【実施例】
【0078】
[実施例1−オフライン調整]
本実施例では、
図1に示されるものと一致し、GC230がそこに接続された重度に汚染されたMSシステム100を、オフライン調整プロセスに供した。調整ガスとして水素を選択した。通常、CI試薬ガスに利用される試料インターフェース112の入口を通じて、水素流を導入し、それによって、質量分析計104の電離箱136および四重極の中に導いた。添加される水素の流量は、0.1mL/分であった。イオン源の温度は350℃であり、四重極の温度は200℃であった。水素の流入は、16時間、150μAでのフィラメントの連続操作で行った。調整に先立って、MSシステム100を、アクティブであるが試料のない質量分析計104で行い、MSシステム100を汚染していると疑われる背景種を分析した。
図3Aは、結果として生じる質量スペクトルである。存在量として示されるイオン質量は、通常、非分析的または背景分子と関連付けられる。
図3Bは、調整後に生成された背景質量スペクトルである。
図3Aのスペクトルと同一規模で、背景種(例えば、m/z=45.1、78.1、134.9等)が排除されたと考えられる。
図3Cは、
図3Bと同一の質量スペクトルであるが、拡大規模である。
図3Cは、背景種の存在量の著しい減少を示す。
【0079】
[実施例2−オフライン調整]
図4Aは、
図1に示されるものと一致するMSシステム100を、任意の調整プロセスなしに実行することから生成された時間の関数(分)としての再構築全イオンクロマトグラム(RTICまたはTIC)である。
図4Aは、本明細書に開始される調整プロセスのない場合を示し、MSシステム100の連続使用は、数時間に渡って徐々に改善をもたらす。これも
図4Aに示されるように、システムは、追加の使用時間が背景の改善をほとんどもたらさない漸近状態に至る。
図4Bは、同一のMSシステム100の別のRTICであるが、240分後、MSシステム100は、調整剤として水素を使用し、2時間オフライン調整プロセスで処理した。次に、背景を再審査し、
図4Bに示されるように、投影されたRTIC値よりも50倍だけ低下したことがわかった。270分後の後次調整プロセスは、これも
図4Bに示されるように、わずかな改善をもたらした。
【0080】
[実施例3−オフライン調整]
図5A〜5Eは、それぞれ個別のイオン質量55−u(MSシステム100における炭化水素物質から)、105−u(芳香族成分から)、91−u(芳香族成分から)、215−u(より重い試料マトリクス関連成分から)、および207−u(システムに接続されたGC毛管カラムから)についての時間の関数としてのイオンクロマトグラムである。これらのクロマトグラムは、
図1に例示されるものと一致するMSシステム100を実行し、MSシステムを約250分および270分後に調整プロセスで処理することから生成された。
図5A〜5Eは、指定のMSシステム100における調整プロセスの監視および修正が妥当であり得るように、すべてのイオンが、調整プロセス下で同一の起源または動作を有するとは限らないことを示す。207−uイオンがカラムから絶えず更新されるとき、207−uについて最小の増幅が達成され、これは調整プロセスをより頻繁に実行して、この成分を除去すべきであることを示唆する。
【0081】
[実施例4−オフライン調整]
図6Aは、汚染されたMSシステム100において、オクタフルオロナフタレンの選択イオンモニタリング(SIM)取得のための再構築イオンクロマトグラムである。検体は、信号対雑音(S/N)比によって示されるように、4.216分付近でかろうじて「隆起」していることが認識できる。
図6Bは、
図6Aと同一のMSシステム100におけるオクタフルオロナフタレンのSIM取得についての再構築イオンクロマトグラムであるが、調整剤として水素を使用するオフライン調整プロセスで処理した後である。背景雑音は大幅に除去されて尾部のないクリアなピークを残し、S/Nの50倍の増加が示される。
図6Aおよび6Bは、調整プロセスの適用が、関心対象のイオン周囲の背景を低下させ、性能を向上または回復させることによって、検体の検出を強化することができる。
【0082】
[実施例5−オンライン調整]
本実施例は、質量分析計に進入するヘリウムに水素を添加する効果を試験するための、イソオクタン中の3つのn−アルカン炭化水素の試料の分析について説明する。
【0083】
図7は、特にオンライン調整のために構成され、本実施例で利用されるMSシステム700の実施例の概略図である。MSシステム700は、
図1に示されるMSシステム100と同一の構成要素を多く含むが、簡潔にするために、これらの構成要素の一部は、
図7に示されていない。
図1と
図7とに見られるように、同様の構成要素は、同一の参照番号で指定される。
図7に示されるMSシステム700は、質量分析計104と、そこに接続されたGC230とを含む。質量分析計104は、イオン源120を含む。GC230は、スプリット/スプリットレス入口304を備える試料導入デバイス238と、カラム246とを含む。MSシステム700は、調整ガスの第1の流れコントローラ308および関連付けられた調整ガスライン310と、補助ガスの第2の流れコントローラ314および関連付けられた補助ガスライン316と、第3の流れコントローラ320および関連付けられたガス出口ライン322とをさらに含む。本実施例で利用される流れコントローラ308、314、320は、プログラム可能なEPCであった。調整ガスライン310は、ユニオン等の任意の適切な配管構造(図示せず)によって、GCハウジング234の外側の地点で補助ガスライン316に接続される。ガス出口ライン322は、ユニオン等の任意の適切な配管構造(図示せず)によって、GCハウジング234の内側の地点で補助ガスライン316に接続される。カラム246の出口は、パージユニオン326に接続される。ガス輸送ライン330は、パージユニオン326とイオン源120とを相互接続する。ガス輸送ライン330は、カラム246の延長と見なされ得るか、あるいは別個のガスラインとして見なされてもよい。
【0084】
本実施例では、キャリアガスはヘリウムであり、調整ガスは水素であり、補助ガスはヘリウムであった。ヘリウムキャリアガスは、約12.5psiの圧力で、カラム246の入口に供給される。パージユニオン326は、カラム246から流れる試料/ヘリウム流への水素および補助ヘリウム流の添加を容易にする。第1の流れコントローラ308は、10.12psiで制限器334を通じて水素を供給し、その後の流量は0.067mL/分であった。第2の流れコントローラ314は、3.76psi、流量8.9mL/分でヘリウムを供給し、パージユニオン326内の圧力を調節する。第3の流れコントローラ320は、制限器(図示せず)を通って後方に配管され、第1および第2の流れコントローラ308、314からの混合ヘリウム/水素流の中に入り、8.362mL/分の一定流量で、ヘリウム/水素混合体(矢印338)の一部を排気する。第3の流れコントローラ320におけるヘリウム/水素混合体の圧力は、2.0psiであった。クロマトグラフの実行中、カラム246からのヘリウム流は、1.2mL/分の流量でパージユニオン326に流れ込み、カラム246に入るヘリウムキャリアガスの入口圧、および第1、第2の流れコントローラ308、314内の圧力をすべてプログラム化して、温度プログラム全体で、一定流量を上述のレベルで維持した。すべての流れコントローラ308、314、320をオンにして、ヘリウム/水素混合体を、0.6mL/分(He)および0.005mL/分(H
2)でパージユニオン326の中に流した。結果として生じるヘリウム/水素混合体は、1.805mL/分でイオン源120に進入する。第1の流れコントローラ308がオフの場合(すなわち、イオン源120に進入する流れの一部である0.005mL/分の水素がない場合)、次に1.8mL/分のヘリウムのみがイオン源120に進入する。したがって、
図7に示される構成によって、試料は、本実施例で用いられる調整プロセスを実装するか否かに関わらず(すなわち、水素流をオンオフする)、容易に実行することができる。
