特許第6267849号(P6267849)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6267849
(24)【登録日】2018年1月5日
(45)【発行日】2018年1月24日
(54)【発明の名称】人力駆動装置
(51)【国際特許分類】
   A63B 22/06 20060101AFI20180115BHJP
   A63B 23/04 20060101ALI20180115BHJP
   A63B 24/00 20060101ALI20180115BHJP
   B62M 1/12 20060101ALI20180115BHJP
【FI】
   A63B22/06 K
   A63B23/04 A
   A63B24/00
   B62M1/12
【請求項の数】6
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2009-189217(P2009-189217)
(22)【出願日】2009年8月18日
(65)【公開番号】特開2011-36596(P2011-36596A)
(43)【公開日】2011年2月24日
【審査請求日】2012年8月16日
【審判番号】不服2015-13975(P2015-13975/J1)
【審判請求日】2015年7月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】599075531
【氏名又は名称】楊 泰和
(74)【代理人】
【識別番号】100093779
【弁理士】
【氏名又は名称】服部 雅紀
(72)【発明者】
【氏名】楊 泰和
【合議体】
【審判長】 黒瀬 雅一
【審判官】 畑井 順一
【審判官】 吉村 尚
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭61−190788(JP,U)
【文献】 特開2000−346903(JP,A)
【文献】 特開平9−225061(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B22/00-23/00
B62M1/00-29/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
人間の手か足の両者又はその一つにより人力入力装置(101)を駆動させ、第一駆動回転方向に正回転駆動し、又は、前記第一駆動回転方向と反対方向である第二駆動回転方向に逆回転駆動するとき、前記人力入力装置(101)の出力端が出力する回転運動エネルギーを第1の伝動装置(104)を経て少なくとも一個の固定回転方向出力伝動装置(102)の入力端へ送り、前記固定回転方向出力伝動装置(102)の出力端から固定回転方向の回転運動エネルギーを出力し、負荷ウィールセット(103)を駆動させる人力駆動装置であって、
前記人力入力装置(101)は、人間の手か足の両者或いはその一つにより正回転或いは逆回転という双方向回転が入力されることにより回転可能であり、双方向回転出力機関により構成され、踏み板、クランク及び双方向回転の伝動ウィールセットからなり、或いはハンドル、バー及び双方向回転の伝動ウィールセットからなり、或いは双方向回転駆動を出力する人力駆動機関装置からなり、
前記固定回転方向出力伝動装置(102)は、前記第1の伝動装置(104)を経由し、前記人力入力装置(101)からの双方向回転運動エネルギーを受け、固定回転方向の運動エネルギーを出力し、前記固定回転方向出力伝動装置(102)の内部の伝動ユニットは、ギアセット、或いは摩擦ウィールセット、チェーン及びチェーンウィールセット、或いはベルト及びベルトウィールセット、或いは伝動クランク及びウィールセット、或いは流体伝動装置、或いは電磁力伝動装置により構成され、或いはこれらの一つ又は一つ以上の伝動ユニットにより構成され、
前記固定回転方向出力伝動装置(102)は、前記第一駆動回転方向又は前記第二駆動回転方向の回転が入力されたとき、入力端の回転に対して等速で、又は変速して伝達された固定回転方向の回転を出力端から出力し、
前記負荷ウィールセット(103)は、前記固定回転方向出力伝動装置(102)の出力端により第2の伝動装置(104)を経て、固定の単一方向に回転駆動されるウィールセット型負荷であり、
前記負荷ウィールセット(103)を駆動する前記第2の伝動装置(104)は、「人力、機械力、電磁力、流動力、遠心力により操作するクラッチ装置」からなり、前記固定回転方向出力伝達装置(102)と前記負荷ウィールセット(103)との間の伝動を連結あるいは遮断する伝動機能を有しており、
記負荷ウィールセット(103)は、前記第2の伝動装置(104)と前記負荷ウィールセット(103)との間の伝動が遮断されたとき、前記固定回転方向出力伝達装置(102)の入力端の回転方向に関わらず、前記固定回転方向出力伝達装置(102)の入力端の回転方向とは逆回転方向に回転可能であることを特徴とする人力駆動装置。
【請求項2】
前記第2の伝動装置(104)は、前記「人力、機械力、電磁力、流動力、遠心力により操作するクラッチ装置」に加え、「固定速度レート又は可変速度レートのギア式、ベルト式、または摩擦式の回転式伝動装置」、或いは「人力、機械力、流動力、遠心力により操作する有段又は無段式変速装置」の2種のうち1種以上を含む少なくとも2種の装置からなる請求項1に記載の人力駆動装置。
