き続き170℃まで上げて2時間反応させた。反応が完了した後に、その反応器を室温まで冷却し、本実施例の熱伝導性樹脂(PAI樹脂)を得た。次いで、その樹脂材料の熱伝導値をテストし、表2に示した。上記の工程が完了したら、樹脂をPEボトルに入れて密封保存した。
【0111】
実施例10
【0112】
熱伝導性樹脂(PAI樹脂)(10)の作製
【0113】
室温下、スターラーおよび加熱マントルに1リットルの4口反応器をセットした。トリメリット酸無水物(TMA)35.62g、4,4’−メチレンジフェニルジイソシアナート(MDI)116.00g、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)20.46g、4,4’−オキシジフタル酸無水物(ODPA)21.57g、および4,4’−スチルベンジカルボン酸(StDA)37.30gをその反応器に入れた。次いで、その反応器にn−メチルピロリドン(NMP)溶媒692.86gを加え、均一に撹拌しながら溶解反応を進行させた。反応温度を80℃まで上げて1時間反応させた後、120℃まで上げて2時間反応させ、引き続き170℃まで上げて2時間反応させた。反応が完了した後に、その反応器を室温まで冷却し、本実施例の熱伝導性樹脂(PAI樹脂)を得た。次いで、その樹脂材料の熱伝導値をテストし、表2に示した。上記の工程が完了したら、樹脂をPEボトルに入れて密封保存した。
【0114】
実施例11
【0115】
熱伝導性樹脂(PAI樹脂)(11)の作製
【0116】
室温下、スターラーおよび加熱マントルに1リットルの4口反応器をセットした。トリメリット酸無水物(TMA)26.03g、4,4’−メチレンジフェニルジイソシアナート(MDI)56.50g、3,3’−ジメチルビフェニル−4,4’−ジイソシアナート(TODI)59.67g、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)39.86g、および4,4’−スチルベンジカルボン酸(StDA)48.45gをその反応器に入れた。次いで、その反応器にn−メチルピロリドン(NMP)溶媒691.50gを加え、均一に撹拌しながら溶解反応を進行させた。反応温度を80℃まで上げて1時間反応させた後、120℃まで上げて2時間反応させ、引き続き170℃まで上げて2時間反応させた。反応が完了した後に、その反応器を室温まで冷却し、本実施例の熱伝導性樹脂(PAI樹脂)を得た。次いで、その樹脂材料の熱伝導値をテストし、表2に示した。上記の工程が完了したら、樹脂をPEボトルに入れて密封保存した。
【0117】
実施例12
【0118】
熱伝導性樹脂(PAI樹脂)(12)の作製
【0119】
室温下、スターラーおよび加熱マントルに1リットルの4口反応器をセットした。トリメリット酸無水物(TMA)27.87g、
4,4’−メチレンジフェニルジイソシアナート(MDI)60.50g、1,5−ナフタレンジイソシアナート(NDI)50.81g、
3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)14.23gおよび4,4’−スチルベンジカルボン酸(StDA)77.82gをその反応器に入れた。次いで、その反応器にn−メチルピロリドン(NMP)溶媒693.70gを加え、均一に撹拌しながら溶解反応を進行させた。反応温度を80℃まで上げて1時間反応させた後、120℃まで上げて2時間反応させ、引き続き170℃まで上げて2時間反応させた。反応が完了した後に、その反応器を室温まで冷却し、本実施例の熱伝導性樹脂(PAI樹脂)を得た。次いで、その樹脂材料の熱伝導値をテストし、表2に示した。上記の工程が完了したら、樹脂をPEボトルに入れて密封保存した。
【0120】
実施例13
【0121】
熱伝導性樹脂(PAI樹脂)(13)の作製
【0122】