【0085】
質量分析計104に進入するヘリウムに水素を添加する効果を試験するために、イソオクタン中の3つのn−アルカン炭化水素、具体的にn−テトラデカン(n−C
14)、n−ペンタデカン(n−C
15)、およびn−ヘキサデカン(n−C
16)の試料に関する複数の分析を、それぞれ10ng/μLの濃度で、水素を添加する場合としない場合の両方で行った。活性問題があったとしてもほとんど呈しない、高濃度の比較的非極性の化合物であるため、この試料を選択した。
【0086】
以下の表1は、本実施例の器具パラメータを列挙する。
【0087】
(表1)−器具パラメータ
【表1】
【0088】
図8は、水素が添加されるときの本実施例の典型であるTICである。
【0089】
試料について、22回の一連の複製実行を、対照として水素を添加せずに行った。カラム246は、最高325℃にプログラム化され、比較的新しいカラムであるため、カラム流出による源汚染は、連続注入の応答を低下させることが予想された。この性能の低下は、実際に、以下の表2で提供される応答データに示されるように認められた。
【0090】
(表2)−水素を添加せずに試料を22連続実行した場合の原積分面積
【表2】
【0091】
図9は、第1の注入に対して正規化され、3つの化合物についてプロットされた、表2からのデータのプロットである。
図9は、すべての3つの化合物について、応答が15%低下したことを示す。
【0092】
一連の分析を反復したが、今回は上述のように、水素を0.005mL/分で添加した。応答データは、以下の表3に提供される。
図10は、第1の注入に対して正規化され、3つの化合物についてプロットされた、表3からのデータのプロットである。表3および
図10は、すべての3つの化合物について、応答がここで一定のままであることを示し、したがって、添加された水素が応答の低下を解消したことを示す。
【0093】
(表3)−水素を5μL/分で添加して試料を21回連続実行した場合の原積分面積
【表3】
【0094】
[実施例6−オンライン調整]
本実施例は、半揮発性汚染物質の試料の分析について説明する。これらの化合物のうちのいくつかは極性であり、活性問題を呈する。
【0095】
図11は、特にオンライン調整のために構成され、本実施例で利用されるMSシステム1100の別の実施例の概略図である。MSシステム1100は、
図1に示されるMSシステム100と同一の構成要素の多くを含むが、簡潔にするために、これらの構成要素のうちのいくつかは、
図11では示されていない。
図1および
図7と比較して、同様の構成要素は、
図11において同一の参照番号で指定される。
図11に示されるMSシステム1100は、調整ガスの第1の流れコントローラ308および関連付けられた調整ガスライン310と、補助ガスの第2の流れコントローラ314および関連付けられた補助ガスライン316とを含む。本実施例で利用される流れコントローラ308、314は、プログラム可能なEPCであった。調整ガスライン310は、ユニオン等の任意の適切な配管構造(図示せず)によって、GCハウジング234の外側の地点で補助ガスライン316に接続される。本実施例では、検体は、極めて低濃度の200pg/μLである。低レベルでの活性成分の一部のクロマトグラフ喪失が存在し得るため、MSシステム1100は、不活性化ポストカラム流れ分割器1104およびGCハウジング234の外側に位置するFID272を利用した。したがって、カラム246の出口は、パージ分割器1104に接続される。第1のガス出力ライン1108は、パージ分割器1104と、イオン源120とを相互接続する。第1のガス出力ライン1108は、カラム246の延長として、あるいは別個のガス輸送ラインとして見なされてもよい。第2のガス出力ライン278は、パージ分割器1104と、FID272とを相互接続する。流れ分割器1104は、質量分析計104とFID272との間にカラム流出を等しく提供する。FID応答は非常に安定し、時間で変更しない。したがって、FID272は、入口において可変する喪失度を有する化合物の場合であっても、質量分析計104における応答変化を追跡するための優れた参照となる。
【0096】
本実施例では、キャリアガスはヘリウムであり、調整ガスは水素であり、補助ガスはヘリウムであった。ヘリウムキャリアガスは、約25psiの圧力でカラム246の入口に供給され、0.95mL/分の一定流量でカラム246を通じて流された。第1の流れコントローラ308は、制限器334を通して水素を供給し、その後の流量は0.08mL/分であった。第2の流れコントローラ314は、2psigの一定圧力および3.05mL/分の流量で、ヘリウムを補充ガスとして流れ分割器1104に供給した。結果として、ヘリウムは、質量分析計104およびFID272に、それぞれ2mL/分で流された。流れ分割器1104から質量分析計104およびFID272までの制限器(図示せず)は、オーブン(加熱されたGCハウジング234)内にあり、流れ分割器1104は、第2の流れコントローラ314によって、一定圧力で維持されるため、質量分析計104およびFID272のそれぞれに対するヘリウムの流れは、初期オーブン温度の40℃で2mL/分から320℃で0.67mL/分まで低下した。しかしながら、質量分析計104に到達する水素の量は、0.04mL/分で一定のままであった。したがって、
図11に示される構成によって、試料は、本実施例で用いられる調整プロセスを実装するか否かに関わらず(すなわち、水素流をオンオフする)、容易に実行することができる。
【0097】
以下の表4は、本実施例の器具パラメータを列挙する。
【0098】
(表4)−器具パラメータ
【表4】
【0099】
図12は、水素を添加した本実施例から得られたMS SIM TICおよびFIDクロマトグラムである。試料の8つの化合物が列挙される。すべての化合物は、カラムの中に200pgで存在し、したがって質量分析計104およびFID272それぞれに対して100pgで存在した。
【0100】
試料について、22回の一連の複製実行を、対照として水素を添加せずに行った。質量分析計104によって測定された面積を、FID272によって測定された面積によって分割した。次に、第1の注入の比率に対して比率を正規化し、プロットした。応答における任意の低下の程度をより明白にするために、最初の5回の注入と最後の5回の注入のみから正規化された比率をプロットする。
図13は、このデータのプロットである。カラム246は、最高320℃にプログラム化され、比較的新しいカラムであったため、カラム流出による源汚染は、一連の注入比を低下させることが予想された。この性能の低下は、実際に
図13に示されるように認められた。最悪の場合(トリフルラリン)、MS信号の低下は60%であった。
【0101】
図14は、今回は質量分析計104およびFID272のそれぞれに対して、水素を40μL/分で添加したことを除いて、同一実験の結果を示す。
図14に見られるように、添加された水素は、応答の低下を解消する。
【0102】
[実施例7−オンライン調整]
本実施例は、水を含む溶媒の混合物の試料の分析について説明する。本実施例は、特に、大量の水を含有する試料の注入から生じるMS応答の低下に対する、本明細書で開示する調整プロセスの影響を決定することを意図した。例えば、この問題は、水性ヘッドスペース注入を用いる場合に認められる。
【0103】
図15は、特にオンライン調整のために構成され、本実施例で利用されるMSシステム1500の別の実施例の概略図である。MSシステム1500は、
図1に示されるMSシステム100と同一の構成要素の多くを含むが、簡潔にするために、それらの構成要素のうちのいくつかは、
図15に示されていない。
図1、7、および11と比較して、同様の構成要素は、
図15において同一の参照番号で指定される。