【請求項3】
前記負荷ウィールセットは、入力に対する出力の減衰負荷が固定された減衰特性により入力を減衰する固定減衰負荷ウィールセット(106)として構成されており、
前記固定減衰負荷ウールセット(106)の減衰構造は、摩擦減衰式または流体減衰式の減衰構造により構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の人力駆動装置。
【請求項4】
前記負荷ウィールセットは、入力に対する出力の減衰負荷が可変制御される減衰特性により入力を減衰する制御可能な減衰負荷ウィールセット(107)として構成されており、
前記制御可能な減衰負荷ウールセット(107)の減衰構造は、摩擦減衰式または流体減衰式の減衰構造により構成され、
前記制御可能な減衰負荷ウールセット(107)は、減衰の大きさをコントロールすることを特徴とする請求項1または2に記載の人力駆動装置。
【請求項5】
前記負荷ウィールセット(103)の出力側に、前記負荷ウィールセット(103)の出力を入力として、入力に対する出力の減衰負荷が固定された減衰特性により減衰するプラス固定減衰装置(112)がさらに設けられており、
前記プラス固定減衰装置(112)の減衰構造は摩擦減衰式または流体減衰式の減衰構造により構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の人力駆動装置。
【請求項6】
前記負荷ウィールセット(103)の出力側に、前記負荷ウィールセット(103)の出力を入力として、入力に対する出力の減衰負荷が可変制御される減衰特性により減衰するプラス制御可能な減衰装置(105)がさらに設けられており、
前記プラス制御可能な減衰装置(105)の減衰構造は摩擦減衰式または流体減衰式の減衰構造により構成され、
前記プラス制御可能な減衰装置(105)は、減衰の大きさをコントロールすることを特徴とする請求項1または2に記載の人力駆動装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は人力駆動装置に関し、詳しくは双方向入力固定回転方向出力の人力駆動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
周知の自転車の騎乗者は固定方向に施力して踏み、そのとき関連する筋肉及び関節を定期的及び周期的に使う。即ち踏み動かす者の肢体の筋肉及び関節の一部が施力と力を受ける運用状態にあり、もう一部の筋肉及び関節は施力せずと力を受けない状態にあるので、全体にいうと人体の負荷が不均一であり、騎乗者が疲れやすくそして長期的に踏み動かすことにより運動障害になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は上述した問題を解決するためになされたものであり、本発明の主な目的は人力駆動装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明に係る人力駆動装置は、特定の双回転方向入力ができる人力入力装置をもち、その出力端が固定回転方向出力伝動装置の入力端へおくり、固定回転方向出力伝動装置の出力端を経由し、固定回転方向出力をすることにより、負荷ウィールセットの人力駆動装置を駆動させ、使用者が駆動入力方向を自由選択でき、さらに異なる変速比率の固定回転方向出力伝動装置により、異なる駆動入力方向のときに異なる変速比率の固定回転方向出力をするものである。
【0005】
本発明の人力駆動装置は、人間の手か足の両者又はその一つにより正回転或いは逆回転という双回転方向で、人力入力装置の入力端を駆動させ、そして人力入力装置の出力端から、固定回転方向出力伝動装置の入力端へおくり、固定回転方向出力伝動装置の出力端を経、固定回転方向の出力をして負荷ウイールセットを駆動させるものに関し、足踏みで動く車両、手で揺らせる車両、以上の両者又はその一つで駆動する車両など、人力で双方向回転駆動できる人力駆動キャリヤに提供され、また、足踏みで動く運動装置、手で揺らせる運動装置、以上の両者又はその一つで駆動する運動装置など、人力で双方向回転駆動できる運動器材に提供でき、また、足踏みで動く駆動方式或いは手揺らせる方式、或いは以上の両者又はその一つで駆動する流体ポンプ、ファン、又は発電機という装置に応用することができる。
【0006】
本発明の人力駆動装置は、特に直立式(upright)の双方向足踏み自転車(bicycle)、或いは直立式(upright)足踏み運動装置(pedaling exercise device)に応用され、人体の下肢に双方向の足踏み運動を提供することにより、使用する筋肉群の拡大そして使用強度及び密度を変える。これにより、下記の利点がある。
1)局所の筋肉及び関節の過度使用による障害を減少させる。
2)あまり使われない筋肉群及び関節を使い訓練できる。