室温下、スターラーおよび加熱マントルに1リットルの4口反応器をセットした。トリメリット酸無水物(TMA)27.06g、4,4’−メチレンジフェニルジイソシアナート(MDI)47.00g、1,5−ナフタレンジイソシアナート(NDI)29.61g、3,3’−ジメチルビフェニル−4,4’−ジイソシアナート(TODI)37.23g、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)13.81gおよび4,4’−スチルベンジカルボン酸(StDA)75.57gをその反応器に入れた。次いで、その反応器にn−メチルピロリドン(NMP)溶媒690.85gを加え、均一に撹拌しながら溶解反応を進行させた。反応温度を80℃まで上げて1時間反応させた後、120℃まで上げて2時間反応させ、引き続き170℃まで上げて2時間反応させた。反応が完了した後に、その反応器を室温まで冷却し、本実施例の熱伝導性樹脂(PAI樹脂)を得た。次いで、その樹脂材料の熱伝導値をテストし、表2に示した。上記の工程が完了したら、樹脂をPEボトルに入れて密封保存した。
【0123】
【表2】
【0124】
実施例14
【0125】
熱伝導性樹脂(PAI樹脂)(14)の作製
【0126】
室温下、スターラーおよび加熱マントルに1リットルの4口反応器をセットした。トリメリット酸無水物(TMA)27.42g、1,5−ナフタレンジイソシアナート(NDI)50.00g、3,3’−ジメチルビフェニル−4,4’−ジイソシアナート(TODI)62.87g、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)14.00gおよび4,4’−スチルベンジカルボン酸(StDA)76.58gをその反応器に入れた。次いで、その反応器にn−メチルピロリドン(NMP)溶媒692.59gを加え、均一に撹拌しながら溶解反応を進行させた。反応温度を80℃まで上げて1時間反応させた後、120℃まで上げて2時間反応させ、引き続き170℃まで上げて2時間反応させた。反応が完了した後に、その反応器を室温まで冷却し、本実施例の熱伝導性樹脂(PAI樹脂)を得た。次いで、その樹脂材料の熱伝導値をテストし、表3に示した。上記の工程が完了したら、樹脂をPEボトルに入れて密封保存した。
【0127】
実施例15
【0128】
熱伝導性樹脂(PAI樹脂)(15)の作製
【0129】
室温下、スターラーおよび加熱マントルに1リットルの4口反応器をセットした。トリメリット酸無水物(TMA)4.49g、4,4’−メチレンジフェニルジイソシアナート(MDI)58.50g、1,5−ナフタレンジイソシアナート(NDI)49.13g、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)10.32g、ピロメリット酸二無水物(PMDA)7.65gおよび4,4’−スチルベンジカルボン酸(StDA)100.34gをその反応器に入れた。次いで、その反応器にn−メチルピロリドン(NMP)溶媒691.28gを加え、均一に撹拌しながら溶解反応を進行させた。反応温度を80℃まで上げて1時間反応させた後、120℃まで上げて2時間反応させ、引き続き170℃まで上げて2時間反応させた。反応が完了した後に、その反応器を室温まで冷却し、本実施例の熱伝導性樹脂(PAI樹脂)を得た。次いで、その樹脂材料の熱伝導値をテストし、表3に示した。上記の工程が完了したら、樹脂をPEボトルに入れて密封保存した。
【0130】
実施例16
【0131】
熱伝導性樹脂(PAI樹脂)(16)の作製
【0132】
室温下、スターラーおよび加熱マントルに1リットルの4口反応器をセットした。トリメリット酸無水物(TMA)4.43g、1,5−ナフタレンジイソシアナート(NDI)48.50g、3,3’−ジメチルビフェニル−4,4’−ジイソシアナート(TODI)60.98g、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)10.18g、ピロメリット酸二無水物(PMDA)7.55gおよび4,4’−スチルベンジカルボン酸(StDA)99.04gをその反応器に入れた。次いで、その反応器にn−メチルピロリドン(NMP)溶媒692.06gを加え、均一に撹拌しながら溶解反応を進行させた。反応温度を80℃まで上げて1時間反応させた後、120℃まで上げて2時間反応させ、引き続き170℃まで上げて2時間反応させた。反応が完了した後に、その反応器を室温まで冷却し、本実施例の熱伝導性樹脂(PAI樹脂)を得た。次いで、その樹脂材料の熱伝導値をテストし、表3に示した。上記の工程が完了したら、樹脂をPEボトルに入れて密封保存した。
【0133】
【表3】
【0134】
比較例1
【0135】
従来の熱伝導性樹脂(PAI樹脂)の作製
【0136】