図15に示されるMSシステム1500は、調整ガスの第1の流れコントローラ308および関連付けられた調整ガスライン310と、補助ガスの第2の流れコントローラ314および関連付けられた補助ガスライン316とを含む。本実施例で利用される流れコントローラ308、314は、プログラム可能なEPCであった。MSシステム1500は、GCハウジング234内にパージ流れ分割器1104と、GCハウジング234の外側にFID272とをさらに含む。したがって、カラム246の出口は、パージ分割器1104に接続される。第1のガス出口ライン1108は、パージ分割器1104と、イオン源120とを相互接続する。第1のガス出口ライン1108は、カラム246の延長として、あるいは別個のガス輸送ラインとして見なされてもよい。調整ガスライン310は、調整ガスが第1のガス出口ライン1108と導管との間に画定された環状空間を通って流れるように、第1のガス出口ライン1108を同軸上に取り囲む、GC/MSインターフェース112の導管に接続される。調整ガスライン310は、通常、CI試薬ガスをイオン源120の中に導入するために利用される導管のポートに接続される。第2のガス出口ライン278は、パージ分割器1104と、FID272とを相互接続する。流れ分割器1104は、カラム放出を質量分析計104とFID272との間に等しく分割する。
【0104】
本実施例では、キャリアガスはヘリウムであり、調整ガスは水素であり、補助ガスはヘリウムであった。ヘリウムキャリアガスは、約14psiの圧力でカラム246の入口に供給され、1.0mL/分の一定流量でカラム246を通じて流された。第1の流れコントローラ308は、制限器334を通じて水素を供給し、その後の流量は0.07mL/分であった。第2の流れコントローラ314は、3.8psigの一定圧力および5mL/分の流量で、流れ分割器1104に供給した。結果として、ヘリウムは、質量分析計104およびFID272に、それぞれ3mL/分で流された(初期オーブン温度40℃)。流れ分割器1104から質量分析計104およびFID272までの制限器(図示せず)は、オーブン(加熱されたGCハウジング234)内にあり、流れ分割器1104は、第2の流れコントローラ314によって、一定圧力で維持されるため、質量分析計104およびFID272のそれぞれに対するヘリウムの流れは、初期オーブン温度の40℃で3mL/分から220℃で1.36mL/分まで低下した。しかしながら、質量分析計104に到達する水素の量は、0.07mL/分で一定のままであった。したがって、
図15に示される構成によって、試料は、本実施例で用いられる調整プロセスを実装するか否かに関わらず(すなわち、水素流をオンオフする)、容易に実行することができる。本実施例では、溶媒の混合物の注入溶媒は水であった。注入は、混合物1μLの20:1分割注入であり、各注入で50nL(50μg)の水をイオン源120の中に入れる。
【0105】
以下の表5は、本実施例の器具パラメータを列挙する。
【0106】
(表5)−器具パラメータ
【表5】
【0107】
図16は、水素を添加する本実施例から得られたMS SIM TICおよびFIDクロマトグラムである。試料の9つの溶媒化合物が列挙される。すべての化合物は、1ngでカラム246の中に存在し、したがって500pgで質量分析計およびFIDのそれぞれに存在した。
【0108】
試料について、9回の一連の複製実行を、水素を添加して行った後、対照として水素を添加せずに11回の試料の複製実行を行った。質量分析計104によって測定された面積は、FID272によって測定された面積によって分割された。次に、水素を添加して行われた第1の注入の比率に対して比率を正規化し、プロットした。
図17は、このデータのプロットである。
図17に示されるように、水素の非存在下では、MS応答信号は、ニトロベンゼンを除くすべての化合物について、40%〜75%の間に抑制された。比較として、水素の存在はMS性能を著しく改善した。したがって、
図17は、水が一緒に注入される試料について、性能の改善を示す。
【0109】
[実施例8−オンライン調整]
本実施例では、水素とヘリウムの相対量を逆転させ、試料をカラムに流すためのキャリアガスとして水素を利用した。キャリアガスとして水素を用いてGC/MSシステムを設定するとき、イオン源がオンになるとすぐに、多くのイオンの極めて高い背景が認められる。
図18は、典型的なGC/MSシステムにおいて水素のみをキャリアガスとして用いるときに認められる背景イオン質量の典型的なスペクトルを示す。高背景は、検体のTICにおいて見られるように(
図20)、不良なS/N比および不良なピーク形状に随伴する。この背景は、低下させるのに非常に長い時間がかかる。背景がピーク形状およびS/N性能が許容可能なレベルに低下する前に、数週間の操作を要する場合が多い。
【0110】
本実施例では、イオン源の上流地点で水素ガス流にヘリウムを添加することは、使用中のイオン源の洗浄を容易にした。ヘリウムの流れは、30回を超えるクロマトグラフ実行の間維持され、数週間ではなく1日で背景を大幅に改善することがわかった。イオン源中のヘリウムの存在は、調整剤としての水素の有効性を高め得る。いかなる特定の理論に制約されることなく、水素の存在下でのヘリウムの部分圧が、源の内側により高い全体圧を提供することが可能であり、「洗浄」または表面調整に関連する表面関連現象の機会を増加させる。これは、調整活動ならびに純粋な水素中に存在し得ない他の電荷交換または解離種の可能性を支援し得る、準安定ヘリウム等の種も生成されるためである。
【0111】
図19は、特にオンライン調整のために構成され、本実施例で利用されるMSシステム1900の別の実施例の概略図である。MSシステム1900は、
図1に示されるMSシステム100と同一の構成要素の多くを含むが、簡潔にするために、それらの構成要素のうちのいくつかは、
図19に示されていない。
図1、7、11、および15と比較して、同様の構成要素は、
図19において同一の参照番号で指定される。
図19に示されるMSシステム1900では、調整ガス源は、本実施例において、カラム246の入口と連通するキャリアガス源(図示せず)としても機能する。つまり、水素は、試料のキャリアガスとMSシステム1900の調整ガスの二重の役割を果たす。MSシステム1900は、さらに補助ガスの流れコントローラ314(本実施例ではヘリウム)と、関連付けられた補助ガスライン316とをさらに含む。本実施例で利用される流れコントローラ314は、プログラム可能なEPCであった。MSシステム1900は、カラム246の出口と補助ガスライン316が接続されるGCハウジング234内にパージユニオン326をさらに含む。ガス輸送ライン330は、パージユニオン326とイオン源120とを相互接続する。ガス輸送ライン330は、カラム246の延長として、あるいは別個のガスラインとして見なされてもよい。水素キャリアガスは、カラム246の入口に約14psiの圧力で供給し、1.11mL/分の一定流量でカラム246を通じて流した。パージユニオン326は、カラム246から流れる試料/水素流に対するヘリウム流の添加を容易にした。流れコントローラ314は、0.13mL/分の流量でヘリウムを供給した。クロマトグラフの実行中、水素/ヘリウム混合体を1.24mL/分でイオン源120の中に流した。
【0112】
以下の表6は、本実施例の器具パラメータを列挙する。
【0113】
(表6)−器具パラメータ
【表6】
【0114】
図20は、本実施例から得られた2つのTICを示す。上部トレースは、クロマトグラフの実行が開始された直後に取得した。下部トレースは、MSシステム1900が約24時間後に清潔になり、ヘリウムの流れがオンになった後に取得した。試料は、28化合物の毒性試験混合であり、
図20に列挙される。ヘリウムを水素キャリアガスに添加する結果として、S/N比およびピーク形状が改善することは、
図20から明らかに証明される。上記のとおり、この洗浄効果は、数週間ではなく数日で発生し得る。
【0115】
[典型的な実施形態]
本明細書で開示される主題により提供される典型的な実施形態としては、これらに限定されないが、以下が挙げられる。
【0116】
1.