上記の利点は、各種の使用する筋肉群の異なる人力双方向駆動に適用でき、特に騎乗直立式(upright)自転車(bicycle)又は直立式(upright)足踏み運動装置(pedaling exercise device)に応用され、双方向足踏み駆動の時に、その双方向足踏み運動に使われる人体の筋肉群の差異をより大きくし、上記の利点及び効果をより著しくする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の第1実施形態による人力駆動装置を示すブロック図である。
図2】本発明の第1実施形態による人力駆動装置の他の構成を示すブロック図である。
図3】本発明の第1実施形態による人力駆動装置のさらに他の構成を示すブロック図である。
図4】本発明の第1実施形態による人力駆動装置またさらに他の構成を示すブロック図である。
図5】本発明の第1実施形態による人力駆動装置が応用された構造を示すブロック図である。
図6】本発明の第1実施形態による人力駆動装置が応用された構造を示すブロック図である。
図7】本発明の第1実施形態による人力駆動装置が応用された構造を示すブロック図である。
図8】本発明の第1実施形態による人力駆動装置が応用された構造を示すブロック図である。
図9】本発明の第2実施形態による人力駆動装置を示すブロック図である。
図10】本発明の第3実施形態による人力駆動装置を示すブロック図である。
図11】本発明の第4実施形態による人力駆動装置を示すブロック図である。
図12】本発明の第5実施形態による人力駆動装置を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による人力駆動装置は、人間の手か足の両者又はその一つにより正回転或いは逆回転という双回転方向で、人力入力装置の入力端を駆動させ、そして人力入力装置の出力端から、固定回転方向出力伝動装置の入力端へおくり、固定回転方向出力伝動装置の出力端を経て、固定回転方向の出力をして負荷ウイールセットを駆動させる。本発明の第1実施形態による人力駆動装置は、足踏み動く車両、手で揺らせる車両、以上の両者又はその一つで駆動する車両など、人力で双方向回転駆動できる人力駆動キャリヤに提供され、また、足踏み動く運動装置、手で揺らせる運動装置、以上の両者又はその一つで駆動する運動装置など、人力で双方向回転駆動できる運動器材に提供でき、また、足踏みで動く駆動方式或いは手揺らせる方式、或いは以上の両者又はその一つで駆動する流体ポンプ、ファン、又は発電機という装置に提供できるものである。本発明の第1実施形態による人力駆動装置は、特に直立式(upright)の双方向足踏みで動く自転車(bicycle)、或いは直立式(upright)足踏み運動装置(pedaling exercise device)に応用され、人体の下肢に双方向足踏み運動を提供することにより、使用する筋肉群の拡大そして使用強度及び密度を変える。これにより、下記の利点がある。
【0009】
1)局所の筋肉及び関節の過度使用による障害を減少させる。
2)あまり使われない筋肉群及び関節を使い訓練できる。
上記の利点は、各種の使用する筋肉群の異なる人力双方向駆動に適用でき、特に騎乗直立式(upright)自転車(bicycle)又は直立式(upright)足踏み運動装置(pedaling exercise device)に応用され、双方向足踏み駆動の時に、その双方向足踏み運動に使われる人体の筋肉群の差異をより大きくし、上記の利点及び効果をより著しい。
【0010】
本発明の第1実施形態による人力駆動装置は、特定の双回転方向入力ができる人力入力装置をもち、その出力端が固定回転方向出力伝動装置の入力端へおくり、固定回転方向出力伝動装置の出力端を経て、固定回転方向出力をすることにより、負荷ウィールセットの人力駆動装置を駆動させ、使用者が駆動入力方向を自由選択でき、さらに異なる変速比率の固定回転方向出力伝動装置により、異なる駆動入力方向のときに異なる変速比率の固定回転方向出力をするものである。
【0011】
図1は、本発明の第1実施形態による人力駆動装置の基本構成を示すブロック図である。
図2は、図1において、人力入力装置101と固定回転方向出力伝動装置102との間に伝動装置104を設けた駆動装置の構成を示すブロック図である。
図3は、図1において固定回転方向出力伝動装置102と駆動負荷ウィールセット103との間に伝動装置104を設けた駆動装置の構成を示すブロック図である。
図4は、図1において人力入力装置101と固定回転方向出力伝動装置102、そして固定回転方向出力伝動装置102と駆動負荷ウィールセット103との間に伝動装置104を設けた駆動装置の構成を示すブロック図である。
【0012】
第1実施形態による人力駆動装置は、人間の手か足の両者或いはその一つにより、人力入力装置101を駆動させ、第一駆動回転方向又は異なる回転方向の第二駆動回転方向に駆動するとき、人力入力装置101の出力端が出力する回転運動エネルギーは、直接又は伝動装置104を経て固定回転方向出力伝動装置102の入力端へ送られ、固定回転方向出力伝動装置102の出力端から固定回転方向の回転運動エネルギーを出力し、負荷ウィールセット103を駆動させるものである。図1から図4について、本発明の第1実施形態による人力駆動装置について以下に説明する。
【0013】