室温下、スターラーおよび加熱マントルに1リットルの4口反応器をセットした。トリメリット酸無水物(TMA)100.57gおよび4,4’−メチレンジフェニルジイソシアナート(MDI)131.00gをその反応器に入れた。次いで、その反応器にn−メチルピロリドン(NMP)溶媒263.04gを加え、均一に撹拌しながら溶解反応を進行させた。反応温度を80℃まで上げて1時間反応させた後、120℃まで上げて2時間反応させ、引き続き170℃まで上げて2時間反応させた。反応が完了した後に、その反応器を室温まで冷却し、本比較例の熱伝導性樹脂(PAI樹脂)を得た。次いで、その樹脂材料の熱伝導値をテストし、表4に示した。上記の工程が完了したら、樹脂をPEボトルに入れて密封保存した。
【0137】
比較例2
【0138】
従来の熱伝導性樹脂(PAI樹脂)の作製
【0139】
室温下、スターラーおよび加熱マントルに1リットルの4口反応器をセットした。トリメリット酸無水物(TMA)94.82g、4,4’−メチレンジフェニルジイソシアナート(MDI)130.00gおよび4,4’−スチルベンジカルボン酸(StDA)6.97gをその反応器に入れた。次いで、その反応器にn−メチルピロリドン(NMP)溶媒695.35gを加え、均一に撹拌しながら溶解反応を進行させた。反応温度を80℃まで上げて1時間反応させた後、120℃まで上げて2時間反応させ、引き続き170℃まで上げて2時間反応させた。反応が完了した後に、その反応器を室温まで冷却し、本比較例の熱伝導性樹脂(PAI樹脂)を得た。次いで、その樹脂材料の熱伝導値をテストし、表4に示した。上記の工程が完了したら、樹脂をPEボトルに入れて密封保存した。
【0140】
【表4】
【0141】
実施例17
【0142】
サーマルインターフェース材料(1)(酸化アルミニウムの熱伝導性粉末50%添加)の作製
【0143】
実施例4で作製された熱伝導性樹脂(PI樹脂)を、50wt%の酸化アルミニウムの熱伝導性粉末と混合して、本実施例のサーマルインターフェース材料を作った。次いで、サーマルインターフェース材料の熱伝導値、体積抵抗率および破壊電圧をテストし、表5に示した。
【0144】
実施例18
【0145】
サーマルインターフェース材料(2)(酸化アルミニウムの熱伝導性粉末50%添加)の作製
【0146】
実施例15で作製された熱伝導性樹脂(PAI樹脂)を、50wt%の酸化アルミニウムの熱伝導性粉末と混合して、本実施例のサーマルインターフェース材料を作った。次いで、サーマルインターフェース材料の熱伝導値、体積抵抗率および破壊電圧をテストし、表5に示した。
【0147】
比較例3
【0148】
従来のサーマルインターフェース材料(酸化アルミニウムの熱伝導性粉末85%添加)の作製
【0149】
比較例1で作製された熱伝導性樹脂(PAI樹脂)を、85wt%の酸化アルミニウムの熱伝導性粉末と混合して、本比較例のサーマルインターフェース材料を作った。次いで、サーマルインターフェース材料の熱伝導値、体積抵抗率および破壊電圧をテストし、表5に示した。
【0150】
【表5】
【0151】
本発明では、トリメリット酸無水物(TMA)、特定のジイソシアナート(例えばMDI、TODI、NDIまたはこれらの混合物)、二無水物(dianhydride)(例えばPMDA、BTDA、ODPA、BPDAまたはこれらの混合物)およびジカルボン酸(例えば StDA)を用い、特定の比率で重合反応を進行させて、高熱伝導性および高誘電絶縁性の特徴を備える熱伝導性樹脂(PAIまたはPI)を作製する。本発明に係る熱伝導性樹脂の熱伝導値は、従来の熱伝導性樹脂に比して約1.3から2.3倍高い。加えて、サーマルインターフェース材料をさらに作製する際は、熱伝導性樹脂に熱伝導性粉末(例えばセラミック粉末)を少量(約50wt%以下)添加するだけでよい。本発明に係る熱伝導性樹脂は優れた熱伝導特性を備えるため、高い熱伝導性という特徴を備えたサーマルインターフェース材料が得られる。一方、従来のサーマルインターフェース材料は、熱伝導性粉末を80wt%より多く添加しても、本発明に係る熱伝導性樹脂の熱伝導値には依然達しない。
【0152】
開示した実施形態に各種修飾および変化を加え得るということは、当業者には明らかであろう。明細書および実施例は単に例示として見なされるように意図されており、本発明の真の範囲は、以下の特許請求の範囲およびそれらの均等物によって示される。