試料インターフェースと、試料インターフェースと連通する電離箱とを備える、質量分析計と、
調整ガスを供給するために構成された調整ガスラインと、
試料インターフェースを通って電離箱の中に入る試料流路を確立するために構成された、分析モードで操作するための手段と、
調整ガスラインを通って質量分析計の中に入る調整ガス流路を確立するために構成された、調整モードで操作するための手段と、
を備える、質量分析計(MS)システム。
【0117】
2.試料ガス流路がGCハウジングから試料インターフェースの中に通っている、試料インターフェースと連通するガスクロマトグラフ(GC)ハウジングを備える、実施形態1に記載のMSシステム。
【0118】
3.調整ガスラインが、GCハウジング内の位置から試料インターフェースと連通する、実施形態2に記載のMSシステム。
【0119】
4.カラム入口とカラム出口とを備えるカラムを備え、カラム入口が調整ガスラインと連通し、カラム出口が試料インターフェースを介して電離箱と連通し、調整ガス流路がカラム入口の中に入ってカラムを通る、実施形態1に記載のMSシステム。
【0120】
5.カラムと連通するキャリアガス源を備え、調整モードで操作するための手段が、カラム入口へのキャリアガスと調整ガスのそれぞれの流れを調整するために構成され、カラム入口に流されるキャリアガスと調整ガスとの比は、0%〜100%未満の範囲である、実施形態4に記載のMSシステム。
【0121】
6.カラムが試料インターフェースを通って伸長し、試料インターフェースが、電離箱と連通する導管を備え、調整ガスラインが導管と連通し、調整ガス流路が導管を通る、実施形態4に記載のMSシステム。
【0122】
7.化学イオン化のための試薬ガスを供給し、導管と連通するように構成された補助ガスラインと、補助ガスラインと連通する流れ制御デバイスとを備え、
調整ガスラインが、流れ制御デバイスと通信し、
分析モードで操作するための手段が、流れ制御デバイスを操作するために構成され、補助ガスラインを通り、導管を通じて電離箱の中に入る試薬ガス流路を確立し、
調整モードで操作するための手段が、流れ制御デバイスを操作するために構成され、調整ガスラインから補助ガスラインを通り、導管を通じて電離箱の中に入る調整ガス流路を確立する、
実施形態6に記載のMSシステム。
【0123】
8.調整ガスラインが、カラムとは別に、質量分析計と直接連通する、実施形態4に記載のMSシステム。
【0124】
9.カラムと連通する流れ分割器と、流れ分割器と連通するガス出口ラインと、ガス出口ラインと連通するガス検出器と、電離箱と連通する質量分析器と、質量分析器と連通するイオン検出器とを備え、流れ分割器が、カラム内の試料/ガス流を電離箱の中に配向される第1の出力流と、ガス出口ラインを介してガス検出器の中に配向される第2の出力流とに分割するために構成され、調整モードで操作するための手段が、試料の分析によってイオン検出器から生成されたクロマトグラムまたは他の分析データと、同一の分析によってガス検出器から生成されたクロマトグラムまたは他の分析データとの比較に基づいて、MSシステムを調整モードで操作するべきか否かを決定するように構成される、実施形態4に記載のMSシステム。
【0125】
10.カラム入口とカラム出口とを備えるカラムを備え、カラム出口が、試料インターフェースを介して電離箱と連通し、調整ガスラインが、カラム入口とカラム出口との間のカラムの一部分と連通し、調整ガスラインが、カラム入口とカラム出口との間のカラムの一部分と連通し、調整ガス流路が、その部分の中に入り、カラムを通る、実施形態1に記載のMSシステム。
【0126】
11.調整ガスとは異なる補助ガスを供給するための調整ガスラインと連通する補助ガス源を備え、調整モードで操作するための手段が、補助ガスと調整ガスのそれぞれの流れを調節するために構成される、実施形態1に記載のMSシステム。
【0127】
12.調整モードで操作するための手段が、電離箱を−20〜800℃の範囲の温度で維持するために構成される、実施形態1に記載のMSシステム。
【0128】
13.調整モードで操作するための手段が、電離箱内の調整ガスを励起するように電離装置を操作するために構成される、実施形態12に記載のMSシステム。
【0129】
14.調整モードで操作するための手段が、試料インターフェースと連通するハウジングの温度、試料インターフェースと連通するカラムの温度、試料インターフェースの温度、電離箱の温度、電離箱と連通する質量分析器の温度、質量分析計の検出器の温度、およびそれらの2つ以上の組み合わせから成る群から選択される温度を制御するために構成される、実施形態1に記載のMSシステム。
【0130】
15.調整モードで操作するための手段が、手動ユーザ入力、電子プロセッサ、MSシステムのローカルメモリまたは電子プロセッサによってアクセス可能なリモートメモリ内に常駐する電子プロセッサによって実行可能な論理命令、またはそれらの2つ以上の組み合わせから成る群から選択されるデバイスを備える、実施形態1に記載のMSシステム。
【0131】
16.調整モードで操作するための手段が、MSシステムのパラメータを評価するために構成され、パラメータに基づいて、MSシステムを調整モードで操作すべきか否かを決定する。実施形態1に記載のMSシステム。
【0132】
17.パラメータは、パラメータを評価する前に、MSシステムの構成要素を分析モードで操作した回数、パラメータを評価する前に経過した時間量、既定の操作条件下でMSシステムによって生成されたクロマトグラムの質、質量スペクトル、または他の分析データ、既定の操作条件下でMSシステムによって生成されたクロマトグラムの信号対雑音比、質量スペクトル、または他の分析データ、調整モードで操作する間に取られた1つ以上の選択された質量対電荷比のイオン存在量の測定値、カラムの固定相担体から分離された固定相材料の存在、およびそれらの2つ以上の組み合わせから成る群から選択される、実施形態16に記載のMSシステム。
【0133】
18.分析モードで操作するための手段が、MSシステムを調整モードで操作すべきか否かの決定に基づいて、アクションを取るために構成され、アクションは、MSシステムの操作を調整モードに切り替えることと、MSシステムの操作を調整モードに切り替えるための時間を予定することと、MSシステムの操作を調整モードに切り替えるための事前に予定された時間を修正することと、MSシステムを調整モードで操作すべきであるというユーザが読める表示を生成することと、それらの2つ以上の組み合わせから成る群から選択される、実施形態16に記載のMSシステム。
【0134】