人力入力装置101は、人間の肢体、手か足の両者或いはその一つにより、正回転或いは逆回転の双回転方向駆動の入力又は往復駆動入力をされることにより、選定した固定速度レートを産生し、そして相対正回転或いは逆回転の双方向回転出力機関により構成され、この双方向回転出力機関は、踏み板、クランク及び双方向回転の伝動ウィールセット、或いはハンドル、バー及び双方向回転の伝動ウィールセット、或いは人力で双方向回転駆動を産生させる従来の人力駆動機関装置からなる。
ここで、第一駆動回転方向の運動エネルギー及び第二駆動回転方向の入力運動エネルギーは、人間の手か足の両者又はその一つから、人力入力装置101の入力端を駆動する。
第一駆動回転方向と第二駆動回転方向とは反対になる。
【0014】
固定回転方向出力伝動装置102は、直接或いは伝動装置104を経由して、人力入力装置101からの異なる回転方向の運動エネルギーをうけ、固定回転方向の運動エネルギーを出力するものである。固定回転方向出力伝動装置102の内部の構成は、1)ギアセット、或いは2)摩擦ウイールセット、或いは3) チェーン及びチェーンウイールセット、或いは4)ベルト及びベルトウイールセット、或いは5)伝動クランク及びウイールセット、或いは6)流体伝動装置、或いは7)電磁力伝動装置などの一つ又は一つ以上の伝動ユニットにより構成する。固定回転方向出力伝動装置102において、異なる回転方向の第一駆動回転方向と第二駆動回転方向との駆動が入力される時、入力端と出力端との間の固定回転方向の速度比は、同じか異なるか或いは変速になる。
負荷ウィールセット103は、固定回転方向出力伝動装置102の出力端により直接、或いは伝動装置104を経て駆動され、固定単一回転方向駆動をするウィールセット型負荷である。
【0015】
伝動装置104は、以下の一種又は一種以上の伝動装置により構成され、伝動装置は、1)固定速度レート又は可変速度レートの各種のギア式、ベルト式、摩擦式などの回転式伝動機能構造、或いは2)人力、機械力、流動力、遠心力、トルク、逆トルクにより操作する有段又は無段式変速装置、或いは3)入力端及び出力端の相対回転方向関係の切替を制御できる伝動装置、或いは4)人力、機械力、電磁力、流動力、遠心力、トルク、或いは逆トルクなどにより操作するクラッチ装置または単一方向伝動クラッチ装置(single way clutch)であって、クラッチ機能装置を伝動連結あるいは伝動遮断する。
【0016】
本発明の第1実施形態による人力駆動装置は、特に直立式(upright)の双方向足踏み自転車(bicycle)、或いは直立式(upright)足踏み運動装置(pedaling exercise device)に応用され、人体の下肢に双方向の足踏み運動を提供することにより、使用する筋肉群の拡大そして使用強度及び密度を変える。これにより、下記の利点がある。
1)局所の筋肉及び関節の過度使用による障害を減少させる。
2)あまり使われない筋肉群及び関節を使い訓練できる。
上記の利点は各種の使用する筋肉群の異なる人力双方向駆動に適用でき、特に騎乗直立式(upright)自転車(bicycle)又は直立式(upright)足踏み運動装置(pedaling exercise device)に応用され、双方向足踏み駆動の時に、その双方向足踏み運動に使われる人体の筋肉群の差異をより大きくし、上記の利点及び効果がより著しい。
【0017】
本発明の第1実施形態による人力駆動装置は、人間の手か足の両者或いはその一つにより双回転方向駆動する人力駆動キャリヤの応用を含み、その構成は、人間の手か足の両者或いはその一つにより正回転或いは逆回転する人力入力装置101を備え、人力入力装置101の出力端が出力する回転運動エネルギーは直接、又は伝動装置104を経て、少なくとも一個の固定回転方向出力伝動装置102に入力され、固定回転方向出力伝動装置102の出力端から固定回転方向の出力をし、その出力する固定方向回転運動エネルギーは直接、又は伝動装置104を経て、負荷ウィールセット103を駆動させる。伝動装置104は、下記の一種又は一種以上の伝動装置により構成され、伝動装置は、1)固定速度レート又は可変速度レートの各種のギア式、ベルト式、摩擦式などの回転式伝動機能構造、或いは2)人力、機械力、流動力、遠心力、トルク、逆トルクにより操作する有段又は無段式変速装置、或いは3)入力端及び出力端の相対回転方向関係の切替を制御できる伝動装置、或いは4)人力、機械力、電磁力、流動力、遠心力、トルク、逆トルクなどにより操作するクラッチ装置または単一方向伝動クラッチ装置(single way clutch)であって、クラッチ機能装置を伝動連結あるいは伝動遮断し、人力入力装置101は人間の手か足の両者或いはその一つにより、正回転或いは逆回転の駆動をし、選定速度レートの相対回転方向の出力をする。
【0018】
本発明の第1実施形態による人力駆動装置は、特に直立式(upright)の双方向足踏み自転車(bicycle)、或いは直立式(upright)足踏み運動装置(pedaling exercise device)に応用され、人体の下肢に双方向足踏み運動を提供することにより、使用する筋肉群の拡大そして使用強度及び密度を変える。これにより、下記の利点がある。
1)局所の筋肉及び関節の過度使用による障害を減少させる。
2)あまり使われない筋肉群及び関節を使い訓練できる。