19.電離箱と連通する質量分析器と、質量分析器と連通するイオン検出器とを備え、調整モードで操作するための手段が、調整モードで操作しながら、イオン検出器から生成されたクロマトグラム、質量スペクトル、または他の分析データを監視するための手段を備える、実施形態1に記載のMSシステム。
【0135】
20.質量分析計(MS)システムを操作するための方法であって、
試料およびキャリアガスをMSシステムの電離箱の中に導入することによって、MSシステムを分析モードで操作することと、
試料の流れを止めることによって、MSシステムを分析モードで操作するのを中止することと、
キャリアガスとは異なる調整ガスを質量分析計の中に流すことによって、MSシステムを調整モードで操作して、MSシステムの質量分析計の1つ以上の構成要素を調整することと、を含む、方法。
【0136】
21.キャリアガスが、ヘリウム、窒素、およびアルゴンから成る群から選択される、実施形態20に記載の方法。
【0137】
22.調整ガスが、調整ガスと、調整ガスとは異なる補助ガスのブレンドを含有する源から流される、実施形態20または21に記載の方法。
【0138】
23.源中の調整ガスと補助ガスとの比率は、0容量%〜100容量%未満の範囲である、実施形態22に記載の方法。
【0139】
24.補助ガスは、キャリアガスと同一である、実施形態22に記載の方法。
【0140】
25.分析モードでの操作を中止することは、キャリアガスの流れを止めることを含む、実施形態20〜24に記載の方法。
【0141】
26.分析モードでの操作を中止することは、キャリアガスの流量を減少させることを含み、調整モードでの操作は、減少した流量でキャリアガスを流し続けることを含む、実施形態20〜24に記載の方法。
【0142】
27.調整ガスを質量分析計の中に流すことは、調整ガスをキャリアガスとともに、電離箱と連通するカラムのカラム入口の中に流すことと、カラムのカラム入口とカラム出口との間のカラムのセクションの中に調整ガスを流すことと、カラムが通って伸長するMSシステムの試料インターフェースの導管の中に調整ガスを流すことであって、導管およびカラムが電離箱と別個に連通することと、カラムから分離したガスラインを介して、調整ガスを質量分析計の中に直接流すことと、それらの2つ以上の組み合わせから成る群から選択されるステップを含む、実施形態20〜26に記載の方法。
【0143】
28.調整ガスがカラムを通って、電離箱の中に流され、カラム入口に流入するキャリアガスの比率が0%〜100%未満となるように、キャリアガスおよび調整ガスのそれぞれの流れを調節することを含む、実施形態20〜27に記載の方法。
【0144】
29.カラムが電離箱と連通し、調整ガスがカラムのカラム入口とカラム出口との間のカラムのセクションの中に入り、カラムを通って電離箱の中に流され、セクションへの調整ガスおよび補助ガスの流れを調節することを含む、実施形態20〜27に記載の方法。
【0145】
30.補助ガスは、キャリアガスと同一であり、実施形態29に記載の方法。
【0146】
31.MSシステムが、カラムが通って伸長する試料インターフェースを備え、インターフェースが、電離箱と連通する導管を備え、調整モードで操作することは、導管を通して電離箱の中に調整ガスを流すことを含み、分析モードで操作することは、導管を通して電離箱の中に試薬ガスを流し、化学イオン化を行うことを含み、分析モードでの操作を中止することは、調整ガスとは異なる試薬ガスの導管への流入を止めることを含む、実施形態20〜27のうちのいずれか1つに記載の方法。
【0147】
32.調整モードで操作することは、電離箱を−20〜800℃の範囲の温度で維持することを含む、実施形態20〜31のうちのいずれか1つに記載の方法。
【0148】
33.調整モードで操作することは、電離箱内の調整ガスを励起することを含む、実施形態32に記載の方法。
【0149】
34.調整モードで操作することは、カラムが配置されるハウジングの温度(カラムは電離箱と連通する)、カラムの温度、カラムが通って伸長する試料インターフェースの温度、電離箱の温度、質量分析器の温度、質量分析計の検出器の温度、およびそれらの2つ以上の組み合わせから成る群から選択される温度を制御することを含む、実施形態20〜33のうちのいずれか1つに記載の方法。
【0150】
35.MSシステムのパラメータを評価することと、パラメータに基づいて、MSシステムを調整モードで操作すべきか否かを決定することを含む、実施形態20〜34のうちのいずれか1つに記載の方法。
【0151】
36.パラメータは、パラメータを評価する前に、MSシステムの構成要素を分析モードで操作した回数、パラメータを評価する前に経過した時間量、既定の操作条件下でMSシステムによって生成されたクロマトグラムの質、質量スペクトル、または他の分析データ、既定の操作条件下でMSシステムによって生成されたクロマトグラムの信号対雑音比、質量スペクトル、または他の分析データ、調整モードで操作する間に取られた1つ以上の選択された質量対電荷比のイオン存在量の測定値、カラムの固定相担体から分離された固定相材料の存在、およびそれらの2つ以上の組み合わせから成る群から選択される、実施形態35に記載の方法。
【0152】
37.MSシステムを調整モードで操作すべきであることが決定される場合、MSシステムの操作を分析モードから調整モードに切り替えることと、MSシステムの操作を調整モードに切り替えるための時間を予定することと、MSシステムの操作を調整モードに切り替えるために事前に予定された時間を修正することと、MSシステムを調整モードで操作すべきであるというユーザが読める表示を生成することと、それらの2つ以上の組み合わせから成る群から選択されるステップを行う、実施形態36に記載の方法。
【0153】
38.試料およびキャリアガスの流れをカラムの固定相を通して流し、キャリアガスおよび試料の分離した構成要素の混合体を生成することと、電離箱の中に配向される第1の出力流と、電離箱と関連付けられたイオン検出器から分離したガス検出器に配向される第2の流れとに混合体を分割することと、イオン検出器およびガス検出器からそれぞれのクロマトグラムまたは他の分析データを生成することと、それぞれのクロマトグラムまたは他の分析データの比較に基づいて、MSシステムを調整モードで操作すべきか否かを決定することと、を含む、実施形態20〜37のうちのいずれか1つに記載の方法。
【0154】
39.調整モードで操作しながら、MSシステムによって生成されたクロマトグラム、質量スペクトル、または他の分析データを監視することを含む、実施形態20〜38のうちのいずれか1つに記載の方法。
【0155】
40.
試料インターフェースと、試料インターフェースと連通する電離箱とを備える、質量分析計と、
調整ガス源と連通するため、および質量分析計に向かって調整ガスを配向するために構成された調整ガスラインと、
質量分析計の中に入るキャリアガスおよび調整ガスのそれぞれの流れを調節するための手段と、
を備える、質量分析計(MS)システム。
【0156】
41.それぞれの流れを調節するための手段は、質量分析計に流入する調整ガスの比率が0%〜100%未満となるように調節するために構成される、実施形態40に記載のMSシステム。
【0157】
42.試料インターフェースと連通するガスクロマトグラフ(GC)ハウジングを備え、調整ガスラインは、GCハウジングの位置から試料インターフェースと連通する、実施形態40に記載のMSシステム。
【0158】
43.カラム入口とカラム出口とを備えるカラムを備え、カラム入口が調整ガスラインと連通し、カラム出口が試料インターフェースを介して電離箱と連通する、実施形態40に記載のMSシステム。
【0159】
44.カラムが試料インターフェースを通って伸長し、試料インターフェースは、電離箱と連通する導管を備え、調整ガスラインは、導管と連通する、実施形態43に記載のMSシステム。
【0160】
45.化学イオン化のために試薬ガスを供給するための導管と連通する補助ガスラインと、補助ガスラインと連通する流れ制御デバイスとを備え、調整ガスラインは、流れ制御デバイスと連通し、それぞれの流れを調節するための手段は、流れ制御デバイスを操作して、補助ガスラインを通る調整ガスおよび試薬ガスのそれぞれの流れを制御するために構成される、実施形態44に記載のMSシステム。
【0161】
46.調整ガスラインが、カラムとは別に質量分析計と直接連通する、実施形態43に記載のMSシステム。
【0162】
47.カラムと連通する流れ分割器と、流れ分割器と連通するガス出口ラインと、ガス出口ラインと連通するガス検出器と、電離箱と連通する質量分析器と、質量分析器と連通するイオン検出器とを備え、流れ分割器は、カラム内の試料/ガスの流れを、電離箱の中に配向される第1の出力流と、ガス出口ラインを介してガス検出器の中に配向される第2の出力流とに分割するために構成され、それぞれの流れを調節するための手段は、試料の分析においてイオン検出器から生成されたクロマトグラムまたは他の分析データと、同一の分析においてガス検出器から生成されたクロマトグラムまたは他の分析データとの比較に基づいて調節するために構成される、実施形態43に記載のMSシステム。
【0163】
48.カラム入口とカラム出口とを備えるカラムを備え、カラム出口が試料インターフェースを介して電離箱と連通し、調整ガスラインが、カラム入口とカラム出口との間のカラムのセクションと連通する、実施形態40に記載のMSシステム。
【0164】
49.調整ガスとは異なる補助ガスを供給するための調整ガスラインと連通する補助ガス源を備え、それぞれの流れを調節するための手段は、補助ガスおよび調整ガスのそれぞれの流れを調節するために構成され、調整ガスラインを通って流される補助ガスの比率は、0%〜100%未満の範囲である、実施形態48に記載のMSシステム。
【0165】
50.それぞれの流れを調節するための手段は、MSシステムのパラメータを評価するため、およびパラメータに基づいて、調整ガスの流れを調節するために構成される、実施形態40に記載のMSシステム。
【0166】
51.パラメータは、パラメータを評価する前に、MSシステムの構成要素を操作して試料分析を行った回数、パラメータを評価する前に経過した時間量、既定の操作条件下でMSシステムによって生成されたクロマトグラム、質量スペクトル、または他の分析データの質、既定の操作条件下でMSシステムによって生成されたクロマトグラム、質量スペクトル、または他の分析データの信号対雑音比、MSシステムを操作して試料を分析する間に取られた1つ以上の選択された質量対電荷比のイオン存在量の測定値、MSシステムのカラム内で固定相担体から分離された固定相材料の存在、カラムを通って流される試料マトリクスの組成、カラム内で担持される固定相の組成、カラムの内径、試料マトリクスの1つ以上の構成要素と調整ガスとの反応性、およびそれらの2つ以上の組み合わせから成る群から選択される、実施形態50に記載のMSシステム。
【0167】
52.温度プロファイルに従ってカラムの温度またはハウジング内の温度を変動させるために構成された加熱デバイスを備え、ハウジングは、試料インターフェースと連通し、それぞれの流れを調節するための手段は、温度が変動する間、調整ガスの流れを一定流量に維持するために構成される、実施形態40に記載のMSシステム。
【0168】
53.電離箱内で操作されるイオン化デバイスと、電離箱と連通する質量分析器と、質量分析器と連通するイオン検出器とを備え、それぞれの流れを調節するための手段は、イオン化デバイス、質量分析器、およびイオン検出器を操作することによって測定されるように、調整ガスイオンの存在量とキャリアガスイオンの存在量の所望の比に基づいて調節するために構成される、実施形態40に記載のMSシステム。
【0169】
54.それぞれの流れを調節するための手段は、調整ガスイオンの存在量とキャリアガスイオンの存在量との測定された比率を、所望の比と比較して、測定された比率と所望の比との間の比率差が望ましい範囲外であるか否かを決定し、電離箱への調整ガスの流れをキャリアガスに対して調整して、比率差を望ましい範囲内に維持するために構成される、実施形態53に記載のMSシステム。
【0170】
55.質量分析計(MS)システムを操作するための方法であって、
試料およびキャリアガスをMSシステムの電離箱の中に導入することと、
試料およびキャリアガスを導入しながら、キャリアガスとは異なる調整ガスを、MSシステムの質量分析計の中に流すことと、
電離箱内の試料の構成要素をイオン化することと、を含み、
質量分析計内の調整ガスが、試料の検体の質量スペクトル特性を実質的に変化させない、方法。
【0171】
56.キャリアガスが、ヘリウム、窒素、およびアルゴンから成る群から選択される、実施形態55に記載の方法。
【0172】
57.調整ガスが、調整ガスおよび調整ガスとは異なる補助ガスのブレンドを含有する源から流される、実施形態55または56に記載の方法。
【0173】
58.源内の補助ガスの比率が、0容量%〜100容量%未満の範囲である、実施形態57に記載の方法。
【0174】
59.補助ガスが、キャリアガスと同一である、実施形態57に記載の方法。
【0175】
60.電離箱の上流地点で、キャリアガスの流れを調整ガスの流れと混合することを含み、混合することは、調整ガスをキャリアガスとともにカラムのカラム入口の中に流すことと、カラムのカラム入口とカラム出口との間のカラムのセクションの中に調整ガスを流すことと、それらの両方の組み合わせから成る群から選択されるステップを含む、実施形態55〜59のうちのいずれか1つに記載の方法。
【0176】
61.質量分析計においてキャリアガスの流れを調整ガスの流れと混合することを含み、混合することは、カラムが通って伸長するMSシステムの試料インターフェースの導管の中に調整ガスを流すことであって、導管およびカラムは別個に電離箱と連通することと、カラムとは別のガスラインを介して、調整ガスを質量分析計の中に直接流すことと、それらの両方の組み合わせとから成る群から選択されるステップを含む、実施形態55〜59のうちのいずれか1つに記載の方法。
【0177】
62.調整ガスおよびキャリアガスは、カラムを通って電離箱の中に流れ、カラムを通って流れるキャリアガスと調整ガスとの比率が、0%〜100%未満の範囲であるように、カラム入口の中に入るキャリアガスおよび調整ガスのそれぞれの流れを調節することを含む、実施形態55〜59のうちのいずれか1つに記載の方法。