上記の利点は各種の使用する筋肉群の異なる人力双方向駆動に適用でき、特に騎乗直立式(upright)自転車(bicycle)又は直立式(upright)足踏み運動装置(pedaling exercise device)に応用され、双方向足踏み駆動の時に、その双方向足踏み運動に使われる人体の筋肉群の差異をより大きくし、上記の利点及び効果がより著しい。
【0019】
本発明の第1実施形態による人力駆動装置は、人力駆動キャリヤに応用され、少なくとも一個のウィールセットを設ける自転車、手で揺らせる車両、または足踏み及び手揺し車両という機能をもつ人力駆動キャリヤにより構成され、人間の手か足の両者或いはその一つにより正回転或いは逆回転して人力入力装置101を駆動させ、相対的に出力端から正回転或いは逆回転の回転運動エネルギーを出力することにより直接又は伝動装置104を経て、固定回転方向出力伝動装置102の入力端へおくり、固定回転方向出力伝動装置102の出力端により固定回転方向の出力をし、直接又は伝動装置104を経て、再び負荷ウィールセット103を駆動させ、更に負荷ウィールセット103と≡がるキャリヤを駆動させる。伝動装置104が下記の一種又は一種以上の伝動装置により構成され、伝動装置は、1)固定速度レート又は可変速度レートの各種なギア式、ベルト式、摩擦式などの回転式伝動機能構造、或いは2)人力、機械力、流動力、遠心力、トルク、逆トルクにより操作する有段又は無段式変速装置、或いは3)入力端及び出力端の相対回転方向関係の切替を制御できる伝動装置、或いは4)人力、機械力、電磁力、流動力、遠心力、トルク、逆トルクなどにより操作するクラッチ装置または単一方向伝動クラッチ装置であって、クラッチ機能装置を伝動連結あるいは伝動遮断する。
【0020】
本発明の第1実施形態による人力駆動装置は、更に人力駆動運動装置に用いられ、例えばそれはフィットネス自転車であり、図5に示すのは本発明の第1実施形態による人力駆動装置が固定減衰負荷ウィールセットをもつ人力駆動運動装置に応用された構造を示すブロック図である。その構成は人間の手か足の両者又はその一つにより正回転又は逆回転して駆動をする人力入力装置101、そして少なくとも一個の固定回転方向出力伝動装置102をもち、その入力端が直接又は伝動装置104を経て、人力入力装置101が出力する回転運動エネルギーを受け、そして固定回転方向出力伝動装置102自身の出力端により固定回転方向の出力をし、その出力する回転運動エネルギーは直接又は伝動装置104を経て、固定減衰負荷ウイールセット106を駆動する。伝動装置104は下記の一種又は一種以上の伝動装置により構成され、伝動装置は、1)固定速度レート又は可変速度レートの各種なギア式、ベルト式、摩擦式などの回転式伝動機能構造、或いは2)人力、機械力、流動力、遠心力、トルク、逆トルクにより操作する有段又は無段式変速装置、或いは3)入力端及び出力端の相対回転方向関係の切替を制御できる伝動装置、或いは4)人力、機械力、電磁力、流動力、遠心力、トルク、逆トルクなどにより操作するクラッチ装置または単一方向伝動クラッチ装置であり、クラッチ機能装置を伝動連結あるいは伝動遮断する。固定減衰負荷ウイールセット106は自身が固定減衰を持ち、運動装置として運転する時に固定減衰を産生させるものである。
上記の固定減衰負荷ウイールセット106自身の固定減衰は、摩擦減衰式、流体減衰式、発電出力の反トルク減衰式、電動反トルク式、電磁渦流発電減衰式等の固定減衰構造により構成するものを含める。
【0021】
本発明の第1実施形態による人力駆動装置は、制御可能な減衰装置を設けている人力駆動運動装置に応用でき、例えば、それはフィットネス自転車である。図6に示すのは本発明の第1実施形態による人力駆動装置が制御可能な減衰負荷ウィールセットをもつ人力駆動運動装置に応用された構造を示すブロック図である。その構成は人間の手か足の両者又はその一つにより駆動をする人力入力装置101、そして少なくとも一個の固定回転方向出力伝動装置102をもち、その入力端が直接又は伝動装置104を経て人力入力装置101が出力する回転運動エネルギーを受け、そして固定回転方向出力伝動装置102自身の出力端により固定回転方向の出力をし、その出力する回転運動エネルギーは直接又は伝動装置104を経て制御可能な減衰負荷ウイールセット107を駆動させる。伝動装置104は下記の一種又は一種以上の伝動装置により構成され、伝動装置は、1)固定速度レート又は可変速度レートの各種なギア式、ベルト式、摩擦式などの回転式伝動機能構造、或いは2)人力、機械力、流動力、遠心力、トルク、逆トルクにより操作する有段又は無段式変速装置、或いは3)入力端及び出力端の相対回転方向関係の切替を制御できる伝動装置、或いは4)人力、機械力、電磁力、流動力、遠心力、トルク、逆トルクなどにより操作するクラッチ装置または単一方向伝動クラッチ装置であって、クラッチ機能装置を伝動連結あるいは伝動遮断する。制御可能な減衰負荷ウイールセット107は自身が制御可能な減衰機能を持ち、運動装置として運転する時に制御可能な減衰を産生する。
【0022】
上記の制御可能な減衰負荷ウイールセット107が産生する制御可能な減衰は、摩擦減衰式、流体減衰式、発電出力の反トルク減衰式、電動反トルク式、電磁渦流発電減衰式等の制御可能な機能を持つ減衰構造により構成され、制御可能な減衰負荷ウイールセット107の減衰の大きさをコントロールする。
上記の制御可能な減衰負荷ウイールセット107は、選択した減衰構造形式によって、流体エネルギー又は機械エネルギー又は電力エネルギーによって動作可能に制御され、制御可能な減衰機能を産生する。
【0023】
本発明の第1実施形態による人力駆動装置は、人力駆動キャリアに別途プラス固定減衰装置112を設けることにより、負荷ウイールセット103と減衰効果を起こさせ、転換し運動装置機能として使われる。図7に示すのは、本発明の第1実施形態による人力駆動装置が人力駆動キャリヤに応用され、プラス固定減衰装置により減衰を産生させ、運動装置機能を構成した構造を示すブロック図である。その構成は人間の手か足の両者又はその一つにより駆動をする人力入力装置101、そして少なくとも一個の固定回転方向出力伝動装置102をもち、その入力端が直接又は伝動装置104を経て人力入力装置101が出力する回転運動エネルギーを受け、そして固定回転方向出力伝動装置102自身の出力端により固定回転方向の出力をし、その出力する回転運動エネルギーは直接又は伝動装置104を経て負荷ウイールセット103を駆動する。伝動装置104は下記の一種又は一種以上の伝動装置により構成され、伝動装置は、1)固定速度レート又は可変速度レートの各種なギア式、ベルト式、摩擦式などの回転式伝動機能構造、或いは2)人力、機械力、流動力、遠心力、トルク、逆トルクにより操作する有段又は無段式変速装置、或いは3)入力端及び出力端の相対回転方向関係の切替を制御できる伝動装置、或いは4)人力、機械力、電磁力、流動力、遠心力、トルク、逆トルクなどにより操作するクラッチ装置または単一方向伝動クラッチ装置であって、クラッチ機能装置を伝動連結あるいは伝動遮断する。負荷ウイールセット103は少なくとも一個の負荷ウイールセット103が減衰を産生することに提供されるプラス減衰装置112を設け、運動装置機能として運転する時に減衰を産生させる。
上記の負荷ウイールセット103に減衰効果を生じさせるためにプラスしたプラス固定減衰装置112の減衰構造は、摩擦減衰式、流体減衰式、発電出力の反トルク減衰式、電動反トルク式、電磁渦流発電減衰式等の制御可能な機能を持つ減衰構造により構成されるものである。
【0024】
本発明の第1実施形態による人力駆動装置は、人力駆動キャリアに別途にプラス制御可能な減衰装置105を設けることにより、転換し運動装置機能として使われる。図8に示すのは本発明の第1実施形態による人力駆動装置が人力駆動キャリヤに応用され、プラス制御可能な減衰装置105により運動装置機能を構成させる構造を示すブロック図である。その構成は人間の手か足の両者又はその一つにより駆動をする人力入力装置101、そして少なくとも一個の固定回転方向出力伝動装置102をもち、その入力端が直接又は伝動装置104を経て人力入力装置101が出力する回転運動エネルギーを受け、そして固定回転方向出力伝動装置102自身の出力端により固定回転方向の出力をし、その出力する回転運動エネルギーは直接又は伝動装置104を経て負荷ウイールセット103を駆動する。伝動装置104は下記の一種又は一種以上の伝動装置により構成され、伝動装置は、1)固定速度レート又は可変速度レートの各種なギア式、ベルト式、摩擦式などの回転式伝動機能構造、或いは2)人力、機械力、流動力、遠心力、トルク、逆トルクにより操作する有段又は無段式変速装置、或いは3)入力端及び出力端の相対回転方向関係の切替を制御できる伝動装置、或いは4)人力、機械力、電磁力、流動力、遠心力、トルク、逆トルクなどにより操作するクラッチ装置または単一方向伝動クラッチ装置であって、クラッチ機能装置を伝動連結あるいは伝動遮断する。負荷ウイールセット103は少なくとも一個の負荷ウイールセット103が減衰を産生することに提供されるプラス制御可能な減衰装置105を設け、運動装置機能として運転する時に減衰を産生させる。
【0025】
上記のプラス制御可能な減衰装置105の減衰構造は、摩擦減衰式、流体減衰式、発電出力の反トルク減衰式、電動反トルク式、電磁渦流発電減衰式等の制御可能な特性をもつ減衰構造により構成され、プラス制御可能な減衰装置105の制御方法が選択した減衰構造形式により流体又は機械又は電力エネルギーの制御方法及び装置により、運動装置機能として運転する時の減衰の大きさをコントロールする。
【0026】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による人力駆動装置は、人間が人力入力装置101の入力端に対し、正回転又は逆回転の回転運動エネルギーを入力し、人力入力装置101の出力端が出力する回転運動エネルギーが固定回転方向出力伝動装置102の入力端へおくられ、そして固定回転方向出力伝動装置102の出力端により固定回転方向の機械エネルギー出力をし、固定回転方向の機械機能装置を駆動させる。図9に示すのは本発明の第2実施形態による人力駆動装置が、固定回転方向を駆動させる機械機能装置の構造を示すブロック図である。その構成は人間の手か足の両者又はその一つにより人力入力装置101に対し正回転又は逆回転の双方向回転駆動をし、人力入力装置101の出力端により出力する回転運動エネルギーが直接又は伝動装置104を経て固定回転方向出力伝動装置102の入力端へおくられ、固定回転方向出力伝動装置102の出力端により固定回転方向の出力をし、直接又は伝動装置104を経て回転式機械機能装置108を駆動する。