【0178】
63.調整ガスが、カラムのカラム入口とカラム出口との間のカラムのセクションに流入し、カラムを通って電離箱の中に流され、補助ガスを調整ガスとともにセクションの中に流し、セクションに流入する補助ガスの比率が、0%〜100%未満の範囲であるように、補助ガスの流れを調整ガスの流れに対して調節することを含む、実施形態55〜59のうちのいずれか1つに記載の方法。
【0179】
64.補助ガスがキャリアガスと同一である、実施形態63に記載の方法。
【0180】
65.MSシステムは、カラムが通って伸長する試料インターフェースを備え、試料インターフェースは、電離箱と連通する導管を備え、調整ガスは、導管を通って電離箱の中に流され、調整ガスとは異なる試薬ガスを、導管を通じて電離箱の中に流して、化学イオン化を行うことを含む、実施形態55〜59のうちのいずれか1つに記載の方法。
【0181】
66.電離箱に流入するキャリアガスの比率が、0容量%〜100容量%未満の範囲であるように、キャリアガスおよび調整ガスの流れを調節することを含む、実施形態55〜65のうちのいずれか1つに記載の方法。
【0182】
67.MSシステムのパラメータを評価することと、パラメータに基づいて、調整ガスの流れを調節することと、を含む、実施形態55〜66のうちのいずれか1つに記載の方法。
【0183】
68.パラメータは、パラメータを評価する前に、MSハウジングの構成要素を操作して試料分析を行った回数、パラメータを評価する前に経過した時間量、既定の操作条件下でMSシステムによって生成されたクロマトグラム、質量スペクトル、または他の分析データの質、既定の操作条件下でMSシステムによって生成されたクロマトグラム、質量スペクトル、または他の分析データの信号対雑音比、MSシステムを操作して試料を分析する間に取られた1つ以上の選択された質量対電荷比のイオン存在量の測定値、MSシステムのカラム内で固定相担体から分離された固定相材料の存在、カラムを通って流される試料マトリクスの組成、カラム内で担持される固定相の組成、カラムの内径、試料マトリクスの1つ以上の構成要素と調整ガスとの反応性、およびそれらの2つ以上の組み合わせから成る群から選択される、実施形態67に記載の方法。
【0184】
69.カラムの温度またはカラムが温度プロファイルに従って配置されるハウジング内の温度を変動させることと、温度を変動させながら、調整ガスを一定流量に維持することと、を含む、実施形態55〜68のうちのいずれか1つに記載の方法。
【0185】
70.MSシステムは、電離箱内で操作されるイオン化デバイスと、電離箱と連通する質量分析器と、質量分析器と連通するイオン検出器とを備え、イオン化デバイス、質量分析器、およびイオン検出器を操作することによって測定されるように、調整ガスイオンの存在量とキャリアガスイオンの存在量との所望の比率に基づいて、電離箱の中に入るキャリアガスに対して調整ガスの流れを調節することを含む、実施形態55〜69のうちのいずれか1つに記載の方法。
【0186】
71.調整ガスイオンの存在量とキャリアガスイオンの存在量の測定された比率を所望の比率と比較して、測定された比率と所望の比率との間の比率差が望ましい範囲外であるか否かを決定することと、電離箱の中に入るキャリアガスに対する調整ガスの流れを調整して、比率差を望ましい範囲内に維持することと、を含む、実施形態70に記載の方法。
【0187】
72.試料およびキャリアガスの流れをカラムの固定相を通じて流し、キャリアガスと試料の分離された構成要素との混合体を生成することと、混合体をイオン源の中に配向される第1の出力流と、イオン源と関連付けられたイオン検出器から分離されたガス検出器に配向される第2の流れとに分割することと、それぞれのクロマトグラムまたは他の分析データをイオン検出器およびガス検出器から生成することと、それぞれのクロマトグラムまたは他の分析データの比較に基づいて、電離箱の中に入るキャリアガスに対する調整ガスの流れを調節することと、を含む、実施形態55〜71のうちのいずれか1つに記載の方法。
【0188】
73.試料インターフェースと、試料インターフェースと連通する電離箱とを備える、質量分析計と、
試料インターフェースと連通し、水素、アルゴン、アンモニア、およびメタンから成る群から選択されるキャリアガスを供給するために構成されたキャリアガスラインと、
キャリアガスとは異なる補助ガスを、キャリアガスに添加するために構成された補助ガスラインと、
電離箱の中に入るキャリアガスおよび補助ガスのそれぞれの流れを調節するための手段と、
を備える、質量分析計(MS)システム。
【0189】
74.補助ガスが、ヘリウム、窒素、およびアルゴンから成る群から選択される、実施形態73に記載のMSシステム。
【0190】
75.キャリアガスラインが、キャリアガスとは異なる別のガスとブレンドされたキャリアガスを供給するために構成される、実施形態73に記載のMSシステム。
【0191】
76.ブレンド中の他のガスの比率が、0容量%〜100容量%未満の範囲である、実施形態75に記載のMSシステム。
【0192】
77.キャリアガスとブレンドされる他のガスが、補助ガスと同一である、実施形態75に記載のMSシステム。
【0193】
78.質量分析計(MS)システムを操作するための方法であって、
試料およびキャリアガスをMSシステムの電離箱の中に流すことであって、キャリアガスは、水素、アルゴン、アンモニア、およびメタンから成る群から選択されることと、
試料およびキャリアガスを流しながら、キャリアガスとは異なる補助ガスを電離箱の中に流すことと、
電離箱内の試料の構成要素をイオン化することと、
を含む、方法。
【0194】
79.補助ガスが、ヘリウム、窒素、およびアルゴンから成る群から選択される、実施形態78に記載の方法。
【0195】
80.キャリアガスが、キャリアガスと、キャリアガスとは異なる別のガスとのブレンドを含有する源から流される、実施形態78に記載の方法。
【0196】
81.それに伴うブレンド中の他のガスの比率が、0容量%〜100容量%未満の範囲である、実施形態80に記載の方法。
【0197】
82.キャリアガスとブレンドされる他のガスが、補助ガスと同一である、実施形態80に記載の方法。
【0198】
83.質量分析計(MS)システムを操作するための方法であって、
試料および水素を、カラムを通じてMSシステムの電離箱の中に流すことと、
試料および水素を流しながら、ヘリウム、窒素、およびアルゴンから成る群から選択される、補助ガスをMSシステムの質量分析計の中に流すことと、
試料の構成要素を電離箱内でイオン化することと、
を含む、方法。
【0199】
84.補助ガスがヘリウムである、実施形態83に記載の方法。
【0200】
85.水素が、水素および補助ガスのブレンドを含有する源から、補助ガスとともに流される、実施形態83に記載の方法。
【0201】
86.補助ガスを質量分析計の中に流すことは、補助ガスを水素とともにカラムのカラム入口の中に流すことと、補助ガスをカラムのカラム入口とカラム出口との間のカラムのセクションの中に流すことと、補助ガスをMSシステムの試料インターフェースの導管の中に流すことと(導管およびカラムは別個に電離箱と連通する)、カラムとは別のガスラインを介して、補助ガスを質量分析計の中に直接流すことと、それらのうちの2つ以上の組み合わせから成る群から選択されるステップを含む、実施形態83に記載の方法。
【0202】
87.補助ガス流の比率が、0容量%〜100容量%未満の範囲であるように、電離箱の中に入る水素の流れに対して質量分析計内の補助ガスの流れを調節することを含む、実施形態83に記載の方法。
【0203】
88.質量分析計を操作して、キャリアガスイオンの存在量と補助ガスイオンの存在量との比率を測定することと、測定された比率に基づいて、質量分析計の中に入る補助ガスの流れを調節することと、を含む、実施形態83に記載の方法。