回転式機械機能装置108は、例えば流体ポンプ、ファン、慣性エネルギー保存ウイール、他の人力で駆動できる回転式機械機能装置であり、伝動装置104は、下記の一種又は一種以上の伝動装置により構成され、伝動装置は、1)固定速度レート又は可変速度レートの各種なギア式、ベルト式、摩擦式などの回転式伝動機能構造、或いは2)人力、機械力、流動力、遠心力、トルク、逆トルクにより操作する有段又は無段式変速装置、或いは3)入力端及び出力端の相対回転方向関係の切替を制御できる伝動装置、或いは4)人力、機械力、電磁力、流動力、遠心力、トルク、逆トルクなどにより操作するクラッチ装置または単一方向伝動クラッチ装置であって、クラッチ機能装置を伝動連結あるいは伝動遮断する。
【0027】
本発明の第2実施形態による人力駆動装置は、特に直立式(upright)の双方向足踏み自転車(bicycle)、或いは直立式(upright)足踏み運動装置(pedaling exercise device)に応用され、人体の下肢に双方向足踏み運動を提供することにより、使用する筋肉群の拡大そして使用強度及び密度を変える。これにより、下記の利点がある。
1)局所の筋肉及び関節の過度使用による障害を減少させる。
2)あまり使われない筋肉群及び関節を使い訓練できる。
上記の利点は各種の使用する筋肉群の異なる人力双方向駆動に適用でき、特に騎乗直立式(upright)自転車(bicycle)又は直立式(upright)足踏み運動装置(pedaling exercise device)に応用され、双方向足踏み駆動の時に、その双方向足踏み運動に使われる人体の筋肉群の差異はより大きく、上記の利点及び効果がより著しい。
【0028】
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による人力駆動装置は、人間が人力入力装置101の入力端に対し、正回転又は逆回転の回転運動エネルギーを入力し、人力入力装置101出力端が出力する回転運動エネルギーが固定回転方向出力伝動装置102の入力端へおくられ、そして固定回転方向出力伝動装置102の出力端により固定回転方向の出力をし、発電機109を駆動させる。図10に示すのは、本発明の第3実施形態による人力駆動装置が、発電機を駆動させる構造を示すブロック図である。その構成は人間の手か足の両者又はその一つにより人力入力装置101に対し正回転又は逆回転の双方向回転駆動をし、人力入力装置101の出力端により出力する回転運動エネルギーは直接又は伝動装置104を経て固定回転方向出力伝動装置102の入力端へおくられ、固定回転方向出力伝動装置102の出力端により固定回転方向の出力をし、直接又は伝動装置104を経て回転式発電機109を駆動する。伝動装置104は下記の一種又は一種以上の伝動装置により構成され、伝動装置は、1)固定速度レート又は可変速度レートの各種なギア式、ベルト式、摩擦式などの回転式伝動機能構造、或いは2)人力、機械力、流動力、遠心力、トルク、逆トルクにより操作する有段又は無段式変速装置、或いは3)入力端及び出力端の相対回転方向関係の切替を制御できる伝動装置、或いは4)人力、機械力、電磁力、流動力、遠心力、トルク、逆トルクなどにより操作するクラッチ装置または単一方向伝動クラッチ装置であって、クラッチ機能装置を伝動連結あるいは伝動遮断する。そして発電機109は更にニーズに応じて選択的に発電機関連制御装置110及び回路スイッチ又は保護装置111を設けられる。
【0029】
本発明の第3実施形態による人力駆動装置は、特に直立式(upright)の双方向足踏み自転車(bicycle)、或いは直立式(upright)足踏み運動装置(pedaling exercise device)に応用され、人体の下肢に双方向足踏み運動を提供することにより、使用する筋肉群の拡大そして使用強度及び密度を変える。これにより、下記の利点がある。
1)局所の筋肉及び関節の過度使用による障害を減少させる。
2)あまり使われない筋肉群及び関節を使い訓練できる。
上記の利点は各種な使用する筋肉群の異なる人力双方向駆動に適用でき、特に騎乗直立式(upright)自転車(bicycle)又は直立式(upright)足踏み運動装置(pedaling exercise device)に応用され、双方向足踏み駆動の時に、その双方向足踏み運動に使われる人体の筋肉群の差異はより大きく、上記の利点及び効果がより著しい。
【0030】
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態による人力駆動装置が、発電機109を駆動する応用において、更に負荷ウイールセット103と発電機109とを一体構造にすることができる。図11に示すのは、本発明の第4実施形態による人力駆動装置が駆動する負荷ウィールセット103と発電機109とを一体構造に結合させた構造を示すブロック図である。その構成は人間の手か足の両者又はその一つにより、人力入力装置101に対し正回転又は逆回転の回転駆動をし、人力入力装置101の出力端により出力する回転運動エネルギーは直接又は伝動装置104を経て固定回転方向出力伝動装置102の入力端へおくり、固定回転方向出力伝動装置102の出力端により固定回転方向の出力をし、発電機109を駆動する。発電機109は、負荷ウイールセット103と共同構造に組合せられ、或いは発電機109が負荷ウイールセット103により直接発電機構造の一部を構成し、伝動装置104は、下記の一種又は一種以上の伝動装置により構成され、伝動装置は、1)固定速度レート又は可変速度レートの各種なギア式、ベルト式、摩擦式などの回転式伝動機能構造、或いは2)人力、機械力、流動力、遠心力、トルク、逆トルクにより操作する有段又は無段式変速装置、或いは3)入力端及び出力端の相対回転方向関係の切替を制御できる伝動装置、或いは4)人力、機械力、電磁力、流動力、遠心力、トルク、逆トルクなどにより操作するクラッチ装置または単一方向伝動クラッチ装置であって、クラッチ機能装置を伝動連結あるいは伝動遮断する。そして発電機109は更にニーズに応じて選択的に発電機関連制御装置110及び回路スイッチ又は保護装置111を設けられる。
【0031】
本発明の第4実施形態による人力駆動装置は特に直立式(upright)の双方向足踏み自転車(bicycle)、或いは直立式(upright)足踏み運動装置(pedaling exercise device)に応用され、人体の下肢に双方向足踏み運動を提供することにより、使用する筋肉群の拡大そして使用強度及び密度を変える。これにより、下記の利点がある。
1)局所の筋肉及び関節の過度使用による障害を減少させる。
2)あまり使われない筋肉群及び関節を使い訓練できる。
上記の利点は各種の使用する筋肉群の異なる人力双方向駆動に適用でき、特に騎乗直立式(upright)自転車(bicycle)又は直立式(upright)足踏み運動装置(pedaling exercise device)に応用され、双方向足踏み駆動の時に、その双方向足踏み運動に使われる人体の筋肉群の差異はより大きく、上記の利点及び効果がより著しい。
【0032】
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態による人力駆動装置は、人力駆動キャリアに応用され、ニーズに応じて負荷ウイールセット103が直接にまたは伝動装置200により駆動させた発電機109を配置できる。図12に示すのは本発明の第5実施形態による人力駆動装置の人力駆動キャリヤにおける負荷ウィールセット103に発電機109を配置させた構造を示すブロック図である。その構成は、人間の手か足の両者又はその一つにより人力入力装置101に対し正回転又は逆回転の回転駆動をし、人力入力装置101の出力端により出力する回転運動エネルギーは直接又は伝動装置104を経て固定回転方向出力伝動装置102の入力端へおくられ、固定回転方向出力伝動装置102の出力端により固定回転方向の出力をし、負荷ウイールセット103を駆動させ、負荷ウイールセット103により発電機109を駆動する。発電機は負荷ウイールセット103の駆動を受けるために設けられるものであり、伝動装置104は下記の一種又は一種以上の伝動装置により構成され、伝動装置は、1)固定速度レート又は可変速度レートの各種なギア式、ベルト式、摩擦式などの回転式伝動機能構造、或いは2)人力、機械力、流動力、遠心力、トルク、逆トルクにより操作する有段又は無段式変速装置、或いは3)入力端及び出力端の相対回転方向関係の切替を制御できる伝動装置、或いは4)人力、機械力、電磁力、流動力、遠心力、トルク、逆トルクなどにより操作するクラッチ装置または単一方向伝動クラッチ装置であって、クラッチ機能装置を伝動連結あるいは伝動遮断する。そして発電機109は更にニーズに応じて選択的に発電機109、関連制御装置110及び回路スイッチ又は保護装置111を設けられる。
【0033】
本発明の第5実施形態による人力駆動装置は、特に直立式の双方向足踏み自転車、或いは直立式足踏み運動装置に応用され、人体の下肢に双方向足踏み運動を提供することにより、使用する筋肉群の拡大そして使用強度及び密度を変える。これにより、下記の利点がある。
1)局所の筋肉及び関節の過度使用による障害を減少させる。
2)あまり使われない筋肉群及び関節を使い訓練できる。
上記の利点は各種な使用する筋肉群の異なる人力双方向駆動に適用でき、特に騎乗直立式自転車又は直立式足踏み運動装置に応用され、双方向足踏み駆動の時に、その双方向足踏み運動に使われる人体の筋肉群の差異はより大きく、上記の利点及び効果がより著しい。
本発明の実施形態による人力駆動装置は、人力双方向駆動キャリヤ、人力双方向駆動運動装置、人力双方向駆動の回転式機械機能装置、人力双方向駆動の発電機に用いられ、更に駆動する負荷の性質により、選択的に関連運転機能の表示装置或いは操作者の生理状態の検査装置、表示装置を設ける。
【符号の説明】
【0034】
101:人力入力装置、102:固定回転方向出力伝動装置、103:負荷ウィールセット、104、200:伝動装置、105:プラス制御可能な減衰装置、106:固定減衰負荷ウィールセット、107:制御可能な減衰負荷ウィールセット、108:回転式機械機能装置、109:発電機セット、110:発電機関連制御装置、111:回路スイッチ及び保護装置、112:プラス固定減衰装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12