【0204】
89.実施形態83に記載の方法を行うために構成された質量分析計(MS)システム。
【0205】
90.質量分析計(MS)システムを操作するための方法であって、質量分析計の中に試料を流すことなく、MSシステムの質量分析計の中に調整ガスを流すことを含む、方法。
【0206】
91.調整ガスを流しながら、質量分析計内の1つ以上の分子をイオン化することを含む、実施形態90に記載の方法。
【0207】
92.調整ガスが、電離箱の中に直接流される、前述の請求項のうちのいずれか1項に記載の方法。
【0208】
93.質量分析計(MS)システムを操作するための方法であって、試料およびキャリアガスをMSシステムの中に導入することを含み、キャリアガスが、ヘリウムおよび水素のブレンドである、方法。
【0209】
94.MSシステムが、プラズマイオン源を備えていない、前述の請求項のうちのいずれか1項に記載のMSシステムまたは方法。
【0210】
95.MSシステムが、イオン移動性スペクトロメータ(IMS)を備え、調整ガスがIMSの中に導入されない、前述の請求項のうちのいずれか1項に記載のMSシステムまたは方法。
【0211】
96.MSシステムがIMSを備えていない、請求項1〜94のうちのいずれか1項に記載のMSシステムまたは方法。
【0212】
97.前述の請求項のうちのいずれか1項に記載の方法を行うための指示を含む、コンピュータ可読媒体。
【0213】
98.実施形態97のコンピュータ可読媒体を備えるMSシステム。
【0214】
前述から、本明細書に記載の実施形態が、汚染された部品の除去、移動洗浄、および再インストール等の従来のMSサービスタスクを排除するか、またはその頻度を著しく低下させ、MSシステムの性能を回復または改善し得ることがわかる。本明細書に記載されるようなオフライン、オンライン、またはオフラインとオンライン調整プロセスの両方を適用することは、MSシステムの背景を急速に改善し得、そうでなければ非常に遅い排除速度を有する、水等の化学的に吸収される種に関して、従来の洗浄中に空気に曝露されると、MS構成要素上で吸収される溶媒または炭化水素等の種を含む。
【0215】
本明細書に記載のプロセス、サブプロセス、およびプロセスステップの1つ以上は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの2つ以上の組み合わせによって、1つ以上の電子またはデジタル制御デバイス上で行われてもよいことが理解されるであろう。ソフトウェアは、例えば、
図1に概略的に表されるシステムコントローラ168等の適切な処理構成要素またはシステムにおいて、ソフトウェアメモリ(図示せず)内に常駐し得る。ソフトウェアメモリは、論理関数を実装するための実行可能な命令の秩序一覧を含み得る(つまり、デジタル回路またはソースコード等のデジタル形態、またはアナログ電子、サウンド、またはビデオ信号等のアナログ形態で実装され得る「論理」)。命令は、例えば、1つ以上のマイクロプロセッサ、汎用プロセッサ、プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、または特定用途向け集積回路(ASIC)の組み合わせを含む、処理モジュール内で実行されてもよい。さらに、概略図は、関数のアーキテクチャまたは物理レイアウトによって制限されない物理的(ハードウェアおよび/またはソフトウェア)実装を有する、関数の論理的分割を説明する。本明細書に記載されるシステムの実施例は、多様な構成で実装されてもよく、単一のハードウェア/ソフトウェアユニット、または別個のハードウェア/ソフトウェアユニット内で、ハードウェア/ソフトウェア構成要素として動作する。
【0216】
実行可能な命令は、電子システムの処理モジュール(例えば、
図1のシステムコントローラ168)によって実行されるとき、命令を実行するように電子システムに指示する、そこに保存された命令を有するコンピュータプログラム製品として実装され得る。コンピュータプログラム製品は、任意の非一過性コンピュータ可読記憶媒体において、電子コンピュータベースのシステム、プロセッサ含有システム、または命令実行システム、装置、またはデバイスから命令を選択的にフェッチして、命令を実行し得る、他のシステム等の命令実行システム、装置、またはデバイスによる使用または併用するために選択的に具体化され得る。本開示の文脈では、コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによって使用または併用するためのプログラムを保存し得る、任意の非一過性手段である。非一過性コンピュータ可読記憶媒体は、選択的に、例えば、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、または半導体システム、装置、またはデバイスであり得る。非一過性コンピュータ可読媒体のより具体的な例の包括的でない一覧としては、1つ以上のワイヤ(電子)を有する電気接続、携帯用コンピュータディスク(磁気)、ランダムアクセスメモリ(電子)、読み取り専用メモリ(電子)、例えば、フラッシュメモリ(電子)等の消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(PROM)、例えば、CD−ROM、CD−R、CD−RW(光学)等のコンパクトディスクメモリ、およびデジタル多用途ディスクメモリ、すなわちDVD(光学)が挙げられる。プログラムは、例えば、紙または他の媒体の光学走査を介して電子的に捕捉された後、コンパイル、解釈され得るか、またはそうでなければ必要に応じて、適切な方法で処理され、次にコンピュータメモリまたは機械メモリ内に保存されるため、非一過性コンピュータ可読記憶媒体は、プログラムが印刷される紙または別の適切な媒体であってもよいことに留意されたい。
【0217】
本明細書で使用する「信号連通する」という用語はまた、2つ以上のシステム、デバイス、構成要素、モジュール、またはサブモジュールが、いくつかの種類の信号経路を超えて移動する信号を介して、お互いに通信できることを意味することが理解されるであろう。信号は、通信、電力、データ、またはエネルギー信号であってもよく、第1のシステム、デバイス、構成要素、モジュール、またはサブモジュールからの情報、電力、またはエネルギーを、第1および第2のシステム、デバイス、構成要素、モジュール、またはサブモジュール間の信号経路に沿って、第2のシステム、デバイス、構成要素、モジュール、またはサブモジュールに通信し得る。信号経路は、物理的、電気的、磁気的、電磁的、電気化学的、光学的、有線、または無線接続を含み得る。信号経路はまた、第1および第2のシステム、デバイス、構成要素、モジュール、またはサブモジュールの間に追加のシステム、デバイス、構成要素、モジュール、またはサブモジュールを含んでもよい。
【0218】
より一般的に、「連通する」および「〜と連通する」という用語は(例えば、第1の構成要素が第2の構成要素と「連通する」または「連通状態にある」)、本明細書において、2つ以上の構成要素またはヨウ素間の構造的、機能的、機械的、電気的、信号的、光学的、磁気的、電磁的、イオン的、または流体関係を示すように使用される。そのようにして、1つの構成要素が第2の構成要素と連通すると言われる事実は、追加の構成要素が、第1の構成要素と第2の構成要素との間に存在してもよく、および/または操作的に関連付けられるか、または係合され得る可能性を除外することを意図しない。
【0219】
本発明の様々な態様または詳細は、本発明の範囲から逸脱することなく変更されてもよいことが理解されるであろう。さらに、前述の説明は、単なる例示目的であり、請求項によって定義される本発明を限定するものではない。